生産ロボット システムコース生産ロボット システムコース 代 の 役...

3
生産ロボット システム 北陸職業能力開発大学校

Upload: others

Post on 22-Aug-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 生産ロボット システムコース生産ロボット システムコース 代 の 役 れ!北陸職業能力開発大学校 生産電子情報 システム 技術科 生産電気

生産ロボットシステムコース

ロボット時代の主役になれ!

ロボット時代の主役になれ!

北陸職業能力開発大学校

生産電子情報システム技術科

生産電気システム技術科

生産機械システム技術科

カリキュラムイメージ

■概 要

北陸職業能力開発大学校 富山県魚津市川縁1289-1TEL 0765-24-2205(学務課) FAX 0765-24-4770http://www3.jeed.or.jp/toyama/college/

応用課程の生産機械システム技術科、生産電気システム技術科、生産電子情報システム技術科の各科に生産ロボットシステムコース(以下ロボットコース)が設置されます。定員は各科5名※になります。※各科の定員はロボットコースの定員を含んだ人数になります。カリキュラムには、全科の学生が受講するロボット共通科目と、ロボットコースの学生のみが受講するロボットコース専攻科目があります。ロボットコースの学生はそれぞれの専門性(機械設計、電気配線、プログラミングなど)を活かし、産業用ロボットを活用したセル生産システムの構築を実習します。

■目 標①産業用ロボットの利活用、人とロボットの協働、産業用ロボットの保守・メンテナンス技術 ②システム構築、自動化システムの適用技術 ③組込みプログラム、IoT技術に対応したフィールドネットワーク技術等を強みとし、システムや製品の企画・開発から生産工程の改良・改善・運用・管理等に対応できる高度なテクニシャンエンジニアや将来のシステムインテグレータ(SIer)のエンジニアを育成します。

■就職先ロボット関連の技術に精通することで、従来の就職先に加え、ロボットを活用したシステム構築を行うさまざまな分野の製造現場(自動車・医療・食品等)で活躍できます。

※全員が受講 ※ロボットコースの学生が受講

ロボット共通科目

5名

5名

5名

ロボットコース専攻科目

北陸能開大 検索

ロボット課題実習

電子情報分野

機械分野 電気分野

エスアイアー

Page 2: 生産ロボット システムコース生産ロボット システムコース 代 の 役 れ!北陸職業能力開発大学校 生産電子情報 システム 技術科 生産電気

村田 本日はお忙しいところありがとうございます。早速

ですが、まず、国崎さんから、いまのロボット市場の動向を

お聞かせいただけますでしょうか。

国崎 私は長い間、ロボットの設計をやってまいりました。

世界のロボット納入実績と今後の見込みを示したグラフが

あります。これを見ると、2015年に約25万台、16年に

は約29万台、17年には33万台で、13年以降、年率18%の市

場が拡大しています。これほどの市場拡大はあまり例が

ない。この牽引役が中国です。

 

このような進展の背景には、生産年齢人口が急速に

減っていることがあります。とくにアジア圏が激しく、中

でも中国は桁違いです。こうした労働力の減少を補う

ためにロボットは欠かせないツールになっています。

 

世界各国、ロボットに注視していますが、日本では「ロ

ボット革命会議」が政府主導で行われ、いろんな施策が

進んでいますし、アジア圏でもロボット産業を育成する

動きが強くなっています。

村田 ありがとうございます。

 

それでは続きまして、企業でのロボット導入目的や現状

について、森さんにお話しいただければと思います。

森 当社はロボットを活用しながら、システムを構築し

生産設備を仕上げていくメーカーです。従来はライン集

約型という形で取り組んできましたが、現在のように小

ロット多品種の生産になると、自由に組み替えられる「セル

ライン」という形に変わってきています。ロボットを何台も

組み合わせた、言わば世界にひとつだけのラインの構成

ですね。最近は、労働環境の改善でもロボットは有効な

ものになっています。どんな条件でも間違いのない生産が

できるというロボット

活用が増えていますね。

 

ロボットを活用した

生産技術はかなり発

達しているので、処理や

加工の面でも非常に

やりやすい状況になっ

てきていると思います。

我々としては、いかにお

客様の意見を取り入

れて設備を設計する

かに比重を置いてい

ますので、ロボットを

いろいろ組み合わせて

実現しています。

村田 これからのロボット開発、導入方法はどうなるとお

考えでしょう。

国崎 ロボットは先進的でかっこいい、人を助けるなど、

とても夢がある。そうした産業装置だと思います。しかし、

ロボットだけでは何もできない。開発にあたっては、汎用

性のあるものとしてどう使っていくか、役に立つかという

ふうにインテグレートしていく必要があります。ロボット

の開発とシステムやアプリケーションの開発を両輪で進め

ていかないと有効な導入には結びつきません。それが

大きな課題ですね。

ロボットをひとつのツールとして、周辺をどうまとめて

いくか。求められる作業をどうこなしていくか。その点

を重視しなければならないと思います。ロボットは単独で

動くものではなく、各モジュールが必要になります。その

モジュールをどんな考えで作っていくかが重要です。その

発想を身につけて、設備システムを構築していくことが

大切になってくると思います。

村田  暁准教授[北陸職業能力開発大学校 生産機械システム技術科]

ロボットの需要動向と活用は、

いまどうなっているのか

国崎  晃氏

<出席者>

[株式会社不二越 ロボット事業部 フェロー]

森  敏彦氏[日研プラント株式会社 営業顧問]

ロボットが変えるものづくりの現場と技術者の未来について当校では、生産性や収益性の向上を目ざす生産現場においてロボットの導入が

進む時代の要請に対して、それに求められる人材育成のため、平成30年度から

「生産ロボットシステムコース」を開設することにしている。

今回、ロボットの開発に携わる方や、実際にロボットを導入しているユーザーの方々

からご意見をいただき、ロボットの動向やこれから求められる教育や人材像を探った。

座 談 会

コーディネーター

村田 当コースは、ロボットの運用、改善、管理などを含めた

生産現場におけるシステムインテグレーターの育成に重点を

おいています。そういった意味で、いまのお話にも合っている

気がします。最後に、当コースに期待することがあれば

お聞かせください。

国崎 ロボットのハードが革新することで、ユーザーのやり

たいこと、できることが広がっていく。つまり、ものづくりの

幅が広がっていき、市場も拡大する。単なるロボットにとどま

らず、それを駆使してあらゆる可能性を広げていくような

教育、人材づくりができればいいのではないでしょうか。

森 仕事をする人間にとって大切なのはクリエイティブ力

です。ましてエンジニアには欠かすことができません。クリ

エイティブの源は好奇心。いろんな機械を見たり触ったり

する感性を持っていてほしい。そのことが、スキルを身につけ

たり、技術を習得するうえで、近道になるのではないかと

私は思っています。

村田

大変貴重なご意見をいただきました。今後の教育に活

かしてまいりたいと思います。本日は誠にありがとうござ

いました。

これからのロボット開発、

導入の行方は

富山県は、豊かな水資源を活用した安価な電力と

豊富な工業用水による産業基盤の下、アルミや工作

機械、電子部品、及び金型等の産業分野を中心に

「技能を伴ったものづくり」として進化し続けてきた

日本有数のものづくり県です。

貴校におかれましては新コースの開設によって、

これまで以上に「原理原則」と「実践」をもって「富山

県のものづくりの更なる強化」に寄与いただける

人材が輩出されますことを期待しております。

会長

大谷

 渡

一般社団法人

富山県機電工業会

「生産ロボットシステムコース」に

対する期待は

Page 3: 生産ロボット システムコース生産ロボット システムコース 代 の 役 れ!北陸職業能力開発大学校 生産電子情報 システム 技術科 生産電気

生産ロボットシステムコース

ロボット時代の主役になれ!

ロボット時代の主役になれ!

北陸職業能力開発大学校

生産電子情報システム技術科

生産電気システム技術科

生産機械システム技術科

カリキュラムイメージ

■概 要

北陸職業能力開発大学校 富山県魚津市川縁1289-1TEL 0765-24-2205(学務課) FAX 0765-24-4770http://www3.jeed.or.jp/toyama/college/

応用課程の生産機械システム技術科、生産電気システム技術科、生産電子情報システム技術科の各科に生産ロボットシステムコース(以下ロボットコース)が設置されます。定員は各科5名※になります。※各科の定員はロボットコースの定員を含んだ人数になります。カリキュラムには、全科の学生が受講するロボット共通科目と、ロボットコースの学生のみが受講するロボットコース専攻科目があります。ロボットコースの学生はそれぞれの専門性(機械設計、電気配線、プログラミングなど)を活かし、産業用ロボットを活用したセル生産システムの構築を実習します。

■目 標①産業用ロボットの利活用、人とロボットの協働、産業用ロボットの保守・メンテナンス技術 ②システム構築、自動化システムの適用技術 ③組込みプログラム、IoT技術に対応したフィールドネットワーク技術等を強みとし、システムや製品の企画・開発から生産工程の改良・改善・運用・管理等に対応できる高度なテクニシャンエンジニアや将来のシステムインテグレータ(SIer)のエンジニアを育成します。

■就職先ロボット関連の技術に精通することで、従来の就職先に加え、ロボットを活用したシステム構築を行うさまざまな分野の製造現場(自動車・医療・食品等)で活躍できます。

※全員が受講 ※ロボットコースの学生が受講

ロボット共通科目

5名

5名

5名

ロボットコース専攻科目

北陸能開大 検索

ロボット課題実習

電子情報分野

機械分野 電気分野

エスアイアー