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埼玉県水道水質管理計画に基づく平成29年度精度管理の結果について 1 実施方法 「平成29年度精度管理実施計画」を策定し、これに基づき、トリクロロ酢酸及び濁 度を対象項目として実施した。 2 参加機関 41機関が本精度管理に参加した。項目別ではトリクロロ酢酸について34機関、濁度 について40機関であった。参加した検査機関を表1に示す。 表1 参加機関一覧 保健所等 (4機関) 埼玉県衛生研究所 川越市保健所衛生検査課 さいたま市健康科学研究センター 越谷市保健所衛生検査課 県企業局・ 水道事業体 (12機関) 埼玉県大久保浄水場 埼玉県行田浄水場 埼玉県吉見浄水場 埼玉県水質管理センター 坂戸、鶴ヶ島水道企業団 所沢市上下水道局 埼玉県庄和浄水場 埼玉県新三郷浄水場 さいたま市水道局 上尾市上下水道部 越谷・松伏水道企業団 狭山市上下水道部 登録機関 (25機関) アクアス(株) いであ(株) オーヤラックスクリーンサービス(株) (株)環境技研 環境保全(株) (一社)群馬県薬剤師会環境衛生試験センター (株)群馬分析センター (株)江東微生物研究所 (一社)埼玉県環境検査研究協会 芝浦セムテック(株) (株)新環境分析センター (株)総研 (株)総合環境分析 内藤環境管理(株) (株)那須環境技術センター (一財)日本食品分析センター 日本総合住生活(株) (株)日本分析 (株)ビー・エム・エル 平成理研(株) (株)保健科学東日本 前澤工業(株) (株)メイキョー (株)ユーベック ユーロフィン日本環境(株)

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Page 1: 埼玉県水道水質管理計画に基づく平成29年度精度管理の結果につい … › a0706 › suidou-keikaku › documents … · 統計解析は次の手順で行った。

埼玉県水道水質管理計画に基づく平成29年度精度管理の結果について

1 実施方法

「平成29年度精度管理実施計画」を策定し、これに基づき、トリクロロ酢酸及び濁

度を対象項目として実施した。

2 参加機関

41機関が本精度管理に参加した。項目別ではトリクロロ酢酸について34機関、濁度

について40機関であった。参加した検査機関を表1に示す。

表1 参加機関一覧

保健所等

(4機関)

埼玉県衛生研究所

川越市保健所衛生検査課

さいたま市健康科学研究センター

越谷市保健所衛生検査課

県企業局・

水道事業体

(12機関)

埼玉県大久保浄水場

埼玉県行田浄水場

埼玉県吉見浄水場

埼玉県水質管理センター

坂戸、鶴ヶ島水道企業団

所沢市上下水道局

埼玉県庄和浄水場

埼玉県新三郷浄水場

さいたま市水道局

上尾市上下水道部

越谷・松伏水道企業団

狭山市上下水道部

登録機関

(25機関)

アクアス(株)

いであ(株)

オーヤラックスクリーンサービス(株)

(株)環境技研

環境保全(株)

(一社)群馬県薬剤師会環境衛生試験センター

(株)群馬分析センター

(株)江東微生物研究所

(一社)埼玉県環境検査研究協会

芝浦セムテック(株)

(株)新環境分析センター

(株)総研

(株)総合環境分析

内藤環境管理(株)

(株)那須環境技術センター

(一財)日本食品分析センター

日本総合住生活(株)

(株)日本分析

(株)ビー・エム・エル

平成理研(株)

(株)保健科学東日本

前澤工業(株)

(株)メイキョー

(株)ユーベック

ユーロフィン日本環境(株)

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3 実施期日

(1)試料の配付 平成29年8月29日(火)

(2)報告書の提出期限 平成29年9月13日(水)

4 精度管理対象項目及び設定値

各検査機関に配付した試料の濃度設定は次のとおりである。

(1)トリクロロ酢酸

表2 トリクロロ酢酸設定値

項 目 名 設 定 値

トリクロロ酢酸 25 μg/L

(2)濁度

表3 濁度設定値

項 目 名 設 定 値

濁度 1.5 度

5 評価方法

評価は測定結果のみに基づいて、厚生労働省が実施している「水道水質検査の精度

管理に関する調査」を参考に行った。まず、報告書未提出の機関及び繰り返し測定回

数5回未満の機関については評価から除外した。

また、以下のいずれかに該当する機関については、検査精度が「良好でない」と判

断し、改善報告書の提出対象とした。

ア.トリクロロ酢酸については、繰り返し測定結果の変動係数が20%を超えた機関。

濁度については、繰り返し測定結果の変動係数が10%を超えた機関。

イ.アの機関を除き、Grubbs検定を行った結果、検定統計量が5%棄却限界を超えた

機関。

ウ.ア~イの機関を除いた機関を対象に、機関ごとのZスコア及び中央値からの誤差

と誤差率を算出したとき、

トリクロロ酢酸:Zスコアの絶対値が3以上かつ中央値からの誤差率が±20%を超

えた機関

濁度 :中央値からの誤差が±0.1度もしくは誤差率が±10%のどちらか

大きい値を超えた機関

なお、濁度に関してはZスコアによる検査精度の判定は行わないが、3以上(算出

できた場合)であった場合、結果を通知する際にその旨を補足で記載することとした。

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6 統計解析結果及び評価

統計解析は次の手順で行った。

・報告された分析結果について、機関ごとの基本統計量(平均、標準偏差等)を算出

した。(表4、5)

・濃度とZスコアについて度数分布を作成した。(図1~4)

・機関間の基本統計量(平均、標準偏差等)を算出した。(表6、7)

これらの解析結果及び「5 評価方法」に基づいて行った評価について、項目別に

概要をまとめた。

(1)トリクロロ酢酸

・報告書提出状況

報告書未提出の機関はなかった。

・繰り返し測定回数

繰り返し測定回数5回未満の機関はなかった。

・機関内変動係数

機関内の変動係数の最大値は4.50%であり、20%を超えた機関はなかった。

・機関間変動係数

機関間変動係数は5.98%であった。

・Grubbs検定

各機関の平均値(範囲21.40~27.79μg/L)について、Grubbs検定を行った

ところ、棄却された機関はなかった。

・Zスコアおよび中央値からの誤差率に基づく判定

全機関における中央値は25.14μg/Lであった。また、Zスコアの絶対値3未

満に該当する濃度範囲は22.17~28.11μg/Lであり、中央値からの誤差率が±

20%に該当する濃度範囲は20.11~30.17μg/Lであった。

2機関のZスコアがこの範囲を超えていたが、中央値からの誤差率は±20%

以内であっため34機関すべてが「検査精度が良好である。」と判断された。

・改善報告対象機関

改善報告の対象となる機関はなかった。

(2)濁度

・報告書提出状況

報告書未提出の機関はなかった。

・繰り返し測定回数

繰り返し測定回数5回未満の機関はなかった。

・機関内変動係数

Page 4: 埼玉県水道水質管理計画に基づく平成29年度精度管理の結果につい … › a0706 › suidou-keikaku › documents … · 統計解析は次の手順で行った。

機関内の変動係数の最大値は4.35%であり、10%を超えた機関はなかった。

・機関間変動係数

機関間変動係数は4.34%であった。

・Grubbs検定

各機関の平均値(範囲1.26~1.60 度)について、Grubbs検定を行ったとこ

ろ、棄却された機関はなかった。

・中央値からの誤差もしくは誤差率に基づく判定

全機関における中央値は1.40度であった。そのため、中央値からの誤差率が

±10%を超えない濃度範囲を採用し、当該範囲は1.26~1.54度であった。1機関

の平均値がこの範囲を超えていたため検査精度が「良好でない」と判断された。

・改善報告対象機関

中央値からの誤差率が±10%を超えた1機関については改善報告対象機関と

なった。

・改善報告対象機関となった原因及び改善結果

外れ原因について、対象機関から次のような報告があり、原因を特定するこ

とは困難であった。

① 標準原液は未開封のもの(新品)を使用

② 標準原液を分取する際、よく振り混ぜ、濃度が均一になるように調製

③ 器具は測量精度に影響が出にくいホールピペットとメスフラスコを使

上記の条件で検査を実施しており、器具等による検査誤差は生じにくい状

況であった。

また、精度管理試料の残液を用いて、再度測定を行ったところ、設定濃度

と同程度の結果が得られた。

原因を特定することはできなかったが、再度測定で検査精度に問題の無い

結果が得られたことと、内部・自己精度管理の実施や検査担当者の研修への

参加等を行うことによる検査精度の維持向上を図る旨の回答があったため、

適切な措置が行われ、検査精度が改善されたと判断した。

7 分析条件等

(1)トリクロロ酢酸

トリクロロ酢酸の測定条件について表8、9、10に示した。

・試験開始時刻

参加34機関中、33機関が告示法で規定されている72時間以内に分析を開始し

ていたが、1機関がこの時間を超過していた。

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・分析方法

参加34機関中、22機関が溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―質量分

析計による一斉分析法を採用しており、12機関が液体クロマトグラフ―質量分

析計による一斉分析法を採用していた。

・標準原液の調製

全機関が市販の標準原液を使用していた。また、値付け証明書付きの標準原

液を使用していたのは17機関であった。

・分析条件

ア 溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―質量分析計による一斉分析法

(ア)溶媒抽出

全機関が告示法のとおりpHを0.5以下に調整し、塩化ナトリウムを加えて、

tert-ブチル-メチルエーテルにて溶媒抽出を行っていた。

(イ)誘導体化

全機関が告示法のとおり誘導体化にジアゾメタンを用いており、添加後の

静置時間、加熱処理温度及び時間についても告示法のとおり行っていた。

(ウ)強度の評価法

全機関がピーク面積で評価していた。

イ 液体クロマトグラフ―質量分析計による一斉分析法

(ア)クリーンアップ用固相カラム

クリーンアップ用固相カラムを使用した機関はなかった。

(イ)分離カラム

全機関がオクタデシルシリル基を導入したシリカゲルを充填したカラム

を使用していた。

(ウ)イオン化法

全機関が告示法のとおりエレクトロスプレーイオン化法(ESI法)を用

いていた。

(エ)強度の評価法

全機関がピーク面積で評価していた。

・検量線

ア 点数

全機関が告示法のとおり4点以上採っていた。

イ 近似式

全機関が直線近似を採用していた。

ウ 寄与率(r2)

全機関の検量線の寄与率(r2)は0.9962~1であった。

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(2)濁度

濁度の測定条件について表11、12、13に示した。

・試験開始時刻

参加40機関中、27機関が告示法で規定されている12時間以内に分析を開始し

ていたが、13機関がこの時間を超過していた。

・標準原液の調製

全機関が市販の標準原液を使用していた。

・分析条件等

ア 試料の希釈

参加40機関中、1機関が試料を希釈して測定を行っていた。

イ 分析条件

参加40機関中、39機関が積分球式光電度法、1機関が透過光測定法で測定

を行っていた。

ウ 濁度計条件

参加40機関中、吸収セルの形状は、固定セルが20機関、フローセルが20機

関であった。また、吸収セルの材質は、ガラスセルが33機関、石英セルが7

機関であった。

エ ゼロ校正に用いた水

全機関が精製水を用いていた。

・検量線

ア 点数

参加40機関中、36機関が告示法どおり4点以上採っていた。

イ 近似式

参加40機関中、37機関が直線近似、3機関が折れ線を採用していた。

ウ 寄与率(r2)

全機関の検量線の寄与率(r2)は0.9941~1であった。

8 まとめ

(1)トリクロロ酢酸

参加34機関のうち、良好と判断された機関は34機関であり、Grubbs検定(有意水

準5%)で棄却された機関、Zスコアの絶対値が3以上かつ中央値から±20%を超えた

機関はなかった。

(2)濁度

参加40機関のうち、良好と判断された機関は39機関であり、Grubbs検定(有意水

準5%)で棄却された機関はなく、中央値からの誤差率が±10%を超えた機関は1機関

であった。

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濁度で1機関について検査結果が良好でないと判断された機関があった。当該機関

に対しては埼玉県水道水質管理計画精度管理部会から改善措置の実施と報告を求め

た。また、その報告内容と再検査結果を精査し、適切な措置が行われたことを確認し

た。

埼玉県水道水質管理計画に基づく平成29年度精度管理では、水質管理計画精度管理

部会により検査結果が良好でないと判断された1機関に対してフォローアップを実施

することにより、最終的にトリクロロ酢酸について参加34機関、濁度について参加40

機関全てから良好な精度管理結果を得ることができた。本精度管理の目的である県内

水質検査機関(公的検査機関、水道法20条の登録を受けた水質検査機関等)の分析精

度の向上が達せられたと言える。

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図1 トリクロロ酢酸の濃度分布 図2 濁度の分布

図3 Zスコアの度数分布(トリクロロ酢酸) 図4 Zスコアの度数分布(濁度)

0

5

10

15

20

機関

数(

機関

濁度(度)

濃度分布(濁度)

n=40

0

5

10機

関数

(機

関)

濃度(µg/L)

濃度分布(トリクロロ酢酸)

n=34

0

5

10

機関数(機

関)

Z-score

Zスコア(トリクロロ酢酸)

n=34

0

5

10

15

20

機関数(機

関)

Z-score

Zスコア(濁度)

n=40

8

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1回目 2回目 3回目 4回目 5回目

1 25.32 25.64 25.33 26.38 25.80 25.69 26.38 25.32 0.55 2.20 0.435 1.69 0.56

2 26.19 25.70 25.27 25.96 26.02 25.83 26.19 25.27 0.69 2.73 0.358 1.39 0.69

3 24.44 24.86 24.42 23.80 25.27 24.56 25.27 23.80 -0.58 -2.32 0.549 2.24 -0.59

4

5

6 25.16 26.10 25.50 26.40 25.65 25.76 26.40 25.16 0.62 2.47 0.491 1.91 0.63

7 25.23 25.26 25.13 25.25 25.37 25.25 25.37 25.13 0.11 0.43 0.086 0.34 0.11

8 26.71 26.96 27.47 27.50 27.02 27.13 27.50 26.71 1.99 7.92 0.343 1.26 2.01

9

10

11 24.47 25.25 24.56 24.95 25.23 24.89 25.25 24.47 -0.25 -0.99 0.365 1.47 -0.25

12 25.63 23.97 25.10 24.32 24.72 24.75 25.63 23.97 -0.39 -1.56 0.650 2.63 -0.40

13

14

15 27.50 26.93 26.93 26.64 26.85 26.97 27.50 26.64 1.83 7.27 0.319 1.18 1.85

16

17 24.33 23.36 24.41 23.17 24.20 23.89 24.41 23.17 -1.25 -4.96 0.583 2.44 -1.26

18 21.42 21.50 21.46 21.40 21.20 21.40 21.50 21.20 -3.75 -14.90 0.116 0.54 -3.78

19 25.35 24.82 24.87 25.87 25.78 25.34 25.87 24.82 0.20 0.78 0.491 1.94 0.20

20 27.88 27.13 28.96 27.97 27.00 27.79 28.96 27.00 2.65 10.53 0.786 2.83 2.67

21 26.72 26.38 26.24 25.87 25.58 26.16 26.72 25.58 1.02 4.05 0.444 1.70 1.03

22 24.66 24.68 25.12 24.63 24.53 24.72 25.12 24.53 -0.42 -1.66 0.229 0.93 -0.42

23 22.69 23.39 22.26 22.34 22.42 22.62 23.39 22.26 -2.52 -10.03 0.460 2.03 -2.54

24 22.97 23.10 24.00 23.22 21.92 23.04 24.00 21.92 -2.10 -8.35 0.744 3.23 -2.12

25 24.39 24.64 24.26 24.84 24.20 24.47 24.84 24.20 -0.67 -2.68 0.269 1.10 -0.68

26 22.85 22.72 22.91 22.95 22.83 22.85 22.95 22.72 -2.29 -9.10 0.088 0.38 -2.31

27 25.26 25.02 25.62 25.42 25.36 25.34 25.62 25.02 0.20 0.78 0.220 0.87 0.20

28 24.85 25.66 26.63 23.58 25.65 25.27 26.63 23.58 0.13 0.53 1.138 4.50 0.13

29 24.49 25.05 25.34 25.14 24.89 24.98 25.34 24.49 -0.16 -0.63 0.319 1.28 -0.16

30 24.49 25.15 25.88 25.99 25.05 25.31 25.99 24.49 0.17 0.68 0.623 2.46 0.17

31 24.25 25.18 24.66 24.77 25.52 24.88 25.52 24.25 -0.27 -1.05 0.489 1.97 -0.27

32 26.80 26.70 25.65 26.80 26.40 26.47 26.80 25.65 1.33 5.29 0.487 1.84 1.34

33 25.39 25.19 24.75 24.80 24.63 24.95 25.39 24.63 -0.19 -0.75 0.323 1.29 -0.19

34 27.19 27.01 27.11 27.17 27.09 27.11 27.19 27.01 1.97 7.85 0.071 0.26 1.99

35 25.28 25.46 25.22 24.80 24.41 25.03 25.46 24.41 -0.11 -0.43 0.424 1.70 -0.11

36 26.13 25.80 25.92 25.95 26.06 25.97 26.13 25.80 0.83 3.31 0.128 0.49 0.84

37 25.28 25.30 24.69 23.71 25.51 24.90 25.51 23.71 -0.24 -0.97 0.731 2.94 -0.25

38 26.66 27.56 27.37 27.64 28.87 27.62 28.87 26.66 2.48 9.86 0.799 2.89 2.50

39 21.99 21.90 22.11 22.38 21.79 22.03 22.38 21.79 -3.11 -12.36 0.226 1.03 -3.14

40 22.62 23.86 24.00 25.06 24.89 24.09 25.06 22.62 -1.06 -4.20 0.975 4.05 -1.06

41 26.39 26.40 26.38 26.36 26.47 26.40 26.47 26.36 1.26 5.01 0.042 0.16 1.27

・平均値、最小値、最大値、標準偏差、変動係数は機関内のもの。・誤差=平均値-中央値・誤差率(%)=誤差÷中央値×100・標準偏差=不偏分散の平方根・変動係数=標準偏差÷平均値×100・Zスコア=(x-X)÷s検定採択機関のみ対象。検定棄却機関は棄却と表示。

Zスコア

表4 機関別統計分析結果(トリクロロ酢酸)

機関No.

分析結果(µg/L) 平均値(µg/L)

最大値(µg/L)

最小値(µg/L)

誤差誤差率(%)

標準偏差

変動係数(%)

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1回目 2回目 3回目 4回目 5回目

1 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

2 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

3 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

5 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

6 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

7 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

8 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

9 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

10 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

11 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

12 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

13 1.4 1.5 1.5 1.4 1.5 1.46 1.5 1.4 0.06 4.29 0.055 3.75 0.81

14 1.4 1.5 1.4 1.4 1.4 1.42 1.5 1.4 0.02 1.43 0.045 3.15 0.27

15 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

16 1.4 1.5 1.4 1.4 1.5 1.44 1.5 1.4 0.04 2.86 0.055 3.80 0.54

17 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

18 1.5 1.4 1.5 1.5 1.4 1.46 1.5 1.4 0.06 4.29 0.055 3.75 0.81

19 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

20 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

21 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

22 1.3 1.3 1.3 1.3 1.3 1.30 1.3 1.3 -0.10 -7.14 0.000 0.00 -1.35

23 1.2 1.2 1.3 1.3 1.3 1.26 1.3 1.2 -0.14 -10.00 0.055 4.35 -1.89

24 1.4 1.4 1.4 1.5 1.5 1.44 1.5 1.4 0.04 2.86 0.055 3.80 0.54

25 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

26 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

27

28 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

29 1.3 1.4 1.3 1.4 1.3 1.34 1.4 1.3 -0.06 -4.29 0.055 4.09 -0.81

30 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

31 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

32 1.4 1.4 1.4 1.5 1.5 1.44 1.5 1.4 0.04 2.86 0.055 3.80 0.54

33 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

34 1.6 1.6 1.6 1.6 1.6 1.60 1.6 1.6 0.20 14.29 0.000 0.00 2.70

35 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

36 1.4 1.4 1.4 1.5 1.5 1.44 1.5 1.4 0.04 2.86 0.055 3.80 0.54

37 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

38 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

39 1.5 1.5 1.5 1.5 1.5 1.50 1.5 1.5 0.10 7.14 0.000 0.00 1.35

40 1.4 1.4 1.4 1.4 1.4 1.40 1.4 1.4 0.00 0.00 0.000 0.00 0.00

41 1.4 1.4 1.5 1.4 1.5 1.44 1.5 1.4 0.04 2.86 0.055 3.80 0.54

・平均値、最小値、最大値、標準偏差、変動係数は機関内のもの。・誤差=平均値-中央値・誤差率(%)=誤差÷中央値×100・標準偏差=不偏分散の平方根・変動係数=標準偏差÷平均値×100・Zスコア=(x-X)÷s検定採択機関のみ対象。検定棄却機関は棄却と表示。

Zスコア

表5 機関別統計分析結果(濁度)

機関No.

分析結果(度) 平均値(度)

最大値(度)

最小値(度)

誤差誤差率(%)

標準偏差

変動係数(%)

10

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34

0

27.79

(27.79)

21.40

(21.40)

25.10

(25.10)

1.502

(1.502)

5.98

(5.98)

25.14

20.11~30.17

22.17~28.11

20.11~30.17

・( )内は棄却前の数値

・最大値、最小値、平均値、標準偏差、変動係数は機関間のもの。

40

0

1.60

(1.60)

1.26

(1.26)

1.43

(1.43)

0.062

(0.062)

4.34

(4.34)

1.40

1.26~1.54

1.18~1.62

1.26~1.54

・( )内は棄却前の数値

・最大値、最小値、平均値、標準偏差、変動係数は機関間のもの。

中央値(µg/L)

中央値±20%(µg/L)

Zスコア-3~+3該当範囲(µg/L)

改善報告対象外範囲(µg/L)

表6 トリクロロ酢酸機関間統計分析結果

参加機関数

棄却機関数

最大値(µg/L)

最小値(µg/L)

平均値(µg/L)

標準偏差

変動係数(%)

表7 濁度機関間統計分析結果

参加機関数

棄却機関数

最大値(度)

最小値(度)

Zスコア-3~+3該当範囲(度)

改善報告対象外範囲(度)

平均値(度)

標準偏差

変動係数(%)

中央値(度)

中央値±10%(度)

11

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年 月

1 8月29日 ~ 8月29日 0 5 0

2 8月30日 ~ 8月30日 0 3 20

3 8月30日 ~ 8月30日 0 5 70

4

5

6 9月4日 ~ 9月4日 3 5 30

7 9月1日 ~ 9月1日 1 5 150

8 8月29日 ~ 8月30日 0 0 0

9

10

11 8月29日 ~ 8月29日 0 5 80

12 8月29日 ~ 8月30日 2 9 48

13

14

15 8月30日 ~ 8月30日 5 6 70

16

17 8月29日 ~ 8月31日 1 5 850

18 8月31日 ~ 9月7日 10 5 500

19 8月29日 ~ 8月31日 4 0 2059

20 8月29日 ~ 8月31日 5 0 4703

21 8月30日 ~ 8月31日 5 0 1100

22 8月30日 ~ 8月31日 7 0 203

23 8月31日 ~ 9月1日 1 3 170

24 9月1日 ~ 9月2日 1 9 156

25 8月29日 ~ 8月30日 8 6 89

26 8月29日 ~ 8月30日 2 5 10

27 8月30日 ~ 8月31日 3 0 48

28 8月30日 ~ 8月31日 4 1 50

29 8月30日 ~ 8月31日 2 4 0

30 9月1日 ~ 9月6日 1 4 426

31 8月30日 ~ 8月31日 12 7 135

32 8月30日 ~ 8月31日 12 4 283

33 8月30日 ~ 8月31日 0 8 102

34 8月31日 ~ 9月1日 11 11 25

35 8月30日 ~ 8月30日 0 9 1300

36 8月31日 ~ 9月1日 2 5 42

37 8月31日 ~ 8月31日 2 6 100

38 8月31日 ~ 9月1日 2 0 50

39 8月29日 ~ 8月29日 1 1 1587

40 8月30日 ~ 8月30日 1 0 400

41 9月1日 ~ 9月7日 0 2 826

表8 トリクロロ酢酸測定条件(分析期間・分析者情報)

機関NO.

分析期間

分析者情報

経験年数 今年度分析検体数

12

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1 2 3 4 5 6 7 8

1 直線 2 3 5 10 20 30 0.9998

2 直線 2 3 5 10 20 30 0.9999

3 直線 2 3 5 10 20 30 40 0.9998

4

5

6 直線 2 5 15 30 0.9999

7 直線 2 3 5 10 20 0.9976

8 直線 2 3 5 10 15 20 25 30 0.9993

9

10

11 直線 2 4 10 20 30 0.9999

12 直線 0 2 3 5 10 20 0.9969

13

14

15 直線 2 5 10 20 30 0.9987

16

17 直線 8 20 32 40 0.9996

18 直線 0 2 5 10 20 50 0.9991

19 直線 3 4 20 40 1.0000

20 直線 2 5 10 25 1.0000

21 直線 1 10 20 30 40 0.9997

22 直線 0 2 5 10 30 1.0000

23 直線 2 3 10 20 30 0.9990

24 直線 1.6 4 8 16 0.9998

25 直線 2 10 20 30 0.9999

26 直線 1 5 10 50 100 0.9998

27 直線 2 3 4 20 40 0.9999

28 直線 1 2 5 10 20 0.9995

29 直線 1 2 4 10 20 50 0.9995

30 直線 2 5 10 50 100 0.9995

31 直線 2.0046 4.0092 10.023 20.046 50.115 0.9998

32 直線 2 4 10 20 1.0000

33 直線 2 40 70 100 0.9993

34 直線 2 10 20 50 0.9999

35 直線 2 4 8 20 40 0.9990

36 直線 2 5 10 20 50 1.0000

37 直線 2 6 20 40 1.0000

38 直線 15 20 30 40 0.9999

39 直線 2 5 10 15 0.9994

40 直線 1 20 40 50 80 100 0.9962

41 直線 2 5 10 25 50 0.9981

表9 トリクロロ酢酸測定条件(検量線情報)

機関NO.

検量線種類

寄与率トリクロロ酢酸濃度 μg/L

13

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試料のクリーンアップ

操作の有無

試料の採取量(mL)

希釈後の定容量(mL)

誘導体化試薬

静置時間

加熱処理

調製方法

値付け証明書の有無

内部標準液の有無

内部標準物質

調製方法

サンプル注入量(µL)

カラムの内径(mm)

カラムの長さ(m)

液相の素材 昇温条件強度の評価法

内部標準

質量数

定量に用いた質量数

操作の有無

試料の採取量(mL)

希釈後の定容量(mL)

操作の有無

調製方法

値付け証明書の有無

サンプル注入量(µL)

内径(mm)

長さ(mm)

充填剤の素材

粒子径(µm)

用いた移動相 グラジエント条件イオン化法

強度の評価法

プリカーサーイオン

プロダクトイオン

1液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

無 10 2.1 100 ODSシリカゲル 2A:0.2v/v%ギ酸水溶液

B:メタノール

0.2mL/minA:B=95:5(0-2min)→95:5~90:10(2-3min)→90:10(3-4.5min)→90:10~0:100(4.5-6.5min)→

0:100(6.5~11.5min)→0:100~95:5(11.5-11.6min)→95:5(11.6~16.5min)ESI 面積 207 117

2液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

無 20 3.0 150化学結合型多孔性球状シリカゲル

3A:0.1%ギ酸水溶液

B:メタノール1mL/min

0min(B:10%)→2min(B:10%)→2.5min(B:95%)→4min(B:95%)→4.01min(B:10%)→7min(B:10%)ESI 面積 161 117

3液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

無 20 3.0 150 球状シリカ 3A:0.1%ギ酸水溶液

B:メタノール1mL/min

0min(B:10%)→2min(B:10)→2.5min(B:95)→2.5-4min(B:95)→4.01min(B:10)→4.01~7min(B:10)ESI 面積 161 117

4

5

6液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

無 15 3.0 150 C18 3A:0.1%ギ酸水溶液

B:メタノール1mL/min

0min(B:10)→2min(B:10)→2.5min(B:95)→4min(B:95%)→4.01min(B:95)→7min(B:10)ESI 面積 161 117

7液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 25 50 無

市販標準原液

有 20 2.1 100高純度

多孔性球状シリカゲル

3A:0.2%ギ酸水溶液

B:メタノール0min(B:5%)→7min(B:60%) ESI 面積 117 35

8溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 30分

37℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30

5%フェニル95%ジメチルアリレン

シロキサン

40℃(2min)→5℃/min→80℃→30℃/min→250℃(5min)

面積 75 117

9

10

11液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

無 20 3.0 100ハイストレングス

シリカ1.8

A:0.05%ギ酸水溶液B:メタノール

0.25mL/min0min(B:5%)→0.5min(B:5%)→5min(B:80)→5.5min(B:95%)→7.5min(B:5%)

ESI 面積 161.207 117

12溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 150 300 ジアゾメタン 60分

37℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン40℃(5min)→8℃/min→120℃→30℃/min→

250℃(5min)面積 75 117

13

14

15溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

37℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン35℃(4min)→15min→250℃(2min) 面積 110 117

16

17溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 30分

37℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30(5%-フェニル)

メチルポリシロキサン

40℃(2min)→20℃/min→80℃→10℃/min→180℃→30℃/min→280℃

面積 75 117

18液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

有 10 3.0 150 高性能シリカ 3.5A:0.2%ギ酸水溶液

B:メタノール

0min(B:5%,0.2mL)→10min(B:32%,0.2mL)→11min(B:32%,0.2mL)→11.1min(B:90%,0.8mL)→13min(B:90%,0.8mL)→

13.1min(B:5%,0.8mL)→19min(B:5%,0.8mL)→19.1min(B:5%,0.2mL)ESI 面積 117 35

19溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 45分

40℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30Phenyl Arylene

ポリマー40℃(2min)→20℃/min→80℃→10℃/min→130℃→30℃

/min→280℃(2min)面積 75 117

20液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 5 10 無

市販標準原液

無 5 2.1 100 ESシリカ 2A:0.1%ギ酸水溶液

B:メタノール

0.3mL/min0min(B:3%)→0.1min(B:10%)→2min(B:10%)→2min(B:15%)→5min(B:15%)→5min(B:95%)→

6min(B:95%)→6min(B:3%)→9min(B:3%)ESI 面積 161 117

21溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

36.5℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン37℃(5min)→15℃/min→140℃→40℃/min→250℃

(2min)面積 75 117

22溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

40℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.32 30100% Dimethylpolysiloxane

35℃(5min)→15℃/分→120℃→50℃/分→250℃(1min) 面積 75.110 117.119

23溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

30~40℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

4 0.25 305%フェニル95%ジメチル

ポリシロキサン

35℃(1min,hold)→5℃/min→75℃→20℃/min→280℃(1min,hold)

面積 75 117

24溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 25 50 ジアゾメタン 60分

40℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 305%フェニル95%メチル

ポリシロキサン40℃(5min)→15℃/min→200℃(4min) 面積 75 117

25溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 30分

36℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン40℃(2min)→10℃/min→100℃→20℃/min→200℃

(2min)面積 75 117

26溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

35℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

自己調製

2 0.25 30(5%-フェニル)

メチルポリシロキサン35℃(5min)→1℃/min→42℃→15℃/min→300℃ 面積 75 117

27溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 30分

30℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

3 0.25 60100% ジメチルポリシロキサン

50℃(5min)→10℃/min→90℃(1min)→15℃/min→200℃(2.5min)

面積 75.110 117.119

28溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 25 50 ジアゾメタン 30分

40℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

自己調製

3 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン35℃(10min)→20℃/min→180℃ 面積 75 117

29溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 30分

35℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30(5%-フェニル)

メチルポリシロキサン35℃(2min)→10℃/min→200℃(2min) 面積 75 117

30溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

40℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30(5%-フェニル)

メチルポリシロキサン35℃(3min)→10℃/min→100℃→30℃/min→280℃

(2.5min)面積 75 117

31溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

36℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30(5%-フェニル)

メチルポリシロキサン35℃(1min)→5℃/min→75℃→20℃/min→280℃(2min) 面積 75 117

32溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 10 50 ジアゾメタン 30分

40℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン40℃(1min)→5℃/min→110℃→25℃/min→250℃

(1min)面積 75 119

33溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

39.5℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 305%ジフェニル-95%ジメチル

ポリシロキサン

35℃(5min)→10℃/min→120℃→50℃/min→230℃(4min)

面積 75 117

34溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

30℃30分

市販標準原液

無 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30(5%-フェニル)

メチルポリシロキサン40℃(3min)→10℃/min→100℃→20℃/min→180℃ 面積 75 117

35液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

有 20 3.0 150シリカゲル

C183

A:0.2v/v%ギ酸水溶液B:0.2v/v%ギ酸メタノール

0.5mL/min0min(B:1%)→7-9min(B:100%)

ESI 面積 161 117

36液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

有 50 3.0 150 シリカゲル 3A:0.2%ギ酸水溶液

B:0.2%ギ酸メタノール0.5mL/min

0min(B:1%)→7min(B:100%)→7.01min(B:1%)ESI 面積 160.90 116.80

37溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

30℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

3 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン50℃(2min)→8℃/min→150℃→60℃/min→250℃

(1min)面積 75 117

38溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 40分

35℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

1 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン35℃(5min)→15℃/min→250℃(5min) 面積 75 117

39液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法有 0.5 1 無

市販標準原液

無 10 2.1 100 シリカゲル 1.8A:0.2%ギ酸水溶液

B:メタノール0.3mL/min

0min(B:0.5%)→1.5min(B:20%)→5min(B:80%)ESI 面積 161 117

40溶媒抽出―誘導体化―ガスクロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 ジアゾメタン 60分

30℃30分

市販標準原液

有 有1,2,3-

トリクロロプロパン

市販標準原液

2 0.25 30ジメチル

ポリシロキサン35℃(1min)→10℃/min→110℃→30℃/min→

230℃(2min)面積 119 117

41液体クロマトグラフ―

質量分析計による一斉分析法無 無

市販標準原液

無 50 3.0 100オクタデシル基を化学結合した

シリカゲル1.8

A:0.05%ギ酸水溶液B:アセトニトリル

0.3mL/min0min(B:5%)→0.3min(B:5%)→3.8min(B:80%)→4min(B:90%)→5min(B:5%)

ESI 面積 116.9 35.2

定量法

機関NO.

表10 トリクロロ酢酸測定条件(分析情報)

誘導体化

分析方法

標準液 内部標準液

液体クロマトグラフ-質量分析計による一斉分析法溶媒抽出-誘導体化-ガスクロマトグラフ質量分析計による一斉分析法

定量法希釈 分離条件 希釈 標準液 分離条件

14

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年 月

1 8月30日 ~ 8月30日 6 4 188

2 8月30日 ~ 8月30日 0 5 130

3 9月1日 ~ 9月1日 1 5 180

4 8月30日 ~ 8月30日 6 5 120

5 8月31日 ~ 8月31日 7 5 100

6 9月6日 ~ 9月6日 20 5 2

7 8月29日 ~ 8月30日 0 5 25

8 8月29日 ~ 8月29日 0 4 17

9 8月29日 ~ 8月29日 0 4 24

10 9月7日 ~ 9月7日 1 5 10

11 8月29日 ~ 8月29日 0 5 360

12 8月29日 ~ 8月29日 4 0 470

13 8月29日 ~ 8月29日 2 5 178

14 8月29日 ~ 8月29日 0 5 48

15 8月31日 ~ 8月31日 2 6 113

16 8月29日 ~ 8月29日 2 5 36

17 8月29日 ~ 8月29日 2 5 5000

18 8月29日 ~ 9月4日 5 11 2200

19 8月29日 ~ 8月29日 4 6 13505

20 8月29日 ~ 8月29日 4 7 31194

21 8月29日 ~ 8月29日 9 4 4300

22 8月29日 ~ 8月29日 3 10 200

23 8月29日 ~ 8月29日 30 5 645

24 8月29日 ~ 8月29日 0 4 1360

25 8月29日 ~ 8月29日 16 4 50

26 8月29日 ~ 8月30日 2 5 10

27

28 9月11日 ~ 9月11日 2 0 7

29 9月11日 ~ 9月11日 11 3 0

30 9月2日 ~ 9月2日 2 6 1777

31 9月1日 ~ 9月1日 7 0 500

32 8月29日 ~ 8月29日 1 2 1687

33 8月29日 ~ 8月29日 5 5 2835

34 8月29日 ~ 8月29日 11 11 73

35 8月29日 ~ 8月29日 17 1 3000

36 8月29日 ~ 8月29日 0 2 104

37 8月31日 ~ 8月31日 2 6 100

38 8月29日 ~ 8月29日 2 3 100

39 8月29日 ~ 8月29日 1 9 7288

40 8月29日 ~ 8月29日 1 0 6600

41 8月29日 ~ 8月29日 10 2 157

表11 濁度測定条件(分析期間・分析者情報)

機関NO.

分析期間

分析者情報

経験年数 今年度分析検体数

15

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1 2 3 4 5 6 7

1 直線 0.5 1 3 5 0.9998 表計算

2 直線 0 1 2 5 10 0.9996 濁度計

3 直線 0.1 1 2 5 10 20 0.9996 表計算

4 直線 0.2 0.5 1 1.5 2 0.9999 表計算

5 直線 0 0.1 0.2 0.5 1 2 1.0000 濁度計

6 直線 0.1 0.5 1 2 2 0.9996 濁度計

7 直線 0.1 0.5 1 2 5 0.9998 濁度計

8 直線 0.2 1 2 3 4 5 0.9999 濁度計

9 直線 0.1 1 2 5 10 20 0.9995 表計算

10 直線 0 0.5 1 1.5 2 3 0.9941 表計算

11 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 0.9999 表計算

12 直線 0 0.1 0.2 0.5 1 0.9998 濁度計

13 直線 0.0 0.1 0.5 1 2 0.9996 表計算

14 直線 0.1 0.5 1 2 0.9998 表計算

15 直線 0 0.1 0.5 1 2 5 0.9989 表計算

16 直線 0.1 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 0.9998 表計算

17 直線 0.1 0.5 1.0 2.0 5.0 0.9997 濁度計

18 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 5 10 0.9995 表計算

19 直線 0 0.1 0.5 2 5 0.9999 表計算

20 直線 0 0.1 1 2 1.0000 濁度計

21 直線 0.5 1 2 3 1.0000 表計算

22 直線 0.2 0.5 1 1.5 2 0.9994 表計算

23 折れ線 1 2 濁度計

24 直線 0.02 0.1 0.5 2 5 0.9998 濁度計

25 折れ線 0.5 2.5 濁度計

26 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 0.9995 表計算

27

28 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 0.9999 表計算

29 折れ線 1 2 濁度計

30 直線 0.1 1 2 1.0000 表計算

31 直線 0.2 0.5 1 2 5 0.9996 表計算

32 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 1.0000 表計算

33 直線 0.1 1 2 3 0.9999 濁度計

34 直線 0 0.1 1 2 4 1.0000 表計算

35 直線 0.1 1 2 5 1.0000 濁度計

36 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 0.9990 表計算

37 直線 0.1 1 2 5 10 0.9970 濁度計

38 直線 0.2 0.5 1 2 5 0.9980 表計算

39 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 0.9997 表計算

40 直線 0.1 0.2 0.5 1 2 0.9999 濁度計

41 直線 0.1 1 3 6 10 0.9996 濁度計

濁度計or表計算度

表12 濁度測定条件(検量線情報)

機関NO.

検量線種類

寄与率

16

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標準液

操作の有無試料の採取量

(mL)

希釈後の定容量(mL)

調製方法 吸収セルの形状 吸収セルの材質 光路長 ゼロ校正に用いた水 測定に用いた波長

1 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

2 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 30mm 精製水

3 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 20mm 精製水

4 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 20mm 精製水

5 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 30mm 精製水

6 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 精製水

7 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

8 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

9 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

10 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

11 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル 石英セル 50mm 精製水

12 積分球式光電度法 有 250 500 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

13 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

14 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル 石英セル 50mm 精製水

15 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル 石英セル 50mm 精製水

16 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

17 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

18 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

19 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

20 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル 石英セル 50mm 精製水

21 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

22 透過光測定法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 100mm 精製水 660nm

23 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

24 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

25 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

26 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 10mm 精製水

27

28 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

29 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル 石英セル 50mm 精製水

30 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 390mm 精製水

31 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

32 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル 石英セル 390mm 精製水

33 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル パイレックスガラス 50mm 精製水

34 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 20mm 精製水

35 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

36 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

37 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

38 積分球式光電度法 無 市販標準原液 固定セル ガラスセル 50mm 精製水

39 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

40 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル ガラスセル 50mm 精製水

41 積分球式光電度法 無 市販標準原液 フローセル 石英セル 50mm 精製水

表13 濁度測定条件(分析情報)

機関No.

分析条件

希釈 濁度計条件

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