会社概要政策保有株式を過去5年で約1,100億円、前中計期間中は850億円強を縮減、...

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会社概要 2021年8⽉改訂

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Page 1: 会社概要政策保有株式を過去5年で約1,100億円、前中計期間中は850億円強を縮減、 今後も縮減を進める ・“両利きの経営”の追求 ・サステナビリティ経営の推進

会社概要

2021年8⽉改訂

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⽬次

1.会社概要 P.3

2.⻑期経営戦略 「2030年のありたい姿」 P.12

3.新中期経営計画 AGC plus-2023 P.17

4.株主還元 P. 41

5.2021年 通期業績の⾒通し P. 43

6.付属資料 P. 48

2©AGC Inc.

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©AGC Inc. 3

1. 会社概要

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基本情報

©AGC Inc. 4

代表取締役社⻑執⾏役員・CEO

平井 良典

会社名 AGC株式会社証券コード 5201創⽴ 1907年 9⽉8⽇代表取締役 平井 良典資本⾦ 909億円*連結売上⾼ 1兆4,123億円*連結従業員数 56,179⼈*連結⼦会社数 217社(うち海外179社)*

*2020年12⽉末現在

〜 株主メモ 〜 決算期 12⽉31⽇ 定時株主総会 毎年3⽉ 基準⽇

定時株主総会 12⽉31⽇期末配当 12⽉31⽇中間配当 6⽉30⽇

株主名簿管理⼈三菱UFJ信託銀⾏(株)

単元株式数 100株 発⾏済株式総数 227,441,381株

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旭硝⼦は、「AGC」へ

旭硝⼦株式会社から「AGC株式会社」に商号変更

5©AGC Inc.

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©AGC Inc. 6

AGCのグループビジョン “Look Beyond”

私たちの使命

私たちの価値観

私たちのスピリット

⾰新と卓越 (Innovation & Operational Excellence) 多様性 (Diversity) 環境 (Environment) 誠実 (Integrity)

「易きになじまず難きにつく」

“AGC、いつも世界の⼤事な⼀部”〜独⾃の素材・ソリューションで、

いつも世界中の⼈々の暮らしを⽀えます〜

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社会の発展を⽀え、時代を切り拓き続けた新事業

1907年

1950年代

1970年代

1990年代

2000年代

時代や次代のリーディング産業、そして社会全体の発展に貢献スマホ⽤化学強化ガラス事業開始

建設ラッシュ モータリゼーション テレビ時代の到来環境配慮型事業・商品の拡⼤ ITの進化

旭硝⼦創業板ガラス事業開始

ブラウン管⽤ガラスバルブ事業開始

代替フロンAK-225⽣産開始

イオン交換膜開発に成功

LCD⽤無アルカリガラス事業開始

スマホ⽤化学強化ガラス事業開始

医農薬中間体受託⽣産事業開始

⾃動⾞⽤ガラス事業開始

7©AGC Inc.

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事業展開

8

⾃動⾞⽤ガラス3,235億円

ガラス6,510億円

2020年度売上⾼

1兆4,123億円

電⼦2,894億円

化学品4,512億円

セラミックス・その他811億円

建築⽤ガラス3,249億円

ディスプレイ1,772億円

電⼦部材1,058億円

クロールアルカリ・ウレタン2,641億円

フッ素・スペシャリティ1,057億円

※サブセグメント売上⾼は、外部顧客に対する売上⾼を使⽤しています

ライフサイエンス799億円

©AGC Inc.

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グローバル展開

©AGC Inc. 9

※地域別売上及び利益は、消去、地域共通費⽤控除前の数字であるため、各地域別売上及び利益の合計は全社売上及び利益とは⼀致しません

30を超える国と地域で事業を展開海外売上⾼⽐率、海外⼦会社従業員⽐率は7割以上売上⾼︓1兆4,123億円 営業利益︓758億円 グループ従業員数 約56,200名

・建築⽤ガラス・⾃動⾞⽤ガラス・電⼦部材・フッ素・ライフサイエンス

・建築⽤ガラス・⾃動⾞⽤ガラス・フッ素・ライフサイエンス

・建築⽤ガラス・⾃動⾞⽤ガラス・ディスプレイ⽤ガラス・電⼦部材・クロールアルカリ・ウレタン・フッ素・スペシャリティ・ライフサイエンス・セラミックス

⽇本・アジア売上⾼︓ 9,453億円

営業利益︓ 1,017億円従業員数︓ 約34,100名

アメリカ売上⾼︓ 1,545億円

営業利益︓ 34億円従業員数︓ 約5,100名

ヨーロッパ売上⾼︓ 3,125億円

営業利益︓ 69億円従業員数︓ 約17,000名

(2020年12⽉期)

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AGCのポジション

©AGC Inc.

※当社推定

多くの製品で世界トップクラスのシェアを持つ

10

フロート板ガラス世界No.1

⾃動⾞⽤ガラス世界トップシェア

⾞載ディスプレイ⽤カバーガラス世界No.1

TFT液晶/有機EL⽤ガラス基板世界No.2

電⼦機器⽤超薄板ソーダライムガラス世界No.1

ETFE樹脂(フッ素樹脂)世界No.1

苛性ソーダ塩化ビニル樹脂東南アジアNo.1

(原料となる塩の⼭)

現場塗装塗料⽤フッ素樹脂世界No.1

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利益構造の変化

©AGC Inc. 11

1,1821,366

1,975

1,540

867

2,292

1,657

1,018799

621712

9631,196 1,206

1,016758

1,800

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021e

ガラス 電⼦ 化学品 セラミックスその他

セグメント別営業利益推移(億円)

※2005~2011年は⽇本会計基準、2012~2021eは国際会計基準

バランスのとれた事業ポートフォリオへ

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©AGC Inc. 12

2. ⻑期経営戦略「2030年のありたい姿」

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⻑期経営戦略 2030年のありたい姿

©AGC Inc. 13

独⾃の素材・ソリューションの提供を通じてサステナブルな社会の実現に貢献するとともに

継続的に成⻑・進化するエクセレントカンパニーでありたい

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ありたい姿 実現のためのコンセプト

©AGC Inc. 14

全社戦略

幅広い産業・社会に広がるお客様との

繋がりと信頼

独⾃の素材・技術

多様な⼈財が融合する

グローバル⼀体運営

チャレンジを奨励する企業⽂化

⽣産技術⼒・プロセス開発⼒

AGCグループの強み 次世代を担う成⻑産業に独⾃の素材を供給AGCグループの強み 次世代を担う成⻑産業に独⾃の素材を供給

コア事業

各事業の競争⼒を⾼め、強固で⻑期安定的な収益基盤を構築

戦略事業

⾼成⻑分野において、⾃社の強みを活かし、将来の柱となる⾼収益事業を創出・拡⼤

コア事業と戦略事業を両輪として、最適な事業ポートフォリオへの転換を図り、継続的に経済的・社会的価値を創出

基本的な戦略は前⻑期経営戦略を踏襲するが、社会的価値創出の視点を強化

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2030年のありたい姿 財務⽬標

©AGC Inc. 15

FY2020実績 FY2023目標 FY2025 ⽬標

ROE 9 %8 %2.9 %

戦略事業営業利益 1,000億円700億円444億円

営業利益 2,000億円1,600億円758億円

FY2030 ⽬標

2030年までに過去最⾼益を更新し、安定的にROE 10%以上を達成する

2030年までに最⾼益※を更新し

安定的にROE10%以上

を確保

※過去最⾼益︓2010年度 営業利益 2,292億円

D/E⽐率 0.5以下0.5以下0.63

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AGCグループが創出したい社会的価値

社会・環境に配慮したサプライチェーン 公正・平等な雇⽤と職場の安全確保 地域社会との関係・環境配慮

重要リスク

安全・快適な都市インフラの実現への貢献

安⼼・健康な暮らしの実現への貢献

公正・安全な働く場の創出への貢献

健全・安⼼な社会の維持への貢献

あらゆる事業活動でサステナビリティ⽬標に取り組む

持続可能な地球環境の実現への貢献

社会的課題の解決に向け、事業活動を通じた5つの社会的価値を創出

©AGC Inc.

社会インフラの整備 安全・快適なモビリティの実現 ⾷糧問題への対処 情報化・IoT社会の構築 健康・⻑寿社会への対応

気候変動問題への対応 資源の有効利⽤

重要機会

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©AGC Inc. 17

3. 新中期経営計画AGC plus-2023

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サステナビリティ経営の推進 DXの加速による競争⼒の強化

AGC plus-2023 の戦略

©AGC Inc. 18

•戦略事業領域の事業成⻑を加速させるとともに、新しい事業領域(エネルギー関連領域など)を探索•コア事業のうち収益性・資産効率に課題が残る建築⽤ガラスと⾃動⾞⽤ガラスは構造改⾰を実施•その他のコア事業は収益基盤とキャッシュ創出⼒を強化

・素材イノベーションにより社会課題解決を加速

・2050年にカーボンネットゼロを⽬指す・⼈財とグループガバナンスを強化

・ビジネスモデルの変⾰も⾒据え、開発から販売までの⼀連のプロセスをデジタル技術で変⾰

・デジタル技術を使い、お客様と社会に新たな付加価値を提供し、競争優位性を実現

“両利きの経営”の追求

「2030年のありたい姿」の実現を確実にするため、以下戦略を加速

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財務⽬標

©AGC Inc. 19

FY2023目標FY2020実績

ROE 8 %2.9 %

戦略事業営業利益 700億円444億円

営業利益 1,600億円758億円

D/E⽐率 0.5以下0.63

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2018‐2020 2021‐2023

2018-2020 2021-2023

ガラス3事業への投資※2割合

2,000(33%)

3,489(52%)

投資資源配分

©AGC Inc. 20

戦略事業などの成⻑事業へ投資を強化し、ガラス3事業※1への投資割合を削減

※1︓建築⽤ガラス、⾃動⾞⽤ガラス、ディスプレイ

2018-2020 2021-2023e

戦略事業への投資※2内訳

2018-2020 2021-2023e

戦略事業投資額

(投資割合)

(単位︓億円)(単位︓億円)

ガラス3事業投資額

(投資割合)2,000(33%)

※2:投資総額︓設備投資、M&Aと有価証券・固定資産売却等を相殺

6,0006,660

1,675(25%)

(M&Aを除く)

6,000(M&Aを除く)

6,660

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ROCE : (当年度営業利益予想) ÷ (当年度末営業資産残⾼予想)、 全社営業利益は共通費配賦後、事業別の営業利益は共通費⽤配賦前円の直径(除く全社)︓ EBITDAの⼤きさ

クロールアルカリ・ウレタン

事業ポートフォリオ変⾰(ROCE)イメージ

©AGC Inc. 21

2019年⽐較でROCEを5.9%から7.5%に改善 EBITDAを約1,000億円(2,450億円→3,440億円)向上

10% 20%

ガラス

電⼦

化学品

全社

0%

建築⽤ガラス

⾃動⾞⽤ガラス

ディスプレイ

電⼦部材

フッ素・スペシャリティ

ライフサイエンス

ROCE(2019年実績 vs 2023年度⾒込み )

ROCE7.5%

EBITDA3,440億円

ROCE5.9%

EBITDA2,450億円

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キャッシュフロー計画

©AGC Inc. 22

(単位︓億円)

営業キャッシュフロー7,000~8,000

営業キャッシュフロー7,000~8,000

株主還元800~

株主還元800~

投資キャッシュフロー

6,000

投資キャッシュフロー

6,000

キャッシュ使途キャッシュ創出

FY2018〜2020 FY2021~2023e

営業キャッシュフロー

6,066

営業キャッシュフロー

6,066

株主還元1,090

株主還元1,090

投資キャッシュフロー

6,073

投資キャッシュフロー

6,073

キャッシュ使途キャッシュ創出

財務健全性を確保しつつ、キャッシュを資産効率の⾼い事業や成⻑事業に重点配分

政策保有株式を過去5年で約1,100億円、前中計期間中は850億円強を縮減、今後も縮減を進める

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・ “両利きの経営”の追求・ サステナビリティ経営の推進・ DXの加速による競争⼒の強化

©AGC Inc. 23

3. 新中期経営計画AGC plus-2023

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AGCグループの事業ポートフォリオ

各事業の競争⼒を⾼め、強固で⻑期安定的な収益基盤を構築

⾼成⻑分野において、⾃社の強みを活かし、将来の柱となる⾼収益事業を創出・拡⼤

コア事業 戦略事業

24

建築⽤ガラス ⾃動⾞⽤ガラス(既存)

ディスプレイ

クロールアルカリ・ウレタン

フッ素・スペシャリティ セラミックス

エレクトロニクス

モビリティ

ライフサイエンス

全社戦略

コア事業と戦略事業を両輪として、最適な事業ポートフォリオへの転換を図り、継続的に経済的・社会的価値を創出

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各事業の主要課題

©AGC Inc. 25

コア事業コア事業

構造改⾰を加速

建築⽤ガラス⾃動⾞⽤ガラス

・投資を最⼩化し、資産効率を⾼める・⽣産性改善とコスト削減を着実に進め、収益性を改善、キャッシュ創出⼒を強化

ディスプレイ ・中国市場の更なる需要増に対応し、⻑期安定的な事業基盤を構築

クロールアルカリ・ウレタン ・タイ、インドネシアでの増設を通じ、東南アジア事業の基盤を⼀段と強化

フッ素・スペシャリティ

・⾼付加価値化と事業領域拡⼤で、グローバルニッチ市場の需要取り込み・環境課題を事業機会に変える

前中計で設定した基本戦略に変更なし

戦略事業戦略事業

モビリティ ・CASEによる市場変化を⾒据え、事業機会を確実に捉える・中国で⾞載ディスプレイ⽤ガラス量産を開始し、収益貢献

エレクトロニクス ・EUVフォトマスクブランクスを始めとする⾼付加価値製品の拡⼤・継続的な新ビジネスを創出

ライフサイエンス ・タイムリーな投資の実施により、事業を拡⼤・グローバル展開・技術対応⼒を強みに⾼い成⻑を

成⻑を更に加速

⽅向性事業 主要課題

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戦略事業の成⻑を加速

©AGC Inc. 26

戦略事業 営業利益(億円)* 142 444 700 1,000

戦略事業売上⾼推移 (億円)

エレクトロニクスは2020年に売上⾼1,000億円を達成ライフサイエンスは2021年に売上⾼1,000億円を達成⾒通し 2025年の営業利益は1,000億円達成を⾒込む

3倍 4倍367

7991,350

1,800575

1,076

1,400

1,800

102

147

250

400

1,044

2,022

3,000

4,000

FY2017 FY2020 FY2023e FY2025e

1,000億円達成

ライフサイエンス

エレクトロニクスモビリティ

2倍

2021年に1,000億円達成⾒込む

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2019 2020 2021e 2023e 2025e

戦略事業 エレクトロニクス

©AGC Inc. 27

EUVマスクブランクス■ 半導体チップ回路パターンの微細化によりEUV露光機が急速に普及オプトエレクトロニクス⽤部材■ スマートフォンの成⻑率は鈍化するものの多眼化が進み、搭載カメラ数は成⻑継続

AGCのEUVマスクブランクス売上推移 カメラ⽤イメージセンサー個数

出典︓AGC推測値

[百万台]

約1.5倍

約1.5倍

400億円 以上

0

3,000

6,000

9,000

12,000

2019 2020e 2021e 2022e 2023e 2024e 2025e

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戦略事業 ライフサイエンス

©AGC Inc. 28

■ 合成医農薬は開発技術⼒を活かし事業拡⼤■ バイオ医薬品は地域的/技術的に事業拡⼤し、⾼成⻑率を実現

医薬品CDMO市場⾒通し ライフサイエンス売上⾼ 推移

出典︓EvaluatePharma® World Preview 2017, Outlook to 2022などを元に当社推計。

(単位︓億円)

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戦略事業 モビリティ

©AGC Inc. 29

■ CASEによる市場変化を⾒据え、事業機会を確実に捉える■ 中国で⾞載ディスプレイ⽤ガラス量産を開始し、収益貢献

2019年発売のLEXUS「RX」などに採⽤されており、世界シェアNo.1

⾞載ディスプレイ⽤カバーガラス

5G対応⾃動⾞⽤ガラスアンテナ

NTTドコモ、エリクソンと共同で「ガラス⼀体型5Gアンテナ」による5G通信に成功

電波透過

HUD

透明スクリーン

センサーカメラV2Xアンテナ

AM/FM/TVアンテナ

ヒーティング遮熱、遮⾳

ガラスのディスプレイ化や通信機能付加などにより素材だけでなくソリューションまで提供

⾃動⾞⽤ガラス

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0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

2016 2017 2018 2019 2020 2021e 2022e 2023e 2024e 2025e

コア事業 ガラス (1)

©AGC Inc. 30

建築⽤ガラス需要推移(地域別)*1 ⾃動⾞⽣産台数推移(地域別) *2

*1︓AGC推定(当社が展開する事業地域のみを記載)

Kトン

欧州

⽇本・アジア

北⽶

南⽶

■ 建築⽤ガラス、⾃動⾞⽤ガラスの需要が19年レベルに戻るのは2022年の⾒通し

0

20

40

60

80

100

120

2016 2017 2018 2019 2020 2021e 2022e 2023e 2024e 2025e

百万台

欧州

⽇本

中国

その他アジア

北⽶その他

*2︓IHS データを元に作成

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コア事業 ガラス (2)

©AGC Inc. 31

2023年までに構造改善施策の推進により固定費を中⼼に150億円※削減

建築⽤ガラス ⾃動⾞⽤ガラス・地域の状況に合わせた構造改⾰を実施・需要に⾒合った⽣産体制へ・フランスで1窯閉鎖

・⾼効率設備を投⼊し、⽣産集約を図る・⾼付加価値製品に注⼒・チェコ、ベルギーで⼈員削減

・欧州などでの⼈員削減、⼀般管理費を削減・投資額は減価償却費の8割以下に抑制

※2019年⽐

建築⽤ガラス、⾃動⾞⽤ガラスの収益改善に向けて構造改善を推進

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0

100

200

300

400

500

600

700

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021e2022e2023e2024e2025e0

100

200

300

400

500

600

700

2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021e 2022e 2023e 2024e 2025e

コア事業 ディスプレイ

©AGC Inc. 32

出典︓AGC推定

中国

26% 73%58%

液晶⽤ガラス需要推移(地域別)百万㎡/年

その他

26%G10-11

液晶⽤ガラス需要推移(世代別)百万㎡/年

その他

54%G8

■ 中国市場の更なる需要増に対応し、⻑期安定的な事業基盤を構築■ 中国でのG11サイズ需要増に対し、設備能⼒増強で対応

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コア事業 フッ素・スペシャリティ

©AGC Inc. 33

⾼付加価値化と事業領域拡⼤で、グローバルニッチ市場の需要取り込み 環境課題を事業機会に変える

23%

18%

6%

3%

その他50%

⽤途別売上⽐率(2019年)輸送機器

電⼦

建築

エネルギー

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・ “両利きの経営”の追求・ サステナビリティ経営の推進・ DXの加速による競争⼒の強化

©AGC Inc. 34

3. 新中期経営計画AGC plus-2023

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35

AGCグループのサステナビリティ経営

“創業以来、お客様との信頼関係を礎として⻑期視点による研究開発と事業化のチャレンジによって

時代の要請に応えて社会課題を解決”

これからも独⾃の素材・ソリューションの⼒で私たちの使命(存在意義)“AGC、いつも世界の⼤事な⼀部”

を果たし続け、地球・社会のサステナビリティ実現に貢献

素材イノベーションにより社会課題解決に貢献

©AGC Inc.

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安全・快適な都市インフラの実現への貢献

安全・快適な都市インフラの実現への貢献

安⼼・健康な暮らしの実現への貢献

安⼼・健康な暮らしの実現への貢献

健全・安⼼な社会の維持への貢献

健全・安⼼な社会の維持への貢献

公正・安全な働く場の創出への貢献

公正・安全な働く場の創出への貢献

持続可能な地球環境の実現への貢献

持続可能な地球環境の実現への貢献

36

製品・技術や企業活動を通じて、社会的価値を創出

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グローバルに展開する多様な事業によって幅広い社会的価値を⽣み出す

建築⽤Low-Eガラス

⾃動⾞⽤UVカットガラス

塩化ビニル樹脂

周辺環境への配慮

地域社会との関係

サプライチェーンの⼈権 従業員エンゲージメント

職場環境の安全

農業温室ハウス⽤フィルム

医薬品(中間体・原体)

農薬(中間体・原体) 多様性

©AGC Inc.

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37

“持続可能な地球環境の実現”に向け、次のステージへ

2020年

2050年に“カーボン・ネットゼロ” 2020年にCO2 6倍削減貢献※

2014年に設定した2020年のCO2削減貢献⽬標は概ね達成する⾒通し 2050年にカーボン・ネットゼロを⽬指す

※2020年に年間CO2排出量の6倍を省エネ・創エネ製品で削減することを⽬指した⽬標

2019年実績︓

5.6倍当社CO2排出量︓11,369千トンCO2削減貢献量︓63,700千トン 2030年 マイルストーン(2019年⽐)

GHG排出量 30%削減

GHG排出量売上⾼原単位 50%削減(Scope 1+2排出量)

(Scope 1+2排出量/売上⾼)

(Scope 1+2)

遮熱低放射複層ガラス 環境対応型フッ素系冷媒(次世代低GWP冷媒)

©AGC Inc.

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38

“カーボン・ネットゼロ”に向けた主な取組み

CO2削減貢献CO2削減貢献 次世代エネルギー次世代エネルギー⽣産プロセス⾰新⽣産プロセス⾰新

燃料電池⽤フッ素系電解質ポリマー・次世代モビリティである燃料電池⾞(FCV)の発電システム⽤部材

・⾼発電性能と耐久性を両⽴させた⾼品質により、圧倒的No.1ポジションを確⽴

真空断熱ガラス・パナソニック社と協働し、業界最⾼クラス※

の性能を持つ「真空断熱ガラス」を開発・断熱ガラスの最⼤市場である欧州の住環境の向上に貢献

ガラス溶解プロセス・エネルギー効率の⾼い酸素燃焼⽅式の導⼊・燃料使⽤量を低減する溶解⽤電気ブースターの導⼊

・溶解熱源の電化を加速

事業活動でのネットゼロを⽬指すとともに、世の中のネットゼロ実現に貢献

技術イノベーションによって⾃社排出量を削減

使⽤段階のCO2削減に貢献する製品の開発・普及

⽔素・再エネの普及に貢献する製品の開発・普及

<取組み事例> <取組み事例> <取組み事例>

©AGC Inc.※ 総厚約6ミリの真空断熱ガラス単体の熱貫流率として0.7W/(㎡・K)。2018年10⽉15⽇現在、AGC調べ

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・ “両利きの経営”の追求・ サステナビリティ経営の推進・ DXの加速による競争⼒の強化

©AGC Inc. 39

3. 新中期経営計画AGC plus-2023

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DXの加速による競争⼒の強化

©AGC Inc. 40

ビジネスプロセス毎の単独の取り組みの

進化・深化

お客様・市場を起点とした複合的ビジネスプロセスの

デジタル化

バックオフィス業務を含めあらゆる⾯で

標準化・効率化

ビジネスプロセス毎の取り組みの進化・深化に加え、本格的なDX実現に向けた複合的ビジネスプロセスのデジタル化を推進

ビジネスモデルの変⾰により競争優位性を

築き、お客様と社会に新たな付加価値

を提供する基礎・応⽤

⼊⾨レベル

上級

データサイエンスの⼀般教養

データサイエンスによる⾃部⾨の課題解決

データサイエンス⼿法の習得プログラミング⾔語の習得

1,600名 3,500名

40名

2020年 2023年⽬標 2025年⽬標

70名 100名

素材開発や、⽣産・販売・物流などの業務知識に加え、⾼度なデータ解析スキルを有する「⼆⼑流⼈財」を育成

⼈財育成

最新デジタル技術の活⽤

5,000名

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©AGC Inc. 41

4.株主還元

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37.5 40 4060

4060 65 65 65

45 45 45 50 55 60 6080

37.5 40 40

60

40

70 65 65

2545 45 45

5560 60 60

80

20

50

75 80

100

120

80

130 130 130

90 90 90 90105

115 120 120

210

2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021e

中間配当 期末配当 記念/特別配当

株主還元

©AGC Inc. 42

1株当たり配当⾦額推移(円)

⾃社株取得(億円) ー ー ー 66 ー ー 82 ー ー ー ー 100 150 200 ー ー ー

連結総還元性向連結総還元性向 29% 42% 34% 88% 93% 25% 40% 62% 129% 131% 48% 65% 56% 51% 60% 81% 40%

連結配当性向 29% 42% 34% 72% 93% 25% 32% 62% 129% 131% 48% 44% 35% 29% 60% 81% 40%

⾃社株取得状況

1株当たりの年間配当額は過去最⾼となる⾒通し

※ AGCは2017年7⽉1⽇付で普通株式5株を1株に併合しています。これに伴い、1株当たり情報を再算定しています。

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©AGC Inc. 43

5. 2021年通期業績の⾒通し

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2021年 通期業績⾒通し

44©AGC Inc.

コロナ禍で落ち込んだ事業の業績が回復基調であることに加え、塩化ビニル樹脂の⾼値継続により⼤幅な増収増益を⾒込む

* FY2021予想のROEは、2020年12⽉末時点の親会社の所有者に帰属する持分合計を使⽤しています。

(億円)

FY2020

売上⾼ 14,123 16,500 16,700

営業利益 758 1,600 1,800

税引前利益 571 1,420 1,870親会社の所有者に帰属する

当期純利益

1株当たり配当(円) 120 140 210(普通配当160円)

(特別配当50円)

営業利益率 5.4% 9.7% 10.8%ROE 2.9% 7.4% 10.5%為替レート(期中平均) JPY/USD 106.8 109.0 108.6

JPY/EUR 121.8 129.4 129.5原油 (Dubai,期中平均) USD/BBL 42.2 63.8 69.2エチレン(CFR SEA) USD/MT 713 1,000 1,012

FY2021(4/12予想)

FY2021(8/2予想)

1,170327 830

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セグメント別 業績⾒通し

©AGC Inc. 45

(億円)

売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益 売上⾼ 営業利益

ガラス 6,510 ▲ 166 3,717 203 3,683 147 7,400 350 ▲ 35 ▲ 56

電⼦ 2,894 378 1,415 140 1,785 190 3,200 330 + 370 + 50

化学品 4,512 505 2,881 595 2,919 505 5,800 1,100 + 37 ▲ 90

セラミックス・その他 811 42 367 16 433 4 800 20 + 65 ▲ 12

消去 ▲ 603 ▲ 1 ▲ 268 ▲ 2 ▲ 232 2 ▲ 500 0 + 36 + 4

連結合計 14,123 758 8,113 952 8,587 848 16,700 1,800 + 473 ▲ 104

FY2020 FY2021

(b)-(a )

FY2021

下期予想

(a) (b)

FY2021増減

通期実績 上期実績 通期予想

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各セグメントの事業の下期⾒通し

46©AGC Inc.

21年上期 vs 21年下期

ガラス(建築⽤ガラス)・欧州での季節性に伴う出荷減に加え、北⽶事業譲渡の影響もあり減収(⾃動⾞⽤ガラス)・世界の⾃動⾞⽣産台数は半導体不⾜の影響を懸念

化学品

(クロールアルカリ・ウレタン)・塩化ビニル樹脂の市況⾼騰はやわらぐも、⾼⽔準で推移(フッ素・スペシャリティ)・航空機向け出荷は引き続き低調に推移するも、⾃動⾞向けの需要が緩やかに回復(ライフサイエンス)・買収および設備投資による能⼒増強で更なる需要取り込みや新型コロナウイルス⽤ワクチン開発関連の受託もあり、堅調に推移

電⼦

(ディスプレイ)・液晶⽤ガラス基板の出荷は、下期も堅調に推移・スマホ市場の回復に伴い、ディスプレイ⽤特殊ガラスは下期も堅調に推移・液晶⽤ガラス基板の新規設備⽴ち上げにより、減価償却費が増加(電⼦部材)・半導体関連製品およびオプトエレクトロニクス⽤部材は、下期にかけ出荷が増加・半導体関連製品の新規設備⽴ち上げなどにより、減価償却費が増加

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367 449 619 7991,100

1,800575

671893

1,076

1,200

1,800

102142

142

147

200

400

1,0441,262

1,654

2,022

2,500

4,000

FY2017 FY2018 FY2019 FY2020 FY2021e FY2025e

戦略事業領域の成⻑を加速

©AGC Inc. 47

順調に業績拡⼤する⾒通し

戦略事業 営業利益 142 244 331 444 550 1,000 (億円)

主な製品・事業

戦略事業売上⾼推移 (億円)・⾞載ディスプレイ⽤カバーガラス

・モビリティ新規部材(含5G通信)

・半導体関連部材・オプトエレクトロニクス⽤部材・次世代⾼速通信⽤部材・エレクトロニクス⽤フッ素製品

・合成医農薬・バイオ医薬

エレクトロニクス

モビリティ

ライフサイエンス売上⾼⾒通しを上⽅修正

2021年2⽉期初⾒通し

(2,400)

(1,000)

(500)

*2021年度戦略事業業績は2021年第1四半期発表時に上⽅修正

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©AGC Inc. 48

6. 付属資料

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AGC plus-2023 前提 となる諸元

©AGC Inc. 49

リスク要因 営業利益に対するインパクト 中計前提 補⾜

ドバイ原油 1バレルあたり1ドル上昇した場合、3億円*減益 50USD *オイルヘッジ影響除く

化学品市況

①苛性ソーダ:国際市況が$1下がると$1Mの減益

②塩ビスプレッド:$1下がると$1.2Mの減益*

ー *塩ビスプレッド︓塩ビ市況ー(エチレン市況×0.5)

為替 1%円⾼で2億円*減益 1USD=105円

*JPYに対して全ての通貨が同じ割合で動いた場合の影響額

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AGC plus-2023 主要な投資案件と効果発現のタイミング

©AGC Inc. 50

インドネシア︓塩ビ製品能⼒増強

中国︓第11世代⽤のTFT液晶⽤ガラス⽣産能⼒を増強

⽇本︓EUV露光⽤フォトマスクブランクス供給体制を⼤幅増強

⽇本︓フッ素製品能⼒増強

中国︓⾞載ディスプレイ⽤カバーガラス拠点新設ガラス

電⼦

化学品

20212021 20222022 2024〜2024〜

スペイン︓合成医薬品⽣産拠点の設備増強

アメリカ(コロラド)︓AstraZeneca社が保有するバイオ医薬品原薬製造⼯場を買収

アメリカ(シアトル)︓バイオ医薬品⽣産能⼒を増強

20232023

タイ︓クロール・アルカリの電解能⼒増強

デンマーク︓バイオ医薬品⽣産能⼒を増強

20202020

イタリア︓遺伝⼦・細胞治療薬を開発しているMolecular Medicine S.p.A社を買収

中国︓第11世代TFT液晶⽤ガラス基板⽤の窯を移設

主な投資案件と利益効果発現のタイミング

※上記は発表済案件のみ

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2,3371,200

2,159

1,900

2,252

3,000

6,7966,150

593 730

250280

3073702463101,397

1,690

AGC plus-2023 設備投資・減価償却費・研究開発費

©AGC Inc. 51

設備投資 研究開発費減価償却費(単位︓億円)(単位︓億円)(単位︓億円)

2018-2020 2021-2023e 2018-2020 2021-2023e 2018-2020 2021-2023e

ガラス 電⼦ 化学品 セラミックス・その他(コーポレート)

1,509 1,530

1,3592,000

1,149

1,6104,087

5,200

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(億円)ガラス 2Q.19 3Q.19 4Q.19 1Q.20 2Q.20 3Q.20 4Q.20 1Q.21 2Q.21売上⾼ 1,890 1,840 1,837 1,693 1,249 1,717 1,851 1,806 1,912 建築⽤ガラス 890 875 905 801 706 840 901 891 991 ⾃動⾞⽤ガラス 996 963 923 889 534 869 943 908 915 (セグメント間) 5 3 9 3 8 7 7 7 6営業利益 39 23 ▲ 4 ▲ 26 ▲ 182 ▲ 12 53 97 106

電⼦ 2Q.19 3Q.19 4Q.19 1Q.20 2Q.20 3Q.20 4Q.20 1Q.21 2Q.21売上⾼ 652 761 760 692 693 715 792 710 705 ディスプレイ 441 449 460 433 433 448 458 461 429 電⼦部材 185 283 276 238 247 257 316 230 257 (セグメント間) 26 28 24 22 13 10 19 19 20営業利益 35 109 87 89 85 99 106 86 54

化学品 2Q.19 3Q.19 4Q.19 1Q.20 2Q.20 3Q.20 4Q.20 1Q.21 2Q.21売上⾼ 1,158 1,197 1,275 1,142 983 1,091 1,296 1,373 1,508 クロールアルカリ・ウレタン 710 745 768 695 559 632 755 822 940 フッ素・スペシャリティ 299 302 311 283 247 250 278 269 299 ライフサイエンス 146 147 193 160 173 207 260 279 265 (セグメント間) 4 4 3 4 5 3 3 3 4営業利益 118 177 191 151 75 98 180 255 340

業績推移

52©AGC Inc.

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数量・価格動向2021

1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q

前年同四半期⽐(YoY)ガラス 建築⽤ガラス ⽇ア 数量 -数% -1割弱 +1桁半ば +数% +1割 +1割強

(AGC) 価格(⽇) +数% +1桁半ば +数% +数% 横ばい 横ばい

北⽶ 数量 -1割弱 -約2割 +数% +1割強 +10%台半ば +3割強

価格 -1割弱 -1桁半ば -1桁半ば -1桁半ば +数% +約1割

欧州 数量 横ばい -約2割 +数% -1桁半ば 微増 +約3割

価格 -1割強 -2割強 -2割弱 -数% +1割弱 +4割弱

⾃動⾞⽤⽣産台数 ⽇本 数量 -7% -48% -12% +4% -5% +52%(IHS Markit 6/16データより) 北⽶ 数量 -11% -68% +0% +0% -5% +138%

欧州・ロシア 数量 -17% -60% -7% +1% +1% +98%

電⼦ ディスプレイパネル需要*(Omdia社) グローバル ⾯積 0% +5% +12% +7% +17% +12%

市況実績値化学品 東南アジアクロアリ 苛性ソーダ 価格 USD/MT 290 290 275 266 306 346

PVC 価格 USD/MT 805 790 970 1,230 1,580 1,320

エチレン 価格 USD/MT 500 800 805 920 985 860*Source︓ Omdia-Display Long-Term Demand Forecast Tracker – 1Q21 Pivot         Results are not an endorsement of AGC Inc. Any reliance on these results is at the third-partyʼs own risk.

2020

(Bloombergより)

市況推移

53©AGC Inc.

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(ご参考)東南アジア 苛性ソーダ、塩ビ市況

54©AGC Inc.

塩ビ市況苛性ソーダ市況

東南アジア 苛性ソーダ市況(SE Asia Caustic Soda CFR price Weekly)

東南アジア 塩ビ市況(SE Asia PVC CFR price Weekly)

出典︓Bloomberg四半期末データをもとに作成

*塩ビスプレッド︓塩ビ市況 - (エチレン市況×0.5)で計算

塩ビ スプレッド*

(US$/t)(US$/t)

1Qより価格が反転上昇基調が継続

東南アジア エチレン市況(SE Asia Ethylene CFR Spot Price)

塩ビスプレッドは引き続き⾼⽔準で推移

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財務指標

55

*1 親会社の所有者に帰属する当期純利益/親会社の所有者に帰属する持分合計(期中平均)*2 営業利益/総資産 (期中平均)*3 当社は、2017年7⽉1⽇をもって普通株式5株を1株に併合しています。 ⼀株当たり当期純利益は株式併合の影響を踏まえて換算しています。*4 EBITDA(⽀払利息・税⾦・減価償却費控除前利益)=税引前利益+減価償却費+⽀払利息

その他の財務指標についてはこちらを参照ください。https://www.agc.com/ir/pdf/data_all.pdf©AGC Inc.

IFRS16/12 17/12 18/12 19/12 20/12

売上⾼ 百万円 1,282,570 1,463,532 1,522,904 1,518,039 1,412,306

営業利益 百万円 96,292 119,646 120,555 101,624 75,780

営業利益率 % 7.5 8.2 7.9 6.7 5.4

親会社の所有者に帰属する当期純利益 百万円 47,438 69,225 89,593 44,434 32,715

⾃⼰資本当期純利益率(ROE) *1 % 4.3 6.1 7.7 3.9 2.9

総資産営業利益率(ROA) *2 % 4.8 5.7 5.4 4.4 3.1

⾃⼰資本⽐率 % 55 53 51 50 44

D/E(有利⼦負債・純資産⽐率) 倍 0.37 0.38 0.43 0.47 0.63

営業CF/有利⼦負債 倍 0.47 0.42 0.35 0.32 0.29

⼀株当たり当期純利益(EPS) *3 円 205.14 302.12 399.51 200.85 147.84

⼀株当たり配当⾦ 円 90 105 115 120 120

EBITDA *4 百万円 195,767 249,880 259,425 231,857 208,459

為替レート(期中平均)円/ドル 108.84 112.19 110.43 109.05 106.82

円/ユーロ 120.33 126.66 130.42 122.07 121.81

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サステナビリティ “製品・技術”を通じて社会的価値を創出

©AGC Inc. 56

気候変動問題への対応

資源の有効利⽤

社会インフラの整備

安全・快適なモビリティの実現

⾷糧問題への対処

情報化・IoT社会の構築

健康・⻑寿社会への対応

AGCグループの主な素材・ソリューション重要機会建築⽤ガラス、グリーン冷媒、⾃動⾞⽤⾚外線カットガラス、バイオマスボイラー⽤炉材等

安全・快適な都市インフラの実現への貢献

安⼼・健康な暮らしの実現への貢献

燃料電池⽤部材、リサイクル原料使⽤製品(ガラス・耐⽕物等)

建築⽤ガラス、苛性ソーダ、次亜塩素酸ソーダ、重曹、塩ビ等

⾃動⾞⽤ガラスアンテナ、⾞載センシング・レーダー⽤部材、HUD部材等

農薬原体・中間体、農業温室ハウス⽤フィルム等

建物窓取付アンテナ、半導体製造⽤部材、ディスプレイ⽤ガラス、⾼速通信⽤部材等

医薬品原体・中間体、⾼速通信⽤部材、⽔処理⽤⾼機能膜等

社会的価値 関連するSDGs

持続可能な地球環境の実現への貢献

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サステナビリティ”健全な企業活動”を通じて社会的価値を創出

©AGC Inc. 57

気候変動問題への対応

資源の有効利⽤

社会・環境に配慮したサプライチェーン

公正・平等な雇⽤と職場の安全確保

地域社会との関係・環境配慮

AGCグループの企業活動重要リスク継続的な省エネ対策実施、GHG排出量を低減する⽣産技術・設備開発 等

持続可能な地球環境の実現への貢献

社会的価値 関連するSDGs

再⽣原材料や再⽣資材の活⽤、埋⽴て処分の削減 等

⼈権尊重・環境保護を重視したサプライヤー管理 等

⽔使⽤量削減、⽣物多様性保全、環境事故撲滅、地域のファン作り 等

従業員エンゲージメントの向上、重篤災害・休業災害の発⽣防⽌ 等

公正・安全な働く場の創出への貢献

健全・安⼼な社会の維持への貢献

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当社のコーポレートガバナンス体制< 2021年3⽉30⽇からの体制 >

©AGC Inc. 58

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FTSE4Good Index Seriesに選定

FTSE Blossom Japan Indexに選定

⼥性活躍推進に優れた企業を選定する「なでしこ銘柄」に昨年に引き続き選定

「⽇経スマートワーク⼤賞2021 審査委員特別賞」を受賞

「健康経営優良法⼈2021ホワイト500」に選定EcoVadisサプライヤー評価で最⾼ランクを取得⿅島⼯場︓「PLATINUM」千葉⼯場、AGCファーマケミカルズ︓「GOLD」

Derwent Top 100 グローバル・イノベーター 2021に選定企業としてのデジタル化を評価され、「DX注⽬企業2021」に選定

社外からの評価

©AGC Inc. 59

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ブランドステートメント

©AGC Inc. 60

易きになじまず難きにつく⼈を信ずる⼼が⼈を動かす世界に冠たる⾃社技術の確⽴を開発成功の鍵は使命感にあり

AGCは、この創業の精神を礎に、お客様とゆるぎない信頼関係を築きながら、独⾃の素材とソリューションで、時代のトップランナー達を⽀えてきました。

私たちはこれからも、互いの知⾒や技術を掛け合わせ、⼈々の想いの先、夢の実現に挑んでいきます。

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