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無人航空機飛行計画書(案)の 作成について 作成について 国土交通省 北海道開発局 稚内開発建設部 技術管理課 平成29年2月

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無人航空機飛行計画書(案)の作成について作成について

国土交通省 北海道開発局

稚内開発建設部 技術管理課

平成29年2月

1

無人航空機飛行計画書(案)

ICTの全面的な活用 (ICT土工) の実施にあたり、 工事施工計画書上必要な、無

人航空機飛行計画書 (案) について例示する。本飛行計画書(案)は、あくまで例示

であり、受注者が飛行の内容に応じて個別に精査し、必要な資料を作成した上で提出

するものとする。

なお本飛行計画書(案)については、 無人航空機の電源と して採用されているリチ

ウムポリマー電池の衝撃時の発火の危険性、 並びに、 フライアウェイ (逸走) 時の

GPSに頼らないマニュアル操作の重要性の観点から、 航空法第132条に定める 「飛

行禁止空域」 における飛行や同132条の2に定める 「飛行の方法」 によらない飛行を

行おうとする場合に国土交通省航空局に申請する 「無人航空機の飛行に関する許

可 ・ 承認に係る申請方法」 に記載されている内容が操縦技能 ・ 操縦訓練 ・ 点

検整備方法等を確認する上での必要最低限の飛行要件と考え、当該申請方法に準

拠し本案を作成した。

飛行判断チェックリストにより、申請許可の必要の有無を確認すること。

(人又は物件から30m以内の飛行は申請が必要)

参考に稚内空港周辺の制限区域を添付しました。

また、国土交通省 四国地方整備局策定の「無人航空機飛行計画書(案)」を参考に

し本案を作成した。

なお、本書は平成29年2月時点で作成しているため、基準等が改訂になった

場合には最新の基準等に則り運用されたい。

飛 行 判 断 事 前 チェックリスト

START

人又は第 3 車が所有 する土地の上空か?

※第 3 社の所有する土地の上空の飛行は、所有権侵害の恐れがある

やむを得なく飛行する場合は同意が必要

飛行しない

飛行しない

飛行しない

飛行しない

飛行しない

飛行しない

飛行しない

飛行禁止区域か? ・空港周辺の制限表面区域

・地表面又は水面から 150m

以上の高さの空域

・人又は家屋の密集している

地域(DID 地区)の上空

稚内空港周辺

の制限表面区域について

は別添資料①を参照

・地表又は水面から 150m 以上の高さの空域

・人又は家屋の密集している地域(DID 地区)の上空

航空法で認められた飛行

方法か?

・日中での飛行 ・目視の範囲内

・人又は物件から 30m 以上の距

離確保

・催し場所上空の飛行ではない

・危険物の輸送ではない

・物件投下は行わない

航空局の許可は?

航空局の許可は?

飛行方法が

夜間飛行、目視外飛行

催し場所上空の飛行

危険物の輸送、物件落下

飛行方法が 人又は物件から 30m 以上の

距離が確保できない飛行

施設管理者との

協議で飛行許可

【高速道路等の場合】

警察協議で道路使用許可

※申請書・許可書を添付

※申請書・許可書を添付

※飛行させる者が管理する

物件は 30m 以内でも可

飛行想定エリア内

(概ね周囲 150m 以内)に

変電所、高圧電線、鉄道

軌道、高速道路が存在 ※飛行高度が 150m を越える

場合は飛行想定エリアは

概ね飛行高度以内とする

※協議書・許可書を添付

※地権者の用地を含め

測量する場合の同意

地権者の同意 ※高速道路等とは、高速道路、

自専道、直轄国道等の第 3 者

被害が想定される場合を云う

※協議書・許可書を添付

UAV(無人航空機)

の活用へ

Yes

Yes Yes

Yes

Yes

Yes

Yes

Yes

No

No

No

No

No

No

No

No

No

No

23

別添資料①

無人航空機飛行計画書

(作業責任者) 株式会社 ○○○○

無人機担当課長 航空 太郎

(連絡先) 電話 : ○○○-○○○-○○○○

携帯 : ○○○-○○○-○○○○

飛行体制

氏 名 等 所 属 GPS 等に頼らない

マニュアル操作が可能か?

操縦者 開発 三郎 ○○○○株式会社

○○○課 可能 / 不可能

操縦補助者 宗谷 次郎 ○○○○株式会社

○○○課 可能 / 不可能

計時・カメラ

操作担当者 稚内 太郎

○○○○株式会社

○○○課 可能 / 不可能

使用する機体

製造者名 ○○株式会社 名称 JCAB-Mujin-type pro

重量 4,000g 製造番号等 Mujin-0001

飛行の目的 ■着手前撮影、 □三次元起工測量、 □3次元出来形測量、 ■竣工時撮影、

□その他( )

飛行の日時

【着手前撮影】 【竣工時撮影】

自:平成29年○月○日 自:平成29年○月○日

至:平成29年○月○日 至:平成29年○月○日

飛行の経路 北海道○○郡○○町○丁目○番の地表から地表50m

(詳細は別添資②のとおり)

飛行の高度 地表等からの高度 50m 水面高度 -m

航空法第132条

飛行禁止空域に

おける飛行の

許可・承認

※飛行禁止空域を

飛行させる理由

□地表又は水面から150m以上の高さからの空域

■人又は家屋の密集している地域の上空

有 / 無

(理由)

飛行の場所はDID地区に該当するため。

(航空局の飛行承認書は別添のとおり)

航空法第132条の2

飛行の方法によ

らない飛行の

許可・承認

※法に掲げる方法

によらずに飛行さ

せる理由

■人又は物件から30m以上の距離が確保できない

有 / 無

(理由)

飛行の場所がDID地区に該当し、 周辺の建物から30m以上の距離が、

一部確保できない箇所がある為

(航空局の飛行承認書は別添のとおり)

飛行は3名体制で実施する。

操縦者と操縦補助者の2名については別添資料7の飛行経歴・知識・能力確認書により要件を確認する。 マニュアル操作が不可能の場合は飛行しない。

DID 地区、距離 30m 未満、催し

上空の飛行の場合海抜高度の記

載は不要。

飛行の目的毎で飛行日時が異な

る場合は、目的毎に記載する。

無人航空機の製造者、名称、重量

その他の無人航空機を特定するた

めに必要な事項

○無人航空機及び操縦装置については別添資料③のとおり

無人航空機の機能及び性能に関

する事項

○基本的な基準への適合性については、別添資料④~⑤のとおり確認済み

○追加基準への適合性については、別添資料⑥のとおり

無人航空機の飛行経歴並びに無

人航空機を実行させるために必要

な知識及び能力に関する事項

○無人航空機を飛行させようとする者の一連は、別添資料⑦のとおり

○基本的な基準への適合性について、自社にて、飛行マニュアルに記載した

操縦訓練を実施しており、別添資料⑧のとおり確認済み

○追加基準への適合性については、自社にて、飛行マニュアルに記載した操

縦訓練を実施した上で、業務に従事しており、過去の飛行実績又は訓練実

績等は別添資料⑨のとおり

無人航空機を飛行させる際の安全

を確保するために必要な体制に関

する事項

飛行マニュアルのとおり

無人航空機を飛行させる際の安全

を確保するために必要な飛行現場

での確認に関する事項

別添資料⑨の無人航空機の利用フローのとおり

その他参考となる事項

【第三者賠償責任保険への加入状況】

■加入している (■対人、■対物)

保険会社名 : ○○保険株式会社

商品名 : ドローン(ラジコン)保険

補償金額 : (対人) 1億円 、 (対物) 1億円

□加入していない

第三者賠償責任保険の証券(写し)は別添のとおり

備 考

他者の生命や財産への万が一の危害に

対し、相互扶助の仕組みによって保障の

備えをしておかなければならない。

飛行マニュアルの作成は必須とする 詳しくは、「無人航空機の飛行に関する許可・承認の

審査要領 4-3-2」を参照

飛行の経路 (広域図) (詳細図)

(国土地理院地図をもとに作成)

別添資料②

周囲の状況が確認できるよう、広域図を添付するものとする。 また、飛行経路に応じて枠囲いする等、範囲を特定してください。

飛行場所

●:操縦補助者

飛行場所

●:補助者

●:操縦者

飛行の経路、操縦者、操縦補助者などの配置等の現地の詳細がわ

かる詳細図を添付してください。

4

無人航空機の製造者、名称、重量等

無人航空機

製造者名 ○○株式会社

名称(型番等) JCAB-Mujin-type pro

重量 (最大離陸重量)

1,000g (4,000g)

製造番号等 Mujin-0001

仕様が分かる資料 (設計図又は写真)

操縦装置

製造者名 ○○株式会社

名称(型番等) 操縦装置1号

仕様が分かる資料

別添資料③

「資料の一部を省略することができる無人航空機」(※別添参照) に該当する場合は省略可能

とする。 その際、「資料の一部を省略することができる無人航空機」 の該当箇所の写しを添

付する。 別添資料3で 「機体を改造している」 にチェックをしている場合には省略はできない。

複数の無人航空機を飛行させる場合

には、全ての機体について作成する。 同一名称の機体を複数機飛行させる

場合には、簡略化した記載でも差し

支えありません。

無人航空機とセットで販売

されている純正の操縦装置

を使用する場合は、その旨

の記載で差し支えありませ

ん。

前 横

無人航空機の大きさが分か

る資料が望ましいです。 寸法を記載することでも差

し支えありません。

6

無人航空機の機能・性能に関する基準適合確認書 1.飛行させる無人航空機に関する事項を記載すること。

製造者名 ○○株式会社 名 称 JCAB-Mujin-type pro

重 量 4,000g 製造番号等 Mujin-0001 2.ホームページ掲載無人航空機の場合には、改造を行っているかどうかを記載し、改造している

場合には、3.の項も記載すること。 改造の有無 : □改造していない / □改造している(→3.を記載) 3.ホームページ掲載無人航空機に該当しない場合又はホームページ掲載無人航空機であっても改造を行っ

ている場合は、次の内容を確認すること。

確認事項 確認結果

一般

鋭利な突起物の無い構造であること(構造上、必要なものを除く) 適 / 否

無人航空機の位置及び向きが正確に視認できる灯火又は表示灯を有している

こと。 適 / 否

無人航空機を飛行させる者が燃料又はバッテリーの状態を確認できること。 適 / 否

遠隔操作の機体

特別な操作技術又は過度な注意力を要することなく、安定した離陸及び着陸

が出来ること。 適 / 否 / 該当せず

特別な操作技術又は過度な注意力を要すること無く、安定した飛行(上昇、

前後移動、水平方向の飛行、ホバリング(回転翼等)、降下等)が出来ること。 適 / 否 / 該当せず

緊急時に機体が暴走しないよう、操縦装置の主電源の切断又は同等な手段に

より、モーター又は発動機を停止できること。 適 / 否 / 該当せず

操縦装置により適切に無人航空機を制御できること。 適 / 否 / 該当せず

自動操縦の機体

操縦システムにより、安定した離陸及び着陸が出来ること。 適 / 否 / 該当せず

自動操縦システムにより、安定した飛行(上昇、前後移動、水平方向の飛行、

ホバリング(回転翼機)、降下等)が出来ること。 適 / 否 / 該当せず

あらかじめ、設定された飛行プログラムにかかわらず、常時、不具合発生時

等において、無人航空機を飛行させる者が機体を安全に着陸させられるよう、

強制的に操作介入できる設計であること。 適 / 否 / 該当せず

※最大離陸重量の形態で確認すること。ただし、それが困難な場合には、確認した際の重量を記載すること。

別添資料④

「3.」の各項目について、確認結

果欄をチェックしてください。

無人航空機の運用限界等

(運用限界) 最高速度 60km/h

最高到達高度 300m 電波到達距離 400m 飛行可能風速 風速 10m/s 以下

最大搭載可能重量 3kg 最大使用可能時間 20 分

(飛行させる方法)

別添資料⑤

「資料の一部を省略することができる無人航空機」(※別添参照)に該当する場合は省略可能とする。

その際、 「資料の一部を省略することができる無人航空機」の該当箇所の写しを添付する。

別添資料3で「機体を改造している」にチェックをしている場合、

○飛行性能(飛行可能時間や搭載可能重量等)に影響がでない改造の場合

→資料は省略可能であるため、 「資料の一部を省略することができる無人航空機」の該当箇所の

写しを添付するとともに、飛行性能に影響がない旨補足で追記する。

○飛行性能に影響のある改造の場合→資料を省略できない。

○飛行させる方法が改造前と変わらない場合

→資料は省略可能であるため、 「資料の一部を省略することができる無人航空機」の該当箇所の

写しを添付するとともに、飛行性能に影響がない旨補足で追記する。

○改造により飛行させる方法が変わる場合→資料を省略できない。

運用限界は無人航空機によって異なるため、取扱説明書等を確認して記載又は添付する。なお、 運用

限界が設定されている項目は無人航空機によって異なることを留意する。

取扱説明書等を確認して記載又は添付する。

また、 類似の内容を飛行マニュアルに記載することになるので、 その内容で代替することも可能である。

無人航空機の追加基準への適合性等 ※許可や承認を求める事項に応じて、 必要な部分を抽出して (不要な部分は削除して)資料を作成し

てく ださい。

※仮に、基準への適合性が困難な場合には、代替となる安全対策等を記載する等、安全を損なう恐れ

がない理由等を記載してください。

○150m以上の高さの空域を飛行

基 準 適 合 性

航空機からの視認をできるだけ

容易にするため、灯火を装備す

ること、又は、飛行時に機体を

認識しやすい塗色を行うこと。

○人又は家屋の密集している地域の上空を飛行 (第三者上空の飛行以外)

○人及び物件との距離3 0mを確保できない飛行 (第三者上空の飛行以外)

基 準 適 合 性

物件に接触した際の危害を軽減す

る構造を有すること。

写真のとおり、プロペラガードを装備している。

【プロペラガード等を装備していない場合】

プロペラガード等を装備していないが、 ~~ (安全対策を記載)

により安全を確保する。

安全対策の例:

機体にケーブルを取り付けて飛行範囲を制限する、 ジオフェンス

機能により飛行範囲を制限する、 建設現場等の仮囲いの中での

飛行させる、 関係者以外立ち入ることのできない場所で飛行させ

る、 飛行場所の周囲にロープ等を張って第三者が立ち入ることの

できないようにする、等

別添資料⑥

写真

空港周辺の制限表面区域については

飛行しない

申請するもののみ記載すること。

○夜間飛行

基 準 適 合 性

無人航空機の姿勢及び方向が

正確に視認できるよ う灯火を有

していること。ただし、無人航空

機の飛行範囲が照明等で十分

照らされている場合はこの限りで

ない。

○目視外飛行

基 準 適 合 性

自動操縦システムを装備し、機

体に設置されたカメラ等により機

体の外の様子を監視できること。

地上において、 無人航空機の

位置及び異常の有無を把握でき

ること(不具合発生時に不時着し

た場合を含む。)。

電波断絶等の不具合発生時に

危機回避機能(自動帰還機能、

電波が復帰するまで空中で位置

を維持する機能等のフェールセ

ーフ機能)が正常に作動するこ

と。

○危険物の輸送

基 準 適 合 性

危険物の輸送に適した装備が備

えられていること。

○物件の投下

基 準 適 合 性

不用意に物件を投下する機構で

ないこと。

別添資料⑥ 夜間飛行、目視外飛行、催し場所上空の飛行、危

険物の輸送、物件投下は行わない。

無人航空機を飛行させる者一覧

No 氏 名 住 所 飛行させることが

できる無人航空機 備 考

1 宗谷 太郎 北海道稚内市○○1丁目○番○号 JCAB-Mujin-type pro 無人機協会の

中級レベルの認定取得

2 稚内 次郎 北海道稚内市○○2丁目○番○号 JCAB-Mujin-type pro 無人機協会の

中級レベルの認定取得

3 末広 太郎 北海道稚内市○○3丁目○番○号 JCAB-Mujin-type pro 無人機協会の

中級レベルの認定取得

4

5

6

別添資料⑦

団体等の認定を受けている場合にのみ記載する。

認証が無くても、飛行を行うことは可能。認証を取得

している場合には、当該認証の写しを添付する。

無人航空機を飛行させる者に関する飛行経歴・知識・能力確認書

無人航空機を飛行させる者 「宗谷 三郎」 は、「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審

査要領」 の4-2に準拠し、 飛行経歴・知識・能力を有していることを確認した。

確認事項 確認結果

飛行経歴

無人航空機の種類別に、10時間以上の飛行経歴を有すること。 適 / 否

使用する無人航空機について、飛行を行おうとする日からさかのぼっ

て90日までの間に1時間以上の飛行を行った経験を有すること。 適 / 否

知 識

航空法関係法令に関する知識を有すること。 適 / 否

安全飛行に関する知識を有すること。

・飛行ルール(飛行の禁止空域、飛行の方法)

・気象に関する知識

・無人航空機の安全機能 (フュ-ルセーフ機能 等)

・取扱説明書に記載された日常点検項目

・ 自動操縦システムを装備している場合には、当該システムの構造及

び取扱説明書に記載された日常点検項目

適 / 否

飛行前に、次に掲げる確認が行えること。

・周囲の安全確認

(第三者の立入の有無、風速・風向等の気象 等)

・燃料又はバッテリーの残量確認

・通信系統及び推進系統の作動確認

適 / 否

遠隔操作の機体

GPS等の機能を利用せず、安定した離陸及び着陸ができること。 適 / 否 / 該当せず

GPS等の機能を利用せず、安定した飛行ができること。

・上昇

・一定位置、高度を維持したホバリング(回転翼機)

・ホバリング状態から機首の方向を90°回転(回転翼機)

・前後移動

・水平方向の飛行 (左右移動又は左右旋回)

・下降

適 / 否 / 該当せず

自動操縦の機体

自動操縦システムにおいて、適切に飛行経路を設定できること。 適 / 否 / 該当せず

飛行中に不具合が発生した際に、無人航空機を安全に着陸させられ

るよう、適切に操作介入ができること。 適 / 否 / 該当せず

平成29年○月○日

飛行を監督する 株式会社 ○○○○

責任者の所属・氏名 無人機担当課長 航空 太郎 印

別添資料⑧

飛行させる者全員分を作成する

飛行を監督させる責任者(上司等)が確認する。

確認月日を記入する。

無人航空機の利用フロー

飛行計画策定

VRS チェック

KY ミーティング・記録

飛行前チェック

リスク判定・

緊急連絡系統図

飛行記録簿記入

収納チェック、点検整備

・飛行経路の確認 ・無人航空機の機能・性能確認 ・操縦者資格要件(スキル)の確認 ※GPS 等に頼らないマニュアル操作が可能か? フライアウェイの際、 最悪 CSC(Combination Stick Comand) により強制的に墜落させる 操作技能を有しているか? 等々

・飛行体制の確認

・事故発生時の連絡体制 ・事故発生時のリスク評価 (高リスクな飛行禁止) 付録 緊急連絡体制

・回転翼機が持つ特性に伴う、危険性が高い気象・

地理条件での飛行回避 ※VRS(ボルテックス・リング・ステート: 通称 セットリング) とは、回転翌機の飛 行で最も注意すべき現象の一つ。 プロペラ の作り出した下降気流 (ダウンウォッシュ) のなかに自ら入ることで、 プロペラによる 浮力が発生しなくなる現象。

付録 VRS チェックリスト

・飛行グループ (3名)での飛行計画の共有 ・危険性についての認識の共有及び予見 付録 飛行前 KY ミーティ ング記録

・気象条件、機体点検、送信機点検、バッテリー

点検の実施

付録 飛行前チェックリスト

現現現場場場ででで実実実施施施

飛飛飛行行行ののの実実実施施施 ・操縦者の飛行時間管理 ・機体の飛行時間管理 (部品の予防交換) ・バッテリーの使用回数の管理 ・不具合等の記録、点検整備の実施・記録

別添資料⑨

無緊急時連絡体制

※関連する公共交通機関、電力会社等を記載する。

別添資料⑩【付録】

事故発生

【無人航空機飛行会社】 作業責任者: 航空 太郎 所 属: 株式会社○○○○

無人機担当課長 電 話:○○○○-○○-○○○○ 携帯電話 :○○○-○○○○-○○○○

【元請会社】 現場代理人: 建設 太郎 所 属: 株式会社○○○○

工事課長 電 話:○○○○-○○-○○○○ 携帯電話 :○○○-○○○○-○○○○

【消防署】 緊急電話: 119 ○○消防署

【警察署】 緊急電話: 110 ○○警察署

【公共交通機関】 JR北海道 電話:○○○○―○○―○○○○

【病院】 ○○病院 電話:○○○○-○○―○○○○

【労働基準監督署】

稚内労働基準監督署

電話:0162-23-3833

【国土交通省 北海道開発局】

稚内開発建設部 ○○○○事務所

電話:○○○○-○○―○○○○

【国土交通省】

航空局安全部運航安全課 電話 : 03-5253-8111 (内線) 50157、50158

VRSチェックリスト

別添資料⑩【付録】

無風か? ・旋回降ろし

・Z 降ろし(方向確認)

通常の飛行可

※ただし、旋回降ろし、又は、Z 降ろしを推奨

微風(1m/s)未満

か?

飛行エリア内で

サーマルが発生

しているか?

飛行エリア内に

斜面があるが

風速 5.5m/s

(風力 3)以上か?

原則として飛行中止

※延期し、様子を見る

赤色の方向(斜面左右 45°)

からの着陸進入は禁止

原則として飛行禁止

風向を記入 着陸方向を

記入

着陸方向を

記入

No

No

No

No

No

Yes

Yes

Yes

Yes

Yes

飛行前KYミーティング記録

飛行前KYミーティング記録

打 合 せ 年 月 日

打 合 せ 者 氏 名

打 合 せ 場 所

飛 行 の 目 的

撮 影 対 象 物

想定される墜落リスク

V R S チ ェ ッ ク 結 果

制 御 不 能 の 場 合 、

墜 落 さ せ る 場 所

別添資料⑩【付録】

飛行前チェックリスト

飛行日時 平成29年○月○日 ○○:○○

Y or N

飛行場所・目的 3次元起工測量

操縦者(PF) 宗谷 太郎

操縦補助者(PNF) 稚内 次郎 チェック欄

機体名 DJI Phantom4 Pro PF PNF

1

気象条件

竜巻注意情報、強風注意報(基準:10m/s)が発令されていないか? Y Y

2 風速が5.5m/s未満か?(風力3以下) ※紙片が舞い上がるのが目安 Y Y

3 降雨・降雪がないか? Y Y

4

周辺環境

人がいる上空の飛行か? Y Y

5 飛行想定エリア内 (概ね周囲150m以内) に変電所、 高圧電線、 鉄道軌道、高速道路等が存在しないか? Y Y

6 空港制限表面の内、水平表面及び進入表面内での飛行ではないか?(空港中心より8,000m以内の区域) Y Y

7 発着のための平地 (ヘリパッ ド) 2m×2m以上が確保できているか? Y Y

8

要員配置

計時を担当する職員を配置しているか? Y Y

9 計時のためのストップウォッチ、飛行状態確認のための双眼鏡、サングラス、ヘルメットはあるか? Y Y

10 操縦者の補助を担当する職員(PNF)を配置しているか? Y Y

11 操縦者の飛行訓練は十分か?あるいは、飛行訓練等においては適切な指導者を配置しているか? Y Y

12 撮影対象、撮影アングル、飛行ルート等について配置された要員で共通認識がとれているか? Y Y

13

送信機状態

プロポ(送信機)電池残量は十分か?(アルカリ乾電池なら1.4V以上) ※飛行記録を確認し不明な場合は新品に交換 Y Y

14 プロポアンテナが直角になっているか? Y Y

15 S1スイッチ(GPS飛行モード)、S2スイッチ(通常操縦モード)が一番上になっているか? Y Y

16

機体状態

リチウムポリマー電池の損傷・ふくらみはないか? Y Y

17 電池残量インジケーターが3本以上点灯するか? Y Y

18 プロペラガードが装着されているか?ゆるみ、がたはないか? Y Y

19 プロペラに損傷 (亀裂、 割れ) はないか? Y Y

20 プロペラの固定軸 (黒スピナーは黒軸、 銀スピナーは無印軸) は正しいポジションか? Y Y

21 プロペラの締め付けはモーター軸に確実に留まっているか? Y Y

22 モーター軸に固定したプロペラを指で回し、 引っかかり ・異音等がないか? Y Y

23 ジンバル固定ジグ、 カメラレンズキャップは外したか? Y Y

24 SDカードは挿入されているか?カード残量は十分か? Y Y

25 コンパスキャリブレーションは行ったか?(新規箇所のみ) ※周辺に磁気を発生する機器等が無い場所 Y Y

26 電源投入後、 機体後方のLEDの緑色の連続点滅となっているか?(GPS受信・飛行準備完了) Y Y

備 考 判定 OK

別添資料⑩【付録】