相手の話を正確に聴く! - tempstaff€¦ ·...
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《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 1 / 12
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タイプ別コミュニケーション <研修のポイント>
コミュニケーション力を高めるための相手との信頼関係の築き方、コミュニケーションを相手のタイプによって変えることで、よりパフォーマンスの質を上げる方法を学習します。 学習内容は、ワンランク上のコミュニケーションスキル、あなたの<聴く力>クイズ、相手との信頼関係の築き方、タイプ分けを活かしたコミュニケーション、などです。
■ワンランク上のコミュニケーションスキル
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日頃の思考・行動パターンを振り返り
はじめに
仕事は
コミュニケーションを取ることに始まりコミュニケーションを取って完結する
コミュニケーションスキルをワンランク上げる!
あなたは日ごろ就業先で誰とどのようなコミュニケーションを取っていますか? 指揮命令者、同僚、お客様など、実際にコミュニケーションを取る人たちの顔を思い浮かべてみてください。 何人の顔が浮かびましたか?最近その人たちとはどういった会話をしましたか? それはうまく伝わったでしょうか。それとも自分の思うように伝わらなかったでしょうか。 日ごろ、就業先でコミュニケーションの取り方や周囲との関わりで悩む事はありますか? コミュニケーションにストレスを感じたり、無意識に被害者意識に陥っている事はないでしょうか?仕事とは、コミュニケーションに始まり、コミュニケーションで完結する、と言っても過言ではありません。この講座では、日ごろの思考や行動のタイプを振り返り、あなたのコミュニケーションスキルをワンランク上げるヒントをご紹介します。
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社内で求められるコミュニケーションスキルを高める3つのポイント
1.双方向のコミュニケーション
相手の話を正確に聴く!
ワンランク上のコミュニケーションスキル
2.自分の感情や行動タイプを知り、チームにとってベストなコミュニケーションを選ぶ
3.自分の価値観を押し付けず、
相手に合わせて対応する
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社内で求められるコミュニケーションスキルを高めるポイントは大きく3つあります。 1.双方向のコミュニケーション 職位や社内での立場に左右されることなく、相手の話を最後まで聴きましょう。そうすると、相手に安心感が生まれ、あなたに対する受け皿ができ、どちらかが一方的に話すコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションがスタートします。 2.自分の感情や行動タイプを知り、チームにとってベストなコミュニケーションを選ぶ 私たちは相手の話を仮説を持って理解しようとします。これは脳の構造上自然な事です。あなたが立てた仮説が仕事で求められることと異なる場合は、問題が生じます。感情が先に立っていないか、自分の考えが求められている答えからずれていないか、客観的に立ち止まってみる習慣が大切です。 3.自分の価値観を押し付けず、相手に合わせて対応する 誰にでもワンパターンな、自分の得意な対応をするのではなく、相手のタイプに合わせてコミュニケーションの取り方を変えてみましょう。 以上、3つの項目全てに共通するポイントは「相手の話を正確に聴くこと」です。
■あなたの<聴く力>クイズ
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あなたの<聴く力>クイズ
北海道新幹線停車駅クイズ
聴く準備はよろしいですか!?
それではここで簡単な、あなたの「聴く力」を確認するクイズを行ってみましょう。 北海道新幹線停車駅クイズです。皆さん、「聴く」準備はよろしいですか?では問題です。 北海道新幹線 東京発 新函館北斗行きをイメージしてください。今、はやぶさ1号が 東京駅を発車します。 運転手はあなたです。まず東京駅で200人が乗車、更に上野駅で100人が乗車しました。仙台で100人降り、80人乗りました。次に盛岡で50人降り、20人乗りました。いわて沼宮内では10人降り、5人乗りました。更に八戸では20人降り、10人乗りました。奥津軽いまべつでは20人降り、木古内では15人降りました。 さて、運転手の年齢はいくつでしょうか。
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あなたの<聴く力>クイズ
脳は過去の経験から「仮説」を立てて聴いている
ビジネスシーンでは思い込みは捨てる
答えはどこにあると仮説を立てましたか?どのような事を考え、どのような行動をとりましたか?
どうですか?無事正解を導けましたか? クイズを聴きながら、答えがどこにあると仮説を立てましたか?どのような事を考え、どのような行動をとりましたか?自分自身を振り返ってみましょう。 ある企業の新入社員研修で、この北海道新幹線停車駅聴く力クイズを行った事がありました。最後に「さて運転手の年齢はいくつでしょうか」と伝えたところ、答えが分かった人は参加者51人中わずか8人でした。 「運転手はあなたです」というフレーズを聴き逃さなかった方はすぐに答えがわかったでしょう。あなたは「北海道新幹線」、「東京発 新函館北斗行き」、「はやぶさ1号」、「東京駅を今発車」などのフレーズで自分の仮説を立てはじめ、乗り降りの人数が伝えられると自動的に計算をしていませんでしたか?このクイズの本来の目的は何だろう、と立ち返る事はありましたか? 私たちの脳は、過去の経験から仮説を立てて聴いています。クイズは不正解でも問題はありません。しかし、ビジネスシーンで無意識な思い込みやこだわりで判断すると、思いもよらぬ回り道をしたり、十分なスキルを持っていても、指揮命令者や同僚、お客様に誤解を与える事もあるかもしれません。 就業先では思い込みを捨て、求められている最高の成果を上げるためにコミュニケーション力を高める必要があります。それではどうすればコミュニケーション力が高まるのでしょうか。 具体的に確認して行きましょう。
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■相手との信頼関係の築き方
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相手の話をよく聴き信頼関係を築く
Trust [トラスト]信頼・信用
「合う」「合わせる」
Rapport [ラポール]調和的な関係
姿勢・動き・呼吸のタイミングを合わせさりげなく同調することで信頼感を生み出す
信頼・信用 調和的な関係
コミュニケーション力を高めるには、相手の話をよく聴き信頼関係を築くことが大切です。
関係というと長い年月をかけるイメージがありますが、初めて出会った人とすぐに心が通い合う事もあります。更にビジネスシーンでは初対面の相手やチームにすぐに打ち解けて成果を上げる事が求められます。初対面のお客様への対応が多い就業先もあるでしょう。 相手との信頼関係を表す言葉でトラスト(trust)やラポール(rapport)と言う英単語があります。トラストには「信頼・信用」と言った意味があり、ラポールには「調和的な関係」といった意味合いがあります。ビジネスコミュニケーションでは、ラポールを重視します。 相手との信頼関係を築くキーワードは相手に合う、合わせることです。例えば、相手の話を聴いている時、姿勢や手足の動き、呼吸をさりげなく相手に合わせます。相手が頷いたら こちらも頷く、相手が息を吸っている時に息を吸い、吐いている時に吐き、さりげなく相手に同調します。これを続けることで相手とペースが合い、「自分の話を熱心に聴いてくれる」と相手に安心感や信頼感が生まれます。
《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 5 / 12
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信頼関係を築く「聴く」姿勢
相手に合わせる事が重要!
1. 身体の姿勢や手足の動き
2. 表情
3. 声
4. 呼吸
5. 会話
相手との信頼関係を築く「聴く姿勢」を整理しましょう。 1.身体の姿勢や手足の動き 相手が姿勢を少し傾けたら同じように傾ける。相手が頷いたらこちらも頷く。首を少し傾けたら同じよう傾けてみる。さりげなく動作を相手に合わせると一体感が生まれます。 もっとも簡単な方法なのですぐに実践できるでしょう。 2.表情 相手が笑顔ならこちらも笑顔で接する。口角を上げていればこちらも口角を上げる。 元気がなさそうなら、こちらも表情を少し控えめにすると、「しっかり聴いてもらっている」と伝わり安心感が生まれます。 3.声 相手の声のトーン、リズム、話し方のスピードに合わせて話をすると効果的です。 言葉遣いも同様です。相手が「爽快ですね」と伝えたら「心地よい」ではなく「爽快ですね」と合わせる事で更に共感性が生まれます。 4.呼吸 相手がゆっくり呼吸をしていると感じたら、そのペースに合わせると親近感が生まれます。 5.会話 就業先の指示命令者が「今日は来客数のペースが速いようだね」と伝えたら「そうですね。早いですね」と繰り返します。 これにより相手にあなたとコミュニケーションを取る準備が整います。相手の意見に対してそう思わない場合は、「そうですね。特に午前中は早かったですね」と同意した上で「午後のペースは昨日と同じで午前よりやや落ちているようです」と自分の意見を伝えます。 または、「○○さんはそのような意見をお持ちなのですね。(私は違う意見ですが)」と、 否定するのではなく、最初に相手の意見を認める言葉を伝えるとよいでしょう。
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■タイプ別のコミュニケーションスキル
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タイプ別のコミュニケーションスキル
相手のタイプによってコミュニケーションを変えていく
あなたのタイプは?周りの人は?
人には生まれ育った環境や生まれ持った個性があり、それぞれ自分のタイプがあります。 あなたも無意識に誰に対しても自分のやり方、つまり同じタイプのコミュニケーションを繰り返して来たはずです。これからはあなたのコミュニケーションを相手のタイプによって変え、より良い関係を築きパフォーマンスの質を上げていきましょう。
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タイプ別コミュニケーション
【人や物事を支配していく】
A:コントローラー【分析や戦略を立てていく】
B:アナライザー
【人や物事を促進していく】
C:プロモーター【全体を支持していく】
D:サポーター
世の中には様々なタイプの分類方法があります。臨床心理学、組織行動学などをベースに多くのタイプ分けが出典され企業研修にも使われています。 また、日本で良く行われる血液型占いもタイプ分けの1つと考えて良いでしょう。血液型で言うならA型は貴重面で真面目、B型はマイペースで闊達、AB型は理論派、O型はおおらかでキャパシティが広いイメージでしょうか。 ここではコーチングの分野で代表的なタイプ分けをご紹介します。まず人を4タイプに分け、あなたと周囲の人やお客様がどのタイプに当てはまるかみて行きましょう。 該当する項目がもっとも多いタイプを選んでみてください。
《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 7 / 12
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【A:コントローラー】
【人や物事を支配していく】
A:コントローラー
【人や物事を促進していく】
C:プロモーター
【分析や戦略を立てていく】
B:アナライザー
【全体を支持していく】
D:サポーター
□ 自分の思い通りに物事を進めたがる
□ 行動的・野心家・エネルギッシュ□ 決断力がある□ ペースが速い□ 人を寄せ付けない印象を与える□ 優しい言葉をかけるのは苦手□ 人の話を聴かず、結論を急ぐ□ 自分をコントロールしようとする
人には反発する
A:コントローラー 1つ目のタイプは、人や物事を支配している、A:コントローラーです。 ・自分の思い通りに物事を進めたがる ・行動的・野心家・エネルギッシュ ・決断力がある ・ペースが速い ・人を寄せ付けない印象を与える ・優しい言葉をかけるのは苦手 ・人の話を聴かず、結論を急ぐ ・自分をコントロールしようとする人には反発する
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【B:アナライザー】
【分析や戦略を立てていく】
B:アナライザー
【全体を支持していく】
D:サポーター
【人や物事を支配していく】
A:コントローラー
【人や物事を促進していく】
C:プロモーター
□ 物事に取り組む時まずデータを集め分析する
□ 行動は慎重□ 計画を立てるのが好き□ 系統だった物事や規則を好む□ 変化や混乱には弱い□ 明確で論理的な仕事をする□ 孤立しても苦にならない□ 自分の事はあまり話さない
B:アナライザー 2つ目のタイプは、分析や戦略をたてていく、B:アナライザーです。 ・物事に取り組む時まずデータを集め分析する ・行動は慎重 ・計画を立てるのが好き ・系統だった物事や規則を好む ・変化や混乱には弱い ・明確で論理的な仕事をする ・孤立しても苦にならない ・自分の事はあまり話さない
《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 8 / 12
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【C:プロモーター】
【人や物事を支配していく】
A:コントローラー
【人や物事を促進していく】
C:プロモーター
【分析や戦略を立てていく】
B:アナライザー
【全体を支持していく】
D:サポーター
□ アイディアが豊富で想像力もある□ 人と活力のあることをするのが好き□ たのしい事が好きでエネルギッシュ□ 細かい事はあまり気に留めない□ 計画を立てたり、計画通りに進め
るのは苦手□ ときにうぬぼれたり「お調子者」と
言われたりする□ 変化や混乱に強く順応性が高い□ よく話す一方、あまり聞かない
C:プロモーター 3つ目のタイプは、人や物事を促進していく、C:プロモーターです。 ・アイディアが豊富で想像力もある ・人と活力のあることをするのが好き ・たのしい事が好きでエネルギッシュ ・細かい事はあまり気に留めない ・計画を立てたり、計画通りに進めるのは苦手 ・ときにうぬぼれたり「お調子者」といわれたりする ・変化や混乱に強く順応性が高い ・よく話す一方、あまり聞かない
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【D:サポ―ター】
【分析や戦略を立てていく】
B:アナライザー
【全体を支持していく】
D:サポーター
【人や物事を支配していく】
A:コントローラー
【人や物事を促進していく】
C:プロモーター
□ 人を援助する事を好む□ あたたかく、穏やかな印象□ 職場では協調性が高く、意欲
もある□ 直観力がある□ 決断に時間がかかる□ 仕事より人間関係に目が行く□ 計画や目標を立てる事には関心
がない□ 無意識に相手からの感謝や
愛情を求めている
D:サポ―ター 4つ目のタイプは、全体を支持していく、D:サポ―ターです。 ・人を援助する事を好む ・あたたかく、穏やかな印象 ・職場では協調性が高く、意欲もある ・直観力がある ・決断に時間がかかる ・仕事より人間関係に目が行く ・計画や目標を立てる事には関心がない ・無意識に相手からの感謝や愛情を求めている あなたに最も近いと思うタイプはどれでしょうか、じっくり考えてみましょう。
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■タイプ分けを活かしたコミュニケーション
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タイプ分けを活かしたコミュニケーション
自分に最も近いのは?
客観的に自分を振り返り、強みを生かしたコミュニケーションを!
周りの人たちは?
安易な決め付けには注意!
【人や物事を支配していく】
A:コントローラー【分析や戦略を立てていく】
B:アナライザー
【人や物事を促進していく】
C:プロモーター
【全体を支持していく】
D:サポーター
タイプ分けは客観的に自分を振り返る事が出来る優れたツールです。自分の強みを活かしたコミュニケーションができると、就業先でのパフォーマンスを更に上げることが可能です。 例えば、ある人はタイプ分けで自分は【D:サポーター】に近い、と感じました。 このタイプは先頭に立ってリーダーシップを取る【A:コントローラー】とは違い、人を援助する事を好みます。今まではリーダーシップを取る事が苦手な自分に劣等感を持っていましたが、 タイプ分けで【D:サポーター】という自分の強みを知り、就業先での関わり方に自信が持てるようになった、と言います。 その後のチームプロジェクトでは、無理をして先頭に立つのではなく、全体を把握し援助する役割で自分の強みが活きる、と実感し、チームに貢献できる力が明確になったようです。 コースの冒頭で、「あなたが就業先でコミュニケーションを取る人たちを思い浮かべてください」と伝えました。その人たちを4つのタイプに分けるとすればどれに当てはまるでしょうか。 実際に顔を思い浮かべ想像してみましょう。この時に、「あの人は○○タイプだからきっとこうだ。仕方がない」などと、安易に決めつけないよう注意が必要です。先入観でコミュニケーションをあきらめてしまうと、自分のスキルアップどころかパフォーマンスは大きく後退します。 タイプ分けは人を4つのタイプにあてはめるものではなく、自分をよく知り、相手をよく見て聞いて、新しい関係を築くための1つの入り口です。 自分のコミュニケーションスキルを高める事が目的だと再確認した上で行いましょう。
《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 10 / 12
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接し方のポイント【A:コントローラー】
A:コントローラーの相手
スピードが肝心
前置きは控えめに
結論から単刀直入に
質問する理由を先に
ほめるときは事実を伝える
次に各タイプとの接し方のポイントをみていきましょう。 A:コントローラー
このタイプへの報告にはスピードが肝心です。長い前置きや、1から10まで説明するような報告は不要です。結論から単刀直入にスピード感を持って伝えられるよう、報告前に練習しておきましょう。また、目的を明確にすることも重要です。情報を引き出したい時には「○○の部分でミスをなくす為に○○について教えていただけますか」と質問する理由を先に伝えましょう。褒め言葉についても「お客様が大変喜ばれていました」などと事実を伝えると、相手にとって受け取りやすいでしょう。
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接し方のポイント【B:アナライザー】
B:アナライザーの相手
端的にすませず丁寧に
具体的な数字やデータ
抽象的な質問は避ける
依頼には理由・背景を添える
B:アナライザー
このタイプは時間をかけて情報を整理するので、報告は端的にすませず、丁寧に具体的な数字やデータを上げて伝えるとよいでしょう。質問では「この部分はざっくりと、どぉーんと行けば良いでしょうか?」などと抽象的に表現せず、「○○についてのレジュメ作成では、項目は増やさず大項目5項目でまとめてよろしいでしょうか」などと具体的に伝えましょう。
また、依頼には先に理由や背景を伝え納得してもらうと受け入れもスムーズです。
《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 11 / 12
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接し方のポイント【C:プロモーター】
単調な報告は飽きられる
ポイントを短くし抑揚を
間口を広く取った質問
相槌を打つ
積極的に感想を述べる
C:プロモーターの相手
C・プロモーター 人への影響力を好むこのタイプへは、長々と単調な報告を行うとあきやすい傾向にあります。
長い説明で語るより、ポイントを短くし、言葉に抑揚を付けて話すと良いでしょう。 相手から必要な情報を得る際は、「まずはイメージ全般を聞かせて下さい」など、相手が 自由に返答できる質問をすると良い情報が引き出せます。
話を聴く時には相づちを打ち、積極的に「そんな切り口があったんですね。凄いですね。やる気が湧いてきました」などとプラスの感想を述べると更にコミュニケーションが深まります。
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接し方のポイント【D:サポーター】
相手の貢献に感謝する
質問するときも先に感謝の
気持ちを伝える
D:サポーターの相手
D:サポーター
自分が相手の期待に応えているか気になるタイプです。 報告では「先日○○について詳しく教えて頂いたので、作成までに時間が短縮できて今日ご報告が出来ます」など、相手の貢献に感謝する言葉を述べるとよいでしょう。 質問をしたり情報が欲しい場合も「いつもありがとうございます」、「お陰様で大変助かっています」と先に感謝の気持ちを伝え、要望を話すとうまく行くでしょう。
《仕事力を高める》 タイプ別コミュニケーション 12 / 12
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おさらい
相手に合わせてコミュニケーションを変える
・業務がスムーズに運ぶ・達成感や満足感が得られる
相手の行動ではなく自分の行動が鍵
以上のことを実践し、相手に合わせてコミュニケーションを変えると、業務がスムーズに運んだり、達成感や満足感が得られるシーンも増えるでしょう。 鍵は「相手」ではなく「自分の行動」にあります。ビジネスコミュニケーションで主導権を握るのはあなた自身です。この講座での学びを積極的に取り入れ、これからのパフォーマンスをますます向上させましょう。