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Page 1: 尾瀬携帯電話等の利用状況説明 - env資料6-2 平成29年度尾瀬国立公園協議会 1 尾瀬国立公園内での携帯端末の利用に関するアンケート結果

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尾瀬携帯電話等の利用状況説明

Page 2: 尾瀬携帯電話等の利用状況説明 - env資料6-2 平成29年度尾瀬国立公園協議会 1 尾瀬国立公園内での携帯端末の利用に関するアンケート結果

© KDDI

2017年9月/10月調査結果報告

1

①調査概要 (P1~3)

・時期 : 2017年9月17日 10月8日・場所 : 山ノ鼻地区・龍宮地区・見晴地区の3ヵ所にて実施・方法 : 山小屋利用客、従業員にアンケート用紙での調査

山小屋周辺での観察調査及びヒアリング調査

②調査にて明らかになった問題点等 (P12~28)

・マナーの問題との意見が多い着信音や通話音、間近で使われた、歩きスマホ等

③関係者より指摘のあった懸念点

・通話可能範囲が尾瀬ヶ原まで広がっているのではないか?

④…②③の対応について・2018年度及び2019年度も利用状況の調査時にマナー啓発を行う

アンケートを実施する際に配布するノベルティに歩きスマホ禁止等の表示及び調査員から「マナーを守りましょうと」一言声をかける等。

尾瀬で携帯が使えるとPR予定のポスターに歩きスマホ禁止等の表示を行う。(配布予定先 公共交通機関/尾瀬周辺の宿泊施設等)

・通話可能範囲の確認 今年度サービス開始後(6月頃)に関係者に立会い頂き通話範囲の確認を行う

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

1

尾瀬国立公園内での携帯端末の利用に関するアンケート結果

関東地方環境事務所

1 アンケート実施概要

(1)目的:平成 29 年秋より一般利用者向けの通信環境が整備され、尾瀬国立公園内の山ノ鼻及び尾

瀬沼地域の山小屋内及びその周辺で携帯端末の通信が可能となった。このような変化を受け、環

境省にて携帯端末の利用実態や問題を把握する調査を実施した。

(2)日程:9月 20日より、尾瀬国立公園の全山小屋内における携帯電話のエリア化が順次開始された

ことを受け、運用開始の 2週間後に調査を実施した。

◆調査日:平成 29 年 10 月 7 日(土)・8 日(日)※鳩待峠、大清水 10 月 8 日(日)・9 日(月)※御池、沼山峠 ※調査時間帯は、登山口での下山者を対象としたことから、9:00~16:00 とした。

(3)実施場所:群馬県側の登山口「鳩待峠」、「大清水」(本調査)

福島県側の登山口「御池」、「沼山峠」(追加調査)

(4)実施場所:アンケート調査に際しては、登山口で下山客に声をかけて、協力の意向のある方を対

象に実施した。また、入山客に関しても、問い合わせがあった際は、下山の際に協力いただきた

い旨を伝え、取得数の向上を図った。

(5)設問:携帯端末の利用状況を把握するため、下表のとおり設問を設定した。

表 1 調査票の項目

設問番号 設問内容

問1 (旅行概要)

・入下山口名称 ・入下山口出発/到着(予定)時刻 ・旅程 ・宿泊場所 ・来訪目的 ・コース、主な目的地、自動車利用者の利用駐車場(地図形式記入)

問2 ・携帯端末のエリア化※の認知度 ・認知した媒体(SQ 認知者)

問3 ・登山中の携帯端末の利用の有無 ・利用した目的と利用箇所(SQ 利用者) ・携帯端末使用時のトラブルの有無(利用者・未利用者対象)

問4 ・登山時の携帯端末の使用についての考え方

問5 ・性別・年齢 ・住所(都道府県) ・交通手段 ・同行者の間柄、人数 ・尾瀬への来訪回数 ・登山歴 ・登山頻度

問6 ・尾瀬国立公園内の携帯端末の利用に関する意見、要望等(自由記入)

(6)目標有効回答サンプル数:本調査で 150 票程度の回収を目標とした。

(7)回答結果:本調査、追加調査を合わせて、合計 220 票回収した。

表 2 アンケート回収結果

調査場所/日程 10/7(土) 10/8(土) 10/9(日) 合計

鳩待峠(本調査) 53 79 - 132

大清水(本調査) 18 53 - 71

御池・沼山峠

(追加調査) - 7 10 17

合計 71 139 10 220

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

2

2 アンケート集計結果

(1) 回答者のプロフィール

図 1 性別構成 図 2 年齢構成

図 3 居住地(上位 10 都府県)

図 4 同行者の構成 図 5 尾瀬への来訪回数

図 6 登山歴 図 7 登山頻度

60.9%

65.2%

53.5%

58.8%

36.4%

31.8%

45.1%

35.3%

2.7%

3.0%

1.4%

5.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

男性 女性 無回答

2.3%

2.3%

2.8%

11.8%

12.1%

12.7%

5.9%

16.8%

15.2%

16.9%

29.4%

14.1%

12.9%

16.9%

11.8%

22.3%

19.7%

25.4%

29.4%

22.3%

25.0%

19.7%

11.8%

6.8%

8.3%

5.6%

2.7%

3.0%

11.8%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠(N=17)

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 無回答

14.5%

16.7%

12.7%

5.9%

38.6%

35.6%

45.1%

35.3%

26.8%

25.0%

31.0%

23.5%

5.5%

8.3%

5.9%

5.9%

3.8%

8.5%

11.8%

5.9%

7.6%

1.4%

11.8%

2.7%

1.4%

5.9%

10.5%

12.9%

8.5%

13.2%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠(N=17)

単独 家族・親戚 友人・知人 山岳愛好会等

会社関係 団体ツアー その他 無回答

32.3%

30.3%

39.4%

17.6%

19.5%

15.9%

26.8%

17.6%

23.2%

23.5%

19.7%

35.3%

21.8%

26.5%

12.7%

23.5%

3.2%

3.8%

1.4%

5.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

初めて 2回目 3~5回目 6回以上 無回答

32.3%

30.3%

39.4%

17.6%

19.5%

15.9%

26.8%

17.6%

23.2%

23.5%

19.7%

35.3%

21.8%

26.5%

12.7%

23.5%

3.2%

3.8%

1.4%

5.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠(N=17)

初めて 2回目 3~5回目 6回以上 無回答

10.0%

10.6%

11.3%

20.5%

18.9%

26.8%

5.9%

32.3%

32.6%

33.8%

23.5%

12.3%

11.4%

12.7%

17.6%

15.9%

16.7%

12.7%

23.5%

6.8%

6.8%

2.8%

23.5%

2.3%

3.0%

5.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

初めて・以前やったことがある 年に1回程度2~3ヶ月に1回 1~2ヶ月に1回1ヶ月に1回程度 ほぼ毎週のように行く無回答

28.2%

28.8%

33.8%

0.0%

19.1%

15.9%

23.9%

23.5%

11.8%

15.9%

7.0%

10.9%

11.4%

5.6%

29.4%

9.5%

10.6%

9.9%

3.6%

3.0%

5.6%

1.4%

17.6%

1.4%

0.8%

2.8%

0.9%

0.8%

1.4%

0.9%

0.8%

1.4%

0% 10% 20% 30% 40%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠(N=17)

東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 群馬県

茨城県 福島県 静岡県 北海道 宮城県

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

3

(2)旅行概要(問1)

① 入山日(下山者対象)(図 8)

・アンケート対象者に占める入山日

は、当日が 5 割強を占め、前日の

入山が4割弱みられる。 ・御池・沼山峠では、「前日」の入山

が9割近くを占めている。 図 8 入山日

② 来訪目的(複数回答可)

(図 9)

・「ハイキング・トレッキング」が

7割強で最も多く、次いで「登

山」、「風景を見る」と続く。 ・鳩待峠・大清水では、「登山」の

割合が 25%程度に対し、御池・

沼山峠では 5 割強となってい

る。 ・「写真撮影」が鳩待峠では14.4%

に対し、大清水では 1.4%、御

池・沼山峠では 5.9%となって

いる。 図 9 来訪目的

(3)全山小屋内における携帯

端末のエリア化について

(問2) ① サービスについての認知

(図 10)

・「知らなかった」が約7割を占め、

「知っていた」を大きく上回る。

②認知媒体(図 11)

・「現地(山小屋)」が4割で最も

多いほか、「その他」も3割強

を示す。 ・「御池・沼山峠」では「現地(山

小屋)」が7割強を占めている。 <その他の一例>

・ニュースで知った、新聞でみ

た、テレビで見た、以前から知

っていた など

図 11 サービスについての認知媒体

51.4%

65.9%

35.2%

5.9%

38.2%

28.0%

45.1%

88.2%

10.0%

6.1%

18.3%

5.9%

0.5%

1.4%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

今日 きのう おととい その他日付 無回答

23.6%

25.0%

14.1%

52.9%

74.5%

72.7%

81.7%

58.8%

3.2%

3.0%

2.8%

5.9%

20.9%

28.8%

4.2%

29.4%

9.5%

14.4%

1.4%

5.9%

4.1%

6.1%

5.9%

4.1%

6.8%

7.3%

10.6%

2.8%

2.7%

1.5%

4.2%

5.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

登山 ハイキング・トレッキング(軽い山歩き) 花を見る

風景を見る 写真撮影 仲間との語らい

気分転換 その他(紅葉目的を含む) 無回答

40.0%

39.0%

29.4%

71.4%

7.7%

12.2%

13.8%

17.1%

11.8%

32.3%

26.8%

47.1%

28.6%

6.2%

4.9%

11.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=65)

鳩待峠(N=41)

大清水(N=17)

御池・沼山峠(N=7)

現地(山小屋) KDDIのHP・チラシ 人から聞いて その他 無回答

29.5%

31.1%

23.9%

41.2%

70.5%

68.9%

76.1%

58.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠(N=17)

知っていた 知らなかった 無回答

図 10 サービスについての認知度

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

4

<携帯端末の利用範囲(上)、登山口別の日帰りルート及び携帯端末の利用地点(中・下)>

歩行者・日帰り

携帯端末の利用範囲(全域)

登山者数の多い、鳩待

峠~尾瀬ヶ原~見晴間

の利用者が多く、鳩待

峠からの日帰り客の利

用割合が高い。 利用者数の上位は、「山

ノ鼻」、「牛首分岐」、「見

晴」と続き、山小屋の整

備箇所、主たる地点で

の利用者数が多い。

図 12

鳩待峠(日帰り)

通行者数は、鳩待峠~

山ノ鼻~牛首分岐が

80%以上を占める。竜

宮十字路までは 50%以上の通行割合である

が、見晴・尾瀬沼方面ま

で足を延ばす人は少な

い。 携帯端末利用者は通行

者数の半分弱である。

地点の上位は、「山ノ

鼻」、「牛首分岐」であ

り、カメラ等の撮影を

含めると 5 割以上利用

されている。 図 13

大清水(日帰り)

通行者数は、大清水~

尾瀬沼間の利用が中心

で、燧ケ岳や沼山峠方

面まで足を延ばす人は

少ない。 携帯端末利用者は通行

者数の 25%以下であ

る。地点の上位は、「三

平下」であり、全利用者

の半数である。

図 14

渋沢温泉

大江湿原

大江湿原分岐

長英新道

分岐

沼尻

大清水平

分岐

三平下

一ノ瀬休憩所

三条ノ滝

赤田代

赤田代分岐

見晴

竜宮

十字路

牛首分岐

富士見峠

富士見下

戸倉

燧ヶ岳

(アヤメ平)

(尾瀬ヶ原)尾瀬沼

見本園

山ノ鼻至仏山

七入

P P

ヨッピ吊橋

御池

沼山峠

大清水

鳩待峠 PP

小沢平

N=95(携帯端末利用者数)

(林道) (旧道)

凡 例

携帯端末利用者数

22

43

40

32

30

29

16

13

12

11

30

1117

10

XX

28

88

6 6

渋沢温泉

大江湿原

大江湿原分岐

長英新道

分岐

沼尻

大清水平

分岐

三平下

一ノ瀬休憩所

三条ノ滝

赤田代

赤田代分岐

見晴

竜宮

十字路

牛首分岐

富士見峠

富士見下

戸倉

燧ヶ岳

(アヤメ平)

(尾瀬ヶ原) 尾瀬沼

見本園

山ノ鼻

至仏山

七入

P P

ヨッピ吊橋

御池

沼山峠

大清水

鳩待峠 PP

小沢平

N=26(通行者数)

N=6(携帯端末利用者数)

(林道) (旧道)

凡 例

1.0~ 4.9ポイント

5.0~ 9.9ポイント

10.0~29.9ポイント

30.0~49.9ポイント

50.0~79.9ポイント

80.0ポイント以上

携帯端末利用者数

(上位10地点程度)XX

渋沢温泉

大江湿原

大江湿原分岐

長英新道

分岐

沼尻

大清水平

分岐

三平下

一ノ瀬休憩所

三条ノ滝

赤田代

赤田代分岐

見晴

竜宮

十字路

牛首分岐

富士見峠

富士見下

戸倉

燧ヶ岳

(アヤメ平)

(尾瀬ヶ原) 尾瀬沼

見本園

山ノ鼻至仏山

七入

P P

ヨッピ吊橋

御池

沼山峠

大清水

鳩待峠 PP

小沢平

N=87(通行者数)

N=42(携帯端末利用者数)

(林道) (旧道)

凡 例

1.0~ 4.9ポイント

5.0~ 9.9ポイント

10.0~29.9ポイント

30.0~49.9ポイント

50.0~79.9ポイント

80.0ポイント以上

携帯端末利用者数

(上位10地点程度)XX

24

19

11

2219

18

13 8

Page 8: 尾瀬携帯電話等の利用状況説明 - env資料6-2 平成29年度尾瀬国立公園協議会 1 尾瀬国立公園内での携帯端末の利用に関するアンケート結果

資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

5

<登山口別の宿泊ルート及び携帯端末の利用地点>

歩行者・宿泊

福島側(宿泊)

通行者数は、御池~沼

山峠~尾瀬沼~見晴~

竜宮の利用が中心であ

るが、燧ケ岳や赤田代

方面など、様々な登山

道に分岐している。一

方、大清水へ抜ける登

山客は存在しない。 携帯端末利用者は通行

者数の半数以上の利用

であり、地点の上位は、

「見晴」であり、山小屋

での宿泊者の利用によ

り割合が高くなってい

ると考えられる。 図 15

鳩待峠(宿泊)

通行者数は、鳩待峠~

山ノ鼻~牛首分岐~竜

宮~見晴が 80%以上

を占め、日帰りよりも

足を延ばしている。 一方、尾瀬沼~大清水

への回遊利用の割合は

少ない(大清水通行者

13.3%)。 携帯端末利用割合は 7割弱であり、地点の上

位は、「見晴」、「山ノ

鼻」、「牛首分岐」である

が、日帰りに比べて利

用地点は分散する傾向

にある。 図 16

大清水(宿泊)

通行者数は、大清水~

尾瀬沼間の利用が中心

であるが、半数以上は

見晴~山ノ鼻~鳩待峠

の回遊型の利用であ

る。 携帯端末利用者は通行

者数の 20%と鳩待峠

の宿泊割合の半分以下

である。 利用者は主に大清水~

鳩待峠の主要な登山道

で利用しており、それ

以外の利用は見受けら

れない。 図 17

渋沢温泉

大江湿原

大江湿原分岐

長英新道

分岐

沼尻

大清水平

分岐

三平下

一ノ瀬休憩所

三条ノ滝

赤田代

赤田代分岐見晴

竜宮

十字路

牛首分岐

富士見峠

富士見下

戸倉

燧ヶ岳

(アヤメ平)

(尾瀬ヶ原) 尾瀬沼

見本園

山ノ鼻至仏山

七入

P P

ヨッピ吊橋

御池

沼山峠

大清水

鳩待峠 PP

小沢平

N=12(通行者数)

N=7(携帯端末利用者数)

(林道) (旧道)

凡 例

1.0~ 4.9ポイント

5.0~ 9.9ポイント

10.0~29.9ポイント

30.0~49.9ポイント

50.0~79.9ポイント

80.0ポイント以上

携帯端末利用者数

(上位10地点程度)XX

26

渋沢温泉

大江湿原

大江湿原分岐

長英新道

分岐

沼尻

大清水平

分岐

三平下

一ノ瀬休憩所

三条ノ滝

赤田代

赤田代分岐

見晴

竜宮

十字路

牛首分岐

富士見峠

富士見下

戸倉

燧ヶ岳

(アヤメ平)

(尾瀬ヶ原) 尾瀬沼

見本園

山ノ鼻至仏山

七入

P P

ヨッピ吊橋

御池

沼山峠

大清水

鳩待峠 PP

小沢平

N=45(通行者数)

N=31(携帯端末利用者数)

(林道) (旧道)

凡 例

1.0~ 4.9ポイント

5.0~ 9.9ポイント

10.0~29.9ポイント

30.0~49.9ポイント

50.0~79.9ポイント

80.0ポイント以上

携帯端末利用者数

(上位10地点程度)

XX

14

13

12

76

渋沢温泉

大江湿原

大江湿原分岐

長英新道

分岐

沼尻

大清水平

分岐

三平下

一ノ瀬休憩所

三条ノ滝

赤田代

赤田代分岐

見晴

竜宮

十字路

牛首分岐

富士見峠

富士見下

戸倉

燧ヶ岳

(アヤメ平)

(尾瀬ヶ原) 尾瀬沼

見本園

山ノ鼻

至仏山

七入

P P

ヨッピ吊橋

御池

沼山峠

大清水

鳩待峠 PP

小沢平

N=45(通行者数)

N=9(携帯端末利用者数)

(林道) (旧道)

凡 例

1.0~ 4.9ポイント

5.0~ 9.9ポイント

10.0~29.9ポイント

30.0~49.9ポイント

50.0~79.9ポイント

80.0ポイント以上

携帯端末利用者数

(上位10地点程度)XX

Page 9: 尾瀬携帯電話等の利用状況説明 - env資料6-2 平成29年度尾瀬国立公園協議会 1 尾瀬国立公園内での携帯端末の利用に関するアンケート結果

資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

6

(4)尾瀬国立公園(園地外)の携帯端末の使用状況(問3)

① 携帯端末の使用

(図 18・19・20)

・「使用した」が 67.7%と、3

グループに 2 グループが使

用している。

・地点別では、「鳩待峠」の割

合が高くなっている。

図 18 携帯端末の使用

・携帯端末の使用目的として、

「通信無し」の利用が 9割弱

を占める。

・「通信あり」の機能の利用は

全体の 34.7%であり、「全山

小屋内における携帯端末の

エリア化の認知度」より高く

なっている。

・地点別では、大清水では「通

信あり」の機能の利用率が他

の地点より低くなっている。

図 19 携帯端末の使用目的(通信の有無)

・全山小屋内における携帯端

末のエリア化の認知度別の

携帯端末の使用目的では、認

知者は5割近くが「通信あり」

の機能を利用しているのに

対し、知らない回答者は 3割

弱の利用に留まっている。

・一方、「通信なし」の機能の

利用者は、それぞれ 8割を超

え、知らない回答者の利用割

合の方が高い

・今後は、携帯端末のエリア化のサービスの認知度が高まるにつれ、「通信機能」の利用割合が高く

なることが想定される。

34.7%

48.9%

28.6%

87.3%

82.2%

89.5%

0.0%

0.0%

1.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=150)

知っていた(N=45)

知らなかった(N=105)

通信あり 通信無し 不明

34.7%

37.3%

18.9%

63.6%

87.3%

89.2%

86.5%

72.7%

1.3%

1.0%

9.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=150)

鳩待峠(N=102)

大清水(N=37)

御池・沼山峠(N=11)

通信あり 通信無し 無回答

67.7%

77.3%

52.1%

58.8%

31.8%

22.7%

47.9%

35.3%

0.5%

5.9%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計

(N=220)

鳩待峠

(N=132)

大清水

(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

使用した 使用しなかった 無回答

図 20 全山小屋内における携帯端末のエリア化の認知度別

の利用割合

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

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・また、携帯端末の使用目的(詳細)では、「カメラ」の利用が 8 割弱を占める。次いで、「地図」

(20.0%)、「SNS」(16.7%)と続く。

図・表 21 携帯端末の使用目的(詳細)

利用したい機能 具体の理由(一例)

通話 ・山小屋で通話、仕事の連絡、家族との連絡、電波の入る限りで定時連絡

・紅葉情報を伝えるため、友人との会話を楽しんだ

メール

・山小屋でメールを使用、家族にメールするため

・ショートメールは送れたが、添付動画は送れなかった

・メールは受信のみで利用

インターネット ・日々のニュース、気象状況の収集

・時刻表等の確認、家族に連絡するため、動画を見る

SNS ・LINE利用(家族への連絡、山頂での発信、写真の送信など)

・Facebook での写真掲載

カメラ ・風景撮影、紅葉の撮影、花の撮影、各ポイントでの撮影

地図(GPS取得) ・位置確認、ルート確認、地図アプリの利用、

・ヤマレコ、「ジオグラフィカ」位置情報ソフトの利用

その他 ・時間確認(時計機能)、メモ記録、ライトとして利用

10.0%

10.8%

5.4%

18.2%

10.0%

10.8%

36.4%

10.0%

6.9%

8.1%

45.5%

16.7%

17.6%

8.1%

36.4%

79.3%

83.3%

78.4%

45.5%

20.0%

17.6%

18.9%

45.5%

5.3%

2.9%

10.8%

9.1%

1.3%

1.0%

9.1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=150)

鳩待峠(N=102)

大清水(N=37)

御池・沼山峠

(N=11)

通話 メール インターネット SNS

アプリゲーム カメラ 地図(GPS取得) 図鑑(植物等)

その他 無回答

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

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② 携帯端末使用時のトラブル(図 22、図・表 23)

・「ない」が82.6%を占め、

携帯端末使用時のトラ

ブルは少ない。

・「ある」は1.8%に対し、

「見かけたことがある」

は 10.5%であり、回答者

自身では体験してない

ものの、1 割近くでトラ

ブルを見かけたことが

ある。

図 22 携帯端末使用時の登山客とのトラブル(使用した・していない全数)

・携帯端末使用時のトラ

ブルの内容として、「カ

メラ撮影による立ち止

まり」が 69.7%と高い。

・次いで、「歩きながらの

スマホ利用」(18.2%)で

あり、トラブルの内容は

上述の2項目のみである。

・トラブルの具体の内容

は以下の通りである。

図・表 23 携帯端末使用時のトラブルの内容(一部自由意見から抜粋)

項目 具体のトラブル内容

カメラ撮影

・撮影中に注意された、早く動いてと言われた

・撮影に夢中で道をふさいでいた

・道をふさいでいた、人が通れなくなっていた、撮影者が多く渋滞箇所があった

・若い子が写真撮影して動かない。歩きながら使う。

スマホ利用 ・木道から足を踏み外した、木道から落ちた人がいた

・下りでの歩きながらのスマホ利用で危なかった(外国人)

その他

・キャンプ場で携帯の目覚まし(アラーム)が鳴る、マナーの問題だろが、夜中に何

度も起こされた。

・キャンプ場で、大声で話している人(通話している人)がいる。今でも時々、隣の

テントから目覚ましが聞こえ、うるさく思うことがある。

・右側歩行を守らない。尾瀬は個人客が多いので、ルール・マナーの徹底を。

1.8%

3.0%

10.5%

17.4%

82.6%

75.8%

93.0%

100.0%

5.0%

3.8%

7.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=219)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠(N=16)

ある 見かけたことがある ない 無回答

18.2%

19.4%

69.7%

74.2%

18.2%

12.9%

100.0%

100.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(N=33)

鳩待峠(N=31)

大清水(N=1)

御池・沼山峠(N=1)

通話の声が大きい 歩きながらのスマホ利用 アプリゲームによる立ち止まりカメラ撮影による立ち止まり 休憩場所等の占有 その他無回答

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

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(5)尾瀬国立公園全域を含めた登山時の携帯端末の使用について(問4)

① 利用したい機能(図・表 24)

・「通話」が5割強を占め、次いで「地図(GPS 取得)」、「インターネット」、「図鑑(植物等)」と続

く。

・「SNS」の回答は、鳩待峠で 33.3%に対し、大清水 18.3%、御池・沼山峠 17.6%と鳩待峠の半分程

度の回答である。鳩待峠利用者の年齢や登山歴、登山ルートにより割合が高くなったことが想定さ

れる。

図・表 24 利用したい機能(複数回答)

利用したい機能 具体の理由(一例)

通話 ・緊急時の連絡、家族への緊急連絡、安否確認、小屋への連絡

・感動を早く伝えたい、情報伝達(見どころ)、仕事先への連絡

メール ・安否確認、家族との緊急連絡用、友人等への安否連絡

・写真の送付、リアルタイムの写真送信、感動を早く伝えたい

インターネット ・情報の入手、天気の確認、動植物・昆虫を調べる、尾瀬に関する調べもの

・宿への予約、帰りの予約(席)、YouTube を見る

SNS ・LINEによる安否確認、緊急連絡、仕事での利用

・リアルタイムの画像送信、投稿、Facebook、instagram への掲載

アプリゲーム ・自然の中でくつろぎながらゲームしたい、尾瀬のアプリがあればよい

カメラ ・安否確認、風景・自然の撮影、風景の発信

地図(GPS取得) ・地図の確認、GPSによる位置情報確認、位置ごとの花の名前の整理

図鑑(植物等) ・現地で見た植物のチェック、植物・草花のチェック

その他 ・翻訳アプリは外国人向けに利用価値が高い

携帯端末は使用しない ・山に来たら非日常を味わいたい、このような観光地での携帯利用は十分慎重に、

利用が可能になると、わがままな利用が増えてくる。

52.7%

54.5%

53.5%

35.3%

35.5%

34.1%

33.8%

52.9%

40.5%

37.9%

45.1%

41.2%

27.3%

33.3%

18.3%

17.6%

2.7%

3.0%

1.4%

5.9%

38.2%

36.4%

38.0%

52.9%

44.5%

38.6%

52.1%

58.8%

7.7%

9.1%

4.2%

11.8%

0.9%

1.4%

5.5%

6.8%

4.2%

0% 20% 40% 60% 80%

合計(N=220)

鳩待峠(N=132)

大清水(N=71)

御池・沼山峠

(N=17)

通話 メール インターネットSNS アプリゲーム カメラ地図(GPS取得) 図鑑(植物等) その他携帯端末は使用しない

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

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3 アンケート結果のまとめ

これまで整理してきたアンケート結果を踏まえ、主に尾瀬国立公園における携帯端末の利用実態の

把握及び検証を行うと次のような点が指摘できる。

■携帯端末の使用について

・携帯端末の使用者は、67.7%と 3 グループに 2 グループが使用していた。「通信あり(通話・メール

等)」、「通信無し(カメラ、地図(GPS)等」別では、「通信無し」の利用が 9 割弱を占めており、

全回答者の 6割程度が携帯端末の通信無しの機能を使用していた。

・一方、「通信あり(通話・メール等)」機能の利用は全体の 34.7%であり、「全山小屋内における携帯

端末のエリア化の認知度(29.5%)」より高くなっている。エリア化される前から、一部の区間では

通信が可能であったこと、認知せずに通信ができることに気づいて利用したことなどの理由により、

認知度より高くなったことが想定される。

・利用割合は、福島側(宿泊)、鳩待峠(宿泊)の割合が高く 5割以上であり、利用地点は主に山ノ鼻~

牛首~竜宮~見晴間の山小屋周辺や分岐点である。一方、大清水からの登山客の利用割合は低い。

・全山小屋内における携帯端末のエリア化の認知別における携帯端末の使用目的では、エリア化の認知

者の 5割近くが「通信あり」の機能を利用しているのに対し、知らない回答者は 3割弱の利用に留ま

っている。

・一方、「通信なし」の機能の利用者はそれぞれ 8割を超え、知らない回答者の利用割合の方が高い。そ

のため、携帯端末の使用割合には、認知の有無は起因していない。

・以上から、全山小屋内における携帯端末のエリア化は、アンケート調査の数ヶ月前から始められたサ

ービスであり、今後認知度が高まるにつれて、「通信あり」の利用割合が高くなることが想定される。

■利用したい機能について(携帯端末の通信が可能な場合)

・「通話」が 5割強を占め、次いで「地図」、「インターネット」、「図鑑」と続く。「SNS」の回答は、鳩待

峠で 33.3%に対し、大清水 18.3%、御池・沼山峠 17.6%と鳩待峠の半分程度の回答である。鳩待峠

利用者の年齢や登山歴、登山ルートにより割合が高くなったことが想定される。

・現状では、「通信あり」の機能の利用割合は、通話・メール・インターネットともに 10.0%の利用割

合であったことから、今後通信が可能になった場合、「通話」や「インターネット」等の通信ありの

機能の利用者が大幅に増加するものと考えられる。

・「通話」機能の利用理由は、「緊急時の連絡、家族への緊急連絡、安否確認」などが上げられる。

■携帯端末使用時のトラブルについて

・「ない」が 82.6%を占め、携帯端末使用時のトラブルは現状では少ない。一方、「ある」は 1.8%に対

し、「見かけたことがある」は 10.5%であり、1割近くでトラブルを見かけたことがある。

・携帯端末使用時のトラブルの内容として、「カメラ撮影による立ち止まり」が 69.7%と高く、現状の

使用目的の割合に起因するものである。

・また、携帯端末使用時以外のトラブルとして、「キャンプ場で携帯の目覚まし(アラーム)が鳴る」、

「キャンプ場で、大声で話している人(通話している人)」など、音や通話に関するものが上げられ

る。今後、一般利用者向けの通信環境の認知度が高まり、「通話」機能の使用者が増えるにつれ、現

状より音や通話でのトラブルが多くなることが懸念される。

以上を踏まえ、一般利用者向けの通信環境が整備されることで、通話機能の利用が高まり、緊急時の

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資料6-2 平成 29 年度尾瀬国立公園協議会

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連絡等、安否確認などで使用でき、安全面が高まることが期待される。一方、山小屋等での通話利用に

より、トラブルになることも考えられることから、登山客のマナーを向上させるための取組み(パンフ

レット、案内看板等による周知など)の実施などが求められる。

<参考:アンケート調査票>

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