松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長...

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松戸市社会教育委員会議会議録

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Page 1: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

松戸市社会教育委員会議会議録

平 成 2 9 年 度 第 2 回

Page 2: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

平成29年度第2回 松戸市社会教育委員会議

○平成30年2月5日(月曜日)

○出席委員

福留委員長 山﨑副委員長 藤澤委員 山口委員 三島委員 小熊委員

神谷委員

○市側出席者

平野生涯学習部長 星野社会教育課長 林生涯学習推進課長

藤谷社会教育課長補佐 中山生涯学習推進課長補佐

齊藤主査 永嶋主任主事 齊藤主任主事 荻村主事補

○次第

1 委員長挨拶

2 生涯学習部長挨拶

3 議事

(1)社会教育関係団体に対する補助金について

(2)社会教育計画の評価報告書の変更について

4 報告

(1) 第59回全国社会教育研究大会北海道大会の報告及び第52回千葉県社会

教育振興大会の報告について

(2)平成30年松戸市成人式の報告について

5 その他

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Page 3: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

◎委員長挨拶

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◎生涯学習部長挨拶

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◎開 会

福留委員長 初めに、この会議は、松戸市情報公開条例に基づいて公開の対象になっているも

のです。この会議を公開にしてよろしいでしょうか。

(「はい」の声あり)

福留委員長 そうしますと、今日はどうでしょう。傍聴の件とかございますか。

事務局 今日はゼロ名でございます。

福留委員長 それでは、わかりました。これから議事に入りたいと思います。第2回目の議事

録の署名については、今日は山口委員と藤澤委員にお願いしたいと思いますが、よろしいで

しょうか。

(「はい」の声あり)

福留委員長 お願いいたします。

─────────────────────────────────────────────────

◎社会教育関係団体に対する補助金について

福留委員長 それでは、議事に入らせていただきます。

1番目は議事が2つありますけれども、社会教育関係団体に対する補助金についてです。

去年の会議で、補助金を確定した段階で意見を聞くのではなくて、翌年度に向けて途中経

過で説明をお願いしたいという意見があったと記憶しておりますが、本日は平成30年度に向

けた現段階での状況について説明をしていただくということにしたいと思います。いかがで

しょうか。よろしくお願いしたいと思います。

林生涯学習推進課長 生涯学習推進課長でございます。改めまして、どうぞよろしくお願いい

たします。

中身に入る前なんですけれども、この2月はうちのほうは青少年会館の芸術祭ですとか、

いろいろと事業がございますので、皆様のお時間がもしございましたらぜひご参加いただけ

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Page 4: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

ればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、議題のほうを進めさせていただきます。

30年度に向けて、補助金の現在の途中経過でございますけれども、これまで関係団体から

今年度の取り組み状況や平成30年度に向けた取り組みのお考え、また、この補助金以外につ

きましてもいろいろと連携を図っておりますので、そういった中での支援の必要性などにつ

いて総合的にお話を伺った中で、教育委員会及び財政当局とも調整をさせていただきました。

新年度につきましては、お手元に配付いたしました平成29年度の社会教育関係団体に対する

補助金の実績ベースでもって3月議会の予算審査に向けて準備をさせていただいているとこ

ろでございます。

なお、今回、先ほど福留先生からお話を承ったとおり、私自身もこの担当課長になって2

年目を迎えるのですが、これまでの皆様方とのいろんなやりとりの中で果たして補助金の皆

さんからご意見を頂戴する時期が、これまでのやり方の時期が一番ふさわしいのかなという

ことについて考えてまいりました。

具体的には、これまでは3月の市議会の予算審査を経た後、新年度に入って大体6月の終

わりごろかとは思うんですが、その年度、当該年度の補助金を対象にご意見を頂戴しており

ました。他の自治体がどういうふうにしているのかなということで、全て調査しているわけ

ではもちろんないんですけれども、私が見た中では松戸市と同様なやり方をしているところ

もありますけれども、あらかじめ前年度に次年度の補助金を対象にして皆様からご意見をい

ただくというようなやり方をしているところもございました。

そこで、私のほうからご提案をしたいと思っているんですが、できたら来年度からは次年

度の予算を検討する段階で次年度の補助金を対象にした意見聴取を行わせていただいたほう

がよりこの会議の趣旨に沿った会議運営が図られるということ、また、対象団体さんにとっ

ても新年度のできるだけ早い段階に補助金が欲しいというような切実な願いがあるものです

から、そういったメリットが生まれてくるのかなと感じております。

なお、補助金の交付の時期については、これまでの進め方を同じように進めておりますと

どうしても6月終わりごろの会議を経てということになるので、どんなに早くても7月以降、

これについては実は監査の際に監査委員のほうから補助金は年度の早い段階で交付すること

できませんか、というような意見を頂戴した経過もございます。社会教育委員会議は長い歴

史があって、その中でずっと綿々と本日まで来ているやり方なので、私が課長になってそん

な簡単に変えられるものではないのかもしれませんが、そういうやり方はいかがなものかな

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Page 5: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

ということでご審議をいただければなというふうに今日は思って提案をさせていただきまし

た。

福留委員長 ありがとうございました。

今の課長のご提案のとおり、次年度の予算を編成する前にいろんな意見を聴取したらどう

かという意見がございましたが、皆さんの意見、これに対する提案に対してご意見や質問が

ありましたらどうぞ、よろしくお願いします。

小熊委員 提案としては大変前向きで、いいんじゃないかと思います。

福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない

と思いますけれども、よろしいですかね。

山﨑副委員長 1つ質問です。

一応手順の確認なんですけれども、今までは6月にこれがテーブルにあって、そのときに

質疑応答、ほかのとも一緒に質疑応答して、オーケーであればオーケーということで、この

委員会の中で決定されるわけですけれども、今ここにあるということは30年度の分をもうこ

の段階で審議をするということですか、それとも、こういう方向で前年度にやるような方向

で検討したいんですけれども、シミュレーションとしてこういう形でいくと3月議会前にあ

る程度ここで方針が決まるので、あとは議会の決定さえあれば4月に入って早い段階でも出

せるので、早ければ30年度分からそうしたいということなのか。要は、ここにあるのはあく

までも29年度の数字なので、これが同じであっても30年度の分だと、ここでなのかなと思う

んですけれども、29年度だとここで決定ではないので、早くても31年度分から早くするとい

うことになるのかなと、どんな感じでしょうか。

林生涯学習推進課長 まだ私の私案の段階ですので決定じゃありませんけれども、今回は途中

経過という今までにないご提案について逆にうちのほうがお返しをしている部分なので、来

年度については初年度ですからダブルになるのかなというイメージは持っていますね。31年

度に向けたご意見をいただくのと実績の報告をさせていだいて、両方を踏まえて翌年度に向

けてご意見をいただくような形が望ましいのかなというふうに思っています。

ですから、時期についても、現実的には今の段階だと内部的な作業が進んじゃっています

ので、それよりももっと早い段階でテーマにさせていただいて、ご意見をいただいたものに

ついて我々執行部のほうで揉ませていただいて、あるいは財政当局と我々もいろいろとお願

いをしたい、あるいは、難しいところなんですけれども、財政のほうは、そういう流れのほ

うがこの趣旨に沿っているんじゃないかなというふうに思っています。

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Page 6: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

山﨑副委員長 ということは、大体予算としては、各課とも秋口にはほぼ大枠を決定して。

林生涯学習推進課長 秋口には決定はしていないですけれども。

山﨑副委員長 決定というか、何か案は出て。

林生涯学習推進課長 秋口ぐらいからスタートするんですよ。スタートして年内ぐらいはもん

でいくような作業で、最終的にはこの1月なんですけれども。

山﨑副委員長 そうですね。年明けには大体方針は固まるというふうには聞いていますので。

林生涯学習推進課長 はい。ただ、一般的には何事もなければ経常費という形で、決まってい

るものについては先行して決まっていくんですね。もし変更があるとすれば政策費にかけて

いかなくちゃならないので、そうすると二重の作業になってくるので、もし変更していく場

合については手間暇が少しかかります。そのような流れなので、事務局のほうともこれから

相談しないといけないんですけれども、何月ぐらいにテーマに、議題にできるのかなという

のはあまり遅くならない段階でというふうには思っています。

山﨑副委員長 はい、わかりました。了解しました。ありがとうございました。

神谷委員 神谷でございますが、もう一つよろしいでしょうか。

毎回出てくるのがこの7団体なんですが、この7団体というのは一体どういう経緯で決ま

っているのかということですね。つまり社会教育関係団体と書いてあるからには、やはり基

本的には社会教育の新たな団体というのが時代の趨勢で生まれているはずなんですね。だけ

れども、これも全然変わらず、ずっとですよね。何年にもわたって、そのやり方というのが

果たしていかがなものか。私は市民が必要とする団体、あるいはもっと多くの市民サービス

をしている社会教育関係団体があると思うんです。

そのことについて審議しないで、7団体にこのお金でよろしいですねというのはいかにも、

失礼な言い方ですけれども前例踏襲主義で、果たして税金を使ってのサービス活動としてふ

さわしいものかどうか、やはりご検討いただくことが同様に重要な問題ではないかと私は思

います。

特に、やはりこういった問題というのが広報するとか、あるいは公表する、そういった中

できちっとこれでよろしいですかと聞いていく姿勢がないと公平性を欠くのではないかとい

うふうに私は思うんですけれども、そのあたりは課題として、今日答えをいただけるような

内容ではございませんので、ぜひ課の中で揉んでいただいてご検討いただきたいなと思いま

す。

林生涯学習推進課長 先生方もご存じのとおり、必ずしもこの社会教育委員会議だけでやりな

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Page 7: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

さいという法の趣旨では本来ないんですね。審査する別の機関があればそこでやってくださ

いと、それがない場合はということで先生方にご苦労をおかけしているんですけれども。で

すから、これも個人的な考え方ですけれども、本来はここだけで違う答えを出していくとい

うのは現実的に難しいところがあるので、例えば市全体で審査をするような形になってきた

ほうが良いと認識しております。

福留委員長 多分、全国共通の問題でしょうしね。

神谷委員 そうなんですよ。

福留委員長 研究課題ですよ。

わかりました。とりあえずその時期については、新年度の、次年度の予算編成に向けたそ

のスケジュールを公表した結果、もっと早目にやりましょうということですよね。

藤澤委員 今の話のように、市から出る補助金というのはいろんな場面でほかのところにもあ

ったと思うし、そういうことを考えると、全体で今やっていただくというほうがいいとは思

うんですけれども、私どもに対してはこんなような話を積んで、それでこの7団体になりま

したということをもしもこの中でやるんでしたら、その課の中での、あるいは部の中での協

議結果についてお知らせいただければいいのかなと思いますけれどもね。

林生涯学習推進課長 今、私がお話ししたのは、市全体でやれたら望ましいというあくまでも

理想論のお話なので、最初に提案したのはそういうことではなくて、あくまでもこの会議の

責任の中でやれる範囲のことですので、ほかのところで審査をしてそれを報告するというこ

とは、想定は今のところしていないです。ただ、本当に神谷先生がおっしゃるような見直し

をやれるとすれば、やはりそういう全体の中でやっていかないと難しいのかなと感じていま

す。

藤澤委員 見直しというか、この7団体がずっと続いていますよね。それで、それなりに市の

いろいろな場面で役割を持ってやっていただいている団体だろうと思うんですよね。ですか

ら、この団体のほうもそれなりの補助金を確認しながらというか、そういう形でやっている

わけですよ。希望を募ったとしたら、たくさんのところから出てきて、それこそ処理が大変

というような感じにどうしてもなってしまうような私は感じがするんです。やはりこのよう

にずっと変わらないで7団体が来ているということは、さぞかし理由があるんじゃないかな

という、その理由を話していただくか、公開する必要はないと私は思うんですけれども、こ

の社会教育委員会議で話し合いをして決めるんだとしたら、そういう結果を出していただけ

るとわかりましたとも言えるんですけれども、何も出ていないと、ただこの7つですよと言

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Page 8: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

うと、はいとも言いづらいものがありますということなんです。

福留委員長 かなり前にあったのかもしれないですけれども、そういうわけで一応こういう条

件で今のところこういう体系になっていますと、今おっしゃるように説明をつけていったほ

うがいいと思います。わかるようにしておけばいいでしょう。多分、さまざまな補助金がい

ろんなところから出ているので一覧にすると膨大なもので、社会教育団体はここにこうなり

ましたよと、多分こういうことなんだろうと思うんですね。これらが社会教育の事業にいろ

いろと関わってきて、それがずっと継続しているんだなと、何とかそれは理解できますので、

おっしゃるように、説明できるようにしておけばいいなと、こういうことじゃないですかね。

小熊委員 今、議論がありましたように、この社会教育委員会議で見ている範囲のところから

手をつけるということしか我々にはできませんので、もちろん市の全体の流れ、それは教育

部局、市長部局、両方あるんでしょうが、まず社会教育委員のこの会議の中でできるところ

から、多少なりともその補助金を、公金の適正利用について我々が教育できるところはしっ

かりやっていくべきではないかなというのがまず1つ意見です。

2つ質問がありまして、1つはこの補助金をもらっている団体さんが例えば事業とかを行

う場合、簡単な質問なんですけれども、市の補助金事業ですというような表示というのは義

務というのはあるんですか。なければないでいいんですが。

林生涯学習推進課長 ないですね。

小熊委員 そういった松戸市の補助金を使っていますよというのは情報公開していったほうが、

それは公金の透明性という意味でも、あっていいんじゃないかなと。他の部局でもやられて

いるものがありますので、そういう表示があったほうがいいのかなというのが1点。

もう一つは、先ほど予算が変更になる場合には経常費から政策費として審議を上げなけれ

ばいけないとありましたが、それは総額の話ですか、それともこの配分の話、両方ですか。

林生涯学習推進課長 マイナスをする場合であっても、ほかの事業でもそうですけれども、例

えば単発で予算をかけてやった事業なんかだと翌年度なくなりますよね。そういったことに

ついて、政策費でもってきちんと説明をしているという面倒くさいやり方になっているもの

ですから、増減だけじゃないです。

小熊委員 なるほど。例えば今、この463という数字が今ありますけれども、その中で今7団

体、7つということの統制みたいなのも話に挙がっていますけれども、その7つにすること

の問題で今の予算手続が変わってしまうのか、それとも単純に金額が変わらなければそこま

では行かないのか、ちょっとそのあたりがわからないので。

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Page 9: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

林生涯学習推進課長 もちろん増やすということであれば増額になりますし、今申し上げたと

おり、どこかの団体さんが何か事情があってこれだけ金額要りませんよということがあった

とすれば、それについては上げていかないとならないですから。

小熊委員 わかりました。

山﨑副委員長 今の小熊委員の話ですと、多分全体の463万をどう配分するかというのではな

くて、それぞれの社会教育関係団体の事業の中のこの事業についての補助という感じで金額

が決まっていて、足し込んでいったら463万なので、1つのパイをこういうふうに切る、分

け方を変えるというのではないので、事業内容が変わって事業規模が変わると、必ずと言う

と言い過ぎですけれども、金額がこの463万でなくなってくるので、その場合にはそれなり

にきちんと説明が要るというふうに解釈すればいいんですよね。

小熊委員 そうですね。積み上げ式であればもちろんそうなっています。

福留委員長 先ほど小熊委員のおっしゃる中で言えば、事業をする場合に、この事業はこの補

助金ですよと表示しているのかどうか、これはやっぱりしたほうがいいんでしょうね。

小熊委員 それはどうですかという。

福留委員長 そうするだけでいいから、すると、これはこれで、お互いにやる側も責任を持つ

し、市民にもそうなのかということで、ちょっと支給するときに言えばいい話だから、そう

いう話はいいんでしょうね。

林生涯学習推進課長 団体さんにとっても市から補助を受けている活動ですよというのは多分

PRにはなるので、そういう義務づけはしていないですけれども、それをおっしゃっている

団体さんは当然あると思います。

福留委員長 議事の1番目、今の団体補助についての件ですが、新年度からは次年度の予算編

成に向けて一番しかるべき時期に、ちょっとこれより早くなるでしょうが、今の問題を補助

金については議題にしてもらうということにするということで、このことはよろしいですか

ね。

小熊委員 1点いいですか。なので、議会スケジュールとあわせた形で、何月にどういったも

のが流れそうかというのを1枚でいいので、あるとわかりやすいので。

林生涯学習推進課長 議会スケジュールは3月なので、さっき申し上げたとおり、予算編成の

作業は9月ぐらいから始まりますので、その時期をめどに何月で事務局と皆さんの日程とれ

るのかということで現実的には作業するようになると思います。

小熊委員 その案の段階でも1枚みたいなのが配付、共有できるといいのかなと思います。

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Page 10: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

平野生涯学習部長 議会のスケジュールと予算のスケジュール、並列した形で、どこに会議を

入れていたら。

小熊委員 そうですね、はい。そういうイメージです。

平野生涯学習部長 そういうイメージですよね。

福留委員長 よろしいですか。

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◎社会教育計画の評価報告書の変更について

福留委員長 それでは、議事の2のほうに入らせていただいてよろしいでしょうか。社会教育

計画の評価報告書の変更について、事務局から説明をお願いします。

星野社会教育課長 社会教育課長でございます。よろしくお願いいたします。

お手元にお配りしました2枚つづりのプリントがあるかと思いますので、そちらをごらん

ください。

松戸市社会教育計画は、平成27年度から32年までの6年間の計画となっておりますが、策

定に当たりましては、社会教育委員会議においてご議論、ご検討を重ねていただきまして教

育委員会へご提言いただき、策定されたものでございます。お手元に計画の全体像、左側の

ページのほう、それと個別の施策の一例がわかるもの、右側のほうになりますけれども、こ

れをお配りさせていただいております。

計画は、4つの基本目標と16の施策で構成されており、毎年度評価することとなっており

ますが、委員の皆様から各事業についてA、B、C等のランクなどの定性評価があるとよい

というご意見をいただきまして、28年度評価よりそのような形で評価を実施しているところ

でございます。

一方で、これまで長きにわたり「松戸市の社会教育」、こちらの冊子、皆様6月にお手元

にお配りさせていただきましたけれども、毎年これを作成して、これに基づいて社会教育関

係各課の前年度事業の報告と、次年度の方向性について1回目の社会教育委員会議でご説明

させていただいておりました。以前は、社会教育計画が策定されていなかったので、この

「松戸市の社会教育」、こちらの冊子が社会教育を報告する一つの材料であったかと思いま

す。しかしながら、27年度より社会教育計画が策定されましたことによりまして、報告はこ

ちらの内容と計画の内容が重複しております。ですので、次年度からはこの会議の中では社

会教育計画の評価を中心に関係各課の事業報告並びに評価、今後の方向性をご説明する形に

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Page 11: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

してまいりたいと考えております。

そこで、本日は評価報告書の形式の変更についてご提案させていただきます。

お配りしましたプリントの2枚目をあけていただけますでしょうか。

平成28年度の評価で使ったものが左側のページにあります。そして、今回ご提案する形式

を右側のほうに記載したものでございます。

28年度の評価の仕方についてですが、左ページのほうの基本施策1の中で、事業担当課と

いうところをごらんください。学習機会提供事業と社会教育活動支援事業と2つの事業がご

ざいまして、こちらはどちらとも生涯学習担当課が担当しておりました。事業が2つあって

も、現状、課題、評価は左側のほうで1つにまとめてしまっております。この評価の仕方は

少し乱暴かなと思います。

本来であれば事業ごとに、また担当課ごとにきちんと評価すべきではないかなと思います。

今回ご提案の評価は右側のほうのページになりますが、事業ごと、担当課ごとに一つ一つき

ちんと評価していこうという形にさせていただければと考えております。

今、例を説明させていただきますと、学習機会提供事業の生涯学習推進課という事業にな

っておりますけれども、計画の進捗管理につきましては通常のPDCAサイクルで行うとい

うのは皆様よくご存じのことかと思いますが、事業内容がPlan、年度の実施状況がDo、A、

B、C評価がCheck、次年度の方向性がActionということで、PDCAサイクルの共通認識

をもって記載できるような形にしたいと考えております。

さらに、定性評価のランクにつきましては、6年間の計画でございますので、経年変化が

見えるように27年から32年までということで入れるようにしております。27年度はその辺の

評価はしておりませんので、今横棒になっておりますけれども。

また、一番下の段には、講座や事業の実施状況、参加状況などを記載している別冊子、こ

ちらの今で言うと「松戸の社会教育」の、これの参照できるページを記載することで関連づ

けようと考えております。

さらに、一番上のほうを見ていただきたいのですが、施策1は4つの事業を9つの課が担

当しております。事業及び担当課ごとの評価はそれぞれの状況でつかめるんですけれども、

施策1の全体像というのは見えにくいので、総合評価の枠を設けました。これは、A、B、

Cの割合がどのようになっているのかというのを記載できるようにしておりまして、施策1

については、4つの事業を9個の課で担当しておりますので、分母を9として、A、B、C

のそれぞれの獲得した数を分子とすることで、施策全体の評価の傾向が把握できるかなとい

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Page 12: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

うことで入れさせていただければと思います。これも6年間の経年変化で状況を見ていくこ

とで施策1、全体の評価がある程度の傾向としてわかるのではないかなと考えております。

以上につきまして、事務局としてご提案させていただきますので、委員の皆様のご意見を

伺い、29年度の評価から社会教育計画の評価方法を改めてまいりたいと思いますので、ご審

議のほどよろしくお願いいたします。

福留委員長 ありがとうございました。

今、評価報告書については変更したいという今のような説明があったんですが、皆さんか

らご意見やご質問がありましたらどうぞ。

神谷委員 非常にわかりやすい評価に変わるということで、これはすばらしいなというふうに

思います。

それから、やはり何年間かにわたる経年のいわゆる変化がどうなるかということが一目で

この1枚の紙の中で明確になるので、それも非常に合理的に見ることができると思います。

この改革は非常に他にも提案できるぐらいのいいものではないかなというふうに思います。

福留委員長 早速高い評価が出たので。

星野社会教育課長 ありがとうございます。

福留委員長 はい、どうぞ。

三島委員 私も大変すばらしい変更だと思います。どちらでもよいことなのかもしれませんけ

れども、ちょっとだけ提案なんですが、その一番上の全体の評価をパーセントで出している

部分なんですが、事業数が少ないとパーセントとの意味合いが誤解されることもあるので、

事業数と両方併記でもよいのかな、と思いました。すごくわかりやすい書式だと思います。

小熊委員 まず、今回の変更についてはすばらしい提案だなと思います。幾つかちょっとつけ

加えさせていただきたいと考えておりまして、1つは、もともとあった現状と課題のところ

というのが、恐らく右側だと現状と課題としても落ちているのかなというところを感じてお

りまして、それはそれでちょっと先ほどの計画とどちらにどう書くかというところの案分は

あるんでしょうが、もしこれを1枚で説明するという観点であればやはり現状、背景、現状

と課題の設定というのは書いていただきたい、それは箇条書き程度でも構わないと思います

が、あると便利ではないかなというのが1点。

もう一点は、今の話とつながるんですが、個々の事業のできばえについては今こちらの表

で評価ができると思うんですけれども、そもそもその事業のラインナップ自体の妥当性につ

いてというのが、つまり足りていない可能性とか、もしくは多いことは関係ないですね、足

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Page 13: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

りてない可能性があり得ますので、なのでこの全体に対して、今総合評価に対しての課題だ

とかアクションといったところが、今これがこの先に何個も並んでいって一番後ろにそうい

ったものが必要なんじゃないかなというのが感じたところです。

つまり、現状の事業になって足りているのか、そもそも現状の事業ではカバーし切れてい

ないのかといったところが、事業の進捗で達成できていない、それとも事業がそもそもない

から達成できないのかというのは違うことだと思いますので、そういったものを表現できる

ところを施策としては残しておいたほうがいいんじゃないかなと思います。

星野社会教育課長 現状と課題についてですけれども、現状につきましては、新しい書式の中

では実施状況、Doの中に入れ込んでいこうと考えております。課題につきましては、課題が

あって次の方向性というのが出てくるので、その下の方向性のActionの中に課題と次の年の

方向性を含める形で私どもは考えております。

小熊委員 なるほど。感覚的にはPlanのほうに現状を入れておいていただいたほうがいいかな

と思いますが、つまり背景があってPlanだと思うので。

星野社会教育課長 はい。

小熊委員 Doは恐らくアウトプットを書くんですけれども、どんな事業をどうやったかのアウ

トプットだと思うので、Planのほうが感覚的にはそぐうかなと思いますが、ちょっと一回ま

た見て考えてもいいかなと思いますが。

神谷委員 書いていくうちに、それは修正されていいと思います。

福留委員長 小熊委員がおっしゃったのは、個々の事業の評価だけでなくて、この政策があっ

たの可否が、それも含めたところがどこかあったほうがいいんじゃないかという指摘だと思

います。それは工夫してみていただいて、やってみるといいかもしません。

小熊委員 ただ、大枠今の変更点については大変すばらしいと思います。

福留委員長 すばらしいですね。

ほかにございますか。

なければ、これで進めてください。

星野社会教育課長 はい、ありがとうございます。

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◎第59回全国社会教育研究大会北海道大会の報告及び第52回千葉県社会教育振興

大会の報告について

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Page 14: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

福留委員長 それでは、今度は報告が幾つかございます。大会等に出ていただきましたが、今

回は山﨑副委員長に大変ご苦労していただいておりますので、ご報告をお願いしたいと思い

ます。

山﨑副委員長 報告書2件、簡単なものですけれども書かせていただきました。

まず、全国大会のほうですが、9月11日から13日までということで、実質私は後半2日間

だけの参加になりますけれども、北海道に行ってまいりました。記念講演もあり、パネルデ

ィスカッションもあり、分科会もありだったんですけれども、2日間通して私なりに感じた

のは、場所は北海道ということもあり、参加者というのは北海道内が中心で、あとは財政的

に余裕のある、松戸市がそうなのかもしれないんだけれども、人を出せる自治体さんから行

くという感じだったんですけれども、大半が北海道の中の小さな自治体の中の社会教育委員

さんであるとか自治体の職員の方とかが大半で、その方たちとたくさんお話をさせていただ

きました。松戸はまだ東京の隣ということもあり、これから日本が今後直面するであろう課

題がまだそこまでせっぱ詰まって目の前に来ているような都市ではないということを感じま

した。

ただし、北海道の方のお話ですと、もう、やはり待ったなしだと、松戸は何年かおくれか

もしれないんですけれども、やはり同じような課題を突きつけられて、ここは所帯が大きい

だけに、課題の克服は本当に大変だろうなというふうに想像しました。それだけに、小さな

北海道の地方都市、地方の市町村の方たちが本当に苦労しているのを見ながら、その様子を

逆に私たちはやっぱり注目をしていかなければならないのかなと。

北海道というのは、そういう意味では日本の課題の先取りをしている地区であるから、社

会教育に関してもそうだし、生涯学習に関してもそうなんですけれども、北海道の人たちが

どのように課題を克服していくのかというのを私たちはやっぱり注目をした上で、来るべき

将来に私たちも早目早目に備えていく必要があるのかなと感じました。

ですので、北海道の方々には注目して見ているので頑張ってくださいというふうにお声を

かけて帰ってきたような次第です。

2日目の分科会については、千葉大会と同じように小グループによるディスカッションで

した。そこでは最後にグループ発表が幾つかあったんですけれども、その中の1つのグルー

プが、話の中で上がったキーワード、課題というのをざっと挙げてくださいました。

それは、この社会教育委員会議でも感じるような課題でもあるし、松戸市における社会教

育行政という点でも解決しなければならない問題なのかなと思いましたので、報告書と言え

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Page 15: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

ないようなものになってしまいましたけれども、一応ヒントとなればと思いまして幾つか書

き出してみましたので、課題はどこも一緒なのかなと思いつつ帰ってきたような次第です。

福留委員長 何か質問はありますか。どうぞ。

山﨑副委員長 全国大会のほうで何かありますか。私自身としては、そのパネルディスカッシ

ョン、初日の後半にあったやつなんですけれども、やっぱりこの手の大会は座って聞いてい

るだけという会議になりがちで、飽きてきちゃうようなところもあります。しかし、そのパ

ネルディスカッションでは、これが当日の大会冊子で、参加費用を払うとこれが受付で漏れ

なくもらえるものなんですけれども、表が青っぽいカラフルなやつで裏が真っ白なんですね。

なので、当日は皆さんこれお持ちですよねということで、コーディネーターの人、パネラー

の人たちがそのときそのときにディスカッションの中で出てきた問題について、じゃ、これ

を皆さんにちょっと聞いてみましょうかと言って、これについては皆さんどう思いますか、

イエスの人はこっち、ノーの人はこっちと言って、はい、出しましょうと言うので、そうす

ると、私たち自身も座っていながら、あちこち見ると青が多いなとか、白が意外に多いなと

か、そういうのを見ながら、みんなこういうふうに感じているんだとか、この課題はみんな

同じなんだなというふうに一応ディスカッションの中にそのまま自分たちも入って、自分は

どうだろう、あるいは松戸市はどうだろう、千葉県はどうだろうというのを感じながら討論

に参加することができたので、これは一つ興味深い試みだなと思ったので、私たち自身がそ

ういうような大会を主催する側にはなかなか立たないんですけれども、個人的にいろんな機

会があったときにはこういうのを一つやってみるのも手かなと。どうしてもやっぱり、ただ

単に参加するだけではつまらないというのがあると思うので、これは一ついいのかなという

ように思いました。

福留委員長 それでアクションしたんですね。

山﨑副委員長 そうですね。なので、みんなこうやっているので、自分もこっちかこっちかど

っちを出そうかというのを考えながら参加したりとかしなきゃならなかったので、それぞれ

個人の意見もあるし、その自治体の意見をそのまま出しているところもあるだろうし、行政

の人と社会教育委員とでその出し方が違ったりというのも、君はこうなのというふうに言っ

ているような声が聞こえたりとかというのはあったりとかしたので、なかなか興味深いやり

方だなというふうには思いました。

福留委員長 ありがとうございました。

続けてもう一つ、県のほう。

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Page 16: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

山﨑副委員長 では、もう一つ、県のほうですね。11月9日に千葉県のほうの社会教育振興大

会のほうが開催されました。私は今年が初めてだったんですけれども、県の振興大会が県民

プラザでありましたので出てきました。

事例発表が3つの地区からありまして、それぞれ抜粋を書いておきました。個人的には、

民生委員もやっているので下の千葉市の放課後児童クラブと放課後キッズというのも興味が

あったんですけれども、2番目の市原市の社会教育委員の取り組みというのが、こういうこ

とをやっているんだというふうな感じで興味深かったです。

社会教育がそういうことをすべきなのかどうかというのはまた議論あるかとは思うんです

けれども、乳幼児用、小学生用、中学生用ということで、家庭教育に対して社会教育として

何ができるんだろうかということでつくられたものだろうなと思います。福留先生の「家庭

にはなかなか口を出しにくい、出すべきではない、そういうような議論があるんだよ」とい

う話は昔から私も聞いているんですけれども、それはそれとしてやはり家庭教育を完全に今

まではどちらかというと家庭任せ、あるいは小学校で言うと、家庭教育学級に全てお任せし

てしまっていいんだろうかというのはあったと思うんですね。家庭教育学級への参加人数も

そこまで増えていないので、忙しくてなかなか参加できない保護者の方も多いと思いますの

で、そういう方たちに対してどういうようなことができるだろうかというのを考えた結果が

市原市の社会教育委員による、そのリーフレット作成ということみたいなんですね。

一応これぐらいの、本当に1枚なんですよ。そこに6つ折りぐらいになっていて、こうい

うふうに細かくポイントポイントが書いてあると。そんなに説教臭く書いてあるわけではな

くて、困ったときにはここに相談ができるだとかいうことが中心に書いてあると。それと別

に、子どもとどういうふうに向き合うかというのが余り押しつけがましくなく、こういうふ

うに話すと子どもは理解しやすいとか、人格を否定するようなやり方はやめましょうとか、

そういうようなことが少しずつ書いてある。それを乳幼児向け、これは母子手帳の配布のタ

イミングで出すらしいんですけれども、それから小学生用、中学生用。小学生と中学生の分

は入学時に1年生に対して渡すということで、漏れなく行き渡るというのがこれの一ついい

ところなのかなと。今までがやはり、心して参加した人にしか情報が伝わらないというよう

な感じだったと思うんですけれども、市原市の場合には本当に小さなものではありますし、

情報量も大した量は入っていないんですけれども、それでも対象となる人たちには全員に渡

るというのが一つこの大きな肝なんじゃないかなというふうに思って、なるほどというふう

に関心したような次第です。

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Page 17: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

あとは、後半の基礎講演のほうは、28年度まで社協連のほうの会長だった大橋先生が今の

千葉の中山会長の命で来てくださいまして、お話をしてくださいました。

ご挨拶でしか私も聞いたことがなかったんですけれども、専門的なことから何から本当に

立て板に水のごとくわっとものすごい量の話があったので、なかなか理解をするのも大変で

したし、でも、とてもためになることが多かったかなというふうに思いました。

大橋先生の講演の中で私が感じたのは、話の大半はどちらかというと、社会教育の話であ

りながら、福祉とか厚労省の分野の話でもおかしくないなというような話が半分以上だった

んですよ。最後に大橋先生もおっしゃったんですけれども、結局、厚労省の分野で今求めら

れているというのは、文科省がどちらかというと少し方向転換をしつつあるとおっしゃって

いましたけれども、その当の文科省よりも厚労省のほうが社会教育委員とか、そういった地

域に根差したというか、現場に近い委員さん、あるいは人物のその働きというのを非常に重

視しているんだなというのがわかりました。

私も帰った後に厚労省のその報告書のところを何か探してみたりとかもしたんですけれど

も、確かに社会教育委員とも協力して、いろいろな施策を進めていかなければならないとい

うふうに厚労省の正式な文書の中でもうたわれているんですね。なので、私たち社会教育委

員は、ただ単に文科省、教育委員会の中だけの話ではなくて、もっと生活全般というか、社

会全般の中での位置づけというのをもう少し意識して今後も委員としての役割を果たしてい

かなければならないんだなというのがわかりました。

以上ですね。厚労省の部分等は、そのページの一番下のところにある文章の中に確かに書

いてありましたので、なるほどというふうには思いました。

あとは、社会教育委員、成人の日ですか、山口委員と話をしたんですけれども、社会教育

委員はやはり認知度がいま一つなので、では、どのようにして自分たちの役割を意識してや

っていくのかというのが今後の課題なんだろうなと思いました。教育委員会の中での社会教

育委員のネームバリューというか、立ち位置というか、存在というのをどのようにアピール

というのは語弊があるかもしれないんですけれども、どう確立していくかというのも、なか

なか難しい話ではあると思いますけれども、少しずつ意識していかなければならないのかな

と感じました。

何か皆さんのほうからあるようでしたら、覚えている限りの話はしたいと思いますが、よ

ろしいですか。

福留委員長 ありがとうございました。大橋先生は福祉の専門ですからね。それで社会教育に

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Page 18: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

来られた方だから、そういう話になるし、昔からそうだと思う。おっしゃるとおりだと思う

んです。昭和50年代の中ごろに社会教育マネーみたいに膨大な予算を持った事業があるんで

すよ。それで、例えば家庭教育相談事業などもあります。これは県下各地で家庭教育相談事

業大会をやると。それから、3歳児を第2子に持つ全ての親に全県民に、はがき通信等を出

しましたね。それになおテレビ番組を持つわけです、県が。だから、県の社会教育事業とし

ては膨大な事業でしたね。私は鹿児島県教育委員会にいた時期があるんだけれども、そのこ

ろそれを担当したことがあって、はがきも、年に何回か出すわけですよ。だから、今考えら

れないぐらいの仕事ですよね。

なおかつテレビ番組も民間放送を使って年間20本ぐらいやるわけですから、その金は膨大

なもの、これは全国でやるわけですから、はがきと、それから各地区で、なおかつ相談事業

ですから、地区に出かけていって、この委員さんが出かけていって、はがきをもとに県下10

カ所ぐらいでその個別対談するんですね。

だからあのころ、それがはやったのが家庭教育普及資料というのがあって、おっしゃるよ

うにいろんな各県ごとにパンフレットをつくるんです。

多分おっしゃっているのはこれを北海道がやっていたということだと思います。あちこち

で課題別、発達課題によって、課題表をつくってやっているんですね。今はもう都会でやれ

なくなったんだけれども、そういうのをやっているんだろうと思います。そのことを指摘さ

れたんでしょうね。

いい報告を本当にありがとうございました。

まだほかにございますか。

小熊委員 1つは今の関連の質問で、それぞれ今北海道の話とか千葉県の話があると思うんで

すけれども、来ている世代ってどうなんですか。世代というか、属性と言ったほうがいいで

すかね。どういう立場の人たちがその研究大会として来ていたのかというところです。

山﨑副委員長 全国大会については、基本は社会教育委員の全国大会なので社会教育委員、そ

れと社会教育委員を頼んでいる行政の人間がほぼ9割。

小熊委員 なので、その社会教育委員の皆さんの年代とか属性とか。

山﨑副委員長 少なくとも全国大会に来られるような人たちは、それなりに年齢は上の人です

ね。若手の方は本当に少ないですね。若手かなと思うと、行政のほうで来ている人だとかい

う感じですね。基本的にやっぱり男性、男女比を言ってもしようがないと思うんですけれど

も、出張に来るのは男性が圧倒的に多いですね。女性はなかなか家を空けにくいところもあ

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Page 19: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

るんだと思うんですけれども、そこまで多くいないという感じですね。

ただ、実際、社会教育委員の内訳としては、小熊さんみたいにNPOの団体の職員なんで

すよとか、元教員で、もうリタイアして今こういう事業を自分でやっているんですよみたい

なことで特別な名刺をいただいたりすることもありますし、それこそ講座とか講習とかそう

いうのを始められた方もいらっしゃいますし、私みたいに元PTAから上がってきている人

もいるし、民生委員ですという方もいらっしゃいました。ただ、比率としてはやはり行政の

人が多いという感じですね。だから、1人出すと漏れなく行政の人が一緒に来ているという

感じが比較的多いですかね。

ただ、同じような普通の社会教育委員さんとのお話もとても興味深いですけれども、いろ

んな地方の行政の人と話をしていても、地方の行政ならではの話もたくさんお聞かせいただ

けるので、それはそれでやはりためになりますね。

小熊委員 今まさに話があった福祉のほうが、それも子どもの貧困とか社会的孤立の教育事業

とかやっていくというところの中で、特にその保護者、母親だとか当事者の人たちの声とい

うのがそこには必要になってくるでしょう。

山﨑副委員長 なかなか直接は来ないですね。

小熊委員 だから、教育委員という立場のところにそういった人たちも入ってもらうような仕

掛けとかというのは、今やっぱり全国集まってもそうはなっていないということも含めて松

戸もどう考えていくかということも必要なんだろうなというのは今お伺いしていて感じたこ

とです。

これは事務局のほうに質問なんですけれども、さっき、ここにニュースレターが置いてあ

ったので、それで気になったんですけれども、社会教育委員の会議体として何か印刷物とか、

もしくは何か部屋を借りたりとかというのは可能なんですかというか、今の市の体制的に現

実的なのか、やるのであればやはり予算措置をしなければいけないのか、既存の枠組みでで

きるのか、いかがなんでしょうか。

星野社会教育課長 社会教育委員会議ですか。

小熊委員 ニュースレターの発行というのは多分、社会教育委員がニュースレターを発行して

いるということなんですね。

山﨑副委員長 というような感じだと思いますけれども、社会教育委員も各自治体で活動して

いる中身はかなりばらばらで、県外でも各市各市ごとなんですよ。松戸市の場合には大体年

2回の社会教育委員会議がメインで、あとは成人式とか文化施設だとかというふうにある程

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度もう決まっていますけれども、それ以外に自主的に集まっている社会教育委員さんのとこ

ろもありますし、そうすると部屋だけ取っておいてくださいと、あとは勝手にやっています

よみたいなのもありますし、行政のほうからの諮問がなくても勝手に提言を、問題を自分た

ちで探して、こうすべきなんじゃないのというふうに諮問はなくてもそのままぽんと上げた

りということをしている自治体の社会教育委員さんはいますね。

福留委員長 普通の県は、大体、県教委の担当者がいて社会教育委員担当というのは分担でい

て、その人がやるぐらいの話で、余りできないんですね。県でやるぐらいでしょうかね。

小熊委員 今ちらっと聞こえたので、報償費は決まった額だと思っているので、そこは手当て

していないのは当然だろうなと思っているんですが、今の印刷物だとか、そういったものを

出すということは今の体制で可能なのか難しいのか、別に難しくてもそれはそれでいいと思

うんですけれども。

星野社会教育課長 今の体制の中では、会議を開くにも全て予算措置している中で消耗品等の

支出もしておりますので、そういうことでプラスアルファの予算がかかるものは予算要求し

ていかないとできないということかなと思います。

小熊委員 いいとこ、部屋を借りてもらうぐらいのところです。

山口委員 社会教育委員というよりも幼稚園の先生なので、幼稚園をやっているとやっぱり福

祉から漏れているような、孤立しているところというのは非常に増えたなと。それこそ社会

教育というものが非常に予算を持ってやっていた昭和50年代と今とだと全然違って、全く知

り合いもなくて孤立無援のお母さんの相談を受けたりすることもあって、それを幼児保育課

とかでいろいろ子育て支援のイベントをやったりしながらそういう人たちを集めようとする

んだけれども、来る人とか出てくれる方というのが必要な方ではなくて、本来多分どこをふ

るいにかけてもかけても漏れてしまう部分がすごくあるような気がして、リーフレットの話

を聞いたときに全員がもらえるところがいいところとおっしゃっていたんですけれども、や

っぱりそういうことなんだろうなと思うのです。

だから、本当に必要とする人たちというのはたくさんいて、それを福祉でやるというのも

もちろん一ついいかなと思うんですけれども、社会教育という観点から見て、例えば生涯教

育の中の母親となるためのその幸せのあり方というものとかもあわせて考えると、今って、

もしかしたらそういうのを学ばないでお母さんになる人がたくさんいるのかなと思うので、

本当に家庭の中に入っていくのはタブーな部分があるのかもしれないけれども、お母さんと

しての幸せとか、生涯教育の観点から考えると、そういうのも一つあるのかなと思いました。

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Page 21: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

福留委員長 複雑化してくるから、いろんな今まで想定していない分野が出てくるんでしょう、

きっとね。だから、それにどれも入らないところが出てきたりしますから、それを気がつい

た部署がやっているということなんでしょうか。

神谷委員 先ほどご報告のあった市原市の事例は私も存じ上げているので、ああいったことが

実は教育の分野からきちっと出されるということは、生涯教育の発想からすれば当然一般市

民の教育、子どもを持つ母親への教育というのはその家庭教育ではなくて、むしろ生涯教育

としての情報発信です。各家庭にいろいろな情報を流すという市原市のこういう例というの

は、ある意味では社会教育の一つの重要な私は課題だと思っています。市民教育と考えるな

ら、先ほど山口委員からもお話があったように言葉の届かない、むしろ届けることが難しい

人々に、全員に健診時に渡せるとか、それから入学時に渡せるといったようなリーフレット

づくりというのは、これは価値のある教育の方法だと思うんですね。そういう意味で、この

リーフレットづくりなんていうのは、ぜひともこれをやっていただけたらありがたいなとい

うふうに思います。

それで、さらに申し上げますと、実は子ども子育て委員会のほうでもそういう意見を申し

上げたんですが、松戸には90カ国の方々がいらっしゃるんですね。やはりどうしてもその言

葉の問題で、日本語が届かないという方々が結構いらっしゃるということなんですね。だか

ら、そういう意味ではそういうリーフレットが必要だ、しかもそれは各国語で書かれたもの

が欲しいなというのが実感です。

そういう方々は、特に外国から日本に来られている方々はこういった家庭学級なんかの場

面に来るという可能性もほとんどない、その情報をもらってもさっぱりわからないというこ

とがあるわけで、そういう意味ではペーパーの媒体というのは非常に意味があるなと思いま

す。

先ほど課長のお話にあったように予算組みその他が当然必要なことだと思いますけれども、

ぜひご検討いただきたいと思います。

福留委員長 ありがとうございました。

ネットワークで昔、3歳児健診のときに家庭教育学級をやるとか、こういうような役所で

言えばセクションを越えてやる、今もやっていると思いますけれども、それを今後さらにす

ると、今のようなものがかなり回避されるんですよね。

ここは何せ50万都市ですもんね。50万ですと鳥取県、島根県クラスになってしまうわけで、

だから普通の町で考えるのとはまたちょっと考え方が違うんですけれども、今後さらに事業

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Page 22: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

を通じてやればいいかもしれませんね。ありがとうございました。

ほかにご意見ありましたら。

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◎平成30年松戸市成人式の報告について

福留委員長 もう一つ成人式の報告をお願いします。

星野社会教育課長 成人式のご報告でございます。社会教育課長でございます。

1月8日開催の成人式に際しましては、お忙しい中ご列席いただきましてありがとうござ

いました。実施の結果について報告させていただきます。配付させていただきましたお手元

の資料、平成30年松戸市成人式結果報告をごらんください。

成人式の式典につきましては、予定どおり午前10時30分に開始いたしまして、スピーディ

ーに進行したこともあり、少し早目の11時35分ごろに終了いたしました。

対象者につきましては、記載のとおり平成29年11月1日現在で4,913人となっておりまし

て、当日の出席者数は2,873人でございました。率で言いますと58.5%となっております。

出席者の推移は、お手元の資料のとおりでございます。昨年より1.1%の減となっており

ますが、ほぼ平均的な出席率であったと考えております。また、ご来賓につきましては、28

名の方にご出席していただきました。

成人式の業務につきましては、記載のとおり、教育委員会から32名の職員が従事いたしま

した。さらに、成人式の協力者といたしまして、新成人スタッフ18名が式典の運営を行い、

昨年までの成人式スタッフ15名に受付業務やレセプションホールの案内などでご協力をいた

だきました。当日は、心配された雨も降らず、救護の緊急連絡やトラブルなどもなく、無事

に終えることができました。

また、式典では、新成人キャストがこれまで約半年間かけて運営の準備をしておりました

が、その成果をいかんなく発揮し、最後に全員で「花は咲く」を歌い上げるなど、会場との

一体感を持って終了することができたのではないかと思います。

以上、ご報告とさせていただきます。

福留委員長 ありがとうございました。

参加された方の感想等がございましたら。

神谷委員 出席をした者として意見を言わせていただければ、いいですね、松戸市の若者たち

は。僕はすごく好感を持って見ることができました。言い方が適切かどうかわかりませんけ

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Page 23: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

れども、本当に委員の者たちが一生懸命やっておられることがわかったことと、手づくりで

あるということが非常に伝わってくる温かい成人式だったなというのが感想です。

そして、それに会場のメンバーが妨害をするとか、はやし立てるとか、そういったことも

なく、非常に協力的ないいムードで、それこそ横浜市の乱暴な状況がテレビに映るにつけて

松戸に越してよかったなとしみじみ思いました。私の感想です。

山口委員 参加させていただきました。歌もすごくよかったなと思いますし、やっぱり先ほど

おっしゃっていたように手づくり感もすごくいいなと思いました。

ただ、何々中学校だった誰々ですとか、その基準が中学校なので、中学生時代に歌ったよ

うな歌とかで、みんなが懐かしく歌えるというのがもしかするといいのかなという気がしま

したけれども、一生懸命歌っていたなと思います。

あとは、せっかく新成人になった方々なので新成人の方々に対する松戸市からのメッセー

ジみたいなものがあるとすごくいいなと思いました。伸び代もたくさんある若者たちなので、

期待を込めてそういう方々にこれから社会に出る人たちへのエールみたいなものが明確に表

現される、こんな大人になってほしいというのが明確にあると、まさに社会教育という場で

すので、そういうメッセージがあるとすごくぴりっとするかなと思いました。

神谷委員 そういう意味で、お聞きしていいでしょうか。

市長の挨拶文章というのは原稿があるんでしょうか。それとも市長がつくっているんでし

ょうか。

星野社会教育課長 原稿につきましては、一応案は担当課のほうでつくらせてはいただいてお

りますが、市長の思いもいろいろありますので、市長のオリジナルの部分も含めてご挨拶し

たかと思います。

神谷委員 今、山口委員が言われたように、松戸市の自慢話を幾らされても成人にはぴんと来

ないわけで、みんなに期待しているよという言葉が私は一番重要だと思っております。山口

委員からお話が出たので言わせていただくと、松戸市の中学校がこれだけの成績をおさめま

したよとか、吹奏楽がこういうのがあったよ、松戸市は誇らしいと言われましても、その歴

史をつくってきたのはあの成人たちだと思うんです。それが後輩に残してきたものがあの成

果につながっている。だとすれば、やはりそこを強調すべきであって、ぜひ原稿をおつくり

になるご担当の方にその旨お伝えいただいて、もう少し新成人にしっかり、松戸にずっとい

てくれよな、君たちに期待しているよというメッセージを伝えてほしいというのが思いです。

はい、どうぞ。

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Page 24: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

藤澤委員 私は今の話には反対です。市長の挨拶ですから、市長の挨拶内容に対して、この社

会教育委員会議の中でどうこう言うのは、それは問題だなと思います。開会式での「市長の

挨拶」なのだから。ですから、気持ちとしてはこういう話をしてほしいなというものはあっ

たとしても、社会教育委員会議という場でそういうことを言う必要はないと思います。

神谷委員 感想としてね。感想ですから、私はそういうつもりで申し上げました。担当課のほ

うで原稿をあらかじめおつくりになっているお話が今ありましたから、そうであれば励まし

てほしいというセリフをぜひ加えていただきたいというお願いであって、私はそれ以上のこ

とを申し上げているわけではありません。

藤澤委員 これは、松戸市の成人式の中での市長としての挨拶ですから、その中で成人になっ

た人たちに対してその励ましの言葉だとか寄せる言葉だとか、こういうものを話してほしい

とか、ああいうものを話してほしいとかいう気持ちはあるのかもしれないが、式の最初の挨

拶ですので、これはやっぱり市長の考えでやっていくことではないかと、私は思います。

ですから、周りから挨拶の内容はこうでなきゃいけないとか、こうした方がいいとかとい

うのは言うべきものではないと思います。感想は感想としていいですけれど、それをやって

くださいというような形はいかがなものかなと思っています。

小熊委員 今のご意見で、別に市長に限らず、そもそも登壇する人がどんな内容をお伝えする

かというのはその人の当然話したい内容というのがあるわけで、周りがコントロール、しよ

うと思えばしきれないだろうということを含めて、できないでしょうと思うわけです。

ただ、一方で、今成人式は社会教育という枠組みとつながりを持って実施されるのであれ

ば、新成人に対してどういうメッセージを伝えたいかというのも社会教育委員のこの会議で

考えて、伝えていくというのはあってもいいんじゃないかなと。

なので、私も市長にどうこう言うつもりはないですが、ただ、事業としてもし成人式の中

でそういうメッセージを伝えたいということであれば、それはいわゆる挨拶とか誰かに委ね

るというのは別として、ちゃんと事務局プログラムとしてきちんと設けるほうがいいんじゃ

ないかな。それをやるかどうかはまた今後の議論ですけれども。

藤澤委員 山口さんの言ったのはそういうことだと思ったので、それは納得していました。

福留委員長 わかったと言いながら自分の言葉を言う、それはそれでいいと思います。いろい

ろと、いろんなその場の雰囲気でやったんでしょうけれども、感想としてお聞きいただきた

いと。

ほかにございますか。

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Page 25: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

このときで、雑談でありますけれども、社会教育という言葉が今後だんだん消えていく可

能性があります。これはかなりありますね。生涯学習もそうですけれども、これは4月以降

の国の体制に関係しますので、我々はこれを意図的にやっぱりやらなきゃいけないなという

感じがします。

特に社会教育なんかも、生涯学習政策局がなくなりますから、それにかわる名前の局がで

きて、その一部に生涯学習推進課が残るんですけれども、これは文部省全体が生涯学習とい

った時代、今から30年前はそうだったわけです。その代表的に局をつくったわけですけれど

も、これがなくなって、それで教育総合政策局となるんだけれども、その中の7分の1が生

涯学習という課になるわけです。局はまたほかにあるんですよ。だから、とても小さい話に

なる。

かというと、国自体は、政府そのものは生涯学習を評価しているわけです。安倍さんが言

ったとおり、学び直しの時代とか、リカレント教育とか、国民総活躍時代とか、これはまさ

に当時生涯学習政策のキーワードそのものを言っているわけです。なのに、文部科学省の制

度はこうならないんですが、社会教育団体が今ごろ焦っているんですよ。それは遅いんだ。

向こうは、その社会教育委員の大会でさえも何寝ぼけているんだと、こんな時代にそんな議

論していいのかというぐらいに、去年、おととしぐらいでそう思っていたんですね。そんな

話はないだろう。もっと根本的なのをやるべきなのに、それで誰もやらなかったわけです。

ところが男女共同参画という局が、これまた消えるんですね。これを出した途端に国会議

員は猛反対したんですよ。復活しました。ところが、生涯学習なんか誰一人反対しないんで

す。国会議員もいない、役人もけんかするのがいない、そういうのをしなかったわけですよ。

だから、今はそういう時代になってしまっている。

だから、これは大変なピンチだと私などは思っていて、これらは文科省にも、皆後輩たち

なものですから、これと言いましたけれども、かわりに意図的にすべきだよという話で、大

会なんか片っ端からやったほうがいいと言ったぐらいです。だから多分、そうなると県が1

年後に結構変わるんですよ。昔、社会教育課が全部生涯学習とかに変わったでしょう。あれ

と逆に今後なる可能性がある。

だから、そうしたら生涯学習というキーワードが、例えば千葉県教育委員会から管理が消

えてしまう。係は残っていくと思いますよ、15ありますから。ところが、我が国全体はそう

だけれども、東南アジア各国は今、生涯学習や社会教育のブームになってきたんですよ。そ

れは全く逆行しているなと思って。

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Page 26: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

だから、私たち社会教育委員だから意図的にそれを頭に入れておいたほうがいいような気

がします。これは大変だなと思って、公民館にしましても、図書館にしましても、昔7,000

人いた社会教育士がもう2,000人を割るぐらいの時代になって、国立大学の社会教育学部か

ら社会教育という科目が消える、こういう話が3年前に僕は耳に入ったものだから、当時の

課長に話したんですよ。本当なのかと、そうしたら、いや、そんなことはありませんと言っ

た。だけど、ふたをあけてみたらなっているわけですね。

そんなの体を張って反対する人がいないということで、これは、こっちのほうがよっぽど

問題です。国会議員たちが、女性議員が動いたそうで男女共同参画は復活します。残念なが

ら、生涯学習だとないんですね。それは、国会議員をそういうふうに教育していないという

ことです。

だから、社会教育委員という制度も非常に停滞してしまったわけです。必置制でなくなっ

てしまったでしょう。国も補助金を切っちゃったものだから、社会教育委員はボランティア

団体ではない、もっと大切な団体だったはずだと言ったわけだけれども、これはもう一回僕

は言うべきだと思いますね。こういう状況が今、実はあるので、これは学習したほうがいい

ような気がします。

神谷委員 国の動向から言うと、何となくボランティア団体というか、地域の団体に落として

いくというか、そういう流れをつくっていますよね。

福留委員長 つくって、結局どういうふうになっていくかというと、大学はできるだけ、教育

学部じゃなくて、多分、社会学部ぐらいで社会教育主事は養成してくれ、これも国立大学じ

ゃなくて私立学校でやったらどうかみたいなことが出ているんですね。考えたって、来るわ

けないじゃないですかね。就職がないわけだから、そんなのに私立大学がやるわけがない。

だから、これは抜本的な問題なわけです。こんなことは、重要なことはどこで議論したのか

というぐらいですよ。

だから、今、国の委員も生涯学習の委員もずらりと女性がそろっていまして、戦略官とい

う方がいるんですけれども、感じも人のいい女性、優しい女性ですよ。この間そこの課に行

ってみたら、担当がみんな女性でした。つまり女性を多く起用するわけで、国のほうもやっ

ぱりふさわしいのは女性なんですね。ですから、ちょっと気をつけて勉強してみてください。

我々もそれに負けないように、社会教育の時代だと言わせたいような気もするんですけれど

もね。そんなことを強く思ったものでした。

ごめんなさい、今勝手なことを言いましたが、そういう情報が今あるということで、気を

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Page 27: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

つけていただきたいと思います。

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◎その他

福留委員長 さて、それではもうよろしいですか。あと、その他という項目がありますが、事

務局何かございますか。

星野社会教育課長 すみません、では、委員の皆様の任期についてご案内させていただきます。

委員の皆様におかれましては、社会教育委員としてご尽力していただいているところでご

ざいますが、任期は2年間ということで、平成28年6月1日から平成30年5月31日までとなっ

ておりまして、本日が任期中の最後の会議ということになろうかと存じます。これまでの2

年間、大変お世話になりましてありがとうございました。心より感謝申し上げます。

次期委員の委嘱につきましては、ご継続、ご退任等の意思確認を後日改めて担当のほうか

らさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

以上でございます。

福留委員長 皆さんからもございますか、何か。

小熊委員 事務局にはお話をしていたんですが、ここに大学の先生方はたくさんいらっしゃっ

て、大学間の連携とかについて話題が上がったときに、何かしらやっぱり意見交換するよう

な場があるといいんじゃないかという話がありました。我々の任期が5月までということも

ありますが、その次期、もし自分がなるかどうかはさておきですけれども、何か部会とかで

うまくいろんな動きをつくっていけるようなことをやるほうがいいというのも社会教育委員

としてあろうかと思いますので、そういった部会とかも検討していくといいのかなと。

大学の話はプレーヤーがそろっており、フューチャーセンターもあるので、ぜひやる機会

をうまくつくれるように私も協力したいなと思っています。事務局の皆さんも、またお声が

けさせていただくかもしれません。

福留委員長 よろしくお願いしたいです。なかったわけでもないんだろうけれども。

小熊委員 あるはあるんでしょうけれども、やっぱりその。

福留委員長 ちょっと工夫してお互いに元気になるように、各大学がなるようにすればいいん

じゃないでしょうかね。

ほかにございますか。

以上で、本日予定されていた議題を全て終了いたします。

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Page 28: 松戸市社会教育委員会議会議録...福留委員長 ここは大体そういうふうにもともと言い出してきていますから、多分異論はない と思いますけれども、よろしいですかね。

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◎閉 会

福留委員長 こういう状況で、今日は終わりたいと思います。

どうもありがとうございました。

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