美術館における外部空間から展示空間までの場面展開安田研究室 05m17183...

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安田研究室 05M17183 西浦 栄利子 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開 Study on the Sequence from exterior approach to the exhibition room in the Art Museum 1. 序 1-1. 研究の目的と方法 美術館建築においては展示空 間を主体として構成されるのが通常であるが、アプローチや ロビーなどの空間構成にも大きな魅力を感じるのも事実で ある。特に、外部空間から展示空間に至るまでのシークエンスは 美術館を訪れた際に体験できる最初の演出空間であり、 美術作品を鑑賞することを目的とする展示空間と同様に 動線・視線に関する建築家の意匠的操作が多く見られ、 重要な設計要素の一つであると考える。本研究では、外部 アプローチ空間と内部導入空間の連続を展示空間までの一連 のシークエンスと考え、近年の美術館建築 を対象に曲折によ る動線の展開及び視覚場面を検討し、動線と視線に関わ る設計操作手法を考察することで美術館の設計手法の特 徴の一端を明らかにすることを目的とする。 1-2. 対象美術館の概要 対象美術館に対し、立地地域、 街路との接道面及び敷地の周辺環境の構成から立地構成 の分類を行い ( 表 1) 美術館全体の設計背景を把握する。 美術館の立地は街区型 (27/137)、街区・自然型 (34/137) 自然型 (31/137)、公園型 (45/137) と敷地周辺に自然の 要素が存在する場合が多く (110/137)、美術館において 外部空間の設計手法に様々な種類があると考えられる。 2. 動線による展開 2-1 曲折による動線タイプ 動線が折れ曲がるところ及 び異なる性格の領域の境界 ( 外部空間 / 内部空間 / 展示 空間の境界 ) を場面が展開する分節点として分節点間の 動線部分を単位場面とする。単位場面の曲折の接続方向 から逆方向に順々に切り替わりながら進む交互と同じ方 向に連続して進む回遊という基本進行型を抽出し、曲折、 交互、回遊の組合せを検討し外部空間から展示空間まで の全体の動線タイプを得た ( 表 2)。特に回遊は動線全体に おけるあらわれ方から、内外いずれかにあらわれる外部 回遊内部回遊、内外境界であらわれる境界回遊、内外で 逆方向に回遊があらわれる回遊反復に分類した。領域の 境界の展開では建物内には直進が多く (83/137)、展示空 間入口には直進と曲折がほぼ同じ割合でみられた。 ( 注 1) 2面街路[角] 地域 A 大都市(23/137) B 大都市郊外(25/137) C 地方都市(34/137) D 地方都市郊外(49/137) E 海外(6/137) 政令指定都市(政令が定める人口50万人以上の都市) Aから60km圏内の市町村 Aから60km圏外の市町村で人口10万人以上のもの Aから60km圏外の市町村で人口10万人未満のもの 周辺環境 街路なし 1面街路 2面街路[対] 3面街路 4面街路 公園 自然 31 建物 0 周辺環境は街路に面していない側の美術館敷地の周辺部分の構成の要素を自然または建物として分類。 自然型 [31]       街区型 [27]/街路+自然型 [34]         公園型 [45] 表1 美術館の立地構成 自然 20 建物 7 自然 0 建物 1 自然 7 建物 6 自然 2 建物 5 自然 5 建物 8 31/137 27/137 1/137 13/137 7/137 13/137 45/137 図 1 分析例 no.112 群馬県立館林美術館 112 群馬県立館林美術館 芝生 中庭 展示室 芝生 樹木 砂利 3 章 空間変化 ④//⑤ w</w>/w>/h>//w</w< w> w< ①1A  ②0  ③1B  ④2C  ⑤1B  ⑥1B  4 章・5 章 視覚場面 曲折 ▲○* ▲△ ●▲△ ▲○ 正面操作 シルエット シルエット シルエット 遮断 遮断 透過 正面床面 ○芝 ○芝 × × ○中庭 × 側面床面 1  /芝 2芝 2芝 /水 1  /水 0 2 中庭 / 水 天井面 × × × × 場面数 : 外部 4 内部 2 曲折の方向性 :RLR ー /R ー 動線タイブ: 境界回遊 動線パタン: 外部複雑型 2 章 動線の曲折 ①▲○* ②▲△ ③●▲△ ⑤▲○ 表 4 場面と空間変化 表 2 外部空間から展示空間までの動線タイプ 直進 曲折 交互 回遊 内部回遊 外部回遊 境界回遊 回遊反復 回遊の生じる位置によるパタン ▲敷地入口 建物入口 △展示空間入口を示す。 場面数 744 直進 -148 曲折 -596 領域の境界における変化 [ 外部→内部 ] 直進 83/137 [ 内部→展示 ] 直進 65/137 曲折 [596/744] の変化 空間変化なし 236/596 平面幅員変化のみ 231/596 天井高変化のみ    44/596 幅員+天井高変化 |平面小・断面大 8/596 ー平面大・断面小 11/596 <平面・断面大    14/596 >平面・断面小    52/596 直進 [148/744] の変化 =領域の境界のみに生じる 空間変化なし 36/148 平面幅員変化のみ 38/148 天井高変化のみ    25/148 幅員+天井高変化 |平面小・断面大 3/148 ー平面大・断面小 5/148 <平面・断面大    8/148 >平面・断面小    33/148 1/137 13/137 33/137 11/137 17/137 46/137 16/137 表 3 空間変化の要素と組み合わせ w> w< h> h< 平面幅員 断面天井高 平面・断面大 平面・断面小 平面小・断面大 平面大・断面小

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Page 1: 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開安田研究室 05M17183 西浦 栄利子 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開

安田研究室 05M17183 西浦 栄利子

美術館における外部空間から展示空間までの場面展開 Study on the Sequence from exterior approach to the exhibition room in the Art Museum

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねの

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あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねの

あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねの

1. 序1-1. 研究の目的と方法 美術館建築においては展示空

間を主体として構成されるのが通常であるが、アプローチや

ロビーなどの空間構成にも大きな魅力を感じるのも事実で

ある。特に、外部空間から展示空間に至るまでのシークエンスは

美術館を訪れた際に体験できる最初の演出空間であり、

美術作品を鑑賞することを目的とする展示空間と同様に

動線・視線に関する建築家の意匠的操作が多く見られ、

重要な設計要素の一つであると考える。本研究では、外部

アプローチ空間と内部導入空間の連続を展示空間までの一連

のシークエンスと考え、近年の美術館建築  を対象に曲折によ

る動線の展開及び視覚場面を検討し、動線と視線に関わ

る設計操作手法を考察することで美術館の設計手法の特

徴の一端を明らかにすることを目的とする。

1-2. 対象美術館の概要 対象美術館に対し、立地地域、

街路との接道面及び敷地の周辺環境の構成から立地構成

の分類を行い ( 表 1) 美術館全体の設計背景を把握する。

美術館の立地は街区型 (27/137)、街区・自然型 (34/137)

自然型 (31/137)、公園型 (45/137) と敷地周辺に自然の

要素が存在する場合が多く (110/137)、美術館において

外部空間の設計手法に様々な種類があると考えられる。

2. 動線による展開2-1 曲折による動線タイプ 動線が折れ曲がるところ及

び異なる性格の領域の境界 ( 外部空間 / 内部空間 / 展示

空間の境界 ) を場面が展開する分節点として分節点間の

動線部分を単位場面とする。単位場面の曲折の接続方向

から逆方向に順々に切り替わりながら進む交互と同じ方

向に連続して進む回遊という基本進行型を抽出し、曲折、交互、回遊の組合せを検討し外部空間から展示空間まで

の全体の動線タイプを得た ( 表 2)。特に回遊は動線全体に

おけるあらわれ方から、内外いずれかにあらわれる外部回遊、内部回遊、内外境界であらわれる境界回遊、内外で

逆方向に回遊があらわれる回遊反復に分類した。領域の

境界の展開では建物内には直進が多く (83/137)、展示空

間入口には直進と曲折がほぼ同じ割合でみられた。

( 注 1)

2面街路[角]

地域 A 大都市(23/137) B 大都市郊外(25/137) C 地方都市(34/137) D 地方都市郊外(49/137) E 海外(6/137)

政令指定都市(政令が定める人口50万人以上の都市) Aから60km圏内の市町村 Aから60km圏外の市町村で人口10万人以上のもの Aから60km圏外の市町村で人口10万人未満のもの

周辺環境 街路なし 1面街路 2面街路[対] 3面街路 4面街路 公園

自然 31 建物 0

周辺環境は街路に面していない側の美術館敷地の周辺部分の構成の要素を自然または建物として分類。 自然型 [31]       街区型 [27]/街路+自然型 [34]         公園型 [45]

表1 美術館の立地構成

自然 20 建物 7

自然 0 建物 1

自然 7 建物 6

自然 2 建物 5

自然 5 建物 8

31/137 27/137 1/137 13/137 7/137 13/137 45/137

図 1 分析例 no.112 群馬県立館林美術館

112 群馬県立館林美術館

芝生

中庭

展示室

芝生

樹木

砂利

④ ⑤ ⑥

3 章 空間変化 ① ② ③ ④//⑤ ⑥ w</w>/w>/h>//w</w< w> w<

①1A  ②0  ③1B  ④2C  ⑤1B  ⑥1B   

4 章・5章 視覚場面

曲折 ▲○* ▲△ ●▲△ 直 ▲○ 直

正面操作 シルエット シルエット シルエット 遮断 遮断 透過

正面床面 ○芝 ○芝 × × ○中庭 ×

側面床面 1  / 芝 2 芝 2 芝 / 水 1  / 水 0 2 中庭 /水

天井面 × × × × ○ ○

Ⅵ Ⅴ Ⅱ Ⅲ

場面数 : 外部 4内部 2 曲折の方向性 :RLRー /Rー 動線タイブ: 境界回遊 動線パタン: 外部複雑型

2 章 動線の曲折

右 左

右 右

①▲○* ②▲△ ③●▲△ ④ ⑤▲○ ⑥

表 4 場面と空間変化

▲ ▲ ▲ ▲

表 2 外部空間から展示空間までの動線タイプ 直進 曲折 交互 回遊

内部回遊 外部回遊 境界回遊 回遊反復 回遊の生じる位置によるパタン

▲敷地入口  建物入口 △展示空間入口を示す。 ▲

場面数 744 直進 -148 曲折 -596 領域の境界における変化 [ 外部→内部 ] 直進 83/137 [ 内部→展示 ] 直進 65/137

曲折 [596/744] の変化 空間変化なし    236/596 平面幅員変化のみ 231/596 天井高変化のみ    44/596 幅員+天井高変化 |平面小・断面大   8/596 ー平面大・断面小 11/596 <平面・断面大    14/596 >平面・断面小    52/596

直進 [148/744] の変化 =領域の境界のみに生じる 空間変化なし     36/148 平面幅員変化のみ 38/148 天井高変化のみ    25/148 幅員+天井高変化 |平面小・断面大    3/148 ー平面大・断面小 5/148 <平面・断面大    8/148 >平面・断面小    33/148

外 部

内 部

1/137 13/137 33/137

11/137 17/137 46/137 16/137

表 3 空間変化の要素と組み合わせ

< > | ー w> w< h> h< 平面幅員 断面天井高 平面・断面大 平面・断面小 平面小・断面大 平面大・断面小

Page 2: 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開安田研究室 05M17183 西浦 栄利子 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開

no. 内部

ヴァンジ彫刻庭園美術館 日没閉館 織田廣喜ミュージアム

オートポリス・アート・ミュージアム

軽井沢・高輪美術館

岐阜県美術館

ピューリッツアー美術館 宮城県美術館 ハラ ミュージアム アーク 稲沢市荻須記念美術館

成羽町美術館

石川県七尾美術館 浅蔵五十吉美術館 直島コンテンポラリ ・ーアート・ミュージアム 伊豆の長八 美術館

海岸美術館

三重県立美術館 茨城県近代美術館 リアス・アーク美術館 相国寺承天閤美術館 茨城県天心記念五浦美術館 セラミックパークMINO 東京国立博物館法隆寺宝物館 成川美術館 福井市美術館 天竜市立秋野不矩美術館 METAL ART MUSEUM 佐喜眞美術館 宇都宮美術館 町田市立国際版画美術館 石水館 郡山市立美術館 豊田市美術館 和歌山県立近代美術館

松伯美術館

群馬県立館林美術館

ニキ美術館 植田正治写真美術館 メナード美術館 京都国立近代美術館 東京都現代美術館 いわむらかずお絵本の丘美術館 飯田市美術博物館 小松市立本陣記念美術館 マインドスケープミュージアム 霧島アートホール 八ヶ岳美術館 脇田美術館 富山県立美術館 西脇市岡之山美術館 中川一政美術館 中津万象園丸亀美術館 田部美術館 まどのそとのそのまたむこう パトリ+清里フォトアートミュージアム 山口県立萩美術館 長崎県美術館 田崎美術館 山口県立美術館 北海道立三岸好太郎美術館 山ノ内町立志賀高原ロマン美術館 茨城県陶芸美術館 不知火町立美術館 志摩museum 熊野古道なかへち美術館 ちひろ美術館東京 香川県立東山魁夷せとうち美術館 福島県立美術館 ロスアンジェルス現代美術館 MIHO MUSEUM 長野県信濃美術館東山魁夷館 青森県立美術館 静岡県立美術館 広島市現代美術館 平等院宝物館鳳翔館 松本市美術館 平山郁夫シルクロード美術館 浦添市美術館 川村記念美術館

兵庫県立美術館 出石町立伊藤美術館 姫路市書写の里美術工芸館 大分市美術館 北海道立帯広美術館 宮崎県立美術館 中近東文化センター 高岡市美術館  神奈川県立近代美術館葉山 ニース国立東洋美術館 滋賀県立近代美術館 信州高遠美術館 飛騨高山美術館 福岡市美術館 谷村美術館 富岡市立美術博物館 平山郁夫美術館 札幌芸術の森美術館 アンパンマンミュージアム 酒田市美術館 名古屋市立美術館 大塚国際美術館 富弘美術館 愛媛県美術館 石の美術館 横浜美術館 高知県立美術館 真下慶治記念美術館 奈義町現代美術館 目黒区美術館 フォートワース現代美術館 長谷川美術館 奈良市写真美術館 島根県立美術館 天一美術館 芦屋市立美術博物館 金沢21世紀美術館 ポーラ美術館 池田満寿夫美術館 ニューヨーク近代美術館(MoMA) 式年遷宮記念神宮美術館 岡山県立美術館 国立国際美術館 埼玉県立近代美術館 東京芸術大学美術館 安曇野ちひろ美術館 Fujiyama Museum 安曇野高橋節郎記念美術館 松濤美術館 土門拳記念館 丸亀氏猪熊弦一郎現代美術館 田辺市立美術館 新津市美術館 世田谷美術館 馬頭町広重美術館 小倉百人一首殿堂 時雨殿 ホンブロイッヒ/ランゲン美術館 菊池寛実記念智美術館 地中美術館

外 8 6

4

4

4

6 5 5 5

4

4 3 5 5

4

5 3 3 4 7 5 5 4 4 4 3 3 3 3 3 2 2 2

3

4

2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 3 3 3 3 3 2 2 2 2 2 2 2

3 3 3 3 1 1 2 2 2 2 3 3 3 4 4 7 2 3 3 5 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 1 2 3 1 1 1 1 2 2 2 2 6

外部 2 1

1

2

2

1 1 1 2

1

2 1 3 2

2

2 1 1 2 6 4 5 4 4 3 4 4 3 3 2 3 3 3

2

2

2 2 1 1 1 1 2 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 3 3 1 1 2 2 2 3 3 2 2 2 3 3 3 3 3 2 2 3 3

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5 5 6 12

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公園 自然

自然

自然

街区

街区 街+自 自然 公園

街+自

公園 街+自 自然 街+自

自然

街+自 公園 自然 公園 自然 自然 公園 街+自 公園 街+自 街+自 街+自 自然 公園 公園 公園 街+自 公園

街+自

自然

自然 自然 街区 公園 公園 自然 公園 公園 公園 公園 自然 街+自 公園 公園 街+自 公園 街+自 自然 自然 街区 街区 自然 街+自 街区 街+自 公園 街+自 自然 街+自 街区 自然 公園 街区 自然 公園 街+自 公園 公園 公園 街区 街+自 公園 自然

街区 街区 自然 自然 公園 公園 街区 公園 街+自 公園 公園 公園 自然 公園 街+自 公園 街区 自然 街+自 街+自 公園 自然 街+自 街区 街+自 公園 街区 街+自 街+自 街区 街区 街区 街+自 街+自 自然 街区 公園 自然 街区 街区 公園 街区 街区 公園 街区 公園 公園 街+自 街区 公園 街区 公園 街+自 公園 街+自 街+自 自然 街区 自然

117 99

50

8

12

113 10 41 15

72

71 62 57 19

49

13 36 66 22 95

118 110 35 88 94

78 83 30 7 56 76 65

61

112

68 73 33 29 69 97 37 46 79 108 5 48 9 23 38 18 4

133 74 85 131 27 2 14 89 109 104 59 84 119 134 20 28 77 45 137 25 39 111 114 130 43 44

116 42 67 103 54 70 1 64 124 100 21 55 87 3 17 75 86 52 80 92 31 96 129 101 106 40 60 135 63 32 120 24 51 102 98 47 127 115 91 132 58 34 125 11 105 82 123 122 6 16 53 90 93 26 107 136 128 121 126

81

美術館名

・/・

表 5 曲折による外部空間から展示空間までの動線パタン 場面数 曲折の方向性 空間変化

外部 内部

外 部 複 雑 型

内 外 均 等 型

内 部 複 雑 型

回遊 反復

交互

内部 回遊

立地

外部 回遊

回遊反復

境界 回遊

交互

外部 回遊

曲折

交互

境界 回遊

内部 回遊

20 / 137

39 / 137

78 / 137

2-2 内外における動線の関係 外部から展示空間までの

動線全体を外部空間と内部空間  における単位場面数

の比較から検討し、単位場面の展開が外部で多い外部複雑型、内部で多い内部複雑型、外部、内部で同じ割合で場

面が展開する内外均等型の大きく 3 つのパタンに分類した

( 表 5)。2-1 で得た動線タイプに着目すると、外部、内部の

いずれかが複雑である場合は回遊で操作され、各々の領

域内で完結した複雑な動線と単純な動線の組合せとなっ

ている場合が多く ( 外部回遊、内部回遊 )、内外の境界と

動線による展開が一致している。内外均等型の場合は

様々な動線タイプが展開され、全体として前に直進する交互や内外の境界で動線の回遊により連続性が生じる境界回遊や完結した動線同士が内外の境界を区切りに反復し

ている回遊反復などの特徴がみられた。

3. 単位場面の空間変化による展開3-1 単位場面の分節点における空間変化の組合せ 空間

体験を感じる上で曲折による展開のみではなく空間の変

化も演出の要素の一つであると考え、空間変化の要素と

して平面の幅員変化及び断面変化 ( 天井高変化、床面変

化 ) による空間変化の組合せ ( 表 3) から空間の展開を

検討する。単位場面の分節点 ( 曲折点及び領域境界点 )

前後の空間変化 ( 表 4) に着目すると、直進、曲折ともに

空間の変化を伴わない場合や平面変化、断面変化が単独

で生じていることが多く、各々の変化をずらして生じさ

せることで断続的ではなく連続的な変化が空間変化の展

開としてみられる。特に曲折点では空間変化なし、平面幅

員変化のみが最も多くみられ、曲折と横方向の空間の広

がりの関連が強いと考えられる。

3-2 空間変化と動線パタンの関係 空間変化と動線パ

タンの関係を考察すると交互と回遊に特徴がみられた。交互の場合は主に内部空間において曲折の方向転換と同時

に空間の大小変化が交互に生じ、曲折による動線の展開

と空間変化の展開が一致する傾向(12/29)がみられた。

また、回遊では回遊とともに空間の大小変化が生じてい

る場合(31/90)や回遊反復では内外の境界を区切りに

空間変化の繰り返し (3/16) や対比 (1/16) が行われて展

示空間まで誘導させていることがみられた。空間変化を

伴わない回遊 (15/85) もみられ、特に外部空間において

多く (6/9)、外部では曲折の操作が強い傾向がわかる。

( 注 2)

( 注 1) 対象としている美術館は美術館建築において多様な空間のあり方について提言さ れ始めたとされる 1980年以降の建築雑誌 (新建築 ) に掲載されている美術館 137事例 を対象とする。 ( 注 2) ここで示す外部空間とは敷地入口から建物内に入るまでの空間、内部空間とは建物入口から展示空間に入るまでの空間とする。 ( 注 ) 右に示す表 5における曲折の方向性はR右方向に、Lは左方向に曲折する場合を示し、ーは直進を示す。また空間変化における /は単位場面の区切りを、・は曲折時に空間変化を伴わない場合を示す。

Page 3: 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開安田研究室 05M17183 西浦 栄利子 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開

4. 視覚場面を構成する操作4-1 視覚に関する要素 場面の分節点における視覚変化

は外部空間から展示空間までの印象を特に左右し、その

場面展開は視覚場面として構成された単位場面の連続で

あると考えられる。空間体験において視線の遮りは見通

し度合によって開放感や閉鎖感などの場面展開を演出す

る要素として重要であると考え、進行方向に対する正面

方向及び左右側面方向の要素を視覚場面を構成する要素

として抽出する。視覚遮断要素 ( 立体要素 ) は遮断度に

より分類し、特徴的な景色として見える自建物も抽出し、

視覚要素 ( 平面要素 ) は主に床面の建築的な操作による

要素と素材の違いによる自然要素を抽出する。( 表 6)

4-2. 正面における操作 正面方向の操作を視線の遮断

度から分類し、正面方向にある床面の操作の有無につい

て分析を行う ( 表 7)。自建物が景色として見えるシルエット、前方方向に見通しが広がる透過、木や列柱などで

遮断される中で視線の見通しもある半透過、壁などで完

全に遮断する遮断に分類された。シルエットは外部の単

位場面 336 場面の約 3 割であり、目的点を景色として認

識させて誘導する演出のひとつであると考えられる。

4-3. 側面における空間構成 左右側面における視覚遮

断要素の有無及び配置から側面の空間構成を分類し、床

面、天井面の操作の有無についても分析を行う ( 表 8)。

横に 1 方向以上限定される場合 (635/744) が多く、目的

に誘導する場合は立体要素によって誘導される演出が多

いと考えられる。木などの自然要素による 1A、2A、2B は動

線における誘導かつ視覚における景色として立体要素が

操作されていると考えられる。また天井面の有無により

外部では 0、1A、2A の見通しのある構成が、内部では 1B、

2C の遮断度の高い構成が多くみられ、2B の構成は建物内

外の両方でみられる。

4-4. 視覚的構成と曲折の関係 動線の曲折点における視

覚場面 (596/744) の側面の立体要素の配置と床面操作の

組合せによる空間構成と曲折の向きを検討し、動線と空

間操作の関係を分類した(表 9)。平面操作のみの場合、

操作に沿って曲折が生じる場合 (▲) が多く、視覚的に平

面操作を見せながら回遊させる誘導の演出であると考え

られる。立体操作のみの場合は立体要素に影響を受けず

に曲折する場合 (○) が多く、演出効果は少ないと考えら

れる。平面操作がある場合は主に平面要素に沿って曲折

する場合が多くみられるが、立体+平面操作で各々の操

作が異なる方向にある場合は立体要素に沿って誘導され

る場合 (●△) が多く、立体操作のみの場合と比較すると

平面操作が加わることで立体要素に誘導操作の効果が生

じ、平面操作は景色としての演出となると考えられる。

5. 視覚場面構成視覚場面を構成する面 ( 正面及び左右側面 ) において進

行方向における正面の印象が最も左右すると考え、正面

の操作と床面の操作の組合せに左右側面の空間構成と天

井面の有無を加えて分析することで視覚場面構成の 8 つ

のパタンを得た ( 表 10)。パタンⅠは正面方向に閉鎖的で床

面操作がなく建築的要素に囲まれた空間で曲折と空間の

関係はあまりみられないパタンである。異なる性格の領域

に単純な場面を介して導入する演出として直進も多く

(80/148)、特に外部から内部へ導入する境界において多

くみられ (49/137) 内部化の展開と考えられる。パタンⅡは

パタンⅠに側面方向に床面操作が加わる場合で特に建築要

素である吹抜、中庭や水面(87/128)による場合が多い。

0  18/109 1A  5/41 1B 111/156 2A  9/57 2B  34/60 2C 284/321

表8 場面変換点における左右側面の空間構成及び上下面の操作

2C 322/744 2B 60/744 2A 56/744 1B 156/744 1A 41/744 0 109/744 側面の操作

床面の操作 天井面の操作 無 1面 2面 無 有 442/744 206/744 96/744 281/744 462/744

表7 正面方向の操作

遮断 半透過 透過 正面の操作 床面の操作

無 有 458/744 85/744 87/744

シルエット 114/744 54/744 690/744

建築 素材

表6 視覚に関する要素

壁 柱 木 塀、茂み 遮断要素 半透過要素 視覚遮断要素(立体要素)

水 芝 砂利 中庭 吹抜

視覚要素(平面要素)

自建物 シルエット

2B

37/49

表9 曲折方向と平面・立体要素の配置の関係

平面要素 立体要素 立体+平面要素

○は立体要素の有無、△は平面要素の有無を示し、曲がる方向にあるものを黒印(●,▲)で示す。 ▲ 59 △ 22 ● 18 ○ 52 ●△49 ○▲29 ●▲13 ○△3 ●▲○44

○△●25 ●● 332

Page 4: 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開安田研究室 05M17183 西浦 栄利子 美術館における外部空間から展示空間までの場面展開

パタンⅠ’,Ⅱ’は主に外部空間でみられ(47/58)曲折方

向と立体・平面要素の関係はパタンⅠ,Ⅱと同じであるが、

正面が木などの自然要素であることで側面と正面が同じ

自然要素の場合に視覚的連続が曲折を強調している演出

の特徴がみられた。パタンⅢは主に内部空間 (24/29) にみ

られパタンⅠの空間に対し、遮断された正面に床面の操作

を行うことで視線を正面に集中させ、曲折の際の視覚的

展開を強調している場合であると考えられる。パタンⅣ,

Ⅴ,Ⅵは自建物をシルエットと認識して進む外部アプローチで多く

みられる場面パタンである。バタンⅣは直進が多く操作のな

い広場の様な場面である。パタンⅤは直進と曲折の両方が

特徴としてみられ、直進の場合は進行方向に強調する様

に立体・床面操作がみられる。曲折の場合は開放的な空

間から建物に沿って建物内に誘導されるアプローチ場面であ

る。パタンⅥは正面方向に平面が広がることで建物内に導

入するまでに複数の単位場面があると考えられ開放的な

場面である。パタンⅦはパタンⅢと同様に正面方向の操作が

行われているが、正面方向の広がりを強調するめに床面

が操作されていると考えられる。パタンⅧは床面操作が正

面と側面方向にある場合で開放的な空間であり側面と正

面方向の操作の要素が同じ場合は動線と視線の連続が生

じ場面が不連続に展開する曲折という行為に床面操作で

連続性を感じさせる演出であると考えられる。一方、要素

が異なる場合は曲折の場面展開に対して変化の要素を強

調している演出であると考えられる。同じ配置でも要素

の違いにより異なる演出となる。全体のパタンを通して開

放的な場面ほど床面の操作は複雑になり、内部外部を検

討すると、外部空間ではパタンⅠ’,Ⅱ’,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅷがみ

られ、内部空間ではⅠ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅶがみられる。パタンⅦのみ

が開放的な場面であるが内部で多くみられ、パタンⅢと共

通した特徴である正面性によると考えられる。この正面

方向のみの床面操作が内部空間の曲折における特徴と考

えられる。特に正面方向に床面操作がある場合では開放

度によって曲折における意味も異なり、遮断面の場合は

視線をある一定の点に集中させて曲折を生じさせ透過面

の場合は逆に視線の抜ける空間として空間の広がりを感

じさせて曲折を生じさせていると考えられる。

6. 結 動線の曲折と視覚場面構成を分析することで、美

術館の外部空間から展示空間においてみられる場面パタン

及び場面が展開するときの特徴が明らかになった。

遮断

半透過

透過

正面の操作

シルエット

床面の操作 無 側面 正面

直進10[0-8/2A-4]曲折 14[0-2/1A-2/2A-8/2B-1/2C-1]

直進 14[0-4/1A-3/1B-3/2A-2/2C-2]曲折 44[0-15/1A-16/1B-8/2A-4/2B-1]

直進 0曲折 4[1B-1/2A-1/2C-2]

直進 1[2C-1]曲折 27[0-20/1A-2/1B-4/2B-1]

直進 3[0-1/2A-1/2C-1]曲折 14[0-2/1B-2/2A-3/2B-3/2C-4]

直進 3[0-2/1B-1]曲折 12[0-8/1B-2/2A-1/2C-1]

直進 2[2C-2}曲折 19[1A-1/1B-4/2B-3/2C-11]

直進 1[1B-1]曲折 33[0-15/1A-2/ 1B-12/2C-4]

直進 2[1B-1/2A-1]曲折 34[1A-3/1B-2/2A-14/2B-10/2C-5]

直進 1[2B-1]曲折 21[0-4/1A-6/1B-5/2A-2/2B-4]

直進 2[2C-2]曲折 13[1B-4/2A-1/2B-1/2C-7]

U2[2C-2]直進 80[0-4/1A-1/1B-4/2A-6/2B-5/2C-60曲折 225[0-3/1B-53/2A-4/2B-11/2C-154]

直進 35[0-4/1A-1/1B-14/2A-1/2B-6/2C-9]U1-[2C-1]曲折 93[0-14/1B-32/2A-3/2B-7/2C-35]

直進 1[1B-1]曲折 13[2C-13]

直進 0曲折 8[0-1/1A-3/2B-1/2C-3]

直進 0曲折 12[0-1/1A-1/1B-3/ 2B-5/2C-2]

( 注 ) 表 10において表 9で示す記号を用いて曲がる方向との関係を示し、* は視覚遮断要素の半透過を示し、遮断度の異なる立体要素を表現した。

開放的

閉鎖的

操作性なし 操作性あり

正面+側面

外12内 5

外 23内 1

外 30内 6

外 70内 237

外 42内 87

外 58内 0

外 3内 1

外 6内 15

直ー  8○*○*4曲ー 2● ○ 1●* 2●*○*8● ○*1

ー 2○ 2●*●*3● ○*3● ○ 4

ー 3○ 39● 14●*○* 4● ○* 5●*○ 6● ○ 154

直△△ 4直△  3▲ 2△ 3▲ △ 10▲ ○* 8 ▲ △○*1▲ ○ 4

○*△ 3○ △ 3○*○*   3○ ○   3●* △ 5●*▲△ 2● △  1● ▲△ 3●*▲△○*4● ▲△○*1

●1●*○*1● ○ 2

▲△20 ー連続 1    ̶不連続 5▲○1 ー連続

●*△2 ー連続 2● △4 ー連続 3     ー不連続 1● △○*1 ー不連続

●* 1● 2○ 2●○* 3●○ 11

△ 4 ー連続▲ △ 11 ー連続▲ ○* 1 ー連続▲ ○ 1 ー連続●*△ 1 ー連続● △ 11 ー連続 10     ー不連続 1● △○1● ▲○3

△   1▲△ 3▲○* 3▲△○*1▲○ 2

●* △ 2● △ 1● ▲ △ 2●*▲ ○* 1●*▲ △○*1● △○*3● ▲ △○*1

○ 4●*○*1● ○*1● ○ 7

▲ △ 1 ー連続△○ 1 ー連続● △ 2 ー連続 2●▲△ 1 ー連続●▲○* 1 ー連続● △○*4 ー連続 4●▲○ 2 ー連続 2

▲ 4△ 4▲△ 6▲○ 10▲△○1

●○13▲△ 1 ー連続▲△○* 1 ー不連続▲○* 2 ー不連続 ●△○* 1 ー連続●△○ 2 ー連続●△△○1ー連続●△○ 2 ー不連続

○ 1● 1● ○ 5

○* 3●*○*14● ○*10

表 10 視覚場面構成と動線の関係

● △ 20● ▲△ 1●*▲○* 2●*▲△○*1● △○*3●▲ △○*1● △○14●▲ ○ 21 Ⅰ Ⅱ Ⅲ

 Ⅰ’ Ⅱ’

●*○*

●*○*●○*

▲△

▲○*

Ⅴ直進型

●△○*

●○

内部空間

外部空間

Ⅷ内部空間

外部空間

Ⅱ外19内 3

外 2内 13

外 2内 13

外 4内 4

外 5内 7

外 26内 2

外 26内 8

直ー

●○ ○

▲   2▲ △ 6● △ 2●*▲△○* 1● ▲○ 1

△△ ○*○*

●○

●○

●▲○

▲○

●△

●△○●

▲△

●△

▲△

外 13内 2