統計トピックスno.119 統計が語る平成のあゆみ - stat1 12321 12777 128081280312806...

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平成 31 年4月 26 日 総務省統計局では、新しい令和の時代を迎えるに当たり、平成の30年間を様々な統計の結 果から振り返りました。 <ポイント> ○平成の時代を統計で振り返ると? 30年間の特徴を1ページに凝縮してご紹介します! 人 口 ○人口減少社会、少子高齢化(本文1ページ~、統計表1ページ~) 労 働 ○雇用の流動化、女性の活躍(本文4ページ~、統計表6ページ~) 経 済 ○デフレの時代から景気回復へ(本文7ページ~、統計表10ページ~) その他 ○ライフスタイルの変化(本文10ページ~、統計表21ページ~) ○インターネットの普及(本文13ページ~、統計表25ページ~) (別添資料) ○統計が語る平成のあゆみ ポイント及び本文 ○統計表 統計トピックス No.119 統計が語る平成のあゆみ (連絡先) 総務省統計局統計情報利用推進課情報提供第一係 吉田、山口、大森 電話 03-5273-1160、FAX 03-3204-9361 e-mail:y-teikyou1_atmark_soumu.go.jp (スパムメール防止のため、「@」を「_atmark_」と表示しています。 メールを送る際に「_atmark_」を「@」に直して入力してください。) テーマ一覧

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平成 31 年4月 26 日

総務省統計局では、新しい令和の時代を迎えるに当たり、平成の30年間を様々な統計の結

果から振り返りました。

<ポイント>

○平成の時代を統計で振り返ると? 30年間の特徴を1ページに凝縮してご紹介します!

人 口

○人口減少社会、少子高齢化(本文1ページ~、統計表1ページ~)

労 働

○雇用の流動化、女性の活躍(本文4ページ~、統計表6ページ~)

経 済

○デフレの時代から景気回復へ(本文7ページ~、統計表10ページ~)

その他

○ライフスタイルの変化(本文10ページ~、統計表21ページ~)

○インターネットの普及(本文13ページ~、統計表25ページ~)

(別添資料)

○統計が語る平成のあゆみ ポイント及び本文

○統計表

統計トピックス No.119

統計が語る平成のあゆみ

(連絡先)

総務省統計局統計情報利用推進課情報提供第一係

吉田、山口、大森

電話 03-5273-1160、FAX 03-3204-9361

e-mail:y-teikyou1_atmark_soumu.go.jp

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(ポイント)

人口減少社会、少子高齢化

雇⽤の流動化、⼥性の活躍

○非正規雇⽤が増加:30 年で 1300 万人増加(4ページ)

○65 歳以上就業者が増加: 5.5%(元年)から 12.9%(30 年)へ(4ページ)

○「M字カーブ」が変化:⼥性の年齢階級別労働⼒率は、「M 字カーブ」から「台形」に近づき、アメリカを上回る(5ページ)

○⼥性の社会進出:鉄道業や研究関係においても⼥性が増加(6ページ)

○人口減少・少子高齢化:総人口は 23 年以降⼀貫して減少。27 年には 75 歳以上人口の割合が0〜14 歳人口を上回る(1ページ)

○「団塊の世代」が 70 歳に:30 年で 40 歳から 70 歳に(2ページ)

○未婚率が上昇:男⼥いずれも上昇傾向。⼥性の 25〜29 歳は半数超へ(2年:40.4%→27 年:61.3%)(2ページ)

○東京圏への転入超過続く:26 年以降は5年連続で 10 万人超。大阪圏はほぼ転出超過。名古屋圏はほぼ横ばい(3ページ)

○完全失業率が上昇、バブル期水準まで低下:14年・15年とリーマンショック後の21年に最も⾼い⽔準(5.5%)。その後バブル期⽔準まで低下(2.3%)(7ページ)

○消費支出が減少:5年をピークに減少傾向(交際費等の減少) (7ページ)

○緩やかなデフレに:13 年から緩やかなデフレに、「デフレの時代」にはサービス価格がゼロ近傍で推移(8ページ)

○勤め先収入は減少から増加の傾向へ:9年をピークに減少。24年以降は増加傾向へ(9ページ)

デフレの時代から景気回復へ

○「中食」への支出が増加:調理⾷品への⽀出が増加。⾷材費への⽀出が減少 (10ページ)

○スカートからスラックスへ:スカートへの⽀出はピーク時の19.5%に(10ページ)

○育児時間が増加:28年には妻の育児時間(増加傾向)が家事時間(減少傾向)を上回る(11ページ)

○空き家が増加:全都道府県で上昇し、全国で1割超が空き家に(11~12ページ)

インターネットの普及

ライフスタイルの変化

○移動電話通信料が増加:通信費は 30 年で 2.2 倍。移動電話通信料が増加し、固定電話通信料の 5.9 倍に(13 ページ)

○ネットショッピングの利⽤が拡大:利⽤世帯割合は 7.4 倍に上昇(13 ページ)

人 口

労 働

経 済

その他

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1

12321

12777 12808 128031280612783

12644

18.8

15.3

12.5 12.2

11.6

15.7

28.1

4.7

12.8

14.2

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

11600

11800

12000

12200

12400

12600

12800

13000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

総人口(左目盛) 0~14歳 65歳以上 75歳以上

総人口に占める割合(右目盛)

(万人) (%)

総人口

総人口に占める割合

0

(※)(※) (※) (※) (※) (※)

本格的な人口減少社会(23年~)人口のピーク

(20年)戦後初の人口減少

(17年)

8575 8726

7545

69.6 69.8

59.7

45.0

50.0

55.0

60.0

65.0

70.0

75.0

80.0

4500

5000

5500

6000

6500

7000

7500

8000

8500

9000

9500

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

(万人)

15~64歳人口

のピーク(7年)

0

(※) (※) (※) (※) (※) (※)

人口

(%)

.0.0

総人口に占める割合

のピーク(4年)

総人口に占める割合

【人口減少・少子高齢化】総人口は、平成20年(12808万人)をピークに、23年(12783万人)以

降は一貫して減少しています。年齢区分別の割合をみると、9年に65歳以上人口(15.7%)が0~

14歳人口(15.3%)を上回り、30年は65歳以上人口(28.1%)が0~14歳人口(12.2%)の2.3倍と

なっています。また、27年には75歳以上人口(12.8%)が0~14歳人口(12.5%)を上回りました。

(※)国勢調査による人口

注)各年 10 月1日現在

資料:総務省統計局「国勢調査」、「人口推計」

図1 総人口及び総人口に占める0~14 歳、65 歳以上及び 75 歳以上人口の

割合の推移(平成元年~30 年)

人口減少社会、少子高齢化 人口

【15~64歳人口が大幅に減少】15~64歳人口は、平成7年(8726万人)をピークに減少し、30年

(7545万人)はピーク時より1181万人少なくなっています。また、総人口に占める割合は4年(69.8%)

をピークに減少し、30年は59.7%と、6割を下回り、比較可能な昭和25年(1950年)以降の間で最低

となりました。

図2 15~64 歳人口及び総人口に占める割合の推移(平成元年~30 年)

(※)国勢調査による人口(年齢不詳の人口を各歳別にあん分した人口)

注)各年 10 月1日現在

資料:総務省統計局「国勢調査」、「人口推計」

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2

150 100 50 0 50 100 1500 歳

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

55

60

65

70

75

80

85

90

95

100歳以上

平成30年平成元年 平成元年

平成30年

44~47歳:

昭和46年~49年の

第2次ベビーブーム世代

平成30年

69~71歳:

昭和22年~24年の

第1次ベビーブーム世代

(万人) (万人)

男性 女性

平成元年

40~42歳:

昭和22年~24年の

第1次ベビーブーム世代

平成元年

15~18歳:

昭和46年~49年の

第2次ベビーブーム世代

【未婚率が上昇】未婚率(※)は、男女いずれも上昇傾向にあります。特に25~29歳の女性の未婚

率は、平成2年(40.4%)から27年(61.3%)の25年間で20.9ポイント上昇しています。

86.0 86.8 88.0 88.7 89.6 91.4

40.4

48.2

54.0

59.1 60.3 61.3

13.9

19.7

26.6

32.0 34.5 34.6

7.5 10.1

13.9

18.7 23.1 23.9

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

平成

2年

7 12 17 22 27

20~24歳 25~29歳

30~34歳 35~39歳

女性(%)

93.6 93.3 92.9 93.5 94.0 95.0

65.1 67.4 69.4 71.4 71.8 72.7

32.8

37.5

42.9 47.1 47.3 47.1

19.1 22.7

26.2

31.2 35.6 35.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

平成

2年

7 12 17 22 27

20~24歳 25~29歳

30~34歳 35~39歳

男性(%)

図4 20~39 歳(5歳階級)の未婚率の推移(平成2年~27 年)

(※)人口に占める配偶関係が「未婚」の者の割合

注)各年 10 月1日現在

資料:総務省統計局「国勢調査」

注)各年 10 月1日現在

資料:総務省統計局「人口推計」

図3 人口ピラミッド(平成元年及び 30 年)

【「団塊の世代」が70歳に】平成元年と30年の人口ピラミッドを比較すると、元年は、「第一次ベ

ビーブーム(昭和22年~24年生まれ)世代」が40~42歳でしたが、29年には70歳を迎え、30年には

69~71歳となりました。

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3

139,868

-7,376

-9,438

-50,000

0

50,000

100,000

150,000

200,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

(人)

東京圏 :東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県

名古屋圏:愛知県、岐阜県、三重県

大阪圏 :大阪府、兵庫県、京都府、奈良県

平成19年

155,150人

平成6年

-16,914人 東京圏

名古屋圏▼

大阪圏

平成23年

62,809人

【東京圏への転入超過続く】3大都市圏別の「転入超過数(※)」をみると、東京圏はバブル崩壊後

の平成6年(-16,914人)及び7年(-5,002人)を除き、転入超過となっており、26年以降は5年連続

で10万人を超える転入超過となっています。

大阪圏は23年(4,209人)及び24年(977人)を除き、転出超過となっています。名古屋圏はほぼ横ば

いとなっています。

図5 3大都市圏別転入超過数の推移(平成元年~30 年)

(※)転入者数から転出者数を差し引いた数。転入超過数がマイナス(-)の場合は、転出超過を示す。

注)平成 25 年以前は日本人のみ

資料:総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告」

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4

3452 3423

817

2117

1635

1038

19.1

38.2

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

正規の職員・

従業員(左目盛)

非正規の職員・従業員(左目盛) その他(左目盛) 非正規の職員・

従業員の割合(右目盛)

(万人)

(30年)

就業者:

6578万人

従業員数等

役員を除く雇用者に占める割合

(%)

(元年)

就業者:

5904万人

(※2)

(※1)

4.0

5.0

6.0

7.0

8.0

9.0

10.0

11.0

12.0

13.0

14.0

15.0

5700

5800

5900

6000

6100

6200

6300

6400

6500

6600

6700

6800

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

就業者数(左目盛) 男女計 男 女

就業者に占める高齢者(65歳以上)

の割合(右目盛)

リーマンショック

(20年9月)

(30年)

就業者数(総数):6664万人

高齢者の割合

男女計:12.9%:

男:13.8%、女:11.9%(元年)

就業者数(総数):6128万人

高齢者の割合

男女計:5.5%:

男:5.5%、女:5.4%

(万人) (%)

0 0.0

(※)

就業者数(総数)

就業者に占める高齢者の割合

労働 雇用の流動化、女性の活躍

【非正規雇用が増加】「正規の職員・従業員」は平成元年(3452万人)から30年(3423万人)

で29万人の減少となりました。一方、「非正規の職員・従業員」は元年(817万人)から30年

(2117万人)で1300万人の増加となり、割合は元年(19.1%)から30年(38.2%)で19.1ポイント上

昇しました。

図6 正規の職員・従業員、非正規の職員・従業員数及び役員を除く雇用者に占める

非正規の職員・従業員の割合の推移(平成元年~平成 30 年)

(※1)東日本大震災に伴う補完推計値

(※2)就業者のうち、正規の職員・従業員及び非正規の職員・従業員以外の者

注1)平成 13 年以前は「労働力調査特別調査」の2月結果、平成 14 年以降は「労働力調査詳細集計」の1~3月期平

均結果により作成。「労働力調査特別調査」と「労働力調査詳細集計」とでは、調査方法、調査月などが相違す

ることから、時系列比較には注意が必要である。

注2)割合は、「正規の職員・従業員」と「非正規の職員・従業員」の合計に占める割合

資料:総務省統計局「労働力調査特別調査」、「労働力調査(詳細集計)」

【65歳以上就業者が増加】「就業者」に占める65歳以上人口の割合は上昇傾向にあり、平

成25年(10.1%)に初めて1割を超え、元年(5.5%)から30年(12.9%)で7.4ポイント上昇してい

ます。

(※)東日本大震災に伴う補完推計値

資料:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

図7 就業者数及び就業者に占める高齢者の割合の推移(平成元年~平成 30 年)

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5

51.1

74.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

15~

19歳

20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65歳

以上

平成元年 10年 20年 30年

(%)

日本, 57.1

イギリス, 74.2

アメリカ, 75.5

OECD平均, 66.1

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

15~

19歳

20~

24歳

25~

29歳

30~

34歳

35~

39歳

40~

44歳

45~

49歳

50~

54歳

55~

59歳

60~

64歳

65歳

以上

日本

イギリス

アメリカ

OECD平均

(%)

日本, 75.2

イギリス, 79.6

アメリカ, 74.5

OECD平均, 71.9

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

15~

19歳

20~

24歳

25~

29歳

30~

34歳

35~

39歳

40~

44歳

45~

49歳

50~

54歳

55~

59歳

60~

64歳

65歳

以上

日本

イギリス

アメリカ

OECD平均

(%)

【「M字カーブ」が変化】女性の年齢階級別の「労働力率(※1)」をみると、「M字カーブ(※2)」の底

は、平成元年は51.1%(30~34歳)でしたが、30年は74.8%(35~39歳)となっており、M字の底が上

昇し、台形に近づいています。

図8 女性の年齢階級別労働力率の推移(平成元年~30年)

(※1)労働力率とは、労働力人口比率((就業者+完全失業者)÷15 歳以上人口)のことを指す。

(※2)女性の労働力率は、一般に、学校卒業後の年代で上昇し、その後、結婚・出産期に一旦低下し、育児が落ち着い

た時期に再び上昇するという、M字カーブを描くといわれる。

資料:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

【女性労働力率がアメリカを上回る】女性の「労働力率」を外国と比較すると、30~34歳につい

て、平成12年は「M字カーブ」の底(57.1%)で、アメリカ(75.5%)に比べ18.4ポイント低くなっていまし

たが、29年(75.2%)にはアメリカ(74.5%)より高くなっています。

図9 主要国の女性の年齢階級別労働力率(平成 12 年・29 年)

平成 12 年 平成 29 年

資料:日本は総務省統計局「労働力調査(基本集計)」、他国及び OECD 平均は「OECD.Stat」

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6

鉄鋼業, 12.2

11.1

熱供給業,

10.1

9.7

水道業, 10.8

8.3

鉄道業, 2.9

10.0

道路旅客運送業, 8.8

9.3

0.0

5.0

10.0

15.0

平成3年 8 13 18 24 28

鉄鋼業熱供給業水道業鉄道業道路旅客運送業

(%)

38,224

150,545

7.1

10.1

16.2

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

女性研究者数(左目盛) 研究者に占める女性割合(右目盛)

(%)(人)

女性研究者数

研究者に占める女性割合

【鉄道業の女性従業者が3.4倍に】男性の職場とみられていた「鉄道業」における女性従業者

の割合は、平成3年(2.9%)から28年(10.0%)の25年間で3.4倍となっています。

図10 産業中分類別女性従業者の割合の推移(平成3年~28年)-平成3年の下位5産業-

注)平成3年は「事業所統計調査」、8年~18 年は「事業所・企業統計調査」、24 年及び 28 年は「経済センサス‐活動

調査」による。

資料:総務省統計局「事業所統計調査」、「事業所・企業統計調査」、総務省・経済産業省「経済センサス‐活動調査」

【女性研究者が3.9倍に】「女性研究者数」は、平成元年(38,224人)から30年(150,545人)で

3.9倍となりました。また、「研究者に占める女性の割合」は、10年(10.1%)に10%を超え、元年

(7.1%)から30年(16.2%)で9.0ポイント上昇しています。

図11 女性研究者数及び研究者に占める女性割合の推移(平成元年~30年)

注)平成元年から 13 年までは研究本務者数、14 年以降は研究者数(実数)

資料:総務省統計局「科学技術研究調査」

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7

10.8 10.7 10.8 10.9

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

7.0

8.0

9.0

10.0

11.0

12.0

1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9 1 5 9

平成元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

15~24歳25~34歳35~44歳45~54歳55~64歳65歳以上総数

<景気拡張期><景気後退期>

<景気拡張期> <景気後退期><景気拡張期>

<景気後退期><景気拡張期>

<景気後退期><景気拡張期>

<景気後退期><景気拡張期>

(%)

リーマンショック

(平成20年9月)

(月)

(年)

13年9月 14年2月 15年3月 22年6月

14年6月、8月、15年4月

5.5%(総数) 30年5月

2.3%(総数)

21年7月

5.5%(総数)

平成30年12月

15~24歳, 3.3

25~34歳, 3.3

総 数, 2.4

35~44歳, 2.4

55~64歳, 2.4

45~54歳, 2.0

65歳以上, 1.4

食料, 73,977

住居, 16,915

光熱・水道, 22,019

家具・家事用品, 10,839 被服及び履物, 10,791

保健医療, 13,227

交通・通信, 42,107

教育, 11,785

教養娯楽, 27,581

その他の消費支出,

58,074

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

300,000

350,000

400,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

(円)

335,246 299,350

287,315

経済 デフレの時代から景気回復へ

【完全失業率が上昇、バブル期水準まで低下】「完全失業率」は、バブル崩壊後の平成14

年・15年とリーマンショック後の21年に過去最高の5.5%となりましたが、30年5月にはバブル期と

同水準の2.3%まで低下しています。この間、「就職氷河期」という言葉が生まれたように、特に若

い世代(15~24歳)の失業率は10.9%にまで上昇しました。

図 12 年齢階級別完全失業率の推移(平成元年~30 年)

注)季節調整値。平成23年は東日本大震災に伴う補完推計値

資料:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

【消費支出が減少】1世帯当たり1か月間の「消費支出」は、平成5年(335,246円)にピークと

なった後、減少傾向にあり、30年は287,315円となっています。その内訳をみると、「交際費」等が含

まれる「その他の消費支出」が減少傾向にあります。

注1)平成 11 年までは農林漁家世帯を除く。

注2)平成 30 年1月から調査で使用する家計簿等の改正を行っており、30 年結果には、当該改正の影響が含まれる

ため、時系列比較をする際には注意が必要である。

注3)ここでは、「消費支出」のうち他の世帯への贈答品やサービスの支出は、「その他の消費支出」のうち「交際

費」に含めている(用途分類)

資料:総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯)

図 13 10 大費目別1世帯当たり1か月間の消費支出の推移(平成元年~30 年)

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8

3.0

-0.9

0.3

5.3

-1.0

-1.5

0.6

-3.0

-2.0

-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

サービス指数 賃金

デフレ前の時代

(平成元年~12年)デフレの時代

(平成13年~24年)

デフレ脱却に

向かう時代

(平成25年~)

バブル崩壊アジア通貨危機 ITバブル

崩壊

リーマン

ショック

(%)

-2.0

-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

サービス エネルギー 食料(外食を除く) 耐久消費財 その他の財 総合

デフレ脱却に

向かう時代

(平成25年~)

デフレ前の時代

平成元年~12年)

デフレの時代

(平成13年~24年)

平成9年

消費税増税

(3%→5%)

平成20年

・国際的な穀物価格、

原油価格の高騰

・リーマンショック

平成元年

消費税導入

(3%)

平成26年

消費税増税

(5→8%)

日経平均株価

史上最高値

ITバブル崩壊

バブル崩壊アジア通貨危機

(%)

【緩やかなデフレに】「消費者物価指数(総合)」の前年比は平成11年にマイナスとなり、継続的

な物価下落という意味において、日本経済は13年から緩やかな「デフレの時代」となりました。

これを主な財・サービス別にみると、「サービス」は、「デフレ前の時代」には上昇が続いたものの、

「デフレの時代」はゼロ近傍で推移しました。

図 14 消費者物価指数(総合)の前年比の推移(平成元年~30 年)

注)月例経済報告におけるデフレに関する記載の変遷等を踏まえ、平成期をここでは便宜次の3つの時代に区分

① バブル崩壊を経て、物価上昇率が低下した時代(「デフレ前の時代」、平成元年~12 年)

② 物価が持続的に下落した時代(「デフレの時代」、平成 13 年~24 年)

③ 物価が上昇基調に転じた時代(「デフレ脱却に向かう時代」、平成 25 年~)

資料:総務省統計局「消費者物価指数」

【サービス価格・賃金の動き】「サービス指数」の前年比の推移を賃金と比べてみると、バブル

崩壊前までは、「サービス指数」に比べて「賃金」の上昇率が高くなっています。一方、「デフレの時

代」には、「サービス指数」・「賃金」ともにゼロ近傍で推移又は下落しています。

図 15 サービス指数と賃金の前年比の推移(平成元年~30 年)

注)賃金は、一般労働者の6月分の所定内給与額(所得税等を控除する前の額。超過労働給与額、賞与、期末手当等特別

給与額は含まれない。)。一般労働者とは、短時間労働者以外の者(短時間労働者は、同一事業所の一般の労働者よ

り1日の所定労働時間が短い又は1週の所定労働日数が少ない労働者)

資料:総務省統計局「消費者物価指数」、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

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9

466,564

558,596

473,115

512,604

-10.0

-8.0

-6.0

-4.0

-2.0

0.0

2.0

4.0

6.0

420,000

440,000

460,000

480,000

500,000

520,000

540,000

560,000

580,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

勤め先収入(左目盛) 名目増減率(右目盛)

名目増減率

勤め先収入

(円) (%)

0

【勤め先収入は減少から増加の傾向へ】勤労者世帯の1世帯当たり1か月間の「勤め先収

入」は平成9年(558,596円)をピークに減少し、23年には473,115円と、ピーク時に比べて15.3%落

ち込みましたが、24年以降は増加傾向にあります。

図16 1世帯当たり1か月間の勤め先収入の推移(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)

(平成元年~30年)

注1)平成11年までは農林漁家世帯を除く。

注2)平成30年1月から調査で使用する家計簿等の改正を行っており、30年結果には、当該改正の影響が含まれるた

め、時系列比較をする際には注意が必要である。

注3)平成30年の名目増減率は、家計簿の改正の影響を除去した変動調整値

資料:総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯)

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10

83.0

168.8

103.3

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

120.0

130.0

140.0

150.0

160.0

170.0

180.0

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

内食 調理食品 外食

平成

元年

(平成元年=100)

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

穀類 魚介類 肉類 乳卵類

野菜・海藻 果物 油脂・調味料

平成

元年

(円)

275,067

302,328

136,613

17,236

19,243

5,904

0

5,000

10,000

15,000

20,000

0

100,000

200,000

300,000

400,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

5 被服及び履物(左目盛) クリーニング代(右目盛)

(円)

被服及び履物

クリーニング代

(円)

11,019

11,500

6,555

2,247

5,066

7,439

6,358

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

スカート 婦人用スラックス

(円)

その他 ライフスタイルの変化

【「中食」への支出が増加】「中食」といわれる「調理食品」への支出は、30年で1.7倍に増加している

一方、「内食」(食材費注1))は減少し、「外食」はほぼ横ばいとなっています。

1世帯当たり1か月間の「内食」への支出の内訳をみると、「魚介類」は、平成元年(10,270円)から30年

(5,870円)で、42.8%減少した一方、肉類はほぼ横ばいで推移しています。

図17 1世帯当たり1か月間の食料の名目金額指数(※)

の推移(二人以上の世帯)(平成元年~30年)

図18 1世帯当たり1か月間の内食への支出の

推移(二人以上の世帯)(平成元年~30年)

(※)平成元年の支出金額を100として指数化したもの

注1)内食は、穀類、魚介類、肉類、乳卵類、野菜・海藻、果物及び油脂・調味料の合計

注2)平成11年までは農林漁家世帯を除く。

注3)ここでは、他の世帯への贈答品やサービスの支出は食料の各項目に含めていない(用途分類)

資料:総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯)

【スカートからスラックスへ】「被服及び履物」への1世帯当たり1年間の支出は、3年(302,328円)

をピークに減少し、30年(136,613円)はピーク時の45.2%となりました。また、「クリーニング代注1)」も4

年(19,243円)をピークに減少し、30年(5,904円)はピーク時の30.7%となっています。

「スカート」への支出は2年(11,500円)をピークに減少傾向で推移し、30年(2,247円)は、ピーク時の

19.5%となりました。一方、「婦人用スラックス」への支出は7年(7,439円)に「スカート」(6,555円)を上

回り、以後はほぼ横ばいで推移しています。

図20 1世帯当たりのスカート及び婦人用

スラックスの年間支出金額(二人以上の世帯)

(平成元年~30年)

図19 1世帯当たりの被服及び履物

並びにクリーニング代の年間支出金額

(二人以上の世帯)(平成元年~30年)

注1)クリーニング代とは、洗濯代のことを指す。

注2)平成 11 年までは農林漁家世帯を除く。

資料:総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯)

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11

45885025

53895759 6063

448576 659 757 820

9.8 11.512.2

13.113.5

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

平成5年 10 15 20 25

住宅数(左目盛)空き家数(左目盛)空き家率(右目盛)

(万戸) (%)

住宅数・空き家数

空き家率

0.05 0.070.10 0.12 0.17

0.18 0.25 0.33

0.39 0.49

0

1

2

3

4

5

平成8年 13 18 23 28

家事

育児

(時間.分)

4.083.53

3.35 3.35

3.07

2.433.03 3.09

3.22

3.45

0

1

2

3

4

5

平成8年 13 18 23 28

家事

育児

(時間.分)

【育児時間が増加】6歳未満の子供がいる世帯の妻の週全体の家事時間は、平成8年(4時間

8分)から28年(3時間7分)で1時間1分短くなり、一方、育児時間が8年(2時間43分)から28年

(3時間45分)で1時間2分長くなり、家事時間を上回りました。

夫の育児時間(18分→49分)と家事時間(5分→17分)は、妻に比べ短いながらも少しずつ増えて

います。

図 21 6歳未満の子供を持つ夫・妻の家事、育児時間の推移(平成8年~28 年)

―週全体、夫婦と子供の世帯

夫 妻

資料:総務省統計局「社会生活基本調査」

【空き家が増加】「空き家率」は、平成10年(11.5%)に1割を超え、25年は13.5%となっており、

全ての都道府県において上昇しています。

上昇幅が大きいのは、山梨県(8.9ポイント)、長野県(7.1ポイント)、山口県(6.7ポイント)などで

す。一方、上昇幅が小さいのは、沖縄県(0.1ポイント)、宮城県(0.2ポイント)、東京都(1.2ポイン

ト)などです。

図 22 住宅数、空き家数及び空き家率の推移(平成5年~25 年)

資料:総務省統計局「住宅・土地統計調査」

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12

0

5

10

15

20

25

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

平成5年

平成25年

全国平均(平成5年)

全国平均(平成25年)

(%)

13.5%

9.8%

資料:総務省統計局「住宅・土地統計調査」

図 23 都道府県別空き家率(平成5年、25 年)

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13

382

1,782

10,508

353

287

92

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

平成

元年

2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

(円)他の通信機器

移動電話

運送料

移動電話通信料

固定電話通信料

郵便料

6,198

13,404

12,610

17,658

18,624

18,201

11,350

5,526

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000

20,000

平成

14年

15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

平均 40歳未満 40~49歳

50~59歳 60~69歳 70歳以上

(円)

39.2

62.4

58.9

53.5

34.3

17.6

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

平成

14年

15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

平均 40歳未満 40~49歳

50~59歳 60~69歳 70歳以上

(%)

その他 インターネットの普及

【移動電話通信料が増加】1世帯当たり1か月間の「通信費」は、平成元年(6,198円)から30年

(13,404円)で2.2倍となっています。内訳をみると、14年に「移動電話通信料」(4,697円)が「固定電

話通信料」(4,577円)を上回り、30年には移動電話通信料(10,508円)が固定電話通信料(1,782

円)の5.9倍となっています。

図 24 1世帯当たり1か月間の通信費の推移(二人以上の世帯)(平成元年~30 年)

注1)平成 11 年までは農林漁家世帯を除く。

注2)1か月当たりの支出金額は、品目分類の年計を 12 で除して月平均額を算出したもの

注3)固定電話通信料は、平成 11 年までは移動電話通信料を含む。

注4)他の通信機器は、平成 13 年までは移動電話を含む。

資料:総務省統計局「家計調査」(二人以上の世帯)

【ネットショッピングの利用が拡大】「ネットショッピングをした世帯割合(※1)」は、平成14年

(5.3%)から30年(39.2%)で、7.4倍となっています。また、1世帯当たり1か月間の「ネットショッ

ピングの支出額(※2)」は14年(1,105円)から30年(12,610円)で大幅に増加しています。

図 26 世帯主の年齢階級別ネットショッピングの

支出額の推移(二人以上の世帯)

(平成 14 年~30 年)

図 25 世帯主の年齢階級別ネットショッピング

をした世帯割合の推移(二人以上の世帯)

(平成 14 年~30 年)

(※1)インターネットを通じて購入をした世帯割合

(※2)インターネットを利用した1か月当たりの支出総額

注1)家計消費状況調査は平成 14 年に調査を開始

注2)平成 27 年1月に調査票を変更したため、支出総額の 26 年と 27 年の結果を比較する際は注意が必要である。

資料:総務省統計局「家計消費状況調査」

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【総合的な問合せ先】 統計情報利用推進課情報提供第一係

東京都新宿区若松町 19 番 1 号

TEL :( 0 3 ) 5 2 7 3 - 1 1 6 0(直通)

FAX :( 0 3 ) 3 2 0 4 - 9 3 6 1

E-Mail : [email protected]

【各項目に関する問合せ先】

○人口

(国勢調査) 国勢統計課審査発表係 (03)5273-1156

(人口推計) 国勢統計課人口推計係 (03)5273-1009

○労働

(労働力調査) 労働力人口統計室審査発表第一係 (03)5273-1162

(経済センサス‐活動調査) 経済センサス室審査発表係 (03)5273-1389

(科学技術研究調査) 科学技術研究調査係 (03)5273-1169

○経済

(労働力調査) 労働力人口統計室審査発表第一係 (03)5273-1162

(家計調査) 消費統計課審査発表係 (03)5273-1174

(消費者物価指数) 物価統計室物価指数第一係 (03)5273-1175

○その他

(家計調査) 消費統計課審査発表係 (03)5273-1174

(社会生活基本調査) 労働力人口統計室審査発表第三係 (03)5273-1163

(住宅・土地統計調査) 国勢統計課住宅・土地調査第二係 (03)5273-1005

(家計消費状況調査) 消費統計課家計収支調査発表係 (03)5273-1011

※統計データを引用・転載する場合には、出典の表記をお願いします。

資料については、26 日(金)11 時に統計局ホームページで公開し、総務省統計局(中央合同庁舎

第2号館8階)において、配布しています。

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