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CeFILインターンシップ 実績と今後の活動 - 2013年2月6日 NPO法人 高度情報通信人材育成支援センター 辰巳 敬三 日本経済団体連合会 情報通信委員会 高度情報通信人材育成部会 CeFIL : Center for Future ICT Leaders http://www.cefil.jp

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CeFILインターンシップ

- 実績と今後の活動 -

2013年2月6日

NPO法人 高度情報通信人材育成支援センター

辰巳 敬三

日本経済団体連合会 情報通信委員会

高度情報通信人材育成部会

CeFIL : Center for Future ICT Leaders

http://www.cefil.jp

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1 Copyright CeFIL, 2013

目次

高度情報通信人材育成支援センター(CeFIL)

CeFILインターンシップ

位置づけ

運営の特徴

経団連/CeFILインターンシップ運営実績

アンケート結果

満足度、スキル充足度、積極性、教育効果、企業側の受け入れスタンス

その他の成果

今後の取り組み - CeFILインターンシップ制度改定

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高度情報通信人材育成支援センター(CeFIL)

日本経団連の産学官連携による高度ICT人材育成支援活動の実行機能を引き継ぐ組織として2009年7月に有志企業が設立

2006年4月 高度ICT人材育成の重点協力拠点を決定(筑波大、九州大)

2007年4月 重点協力拠点コース開講(大学院修士課程)

2009年7月 有志企業でCeFILを設立し支援活動を引き継ぎ

支援 事務局

戦略企画立案機能

拠点支援機能 高度情報通信 人材育成支援 センター

移管

諮問・助言

支援

・会費

日本経団連 高度情報通信人材育成部会

重点協力拠点

(九州大、筑波大)

支援体制(H25.1末現在)

賛助会員(1団体/34社/7大学) ・会費

正会員(19社)

・大学へ支援要員派遣

・インターンシップ先提供

・会費 ・大学へ支援要員派遣

・インターンシップ先提供

その他経団連加盟企業

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CeFILインターンシップ - 位置づけ -

重点協力拠点の支援

CeFILインターンシップ

社会での実際の仕事で求められるレベルの高さや進め方を実感し、学内で培った技術力や自らの考えの不足を認識して以降の学習意欲を高める

←従来の就業体験型

←CeFILインターンシップ

←検討課題

実践研修型

見学・体験型

実践/共同研究型

指導を受けながら

実務の一部を担う

用意した内容を体験

戦力として参画

例 タイプ

3

2

1

1~3ヶ月

2週間程度

6ヶ月~1年

期間

海外研修 テーマをもった研修 S 3ヶ月以上 ←CeFILインターンシップ拡大

(今後)

修士論文

【集大成】

オムニバス講義 【気づき、先端技術】

コア・基礎科目 【普遍的、原理原則,

工学基礎】

インターンシップ 【企業現場での実践】

PBL 【理論の実践】

講義と実践

の融合

学部教育

大学院教育

: 産学連携科目

社会ニーズに応える実践重視カリキュラムを

産学共同で策定

産業界の一線級技術者の派遣

中長期インターンシップ受け入れ

企業幹部や技術者との交流機会の提供

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CeFILインターンシップ - 運営の特徴 -

インターンシップの運営(CeFILが全体プロセスをコーディネート)

実施時期、

期間

学期中の負荷と地理的制約のため、夏季休暇を利用 実習期間は1~2ヶ月

受入業務

従来の職業体験ではなく、ソフト開発や検証といった実業務の一部にチームの一員として従事させる

受入プロセス、

環境

オリエンテーション、事前勉強、フォローアップを含むプロセスの整備 エントリシステムによる応募・マッチング 滞在費・交通費などを企業側が負担

交流機会提供 多くの学生の首都圏滞在機会を利用し合同フォーラムを開催

1~2ヶ月 1ヶ月 1ヶ月 1ヶ月

実習準備 (事前勉強)

応募・ マッチング

オリエンテーション 通常

授業 実習 報告会

フォローアップ (アンケート,実習報告)

立上げ まとめ

インターンシップ実施

IT分野の理解興味を広げる講義

グループ開発演習、プログラミング補習

実習テーマに関する知識やスキルの強化

(プログラミング言語・技術、業務知識) アンケートによる評価、フィードバック

実習を通じて認識した課題(知識,スキル)に対する学習計画を立て、実行

学生への動機付け

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経団連/CeFILインターンシップ運営実績

6年間で累計334名を受け入れ

2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年

産業界の 協力規模

(*1)

企業数 26社 28社 21社 26社 30社 32社

テーマ数 50テーマ (60人枠)

104テーマ (128人枠)

70テーマ (84人枠)

94テーマ (103人枠)

105テーマ (129人枠)

83テーマ (100人枠)

参加大学

(*2)

大学数 3校 5校 3校 7校 7校 6校

大学名

筑波大、九州大、九工大

筑波大、九州大、九工大、宮崎大、福岡大

筑波大、九州大、九工大

筑波大、九州大、九工大、宮崎大、福岡大、名古屋大、愛媛大

筑波大、九州大、九工大、福岡大、名古屋大、愛媛大、山口大

筑波大、九州大、九工大、名古屋大、愛媛大、山口大

受入実績

企業数 18社 22社 15社 23社 19社 19社

学生数 48名 55名 41名 69名 62名 59名

平均日数 23日 24日 23日 25日 25日 24日

最大日数 40日 41日 39日 36日 42日 36日

実習場所

首都圏 4 2 東 海 2 福 岡 2 近 畿 1 海外(中国) 1

首都圏 4 7 東 海 3 福 岡 3 近 畿 1 海外(インド) 1

首都圏 3 6 東海 /北陸 1 福 岡 2 近 畿 2

首都圏 5 5 東 海 5 福 岡 1 0

首都圏 4 7 東 海 3 福 岡 1 1 広 島 1

首都圏 4 5 東 海 5 福 岡 8 広 島 1

(*1)九経連様主催テーマを含む : <2010年>4社/6テーマ(7人枠)、<2011年>10社/14テーマ(19人枠) 、<2012年>12社/17テーマ(20人枠)

(*2)九経連様インターンシップ参加大学数(外数) : <2007~2009年> 1校、<2010年> 2校、<2011年> 3校、<2012年> 5校

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アンケート結果 - 学生の満足度 -

「満足」「まあ満足」が96%、全体的な満足度は高い

「やや不満」は、指導者の繁忙で指導時間が少なくなったことなどが原因

やや不満4%

まあ満足27%

満足69%

38

2522 46 43 42

10

1310 21 18 12

03 1 2 1

4

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年

不満

やや不満

まあ満足

満足

全体の満足度(学生の評価)

累計 推移

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アンケート結果 - 学生のスキル充足度 -

企業指導者は、学生の90%はスキルは概ね充足しており、さらに40%は上回るとの評価

学生は自分自身のスキルの評価は企業指導者よりも厳しい (充足と回答した学生は65%)

学生(自己評価)

(*)自分のスキル充足度はどうでしたか?

企業指導者から見て

(*)募集要項での提示条件に対する学生のスキル充足度

大きく下回る1%

ほぼ充足51%

やや下9%

やや上30%

大きく上回る9%

(累計) (累計)

大きく下回る6%

ほぼ充足39%

やや下33%

やや上17%

大きく上回る9%

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アンケート結果 - 積極性 -

参加学生はチームの一員として概ね積極的に取り組めている

学生自己評価 : かなり積極的(21%)、やや積極的(38%)

企業側評価 : かなり積極的(32%)、やや積極的(35%)

(*)チームの一員として,積極的に業務に臨みましたか? (*)チームの一員として,積極的に業務に臨んでいたか?

不十分2%

普通30%

やや不十分9%

やや積極的38%

かなり積極的21% かなり積極的

32%

やや積極的35%

やや不十分5%

普通28%

不十分0%

学生(自己評価) 企業指導者から見て (累計) (累計)

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アンケート結果 - 教育効果 -

他のインターンシップとの比較

他インターンシップ参加経験がある学生17名のうち15名は、実践的インターンシップ(CeFILインターンシップ)のほうが成長度合いは高まると回答

実践的インターンシップで成長を感じた点

学生回答者55名全員が成長を感じたと回答

どのような点が成長したと感じたか?

学生 大学教員から学生を見て

55%

71%

64%

80%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

チームで働く力(*)

考え抜く力(*)

前に踏み出す力(*)

ITスキル

成長を感じた回答者(%)

92%

67%

83%

42%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

チームで働く力(*)

考え抜く力(*)

前に踏み出す力(*)

ITスキル

成長を感じた回答者(%)

(*) 社会人基礎力 http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.htm ▪ 前に踏み出す力 ・・・ 主体性、働きかけ力、実行力

▪ 考え抜く力 ・・・ 課題発見力、計画力、創造力

▪ チームで働く力 ・・・ 発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール力

※2010年末に実施したアンケート結果より

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アンケート結果 - 企業側の受入れスタンス -

CSR的スタンスから採用結び付けへの変化(欧米型の兆し?) 採用への結び付けの意識が高くなった!? (2012年度は1位)

米欧のような「実業務における戦力」の意識はまだ低い

「若手社員の指導力育成の機会」をメリットと捉える企業もある

優先度:高(5)-低(1)

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年

学生のスキルアップ 2.63 2.40 2.55 2.12 2.35

学生の学習意欲向上 3.55 3.38 3.28 2.96 3.31

業界/企業イメージのアップ 4.03 3.92 3.88 3.85 3.38

優秀な学生の採用 3.89 3.40 3.57 3.04 3.81

わが国の発展に貢献 3.94 4.08 3.70 3.42 3.54

実業務における戦力 2.23 2.68 1.58 1.38 1.04

③ ①

受け入れスタンス(企業)

・学生のテクニカルなスキルアップを行うため(大学教育の支援)

・学生個人の視野を広げ、学習意欲を向上させるため(大学教育の支援)

・IT関連職の職業イメージを持ってもらうことによる業界/企業イメージのアップ ・インターンシップを通じて優秀な学生の採用に結び付けていくため ・経団連/CeFIL活動の趣旨に賛同し、会社/業界として、広くわが国の発展に貢献するため ・実業務における戦力として

(*)回答項目詳細

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その他の成果

インターンシップ運営ノウハウの横展開、活用

経済産業省/IPA『IT人材育成強化加速事業(平成21、22年度)』

実践的なインターンシップモデルの構築、検証のモデルとして活用

CeFILインターンシップの運営フロー、各種書式、エントリシステム など

九州経済連合会とのインターンシップ運営の連携

九州地区での受け入れテーマの相互公開

エントリシステムの共同運営(スライド15参照)

経済産業省『中長期研究人材交流システム構築事業』 (大学連携

推進課) (※産学協働人材育成円卓会議のアクションプランの一環の事業)

中長期研究インターンシップ検討会へのCeFIL事例の提供

CeFILインターンシップの概要、エントリシステムの仕様、開発規模などの情報を「オンラインシステム」の参考として提供(スライド14、15参照)

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CeFILインターンシップ制度改定(2013年度より)

よりトップICT人材育成にふさわしいインターンシップへ

インターンシップ参加基準(エントリ基準)の導入

基本情報技術者試験 : 午前試験-60点以上、午後試験-70点以上

単位取得済み科目 : ソフトウェア開発工学、Java又はCプログラミング

英語力 : TOEIC-600点以上(TOEFLは換算)

海外インターンシップ制度の試行

2013年度3名程度を選考、渡航費用など補助

基本情報技術者試験 : 午前/午後試験ともに75点以上

英語力 : TOEIC-750点以上(TOEFLは換算)

募集対象校の拡大

CeFIL会員大学(現在7校)から同条件で参加学生を募集(従来、重点拠点校優先でエントリ受付)

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今後とも、CeFILの活動、及びインターンシップ

受け入れへのご協力をよろしくお願いいたします。

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<参考> CeFILインターンシップエントリシステム

複数大学(学生)-複数企業でのマッチング効率化

募集テーマ一覧(検索可) 募集要項 内容に対する問合せ画面

最新状況を見ながら

エントリを分散

エントリ画面(第三希望まで) テーマ別の最新エントリ状況

問合せ/回答履歴は

募集要項に自動追加され

全員が共有

人手で割当調整し、公開

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<参考> インターンシップ・ CeFIL-九経連の連携

CeFILインターンシップ・エントリシステムの共同利用

インターンシップ・エントリシステム

ユーザ情報 (ログインID等)

募集要項 (テーマ)

エントリ 台帳

Q/A

募集要項 (テーマ)

エントリ 台帳

Q/A

募集要項 (テーマ)

Q/A

企業

受入担当

窓口

企業

受入担当

窓口

大学

学生

窓口教員

大学

学生

窓口教員

運営グループ (九経連)

運営グループ (CeFIL)

企業

受入担当

窓口

企業

受入担当

窓口

大学

学生

窓口教員

大学

学生

窓口教員

全体運営

(CeFIL)

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