厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … ·...

85
厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式 調達仕様書(案) 平成 28 年 12 月 厚生労働省政策統括官付情報システム管理室

Upload: others

Post on 16-Oct-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

厚生労働省情報提供システムの

更改整備及び運用・保守業務一式

調達仕様書(案)

平成 28 年 12 月

厚生労働省政策統括官付情報システム管理室

Page 2: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

1

目 次

第1章 調達案件の概要に関する事項 .............................................. 6

第1節 調達件名 .............................................................. 6 第2節 調達の背景 ............................................................ 6 第3節 目的及び期待する効果 .................................................. 7 第4節 用語の定義 ........................................................... 13 第5節 業務・情報システムの概要 ............................................. 18 第6節 契約期間・契約形態 ................................................... 27 第7節 作業スケジュール ..................................................... 28 第8節 担当課室・連絡先 ..................................................... 28

第2章 調達案件及び関連調達案件の調達単位、調達の方式等に関する事項 ........... 29

第1節 調達案件及びこれと関連する調達案件の調達単位、調達の方式、実施時期 ... 29 第2節 調達案件間の入札制限 ................................................. 30

第3章 作業の実施内容に関する事項 ............................................. 31

第1節 作業の内容 ........................................................... 31 第2節 成果物の範囲、納品期日等 ............................................. 48

第4章 満たすべき要件に関する事項 ............................................. 55

第5章 作業の実施体制・方法に関する事項 ....................................... 56

第1節 作業実施体制 ......................................................... 56 第2節 管理体制 ............................................................. 61 第3節 作業要員に求める資格等の要件 ......................................... 62 第4節 作業場所 ............................................................. 64 第5節 作業の管理に関する要領 ............................................... 64

第6章 作業の実施に当たっての遵守事項 ......................................... 72

第1節 機密保持、資料の取扱い ............................................... 72 第2節 遵守する法令等 ....................................................... 72

第7章 成果物の取扱いに関する事項 ............................................. 75

第1節 知的財産権の帰属 ..................................................... 75 第2節 瑕疵担保責任 ......................................................... 75 第3節 検収 ................................................................. 76

Page 3: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

2

第8章 入札参加資格に関する事項 ............................................... 77

第1節 入札参加要件 ......................................................... 77 第2節 入札制限 ............................................................. 78

第9章 再委託に関する事項 ..................................................... 79

第1節 再委託の制限及び再委託を認める場合の条件 ............................. 79 第2節 承認手続 ............................................................. 79 第3節 再委託先の契約違反等 ................................................. 79

第10章 その他特記事項 ....................................................... 80

第1節 前提条件及び制約条件 ................................................. 80 第2節 環境への配慮 ......................................................... 80 第3節 その他 ............................................................... 81

第11章 附属文書 ............................................................ 82

第1節 要件定義書 ........................................................... 82 第2節 別紙及び参考資料 ..................................................... 82 第3節 事業者が閲覧できる資料一覧表 ......................................... 83 第4節 閲覧要領 ............................................................. 83 第5節 提案書の審査要領 ..................................................... 83 第6節 その他事業者の提案に資する資料 ....................................... 84

別紙

別紙1 統合対象システム一覧

別紙2 閲覧要領

別紙3 機能一覧

別紙4 画面一覧

別紙5 帳票一覧

別紙6 情報・データ一覧

別紙7 外部インタフェース一覧

別紙8 SLA一覧

別紙9 拠点一覧

別紙10 クラウドサービスに係るセキュリティ要件

別紙11 全体概要図

別紙12 次期情報提供システムネットワーク構成図

別紙13 移行対象データ一覧

別紙14 教育内容一覧

Page 4: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

3

別紙15 運用・保守業務一覧

別紙16 ホームページ登録様式

別紙17 本日の掲載リスト

別紙18 翌営業日の掲載予定リスト

別紙19 運用実績報告書様式

別紙20 運用実績報告書(携帯)様式

別紙21 ホームページ登録様式(業務時間外掲載依頼専用)

別紙22 コンテンツ作成・掲載業務の実施手順

別紙23 予定掲載作業量

別紙24 データ入力・掲載業務の実施手順

別紙25 申請届出一覧

別紙26 厚生労働省図書館管理サービス運用業務一覧

参考資料

参考資料1 プロジェクト目標一覧 参考資料2 ハイレベルサイトマップ 参考資料3 ディレクトリマップ 参考資料4 移行対象ドメイン・URL一覧 参考資料5 RTO・RPO一覧 参考資料6 現行厚生労働省ネットワークシステムハードウェア一覧 参考資料7 現行NWシステムの消費電力量及び消費熱量 参考資料8 性能見積り用基礎データ 参考資料9 インターネット接続回線の使用状況 参考資料10 現行厚生労働省ネットワークシステムソフトウェア一覧 参考資料11 統合対象システムソフトウェア一覧 参考資料12 統合対象システム動的プログラム・ASPサービス一覧 参考資料13 監視・管理対象項目 参考資料14 ヘルプデスク対応実績 参考資料15 情報処理機器室見取り図

参考とする政府指針・ガイドライン等及び当省の指針等

1. 世界最先端 IT 国家創造宣言

(平成 25 年6月 14 日 閣議決定)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20130614/siryou1.pdf

2. 政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン

(平成 26 年 12 月3 日 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)

Page 5: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

4

http://www.soumu.go.jp/main_content/000352682.pdf

3. 政府情報システム改革ロードマップ

(平成 27年3月4日改定 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)

http://www.soumu.go.jp/main_content/000344765.pdf

4. 情報セキュリティ強化等に向けた組織・業務改革―日本年金機構への不正アクセス

による情報流出事案を踏まえて―

(平成 27年9月 18日 厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/houdouhappyou_150918-02.pdf

5. Webサイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針

(平成 27年3月 27日 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai61/honbun2.pdf

6. 政府共通プラットフォーム整備計画

(平成 23年 11 月2日 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/cio/dai44/siryou1_1.pdf

7. 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律

(平成 25年法律第 65 号)

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/law_h25-65.html

8. 公共サービス改革基本方針

(平成 27年7月 10日改定 閣議決定)

http://www5.cao.go.jp/koukyo/kihon/pdf/150710kihon.pdf

9. 競争の導入による公共サービスの改革に関する法律

(平成 18年6月2日法律第 51号)

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H18/H18HO051.html

10. 二次利用の促進のための府省のデータ公開に関する基本的考え方(ガイドライン)

(平成 26年6月 19日改定 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/densi/kettei/data/gl26_honbun.pdf

11. 新たなオープンデータの展開に向けて

(平成 27年6月 30日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部決定)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/densi/aratanaod/aratanaod.pdf

12. ドメイン管理ガイド

(平成 27年 6月 5日 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室)

https://www.cio.go.jp/assets/domainmngguide-v1-1506.pdf

13. Webサイトガイド

(平成 27年 6月 5日 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室)

https://www.cio.go.jp/assets/websiteguide-v1-1506.pdf

14. 平成 28 年度厚生労働省調達改善計画

Page 6: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

5

(平成 28年 3月 31 日 厚生労働省)

http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosankansi/dl/choutatsukaizen.pdf

15. 政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群

(平成 28年 8月 31 日 サイバーセキュリティ対策本部)

http://www.nisc.go.jp/active/general/kijun28.html

16. 安全なWebサイトの作り方

(平成 26年 3月 独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター)

https://www.ipa.go.jp/files/000017316.pdf

17. 情報システム調達のための技術参照モデル(TRM) 物品調達編

(平成 27年 3月更新 独立行政法人情報処理推進機構)

http://www.ipa.go.jp/files/000045523.pdf

18. 高度サイバー攻撃対処のためのリスク評価等のガイドライン

(平成 26 年 6 月 25 日 情報セキュリティ対策推進会議)

http://www.nisc.go.jp/active/general/pdf/riskguide.pdf

19. 「高度標的型攻撃」対策に向けたシステム設計ガイド

(平成 26 年 9 月 30 日 独立行政法人情報処理推進機構)

https://www.ipa.go.jp/files/000046236.pdf

20. 中央省庁における情報システム運用継続計画ガイドライン

(平成 24 年5月改定 内閣官房情報セキュリティセンター)

http://www.nisc.go.jp/active/general/pdf/itbcp1-1_2.pdf

21. 政府業務継続計画(首都直下地震対策)

(平成 26年3月 28日 閣議決定)

http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/pdf/syuto_taisaku.pdf

22. 電子政府推奨暗号リスト

(平成 25 年3月 1日 総務省 経済産業省)

http://www.cryptrec.go.jp/images/cryptrec_ciphers_list_2016.pdf

23. 府省庁対策基準策定のためのガイドライン

(平成 28 年8月 31 日 内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター)

http://www.nisc.go.jp/active/general/pdf/guide28.pdf

注 記

本調達仕様書、別紙、参考資料に記載された会社名、製品名等は、各社の商標又は

登録商標の可能性がある。 また、本調達における作業において、参考資料を参照する場合は、更新版の有無を

確認し、常に最新版を参照すること。

Page 7: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

6

第1章 調達案件の概要に関する事項

第1節 調達件名

厚生労働省情報提供システムの更改整備及び運用・保守業務一式

第2節 調達の背景

厚生労働省(以下、「当省」という。)では、厚生労働行政の情報提供を積極的に推進

し、厚生労働行政を広く国民に発信する厚生労働省ホームページ等のサービスを中核と

した情報提供システム(以下、「厚生労働省ホームページ等情報提供システム」という。)、

グループウェアを中核とした厚生労働省LANシステム(以下、「省内LAN」という。)、

人口動態統計等の統計処理を担う事務を支援する統計処理システム、これらのシステム

を総合して「厚生労働省ネットワークシステム」として導入している。平成 25 年7月か

ら運用している厚生労働省ネットワークシステム(以下、「現行厚生労働省ネットワーク

システム」という。)は、平成 30 年6月末に利用予定期間が終了する。 平成 30 年 7 月の厚生労働省ネットワークシステムへの更改及び運用・保守に当たって

は、「公共サービス改革基本方針」及び「平成 28 年度厚生労働省調達改善計画」におい

て、更なる調達の競争性の確保が求められている背景を考慮し、従来は厚生労働省ネッ

トワークシステムとして一括で調達していた調達について、情報提供システム(本調達)、

省内LAN、統計処理システムの三つの調達単位に分離し、参入障壁の除外や競争性を

考慮した調達単位への見直しを行う。また、同時期に端末・周辺機器、基幹LANシス

テムの調達を行うことで関連システム間の整合性を図る。 「世界最先端IT国家創造宣言」では、「各府省庁は、各システムの更改時期等に合わ

せて、サービス向上や行政運営の効率化・スリム化に向けたビジョン、実現のために必

要な法制度・組織・業務上の改革内容及び投資対効果を明確にした具体的な改革プラン

を策定し、これに沿って計画的に業務・システムの改革を行う。」とされている。 当省では当該提言を踏まえ、平成 27 年の日本年金機構における個人情報流出事案によ

り情報システムの安全性が求められていること等も考慮し、次期情報提供システムへの

更改及び運用・保守に当たっては、クラウドコンピューティング等の最先端の情報通信

技術(IT)による情報基盤の活用を行うことにより、情報システムの安全性の確保、

情報システムの費用の適正化、国民等の利用者ニーズを踏まえた更なる利便性の向上を

図ることを目指すこととしている。

Page 8: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

7

第3節 目的及び期待する効果

国民が安心して行政サービスを利用できる環境を実現するため、以下に示す「情報シ

ステムの安全性の確保」、「情報システムの費用の適正化」、「国民等の利用者ニーズを踏

まえた更なる利便性の向上」を実現する情報基盤を、当省、受注者、工程管理支援事業

者及び関係事業者の適切な協力関係の上で成功裏に整備し、運用・保守工程においては、

上記の情報基盤を、継続的改善活動(PDSA)の徹底により、内的要因(利用者ニー

ズ)や外的要因(サイバー攻撃)が変化した場合でも、それらに柔軟に対応し、適切な

サービスを継続的に提供することを本調達の目的とする。

1 情報システムの安全性の確保

「世界最先端IT国家創造宣言」において、「サイバーセキュリティの強化は、国家の

安全保障・危機管理のみならず、IT・データ利活用の促進等を通じた我が国の産業競

争力強化等のためにも不可欠なものである」とされているとおり、昨今の技術進展に伴

い、あらゆるものがディジタル化、ネットワーク化されてきている状況であり、行政サ

ービスの安定的で継続的な提供に対する情報基盤の脅威として、多様化するサイバー攻

撃等が顕在化する可能性が極めて高まってきている。 これらの顕在化する可能性を認識した上で、万が一問題が発生した場合に備え対策を

施す「事故前提社会」に対応したコンピュータセキュリティへの取組は、常に生まれる

新しい脅威と脆弱性に対して、不断の努力なくしては効果がない、継続したプロセスで

あることを念頭に置く必要がある。 したがって、日々進化を続けるサイバー攻撃に対し、国民への情報提供の安定・継続

稼働とセキュリティインシデント低減を目的として、ルール、技術、運用といった多角

的な対策の強化及び運用マネジメントシステムの確立を図るとともに、運用・保守工程

においても継続的なセキュリティ改善が可能な仕組みを作ることで、情報セキュリティ

事故の未然防止及び早期発見ができる環境の実現を目指す。

2 情報システムの費用の適正化

「世界最先端IT国家創造宣言」及び「政府情報システム改革ロードマップ」におい

て、「各府省は、平成 25 年度から平成 33 年度までを目途に、複数の情報システムの統廃

合や個々の情報システムの刷新を徹底し、運用等経費についてそれぞれ3割減を目指す」

とされていることを鑑み、当省が国民に情報提供する際に用いている「厚生労働省ホー

ムページ等情報提供システム」、「中央労働委員会労働委員会関係命令・裁判例データベ

ース」、「給水装置データベース」、「厚生労働省予算の支出状況検索サイト」、「ハンセン

病療養所サイト」、「都道府県労働局情報提供サイト集約化システム」、「地方厚生局We

bサーバー」及び「海外感染症情報システム」(以下、「各情報提供システム」という。)

Page 9: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

8

を厚生労働省ホームページ等情報提供システムに統合するとともに、調達単位の分離に

よる調達の競争性の確保及び「政府情報システムに係るコスト削減計画」の推進の徹底

により、情報システムの費用の適正化を目指す。

(1) 情報提供システムの基盤統合による共通基盤システムの整備 省内には厚生労働省ホームページの他、都道府県労働局や地方厚生局等の地方支分

部局のホームページ、検疫所等の施設等機関のホームページ等、独自の情報提供シス

テムを設けており、その一部は、「政府情報システム改革ロードマップ」に即して検討

した結果、厚生労働省ホームページ等情報提供システムに統合されることとなってい

る。そのため、厚生労働省ホームページ等情報提供システムへの更改に当たっては、

「表 1-1 次期情報提供システムの統合方式」に示す統合を実施し、それぞれの統合

方式に沿って運用・保守を行う。統合のイメージは「図 1-1 次期情報提供システム

の統合方針」に示す。また、各情報提供システムの統合方式及び統合対象システムは

「表 1-2 厚生労働省ホームページ等情報提供システムの情報基盤に統合する情報

提供システム」に示す、都道府県労働局、地方厚生局、施設等機関等にて有する情報

提供システムを厚生労働省ホームページ等情報提供システムの情報基盤に統合し、こ

れらの統合対象システムを含めて、外部クラウドサービスを活用することにより、運

用・保守の一元管理等を行う情報基盤を整備する予定である。 各情報提供システムの統合に当たっては、関係することとなるステークホルダーと

の調整・協議を十分に行い、真に必要な情報基盤を適切に整備することとする。 これを実現するため、情報基盤を共通化するシステムとして、共通基盤システムを

整備することにより、費用の適正化を目指す。

表 1-1 次期情報提供システムの統合方式 統合方式 定義

統合方式1 現行情報提供システムを厚生労働省ホームページ等情報提供システムの情報基

盤に統合し、厚生労働省ホームページと同一のドメインを利用する。

統合方式2 現行情報提供システムを厚生労働省ホームページ等情報提供システムの情報基

盤にサテライトサイトとして統合し、厚生労働省ホームページとは別のドメイン

を利用する。

Page 10: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

9

図 1-1 次期情報提供システムの統合方針

表 1-2 厚生労働省ホームページ等情報提供システムの情報基盤に統合する情報提供シ

ステム 項番 統合方式 システム名

1 統合方式1 中央労働委員会労働委員会関係命令・裁判例データベース

2 給水装置データベース

3 厚生労働省予算の支出状況検索サイト

4 ハンセン病療養所サイト※

5 統合方式 2 都道府県労働局情報提供サイト集約化システム

6 地方厚生局Webサーバー

7 海外感染症情報システム

※ハンセン病療養所サイトは平成 29年度に厚生労働省ホームページ等情報提供システム

に統合する予定

(2) 調達単位の分離 当省では、「平成 28 年度厚生労働省調達改善計画」において、「厚生労働省ネット

ワークシステム」の調達に際しては更なる競争性の確保が求められていることから、

従来は一括で調達していた調達について技術的な特殊性を鑑み、情報提供システム

(本調達)、省内LAN、統計処理システムの三つの単位に分離し、参入障壁の除外

や競争性を考慮した調達単位への見直しを行った。これにより、得意分野での参入や

クラウドサービス等の最新の技術の適用を可能とし、多くの民間事業者から当省の要

厚生労働省トップ

第二階層 第二階層 第二階層 第二階層

第三階層siteA

第四階層A-1

第四階層A-2

第四階層A-3

統合方式1:厚生労働省ホームページへ統合 統合方式2:サテライトサイトとして統合(基盤統合)

厚生労働省トップ

第二階層 第二階層 第二階層 第二階層

siteA

A-1 A-2 A-3

http://www.mhlw.go.jp/

http://www.siteA.go.jphttp://www.mhlw.go.jp/

http://www.mhlw.go.jp/第二階層/siteA/

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

http://siteA.mhlw.go.jpまたは

外部クラウドサーバー(新サーバー環境)外部クラウドサーバー(新サーバー環境)

中央労働委員会労働委員会関係命令・裁判例データベー

厚生労働省予算の支出状況検索サイト

給水装置データベース

都道府県労働局情報提供サイト集約化システム

地方厚生局Webサーバー 海外感染症情報システム

• 厚生労働省ホームページ配下のカテゴリとして統合。• 独自ドメインは持たずURLはhttp://www.mhlw.go.jp/siteA/と変更。• 情報構造/ナビゲーション/デザインは現行踏襲とする。

• 本省サイトとは別の独立したサイトとして移行。• 独自ドメインを持ちURLはhttp://www.siteA.go.jp又はサブドメインを切って

http://siteA.mhlw.go.jpとする。• 情報構造/ナビゲーション/デザインは現行踏襲とする。• 厚生労働省ホームページとの回遊性、共通機能の一貫性担保のための改修は実現可能性を調査の上、実施すること。

ハンセン病療養所サイト(平成29年度統合予定)

Page 11: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

10

求事項に対して創意工夫ある提案を受け、その中から良質かつ低廉な公共サービスを

実現するための最適な提案を選定できる調達とすることを目指す。

(3) 「政府情報システムに係るコスト削減計画」に基づく運用等経費の適正化 「世界最先端IT国家創造宣言」及び「政府情報システム改革ロードマップ」を踏

まえ、政府は、平成 26 年度から「政府情報システムに係るコスト削減計画」の取組

を推進している。これらの取組に鑑み、次期情報提供システムへの更改に当たっては、

当該取組に係る手引きである「コスト削減計画 取りまとめにあたっての手引き」に

基づき、ハードウェア・ソフトウェア、適用業務、運用・保守作業、各種サービスの

適正化を図ることにより情報システムの運用等経費の適正化を目指すこととする。ま

た、運用・保守工程においては、業務量、ハードウェア・ソフトウェア等の使用状況、

各種システム関連作業の実績工数等、状況を事実、実績として正確に把握し、それら

に対する評価・分析を重ね、継続的な改善プロセスを実施することにより最終的には

運用・保守工数の効率化を目指すとともに次々期情報提供システムにおける更なる費

用適正化のサイクルへ繋げることを目指す。

3 国民等の利用者ニーズを踏まえた更なる利便性の向上

「世界最先端IT国家創造宣言」において、「従来政府が担っていたサービスの提供機

能を民間にも開放し、官民の協働によって、より利便性の高い公共サービスを創造する。

国民がステークホルダーとして積極的に参加できるよう、クラウドを活用したオープン

な利用環境を、データ・フォーマット、用語、コード、文字等の標準化・共通化、アプ

リケーション・インターフェイス(API)の公開等を行いつつ整備する。」とされてい

ることを踏まえ、当省ではオープンデータの活用を推進している。 また、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の施行を踏まえ、「世界最

先端IT国家創造宣言」では「障害者・高齢者のウェブアクセシビリティ状況の調査、

障害者・高齢者にとって使いやすいIT機器や関連サービスの開発・提供等の取組を官

民が連携し推進。」することにより、ディジタル・ディバイドを解消していくことが求め

られている。 さらに、「Webサイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針」にお

いて、「国民等の利用する端末の多様化が進んでいることから、必要に応じて、モバイル

端末(スマートフォン、タブレット端末等)への対応を検討する。」こと、「情報や映像

等の交換を行うソーシャルメディアを使用して国民等への情報提供及び双方向の情報流

通を行う場合には、「国、地方公共団体等公共機関における民間ソーシャルメディアを活

用した情報発信についての指針」を踏まえ、運営ポリシーや体制を整備するとともに、

府省が当該アカウントを運営していることを確認できる措置を行う。」こと、「コンテン

ツ作成や管理を容易にし、リンク切れ等を防止するためにコンテンツ管理システム(C

Page 12: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

11

MS)等のツールを必要に応じて活用する。」及び「Webサイトの継続的な改善を実施

するために、必要に応じてアクセス解析等の技術を活用する。」こととされており、マル

チデバイスへの対応、ソーシャルメディア、アクセス解析ツール等の更なる活用が求め

られている。これらのことに鑑み、次期情報提供システムは国民等への情報提供の方法

を拡充するため、オープンデータの推進、ディジタル・ディバイドの解消、マルチデバ

イスへの対応、ソーシャルメディア、アクセス解析ツール等の更なる活用を目指す。 また、運用・保守工程においても、アクセシビリティやユーザビリティの維持・向上

を目指すため、継続的な改善が可能な仕組みを作ることで、国民等への更なる利便性の

向上を図る。

(1) 国民が必要とする情報公開化を目指した電子行政オープンデータの推進 「Webサイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針」において、

「政府が保有する多様で膨大なデータを、機械判読に適したデータ形式で、営利目的

も含め自由な編集・加工等を認める利用ルールの下、インターネットを通じて公開す

る「公共データの民間開放(オープンデータ)」の取組を一層加速化する」とされて

いることを踏まえ、国民の利用方法の多様化に対応した情報公開を行い、鮮度の高い

コンテンツ・オープンデータを効率的に公開することにより、質及び量の両面での拡

充を図る。

(2) 政府全体のWeb方針へ対応したユーザビリティ向上及び改善 「Webサイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針」において、

「高齢者・障害者にも利用しやすいものとするため、音声読み上げへの対応、カラー

ユニバーサルデザイン等、ウェブコンテンツに関する日本工業規格(JIS X 8341-3)を踏まえ、各府省は、コンテンツを同規格に沿ったものとするため、必要な

修正及び作成を行う。」ことや「国民等の利用する端末の多様化が進んでいることか

ら、必要に応じて、モバイル端末(スマートフォン、タブレット端末等)への対応す

る。」ことが求められていることを踏まえ、利用者環境や利用端末の多様化への対応

推進を図り、アクセシビリティ対応、スマートフォン対応、ソーシャルメディアによ

る情報発信強化に取り組む。

(3) 情報システムの更なる利用促進 「政府情報システム改革ロードマップ」において、「府省共通システムの利用、地

方支分部局等の情報システムの統合、Webサイトの統合等により、府省内の情報シ

ステムについて統廃合を徹底し、システム構成及び管理体制の合理化・集約化を図る。」

とされていることを踏まえ、厚生労働省ホームページ等情報提供システムの情報基盤

及び運用・保守の統合を行う必要がある。

Page 13: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

12

また、「Webサイト等による行政情報の提供・利用促進に関する基本的指針」に

おいて、「コンテンツ作成や管理を容易にし、リンク切れ等を防止するためにコンテ

ンツ管理システム(CMS)等のツールを必要に応じて活用する。」ことや「Web

サイトの継続的な改善を実施するために、必要に応じてアクセス解析等の技術を活用

する。」ことが求められていることを踏まえ、CMS利用範囲の拡大やアクセス解析

ツールの導入を行い、継続的な利便性の向上を行える環境の整備を行う。 具体的には、厚生労働省ホームページ等情報提供システムで提供される様々なサー

ビスを、職員が事務作業において十分に活用できるように、設計・開発工程では、情

報公開の方法や範囲、事務作業に係る提要・細則等を踏まえた上で、ホームページの

閲覧等を行う国民等の利用者の目線に立ったアクセシビリティ、ユーザビリティ設計

等の専門的知見に基づき、画面やコンテンツ内容等を見直しすることにより、国民等

の利用者視点での利用促進の実現を目指す。運用・保守工程では各情報提供システム

の利用状況を事実・実績として正確に把握し、それらに対する評価・分析を重ね、継

続的な改善プロセス(PDSA)を実施することにより、運用・保守開始時点のアク

セシビリティ・ユーザビリティレベルの維持及び向上させることを目指す。

Page 14: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

13

第4節 用語の定義

本調達仕様書で使用する用語の定義を「表 1-3 用語集」に示す。

表 1-3 用語集 No 用語 説明

1 IPsec VPN 通信の暗号化にIPsec(Security Architecture for Internet

Protocol)を利用するVPN技術。

2 IPv6 Internet Protocol version 6 の略。現在広く使用されているインタ

ーネットプロトコル(IPv4)の次期規格である。本規格はインタ

ーネットに接続される機器の増加に伴うIPv4アドレスの枯渇に備

え規定されたものであり、IPv4と比べ、アドレス数の大幅な増加、

セキュリティの強化及び各種設定の簡素化等が実現可能となる。

3 アクセシビリティ 情報やウェブサービス、ソフトウェア等が、どの程度広汎な人に利用

可能であるかを示す用語。特に、身体の不自由な方やご高齢の方にと

って、どの程度利用しやすいかという意味で用いる。

4 オープンデータ 公的機関が保有するデータを、民間が編集・加工等をしやすい形で、

インターネットで公開すること。

5 SLA サービスレベル合意書(service level agreement)の略称。サービス

を提供する側とその利用者の間に結ばれるサービスのレベル(定義、

範囲、内容、達成目標等)に関する合意書のこと。

6 SLCP-JCF

2013

ソフトウェアを中心としたシステムの開発及び取引のための共通フレ

ーム体系(2013 年版)のこと。

7 SSL VPN 通信の暗号化にSSL(Secure Sockets Layer)を利用するVPN技

術。

8 ODB 政府情報システム管理データベース(Official information system

total management Database)の略称。政府における情報システムに関

係する情報を一元的に管理するため、総務省において整備及び管理し、

各府省の用に供するデータベース。

9 開庁日 「行政機関の休日に関する法律」(昭和63 年12 月13 日法律第91 号)

第一条にて定められた行政機関の休日以外の日。

10 仮運用 本番業務は次期情報提供システムに移行済みであるが、トラブルが発

生した場合等に現行情報提供システムへの切り戻しが可能とする状態

を維持する期間を指す。

11 クラウドサービス データサービスやインターネット技術等が、ネットワーク上にある サ

ーバ群(クラウド(雲))にあり、「どこからでも、必要な時に、必

要な機能だけ」を利用することができるコンピュータネットワークの

利用形態を指す。サービス提供形態、サービス提供範囲の主なものは

以下に分類される。

【サービス提供形態】

プライベートクラウドサービス:特定の組織や企業等の利用者が

クラウド環境にあるハードウェアやソフトウェアを専有するサ

ービスを指す。また、セキュリティポリシーやサービスレベルを

利用者が個別に定義できるサービス。

パブリッククラウドサービス:様々な組織や企業等の不特定多数

Page 15: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

14

No 用語 説明

の利用者間で情報資産を共有するサービス。また、セキュリティ

ポリシーやサービスレベルを提供者が定義するサービス。

【サービス提供範囲】

IaaS(Infrastructure as a Service):サーバ、ハードディ

スク、ストレージ等のハードウェア資源を提供するサービス。

PaaS(Platform as a Service):ハードウェア資源、ネット

ワーク資源、OS等のソフトウェア資源を提供するサービス。

SaaS(Software as a Service):パッケージソフトウェア製

品の機能を提供するサービス。

12 クラウドサービスメ

インデータセンタ

厚生労働省ホームページ等のサービスを提供するクラウドサービスデ

ータセンタ。厚生労働省ホームページ等の本番稼働環境を設置するメ

インデータセンタ。

13 クラウドサービスバ

ックアップデータセ

ンタ

検証環境、災害時の代替としての縮退本番環境を設置するクラウドサ

ービスデータセンタ。

14 CRYPTREC Cryptography Research and Evaluation Committees の略称。電子政

府推奨暗号の安全性を評価・監視し、暗号モジュール評価基準等の策

定を検討するプロジェクトである。

15 掲載業務を行う組織

及び利用部局

次期情報提供システムを利用し、コンテンツの企画やホームページへ

の掲載業務を行う組織及び部局。

16 厚生労働省情報セキ

ュリティポリシー

厚生労働省が定める、「行政情報の電子的提供を行う際に、策定すべ

き情報セキュリティ対策の基準となる基本方針」のこと。

17 厚生労働省ネットワ

ークシステム

「厚生労働行政情報化推進計画」に基づき、各種事務処理の効率的、

効果的な遂行を目的に省内パソコン一人 1 台体制の整備、電子メー

ル・電子掲示板等のグループウェアの構築、厚生労働省ホームページ

等情報提供システムの運用等による省内外との迅速な情報連携等の基

盤となるシステム群の総称。

18 工程管理支援事業者 「厚生労働省ネットワークシステムの更改に係る調達仕様書作成及び

工程管理等支援業務」の受注者。

19 高度サイバー攻撃対

処のためのリスク評

価等のガイドライン

各府省において、高度サイバー攻撃から重点的に守るべき業務・情報

を特定し、防御の仕組みを実現するための手法等が示されたガイドラ

イン。

20 CMS Webコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報等を一

元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集したりするソフトウェ

アのこと。

21 CSIRT 厚生労働省において発生した情報セキュリティインシデントに対処す

るため、厚生労働省に設置された体制をいう。Computer Security

Incident Response Team の略。

22 GSOC 各府省庁における情報セキュリティインシデントに対処するため、内

閣サイバーセキュリティセンター(NISC)に設置された体制をい

う。Government Security Operation Coordination Team の略。

23 GIMA 「職員等利用者認証業務の業務・システム最適化計画」(平成 19 年 4 月

13 日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定、平成 21 年 8 月

28 日最終改定)に基づき、各府省の業務アプリケーションプログラム

を利用する際のID、パスワード等を政府全体で一元管理すること等

を目的とし、整備された認証基盤。

Page 16: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

15

No 用語 説明

24 次期厚生労働省ネッ

トワークシステム

平成30年7月に更改を予定している厚生労働省ネットワークシステム

のシステム群(省内LANシステム、統計処理システム、情報提供シ

ステム、端末・周辺機器)を指す。

25 次々期情報提供シス

テム

ネットワークシステム更改の一環として、厚生労働省ホームページ等

情報提供システム、都道府県労働局情報提供サイト集約化システム、

地方厚生局Webサーバー、海外感染症情報システムの各サービス及

びその機能を有するシステム等の調達を指す。この調達の次々期更改

時の支援事業者を指す。

26 省内LANシステム 「厚生労働省ネットワークシステム」のうち電子メール・電子掲示板

等のグループウェアを提供する「共働支援システム」、会計処理シス

テム等の業務個別のサービスを提供する「業務処理系システム」、こ

れらのサービスの基盤となる「共有基盤システム」を含むシステム群

を指す。この調達の受注者を、「次期省内LANシステム事業者」と

呼ぶ。

27 情報提供システム ネットワークシステム更改の一環として、厚生労働省ホームページ等

情報提供システム、都道府県労働局情報提供サイト集約化システム、

地方厚生局Webサーバー、海外感染症情報システムで提供するサー

ビス及びその機能を有するシステム等の調達を指す。この調達の受注

者を、「次期情報提供システム事業者」と呼び、次々期への引継ぎの

際には「次々期の設計・開発及び運用・保守事業者」と呼ぶ。

28 情報処理機器室(マ

シン室)

次期情報提供システムのうち、「厚生労働省図書館管理サービス」の

一部のサーバ等は必要に応じて、5号館内にある情報処理機器室に設

置することを想定している。次期情報提供システムで利用可能な場所

の詳細は、「参考資料15 情報処理機器室見取り図」を参照のこと。

29 政府共通ネットワー

各府省等のLAN(府省内専用ネットワーク)を相互に接続する政府

内専用ネットワークであるとともに、政府情報システムの統合・集約

化の基盤システムである政府共通プラットフォームの整備による各府

省間の情報流通量の増大への対応等を図るためのネットワーク基盤シ

ステム。

30 政府共通PF 「新たな情報通信技術戦略(平成 22 年 5 月 11 日 IT 戦略本部決定)」

に基づき、クラウドコンピューティング技術等の最新の技術を活用し、

各府省別々に整備・運用している政府情報システムの統合・集約化や

共通機能の一元的提供等を行う政府情報システムの基盤。

なお、政府共通PF の整備(設計・構築、機器・基盤ソフトウェアの

提供・保守、施設・設備の提供)及び移行支援、運用については、総

務省(各作業請負事業者を含む。)が担当、実施する。

31 政府情報システムの

政府共通プラットフ

ォームへの移行に係

るガイドライン

「政府共通プラットフォーム整備計画」に基づき、政府共通 PF への政

府情報システムの移行に係る作業内容や役割分担等を定めたガイドラ

イン。

32 政府データカタログ

サイト

「電子行政オープンデータ戦略」(平成 24 年7月 IT 戦略本部決定)

等に基づき、平成 25 年 12 月から政府が運用するオープンデータの

「データカタログサイト」のこと。営利目的も含めた二次利用が可能

な公共データの案内・横断的検索が可能である。

Page 17: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

16

No 用語 説明

33 端末・周辺機器 ネットワークシステム更改の一環として、当省が別途実施するクライ

アントPC、クライアントPCのOS 及びその周辺機器並びにプリン

タ(統計処理用カット紙プリンタ及び統計処理用連続帳票紙プリンタ

を除く。)及びその周辺機器の調達を指す。この調達の受注者を、「次

期端末・周辺機器事業者」と呼ぶ。

34 ディジタル・ディバ

イド

情報通信技術(IT)の恩恵を受けることのできる人とできない人の

間に生じる様々な格差を指す。

特に、身体的格差の解消として、障害による操作上の障壁,加齢に伴

う心身機能の低下による操作上の障壁,病気やケガ等に起因する一時

的な心身機能の低下による操作上の障壁等を取り除くことが求められ

る。

35 統計処理システム ネットワークシステム更改の一環として、当省が別途実施する分散型

統計処理サービス、総合統計データベースといった機能及びアクセス

管理、セキュリティ管理といった基盤を有するシステム及びプリンタ

(統計処理用カット紙プリンタ及び統計処理用連続帳票紙プリンタを

指す。)等の調達を指す。この調達の受注者を、「次期統計処理シス

テム事業者」と呼ぶ。

36 統合ネットワーク 「厚生労働省ネットワーク(共通システム)最適化計画」(平成 17 年5

月 27 日厚生労働省行政情報化推進会議決定)に基づき、本省、地方支

分部局、検疫所等の各組織において、個別の業務ごとに構築されてき

た専用通信回線の集約・統合及び運用管理の一元化を図るため、平成

20 年4月から運用を開始したネットワーク基盤。

37 統合ネットワーク管

理組織

統合ネットワークの利用、接続等に関して、PJMOとの連絡・調整

を行う統合ネットワークの管理組織。

38 統合対象システム 平成 17 年度の「厚生労働省ネットワーク(共通システム)最適化計画」

に基づき、厚生労働省ホームページ等情報提供システムに統合する情

報提供システムを指す。都道府県労働局、地方厚生局、施設等機関等

にて提供されている。

※具体的なシステム名等は、「別紙1 統合対象システム一覧」を参

39 統合対象システム管

理組織

次期情報提供システムの利用、接続等に関して、PJMOとの連絡・

調整を行う各統合元システムの管理組織。

40 PMO Program Management Office(府省内全体管理組織)の略。府省内のI

T施策に関する全体管理の機能を担う組織。

41 PJMO Project Management Office(プロジェクト推進組織)の略。プロジェ

クトを遂行し、その進捗等を管理する機能を担う組織。

42 PDSA 計画(plan)、実行(do)、評価(study)、改善(act)のプロセス

を順に実施し、改善を次の計画に結び付け、品質の維持・向上や継続

的な改善活動等を推進するマネジメント手法。plan-do-study-act

cycle の略。

43 VPN 暗号技術等を利用し、インターネット等の公衆回線を仮想的な専用回

線として利用するための技術をいう。

44 平日 行政機関の休日に関する法律第一条にて定められた行政機関の休日以

外の日。

45 マルウェア ウイルス、ワーム等悪意あるソフトウェアに加えスパイウェア、アド

ウェア等を含むソフトウェア。

Page 18: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

17

No 用語 説明

46 約款による外部サー

ビス

民間事業者等の府省庁外の組織が約款に基づきインターネット上で提

供する情報処理サービスであって、当該サービスを提供するサーバ装

置においてサービスの利用者が情報の作成、保存、送信等を行うもの

をいう。ただし、サービスの利用者が必要とする情報セキュリティに

関する十分な条件設定の余地があるものを除く。

Page 19: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

18

第5節 業務・情報システムの概要

1 業務の概要

職員は行政情報や行政手続き等の情報を提供する業務を遂行する上で、基盤となるシ

ステムとして次期情報提供システム(厚生労働省ホームページ等情報提供システム、都

道府県労働局情報提供サイト集約化システム、地方厚生局Webサーバー、海外感染症

情報システムを指す。以下、「次期情報提供システム)という。)を利用する。次期情報

提供システムで行う業務を以下に示す。

(1) 厚生労働省ホームページ等情報提供システム 当省の掲載業務を行う組織及び部局は、「表 1-4 厚生労働省ホームページ等情報提

供システムで提供するサービス」に示されるサービスを利用することで、各種情報の提

供等を行う。 表 1-4 厚生労働省ホームページ等情報提供システムで提供するサービス

項番 サービス 業務での主な利用方法

1 WWWサービス

厚生労働省ホームページ 当省の組織、厚生労働行政における様々な情報

(報道発表資料・緊急情報等)を国民へ情報提供

を行う。

ハンセン病療養所サイト 国立ハンセン病療養所 13 施設の情報、診療案内

等の様々な情報を広く国民へ情報提供を行う。

中央労働委員会労働委員会関

係命令・裁判例データベース

中央労働委員会及び都道府県労働委員会が発し

た不当労働行為の命令書等及びその後に労働委

員会等が当事者となった裁判所の判決等の情報

を広く国民へ情報提供を行う。

給水装置データベース 給水装置が水道法に基づく構造、材質基準の適

合、認証情報等を水道利用者へ情報提供を行う。

厚生労働省予算の支出状況検

索サイト

当省における予算の支出状況を情報公開し、事業

の執行においてムダ等がないことを広く国民へ

情報提供を行う。

厚生労働省法令等データベー

当省が所管する全ての法令・通知・公示情報を広

く国民へ情報提供を行う。

厚生労働省図書館ホームペー

国立国会図書館の当省支部図書館として、主に当

省図書館所管の蔵書を広く国民へ情報提供を行

う。

2 厚生労働省図書館管理サービス 厚生労働省図書館の利用者の管理、蔵書・貸出管

理等を行う。また、当省職員に対して、厚生労働

省図書館の蔵書情報等の提供を行う。

3 政府共通NW用図書・検索サービス 国立国会図書館用分散型目録データベースへのデ

ータ連携を行う。

4 マルチキャリア対応携帯Webサ

ービス

厚生労働省ホームページにおいて、緊急情報、組織

連絡先等のコンテンツを携帯端末(フィーチャーフ

Page 20: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

19

項番 サービス 業務での主な利用方法

ォン)より閲覧可能とするため、携帯端末(フィー

チャーフォン)用テンプレートを用いて広く国民に

情報提供を行う。

5 アクセシビリティ改善ソフトウェ

アサービス

ホームページにおける情報提供のアクセシビリテ

ィ確保又は、バリアフリー(無障壁)なアクセスを

可能とするため、視力の弱い人、パソコン初心者及

び高齢者等を対象とし、ブラウザ環境を用いて情報

提供を行う。

6 メール配信サービス 配信登録された会員に対して、厚生労働省ホームペ

ージ上で、更新された「新着情報」及び「緊急情報」

をメール配信により情報提供を行う。

(2) 都道府県労働局情報提供サイト集約化システム

都道府県労働局、ハローワーク等における掲載業務を行う組織及び部局は、「表 1-5 都道府県労働局情報提供サイト集約化システムで提供するサービス」に示されるサービ

スを利用することで、各都道府県労働局の情報提供等を行う。

表 1-5 都道府県労働局情報提供サイト集約化システムで提供するサービス 項番 サービス 業務での主な利用方法

1 WWWサービス 都道府県労働局ホームページ ハローワークホームページ ハローワーク付属施設ホーム

ページ

個人及び法人等の情報提供サイト閲覧者に対し、

各都道府県労働局(労働基準監督署及び公共職業

安定所を含む。)の情報や労働関連情報の提供を

行う。

(3) 地方厚生局Webサーバー

地方厚生局における掲載業務を行う組織及び部局は、「表 1-6 地方厚生局Webサ

ーバーで提供するサービス」に示されるサービスを利用することで、各地方厚生局の情

報提供等を行う。

表 1-6 地方厚生局Webサーバーで提供するサービス 項番 サービス 業務での主な利用方法

1 WWWサービス 地方厚生局ホームページ

国民に対し、各地方厚生局(北海道厚生局、東北

厚生局、関東信越厚生局、東海北陸厚生局、近畿

厚生局、中国四国厚生局、四国厚生支局、九州厚

生局)の情報や医療・健康・福祉等の社会保障政

策に係る情報提供を行う。

(4) 海外感染症情報システム

検疫所等の当省の掲載業務を行う組織及び部局は、「表 1-7 海外感染症情報システ

ムで提供するサービス」に示されるサービスを利用することで、海外感染症情報等の提

供等を行う。

Page 21: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

20

表 1-7 海外感染症情報システムで提供するサービス

項番 サービス 業務での主な利用方法

1 WWWサービス FORTHサイト 各検疫所サイト

検疫法に基づき、海外渡航者等に対して海外での

感染症発生情報等の情報提供を行う。

(5) 共通基盤システム

各情報提供システムを利用し、掲載業務を行う組織及び部局は、「表 1-8 共通基盤

システムで提供するサービス」に示されるサービスを利用する。

表 1-8 共通基盤システムで提供するサービス 項番 サービス 業務での主な利用方法

1 共通アプリケーションサービス 各情報提供システムの共通サービスとして、「コ

ンテンツマネジメントシステム(CMS)」、「ホ

ームページ検索」、「Webアンケート」、「ア

クセス解析」、「問合せフォーム」等のアプリケ

ーション機能の提供を行う。 2 認証・アクセス管理基盤サービス 各情報提供システムの管理画面等のアクセス制

御機能の提供を行う。 管理画面等の利用に当たって、職員本人の主体確

認を行う。 3 運用管理サービス システムの運用監視やログの管理等を行う。 4 情報セキュリティ管理サービス セキュリティインシデントの発生を防ぐための

各種サービスを提供し、各情報提供サイトを安全

に利用できる環境の提供を行う。 5 DDoS対策サービス DDoS攻撃など大量のリクエストから、Web

サーバへの直接攻撃を退避する環境の提供を行

う。

2 情報システムの概要

次期情報提供システムでは、本調達仕様書の「図 1-1 次期情報提供システムの統合

方針」に示した統合方針を基本とし、現行情報提供システムの各サービスを「図 1-2 現

行情報提供システムの各サービスの統合イメージ」に示す範囲で統合することを想定し

ている。各サービスの統合後の次期情報提供システムの全体概要は「図 1-3 次期情報

システム全体概要図」に示すとおりである。また、本調達範囲と他調達事業者との提供

範囲の詳細について、「図 1-4 調達範囲詳細図」に示す。 次期情報提供システムで提供するサービスに紐づく各機能の概要を「表 1-9 厚生労

働省ホームページ等情報提供システムのサービスごとの機能概要」、「表 1-10 都道府県

労働局情報提供サイト集約化システムのサービスごとの機能概要」、「表 1-11 地方厚生

局Webサーバーのサービスごとの機能概要」、「表 1-12 海外感染症情報システムのサ

ービスごとの機能概要」、「表 1-13 共通基盤システムのサービスごとの機能概要」に示

Page 22: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

21

す。本機能を提供するに当たって、「要件定義書」の 「第2章 第1節 1~5 (2) 実装機能において特筆すべき事項」に記載された箇所を特に留意した上で、機能を実装

すること。

図 1-2 現行情報提供システムの各サービスの統合イメージ

現行情報提供システム 次期情報提供システム

厚生労働省ネットワークシステム

中央労働委員会労働委員会関係命令・裁判例データベース

統合方式1

都道府県労働局情報提供サイト集約化システム

地方厚生局Webサーバー

海外感染症情報システム

共通基盤システム

厚生労働省ホームページ等情報提供システム

WWWサービス

厚生労働省図書館

管理サービス

政府共通NW用図書・検索サービス

マルチキャリア対応携帯Webサービス

アクセシビリティ改善ソフトウェアサービス

ホームページ検索サービス

アクセス解析サービス

問合わせフォーム

CMS

WWWサービス

WWWサービス

統合方式2

WWWサービス

厚生労働省図書館

管理サービス

政府共通NW用図書・検索サービス

マルチキャリア対応携帯Webサービス

アクセシビリティ改善ソフトウェアサービス

WWWサービス

WWWサービス

WWWサービス

運用管理サービス

情報セキュリティ管理サービス

DDoS対策サービス

認証アクセス基盤サービス

ホームページ検索サービス

アクセス解析サービス

問合わせフォーム

共通アプリケーションサービス

Webアンケート(新規)

共通サービス化

ハンセン病療養所サイト

(平成29年度統合予定)

給水装置データベース

WWWサービス

厚生労働省予算の支出状況検索サイト

WWWサービス

サイト集約

都道府県労働局情報提供サイト集約化システム

WWWサービス

地方厚生局Webサーバー

海外感染症情報システム

WWWサービス

WWWサービス

ホームページ検索サービス

アクセス解析サービス

問合わせフォーム

CMSホームページ検索サービス

アクセス解析サービス

問合わせフォーム

CMSホームページ検索サービス

アクセス解析サービス

問合わせフォーム

CMS

メール配信サービス メール配信

サービス

CMS

・・・

・・・

Page 23: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

22

図 1-3 次期情報システム全体概要図

Page 24: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

23

図 1-4 調達範囲詳細図

※1 「厚生労働省図書館管理サービス」は省内LANのメインデータセンタに設置する。

データセンタ設備は省内LANの調達範囲とし、厚生労働省図書館管理用にEIA規

格 19 インチのレディメイドラックで 10Uを確保される。 ※2 端末・周辺機器及びソフトウェアのインストール作業等は本調達の対象外であるが、

端末へのインストールが必要なソフトウェアの調達、インストール手順書等の作成は

受注者にて実施すること。 ※3 現行情報提供システムのCMSパッケージソフトウェアと同様のパッケージソフト

ウェアを導入することを基本とするが、現行と異なるパッケージソフトウェアを提案

することも可とする。現行と異なるパッケージソフトウェアを提案する場合は、現行

情報提供システムのCMSパッケージソフトウェアの機能、操作性等を把握した上で、

これらの機能などを全て継承し、最適なCMSパッケージソフトウェアを提案するこ

と。

表 1-9 厚生労働省ホームページ等情報提供システムのサービスごとの機能概要 項番 サービス 主な業務処理機能 概要

1 WWWサービス

厚生労働省ホームペ

ージ Webサーバ 当省の組織、厚生労働行政における

様々な情報(報道発表資料・緊急情

報等)を配信する。

サーバ/ストレージ/ネットワーク関連機器等※1ハードウェア

ソフトウェア

施設・設備

省内LANシステム

共有基盤系システム

データセンタ設備(ラック、無停電電源装置等)

共働支援システム

認証アクセス基盤サービス

統合運用管理サービス

情報セキュリティ管理サービス

リモートアクセスサービス

統計処理システム

分散統計処理サービス

サーバ/ストレージ/ネットワーク関連機器等

認証アクセス基盤サービス

統合運用管理サービス

情報セキュリティ管理サービス

厚生労働省情報提供システム

クラウドデータセンタ設備

認証アクセス基盤サービス

運用管理サービス

情報セキュリティ管理サービス

本調達範囲

端末・周辺機器等

端末・周辺機器 等 ※2

基幹LAN 5号館内ネットワークインフラ設備 等

関連調達範囲

ネットワーク 統合

NW 本省、地方支分部局、検疫所等の各拠点を結ぶ拠点間ネットワークインフラ設備 等

業務アプリケーション

業務処理系システム

基盤

厚生労働省ホームページ等情報提供システム

都道府県労働局情報提供サイト集約化システム

地方厚生局Webサーバー

• WWWサービス都道府県労働局ホームページ

ハローワークホームページハローワーク付属施設ホームページ

共通アプリケーションサービス

• WWWサービス地方厚生局ホームページ

海外感染症情報システム

• WWWサービスFORTHサイト各検疫所サイト

• WWWサービス厚生労働省ホームページ

ハンセン療養所サイト

中央労働委員会労働委員会関係命令・裁判例データベース

給水装置データベース

厚生労働省予算の支出状況検索サイト

厚生労働省法令等データベース

厚生労働省図書館ホームページ

• 厚生労働省図書館管理サービス

• 政府共通NW用図書・検索サービス

• マルチキャリア対応携帯Webサービス

• アクセシビリティ改善ソフトウェアサービス

• メール配信サービス

• CMS ※3

• ホームページ検索

• Webアンケート(新規)

• アクセス解析

• 問合わせフォーム共有基盤系システム

データセンタ設備(ラック、無停電電源装置等)

DDoS対策サービス

Page 25: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

24

項番 サービス 主な業務処理機能 概要

ハンセン病療養所サ

イト 国立療養所(ハンセン病療養所 13

施設)の施設情報、診療案内等の様々

な情報を広く国民へ情報を配信す

る。

中央労働委員会労働

委員会関係命令・裁判

例データベース

中央労働委員会及び都道府県労働委

員会が発した不当労働行為の命令書

等及びその後に労働委員会等が当事

者となった裁判所の判決等の情報を

配信する。

給水装置データベー

給水装置が水道法に基づく構造、材

質基準の適合、認証情報等を水道利

用者へ情報を配信する。

厚生労働省予算の支

出状況検索サイト 当省における予算の支出状況を管理

し、情報を配信する。

厚生労働省法令等デ

ータベース 当省が所管する全ての法令・通知・

公示情報を配信する。

厚生労働省図書館ホ

ームページ 国立国会図書館の当省支部図書館と

して位置づけられ、主に当省図書館

所管の蔵書情報を配信する。

2 厚生労働省図書館管理サー

ビス

利用者管理 厚生労働省図書館を利用する利用者

の管理を行う。

蔵書・貸出管理 厚生労働省図書館の蔵書・貸出管理

を行う。また、当省職員に対して、

厚生労働省図書館の蔵書情報等の提

供を行う。

3 政府共通NW用図書・検索

サービス

政府共通NW用図

書・検索サーバ

国立国会図書館用分散型目録データ

ベースへのデータ連携を行う。

4 マルチキャリア対応携帯W

ebサービス

Webサーバ ホームページの各情報提供サイトに

ついて、緊急情報、組織連絡先等の

コンテンツを携帯端末(フィーチャ

ーフォン)より閲覧可能とするため、

携帯端末用テンプレートを用いて広

く国民に情報提供を行う。

5 アクセシビリティ改善ソフ

トウェアサービス

音声読み上げ/文字

拡大/画面配色切替

え機能

ホームページにおける情報提供のア

クセシビリティ確保又は、バリアフ

リー(無障壁)なアクセスを可能と

するため、視力の弱い人、パソコン

初心者及び高齢者等を対象とし、ブ

ラウザ環境を用いて情報提供を行

う。

6 メール配信サービス 会員管理 配信登録された会員の管理を行う。

配信機能 配信登録された会員に対して、ホー

ムページサービス上で、更新された

「新着情報」及び「緊急情報」をメ

ール配信する。

Page 26: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

25

表 1-10 都道府県労働局情報提供サイト集約化システムのサービスごとの機能概要 項番 サービス名 主な業務処理機能 概要

1 WWWサービス

都道府県労働局ホー

ムページ ハローワークホーム

ページ ハローワーク付属施

設ホームページ

Webサーバ 個人及び法人等の情報提供サイト閲

覧者に対し、各都道府県労働局(労

働基準監督署及び公共職業安定所を

含む。)の情報や労働関連情報を配

信する。

表 1-11 地方厚生局Webサーバーのサービスごとの機能概要

項番 サービス名 主な業務処理機能 概要

1 WWWサービス

地方厚生局ホームペ

ージ

Webサーバ 各地方厚生局(北海道厚生局、東北

厚生局、関東信越厚生局、東海北陸

厚生局、近畿厚生局、中国四国厚生

局、四国厚生支局、九州厚生局)の

情報や医療・健康・福祉等の社会保

障政策に係る情報を配信する。

表 1-12 海外感染症情報システムのサービスごとの機能概要

項番 サービス名 主な業務処理機能 概要

1 WWWサービス FORTHサイト 各検疫所サイト

Webサーバ 検疫法に基づき、海外渡航者等に対

して海外での感染症発生情報等を配

信する。

表 1-13 共通基盤システムのサービスごとの機能概要

項番 サービス名 主な業務処理機能 概要

1 共通アプリケーションサ

ービス

コンテンツマネジ

メントシステム(C

MS)

各情報提供システムのWWWサービ

スで提供するコンテンツの管理を行

う。

2 ホームページ検索 各情報提供システムのホームページ

上のページ検索機能に加え、インデ

ックス(学習)ファイルの作成及び

ログ出力等を行う。

検索キーワードログ、アクセスログ

等からホームページ閲覧者の検索要

求に対する迅速な情報提供を行う。

3 Webアンケート

(新規導入)

国民等へアンケートを行うためのア

ンケート票の作成等を行う。

アンケート結果を集計し、職員が分

析等を行うためのレポート機能等の

提供を行う。

4 アクセス解析 ホームページの各ページの閲覧数や

閲覧者のアクセスログ情報の集計等

を行う。

職員が分析等を行うためのレポート

機能等の提供を行う。

Page 27: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

26

項番 サービス名 主な業務処理機能 概要

5 問合せフォーム ホームページ上に国民の意見や要望

等を入力する問合せフォーム機能の

提供を行う。

6 認証・アクセス管理基盤サ

ービス

アクセス権管理 利用者情報及びコンピュータ等の情

報を集中管理し、認証及びアクセス

制御機能の提供を行う。

7 運用管理サービス ジョブ管理 各情報提供システムやアプリケーシ

ョンのジョブの実行や実行結果を管

理する機能の提供を行う。

運用監視 各情報提供システムの各サービスを

提供する機器の障害検知やリソース

監視、性能監視及びジョブ実行状況

の監視を行い、監視コンソールにア

ラートを通知する機能の提供を行

う。

構成管理 各情報提供システムの情報資産や資

産の構成情報の管理やインベントリ

を収集する機能の提供を行う。

バックアップ管理 各情報提供システムの可用性を維持

するために、情報提供システムに係

る各種システム・データのバックア

ップを管理するための機能を提供す

る。障害発生や操作ミス等でデータ

が消失又は破損した場合に復旧可能

とする。

ログ管理 ログ収集対象のサーバ、アプリケー

ション、ストレージ、セキュリティ

対策機器等から出力されるログを管

理する。運用保守及びセキュリティ

インシデント対応時に、ログの検索、

分析することを可能とする。

8 情報セキュリティ管理サ

ービス

マルウェア対策 サーバにマルウェアが侵入した際、

早期に検知・駆除するための機能の

提供を行う。

改ざん検知 Webサーバに対して改ざんの検出

をする機能を提供する。

不正監視 Webサーバに対して、侵入を検知

する機能を提供する。

9 DDoS対策サービス DDoS攻撃対策 DDoS攻撃など大量のリクエスト

から、Webサーバ直接攻撃を退避

する機能を提供する。

Page 28: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

27

第6節 契約期間・契約形態

1 契約期間

契約締結日から平成 34 年3月 31 日までとする。 上記のうち、業務内容ごとの契約期間は以下のとおりとする。

(1) 設計・開発に係る期間 契約締結日から平成 30 年6月 30 日までとする。 (都道府県労働局情報提供サイト集約化システムは、契約締結日から平成 30 年3

月 31 日)

(2) 運用・保守に係る期間 平成 30 年7月1日から平成 34 年3月 31 日までとする。 (都道府県労働局情報提供サイト集約化システムは、平成 30 年4月1日から平成

34 年3月 31 日とする。) なお、運用・保守業務の開始は上記の開始期日とするが、運用・保守の開始期日ま

でに必要な準備作業を行うこと。

2 支払期間

平成 30 年4月1日から平成 34 年3月 31 日までとする。

3 契約形態及び支払方法

契約形態及び支払方法は別途契約書において定めるものとする。

Page 29: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

28

第7節 作業スケジュール

作業スケジュールは「図 1-5 作業スケジュール」に示すとおりである。

図 1-5 作業スケジュール

第8節 担当課室・連絡先

本調達仕様書に関する問合せ先は以下のとおり。 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 厚生労働省政策統括官付情報システム管理室 電話番号:03(5253)1111(内線:7420)

平成28年度

平成

29年度平成

30年度平成

31年度平成

32年度平成

33年度平成

34年度平成

35年度

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

次期

調達支援及び工程管理支援

省内LANシステム(設計~運用・保守)※含 施設(DC)

統計処理システム(設計~運用・保守)※含 施設(DC)

情報提供システム(設計~運用・保守)

端末/周辺機器(設計~運用・保守)

関連調達

基幹LAN(設計~運用・保守)

設計・構築(8ヶ月)調達

運用・保守調達

運用・保守

運用・保守

設計・構築(10ヶ月弱)調達

運用・保守

調達

設計・構築(14ヶ月)

設計・構築(15ヶ月)

設計・構築(14ヶ月)

運用・保守

調達支援及び工程管理支援

運用・保守

調達

設計・構築(11ヶ月)

<都道府県労働局情報提供サイト集約化システム、共通基盤システム>

<厚生労働省ホームページ等情報提供システム、地方厚生局Webサーバー、海外感染症情報システム、共通基盤システム>

本調達の範囲

Page 30: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

29

第2章 調達案件及び関連調達案件の調達単位、調達の方式等に関する事項

第1節 調達案件及びこれと関連する調達案件の調達単位、調達の方式、実施時期

1 本調達の概要

本調達では、次期情報提供システムについて「表 2-1 役務概要」に示す設計・開発

業務及び運用・保守業務を調達することとする。本システムを構成するハードウェア、

ソフトウェア、NW回線及び施設・設備一式についてはサービスとして提供を受けるも

のとする。 ただし、以下に示す機器は調達範囲に含まないものとする。

次期情報提供システムを利用する端末及びプリンタ等の周辺機器

表 2-1 役務概要 項番 役務 作業の実施概要

1 設計・開発業務 次期情報提供システムの設計・開発 次期情報提供システムを構成するハードウェア、ソフトウェ

ア、NW回線及び施設・設備等の調達に係る付帯作業(設定、

導入、設置等) 2 運用・保守業務 次期情報提供システムに係る運用及びアプリケーション保守

次期情報提供システムを構成するハードウェア、ソフトウェ

ア、NW回線及びクラウドサービスの賃貸借

2 関連する調達案件の調達単位、調達の方式、実施時期

関連する調達案件の調達単位、調達の方式、実施時期は「表 2-2 調達案件ごとの調

達の方式及び実施時期」のとおりである。

表 2-2 調達案件ごとの調達の方式及び実施時期 項番 調達件名 調達の方式 実施時期

1 厚生労働省情報提供システムの更

改整備及び運用・保守業務一式(本

調達)

一般競争入札(総合

評価落札方式(技術

点と価格点の割合を

1:1 とする加算方

式))

未定(落札者決定は平成 29 年 5 月

を想定)

2 厚生労働省LANシステムの更改

整備及び運用・保守業務一式 一般競争入札(総合

評価落札方式(技術

点と価格点の割合を

1:3 とする加算方

式))

未定(落札者決定は平成 29 年 5 月

を想定)

3 統計処理システムの更改整備及び

運用・保守業務一式 一般競争入札(総合

評価落札方式(技術

点と価格点の割合を

1:3 とする加算方

式))

未定(落札者決定は平成 29 年 4 月

を想定)

Page 31: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

30

項番 調達件名 調達の方式 実施時期

4 厚生労働省LANシステムの更改

に係る端末・周辺機器等の賃貸借

及び保守業務一式

一般競争入札(総合

評価落札方式(技術

点と価格点の割合を

1:1 とする除算方

式))

未定(落札者決定は平成 29 年 9 月

を想定)

5 厚生労働省ネットワークシステム

の更改に係る調達支援業務及び工

程管理支援業務一式

一般競争入札(総合

評価落札方式(技術

点と価格点の割合を

1:1 とする加算方

式))

実施済

6 厚生労働省LAN設備機器に係る

更改・運用保守業務一式 未定 未定(落札者決定は平成 29 年 10 月

を想定)

第2節 調達案件間の入札制限

相互牽制の観点から、「表 2-2 調達案件ごとの調達の方式及び実施時期」の項番1「厚

生労働省情報提供システムの更改整備及び運用・保守業務」(本調達)の受注者(その再

委託先を含む)と項番5「厚生労働省ネットワークシステムの更改に係る調達支援業務

及び工程管理支援業務」の受注者(その再委託先を含む)は相互に入札制限の対象とす

る。 なお、本調達における入札制限の詳細は本調達仕様書の「第8章 第2節 入札制限」

を参照のこと。

Page 32: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

31

第3章 作業の実施内容に関する事項

第1節 作業の内容

受注者は、以下に示す設計・開発業務及び運用・保守業務に係る作業を実施すること。

1 基本的な留意事項

(1) 次期情報提供システムの主な作業の全体像 受注者は、「図 3-1 主な作業の全体像」に示す次期情報提供システムで実施する

施策を参照し、本節の「2 設計・開発業務」及び「3 運用・保守業務」を実施す

ること。

図 3-1 主な作業の全体像

(2) 作業に当たっての留意事項 受注者は、作業全般において以下に示す事項に留意して作業を進めること。

作業の実施に当たっては、「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイド

• Webサイトデザイン・機能の政府全体での共通化によるユーザビリティ向上

• 多様な環境・端末から効率的な情報取得を実現するユーザビリティ改善

• シンプルで明快な情報整理と情報構造設計

• 様々な機器や画面サイズでも読みやすい画面設計

• シンプルで視認性の高いデザインへの改定

• Webアンケートシステム導入による国民とのコミュニケーション強化

• アクセシビリティ(JIS-X 8341-3:2016)レベルAAの準拠

• CMSテンプレートへのアクセシビリティ対応機能の実装

• レスポンシブWebデザインへの対応

• PDFとHTMLの並行での情報提供の実施とルール化

• ソーシャルメディアポリシーの整備とアカウント運用管理

• CMSテンプレートへのデータカタログサイトへの登録機能の拡充

• アクセシビリティ(JIS X 8341-3)レベルAAへの準拠

• レスポンシブ化によるスマートフォン・タブレット対応の対象範囲の拡大

• 技術対応によるオープンデータ(公共データを利用しやすい形で公開)対応推進強化

• 運用ポリシー、ガイドライン整備によるソーシャルメディアの活用・情報発信強化

• ガイドラインの整備によるPDFのHTML化対応

• HTML5に対応し機械翻訳を容易にし、ASP等のサービスを利用して多言語サービスの提供を容易にする対応

• 多言語化に向けた技術対応と体制整備、運用ルール策定

• コンテンツの英語への翻訳とデータカタログサイトへの登録推進

Webサイトデザイン・機能改善によるユーザビリティ整備

アクセシビリティ(JIS X 8341-3)レベルAAへの準拠のための整備

オープンデータ(公共データを利用しやすい形で公開)対応及び多言語・機械翻訳対応のための整備

アクセス解析サービスの導入

CMS利用範囲の拡大と機能拡張のためのテンプレート改修・整備

専門アドバイザーの配置によるHP品質維持・運用と運用体制・掲載業務内容の見直し・整備

外部クラウドサーバーへのインフラ基盤の統合によるシステム性能・可用性およびセキュリティ実施レベルの最適化整備・運用

• 高度なアクセス解析機能の導入と解析結果の積極利用

• 複数の情報提供システムのCMSへの統合及びCMSの利用範囲拡大

• システム基盤の統合

• ソフトウェアの移行・集約

• インフラ基盤・CMS統合による運用・保守の一元管理

• ホームページの品質維持・向上のためのガイドラインの整備

• 広報室に専門的な助言を行える専門家の配置とWebガバナンスの強化

• セキュリティ実施レベルの最適化

• インフラ基盤の統合

• アクセス解析の高度化

• CMS利用範囲の拡大

• 運用・保守の一元管理

• 運用体制・掲載業務の見直し

• 常時SSL化

• DDoS対策サービスの導入

• 適切なアカウント管理

• 脆弱性診断の実施

• ログ取得・保存ポリシーの策定と管理

• 運用・保守観点でのセキュリティ対策の強化

• インフラ観点でのセキュリティ対策の強化

インフラ観点、運用・保守観点のセキュリティ強化のための整備・運用

主な作業項目 作業項目の詳細

設計・開発

運用・保守

実施工程

• 基本設計書• 詳細設計書• テスト計画書• 各種テスト仕様書• 各種テスト結果報告書• プログラム• Webアンケートサービスマニュアル• 運用計画書• 保守作業計画書• 運用手順書• 保守作業手順書 等

• 基本設計書• 詳細設計書• アクセシビリティチェックリスト• アクセシビリティチェック結果報告書 等

• ソーシャルメディアポリシー

• 基本設計書• 詳細設計書• テスト計画書• 各種テスト仕様書• 各種テスト結果報告書• プログラム• CMS管理マニュアル• 運用計画書• 保守作業計画書• 運用手順書• 保守作業手順書 等

• 基本設計書• アクセス解析タグ実装に関する制作ガイドライン 等

• サイト設計・デザインガイドライン• キャンペーン実施・ページ制作運用ガイドライン 等

• ガイドラインに即した運用状況の報告書• アクセス解析に基づく定期報告 等

• 基本設計書• 詳細設計書 等

• 基本設計書• 詳細設計書 等

• 運用計画書• 運用手順書 等

• 脆弱性検査の結果報告書

• 運用計画書• 運用手順書 等

主な成果物

Page 33: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

32

ライン」(以下、「標準ガイドライン」という。)及び「政府情報システムの整備及

び管理に関する標準ガイドライン実務手引書」(以下、「実務手引書」という。)を

参照し対応すること。 次期情報提供システムのうち、都道府県労働局情報提供サイト集約化システムは、

「図 1-5 作業スケジュール」に示したとおり、他のシステムに先駆けて平成 30年4月1日からの運用開始を予定している。したがって、設計・開発業務及び運

用・保守業務を遂行する上で、その他の情報提供システムと区別し対応を行うこ

と。 また、当該システムについては、「要件定義書」の「第2章 第1節 1 (2) エ ユーザビリティ及びアクセシビリティ向上」に記載した要件の対応は、移行

の負荷やスケジュールを考慮し、平成 30 年4月以降の対応も可とするが、平成 31年 3 月までに対応を完了させること。

次期情報提供システムと関係する他の調達事業者(「表 2-2 調達案件ごとの調達

の方式及び実施時期」で示す他調達案件及び統合ネットワーク運用事業者)と密

な情報連携を行い、必要に応じて調整を行いながら対応を行うこと。 次期情報提供システムでは厚生労働省ホームページ等情報提供システムに様々な

情報提供システムを統合するため、提供する情報が広範囲に及び、また、利用組

織が多数に亘ることから、現行情報提供システムの調査を十分に行った上で、現

行情報提供システムのそれぞれの特性を考慮し、業務を遂行すること。 本調達におけるプロジェクト管理においては、本調達仕様書の「第5章 第5節

2 作業の管理に関する要領」に示す事項を遵守すること。 次期情報提供システムが提供する各種サービス及び機能に係る政府方針とその特

殊性、課題等を十分理解すること。 当省の行政事務に関する事務手続及びそれらを定義する各種手引き(「広報の手引

き」、「ソーシャルメディアポリシー」等)、マニュアル(システム操作マニュアル、

運用マニュアル等)、ガイドライン(ユーザビリティ・アクセシビリティガイドラ

イン等)並びに規則等との整合性を意識し、設計・開発に努めること。 本調達仕様書及び「要件定義書」の検討に当たって、工程管理支援事業者が作成

した各種成果物を適宜参照し、各情報提供システムの現状の把握に役立て、設計・

開発を円滑に進めること。 本調達仕様書の「第1章 第3節 目的及び期待する効果」及び「プロジェクト

計画書」に示す調達目的及び見直しの方向性と求める効果との整合性を意識して

作業を進めること。また、調達目的等とともに「要件定義書」に示す各要件と設

計・開発内容のトレーサビリティを確保すること。 「要件定義書」の「第2章 第2節 (1) Webコンテンツ(Webページ)画面」

の実装は、「Webサイトガイド」の内容を踏まえ、基本設計等の早期の段階で公

開画面イメージやデザインイメージを掲載業務を行う組織及び利用部局の利用者

Page 34: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

33

に共有すること等により、合意形成の短縮化を図ること。 システム要件に係る問題、疑義等については、判断理由、解決策等を添えて当省

に速やかに連絡の上で調整・協議するものとし、その結果に従い適切に対応する

こと。

2 設計・開発業務

(1) 設計・開発実施計画書等の作成 ア 設計・開発実施計画書の作成

受注者は、当省が提示する「プロジェクト計画書」と整合性を確保する形で、「調

達仕様書」、「要件定義書」及び「受注者の提案書」等に基づき、設計・開発工程に

おける作業概要、作業体制に関する事項、成果物に関する事項、開発形態、開発手

法、開発環境、開発ツール等を定義する「設計・開発実施計画書」の案を作成する

こと。 また、附属文書として、作業項目、作業内容、スケジュールをより詳細に階層化

し、担当者等を記載したWBSを作成すること。

イ 設計・開発実施要領の作成

受注者は、当省が提示する「プロジェクト管理要領」と整合性を確保する形で、

「調達仕様書」、「要件定義書」及び「受注者の提案書」等に基づき、設計・開発工

程におけるコミュニケーション管理、体制管理、工程管理、品質管理、リスク管理、

課題管理、システム構成管理、変更管理、情報セキュリティ対策に係る実施ルール

を定義する「設計・開発実施要領」の案を作成すること。

ウ 設計・開発実施計画書等の調整・確定

受注者は、「設計・開発実施計画書」及び「設計・開発実施要領」(以下、「設計・

開発実施計画書等」という。)について、当省及び工程管理支援事業者と調整・協議

を行い、その指摘を反映し、「設計・開発実施計画書等」を確定させること。 なお、調整・協議を行う過程でプロジェクト計画書及びプロジェクト管理要領に

ついて修正を行う必要性がある場合は、「プロジェクト計画書」の改定案及び「プロ

ジェクト管理要領」の改定案を作成し、当省と調整・協議の上で承認を受けること。

エ ODB登録用シートの提出に係るその他の作業の内容

受注者は、「政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン 別紙2 情報システムの経費区分」に基づき区分等した契約金額の内訳を記載したODB登録

用シートを契約締結後速やかに提出すること。 また、受注者は、当省から求められた場合は、スケジュールや工数等の計画値及び

Page 35: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

34

実績値について記載した「ODB登録用シート」を提出すること。

オ 要件確認の実施

受注者は、「要件定義書」に示す要件について、受注者の提案書を踏まえた上で認

識の齟齬をなくすために、当省、工程管理支援事業者と調整・協議を行い、その結

果を反映した「要件確認書」を作成し、当省の承認を受けること。

(2) 設計 ア 設計

受注者は、「表 3-1 設計内容」に示す作業等を実施すること。また、作業を実

施する上で以下に示す留意事項を踏まえ実施すること。 設計着手時に現行情報提供システムのサイト構成、機能、非機能に係る分析

を十分行い、設計・開発において不明な事項を最小限にするよう努め、後続

工程における手戻り等を防ぐこと。 次期情報提供システムでは、現行のCMS化範囲に加え、厚生労働省ホーム

ページの「統計情報・白書」カテゴリの「統計表」コンテンツ及び「白書」

コンテンツもCMS化範囲とする。そのため、新たにCMS化を行う範囲に

ついては、掲載業務を行う組織及び利用部局の利用者が新規業務を円滑に実

施できるようにすることが重要であり、基本設計において業務の変更点等を

整理した内容を当省に説明し、合意を得ること。 成果物は、次々期情報提供システムへの更改時に別の事業者に引継ぎされる

ことを踏まえ、設計結果のみではなく設計根拠を明示し、検討経緯の可視化

に努めること。また、運用・保守工程における障害発生時や機能改修の案件

において、影響範囲の調査等の目的で参照されることを想定し、保守性・分

析容易性を担保すること。 基本設計と詳細設計における成果物の記載要素、記載内容、記載粒度をあら

かじめ定め、当省の調整・協議の上で作業に着手すること。また、基本設計

と詳細設計の成果物の関係性を可視化すること。 上記の事項を含め、本調達仕様書の「第5章 第5節 2(4)品質管理」に

示すとおり設計書の品質確保に努めること。

表 3-1 設計内容 項番 作業分類 作業の実施内容

1 基本設計 「要件定義書」の機能要件及び非機能要件を満たすために次に

示す基本設計作業を実施し、基本設計書として取りまとめるこ

と。 機能設計 データ設計

Page 36: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

35

項番 作業分類 作業の実施内容

画面設計 帳票設計 バッチ設計 システム方式設計(インフラ・ネットワーク) 情報セキュリティ方式設計 インタフェース設計(システム間連携・外部) ファイル設計

2 詳細設計 基本設計書等に基づき、アプリケーションプログラムの仕様、

機器等の諸元・設定内容、ソフトウェアの設定内容等を検討し、

以下に示す詳細設計書として取りまとめ当省に提出すること。 プログラム設計 データ詳細設計 画面詳細設計 帳票詳細設計 バッチ詳細設計 システム方式詳細設計(インフラ・ネットワーク) 情報セキュリティ詳細設計 インタフェース詳細設計 ファイル詳細設計 接続仕様書 環境定義書(ソフトウェア等の設定内容のパラメタを記

載したもの)

イ 情報システムの利用者等との調整

受注者は、次期情報提供システムの掲載業務を行う組織及び利用部局の利用者向

け説明資料を作成し、当省の承認を受けること。 なお、利用者向け説明会については要件定義内容の確定・調整、設計、開発・テ

ストの適切な段階で実施することとし、実施時期及び説明を行う利用者の範囲等に

ついては当省と協議・調整するものとする。

ウ 移行計画書の案の作成

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第13節 移行に関する事項」及び「受注

者の提案書」、設計内容を踏まえ、移行対象、移行方式、体制と役割、移行判定基準、

切り戻しの方法、リスクの識別、コンティンジェンシープラン、環境、ツール、ス

ケジュール等を記載した「移行計画書」の案を作成し、当省の承認を受けること。 また、「移行計画書」に基づき、移行の方法等について、「表 3-2 関係する調達

事業者、システムとの調整内容」に示す関係する他調達事業者及びシステムと調整

を行うこと。 なお、作業の実施に当たっては、詳細を「要件定義書」の「第3章 第13節 1

移行手順」を参照するとともに、以下の事項に留意すること。 移行データは可能な限り早期に収集することとし、「移行計画書」の案の作成

及び後続工程で実施する開発・テストに役立てるようにすること。

Page 37: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

36

現行厚生労働省ネットワークシステムだけではなく、統合対象システムにつ

いても移行対象となることに留意すること。 「都道府県労働局情報提供サイト集約化システム」は平成 30 年 3 月に現行シ

ステムの運用・保守が終了となることから、平成 30 年 4 月から稼働開始する

ことを想定している。そのため、「要件定義書」の「第3章 第13節 移行

に関する事項」を参照し、「移行計画書」を作成すること。

表 3-2 関係する調達事業者、システムとの調整内容 項番 分類 作業の実施内容

1 関係する他調達事業者

との調整

受注者は、次期情報提供システムと関係する他の調達事業者

(「表 2-2 調達案件ごとの調達の方式及び実施時期」で示

す他調達案件及び統合ネットワーク運用事業者)との調整・協

議を行い、移行及び運用・保守における役割分担等を確定させ

ること。 次期情報提供システムの「厚生労働省図書館管理サービス」に

ついて、端末・周辺機器等は次期端末・周辺機器事業者が納入

し、次期省内LAN事業者がインストール作業を実施する。そ

のため、受注者はこれらの作業を円滑に実施するためのインス

トール手順書を作成し、作業内容や作業のタイミング等につい

ては、次期端末・周辺機器事業者及び次期省内LAN事業者と

事前に調整を行うこと。 次期情報提供システムの本番移行に当たって、各情報提供シス

テムのホームページ上のURLリンク等を変更する際、掲載業

務を行う組織(部局)、統合対象システム管理組織と事前に協

議し、対応の範囲や役割分担等について決定すること。 2 統合するシステムとの

調整 受注者は、厚生労働省ホームページ等情報提供システムに統合

するシステム(別紙1 統合対象システム一覧)との調整・協

議を行い、移行及び運用・保守における役割分担等を確定させ

ること。

エ 中長期運用・保守作業計画書の案の作成

受注者は、運用設計及び保守設計を行い、次期情報提供システムへの更改までの

間に計画的に発生する作業内容、その想定される時期等を取りまとめた「中長期運

用・保守作業計画書」の案を作成し、当省の確認を受けること。 なお、「中長期運用・保守作業計画書」については以下の内容を含むこと。

運用開始直後計画 安定運用中計画 情報システム運用継続計画(厚生労働省業務継続計画に基づき、「中央省庁に

おける情報システム運用継続計画ガイドライン」を参照し作成すること。)な

お、本資料は閲覧資料対象であるため、「別紙2 閲覧要領」に従い確認する

こと。) 運用・保守作業計画書案の内容

Page 38: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

37

オ 運用・保守作業計画書の案の作成

受注者は、運用設計及び保守設計を行い、「表 3-3 運用・保守作業計画書案の

内容」に示す作業等を実施すること。

表 3-3 運用・保守作業計画書案の内容 項番 分類 作業の実施内容

1 運用計画書の案の作成 「調達仕様書」、「要件定義書」、「要件確認書」、「中長期

運用・保守作業計画書」に基づき、以下に定める情報システム

の日々の安定稼働を確保することを目的とした「運用計画書」

の案を作成し、当省の確認を受けること。 作業項目及び作業概要 作業体制(定常時、緊急時) 作業スケジュール(日次、月次、年次、その他定期、随時) 整備する運用関連文書(附属文書) 成果物 運用形態、運用環境 SLA定義書 その他(運用における前提条件、時間・予算・品質等制約

条件) 2 保守作業計画書の案の

作成 「調達仕様書」、「要件定義書」、「要件確認書」、「中長期

運用・保守作業計画書」に基づき、以下に定める情報システム

の日々の安定稼働を確保することを目的とした「保守作業計画

書」の案を作成し、当省の確認を受けること。 作業項目及び作業概要 作業体制(定常時、緊急時) 作業スケジュール(日次、月次、年次、その他定期、随時) 整備する保守関連文書(附属文書) 成果物 保守形態、保守環境 その他(保守における前提条件、時間・予算・品質等制約

条件)

カ 運用手順書・保守作業手順書の案の作成

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第16節 運用に関する事項」、「第3章 第

17節 保守に関する事項」を基に、「受注者の提案書」、「運用計画書」、「保守作業

計画書」の案を踏まえ、定常時及び障害時において想定される運用体制、保守体制、

実施手順等を取りまとめた「運用手順書」及び「保守作業手順書」の案を作成し、

当省の確認を受けること。

(3) 開発・テスト ア 開発標準の作成及びセキュリティ確保に向けたルールの整理

受注者は、開発に当たり、アプリケーションプログラムの開発又は保守を効率的

に実施し、セキュリティリスクを低減したシステムを構築するため、プログラミン

グ等のルールを定めた標準(標準コーディング規約、セキュアコーディング規約等)

Page 39: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

38

を定め、当省の確認を受けること。 また、開発に当たり、情報セキュリティ確保のためのルール遵守や成果物のセキ

ュリティ対策の実施状況の確認方法(例えば、標準コーディング規約遵守の確認、

ソースコードの脆弱性検査、現場での抜き打ち調査等についての実施主体、手順、

方法等)をセキュリティルールとして定め、当省の確認を受けること。

イ テスト計画書の作成

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第12節 テストに関する事項」を基に、

受注者の提案書、設計書を踏まえ単体テスト、結合テスト及び総合テストについて、

テスト体制、テスト環境、作業内容、作業スケジュール、テストシナリオ、合否判

定基準等を記載した「テスト計画書」を作成し、当省の承認を受けること。

ウ 開発

受注者は、設計工程の成果物及び標準コーディング規約、セキュアコーディング

規約、セキュリティルールに基づき、アプリケーションプログラムの開発、各種定

義ファイル等の作成を行うこと。 その際は、一貫した品質保証体制の下、発注者の意図しない変更や機密情報の窃

取等が行われないことを保証する管理を行うこと。

エ 単体テスト

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第12節 3 テスト実施要件」に基づき

「単体テスト仕様書」を作成し、単体テストを実施すること。実施後速やかに「単

体テスト結果報告書」を作成し、当省の承認を受けること。

オ 結合テスト・総合テスト等

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第12節 3 テスト実施要件」に基づき

「結合テスト仕様書」、「総合テスト仕様書」を作成し、結合テスト、総合テスト(脆

弱性テスト等を含む)を実施すること。実施後速やかに「結合テスト結果報告書」、

「総合テスト結果報告書」、「ユーザビリティテスト結果報告書」、「アクセシビリテ

ィテスト結果報告書」及び「脆弱性検査の結果報告書」を作成し、当省の承認を受

けること。

(4) 受入テスト支援 受注者は、「受入テスト計画書」の作成及び受入テスト実施に係る支援(テスト環

境の用意、テストシナリオ及びテストデータの準備、受入テストの企画・周知並びに

受入テストへの立会い等)を、受入テストに参画する関係者数を踏まえ、計画的に時

Page 40: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

39

間を十分に確保の上で実施すること。また、当省から報告される受入テスト結果内容

を取りまとめ、必要に応じて指摘事項への対応を行うこと。 なお、上記の作業の実施に当たっては、「要件定義書」の「第3章 第12節 3

テスト実施要件」に示す事項に留意すること。

(5) 情報システムの本番移行 ア 移行作業準備

受注者は、「移行計画書」に基づき、テスト体制、テスト環境、作業内容、作

業スケジュール、テストシナリオ等を記載した「移行テスト計画書」の案を

作成し、当省の承認を受けること。また、「移行テスト計画書」に基づき、移

行対象データを収集・加工し、移行テストを行うこと。 受注者は、「移行リハーサル」及び「本番移行の実施」で行われる一連の作業

を対象とした「移行手順書」を作成し、当省の承認を受けること。なお、「移

行手順書」には開発・検証した移行ツール等の、作業手順を記載し、移行ツ

ール等の変更、更新が発生した場合は、「移行手順書」へ適宜内容を反映させ

ること。 移行対象となるデータ抽出は、現行厚生労働省ネットワークシステムの運用

事業者及び統合対象システム管理組織の作業となるため、受注者はあらかじ

め、移行元データの形式や値について、現行厚生労働省ネットワークシステ

ムの運用事業者及び統合対象システム管理組織と調整した上で、データ抽出

前のデータ整備を移行元の統合対象システム管理組織に依頼すること。整備

後の抽出作業においても、受注者は移行元の統合対象システム管理組織と調

整を行い、各システムに合わせた移行データフォーマットを策定すること。 受注者は、移行作業準備における作業結果及び、移行作業に関連する統合対

象システム管理組織等との調整結果を踏まえて、「移行計画書」を確定し、当

省の承認を得ること。

イ 本番移行

受注者は、「移行計画書」、「移行手順書」及び「移行テスト計画書」に基づき、移

行対象データを収集・加工し、移行リハーサルを行った上で当省の本番移行の開始

判定を受け、本番移行を行うこと。 また、移行リハーサル、本番移行の実施において、それぞれ「移行結果報告書」

を作成し、「移行計画書」に記載された判定基準に基づいた結果を当省に報告するこ

と。 移行に際しては、サービスごとに仮運用期間をそれぞれ設けて、段階的かつ安全

に移行作業を遂行すること。

Page 41: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

40

また、現行厚生労働省ネットワークシステム及び厚生労働省ホームページ等情報

提供システムに統合予定の統合対象システムについては、特に移行対象データの収

集や移行スケジュール、移行データの取扱いについての調整を重点的に実施するこ

と。 なお、移行計画策定から本番移行の実施作業の実施に当たっては、「要件定義書」

の「第3章 第13節 2 移行要件」に示す事項に留意すること。

(6) 利用者教育(設計・開発時) ア 教育実施計画書の作成

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第15節 教育に関する事項」に基づき、

教育の対象範囲、実施方針、スケジュール、体制等を定義した上で、成果物「教育

実施計画書」として取りまとめ、当省の承認を受けること。

イ 教育用教材の作成及び環境の提供

受注者は、「要件定義書」に示す「第3章 第15節 教育に関する事項」及び「教

育実施計画書」に基づき、「研修教材」、「ガイドライン」、「操作マニュアル」、「手引

き(広報の手引き、ソーシャルメディアポリシー等)」の作成並びに研修環境の提供

等を実施すること。また、必要に応じて、これらの各種手引き、ガイドラインを改

訂すること。

ウ 教育の実施

受注者は、「要件定義書」の「第3章 第15節 教育に関する事項」及び「教育

実施計画書」に基づき、掲載業務を行う組織及び利用部局の利用者に対する教育を

実施し、実施結果の報告を行うこと。 また、次期情報提供システムでは、CMS製品等の機能改修等を行うことから、

新規機能によって実現が可能となる機能を掲載業務を行う組織及び利用部局の利用

者へ周知した上で、当該機能の利用を促す創意工夫を行うこと。

(7) ODB登録用シートの提出 受注者は、「表 3-4 ODB登録用シート記載事項(設計・開発)」に掲げる項目

について記載したODB登録用シートを、「設計・開発実施要領」において定める時

期に、提出すること。 表 3-4 ODB登録用シート記載事項(設計・開発)

項番 分類 記載事項

1 開発規模の管理 情報システムの開発規模(工数、ファンクションポイント等)の計

画値及び実績値 2 ハードウェアの管理 情報システムを構成するハードウェアの製品名、型番、ハードウェ

Page 42: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

41

項番 分類 記載事項

ア分類、契約形態、保守期限等 3 ソフトウェアの管理 情報システムを構成するソフトウェア製品の名称(エディションを

含む。)、バージョン、ソフトウェア分類、契約形態、ライセンス

形態、サポート期限等 4 回線の管理 情報システムを構成する回線の回線種別、回線サービス名、事業者

名、使用期間、ネットワーク帯域等 5 外部サービスの管理 情報システムを構成するクラウドサービス等の外部サービスの外部

サービス利用形態、使用期間等 6 施設の管理 情報システムを構成するハードウェア等が設置され、又は情報シス

テムの運用業務等に用いる区域を有する施設の施設形態、所在地、

耐久性、ラック数、各区域に関する情報等 7 公開ドメインの管理 情報システムが利用する公開ドメインの名称、DNS名、有効期限

等 8 取扱情報の管理 情報システムが取扱う情報について、データ・マスタ名、個人情報

の有無、格付等 9 情報セキュリティ要件

の管理 情報システムの情報セキュリティ要件

10 指標の管理 情報システムの運用及び保守の間、把握すべきKPI、KPIの分

類、計画値等の案

3 運用・保守業務

(1) プロジェクト計画書(運用開始前)等の作成支援 受注者は、「プロジェクト計画書(設計開発段階)」、「プロジェクト管理要領(設計・

開発段階)」、「運用計画書」及び「保守作業計画書」と整合をとりつつ、「標準ガイド

ライン」及び「実務手引書」を参照の上、運用・保守工程における「プロジェクト計

画書(運用開始前)」及び「プロジェクト管理要領(運用開始前)」の案の作成を行う

こと。

(2) 運用・保守準備作業 受注者は、設計開発段階で案を作成した「中長期運用・保守作業計画書」、「運用計

画書」、「保守作業計画書」、「運用手順書」及び「保守作業手順書」の案の内容を確認

し、開発内容等を踏まえて精緻化・具体化した上で、内容を確定し、当省の承認を受

けること。

(3) 運用・保守実施要領の作成 受注者は、「プロジェクト計画書」、「運用計画書」及び「保守作業計画書」と整合

をとりつつ、運用・保守工程におけるコミュニケーション管理、体制管理、工程管理、

品質管理、リスク管理、課題管理、システム構成管理、変更管理、情報セキュリティ

対策に係る実施ルールを定義する「運用実施要領」及び「保守実施要領」を作成し、

当省の承認を受けること。

Page 43: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

42

(4) 定常時対応

ア 対応

受注者は、「表 3-5 定常時運用業務内容」に示す運用業務を行うこと。各業務

の具体的な内容は「要件定義書」の「第3章 第16節 運用に関する事項」を参

照すること。なお、具体的な実施内容・手順は「運用計画書」、「運用実施要領」及

び「運用手順書」に基づいて行うこと。

表 3-5 定常時運用業務内容 項番 分類 項目 作業の実施内容

1 運転管理・監視

等 IT運用管理 ITIL 2011 で定義されているサービススト

ラテジ、サービスデザイン、サービストランジシ

ョン、サービスオペレーションを遵守し、「要件

定義書」の「第3章 第16節 1 運転管理・

監視等要件」に示す作業等を実施すること。 2 データ管理 バックアップ 次期情報提供システムの継続性に係る要件を満

たすため、バックアップを実施すること。 3 運用サポート

業務 ヘルプデスク業務 次期情報提供システムにおいては、ITIL

2011 で定義されているサービスデスクに該当す

る機能としてヘルプデスクを提供すること。 操作研修業務 掲載業務を行う組織及び利用部局の利用者の情

報システムの理解度向上及び利用促進を目的と

して、利用者に対する教育を実施すること。 利用者満足度調査 次期情報提供システムの掲載業務を行う組織及

び利用部局の利用者に対して、運用・保守に係る

満足度について、定期的(年1回)に満足度調査

を実施すること。 4 業務運用支援 コンテンツ作成・掲

載業務 当省から送信される指定様式による指示に基づ

き、Webページのコンテンツ新規作成及び当省

が指定するホームページへの掲載を行うこと。 当省から送信される指定様式による指示に基づ

き、Webページのコンテンツ更新、修正、削除

を当省が指定するホームページの対象Webペ

ージにて行うこと。 データ入力・掲載業

務 データベースサイトについて、当省が提供するデ

ータをWebページ用の変換すること。 当省が指定するホームページへデータ掲載を行

うこと。 ユーザビリティ及

びアクセシビリテ

ィ等に係るアドバ

イザリ業務

当省にユーザビリティ及びアクセシビリティ等

のアドバイスを行う専門家(以下、「ユーザビリ

ティ等専門家」という。)を配置すること。 ユーザビリティ等専門家は当省大臣官房総務課

広報室への助言、当省が指定する会議体への参加

等を行うこと。 アクセシビリティ

チェック及びチェ

ック結果の公表

本調達で調達を行う情報提供システムについて、

「JIS X 8341-3:2016」の品質基準レベルA

Aの達成度を調査する「アクセシビリティチェッ

Page 44: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

43

項番 分類 項目 作業の実施内容

クリスト」を作成し、当該チェックリストに基づ

いて年1回チェックを実施すること。 アクセシビリティチェックについては、対象範囲

を当省と協議し、実施すること。 当省はアクセシビリティチェックの方針及び一

部のコンテンツについて確認を行うが、コンテン

ツの全件確認は受注者にて実施すること。 アクセシビリティチェック結果を報告書に取り

まとめ、当省大臣官房総務課広報室に報告の上、

厚生労働省ホームページ及び該当ホームページ

に公表を行うこと。 その他の業務運用

支援 掲載業務を行う組織及び利用部局の利用者の登

録申請や認証機器の貸出申請等、利用者から起票

された申請届出に基づく作業依頼について、当省

からの承認後、所定の規定に従って対応するこ

と。 次期情報提供システムの各サービスについて、組

織改編時に、情報提供システムが適正に利用でき

るように、ユーザ情報や組織マスター情報等のメ

ンテナンス等の作業の支援を実施すること。 次期情報提供システムの各サービスについて、職

員の、業務を円滑に推進するため、適宜運用支援

を実施すること。

また、受注者は、「表 3-6 定常時保守業務内容」に示す保守業務を行うこと。

各業務の具体的な内容は「要件定義書」の「第3章 第17節 保守に関する事項」

を参照すること。なお、具体的な実施内容・手順は「保守作業計画書」、「保守実施

要領」及び「保守作業手順書」に基づいて行うこと。 なお、受注者は、機能改修に係る要望についての対応は、「要件定義書」の「第3

章 第17節 保守に関する事項」に基づき行うこと。

表 3-6 定常時保守業務内容 項番 分類 作業の実施内容

1 Webコンテ

ンツ(Webペ

ージ)の保守

「政府指針や規格の見直しによる対応」、「Webコンテンツ(Web

ページ)の軽微な修正」、「テンプレートの改修・追加」等の保守を行

うこと。 2 アプリケーシ

ョンプログラ

ムの保守

「脆弱性及び不具合の対応」、「障害時対応」等の保守を行うこと。

3 ハードウェア

の保守 「脆弱性及び不具合の対応」、「障害時対応」、「ハードウェア点検」、

「バージョンアップ対応」、「技術サポート」等の保守を行うこと。 4 ソフトウェア

製品の保守 「セキュリティパッチ、不具合パッチ等の適用」、「バージョンアップ

対応」、「技術サポート」等の保守を行うこと。 5 データの保守 データの復旧作業、更新作業等を行うこと。詳細は「要件定義書」の「第

3章 第16節 2 データ管理要件」を参照すること。

Page 45: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

44

イ 作業実績の報告

受注者は、「表 3-7 作業実績の報告内容」に示す作業等を実施すること。

表 3-7 作業実績の報告内容 項番 分類 作業の実施内容

1 運用・保守作業報告書の

作成 「運用計画書」、「保守作業計画書」、「運用・保守実施要領」

に基づき、以下の内容について月次で「運用・保守作業報告書」

を取りまとめること。なお、情報セキュリティ管理については、

サイバー攻撃に関する最新動向等を入手し、次期情報提供シス

テムにおいて可能な防御策を確認の上、報告を実施すること。

また、情報セキュリティに係る作業の報告には、少なくとも作

業実施者名、作業実施者スキルレベル、作業開始日時、作業終

了日時を含めること。 運用・保守業務の内容や工数、作業時間等の作業実績状

況 サービスレベルの達成状況 情報システムの構成と運転状況(情報セキュリティ監視

状況を含む) 情報システムの定期点検状況 情報システムの利用者サポート、教育・訓練状況 情報セキュリティ管理の実施状況 リスク・課題の把握・対応状況 サイバー攻撃に関する最新動向等及び厚生労働省情報提

供システムで可能な防御策等 2 運用・保守実績の評価 月間の運用・保守実績を評価し、達成状況がSLAに満たない

場合はその要因の分析を行うとともに、達成状況の改善に向け

た対応策を提案すること。 3 運用・保守作業報告の実

施 運用・保守作業報告書の内容について、月例の定期運用会議に

出席し当省に報告すること。

(5) 障害・情報セキュリティインシデント発生時及び大規模災害等の発災時の対応

ア 対応

受注者は、以下に示す作業等を実施すること。 情報システムの障害発生時(又は発生が見込まれる時)には、速やかに当省

に報告するとともに、その緊急度及び影響度を判断の上、「要件定義書」の「第

3章 第16節 運用に関する事項」に示す障害発生時の運用業務(イベン

ト管理、インシデント管理、問題管理等)を行うこと。具体的な実施内容・

手順は「運用計画書」、「運用実施要領」及び「運用手順書」に基づいて行う

こと。 情報システムの障害発生時(又は発生が見込まれる時)には、「要件定義書」

の「第3章 第17節 保守に関する事項」に示す障害発生時の保守作業(原

因調査、応急措置、報告等)を行うこと。具体的な実施内容・手順は「保守

作業計画書」、「保守実施要領」及び「保守作業手順書」に基づいて行うこと。 情報セキュリティインシデント発生時には、速やかに当省に報告するととも

Page 46: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

45

に、「厚生労働省セキュリティポリシー」、「情報セキュリティインシデント対

応手順書」、「運用計画書」、「運用実施要領」及び「運用手順書」に定めた手

順に従ってインシデント対応を行うこと。対応に当たっては、当省、統合ネ

ットワーク運用事業者、関係事業者及び厚生労働省CSIRT(政策統括官

付サイバーセキュリティ担当参事官室)と適宜協力・調整の上で対応を行う

こと。 大規模災害等の発災時には、 当省の指示を受けて、「要件定義書」の「第3

章 第16節 運用に関する事項」に示すITサービス継続性管理に関する

要件、「厚生労働省事業継続計画」及び「中長期運用・保守作業計画書」に定

める情報システム運用継続計画に基づき対応すること。

イ 障害報告

受注者は、情報システムの障害に関して事象の分析(発生原因、影響度、過去の

発生実績、再発可能性等、暫定対応策等)を行い、その結果を障害報告書として当

省に提出すること。 なお、同様の事象が将来にわたって発生する可能性がある場合には、恒久的な対

応策を提案すること。

(6) 情報システムの現況確認 受注者は、運用保守開始時及びODB登録シート提出時、当省の指示に基づき、O

DB格納データと情報システムの現況との突合・確認(以下、「現況確認」という。)

を支援し、「情報システムの現況確認結果報告書」の作成を行うこと。 なお、現況確認を実施するに当たり、以下項目を遵守すること。

現況確認の結果、ODBの格納データと情報システムの現況との間の差異

がみられる場合は、運用実施要領に定める変更管理方法に従い、差異を解

消すること。 現況確認の結果、ライセンス許諾条件に合致しない状況が認められる場合

は、当該条件への適合可否、条件等を調査の上当省に報告すること。 現況確認においてIPAのMyJVNバージョンチェッカを用いる等に

より、ソフトウェア製品のバージョンを確認し、その結果、サポート切れ

のソフトウェア製品の使用が明らかとなった場合は、当該製品の更新の可

否、更新した場合の影響の有無等を調査の上、当省に報告すること。 当省に報告した結果、サポート切れのソフトウェア製品を更新した場合は、

改めて当省に報告すること。

Page 47: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

46

(7) 運用・保守作業等の改善提案 受注者は、年度末までに年間の運用実績及び保守作業実績を取りまとめる「運用・

保守作業報告書(年次)」を作成するとともに、取りまとめ結果、満足度調査結果等

を評価・分析の上で改善すべき課題と解決策を記載した「改善提案書」を作成し、当

省に提出すること。また、必要に応じて「中長期運用・保守作業計画書」、「運用計画

書」、「保守作業計画」、「運用実施要領」、「保守実施要領」、「運用手順書」及び「保守

作業手順書」等に対する改善案を提出すること。 なお、改善提案の内容には、以下の内容を含むこととし、詳細については、「要件

定義書」の「第3章 第16節 5 運用実績の評価と改善」及び「第3章 第17

節 7 保守実績の評価と改善」を参照すること。 定常的な運用・保守作業に関する改善提案 システム利用率に関する改善提案 情報セキュリティに関する改善提案 運用等経費削減に関する改善提案 各情報提供システムのWebコンテンツ(Webページ)に係るユーザビリテ

ィ及びアクセシビリティ等に関する改善提案

(8) 引継ぎ ア 現行厚生労働省ネットワークシステムに関する情報連携

受注者は、業務開始前に現行厚生労働省ネットワークシステム事業者及び現行端

末・周辺機器事業者から、現行厚生労働省ネットワークシステムの情報提供等の引

継ぎを受けること。

イ 次期情報提供システムの更改に関する情報提供

受注者は、当省が本システムの更改を行う際には、次々期情報提供システムの調

達支援事業者及び次々期の設計・開発及び運用保守事業者等に対し、作業経緯、残

存課題等に関する情報やデータの提供及び質疑応答等の協力を最大限行うこと。

ウ 引継ぎ書の作成

受注者は、本契約の終了後に他の事業者が各情報提供システムの設計・開発及び

運用・保守を受注した場合には、次々期の設計・開発及び運用・保守事業者に対し、

作業経緯及び当省の承認のもと各情報提供システムの運用・保守業務として解決す

べきとした残存課題等についての引継ぎを行うこと。 なお、引継ぎに当たっては引継ぎ書を作成するものとし、引継ぎ書には以下の内

容を含むこと。 引継ぎ資料一覧

Page 48: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

47

課題、リスク引継ぎ事項 案件特性及びシステム特性に伴う個別引継ぎ事項 改善提案引継ぎ事項 等

エ 次々期システムへの移行支援

受注者は、次々期情報提供システムや他のシステムへのデータ移行が必要となる

場合、次期情報提供システムからのデータ抽出は、受注者の責任と負担において実

施すること。

(9) ODB登録用シートの提出 受注者は、「表 3-8 ODB登録用シート記載事項(運用・保守)」に掲げる項目に

ついて、記載した「ODB登録用シート」を「運用・保守実施要領」において定める

時期に提出すること。

表 3-8 ODB登録用シート記載事項(運用・保守) 項番 分類 記載事項

1 各データの変更管理 情報システムの運用・保守において、開発規模の管理、ハードウェ

アの管理、ソフトウェアの管理、回線の管理、外部サービスの管理、

施設の管理、公開ドメインの管理、取扱情報の管理、情報セキュリ

ティ要件の管理、指標の管理の各項目についてその内容に変更が生

じる作業をしたときは、当該変更を行った項目 2 作業実績等の管理 情報システムの運用・保守中に取りまとめた作業実績、リスク、課

題及び障害事由

(10) 廃棄

ア 廃棄対象物リストの提出

受注者は、調達対象となる機器を廃棄する際に、廃棄物、数量、所有形態、再利

用の可否、廃棄方法等を記載した「廃棄対象物リスト」の提出を行うこと。

イ 廃棄の実施

受注者は、次々期情報提供システムへの更改に際し、調達対象となる機器の廃棄

を当省の求めに応じて、受注者の責任と負担において実施すること。 なお、調達対象となる機器の廃棄時には、「厚生労働省情報セキュリティポリシー」

に基づき、電磁的記録の抹消・破壊等の適切な措置を講じること。また、「廃棄対象

物リスト」の対象物を廃棄したことを「廃棄結果証明書」にて当省に報告すること。

Page 49: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

48

第2節 成果物の範囲、納品期日等

1 成果物

本調達における契約ごとの成果物は、以下に示すとおりである。 成果物の納品期日については、本調達における作業の詳細スケジュールと併せ、納品

予定年月日を提案すること。また、提案したスケジュールと成果物の納品期日について

は、受注後、各種計画書等に明記した上で、当省との調整、協議等を行い、作業の詳細

スケジュールと併せて、以下に示した成果物の納品期日を考慮した納品年月日を確定す

ること。

(1) 設計・開発業務 設計・開発業務における成果物、納品期日等は、以下のとおりであり、受注者は、

成果物について、それぞれ納品期日までに納品すること。

表 3-9 設計・開発等業務における成果物、納品期日等 項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

1 プロジェク

ト管理 会議資料 会議終了後、2 開庁

日以内 1.2.4.12 取得者と

の調整 1.2.4.13 取得者へ

の支援 1.2.4.14 検証及び

妥当性確認の実施 1.2.4.15 取得者へ

の報告の準備 1.2.4.16 取得者の

設備視察の容認 1.2.4.17 品質保証

活動の実施

2 議事録 会議終了後、2 開庁

日以内

3 設計・開発実

施計画書等

の作成

設計・開発実施計画書 契約締結後、1 か月

以内 1.2.4 契約の実行 1.2.4.5プロジェク

ト管理計画の立案 1.2.4.6プロジェク

ト管理計画の具体

化と実施 2.3.2 システム要

件定義プロセス 3.1.1 運用の準備 4.5 共同レビュー

プロセス 5.5.1 構成管理計

4 設計・開発実施要領(標準コーディ

ング規約等の開発に係るルールを含

む)

契約締結後、1 か月

以内

5 プロジェクト計画書(改定案) 契約締結後、2 週間

以内 6 プロジェクト管理要領(改定案) 契約締結後、2 週間

以内 7 情報セキュリティ管理計画書 契約締結後 2 週間以

内 8 ODB登録用シート(第3章 第1

節 2 (1) エ ODB登録用シ

ートの提出に係るその他の作業の内

容を参照)

契約締結後 2 週間以

Page 50: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

49

項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

9 要件確認書 契約締結後、1か月

以内 10 設計 基本設計書 契約締結後、4 か月

以内 2.3.3 システム方

式設計プロセス 2.4.2 ソフトウェ

ア要件定義プロセ

ス 2.4.3 ソフトウェ

ア方式設計プロセ

ス 2.4.4 ソフトウェ

ア詳細設計プロセ

11 詳細設計書 開発・テスト工程前 12 移行計画書 契約締結後、4 か月

以内 13 導入設計計画書 契約締結後、4 か月

以内 14 中長期運用・保守作業計画書 契約締結後、4 か月

以内 15 運用計画書 契約締結後、4 か月

以内 16 保守作業計画書 契約締結後、4 か月

以内 17 運用手順書 開発・テスト工程前 18 保守作業手順書 開発・テスト工程前 19 開発・テスト テスト計画書 全てのテスト(受入

テストを除く)の実

施の 10 開庁日前

2.4.5 ソフトウェ

ア構築プロセス 2.4.6 ソフトウェ

ア結合プロセス 2.4.7 ソフトウェ

ア適格性確認テス

トプロセス 2.3.5 システム結

合プロセス 2.3.6 システム適

格性確認テストプ

ロセス 6.2.1 プロセス開始の準

備 6.2.2 インフラストラク

チャの確立

20 単体テスト仕様書 テスト計画書に定め

た期日 21 単体テスト結果報告書 テスト計画書に定め

た期日 22 結合テスト仕様書 テスト計画書に定め

た期日 23 結合テスト結果報告書 テスト計画書に定め

た期日 24 結合テストデータ テスト計画書に定め

た期日 25 総合テスト仕様書 テスト計画書に定め

た期日 26 総合テスト結果報告書

テスト計画書に定め

た期日 27 総合テストデータ テスト計画書に定め

た期日 28 脆弱性検査の結果報告書 テスト計画書に定め

た期日 29 ユーザビリティテスト結果報告書 テスト計画書に定め

た期日 30 アクセシビリティテスト結果報告書 テスト計画書に定め

た期日 31 受入テスト

支援 受入テスト計画書 設計・開発実施計画

書に定めた期日 2.4.9 ソフトウェ

ア受入れ支援プロ

セス 3.1.2 運用テスト

32 受入テストデータ 受入テスト計画書に

Page 51: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

50

項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

定めた期日 及びサービスの提

供開始 33 情報システ

ムの本番移

移行手順書 開発・テスト工程前 3.1.3 業務及びシ

ステムの移行

34 作業説明書 開発・テスト工程前 35 移行テスト計画書 開発・テスト工程前 36 移行テスト結果報告書 テスト計画書に定め

た期日 37 移行リハーサル結果報告書 移行リハーサルの実

施後、5 開庁日以内 38 移行結果報告書 本番移行の完了後、

5 開庁日以内 39 利用者教育

(設計・開発

時)

教育実施計画書 研修の実施の 1 か月

前 2.4.9 ソフトウェ

ア受入れ支援プロ

セス 40 研修教材 研修の実施の 10 開

庁日前 41 手引き(広報の手引き、ソーシャル

メディアポリシー) 研修の実施の 10 開

庁日前 42 操作マニュアル(CMS管理マニュ

アル、GO.JPドメイン管理マニ

ュアル、Webアンケートサービス

マニュアル(分析機能の利用方法を

含む)、アクセス解析サービスマニ

ュアル等)

研修の実施の 10 開

庁日前

43 ガイドライン(サイト設計・デザイ

ンガイドライン、キャンペーン実

施・ページ制作運用ガイドライン、

ユーザビリティ・アクセシビリティ

ガイドライン、アクセス解析タグ実

装に関する制作ガイドライン等)

研修の実施の 10 開

庁日前

44 集合研修実施報告書 研修の実施後、5 開

庁日以内 45 ODB登録

用シートの

提出

ODB登録用シート(第3章 第1

節 2 (1) エ ODB登録用シ

ートの提出に係るその他の作業の内

容を参照)

当省からの作業指示

後、1 か月以内 2.4.9 ソフトウェ

ア受入れ支援プロ

セス

46 その他 プログラム等 ※プログラム・ソースコード、画面・

帳票の定義コード、データベースの

定義コード、各種コマンド、スクリ

プトコード、テストツール、移行ツ

ール 等

運用・保守工程開始

前 1.2.4.12 取得者と

の調整 1.2.4.13 取得者へ

の支援 1.2.4.14 検証及び

妥当性確認の実施 1.2.4.15 取得者へ

の報告の準備 1.2.4.16 取得者の

47 ネイティブコード ※プログラム・ソースコードを実行

可能な状態に変換したもの

運用・保守工程開始

Page 52: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

51

項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

48 各種定義ファイル等 ※環境構築で作成したツールのソー

スコード、ネイティブコード、実行

環境、環境定義ファイルや、アプリ

ケーションプログラムを稼働する上

で必要となるコードテーブル用のデ

ータ 等

運用・保守工程開始

前 設備視察の容認 1.2.4.17 品質保証

活動の実施 2.4.9 ソフトウェ

ア受入れ支援プロ

セス

49 その他本調達に関して別途当省が指

示する資料、作業過程における成果

物等

随時

(2) 運用・保守業務

運用業務における成果物、納品期日等は、以下のとおりであり、受注者は、成果物

について、それぞれ納品期日までに納品すること。

表 3-10 運用業務における成果物、納品期日等 項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

1 プロジェクト

計画書(運用

開始前)等の

作成支援

プロジェクト計画書(運用開始前)

(案) 運用・保守工程開始

前 3.1.1 運用の準備

2 プロジェクト管理要領(運用開始

前)(案) 運用・保守工程開始

前 3 運用・保守準

備作業 中長期運用・保守作業計画書(確

定版) 運用・保守工程開始

前 3.1.1 運用の準備

4 運用計画書(確定版) 運用・保守工程開始

前 5 保守作業計画書(確定版) 運用・保守工程開始

前 6 運用手順書(確定版) 運用・保守工程開始

前 7 保守作業手順書(確定版) 運用・保守工程開始

前 8 運用・保守実

施要領の作成 運用実施要領 運用・保守工程開始

前 3.1.1 運用の準備

9 保守実施要領 運用・保守工程開始

前 10 定常時対応 運用・保守作業報告書 月次(契約最終月は

契約満了日) 3.1.4 システム運

用 11 障害・情報セ

キュリティイ

ンシデント発

生時及び大規

模災害等の発

災時の対応

障害報告書 障害発生時及び復

旧作業等完了時 3.1.4 システム運

用 12 障害対応訓練実施報告書 訓練実施後、5 開庁

日以内 13 災害対策訓練実施報告書 訓練実施後、5 開庁

日以内

Page 53: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

52

項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

14 情報システム

の現況確認 情報システムの現況確認結果報告

書 確認後、5 開庁日以

内 3.1.4 システム運

用 15 運用・保守作

業等の改善提

運用・保守作業報告書(年次) 年次 3.1.7 システム

運用の評価 16 中長期運用・保守作業計画書(改

善案) 年次

17 運用計画書(改善案) 年次 18 保守作業計画書(改善案) 年次 19 運用実施要領(改善案) 年次 20 保守実施要領(改善案) 年次 21 運用手順書(改善案) 年次 22 保守作業手順書(改善案) 年次 23 改善提案書 年次 24 引継ぎ 引継ぎ書 次々期の設計・開発

事業者の設計・開発

工程前

3.1.4 システム運

25 ODB登録用

シートの提出 ODB登録用シート 当省からの作業指

示後、1 か月以内 3.1.4 システム運

用 26 廃棄 廃棄対象物リスト 本調達の契約期間

終了時 3.2 廃棄プロセス

27 ユーザビリテ

ィ及びアクセ

シビリティ等

に係るアドバ

イザリ業務

ガイドラインに即した運用状況の

報告書 年次 3.1.4 システム運

用 28 当省が指定する会議体における報

告事項等の取りまとめ資料 随時(必要に応じ

て) 3.1.4 システム運

用 29 アクセス解析に基づく定期報告 年次 3.1.4 システム運

用 30 アクセシビリ

ティチェック

及びチェック

結果の公表

アクセシビリティチェックリスト 年次 3.1.4 システム運

用 31 アクセシビリティチェック結果報

告書 年次 3.1.4 システム運

用 32 その他 廃棄結果証明書 本調達の契約期間

終了時 3.2 廃棄プロセス

33 プログラム等 ※プログラム・ソースコード、画

面・帳票の定義コード、データベ

ースの定義コード、各種コマンド、

スクリプトコード、テストツール、

移行ツール 等

改修時 1.2.4.12 取得者と

の調整 1.2.4.13 取得者へ

の支援 1.2.4.14 検証及び

妥当性確認の実施 1.2.4.15 取得者へ

の報告の準備 1.2.4.16 取得者の

設備視察の容認 1.2.4.17 品質保証

活動の実施 2.4.9 ソフトウ

ェア受入れ支援プ

ロセス

34 ネイティブコード ※プログラム・ソースコードを実

行可能な状態に変換したもの

改修時

35 各種定義ファイル等 ※環境構築で作成したツールのソ

ースコード、ネイティブコード、

実行環境、環境定義ファイルや、

アプリケーションプログラムを稼

働する上で必要となるコードテー

改修時

Page 54: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

53

項番 成果物名 納品期日 SLCP-JCF2013

のアクティビティ

ブル用のデータ 等 36 その他本調達に関して別途当省が

指示する資料、作業過程における

成果物等

随時

2 納品方法

受注者は、「表 3-11 納品方法」に記載された要件を遵守した上で、各成果物を納品

すること。 表 3-11 納品方法

項番 分類 要件

1 言語 成果物は、全て日本語で作成すること。ただし、日本国におい

ても、英字で表記されることが一般的な文言については、その

まま記載しても構わないものとする。 2 準拠すべき規格 用字・用語・記述符号の表記については、「公用文作成の要領

(昭和 27 年4月4日内閣閣甲第 16 号内閣官房長官依命通

知)」に準拠すること。 情報処理に関する用語の表記については、日本工業規格(JI

S)の規定に準拠すること。 3 納品形態 成果物は紙媒体及び電磁的記録媒体(CD-R等)により作成

し、当省から特別に示す場合を除き、原則紙媒体は正1部・副

2部、電磁的記録媒体は2部を納品すること。 紙媒体による納品について、用紙のサイズは、原則として日本

工業規格A列4番とするが、必要に応じて日本工業規格A列3

番を使用すること。また、バージョンアップ時等に差し替えが

可能なようにバインダ方式とすること。 電磁的記録媒体による納品について、MicrosoftWord2010 、

同 Excel2010 、同 PowerPoint2010 で読み込み可能な形式、

又は PDF 形式で作成し、納品すること。ただし、厚生労働省

が他の形式による提出を求める場合は、協議の上、これに応じ

ること。なお、受注者側で他の形式を用いて提出したいファイ

ルがある場合は、協議に応じるものとする。 4 セキュリティ対策 成果物が外部に不正に使用されたり、納品過程において改ざん

されたりすることのないよう、安全な納品方法を提案し、成果

物の情報セキュリティの確保に留意すること。 電磁的記録媒体により納品する場合は、不正プログラム対策ソ

フトウェアによる確認を行う等して、成果物に不正プログラム

が混入することのないよう、適切に対処すること。 5 留意事項 納品後、当省において改変が可能となるよう、図表等の元デー

タも併せて納品すること。 成果物の作成に当たって、特別なツールを使用する場合は、当

省の承認を得ること。

3 納品場所

原則として、成果物は次の場所において引き渡しを行うこと。ただし、当省が納品場

所を別途指示する場合はこの限りではない。

Page 55: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

54

〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 厚生労働省政策統括官付情報システム管理室 電話番号:03(5253)1111(内線:7420)

Page 56: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

55

第4章 満たすべき要件に関する事項

本調達の実施に当たっては、「要件定義書」の各要件を満たすこと。

Page 57: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

56

第5章 作業の実施体制・方法に関する事項

第1節 作業実施体制

1 全体体制

(1) 全体体制図 次期情報提供システムに携わる組織、事業者等を含めた全体体制図は、「図 5-1 全

体体制図」に示すとおりである。

図 5-1 全体体制図

(2) 役割分担、協議関係等

次期情報提供システムに携わる組織、事業者等の主な役割は、「表 5-1 組織、事

業者等の主な役割」に示すとおりである。

表 5-1 組織、事業者等の主な役割 項番 組織、事業者等 主な役割

PMO政策統括官付情報化担当参事官室

PJMO政策統括官付情報システム管理室

次期厚生労働省ネットワークシステム関係事業者

工程管理支援事業者

現行厚生労働省ネットワークシステム関係事業者

関係部局

統合対象システム管理組織(部局/事業者)

連携・個別システム管理組織

統合ネットワーク管理組織

次期情報提供システム事業者

(本調達の受注者)

次期統計処理システム事業者

次期端末・周辺機器等事業者

次期省内LANシステム事業者

現行厚生労働省ネットワークシステム事業者

現行端末・周辺機器等事業者

関係システム事業者

統合対象システム管理組織(事業者)

掲載業務を行う組織(部局)

大臣官房総務課広報室

Page 58: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

57

項番 組織、事業者等 主な役割

1 PJMO 政策統括官付情報

システム管理室 運営主体として設計・開発及び運用・保守に係る意思決定

及び最終承認を行う。 2 PMO 政策統括官付情報

政策担当参事官室 厚生労働省における業務・情報システムの統括・管理を行

う。また、設計・開発に係る成果物・計画及び運用・保守

に対するレビューを行う。 3 関係部局 大臣官房総務課広

報室 当省の広報戦略及び各種手引きやガイドラインの管理・運

用を行う。 4 掲載業務を行う組

織及び利用部局 次期情報提供システムのコンテンツマネジメントシステ

ム(CMS)等を利用し、コンテンツの企画やホームペー

ジへの掲載業務を行う。 5 統合対象システム

管理組織(部局/

事業者)

次期情報提供システムに統合を行う対象システムの責任

者として当省との設計・開発内容の仕様調整及び運用・保

守時の各種調整を行う。 なお、担当する部局については、「別紙1 統合対象シス

テム一覧」に示すとおりである。 6 連携・個別システ

ム管理組織 次期情報提供システムと連携するシステム又は次期情報

提供システムから利用されるシステム(個別システム)の

責任者として、当省との設計・開発内容の仕様調整及び運

用・保守時の各種調整を行う。 7 統合ネットワーク

管理組織 次期情報提供システムと統合ネットワークで連携する基

盤等に関する設計・開発内容の仕様調整及び運用・保守時

の各種調整を行う。なお、担当する部局は当省と同組織で

ある。 8 工程管理支援事業者 当省の運営支援として設計・開発に係る意思決定の支援を

行う。

9 次期厚生労

働省ネット

ワークシス

テム関係事

業者

次期情報提供シス

テム事業者(本調

達の受注者)

次期情報提供システムの設計・開発業務及び運用・保守業

務を実施する。

10 次期省内LAN事

業者 次期省内LANの設計・開発業務及び運用・保守業務を実

施する。次期端末・周辺機器事業者の体制を含め統括的に

管理を行う。 11 次期端末・周辺機

器事業者 次期情報提供システム、次期省内LAN等で利用する端

末、プリンタ及び周辺機器等の賃貸借及び保守を行う。運

用・保守工程においては、調達機器のハードウェア保守の

サービスを提供する。 12 次期統計処理シス

テム事業者 次期統計処理システムの設計・開発業務及び運用・保守業

務を実施する。 13 現行厚生労

働省ネット

ワークシス

テム関係事

業者

現行厚生労働省ネ

ットワークシステ

ム事業者

現行厚生労働省ネットワークシステムに係る運用業務を

実施している。受注者に対し、引継ぎ、情報提供及び移行

データ抽出及び提供等を行う。 14 現行端末・周辺機

器事業者 現行ネットワークシステムに係る端末、プリンタ及び周辺

機器等の賃貸借及び保守を行う。受注者に対し、引継ぎ、

情報提供及び移行データ抽出及び提供等を行う。

2 受注者の体制

(1) 設計・開発業務の作業実施体制 設計・開発業務における受注者の体制図は、「図 5-2 受注者内の設計・開発体制

Page 59: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

58

案」に示す案を想定している。また、受注者の体制図を構成する主なグループ、担当

者等の主な役割は、「表 5-2 主なグループ、担当者等の主な役割(設計・開発工程)」

に示す案を想定している。 これらの案を踏まえた上で、以下に示す事項に留意し、設計・開発業務における詳

細な体制図を提案すること。また、提案した体制図については、受注後、各種計画書

等に明記した上で、当省との調整・協議の上で承認を受けること。 当省が主催する合意形成及び仕様調整に係る会議体、対応するステークホルダ

ー及び担当する技術エリア等を踏まえ、適切な単位でグループを用意すること。 設計・開発と運用・保守の連続性確保のため、設計・開発業務で参画した要員

を継続して、運用・保守業務においても参画できるように最大限努めること。 各グループの管理者が管理する人数を踏まえ、適切な単位でグループを用意す

るとともに、それを補佐する要員を適切に配置すること。

図 5-2 受注者内の設計・開発体制案

表 5-2 主なグループ、担当者等の主な役割(設計・開発工程) 項番 グループ、担当者等 主な役割

1 プロジェクト全体管理責任

者 設計・開発業務、運用・保守業務、コンテンツ作成・掲載の遂

行に当たり、受注者として責任を持つ。 ※設計・開発業務を担う受注者の主たる組織・部門の責任者等

を想定。 2 設計・開発業務管理者 設計・開発業務の管理者として、当省に対し進捗状況、課題・

リスクの管理状況等の報告及び各種調整作業等を行う。 3 品質管理グループ 受注者内で第三者的な立場で品質管理を担う。確認可能な範囲

での欠陥除去及び設計の妥当性確認を実施し、再委託先が存在

する場合は、再委託先間の整合性・均質性についても担保する

ことに責任を持つ。

共有基盤系システム関連グループ

共有基盤系システム関連グループ

共有基盤系システム関連グループ

プロジェクト全体管理責任者

設計・開発業務管理者

厚生労働省ホームページ等情報提供システムグループ

●管理者・担当要員

都道府県労働局情報提供サイト集約化システムグループ

●管理者・担当要員

地方厚生局Webサーバーグループ

●管理者・担当要員

情報セキュリティ管理グループ

●情報セキュリティ責任者●上級セキュリティエンジニア・担当要員

品質管理グループ

●品質管理責任者●品質管理者・担当要員

共有基盤系システム関連グループ

海外感染症情報システムグループ

●管理者・担当要員

共有基盤系システム関連グループ

共有基盤システムグループ

●管理者・担当要員

Page 60: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

59

項番 グループ、担当者等 主な役割

4 品質管理責任者 設計・開発業務の遂行に当たり、品質管理における受注者とし

ての責任を持つ。 ※設計・開発業務を担う受注者の主たる組織・部門とは、別組

織(品質保証部門等)の責任者等を想定。 5 品質管理者 当該グループの管理者として、品質管理状況等に関する当省へ

の報告、各種調整作業等を行う。 6 情報セキュリティ管理グル

ープ 設計・開発業務の遂行に当たり受注者内の情報セキュリティ規

定に基づいて情報セキュリティ対策等を行うとともに、設計・

開発の実施結果について専門的な知見から情報セキュリティの

担保に責任を持つ。 7 情報セキュリテ

ィ責任者 設計・開発業務の遂行に当たり、情報セキュリティ管理におけ

る受注者として責任を持つ。 8 上級セキュリテ

ィエンジニア 情報セキュリティに関し専門的な知見を有し、本調達で提供す

るサービスに対する第三者的な知見からの評価・分析を行い情

報セキュリティの担保を行う。 ※受注者が再委託を行うセキュリティベンダー等の要員を想定

9 厚生労働省ホームページ等

情報提供システムグループ 厚生労働省ホームページ等情報提供システムの設計・開発業務

を行うためのグループ 10 都道府県労働局情報提供サ

イト集約化システムグルー

都道府県労働局情報提供サイト集約化システムの設計・開発業

務を行うためのグループ

11 地方厚生局Webサーバー

グループ 地方厚生局Webサーバーの設計・開発業務を行うためのグル

ープ 12 海外感染症情報システムグ

ループ 海外感染症情報システムの設計・開発業務を行うためのグルー

プ 13 共通基盤システムグループ 共通基盤システムの設計・開発業務を行うためのグループ

(2) 運用・保守業務の作業の実施体制

運用・保守業務における受注者の体制図は、「図 5-3 受注者内の運用・保守体制

案」に示す案を想定している。また、受注者の体制図を構成する主なグループ、担当

者等の主な役割は、「表 5-3 主なグループ、担当者等の主な役割(運用・保守工程)」

に示す案を想定している。 これらの案を踏まえた上で、以下に示す事項に留意し、設計・開発業務における詳

細な体制図を提案すること。また、提案した体制図については、受注後、各種計画書

等に明記した上で、当省との調整・協議の上で承認を受けること。 設計・開発工程における知見に基づき、適切な運用・保守を遂行するため、設

計・開発工程の経験を有する要員を主要なポストに配置すること。 情報セキュリティ管理チームは、運用グループ及び保守グループとは独立した

複数名の要員で構成すること。 本調達に係る「要件定義書」を参照し、運用・保守に係る適切な要員数の体制

を構築すること。 情報セキュリティインシデント等の緊急事態が発生した際に、迅速に行動を実

Page 61: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

60

施できるよう指揮命令系統を明確にすること。

図 5-3 受注者内の運用・保守体制案

表 5-3 主なグループ、担当者等の主な役割(運用・保守工程)

項番 グループ、担当者等 主な役割

1 プロジェクト全体管理責任

者 設計・開発業務、運用・保守業務、コンテンツ作成・掲載の遂行

に当たり、受注者として責任を持つ。 ※運用・保守業務を担う受注者の主たる組織・部門の責任者等を

想定。 2 運用・保守業務管理者 運用・保守業務の管理者として、当省に対し作業状況、課題・リ

スクの管理状況等の報告及び各種調整作業等を行う。 3 ITサービス管理グループ 受注者内で第三者的な立場で運用・保守で提供するサービス全般

の継続的な改善活動(PDSA)を担う。SLAに関するモニタ

リングの他、利用状況、ヘルプデスクの問合せ内容、満足度調査、

ITサービス財務管理等の状況等をモニタリング・分析し、それ

らの結果に対する改善提案等を実施する。 4 ITサービス管理

者 ITサービス管理グループの活動状況に対し、当省への報告及び

各種調整作業等を行う。 5 ユーザビリティ等

専門家 広報戦略視点とシステム視点の両面から情報提供システムの運

用に係る各種専門的な知見に基づくアドバイスを行う。 6 情報セキュリティ管理グル

ープ 運用・保守の遂行に当たり受注者内の情報セキュリティ規定に基

づいて情報セキュリティ対策等を行うとともに、運用・保守時に

共有基盤系システム関連グループ

共有基盤系システム関連グループ

プロジェクト全体管理責任者

運用・保守業務管理者

運用グループ

●管理者・担当要員

保守グループ

●管理者・担当要員

情報セキュリティ管理グループ

●情報セキュリティ責任者●上級セキュリティエンジニア・担当要員

ITサービス管理グループ

●ITサービス管理者・担当要員

●ユーザビリティ等専門家

Page 62: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

61

項番 グループ、担当者等 主な役割

発生した情報セキュリティインシデント等の初動対応を行う。ま

た、日々のセキュリティログ等の分析を行い、情報セキュリティ

インシデントの未然防止・早期検知等により、次期厚生労働省情

報提供システムの情報セキュリティの担保を行う。 7 情報セキュリティ

責任者 設計・開発業務の遂行に当たり、情報セキュリティ管理における

受注者として責任を持つ。 8 上級セキュリティ

エンジニア 情報セキュリティに関し専門的な知見を有し、情報セキュリティ

インシデント発生時の初動対応等の支援、情報セキュリティ管理

サービス等を用いたセキュリティ監視等の分析の支援を行う。 ※受注者が再委託を行うセキュリティベンダー等の要員を想定

9 運用グループ 運用業務を行うためのグループ。 10 保守グループ 賃貸借・保守業務を行うためのグループ。

(3) 受注者の体制に関する留意事項

本調達の履行に当たり、作業体制には、原則として契約期間を通して変更する

ことなく、チーム編成すること。ただし、当省の了承を得た場合は、この限り

ではない。また、本調達を遂行する上で適切なスキルを有する要員を十分な人

数、配置すること。 設計・開発業務において、プロジェクト全体管理責任者、設計・開発業務管理

者、品質管理者、各グループの管理者及び責任者について、再委託は認めない

こととする。 運用・保守業務において、プロジェクト全体管理責任者、運用・保守業務管理

者、ITサービス管理者、各グループの管理者及び責任者について、再委託は

認めないこととする。 スケジュールに対して作業遅延が発生し計画どおり履行できない、本調達仕様

書に示す要件や品質レベルを確保できない又は当省や各システムの関連事業

者等の関係先から複数の改善要請を受けた等、当省が業務遂行は困難であると

判断した場合、当省は受注者に対して改善を要求する。受注者は、当省の求め

る期日までに、発生している事象を時系列で整理し、改善を要求されている事

項の一次原因及び根本的原因を分析の上で、作業プロセスの変更、体制の増強

や要員の変更等の改善策を提示すること。当該改善策は、当省の了承を得て、

定めた期日までに確実に完遂すること。 第2節 管理体制

委託事業の実施に当たり、厚生労働省の意図しない変更が行われないことを保証

する管理が、一貫した品質保証体制の下でなされていること。また、当該品質保

証体制が書類等で確認できること。

Page 63: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

62

本システムに厚生労働省の意図しない変更が行われる等の不正が見つかった時

(不正が行われていると疑わしい時も含む)に、追跡調査や立入検査等、府省庁

と受注者が連携して原因を調査・排除できる体制を整備していること。また、当

該体制が書類等で確認できること。 当該管理体制を確認する際の参照情報として、資本関係・役員等の情報、委託事

業の実施場所、委託事業従事者の所属・専門性(情報セキュリティに係る資格・

研修実績等)・実績及び国籍に関する情報提供を行うこと。

第3節 作業要員に求める資格等の要件

体制を設けるに当たっては、「表 5-4 体制における役割及び要件」を満たす責任者を

中心に配置すること。

表 5-4 体制における役割及び要件 項番 役割 要件

1 プロジェクト全体管理

責任者 本プロジェクト全体の管理を行う責任者は、以下の要件を満たすこ

と。 本調達におけるプロジェクト管理者の役割と同等の役割を担

当した経験を 5 年以上有すること。 本調達と同等規模(約 10 万ページのWebページを保有する

ホームページ)以上の情報提供システムの設計・開発等業務

において、プロジェクト管理者を担当した経験を有すること。 プロジェクトマネジメントに関する以下のいずれかの資格又

はこれに準ずる公的な資格を有するか、若しくはITスキル

標準(ITSS)V3 2011 のプロジェクトマネジメント(ネ

ットワークサービス)において、レベル 5 以上の能力を有す

ること。 経済産業省(旧通商産業省)情報処理技術者試験のプロ

ジェクトマネージャ(PM) 技術士(情報工学部門) 技術士(総合技術監理部門(情報工学を選択科目とする

者)) プロジェクトマネジメント協会(PMI)が認定するP

MP(Project Management Professional) 2 設計・開発業務管理者 本プロジェクトの設計・開発業務の管理を行う管理者は、以下の要

件を満たすこと。 本調達と同等規模(約 10 万ページのWebページを保有する

ホームページ)以上の情報提供システム又は1万ページ以上

のアクセシビリティ対応に係るプロジェクトの設計及び構築

の管理実績を有すること。 広報業務の知見及びシステムの切替え、データ移行等の管理

実績を有すること。 以下のいずれかに該当すること。

経済産業省(旧通商産業省)情報処理技術者試験のシス

テムアーキテクト(SA)の合格者 経済産業省(旧通商産業省)情報処理技術者試験のネッ

Page 64: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

63

項番 役割 要件

トワークスペシャリスト(NW)、データベーススペシ

ャリスト(DB)、又は、情報セキュリティスペシャリ

スト(SC)のいずれかの合格者 上記試験合格者・資格保有者等と同様の能力を有するこ

とが、経歴等において、明らかな者 3 運用・保守業務管理者 本プロジェクトの運用・保守業務の管理を行う管理者は、以下の要

件を満たすこと。 本調達と同等規模(約 10 万ページのWebページを保有する

ホームページ)以上の情報提供システムの運用において、運

用管理者を担当した経験を有すること。 システム運用に関する以下のいずれかの資格又はこれに準ず

る公的な資格を有するか、若しくはITスキル標準(ITS

S)V3 2011 のITサービスマネジメント(運用管理)にお

いて、レベル 5 以上の能力を有すること。 経済産業省(旧通商産業省)情報処理技術者試験のIT

サービスマネージャ(SM) ITILv2 のプラクティショナ以上 ITILv3 のインターミディエイト以上 ITIL2011 のインターミディエイト以上

4 情報セキュリティ責任

者 本プロジェクトのセキュリティ管理を行う責任者は、以下の要件を

満たすこと。 セキュリティに関する企画、実施、運用、及び分析の全ての

段階で、物理的観点、人的観点、及び技術的観点から、情報

セキュリティを保つための施策を計画・実施し、その結果に

関する評価を行った実績を有すること。 以下のいずれかに該当すること。

経済産業省(旧通商産業省)情報処理技術者試験のシス

テム監査技術者(AU)の合格者 経済産業省(旧通商産業省)情報処理技術者試験の情報

セキュリティスペシャリスト(SC)の合格者 特定非営利活動法人日本システム監査人協会(SAA

J)が認定する公認情報システム監査人(CSA)の資

格保有者 情報システムコントロール協会(ISACA)が認定す

る公認情報システム監査人(CISA)の資格保有者 CompTIAのSecurity+の資格保有者 International Information Systems Security

Certification Consortium が 認定するセキュリティプ

ロフェッショナル認証資格(CISSP)の資格保有者 上記のいずれかの試験合格者・資格保有者等と同様の能

力を有することが、経歴等において、明らかな者 5 ユーザビリティ及びア

クセシビリティ専門家 本プロジェクトのユーザビリティ及びアクセシビリティに係るア

ドバイザリ業務を行う専門家は、以下の要件を満たすこと。 主に広報戦略視点とシステム視点の両面の知見を有し、5 年

以上の情報提供システムにおいてプロジェクト責任者レベル

で業務を遂行した経験を有すること。 当省大臣官房総務課広報室、政策統括官付情報システム管理

室等との調整に当たって、円滑なコミュニケーション能力を

有すること。 「みんなの公共サイト運用ガイドライン」(総務省)、「W

ebサイトガイド」(内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦

略室)、「JIS X 8341-3:2016」に関する知識及び「JI

Page 65: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

64

項番 役割 要件

S X 8341-3」に対応した実装経験を有すること。 アクセス解析サービスに関する知識があること。 ウェブ解析士協会が認定する上級ウェブ解析士の資格保有者

又は同等の知識を有すること。

第4節 作業場所

本調達の作業に必要な作業場所、設備、備品及び消耗品等(以下、「作業場所等」とい

う。)について、当省が提供する作業場所等を「表 5-5 作業場所等」に示す。 「表 5-5 作業場所等」に示された作業場所等の使用において、使用時期及び時間帯

並びに使用人数等については、当省と協議の上決定した上で、当省の必要な規定の手続

きを実施し承認を受けること。なお、「表 5-5 作業場所等」に示された作業場所等以外

に必要な、作業場所、設備、什器備品、諸経費及び交通費は受注者の負担とする。 また、受注者が準備する作業場所は、当省による現地確認を可能とし、当省が緊急招

集した場合は、2時間以内に当省5号館へ参集できる場所であること。

表 5-5 作業場所等 項番 分類 作業場所等

1 設計・開発等業務 各種会議の開催場所(当省を想定) 総合テスト、受入テスト及び移行時の臨時作業場所 各種研修時の実施場所及びプロジェクタ 事前に当省と協議し、承認を得た場所

2 運用・保守等業務 各種会議の開催場所(当省を想定) 各種研修時の実施場所及びプロジェクタ 運用業務に必要となる常駐場所(厚生労働省本庁舎内の居室)

及び内線用電話 事前に当省と協議し、承認を得た場所

第5節 作業の管理に関する要領

1 基本事項

(1) 設計・開発業務 受注者は、設計・開発実施計画書、設計・開発実施要領等に基づき、設計・開発等

業務に係る文書管理、コミュニケーション管理、体制管理、工程管理、品質管理、リ

スク管理、課題管理、システム構成管理、変更管理、情報セキュリティ対策、是正処

置等を行うこと。また、品質管理においては、受注者内の品質マネジメントシステム

に基づいて、品質の向上を図るとともに、情報セキュリティ対策においては、情報セ

キュリティ管理計画書に基づいて、情報セキュリティの確保を図ること。

Page 66: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

65

(2) 運用・保守業務 受注者は、運用設計書、運用計画書、運用実施要領等に基づき、運用業務に係るコ

ミュニケーション管理、体制管理、作業管理、リスク管理、課題管理、システム構成

管理、変更管理、情報セキュリティ対策、是正処置等を行うとともに、保守作業計画

書、保守実施要領等に基づき、賃貸借(保守業務を含む)に係るコミュニケーション

管理、体制管理、作業管理、リスク管理、課題管理、システム構成管理、変更管理、

情報セキュリティ対策、是正処置等を行うこと。 また、ITサービスマネジメントにおいては、受注者内のITサービスマネジメン

トシステムに基づいて、ITサービスの向上を図るとともに、情報セキュリティ対策

においては、情報セキュリティ管理計画書に基づいて、情報セキュリティの確保を図

ること。

2 作業の管理に関する要領

(1) 会議体 受注者は、プロジェクト関連情報の作成、共有及び蓄積等に関する基準を定め、本

プロジェクトの全参画者がその基準に従い、円滑かつ効率的なコミュニケーションを

行うことを目的とする会議体を設けること。特に、次期情報提供システムにおいては、

多岐にわたる関係部課室との合意形成に至るまでの会議及び情報伝達を効果的かつ

効率的に実施することが重要となる。また、担当者の異動・変更に際しては、確実に

経緯を踏まえた関連情報の引継ぎを行う観点から、以下に示す業務内容を実施するこ

と。 コミュニケーション管理に会議体に関する文書を策定し、当省の承認を受ける

こと。なお、会議体の目的、開催頻度、対象者等を明確にすること。 策定したコミュニケーション管理計画に基づき、各作業工程における各種作業

に関する打ち合わせ、成果物等のレビュー、進捗確認、及び課題共有等を行う

ために、当省とのプロジェクト会議を開催すること。「表 5-6 会議体一覧」

に、設計・開発業務及び運用・保守業務で開催を想定している会議体を示す。 受注者は、当省が本調達に係る関係部局等との合意形成を行うために主催する

会議において、受注者に対し出席、説明又は資料の作成等を当省より要請した

場合は、可能な限り各成果物を利用する等により適切に対応すること。

表 5-6 会議体一覧 項番 役務 会議体 報告内容 主催者 開催頻度

1 設計・開発 プロジェクトキ

ックオフ会議 本調達の受注者が、当省及び関

係者に本調達に係るプロジェク

ト計画書及び設計・開発実施計

本 調 達 の

受注者 プロジェク

ト開始時

Page 67: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

66

項番 役務 会議体 報告内容 主催者 開催頻度

画書の内容を報告する。 2 全体進捗管理会

議 本調達の受注者及び関連する他

の調達事業者が当省及び関係者

に各工程の進捗状況や重大な問

題・課題に関する対応状況等を

報告する。

当 省 及 び

工 程 管 理

支 援 事 業

月次

3 定例進捗会議 本調達の受注者が、当省及び関

係者に設計・開発の進捗状況、

課題管理、リスク管理、品質管

理等のプロジェクト管理全般の

対応状況を報告する。

本 調 達 の

受注者 週次

4 移行検討会議 本調達の受注者が、移行作業に

関係する部局、関連するシステ

ム、他調達事業者等に対して個

別に調整・検討を行う。

本 調 達 の

受注者 必要に応じ

て随時

5 個別検討会議 本調達の受注者が、当省及び関

係する部局、関連するシステム、

他調達事業者等に対して個別に

調整・検討を行う。

本 調 達 の

受注者 必要に応じ

て随時

6 工程完了判定会

議 本調達の受注者が、当省及び関

係者に各工程の作業状況や主要

な問題・課題に関する対応状況

等を報告し、次工程への着手可

否の判定を行う。

本 調 達 の

受注者 各工程完了

7 運用・保守 定期運用会議 本調達の受注者が、運用・保守

作業報告書に記載した報告を行

う。

本 調 達 の

受注者 月次

プロジェクト会議の体系、開催するタイミング及び頻度については、各作業工

程の特徴及び状況等を鑑みて当省と協議の上、必要に応じて変更すること。 当省から要請がある場合、又は当省との協議が必要な事案が発生した場合には、

臨時のプロジェクト会議を随時開催すること。 当省と打ち合わせ等を実施する場合においては、文書により説明等を行うこと。 当省へ報告する全ての内容について、根拠を明示するように努めること。 各会議が開催される都度、全出席者に内容の確認を行った上で、原則、2開庁

日以内に議事録を提示し、当省の承認を受けること。

(2) コミュニケーション管理 本プロジェクトに携わる関係者間のコミュニケーションの円滑化、認識相違の防止

を目的として、以下の作業を行うこと。 設計・開発実施計画書の一部として、プロジェクト管理情報の作成、共有、蓄

積等のルールや本プロジェクトの意思決定プロセス等のコミュニケーション

管理計画を定義し、当省の承認を受けること。

Page 68: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

67

各会議体のアジェンダ、提示するドキュメント、会議参加者、報告の締日、開

催日等を定めること。 本調達において作成する文書の種類別に配布先を定めること。 会議開催に当たっては、会議開催要領(日程・場所・議題)を事前に共有する

こと。 会議に使用する資料は、原則1開庁日前までに事前送付すること。また、事後

に電子ファイルの共有を行うこと。 会議終了後、2開庁日以内に議事録を作成し、当省及び工程管理支援事業者に

よる内容確認を受けること。 連絡はメールのやり取りを基本とする。ただし、重要度や緊急度が高いものに

関しては電話でのフォローを行うこと。 添付ファイルをメールで送信する場合は、公開情報を除き原則としてパスワー

ドを付与すること。

(3) 進捗管理 設計・開発実施計画書の附属文書として、プロジェクト全体(全工程)の作業

内容とスケジュールを示す大日程計画、チーム単位の作業内容やスケジュール

を示す中日程計画、個人レベルの作業内容とスケジュールである小日程計画を

作成すること。また、本調達を実施するために必要な作業を整理し、レビュー、

承認の期間及び関係者等との協議期間を考慮してWBSを作成すること。WB

Sには作業項目を付番し、体系的に管理すること。 マイルストーンについて、以下に例を示す、当省と進捗状況を的確に共有が必

要なポイントに設定すること。 工程の開始や終了 重要な成果物の説明及び完了 多くの作業が集約されるポイント 連携、統合するシステムとの接続点

WBSは、一定の管理単位で作業を階層化し、スケジュールや作業の順序関係、

マイルストーンとの関係に不整合が生じないように、タスクを詳細化すること。

タスクごとに作業内容、成果物、開始予定日、完了予定日、開始条件及び終了

条件を明確にすること。 タスクの詳細化は各工程開始前に実施し、具体的な進捗状況及び投入実績値を

把握可能な単位まで詳細化すること。詳細化の目安として、最小のタスクを 5日程度まで詳細化すること。

タスク間の関係を整理し、作業のクリティカルパスを明示すること。 当省と作業状況を共有するために、進捗状況の整理・分析、進捗報告資料の作

Page 69: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

68

成、報告といった一連の進捗管理プロセスを定義し、当省の承認を受けること。 作業の進捗や経過日数の実績を分析し、進捗状況に問題等が発生していないか

を確認すること。 開始予定日、完了予定日を超過したタスクについて、前提、後続タスク、余裕

日数を踏まえ、原因と対応策、プロジェクト全体への影響を調査し、適切な対

策を講じること。 WBSのタスクに対する進捗報告資料を作成し、定例進捗会議で報告すること。

この際、各タスクの進捗率、計画と実績の差異、遅延の予見及び回避策を報告

に含めること。また、計画と実績の差異についてはガントチャートやイナズマ

線を利用して可視化した上で提示すること。 WBSに変更が生じた場合は、当省の承認を得た上で、変更を行うこと。

(4) 品質管理

業務内容の実現に向けて、納品成果物が求める品質を確保しているかを把握するこ

とを目的として、以下のとおり品質管理を実施すること。 納品成果物の品質担保に向けて、設計・開発実施計画書の一部として品質管理

計画の策定、成果物作成、受注事業者内レビュー、当省のレビュー、品質分析、

品質報告を含む一連の品質管理プロセスを定義し、当省の承認を受けること。

なお、品質管理計画策定に係る計画段階、定常的な品質管理を行う実行段階、

品質担保の最終的な確認を行う工程完了段階ごとに、品質管理プロセスを定義

すること。 品質管理責任者を含む品質管理体制を整備すること。 当省のレビューを受ける場合は、受注者がドキュメント作成に要した時間の

20%程度はレビュー時間として確保できるように努めること。 納品成果物に対する受注者内のレビューは、複数回(チームリーダと承認者等

が)実施すること。 納品成果物に対しては、以下に示す成果物品質等に関する品質基準を設けるこ

ととし、「表 5-7 品質管理に係る定量的な管理指標の例」に示す例を参照し

受注者の開発方法論を加味し、定量的に品質を可視化できるような管理指標を

検討すること。なお、品質の達成水準については、品質管理報告書として当省

に報告すること。 「要件定義書」及び設計書とテスト計画書の整合性・網羅性担保 開発及びテスト実施におけるプログラム品質担保 システム・データ移行における移行結果の網羅性・完全性担保 教育関連の成果物と「要件定義書」及び設計書の整合性確保、使い勝手(判

断しやすさ・分かりやすさ)、理解度確保

Page 70: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

69

「要件定義書」及び設計書と運用及び保守に係る計画書等の整合性・網羅

性担保

表 5-7 品質管理に係る定量的な管理指標の例 項番 工程 管理指標 単位 説明

1 要件確認 要件確認完了率 % 総要求仕様数に対して実施可否判断をした要

求仕様の割合。100%とすること。 2 設計工程 機能充足率 % 総要求仕様数に対する基本設計に反映された

要求仕様の割合。要件確認の実施の可否判断で

可となった仕様については 100%とすること。 3 指摘対策率 % 総指摘数に対する対策済みの指摘数の割合。

100%とすること。 4 レビュー密度 人・時 /ペ

ージ レビュー対象ドキュメント1ページ当たりの

レビュー工数。 5 バグ密度 件/ページ レビュー対象ドキュメント1ページ当たりの

バグ件数。 6 テスト工程 テスト密度 件/Kstep プログラム1Kstep 当たりのテスト項目件数。 7 バグ密度 件/Kstep プログラム1Kstep 当たりの摘出されたバグ

件数。

(5) 課題管理

コスト、スケジュール、品質、セキュリティに影響を及ぼす事項を特定し、対応策

の検討、対応担当者及び期限の明確化、課題解決及び報告を適切に行うことを目的と

して、以下のとおり課題管理を実施すること。 当省と課題の状況を共有するために、「設計・開発実施計画書」の一部として

課題の起票、検討、対応及び承認といった一連の課題管理プロセスを定義し、

当省の承認を受けること。 課題管理に当たり、以下の内容を「課題管理表」にまとめ、一元的に管理する

こと。 発生日 発生工程 区分(課題/ToDo) 課題内容 影響度 優先度 対応方法 対応状況/対応結果 担当者 対応期限

課題の早期発見に努め、迅速にその解決に取り組むこと。

Page 71: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

70

リスク管理の中で発生・顕在化したリスクを課題管理に移管して管理する他、

進捗管理や品質管理の中で識別した課題等、他の管理プロセスの中で適宜課題

を検知し、本管理プロセスの中で漏れがないよう適切に管理すること 対応状況を定期的に監視及び報告し、解決を促す仕組みを確立すること。対応

期限超過時の対応(エスカレーション等)を定義すること。 課題については、定例進捗会議で当省に適宜対応状況・対応結果の報告を行う

こと。

(6) リスク管理 コスト、スケジュール、品質、セキュリティに影響を及ぼし得る未発生の課題をリ

スクとして洗い出し、適切に管理することを目的として、以下のとおりリスク管理を

実施すること。 当省とリスクの状況を共有するために、「設計・開発実施計画書」の一部とし

て、リスク抽出、定量的/定性的分析、対応策の検討、対応及び承認といった一

連のリスク管理プロセスを定義し、当省の承認を受けること。 リスク管理に当たり、以下の内容を「リスク管理表」にまとめ、一元的に管理

すること。 発生日 発生工程 リスク内容 影響度 発生確率 対応方針(回避、低減、移転、保有) 対応方法 対応状況/対応結果 担当者 対応期限

定期的にリスク分析を行ってリスクの早期発見に努めるとともに、各リスクの

対応方針立案及び対応を行うこと。 リスク管理の中でリスクが顕在化したことが明らかになった場合は、課題管理

に移管して管理すること。 リスクについては、定例進捗会議で当省に適宜発生状況、対応状況等の報告を

行うこと。

(7) 変更管理 変更要求が発生した場合に変更点を明確にし、記録文書として残すことを目的とし

Page 72: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

71

て、以下のとおり変更管理を実施すること。 「設計・開発実施計画書」の一部として変更要求の発生、「変更連絡票」の起

票、影響分析、変更実施、変更結果の確認及び承認等の一連の変更管理プロセ

スを定義し、当省の承認を受けること。 設計確定後に明らかとなった変更要求について、その影響度及び重要度を分析

し、当省と協議の上で対応策を決定すること。 変更要求の内容、影響度、重要度、対応策、対応時期、対応結果等を「変更管

理表」として取りまとめて管理し報告すること。 文書・プログラムの変更時においては、管理プロセスに従って、変更日、変更

内容、バージョン等の変更履歴を残し、関係者が常に最新の同一文書・プログ

ラムに基づいて作業を行うことができるようにすること。 運用・保守工程における変更管理については「要件定義書」の「第3章 第1

6節 運用に関する事項」を参照すること。

(8) 文書管理 設計・開発実施計画書の一部として納品成果物並びにその中間報告の関連ドキュメ

ントを効率的に管理し、変更履歴を把握し、最新情報の共有を図ることを目的として

「文書一覧」を作成し文書管理を実施すること。 文書を分類識別するために、納品成果物は採番規則を定め文書番号を付番すること。

文書番号には作成・更新年月日を含めること。また、承認を受けた納品成果物を改定

する際には修正履歴(変更内容、修正者、修正日)を記録すること。 資料を提供、返却する時以外には、資料の持ち出しを禁止する。紙媒体及び電子媒

体は、本調達関係者以外はアクセス不可能な安全な場所で一元管理すること。

(9) 構成管理 本システムの整合性を維持し、プロジェクト環境の変更等を管理することを目的と

し、構成管理を実施すること。 構成管理対象(ソフトウェア、ネットワーク、設計書等)を特定し、管理レベル(参

照権限及び更新権限、保存方法及び保存期間等)を定めること。 「設計・開発実施計画書」の一部として構成管理対象について、変更依頼、影響分

析、承認及び作業等の一連の構成管理プロセスを定義し、当省の承認を受けること。 なお、運用・保守工程における構成管理については「要件定義書」の「第3章 第

16節 運用に関する事項」を参照すること。

Page 73: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

72

第6章 作業の実施に当たっての遵守事項

第1節 機密保持、資料の取扱い

受注者は、受注業務の実施の過程で当省が開示した情報(公知の情報を除く。以下同

じ。)、他の受注者が提示した情報及び受注者が作成した情報を、本受注業務の目的以外

に使用又は第三者に開示若しくは漏えいしてはならないものとし、そのために必要な措

置を講ずること。 受注者は、本受注業務を実施するに当たり、当省から入手した資料等については管理

台帳等により適切に管理し、かつ、以下の事項に従うこと。 複製はしないこと。 業務に必要がなくなり次第、速やかに当省に返却すること。 受注業務完了後、上記に記載される情報を削除又は返却し、受注者において該当

情報を保持しないことを誓約する旨の書類を当省へ提出すること。

機密保持及び資料の取扱いについて、適切な措置が講じられていることを確認するた

め、当省が遵守状況の報告や実地調査を求めた場合には応じること。

第2節 遵守する法令等

1 法令等の遵守

受注者は、「政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準群」、「厚生労働省情報

セキュリティポリシー」及び「情報セキュリティ対策実施手順書」の最新版を遵守する

こと。なお、「厚生労働省情報セキュリティポリシー」は非公表であるが、「政府機関の

情報セキュリティ対策のための統一基準群」に準拠しているので、必要に応じ参照する

こと。「厚生労働省情報セキュリティポリシー」の開示については、契約締結後、受注者

が当省に守秘義務の誓約書を提出した際に開示する。「情報セキュリティ対策実施手順書」

については、入札期間中に閲覧資料として提示する。 受注業務の実施において、現行システムの設計書等を参照する必要がある場合は、作

業方法等について当省の指示に従い、秘密保持契約を締結する等した上で、作業するこ

と。 受注者は、受注業務の実施において、民法、刑法、著作権法、不正アクセス行為の禁

止等に関する法律、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律等の関連する法令

等を遵守すること。 2 その他文書、標準への準拠

受注者は、「表 6-1 準拠すべき文書等」に示す内容を参照、遵守すること。

Page 74: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

73

表 6-1 準拠すべき文書等

項番 分類 要件

1 プロジェクト計画書 受注者は、本調達案件の業務遂行に当たっては、当省が定めるプロ

ジェクト計画書との整合を確保して、作業を行うこと。 2 プロジェクト管理要領 受注者は、本調達案件の業務の管理に当たっては、当省が定めるプ

ロジェクト管理要領との整合を確保して行うこと。 3 その他 受注者は、以下に示す文書、ガイドライン等にも準拠して、各種作

業を進めること。 政府情報システムの整備及び管理に関する標準ガイドライン

及びその手引き等 「高度サイバー攻撃対処のためのリスク評価等のガイドライ

ン」 「高度標的型攻撃」対策に向けたシステム設計ガイド

3 情報セキュリティ管理

受注者は、以下を含む情報セキュリティ対策を実施すること。また、その実施内容及

び管理体制についてまとめた「情報セキュリティ管理計画書」を提出すること。 厚生労働省から提供する情報の目的外利用を禁止すること。 本調達の実施に当たり、受注者又はその従業員、本調達の役務の内容の一部を再

委託する先、若しくはその他の者による意図せざる不正な変更が情報システムの

ハードウェアやソフトウェア等に加えられないための管理体制が整備されている

こと。 受注者の資本関係・役員等の情報、本調達の実施場所、本調達従事者の所属・専

門性(情報セキュリティに係る資格・研修実績等)・実績及び国籍に関する情報提

供を行うこと。 情報セキュリティインシデントへの対処方法が確立されていること。 情報セキュリティ対策その他の契約の履行状況を定期的に確認し、当省へ報告す

ること。 情報セキュリティ対策の履行が不十分である場合、速やかに改善策を提出し、当

省の承認を受けた上で実施すること。 当省が求めた場合に、速やかに情報セキュリティ監査を受入れること。 本調達の役務内容を一部再委託する場合は、再委託されることにより生ずる脅威

に対して情報セキュリティが十分に確保されるように情報セキュリティ管理計画

書に記載された措置の実施を担保すること。 当省から要保護情報を受領する場合は、情報セキュリティに配慮した受領方法に

て行うこと。 当省から受領した要保護情報が不要になった場合は、これを確実に返却、又は抹

消し、書面にて報告すること。

Page 75: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

74

本調達において、情報セキュリティインシデントの発生又は情報の目的外利用等

を認知した場合は、速やかに当省に報告すること。

Page 76: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

75

第7章 成果物の取扱いに関する事項

第1節 知的財産権の帰属

本調達に係り作成・変更・更新されるドキュメント類及びプログラムの著作権(著作

権法第21条から第28条までに定める全ての権利を含む。)は、受注者が調達の情報

システム開発の従前から権利を保有していた等の明確な理由により、あらかじめ提案

書にて権利譲渡不可能と示されたもの以外、当省が所有する現有資産を移行等して発

生した権利を含めて全て当省に帰属するものとすること。

当省は、納品された当該プログラムの複製物を、著作権法第47条の3の規定に基づ

き、複製、翻案すること及び当該作業を第三者に委託し、当該者に行わせることがで

きるものとする。

本調達に係り発生した権利については、受注者は著作者人格権を行使しないものとす

ること。

本調達に係り発生した権利については、今後、二次的著作物が作成された場合等であ

っても、受注者は原著作物の著作権者としての権利を行使しないものとすること。

本調達に係り作成・変更・修正されるドキュメント類及びプログラム等に第三者が権

利を有する著作物(以下、「既存著作物等」という。)が含まれる場合、受注者は当該

既存著作物の使用に必要な費用負担や使用許諾契約等に係る一切の手続きを行うこと。

この場合、受注者は、事前に当該既存著作物の内容について厚生労働省の承認を得る

こととし、当省は、既存著作物等について当該許諾条件の範囲で使用するものとする。 本調達に係り第三者との間に著作権に係る権利侵害の紛争が生じた場合には、当該紛

争の原因が専ら当省の責めに帰す場合を除き、受注者の責任、負担において一切を処

理すること。この場合、当省は係る紛争の事実を知ったときは、受注者に通知し、必

要な範囲で訴訟上の防衛を受注者に委ねる等の協力措置を講ずる。

第2節 瑕疵担保責任

受注者は、本調達について検収を行った日を起算日として 1年間、成果物に対する瑕

疵担保責任を負うものとする。その期間内において瑕疵があることが判明した場合に

は、その瑕疵が当省の指示によって生じた場合を除き(ただし、受注者がその指示が

不適当であることを知りながら、又は過失により知らずに告げなかったときはこの限

りでない。)、受注者の責任及び負担において速やかに修正等を行い、指定された日時

までに再度納品するものとする。なお、修正方法等については事前に当省の承認を得

てから着手するとともに、修正結果等についても当省の承認を受けること。 前項の瑕疵担保期間経過後であっても、成果物等の瑕疵が受注者の故意又は重大な過

Page 77: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

76

失に基づく場合は、本調達について検収を行った日を起算日として、運用・保守及び

機器等の賃貸借に係る期間はその責任を負うものとする。 当省は、前各項の場合において、瑕疵の修正等に代えて、当該瑕疵により通常生ずべ

き損害に対する賠償の請求を行うことができるものとする。また、瑕疵を修正しても

なお生じる損害に対しても同様とする。

第3節 検収

本調達仕様書の「第3章 第2節 1 成果物」に記載の対象成果物、納品期日等に

則って、成果物を提出すること。その際、当省の指示により、別途品質保証が確認で

きる資料を作成し、成果物と併せて提出すること。 検査の結果、成果物の全部又は一部に不合格品を生じた場合には、受注者は直ちに引

き取り、必要な修復を行った後、指定した日時までに修正が反映された全ての成果物

を納品すること。 本調達仕様書の「第3章 第2節 1 成果物」に依る以外にも、必要に応じて成果

物の提出を求める場合があるので、作成資料は常に管理し、最新状態に保っておくこ

と。

Page 78: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

77

第8章 入札参加資格に関する事項

第1節 入札参加要件

1 公的な資格や認証等の取得

品質管理体制についてISO9001:2008、ISO9001:2015、組織としての能力成

熟度についてCMMI レベル 3 以上のうち、いずれかの認証を受けていること。 プライバシーマーク付与認定、ISO/IEC27001 認証(国際標準規格)、JI

S Q 27001 認証(日本工業標準規格)のうち、いずれかを取得していること。 当省が緊急招集した場合に2時間以内に参集できることを証明する書面を入札前

に提出すること(様式任意)。

2 受注実績

応札希望者は、以下に示す受注実績を有していること。 本調達と同等規模(約 10 万ページのWebページを保有するホームページ)以上

の情報提供システムの更改において、設計・開発等業務及び運用業務を実施した

経験を有していること。 本調達と同等規模(約 10 万ページのWebページを保有するホームページ)以上

の情報提供システムの更改において、外部クラウドサービス環境を活用した情報

基盤の設計・開発等業務及び運用業務を実施した経験を有していること。

3 共同提案

複数の事業者が共同提案する場合、その中から全体の意思決定、運営管理等に責

任を持つ共同提案の代表者を定めるとともに、本代表者が本調達に対する入札を

行うこと。 共同提案を構成する事業者間においては、その結成、運営等について協定を締結

し、業務の遂行に当たっては、代表者を中心に、各事業者が協力して行うこと。

事業者間の調整事項、トラブル等の発生に際しては、その当事者となる当該事業

者間で解決すること。また、解散後の瑕疵担保責任に関しても協定の内容に含め

ること。 共同提案を構成する全ての事業者は、本入札への単独提案又は他の共同提案への

参加を行っていないこと。 共同提案を構成する全ての事業者は、本節の「1 公的な資格や認証等の取得」

の条件を満たし、かつ本調達仕様書の「第8章 第2節 入札制限」に記載する

事業者に該当しないこと。 共同事業体として、本節の「2 受注実績」を満たすこと。

Page 79: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

78

第2節 入札制限

本調達においては、透明性及び公正性を確保するため、以下に示す事業者及びこの事

業者の「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和 38 年 11 月 27 日大

蔵省令第 59 号)第 8 条に規定する親会社及び子会社、同一の親会社を持つ会社並びに委

託先事業者等の緊密な利害関係を有する事業者は、入札に参加できない。また、当該入

札の受注者の再委託先となることもできない。 入札公告時点における前年度及び今年度の厚生労働省全体管理組織(PMO)の支援業

務の受注事業者。 当省が平成 27 年度に調達した、「厚生労働省ネットワークシステムの更改に係る調達

支援業務及び工程管理支援業務」の受注事業者及び関連事業者。

Page 80: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

79

第9章 再委託に関する事項

第1節 再委託の制限及び再委託を認める場合の条件

受注者は、受注業務の全部又は受注業務における総合的な企画及び判断並びに業務遂

行管理部分を第三者に再委託することはできない。 受注者は、再委託先の資本関係・役員等の情報、業務の実施場所、作業要員の所属・

専門性(情報セキュリティに係る資格・研修実績等)・実績・国籍等に関する情報の提

供を行うとともに、再委託事業に対して意図せざる変更が加えられないための十分な

管理体制がとられることを報告し、係る管理体制について当省の確認(立入調査)を

随時受け入れること。 受注者は、知的財産権、情報セキュリティ(機密保持及び遵守事項)、ガバナンス等に

関して本調達仕様書が定める受注者の責務を再委託先事業者も負うよう、必要な処置

を実施し、当省に報告し、承認を受けること。 なお、第三者に再委託する場合は、その最終的な責任を受注者が負うこと。 また、受注者が再委託する事業者は、本調達仕様書の「第8章 第2節 入札制限」

に挙げる事業者及びこの関連会社でないこと。

第2節 承認手続

受注者は、受注業務の一部を再委託する場合は、あらかじめ再委託の相手方を含めた

管理体制等を記載した本調達仕様書の「第6章 第2節 3 情報セキュリティ管理」

に基づく「情報セキュリティ管理計画書」を当省に提出し、承認を受けること。また、

再委託の相手方から更に第三者に委託が行われる場合においても同様とする。 なお、再委託の相手方の変更等を行う必要が生じた場合は、「再委託に係る変更承認申

請書」を当省に提出し、承認を受けること。

第3節 再委託先の契約違反等

再委託先において、本調達仕様書に定める事項に関する義務違反又は義務を怠った場

合には、受注者が一切の責任を負うとともに、当省は、当該再委託先への再委託の中止

を請求することができる。

Page 81: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

80

第10章 その他特記事項

第1節 前提条件及び制約条件

本調達仕様書は、受注者に業務遂行を求める最低限の基準を示したものである。した

がって、本調達仕様書に記載していない事項であっても、本調達に必要と認められる

事項は、当省と協議の上、これを行うこと。 本件受注後に本調達仕様書(「要件定義書」を含む)の内容の一部について変更を行お

うとする場合、その変更の内容、理由等を明記した書面をもって当省に申し入れを行

うこと。双方の協議において、その変更内容が軽微(委託料、納期に影響を及ぼさな

い)かつ許容できると判断された場合は、変更の内容、理由等を明記した書面に双方

が記名捺印することによって変更を確定する。 受注者は、業務の遂行に当たり、当省の作業負荷等を十分考慮すること。 受注者のプロジェクト管理者は、業務の円滑な運営を図るため、当省との連絡を密に

して業務を遂行すること。 当省から貸し出された資料又は支給を受けた物品等については、善良なる管理者の注

意をもって保管及び管理するものとし、紛失又は破損の場合は直ちに当省に報告し、

当省の指示に従って措置を講ずること。 受注者は、常に作業場所を整理・整頓し、安全に留意して事故の防止に努めるととも

に、労働基準法、労働安全衛生法等を遵守して安全の徹底を図り、作業を行うこと。 受注者が行う提案や報告及び相談等は全て書面をもって実施し、内容については、当

省の承認を得ること。 本調達仕様書に記載したスケジュールは現時点での想定である。スケジュール変更が

あった場合の対応については、当省と協議の上、決定すること。 当省本庁舎及び施設等機関等における作業は、受注者の監理下において実施すること。 当省本庁舎及び施設等機関等における作業に関して起きた一切の事故・障害及び諸設

備の破損等は、当省及び当省が指定する者の指示に従い、受注者が当該設備又は機能

を無償にて速やかに復旧又は交換すること。

第2節 環境への配慮

本調達に係る成果物については、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律

(グリーン購入法)」に基づいた製品を可能な限り導入すること。 導入する機器については、性能や機能の低下を招かない範囲で、消費電力節減、発熱

対策、騒音対策等の環境配慮を行うこと。 受注者は、政府の電力需給対策を踏まえた作業環境や作業手順等を検討し、当省の承

Page 82: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

81

認を得た上で実施すること。

第3節 その他

厚生労働省全体管理組織(PMO)が担当課室に対して指導、助言等を行った場合に

は、受注者もその方針に従うこと。 受注者は、電子行政推進に係る政府の各種施策・方針等(今後出されるものを含む)に従

うこと。

Page 83: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

82

第11章 附属文書

第1節 要件定義書

「要件定義書」は、本調達仕様書の別冊として、応札希望者全てに提示する。

第2節 別紙及び参考資料

以下に示す別紙は、本調達仕様書の添付資料として、応札希望者全てに提示する。 別紙1 統合対象システム一覧

別紙2 閲覧要領

別紙3 機能一覧

別紙4 画面一覧

別紙5 帳票一覧

別紙6 情報・データ一覧

別紙7 外部インタフェース一覧

別紙8 SLA一覧

別紙9 拠点一覧

別紙10 クラウドサービスに係るセキュリティ要件

別紙11 全体概要図

別紙12 次期情報提供システムネットワーク構成図

別紙13 移行対象データ一覧

別紙14 教育内容一覧

別紙15 運用・保守業務一覧

別紙16 ホームページ登録様式

別紙17 本日の掲載リスト

別紙18 翌営業日の掲載予定リスト

別紙19 運用実績報告書様式

別紙20 運用実績報告書(携帯)様式

別紙21 ホームページ登録様式(業務時間外掲載依頼専用)

別紙22 コンテンツ作成・掲載業務の実施手順

別紙23 予定掲載作業量

別紙24 データ入力・掲載業務の実施手順

別紙25 申請届出一覧

別紙26 厚生労働省図書館管理サービス運用業務一覧

Page 84: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

83

以下に示す参考資料は、現行システムの情報を扱うため、「機密保持誓約書」を提出し

た後に貸与する。なお、「機密保持誓約書」を提出した者のみが、当該情報を取扱うこと

が可能である。貸与した資料は、入札時までに返却することとする。 参考資料1 プロジェクト目標一覧 参考資料2 ハイレベルサイトマップ 参考資料3 ディレクトリマップ 参考資料4 移行対象ドメイン・URL一覧 参考資料5 RTO・RPO一覧 参考資料6 現行厚生労働省ネットワークシステムハードウェア一覧 参考資料7 現行NWシステムの消費電力量及び消費熱量 参考資料8 性能見積り用基礎データ 参考資料9 インターネット接続回線の使用状況 参考資料10 現行厚生労働省ネットワークシステムソフトウェア一覧 参考資料11 統合対象システムソフトウェア一覧 参考資料12 統合対象システム動的プログラム・ASPサービス一覧 参考資料13 監視・管理対象項目 参考資料14 ヘルプデスク対応実績 参考資料15 情報処理機器室見取り図

第3節 事業者が閲覧できる資料一覧表

入札期間中に開示予定の事業者が閲覧できる資料は、別紙2「閲覧要領」の閲覧資料

一覧を参照すること。

第4節 閲覧要領

応札希望者が資料の閲覧を希望する場合は、別紙2「閲覧要領」を参照すること。「機

密保持誓約書」を提出の上、当省が定める期間、場所、方法において閲覧を許可する。

第5節 提案書の審査要領

提案書等の審査は、提案された内容及び提案内容等に関するプレゼンテーションに対

し、総合評価基準書兼提案書作成要領に基づいて審査を行うものとする。

Page 85: 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一 … · 厚生労働省情報提供システムの 更改整備及び運用・保守業務一式

84

第6節 その他事業者の提案に資する資料

厚生労働省にとって有益な提案を求めているため、総合評価基準書兼提案書作成要領

も精査した上で、提案を行うこと。