chromebookにlinuxをインストールしてみた
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2015/09/19
はじめに
● 2012年に購入したAsus X101CHのキーボードが一部入力できなくなった
● 新しいPCが欲しいけど、OSC京都や会津合宿など物入りで先立つものがない...
● そんなときに見つけたのが、Asus Shopのアウトレットに 19,800円というもの
● 会津合宿に間に合えばと思ったけれど残念ながら間に合わずに価格も 14,800円まで下がり意気消沈
● 現在は人気回復のためか 24,800円とけっこう上がって気分は上々!!
2015/09/19
Asus C200 スペック
● CPU:インテル Celeron N2830● OS:Chrome OS● メモリ:搭載容量2 GB● 表示機能:11.6型 16:9● グラフィックス機能:インテルHD グラフィックス● ストレージ機能:16GB● カードリーダー:SDHC/SD/マルチメディア● カメラ機能:92 万画素Webカメラ● ネットワーク機能:IEEE 802.11a/b/g/n/ac● インターフェース:USB 3.0/2.0 HDMI 他● サイズ:304.3 mm×200 mm×19.8 mm● 質量:約1.1 kg
2015/09/19
Chrome OS devices/Chromebook
● Available: Jun 2014● Brand: Asus● Model: Chromebook C200/C300● Processor: 2.1 GHz Intel BayTrail-M N2830● RAM: 2GB DDR3● Storage: 16GB eMMC● Upgradable: No● Screen: 11.6 in(29.5 cm)● Resolution: 1366x768(16:9)● SeaBIOS: Requires writing SeaBIOS● Remarks: Custom firmware script only
writes to BOOT_STUB
2015/09/19
SeaBIOS
● 16ビットX86 BIOS オープンソース版の実装
● エミュレータでの実行または corebootを使用してx86ハードウェア上でネイティブに実行可能
● QEMUとKVMのためのデフォルトのBIOS
● SeaBIOS 1.8.0 (最新 1.8.2) ● 実際のハードウェア上のUSBコントローラのための
いくつかのUSBタイミングの修正● USB3ハブの初期サポート● SDカードの初期サポート(QEMU上のみ)● SMIを使用して32ビットモードに移行するための最
初のサポート(QEMU TCGのみ)● SeaVGABIOSの改善
2015/09/19
Crouton
2015/09/19
crouton
● ChRomium Os Universal chrooT envirONment
● ChromeOS上のchroot環境でLinux簡単利用ツール
● どんな人向け
● ChromeOS上で直接Linuxを実行したい● 物理的なセキュリティを気にしない● Linuxのツールやコマンドの知識があまりない
● とりあえずChromeOS上でLinuxを実行したい
2015/09/19
chroot環境
● 仮想化と同様にアプリケーションがホストOSとは別のバイナリ環境で実行
● 中に実行するための独自の、隔離されたファイルシステムでゲストOSを提供
● 仮想化と違い、ゲストOSはブートせずにChromeOSシステムを使用して実行
● すべてがネイティブの実行のため高速で、同時に2つのOSをブートしないためRAMを無駄にしない
● ChromeOSのカーネルと互換性が必要で、ハードウェアのため正しいchroot環境を実行させる
● chroot環境は直接そのビューの外にあるファイルにアクセスすることは不可能で、ChromeOSの残りの部分へは自由にアクセス
2015/09/19
リカバリメディアの利用
● リカバリメディアの作成
● 4GB以上のSDカード/USBメモリを用意● ChromeウェブストアからChromebook リカバリ ユーティリティをダウンロード
● Chromebook リカバリ ユーティリティを実行● リカバリ(バックアップ)の復元
● リカバリモードで起動後、画面の支持に従いリカバリメディアを挿入して初期状態に
2015/09/19
開発者モードを有効にする方法
1.EscとReload(F3)を押しながら電源ボタンを押す
2.デバイスが再起動して、OSがないという画面が表示されたら、Ctrl + Dを押す
3.OSの検証をオフにして入力
4.デバイスが再起動して、OSの検証がオフになっているという通知が表示されるので、続行するためもう一度 Ctrl + Dを押す
5.30秒のカウントダウン後、デバイスはeMMC上のデータを消去し、ChromeOSが再起動(プロセスには約6-7分)
6.終了後、WiFiネットワークに接続してユーザー名とパスワードでログインしたら開発者モーで準備完了!
2015/09/19
Ubuntuのインストール
1.crouton スクリプトの最新バージョンをダウンロード
http://goo.gl/fd3zc
https://raw.githubusercontent.com/dnschneid/crouton/master/installer/crouton
2.Ctrl + Alt + Tでターミナルにして shell と入力
3.Lubuntu/Trustyをインストール
sudo sh -e ~/Downloads/crouton -r trusty -t desktop-lxde
4.テキストスクロールを見て、数分後に、スクリプトはユーザー名とパスワードの入力を要求されるので実行
5.shell上で次を実行してLubuntuを起動
sudo startlxde
2015/09/19
インストール後にやったこと
● ソフトウェアのインストール● 常用フォント● 日本語入力システム ibus + mozc● オフィス LibreOffice● クラウド関連 Dropbox + zim
2015/09/19
crutonチップス
● ヘルプ:パラメータ一覧
crouton -h
● インストール可能なターゲット一覧
crouton -t list
● インストール可能なリリース一覧
crouton -r list
● インストール済をアップデート
crouton -r trusty -t desktop-lxde -u
2015/09/19
やってよかったこと
● 自由に使いたいソフトウェアがインストールできる
● 他のPCと同じで違和感なく使える
● バッテリーの持ちが驚異的
● キーボードが割と打ちやすい
● Asusのロゴを隠すとちょっとMacっぽい
● 画面を閉じるだけで電源を切る必要がない
● 画面を開けるだけですぐに使える
2015/09/19
今後の課題
● 16GBのeMMCの残り容量が3GBを切った
● 物理セキュリティが気になる
● 画面が広いけど文字が小さくて年寄りには辛い
● やっぱりちょっと重い
● xmodmapコマンドで削除キーを設定できない
● ファンクションキーがちょっと分かりにくい
● SDカードがはみ出すけどSeaBIOSでやってみたい
● 新しいPCが買えない...