線材加工機&関連機器 ·...

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システム アサヒ 【広告特集】 2012年 平成24年 2月27日 月曜日

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Page 1: 線材加工機&関連機器 · の連続管理を実現。・制御し、高速圧延工程の正確な幅・厚みを管理ーズ」が搭載。製造洗材ントローラーAMCシリ制御機器「アサヒミルコム圧延工程に欠かせない圧延機には、高速タンデ工も可能にした。同社のしながら異形線の高速加る。

宮機械システム

 宮

機械システムは太

物用冷間パーツ、ボル

ト、ナット、ホーマーに

対応するため、仕上がり

外径で最大

の横型

巻き落とし式伸線機の製

造販売を行っている。同

機の特徴は従来の巻き上

げ式横型伸線機の欠点で

あった

巻き解し時間ロ

仕上がりコイル落下

に生じる製品キズ

騒音

・危険性などの課題を解

消。

 高品質・低価格を追求

する自動車関係のユーザ

ーや先行きも見据え開発

した。自動引き出しトン

スやコイルガイドを装備

し、操作性も良い。

 コイル加圧装置もセッ

ト販売し、評価を得てい

る。

吉田記念

 吉田記念は各種圧延

機、スエージングマシ

ン、カセットローラーダ

イス、タークスヘッドな

ど、切削をしないで成形

加工ができる製造機のメ

ーカー。

 カセットローラーダイ

スは、穴ダイスと比較し

て、ローラーに加工形状

の溝をつくり引き抜き加

工する機械。異形状加工

が容易なほか、ローラー

回転のため抵抗も少な

い。これにより1成形ご

との作業時間削減が多く

図れる。

 カセット本体の積層組

み合わせもでき、ローラ

ー間が接近した構造のた

め、加工材の転倒が少な

いなどの利点を兼ね備え

た成形機である。

アサヒ精機鉄工

 アサヒ精機鉄工の異形

線圧延機は圧延精度や直

線度に優れている。圧延

加工スピードは最大毎分

150

を誇り、しかも

高い加工精度を維持して

いる。

 独自技術の超硬ロール

とターグスロールの組み

合わせでH割れ

高速精

密圧延時に起きるH状の

ひび割れ

を少なく抑え

る。安定した精度を維持

しながら異形線の高速加

工も可能にした。同社の

圧延機には、高速タンデ

ム圧延工程に欠かせない

制御機器「アサヒミルコ

ントローラーAMCシリ

ーズ」が搭載。製造洗材

の正確な幅・厚みを管理

・制御し、高速圧延工程

の連続管理を実現。

石橋鉄工

 石橋鉄工の4タンデム

平角圧延ラインは、オイ

ルミストコレクターの取

り付けにより油煙が拡散

せず、環境にやさしい設

計が施されている。

 駆動は速度安定制御の

ためベクトルインバータ

ーを採用。たるみ制御の

ダンサーロールには超精

密リリーフ付きレギュレ

ーターを取り入れ、背圧

を瞬時に逃がす機構を設

けている。

 ロールは容易に引き出

しできる構造で、交換時

間が大幅に短縮できる。

また、独自のミルコント

ローラー

走間制御器

を設置。フォードバック

制御機構で安定した圧延

精度を誇る。

 線材

ワイヤロッド

にさまざまな塑性加工を行う線材加工機は

線材製品の品質を決める重要な役割を担う。作り出される各種の線

材加工品は建築、土木、自動車など幅広い分野で多種多様に使用さ

れている。国内経済が停滞するなか、加工機メーカーのなかには自

動車産業が拡大する中国に現地法人を設立し、販売拠点を設ける展

開も出てきた。さらにアジア新興国市場にも照準を合わせて、アプ

ローチを強めている。

線材加工機&関連機器高品質・高付加価値化に応える

主要各社の製品・技術順不同

自動車向け需要堅調中国・アジア市場に的加工機メーカー

▲タイに輸出される自動車

部品用CH鋼線向け伸線

機の組み立て作業

機械システム本社工場

 線材加工機をめぐる線

材市場は、主力の建設、

土木向けの低迷が続いて

いる。東日本大震災の復

興需要への効果も明確に

は見られず、期待感は乏

しい。

 こうしたなかで、順調

なのが自動車向け。リー

マン・ショック、タイ洪

水の影響を受けながらも

新興国などでの需要は堅

調だ。けん引役は中国・

アジア市場だ。中国の2

009年の新車販売台数

は1364万台

前年比

・2%増

年は1

806万台

・4%

年は1850万

同2・5%増

と、

年を追うごとに伸びてい

る。

年は伸び率自体は

鈍化し、中国経済の減速

傾向が懸念されるもの

の、今後は中間所得層へ

の広がりも見込まれる。

 さらには、拡大する新

興国の自動車需要を取り

込もうとする動きも活発

化している。住友電気工

業は銅線材・アルミ棒材

年タイで生産

日刊

工業新聞

年1月

する見込み。神戸製

鋼所は中国で弁バネ向け

高級鋼線を生産

1月

日付

する予定

で、中国で特殊鋼線材の

増産

も計画するなど、中

国・アジア市場の将来を

見据えたプロジェクトが

続く。

 自動車関係の線材加工

製品はバネや軸受、ボル

ト、タイヤ用スチールコ

ードをはじめ、多岐にわ

たる。車体重量の約

を占める、ともいわれる

ほどだ。

 加工機メーカーもアジ

アで膨らむ自動車関連の

需要を意識し、重点を置

き事業展開している。ワ

イヤフォーミングマシン

の総合メーカー、宮

械システム

大阪府貝塚

は、

月に中国

・上海に販売拠点となる

現地法人を設立。伸線機

や撚線機、抽伸機に付帯

設備までを取り扱ってい

る。

 中国現法の顧客の大半

が、進出した日系メーカ

ーだ。人材教育にも重点

をおいて取り組んでおり

「国内の技術営業を中国

へもシフトしていく」

和昭社長

考え。

輸出拠点となっているタ

イに加え、今後インドネ

シアなどの市場も重視す

る。アジアの新興国を中

心に拡大する自動車市場

に呼応し、線材加工機の

受注増を目指すことにし

ている。

 日本の加工機から生み

出される線材の品質の高

さには定評がある。特に

精度、納期を厳格に効率

生産体制を構築する自動

車生産は時間との勝負。

機械への品質に裏打ちさ

れた信頼が欠かせない。

 このため、実績があれ

ば増産など今後の受注に

も有利になる。低迷する

国内経済だけに、海外で

拡大する自動車産業への

対応を強めるには、さら

に先の先を見据えた動き

がカギになる。

( ) 【広告特集】 2012年 平成24年 2月27日 月曜日