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機械工学科

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Page 1: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

機 械 工 学 科

Page 2: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-59-

フレッシュマンゼミⅠ-J(大学リテラシー) (Freshman Seminar I-J) 機械工学科全教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】学生にとって大学生活は、初めて学術に接し、交友範囲も広がり、社会に飛び立つ前の貴重な人生経験の機会である。しかし、エネルギーあふれる青春の中であればこそ、様々な環境の影響を受けて、自らの確立に戸惑い、誤った方向を目指し、時には挫折で身を滅ぼす場合もある。学業生活を真に充実したものとするために、学修することの意味や本学の教育活動を理解し、同時に、生活管理、余暇の活用、情報の取り扱いなどについて社会人基礎力を身につけることを目的としている。 

8回実施する課題(各100点満点)で評価し、課題の平均点が60点以上を合格とする。

必要に応じてプリントを配布する。

必要に応じて紹介する。

学生便覧や、事前に配布されるプリントおよび資料、パンフレットなどを熟読しておくこと。

【授業計画】1 学長講話(大学の理念と使命)*2 学科目標、カリキュラム構成等*3 単位と履修方法、学修到達度管理(個人システム)4 学生生活の危機管理5 大学生活の充実(健康管理、スポーツ)*6 大学施設・設備・図書館利用法7 大学生活の充実(大学生活における目標設定)*8 大学生活の充実(自分自身を知る)*9 大学生活の充実(将来の自分と今からできること)*

10 社会人基礎力養成(情報の収集方法①)11 社会人基礎力養成(情報の収集方法②)12 社会人基礎力養成(情報の整理方法①)13 社会人基礎力養成(情報の整理方法②)14 学生時代の今昔(HR担任と語る①)15 総合討論・質疑応答・講評(HR担任と語る②)16 5回程度の小レポートの提出と講評

担任制による約20名の少人数教育とする。一部、中規模教育や集合教育も実施する(授業計画の*記号)。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー) (Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】春学期の体験と反省を踏まえ、充実した大学生活を送るために、個別的なアドバイスを担任から受け、機械工学とは何かについて本学で行われている研究およびその施設などを見聞しつつ理解する。さらに、生きることの目的、働くことの意義について、斯界の先達のアドバイスを受けながら考える。また、ディスカッション、ディベートの実践をしつつ社会人基礎力としてベースとなる発表能力向上を図る。

7回実施する課題(各100点満点)で評価し、課題の平均点が60点以上を合格とする。

必要に応じてプリントを配布する。

必要に応じて紹介する。

普段から新聞や書籍等を調査して、プレゼンテーションの構想を各自練っておくこと。

【授業計画】1 春学期学修生活を振り返って(1)2 春学期学修生活を振り返って(2)3 大学生活の充実(社会で求められる能力とは)*4 大学生活の充実(自分の行動を考える)*5 大学生活の充実(社会を覗いてみよう)*6 機械工学科導入(1)(教育研究設備の概要)7 機械工学科導入(2)(研究室の活動①)8 機械工学科導入(3)(研究室の活動②)9 社会人基礎力養成(1)(読書のすすめ)*

10 社会人基礎力養成(2)(見方・考え方・発表能力)*11 グループ討論(1)(発表・討論の演習)12 グループ討論(2)(発表・討論の演習)13 グループ討論(3)(発表・討論の演習)14 グループ討論(4)(発表・討論の演習)15 グループ討論(5)(発表・討論の演習)16 5回程度の小レポートの提出と講評

担任制による約20名の少人数教育とする。一部、中規模教育や集合教育も実施する(授業計画の*記号)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータリテラシー Ⅰ-J (Computer Literacy Ⅰ -J) 細田彰一機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】現代社会で生活していく上で、コンピュータを道具として自由に使いこなすことが必要とされている。そこで、コンピュータの初歩的な操作を習得することを目的とする。【内容】 OS(Operating System)の操作方法、電子メールソフトウェア、文書作成ソフトウェア、表計算ソフトウェア、プレゼンテーションソフトウェアの基本的な使用方法を身につける

課題(50点)、期末試験(50点)で60点以上を合格とする。

『Microsoft Office2007を使った情報リテラシーの基礎』近代科学社

斎木邦弘監修『詳解情報リテラシー演習』近代科学社

テキストの該当箇所を熟読しておくこと。

【授業計画】1 Windowsの基本操作2 インフォキャンパスと学内無線LAN3 ネットワーク、電子メール4 文書作成ソフト(文字入力と文書作成)5 文書作成ソフト(文書編集)6 文書作成ソフト(罫線と表、図形の作成)7 文書作成ソフト(総合演習1)8 文書作成ソフト(総合演習2)9 表計算ソフト(基本操作)

10 表計算ソフト(相対番地、絶対番地、関数)11 表計算ソフト(ソート、評価、データ抽出)12 表計算ソフト(グラフ、回帰)13 プレゼンテーションソフト(基本操作)14 プレゼンテーションソフト(アニメーション配色等)15 プレゼンテーションソフト(総合演習)16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-1

Page 3: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-60-

コンピュータリテラシー Ⅱ-J (Computer Literacy II-J) 細田彰一機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】現代社会で生活していく上で、コンピュータを介してネットワーク上の情報にアクセスし、道具として自由に使いこなすことが必要とされている。そこで、コンピュータネットワークを用いた情報活用能力を習得することを目的とする。【内容】 インターネットなどのネットワークを利用した情報技術や情報倫理の修得。ネットにあふれる情報を如何に扱うかを学ぶ演習。PCを利用したプレゼンテーション構築の演習。

課題(70点)、期末試験(30点)で60点以上を合格とする。

『Microsoft Office2007を使った情報リテラシーの基礎』近代科学社

斎木邦弘監修『詳解情報リテラシー演習』近代科学社

テキストの該当箇所を熟読しておくこと。

【授業計画】1 コンピュータの基礎知識2 情報倫理について3 WWW上の情報検索について4 WWW上の情報検索演習15 WWW上の情報検索演習26 WWW上の情報検索演習37 調査内容のレポート表現について8 調査レポート作成19 調査レポート作成210 PCを用いたプレゼンテーションについて11 プレゼンテーション原稿の作成12 プレゼンテーションスライド作成(基本構成)13 プレゼンテーションスライド作成(仕上げ)14 プレゼンテーション(発表)15 情報リテラシーの全体像について16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械基礎実技Ⅱ-J (Practice of Mechanical Working Ⅱ -J) 長坂保美機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期(集中講義) 1 単位 集中 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】基本的な機械工作法(旋盤・フライス盤・ボール盤等を使用)と鋳造方法を学習する。工作機械の各部名称、安全に配慮した操作法、使用工具の種類とその用途を学ぶ。また、測定器の種類や測定方法も学ぶ。鋳造は、各種鋳造方法や鋳砂の種類・含有成分等を理解し、手込め作業から鋳込み作業までの手順を学ぶ。これにより、基本的な材料と加工法の関係を理解することができる。

実習姿勢および課題ごとに提出されたレポートを合否判定し評価点60点以上を合格とする

プリントの配布小町・吉田共著『機械工学のやさしい知

識』オーム社出版局

配布したプリントの予習・復習

【授業計画】1 旋盤作業(1)加工方法の説明および測定の仕方の説明2 旋盤作業(2)旋盤の各部の名称およびその機能の説明3 旋盤作業(3)高速度工具鋼バイトを使用した旋削4 フライス盤作業(1)フライス盤各部の名称と機能5 フライス盤作業(2)加工方法および測定の説明6 フライス盤作業(3)エンドミルを使用した切削7 手仕上げ作業(1)ケガキ作業8 手仕上げ作業(2)ネジについての説明9 手仕上げ作業(3)タップ・ダイスによるネジきり10 鋳造作業(1)鋳造方法についての説明11 鋳造作業(2)鋳型種類の説明12 鋳造作業(3)手込め作業13 鋳造作業(4)鋳込み作業14 鋳造作業(5)型ばらし(解枠)および仕上げ15 レポート指導16 レポートの提出と講評

本講義は、高等学校普通科および機械科以外の工業科出身学生を対象とする

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

環境と工学 (Environment and Engineering) 佐藤茂夫機械工学科・ものづくり環境学科・創造システム工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】地球温暖化防止と持続可能な社会経済システムの構築が、人類 大の課題となっている。本授業では、この重要課題とそこに登場する環境技術について理解を深めるように内容をやさしく解説し、様々な 新事例も紹介する。授業毎に課題を与えてそのレポートを提出させることによって理解力と説明能力を養う。

指定課題に対するレポート(50点)と期末試験(50点)

配布資料のみ

授業時に毎回紹介

重要な専門用語やニュースについて、インターネットにより調べておくこと。

【授業計画】1 21世紀の社会と環境に責任をもつ工学2 地球温暖化による気候変動の観測事例と観測技術3 低炭素社会と環境技術4 再生可能エネルギーと欧州の環境技術5 太陽光・太陽熱発電技術6 電気自動車とその要素技術7 レアメタルと元素戦略8 バイオ燃料製造技術(1)液体燃料9 バイオ燃料製造技術(2)気体燃料10 プラスチックと環境技術11 重金属汚染とその防止技術12 LEDとその利用13 住宅の省エネ技術14 原子力発電技術と環境問題15 まとめ(総合的考察)

授業はパワーポイントによるスライドとビデオ教材を使用。試験には、配布資料等の持込みを許可。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-2

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-61-

解析基礎 (Basic Analysis and Practice) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、三角関数について学習するとともに問題演習を極めて基礎的なレベルから行なう。三角関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 三角比2 三角形への応用(1) 三角形の面積、正弦定理3 三角形への応用(2) 余弦定理4 一般角、弧度法5 円弧の長さ、おうぎ形の面積6 三角関数7 三角関数の相互関係8 三角関数の性質9 三角関数のグラフ

10 加法定理11 2倍角の公式、半角の公式12 積と和の公式13 三角関数の合成14 三角方程式、三角不等式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

線形代数基礎 (Basic Linear Algebra and Practice) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、線形代数学の基礎をなす事柄について学習するとともに問題演習を極めて基本的なレベルから行なう。ベクトル・空間図形に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 平面上のベクトル2 ベクトルの和・スカラー倍3 空間の座標、内分点・外分点4 空間内のベクトル5 ベクトルの基本ベクトル表示6 ベクトルの成分表示7 ベクトルの内積8 内積の性質9 位置ベクトル

10 直線の方程式11 平面の方程式12 2直線の関係、直線と平面の関係13 球面の方程式14 点と直線の距離15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

線形代数学Ⅰ (Linear Algebra I) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】線形代数学の基本的概念である行列・行列式について学習する。行列の演算や行列式の計算に習熟するとともに、連立1次方程式の解に関する理論の習得を達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象にしており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列とその演算:加法・減法・実数倍2 行列とその演算:乗法3 正方行列4 転置行列5 正則行列・逆行列6 連立1次方程式と行列7 掃き出し法:非同次形2元1次方程式8 掃き出し法:非同次形3元1次方程式9 基本行列とその性質

10 行列の階数と連立1次方程式の解11 同次連立1次方程式の解12 逆行列と掃き出し法13 2次、3次の行列式14 逆行列と行列式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-3

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-62-

微分積分学Ⅰ (Diff erential and Integral Calculus I) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、微分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数を対象とした微分法に習熟することを達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 関数の極限2 関数の連続性3 導関数4 べきの微分法5 積の微分法6 商の微分法7 合成関数の微分法8 有理関数の導関数9 三角関数の導関数10 逆関数の微分法11 逆三角関数の導関数12 指数関数の導関数13 対数関数の導関数14 対数微分法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析演習 (Basic Analysis and Practice) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、三角関数について学習するとともに問題演習を極めて基礎的なレベルから行なう。三角関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 三角比2 三角形への応用(1) 三角形の面積、正弦定理3 三角形への応用(2) 余弦定理4 一般角、弧度法5 円弧の長さ、おうぎ形の面積6 三角関数7 三角関数の相互関係8 三角関数の性質9 三角関数のグラフ10 加法定理11 2倍角の公式、半角の公式12 積と和の公式13 三角関数の合成14 三角方程式、三角不等式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

線形代数演習 (Basic Linear Algebra and Practice) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】大学における数学をスムーズに理解するために、線形代数学の基礎をなす事柄について学習するとともに問題演習を極めて基本的なレベルから行なう。ベクトル・空間図形に関する基本的事項の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 平面上のベクトル2 ベクトルの和・スカラー倍3 空間の座標、内分点・外分点4 空間内のベクトル5 ベクトルの基本ベクトル表示6 ベクトルの成分表示7 ベクトルの内積8 内積の性質9 位置ベクトル10 直線の方程式11 平面の方程式12 2直線の関係、直線と平面の関係13 球面の方程式14 点と直線の距離15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-4

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-63-

代数幾何Ⅰ (Linear Algebra I) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】線形代数学の基本的概念である行列・行列式について学習する。行列の演算や行列式の計算に習熟するとともに、連立1次方程式の解に関する理論の習得を達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列とその演算:加法・減法・実数倍2 行列とその演算:乗法3 正方行列4 転置行列5 正則行列・逆行列6 連立1次方程式と行列7 掃き出し法:非同次形2元1次方程式8 掃き出し法:非同次形3元1次方程式9 基本行列とその性質

10 行列の階数と連立1次方程式の解11 同次連立1次方程式の解12 逆行列と掃き出し法13 2次、3次の行列式14 逆行列と行列式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

微分法 (Diff erential Calculus) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、微分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数を対象とした微分法に習熟することを達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 関数の極限2 関数の連続性3 導関数4 べきの微分法5 積の微分法6 商の微分法7 合成関数の微分法8 有理関数の導関数9 三角関数の導関数

10 逆関数の微分法11 逆三角関数の導関数12 指数関数の導関数13 対数関数の導関数14 対数微分法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

確率・統計Ⅰ (Probability and Statistics I) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】場合の数の基本的な演算から始めて確率の考え方を身につけ、確率変数について学習する。確率の数学的な扱い方に習熟し、統計学の基礎をなす事項の習得を達成目標とする。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 確率とは何だろう2 集合3 場合の数4 順列5 いろいろな順列6 組合せ7 2項定理8 総合演習(1) 順列と組合せ9 試行・事象

10 確率の定義11 確率の計算12 条件付き確率13 確率変数と期待値14 確率変数と分散15 総合演習(2) 確率の基礎

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-5

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-64-

基礎数理・演習Ⅰ (Basic Calculus and Exercise Ⅰ) 機械工学科教員、共通教育系教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春・秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械工学の基礎的な専門科目(材料力学、機械力学、流体力学あるいは熱力学など)を学んでいくためには、高等学校までの数学と物理を、より確実に深く、かつ現象と結びつけて理解しておくことが必要である。この科目では、高等学校までの数学と物理、それらをさらに発展させた教科内容に関して、単に数学と物理としてではなく、専門科目との関連を理解しながら学ぶことを目的とする。機械工学の基礎専門科目で必要な数学と物理の公式を熟知し、自由自在に使いこなせるようになることを目標とする。

総合課題演習(中間試験)と期末試験とを単純相加平均して60点以上を合格とする。

日本工業大学機械基礎数理担当者編『機械基礎数理』(2010)

高等学校までに学んだ数学と物理の基本事項をよく復習しておくこと。

【授業計画】1 機械基礎数理のねらい2 式を立てる3 式を立てて解くⅠ(方程式)4 式を立てて解くⅡ(2次方程式など)5 式を立てて解くⅢ(不等式)6 グラフを利用するⅠ(1次関数)7 グラフを利用するⅡ(2次関数)8 総合演習Ⅰ(中間試験)および解説9 分数関数、無理関数、グラフの移動10 三角関数11 三角関数のグラフ12 指数関数13 対数関数14 指数関数、対数関数のグラフ15 総合演習Ⅱ

将来、Jプログラムに進学した場合は選択科目の取扱いになる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

基礎数理・演習Ⅱ (Basic Calculus and Exercise Ⅱ) 機械工学科教員、共通教育系教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春・秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械工学の基礎的な専門科目(材料力学、機械力学、流体力学あるいは熱力学など)を学んでいくためには、高等学校までの数学と物理を、より確実に深く、かつ現象と結びつけて理解しておくことが必要である。この科目では、高等学校までの数学と物理、それらをさらに発展させた教科内容に関して、単に数学と物理としてではなく、専門科目との関連を理解しながら学ぶことを目的とする。機械工学の基礎専門科目で必要な数学と物理の公式を熟知し、自由自在に使いこなせるようになることを目標とする。

総合課題演習(中間試験)と期末試験とを単純相加平均して60点以上を合格とする。

日本工業大学機械基礎数理担当者編『機械基礎数理』(2010)

本科目に関連する高等学校までに学んだ数学と物理の基本事項、および基礎数理Ⅰの重要事項をよく復習しておくこと。

【授業計画】1 機械基礎数理のねらい2 ベクトル3 ベクトルの内積・外積4 極限・微分係数5 微分の計算6 微分と速度・加速度7 微分の応用8 総合演習Ⅲ(中間試験)および解説9 積分と速度・加速度10 不定積分の計算11 定積分12 積分の応用13 微分方程式をたてる14 微分方程式を解く15 総合演習Ⅳ

将来、Jプログラムに進学した場合は選択科目の取扱いになる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

基礎力学・演習 (Basic dynamics and Exercise) 山崎、岡崎(昭)、二ノ宮、有賀、寺島、田辺機械工学科 学群共通専門科目

1年 春・秋 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】高等学校で学んだ数学や物理の知識を、材料力学、工業力学、流体力学などの専門科目に生かし、活用することで機械工学に必要な力学的素養をの基礎力を養う。本科目はこれら力学を学ぶための導入科目として位置づけられた演習科目であり、多くの演習問題を自ら解くことで上記の力学履修時の理解度が向上できる。すなわち、本科目を履修し、力学を学ぶ上で必要な専門用語や工学単位などの基礎知識を学び、数学や物理の知識を力学に適用する解法を身につける。

期末試験と中間試験の相加平均で60点以上で合格

日本工業大学機械工学科編『基礎力学・演習』

高等学校で学んだ三角関数やベクトルに関する内容を復習しておくこと

【授業計画】1 基礎力学の概要、ニュートン力学における基本法則2 単位、数値的正確さ、三角関数論(三角比)3 三角関数論(正弦定理、余弦定理)、ベクトル4 質点に作用する力、平面における2力の合力5 補充演習、平面における力の直角成分・単位ベクトル6 平面における直角成分による力の加法およびつりあい7 平面における質点のつりあい、自由物体図8 補充演習9 総合問題演習(中間試験)および解法の説明10 空間で働く力 (空間における直角成分)11 空間で働く力 (単位ベクトル)12 補充演習、空間で働く力 (2点で定められた力)13 空間で働く力 (共点力の加法)14 空間で働く力(つりあい)15 補充演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-6

Page 8: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-65-

基礎物理実験-J (Fundamental Physics Experiment -J) 物理教員、機械教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】実験を通し実際に対象に触れ観察測定をする経験を通して、物理学の基本的な知識と考え方を学ぶとともに、工学の分野で取り扱われる様々な物理量を正しく扱う方法を習得する。科学や工学の追求手段として実験が持つ、正しい準備の方法、過ちのない遂行方法などを理解し、種々の物理量の測定方法や測定値の取り扱い、誤差の評価法などデータの客観的処理、物理学的推論法と報告法などを習得する。 

実験報告書(80点)、口答試問(10点)、筆記試験(10点)で60点以上を合格とする。

日本工業大学物理教室編『工学基礎物理実験』学術図書出版社(2011)

予習としてテキストを熟読し実験の目的、方法、手順を十分に理解しておくこと。

【授業計画】1 物理実験の基礎と留意点2 測定の理解と実験準備3 材料の密度測定4 アルキメデスの原理を用いた密度測定5 ばね振動、 共振の理解と実験準備6 共振の実験7 ばね振動による質量の測定8 力のつりあい、 落体の実験の理解と実験準備9 落体の実験

10 力のつりあいの実験11 クントの実験、 オームの実験の理解と実験準備12 クントの実験13 オームの実験14 物理実験のまとめ15 実験理解度確認(筆記試験)および総合質疑応答

関数電卓(またはポケコン)を必ず用意すること。全テーマを実施し、報告書を提出する必要がある。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

化学の基礎・演習 (Elementary Chemistry and it's Exercise) 化学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】原子や分子の化学反応(エネルギー反応)を通して地球環境や生活環境のあり方を学習し、自然の中に見られる様々な化学的現象を学ぶとともに化学独特の表現や記述について学ぶ。さらに、安全・安心な製品を作る上で必要とされる Green Chemistry の概念を身につける。

期末試験・演習課題などによる。アメリカ化学会『実感する化学 上巻 地

球感動編』NTS

テキストを読んでおくこと。

【授業計画】1 空気の組成と空気のブランケット(大気)2 原子と分子 その化学変化3 空気(大気)の汚染物質4 オゾン層と化学物質および原子、分子、光の化学5 光とエネルギー6 成層圏のオゾン7 温室効果ガスと地球温暖化8 地球カーボンサイクルおよびモル質量9 二酸化炭素ガス以外の温室効果ガス

10 エネルギーの化学11 燃料とエネルギー12 飲料水の化学13 飲料水の安全性14 酸性雨と酸・塩基反応15 酸性雨と地球への影響

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

環境と化学 (Enviroment and Chemistry) 化学教員機械工学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】環境と構成要素である土・水・大気あるいは生態系で起きている化学反応を理解し、特に汚染メカニズムや地球規模的な化学物質の循環システムを学習する。さらに、ものづくりと廃棄物の関係を理解するため、日本の廃棄物事情や廃棄された物がどのような汚染を引き起こすかを考える。

期末試験・演習課題などによる。J.アンドリューズ他『地球環境化学入門』

シュプリンガー・フェアラーク東京

テキストを読んでおくこと。

【授業計画】1 地球環境2 環境化学の道具:元素周期律表、化学結合、化学反応3 モル濃度と活量および有機分子と官能基4 大気の化学5 大気汚染6 陸地の化学7 土壌の性質と汚染8 陸水の化学9 水質汚染

10 海の化学11 海水循環と人間活動12 地球の化学物質循環(炭素・硫黄循環)13 廃棄物の現状および廃棄物質の管理14 廃棄物処理とリサイクル15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-7

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-66-

機械基礎実技Ⅰ-J (Practice of Machine Basics Ⅰ -J) 野口裕之、浅見敏明機械工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 2時限) 集中 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりを実践するためには、製図法の基礎を習得していることが必要不可欠である。本科目は、高等学校等において機械製図の履修経験がない学生を対象にした科目である。機械製図のごく入門的な事柄から代表的な機械要素の製図法まで一貫して「製図法と規則」を学習する。本科目を学習することによって、秋学期に学習する「機械製図(集)-J」に必要な基礎知識を習得することができる。

ねじと歯車の製図、それぞれが60点以上を合格とする。

林 洋次『機械製図』実教出版

大西 清『機械設計製図便覧』理工学社授業時間中に完成せず未提出の図面は、次

週の授業までに完成させて提出すること。ただし、課題の図面は授業中に回収する。

【授業計画】1 JIS機械製図入門 -文字の練習-2 JIS機械製図入門 -線の練習-3 投影法4 断面図の見方・書き方5 寸法公差とはめあい6 表面性状の表し方7 ねじの製図(1)8 ねじの製図(2)9 軸、キー、キー溝10 軸、キー、キー溝の製図11 転がり軸受12 転がり軸受の製図13 歯車の製図(1)14 歯車の製図(2)15 製図課題の提出と講評

授業時間外での製図室は、21時ごろまでは施設時間外使用願いを提出することなく利用できる

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械基礎教養Ⅰ-J (Liberal Course for Mechanical Engineer Ⅰ -J) 薮千秋、江上保吉機械工学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 発展 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械技術者には科学や設計製造技術の基礎知識に加えて技術的成果を伝達する為の表現力や他者との交流能力、技術を正しく遂行するための社会常識が不可欠である。これらを機械基礎教養と位置付け身につける。技術遂行の場で文章の真意を正しく読み取ることができ、的確な表現で意図するところを表現できること、日本企業の一員として効率よく正しく技術を遂行でき、海外においても他国文化を理解して無用の摩擦を起こさず成果を挙げ得る素養を身につけること、これらを学習の達成目標とする。

A群、B群ごとに課題と総合試験、各群が60点以上を合格とし、 終評価点は、相加平均。

その都度、視聴覚教材を用いるとともに関連資料を配布する。

必要に応じて、その都度、紹介する。

配布資料と授業ノートは対応させて整理し、まとめておくこと。

【授業計画】1 A1. 日本語-その構造2 A2. 話し方と書き方-品格と交流3 A3. 名文に学ぶ-古典と現代文芸4 A4. 読書の効用-想像が形成する人格5 A5. 技術文の特徴、文献の読み方、要約と整理6 A6. 技術の場におけるよいマナー7 A7. ものづくり企業技術経験から若い人たちへ贈る8 総合試験 (注:期末試験期間にも実施)9 B1. 技術者の基礎素養(1)10 B2. 技術者の基礎素養(2)11 B3. 日本企業の特徴12 B4. 世界の中の日本13 B5. 環境問題への取り組み14 B6. 技術者の倫理15 B7. 10年後の日本と私16 総合試験

A1から出発するクラスとB1から出発するクラスの2クラス編成で講義する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械基礎教養Ⅱ-J (Liberal Course for Mechanical Engineer Ⅱ -J) 機械工学科教員、外部講師機械工学科 学科専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 発展 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】高等学校で機械工学に関係する科目を履修し学んだきた発展コースの学生を対象に開講される科目である。この科目を履修することで、これからより高度な機械工学を学ぶために必要な基礎教養を身につけ、機械工学の幅広い知識を持ち関連技術の場で過ちなく活用できる能力を養う。授業では機械工学科の様々な分野を専門とする教員や学外の有識者が、それぞれの各分野における 新の知見、技術、製品などを紹介する。

講義毎に課すレポートの点数の相加平均により評価する。平均点60点以上を合格とする。

必要な場合は、参考資料を(関連技術に関する資料や論文など)を配布する。

講義題目に関連する専門書や雑誌を事前に読んだり、インターネットで関連文献などを検索し読んでおくこと。

【授業計画】1 ものづくりの現状とこれからの技術(科目趣旨説明含む)2 交通•輸送と工学 — 低燃費、高効率エンジンの開発 —3 交通•輸送と工学 — ハイブリッド車が増える理由 —4 ロボット — ロボットと人間のかかわり —5 ものづくりデザイン — デザインの輪郭 —6 ものづくりデザイン — プロダクトデザイン —7 ものづくりデザイン — 3次元CADの必要性と現状 —8 機械要素 — 魅力的な磁気浮上技術 —9 星を目指す技術 —小惑星探査機「はやぶさ」に学ぶ—10 加工技術 — 可能性を広げる超音波の利用 —11 加工技術 — ダイヤモンドによる精密な加工 —12 加工技術 — 微細への挑戦 マイクロ加工 —13 加工技術 — 軽量合金の加工と利用 —14 新材料•機能材料 — 21世紀は炭素の時代 —15 日本工業大学におけるものづくり教育(学科主任講話)

コーディネーター:古閑。講師の都合等により、講義内容の順番が入れ替わる場合あり。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-8

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-67-

機械材料Ⅰ-J (Materials for Mechanical Engineering Ⅰ -J) 竹内貞雄機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】材料のわかる機械技術者となるには材料の諸性質をよりミクロな構造から理解しておく必要がある。本講では、材料の組織や構造を原子や分子のレベルから学び、結晶構造や凝固過程における相変化の基本を理解する。さらに世の中で も多く利用されている鉄鋼材料について、鉄-炭素系状態図を解説し熱処理の基本を理解することを達成目標とする。

5回程度実施する演習課題(30%)と期末試験(70%)で評価し60点以上を合格とする。

打越二彌著『図解機械材料第3版』東京電機大学出版局(2005)

新日本製鐵(株)編著『鉄と鉄鋼がわかる本』日本実業出版社(2006)

テキストを熟読しておくこと。

【授業計画】1 工業製品の性能向上と材料開発の関わり2 物質の結合3 金属結合4 結晶構造5 結晶欠陥とすべり6 金属材料の機械的性質と強度7 金属・合金の相変化8 合金状態図の読み方19 合金状態図の読み方2

10 金属材料の強化11 鋼の分類と純鉄の変態12 鉄-炭素系状態図13 鋼の組織とその性質14 鋼の熱処理115 鋼の熱処理216 期末試験

実践機械工学プログラム以外は選択であるが、全員が履修することが望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械材料Ⅱ-J (Materials for Mechanical Engineering Ⅱ -J) 竹内貞雄機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械部品、装置、機械プラントなどの設計には、広範囲の材料的知識が必要となる。この授業では、鉄鋼材料とアルミニウム、マグネシウム、チタン、銅などの非鉄材料についてそれらの材料特性を解説し応用事例を紹介する。このほか、プラスチック材料や 近注目を集めているカーボンファイバーを中心とした繊維強化プラスチックや気相合成法についても解説し、設計において強度部材や機能材料を利用するための知識や考え方を身につけることを達成目標とする。

5回程度実施する演習課題(30%)と期末試験(70%)で評価し60点以上を合格とする。

打越二彌著『図解機械材料第3版』東京電機大学出版局(2005)

テキストを熟読しておくこと。

【授業計画】1 構造部材としての鉄鋼材料の特徴2 鋼の連続冷却による変態3 一般構造用鋼と高張力鋼4 工具鋼とその表面処理5 ステンレス鋼と耐熱鋼6 鋳鉄と鋳鋼7 アルミニウム合金・マグネシウム合金の特性とその用途8 チタン合金の特性とその用途9 銅合金の特性とその用途

10 非鉄金属材料概観11 高分子材料の構造と組織12 繊維強化材料の構造13 セラミックス材料の種類と特性14 セラミックスコーティング技術15 強度部材や機能材料の使用例16 期末試験

機械材料I-Jを履修しておくことが望ましい。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械製図(集中)-J (Mechanical Drawing-J) 大島康彰機械工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 2時限) 集中 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目は、高等学校等において機械製図の履修経験がない学生を対象にした科目である。キャスターや歯車を用いた装置を製図演習課題とし、機械設計に必要な寸法公差・はめあい、幾何公差、表面性状、溶接記号、材料等について学習する。同時に、ねじや歯車、軸受などの機械要素に関するJIS規格をも学びながら、組立図と部品図の製図法についての理解を深める。「機械製図入門-J」に引き続いて本科目を学習することにより、機械製図に必要なJIS規格の知識と実践能力を身につける。

提出課題の合計得点により評価し、60点以上を合格とする。

プリント、大西 清『機械設計製図便覧』理工学社

毎回、返却された自己の作成した図面の誤答箇所や修正点を、必ず便覧を参照して復習すること。

【授業計画】1 キャスターの製図(1)-車輪-2 キャスターの製図(2)-軸と軸受-3 キャスターの製図(3)-フレーム-4 キャスターの製図(4)-組立図-5 キャスターの製図(5)-組立図-6 溶接部品の製図7 歯車を用いた装置の製図(1)-軸と軸受-8 歯車を用いた装置の製図(2)-歯車-9 歯車を用いた装置の製図(3)-フレーム-

10 歯車を用いた装置の製図(4)-組立図-11 歯車を用いた装置の製図(5)-組立図-12 歯車を用いた装置の製図(6)-組立図-13 パイプ継手の製図(1)14 パイプ継手の製図(2)15 図面講評16 課題の提出と講評

初回授業から製図道具および製図用紙を使用する。事前に準備しておくこと。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-9

Page 11: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-68-

機械製図(発展)-J (Mechanical Drawing-J) 二ノ宮進一、浅見敏明機械工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 2時限) 発展 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目は、高等学校等において機械製図の履修経験がある学生を対象とした科目である。キャスターや歯車を用いた装置を製図演習課題とし、機械設計に必要な寸法公差・はめあい、幾何公差、表面性状、溶接記号、材料等について学習する。同時に、ねじや歯車、軸受などの機械要素に関するJIS規格をも学びながら、組立図と部品図の製図法についての理解を深める。機械製図に必要な実務的な知識と能力を身につけることができる。

提出課題の合計得点により評価し、60点以上を合格とする。

大西 清『機械設計製図便覧』理工学社初回授業から製図道具および製図用紙を使

用する。事前に準備しておくこと。

高校までに学習した製図関連の図書を熟読し、復習しておくこと。投影法の基本的理解をしておくこと。

【授業計画】1 キャスターの製図(1)-車輪-2 キャスターの製図(2)-軸と軸受-3 キャスターの製図(3)-フレーム-4 キャスターの製図(4)-組立図-5 キャスターの製図(5)-組立図-6 溶接部品の製図7 歯車を用いた装置の製図(1)-軸と軸受-8 歯車を用いた装置の製図(2)-歯車-9 歯車を用いた装置の製図(3)-フレーム-10 歯車を用いた装置の製図(4)-組立図-11 歯車を用いた装置の製図(5)-組立図-12 歯車を用いた装置の製図(6)-組立図-13 パイプ継手の製図(1)14 パイプ継手の製図(2)15 製図課題の提出と講評

初回授業から製図道具および製図用紙を使用する。事前に準備しておくこと。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械CAD-J (Mechanical CAD-J) 長坂保美機械工学科 学科専門科目

1年 春・秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目では、ものづくり実践のツールである3次元CADシステム(SolidWorks、CATIA)を用いて基礎的なモデリング技法を学ぶことにより、その後のCAD応用技術展開のための基礎技術を学ぶ。本講義内容は、本学で開発された3次元CAD学習(CAI)システムによって実施され、動画マニュアルによる個別指導、自動採点による評価が行われる。具体的には、CAIシステムより提示される課題(電動装置)を独自でモデリングできる技術(モデリング技法)を習得することを達成目標とする。

課題1~6の評価50点に試験50点を加算し、合計60点以上を合格とする。

プリント(課題2~課題6)、CAIシステムによる動画マニュアルと自動評価

水野谷啓希、長坂保美『SolidWorks 3次元CAD入門』丸善

配布されるプリント(図面)の内容を理解しておくこと

【授業計画】1 CADの必要性とミッドレンジCADの操作解説2 課題1:「押出」基本部品のモデリング→モデル3 課題1:「回転」基本部品のモデリング→モデル4 ハイエンドCADの操作解説と課題説明5 課題2:部品(アダプター)のモデリング→モデル6 課題3:部品(六角ナット)のモデリング→モデル7 課題4:部品(軸)のモデリング8 課題4:部品(軸)のモデリング    →モデル9 課題5:部品(プーリ)のモデリング10 課題5:部品(プーリ)のモデリング  →モデル11 機械部品のモデリング総合演習     →試験12 課題2~5によるアセンブリの操作解説と課題説明13 課題6:組立(電動装置)のアセンブリ14 課題6:組立(電動装置)のアセンブリ15 課題6:組立(電動装置)のアセンブリ →モデル16 モデル(課題1~6)提出と講評

本講義は本学が開発したCAIシステムで実施されるので、独自のペースで・理解できるまで学習できる

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械要素-J (Machine Elements-J) 有賀幸則機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械を構成する要素について、設計・製造する上で必要なことは何かを考え、 も基本的な要素であるねじ、歯車、ころがり軸受などについて学ぶ。なお、近の技術動向や、情報機器への使用例なども随時紹介する。目標(1)機械要素の種類、機能、JIS規格に関して理解する。(2)機械要素の機能および強度設計ができ、JIS規格の中から、 適な機械要素を選択することができる。

期末試験80%、演習課題20%で総合60%以上を合格とする

吉本成香著『はじめての機械要素』工業調査会

大西清著『機械設計入門』理工学社

テキストを必ず読むこと。

【授業計画】1 機械に関する基礎知識2 機械要素の標準化と分類3 はめあいと寸法公差、表面粗さ4 ねじの形、用途、種類、強度5 ねじの締め付け力とゆるみ対策6 軸系要素7 軸受の種類、カタログの見方8 転がり軸受の取り付け方、転がり直動案内9 すべり軸受の分類、すべり軸受の種類10 転がり軸受とすべり軸受との比較11 動力伝達要素12 動力伝達の方法、歯車の種類、精度13 転位歯車、歯車の強度14 歯車機構と速度比、巻き掛け伝動15 その他の機械要素16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-10

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-69-

デザイン表現技法 (Design Basic Technique) 大島康彰機械工学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】発想したアイディアを他者に訴えるためにはイメージを的確に可視化する技術が必要である。また、抽象的な初期段階の構想も、具体的な実体を制作することにより新たな 質の提案へと変異/昇華する。本講ではスケッチやスタディモデルの製作を通し、プロダクト・デザインの基礎的な技法と造形感覚を磨く

提出作品の合計得点により評価し、60点以上を合格とする。

授業ごとにプリント配布

身の回りの工業製品や風景などを観察して、鉛筆スケッチなどの練習を日常的に行って欲しい。

【授業計画】1 造形の基礎理論概説2 デッサン(画材の使い方)3 デッサン(画面の構成)4 立体構成(透視図法の概念)5 アイディアスケッチ(フリーハンド・ドローイング)6 アイディアスケッチ(マーカー基礎)7 アイディアスケッチ(マーカー応用)8 アイディアスケッチ(パステル基礎)9 アイディアスケッチ(パステル応用)

10 レンダリング(アウトライン)11 ハイライト・レンダリング12 レンダリング(仕上げ)13 コンセプト・シート14 プレゼンテーションと講評115 プレゼンテーションと講評2

画材や定規など、個人使用の道具や消耗品などを購入してもらいます。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械工学実験Ⅰ-J (Experiment on Mechanical Engineering I-J) 古閑、高木、田辺、岡崎、張、青柳、神、二ノ宮、中野、増本、上野機械工学科 学科専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械の分野における基礎知識は、実際の現象に基づいており、基礎知識を実践的に身につけるには現象に触れて自ら法則性を見出す体験が不可欠である。本科目では機械およびその関連分野の基本的実験を行う。知識と実際の現象を結びつけること、測定器や実験装置の操作法など、実験の手法を身につけること、測定値や観察結果を整理して考察する力を身につけること、実験レポートを標準的な体裁・書式で作成できるようになること、以上が達成目標である。

全レポートが60点以上に達した場合を合格とする。相加平均を 終評価点とする。

日本工業大学機械工学科編『機械工学実験Ⅰ-J』

実験や実習を行う前に、テキストを熟読し、実験の目的を理解し、実験の手順を把握しておくこと。

【授業計画】1 機械工学実験の注意事項と実験レポートの書き方2 薄鋼板の引張試験(1) 試験片準備と試験3 薄鋼板の引張試験(2) 測定、計算、整理4 ベルヌーイの実験(1) 装置準備、実験、水柱計測5 ベルヌーイの実験(2) 水力勾配の解析、整理6 熱機関のモデル実験(1) 原理の確認、装置の準備7 熱機関のモデル実験(2) 実験、熱解析、整理8 実験理解度確認のための総合質疑応答(前半)9 振動の測定と解析(1) 無欠陥ローターの振動実験

10 振動の測定と解析(2) 欠陥ローターの振動実験11 二足歩行ロボットのメカトロニクス技術(1)12 二足歩行ロボットのメカトロニクス技術(2)13 トランスジューサーに関する電気計測実験14 ディジタル論理に関する電子回路実験15 実験理解度確認のための総合質疑応答(後半)16 レポート提出と講評

全テーマに出席およびレポート提出をしなければならない。第2週以降は、班に分かれて実施する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

短期インターンシップ (Short-Term Internship) 神雅彦機械工学科 学科専門科目

全学年 春・秋学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】短期インターンシップは、春季および夏季休業中に企業などに2週間出向き実習を行い、実践的かつ総合的に機械工学を学ぶ。実習は、企業等の就業規則に則って、企業独自のプログラムのもとで実施される。この科目の目的と目標を以下に示す。1)社会に出ることによって、卒業後のゴールをはっきりと認識する。2)エンジニアリングの実践体験を行い機械工学の総合力を身につける。3)実社会の先輩たちに接し人間性を涵養する。4)大学を離れて自分を見つめ直し自己を再認識する。

レポートの提出と口答試験

インターンシップ要領および実習先企業での配布物。

社会のマナーやルールについて学習しておくこと。実習先企業に関してよく研究しておくこと。

【授業計画】1 実習先企業の研究2 社会人と企業ルール教育および安全教育3 工場見学と会社の仕組みの研究4 基本実習1:作業を覚え、慣れる。5 基本実習2:作業をこなす。6 基本実習3:作業を理解する。7 事前研究・基本実習のまとめ8 応用実習1:機械を理解し、操作に慣れる。9 応用実習2:機械作業をこなす。

10 応用実習3:機械作業を理解する。11 総合実習1:生産を理解し、操作になれる。12 総合実習2:生産をこなす。13 総合実習3:生産を理解する。14 応用・総合実習のまとめ15 レポートの作成と提出

インターンシップ先企業は随時参照可能。受講に際しては「インターン賠償責任保険」に加入する必要がある。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-11

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-70-

長期インターンシップ (Long-Term Internship) 神雅彦機械工学科 学科専門科目

全学年 春・秋学期(集中講義) 4 単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】長期インターンシップは、企業などに1ヶ月間以上出向き実習を行い、実践的かつ総合的に機械工学を学ぶ。実習は、企業等の就業規則に則って、企業独自のプログラムのもとで実施される。この科目の目的と目標を以下に示す。1)社会に出ることによって、卒業後のゴールをはっきりと認識する。2)エンジニアリングの実践体験を行い機械工学の総合力を身につける。3)実社会の先輩たちに接し人間性を涵養する。4)大学を離れて自分を見つめ直し自己を再認識する。

レポートの提出と口答試験

インターンシップ要領および実習先企業での配布物。

社会のマナーやルールについて学習しておくこと。実習先企業に関してよく研究しておくこと。

【授業計画】1 実習先企業の研究2 社会人と企業ルール教育および安全教育3 工場見学と会社の仕組みの研究4 基本実習1:作業を覚え、慣れる。5 基本実習2:作業をこなす。6 基本実習3:作業を理解する。7 事前研究・基本実習のまとめ8 応用実習1:機械を理解し、操作に慣れる。9 応用実習2:機械作業をこなす。10 応用実習3:機械作業を理解する。11 総合実習1:生産を理解し、操作になれる。12 総合実習2:生産をこなす。13 総合実習3:生産を理解する。14 応用・総合実習のまとめ15 レポートの作成16 レポート提出と講評

インターンシップ先企業は随時参照可能。受講に際しては「インターン賠償責任保険」に加入する必要がある。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M1-12

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-71-

線形代数学Ⅱ (Linear Algebra II) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】行列式の概念を理解した上でその性質を学習する。さらに1次変換、固有値・固有ベクトルについて学習し、行列の幾何学的側面を理解する。行列式の取り扱いに習熟し、線形写像と行列の関係を理解することを達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列式2 行列式の基本性質3 行列式の基本性質の利用4 行列式の展開5 逆行列6 クラメルの公式7 1次変換8 回転と直交行列9 1次変換の合成・逆変換

10 固有値と固有ベクトル11 固有値・固有ベクトルの基本性質12 対称行列の対角化13 2次形式14 2次曲線の標準化15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

微分積分学Ⅱ (Diff erential and Integral Calculus II) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、積分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数の積分に習熟し、面積と定積分の関係、広義積分の概念を理解することを達成目標とする。本講義は工学集中コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 不定積分の基本概念2 基本的な関数の原始関数:整式・指数関数・三角関数3 基本的な関数の原始関数:分数式・無理式4 置換積分法5 部分積分法6 三角関数の不定積分7 有理関数の不定積分8 無理関数の不定積分9 定積分の定義とその基本性質

10 微分積分学の基本定理11 定積分の計算:基本的な関数12 定積分の計算:置換積分法・部分積分法13 平面図形の面積14 広義積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

代数幾何Ⅱ (Linear Algebra II) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】行列式の概念を理解した上でその性質を学習する。さらに1次変換、固有値・固有ベクトルについて学習し、行列の幾何学的側面を理解する。行列式の取り扱いに習熟し、線形写像と行列の関係を理解することを達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列式2 行列式の基本性質3 行列式の基本性質の利用4 行列式の展開5 逆行列6 クラメルの公式7 1次変換8 回転と直交行列9 1次変換の合成・逆変換

10 固有値と固有ベクトル11 固有値・固有ベクトルの基本性質12 対称行列の対角化13 2次形式14 2次曲線の標準化15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-1

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-72-

積分法 (Integral Calculus) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、積分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数の積分に習熟し、面積と定積分の関係、広義積分の概念を理解することを達成目標とする。本講義は工学発展コースの学生を対象としており、これまでの学習履歴に応じた問題演習を実施する。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 不定積分の基本概念2 基本的な関数の原始関数:整式・指数関数・三角関数3 基本的な関数の原始関数:分数式・無理式4 置換積分法5 部分積分法6 三角関数の不定積分7 有理関数の不定積分8 無理関数の不定積分9 定積分の定義とその基本性質10 微分積分学の基本定理11 定積分の計算:基本的な関数12 定積分の計算:置換積分法・部分積分法13 平面図形の面積14 広義積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

確率・統計Ⅱ (Probability and Statistics II) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】確率論や統計学の基本概念を学び、簡単な実験データへの適用方法を身につける。代表的な確率分布とその特徴を理解し、統計学の基本的な手法を習得することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 統計力をつけましょう2 データの整理3 データの代表値4 データの散布度5 相関係数6 相関表7 総合演習(1) 統計データの整理8 確率変数と確率分布9 2項分布10 正規分布(1) 定義11 正規分布(2) 応用12 推定13 検定(1) 母平均の検定14 検定(2) 母平均の差、母比率の検定15 総合演習(2) 統計的な推測

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

微分方程式 (Diff erential Equations) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】さまざまな自然科学的現象の解明に重要な役割を果たす微分方程式について学習する。1変数常微分方程式の基本的な解法の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 微分方程式2 微分方程式の解の存在3 変数分離形微分方程式4 同次形微分方程式5 1階線形微分方程式6 ベルヌーイの微分方程式、リッカチの微分方程式7 完全微分方程式8 積分因子9 1階微分方程式の応用例10 高階同次線形微分方程式とその基本解系11 微分演算子12 同次線形微分方程式の解法13 逆微分演算子14 非同次線形微分方程式の解法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-2

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-73-

工業力学-J (Engineering Mechanics-J) 増本憲泰機械工学科 学群共通専門科目 実践機械工学プログラム

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】力学は、静力学、運動学、動力学の3分野で構成され、「基礎力学・演習-J」では質点の静力学に関する基礎的素養を習得した。本講義では、まず静力学の学習を質点から剛体へと進めた後、質点の運動学を学習する。さらに、質点系や剛体の運動解析や振動解析などを行うための導入として、ニュートンの運動法則に代表される質点の動力学を学習する。また、仕事とエネルギー、運動量と力積に関する考え方を理解し、それらの計算能力を習得する。

総合課題演習(中間試験)と期末試験の相加平均で60点以上を合格とする。

入江敏博著『詳解 工業力学』理工学社

「基礎力学・演習-J」の内容を復習し、テキストの該当箇所を熟読しておくこと

【授業計画】1 質点の静力学に関する復習2 剛体に働く力の合成、力のモーメント、偶力3 剛体に働く力のつりあい4 重心とその計算方法5 分布力6 質点の直線運動、相対運動7 質点の曲線運動(放物運動、円運動)8 総合課題演習(剛体の静力学、質点の運動学)9 ニュートンの運動法則とダランベールの原理

10 向心力と遠心力11 天体の運動12 摩擦13 仕事、エネルギー、仕事率14 運動量と力積15 運動量保存の法則16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

工業力学 (Engineering Mechanics) 物理教員機械工学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目では力のつりあいの学習を質点から剛体へと進めた後、機構の運動解析などの基礎となる運動の法則を学習する。具体的な例題を通して剛体の静力学、速度と加速度、質点の運動、剛体の運動について基本原理を理解するとともに、ベクトルと微積分を用いた計算力を身につける。

中間試験と期末試験の相加平均で60点以上を合格とする。

入江敏博『詳解 工業力学』理工学社

前回の復習をした上で、テキストを読んで予習しておくこと。

【授業計画】1 力の表し方、力の合成と分解、力のつりあい2 力のモーメントと偶力、剛体のつりあい3 重心4 分布力5 動力学入門-変位、速度、加速度-6 質点の直線運動7 質点の平面運動、相対運動8 総合課題演習(中間試験)および解説9 ニュートンの運動法則

10 求心力と遠心力11 剛体の平面運動12 剛体の回転と慣性モーメント13 剛体の運動の方程式14 仕事とエネルギー、エネルギー保存則15 力積と運動量、運動量保存則

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

材料力学Ⅰ-J (Mechanics of Materials I-J) 梅崎栄作機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業製品の設計、検査および評価の基礎となる材料力学の基本的な原理を学ぶ。さらに、演習により、実際の製品等を対象とした問題の解決能力を育成する。引張・圧縮・せん断応力とひずみ、弾性と塑性、材料の強度と許容応力についての基礎概念を知識として覚えるに留まらず、機械技術者に最低限求められる計算技能を身に付けることを主な達成目標とする。

期末試験と総合演習(中間試験)の相加平均60点以上を合格とする。

坂田 勝、笠野英秋著『材料力学』朝倉書店 (2006)武藤、黒崎、岡崎、新津著『例題と演習で

学ぶ 材料力学』朝倉書店 (2000)

「基礎数理・演習Ⅰ」「基礎数理・演習Ⅱ」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 材料力学と設計2 力とモーメント3 力のつりあい4 垂直応力と垂直ひずみ5 せん断応力とせん断ひずみ6 棒の応力と変形7 材料試験と機械的性質8 総合演習(中間試験)および解説9 応力-ひずみ線図

10 環境により生じる応力11 静定構造(1)(単純な構造物)12 静定構造(2)(トラス)13 不静定構造(1)(単純な構造物)14 不静定構造(2)(トラス)15 許容応力と安全率16 期末試験

実践機械工学プログラム以外のコース希望者も受講可能。電卓を毎回持参のこと。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-3

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-74-

材料力学Ⅰ (Mechanics of Materials I) 梅崎栄作、村田泰彦機械工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業製品の設計、検査および評価の基礎となる材料力学の基本的な原理を学ぶ。さらに、演習により、実際の製品を対象とした問題の解決能力を育成する。

期末試験を40%、中間試験を40%、演習を20%として評価する。

坂田 勝、笠野英秋著『材料力学』朝倉書店 (2006)武藤睦治、黒崎 茂、岡崎正和、新津 靖

著『例題と演習で学ぶ 材料力学』朝倉書店 (2000)

「基礎数理・演習Ⅰ-J」「基礎数理・演習Ⅱ-J」の内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 材料力学と設計2 力とモーメント3 力のつりあい4 垂直応力と垂直ひずみ5 せん断応力とせん断ひずみ6 棒の応力と変形7 フックの法則と弾性係数8 中間試験9 静定構造(1)(単純な構造物)10 静定構造(2)(トラス)11 不静定構造12 熱応力13 平面応力状態における主応力と主平面14 平面応力状態における応力とひずみの関係15 モールの応力円

材料力学Ⅰ-J、本科目からどちらかを選択。電卓を毎回持参のこと。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

工業材料 (Industrial materials) 田辺潤機械工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】製品の設計において適切な材料選択を行うためには、各種の実用材料の特性を理解しておく必要がある。本科目では、代表的な構造材料である鉄鋼材料を中心に、非鉄金属材料、非金属材料、特殊材料の特性を解説する。

中間試験30%、期末試験50%、レポート20%坂本 卓『絵とき機械材料の基礎のきそ』

日刊工業新聞社

高等学校で学んだ化学に関する内容を復習しておくこと

【授業計画】1 工業材料の性質(1)-材料の種類、機械的性質-2 工業材料の性質(2)-凝固、状態図-3 鉄鋼の製造4 鉄鋼の種類と成分5 鋼の熱処理(1)-熱処理の種類と目的、TTT曲線-6 鋼の熱処理(2)-焼入れ性-7 総合課題演習(中間試験)8 鉄鋼材料(1)-浸炭鋼、工具鋼、快削鋼-9 鉄鋼材料(2)-ステンレス鋼、耐熱鋼-10 鉄鋼の加工(1)-塑性加工-11 鉄鋼の加工(2)-溶接と接合、表面処理-12 非鉄金属材料13 非金属材料14 特殊材料(1)-焼結材料、形状記憶合金-15 特殊材料(2)-機能性材料、複合材料-

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械電気基礎 (Fundamental electricity for mechanical engineers) 山口義昭機械工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】電気電子技術は、電気関連の工業のみならず、機械、化学、金属などの工業においても中心的な役割を果たしており、その応用範囲は多岐にわたっている。この授業では、機械技術者として必要な電気工学に関する基礎的知識を習得することを目標に、直流回路から始めて、電流磁界、電磁誘導、静電現象、交流回路、電気・電子計測器、電気諸量の測定法などについて、丁寧かつわかり易い解説を行う。

期末試験(80%)、課題演習(20%)高橋寛監修『わかりやすい電気基礎』コロ

ナ社、及び配布資料

飯高成男著『電気・電子の基礎マスター』電気書院

常にノートの整理を行い、復習に努めること

【授業計画】1 電流と電圧2 直流回路(並列回路、直列回路)3 直流回路(応用回路)4 抵抗の性質、電力、電力量5 電流と磁界、磁束密度、磁気回路6 電磁誘導、インダクタンス7 電磁誘導の応用、電磁力8 静電現象、静電界、電位9 コンデンサと静電容量10 正弦波交流、その発生法と性質11 交流回路の基礎12 交流回路の電力、三相交流13 電気計測器、電子計測器14 電気の諸量の測定法15 シーケンス制御(基礎、制御回路、応用例)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-4

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-75-

機械技術史 (History of Mechanical Engineering) 丹治明機械工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】歴史とは「創造と変化」の集大成である。歴史を学ぶことで「専門科目の学習意欲の向上」と「創造性の増強」が予想され、技術者・社会人としての生き方を知ることができる。そこで本講義では、テキストや図・写真資料と本学の工業技術博物館の実物資料等を用いて、機械工学・機械技術等の歴史を講述することで、学生の視野を広げ、創造性育成の教育を実践する。

期末試験70%、レポ-ト30%として、合計60点以上を合格とする。

内田星美 著『日本産業技術史』私家版三輪修三 著『機械工学基礎コ-ス 機械

工学史』丸善株式会社刊

教科書・参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 機械技術史を学ぶにあったて2 古代の機械技術(古代中国)3 古代の機械技術(古代ギリシャ・ロ-マ)4 中世の機械技術(宋代の技術)5 中世の機械技術(ヨ-ロッパの技術)6 ルネサンス期の機械技術(概要)7 ルネサンス期の機械技術(ダ・ヴィンチ①)8 ルネサンス期の機械技術(ダ・ヴィンチ②)9 産業革命(イギリス①)

10 産業革命(イギリス②)11 産業革命(アジア)12 近代日本の機械工学の導入と定着13 機械工学の現在と未来①14 機械工学の現在と未来②15 まとめと講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メカトロニクス概論 (Introduction for Mechatronics) 有賀幸則機械工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】メカトロニクスの概要を理解し、メカトロニクスの前段階である機械と電気の結びつきで代表的なリレーシーケンス制御による自動化について分析し、同時に簡単なシーケンス回路が描けるようになることを目標とする。

期末試験で60点以上を合格とする

鷹野英司著『メカトロニクス』理工学社

萩原・山城著『シーケンス制御入門』理工学社

テキストを読んでおくこと

【授業計画】1 メカトロニクスとは…メカトロニクスの定義2 メカトロニクスの適用例3 メカトロニクスシステムの構成要素4 メカトロニクスシステムの構成要素-センサ5 メカトロニクスシステムの構成要素-アクチュエータ6 メカトロニクスシステムの制御の種類7 シーケンス制御の制御形態8 シーケンス制御の構成要素9 空気圧基本システム

10 タイムチャート、回路図の書き方、実態配線図11 自己保持回路、インターロック回路12 一本のエアシリンダーの制御回路13 複数本のエアシリンダーの制御回路14 複数本のエアシリンダーの制御回路15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械設計Ⅰ-J (Mechanical Design Ⅰ -J) 長坂保美、大寄赳彦、浅見敏明機械工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりを実践するためには、設計・製図法の基礎を習得していることが必要不可欠である。本科目では、課題「減速機」の設計製図を通して、JIS規格に基づいた設計法とその表現方法を学ぶ。本講義は、本学で開発した教材学習支援(CAI)システムによって進められる。具体的には、学生ごとに異なる設計仕様が提示され、毎週、レポートや図面の提出が行われる。本講義では「減速機」の各部品の仕様(寸法公差など)を独自で設計し、製図で表現できるようになることを達成目標とする。

レポートと部品図面(50点)、組立図面(30点)、試験(20点)とし合計60点以上を合格。

毎週プリント配布、CAIシステムによる設計仕様・テキストの自動配信と自動採点

大西 清『機械設計製図便覧』理工学社

毎週配布されるプリントを復習

【授業計画】1 歯車仕様設定(曲げ強さの計算) →レポート 2 歯車仕様設定(歯面強さの計算) →レポート3 歯車設計(大歯車の設計製図)  →部品図面4 軸仕様設定(形状・強度の計算) →レポート5 軸仕様設定(キー溝の計算)   →レポート6 歯車・軸に関する試験/加工法  →試験7 ベアリング選定/オイルシール選定→レポート8 軸受け部の組立拡大図      →部品図面9 歯車設計(小歯車の設計製図)  →部品図面

10 軸設計(出力軸の設計製図)   →部品図面11 ケーシングの解説と部品表構成の解説/組立図12 ケーシングの組立図(1)13 ケーシングの組立図(2)14 ケーシングの組立図(3)    →組立図面15 部品/組立図面の総合評価 →部品/組立図面

本講義は本学が開発したCAIシステムにより、全員が異なる課題が与えられ、独自のペースで行われる

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-5

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-76-

デザイン概論 (Introduction to Design) 白谷貞夫機械工学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】ユーザー視点をベースに、モノのあり方や価値を多角的、総合的に捉えるデザインの考え方およびプロダクトデザインの開発アプローチとプロセスに関する基礎知識を習得する。また、これらにより各人の技術に関する専門性に加えて、広い視野からの柔軟な発想力と総合力を養うことを目的とする。

期末試験100%による評価とする。

テキストは各週の授業当日に配布する。深澤直人ほか『デザインの原形』六耀社、 

D.ノーマン『誰のためのデザイン?』新曜社 各回の授業で学んだことを、身近にある

機器のデザイン、機能、操作性などに当てはめて考察ることにより、理解度を高める。

【授業計画】1 デザインとは2 近代デザインの成立と発展3 時代のニーズとデザイン課題の変遷4 デザイン・アプローチの考え方5 プロダクトデザインの開発プロセス6 1)コンセプトワーク    ①課題を形成する7              ②製品コンセプトを創る8               ③アイデアを展開する9 2)アートワーク      ①形を創造する10              ②色彩を決める11              ③環境に配慮する12 3)インタラクションワーク ①ヒトの特性を知る13              ②ヒトとモノの関係性14              ③ユニバーサルデザイン15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

マーケティング概論-J (Introduction to Marketing-J) 藤﨑学機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】エンジニアにとって、マーケティングとはどんな意味を持つのか。精魂込めて開発した製品が、大ヒットしたり、全く売れなかったりするのはなぜなのかを考察する。そして、どうすれば顧客に喜んでもらえて、売れる製品づくりができるのかといったマーケティングの基本理論を習得する。特に顧客満足の視点から、マーケット・インによる製品開発の重要性を理解できるまでにレベルアップを図る。

期末試験で60点以上を合格とする。

配布資料及びパワーポイントによる『マーケティング戦略第3版』有斐閣アル

マ、『マーケティング』日経文庫

参考図書の「マーケティング戦略第3版」有斐閣アルマを予習・復習に利用することが望ましい。

【授業計画】1 マーケティングとは2 マーケティング・プロセスと環境分析3 顧客価値、顧客満足、顧客ロイヤリティ4 成長戦略5 競争戦略6 市場調査7 消費者行動8 市場細分化9 製品ライフサイクル10 新製品開発とブランド11 価格設定12 流通経路13 プロモーション14 これからのマーケティング15 マーケティング関連法規16 期末試験

プロダクトデザインコース、メカニクスコースの配属者も受講可能。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械工学実験Ⅱ-J (Experiment on Mechanical Engineering Ⅱ -J) 梅崎、長坂、田辺、野口、青柳機械工学科 学科専門科目

2年 春学期 1 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりを実践するためには、多くの実技体験を積むことが必要不可欠である。本科目では、授業計画に示す基礎的な実験を体験することで、機械工学の知識を深め、試験機や装置、ソフトウェアなどを操作できる能力、さらに、実験結果をレポートにまとめる力を養う。本科目では、各種材料試験や電気・光学系の試験の概要と操作方法を理解すること、NC工作機械の数値制御プログラムが作成できること、CAE解析を理解し、独力で構造解析ができるになることを到達目標としている。  

4つの実験レポートについて、それぞれ合格点(60点)以上に達した場合を合格とする。

日本工業大学機械工学科編『機械工学実験ⅡーJ』

実験や実習を行う前に、テキストを熟読し、実験の目的を理解し、実験の手順を把握しておくこと。

【授業計画】1 機械工学実験の意義と実験の心構え2 材料 非破壊試験の分類および実験準備3 材料 X線透過試験4 材料 超音波探傷試験5 数値制御 平面(XY軸)でのCNCプログラム解説①6 数値制御 平面(XY軸)でのCNCプログラム解説②7 数値制御 平面(XY軸)でのCNCプログラム解説③8 レポート改善指導①9 電気実験 ステッピングモータの特性実験10 電気実験 製作実習(調光器)11 電気実験 分光実験12 CAE 応力解析の概要13 CAE 円孔を有する平板の応力解析14 CAE スパナ・はりの応力解析15 レポート改善指導②

先端材料技術研究センター、機械工作センター、電気実験センター等にて実施する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-6

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-77-

材料力学Ⅱ (Mechanics of Materials Ⅱ) 梅崎栄作、古閑伸裕機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業製品の設計、検査および評価の基礎となる材料力学の基本的な原理を学ぶ。さらに、演習により、実際の製品を対象とした問題の解決能力を育成する。

期末試験を40%、中間試験を40%、演習を20%として評価する。

坂田 勝、笠野英秋著『材料力学』朝倉書店 (2006)武藤睦治、黒崎 茂、岡崎正和、新津 靖

著『例題と演習で学ぶ 材料力学』朝倉書店 (2000)

微分法と積分法の基礎を復習しておくこと。

【授業計画】1 はりにおける力の釣り合い2 はりのせん断力と曲げモーメント(1)(片持はり)3 はりのせん断力と曲げモーメント(2)(両端支持はり)4 断面二次モーメント、断面係数5 はりの曲げ応力とせん断応力(1)(曲げ応力)6 はりの曲げ応力とせん断応力(2)(平等強さはり)7 中間試験8 静定はりのたわみ(1)(片持はり)9 静定はりのたわみ(2)(両端支持はり)

10 不静定はりのたわみ11 軸のねじり12 軸のねじりとコイルバネ13 ひずみエネルギー14 柱の座屈15 材料の強度

電卓を毎回持参のこと。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機構学 (Mechanism) 増本憲泰機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】所望の機能を実現する機械の設計を行う際に、機構が定まらなければ各部品の形状および寸法を定めることはできない。したがって、機械の設計者には機構に関する知識が必要不可欠である。本講義では、機構に現れる重要な図形に関する定理を確認しながら、機械に用いられている機構の種類および特徴について学習し、各機構の運動解析を行う手法を習得する。

期末試験80%、演習課題20%

森田鈞著『機構学』実教出版

入江敏博著『詳解 工業力学』理工学社

「工業力学」または「工業力学-J」の内容を復習しておくこと

【授業計画】1 機械運動の基礎2 機構における速度、加速度3 摩擦伝動装置4 歯車歯形15 歯車歯形26 各種の歯車と歯車列7 演習課題18 カム装置19 カム装置2

10 リンク装置111 リンク装置212 直線運動機構13 演習課題214 巻掛け伝動装置15 Vベルト伝動、チェーン伝動

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械設計Ⅱ (Mechanical Design Ⅱ) 村田泰彦、大寄赳彦、浅見敏明機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりを実践するためには、設計・製図法の基礎を習得していることが必要不可欠である。本科目では、「機械設計Ⅰ-J」で習得した設計手法をもとに、より高度な機械、具体的には、ガソリンエンジン部品を設計・製図を行う。その過程においてエンジンの仕組み、各種部品の寸法設定方法と強度計算方法や製図法について習得する。「機械設計Ⅰ-J」と本科目とを学習することにより、受講生各自が、独力で設計し、製図で表現できるようになることを学習の達成目標としている。

部品図(10点×3=30点)と組立図(30点)、計算書(40点)で60点以上を合格とする。

大西 清『機械設計製図便覧』理工学社、プリント

プリントおよび機械設計便覧を熟読しておくこと。

【授業計画】1 エンジン設計諸元の決定2 エンジン出力の計算3 ピストンの設計4 ピストンピンとピストンリングの設計5 ピストンとピストンピンの製図(1)6 ピストンとピストンピンの製図(2)7 連結棒の設計8 連結棒の製図(1)9 連結棒の製図(2)

10 クランク軸の設計11 クランク軸の製図12 エンジン組立図の製図(1)13 エンジン組立図の製図(2)14 エンジン組立図の製図(3)15 課題の提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-7

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-78-

機械工学実験Ⅲ (Experiment on Mechanical Engineering Ⅲ) 有賀幸則、長坂保美、栗原宏機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

2年 秋学期 1 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】本学に設置されている機械工作センター、CAD/CAM/CAE演習室において、NC工作機械を使用した製作加工実験と、3DCAD(CATIA)を使用してモデルの作成・解析を行なう。

製作物およびレポートで評価

プリント

「機械工学実験Ⅱ-J」の復習をすること

【授業計画】1 概要説明2 NCプログラミング方法の確認3 3次元形状のNCプログラミング4 3次元形状のNCプログラミング5 3次元形状のNCプログラミング6 NC工作機械による加工7 NC工作機械による加工8 レポート作成9 3DCADによるモデル作成方法の確認10 課題説明および3DCADによるモデル作成11 3DCADによるモデル作成12 3DCADによるモデル作成13 3DCADによるモデルの解析14 3DCADによるモデルの解析15 まとめ16 レポート提出と講評【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

カラーマネージメント (Color Management) 細田彰一機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】プロダクトデザインの基礎知識として、機能や材料を理解することと同様に、色彩を含むグラフィックやデザインの要素を知る事は重要である。本講義では色彩学を含むグラフィックデザインの基礎的な知識と、創作の技術を具体的な演習を通して学習する。基本的なペイント系、ドロー系のソフトウェアを使用し、印刷物のレイアウトデザイン、プレゼンテーションパネルの作成等、表現技術の基本を習得する。

課題点(100点)で60点以上を合格とする。

適宜プリント配布『デッサン・パースの入門書』、『AdobeCS

シリーズの解説書』日頃目にする新聞雑誌、ファッション等の

情報を広く集め、特徴的なデザイン、興味のあるデザイン資料を収集する。

【授業計画】1 デッサンの基礎(線を描く)2 デッサンの基礎(面の表現)3 パースの基礎(一点透視法)4 パースの基礎(二点透視法)5 パースの基礎(三点透視法)6 グラフィックデザインの概念7 ドロー系ソフト入門8 ドロー系ソフト演習19 ドロー系ソフト演習210 ドロー系ソフト演習311 ペイント系ソフト入門12 ペイント系ソフト演習113 ペイント系ソフト演習214 総合課題-115 総合課題-216 課題提出と講評【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

塑性加工 (Plastic Working) 古閑伸裕機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】自動車や家電など、大量生産される製品や部品の製造技術として、圧延、押出し、引抜き、せん断、曲げ、深絞り、鍛造などの様々な塑性加工技術が活用されている。これら塑性加工法の原理や原則を理解し、これらを活用するための応用技術や、潤滑、金型、プレス機械など、これら塑性加工に関連する周辺技術を幅広く学ぶことで、ものづくり実践の基礎技術を習得する。さらに最新の塑性加工技術についての知識も身につける。

期末試験により評価する。

古閑ほか『生産加工入門』コロナ社

日本塑性加工学会編『塑性加工入門』コロナ社授業前にはテキストを事前に熟読し、授業

後には授業中に実施した演習問題を再度解くなどし、完全に理解しておくこと。

【授業計画】1 塑性加工のはたらき2 塑性力学の基礎(応力とひずみ)3 塑性力学の基礎(降伏条件など)4 塑性加工用材料と工具材質5 圧延加工6 押出し加工7 引抜き加工8 せん断加工9 曲げ加工10 深絞り加工11 鍛造加工12 プレス機械と金型13 潤滑と表面処理14 難加工材の塑性加工15 最新の塑性加工技術

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-8

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-79-

機械加工 (Metal Cutting and Machine Tools) 神雅彦機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機械加工(切削加工)法は、素材から不要部分を除去して必要な形状と表面仕上を与える機械部品の製作法である。切削加工法には、工具に刃物を用いる(1)狭義の切削加工法と(2)砥粒加工法とが含まれる。この講義では、切削加工法における主要項目である切削加工理論、各種切削加工方法、工具と工作機械、あるいは加工精度などに関して学ぶことを目的とする。そして、生産加工技術者として必要なそれらの基礎を修得することを目標とする。

期末試験70%、課題演習30%

古閑伸裕ほか『生産加工学入門』コロナ社(2009)

中島利勝ほか『機械加工学』コロナ社(2001)

基礎数理、機械工学実験Ⅰ-J等の科目を復習しておくこと。

【授業計画】1 機械加工(切削加工)の概論2 切削加工の歴史と現在の動向3 切削加工理論1(切りくず生成理論)4 切削加工理論2(切削の力学)5 切削加工理論3(切削における振動)6 各種切削加工方法1(加工法、工具、工作機械)7 各種切削加工方法2(加工法、工具、工作機械)8 前半のまとめと課題演習19 砥粒加工理論

10 研削加工理論11 各種砥粒加工方法1(加工法、工具、工作機械)12 各種砥粒加工方法2(加工法、工具、工作機械)13 切削加工と計測14 後半のまとめと課題演習215 最新の切削加工技術の概論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

材料評価・演習 (Material Evaluation and Exercise) 竹内貞雄、古閑伸裕、村田泰彦、野口裕之、二ノ宮進一機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

2年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業製品の設計では、使用する材料は無欠陥であることを前提に設計される。しかし、実際の生産現場では材料内部の欠陥や加工形状に起因する応力集中等が原因となって破壊事故が起きる。また、表面の傷など強度に影響を与えない場合でも不良品の発生を引き起こす。本講義では構造部材の破壊事例と解析手法、プレス加工時に問題となる材料欠陥、プラスチック成形加工における材料欠陥、製品の各種欠陥を調べる非破壊検査、製造現場における工程管理について学ぶ。

期末試験で60点以上を合格とする。

プリントを配付

失敗学のすすめ、畑村洋太郎、講談社

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 構造部材の破壊事例2 溶接部の欠陥と破壊3 脆性破壊と鋼の低温脆性4 疲労破壊と疲労メカニズム5 材料特性値調査のための評価試験6 プレス成形性調査のための評価試験7 塑性加工における材料特性値の影響8 プラスチックの性質と種類9 プラスチック製品の破壊と機械的特性

10 プラスチック製品における欠陥11 非破壊検査(1)表面欠陥の検出12 非破壊検査(2)内部欠陥の検出13 生産ラインにおける不良品の検出14 品質管理手法15 品質保証の実際

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

数学Ⅰ-J (Mathematics I-J) 衛藤和文機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「線形代数学」の内容を一通り身につけることを目標とする。1次独立性・ベクトル空間等の基礎概念を理解した上で線形写像・固有値・行列の対角化について学ぶ。ベクトル、行列の計算の習得および行列の幾何学的側面について理解することを達成目標とする。

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。

水本久夫著『線形代数学の基礎』培風館(2000)

各授業の前に教科書を読んで、疑問点、不明なところをまとめておくこと。

【授業計画】1 ベクトルとその演算2 ベクトル空間3 ベクトルの1次独立・1次従属4 正規直交系5 ベクトル空間の部分空間6 行列の階数とベクトル空間の次元7 部分空間の積・和8 線形写像9 線形写像の行列表示

10 正則変換・直交変換11 固有値・固有ベクトル12 固有値と固有ベクトルの基本性質13 行列の対角化14 2次形式15 2次曲線の分類

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとり、計算してください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-9

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-80-

数学Ⅱ-J (Mathematics II-J) 大野修一機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「統計学」の内容を一通り身につけることを目的とする。まず、前半は、データを整理し、平均、分散、相関係数を求める。後半は、代表的な確率分布である正規分布の性質を使った推定、検定を学ぶ。代表的な確率分布とその特徴を理解し、統計学の基本的な手法を習得することを達成目標とする。

レポート(20点)、期末試験(80点)で評価して60点以上を合格とする。

和田秀三著『確率統計の基礎』サイエンス社(1985)

各授業の前に教科書を読んで、疑問点、不明なところをまとめておくこと。

【授業計画】1 データの整理2 データの代表値3 データの分散度4 相関係数5 確率6 条件付き確率7 確率変数と確率分布8 確率変数の平均9 確率変数の分散10 二項分布11 正規分布12 正規分布の応用13 推定14 検定(1) 母平均の検定15 検定(2) 母平均の差、母比率の検定

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとり、計算してください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学Ⅰ-J (Advanced Mathematics I-J) 大野修一機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「微分積分学」について講義する。多変数関数の微分・積分の基本的な概念を理解し、機械工学の諸分野において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。多変数関数の微分・積分に習熟し、多変数関数に関する応用問題の解法を習得することを達成目標とする。

中間試験(50点)、期末試験(50点)で60点以上を合格とする。

矢野健太郎・石原繁編『微分積分』裳華房(2009)

各授業の前に教科書を読んで、疑問点、不明なところをまとめておくこと。

【授業計画】1 多変数関数と極限2 偏導関数3 高次偏導関数と全微分4 合成関数の微分5 陰関数の微分6 極値の判定7 陰関数の極値・条件付極値8 総合演習 (中間試験を含む)9 重積分10 積分順序の変更11 変数変換と重積分12 広義重積分13 3重積分14 体積と重積分15 重積分の応用

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとり、計算してください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

物理学Ⅰ-J (Physics I-J) 佐藤杉弥機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】技術者の素養として基礎的な物理学の知識と考え方を学ぶ。特に基本的な物理概念の理解を中心とする。物理現象観測の具体的方法、特に電気的手法と原理、物質の構造と性質、波動現象、力学の発展過程と運動の記述について学ぶ。物理学の基礎的概念および観測手法について説明でき、授業範囲内に現れる要素的な物理法則を用いた計算を実行できることを達成目標とする。

期末試験(50点)、演習と小レポート(50点)で60点以上を合格とする。

J.オグボーン/M.ホワイトハウス著『アドバンシング物理-新しい物理入門』シュプリンガー・ファアラーク東京(2004)

テキストを事前に熟読しておくことが必須。あらかじめ不明点・疑問点をピックアップしておくこと。

【授業計画】1 見えないものをみる-波の基本、音波2 宇宙からの画像-電磁波とスペクトル3 目とレンズ-光学の基本4 微小素子を作る-原子の構造と電子・イオン5 電子回路による検出-電流と回路6 センサーと感覚-誤差と分解能7 信号を送る-デジタル通信と電磁スペクトルの利用8 材料をテストする-材料の種類と強度9 物質の内部を探る-材料物質の結晶構造と光学的性質10 波のふるまい-波の合成、干渉と回折11 光とはなにか-粒子説と波動説12 量子的ふるまい-光子の現代的な理解への過程13 空間と時間の地図-運動とベクトル14 次の運動を計算する-運動学、論理による予測15 運動を司るもの-力、質量、重力と自然の理解

他の授業や現実の問題との関連も想像しながら学んでください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-10

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-81-

物理学Ⅱ-J (Physics II-J) 服部邦彦機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】現代物理学が解き明かしてきた物理世界を、技術者の素養としての基礎物理学の知識を学ぶとともに、物理現象相互の関係と応用的な考え方を身につける。自然のモデル化の手法、分子運動論やエントロピーのような発展的な法則、運動量やエネルギーの観点からの運動の記述、電気磁気現象の理解と応用、物質の基本要素の基礎知識を学ぶ。物理の基礎法則および知識を習得し、それをもとに複合的な現象や非日常的概念の理解と応用的な物理法則の利用ができる素養を身につける。

期末試験(5 0点)、演習と小レポート   (50点)で合計60点以上を合格とする。

J.オグボーン/M.ホワイトハウス著『アドバンシング物理A2』シュプリンガー・ファアラーク東京(2004年)

テキストは、事前に熟読しておくことが必須。

【授業計画】1 もしそうならどうなるか-現象のモデル化と法則2 量に比例する変化のモデル-指数関数的モデル3 繰り返す現象のモデル-調和振動子と共振4 時計仕掛けの宇宙-万有引力と遠心力5 天体の回転-運動とエネルギーの保存6 ロケットの運動-運動量と衝突7 ビッグバンはあったか-宇宙の観測とドップラー効果8 熱気球が浮く理由-気体の法則9 ミクロとマクロで見る物質-温度と熱、分子運動論

10 非常に熱い、非常に冷たい-物質の相変化11 電磁的な機械-電磁気とモーター12 電子を加速する-電荷と電場13 物質の究極を探る-素粒子と量子14 放射線-リスクと応用15 エネルギーと環境-核分裂と核融合、エネルギー変換

図や写真と対応させながら内容の理解につとめてください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

材料力学Ⅱ-J (Mechanics of Materials Ⅱ -J) 梅崎栄作機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】「材料力学1-J」では、引張・圧縮・せん断応力とひずみ、弾性と塑性、材料の強度と許容応力についての基礎概念を学んだ。本講では引き続き、工業製品の設計、検査および評価の基礎となる材料力学の基本的な原理を学ぶ。さらに、演習により、実際の製品等を対象とした問題の解決能力を育成する。はりの解析、組み合わせ応力、軸とねじりについての基礎概念を知識として覚えるに留まらず、機械技術者に最低限求められる計算技能を身に付けることを、主な学習の達成目標とする。

期末試験と総合演習(中間試験)の相加平均60点以上を合格とする。

坂田 勝、笠野英秋著『材料力学』朝倉書店 (2006)武藤、黒崎、岡崎、新津著『例題と演習で

学ぶ 材料力学』朝倉書店 (2000)

微分法と積分法の基礎を復習しておくこと。

【授業計画】1 はりにおける力の釣り合い2 はりのせん断力と曲げモーメント(1)(片持はり)3 はりのせん断力と曲げモーメント(2)(両端支持はり)4 断面二次モーメント、断面係数5 はりの曲げ応力6 平等強さはり7 静定はりのたわみ8 不静定はりのたわみ9 総合演習(中間試験)および解説

10 平面応力状態における主応力と主平面11 平面応力状態における応力とひずみの関係12 モールの応力円13 トルク、せん断応力、断面二次極モーメント14 動力伝達軸における曲げねじり15 軸のねじりとコイルバネ16 期末試験

電卓を毎回持参のこと。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機構学-J (Mechanism-J) 有賀幸則機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機構学は、機械各部の運動を解析、あるいは所望の運動をする機械を設計しようとするときに、その基礎となる学問である。本講では機構学の基礎と摩擦伝動装置、歯車装置、カム装置、リンク装置、巻掛け伝動装置について学習する。目標1. 機構を構成する機械要素の構造と機能を理解する。 2. 機構による色々な運動の挙動を理解する。

中間試験50%、期末試験50%とし、総合得点が60%以上を合格とする

森田 鈞著『機構学』実教出版

安田仁彦著『機構学』コロナ社

機械要素、工業力学を理解しておくことが望ましい

【授業計画】1 機械運動の基礎2 機構における速度、加速度3 摩擦伝動装置(1)4 摩擦伝動装置(2)5 歯車歯形(1)6 歯車歯形(2)7 各種の歯車と歯車列8 中間試験および講評9 カム装置(1)

10 カム装置(2)11 リンク装置(1)12 リンク装置(2)13 リンク装置の応用14 巻掛け伝動装置15 Vベルト伝動、チェーン伝動16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-11

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-82-

電気電子工学概論-J (Introduction to electricity and electronics-J) 山口義昭機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】電気電子技術は、電気関連の工業のみならず、機械、化学、金属などの工業においても中心的な役割を果たしており、その応用範囲は多岐にわたっている。この授業では、機械技術者として必要な電気・電子工学に関する基礎的知識を習得することを目標に、電気磁気現象から始めて、電気回路、電気材料、電気電子計測、電子素子と回路などについて、丁寧かつわかり易い解説を行う。

期末試験(80%)、課題演習(20%)

酒井善雄著『電気電子工学概論』丸善、及び配布資料

飯高成男著『電気・電子の基礎マスター』電気書院

常にノートの整理を行い、復習に努めること

【授業計画】1 静電気と電子、電界、ガウスの定理、電位、電位差2 電流、電気抵抗、オームの法則、電力3 直流回路、キルヒホッフの法則4 電流と磁界、電磁力、磁気回路5 電磁誘導、コイルとインダクタンス6 コンデンサと静電容量、正弦波交流7 交流回路の基礎8 交流回路の電力、三相交流9 電気材料(導体、半導体、絶縁体、磁性体)10 電気計測器、電子計測器11 電力の発生、電力機器、電力の利用12 電子素子(ダイオード、トランジスタ、IC)13 電子回路の基礎(整流回路、増幅回路、オペアンプ)14 センサ技術(各種センサとその応用例)15 シーケンス制御(基礎、制御回路、応用例)16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

流体力学Ⅰ-J (Fluid Mechanics Ⅰ -J) 高木茂男機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】流体力学は設備、装置における配管系設計の基礎として重要である。科目の目的は、続く「流体力学Ⅱ-J」と合わせて、水力学における基礎的な知識と応用力、および二次元流の理論的取り扱いの基礎を身につけることである。質量保存則、エネルギー保存則、運動量の法則、などの基礎を理解し、関連する技術計算を行えるようになる事、および、二次元流に対して微小体積の運動方程式を基礎とする力学的取り扱いの基本的知識を得る事を達成目標とする。

期末試験での得点60点以上を合格とする。市川常雄 著『改訂新版 水力学・流体力

学』朝倉書店 (1981)

石綿良三 著『流体力学入門』森北出版 (2000)

一般的な力学における、力の釣り合いとエネルギーの保存の考え方を復習しておくこと。

【授業計画】1 流体に関する物性値と力学的諸量2 圧力とパスカルの原理3 重力場の静止流体4 深度と圧力、液柱計5 流量と流速6 連続の式7 オイラーの運動方程式8 ベルヌーイの定理9 ベルヌーイの定理の応用―管路内の圧力―10 ベルヌーイの定理の応用―トリチェリの定理―11 運動量の法則―管路の受ける力―12 運動量の法則―噴流の与える力―13 角運動量の法則14 二次元流れの連続の式と運動方程式15 速度ポテンシャルと流れ関数16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械設計Ⅱ-J (Mechanical Design Ⅱ -J) 村田泰彦、大寄赳彦、浅見敏明機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期 2 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりを実践するためには、設計・製図法の基礎を習得していることが必要不可欠である。本科目では、「機械設計Ⅰ-J」で習得した設計手法をもとに、より高度な機械、具体的には、ガソリンエンジン部品を設計・製図を行う。その過程においてエンジンの仕組み、各種部品の寸法設定方法と強度計算方法や製図法について習得する。「機械設計Ⅰ-J」と本科目とを学習することにより、受講生各自が、独力で設計し、製図で表現できるようになることを学習の達成目標としている。

部品図(10点×3=30点)と組立図(30点)、計算書(40点)で60点以上を合格とする。

大西 清『機械設計製図便覧』理工学社、プリント

プリントおよび機械設計便覧を熟読しておくこと。

【授業計画】1 エンジン設計諸元の決定2 エンジン出力の計算3 ピストンの設計4 ピストンピンとピストンリングの設計5 ピストンとピストンピンの製図(1)6 ピストンとピストンピンの製図(2)7 連結棒の設計8 連結棒の製図(1)9 連結棒の製図(2)10 クランク軸の設計11 クランク軸の製図12 エンジン組立図の製図(1)13 エンジン組立図の製図(2)14 エンジン組立図の製図(3)15 課題の提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-12

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-83-

インターンシップ-J (Internship-J) 神雅彦、丹治明機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

2年 秋学期(集中講義) 2 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】インターンシップは、春季および夏季休業中に企業などに2週間出向き実習を行い、実践的かつ総合的に機械工学を学ぶ。実習は、企業等の就業規則に則って、企業独自のプログラムのもとで実施される。科目の目的を以下に示す。1)社会に出ることによって、卒業後のゴールを認識する。2)エンジニアリングの実践体験を行い機械工学の総合力を身につける。3)実社会の先輩たちに接し人間性を涵養する。目標は、社会と会社のしくみを知り、機械工学の実践の基礎を身に着けることである。

レポートの提出と口答試験

インターンシップ要領および実習先企業での配布物。

社会のマナーやルールについて学習しておくこと。実習先企業に関してよく研究しておくこと。

【授業計画】1 実習先企業の研究2 社会人と企業ルール教育および安全教育3 工場見学と会社の仕組みの研究4 基本実習1:作業を教わり、慣れる。5 基本実習2:作業をこなす。6 基本実習3:作業を理解する。7 事前研究・基本実習のまとめ8 応用実習1:機械を教わり、慣れる。9 応用実習2:機械作業をこなす。

10 応用実習3:機械作業を理解する。11 総合実習1:生産を教わり、慣れる。12 総合実習2:生産をこなす。13 総合実習3:生産を理解する。14 応用・総合実習のまとめ15 レポートの作成16 レポート提出と講評

インターンシップ先企業は随時参照可能。受講に際しては「インターン賠償責任保険」に加入する必要がある。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メカトロニクス回路 (Mechatronics Circuits) 鈴木真ノ介機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】メカトロニクスの基礎となる電気回路、電子回路の理論と応用、また機械制御へのコンピュータの適用例とそのインターフェースについて理解する。

期末試験70%、演習・課題・小テスト30%西堀賢司『メカトロニクスのための電子回

路基礎』コロナ社

予習として、テキストの該当箇所を熟読しておくこと。復習として、板書のまとめ直しと講義時に出題される演習問題を良く理解しておくこと。

【授業計画】1 メカトロニクス回路の位置付け2 直流回路の基礎:電流・電圧・抵抗のイメージ、電力3 直流回路の基礎:直列回路、並列回路4 交流回路の基礎:正弦波、位相5 交流回路の基礎:共振、交流電力6 ダイオード・整流回路7 トランジスタ、FET8 ディジタル回路の基礎:進数9 基本論理回路:AND、OR、NOT

10 組み合わせ論理回路:加算回路、減算回路11 順序論理回路:フリップ・フロップ12 順序論理回路:カウンタ13 オペアンプ回路14 コンピュータの基礎15 コンピュータとインターフェース

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

内燃機関 (Interanal Combustion Engine) 小倉勝機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】内燃機関は自動車やオートバイなどの輸送手段として用いられるほか、発電機や諸機械駆動等用動力源として広く使用され、身近な存在として親しまれている。近年では、環境汚染としての排気公害や低燃費エンジンの要求が高まり、それに応えるエンジン技術者の育成が急務となっている。内燃機関ではエンジンの機構から有害排ガスメカニスムおよびエンジン全般の理論かつ応用までの広い範囲にわたる講義を展開し、エンジン技術者としての素養を身につけさせる。

 期末期テスト80%、演習課題20%

『エンジン-熱と流れの工学-』産業図書自動車技術会編『自動車技術ハンドブッ

ク』、粟野誠一著『内燃機関工学』山海堂

授業の前にテキストを熟読しておくこと。

【授業計画】1 エンジンの機構2 エンジンの性能(ガソリンエンジンのサイクル)3 エンジンの性能(ディーゼルエンジンのサイクル)4 ガソリンエンジンの混合気形成5 ディーゼルエンジンの混合気形成6 火花点火エンジンの燃焼7 火花点火エンジンの燃焼8 ディーゼルエンジンの燃焼9 ディーゼルエンジンの燃焼

10 排ガス生成メカニズム11 有害排ガス処理技術12 4ストロークエンジンの吸排気系13 2ストロークエンジンの吸排気系14 エンジン性能計測の基礎-115 エンジン性能計測の基礎-2

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-13

Page 27: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

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-84-

メカニクス基礎演習 (Basic Practice for Mechanics Design) メカニクスコース教員機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

2年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】アイディアの具体化、製作方法の検討、性能や機能の評価、結果のプレゼンテーションなどの総合的な活動を行わせ、創造性・主体性・問題解決能力を育成するとともに、グループ活動の重要性を理解させる。

班活動態度、プレゼンテーション、報告書を総合して成績を評価する

プリント

スケッチの描き方、製図の復習をしておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション・テーマの説明2 アイデアの発表、製作テーマの決定3 アイデアの発表、製作テーマの決定4 班の決定、製作構想図の作成5 製作構想図の作成(1)6 製作構想図の作成(2)7 製作構想図の作成(3)8 製作構想発表会9 モデルの製作(1)10 モデルの製作(2)11 モデルの製作(3)12 モデルの製作(4)13 成果発表会(1)14 成果発表会(2)15 報告書の作成16 レポート提出【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械キャリアデザインⅠ (Mechanical Engineering Career Design Ⅰ) 倉澤陽子、機械工学科教員機械工学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】

自らのキャリアデザイン(ライフデザイン)を探究しつつ、「どんな社会人になりたいか」そのために2年生から卒業までの学生生活をいかに過ごすかを考えてもらう。その過程で、将来に向けた具体的な目標を見出し、行動への移行を目指す。全体として学生同士が相互に関わりあう形式の授業が多い。具体的にはグループワークやディスカッションなどを多く取り入れる。自身の考えを整理し、他者に伝え、他者の考えを受容する。そして自身の考えをさらに深めていくこの一連の活動が社会人としての基礎的スキルにつながる。

レポート提出で評価(75%)(3回予定)、授業態度(25%)

菊地信一『キャリアデザイン入門』

ゲスト講師を招く回については、事前の企業研究等を課します(授業内で指示します)

【授業計画】1 本講義の概要説明・これまでの自分を振り返る2 働くとは・就職とは3 社会の求める人材像4 他者のライフデザインを知る5 機械工学科卒業の先輩の生き方①取材準備6 機械工学科卒業の先輩の生き方②インタビュー7 自分の「コンピテンシー」を見つけよう8 グループワーク コンピテンシーを証明しよう9 最新就職事情(機械工学科出身者)10 機械工学科内定者の先輩の話を聞く①取材準備11 機械工学科内定者の先輩の話を聞く②インタビュー12 社会におけるコミュニケーションとは①ワーク13 社会におけるコミュニケーションとは②ディスカッション14 これまでの講義の総まとめ15 レポート作成

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M2-14

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教養科目

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起業とビジネスプラン (Company Establishment and Business Plan ) 小田恭市全学科 学群共通専門科目

全学年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講座は、起業(新しく会社を興すこと)に関心を持つ学生、将来的に起業する意欲を持つ学生、就職先で新事業の企画・推進に取り組みたい学生などを中心に、「起業化への誘い」と起業化のために必要なビジネスプランの実践的策定手法と演習を通じて、起業化の基礎知識とノウハウを習得することを目的としている。

大学が主催する「ビジネスプランコンテスト」に提出レポート(プラン)に対する評価

資料配布野口吉昭著『ビジネスプラン策定のシナリ

オ』かんき出版Webで「ビジネスプラン」を入力し、それ

に関する情報収集を行なって、事前にビジネスプランとは何かを頭にいれておくこと。

【授業計画】1 国内外における大学生の就職に対する意識 2 キャリアデザインと自己実現(生きがい) 3 起業化に成功した起業家たち4 起業家における成功のための要件5 起業する適性時期と取り巻く状況6 起業する取り巻く産業・技術環境7 起業する意欲と実力8 ビジネスコンセプトのフレーム(5W1H)9 ビジネスプランの策定手法(誰に何を)

10 ビジネスプランの策定手法(何処でどのように)11 ビジネスプラン策定の基礎 12 ビジネスプラン策定の応用13 ビジネスプラン策定の演習<プラン策定と発表>14 ビジネスプラン評価の演習<プランの発表と評価> 15 ビジネスプラン評価の演習<プランの相互評価>

「起業とビジネスプラン」を受講したものは、この科目を受講することをお奨めしたい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

新会社設立の実際 (Practice of the Establishment of the New Company ) 小田恭市全学科 学群共通専門科目

全学年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講座は、策定したビジネスプランを実現するための会社設立、資金調達、人材確保、組織構築など社内体制整備とともに、外部とのネットワーク形成に関する知識を深める。また、事業を具体化するためのプログラムと事業の実行、事業の拡大と撤退などに関わる実践的な新会社の設立・運営に関する取り組みを学ぶことを目的としている。

演習課題30%と試験70%

 資料配布

高橋徳行著『起業学の基礎』勁草書房Webで「会社設立」を入力し、それに関す

る情報収集を行なって、事前に会社設立とは何かを頭にいれておくこと。

【授業計画】1 起業化のためのビジネスプランの基礎フレーム2 ビジネスプラン策定の基礎3 ビジネスプラン策定の応用4 法人設立計画と全体フロー5 法人設立のための事前準備6 事業所(事務所、工場など)の設置 7 法人設立のための資料作成(社名、定款など)8 法人設立のための諸手続き(登記)9 新会社の資金調達(開業資金と事業資金、公的資金等)

10 新会社の人材確保・育成(中核的人材等)11 新会社の社内組織づくりと外部とのネットワーク形成12 新会社の経営・財務管理システム 13 起業の事例(A社)14 起業の事例(B社)15 新会社の設立・運営プログラムの演習

春学期の「起業とビジネスプラン」の授業を受けている方が望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析学Ⅰ (Analysis I) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】解析学の概念や手法をより深く理解することにより、専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。微分・積分の基本的な計算力を高め、論理的思考に基づいた計算法の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 接線・法線の方程式2 ロルの定理、平均値の定理3 関数の増減4 曲線の概形(1) 極大・極小5 曲線の概形(2) 大・ 小6 曲線の概形(3) 凹凸・変曲点7 曲線の概形(4) 方程式・不等式への応用8 高階導関数、ライプニッツの公式9 マクローリン展開、テイラー展開

10 不定形の極限(1) 基礎11 不定形の極限(2) 応用12 曲線の長さ13 重心、平均値14 区分求積法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-1

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教養科目

機械工学科

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解析学Ⅱ (Analysis II) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】多変数関数の微分・積分の基本的な概念を理解することにより、専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。2変数関数の微分・積分に習熟し、多変数関数に関する応用問題の解法を習得することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 多変数関数2 2変数関数の極限3 2変数関数の連続性4 偏微分係数、偏導関数5 全微分6 合成関数の偏微分法7 陰関数の微分法8 2次関数のテイラーの定理9 2変数関数の極値10 陰関数の極値、条件付き極値11 累次積分12 重積分13 変数変換と重積分14 体積と重積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ベクトル解析 (Vector Analysis) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】3次元空間における空間的な量を取り扱うための数学的手段であるベクトル解析について学ぶ。スカラー場・ベクトル場の意味と基本的な3つの定理を理解することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 ベクトルの基礎(1) ベクトルの基本演算2 ベクトルの基礎(2) 内積と外積3 ベクトル関数の微分4 ベクトル関数の積分5 スカラー場と勾配6 ベクトル場と発散・回転7 勾配・発散・回転に関する諸公式8 空間図形(1) 曲線9 線積分10 グリーンの定理11 空間図形(2) 曲面12 面積分13 ガウスの発散定理14 ストークスの定理15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

複素関数論 (Complex Analysis) 数学教員機械工学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】工学への応用を念頭において複素関数論について学ぶ。複素数の計算から始め、複素平面上における四則演算の幾何学的性質を理解し、正則関数の意味と関数論における役割を認識することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 複素数2 複素数平面3 複素数の数列・無限級数4 複素変数の関数5 微分可能性6 正則関数7 線積分8 コーシーの積分定理9 コーシーの積分公式10 べき級数11 ローラン展開12 孤立特異点13 留数定理14 偏角の原理15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-2

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-87-

ゼミナールⅠ (Seminar Ⅰ) 機械工学科教員、佐藤(茂)、鈴木(清)、丹澤機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 春学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】4年次で配属される卒業研究を行う上で必要と考えられる専門性の高い学習を行う。受講者はそれぞれ少人数に分かれ、機械工学科の各研究室に配属され、各研究室で独自に行われるカリキュラムに従って学習を進める

レポート等により評価する。

配属研究室が指定する。

配属研究室が指定する。

配属研究室に関わる研究内容について、過年度の講義で学習したことを復習しておくこと。

【授業計画】基本的に配属研究室の計画に沿って実施される。実施される内容の例を以下に示す卒業研究のための文献調査卒業研究のための装置製作実験設備の操作方法の習得データ解析のためのソフトウェア使用方法の習得など

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ゼミナールⅡ (Seminar Ⅱ) 機械工学科教員、佐藤(茂)、鈴木(清)、丹澤機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ゼミナールⅠに引き続き、4年次で配属される卒業研究を行う上で必要と考えられる専門性の高い学習を行う。受講者はそれぞれ少人数に分かれ、機械工学科の各研究室に配属され、各研究室で独自に行われるカリキュラムに従って学習を進める。

レポート等により評価する。

配属研究室が指定する。

配属研究室が指定する。

配属研究室の過去の卒業論文を精読するとともに興味のあるテーマについての知識を深めておくこと。

【授業計画】基本的に配属研究室の計画に沿って実施される。実施される内容の例を以下に示す。卒業研究のための文献調査卒業研究のための装置製作実験設備の操作方法の習得データ解析のためのソフトウェア使用方法の習得など

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

振動工学 (Vibration Engineering) 増本憲泰機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機械はその一部が運動するため、必ず振動が励起される。特に、機械の運転中に共振現象が発生すると極めて危険である。よって、機械の設計や部品加工に際しては振動現象に関する基礎知識が必要である。本講義では、振動解析の基礎として1自由度系および2自由度系の振動特性とその解析法を習得する。さらに、身近な振動現象として回転系の振動や梁の曲げ振動を例に取り上げ、応用力を養う。また、振動を抑制するために利用される動吸振器の仕組みを理解する。

期末試験70%、演習課題30%

安田仁彦著『振動工学-基礎編-』コロナ社

入江敏博著『詳解 工業力学』理工学社

「工業力学」または「工業力学-J」の内容を復習しておくこと

【授業計画】1 振動現象の実例紹介2 数学的・物理的基礎事項の整理3 1自由度系の自由振動4 1自由度系の強制振動5 1自由度系の共振現象6 演習課題(1自由度系の振動解析)7 2自由度系の自由振動8 2自由度系の強制振動9 2自由度系の共振現象

10 演習課題(2自由度系の振動解析)11 回転系の振動12 梁の曲げ振動13 動吸振器14 演習課題(梁の振動解析)15 多自由度系の振動

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-3

Page 31: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-88-

工業熱力学 (Thermodynamics) 田辺、中野、寺島機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目ではいわゆる工業熱力学を学ぶ。工業熱力学は物理学の一部門である熱力学を基礎としているが、熱の授受に伴う作動流体の状態変化と、それを利用した熱・仕事間のエネルギー変換に焦点を合わせて内容を取捨選択した実用的な科目と言える。本科目では工業熱力学の守備範囲(効用)と立場(考え方)の理解を目標とし、第一法則、理想気体の状態変化、および第二法則について基礎的な概念と計算法を学ぶ。

期末試験70%、小テスト30%宮部英也、斉藤 孟著工業『熱力学』実教

出版株式会社斉藤 武、大竹一友、三田地紘文著『工業

熱力学通論』日刊工業新聞社

指数、対数に関する式の演算、および初歩的な定積分について復習し、計算練習しておくこと。

【授業計画】1 工業熱力学の基礎事項―基本的な量と単位-2 工業熱力学の基礎事項―圧力、密度、温度-3 工業熱力学の基礎事項―仕事、動力-4 小テストⅠ5 熱力学の第一法則6 エンタルピーと工業仕事7 理想気体と状態方程式8 ガス定数と比熱9 小テストⅡ10 理想気体の可逆変化―等圧、等容変化-11 理想気体の可逆変化―等温、断熱変化-12 熱機関の出力と効率13 カルノーサイクル14 熱力学の第二法則とエントロピー15 総復習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

流体の力学 (Hydraulics and Fluid Machinery) 高木茂男、寺島幸雄機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】流れの学問といえば流体力学が連想され、流体力学は航空宇宙関連の高度な学問、と考えられる場合が多いようであるが、本科目ではそのような流体力学ではなく、日常生活にも身近な配管の設計に深くかかわる水力学を学ぶ。水深と圧力の関係式、ベルヌーイの式、運動量の式に関する初歩的な計算に習熟する事を目標とする。

期末試験70%、小テスト30%

市川常雄著『改訂新版 水力学・流体力学』朝倉書店

原田幸夫著『流体工学』槇書店

一般的な力学における力の釣り合い、およびエネルギーについて基本的な知識を整理しておくこと。

【授業計画】1 流体の性質と力学2 力と圧力3 水圧器4 液深と圧力5 液柱計6 小テストⅠ7 流量と流速、連続の式8 ベルヌーイの式9 ベルヌーイの式の応用―断面積の変化する管路―10 ベルヌーイの式の応用―トリチェリの定理―11 小テストⅡ12 運動量の式13 運動量の式の応用―管路に働く力―14 運動量の式の応用―噴流による力―15 総復習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

流体・熱応用技術 (Thermal and Fluids Engineering) 高木茂男、寺島幸雄機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】前学期における工業熱力学と流体の力学において、熱と流体のエネルギーに関する 低限の知識は得ることができた。これらで学んだ事柄を実際の場合に応用しようとすれば、効率および損失の考え方について理解を深めなくてはならない。本科目では、熱機関サイクルを対象に効率について理解を深める事と、管路における流動を対象に損失の考え方を学ぶ事が主な目標である。このほか流体力学に関連する事柄として、流れの中の物体に働く抗力について基本事項を学ぶ事も目標に含まれる。

期末試験70%、小テスト30%宮部ほか著『工業熱力学』実教出版、市川

著『水力学・流体力学』朝倉書店工業熱力学、水力学に関する演習書が理解

を深めるのに役立つ。前学期における工業熱力学と流体の力学の

内容を充分理解しておく事。これが不充分では本科目の理解は不可能に近い。

【授業計画】1 内燃機関と空気標準サイクル2 オットーサイクル3 ディーゼルサイクル、サバテサイクル4 水蒸気の性質と蒸気表5 ボイラーでの所要熱量、タービンでの断熱出力6 ランキンサイクル7 小テストⅠ8 層流と乱流、レイノルズ数9 管路のエネルギー式10 管摩擦損失11 管摩擦以外の諸損失12 小テストⅡ13 物体周囲の流れ14 抗力と揚力15 総復習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-4

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-89-

機械設計Ⅲ (Mechanical Design Ⅲ) 長坂保美機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 春学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】本講義は「機械設計Ⅰ・演習」と「機械設計Ⅱ・演習」で習得した設計法を基本に、実際の現場で行われているCAD/CAM/CAEを用いた設計法を習得する。特に、機械設計に必要な3次元CADによるモデリング手法や解析手法を学び、SolidWorks 認定試験CSWA(Certifi ed SolidWorks Associate)合格レベルまでのモデリング手法および解析手法を習得することを達成目標とする。

部品/組立モデルによる評価(70点)に小試験(30点)を加算し、合計60点以上を合格。

CAIシステムによるテキスト自動配信、認定試験CSWA参考事例。

大西 清『機械設計製図便覧』理工学社

講義「機械設計Ⅰ-J」内容の復習および提出資料の再検討

【授業計画】1 歯車仕様設定(曲げ強さの計算、歯面強さの計算)2 歯車設計(インボリュート表現)→部品モデル3 歯車解析(歯面強さの解析) →歯面解析4 軸仕様設定(形状、強度の計算)→部品モデル5 軸仕様設定(キー溝形状)   →部品モデル6 軸解析(キー溝部の強度解析) →軸解析7 各部品の選定(ベアリング等) →部品モデル8 各部品の選定(座金等)    →部品モデル9 入出力軸組立         →組立モデル

10 ケース(下)仕様設定     →部品モデル11 ケース(上)仕様設定     →部品モデル12 小試験(各部品を用いた組立) →試験13 組立モデル・部品表の解説   →部品表14 組立モデル作成15 組立モデル作成    →組立モデル16 部品(組立)モデルの提出と講評

本講義終了後、講義受講者を対象にSolidWorks認定試験CSWAを実施し、CAD技術習得の向上を図る

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

CAD/CAM/CAE演習Ⅰ (CAD/CAM/CAE Practice I) 梅崎栄作機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 春学期 1 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業製品の強度的安全性や省資源等を実現するための

適設計において、C A E( C o m p u t e r A i d e d Engineering: コンピュータ支援エンジニアリング)は有効な手段になっている。そこで、本学に設置されている3次元CAD/CAM/CAEシステム(CATIA)を使って、CAD/CAEによる製品(からくり人形)の 適設計を実体験によって学ぶことを目的とする。

課題レポートにより評価

配布資料

「機械CAD-J」「機械工学実験Ⅱ-J」「機械工学実験Ⅲ」で利用したCATIAの使い方を復習しておくこと。

【授業計画】1 CAEの概要2 CADによるからくり人形の部品モデリング(1)3 CADによるからくり人形の部品モデリング(2)4 CADによるからくり人形の部品モデリング(3)5 CADによるからくり人形の部品モデリング(4)6 CADによるからくり人形の組み立て(1)7 CADによるからくり人形の組み立て(2)8 CADによるからくり人形の組み立て(3)9 CADによるからくり人形の組み立て(4)

10 CADによるからくり人形の組み立て(5)11 CAEによるからくり人形の強度解析(1)12 CAEによるからくり人形の強度解析(2)13 CAEによるからくり人形の強度解析(3)14 CAEによるからくり人形の強度解析(4)15 CAEによるからくり人形の強度解析(5)16 課題レポートの提出と講評

受講者は、PC台数の制約から原則として受講希望者の中から「機械工学実験Ⅱ-J」の成績上位75名に限定

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

CAD/CAM/CAE演習Ⅱ (CAD/CAM/CAE Practice Ⅱ) 長坂保美機械工学科 学科専門科目 P・Mコース

3年 秋学期 1 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】本講義は、「機械CAD-J」で習得した3次元CAD基本操作を基にCAD/CAMシステムの実践的なモデリング手法とCAMを使ったNC加工法、およびマシニングセンター(MC)による切削加工法を学ぶ。本講義は、本学で開発した教材支援(CAI)システム上に構築された教材を使って実施される。動画マニュアルによる講義で工具・加工条件等の設定方法やCAM操作方法を学び、演習で操作盤の扱い方などを学ぶことで、MCによる削加工法を習得することを達成目標とする。

各週課題(30点)、プレゼンテーションと加工品の評価(70点)とし、60点以上を合格

テキスト、電子マニュアル(動画)水野谷啓希、長坂保美『SolidWorks 3次

元CAD入門』丸善

前週までの必要事項、配付資料を予習しておくこと

【授業計画】1 CADの基本概念(歴史)/モデリング練習12 CADの基本概念(必要性)/モデリング練習23 CADの基本概念(有効利用)/データ変換練習4 モデリング手法1/パラメトリック機能5 モデリング手法2/マクロ機能6 NCプログラム(基本機能)/プログラム演習17 NCプログラム(G機能)/プログラム演習28 NCプログラム(M機能)/プログラム演習39 CAMの基本操作(2.5軸加工)/ツールパス演習1

10 CAMの基本操作(3軸加工)/ツールパス演習211 CAMの基本操作(操作盤)/疑似加工演習12 演習課題(概要・課題設定)/課題演習113 演習課題(課題)/課題演習2 →ツールパス14 演習課題(MC切削加工)/加工演習15 MCによる切削加工/プレゼンテーション →加工品16 加工品の提出と講評

本講義は本学が開発したCAIシステムによって実施され、独自のペースで(理解できるまで)学習できる

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-5

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-90-

人間工学 (Ergonomics) 細田彰一機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】我々が作る道具にとって、人間は必要不可欠かつ仕様変更のできない「部品」である。その意味でデザイン行為は、インゲンを中心としたシステム設計として考える必要がある。達成目標人間の昨日を工学的な視点から把握し、人間中心のシステムを構築するのに必要な知識を身につける。

課題(30点)、期末試験(70点)で60点以上を合格とする。

適宜プリント配布環境人間工学、ワークショップ人間工学1

〜4、誰のためのデザイン?図書館等で人間工学の入門書を通読する

事、インフォキャンパス等で公開される次回資料に目を通しておく事

【授業計画】1 人間工学とは(歴史、考え方)2 人間工学とは(応用例)3 人間工学の知覚特性(総論)4 人間工学の知覚特性(視覚)5 人間工学の知覚特性(聴覚)6 人間工学の知覚特性(触覚)7 人間工学の心理特性(認知の問題)8 人間工学の心理特性(アフォーダンス等)9 知覚・心理特性の設計応用10 人間工学の身体特性(骨格)11 人間工学の身体特性(筋)12 人間工学の身体特性(人体寸法、力等)13 高齢者、身体障碍者特性(UD等)14 総括-115 総括-2

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

デザイン計画・管理 (Design plan and management) 白谷貞夫機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】マネジメントとは、あるモノ、サービス、組織などが生み出す価値要素の品質を高め、維持するための活動である。本講では、ものづくり企業における開発マネジメントの考え方をベースに、製品の価値要素の一つであるデザインの開発マネジメント(計画・管理)に関する基礎知識を演習を交えて習得する。

期末試験100%による評価とする。

テキストは毎週の授業当日に配布する。嶋口充輝著『顧客満足型マーケティングの

構図』有斐閣

 上記参考図書などを読み、マーケティングに関する基礎知識を整理しておくことが望ましい。

【授業計画】1 開発マネジメントとは2 開発マネジメント1:開発戦略3  ・開発戦略事例研究4 開発マネジメント2:開発企画5  ・開発企画事例研究6 開発マネジメント3:成果管理7 デザイン計画・管理:開発マネジメントの一環として8 (1)デザイン戦略9  ・デザイン戦略事例研究10 (2)デザイン開発企画11  ・デザイン開発企画演習:ポジショニング法12  ・デザイン開発企画演習:シーンスケッチ法13 (3)デザイン成果管理14  ・デザイン評価手法15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

プラスチック成形加工 (Polymer Processing) 村田泰彦機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】家電製品や自動車において、プラスチック部品の占める割合が増加している。そのため、製品設計には、プラスチック材料や成形加工法に関する基礎知識とそれを活用できる能力が必要不可欠である。本講義では、プラスチック材料および成形加工法、成形機、金型の基礎について学習し、受講者各自が、(1)熱可塑性および熱硬化性プラスチックの特性と種類、(2)射出成形や押出成形、ブロー成形の加工プロセスや用途を理解し、これらについて説明できることを学習の達成目標としている。

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。古閑、神、竹内、野口、松野、宮澤、村田

共著『生産加工入門』コロナ社 (2009)廣恵、本吉共著『プラスチック成形加工入

門』日刊工業新聞社

授業の前に教科書を読んでおくこと、また、授業の後に要点をノートにまとめておくこと。

【授業計画】1 プラスチック成形加工総論2 プラスチック材料の構造と性質3 プラスチック材料の種類(1) 熱硬化性プラスチック4 プラスチック材料の種類(2) 熱可塑性プラスチック①5 プラスチック材料の種類(3) 熱可塑性プラスチック②6 成形加工法の原理と用途(1) 圧縮成形、押出成形7 成形加工法の原理と用途(2) 射出成形8 成形加工法の原理と用途(3) ブロー成形、熱成形9 成形加工法の原理と用途(4) 粉末成形、流動成形他10 射出成形機(1) 射出成形機の構造11 射出成形機(2) 新しい射出成形法と周辺機器12 射出成形金型13 射出成形の不良と対策(1) ウェルドライン他14 射出成形の不良と対策(2) フローマーク他15 射出成形の不良と対策(3) ひけ、そり変形他

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-6

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-91-

特殊加工 (Advanced Material Processing) 二ノ宮進一機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】従来の切削加工や研削加工といった機械的加工では加工できる材料や生産性に限界がある。本講では、被加工材の種類に関係せずに高精度加工ができるレーザー加工、導電性高硬度材の放電加工などの電気エネルギ加工技術、およびウォータージェット加工などについて学習する。さらに、企業の生産システムにおいて、実際に取り組まれている環境に配慮した加工技術や、先端の複合加工技術について紹介する。 

期末試験で60点以上を合格とする。

プリントを配付

木本康雄他『マイクロ応用加工』共立出版

参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 生産における除去加工の役割2 機械加工と特殊加工3 レーザー加工の特徴と種類4 レーザーによる加工現象および加工事例5 放電加工の特徴と種類6 ワイヤー放電加工による加工現象7 形彫り放電加工による加工現象8 放電加工技術の現状と動向9 電解加工の特徴と加工事例

10 ウォータージェット加工11 電子ビーム加工12 環境に優しい加工技術の概要13 環境負荷低減技術の研究事例14 新複合加工(切削・研削・放電)15 新複合加工(切削・研削・放電・電解・レーザー)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

デザイン演習Ⅰ (Product Design Exercises Ⅰ) 大島康彰、細田彰一、栗原宏機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 春学期 1 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】2テーマを演習する。前半は「道具のデザイン」をテーマに文具や工作用加工具、物を運ぶ行為を補助する新しい手法や形態を考案し、機能するモデルとして制作し、プロダクトの機能と構造、意匠造形の関連を体験的に理解する。スケッチ-機能試作-造形展開-プレゼンテーションまで行い、製品開発の基本技術を修得する。後半では製品設計をテーマに、CATIAを用いた製品外観の複合的な3次曲面のモデリングとリアリスティックレンダリング技法を学び、機構設計と意匠造形の関連性を学習する。

提出作品70%とプレゼンテーション30%の結果で評価

授業内に適宜配布

『ドローイング・モデリング』武蔵野大学出版局

表現技法としてのスケッチや、市販製品の使用感等に日常的に関心を持ち、記憶を心がけること

【授業計画】1 ガイダンス -授業の目標と具体的作業内容の説明2 対象物の要求分析とデザイン条件の決定3 構造モデル・スタディ4 アイディア展開とレンダリング表現5 制作図面作成6 モデル制作1-ベース~造形作業-7 モデル制作2-内部機構の造作-8 モデル制作3-組立~完成-9 デジタルデザイン手法概説-基本設計と意匠デザイン-

10 イマジン&シェイプの基礎11 シェイプの解析~フォトスタジオ操作12 オリジナルモデルのデザインスケッチ13 オリジナルモデルの機構部品と内部レイアウト14 オリジナルモデルの詳細設計とレンダリング15 プレゼンテーション/講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

デザイン演習Ⅱ (Product Design Exercises Ⅱ) 大島康彰、細田彰一、栗原宏機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 秋学期 1 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】2テーマを演習する。前半は福祉/介護をテーマに人間の身体構造や運動特性を考慮した場合に、機器の構造や形態がどう変化するかを考察する。人体の計測や動作解析から問題点を抽出し、解決案としてのプロトタイプを制作/検証するデザイン手法への理解を深める。後半はラピッド・プロトタイピングの実践的手法を用い、製品のモックアップを作成する。CATIAにより作成したモデリングデータをNC切削と3次元樹脂造形装置を利用して立体化し、設計イメージと実物との差異を確認する。

提出作品70%とプレゼンテーション30%の結果で評価

授業内に適宜配布

表現技法としてのスケッチや、市販製品の使用感等に日常的に関心を持ち、記憶を心がけること

【授業計画】1 概説 -人間工学とデザイン設計2 人体の数値計測と作業条件の調査・解析3 設計条件の検討 ~ スタディ・モデル制作4 アイディア展開 ~ スケッチ作成5 図面作成 ~ モデルベースの造作6 モデル作業 -造形作業7 モデル作業 -内部機構作成 8 中間プレゼンテーション9 CATIAデザインデータの作成

10 CATIAデザインデータの修正とSTLデータの調整11 モデル出力作業 -NC切削加工12 モデル出力作業 -樹脂造形13 モデル作業 -下地調整、仮組立14 モデル作業 -塗装、仕上げ、調整15 プレゼンテーション/講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-7

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-92-

生産加工実験Ⅰ (Experiment on Manufacturing Process Ⅰ) 古閑伸裕、竹内貞雄、二ノ宮進一機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 春学期 1 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりの基礎技術を習得するための科目である。本科目では、代表的な製品生産のための加工技術である、機械加工、塑性加工、溶接加工の実験を行う。この実験を行うことで、それぞれの加工技術の特徴や用途を理解した上で、自ら機械や装置を操作し、自らが目的とする加工が行える能力を身につける。さらに、加工を行う際の準備や適正な加工条件の設定などの段取り作業を、安全面を考慮しつつ行える能力を養う。

実験毎に課す報告書の点数の相加平均により評価する。平均点60点以上を合格とする。

機械工学科編『生産加工実験Ⅰ•Ⅱテキスト』

実験や実習を行う前に、テキストを熟読し、実験の目的を理解し、実験の手順などを把握しておくこと。

【授業計画】1 ガイダンス2 機械加工概論3 工作機械の機構と精度4 旋削加工実験5 機械加工部品の寸法精度と加工面表面粗さ6 報告書作成指導7 円形部品のせん断(打抜き)加工8 円筒容器の深絞り加工9 円筒容器のしごき加工10 角筒容器の深絞り加工11 報告書作成指導12 溶接作業における大気の遮断と冷却速度13 炭酸ガスアーク溶接における溶接電流とビード形状の関係14 溶接ビード界面近傍の温度計測15 スポット溶接における溶接電流と接合強度の関係

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生産加工実験Ⅱ (Experiment on Manufacturing Process Ⅱ) 村田泰彦、神雅彦、竹内貞雄機械工学科 学科専門科目 プロダクトデザインコース

3年 秋学期 1 単位(週 2時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ものづくりの基礎技術を習得するための科目である。本科目では、用途が拡大しつつあるプラスチック成形加工と精密機械加工の実験を行う。さらに、身の回りに多く存在する箱もの製品を作るための加工法である板金加工の実習を行い、それぞれの加工技術の特徴や用途を理解した上で、自ら機械や装置を操作し、自らが目的とする成形が行える能力を身につける。さらに、加工を行う際の準備や適正な加工条件の設定などの段取り作業を、安全面を考慮しつつ行える能力を養う。

実験毎に課す報告書の点数の相加平均により評価する。平均点60点以上を合格とする。

機械工学科編『生産加工実験Ⅰ•Ⅱテキスト』

実験や実習を行う前に、テキストを熟読し、実験の目的を理解し、実験の手順を把握しておくこと。

【授業計画】1 ガイダンス2 射出成形加工(各種成形法とプラスチックの特徴)3 スパイラルフロー試験(射出条件と樹脂の流動性)4 ウェルドライン試験(射出率による引張り強度)5 ウェルドライン試験(射出圧力による引張り強度)6 報告書作成指導7 二次元切削実験(せん断角に関する解析と測定)8 二次元切削実験(切削力に関する解析と測定)9 フライス加工(エンドミル加工)実験10 マシニングセンタによるCNC加工実験11 報告書作成指導12 CADによるブランク展開図の作成13 レーザおよびシャーによる切断加工14 プレスブレーキによる曲げ加工15 セットプレスによる穴あけ加工

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

応用数学Ⅱ-J (Advanced Mathematics II-J) 大野修一機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「微分方程式論」の内容を一通り身につけることを目的とする。変数分離形、同次形といった代表的な微分方程式の解法を学び、線形微分方程式について学ぶ。微分方程式の基礎概念を理解し、機械工学の諸分野において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。代表的な微分方程式の解法を習得することを学習の達成目標とする。

中間試験(40点)、期末試験(60点)で60点以上を合格とする。

矢野健太郎・石原繁編『基礎解析学』裳華房(2009)

各授業の前に教科書を読んで、疑問点、不明なところをまとめておくこと。

【授業計画】1 微分方程式の解、一般解・特殊解2 変数分離形微分方程式3 同次形微分方程式4 1階線形微分方程式5 ベルヌーイの方程式6 完全微分方程式7 積分因子8 総合演習(中間試験を含む)9 線形微分方程式の解の性質10 定数係数2階同次線形微分方程式(1) 定義11 定数係数2階同次線形微分方程式(2) 補助方程式12 逆演算子法13 逆演算子の展開14 定数係数n階非同次線形微分方程式15 定数係数2階非同次線形微分方程式

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとり、計算してください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-8

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-93-

応用数学Ⅲ-J (Advanced Mathematics III-J) 石崎克也機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本授業では、自然科学や工学の事象の正確な表現に必須となる数学的方法のうち、「複素関数論」の内容を一通り身につけることを目的とする。複素数の四則演算とその幾何学的性質を理解し、正則関数の意味を学ぶ。複素積分の意味と積分公式の役割を学ぶ。機械工学の諸分野において必要となる複素数の計算力を習得することを学習の達成目標とする。

レポート(40点)、期末試験(60点)で60点以上を合格とする。

矢野健太郎・石原繁編『基礎解析学』裳華房(2009)

各授業の前に教科書を読んで、疑問点、不明なところをまとめておくこと。

【授業計画】1 複素数の導入と四則演算2 演算演習(特に、除法)3 複素平面、極形式の導入4 演算の幾何的意味5 ド・モアブルの定理6 n乗根7 複素関数8 複素関数の微分、正則関数9 コーシー・リーマンの方程式(1) 正則判定

10 コーシー・リーマンの方程式(2) 調和関数11 指数関数・三角関数12 複素積分13 積分路14 コーシーの積分定理15 コーシーの積分公式

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとり、計算してください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

化学-J (Chemistry-J) 小野勇機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業材料の理解に欠かすことのできない物質の基本的性質を系統的に学ぶとともに、化学量論に基づいた計算が正確にできることを目的とする。元素の周期律と電子との関係、物質の状態、化学反応の定性的・定量的理解、材料学への応用について学ぶ。原子の性質や結合性を電子と関連づけて説明できること、化学量論に基づいた計算および化学反応の定性的・定量的理解ができることを学習の達成目標とする。

期末試験(70点)、レポート(15点×2回=  30点)で合計60点以上を合格とする。

小林・三五・中村・南澤・山口編著『化学の世界への招待』三共出版(2009)

各授業の前に教科書、資料などを読んで、疑問点、不明なところをまとめておくこと。

【授業計画】1 元素と周期律(1) 原子の構造と電子配置2 元素と周期律(2) 周期表の理解、元素の分類と各論3 化学結合論(1) 化学結合と分子間力4 化学結合論(2) 分子の形5 化学結合論(3) 量子力学による理解6 化学量論  モルの概念と化学反応式7 物質の状態(1) 物質の状態変化と状態図・気体の性質8 物質の状態(2) 液体・固体・溶液の性質9 化学平衡論(1) 化学平衡

10 化学平衡論(2) 溶解と沈殿11 酸・塩基の反応12 酸化還元反応と電気化学13 化学反応速度論14 化学熱力学15 物質材料の化学

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとってください。授業中でも遠慮なく質問してください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生物学-J (Biology-J) 齋藤理佳機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本授業では、生物界に見られる「多様性」と「共通性」について考え、受講者各自の生物観を養うことを目的とする。生物には、分子、細胞、組織、器官、個体、個体群、群集という階層性(レベル)がある。この授業では、分子レベルというミクロな観点から、群集というマクロな観点まで、「生物」について体系的に学習する。本物の科学リテラシーを身に付け、考察し、実践することができることを達成目標とする。

期末試験(70点)、レポート(30点)で60点以上を合格とする。

石川 統編 『生物学(第2版)』東京化学同人(2008)『生命科学(改訂第3版)』東京大学生命科

学教科書編集委員会(2009)

生物学に関する本を読んでおくこと。

【授業計画】1 生命を構成する物質2 細胞の構造3 細胞周期4 遺伝5 遺伝情報の複製6 遺伝子の発現7 アミノ酸とタンパク質8 代謝9 生体エネルギー

10 シグナル伝達11 生殖と減数分裂12 発生と分化13 ホメオスタシス14 行動と生態15 変わりゆく生物

教科書を持っていても、必ずノートを持ってきてノートをとってください。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-9

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-94-

機械力学Ⅰ-J (Machine dynamics I-J) 張暁友機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本講では質量のある質点や剛体は外から力やトルクを受けるとどのような運動をするか、すなわち、動力学の基礎について学習する。この科目は以降の専門基礎科目の諸力学の理解に不可欠であり、高速の機械の設計に必要な慣性力、バランシングおよび振動などの知識を得ることができる。

期末試験70%、演習課題30%で、総合60%以上を合格とする

三浦宏文編著『機械力学-機構・運動・力学-』朝倉書店

基礎力学・演習、工業力学を理解しておくこと

【授業計画】1 動力学の概要2 運動の法則3 ダランベールの原理4 回転を伴う運動5 剛体の平面運動6 往復機械の慣性力7 直列形往復機関のつりあい8 多列形機関のつりあい9 変速機による動力伝達10 回転機械のつりあい11 回転機械のつりあい条件12 回転機械のふれまわり危険速度13 回転機械のねじり危険速度14 固有振動と危険速度15 歯車伝動軸16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械力学Ⅱ-J (Machine dynamics Ⅱ -J) 張暁友機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械の設計においては、十分な部材強度と安定な動的挙動の確保が重要であるが、両者は相互に影響を及ぼし合う。機械力学は、機械の動的挙動(運動や振動)を扱う学問であり、機械設計に必須な知識を与える。1自由度線形系の振動解析法を基礎として、2自由度線形系の振動解析法について学習する。また、2自由度線形系に対する解析法を拡張することによって、多自由度線形系への導入および多自由度系の重要な概念である固有振動モードについても理解することを目標とする。

期末試験70%、演習課題30%で、総合60%以上を合格とする

三浦宏文編著『機械力学-機構・運動・力学-』朝倉書店

工業力学、応用数学をよく理解しておくこと

【授業計画】1 1自由度系の自由振動2 1自由度系の自由振動3 1自由度系の減衰振動4 1自由度系の減衰振動5 1自由度系の強制振動6 1自由度系の強制振動7 2自由度系の運動方程式8 減衰のない2自由度系の自由振動9 減衰のある2自由度系の自由振動10 2自由度系の強制振動11 連続体の振動12 連続体の振動13 連続体の振動14 機械振動の計測と制御15 機械振動の計測と制御16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

制御工学基礎-J (Fundamentals of Control Engineering-J) 張暁友機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】フィードバック制御の概念を理解し、古典制御の基礎を習得することを目的とする。本講義では、まずフィードバック制御系の基本構造を理解する。次いで、ラプラス変換およびラプラス逆変換を習得し、伝達関数を使った制御系の表現方法を身に付ける。さらに、過渡応答、周波数応答による制御系の特性と表現方法を理解し、フィードバック制御系の安定性判別方法を習得する。 後、制御系に要求される特性を明らかにし、フィードバック制御による補償器の設計法を学習する。

演習課題30%、期末試験70%

田中正吾 編著『制御工学の基礎』森北出版斎藤制海、徐粒著『制御工学』森北出版、

江口弘文著『PID制御の基礎』東京電機大学出版

テキストを熟読しておくこと

【授業計画】1 フィードバック制御系の基本構造2 ラプラス変換3 ラプラス逆変換4 伝達関数による制御系の表現5 ブロック線図による制御系の表現6 過渡応答7 周波数応答(ベクトル軌跡)8 周波数応答(ボード線図)9 安定性(フィードバックの効果)10 安定性(ラウス、フルビッツの安定判別法)11 安定性(ナイキストの安定判別法)12 制御性能(ゲイン余裕と位相余裕)13 制御性能(定常特性)14 制御系の設計法(位相遅れ補償、位相進み補償)15 制御系の設計法(PID補償)16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-10

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-95-

ロボット工学-J (Robotics-J) 張暁友機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ロボット工学は、機構学、制御工学、電気・電子工学、コンピュータ工学など多くの分野にまたがる幅の広い学問である。本講義では、ロボットの基本構成である機構、センサ、アクチュエータについて理解する。また、ロボットの運動学と動力学の基礎理論、ロボットの運動制御手法を習得することを学習の達成目標としている。

演習課題30%、期末試験70%松日楽信人、大明準治著『ロボットシステ

ム入門』オーム社ポール著、吉川訳『ロボット・マニピュレー

タ』、コロナクレイグ著、三浦訳『ロボティクス』共立出版

テキストを熟読しておくこと。

【授業計画】1 ロボット工学の概要(ロボットの概念と形)2 メカニズム (ロボットの関節及びその構成)3 メカニズム (動力伝達機構)4 センサ(ロボットに使う内界センサ)5 センサ(ロボットに使う外界センサ)6 アクチュエータ(アクチュエータの種類)7 アクチュエータ(サーボモータの制御)8 運動学(座標変換、同次変換行列)9 運動学(順運動学と逆運動学)

10 運動学(ヤコビ行列とその応用)11 動力学(ラグランジュ法による運動方程式)12 動力学(ニュートン・オイラー法による運動方程式)13 運動制御(位置・軌道制御)14 運動制御(力制御)15 ロボットの応用16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

工業熱力学Ⅰ-J (Thermodynamics Ⅰ -J) 中野道王機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業熱力学では熱と仕事の関係を巨視的に扱う。工業熱力学は熱機関の発達に長く寄与してきたが、エネルギー問題や環境問題の解決などに今後も重要な役割を担うと考えられる。本科目と続く工業熱力学Ⅱ-Jでは、工業熱力学における基礎的な知識と応用力を一通り身につけることが目的である。熱エネルギーを仕事に変換して利用する時に必要な熱の第一法則と第二法則について基礎的な知識と応用能力を身につけることを本科目の達成目標とする。

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。宮部英也、斉藤孟 著『工業熱力学』実教

出版株式会社

谷下市松、北山直方 著『図解演習熱力学』オーム社「基礎数理・演習Ⅰ-J」、「基礎数理・演習

Ⅱ-J」の内容、特に指数、対数についての式の演算、基本的な定積分の計算、について復習しておくこと。

【授業計画】1 工業熱力学に関する重要概念の定義2 熱力学の第一法則3 内部エネルギーとエンタルピー4 理想気体と状態量5 状態方程式と状態変化6 ガス定数と比熱7 状態変化と仕事8 等容変化、等圧変化、等温変化9 断熱変化

10 熱力学の第二法則11 カルノーサイクル12 クロジュースの積分からエントロピーへ13 可逆過程のエントロピー14 エントロピーと状態変化の方向15 有効エネルギー16 期末試験・講評

演習問題で理解を深める工夫をしているが、学生が自発的に問題に取り組み計算になれることを期待する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

工業熱力学Ⅱ-J (Thermodynamics Ⅱ -J) 中野道王機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業熱力学はエネルギー問題や環境問題の解決などに今後も重要な役割を担うと考えられる。工業熱力学Ⅰ-Jに引き続き、工業熱力学の基礎的な知識と応用力を身につけることが目的の一つである。これに加えて、熱エネルギーの移動を対象とする伝熱工学の基礎を理解する事が本科目のもう一つの目的である。サイクル論により内燃機関の性能を考察できること、水蒸気を作動流体とするランキンサイクルの概要を理解すること、伝熱工学の基礎となる熱の移動現象を理解すること、以上が達成目標である。

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。宮部英也、斉藤孟 著『工業熱力学』実教

出版株式会社一色尚次、北山直方 著『伝熱工学』森北

出版株式会社工業熱力学Ⅰ-Jの内容、特に代表的な状態

変化に伴う各状態量の変化と媒体の成す仕事の計算について充分に習熟しておくこと。

【授業計画】1 熱機関とサイクル2 空気標準サイクルによる解析3 オットーサイクル4 ディーゼルサイクル、サバテサイクル5 スターリングサイクル6 相変化7 蒸気の性質と蒸気表8 湿り蒸気の状態量9 ボイラー、蒸気タービン

10 ランキンサイクル11 伝熱の三基本形式12 熱伝導13 強制対流熱伝達14 自然対流熱伝達15 熱放射16 期末試験・講評

演習問題で理解を深める工夫をしているが、学生が自発的に問題に取り組み計算になれることを期待する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-11

Page 39: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-96-

流体力学Ⅱ-J (Fluid Mechanics Ⅱ -J) 高木茂男機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目の主な目的は、「流体力学Ⅰ-J」に続いて水力学における基礎的な知識と応用力を身につけること、抗力と揚力、境界層、相似則について学ぶことである。粘性を考慮した流動の解析に馴染むこと、乱流現象、管路損失など、実践的な流体工学に欠かせない事柄について基本的知識を持つこと、物体の周囲の流れにおける現象について知ること、流体力学に限らず工学全般に広く応用できる相似則について学び、現象理解に活用できるようになることが達成目標である。

期末試験での得点60点以上を合格とする。市川常雄 著『改訂新版 水力学・流体力

学』朝倉書店 (1981)

石綿良三 著『流体力学入門』森北出版(2000)流体力学Ⅰ-Jの内容、特にベルヌーイの式

の考え方を確実に身につけておくこと。次元解析に関連して指数式の演算に慣れておく事。

【授業計画】1 次元解析と相似則2 相似則と無次元数3 層流と乱流4 層流の解析―平行平板間の流れ―5 層流の解析―Hagen-Poiseuilleの式―6 レイノルズ数と乱流遷移7 乱流現象8 流路におけるエネルギー式と損失9 管摩擦係数とレイノルズ数、壁面あらさ10 管路での諸損失11 管路損失発生の機構12 物体周囲の流れ13 抗力と揚力14 境界層―境界層厚さ、はく離―15 境界層―層流と乱流、制御―16 期末試験・講評【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生産加工学Ⅰ-J (Manufacturing Process Ⅰ -J) 神雅彦、古閑伸裕、野口裕之機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】工業製品を設計・製作する際に、生産加工技術の幅広い知識を有し、それらを有効に活用できる能力は必要不可欠と考えられる。本講義では、受講生が、将来、機械技術者としてものづくりを実践し、技術の向上に貢献できるための基礎知識を習得することを目的として、切削加工法や、塑性加工法、マイクロ加工法などの各種加工方法について学習する。各種加工法の加工原理や特徴、さらに用途などを理解し、これらについて説明できるようになることを学習の達成目標としている。    

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。古閑・神・竹内・野口・松野・宮澤・村田

共著『生産加工入門』コロナ社(2009)

授業の前に、教科書を読んでおくこと、また、授業の後に要点をノートにまとめておくこと。

【授業計画】1 生産加工法の種類と特徴2 切削加工理論3 切削加工法の種類・工具と工作機械(1)4 切削加工法の種類・工具と工作機械(2)5 砥粒加工理論6 研削加工法の種類・工具と工作機械7 塑性力学の基礎8 塑性加工法-圧延加工-9 塑性加工法-押出加工と引抜加工-10 塑性加工法-せん断加工と曲げ加工-11 塑性加工法-深絞り加工と鍛造加工-12 塑性加工法-金型とプレス機械-13 粉末成形加工法-金属・セラミック粉末の成形加工14 マイクロ加工法-イオンビームや光を使った加工15 超音波併用プラスチック成形加工16 期末試験・講評

授業内容に関する質問は、授業の前後15分間の時間帯に対応する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生産加工学Ⅱ-J (Manufacturing Process Ⅱ -J) 竹内貞雄、村田泰彦機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目の目的は、生産加工技術に関する幅広い知識を習得し、それを有効に活用できる能力を養なうことにある。本講義では、様々な部品や製品を生産するための加工に広く用いられている鋳造加工、溶接加工、高エネルギー加工(レーザ加工、放電加工)、プラスチック成形加工法について学習する。受講生各自が各種加工の加工原理や特徴、さらに用途などを理解し、これらについて簡潔に説明できるようになることを学習の達成目標としている。   

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。古閑・神・竹内・野口・松野・宮澤・村田

共著『生産加工入門』コロナ社(2009)

授業の前に、教科書を読んでおくこと、また、授業の後に要点をノートにまとめておくこと。

【授業計画】1 鋳造加工法の種類2 鋳造加工法による凝固組織と機械的性質3 溶接加工の基礎-アーク発熱現象とその特性4 溶接加工用電源の種類と特性5 溶接加工法の種類と特性6 溶接組織と溶接欠陥7 レーザ加工法-除去加工8 レーザ加工法-接合加工と表面改質9 プラスチック成形材料-汎用プラスチック10 プラスチック成形材料-特殊プラスチック11 プラスチック成形加工法-射出成形加工(1)12 プラスチック成形加工法-射出成形加工(2)13 プラスチック成形加工法-押出成形加工14 プラスチック成形加工法-ブロー成形加工他15 放電加工法-型彫り加工とワイヤカット16 期末試験・講評

授業内容に関する質問に対しては、授業前後の時間帯や放課後に対応する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-12

Page 40: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-97-

実践機械演習Ⅰ-J (Advanced Exercise in Laboratories Ⅰ -J) 藤本亮一、機械工学科全教員機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 春学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】これまで履修してきた専門科目の知識と経験を総合的に応用して、問題発見・課題解決能力として活かすことができるようになることを目的とする。実例を題材として、課題分析、解決仮説の発想と検証等の手法を演習形式で学ぶ。グループ学習を取り入れ、技術遂行の場での交流能力育成も図る。課題解決の手順を正しく認識すること、課題分析の主な手法を知ること、解決仮説の発想とその検証を一通り実行できること、以上を目標とする。

各課題に対する成果報告書と口頭試問で評価。総合計点60点以上を合格とする。

課題ごとに関連資料を配布する。

必要に応じてそのつど紹介する。

これまでに専門科目で学習した事柄を課題解決という観点から見直して復習すること。

【授業計画】1 課題解決の要素―分析、仮説、吟味―2 解決の為の課題分析―問題の抽出―3 解決の為の課題分析―記述と抽象化―4 課題分析演習―事故事例の分析―5 課題分析演習―分析結果の発表、討論―6 解決仮説の発想法―発想法、発想ツール―(Ⅰ)7 解決仮説の発想法―発想法、発想ツール―(Ⅱ)8 発想演習―現象の解釈、仮説の発想―9 発想演習―解釈結果の発表、討論―

10 課題解決の実際―調査の進め方―11 課題解決の実際―実験の進め方―12 課題解決の実際―数値解析の進め方―13 仮説検証演習―研究/調査計画の作成―(Ⅰ)14 仮説検証演習―研究/調査計画の作成―(Ⅱ)15 仮説検証演習―研究/調査計画発表、討論―16 報告書提出と口頭試問

本科目と続く実践機械演習Ⅱ-Jは、一連の科目として課題遂行能力を育成できるように構成されている。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

実践機械演習Ⅱ-J (Advanced Exercise in Laboratories Ⅱ -J) 藤本亮一、機械工学科全教員機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

3年 秋学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】「実践機械演習Ⅰ-J」に引き続き、専門科目の学習内容を総合的に応用して問題発見・課題解決能力として活かすことが目的である。Engineering Designとしての広義の「設計」を課題解決業務の一つの典型ととらえ、専門知識を課題解決に活かす能力の養成を図る。要求機能の抽出、記述、分析、ができるようになること、設計解を発想し、検討、評価する手法を身につけること、さらに、既存の工業製品を設計解として分析、評価し設計業務の参考とする力を身につけること、以上を目標とする。

各課題に対する成果報告書と口頭試問で評価。総合計点60点以上を合格とする。

課題ごとに関連資料を配布する。

必要に応じてそのつど紹介する。機械設計Ⅰ、Ⅱ-Jで学んだ事柄を、設計手

順のあるべき姿は何か、という観点から振り返り、復習すること。

【授業計画】1 課題解決としての設計2 要求機能の抽出と記述3 要求機能から設計解への思考展開(Ⅰ)4 要求機能から設計解への思考展開(Ⅱ)5 要求機能分析演習―失敗事例の検討―6 要求機能分析演習―検討結果の発表、討論―7 設計解の検討―性能、強度など―8 設計解の検討―生産性、コスト、安全性など―9 設計解評価演習―家電製品など事例検討―

10 設計解評価演習―検討結果の発表、討論―11 製品分解演習―要求機能の把握―12 製品分解演習―機構の把握―13 製品分解演習―機能実現法としての機構の評価―14 製品分解演習―生産性などからの機構の評価―15 製品分解演習―発表と討論―16 報告書提出と口頭試問

実践機械演習Ⅰ-Jと続く本科目は、一連の科目として課題遂行能力を育成できるように構成されている。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ロボット工学Ⅰ (RoboticsI) 中里裕一機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ロボットは、機構、制御、計算機科学等、さまざまな技術の総合によって実現される。ここでは、要素技術の概要とその総合によるシステム構築の考え方を習得するとともに、具体的なシステム事例の数々について考察するとともに、基本的な駆動原理、制御理論などを学ぶ。

授業中に行う小テスト(数回を予定)30%、期末試験70%として評価

絵解きロボット工学-基礎のきそ-日本ロボット学会編『ロボット工学ハンド

ブック』コロナ社(新版)

微分積分法に関しての基礎知識。簡単な演習を行えるだけの復習をしておくこと

【授業計画】1 ロボットの概念・定義2 ロボットの現状と可能性3 ロボットの要素技術(アクチュエータ)4 ロボットの要素技術(センサ・機械要素)5 ロボットの運動学(座標変換・回転および並進)6 ロボットの運動学(座標変換・空間運動)7 ロボットの運動学(順運動学と逆運動学)8 ロボットの制御(機械制御の概念と特徴)9 ロボットの制御(ラプラス変換の定義と公式)

10 ロボットの制御(ラプラス変換の性質)11 ロボットの制御(基本要素の伝達関数)12 ロボットの制御(ブロック線図の等価交換)13 ロボットの制御(過渡応答)14 ロボットの制御(周波数応答)15 全体まとめ・課題演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-13

Page 41: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-98-

ロボット工学Ⅱ (RoboticsII) 三宅徳久機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ロボットは、機構、エレクトロニクス、コンピュータ、制御など、さまざまな分野の技術の総合により成り立っているシステムである。このため、ロボットシステムの実現には、個々の要素技術を知るとともに、それらの間のバランスを考慮したシステム構築が重要である。本講では、複数技術のマッチングという観点からロボット工学を俯瞰するとともに、産業用ロボットから人と共存する医療福祉ロボットまでの多様な具体的事例を通して、システム構築の考え方を習得する。

課題演習レポート100%

各回プリント配布日本ロボット学会編『ロボット工学ハンド

ブック』コロナ社(新版)

前期の「ロボット工学-I」の内容を復習しておくことが望ましい。

【授業計画】1 ロボット技術史概論2 ロボットの作業と動作方式(プレイバック等)3 ロボットにおけるサーボ制御の基礎4 機構系と制御系のマッチング5 多軸協調における軸間マッチング6 マニピュレータの運動制御(ロボットの手)7 移動機構と移動制御(ロボットの足)8 ロボットにおけるセンサ制御9 知能ロボット-1:力制御10 知能ロボット-2:視覚認識と画像処理11 ロボット用コントローラ・アーキテクチャ12 ロボットのソフトウェアとプログラミング13 各種ロボット事例-1(産業用、極限作業ロボット)14 各種ロボット事例-2(医療福祉ロボット等)15 ロボットシステム統合、演習課題説明16 課題演習レポート提出

ロボット工学を主題に要素技術統合の考え方について学ぶものであり、機械系の学生に限らず聴講できる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

自動車工学 (Automotive Engineering) 岡崎昭仁機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】

近の自動車は、機械的なメカニズムを電子的に制御することにより、機能を高めるだけでなく安全に配慮した製品開発が行われている。本講義において、前半では自動車の運動性に関わる設計法を学ぶことで、基本構造を理解する。後半では 近の自動車における安全と環境に関わる課題やそれを克服するための 新技術についても紹介することで自動車設計に関わる知識修得を目的とする。

期末試験60%、課題30%、授業への貢献10%自動車技術会編著『自動車開発・製作ガイ

ド』自動車技術会

樋口健二著『わかる自動車工学』日新出版

テキストを一読しておくこと

【授業計画】1 自動車工学とは2 車両運動性能Ⅰ (動力性能・加速性能)3 車両運動性能Ⅱ (制動性能)4 車両運動性能Ⅲ (旋回性能)5 懸架装置・操舵装置の設計6 車体の構造と力学7 エンジン冷却系の設計8 自動車が抱える課題 (環境と安全)9 環境対策車両Ⅰ (ハイブリッド車、電気自動車)10 環境対策車両Ⅱ (燃料電池自動車、代替燃料車)11 安全対応技術12 新技術とその仕組みⅠ(乗用車)13 新技術とその仕組みⅡ(商用車;トラック・バス)14 実験評価手法15 これからの自動車

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

メカニクス総合演習Ⅰ (Integrated Practice for Engineer Ⅰ) メカニクスコース教員機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

3年 春学期 1 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】これまで機械工学科で学んできた基礎的学力をベースに、社会的に有用で高品質な製品群を研究、開発、設計、製造するために必要とされる技術対応と新たなメカニズムの創出を目的として、機械工学関連分野での問題発見・解決が自らの手で行えるような能力を付与する。メカニクス基礎演習で構想設計したものの製作を行なう。

設計、製作の進め方、発表方法、製品の完成度などを総合的に評価する。

プリント

製図の書き方、加工方法について復習しておくこと

【授業計画】1 構想・計画図の作成2 第1次設計3 第1次設計4 詳細設計発表会5 試作品の製作6 試作品の製作7 試作品の発表会8 試作品の改良設計9 終製品の製作10 終製品の製作11 終製品の製作12 終製品の製作13 評価・競技会14 評価・競技会15 製品発表会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-14

Page 42: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-99-

メカニクス総合演習Ⅱ (Integrated Practice for Engineer Ⅱ) メカニクスコース教員機械工学科 学科専門科目 メカニクスコース

3年 秋学期 1 単位(週 2時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】これまで機械工学科で学んできた基礎的学力をベースに、社会的に有用で高品質な製品群を研究、開発、設計、製造するために必要とされる技術対応と新たなメカニズムの創出を目的として、機械工学関連分野での問題発見・解決が自らの手で行えるような能力を付与する。

課題研究の進め方、プレゼンテーション、報告書等を総合して評価する。

プリント

レポートの書き方、プレゼンテーションの方法についてよく理解しておくこと。

【授業計画】1 オリエンテーション2 各所属ゼミでの課題研究3 以降11週まで課題研究4 課題研究5 課題研究6 課題研究7 課題研究8 課題研究9 課題研究

10 課題研究11 課題研究12 課題研究報告会13 課題研究報告会14 課題研究報告会15 報告書作成

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M3-15

機械キャリアデザインⅡ (Mechanical Engineering Career Design Ⅱ) 倉澤陽子、機械工学科教員機械工学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】自己認識、そして社会への理解を深めることにより、学生生活の更なる充実や、就職活動や職業選択に役立てること。ただ聞くだけでの授業ではなく、グループワークやディスカッションを多く経験することにより、自分の意見を整理し伝える力、他者の考えを聞く力、そして自分とは違う意見を受容する力をつける。それらを通して自分自身が社会へ出た時のイメージを描けるようになる。

レポート提出で評価(75%)3回予定、授業態度(25%)

菊地信一著『自己分析からはじめる就職活動'12』日本実業出版社

参考図書を事前に読んでおくこと。(前の授業に指示します)

【授業計画】1 本講義の概要説明・これまでの自分を振り返る2 新就職事情 (メーカー編)3 機械工学科の専門力を活かせる業界①4 機械工学科の専門力を活かせる業界②5 機械工学科の専門力を活かせる業界③6 機械工学科の卒業生の先輩の生き方を知る7 筆記試験対策 基礎学力をチェック (SPI対策)8 自分のアピールポイントを知る9 自己PRを作成

10 企業を見る目を養う11 社会が求めるコミュニケーション能力12 プレゼンテーション①ポイント、評価について13 プレゼンテーション②準備14 プレゼンテーション③発表15 レポート作成

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-100-

生産システム-J (Production / Manufacturing System Engineering-J) 藤本亮一機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

4年 秋学期 2 単位(1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】企業活動において生産性の向上は極めて大切な事項である。その生産性の向上のためには機械工学や電気工学のようなハードウエアの技術のみならず、生産システムの設計、改善および維持管理の技術すなわち管理技術、ソフトウエアの技術は欠かせないものである。本講義では、そのような管理技術、ソフトウエア技術の習得を目指している。市場に向けて企業が有する能力・技術を高効率で発揮するのに有用な生産計画、工程設計などの技術管理手法を用いる能力を身につけることが目標である。

期末試験(70点)、演習とレポート(30点)で60点以上を合格とする。

坪根 斉著『生産管理システム入門』工学図書藤本『生産マネージメント入門』日経新

聞、人見『生産システム工学』共立

授業の前に、教科書を読んでおくこと、また、授業の後に要点をノートにまとめておくこと。

【授業計画】1 企業の使命と社会的背景2 生産システムとは3 企業経営と生産活動4 生産の意思決定5 注文生産と見込生産の対比6 連続、継続、個別生産方式の対比7 生産管理活動8 需要予測9 在庫管理10 生産計画11 生産統制12 大規模プロジェクトの計画と統制13 MRPと生産管理システム14 トヨタ生産方式15 生産管理システム設計事例16 期末試験・講評

MRP:Material Requirement Planning【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

品質管理-J (Qiality Management-J) 土居雅幸機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】【授業の目的】現代の企業活動において、品質管理は必要不可欠である。本講義では、品質管理の目的および考え方を理解し、手法、実施方法、データ解析方法、問題解決方法等を学習することによって、品質管理を実践するための基礎を習得することを目的とする。また、適宜、事例研究、演習等の実践的な学習を交えることによって、研究や企業活動に役立つ知識を提供する。【学習の達成目標】品質管理を理解し、品質問題に対して、計画立案から問題解決までの過程をマネジメントできること。

期末試験による

小野道照他著『品質管理教本』日本規格協会

必要に応じて授業で紹介する

授業の前に、教科書を読んでおくこと、また、授業の後に要点をノートにまとめておくこと。

【授業計画】1 品質管理とは2 計測とばらつきについて3 品質管理手法1: データの取り方、まとめ方4 品質管理手法2: QC7つ道具(1)5 品質管理手法3: QC7つ道具(2)6 品質管理実施法1: TQM (Total Qiality Managemet)7 品質管理実施法2: 日常管理、方針管理8 品質管理実施法3: QCサークル活動9 品質管理実施法4: 工程管理と検査10 品質管理実施法5: 外注管理11 問題解決と改善12 標準化、品質保証13 ステップ別品質保証活動14 統計的手法の紹介15 品質工学の紹介

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M4-1

知的資産管理-J (Intellectual Asset Management-J) 岡野正義機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】特許制度の基本的な枠組みを学ぶ。また、等価変換理論を利用したアイデアの創出法についても学ぶ。そして、特許データベース(特許電子図書館など)から必要な技術情報を自由に入手でき活用できるような応用力を身につけることを目的とする。

期末試験70%、宿題30%

『産業財産権標準テキスト特許編』社団法人発明協会

丸島儀一著『キャノン特許部隊』光文社新書

特許庁のホームページの「特許制度の解説」に目を通しておく。

【授業計画】1 アイデアの創出法(等価変換理論)2 特許の要件(発明の完成、先願、新規性)3 特許の要件(進歩性)4 特許の要件(進歩性の判断の実例)5 出願から登録までの流れ6 特許電子図書館を利用した検索(操作方法等)7 検索の実例8 検索した特許情報を利用してのアイデア創出法9 特許権の成立10 特許権の解釈の原則11 特許権の効力(所有権との比較)12 特許権と他の知的財産(著作権等)との比較13 特許権の活用(実施権)14 専門化する特許訴訟(専属管轄)15 外国の特許制度(パリ条約、PCT)16 期末試験

特許法や著作権法等が掲載されている小型の六法が手元にあると学習に便利である。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 44: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

-101-

材料強度-J (Strength of Materials-J) 神雅彦機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】機械構造の設計や解析などにおいては、材料の強度に関する幅広い知識や経験が必要とされる。この講義では、材料の強度に関して、材料力学で取り扱わない内容について学習することを目的とする。具体的には、金属の塑性に関する力学、材料の破壊に関する力学、複合材料と強度、および粘弾性体の力学などに関して学ぶ。機械構造の設計や強度解析に必要な程度の基礎知識を習得する。金属材料、セラミックスあるいはプラスチック材料の強度計算など、実際の現場で応用できる能力を身につけることを目標とする。

期末試験と総合演習(中間試験)の相加平均60点以上を合格とする。

町田輝史著『わかりやすい材料強さ学』オーム社(1999)

日本塑性加工学会編『例題で学ぶ初めての塑性加工』森北出版(2008)

材料力学Ⅰ-J、材料力学Ⅱ-Jを履修しておくこと。

【授業計画】1 機械構造と材料強度に関する概論2 真応力と真ひずみ3 塑性域での応力とひずみの関係4 金属の結晶構造と強さ5 相当応力と相当ひずみ6 降伏条件と流れ則の基礎7 延性破壊の基礎8 総合演習(中間試験)および解説9 衝撃試験および金属の低温脆性

10 疲労破壊および疲労特性11 破壊機構と破面観察法12 脆性材料と強さ13 複合材料と強さ14 流動変形の基礎15 高分子材料の粘弾性変形16 期末試験【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

流体・航空機械-J (Fluid Machinery and Aeronautical Engineering-J) 高木茂男機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】本科目では、「流体力学Ⅰ-J」および「流体力学Ⅱ-J」において学んだ流体力学の基礎に続いて、流体機械と航空機について学んで流体力学応用の実例を知り、圧縮性流体の取り扱いを学んで、工業熱力学と流体力学との融合分野に理解を深めることが目的である。流体の持つエネルギーと機械的エネルギーの間の変換、圧縮性流体の流れの特徴的な現象と工学的取り扱い、について基礎的な知識を身につけることが本科目の達成目標である。

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。市川常雄著『改訂新版 水力学・流体力

学』朝倉書店(1981)菊山功嗣・佐野勝志著『流体システム工

学』共立出版(2007)

「流体力学Ⅰ-J」および「流体力学Ⅱ-J」において学んだ内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 流体機械とは―種類と分類―2 角運動量の法則―羽根枚数無限大の翼車―3 角運動量の法則―速度三角形による解法―4 遠心ポンプ―原理と構造―5 遠心ポンプ―特性曲線―6 キャビテーション7 ペルトン水車とフランシス車8 流体機械における相似則9 圧縮性流体の力学―音速とマッハ数―

10 圧縮性流体の力学―エネルギー式と全温―11 圧縮性流体の力学―ノズルと臨界流―12 翼とその特性―翼形と性能―13 翼とその特性―循環と揚力―14 航空機―構成と分類―15 航空機―揚力、抗力と運動方程式―16 期末試験・講評【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M4-2

熱・エネルギー機関-J (Heat Engine Engineering -J) 中野道王機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム

4年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】熱工学における主要分野について一通り学ぶという観点から、「工業熱力学Ⅰ-J」および「工業熱力学Ⅱ-J」において学んだ熱力学と伝熱学の基礎に加えて、燃焼の工業的な取り扱いと応用、沸騰あるいは凝縮を伴う混相流の基本的現象および動力発生プラントなどの応用分野について理解を深めることが目的である。燃焼に関する工業的な解析、内燃機関に関する燃焼の分析、気液混相流を伴う熱機関サイクルの応用、について基礎的な知識を身につけることが目標である。

期末試験(100点)で60点以上を合格とする。

宮部英也・斉藤孟著『工業熱力学』実教出版斉藤 武・大竹一友・三田地紘史著『工業

熱力学通論』実教出版

「工業熱力学Ⅰ-J」および「工業熱力学Ⅱ-J」において学んだ内容を復習しておくこと。

【授業計画】1 燃焼 ―気体、液体、固体燃料の燃焼概要―2 燃焼 ―自然着火と強制着火―3 燃焼 ―化学反応、理論空気量―4 燃焼 ―発熱量、断熱火炎温度―5 燃焼 ―環境汚染物質の生成と制御―6 内燃機関における燃焼―ガソリン機関の燃焼―7 内燃機関における燃焼―ディーゼル機関の燃焼―8 内燃機関における燃焼―異常燃焼と対策―9 内燃機関における燃焼―排ガス特性と排気浄化―

10 沸騰熱伝達、凝縮熱伝達11 蒸気原動機―再熱サイクル、再生サイクル―12 蒸気原動機―ボイラー、タービン―13 原子力発電プラント―基本構成と熱の生成―14 原子力発電プラント―PWR、BWRの構成―15 冷凍機―機器構成と流動・伝熱現象―

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

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教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

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卒業研究Ⅰ (Bachelor's Thesis Ⅰ) 機械工学科全教員、佐藤(茂)、丹澤、佐藤(杉)、中里機械工学科 学科専門科目

4年 春学期 4 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】ゼミナールⅠ・Ⅱにおいて配属された研究室において、指導教員から与えられた研究課題に取り組むことを通して、これまでの学習の総合的理解を促進するとともに、問題発見・解決能力の向上をはかり、さらに人間関係、仕事の進め方を学ぶ。

研究の進捗状況と中間発表などで合否を判定する。

配属研究室が指定する。

配属研究室が指示する。

研究を進めるテーマに関する情報や背景について調査を行っておくこと。

【授業計画】以下に卒業研究課題の例を記す。超音波振動切削による超精密・微細加工サーボプレスによる打ち抜き・絞り・しごき加工コイル材切削法金属繊維製造法パルスYAGレーザによる溶接加工FIBを利用したマイクロ加工デジタルカラー光弾性装置の開発機械設計教材支援システムの開発「たたら」製鉄法ロボットハンドの開発ダイヤモンド合成装置の開発プラスチック成形加工現象のインプロセス計測鳥翼形垂直軸風力発電機の開発二足歩行ロボットの開発高強度歯車の開発

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

卒業研究Ⅱ (Bachelor's Thesis Ⅱ) 機械工学科全教員、佐藤(茂)、丹澤、佐藤(杉)、中里機械工学科 学科専門科目

4年 秋学期 4 単位 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】卒業研究Ⅰで配属された研究室において、卒業研究Ⅰで学んだことをさらに発展させる。指導教員から与えられた研究課題に取り組むことを通して、これまでの学習の総合的理解を促進するとともに、問題発見・解決能力の向上をはかり、さらに人間関係、仕事の進め方を学ぶ。

論文の達成度と卒研発表などで合否を判定する。

配属研究室が指定する。

配属研究室が指示する。

研究を進めるテーマに関する情報や背景について調査を行っておくこと。

【授業計画】以下に卒業研究課題の例を記す。超音波振動切削による超精密・微細加工サーボプレスによる打ち抜き・絞り・しごき加工コイル材切削法金属繊維製造法パルスYAGレーザによる溶接加工FIBを利用したマイクロ加工デジタルカラー光弾性装置の開発機械設計教材支援システムの開発「たたら」製鉄法ロボットハンドの開発ダイヤモンド合成装置の開発プラスチック成形加工現象のインプロセス計測鳥翼形垂直軸風力発電機の開発二足歩行ロボットの開発高強度歯車の開発

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M4-3

卒業研究Ⅰ-J (Graduation Thesis Ⅰ -J) 機械工学科全教員(代表:学科主任教授)機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム4年 春学期 4 単位 必修科目 オープン履修:不可

【授業の目標】課題解決能力を実際の研究、開発活動に参加して実践的に身につけることを目的とする。機械工学の主要分野の中から学生が分野を選び、指導教員の下で課題を設定し、その遂行を通じて、計画の策定、情報の収集、実験やシミュレーションなど解決手段への習熟、などをOn-the-Job Trainingの形で学ぶ。研究テーマという形で課題を設定し、研究計画を策定し、必要となる実験やシミュレーションについて準備するとともに習熟し、進捗の途中経過を取りまとめて報告することが本科目の達成目標である。

研究活動が60%以上の目標達成、中間発表が合格と認められる場合に、合格とする。

教科書は各指導教員により指示される。学術論文が教科書に相当する場合もある。

上記と同様。更に、自ら進んで情報を収集する努力が求められる。

研究を進めるテーマに関する情報や背景について調査を行っておくこと。

【授業計画】分野、指導教員、テーマごとに特性を異にするため、計画を統一的に示す事は困難であるが、基本的には以下の様な進め方となる。(第1週~第4週)研究の背景等、情報の収集と研究計画の策定(第5週~第8週)実験装置の製作、コンピュータソフトへの習熟など、研究遂行手段の整備(第9週~第13週)実験、コンピューターシミュレーションなどの実行(第14週~第15週)半期の総括、卒業研究中間発表

卒業研究Ⅰ-J、同Ⅱ-Jは一連の科目である。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

Page 46: 機械工学科 - 日本工業大学 · フレッシュマンゼミⅡ-J(工学リテラシー)(Freshman Seminar II-J) 機械工学科全教員 機械工学科 学群共通専門科目

教養科目

機械工学科

ものづくり環境学科創造システム工学科

システム工学科

電気電子工学科

情報工学科

建築学科

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卒業研究Ⅱ-J (Graduation Thesis Ⅱ -J) 機械工学科全教員(代表:学科主任教授)機械工学科 学科専門科目 実践機械工学プログラム4年 秋学期 4 単位 必修科目 オープン履修:不可

【授業の目標】「卒業研究Ⅰ-J」に引き続いて同じ指導教員の下で研究指導を受け、実践的な課題遂行力を養成する。問題を分析して解決の道筋を合理的に見出す力、目的達成をめざし協力者と力をあわせて技術遂行する力、状況を的確に表現して効果的に意思疎通ができる力を養うとともに、課題遂行で得た知見を技術論文にまとめて残す能力を身につけること、プレゼンテーションにより得られた知見を他者と共有できるようになることを目標とする。

研究活動が60%以上目標達成かつ卒業論文と卒業研究発表が合格の場合に、合格とする。

教科書は各指導教員により指示される。学術論文が教科書に相当する場合もある。

上記と同様。更に、自ら進んで情報を収集する努力が求められる。

「卒業研究Ⅰ-J」の合格者に限り本科目を履修することができる。

【授業計画】分野、指導教員、テーマごとに特性を異にするため、計画を統一的に示す事は困難であるが、基本的には以下の様な進め方となる。(第1週)計画の進捗確認と見直し(第2週~第6週)実験、シミュレーション等の実行および得られた結果の解析、考察、必要なら計画の修正(第7週~第10週)得られた知見の整理および実験や解析等の追加(第11週~第12週)卒業論文とりまとめの方向付けと目次作成(第13週~第15週)卒業論文作成と発表準備、卒業研究発表

大学での学習の集大成といえる科目であるから、学生の自己研鑽が大いに求められる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

M4-4