cisco spark hybrid call services...

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Cisco Spark Hybrid Call Services 導入ガイド 初版:2017 4 10 最終更新:2018 4 9 シスコシステムズ合同会社 107-6227 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー http://www.cisco.com/jp お問い合わせ先:シスコ コンタクトセンター 0120-092-255 (フリーコール、携帯・PHS含む) 電話受付時間:平日 10:0012:0013:0017:00 http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

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  • Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド初版:2017年 4月 10日

    最終更新:2018年 4月 9日

    シスコシステムズ合同会社〒107-6227東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワーhttp://www.cisco.com/jpお問い合わせ先:シスココンタクトセンター

    0120-092-255(フリーコール、携帯・PHS含む)電話受付時間:平日 10:00~12:00、13:00~17:00http://www.cisco.com/jp/go/contactcenter/

  • © 2018 Cisco Systems, Inc. All rights reserved.

  • 目次

    新機能および変更情報 ixはじめに:

    ハイブリッドコールサービスの概要 1第 1 章

    Hybrid Call Service Aware/Connectの概要 1

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要 3

    環境の準備 5第 2 章

    Hybrid Call Serviceの要件 5

    Cisco Sparkのライセンス要件 5

    Unified CMデバイスの要件 5

    シスコのコール制御要件 6

    Cisco Expresswayの要件 7

    Cisco Sparkアプリの要件 8

    高可用性 8

    Expressway-Eとクラウド間の相互 TLS認証用のカスタム証明書 8

    Hybrid Call Service Awareの前提条件の履行 9

    Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行 10

    Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行 14

    管理コネクタ 17

    Call Connector 17

    IOS MTPの設定 19

    Hybrid Call Service Connectの IOSメディアターミネーションポイントの設定 19

    Unified Communications Managerでのメディアターミネーションポイントの設定の実行21

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドiii

  • メディアターミネーションポイントの登録と接続の確認 21

    Cisco Sparkリモートデバイスの概要とライセンスの要件 22

    Hybrid Call Service Connectに使用する CTI-RDの一時ライセンスサポートの要求 23

    Hybrid Call Service Awareの導入 25第 3 章

    Hybrid Call Service Aware導入のタスクフロー 26

    Ciscoコラボレーションクラウドへの Expressway-Cコネクタホストの登録 29

    Cisco Spark Hybrid Servicesの認証局 31

    Hybrid Call Service Aware用の Cisco Unified Communications Managerユーザアカウントの準

    備 32

    メッセージCall Connectorコネクタ用のアプリケーションアカウントの構成 33

    Cisco Unified Communications Managerへの接続の設定 34

    Call Connectorの開始 35

    Hybrid Call Services用のユーザ設定の確認 36

    コネクタのステータスの確認 37

    ユーザ用の Hybrid Call Service Awareの有効化 37

    Cisco Sparkアプリの画面共有と統合コール履歴のテスト 38

    Hybrid Call Service Connectの導入 41第 4 章

    Hybrid Call Service Connect導入のタスクフロー 42

    組織用の Hybrid Call Service Connectのアクティブ化 46

    Hybrid Call Service Connect用の Cisco Unified Communications Manager設定の実行 48

    Hybrid Call Service Connect用の Cisco Unified Communications Managerユーザアカウントの準

    備 52

    コールコネクタからのリモートデバイスの自動設定 53

    Cisco Sparkリモートデバイスの手動作成と Unified CMユーザへの関連付け 55

    Expressway-Cからのコールコネクタの再起動 56

    Hybrid Call Service Connect用の Expressway-Eの設定 57

    Cisco Collaboration Cloud証明書を使用した Expressway-Eの信頼リストの更新 59

    Expressway-E(X8.9.1以降)でのコール処理言語のルールの設定 59

    新しい Expressway-EとCiscoコラボレーションクラウド間でのサービスおよび TLS認証

    の設定 61

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドiv

    目次

  • 既存の Expressway-Eと Ciscoコラボレーションクラウド間でのサービスおよび TLS認証

    の設定 64

    DNSゾーンの作成(Expressway-Eから Cisco Collaboration Cloudへ) 65

    Expressway-Eから Expressway-Cへのセキュアなトラバーサルサーバゾーンの設定 68

    Expressway-Eでのインバウンドおよびアウトバウンドの検索ルールの作成 70

    Hybrid Call Service Connect用の Expressway-Cの設定 73

    Expressway-Cから Expressway-Eへのセキュアなトラバーサルクライアントゾーンの設定74

    各 Unified CMクラスタ用の Expressway-Cネイバーゾーンの作成 77

    Expressway-Cでの検索ルールの設定 80

    Cisco Sparkユーザに対する Hybrid Call Service Connectの有効化 83

    Hybrid Call Service Connectの設定を確認するテストコールの発信 84

    関連資料 86

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの展開 87第 5 章

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの要件 87

    Cisco Sparkデバイスタスクフローのハイブリッドコールサービス 88

    ハイブリッドコールサービスを使用する Cisco Sparkデバイス用のディレクトリ番号の作成90

    ハイブリッドコールサービスを使用する Cisco Sparkデバイス用の Unified CMアカウント

    の作成 91

    ハイブリッドコールサービスがある Cisco Sparkデバイスの自動 Cisco Sparkリモートデバ

    イスの作成 93

    ハイブリッドコールサービスがある Cisco Sparkデバイスの手動 Cisco Sparkリモートデバ

    イスの作成 94

    場所の作成および Cisco Spark Roomデバイス用のサービスの追加 96

    既存の場所へのサービスの追加 97

    ハイブリッドコールサービスがある Cisco Sparkデバイスのステータスの確認 98

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスのアクティブ化エラーおよび原因 99

    Cisco Sparkデバイスからのハイブリッドコールサービスの非アクティブ化 100

    Hybrid Call Servicesのトラブルシューティング 103第 6 章

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドv

    目次

  • Hybrid Connectivityテストツールを使用したトラブルシューティング 103

    Cisco Sparkハイブリッドコールサービスのアラーム 105

    [Cisco Sparkステータス(Cisco Spark Status)]ページ 106

    Expressway-Cからのコールコネクタの再起動 106

    相互 TLSと SIP接続先 107

    テストコール 108

    Cisco Spark Control Hubと Expressway-Cコネクタホスト 108

    Expresswayペアの設定 109

    Unified CMの設定 110

    Hybrid Call Servicesに関する既知の問題 113第 7 章

    Hybrid Call Service Awareおよび Connectの既知の問題と制限事項 113

    Cisco Sparkデバイス用の Hybrid Call Serviceの既知の問題と制限事項 118

    CTIリモートデバイスを Cisco Sparkリモートデバイスに移行するためのツール 121付録 A:

    CTI-RDの Cisco Spark-RDへの移行 121

    Cisco Spark-RD変換の取り消し 123

    移行ツールの最終実行ステータス 123

    CTI-RDから Cisco Spark-RDへの移行のトラブルシューティング 124

    Hybrid Call Service Connect用の Unified CMユーザと Cisco Sparkリモートデバイスの一括設定127

    付録 B:

    Unified CMユーザとリモートデバイスの一括設定のタスクフロー 127

    モビリティへのユーザの有効化 129

    ユーザリストのエクスポート 129

    ユーザリストの編集 130

    リモートデバイスのファイル形式の作成 131

    新しいファイルテンプレートの編集 132

    リモートデバイステンプレートの作成 133

    リモートデバイステンプレートファイルのアップロード 134

    リモートデバイスエントリの挿入 134

    一括ジョブのステータスの確認 135

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドvi

    目次

  • Cisco Spark Hybrid Servicesの導入に関する重要事項 137付録 C:

    Cisco Spark Hybrid Servicesの導入に関する重要事項 137

    インターネットファイアウォール上の TCPポート 5062 137

    クラウドでドメインの所有権を確認する理由 140

    サポート対象の認証局 143

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドvii

    目次

  • Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドviii

    目次

  • 新機能および変更情報

    この表では、新機能、既存の内容への変更、および『Deployment Guide』の修正された主要なすべてのエラーを網羅しています。

    コールコネクタソフトウェアの更新については、『Call Connector Release Notes』を参照してください。

    加えられた変更日付

    •概要の章に「Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要 (3ページ)」が追加されました。

    •「ハイブリッド企業環境を使用している場合、CiscoSparkHybrid Call ServiceConnectを使用してCisco Sparkの場所に追加されているルーム、デスク、および

    Cisco Spark Boardデバイスにハイブリッドコール機能を提供できます。Cisco Sparkデバイスはクラウドに登録され、Hybrid Call Service Connectで使用可能になると、エンタープライズで可視になります。場

    所のCisco Sparkデバイスは、既存のオンプレミスダイヤルプランの一部となり、それらのデバイスはユー

    ザエクステンション、PSTNにコールしたり、着信コールを受信したりできます。」

    •新機能を説明した新しい章「Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの展開(87ページ)」が追加されました。この章には、前提条件、展開の手順、およ

    び既知の問題が含まれています。

    •追加しましたCisco Sparkデバイス用のHybrid Call Serviceの既知の問題と制限事項(118ページ)

    2018年4月9日

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドix

    https://collaborationhelp.cisco.com/article/ig9wh2

  • 加えられた変更日付

    「Connectをユーザに有効化」の下で、新しい問題が「HybridCall Service Awareおよび Connectの既知の問題と制限事項(113ページ)」に追加されました。

    ハイブリッドコールユーザのリモート接続先

    [email protected]など)は、同時に CiscoSpark-RDとリモート接続先プロファイルの両方に関連付けることはできません。それ以外の場合、リモートデバイスはア

    クティブ化しません。

    2018年2月23日

    新しいセクションとして、Cisco Sparkハイブリッドコールサービスのアラーム(105ページ)が追加されました。

    2018年2月16日

    CTI-RDをCiscoSpark-RDに移行できるツールに関する新しいセクションが追加されました。このツールは Expressway-Cコネクタホスト上で有効になり、Cisco Spark-RDはハイブリッドコーリング展開に強く推奨するオプションです。

    • CTIリモートデバイスをCisco Sparkリモートデバイスに移行するためのツール(121ページ)

    • CTI-RDの Cisco Spark-RDへの移行(121ページ)

    リモートデバイスのタスクに、「CiscoSpark-RDの場合、CSSは、Cisco Sparkアプリで開始された、エンタープライズフォンまたは PSTNへの発信コールに使用されます」という記述が追加されました。「再ルーティングの CSSは、シスコのコラボレーションクラウドに分岐される前提の電話への着信

    コールに使用されます。」

    2017年 12月 18日

    Hybrid Connectivityテストツールを使用したトラブルシューティング(103ページ)で、『Troubleshooting Guide for CiscoSpark Hybrid Call Service Connect』へのリンクが追加されました。

    2017年12月5日

    Hybrid Connectivityテストツール用と、Expressway-E SIP接続先へのTLS接続を開始するトラブルシューティングツール用のドキュメントが追加されました。その結果には、

    Expressway-Eが到達可能でセキュアであるかどうかが示されます。

    • Hybrid Connectivityテストツールを使用したトラブルシューティング(103ページ)(新しいセクション。)

    •組織用の Hybrid Call Service Connectのアクティブ化(46ページ)(ステップ 6および 7が追加されました。)

    2017年11月28日

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドx

    新機能および変更情報

    新機能および変更情報

    https://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/unified-communications/spark/212475-troubleshooting-guide-for-cisco-spark-hy.htmlhttps://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/unified-communications/spark/212475-troubleshooting-guide-for-cisco-spark-hy.html

  • 加えられた変更日付

    Unified CM、Expressway-C、および Expressway-C展開のセクションで、[SIPパラメータの保持(SIPParameterPreservation)]は、エンタープライズとやり取りするコールルーティングに

    関係したすべての Expresswayのすべてのゾーンでオンにする必要があるという記述が追加されました。

    2017年11月22日

    • Cisco Sparkリモートデバイスの概要とライセンスの要件(22ページ)で、Cisco Spark RDでは Basic UCLをEnhanced UCLにアップグレードする必要があります。

    • Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行(14ページ)で、ポート 443の要件として *.rackcdn.comが追加されました(Expressway-Cからの TCPアウトバウンド)。

    2017年11月7日

    サポートされている認証局のセクションが削除され、「thisknowledge base article that lists supported certificate authorities forCisco Spark」へのリンクで置き換えられました。

    2017年 10月 30日

    • Cisco Spark for iOSユーザ向けに、Hybrid Call ServiceAwareおよびConnectの既知の問題と制限事項(113ページ)にSNRの回避策が追加されました。

    2017年9月28日

    新しいセクションとして、高可用性(8ページ)が追加されました。Sparkリモートデバイスの概要にさらに詳細が追加されました(デバイスタイプが対応する CTI-RD制限を含む)。

    2017年9月20日

    Cisco Spark-RDリリースの追加:Unified CM 11.0(1a)SU3および 12.0(1)。

    SME(Unified CM 12.0(1))を、各 Unified CMクラスタ用のExpressway-Cネイバーゾーンの作成(77ページ)のオプションとして追加しました。

    2017年9月7日

    •既知の問題と制限にハントグループの制限を追加しました。

    • Call Service Connectの前提条件にダイヤルプランとディジット操作の情報を追加しました。

    2017年9月1日

    更新された Cisco Sparkリモートデバイス(Spark-RD)のサポートに関する文章を書き換えました。サポートされている

    Unified CMバージョンは 10.5(2)SU5、11.0(1)SU3、および11.5(1)SU3です。

    2017年8月23日

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドxi

    新機能および変更情報

    新機能および変更情報

    https://collaborationhelp.cisco.com/article/en-us/0q4utq.https://collaborationhelp.cisco.com/article/en-us/0q4utq.https://collaborationhelp.cisco.com/article/en-us/0q4utq.

  • 加えられた変更日付

    新たに「既知の問題と制限事項」のセクションを追加しまし

    た。「シンプレックス障害」の意味を容量に関するガイドラ

    インで明確にしました。

    2017年7月24日

    •導入手順を見直す視覚的な参考資料を使用してHybridCallService Aware/Connectの概要(1ページ)を更新しました。

    •クラスタ内のノード全体にわたるユーザの自動ロードバランスに関する情報を使用して Call Connector(17ページ)を更新しました。

    2017年7月6日

    Hybrid Call Serviceの要件(5ページ)を更新し、Hybrid CallServiceConnectコールはモバイルリモートアクセス(MRA)、Business-To-Business(B2B)コール、および既存のExpressway-Cおよび Eのペアをトラバースするコールと同じに分類されことを明記しました。

    2017年6月30日

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイドxii

    新機能および変更情報

    新機能および変更情報

  • 第 1 章ハイブリッドコールサービスの概要

    • Hybrid Call Service Aware/Connectの概要(1ページ)• Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要 (3ページ)

    Hybrid Call Service Aware/Connectの概要Hybrid Call Service Aware

    Hybrid Call Service Awareは、管理者やユーザに次の利点を提供します。

    • Cisco Sparkに既存のユニファイドコミュニケーションシステムのすべてのコールを「認識させます」。

    •コール時に Cisco Sparkアプリのデスクトップを共有します。正式な会議をセットアップする必要はありません。

    •コールが接続されると、発信者の Cisco Sparkメッセージスペースがアプリ内のリストの上部に移動します。スペースがない場合は、CiscoSparkが瞬時にスペースを作成します。

    •両方のユーザは1つのボタンを押すだけで、コールが接続された時点でデスクトップを共有できます。

    •オンプレミスと Cisco Sparkコールのステータスと接続時間を表示します。

    •オンプレミスのコール履歴のロックを解除します。既存のデバイスからだけでなく、デバイスのCiscoSparkアプリからも表示できるため、すぐにコールバックしやすくなります。

    次の図に、Hybrid Call Service Awareアーキテクチャのコンポーネントと、オンプレミスコンポーネントとクラウドをコネクタがどこで統合しているかを示します。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド1

  • 図 1 : Hybrid Call Service Awareのコネクタ、オンプレミス、およびクラウドのコンポーネント

    シスコ検証済みデザイン、アーキテクチャ、およびコールフローの詳細については、『PreferredArchitecture for Cisco Spark Hybrid Services, CVD』のドキュメンテーションを参照してください。

    Hybrid Call Service Connect

    Hybrid Call Service ConnectはHybrid Call Service Awareの上部に導入されており、管理者およびユーザに次の利点を提供します。

    • Cisco Sparkと Cisco Unified Communications Managerを接続して、連動させることができます。

    • Cisco Sparkアプリをボイスコールやビデオコールのモバイルソフトクライアントとして使用することができ、ユーザのシスコのデスクフォンの内線番号を共有します。

    •デスクフォンや Cisco Sparkアプリでコールに応答でき、オフィスにいるかのようにアプリを使用してコールの発信や受信を行えます。

    • CiscoSpark、Cisco Jabber、またはデスクフォンで、自分や相手が使用しているオプションを意識せずにコールできます。

    •オンプレミスディレクトリ番号またはエクステンションを Cisco Sparkの場所にあるクラウド登録ルームデバイスに拡張します。詳細については、Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要 (3ページ)を参照してください。

    Hybrid Call Service AwareとHybrid Call Service Connectを一緒に使用すると、ユーザは次のことが可能です。

    •デスクフォンや Cisco Sparkアプリから同じコールを発信できます

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド2

    ハイブリッドコールサービスの概要

    Hybrid Call Service Aware/Connectの概要

    https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/solutions/CVD/Collaboration/hybrid/12x/hybcvd.htmlhttps://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/solutions/CVD/Collaboration/hybrid/12x/hybcvd.html

  • •デスクフォンと Cisco Sparkアプリの両方で着信コールの呼び出し音が鳴り、どちらでも応答できます

    次の図に、Hybrid Call Service Connectアーキテクチャのコンポーネントと、オンプレミスコンポーネントとクラウドをコネクタがどこで統合しているかを示します。この図には、ActiveDirectoryユーザをCisco Sparkに同期するユースケースの場合の、シスコディレクトリコネクタが含まれています。

    図 2 : Hybrid Call Service Connectのコネクタ、オンプレミス、およびクラウドのコンポーネント

    シスコ検証済みデザイン、アーキテクチャ、およびコールフローの詳細については、『PreferredArchitecture for Cisco Spark Hybrid Services, CVD』のドキュメンテーションを参照してください。

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要

    ハイブリッド企業環境を使用している場合、Cisco SparkHybrid Call Service Connectを使用してCisco Sparkの場所に追加されているルーム、デスク、およびCisco Spark Boardデバイスにハイブリッドコール機能を提供できます。Cisco Sparkデバイスはクラウドに登録され、HybridCallService Connectで使用可能になると、エンタープライズで可視になります。場所の Cisco Sparkデバイスは、既存のオンプレミスダイヤルプランの一部となり、それらのデバイスはユーザ

    エクステンション、PSTNにコールしたり、着信コールを受信したりできます。

    たとえば、デバイスがクラウドに登録されているとしても、それらに Unified CM展開によってサポートされる回線とPSTNを提供できます。ユーザは会議に参加するためにこれらのデバ

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド3

    ハイブリッドコールサービスの概要

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要

    https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/solutions/CVD/Collaboration/hybrid/12x/hybcvd.htmlhttps://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/solutions/CVD/Collaboration/hybrid/12x/hybcvd.html

  • イスを呼び出すことができます。さらに、これらのデバイスを使用して他の内線または番号に

    ダイヤルすることもできます。

    図 3 : Cisco Sparkデバイス用のハイブリッドコールサービスのコネクタ、オンプレミス、およびクラウドコンポーネント

    この図は、Hybrid Call Service Connectアーキテクチャを構成するオンプレミスコンポーネントを示しています。このアーキテクチャは、場所にある Cisco Sparkクラウド登録デバイスへのコール接続を提供するため、それらのデバイスはUnifiedCMダイヤルプランを使用できます。

    以下のポイントは、機能の動作の概要を示しています。

    •この機能は、オンプレミスUnifiedCMでCiscoSparkリモートデバイス(CiscoSpark-RD)を作成および使用して、エンタープライズエクステンション、ユーザ、PSTNへのコールをルーティングします。

    •オンプレミスの電話から開始される機能(保留、転送、会議など)には、ハイブリッドコールサービスを使用する Cisco Sparkデバイスを含めることができます。

    • Cisco Sparkデバイスから PSTNまたはオンプレミスエクステンションへのすべてのコールは、Unified CMで Cisco Spark-RDに固定されます。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド4

    ハイブリッドコールサービスの概要

    Cisco Sparkデバイスのハイブリッドコールサービスの概要

  • 第 2 章環境の準備

    • Hybrid Call Serviceの要件(5ページ)•高可用性(8ページ)• Expressway-Eとクラウド間の相互 TLS認証用のカスタム証明書(8ページ)• Hybrid Call Service Awareの前提条件の履行(9ページ)• Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行(10ページ)• Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行(14ページ)

    • IOS MTPの設定(19ページ)• Cisco Sparkリモートデバイスの概要とライセンスの要件(22ページ)

    Hybrid Call Serviceの要件

    Cisco Sparkのライセンス要件Hybrid Call Serviceを展開し、その機能をユーザに提供するには、以下のようにします。

    •支払済みのサブスクリプションがある Cisco Spark組織が必要です。

    • Cisco Sparkハイブリッドコールユーザは、コアのCisco Sparkメッセージングサービスおよび会議サービスへのアクセスを提供する支払済みライセンスが割り当てられている必要

    があります。

    •支払済みユーザライセンスは、Cisco SparkハイブリッドコールユーザアクセスをUnifiedCMベース以外のコーリングサービス(Cisco SparkCalling)などに提供するものであってはなりません。

    Unified CMデバイスの要件Hybrid Call Serviceは、Unified CMに登録されている CTI対応の SIP電話と Cisco Jabberクライアントでのみサポートされます。詳細については、「CTI SupportedDeviceMatrix」を参照してください。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド5

    https://developer.cisco.com/site/jtapi/documents/cti-tapi-jtapi-supported-device-matrix/

  • SCCP電話は、宛先アドレスが 48文字に制限されているために問題が発生する場合があります。Unified CMに登録されているサードパーティ製の IPフォンやクライアントはサポートされておらず、どちらも他のコール制御サーバ(CiscoVCS/Expressway、CiscoMeraki、MicrosoftLync/Skype for Business、BroadSoft/BroadWorksなど)に登録された IPフォンやクライアントではありません。

    シスコのコール制御要件

    ハイブリッドコールサービス(Awareと Connect)を有効にするには、次の表に示されているシスコのサポートされているコール制御のいずれかを使用する必要があります。CiscoBusinessEditionでは、すべてのパッケージにその一部としてCisco Unified CommunicationsManagerが搭載されています。正しいバージョンであることを確認してください。

    表 1 :シスコのコール制御要件

    バージョンオンプレミスのコール制御

    サポートされている Cisco Sparkリモートデバイス(CiscoSpark-RD)リリースは、Hybrid Call Service Connect展開用に推奨されています。これらの最小リリースも、ハイブリッド

    の場所のための必須の要件です。

    Cisco Sparkリモートデバイスサポートがあるリリース

    • 10.5(2)SU5

    • 11.0(1a)SU3

    • 11.5(1)SU3

    • 12.0(1)(セッション管理版(SME)用のサポート。SMEクラスタに接続されているリーフクラスタはリリース 12.0(1)である必要はありません)

    Hybrid Call Serviceユーザのための最小サポートリリース

    • 10.5(2)以降(Hybrid Call Service Aware用)

    • 10.5(2)SU5以降(Hybrid Call Service Awareと HybridCall Service Connectの両方用)

    • 12.0(1)以降(セッション管理版(SME)用のサポート)(SMEクラスタに接続されているリーフクラスタはリリース 12.0(1)である必要はありません。)

    Cisco Unified CommunicationsManager

    10.6(1)以降Cisco Hosted CollaborationSolution(プロバイダーがCiscoSpark Hybrid Servicesを提供しているかどうかを確認してく

    ださい)

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド6

    環境の準備

    シスコのコール制御要件

  • Cisco Expresswayの要件コネクタをホストするには、Expresswayを導入する必要があります。CiscoHostedCollaborationSolutionを使用している組織は、社内にCiscoExpresswayは必要ありません。代わりに、HostedCollaboration Solutionのパートナーが、その Cisco Spark Hybrid Servicesオファーの一部としてクラウド内にそれを導入します。

    表 2 : Cisco Expresswayの要件

    バージョン要件

    ユーザのために Hybrid Call Service Connectに対して少なくとも X8.7.1。

    ハイブリッドの場所、および追加のセキュリティと電話料金

    の詐欺行為の軽減のために、X8.9.2を使用する必要があります。

    Hybrid Call Service Connectコールはモバイルリモートアクセス(MRA)、Business-To-Business(B2B)コール、および既存の Expressway-Cおよび Eのペアをトラバースするコールと同じに分類されます。

    •ルートパス内の *.ciscospark.comを含むコールは、トラバーサルライセンスコストには加算されません。

    • CTI-RD/Cisco Spark-RDにアンカリングしてから、Expresswayを通じてルーティングされた後の Cisco Sparkアプリへの B2Bコールは、トラバーサルライセンスを使用します。

    Hybrid Call Service Connectは既存のMRAおよび B2Bの優先アーキテクチャ計画の推奨事項に従います。

    • MRA、B2B、および Call Service Connectの同時コールの総数を決定します

    •適切な数の Expressway E/Cペアを導入します

    • Hybrid Call Service Connectに新しい Expressway CまたはEは必要ありません

    Cisco Expressway EとCのトラバーサルペア(ハイブリッド

    コールトラフィック用)

    ソフトウェアイメージは software.cisco.comから無料でダウンロードできます。

    コネクタホストには、最新リリースバージョンのExpresswayをお勧めします。クラウドに対する新規および既存の登録用

    にサポートされるバージョンの詳細については、「ExpresswayConnector Host Support for Cisco Spark Hybrid Services」を参照してください。

    Cisco Expresswayコネクタホスト(ソフトウェアコネクタ

    のホスト用)

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド7

    環境の準備

    Cisco Expresswayの要件

    https://software.cisco.com/download/navigator.html?mdfid=285978528&catid=278875240https://collaborationhelp.cisco.com/article/ruyceabhttps://collaborationhelp.cisco.com/article/ruyceab

  • Cisco Sparkアプリの要件Cisco Sparkハイブリッドコールのユーザは、サポートされるプラットフォームの Cisco Sparkアプリを https://www.ciscospark.com/downloads.htmlからダウンロードする必要があります。

    Cisco Spark Hybrid Call Service AwareのアプリのサポートHybrid Call Service Awareの機能セットはWindowsまたはMac用に Cisco Spark上でサポートされています。モバイルアプリとWebクライアントはサポートされていません。

    Cisco Spark Hybrid Call Service ConnectのアプリのサポートHybrid Call Service Connectの機能セットは、Windows、Mac、およびモバイル(AndroidとiOS)用に、Cisco Spark上でサポートされています。Webクライアントはサポートされていません。

    高可用性Microsoft Exchange、Unified CM、および Cisco Expresswayが 1つのクラスタに導入されている場合、Cisco Spark Hybrid Servicesはいつでも使用できます。特に、クラスタに Expressway-Cコネクタホストを導入して冗長性を考慮できます。Cisco VCSおよび Expresswayに適用されるものと同じガイドラインが、Expressway-Cコネクタホストに適用されます。カレンダーでは、各ユーザは 1つのノードに割り当てられます。呼び出しでは、各ユーザは 2つのノードに割り当てられます。

    コールで、各クラスタに少なくとも2つのノードが含まれている場合、クラスタはデフォルトでは高可用性です。オンボードユーザの合計数は、高可用性の影響を受けます。クラスタ内の

    各コネクタホストで、異なるユーザ数が表示されます。合計数を取得し、2で割ると、ユーザの正確な数を得ることができます。[サービス(Services)]> [すべてのリソース(AllResources)]で該当するクラスタを選択して、Cisco Spark Control Hub(https://admin.ciscospark.com)でこの合計を検証することもできます。

    Expressway-Eとクラウド間の相互 TLS認証用のカスタム証明書

    セキュリティをさらに強化するため、認証局によって署名された証明書を使用してExpresswayにクラウドと通信させることができます。

    Expressway-E SIP TLS証明書の署名がプライベート認証局(または Ciscoコラボレーションクラウドのデフォルトの信頼リストで信頼されていない認証局(下記のリンクを参照))による

    ものだった場合、その認証局のルート証明書を [サービス(Services)] > [ハイブリッドコール(Hybrid Call)] > [設定(Settings)]ページにある組織のカスタム信頼リストにアップロードできます。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド8

    環境の準備

    Cisco Sparkアプリの要件

    https://www.ciscospark.com/downloads.htmlhttps://admin.ciscospark.com

  • •カスタム証明書を使用するには、組織で使用されているドメインを確認する必要があります。確認済みのドメインは、Expressway-E証明書にサブジェクト代替名(SAN)として存在する必要があります。

    • SIP-TLSトランザクションが Ciscoコラボレーションクラウドと Expressway-E間で実行されると、Expressway-ESANリストに掲載されているドメインをクラウドが分析します。次にクラウドは、SAN内のドメインが組織によって確認されているかどうかを確認します。確認が失敗すると、TLS接続は終了します。

    • Expressway-E証明書にドメインが SANとして含まれていない場合、またはドメインを確認していなかった場合、クラウドは使用する証明書ストアを特定できません。その結果、

    [サービス(Services)] > [ハイブリッドコール(Hybrid Call)] > [設定(Settings)]ページで正しい証明書を提供していたとしても、TLSネゴシエーションが失敗します。

    証明書失効リスト

    プライベート認証局が証明書失効リスト(CRL)を挿入している場合、パブリックインターネットからその CRLの場所に到達できることを確認します。CRLが存在していても到達できない場合、Ciscoコラボレーションクラウドはその証明書が失効しているかどうかを確認できません。

    この場合、証明書で CRLへのアクセスを試みてはなりません。

    関連トピック

    ドメインの検証

    Cisco Sparkでサポートされている認証局

    Hybrid Call Service Awareの前提条件の履行このチェックリストを使用して、コール制御環境を準備します。これらの項目に前もって対処

    することで、Hybrid Call Service Awareのスムーズな展開と Cisco Sparkユーザのアクティブ化が確実に行えるようになります。

    手順

    ステップ 1 これらの項目の準備を初めて行う場合は、時間的余裕を考慮してください。

    a) 証明書の信頼方法を決定します。手動または自動のアップロードを使用できます。詳細については、「Cisco Sparkでサポートされている認証局」を参照してください。

    b) ユーザのディレクトリ URIや電子メールアドレスの形成に使用するすべてのドメインを登録することで、アイデンティティを確認します。サブジェクト代替名(SAN)が CiscoSparkの組織に登録されているドメインに所属していることを確認します。

    ドメイン確認が重要なセキュリティ対策である理由を理解するには、クラウドでドメイン

    の所有権を確認する理由(140ページ)を参照してください。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド9

    環境の準備

    Hybrid Call Service Awareの前提条件の履行

    https://collaborationhelp.cisco.com/article/nxz79m5https://collaborationhelp.cisco.com/article/0q4utqhttps://collaborationhelp.cisco.com/article/0q4utq

  • ステップ 2 Cisco Unified Communications Managerで説明したように、Hybrid Call Serviceの要件(5ページ)をインストールするか、またはサポート対象のバージョンにアップグレードします。

    ステップ 3 次のポートアクセスを提供します。

    • Expresswayから *.rackcdn.com、*.ciscospark.com、*.wbx2.com、*.webex.com、および*.clouddrive.com: TCPポート 443(セキュア)に発信される、HTTPSまたはセキュアWebソケットのポートアクセス

    •コールコネクタから CTI QBE、TCPポート 2748の Unified CMへの通信用•コールコネクタから Unified CM、TCPポート 8443への AXLクエリ用

    ステップ 4 導入に応じて、次のいずれかを設定します。

    •クラスタ内ルーティング用のディレクトリ URIダイヤリング•マルチクラスタおよび Business-to-Business(B2B)の導入用のクラスタ間検索サービス(ILS)

    ステップ 5 Cisco Unified Communications Managerクラスタ間のすべての既存の SIPトランクについては、[デバイス(Device)] > [トランク(Trunk)]に移動してトランク設定を開き、[発呼側および接続側情報形式(Calling and Connected Party Info Format)]を [接続先側にのみ URIおよび DNを配信(Deliver URI and DN in connected party)]に設定します。

    ステップ 6 次のサービスをクラスタ内の1つ以上のノードで有効にします(ブートストラップサーバは、クラスタのパブリッシャノードまたはサブスクライバノードです)。

    • AXL Web Service• CTIManager Service

    AXL Web Serviceと CTIManager Serviceはクラスタ内の 2つ以上のノードで有効にすることをお勧めします。

    ステップ 7 クラスタ内の 1つ以上のノードで Cisco CallManager Serviceabilityが有効になっていることを確認します。このサービスはデフォルトで有効になり、AXL Web Serviceと CTIManager Serviceが有効になっているノードの検出に使用されます。

    Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行このチェックリストを使用して、Hybrid Call Service Connectのコール制御環境を準備します。これらの項目に前もって対処することで、HybridCall ServiceConnectのスムーズな展開とCiscoSparkユーザのアクティブ化が確実に行えるようになります。

    手順

    ステップ 1 Hybrid Call Service Awareの導入(25ページ)これは、Hybrid Call Service Connectの必須の前提条件です。

    ステップ 2 次の項目の準備には時間的余裕を考慮してください。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド10

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_01101101.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_01100100.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_01100100.html

  • • Cisco Sparkとコール制御環境間にセキュアな相互 TLS接続を実現するよう Expressway-E(SIP接続先)を準備します。

    • SRVレコード(冗長性を得るための複数の Expressway-E):

    •既存の SRVがある場合、Hybrid Call Service Connect用の SRVを要求する時間を考慮し、また、ポート 5062を使用します。SRVレコードが Expressway-E Aレコードに解決されます。ホスト名は Expressway-Eの Aレコードです。

    •ポート 5062をエンタープライズファイアウォールで開くように要求します。

    •ポートがインターネットに対して開かれていることを確認します。

    •たとえばコマンドプロンプトでの telnet [domainname or ip] [port]などの pingユーティリティを使用して相互MTLSポートが到達可能であることを確認します。

    •専用 SRVドメインを要求する時間がないか、または待てない場合は、hostname:portを使用して、残りのセットアップがブロックされないようにすることができます。

    詳細については、インターネットファイアウォール上の TCPポート 5062(137ページ)を参照してください。

    • Expresswayペアに関する次の要件に従います。

    •既存の Expresswayペアを導入していない場合、次のマニュアル(リリース X8.7以降)を読み、新しい Expresswayペアが連動するように設計します。

    • Cisco Expressway Installation Guides

    • Cisco Expressway Basic Configuration Deployment Guide

    • Cisco Expressway and CUCM via SIP Trunk Deployment Guide

    • Cisco Expressway IP Port Usage for Firewall Traversal Deployment Guide

    • Hybrid Call Serviceの要件(5ページ)で説明したように、SIPトラフィックを処理するExpresswayペアをインストールするか、またはサポート対象のバージョンにアップグレードします。SIPコールを処理して Hybrid Call Service Connectをフルに活用する、すべての Expresswayの推奨バージョンを使用します。

    Expresswayペアの Cまたは Eではなく、スタンドアロンや共有の Expressway-Cで CallConnectorを実行できます。サポートされる最小バージョンについては『ExpresswayConnectorHost Support for Cisco Spark Hybrid Services』を、キャパシティ計画のガイドラインについては『User Capacity Limits for Expressway-based Cisco Spark Hybrid Services』を参照してください。

    B2BまたはMRAの導入環境用にすでに設定されているExpresswayペアを使用できます。Hybrid Call Service Connectコールの処理に Jabber Guest Expresswayは使用できません。

    マルチリージョンコール制御環境の場合、その展開にはカスタマイズされた構成が必要で

    あるため、Cisco担当者に問い合わせる必要があります。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド11

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行

    http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlhttps://collaborationhelp.cisco.com/article/ruyceabhttps://collaborationhelp.cisco.com/article/ruyceabhttps://collaborationhelp.cisco.com/article/nv5p67g

  • •証明書の信頼方法を決定します。手動または自動のアップロードを使用できます。詳細については、「Cisco Sparkでサポートされている認証局」を参照してください。

    •ユーザのディレクトリ URIや電子メールアドレスの形成に使用するすべてのドメインを登録することで、アイデンティティを確認します。サブジェクト代替名(SAN)が CiscoSparkの組織に登録されているドメインに所属していることを確認します。

    ドメイン確認が重要なセキュリティ対策である理由を理解するには、後出のリンクのクラ

    ウドでドメインの所有権を確認する理由(140ページ)を参照してください。

    ステップ 3 電話機、Expressway、および Ciscoコラボレーションクラウド間のメディアトラバーサル用のポートを開きます。

    機能プロトコルポートクライアント

    電話機と Expressway間の SIPメディア。Expressway自体のこれらのポートを開きます。

    UDP36000-59999Expresswayペア

    Cisco Spark Hybrid Servicesメディア。

    TCP/UDP33434~ 33598Cisco Sparkアプリ

    ステップ 4 (任意)最新のシスコディレクトリコネクタソフトウェアを Cisco Spark Control Hub(https://admin.ciscospark.com)からダウンロードし、それを使用してActive Directoryからユーザ属性をインポートします。

    •企業の勤務先電話番号•電子メールアドレス:Cisco Sparkユーザの電子メールアドレスと一致している必要があります。

    シスコディレクトリコネクタの使用方法の詳細については、『Deployment Guide for CiscoDirectory Connector』を参照してください。

    ステップ 5 Cisco Unified Communications Managerの要件に従います。

    • Hybrid Call Serviceの要件(5ページ)で説明したように、Cisco Unified CommunicationsManagerをインストールするか、またはサポート対象のバージョンにアップグレードします。Cisco Sparkリモートデバイス(Cisco Spark-RD)をサポートしているバージョンをお勧めします。

    •ライセンスを準備します。

    CTIリモートデバイスは、Cisco Unified Communications Managerライセンスを取得するためのデバイスとしてカウントされます。Global Licensing Operationsに一時ライセンスを要求することをお勧めします。

    •次の方法のいずれかで、ディレクトリ URIを設定します。

    •単一クラスタの導入の場合はクラスタ内ルーティング

    •マルチクラスタの導入の場合はクラスタ間検索サービス(ILS)ルーティング

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド12

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行

    https://collaborationhelp.cisco.com/article/0q4utqhttps://admin.ciscospark.comhttps://www.cisco.com/go/hybrid-services-directoryhttps://www.cisco.com/go/hybrid-services-directoryhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_01101101.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_01100100.html

  • •コーデックの設定を確認します。

    Cisco Sparkは次のコーデックをサポートしています。

    •オーディオ:G.711、G.722、AAC-LD

    •ビデオ:H.264

    ユーザがWebEx会議、個人ルーム会議、または SIPデバイスからの Cisco Spark会議に参加する場合には、G.729がサポートされます。ユーザが 1:1 Cisco Sparkから SIPデバイスまたはブリッジにダイヤルする場合には、G.729はサポートされません。

    (注)

    • CTIリモートデバイス(CTI-RD)または Cisco Spark-RDの作成に使用する次の設定を実行します。

    •デバイスプール

    •ロケーション

    •コーリングサーチスペース

    コーリングサーチスペースは、PSTNゲートウェイまたはトランクと、CiscoSparkユーザが到達可能なその他の接続先(会議ブリッジ、エンタープライズ間トランクなど)のパーティションにルーティング可能であることが必要

    です。

    (注)

    •これらの値に注意します。CTI-RDまたは Cisco Spark-RDをユーザに作成する際に、これらの値を使用します。

    • Hybrid Call Services導入には、Cisco Sparkリモートデバイス(Cisco Spark-RD)を強くお勧めします。中間オプションとして、CTI RDおよびビデオ対応エンドポイントを使用している場合、Hybrid Call Service Connectの IOSメディアターミネーションポイントの設定(19ページ)を使用して、エンドポイントを設定して音声のみのコールを回避します。

    ユーザフレンドリなモバイルやWebのダイヤルプランをサポートするために、Cisco Sparkは着信ディジットを企業のコール制御に送信する前にディジット操作を実行します。CiscoSparkは、国内 PSTNダイヤルプランを変換(たとえば、(214) 555-2121を +12145552121へ変換)しますが、プライベートな内線ダイヤルプランは変換しません。Cisco Sparkユーザのロケールに基づいて、有効な国内番号が E.164形式に変換されます。ダイヤルプランとディジット操作の役割に関する詳細については、『CiscoCollaborationSystemSolutionReferenceNetworkDesigns』(SRND)ガイドのダイヤルプランの章を参照してください。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド13

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectの前提条件の履行

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_5_1/sysConfig/CUCM_BK_SE5DAF88_00_cucm-system-configuration-guide-1151/CUCM_BK_SE5DAF88_00_cucm-system-configuration-guide-1151_chapter_0111.html?bookSearch=true#CUCM_CN_R0DC731B_00http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_0101100.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_0101011.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/admin/11_0_1/sysConfig/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide/CUCM_BK_C733E983_00_cucm-system-configuration-guide-transformed_chapter_01100.htmlhttps://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/srnd/collab11/collab11/dialplan.htmlhttps://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/voice_ip_comm/cucm/srnd/collab11/collab11/dialplan.html

  • Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行

    このチェックリストを使用して、それを Ciscoコラボレーションクラウドに登録してハイブリッドサービスコネクタソフトウェアをホストする前に、Expressway-Cを Cisco Spark HybridServices向けに準備します。

    始める前に

    Expressway-CをCisco Spark Hybrid Services専用のホスティングコネクタにすることをお勧めします。他の目的に Expressway-Cコネクタホストを使用することはできますが、サポートするユーザ数が変わる可能性があります。

    それに応じて展開を計画できるように、「Expresswayベースの Cisco Spark Hybrid Servicesのユーザキャパシティ限度」を参照してください。

    ハイブリッドサービスの管理者として、オンプレミス機器で実行するソフトウェアの制御を保

    持します。物理的および電子的攻撃からサーバを保護するために、すべての必要なセキュリ

    ティ対策を講じることを担当します。

    (注)

    手順

    ステップ 1 Expresswayを登録する前、およびCisco SparkControl Hub(https://admin.ciscospark.com)のカスタマービューへアクセスして、Ciscoコラボレーションクラウドに対する組織サービスを管理する場合は、完全な組織管理者権限を取得します。

    ステップ 2 コネクタ容量は、「User Capacity Limits for Expressway-based Cisco Spark Hybrid Services」を参照して計画します。

    ステップ 3 クラスタに Expressway-Cコネクタホストを導入して冗長性を考慮します。サポートされている Expresswayスケーラビリティの推奨事項に従います。

    • Hybrid Call Serviceの場合、専用の Expressway-C上:

    • Call Connectorは、特定の上限なく複数の Expressway-Cクラスタをサポートします。

    •各クラスタは、アクティブ/アクティブの冗長性を得るために、最大6つのExpressway-Cノードをサポートします。

    Cisco Spark Hybrid Servicesは、Microsoft Exchange、Unified CM、および Cisco Expresswayが 1つのクラスタに導入されている場合、いつでも使用できます。CiscoVCSとExpresswayに適用されるものと同じガイドラインが、Expressway-Cコネクタホストのクラスタリングに適用されます。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド14

    環境の準備

    Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行

    https://collaborationhelp.cisco.com/article/nv5p67ghttps://collaborationhelp.cisco.com/article/nv5p67ghttps://admin.ciscospark.comhttps://collaborationhelp.cisco.com/article/nv5p67g

  • ステップ 4 Expressway-Cコネクタホストの次の要件に従います。

    •サポート対象の Expresswayソフトウェアの最小バージョンをインストールします。詳細については、「version support statement」を参照してください。

    •『Cisco Expressway Virtual Machine Installation Guide』に従って、仮想 Expressway OVAファイルをインストールします。その後で、その IPアドレスを参照することによってユーザインターフェイスにアクセスできます。マニュアルについては、cisco.comにある CiscoExpresswayのインストールおよびアップグレードに関するガイドのリストを参照してください。

    • CiscoSparkHybridServicesの仮想Expressway-Cを使用するには、リリースキーやExpresswayシリーズのキーは必要ありません。リリースキーに関するアラームが表示されることがあ

    ります。インターフェイスからこのキーの削除を承認することができます。

    •サポート対象のブラウザ(Internet Explorer 8または 9(互換モード以外)、Firefox 3以降、あるいは Chrome)で Expressway Webインターフェイスを使用します。

    他のブラウザでもインターフェイスが動作することはありますが、正式にはサポートされ

    ていません。Expressway Webインターフェイスを使用するには、JavaScriptと cookieを有効にする必要があります。

    ステップ 5 これが初めての Expresswayの実行である場合は、初回セットアップウィザードを使用するとCisco Spark Hybrid Services用の設定に役立ちます。

    適用するすべてのサービスを選択します。たとえば、このExpressway-CにCisco SparkHybridServicesと B2Bコールの両方を実行させることができます。ウィザードを使用せずにExpressway-Cを構成したい場合には、[サービスを選択せず続行(Proceed without selectingservices)]を選択します。

    ステップ 6 Expressway-Cコネクタホストで以下の要件が満たされていることを確認します。通常はインストール中にこれを行います。詳細については、cisco.comのCiscoExpressway設定ガイドのリストにある『Cisco Expressway Basic Configuration Deployment Guide』を参照してください。

    •基本的な IP設定([システム(System)] > [ネットワークインターフェイス(Networkinterfaces)] > [IP])

    •システム名([システム(System)] > [管理(Administration)])• DNS設定([システム(System)] > [DNS])• NTP設定([システム(System)] > [時間(Time)])•管理者アカウントの新しいパスワード([ユーザ(Users)] > [管理者アカウント(Administratoraccounts)]で、管理者のユーザをクリックし、[パスワードの変更(Changepassword)]をクリック)

    • rootアカウントの新しいパスワード(rootとして CLIにログオンし、passwdコマンドを実行)

    ステップ 7 Expressway-Cを「1つのクラスタ」として構成します。

    •現時点で追加のピアをインストールする意図がなくても、登録する前に Expresswayをプライマリピアとして設定することをお勧めします。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド15

    環境の準備

    Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行

    https://collaborationhelp.cisco.com/article/ruyceabhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.html

  • 注意 X8.11以降でクラスタリング設定を変更する場合には、[システム(System)] >[クラスタリング(Clustering)]ページからすべてのピアアドレスを削除すると、クラスタから削除するExpresswayに信号が送信されることに注意してください。これにより Expresswayはその次の再起動時に工場出荷時設定にリセットされます。すべてのピアを削除したいものの、残りの Expresswayの設定は保持しておきたい場合には、そのアドレスをクラスタリングページに残しておき、それを

    「1つのクラスタ」内でのプライマリにします。

    •ここでは必要な最小のクラスタリング設定を説明しましたが、『Cisco Expressway ClusterCreation and Maintenance Deployment Guide』にはさらに詳細な説明があります。

    • [システム(System)]> [クラスタリング(Clustering)]> [クラスタ名(Clustername)]は FQDNにする必要があります。

    通常この FQDNは、クラスタピアの A/AAAAレコードに解決する DNS内の SRVレコードによってマップされます。

    • [システム(System)] > [クラスタリング(Clustering)] > [プライマリ(Primary)]は 1にする必要があります。

    • [システム(System)] > [クラスタリング(Clustering)] > [TLS検証モード(TLSverification mode)]は、少なくとも 2番目のピアを追加するまでは [許容的(Permissive)]である必要があります。

    クラスタピアにクラスタ間通信を許可する前に相互の証明書を検証させる場合は、

    [適用(Enforce)]を選択します。

    • [システム(System)] > [クラスタリング(Clustering)] > [クラスタIPバージョン(Cluster IP version)]は、この Expressway-Cの IPアドレスのタイプと一致している必要があります。

    • [システム(System)] > [クラスタリング(Clustering)] > [ピア1アドレス(Peer 1 IPaddress)]は、この Expresswayの IPアドレスまたは FQDNにする必要があります。

    各ピアの FQDNは、TLS検証を適用している場合には、その Expressway証明書と一致している必要があります。

    クラウドに正常に登録するには、Expressway-Cに設定するホスト名には小文字のみを使用します。先頭文字を大文字にすることは、現時点ではサポートされていません。

    注意

    ステップ 8 ファイアウォールに必要なポートをまだ開いていない場合は、開きます。

    • Expressway-Cと Ciscoコラボレーションクラウド間のすべてのトラフィックは HTTPSか、またはセキュアなWebソケットです。

    • TCPポート 443は Expressway-Cから *.rackcdn.com、*.ciscospark.com、*.wbx2.com、*.webex.com、および *.clouddrive.comへと外部に向けて開く必要があります。

    ステップ 9 組織がインターネットのアクセスにHTTPプロキシ(アドレス、ポート)を使用している場合は、そのHTTPプロキシの詳細情報を取得します。基本認証を必要とする場合は、プロキシの

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド16

    環境の準備

    Cisco Spark Hybrid Services用 Expressway-Cコネクタホストの前提条件の履行

    http://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/support/unified-communications/expressway-series/products-installation-and-configuration-guides-list.html

  • ユーザ名とパスワードも必要です。Expresswayは、プロキシでの認証に他の方法を使用することはできません。

    • Ubuntu 12.04.5で Squid 3.1.19をテストし、確認しました。•認証ベースのプロキシはテストしていません。

    組織が TLSプロキシを使用している場合、Expressway-Cは TLSプロキシを信頼する必要があります。プロキシのCAルート証明書は、Expresswayの信頼ストア内にある必要があります。それを追加する必要があるかどうかは、[メンテナンス(Maintenance)] > [セキュリティ(Security)] > [セキュリティの信頼されたCA証明書(Security Trusted CA certificate)]で確認できます。

    (注)

    ステップ 10 証明書の信頼に関する次のポイントを確認します。メインのセットアップ手順を開始する際に、セキュアな接続のタイプを選択できます。

    • Cisco Spark Hybrid Servicesは Expressway-CとCiscoコラボレーションクラウド間にセキュアな接続を必要とします。

    Ciscoコラボレーションクラウドにルート CA証明書を管理させることができます。ただし、自分で管理する場合は、認証局と信頼チェーンを認識しておく必要があります。ま

    た、Expressway-Cの信頼リストに変更を加える権限があることも必要です。

    管理コネクタ

    管理コネクタは Expressway-Cベースに含まれています。このコネクタを使用して Expresswayをクラウドに登録し、ExpresswayインターフェイスをCiscoSparkControlHubとリンクします。管理コネクタは、Expresswayサーバやクラスタ上で実行しているすべてのコネクタの調整役として重要な役割を果たします。このコネクタ1つで、コネクタアクティビティを制御することができます。管理コネクタは、オンプレミスコネクタのクラウドベースの管理を可能にし、

    クラウドへの最初の登録を処理し、コネクタソフトウェアのライフサイクルを管理し、ステー

    タスやアラームを提供します。

    管理コネクタとクラウド間で確立するHTTPS接続の場合は、Expressway-Cコネクタホストの信頼リストを、Cisco Collaboration Cloudが使用している認証局によって署名された証明書で更新する必要があります。CiscoコラボレーションクラウドがCA証明書をExpressway-Cの信頼ストアにアップロードできるようにします。また、セキュリティポリシーによってCiscoコラボレーションクラウドによる信頼できる認証局の証明書の Expressway-Cへのアップロードが禁止されている場合は、それらの証明書を手動でアップロードできます。

    Call ConnectorCall Connectorは、オンプレミスコンポーネントです。Hybrid Call Serviceコネクタは、Ciscoコラボレーションクラウドに登録する専用または共有の Expressway-Cコネクタホスト上で動作します。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド17

    環境の準備

    管理コネクタ

  • Hybrid Call Serviceでは、Cisco Expressway内でモジュールとして実行する Call Connectorソフトウェアを使用します。Call Connectorは APIを使用して Ciscoコール制御に設定されているユーザデバイスを検出し、それらのコールアクティビティをモニタします。コールイベント

    は Cisco Sparkに報告され、インスタントミーティングが作成されて、Cisco Sparkのスペースやコール履歴を更新します。また、Call Connectorは Ciscoコール制御内で Cisco Sparkを表す仮想リモートデバイスを作成または更新します。このリモートデバイスを使用して、HybridCall Service ConnectはコールをCisco Sparkに転送し、Cisco Sparkからのコールが発信側ユーザで識別できるようにします。さらに、CiscoSparkと既存のコール制御間でこれらのコールを可能にするには、Hybrid Call Service Connectに Cisco Expresswayのファイアウォールトラバーサルソリューションが必要です。

    クラウドに対して発着信する SIPトラフィックは Call Connectorが動作しているものと同じExpressway-Cにルーティングする必要はありません。Call Connectorは、ユーザとデバイスのあらゆる側面をモニタし、プロビジョニングしますが、コール自体は処理しません。

    (注)

    Call Connectorは、クラウドとオンプレミスのコール制御環境(Cisco Unified CommunicationsManager、Business Edition 6000/7000、または Hosted Collaboration Solution)間の仲介役として動作します。コネクタはセキュアな接続を確立し、CTIインターフェイス用に CCMEncryptionを使用します。コネクタはオンプレミス環境をクラウドに安全に接続するほか、次の目的で使

    用されます。

    •ユーザのテレフォニーデバイスとそれに関連付けられた設定の検出。

    •ユーザが Hybrid Call Servicesに対して有効になっている場合のコール制御イベント通知のサブスクライブ。

    •機能停止後の再サブスクライブ。

    • CiscoUnifiedCommunicationsManagerクラスタ内でのコール制御アクティビティのモニタ。

    •クラウドへのコールのハンドオフ(コールがサービスベースのコールエクスペリエンスに変換される)。

    •ユーザの電話機をモニタするための、Cisco Unified Communications ManagerによるCTIManagerサービスの使用。

    • 2番目のExpressway-Cにコネクタを設定する場合のアクティブ/アクティブ冗長性の提供。

    •さまざまな Expressway-Cコネクタクラスタ(1クラスタに 2ノード)への、ユーザの自動ロードバランシングの提供。手動による管理は不要です。

    • Cisco Unified Communications Managerからユーザのディレクトリ URIを取得することと、ユーザに到達するためにそれらの URIの使用を Cisco Sparkに許可すること。

    •基本設定を使用した、Hybrid Call Service Connectユーザ向けの Cisco Sparkリモートデバイス(Cisco Spark-RD)の自動作成。

    •ユーザの Cisco Spark-RDを、リモート接続先として(Hybrid Call Service Connectに対して)自動的に作成された Cisco Spark SIPアドレスで設定します。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド18

    環境の準備

    Call Connector

  • •マルチクラスタシナリオでは、ユーザディレクトリURIが完全修飾ドメイン名(FQDN)を集積ラスタリングするテーブルを構築します。

    •正しいルートヘッダー情報を SIPメッセージに追加するルックアップを行います。

    IOS MTPの設定

    Hybrid Call Service Connectの IOSメディアターミネーションポイントの設定

    Cisco Spark CTIリモートデバイスとの DTMF相互運用性を得るには、アウトオブバンド(OOB)DTMFが必要です。コール制御環境に登録されているデバイスが OOBをサポートしていない場合は、Unified Communications ManagerがソフトウェアMTPを挿入します。

    音声とビデオの両方が TC/CEベースのエンドポイントが含まれているコール上を適切に通過できるようにするには、パススルーを設定した IOSベースのMTPを使用する必要があります。

    始める前に

    •この手順の情報は、IOS設定の一般的な例を示すものです。設定要件はさまざまであり、MTPの IOSバージョンやコール制御環境によって異なります。詳細なガイドラインについては、特定の IOSバージョンの設定ガイドを参照してください。

    •パケット損失を回避するには、Real Time Control Transport Protocol(RTCP)をサポートしているMTPを使用する必要があります。ガイダンスについては、『Audio and Video RTCPPassthrough on ISR Gateways for MTP, TRP & RSVP Agents』を参照してください。

    手順

    ステップ 1 MTPと Unified Communications Manager間に接続と優先順位を確立します。

    例:

    sccp local GigabitEthernet0/0

    sccp ccm 10.10.10.1 identifier 1 priority 1 version 7.0(10.10.10.1はプライマリ呼処理ノードで、最高の優先順位 1が設定されています)

    sccp ccm 10.10.10.2 identifier 2 priority 2 version 7.0(10.10.10.2はセカンダリ呼処理ノードで、低い優先順位 2が設定されています)

    sccp

    !

    ステップ 2 UnifiedCommunicationsManagerグループを作成し、ノードとグループを関連付け、グループ内の優先順位を確立します。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド19

    環境の準備

    IOS MTPの設定

    http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/access/2900/software/feature/guide/RTCP_Passthrough.htmlhttp://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/access/2900/software/feature/guide/RTCP_Passthrough.html

  • 例:

    sccp ccm group 1

    associate ccm 1 priority 1

    associate ccm 2 priority 2

    ステップ 3 設定例のいずれかを選択して DSPファームとコーデックパススルーを作成します。

    •ハードウェアMTPの場合:

    associate profile 1 register {MTP name registered with CUCM}(この名前は、UnifiedCommunications Managerに設定するMTPの名前と一致している必要があります。

    !

    !

    dspfarm profile 1 mtp

    description passthru mtp for call service connect

    codec g711ulaw

    codec pass-through

    maximum sessions hardware 4(最小値として)

    associate application SCCP

    •ソフトウェアMTPの場合:

    associate profile 1 register {MTP name registered with CUCM}(この名前は、UnifiedCommunications Managerに設定するMTPの名前と一致している必要があります。

    !

    !

    dspfarm profile 1 mtp

    description passthru mtp for call service connect

    codec g711ulaw

    codec pass-through

    maximum sessions software 4(最小値として)

    associate application SCCP

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド20

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectの IOSメディアターミネーションポイントの設定

  • Unified Communications Managerでのメディアターミネーションポイントの設定の実行

    IOSコマンドを使用してMTPを設定した後は、そのMTPを Unified Communications Managerに登録し、Call Service Connectユーザ間のコール時にビデオの配信に失敗する TC/CEソフトウェアベースのエンドポイントへのメディアリソースとしてリンクする必要があります。

    手順

    ステップ 1 [メディアリソース(Media Resources)] > [メディアターミネーションポイント(MediaTermination Point)]で、新しい Cisco IOS Enhanced Software Media Termination Pointを追加し、設定した IOS MTPの正確な名前を入力します。

    ステップ 2 [メディアリソース(Media Resources)] > [メディアリソースグループ(Media ResourceGroup)]で、新しいグループを作成し、[選択されたメディアリソース(Selected MediaResources)]フィールドへ IOS MTPを移動します。

    ステップ 3 [メディアリソース(MediaResources)]> [メディアリソースグループリスト(MediaResourceGroup List)]で、新しいグループリストを作成し、[選択されたメディアリソースグループ(Selected Media Resources Groups)]フィールドへメディアリソースを移動します。

    Unified CMクラスタ内のMTPがメディアリソースグループリストに割り当てられていない場合は、MTPの割り当てが期待どおりに機能しないことがあります。詳細については、このマニュアルを参照してください。

    (注)

    ステップ 4 次のいずれかの手順を実行します。

    •コール制御環境でビデオに使用する可能性がある TC/CEエンドポイントが含まれているデバイスプールとメディアリソースグループリストを関連付けます。

    •コール制御環境でビデオに使用する可能性があるTC/CEエンドポイントとメディアリソースグループリストを直接関連付けます。

    メディアターミネーションポイントの登録と接続の確認

    登録手順を完了した後の何らかの時点で、IOSコマンドを使用してステータスを確認します。

    手順

    IOS MTPから次のいずれかのコマンドを実行します。

    • show dspfarm profile 1:プロファイルに関連付けられているリソースの使用状況をリストします。

    • show sccp:IOSから登録ステータスを表示します。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド21

    環境の準備

    Unified Communications Managerでのメディアターミネーションポイントの設定の実行

    http://www.cisco.com/c/en/us/support/docs/voice-unified-communications/unified-communications-manager-callmanager/45525-mrgl.html

  • • show sccp connections:コールが適切に通過しているかどうかを確認します。• showvoiprtpconnections:音声およびビデオデータがリアルタイム転送プロトコル(RTP)で通過しているかどうかを確認します。

    Cisco Sparkリモートデバイスの概要とライセンスの要件Cisco SparkHybridCall ServiceConnectをユーザにアクティブ化するには、UnifiedCommunicationsManagerのそのユーザに仮想デバイスを作成する必要があります。このデバイスは、ユーザのリモート送信先と結合して、着信コールが Cisco Sparkとユーザのメインデバイスに分岐するようにします。発信コールは、ユーザのデスクフォンから行うように、アプリから行うことも

    できます。

    Cisco Sparkリモートデバイス(Cisco Spark-RD)は、Cisco Sparkの機能要件と動作の、専用で完全に互換性のある仮想デバイスです。Cisco Spark-RDは、いくつかのCTIリモートデバイス(CTI-RD)の制限に対応します。CTI-RDの主な制限事項には次のものがあります。

    •リモート接続先(Cisco Spark SIPアドレス)の長さは 48文字よりも長くすることはできません。

    •すべての呼び出しにMTPが必要です。

    •ビデオや画面共有機能に IOS-MTPパススルーサポートが必要です。

    •ライセンスの追加のデバイスと見なします。

    また、CTI-RDから継承されるいくつかのバグは、Cisco Spark-RDで解決されます。

    Unified CommunicationsManagerの一部のリリースは、Cisco Spark-RDをネイティブにサポートします。既存の CTI-RDオプションよりもこのオプションを強くお勧めします。サポート対象のバージョンの Unified Communications Managerを使用していない場合は、暫定的な解決策として CTI-RDを使用できます。

    CTI-RDと Spark-RDとの主な違いは、CTI-RDがライセンスを必要とする追加のデバイスとしてカウントされるのに対して、Enhanced UCLを必要とする 1つ以上の関連付けられたデバイスをすでに持っているユーザの場合は Spark-RDがカウントされないことです。

    スタンドアロンの Cisco Spark-RDは、1つの Enhanced UCLを使用します。Enhanced UCLを必要とする他のUCデバイスがある場合、CiscoSpark-RDはライセンスの合計に加算されません。

    次の表を使用して、Unified CMや HCS用の Cisco Spark-RDのライセンス要件を理解してください。

    Unified CMまたは HCSのライセンス要件Device

    • Unified CMの Enhanced UCL

    • HCSの基盤

    Cisco Spark-RD単独

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド22

    環境の準備

    Cisco Sparkリモートデバイスの概要とライセンスの要件

  • Unified CMまたは HCSのライセンス要件Device

    • Unified CMの Enhanced UCL:Basic UCLは Enhanced UCLにアップグレードする必要があります。

    • HCSの基盤

    Cisco Spark-RDとデスクフォン

    • Unified CMの Enhanced Plus UCL

    • HCS Standard

    Cisco Spark-RDと 2台のデスクフォン

    UCLの拡張:他のハイブリッドユーザと同じ Unified CMライセンス要件。新しくデプロイされたシステムには、このラ

    イセンスを提供する必要があります。

    登録済みのUnified CMから登録済みのCisco Sparkに変換されたルームシステムの場合、その既存のUnifiedCMライセンスで十分です。

    Cisco Spark-RDとハイブリッドの場所

    Hybrid Call Service Connectに使用する CTI-RDの一時ライセンスサポートの要求

    CTI-RDがHybridCall ServiceConnectに作成されると、EnhancedUCLライセンスまたはEnhancedPlusUCLライセンスを所有するユーザが追加デバイスに対応するには、より高いレベルのライセンスが必要になることがあります。これは一時的な状況です。そのため、シスコの GlobalLicensingOperations(GLO)は、必要に応じて専用のSpark-RDのリリースが幅広く使用できるようになるまで、一時的な Unified Communications Managerライセンスを発行します。

    手順

    ステップ 1 必要に応じて、対象のユーザに Hybrid Call Service Connectをアクティブにします。CTIリモートデバイスは、ユーザがアクティブになった時点で作成されるか、サービスがアクティブにな

    るまでに手動で作成できます。

    追加の CTIリモートデバイスによって Prime License ManagerがUCMライセンスの要件に準拠していないことを報告することがあります。

    ステップ 2 Prime License Managerからのライセンス要求をエクスポートし、ライセンスの欠落を示すスクリーンショットを Prime License Managerから作成します。

    ステップ 3 [email protected]に電子メールを送信して、Global Licensing Operationsにケースを作成します。要求には、キーワードとして「Hybrid」と「Call Service Connect」を使用します。

    ステップ 4 次の必須情報を提供します。

    • Prime License Managerからエクスポートしたライセンス要求。• Prime License Managerでの現在のライセンスの欠落を示すスクリーンショット。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド23

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectに使用する CTI-RDの一時ライセンスサポートの要求

    mailto:[email protected]

  • • Cisco Spark Message/MeetサービスのWeb注文 ID番号。特に、次の製品 IDを含めます。

    • A-SPK-NU-M1

    • A-SPK-NU-M2

    • A-SPK-NU-M3

    •次を確認してください。

    私はこの要求に応じて発行される一時 UCMライセンスは、(1)Call Service Connectのユーザに設定された CTI-RDによって生じた UCMライセンスの欠落を改善するためにのみ使用され、(2)一時ライセンスが発行されたUCMのメジャーリリーストレイン(10.Xまたは 11.X)での Spark RDのリリースを超えて延長または更新されることがないことを理解し、合意します。

    GLOは一時 UCMライセンスを Cisco Spark Message/Meetサービスを注文したユーザ数と同じ数を発行し、Enhancedおよび Enhanced Plusの多くのユーザのライセンスの欠落を解決します。

    例:顧客に 100の Enhancedユーザと 20の Enhanced Plus 10.Xユーザがおり、それらすべてに最大数のデバイスがあります。顧客が 100ユーザ分の SparkM1Messageサービスを注文しました。60の Enhancedユーザと 20の Enhanced Plusユーザに CTI RDが作成され、ライセンスの欠落が発生しましたが、これは 60日以内に解決する必要があります。GLOは 60の Enhanced Plusと 20のCUWL Standardの一時ライセンスをUCMに提供します(ただし、その他のアプリケーションには CUWLライセンスは提供されません)。これらの一時ライセンスは、Spark RDが全面的にサポートされる UCMリリース(11.0(1) SU3、10.5(2)SU5、および11.5(1)SU3)が入手可能になった後は延長されません。一時ライセンスの有効期限によって元のライセンスの欠落が再現します。顧客は 60日以内に UCMをアップグレードすることで、この欠落を解決する必要があります。

    ライセンスやMTPの挿入が不要であり、詳細なバグ修正が含まれているため、ハイブリッド導入には Cisco Sparkリモートデバイス(Spark-RD)を強くお勧めします。このオプションを使用するには、Unified CM 10.5(2)SU5、11.0(1a)SU3、11.5(1)SU3、または 12.0(1)を使用する必要があります。サポート対象外のリリースについては、代わりに CTI-RDを使用しますが、これにはライセンスやMTPの挿入が必要です。サポート対象のリリースでの手動作成と自動作成については、新規のアクティブ化に Cisco Spark-RDを使用する必要があります。以前のリリースで作成した CTI-RDは、Cisco Spark-RDに移行するまでは、引き続き機能します。

    Cisco Spark-RDのHybrid Call Servicesのサポートは別途に公表されます。また、これはUnifiedCommunications Managerの Cisco Spark-RDの可用性によって示されるものではありません。

    (注)

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド24

    環境の準備

    Hybrid Call Service Connectに使用する CTI-RDの一時ライセンスサポートの要求

  • 第 3 章Hybrid Call Service Awareの導入

    • Hybrid Call Service Aware導入のタスクフロー(26ページ)• Ciscoコラボレーションクラウドへの Expressway-Cコネクタホストの登録(29ページ)• Hybrid Call Service Aware用の Cisco Unified Communications Managerユーザアカウントの準備(32ページ)

    •メッセージCall Connectorコネクタ用のアプリケーションアカウントの構成(33ページ)• Cisco Unified Communications Managerへの接続の設定(34ページ)• Call Connectorの開始(35ページ)• Hybrid Call Services用のユーザ設定の確認(36ページ)•コネクタのステータスの確認(37ページ)•ユーザ用の Hybrid Call Service Awareの有効化(37ページ)• Cisco Sparkアプリの画面共有と統合コール履歴のテスト(38ページ)

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド25

  • Hybrid Call Service Aware導入のタスクフロー

    始める前に

    Hybrid Call Service Awareの前提条件の履行(9ページ)

    手順

    目的コマンドまたはアクション

    ドメインの検証は、組織のセキュリ

    ティと完全性にとって不可欠です。検

    ドメインの追加と確認ステップ 1

    証は、自身が特定のドメインを所有し

    ていることを証明するものであり、こ

    のサービスを動作させるために必要で

    す。

    Cisco Spark Hybrid Call Services導入ガイド26

    Hybrid Call Service Awareの導入

    Hybrid Call Service Aware導入のタスクフロー

    https://collaboration