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お問い合わせの窓口
商 品 を お 求 め の 販 売 店 か 「 サ ー ビ ス の 窓 口 」 に 記 載 の 営 業 所 、 ま た は サ ー ビ ス ・ ス テ ー シ ョ ン までご相談ください。「 サ ー ビ ス の 窓 口 」 は 保 証 書 に 同 封 、 も し く は 封 筒 の 裏 面 に 記 載 さ れ て い ま す 。
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ローランドお客様相談センター 受付時間:午前10時~午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く)
<電話番号> ■ 大阪 TEL (06) 6345-9500 ■ 東京 TEL (03) 3251-6150 ■ 浜松 TEL (053) 414-7120 <住所>
〒433-8118 静岡県浜松市高丘西4-7-19 ローランド浜松流通センター
ローランドお客様相談センターまでご相談 ください。尚、お問い合わせの際には取扱 説明書をご用意ください。
※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
このたびは、ローランド・パーカッション・サウンド・モジュール TD-10をお買い 上げいただき、まことにありがとうございます。 こ の 機 器 を 正 し く お 使 い い た だ く た め に 、 ご 使 用 前 に 「 安 全 上 の ご 注 意 」 ( P.2~ 4) と 「 使 用 上 の ご 注 意 」 ( P.17) を よ く お 読 み く だ さ い 。 ま た 、 こ の 機 器 の 優 れ た 機 能 を 十 分 ご 理 解 い た だ く た め に も 、 こ の 取 扱 説 明 書 を よ く お 読 み く だ さ い 。 取 扱 説 明 書 は 必 要 な と き に す ぐ に 見 る こ と が で き る よ う 、 手 元 に 置 い て く だ さ い 。
© 1997 ローランド 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
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● この機器を使用する前に 、 以下の指示と取扱 説明書をよく読んでください 。
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● この機器を分解したり ( 取扱説明書に記載さ れている指示 ( P.43) を除く ) 、 改造したり しないでください 。
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● 修理/部品の交換などで 、 取扱説明書に書か れていないことは 、 絶対にしないでくだい 。 必ずお買い上げ店またはローランド・サービ スに相談してください 。
.........................................................................................................
● 次のような場所での使用や保存はしないでく ださい 。 ○ 温度が極端に高い場所 ( 直射日光の当た る場所 、 暖房機器の近く 、 発熱する機器 の上など )
○ 水気の近く ( 風呂場 、 洗面台 、 濡れた床 など ) や湿度の高い場所
○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
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● この機器の設置には 、 ローランドが推奨する MDS-7U、 MDS-10を使用してください ( P.22) 。
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警告 警告
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
この マー クは 、注 意喚 起シ ンボ ルで す。 取扱 説明 書 など に、 一般 的な 注意 、警 告、 危険 の説 明が 記載 さ れ て い る こ と を 表 わ し て い ま す 。
この マー クは 、機 器の 内部 に絶 縁さ れて いな い「 危 険 な 電 圧 」 が 存 在 し 、 感 電 の 危 険 が あ る こ と を 警 告しています。
マークについて
この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
感 電 防 止 の た め 、 パ ネ ル や カ バ ー を 外 さ な い で く だ さ い 。 こ の 機 器 の 内 部 に は 、 お 客 様 が 修 理 / 交 換 で き る 部 品 はありません。 修 理 は 、 お 買 い 上 げ 店 ま た は ロ ー ラ ン ド ・ サ ー ビ ス に 依頼してください。
注意 感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財およ び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、 ● の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について
警告と は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
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デモ・ソングについて 曲名 作曲者 コピーライト Rainbow ローランド 1997, Roland Corporation
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●この機器の設置にMDS-7U、MDS-10を使用する場合、ぐらついた所や傾いた所にMDS-7U、MDS-10を設置しないでください。安定した水平な所に設置してください。機器を単独で設置する場合も、同様に安定した水平な所に設置してください。
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● 電源プラグは、必ずAC100Vの電源コンセントに差し込んでください。
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● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつきます。
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● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。
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● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。
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● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源コードをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。○電源コードやプラグが破損したとき○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○機器が(雨などで)濡れたとき○機器に異常や故障が生じたとき
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● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。
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● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。
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● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。
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● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。
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● 基板(WAVE & SYSTEM EXPANSIONBOARD TDWシリーズ)を取り付ける前に、機器本体の電源を切って電源プラグをコンセントから外してください(P.43)。
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警告 警告
安全上のご注意
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●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。
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● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差しするときは、必ずプラグを持ってください。
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● 長時間使用しないときは、電源プラグをコンセントから外してください。
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● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。
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● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。
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● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器本体やコンセントに抜き差ししないでください。
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● この機器を移動するときは、電源プラグをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。
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● お手入れをするときには、電源を切って電源プラグをコンセントから外してください。
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● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコンセントから外してください。
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● 指 定 の 基 板 ( WAVE & SYSTEMEXPANSION BOARD TDWシリーズ)だけを取り付け、指定されたネジだけを外してください(P.43)。
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注意
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安全上のご注意
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TD-10の取扱説明書は、次のような構成になっています。
クイック・スタートTD-10をはじめてお使いになる方のために、いろいろな機能を簡単に楽しんでいただけるように解説してあります。クイック・スタートを読みながら操作していただくと、演奏のために必要なことはほとんど理解していただけますので、ぜひお読みください。わからない用語や名称などがあれば、P.169の「用語集」をご覧ください。さらに進んだ使いかたや、応用操作をしてみたくなったときは、進んだ使いかたをお読みいただくとよいでしょう。
進んだ使いかたTD-10のすべての機能を詳しく解説しています。大きく分けると次の6つに分かれます。基本的なパネル操作や画面の表示などはクイック・スタートで紹介しています。進んだ使いかたでは、基本的な操作を理解していることを前提に説明している部分もありますので、わからない内容があったらクイック・スタートを参照してください。
第1章 V-Drums TD-10の概要TD-10の製品概念や基本構成について説明しています。TD-10を理解するためにお読みください。
第2章~第5章 音を作るための機能「クイック・スタート」で紹介した音作りについて、より詳しく知りたい方は第2章~第5章をご覧ください。
第6章 シーケンサーの使いかたと機能演奏、録音、クリックの設定、パターンの編集といった実践的な内容で、シーケンサーの機能を説明しています。
第7章 TD-10全体の設定全体に関わる音の調節やメモリー・カードへのデータ保存など、TD-10全体を管理する機能について説明しています。
第8章、第9章 便利な機能やその使いかたパッドやペダルの操作でパターンを再生するといった使いかたや、コピー、ヘルプなどの操作効率をよくする機能について説明しています。
第10章 MIDIを使う機能外部機器へのデータ保存、TD-10を音源モジュールとして使うなど、MIDIを使ってできる機能について説明しています。
資料思ったように動作しないときは、「故障と思う前に」を読んで、設定に誤りがないかを確かめてください。また、操作中にエラー・メッセージが表示されたときは、「メッセージ/エラー・メッセージ一覧」で対応を確かめてください。その他、音作りやMIDIに関する資料、各種一覧、MIDIインプリメンテーションなどがあります。
※この取扱説明書で掲載している画面は、製品出荷時のものに基づいておりますが、一部で出荷時のものと異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
この取扱説明書の読みかた
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安全上のご注意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
この取扱説明書の読みかた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
主な特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
各部の名称と働き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
使用上のご注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
ボタン操作や画面表示について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
クイック・スタート ・・・・・21演奏を始める前の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・22
スタンドに取り付ける ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
オーディオやアンプを接続する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
パッドとペダルを接続する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
電源を入れる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
電源を切るときは... ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27
デモ・ソングを聴く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
TD-10で使うパッドを指定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
V-DrumシステムV-Standard Kitをお買い上げの場合 ・・・・・・・・・・・・29
PD-5、PD-7、PD-9、PD-100、PD-120を単品でお買い上げの場合 ・・・・・30
アコースティック・ドラムを叩いてTD-10を鳴らす場合・・・・・・・・・・・33
設定を確認する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
よりよい演奏のために・・・・・・・・・・・・・・・・・35パッドの演奏表現について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
リム・ショット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
チョーク奏法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
打点位置検出 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
ブラシ奏法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
ハイハット・コントロール・ペダル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
TD-10の操作方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
音量を調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
ドラム・キットを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
パッドの感度を調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
マスター・イコライザーを使う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
エフェクトのオン/オフ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
ヘルプ機能を使う ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42
エクスパンション・ボードについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43
接続や設定についてのトラブル・シューティング ・・・・・・・・・・・・・45
プリセット・ドラム・キットの特長・・・・・・・・・・・47V-Drumsの音作りの基本 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
No.36:1970年代のロック・ドラム・キット ・・・・・・・・・・・・・・・48
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目次
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7
No.37:ブラシ奏法のためのキット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
No.38:エレクトロニック・ドラム・キット ・・・・・・・・・・・・・・・52
ドラム・キットを作り変えてみる・・・・・・・・・・・・54ドラムの音を作る:[INST] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
楽器を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
胴の材質と深さを変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56
ヘッドの材質とチューニングを変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
マフリング(ミュート)とスナッピーの張りを調節する ・・・・・・・・・・・60
部屋の響きを調節する:[STUDIO] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・62
演奏するところを決める ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・63
部屋の大きさを変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64
サウンドを仕上げる:[CONTROL ROOM] ・・・・・・・・・・・・・・・65
イコライザーで音を強調する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・65
各インストの音量バランスを整える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67
便利な機能と使用例・・・・・・・・・・・・・・・・・・68シーケンサーの伴奏に合わせて演奏する ・・・・・・・・・・・・・・・・・68
プリセット・パターンを再生する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68
プリセット・パターンに合わせてパッドで演奏する ・・・・・・・・・・・・・69
ドラム・キットを好みの順番で切り替える(ドラム・キット・チェイン) ・・70
フット・スイッチを使ってドラム・キットを切り替える ・・・・・・・・・・72
パッドを叩いてパターン演奏させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72
ヘッドホンを使ってクリック音を聴く ・・・・・・・・・・・・・・・・・・73
TD-10をMIDI音源モジュールとして使う ・・・・・・・・・・・・・・・・・74
進んだ使いかた ・・・・・・・75第1章 V-Drums TD-10の概要・・・・・・・・・・・・・76
V-Drumsシステムの基本構成について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
パッドの選びかたについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
エディットする対象をパッドで選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
エディットする対象をTD-10で選ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
第2章 ドラム・キットごとの設定 ・・・・・・・・・・・78キットを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
キットをリスト表示で選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
キットに名前を付ける ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
ブラシで演奏するための設定をする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79
キットごとのエフェクトのスイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79
目次
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第3章 インストの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・80インストを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80
インストをリスト表示で選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80
アコースティック・ドラム・キットのエディット(V-EDIT) ・・・・・・・・81
胴の材質を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81
胴の深さを変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
ヘッドの材質を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
ヘッドをチューニングする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・82
マフリング(ミュート)を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83
スナッピーの張りを調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83
エレクトロニック・ドラム・キットのエディット(V-EDIT) ・・・・・・・・84
TR-808/909キットのエディット(V-EDIT)・・・・・・・・・・・・・・・・85
ハイハット、シンバル、パーカッションのエディット ・・・・・・・・・・・86
第4章 スタジオの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・87ドラム・キットごとの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
スタジオを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
部屋の大きさを変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
壁の材質を変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
アンビエンス・マイクの位置を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・87
アンビエンスの量と出力先を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
インストごとの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
アンビエンスの量を調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
マイクの種類と位置を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
グループでの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
アンビエンスの量をグループで調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・89
第5章 コントロール・ルームの設定 ・・・・・・・・・・90インストごとの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
音量を調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
パン(音の定位)を調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
エフェクトのかかり具合を調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
出力端子を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
音量変化を調節する(コンプレッサー) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
音色を調節する(イコライザー) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92
ドラム・キットごとの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
エフェクトのかかる強さを調節する(エフェクト・リターン・レベル) ・・・・93
エフェクトのタイプを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93
各エフェクトを細かく設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・94
グループでの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96
エフェクト・センドをグループで調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・96
ボリュームをグループで調節する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96
8
目次
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9
第6章 シーケンサー ・・・・・・・・・・・・・・・・・97シーケンサーの基本操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97
プリセット・パターンの使用について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97
テンポを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97
パターンごとに設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97
再生中のパターンのテンポを一時的に変える ・・・・・・・・・・・・・・・・97
再生機能について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
パターンを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
パターンをリスト表示で選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
パターンの再生のしかたを選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98
クリックを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
クリックのオン/オフと音量を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
テンポを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
拍子とクリックの間隔を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
クリック音を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99
アンビエンスをかける ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
エフェクトをかける ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
定位を変える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
出力先を選ぶ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100
録音する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
録音の基本手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
リハーサル機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
カウント・インを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
パッドを叩くと同時に録音を開始する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・102
録音時に演奏データのタイミングをそろえる(クオンタイズ) ・・・・・・・103
他のシーケンサーのデータをTD-10に取り込む ・・・・・・・・・・・・・・103
パターンを編集する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
パターンの名前を付ける ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
パターンを消去する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104
小節単位でパターンを消去する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104
パターンをコピーする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104
小節単位でパターンをコピーをする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
パターンを削除する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
小節単位でパターンを削除する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
2つのパターンをつなげる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
各パートのインストの選択や設定をする・・・・・・・・・・・・・・・・・106
マスター・チューニングを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106
各パートのインストの選択や設定をする ・・・・・・・・・・・・・・・・・106
各パートのミキサーを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107
特定のパートの演奏をミュートする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107
目次
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第7章 TD-10全体の設定 ・・・・・・・・・・・・・・108MIX IN端子に入力された音の出力先を変える・・・・・・・・・・・・・・・108
パッドの種類を指定する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108
トリガー・パラメーターを細かく設定する(BASIC)・・・・・・・・・・・109
トリガー・パラメーターを細かく設定する(ADVNCD) ・・・・・・・・・111
ドラム・トリガー使用時のパラメーターの設定順序・・・・・・・・・・・・112
ディスプレイの明るさを調節する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
マスター・イコライザーを設定する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113
データをメモリー・カードに保存する・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
データをメモリー・カードから読み込む・・・・・・・・・・・・・・・・・115
画面を自動で切り替える(ノート・チェイス)・・・・・・・・・・・・・・115
第8章 操作を便利にする機能 ・・・・・・・・・・・・116キットを好みの順で切り替える(ドラム・キット・チェイン)・・・・・・・116
ドラム・キット・チェインを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・116
ドラム・キット・チェインの名前を付ける ・・・・・・・・・・・・・・・・116
コピー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117
ひとつ前の実行を取り消す(UNDO)・・・・・・・・・・・・・・・・・・117
ヘルプを参照する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・118
プレビュー・ボタンの鳴りかたを設定する・・・・・・・・・・・・・・・・118
第9章 パッドやフット・スイッチによる応用操作 ・・・119パッドを使ってパターンを鳴らす(パッド・パターン)・・・・・・・・・・119
パッドを使ってボタン操作をする(パッド・スイッチ)・・・・・・・・・・119
フット・スイッチを使ってボタン操作をする(フット・スイッチ)・・・・・120
第10章 MIDIを使う機能・・・・・・・・・・・・・・・121外部機器にデータを保存する(バルク・ダンプ)・・・・・・・・・・・・・121
データの保存 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121
保存したデータをTD-10に送り返す ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121
デバイスIDを設定する-複数のTD-10に保存データを送る ・・・・・・・・・122
パッドの演奏で外部MIDI音源を鳴らす ・・・・・・・・・・・・・・・・・122
各パッドが送信するノート・ナンバーを指定する ・・・・・・・・・・・・・122
ゲート・タイムを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123
MIDIチャンネルを合わせる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123
Roland SPD-11といっしょに使う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123
TD-10全体のMIDI設定をする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124
パートのMIDIチャンネルを合わせる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124
ローカル・コントロールをオフにする ・・・・・・・・・・・・・・・・・・124
プログラム・チェンジの受信や送信をしないようにする ・・・・・・・・・・124
FD-7から送信されるデータを減らす(Pedal Data Thin) ・・・・・・・・・124
TD-10を音源モジュールとして使う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
各パートのインストを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
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11
各パートのミキサーを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
受信するノート・ナンバーとパッドの対応を指定する ・・・・・・・・・・・125
パーカッション・グループの使いかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・126
プログラム・チェンジで呼び出されるキット番号を変える ・・・・・・・・・128
細かい演奏表現のためのMIDIメッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・128
ハイハット・コントロールのためのメッセージ ・・・・・・・・・・・・・・128
打点位置検出のためのメッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129
外部MIDI機器と同期させる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129
資 料 ・・・・・・・・・・131故障と思う前に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・132
各トリガーで使えるインスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・136
製品出荷時の設定に戻す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137
メッセージ/エラー・メッセージ一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・138
MIDIについて ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・140
ドラム・トリガーの使いかた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・142
プリセット・リスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・143
MIDI インプリメンテーション ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・154
MIDI インプリメンテーション・チャート ・・・・・・・・・・・・・・・・165
主な仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・168
用語集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・169
画面別索引・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・173
索引・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・176
※ PinStripeは、Remo Inc. U.S.Aの登録商標です。
目次
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●アコースティック・ドラムに迫る表現力、音質の向上COSMテクノロジーに基づく新開発のドラム用モデリング音源を搭載。叩く強さ、打点位置を検出し、アコースティック・ドラムにきわめて近い、繊細でダイナミックな表現力が得られます。さらに、パッドにPD-100、PD-120(別売)を使えば、優れた打感触での演奏がお楽しみいただけます。
※ COSM(Composite Object Sound Modeling)は、複数のサウンド・モデリング技術を組み合わせ、新しい音を創造するローランドの技術です。
※打点位置検出は、スネア・ドラムとライド・シンバルで可能。
●600種類ものドラム・サウンド、54種類のバッキング用楽器音色を搭載あらゆるジャンルに対応できる、高品質なインスト(楽器音)を豊富に搭載しています。
●ドラマーにわかりやすいユーザー・インターフェース好みのドラム・ヘッドを選んでヘッドをチューニングしたり、マフリング(ミュート)を取り付けたりしながら、アコースティック・ドラムと同じような感覚で音作りが楽しめます。また、ディスプレイには、設定するパラメーターやそのイメージを表したグラフィックやアイコンを豊富に使っていますので、直感的でわかりやすい設定を行うことができます。
●高速のトリガー・レスポンスを実現叩いてから発音するまでの時間がさらに高速になり、微妙な演奏表現を確実に実現します。
●12個のパッドを同時に使用可能最大12個のパッドを同時に使えるので、今までにない大規模なセッティングもできます。また、パッドによるスイッチ操作(パッド・スイッチ)やパッドによるパターン再生(パッド・パターン)などの拡張的な使用にも余裕で対応できます。
●実際の音作りの過程までもシミュレーション-ドラム・キットドラムの素材選びから始まる音作り→スタジオとマイクの設定→エフェクト/ミキシングといった音作りのすべての過程をシミュレーションし、レコーディングにもライブ演奏にも柔軟に対応できます。この一連の設定をドラム・キットとして保存でき、必要なキットをすぐに呼び出して使うことができます。
●ブラシを使った演奏が可能パッドにPD-100、PD-120を使えば、今までの電子ドラムでは実現できなかったブラシでの演奏もできます。(ただし、ナイロン製のブラシに限ります。)
●ドラム専用に厳選されたエフェクトを搭載トリガー入力1~10のインストそれぞれに、2バンド・イコライザーとコンプレッサーが使えます。さらにキット全体に使うエフェクトとして、リバーブ、フランジャー、コーラス、ディレイ、ピッチシフト・ディレイ、フェイザーなどのエフェクトと、MASTER OUTでの音質を加工する3バンド・イコライザーをそれぞれ1台装備しています。また、アンビエンスは「どのような場所で演奏するか」をコントロールでき、壁質、部屋の大きさ、マイク設定を調節することができます。
●ライブに適した機能と操作性フロント・パネルにグループ・フェーダーを装備。演奏中でもすぐに音量調節ができます。また、使用するドラム・キットを好みの順に呼び出す機能(ドラム・キット・チェイン)、スティックでも操作できる大きさのINC/DECボタン、クリック音をヘッドホンにだけ出力する機能、モニター用の音声入力の装備(MIX IN端子)など、実用的な機能と操作性を実現しています。
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主な特長
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●簡単に操作できるシーケンサーを装備テープ・レコーダーのような簡単な操作でパターンを再生したり、パッドでの演奏やハイハット・コントロールの操作などを録音することができます。また、ドラム以外の3つのバッキング・パートと合わせて、アンサンブルの練習や、MIDIキーボードなどを使ってバッキング・パターンを作ることもできます。
※ブラシ・ロール、チョークの演奏は記録できません。
●従来のパッドなどが使用可能従来のパッド(PD-5、PD-7、PD-9)、キック・トリガー・ユニット(KD-5、KD-7)、ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)がすべて使えます。また、PD-7やPD-9ではスネア・ドラムとライド・シンバルの打点位置検出ができます。
●エクスパンション・ボードによる機能拡張WAVE & SYSTEM EXPANSION BOARD TDWシリーズによるインストおよびドラム・キットの追加や、システムのアップ・グレードに対応しています。また、メモリー・カード(M-512E)を使って、TD-10本体のすべてのキットやパターンを保存しておくことができます。
●MIDI音源モジュールとして使用可能リズム専用音源モジュールとして使うために、パーカッション・グループを装備。パッド用の12種類のドラム音源に加え、パーカッション用に専用のノート・マップを使うことにより、同時に72種類のインスト(楽器音)が使えます。
主な特長
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フロント・パネル
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15 16 17
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19
21
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各部の名称と働き
トリガー・インジケーター
パッドからのトリガー信号(パッドが叩かれたときに出力される信号)を受信すると点灯します。パッドが正しく接続されているかをチェックできます。
LEDディスプレイ
現在選ばれているドラム・キットの番号を表示します。
グラフィック・ディスプレイ
演奏時はドラム・キット名を、エディット時は設定内容をグラフィックと文字で表示します。
※この取扱説明書では単にディスプレイと呼びます。
F1~F4ボタン
ディスプレイの表示によって機能が変わるボタンです。ディスプレイの下の部分にこれらのボタンの機能名が表示されます(P.18)。
EXITボタン
一度押すと、ひとつ前の階層の画面に戻ります。何回か押していくと、最終的に「DRUM KIT」画面に戻ります。
TOOLSボタン
コピー(複製)、アンドゥ(設定をもとに戻す)、ヘルプ(機能説明)などの機能をまとめたボタンです(P.42、117)。
CHAINボタン
ドラム・キット・チェイン機能(ドラム・キットを好きな順に並べて、順に呼び出す機能)の設定をします(P.70、116)。
SETUPボタン
トリガー・パラメーターやMIDIの設定など、TD-10全体に関わる機能の設定をします(P.108)。
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GROUP FADERS
キック、スネア、ハイハット、その他の打楽器や、バッキング用の楽器音、クリック音のそれぞれの音量を調節します(P.37)。
SEQUENCER
シーケンサー(演奏パターンを再生/録音する部分)に関わる各機能を操作するボタンが集まっています(P.68、97)。
KITボタン
TD-10の演奏時の基本画面を表示します。
INSTボタン
インスト(楽器音)のエディットをする画面を表示します(P.55、80)。
STUDIOボタン
マイクのセッティングやアンビエンスの設定をする画面を表示します(P.62、87)。
CONTROL ROOMボタン
ミキサーやエフェクターの設定をします(P.65、90)。
MIX INつまみ
MIX IN端子に接続している機器の音量を調節します。MIXIN端子から入力された音は、MASTERとPHONES端子に出力されます。
PHONESつまみ
ヘッドホンの音量を調節します。ヘッドホンを接続しても、アウトプットの各端子からは音が出力されます。
MASTERつまみ
MASTER OUT端子から出力される音量を調節します。PHONES端子から出力される音量は、PHONESつまみで調節します。
CURSORボタン
画面内のカーソルを移動したり、画面の次のページを開いたりするためのボタンです(P.18)。
VALUEダイヤル
INCボタン、DECボタンと機能は同じです。ドラム・キットや設定値を一度に大きく変えたいときに、このダイヤルを使います(P.19)。
TRIG SELECT
設定の対象となるパッド(トリガー・ナンバー)を、下にある2つのボタンで選びます。パッドのリム側を選ぶときは、RIMボタンを押してランプを点灯させます。TD-10にパッドを接続しているときは、そのパッドを叩いて設定の対象となるパッドを選ぶこともできます。選んだパッドに割り当てたインストは、PREVIEWボタンで鳴らすことができます(P.20)。
PREVIEWボタン
インストの試聴をするボタンです。TRIG SELECTボタンでパッドを選べば、TD-10にパッドが接続されていなくても、音を聴いたりエディットしたりすることができます(P.20)。
INCボタン、DECボタン
ドラム・キットを切り替えたり、値を変えたりするときに使います。INCボタンを押すと値が増え、DECボタンを押すと減ります。大きめのボタンなのでスティックの先端(チップ)で押すこともできます(P.19)。
※ボタンをスティックで叩いたりすると、故障の原因となりますので注意してください。
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各部の名称と働き
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リア・パネル
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各部の名称と働き
MEMORY CARDスロット
メモリー・カード M-512E(別売)を差し込むスロットです。メモリー・カード1枚にTD-10のドラム・キットやシーケンサーの演奏データなど、本体のすべての設定が保存できます(P.114)。
※ TD-10で使えるメモリー・カードはM-512Eだけです。
TRIGGER INPUT端子
パッドやキック・トリガー・ユニットをTD-10に接続する端子です。デュアル・トリガー・タイプのパッド(PD-7、PD-9、PD-120)を接続するときは、ステレオ・タイプのケーブルを使います(P.24)。
FOOT SWITCH端子
別売のフット・スイッチ(FS-5U)を接続する端子です。フット・スイッチを使って、キットの切り替えや、シーケンサーのスタート/ストップなどをコントロールすることができます。ケーブルは専用のPCS-31(別売)を使います(P.72、120)。
HH CTRL端子
ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)を接続する端子です(P.36)。
OUTPUT(MASTER)端子
TD-10の楽器音を出力する端子で、外部オーディオやアンプに接続します。モノラルで使う場合は、MASTER L(MONO)端子にだけプラグを差し込んでください(P.23)。
OUTPUT(DIRECT 1、2、3)端子
外部エフェクターを使うときにこの端子に接続します。この端子から出力される音には内部のエフェクトはかかりません。各インストをDIRECT 1、2、3のどの端子から出力するかは、コントロール・ルームで設定します(P.91)。
PHONES端子
ステレオ・ヘッドホンを接続します。ヘッドホンを接続しても、OUTPUT端子からは音が出力されます(P.23)。
MIX IN端子
CDプレイヤーやカセット・プレイヤーを接続したり、ライブ演奏時のモニター入力として使います。この端子から入力された音は、MASTER端子またはPHONES端子に出力されます(P.108)。
MIDI IN端子
MIDI対応の外部シーケンサーを使ってTD-10の音源を鳴らしたり、保存した設定データ(バルク・データ)を読み込むときに使います(P.121)。
MIDI OUT/THRU端子
パッドでの演奏を外部MIDI音源やサンプラーなどで鳴らすときや、TD-10の設定データを送信する(バルク・ダンプ)ときに使います(P.121)。
POWERスイッチ
電源をオン/オフします(P.26)。
ACインレット
付属のACコードを接続します(P.23)。
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電源について● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大き
な機器とは、別のコンセントを使用してください。
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、
必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機
器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この
場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面
に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。こ
の場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内
などに放置しないでください。変形、変色することがあります。
お手入れについて● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布
で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤
を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きして
ください。
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール
類は、使用しないでください。
修理について● お客様がこの機器を分解(取扱説明書に記載されている指示
(P.43)を除く)、改造された場合、以後の性能について保証で
きなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあります。
大切な記憶内容は、メモリー・カードや他のMIDI機器(シーケ
ンサーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてくださ
い。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払ってお
りますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場
合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償
も含めご容赦願います。
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持する
ために必要な部品)を、製造打切後6年間保有しています。この
部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。保有期
間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合があり
ますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービ
スにご相談ください。
メモリー・バックアップについて● 本体内には、電源を切った後も記憶した内容を保持するための
電池を装備しています。電池が消耗してくると、ディスプレイ
に次のように表示されます。電池が消耗すると記憶した内容が
失われますので、早めに交換してください。交換するときは、
必ずローランド・サービスに相談してください。
「Backup Battery Low !」
その他の注意について● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失われ
ることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容
はバックアップとしてメモリー・カードや他のMIDI機器(シー
ケンサーなど)に保存しておいてください。
● 本体メモリーやメモリー・カード、他のMIDI機器(シーケンサ
ーなど)の失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含
めご容赦願います。
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子など
に過度の力を加えないでください。
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを
持ってください。
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありません。
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、
特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用す
れば、気がねなくお楽しみいただけます。
●接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用くださ
い。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、次の点にご
注意ください。
○接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接
続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。音が
極端に小さくなったり、全く聞こえなくなる場合があります。
ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問
い合わせください。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボー
ル箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
●床や壁を通じての振動は意外によく伝わりますので、特に夜間や
ヘッドホン使用時の演奏は、隣近所に迷惑がかからないように
注意しましょう。ドラム・パッドやペダルは演奏時の打撃音を
小さくする設計になっていますが、打面がゴム製のものは、メ
ッシュ製のものに比べてやや大きい音がします。打撃音を小さ
くしたい場合は、メッシュ・ヘッドのものに変えると消音効果
があります。
カードをお使いになる前に
DATAカードの取り扱い● 初めて使用するM-512EのDATAカードには、電池がセットさ
れていません。使用する前に、DATAカードの取扱説明書に従
って電池をセットしてください。
● M-512EのDATAカードには、書き込んだデータを誤って消さ
ないように保護するプロテクト・スイッチがあります。書き込
み操作を行うとき以外は、プロテクト・スイッチをオンの位置
にしておいてください。
● M-512EのDATAカードの電池が消耗してくると、ディスプレ
イに次のように表示されます。電池が消耗すると記憶した内容
が失われますので、DATAカードの取扱説明書に従って、早め
に交換してください。
「MEMORY CARD Battery Low ! Please Change !」
● DATAカードは、確実に奥まで差し込んでください。
● DATAカードの端子の部分に触れたり、汚したりしないでください。
オフ オン
使用上のご注意 2~4ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
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TD-10を操作するうえで、共通する操作を以下にまとめています。
■設定の保存TD-10本体内では、「設定保存」という操作はありません。変えた値はそのまま記憶されています。
■ボタン、スライダー、つまみパネル上にあるボタン、スライダー、つまみは、[SETUP]のように[ ]で囲んで表記しています。
■カーソルfig.00-003
カーソルは、画面上の設定可能な部分を白抜き文字で示します。画面の中に設定する内容がいくつかあるときは、[CURSOR]を押して設定したいところにカーソルを合わせます。
fig.00-003a
■ファンクション・ボタン([F1]~[F4])fig.00-004
[F1]~[F4]のボタンをファンクション・ボタンといいます。ディスプレイの一番下の部分には、[F1]~[F4]の機能名を表示しています。例えば、説明文中で[INST]-[F1(SHELL)]とあれば、[INST]を押してから[F1](この場合、[F1]の上に「SHELL」の表示があります)を押します。
カーソル
18
ボタン操作や画面表示について
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19
■設定変更のしかたfig.00-005
[INC]と[DEC](本文中では[INC/DEC]と表記します)、VALUEダイヤルともに、設定を変えるためのものです。説明文中で「[INC/DEC]を使って」などと説明しているところは、VALUEダイヤルを使っても同じ操作になります。それぞれ次のような特長があります。
[INC/DEC]• [INC]は押すごとに設定値が増加し、[DEC]は減少します。細かい設定をするときに便利です。• オン/オフの切り替えの設定では、[INC]を押すとオン、[DEC]を押すとオフになります。• [INC]を押しながら[DEC]を押すと値が高速に増加、[DEC]を押しながら[INC]を押すと高速に減少します。
VALUEダイヤル一度に大きく値を変えることができるので、変化幅の大きなパラメーターの値を設定するときに便利です。
■ディスプレイ右上の表示についてfig.00-006
パッドごとの設定を行う画面では、パッドを叩くことにより、そのパッドの設定画面を表示します。このとき、ディスプレイの右上部分に、選んだパッドを接続しているトリガー端子の番号、使っているインスト、MIDIのノート・ナンバーが表示されます。最初の文字の「H」または「R」は、それぞれパッドのヘッド部分かリム部分かを示します。右端の数字は、MIDIのノート・ナンバーです。MIDIのノート・ナンバーは、TD-10をMIDI音源モジュールとして使うときなどに必要です。
「H」または「R」の表示は、プレビュー・ボタンを叩いたとき、ヘッドとリムのどちらが鳴るかを示します。エディットでヘッドとリムそれぞれ別の設定ができる場合は、下のような文字もいっしょに表示され、どちらの設定画面かがわかります。
fig.00-007
INC/DECボタン VALUEダイヤル
トリガー・ナンバー インスト名(またはトリガー名)
リム
ヘッド
MIDIノート・ナンバー
ボタン操作や画面表示について
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■TD-10本体でのパッドの選択fig.00-008
トリガー・セレクト・ボタン([TRIG SELECT])は、前記のようにパッドを叩いて指定する代わりに、TD-10本体でエディット対象となるパッドを選ぶボタンです。パッドを接続していないときでも、このボタンでトリガー番号を選んでエディットすることができます。「1」と書いてあるボタンを押すと、番号の小さい方のトリガー番号を選びます。「12」と書いてあるボタンで、番号の大きい方へと順に選びます。またリム・ボタン([RIM])は、PD-7、PD-9、PD-120を使うときに、ヘッド側とリム側のどちらに対して設定するのかを選びます。[RIM]のランプが点灯しているときは、リム側を選んでいる状態です。プレビュー・ボタンとあわせて使用することで、TD-10本体だけでエディットができます。
※インストの選びかたによっては、ヘッドとリムの区別がない場合もあります。詳しくは、P.136を参照してください。
■プリセット・ドラム・キットについて製品出荷時には、ドラム・キットの1~50番があらかじめ用意されています。これらのドラム・キットは、設定を変更しても製品出荷時の設定に戻すことができます。このドラム・キットをプリセット・ドラム・キットと呼びます。実際の操作については、P.137をご覧ください。
■基本画面についてfig.00-008a
この画面は[KIT]を押すと表示される、TD-10の基本となる画面です。キット名の他に、メモリー・カードの状態(P.78)、エフェクトのオン/オフ(P.79)、ブラシ演奏用のキットかどうか(P.79)などの情報も表示します。
画面名
ドラム・ キット名
エフェクト・ オン/オフ
ブラシ用設定
20
ボタン操作や画面表示について
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クイック・スタート
21
クイック・スタート
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音を出す前の接続と設定について説明します。ここでは、TD-10の製品出荷時の状態からセッティングを行う場合を説明しています。
TD-10の操作で、製品出荷時の設定に戻すことができます。P.137の「製品出荷時の設定に戻す」をご覧ください。
スタンドに取り付けるTD-10本体にスタンド・ホルダー(別売のMDS-7U/10に付属)を取り付けます。
fig.00-009
付属のネジを使い、上の図のように向きを合わせて取り付けてください。
ネジは付属のものをお使いください。他のものを使うと故障の原因になることがあります。
次に、ドラム・スタンド(MDS-7U/10)にTD-10を取り付けます。ドラム・スタンドの組み立てかたやTD-10の取り付けかたについては、ドラム・スタンド(MDS-7U/10)の取扱説明書をご覧ください。
シンバル・スタンド等にTD-10を取り付ける場合は、オール・パーパス・クランプ(APC-33:別売)を使ってスタンド・ホルダーを固定してください。この場合、パイプの径が10.5 mm~30 mmのシンバル・スタンドに取り付けてください。
メモ
狭い方
こちら側が 広い方
ご注意
メモ
22
演奏を始める前の準備
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23
オーディオやアンプを接続する
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切ってください。
fig.00-010
リア・パネルのMASTER L(MONO)、R端子とオーディオやアンプを接続します。ヘッドホンを使う場合は、PHONES端子に接続してください。
必ずTD-10のMASTER端子のL、RとオーディオやアンプのL、Rを合わせてください。TD-10のヘッドホン端子はライブ等での使用を考え、他の電子楽器と比べて大きな音量が出るように設計されています。大きな音量で長時間聴いていると耳を痛めることがありますので、音量の調節には充分ご注意ください。
製品出荷時の設定では、DIRECT 1、DIRECT 2、DIRECT 3の各端子からは音が出ないようになっています。
ご注意
電源 コンセントへ ステレオ・ヘッドホン
電源コード
オーディオ・ケーブル
オーディオ・セットなど
R L
ご注意
メモ
演奏を始める前の準備
クイック・スタート
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パッドとペダルを接続するパッド、ハイハット・コントロール・ペダル、キック・トリガー・ユニットを、それぞれに付属しているケーブルを使って接続します。キック用(KICK)、スネア用(SNARE)というように専用端子がありますので、それぞれ正しく接続してください。
fig.00-011
Roland
Roland
TD-10 リア・パネル
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演奏を始める前の準備
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25
PD-7、PD-9を使う場合は、パッド裏面のポラリティー・スイッチを「(-Roland)」と書いてある方に合わせてください。KD-7については、どちらでもかまいません。
表現力のある演奏のために、ローランドの専用パッド(PD-5、PD-7、PD-9、PD-100、PD-120)とキック・トリガー・ユニット(KD-7)のご使用をおすすめします。
ご注意
PD-7, PD-9
OUTPUT POLARITY+ - (Roland)
メモ
演奏を始める前の準備
クイック・スタート
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電源を入れる
正しく接続したら(P.23、24)、必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作したり、スピーカーなどが破損する恐れがあります。
fig.00-013
1 [MASTER]と[PHONES]を左いっぱいに回しきって音量を絞ります。
2 接続しているアンプやオーディオ・システムの音量を絞ります。
3 TD-10のリア・パネルにあるPOWERスイッチをオンにします。
電源投入時のご注意
● 電源を入れてからディスプレイにドラム・キット・ネーム(下図)が表示されるまで、ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)を踏まないでください。電源投入時にペダルを踏んでいると、ハイハットのオープン/クローズのコントロールが正しく行えなくなります。
● 電源を入れてからディスプレイにドラム・キット・ネームが表示されるまで、パッドを叩かないでください。電源投入時にパッドを叩くと、パッドを弱く叩いたときの反応が悪くなります。
ご注意
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3
6
1
ご注意
26
演奏を始める前の準備
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27
4 接続しているアンプやオーディオ・システムの電源をオンにします。
5 [GROUP FADERS]の各スライダーを最大値まで上げ、[MASTER]([PHONES])を図の位置にします。
6 [PREVIEW]を指で叩きながら、接続しているアンプやオーディオ・システムの音量を調節します。ヘッドホンを使っている場合は、[PHONES]を徐々に上げて音量を調節します。
TD-10から音が出ます。[PREVIEW]を叩く強さで音量が変わります。
[TRIG SELECT]を使えば、インストを聴きたいパッドを選ぶことができます(P.20)。
■電源を切るときは...
1 TD-10および接続している外部機器の音量が最小になっていることを確認します。
2 外部機器の電源をオフにします。
3 TD-10の電源をオフにします。
[PREVIEW]を叩いても音が鳴らなかったら...以下の点を確認してみてください。• ヘッドホンを使っている場合、PHONES端子に接続していますか?• 外部アンプを使っている場合、MASTER端子に接続していますか?また、外部アンプ等の入力端子に正しく接続していますか?
• 外部アンプ等を接続しているケーブルに異常はありませんか?• 外部アンプ等の入力切り替えは間違っていませんか?• [GROUP FADERS]の各スライダーは下がっていませんか?• [PHONES]の音量は下がっていませんか?• [MASTER]の音量は下がっていませんか?
メモ
演奏を始める前の準備
クイック・スタート
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デモ・ソングを聴くTD-10にはデモ演奏が内蔵されています。これは、TD-10の音や表現力を紹介するために用意しているものです。デモ・ソングは4つのセクションで構成されており、メドレー形式になっています。4曲を選んで聴くことができ、[STOP]を押すまで繰り返し演奏します。
fig.00-015
1 [GROUP FADERS]の[KICK][SNARE][HI-HAT][OTHERS][BACKING]をすべて同じ音量に合わせます。
2 [SETUP]を押しながら、[CHAIN]を押します。
デモ演奏ができる状態になります。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、再生を始めるセクションを4つの中から選びます。
4 [PLAY]を押します。
再生が始まり、4つのセクションをループ再生します。[GROUP FADERS]を使って、音量バランスを変えることもできます。
5 [STOP]を押すと、演奏を停止します。
デモ演奏を聴き終えたら、[EXIT]を押して「DRUM KIT」画面に戻しておきます。
これらのデモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じられています。デモ・ソングの演奏データはMIDI OUT/THRU端子からは出力されません。
このデモ・ソングの中では、39~42番のドラム・キットが使われています。デモ・ソングについて詳しくは、P.179をご覧ください。
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5 41
3
ご注意
メモ
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演奏を始める前の準備
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TD-10で使うパッドを指定するTD-10が、各パッドから正確にトリガー信号を受信するために、各TRIGGER INPUT端子で使うパッドの種類を設定する必要があります。
■V-DrumシステムV-Standard Kitをお買い上げの場合V-Standard Kitのためのトリガー設定が用意されていますので、これを呼び出して設定します。
fig.00-016
1 [SETUP]を押してから[F1(TRIG)]を押し、続けて[F1(BANK)]を押します。
2 [CURSOR]を押して「BANK」の番号のところにカーソルを合わせます。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「BANK 2」に設定します。
設定を変更していて上の図と設定が異なる場合は、コピー機能を使って、製品出荷時の設定に戻してください(P.137)。
これで、V-Standard Kit用のすべてのパッドの設定が終わりました。PD-100、PD-120を使う場合は、P.31の説明にしたがってヘッドの張り具合の設定を行ってください。
設定を終えたら、[EXIT]を数回押して「DRUM KIT」画面に戻しておきます。
1 2
3
ご注意
演奏を始める前の準備
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 29
■PD-5、PD-7、PD-9、PD-100、PD-120を単品でお買い上げの場合パッドごとに次の設定を行ってください。fig.00-023
1 [SETUP]を押してから[F1(TRIG)]を押し、続けて[F1(BANK)]を押します。
次のような設定画面が表示されます。
この画面は、各TRIGGER INPUT端子に指定されているパッドの機種の一覧を表示しています。画面表示 パッド名PD5 PD-5PD7 PD-7PD9 PD-910A PD-10012A PD-120KD7 KD-7/KD-5
※10B、12Bについて詳しくは、P.108をご覧ください。
2 [CURSOR]を押して「BANK」以外のところにカーソルを移動します。
3 設定したいパッドを叩きます。
叩いたパッドの設定値のところにカーソルが移動します。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってパッドの機種名を選びます。
これで、パッドの設定が終わりました。PD-100、PD-120を使う場合は、次の項の説明にしたがってヘッドの張り具合を調節してください。
設定を終えたら、[EXIT]を数回押して「DRUM KIT」画面に戻しておきます。
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演奏を始める前の準備
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●ヘッドの張り具合を調節するPD-100、PD-120をトリガー入力2番または10番で使う場合、打点位置を正確に検出するための調節が必要です。また、長く使用しているとヘッドの張り具合が変わってくることがあります。そのような場合も必要に応じて次の手順で調節してください。
fig.00-025
1 トリガー・タイプ(パッドの機種名)が「10A」(PD-100)、または「12A」(PD-120)になっていることを確認します(P.30参照)。
2 [SETUP]を押してから[F1(TRIG)]を押し、続けて[F4(OPTION)]を押します。
3 設定したいPD-100またはPD-120を叩きます。
叩いたPD-100またはPD-120の設定画面になります。
4 [CURSOR]を押して「Head Tension Adjustment」のところにカーソルを合わせます。
5 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
「Loose」にすると弱いテンションで調節され、「Tight」にすると強いテンションで調節できます。ここでは、標準的な「Normal」で設定しておきましょう。
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2 4
演奏を始める前の準備
クイック・スタート
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6 PD-100、PD-120のヘッド面の、チューニング・ボルトから約3センチの位置をスティックで正確に叩きます。
fig.00-027
画面右下のインジケーターに、どの程度ずれがあるかが表示されます。
7 チューニング・キー(別売)を使ってすべてのチューニング・ボルトを回し、インジケーターが図のようになるまで調節します。
インジケーターが右側に振れていたら、チューニング・キーを左に回して張りを弱めます。インジケーターが左に振れていたら、チューニング・キーを右に回して張りを強めます。
インジケーターが右または左に大きく振れるときは、ヘッド全体の張り具合を調節してからこの設定を行ってください。
スキャン・タイム(P.111)を短い値に変更していると、調節機能が正しく動作しません。スキャン・タイムの値は、トリガー・タイプを設定すると自動的にパッドに最適な値に設定されます。この設定を短く変更しているときはトリガー・タイプを設定しなおしてください(P.108)。
ヘッドの張りかたについて詳しくは、PD-100/120の取扱説明書を参照してください。
設定を終えたら、[EXIT]を数回押して「DRUM KIT」画面に戻しておきます。
3 センチ
ここを叩く
チューニング・ボルト
インジケーター
ご注意
メモ
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演奏を始める前の準備
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■アコースティック・ドラムを叩いてTD-10を鳴らす場合トリガー・タイプをドラム・トリガー用の設定にしておき、正確に発音しない場合にアドバンスド・モードの設定をします。この場合についての詳しい説明は、「進んだ使いかた」の「トリガー・パラメーターを細かく設定する(ADVNCD)」(P.111)をご覧ください。まず、P.142を参照してドラム・トリガーを取り付けてください。取り付けが終わったら、トリガーごとに次の設定を行います。fig.00-028
1 [SETUP]を押してから[F1(TRIG)]を押し、続けて[F1(BANK)]を押します。
次のような設定画面が表示されます。
この画面は、各TRIGGER INPUT端子に指定されているパッドの機種の一覧を表示しています。
2 [CURSOR]を押して「BANK」以外のところにカーソルを移動します。
3 設定したいドラムを叩きます(またはキック・ペダルを踏みます)。
叩いたドラム(または踏んだキック・ペダル)のトリガー番号のところにカーソルが移動します。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、トリガー・タイプを設定します。トリガーごとに次のように設定してください。
「KIK」: キック・ドラム 「TOM」: タム「SNR」:スネア・ドラム 「FLR」: フロア・タム
設定を終えたら、[EXIT]を数回押して「DRUM KIT」画面に戻しておきます。
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演奏を始める前の準備
クイック・スタート
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設定を確認するこれで、基本的なセッティングは終わりました。パッドを叩いて、すべてのパッドやペダルで音が鳴るか、パッドに合ったインストが鳴るかを確認してください。正しく鳴らなかった場合は、もう一度セッティングをチェックしたうえで、P.45の「接続や設定についてのトラブル・シューティング」を参照してください。
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演奏を始める前の準備
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35
パッドの演奏表現についてここでは、パッドを使って演奏するうえで知っておいていただきたい演奏表現の機能を紹介します。TD-10独特の演奏法や機能もありますので、TD-10の能力を最大限に生かすためにもぜひお読みください。
■リム・ショットリムを使うことにより、2種類の音色を1つのパッドで鳴らし分けることができます。PD-7、PD-9、PD-120で使えます。
fig.00-030
リム・ショットをするときには、必ずパッドのヘッド部(中心部)とリム部(外周部)の両方を同時に叩いてください。リム部だけを叩いても音は鳴りません。リム・ショットをすると、リム側に割り当てられたインストが鳴ります。
エディット時にリムを指定するときも、ヘッドとリムを同時に叩いてください。
PD-120は、トリガー・ナンバー2番(SNARE)につないだときだけリム・ショットができます。タムでリム・ショットを鳴らす場合は、PD-7、PD-9をお使いください。
■チョーク奏法シンバルのミュートを実現するための機能です。PD-7、PD-9で使えます。
fig.00-031
パッドを叩いて発音している間に、パッドのリム部を握ると、発音中の音をミュートすることができます。この演奏法をチョーク奏法といいます。
ヘッド部
リム部
リム・ショット ヘッド・ショット
ヘッド部
ご注意
よりよい演奏のためにクイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 35
■打点位置検出アコースティック・ドラムをリアルに表現するための機能です。PD-7、PD-9、PD-100、PD-120をトリガー端子2番または10番に接続すると使えます。
fig.00-032
スネア・ドラム、ライド・シンバルについては、ヘッドの中心からリム部分にかけて叩いた位置の違いによる自然な音色変化が得られます。特にスネアにPD-120を使うと、音色変化と打感触により、アコースティック・ドラムに迫る演奏感が得られます。
■ブラシ奏法TD-10ではブラシによる演奏もできます。PD-100、PD-120を使えば、こする(ブラシ・ロール)の表現ができます。ブラシ演奏をするときは、ブラシ専用のドラム・キットを選んで演奏してください。[KIT]を押し、ドラム・キット名の右下にブラシの絵が表示されているキットを選びます。
fig.00-033
ブラシでの演奏にはナイロン製のブラシをお使いください。金属製のブラシはパッドを傷付けてしまうだけでなく、先端がパッドの網の目に引っかかり大変危険です。
プリセット・ドラム・キットでは、7番と37番がブラシ演奏用のキットになっています。
■ハイハット・コントロール・ペダルハイハット・コントロール・ペダルでは次のような演奏法ができます。オープンからクローズにかけての連続的なコントロールができます。FD-7で使えます。
オープン・ハイハット: ペダルを踏まずにパッドを叩く。クローズド・ハイハット: ペダルを踏みながらパッドを叩く。フット・クローズ: ペダルを踏み込んで鳴らす。フット・オープン: ペダルを踏み、すぐ離して鳴らす。
打点位置による音色変化
ご注意
メモ
FD-7
36
よりよい演奏のために
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 36
37
TD-10の操作方法ここでは、TD-10の基本操作について説明しています。ひと通りの操作を行ってみてください。
■音量を調節する
音量バランスを調節するキック・ドラム、スネア・ドラム、ハイハットについては、[GROUP FADERS]のスライダーで音量を調節できます。タム、シンバルなどはまとめて[OTHERS]で調節します。キットごとの各パッドの音量調節は、コントロール・ルームの設定で行います(P.90)。
fig.00-034
全体的な音量を調節する[VOLUME CONTROL]でTD-10の各端子の音量を調節します。左に回すと音量が小さく、右に回すと大きくなります。
fig.00-035
[MASTER]: MASTER OUT端子から出力する音量を調節します。[PHONES]: ヘッドホン端子から出力する音量を調節します。[MIX IN]: MIX IN端子から入力する音量を調節します。MIX INからの入力は、MASTER端
子とPHONES端子(またはPHONES端子だけ)に出力されます。
よりよい演奏のために
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 37
■ドラム・キットを選ぶfig.00-036
1 [KIT]を押します。
次のような画面が表示されます。
TD-10のドラム・キットとは、「各パッドの楽器の設定」、「部屋、マイクの設定」、「各種の音響設定」をひとつにまとめたものです。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってキットを選びます。
ドラム・キットを選ぶのに、より便利な機能としてリスト表示があります。上の画面で[F1(LIST)]を押すと10種類のキット名が表示され、その中から好みのキットを選べます。[F1(PAGE <)]で前の画面に、[F2(PAGE >)]で次の画面に移動できます。この画面では、[INC/DEC]、VALUEダイヤル、[CURSOR]のいずれを使っても選ぶことができます。fig.00-038
[EXIT]を押すと、手順1の画面に戻ります。
2
1
メモ
38
よりよい演奏のために
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 38
39
■パッドの感度を調節する叩く人の個人差や感覚の違いによっては、パッドの感度を調節した方がいい場合があります。打撃の強さと出る音の大きさの対応を調節するのが一番基本的であり、効果的な調節法です。ここでは、TD-10の感度設定の中で最も簡単な調節のしかたを説明します。
fig.00-047(パネル図+手順番号)
1 [SETUP]を押してから[F1(TRIG)]を押し、続けて[F2(BASIC)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 [CURSOR]を押して「Sensitivity」のところにカーソルを合わせます。
3 感度を調節したいパッドを叩いて指定します。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って感度を調節します。
カーソルの部分の数値が変わります(1から16まで設定可能)。感度が低い(数値が小さい)と、叩きかたを強くしていっても鳴る音量はなかなか大きくなりません。逆に感度を高くすると、すぐに大きな音量に達してしまいます。設定の目安としては、一番強く叩いたときにインジケーターのふれが最大になるようにするとよいでしょう。
電子ドラムの感度においては、全体的な音量も大切な要素のひとつです。特に小さい音量で聴いていると音量変化が少ないと感じ、感度を上げすぎてしまうことがあります。感度を正しく調節するには、アンプやヘッドホンを適切な音量に合わせてください。
21
4
トリガー・ インジケーター
ご注意
よりよい演奏のために
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 39
■マスター・イコライザーを使うMASTER OUT端子から出力される音にかかるマスター・イコライザーです。低音域、中音域、高音域のバランスを整えます。ここでは、GAIN(ゲイン:増幅量の調節)を変えてみましょう。
fig.00-043
1 [KIT]を押してから[F4(MAS EQ)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 [F2]~[F4]または[CURSOR]を押して、「GAIN」の列を選びます。
[F2]:低域(LOW)[F3]:中域(MID)[F4]:高域(HIGH)
[F1]は、イコライザーのオン/オフを切り替えるスイッチとして動作します。
3 VALUEダイヤルを使って値を変え、音がどのように変化するかを確かめてみましょう。
[EXIT]を押すと、「DRUM KIT」画面に戻ります。
2
3
1
メモ
40
よりよい演奏のために
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 40
41
■エフェクトのオン/オフエフェクトの効果を知りたいときやインストの元の音を知りたいときに、イコライザー、コンプレッサー、アンビエンス、エフェクトのそれぞれをキット全体でオン/オフできます。
fig.00-040
1 [KIT]を押してから[F3(FX SW)]を押します。
次のような画面が表示されます。
この画面で[F1]~[F4]は、エフェクトのスイッチとして働きます。例えば、[F1]は押すたびにアンビエンスのオン/オフを切り替えます。
AMBNCE(アンビエンス): 部屋の大きさ、壁質による音の変化が得られます。COMP(コンプレッサー): 大きな音量を抑え、聴きやすい音にします。EQ(イコライザー): 高域、中域、低域のバランスを整えます。EFFECT(エフェクト): リバーブ、ディレイなどの効果を付けます。
これらのスイッチがオフになっていると、他の設定に関係なくエフェクトがきかなくなります。アンビエンスやエフェクトを使う前には、まずこれらのスイッチがオンになっているかを確認してください。
この設定は、ドラム・キットごとに設定できます。別のドラム・キットを呼び出したあとにこの画面を表示すると、そのドラム・キットの設定が表示されます。
[EXIT]を押すと、「DRUM KIT」画面に戻ります。
1
ご注意
メモ
よりよい演奏のために
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 41
■ヘルプ機能を使う実行したいことをキーワードの中から選ぶと、その説明や設定画面をすぐに呼び出すことができます。例えば、フット・スイッチを使った機能についての設定をしたいときは、「FOOT SWITCH」のキーワードを選んでボタンを押せば、設定画面を開くことができます。
fig.00-045a
1 [TOOLS]を押してから[F4(HELP)]を押します。
次のような画面(キーワードの一覧)が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってキーワードを選びます。
3 [F4(SELECT)]を押すと、機能の説明文が表示されます。
表示される説明文はすべて英語です。
4 その機能の設定画面を表示したいときは、[F4(GO NOW)]を押します。
設定を終えたら、[EXIT]を数回押して「DRUM KIT」画面に戻しておきます。
2
1 3,4
ご注意
42
よりよい演奏のために
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 42
43
エクスパンション・ボードについてエクスパンション・ボード(別売)はシステムのアップ・グレードと、新しいインストおよびドラム・キットの追加ができるカードです。
※ローランドJV/XPシリーズ用のサウンド・エクスパンション・ボードは使えません。
指定の基板(WAVE & SYSTEM EXPANSION BOARD TDWシリーズ)だけを取り付けてください。TD-10の底面にはエクスパンション・ボードを取り付けるためのスロットがあります。
1.基板(WAVE & SYSTEM EXPANSION BOARD TDWシリーズ)を取り付ける前に、TD-10の電源を切って電源プラグをコンセントから外してください。
2. TD-10の底面の4本のネジを外して、カバーを開けます。fig.00-049a
※図のネジ以外は外さないでください。
3.基板ホルダーを、図のような向きに合わせます。fig.00-049b
4.エクスパンション・ボードのコネクターを、本体のコネクターに完全に差し込みます。このとき3つの基板ホルダーの頭が、エクスパンション・ボードから出るようにします。
※回路部やコネクター部には手を触れないでください。
※基板を無理に押し込まないでください。装着しにくい場合は、いったん基板を外してやりなおしてください。
取り外すネジ
基板ホルダー
コネクター
エクスパンション・ボード
よりよい演奏のために
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 43
5.エクスパンション・ボードに付属の固定用具で基板ホルダーをLOCK方向に回し、エクスパンション・ボードを固定します。
fig.00-049c
※取り付けを終えたら、正しく取り付けられていることを再度確認してください。
エクスパンション・ボードの取り外しは、基板ホルダーをUNLOCK方向に回し、固定用具を引っかけて取り外します。
6.手順2.で取り外した4本のネジでカバーを取り付けます。
使用方法について詳しくは、エクスパンション・ボードの取扱説明書をご覧ください。
●次のような場合は、直ちに電源を切って電源コードをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき○機器が(雨などで)濡れたとき○機器に異常や故障が生じたとき
●この基板は、静電気により部品が破壊される恐れがあります。基板を取り扱うときは、次の点に注意してください。○基板を持つときは、あらかじめ何らかの金属に触れて、体や衣類にたまっている静電気を放電してください。
○基板を持つときは、基板の縁を持ち、部品やコネクターの部分に直接手を触れないでください。
LOCK
警告
44
よりよい演奏のために
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45
接続や設定についてのトラブル・シューティングここでは、基本設定がうまくいかないときのチェック方法や、はじめて電子ドラムを使う方に起こりがちなトラブルの解決法を紹介しています。
接続を確認したり変更したりするときは、必ず各機器の電源をオフにしてから行ってください。
エディット等の操作を行ったあとのトラブル・シューティングについては、エディットした内容についてのチェックが必要となりますので、「資料」の「故障と思う前に」(P.132)をご覧ください。また、アコースティック・ドラムを叩いてTD-10を鳴らす場合や、ローランド以外のメーカーのパッドを使う場合も同様にそちらを参照してください。
ご注意
メモ
よりよい演奏のために
クイック・スタート
■音が鳴らないまず、P.23~25のセッティング通りに接続できているかを確認し、続けて以下の点を確認してください。
●[PREVIEW]を叩いても鳴らない[GROUP FADERS]のスライダーが下がっていないかを確認してください。fig.00-034
●[PREVIEW]では鳴るが、パッドを叩いても鳴らない。
パッドを叩いたとき、トリガー・インジケーター(TRIGGER)が点灯するかを確認します。点灯しない場合は、パッドとTRIGGER INPUT端子の接続を確認してください。fig.00-051
●ヘッドホンでは鳴るが、外部アンプ等で鳴らない
外部機器との接続、外部機器の音量、TD-10の[MASTER]が左いっぱいに回しきられていないかを確認してください。fig.00-052
■他のパッドの音が鳴ってしまう、勝手に鳴ってしまう。
○ TRIGGER INPUT端子を間違えていませんか?○パッドはしっかりと固定されていますか?取り付けがゆるんでいると、他のパッドを叩いた振動を受けて鳴ってしまうことがあります。
○音の大きなスピーカーをパッドの近くで鳴らしていませんか?スピーカーまたはパッドの向きを変えてみてください。
■パッドを弱く叩いたときに鳴らない○ TD-10の電源を入れてからキット名の表示が出るまでの間、パッドを叩いたりペダルを踏んだりしませんでしたか?TD-10は電源投入時にパッドをチェックしています。このとき、パッドを叩いたりすると正しいチェックができなくなります。
■パッドを叩く強さに対し鳴る音が小さい
○聴いている音量は適切ですか?電子ドラムの場合、あまりに小さい音で聴くとパッドの感度が低く感じられることがあります。音量を上げても(P.37)よくならないときは、感度を調節してみてください(P.39)。
PD-5、PD-7、PD-9、PD-100、PD-120を使っている場合パッドを叩く強さに対し、どのくらいの音量を出すかを設定できます。P.39を参照して調節してみてください。
他社製パッドを使っている場合他社製のパッドを使ってうまく鳴らない場合は、トリガー・パラメーターの設定をする必要があります。「進んだ使いかた」の「トリガー・パラメーターを細かく設定する(BASIC)」(P.109)を参照して設定してください。
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 45
■特定のパッドの音が大きい、または小さい
○モノラルで使っている場合であれば、MASTERの L(MONO)端子を使い、R端子にはプラグを差し込まないようにしてください。例えば、R端子だけでモノラル再生をすると、パン(左右の定位)の設定で左側に振った音は小さくなってしまいます。
○[GROUP FADERS]の各スライダーは適切な位置になっていますか?すべてのスライダーを同じ音量に合わせてから、好みのバランスに調節してください。
■リム・ショットの音が鳴らない○パッドはPD-7、PD-9、PD-120を使っていますか?
他のパッドではリム・ショットによる演奏はできません。○パッドとTD-10を接続するケーブルに、モノラル・ケーブルを使っていませんか?モノラル・ケーブルを使うと、常にヘッド部分しか鳴らせなくなります。PD-7、PD-9、PD-120に付属のステレオ・ケーブルをお使いください。
○トリガー・タイプの設定は正しいですか?
■リム・ショットで音がうまく鳴らない
○ PD-7、PD-9で演奏する場合、リム部分とヘッド部分を同時に叩いてください。リム部分だけを叩いても音は鳴りません。
○トリガー・タイプの設定は正しいですか?○ PD-120をスネアに使っている場合は、「Rim Sensitivity」の設定を確認してください(P.110)。
■ブラシの演奏で音が小さい○ブラシの打撃はスティックの打撃に比べて小さいので、
ブラシ専用のトリガー設定を持ったドラム・キットを使って演奏します。「DRUM KIT」画面の右下に次のようなマークが表示されているキットを選んで演奏してください。
fig.00-053
■打点位置検出ができない○トリガー・タイプの設定は正しいですか?○ PD-100、PD-120を使っている場合、ヘッドの張り具合は正しく調節されていますか?
○ PD-7、PD-9を使う場合、ポラリティー・スイッチは「-(Roland)」になっていますか?
○トリガー・ナンバー2番(SNARE)と10番(RIDE)以外では打点位置を検出できません。
46
よりよい演奏のために
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V-Drumsの音作りの基本TD-10は、バリアブル・ドラム・モデリングという全く新しい音源方式を採用しています。この音源方式は、ドラムの音を作り上げている重要な部分を「モデル」としてとらえ、どのようにドラムが作られているかを扱います。これにより、これまでになかったやりかたで、新しい音を作り出すことができます。
fig.00-054
1. インスト(INST)それぞれのドラムの材質、形態等はどうなっているか。
2. スタジオ(STUDIO)ドラムを演奏する部屋のタイプ、大きさ、壁の種類、またアンビエンス・マイクの位置、直接音を取り込むマイクの位置と種類。
3. コントロール・ルーム(CONTROL ROOM)音量、定位、エフェクト、アウトプット・アサイン、イコライザー、コンプレッサーを調整し、どのようにして音をまとめ上げるか。
V-Drumsではこのような大きな3つの点に注目しました。実際の操作もこのコンセプトにならって、[INST]、[STUDIO]、[CONTROL ROOM]という専用のボタンを用意し、音を作る人の目的が直接操作に反映できる、これまでにない新しいタイプのユーザー・インターフェースを実現しました。
実際の音作りを始める前に、音作りの進めかたの参考として、次に紹介しているプリセット・ドラム・キットの解説をお読みください。ここでは簡単な操作で、アコースティック、ブラシ用アコースティック、エレクトロニックの各キットの特長を紹介しています。
ミキサー
コンプレッサー
イコライザー
エフェクト
ルーム・アンビエンス
部屋、マイク
部屋の種類
マイクの設定
楽器 ドラムの胴
ドラム・ヘッド
スナッピー
チューニング
マフリング
ミキシング
プリセット・ドラム・キットの特長クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 47
No.36:1970年代のロック・ドラム・キット派手さや迫力が特長のロック・ドラム・キットです。従来の音源モジュールでは、音の厚みや太さを調節する手段がなかったため、このようなドラム音はなかなか得られませんでした。TD-10では、バリアブル・ドラム・モデリングにより、アコースティック・ドラムをモデルにエディットします。これにより、演奏のニュアンスの変化にも対応できるドラム音を作り上げることができます。
このキットでは、インスト(楽器)のパラメーターを見てみましょう。音の厚みを出しているパラメーターのひとつとして、「胴の深さを変える(Shell Depth)」があります。ここでは、スネア・ドラムの胴の深さを変えてみましょう。
fig.00-056
1 [KIT]を押します。
「DRUM KIT」画面が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って36番のキットを選びます。
53
2,6
1
48
プリセット・ドラム・キットの特長
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 48
49
3 [INST]を押してから[F2(EDIT)]を押し、続けて[F1(SHELL)]を押します。
次のような画面が表示されます。
4 スネア用のパッドを叩きます。
スネアの設定画面が表示されます。この画面では胴の材質と胴の深さが設定できます。
5 [CURSOR]を押して「Shell Depth」のところにカーソルを合わせます。
6 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って胴の深さを変えます。
このプリセットでは迫力のある音のために8.0インチと深めの設定になっていますが、これを3.5インチに変えてみましょう。
いかがでしょうか?ずいぶんと印象は変わって、かなり軽快な音になりました。タムのパッドを叩いて、こちらも同じように試してみましょう。
アコースティック・ドラムでこのような叩き比べをする場合は、2つのドラムを用意しなければなりません。また、これまでの電子ドラムではこのような手段がありませんでした。TD-10であれば、パネル操作だけでこのようなことが簡単に行え、瞬時に目的の音を作ることができるのです。
プリセット・ドラム・キットの特長
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 49
No.37:ブラシ奏法のためのキット従来の電子ドラムではできなかったブラシ演奏のためのキットです。スティックでの演奏に比べてブラシの演奏では非常に繊細なトリガー信号を扱うため、専用のトリガー設定を持ったキットを用意しています。スタジオ、コントロール・ルームの設定はこの繊細さを生かすために、目の前で鳴っているような自然さを重視したセッティングになっています。
ここでは、エフェクトの効果を確かめてみましょう。原音のニュアンスを損なわないように、強いエフェクトの効果は使っていませんが、繊細な音の響きや音質には大きな影響を与えています。
fig.00-064
1 [KIT]を押します。
「DRUM KIT」画面が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って37番のキットを選びます。
3
2
1
4
50
プリセット・ドラム・キットの特長
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 50
51
3 [F3(FX SW)]を押します。
次のような画面が表示されます。
[F1]~[F4]のボタンの上にはそれぞれ「ON」と表示されていて、すべてのエフェクトが使用中になっていることを示します。
4 [F1]と[F4]を押します。
アンビエンスとエフェクトがオフになりました。
いかがでしょうか?急に音の奥行き感がなくなります。
音の繊細さが際立つ音は、残響に対して非常に敏感に反応します。さらに進んだ使いかたとして、アンビエンスやリバーブの質をコントロールすることにより「広さは同じくらいだが、もっと落ちついた響き」など、音の空間を自分の理想通りに仕上げていくことができます。
プリセット・ドラム・キットの特長
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 51
No.38:エレクトロニック・ドラム・キット1980年代前半に流行した、エレクトロニック・ドラムの再現です。これまでのドラム音源では、エレクトロニック・ドラム特有のパラメーターを持っていなかったため、このような音の再現は不得意でした。TD-10ではこれらのパラメーターと、叩く強さに対する音色変化も再現し、エレクトロニック・ドラム独特の音を作ることができます。このようにして作り上げられた強力なサウンドは、ダンス・ミュージック、ヒップ・ホップ、ラップなどのジャンルの音楽への可能性を広げます。
ここでは、ピッチ・ベンドの設定値を変えてみましょう。ピッチ・ベンドは発音中に鳴っているピッチ(音の高さ)を変化させる機能で、エレクトロニック・ドラムらしい特長のひとつになっています。このピッチ・ベンドのパラメーターはピッチ変化の大きさを設定します。
fig.00-070
1 [KIT]を押します。
「DRUM KIT」画面が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って38番のキットを選びます。
5
2, 6
1 3
52
プリセット・ドラム・キットの特長
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 52
53
3 [INST]を押してから[F2(EDIT)]を押します。
次のような画面が表示されます。
4 タム用のパッドを叩きます。
タムの設定画面が表示されます。
5 [CURSOR]を押して「Bend」のところにカーソルを合わせます。
6 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってピッチ・ベンドの値を大きくしながら、タムのパッドを叩きます。
鳴り始めの音が高くなり、だんだん変化が強くなっていくのがわかります。fig.00-074
時間
Bend
0
127
ピッチ変化量
プリセット・ドラム・キットの特長
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 53
ここでは、36番のドラム・キットを使って、元のキットとは全く違うキットを実際に作ってみましょう。36番のキットはロック向けの個性的な音のキットですが、これをフュージョンなどに向く、切れがよくクセのないドラム・キットに変えてみます。まず、エフェクトがかかっているとインストがどのような音なのかわかりにくいので、すべてのエフェクトがかかっていない状態にしましょう。
fig.00-075
1 [KIT]を押します。
「DRUM KIT」画面が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って36番のキットを選びます。
3 [F3(FX SW)]を押します。
次のような画面が表示されます。
4 [F1]~[F4]の各ボタンの上に「ON」と表示されているところのボタンを押して「OFF」にします。
2
1
34
54
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 54
55
ドラムの音を作る:[INST]音を決める要素の中で一番基本になる、ドラムそのものの設定を行う部分です。楽器を選んで、材質や形態を選び、チューニングなどの調節をするという過程を、簡単な操作でいくつも試してみることができます。
ここでの操作は、実際にパッドが接続されていなくても[TRIG SELECT]でパッドを選び、[PREVIEW]で音を確認しながらエディットすることもできます。
■楽器を選ぶfig.00-080
1 [INST]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 インストを変えたいパッドを叩きます。
インストを変えたいパッドのインスト選択画面が表示されます。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってインストを変えます。パッドを叩きながらインストを聴いていき、好みのインストを選んでください。
ここでは、スネアは「106 Maple1 S」を使い、これをエディットして音を作ってみましょう。
メモ
3
1
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 55
■胴の材質と深さを変える楽器の材質を変化させながら比較し、好みの音に作り変えることができます。アコースティック・ドラムでのドラム選びをシミュレートした、TD-10ならではのエディットです。ここでは、スネア・ドラムの胴の材質と深さを変えてみましょう。fig.00-082
1 [INST]を押してから[F2(EDIT)]を押し、続けて[F1(SHELL)]を押します。
2 スネア用のパッドを叩きます。
スネアの設定画面が表示されます。この画面では胴の材質と深さが設定できます。
3 [CURSOR]を押して「Material」のところにカーソルを合わせます。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って胴の材質を変えます。
ここでは、Steelから「Wood」(木)に変えてみましょう。3つあるタイプの中で最も温かみのある音が得られます。
3,5
1
4, 6
56
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 56
57
これで、胴の材質の設定が終わりました。次に、胴の深さを設定します。
5 [CURSOR]を押して「Shell Depth」のところにカーソルを合わせます。
6 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って胴の深さを変えます。
少し深めの設定になっていますので、「3.5"」にしてみましょう。胴の鳴りが減ります。
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 57
■ヘッドの材質とチューニングを変えるここでは、スネア・ドラムのヘッドの材質とチューニングを変えてみましょう。
fig.00-088
1 [INST]を押してから[F2(EDIT)]を押し、続けて[F2(HEAD)]を押します。
2 スネア用のパッドを叩きます。
スネアの設定画面が表示されます。この画面ではヘッドの材質とチューニングが設定できます。
3 [CURSOR]を押して「Head Type」のところにカーソルを合わせます。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってヘッドの材質を変えます。
ここでは、「Coated」(コーテッド)から「PinStripe」(ピン・ストライプ)に変えてみましょう。倍音が少なく、太い音になります
※ PinStripeは、Remo Inc. U.S.Aの登録商標です。
3,5
4,6
1
58
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 58
59
これで、ヘッドの材質の設定が終わりました。次に、ヘッドのチューニングを設定します。
5 [CURSOR]を押して「Head Tuning」のところにカーソルを合わせます。
6 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってチューニングを変えます。
ここでは「-30」から「0」に変更してみましょう。
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 59
■マフリング(ミュート)とスナッピーの張りを調節するスネア・ドラムにマフリングを取り付けたり、スナッピー(響き線)の張りを調節し、不要な倍音や余韻を抑えて歯切れのよい音にします。また、オフ(スナッピーを完全にゆるめた状態)の音までも得られます。fig.00-093
1 [INST]を押してから[F2(EDIT)]を押し、続けて[F3(MUFFLE)]を押します。
2 スネア用のパッドを叩きます。
スネアの設定画面が表示されます。この画面ではマフリングの方法とスナッピーの張りが設定できます。
3 [CURSOR]を押して「Muffling」のところにカーソルを合わせます。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定を変えます。
ここでは、「Dougnuts1」にしてみましょう。少し落ちついた音になります。
3,5
4,6
1
60
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 60
61
これで、マフリングの設定が終わりました。次に、スナッピーの張りを調節します。
5 [CURSOR]を押して「Strainer Adj.」のところにカーソルを合わせます。
6 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定を変えます。
ここでは「Loose」にして、違いを聴き比べてみましょう
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 61
部屋の響きを調節する:[STUDIO]ドラムの置かれた環境を、部屋、洞穴の中、風呂の中、海岸とあらゆるところに設定できます。このような環境を選ぶことによって、その「雰囲気」を決めることができます。
ここでは「スタジオ」設定の中の、アンビエンスのエディットを試してみましょう。まず、インストを選んだときにオフにしたアンビエンスをオンに戻してください。
fig.00-098
1 [KIT]を押してから[F3(FX SW)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 [F1]を押してアンビエンスを「ON」にします。
2
1
62
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 62
63
■演奏するところを決めるドラムを置いている場所を、一般的なスタジオ、ガレージ、屋外といった中から選びます。数値の入力ではなく、「どのようなところで鳴らす」といった選択ができます。
製品出荷時の設定では「Gymnasium」になっています。これを「Studio」に変えてみましょう。より落ちついた部屋の響きに変わります。
fig.00-102
1 [STUDIO]を押します。
現在選ばれているスタジオ設定が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「Studio」にします。
2
1
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 63
■部屋の大きさを変える5段階の中から部屋の大きさを選ぶことで、残響の質を変化させることができます。
fig.103a
1 [STUDIO]を押してから[F2(ROOM)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 [CURSOR]を押して「Room Size」のところにカーソルを合わせます。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定を変えます。
小さなサイズにすると、ほとんど響きは感じられませんが、ドラムが目の前で鳴っているような音作りになります。大きなサイズにすると響きが出てきます。好みに合わせて調節してみてください。
3
1
2
64
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 64
65
サウンドを仕上げる:[CONTROL ROOM]
■イコライザーで音を強調する選んだインストの音を、「もう少しきらびやかな音にしたい」「もう少し軽めの音にしたい」などの場合、イコライザーで調節できます。TD-10では2バンド(高域用、低域用)のイコライザーをインストごとに搭載していますので、インストどうしのバランスを整えるのにも使えます。例えば、「キックの音に対してスネアの音を軽くする」などの調節ができます。まず、インストを選んだときにオフにしたイコライザーをオンに戻してください。
fig.00-104
1 [KIT]を押してから[F3(FX SW)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 [F3]を押してイコライザーを「ON」にします。
2
1
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 65
ここでは、スネアの音を際立たせたい場合を考えてみましょう。fig.00-107
1 [CONTROL ROOM]を押してから[F3(EQ)]を押し、続けて[F4(HIGH)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 スネア用のパッドを叩きます。
スネアの設定画面が表示されます。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を変えます。ここでは「+5」に調節してみましょう。
3
1
66
ドラム・キットを作り変えてみる
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 66
67
■各インストの音量バランスを整えるイコライザーで高域を強調したことにより、スネアが明るめの音になりました。しかし、このままではスネアだけが目立ってしまいますから、音量を少し下げてバランスを整えます。
fig.00-110(パネル図+手順番号)
1 [GROUP FADERS]の[KICK][SNARE][HI-HAT][OTHERS]をすべて同じ音量に合わせます。
2 [CONTROL ROOM]を押してから[F1(MIXER)]を押し、続けて[F1(VOLUME)]を押します。
次のような画面が表示されます。
3 スネア用のパッドを叩きます。
スネアのスライダーが選ばれます。
4 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って音量を少し下げます。
音量を設定するときは、グループ・フェーダー([GROUP FADERS])は同じ音量にし、エディットで音量バランスを調節します。このようにしておくと、キットを呼び出すだけで、設定した音量バランスが再現できます。グループ・フェーダーは、一時的に音量を補正するときに使うとよいでしょう。(グループ・フェーダーの調節は、ミキサー画面の設定に影響を与えません。)
以上のような操作をして、TD-10の中だけで全般的な音作りができます。しかも、このひと通りの設定を一度行えば、次回からは簡単なボタン操作で呼び出すだけで、これらの設定を再現することができます。
4
1 2
メモ
ドラム・キットを作り変えてみる
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 67
ここでは、電子楽器ならではの便利な使いかたをいくつか紹介しています。
シーケンサーの伴奏に合わせて演奏するTD-10はバッキングやドラムを再生/録音できるシーケンサーを内蔵しています。このシーケンサーにはパターン演奏(プリセット・パターン)があらかじめ用意されています。バッキングを聴きながらドラム演奏の練習に活用できます。
■プリセット・パターンを再生するプリセット・パターンの1~36番は、[STOP]を押すまで数小節を繰り返し演奏します。ドラム演奏の練習に便利なパターンです。
fig.00-114
1 [PATTERN]を押します。
現在選ばれているパターンの番号が表示されます。
2 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってパターンを選びます。
3 [PLAY]を押します。
パターンの再生が始まります。[STOP]を押すと再生を停止し、もう一度押すと選ばれているパターンの先頭小節に戻ります。
2
1 3
68
便利な機能と使用例
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 68
69
■プリセット・パターンに合わせてパッドで演奏するプリセット・パターンを聴いて気に入った演奏や曲調のものを見つけたら、そのパターンに合わせて演奏してみましょう。クリックを鳴らし、ドラム、バッキング・パート、クリックの音量バランスを整えます。
fig.00-117
1 [GROUP FADERS]の[BACKING]と[CLICK]を他のスライダーより下げます。
2 [CLICK]を押します。
クリックが鳴り始めます。
3 「プリセット・パターンを再生する」(P.68)にしたがってパターンを再生します。
4 [GROUP FADERS]の[BACKING]と[CLICK]を上げていき、ドラム・キットとの音量バランスを整えます。
21,4
便利な機能と使用例
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 69
ドラム・キットを好みの順番で切り替える(ドラム・キット・チェイン)
ドラム・キットを呼び出す順序を設定しておくことができます。fig.00-120
1 [CHAIN]を押してから[F1(C EDIT)]を押します。
次のような画面が表示されます。
この画面では、キットを呼び出す順序のリストを作ります。
2 [CURSOR]を押して、画面右のドラム・キットの呼び出し順(ステップ)の「1」のところにカーソルを合わせます。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、1番目に呼び出すキットを選びます。
4 [CURSOR]を押して「2」のところにカーソルを合わせます。
3,5
7
2,41
70
便利な機能と使用例
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 70
71
5 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、2番目に呼び出すキットを選びます。
6 3番目以降も同じように設定します。
ステップの中で不要なキットを削除するときは、「CHAIN」画面で[CURSOR]を押してキットを選び、[F2(DELETE)]を押します。また、ステップとステップの間にキットを追加するには、[F1(INSERT)]を押します。
7 設定を終えたら、[EXIT]を押します。
「DRUM KIT CHAIN」画面に戻ります。
この画面で[INC/DEC]を押すと、設定した順にドラム・キットを呼び出すことができます。
ドラム・キット・チェイン機能をオフにするには、[CHAIN]を押してボタンのランプを消します。また、ドラム・キットを選ぶためのパッドやフット・スイッチを別に用意しておけば、演奏中でも簡単にドラム・キットを切り替えることができます。詳しくは、「進んだ使いかた」の「第9章 パッドやフット・スイッチによる応用操作」(P.119)をご覧ください。
メモ
メモ
便利な機能と使用例
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 71
フット・スイッチを使ってドラム・キットを切り替えるフット・スイッチFS-5U(別売)をFOOT SWITCH端子に接続すれば、ドラム・キットの切り替え、パターンの選択、パターンの再生/停止がペダル操作で行えるようになります(P.120)。
fig.00-123
フット・スイッチにどのような機能を持たせるかは、「FOOT SWITCH」画面の「Mode」で設定します(P.120)。
パッドを叩いてパターン演奏させるパッドは通常のドラム演奏以外に、パッドを叩くとパターンの演奏がスタートするという設定もできます。この機能を使うと、小節の頭でパターン演奏をスタートさせるパッドを叩き、そのままそのパターンに合わせて演奏するというような、電子ドラムならではの個性的な演奏ができます。
プリセット・ドラム・キットでこの機能が設定されたものがあります。詳しい設定方法については、P.119をご覧ください。
フット・スイッチ FS-5U
FS
-5U
FS
-5U
専用ケーブル PCS-31
メモ
メモ
72
便利な機能と使用例
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73
ヘッドホンを使ってクリック音を聴くライブ演奏などでクリック音を聴きながら演奏するような場合、クリック音はドラム演奏者にだけヘッドホンを通して聴こえるようにし、OUTPUT端子(MASTER)からは出力しないように設定します。
fig.00-124
1 [CLICK]を押してから[F2(INST)]を押します。
次のような画面が表示されます。
2 [CURSOR]を押して「Output」のところにカーソルを合わせます。
3 [INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「Phones Only」にします。
21
3
便利な機能と使用例
クイック・スタート
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 73
TD-10をMIDI音源モジュールとして使うTD-10は、MIDIキーボードやMIDIシーケンサーの音源モジュールとして使うこともできます。MIDI音源として使う場合は、パーカッション・グループ(P.126)を使うことにより、12個のパッドに割り当てたインストに加え、72種類のインストを同時に使えます。また、ドラム以外にもバッキング・パート用に3つのパートが使えるので、1台のTD-10で4パートのマルチ・パートの音源として使うことができます。詳しくは、「TD-10を音源モジュールとして使う」(P.125)をご覧ください。
74
便利な機能と使用例
TD-10_QS.j 03.3.5 21:25 ページ 74
75
進んだ使いかた
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章
第9章
第10章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 75
TD-10は、ドラムの音作りの過程のすべてを、実際のドラム・セットを基に仮想的に再現した、ドラマーのための音源モジュールです。
はじめて電子ドラムが開発された頃は、現在のように電子技術も進んでいなかったため、その音はアコースティック・ドラムと比較するにはほど遠いものでした。アコースティック・ドラムと比較してではなく、その独特の音を好んで使う人たちのほうが多かったでしょう。また、当時の電子ドラムのセットは大変高価で重量もあったので、手軽に使えるものではありませんでした。のちにサンプラーと呼ばれるデジタル・レコーディング技術を応用した電子楽器の登場により、アコースティック楽器のシミュレーションは格段の進歩をとげました。しかし、シンセサイザーを中心に発展したこの技術はリズム・マシンや電子ドラムにも同様に応用されましたが、操作方法や音作りの視点がシンセサイザーからの流れをくむものでした。多くのドラマーにとって、なじみのない専門用語や音の加工手段の知識が必要になり、以前とは違う意味で手軽さがなくなってしまいました。
V-Drums TD-10は、アコースティック・ドラム、エレクトロニック・ドラム、パーカッションといったあらゆる打楽器音を搭載し、その音質はもちろんのこと、演奏性、操作性のすべてにおいてドラマー専用の環境を提供します。600種類もの楽器の中から好みのものを選び、その音のエディット、トリガー設定、どこで演奏するのかという環境設定とマイク設定、最終的な出音を決めるミキサーやエフェクターの設定といった一連の過程を、1台のTD-10で作り上げることができます。TD-10には、このようにして作られたプリセット・ドラム・キットが50種類用意されていますので、基本セッティングが終わればすぐにでも、このバーチャル・サウンドを体感できます。つまり、精密にメインテナンスされたドラムス、スタジオ、そしてエフェクトやミキシング・コンソールが、この一台で実現されます。
V-Drumsシステムの基本構成についてV-Drumsのシステムは、大きく分けると以下の2つになります。
●実際に演奏を行うパッドやペダルなどのコントローラー部分●パッドやペダルによる演奏内容を実際に音にする音源モジュール部分
fig.01-02
TD-10はこの中の音源モジュールにあたります。パッドを叩いたときにパッドから出力される信号(トリガー信号)やMIDIの演奏情報を音源モジュール(TD-10)が受けてインスト(楽器音)を鳴らします。
※トリガー信号という言葉はこの取扱説明書の中で頻繁に出てきますので、この言葉の意味を理解した上で本書を読んでいただくと、以降の説明が理解しやすくなります(P.170)。
音源モジュール(TD-10) コントローラー
トリガー端子 インスト(楽器音)
パッド
OUTPUT端子 PHONES端子
76
第1章 V-Drums TD-10の概要
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 76
77
パッドの選びかたについてパッドごとの設定をする場合、次の2通りの方法があります。
■エディットする対象をパッドで選ぶパッドのヘッドを(またはヘッドとリムを同時に)叩きます。叩いたパッドの設定画面が表示されます。ヘッドを(またはヘッドとリムを同時に)叩いて音を確認しながら、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定を変えます。
■エディットする対象をTD-10で選ぶ[TRIG SELECT]の下にある「1」と書いてあるボタンか、「12」と書いてあるボタンを使って、トリガー番号を選びます。リム側の設定を変えたいときは、[RIM]を押してランプを点灯させます。[PREVIEW]で音を確認しながら、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定を変えます。
※ヘッド/リムで別々の設定ができるときは、次のような表示が現れます。詳しくはP.136をご覧ください。
fig.01-03
また、この取扱説明書ではヘッド/リムで別々の設定ができる機能の説明のところには、次のような記号を表記しています。
ヘッドの設定 リムの設定
第1章 V-Drums TD-10の概要
第1章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 77
キットを選ぶ[KIT]を押すとTD-10の基本画面になります。この画面で[INC/DEC]を押すとドラム・キットを選べます。また、フット・スイッチを使って選ぶこともできます(P.120)。fig.02-01
上の図の1の部分は、選ばれているキットがスティックによる演奏用の設定か、ブラシによる演奏用の設定かの表示です。設定方法については、「ブラシで演奏するための設定をする」(P.79)をご覧ください。2の部分は、キット全体のエフェクトのオン/オフを表示します。設定方法については、「キットごとのエフェクトのスイッチ」(P.79)をご覧ください。3の部分は、TD-10にカードを差し込んでいると表示されます。また、カードのプロテクト・スイッチをオンにしていると、鍵のマークが表示されます。
※演奏中に不意にデータを書き換えてしまうことのないように、設定等を終えたらこの画面にしておくとよいでしょう。
キットをリスト表示で選ぶKIT画面と同じくドラム・キットを選ぶための画面ですが、名前の一覧表を見ながら探すことができます。fig.02-02
操作手順1.[KIT]-[F1(LIST)]を押します。「DRUM KIT LIST」画面が表示されます。
2. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使ってキットを選びます。
ファンクション・ボタンの機能[F1(PAGE <)]: リストの前のページが表示されます。[F2(PAGE >)]: リストの次のページが表示されます。
キットに名前を付けるキットごとに8文字以内の名前を付けることができます。fig.03-01
操作手順1.[KIT]-[F2(FUNC)]-[F4(NAME)]を押します。「DRUM KIT NAME」画面が表示されます。
2.左右方向の[CURSOR]を押して、変えたい文字を選びます。
点滅しているところが変更できる文字です。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR](上下方向)のいずれかを使って文字を変えます。
画面下に表示されている文字の順に文字を選べます。
ファンクション・ボタンの機能この画面で[F1]~[F4]のボタンは文字入力のための便利な機能として使えます。[F1(INSERT)]: カーソルから右の文字列全体を右に移
動します。[F2(DELETE)]: カーソル位置にある文字を消して、カ
ーソルから右の文字列全体を左に移動します。
[F3(SPACE)]: カーソル位置に空白を入力します。[F4(CHAR)]: 大文字/小文字/記号の変換をします。
2
13
78
第2章 ドラム・キットごとの設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 78
79
ブラシで演奏するための設定をするキットごとに、スティックで演奏するかブラシで演奏するかを設定します。トリガー設定をブラシ用にするとパッドの感度が高くなります。各キットはすべてスティック用とブラシ用の設定をもっており、この設定でブラシ用の設定を選べます。fig.03-02
操作手順1.[KIT]-[F2(FUNC)]-[F3(SELECT)]を押します。「SELECT」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「Brushes」を選びます。
ブラシ演奏用の設定になります。
※ブラシ用のプリセット・ドラム・キットでは、すでにブラシ演奏用に設定されています。ここでの設定は、「スティックでの演奏用に作成されているキットをブラシ用に作成しなおす」というような場合に必要となります。通常はブラシ用のキットを修正して、新たなブラシ用キットを作成する方が簡単で確実です。
※ここで設定した内容は、ドラム・キット名の画面(「DRUM KIT」)でも確認できます。
※ブラシでこする演奏をするには、上記の設定に加えて以下の条件が必要です。
トリガー端子2番を使っていること。パッドにPD-120またはPD-100を使っていること。インスト113番「Brush1 S」、114番「Brush2 S」、115番「BrushTmbS」のいずれかを使っていること。
キットごとのエフェクトのスイッチキットごとに、アンビエンス、コンプレッサー、イコライザー、エフェクトのオン/オフを切り替えます。これらを一括してオン/オフして、音を聴き比べたいときに便利です。
操作手順1.[KIT]-[F3(FX SW)]を押します。「EFFECTS SWITCH」画面が表示されます。
2.[F1]~[F4]の各ファンクション・ボタンを押すたびに、それぞれのエフェクトのオン/オフが切り替わります。
ファンクション・ボタンの機能[F1(AMBNCE)]: アンビエンスのオン/オフ・スイッ
チ[F2(COMP)]: コンプレッサーのオン/オフ・スイ
ッチ[F3(EQ)]: イコライザーのオン/オフ・スイッ
チ[F4(EFFECT)]: エフェクトのオン/オフ・スイッチ
※ここで設定した内容は、ドラム・キット名の画面(「DRUM KIT」)でも確認できます。fig.03-02a
オン オフ
第2章 ドラム・キットごとの設定
第2章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 79
スネア・ドラム、キック・ドラムといったそれぞれのインスト(楽器)についてエディットします。従来の電子ドラムとは異なり、アコースティック・ドラムやエレクトロニック・ドラムなど、それぞれ専用のパラメーターを使ってエディットするので、作りたい音を直感的に実現できます。
インストを選ぶTD-10では、ドラム・キットを構成するスネア・ドラムやキック・ドラムといった、ひとつひとつの楽器のことをインスト(INST)と呼びます。アコースティック・ドラムと同じように、まず楽器を選ぶことが音作りの基本になります。fig.04-01
操作手順(例)スネアを変えたい場合
1.[INST]を押します。「INST」画面が表示されます。
2.スネア用のパッドを叩きます。「Inst」のところに、スネアのパッドで使用しているインストの名前が表示されます。また、「Group」のところには、現在選んでいるインストの種類を表示しています。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってインストを選びます。
※特定のトリガーでは選べないインストや、選べてもV-EDITができない場合があります(P.136)。
インストをリスト表示で選ぶ「INST」画面と同じくインストを選ぶための画面ですが、名前の一覧表を見ながら探すことができます。fig.04-02
操作手順1.[INST]-[F1(LIST)]を押します。「INST LIST」画面が表示されます。
2.インストを変えたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。カーソルのあるところが、現在選ばれているインストの名前です。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使ってインストを選びます。
4.インストを選び終わったら、[EXIT]を押します。「INST」画面に戻ります。
ファンクション・ボタンの機能[F1(PAGE <)]: リストの前のページが表示されます。[F2(PAGE >)]: リストの次のページが表示されます。
ファンクション・ボタンの組み合わせで、高速にリストを移動できます。高速に減少 [F1( PAGE <)]を押したまま[F2
(PAGE >)]を押す。高速に増加 [F2( PAGE >)]を押したまま[F1
(PAGE <)]を押す。
※特定のトリガーでは選べないインストは、下の図のように横線が表示されます。
fig.04-03選択できないインスト
80
第3章 インストの設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 80
81
アコースティック・ドラム・キットのエディット(V-EDIT)
●V-EDITとEDITアコースティック・ドラムのスネア、キック、タムのエディット方法は、インストの種類や使用するTRIGGER INPUT端子によって異なります。
1. TD-10のエディット能力のすべてを活かすことのできるV-EDIT
2. Pitch、Decayの2つのパラメーターだけをエディットできるEDIT
●V-EDITができる条件トリガー入力1番~6番で、インスト・グループが「V-KICK」「V-SNARE」「V-TOM」のインストを使うとき、V-EDITの設定画面が表示されます(設定画面に「V EDIT」のマークが表示されます)。その他のインスト・グループのインストを割り当てているときは、ピッチとディケイだけのエディットになります。また、インスト・グループが「V」のインストでも、トリガー入力7番~12番ではピッチとディケイだけのエディットになりますインストの割り当てについて詳しくは、P.136をご覧ください。また、V-EDITはトリガー入力ごとに使えるパラメーターが異なります。エディットできるパラメーターは次の通りです。
トリガー 胴の材質 胴の深さ ヘッドの種類 チューニング マフリング スナッピー1(KICK) - ○ ○ ○ ○ -2(SNARE) ○ ○ ○ ○ ○ ○3~6(TOM) - ○ ○ ○ ○ -
○:設定できます -:設定できません
■胴の材質を選ぶスネア・ドラムの胴の部分の材質による音色変化が得られます。ウッド、スチール、ブラスの3種類から選べます。
fig.04-04
エディットできるインストスネアだけ
操作手順1.[INST]-[F2(EDIT)]-[F1(SHELL)]を押します。「INST EDIT」画面が表示されます。
2.スネア用のパッドを叩きます。スネアの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Material」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターMaterial:Wood、Steel、Brass
Wood:木製の胴になります。最も丸みのある音になります。Steel: スチール製の胴になります。金属的な響きのある音になります。Brass:ブラス製の胴になります。ブラス独特の響きが得られます。
第3章 インストの設定
第3章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 81
■胴の深さを変えるドラムの胴の深さによる音色変化が得られます。スネアであれば、1インチから20インチまでの間で、39段階に変化させることができます。一般に胴を深くしていくと低域の厚みや、音の太さが増します。fig.04-05
エディットできるインストキック、スネア、タム
操作手順1.[INST]-[F2(EDIT)]-[F1(SHELL)]を押します。「INST EDIT」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Shell Depth」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターShell Depth: Normal、Deep(キック)
1"~20"(39段階)(スネア)Normal、Deep(タム)
■ヘッドの材質を選ぶドラム・ヘッドの材質によるアタック音と音色変化が得られます。クリア、コーテッド、ピンストライプの3種類から選べます。fig.04-06
エディットできるインストキック、スネア、タム
操作手順1.[INST]-[F2(EDIT)]-[HEAD(F2)]を押します。「INST EDIT」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Head Type」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターHead Type: Clear、Coated、PinStripe
Clear: 透明な1枚のヘッド材です。Coated: ヘッド面をコート処理したヘッド材です。も
っとも標準的な音が得られます。PinStripe: 2枚重ねのヘッドです。低域の厚みに特長が
あります。
※ PinStripeは、Remo Inc. U.S.Aの登録商標です。
■ヘッドをチューニングするドラム・ヘッドをチューニングします。従来のドラム音源とは異なり、自然なチューニング変化が得られます。fig.04-07
エディットできるインストキック、スネア、タム
操作手順1.[INST]-[F2(EDIT)]-[F2(HEAD)]を押します。「INST EDIT」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Head Tuning」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターHead Tuning:-480~+480(-4~+4オクターブ)
※インストによっては、ある程度値を上げる(下げる)と変化しなくなるものがあります。
82
第3章 インストの設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 82
83
■マフリング(ミュート)を設定するテープを貼るなどして振動を抑えて、倍音成分の調節をします。fig.04-08
エディットできるインストスネア、キック、タム
操作手順1.[INST]-[F2(EDIT)]-[F3(MUFFLE)]を押します。
「INST EDIT」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Muffling」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターMuffling: OFF、Tape 1、Tape 2、Blanket、Weight(キ
ック)OFF、 Tape 1、 Tape 2、 Doughnuts 1、Doughnuts 2(スネア)OFF、Tape 1、Tape 2、Felt 1、Felt 2、(タム)
OFF: マフリングのない状態です。Tape 1: 1枚のテープを使ったマフリングです。Tape 2: 2枚のテープを使ったマフリングです。Blanket: キック・ドラムの中に毛布を入れたマフ
リングです。Weight: キック・ドラムの中に毛布を入れ、その
上におもりをのせたものです。Doughnuts 1: 輪の形をしたマフリング材です。リン
グ・ミュートと呼ばれるものです。Doughnuts 2: Doughnuts 1より効果が強くなります。Felt 1: フェルトのマフリングです。Felt 2: Felt 1より効果が強くなります。
■スナッピーの張りを調節するスネア・ドラムの裏側に張ってあるスナッピー(響き線)と、裏ヘッドとの密着する度合を変化させて音質を調節します。一般に張りを強くするとスナッピーの鳴りが小さくなり、スネア・ドラム全体が鳴っている時間も短くなります。スナッピーを張っていない状態(Of f)、ゆるめ(Loose)、普通(Medium)、強め(Tight)の3種類の中から選べます。fig.04-09
エディットできるインストスネアだけ
操作手順1.[INST]-[F2(EDIT)]-[F3(MUFFLE)]を押します。
「INST EDIT」画面が表示されます。
2.スネア用のパッドを叩きます。スネアの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Strainer Adj.」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターStrainer Adj.:OFF、Loose、Medium、Tight
OFF:スナッピーを張っていないときの音になります。Loose、Medium、Tight:順にスナッピーの張りが強くなります。
第3章 インストの設定
第3章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 83
エレクトロニック・ドラム・キットのエディット(V-EDIT)エレクトロニック・ドラムの音は「トーン」と「ノイズ」で音が構成されています。エレクトロニック・ドラムのインストは、専用のトリガー入力にだけ割り当てできます。インストの割り当てについて詳しくは、P.136をご覧ください。
※エレクトロニック・ドラムでは、ヘッドのインストを選ぶと、リムにも同じインストが割り当てられます。また、リムを別のインストに変えることはできません。
fig.04-10
各トリガー入力で使えるインストインスト・グループが「ELEC」のインストは、トリガー入力1番~6番でだけ使えます。「キック用の端子にはキックのインスト」といったように、専用のトリガー端子でだけインストを使えます。
操作手順1.[INST]を押します。「INST」画面が表示されます。
2. TRIGGER INPUT端子1~6番に接続したパッドを叩きます。
叩いたパッドの設定画面になります。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、インスト・グループが「ELEC」のインストを選びます。
4.[F2(EDIT)]を押します。選んだインストの設定画面が表示されます。
5.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
※各パラメーターは、[F1]~[F4]のボタンで選ぶこともできます。
[F1]:Atk[F2]:ボタンを押すたびに、ToneとNoiが選ばれます。[F3]:ボタンを押すたびに、DcyとBalが選ばれます。[F4]:Bend
6.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターインスト・グループが「ELECTRONIC」のインストでは、以下のパラメーターが使えます。Atk(Attack Level):0~127アタック(音の鳴り始めの部分)の音量を調節します。
Tone(Tone Pitch):0~127「トーン」のピッチを調節します。
Noi(Noise Pitch):0~127「ノイズ」のピッチを調節します。
Dcy(Decay):0~127音の減衰時間を調節します。
Bal(Noise Tone Balance):0~127「ノイズ」と「トーン」の音量バランスを調節します。
Bend(Pitch Bend):0~127発音しながらピッチを変化させるときの変化幅を調節します。鳴り始めのピッチを調節します。fig.00-074
時間
Bend
0
127
ピッチ変化量
84
第3章 インストの設定
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85
TR-808/909キットのエディット(V-EDIT)ローランドのリズム・コンポーザー「TR-808」「TR-909」を再現します。インストは、それぞれのトリガー入力に指定されたものだけを選べます。インストの割り当てについて詳しくは、P.136をご覧ください。
※ TR-808/909は、ヘッドのインストを選ぶと、リムにも同じインストが割り当てられます。また、リムを別のインストに変えることはできません。
fig.04-12
各トリガー入力で使えるインストとパラメーターインスト・グループが「TR-808」「TR-909」のインストは、トリガー入力1番~6番でだけ使えます。「キック用の端子にはキックのインスト」といったように、専用のトリガー端子でだけインストを使えます。エディットできるパラメーターは以下の通りです。
※各パラメーターは、[F2]~[F4]のボタンで選ぶことができます。
TR-808トリガー [F2] [F3] [F4]1(KICK) Tune Decay Tone2(SNARE) Tune Snappy Tone3~6(TOM1~4) Tune Decay -
TR-909トリガー [F2] [F3] [F4]1(KICK) Tune Decay Attack2(SNARE) Tune Snappy Tone3~6(TOM1~4) Tune Decay -
操作手順1.[INST]を押します。「INST」画面が表示されます。
2. TRIGGER INPUT端子1~6番に接続したパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、TR-808/909のインストを選びます。
4.[F2(EDIT)]を押します。選んだインストの設定画面が表示されます。
5.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
6.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターAttack(Attack Level):0~127アタック(音の鳴り始めの部分)の音量を調節します。Tone(Tone Pitch):0~127TR-808/909でドラムの音の明暗をシミュレートしていたパラメーターです。Snappy:0~127TR-808/909で、スナッピーの張り具合をシミュレートしていたパラメーターです。Decay(Decay Time):0~127音の減衰時間を調節します。Tune:0~127TR-808/909でドラムの皮の張り具合をシミュレートしていたパラメーターです。音の高さと太さが変わります。
第3章 インストの設定
第3章
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ハイハット、シンバル、パーカッションのエディット7~12番のトリガー入力に割り当てられたインストは、ピッチとディケイだけがエディットできます。また1~6番のトリガー入力についても、V-EDITのできないインストが割り当てられているときは、ピッチとディケイだけのエディットになります。fig.04-14
操作手順1.[INST]を押します。「INST」画面が表示されます。
2. TRIGGER INPUT端子7~12番に接続したパッドを叩きます。
叩いたパッドの設定画面になります。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、ハイハット、シンバル、パーカッションのインストを選びます。
4.[F2(EDIT)]を押します。選んだインストの設定画面が表示されます。
5.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
6.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターPitch:-480~+480音の高さを調節します。
Decay:-31~+31音の減衰時間を調節します。
※インストによっては、ある一定以上値を上げてもDecayの変化が現れないものがあります。
86
第3章 インストの設定
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ドラムを演奏している部屋の大きさや鳴りを設定することができます。設定するのは、部屋の大きさ、壁の材質、マイクの位置といった内容ですので、目的とする音を簡単に得られます。まず、簡単に効果を確かめるには、次の「ドラム・キットごとの設定」の「スタジオを選ぶ」でタイプを変えてみるとよいでしょう。
ドラム・キットごとの設定
■スタジオを選ぶTD-10に内蔵されている10タイプのアンビエンスの中から選びます。細かい設定をする前に、ここでは基本的な環境を設定しておきます。fig.00-102a
操作手順1.[STUDIO]を押します。「STUDIO」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターStudio Select:Beach、Living Room、Bath Room、Studio、
Garage、Locker Room、Theater、Cave、Gymnasium、Dome Stadium
■部屋の大きさを変えるドラムを鳴らす部屋の大きさを5段階で調節できます。fig.05-02
操作手順1.[STUDIO]-[F2(ROOM)]を押します。「ROOM」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Room Size」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターRoom Size:Tiny、Small、Medium、Large、Huge
■壁の材質を変えるドラムを鳴らす部屋の壁の材質を木(Wood)、せっこう板(Plaster)、ガラス(Glass)から選べます。fig.05-03
操作手順1.[STUDIO]-[F2(ROOM)]を押します。「ROOM」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Wall Type」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターWall Type:Wood、Plaster、Glass
Wood: 木の壁の音になります。暖かみのある音になります。
Plaster: 石膏板の壁の音が得られます。標準的な音になります。
Glass: ガラス張りの壁の音が得られます。最も派手なアンビエンスが得られます。
■アンビエンス・マイクの位置を設定する
アンビエンス・マイクとは、楽器から少し離れたところに置いて部屋の残響を取り込むためのマイクです。このマイクの高さを変えることにより残響音の音質を調節します。fig.05-04
操作手順1.[STUDIO]-[F3(AMBMIC)]を押します。「AMBIENCE MIC」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
第4章 スタジオの設定
第4章
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パラメーターAmbience Mic Position:Low、High
Low: アンビエンス・マイクを床に近づける「フロア・マイク」と呼ばれる設定です。低域の成分をよく集音するので、暖かい音になります。
High: アンビエンス・マイクを天井に近づける「オーバーヘッド・マイク」と呼ばれる設定です。高域の成分をよく集音するので、派手な音になります。
■アンビエンスの量と出力先を設定するfig.05-05
操作手順1.[STUDIO]-[F4(AMBNCE)]-[F3(AMBLVL)]を押します。
「AMBIENCE」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したい出力先(「MASTER」「DIR1」「DIR2」「DIR3」)のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
特定の端子から出力したいときは、その端子の値だけを上げて他の端子の値は「0」にしておきます。
パラメーターAmbience Output Level:0~127
MASTER: MASTER端子から出力するアンビエンスの量を調節します。
DIR1: DIRECT 1端子から出力するアンビエンスの量を調節します。
DIR2: DIRECT 2端子から出力するアンビエンスの量を調節します。
DIR3: DIRECT 3端子から出力するアンビエンスの量を調節します。
※アンビエンスをミキシング・コンソールで使うエフェクトとして見ると、このパラメーターはリターン・レベル(エフェクトからミキサーへ送る量)にあたります。
インストごとの設定基本操作について各画面で、設定したいパッドを叩くとそのパッドの設定画面が表示されます。TD-10本体で選ぶ場合は、[TRIGSELECT]を押して選びます。
■アンビエンスの量を調節する
fig.05-06
操作手順1.[STUDIO]-[F4(AMBNCE)]-[F1(AMBSND)]を押します。
「AMBIENCE」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドのスライダーへカーソルが移動します。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使って設定します。
パラメーターAmbience Send Level:0-127
※アンビエンスをミキシング・コンソールで使うエフェクトとして見ると、このパラメーターはセンド・レベル(ミキサーからエフェクトへ送る量)にあたります。
■マイクの種類と位置を設定する楽器のすぐ近くに設置して、楽器の直接音を集音するマイクの設定をします。どのようなマイクを使うか、どのようにマイクを向けるか、楽器との位置関係はどのくらいかを調節します。fig.05-07
※ エレクトロニック・ドラムとTR-808/909のキットでは、このパラメーターは使用できません。
マイクの設定ができるトリガー入力は以下の通りです。
トリガー番号 マイクの種類 マイクの位置1、2(KICK、SNARE) ○ ○3~6(TOM1~4) - ○7~12 - -
○:設定できます -:設定できません
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第4章 スタジオの設定
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89
●マイクの種類を選ぶ操作手順1.[STUDIO]-[F1(MIC)]を押します。「MIC」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Mic Type」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターMic Type: Condenser、Dynamic 1、Dynamic 2(キック)
Condenser、Dynamic、Lo-Fi(スネア)
(キック)Condenser: コンデンサー・マイクの音が得られます。Dynamic 1: 標準的なダイナミック・マイクの音が得ら
れます。Dynamic 2: 中高域がやや強調されたダイナミック・マ
イクの音が得られます。
(スネア)Condenser: コンデンサー・マイクの音が得られます。Dynamic: ダイナミック・マイクの音が得られます。Lo-Fi: 特性がやや劣化したマイクの音が得られま
す。
●マイクの位置を決める操作手順1.[STUDIO]-[F1(MIC)]を押します。「MIC」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して「Mic Position」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターMic Position:Outside、Standard、Inside
Outside: ドラムから少し離れた位置の設定です。アタック音が強くなります。
Standard: 標準的なマイクの位置で、最もくせのない音質が得られます。
Inside: ドラム寄りに近づけた設定です。アタックより胴の鳴りが少し強くなります。
グループでの設定ドラム・キット、パーカッション・グループ、バッキング・パートといった、大きな単位での設定ができます。
※パーカッション・グループはTD-10をMIDI音源モジュールとして使うときにだけ使用する音色マップです。詳しくは、「パーカッション・グループの使いかた」(P.126)をご覧ください。(パーカッション・グループはMIDI専用ですが、パーカッション用インストの1つ1つは、パッドに割り当てて鳴らすことができます。)
■アンビエンスの量をグループで調節する
アンビエンスの量を、ドラム・キット、パーカッション・グループ(P.126)、バッキング・パートのグループのバランスとして調節できます。また、ドラム・キットやパーカッション・グループは、全体的なアンビエンスの量を上げるのに便利です(インストひとつひとつを設定する必要がありません)。
操作手順1.[STUDIO]-[F4(AMBNCE)]-[F2(GRPSND)]を押します。
「AMBIENCE」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいグループ(「DRUMS」「PERC」「PART」)のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターAmbience Group Send:0~127
DRUMS: ドラム・キット全体のアンビエンスの量を調節します。
PERC: パーカッション・グループ全体のアンビエンスの量を調節します。
PART: ドラム以外のシーケンサーのパート(パート1、パート2、ベース・パート)のアンビエンスの量を調節します。
第4章 スタジオの設定
第4章
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スタジオで集音したあと、最終的なサウンドとして完成させるバーチャル・ミキシング・コンソールです。TD-10では、12チャンネルのミキシング・コンソール、10台のコンプレッサー、1台のエフェクトを用意していますので、本格的なCDクオリティーのサウンドに作り上げることができます。
画面上の略記についてTRIGGER INPUT端子K = キックSn = スネアT1 = タム1T2 = タム2T3 = タム3T4 = タム4HH = ハイハットC1 = クラッシュ1C2 = クラッシュ2Rd = ライド・シンバルA1 = AUX1A2 = AUX2
インストごとの設定基本操作について各画面で、設定したいパッドを叩くとそのパッドの設定画面が表示されます。TD-10本体で選ぶ場合は、[TRIGSELECT]を押して選びます。
■音量を調節する各パッドの音量を設定します。fig.06-01
操作手順1.[ CONTROL ROOM] -[ F1( MIXER)] -[ F1(VOLUME)]を押します。
「VOLUME」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドのスライダーへカーソルが移動します。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使って設定します。
パラメーターVolume:0~127
■パン(音の定位)を調節する各パッドの定位を設定します。fig.06-02
操作手順1.[CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F2(PAN)]を押します。
「PAN」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドのスライダーへカーソルが移動します。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使って設定します。
スライダーを上に動かす([INC]を押す)と右に定位し、下に動かす([DEC]を押す)と左に定位します。
パラメーターPan:L15~Center~R15
■エフェクトのかかり具合を調節する
各パッドのエフェクトのセンド・レベルを設定します。fig.06-03
操作手順1.[CONTROL ROOM] -[ F4( EFFECT)] -[ F1(FXSEND)]を押します。
「EFFECT」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドのスライダーへカーソルが移動します。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使って設定します。
パラメーターSend Level:0~127
90
第5章 コントロール・ルームの設定
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91
■出力端子を選ぶ各パッドの音の出力先を設定します。設定画面上で、縦線は各TRIGGER INPUT端子を、横線は各OUTPUT端子を表しています。黒丸のあるところがTRIGGER INPUT端子とOUTPUT端子の組み合わせを表します。この黒丸を画面上で動かして設定します。fig.06-04
操作手順1.[ CONTROL ROOM] -[ F1( MIXER)] -[ F3(OUTPUT)]を押します。
「OUTPUT」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの縦線(TRIGGER INPUT端子)へカーソルが移動します。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使って設定します。
画面上の略記についてOUTPUT端子M = MASTER1 = DIRECT 12 = DIRECT 23 = DIRECT 3
※ DIRECT 1、DIRECT 2、DIRECT 3の各端子の音量は、パネル右上のマスター・ボリューム([MASTER])では調節できません。
応用操作DIRECT端子をモノラル出力で使う場合は、最大6つのモノラル・アウトプット端子として使えます。例えば、DIRECT 1端子をモノラルで使いたいときは、出力端子の設定を「1」にし、パン(音の定位)の調節(P.90)を「R15」または「L15」(右または左いっぱいに定位)に設定します。MASTER端子もこのように使えば、8つの独立出力として使うことができます。
アウトプット・セパレーション:76dB以上(MASTER L → DIRECT L、MASTER R → DIRECT R):45dB以上
(DIRECT L → 別DIRECT L、DIRECT R → 別DIRECT R):45dB以上
■音量変化を調節する(コンプレッサー)トリガー端子1番から10番までのそれぞれのコンプレッサーを調節します。大きな音量を抑えて聴きやすい音に仕上げたり、マスター・テープなどへの録音時の過大入力レベルの防止にも使えます。また、音量変化を抑えることにより、音色が変わりますので、これを利用して音圧感のある音質を得るのにも使えます。fig.06-05
操作手順1.[CONTROL ROOM]-[F2(COMP)]を押します。「COMPRESSOR/LIMITER」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
この画面で[F1]は、押すたびにコンプレッサーのオン/オフのスイッチを切り替えます。また、[F2][F3][F4]を押すと、それぞれカーソルの位置を「ATTACK」「RELEAS」「OUTPUT」へ直接切り替えることができます。
パラメーターATTACK(Attack time):0.05~50msecアタック(音の鳴り始めの部分)の音量を調節します。
RELEAS(Release time):0.05-2000msec元の音量への復帰時間を設定します。
OUTPUT(Output Level):-60~+12dBコンプレッサーにより加工された音の音量を調節します。通常は、コンプレッサーをオフにしたときとほぼ同じ音量になるように調節します。
Threshold:-∞、-99~0ここで設定した音量を越えると、コンプレッサーは音量を抑える働きを始めます。
Ratio(Compression Ratio):1:1~90:1、∞:1コンプレッサーが働くときの音量の圧縮の強さを設定します。原音の音量に対しての比率で表します。
第5章 コントロール・ルームの設定
第5章
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■音色を調節する(イコライザー)トリガー入力1番~10番の各パッドに割り当てられたインストの高域、低域音のバランスを調節します。fig.06-06
操作手順1.[CONTROL ROOM]-[F3(EQ)]を押します。「EQ」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
この画面で[F1]は、押すたびにイコライザーのオン/オフのスイッチを切り替えます。また、[F3][F4]を押すと、それぞれカーソルの位置を低域(LOW)、高域(HIGH)へ直接切り替えることができます。
パラメーターTYPE:Peak、L shelv、H shelv
Peak: 特定の周波数範囲を増幅します。L shelv: 設定した周波数より低いところ全般を増幅しま
す。H shelv: 設定した周波数より高いところ全般を増幅しま
す。
Q:0.5、1.0~20(1.0刻み)周波数の変化幅を調節します。例えば、「Q」の値が小さいときは、低域の「GAIN」を上げても高域にかなり近い部分まで影響を与えます。
FREQ(Frequency):20~20kHz音量を変化させるポイントを移動できます。例えば、現在変化しているところよりも高域よりのところを増幅したいときは、この値を上げていきます。
GAIN:-15~0~+15dB増幅する音量を決めます。マイナス(-)側に動かすと減少します。
GAIN
Frequence
FREQ
HShelvLShelvPeak
Q
0
0
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第5章 コントロール・ルームの設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 92
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ドラム・キットごとの設定
■エフェクトのかかる強さを調節する(エフェクト・リターン・レベル)ドラム・キット、パーカッション・グループ、バッキング・パートのすべてのエフェクトのかかり具合を調節します。
操作手順1.[CONTROL ROOM] -[ F4( EFFECT)] -[ F2(SNDRTN)]を押します。
「EFFECT GROUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Return Level」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターReturn Level:0~127
■エフェクトのタイプを選ぶエフェクト・タイプは30種類用意されていますので、タイプを選ぶだけでもいろいろな音作りが楽しめます。さらに細かい設定を行うには「各エフェクトを細かく設定する」(P.94)をご覧ください。fig.06-08
操作手順1.[CONTROL ROOM] -[ F4( EFFECT)] -[ F3(FXTYPE)]を押します。
「EFFECT TYPE」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、エフェクト名が表示されているところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
Hall Reverb 1, 2, 3(ホール・リバーブ)Room Reverb 1, 2, 3(ルーム・リバーブ)Plate Reverb 1, 2, 3(プレート・リバーブ)残響効果のエフェクトです。アンビエンスは自然な部屋の鳴りをマイクで集音するのに対し、リバーブはより強い効果を演出できます。Hall ReverbとRoom Reverbは標準的な残響効果が得られます。Plate Reverbは鉄板を使ったリバーブ装置をシミュレートしています。
Gate Reverb 1, 2, 3(ゲート・リバーブ)Non Linear1, 2(ノン・リニア)残響の鳴りを途中で強制的に中断し、特殊な効果が得られます。Gate ReverbとNon Linearでは、時間の経過による音の変化が異なります。fig.06-09
Delay 1, 2(ディレイ)やまびこのような効果が得られます。左右のディレイに時間差を付けると、ディレイ音の左右の広がりが得られます。
Beat Delay 1, 2(ビート・ディレイ)シーケンサーのテンポに同期したディレイが得られます。「Delay 1, 2」との違いは、ディレイ・タイムを音符単位で指定できる点です。例えば、「16」(16分音符)に設定すると、シーケンサーのテンポを変えても常に、ディレイ・タイムが16分音符分の長さのディレイになります。
Chorus → Delay 1, 2(コーラス→ディレイ)コーラスがかかった音に、ディレイがかかります。コーラス: なめらかさや広がりのある音が得られるエ
フェクトディレイ: やまびこのような効果
Flanger → Delay 1, 2(フランジャー→ディレイ)フランジャーがかかった音に、ディレイがかかります。フランジャー: ジェット機の上昇/下降音のような音
を原音に付加したようなエフェクトディレイ: やまびこのような効果
Phaser → Delay 1, 2(フェイザー→ディレイ)フェイザーがかかった音に、ディレイがかかります。フェイザー:うねるような音が得られるエフェクトディレイ: やまびこのような効果
Pitch Shift Delay 1, 2(ピッチ・シフト・ディレイ)ピッチ変化の付いたディレイです。
3D-Delay 1, 2, Flying 3D-Delay 1, 2(3D-ディレイ、フライング3D-ディレイ)3D-ディレイはディレイ音に広がり感がつきます。フライング3D-ディレイはディレイ音が前後左右に回転するような効果が得られます。
※ 3D-ディレイ、フライング3D-ディレイの効果を得るには、ステレオ・スピーカーをお使いください。スピーカーの設置位置については、P.95をご覧ください。
Gate Non Linear
時間
レベル
第5章 コントロール・ルームの設定
第5章
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■各エフェクトを細かく設定する各エフェクト・タイプについて、それぞれのパラメーターを設定します。ドラム・キットの基本的な音作りにはアンビエンスを使い、特定のインストにだけリバーブによる派手な残響を加えるといった使い分けで、幅広い音作りができます。インストごとのかかり具合の設定については、P.90をご覧ください。fig.06-10
操作手順1.[CONTROL ROOM] -[ F4( EFFECT)] -[ F3(FXTYPE)]を押します。
「EFFECT TYPE」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
Hall Reverb 1, 2, 3 / Room Reverb 1, 2, 3 / PlateReverb 1, 2, 3のパラメーターReverb Time:0.1~25(sec)残響音の長さを調節します。
Pre Delay:0~200(ms)リバーブが鳴り始めるまでの時間を調節します。微妙な時間調節ですので時間が伸びた感じより、リバーブの厚みや質が変化したように聴こえます。
High Cut Freq:500~20k(Hz)リバーブの音質を明るめ/暗めに調節します。周波数を下げるほど高域がカットされ、暗めの音になります。
Spread:0~15残響の左右の広がりを調節します。数値が大きくなるほど広がりが感じられます。
Gate Reverb 1, 2, 3 / Non Linear 1, 2のパラメーターGate Time:10~400(ms)リバーブの続く時間を調節します。
Pre Delay:0~200(ms)リバーブが鳴り始めるまでの時間を調節します。微妙な時間調節ですので時間が伸びた感じより、リバーブの厚みや質が変化したように聴こえます。
High Cut Freq:500~20k(Hz)リバーブの音質を明るめ/暗めに調節します。周波数を下げるほど高域がカットされ、暗めの音になります。
Density:0~127リバーブの音の厚みを調節します。数値が大きくなるほど厚みが出ます。
Delay 1, 2のパラメーターDelay Time:0~1200(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Shift:L1200~0~R1200(ms)左右のディレイ音の時間差を設定します。例えば、Delay Timeを400msに設定し、ShiftをL100msに設定すると、右チャンネルのディレイ音は400msのままで鳴り、左チャンネルは400+100=500msで鳴ります。ただし、Delay TimeとShiftの合計時間が1200ms以上になるような設定はできません。
Feedback Level:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
High Damp Freq:500~20k(Hz)ディレイの音質を明るめ/暗めに調節します。周波数を下げるほど高域がカットされ、暗めの音になります。
Beat Delay 1, 2のパラメーターDelay Time:16, 8T, 16F, 8, 4T, 8F, 4, 2T, 4F, 2ディレイ効果を繰り返す時間を音符の長さで設定します。Delay Timeの値の意味16: 16分音符8T: 8分3連符16F: 付点16分音符8: 8分音符4T: 4分3連符8F: 付点8分音符4: 4分音符2T: 2分3連符4F: 付点4分音符2: 2分音符
Shift: L2, L4F, L2T, L4, L8F, L4T, L8, L16F, L8T, L16, 0,R16, R8T, R16F, R8, R4T, R8F, R4, R2T, R4F, R2
Delay Timeに対して、右または左チャンネルのディレイが鳴るのを遅らせます。例えば、Delay Timeを「16(16分音符)」に設定し、Shiftを「L16(左が16分音符分遅れる)」に設定すると、右チャンネルのディレイ音は16分音符のタイミングのままで鳴り、左チャンネルはそれより16分音符分遅れて鳴ります。ただし、Delay TimeとShiftの合計時間が1200ms以上になるような設定はできません。
Feedback Level:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
High Damp Freq:500~20k(Hz)ディレイの音質を明るめ/暗めに調節します。周波数を下げるほど高域がカットされ、暗めの音になります。
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第5章 コントロール・ルームの設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 94
95
Chorus → Delay 1, 2のパラメーターRate:0.1~10.0(Hz)コーラス効果のゆれる周期を調節します。数値が大きくなるほど周期が早くなります。
Depth:0~127コーラス効果のゆれの強さを調節します。数値が大きくなるほどゆれが強くなります。
Delay Time:0~500(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Delay Feedback:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
※コーラス効果だけを使いたい場合は、Delay TimeとDelay Feedbackを0に設定します。
Flanger → Delay 1, 2のパラメーターRate:0.1~10.0(Hz)フランジャー効果の音のうねる周期を調節します。数値が大きくなるほど周期が早くなります。
Depth:0~127フランジャー効果の強さを調節します。数値が大きくなるほど効果が強くなります。
Delay Time:0~500(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Delay Feedback:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
※フランジャー効果だけを使いたい場合は、Delay TimeとDelay Feedbackを0に設定します。
Phaser → Delay 1, 2のパラメーターRate:0.1~10.0(Hz)フェイザー効果のうねる周期を調節します。数値が大きくなるほど周期が早くなります。
Depth:0~127フェイザー効果のうねりの強さを調節します。数値が大きくなるほどうねりが強くなります。
Delay Time:0~500(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Delay Feedback:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
※フェイザー効果だけを使いたい場合は、Delay TimeとDelay Feedbackを0に設定します。
Pitch Shift Delay 1, 2のパラメーターPitch Shift:-12~0~+12(semitones)ピッチ(音の高さ)の変化量を設定します。+1で半音階分、+12で1オクターブ分ピッチが上がります。
Delay Time:0~500(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Feedback Level:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。2回以上に設定するとピッチ変化が付いた音に、さらに変化を付けるので、繰り返すたびにPitch Shiftで設定した分のピッチが上がって(下がって)いきます。
High Cut Freq:500~20k(Hz)ディレイの音質を明るめ/暗めに調節します。周波数を下げるほど高域がカットされ、暗めの音になります。
3D-Delay 1, 2のパラメーターDelay Time:0~1200(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Shift:L1200~0~R1200(ms)Delay Timeに対して、右または左チャンネルのディレイ音が鳴るのを遅らせます。例えば、Delay Timeを400msに設定し、ShiftをL100msに設定すると、右チャンネルのディレイ音が400msのままで鳴り、左チャンネルはそれより100ms遅れて鳴ります。ただし、Delay TimeとShiftの合計時間が1200ms以上になるような設定はできません。
Feedback Level:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
Speaker Angle:0~90実際のスピーカーの位置はそのままで、音の聞こえてくる方向を下の図の「Angle」で設定できます。fig.06-11
30˚ 30˚
Angle Angle
音が聞こえてくる方向
実際のスピーカーの位置
第5章 コントロール・ルームの設定
第5章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 95
Flying 3D-Delay 1, 2のパラメーターDelay Time:10~1200(ms)原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。
Feedback Level:0~127ディレイ効果を繰り返す回数を調節します。
Rotation:-150~0~+150(R.P.M)(3刻み)1分間に何回回転するか設定します。
High EQ Gain:0~+10ディレイ音だけにかかるイコライザーです。
グループでの設定ドラム・キット、バッキング・パート、パーカッション・グループといった、大きな単位での設定ができます。
※パーカッション・グループはTD-10をMIDI音源モジュールとして使うときにだけ使用する音色マップです。詳しくは、「パーカッション・グループの使いかた」(P.126)をご覧ください。
■エフェクト・センドをグループで調節する
エフェクトがかかる量を、ドラム・キット、パーカッション・グループ(P.126)、バッキング・パートのグループのバランスとして調節できます。全体的な音量を調節するのに便利です(インストひとつひとつを設定する必要がありません)。
操作手順1.[CONTROL ROOM] -[ F4( EFFECT)] -[ F2(SNDRTN)]を押します。
「EFFECT GROUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいグループ(「Drums」「Perc」「Part」)のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターGroup FX Send:0~127
Drums: ドラム・キット全体のエフェクトのかかる量を調節します。
Perc: パーカッション・グループ全体のエフェクトのかかる量を調節します。
Part: ドラム以外のシーケンサーのパート(パート1、パート2、ベース・パート)のエフェクトのかかる量を調節します。
■ボリュームをグループで調節する音量を、ドラム・キット、パーカッション・グループ(P.126)のグループのバランスとして調節できます。全体的な音量を調節するのに便利です(インストひとつひとつを設定する必要がありません)。
操作手順1.[ CONTROL ROOM] -[ F1( MIXER)] -[ F4(GRPVOL)]を押します。
「GROUP VOLUME」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいグループ(「DRUMS」「PERC」)のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターGroup Volume:0~127
DRUMS: ドラム・キット全体の音量を調節します。PERC: パーカッション・グループ全体の音量を調節し
ます。
96
第5章 コントロール・ルームの設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 96
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TD-10のシーケンサーは4つのパートで構成されており、パッドの演奏を録音したり再生するには、ドラム・パートを使います。ドラム以外にもパート1、パート2、ベース・パートの3つのメロディー楽器のパートがあります。このような4つのパートの演奏をまとめたものをパターンと呼びます。プリセット・パターン(パターン1~50)には、あらかじめ各パートの演奏が録音されています。演奏を聴いたり、パッドでの練習のためのバッキング演奏用、ライブ演奏などで使えます。ただし、プリセット・パターンは演奏を消去(P.104)したり録音することはできません。ユーザー・パターン(パターン51~100)は録音に使えるパターンです。パート1、パート2、ベース・パートのメロディー楽器を録音するには、外部MIDIキーボードを使います。ドラム・パートに録音するには、パッドでの演奏または外部MIDIキーボードを使います。
シーケンサーの基本操作パネル中央の「SEQENCER」のところにあるボタンで、シーケンサーの基本操作や設定画面を表示します。[PATTERN]を押すと、シーケンサーの基本画面になります。fig.07-01
[PATTERN]: パターンを選びます。シーケンサーの基本画面です。
[PART]: シーケンサーで使う各パートの設定をします。
[TEMPO]: テンポを設定します。[CLICK]: クリック音をオン/オフします。[STOP]: 再生中に押すと演奏を停止し、もう一度
押すと曲の先頭に戻ります。[PLAY]: シーケンサーの演奏を開始します。[REC]: 録音設定の画面を開き、録音待機状態に
なります。fig.07-01a
[CURSOR]: 左向きのボタンを押すと巻き戻し、右向きのボタンを押すと早送りをします。また、上向きのカーソルでパターンの先頭に、下向きのカーソルで曲の最後に移動します。
各ボタンの操作について詳しくは、以降の説明をお読みください。
■プリセット・パターンの使用についてプリセット・パターンの各種設定は変更することができません。プリセット・パターンが選ばれているときに、設定を変更しようとすると次のような画面が表示されます。fig.07-01b
一時的な値の変更はできますが、別のパターンを選ぶと元の設定に戻ります。プリセット・パターンの設定を変更したい場合は、いったんユーザー・パターンにコピーしてから行ってください(P.104)。
テンポを設定する
■パターンごとに設定するパターンを選んだとき、ここで設定したテンポに自動的にセットされます。
操作手順1.[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F2(SETUP)]を押します。
「PATTERN SETUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Pattern Tempo」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってテンポを設定します。
パラメーターPattern Tempo:20~260
■再生中のパターンのテンポを一時的に変える
この設定では、現在再生中のパターンのテンポが変わります。別のパターンを選ぶと、ここでのテンポ設定はキャンセルされます。練習などで一時的にテンポを変えて再生したいときに便利です。
操作手順1.[TEMPO]を押します。「TEMPO」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってテンポを設定します。
パラメーターTEMPO:20~260
パターンの先頭
パターンの最後
1小節先に送る 1小節前に戻る
第6章 シーケンサー
第6章
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再生機能について
■パターンを選ぶ
操作手順1.[PATTERN]を押します。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってパターンを選びます。
画面上の各表示についてfig.07-02
1. 現在選ばれているパターン番号です。2. 再生中の小節番号です。3. 拍を表示します。4、5については、他の設定画面での設定状況を表示しています。4. 再生のしかたの設定を表示します。5. パートのミュート(P.107)状況を表示します。
※[F1]~[F4]のファンクション・ボタンは、次に説明する各機能を使うときに押します。
■パターンをリスト表示で選ぶ「PATTERN」画面と同じくパターンを選ぶための画面ですが、名前の一覧表を見ながら探すことができます。左からパターン名(Name)、拍子(Beat)、小節長(Len)、パターン・タイプ(Type)を表示します。fig.07-03
操作手順1.[PATTERN]-[F1(LIST)]を押します。「PATTERN LIST」画面が表示されます。
2. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使ってパターンを選びます。
ファンクション・ボタンの機能[F1(PAGE ▲)]: リストの前のページが表示されます。[F2(PAGE ▼)]: リストの次のページが表示されます。[F3(MEMORY)]: メモリーの残量とパターン数を表示
します。[F4(NEW)]: 空いているパターンを呼び出します。
■パターンの再生のしかたを選ぶパターンの再生のしかたを以下の3つの中から選べます。
Loop: パターンの最後まで再生したら先頭からもう一度再生し、[STOP]を押すまで演奏し続ける。
One Shot: パターンの最後まで再生したら停止する。Tap: パッド・パターン(P.119)の設定をしている
とき、パッドを叩くたびにパターン内の音を順に再生する。([PLAY]を押して動作を確認することができます。)
操作手順1.[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F3(TYPE)]を押します。
「PATTERN TYPE」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Play Type」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターPlay Type:Loop、One Shot、Tap
Loop: パターンの演奏をバックにドラムの練習をするには、Loopを使うとよいでしょう。演奏させたままでパターンの切り替えもできますから、あらゆるパターンを鳴らし続けることができます。
One Shot: パッドにパターンを割り当てたとき(パッド・パターン)に便利な機能です。例えば、「One Shot」に設定したパターンをパッドに割り当てておけば、通常のドラム演奏中にパッドをひと叩きするだけで、あらかじめ用意しておいたパターンを鳴らせます。
※ Loop、One Shotの補助機能として、QuickPlayがあります。これは演奏データの先頭に空白部分があると、その部分を無視して実際の演奏が始まるところから再生する機能です。録音開始時に空白ができてしまったデータも、この機能を使えばすぐに再生が始まります。上の操作手順2で、「Quick Play」のところへカーソルを合わせてオン/オフを切り替えます。
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第6章 シーケンサー
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Tap: パッドにパターンを割り当てたとき(パッド・パターン)に便利な機能です。例えば、「Tap」ではメロディー・ラインが入っているパターンを「Tap」に設定し、パッドに割り当てておけば、パッドを叩くたびにメロディーの1音ずつが進行していくような演奏ができます。また、ある一定時間そのパッドで演奏しないでいると、自動的にパターンの先頭に戻るという設定もできます。「Reset Time」でその時間を設定します。キック・ドラムを鳴らすたびに、ベース・ラインが進行していくような演奏もできます。
※ Reset Time(Off、0.1~4.0秒)タップ再生が進行しているとき、ある一定時間そのパッドで演奏しないでいると、自動的にパターンの先頭に戻る機能です。この設定値は、最後にパッドを叩いてからの時間で、この時間を過ぎると次にパッドを叩くときにはパターンの先頭に戻っています。「Off」にするとこの機能は働きません。
クリックを設定する
■クリックのオン/オフと音量を設定する
[CLICK]を押すたびに、クリックを鳴らす/鳴らさないの切り替えができます。また、音量は[GROUP FADERS]の[CLICK]を動かして調節します。
■テンポを設定するパターンの再生が停止しているとき、クリックをメトロノームのように使えます。ただし、別のパターンを選ぶと、そのパターンに設定されたテンポに変わります。
操作手順1.[TEMPO]を押します。「TEMPO」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってテンポを設定します。
パラメーターTEMPO:20~260
■拍子とクリックの間隔を設定する
操作手順1.[CLICK]-[F1(INTRVL)]を押します。「CLICK」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
※パターンの再生中にはクリックの拍子は変更できません。パターンの拍子設定にしたがいます。
パラメーターTime Signature: 分子 = 0~13(1小節あたりの拍数)、分
母 = 2、4、8、16(基準音符)
Interval: 1/2(2分音符)、3/8(付点4分音符)、1/4(4分音符)、1/8(8分音符)、1/12(12分音符)、1/16(16分音符)
■クリック音を選ぶクリック用に鳴らす音を選べます。楽器音15種類と人の声1種類の中から選びます。
操作手順1.[CLICK]-[F2(INST)]を押します。「CLICK」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Inst」のところにカーソルを合わせます。
第6章 シーケンサー
第6章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 99
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターInst: Voice、Click、Claves、Wood Block、Triangle、
Cowbell、 Conga、 Talking Drum、 Maracas、Cabasa、Cuica、Agogo、Tambourine、Snaps、909 Snare、808 Cowbell
■アンビエンスをかけるクリック音にアンビエンスをかけます。アンビエンスをかけるとクリック音が聴きやすくなります。
操作手順1.[CLICK]-[F2(INST)]を押します。「CLICK」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Ambience Level」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターAmbience Level:0~127
■エフェクトをかけるクリック音にエフェクトをかけます。エフェクトをかけると聴きやすい音質になります。エフェクトのマスター・スイッチがオンになっていることを確認して使ってください(P.41)。
操作手順1.[CLICK]-[F2(INST)]を押します。「CLICK」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「FX Send Level」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターFX Send Level:0~127
※このときに使うことのできるエフェクトは、ドラム・キットとバッキング・パートに使っている([CONTROLROOM]-[F4(EFFECT)]で選ばれている)エフェクトです。
■定位を変えるクリック音を聴きやすい定位に調節できます。
※クリックの出力先をヘッドホン(Phones Only)に設定しているときは、ここでの設定に関係なく中央に定位します。
操作手順1.[CLICK]-[F2(INST)]を押します。「CLICK」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Pan」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
「L15」で最も左、「Center」で中央、「R15」で最も右に定位します。
パラメーターPan:L15~Center~R15
■出力先を選ぶクリック音を出力する端子を設定します。
操作手順1.[CLICK]-[F2(INST)]を押します。「CLICK」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Output」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターOutput:Master、Phones Only
Master: MASTER OUTとPHONES端子から出力します。
Phones Only: PHONES端子だけ出力します。
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第6章 シーケンサー
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101
録音するパッドや外部MIDIキーボードでの演奏を録音します。TD-10の録音のしかたは、実際の演奏をそのまま記録する「リアルタイム・レコーディング」方式です。ハイハット・コントロール・ペダルの演奏や打点位置検出などの演奏情報も記録します。
※ブラシでこする奏法とチョーク奏法(P.35)は記録できません。
※ TD-10のシーケンサーで、パターンを記憶できる量には限りがあります。大量の演奏データを持つパターンを作ると、パターンを50個作る前にメモリーを使いきる場合があります。
■録音の基本手順まず、基本的な録音の手順を説明します。パッドによる録音もMIDIキーボードによる録音も手順は同じです。
1. 空のパターンを呼び出すfig.07-05
操作手順1.[PATTERN]-[F4(NEW)]を押します。演奏の入っていない空のパターンが呼び出されます。
※すべてのパターンを使いきっている場合は呼び出すことができません。「パターンを削除する」(P.105)を参照して、不要なパターンを消してから録音してください。
2. 拍子と小節長を決めるfig.07-06
操作手順1.[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F2(SETUP)]を押します。
「PATTERN SETUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターTime Signature:分子 = 1~13、分母 = 2、4、8、16Length (bars):1~99
※分母が16のとき、分子に1~3は設定できません。また、分母が8のとき、分子に1は設定できません。
※ Replace録音(P.102)をするときは、Lengthの設定は必要ありません。[STOP]を押すまで録音を続け、録音した小節長が自動的にLengthの設定になります。
以下の3、4の手順は外部MIDIキーボード等で録音する場合にだけ必要な操作です。
3. MIDIチャンネルを選ぶ外部MIDIキーボードの送信チャンネルを、録音したいパートのMIDIチャンネルに合わせます。
各パートにはMIDIチャンネルが設定されています。TD-10の製品出荷時は次のように設定されています。
All Drums = Ch10Part 1 = Ch 5Part 2 = Ch 6Bass Part = Ch 2
(MIDIチャンネルは[SETUP]-[F2(MIDI)]を押して表示された画面で変更することもできます。)
4. バッキング・インストを選ぶfig.07-07
操作手順1.[Part]-[F1(INST)]を押します。「PART INST」画面が表示されます。
2.[F1]~[F3]を押して、録音したいパートを選びます。[F1]~[F3]の各ボタンは、それぞれパート1、パート2、ベース・パートを選びます。
3.[CURSOR]を押して「INST」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、バッキング・インストを選びます。
第6章 シーケンサー
第6章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:37 ページ 101
5. 録音のしかたを決めるfig.07-09
操作手順1.[PATTERN]-[REC]を押します。「REC STANDBY」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Rec Mode」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、録音のしかたを設定します。
パラメーターRec Mode: Loop All、Loop 1、Loop 2、Loop 4、Loop 8、
Replace
Loop All: パターン全体を繰り返し、繰り返すごとに前の演奏に重ねて録音します。
Loop 1、Loop 2、Loop 4、Loop 8:録音を始めたところから、それぞれ1、2、4、8小節間を繰り返し、繰り返すごとに前の演奏に重ねて録音します。
Replace: [STOP]を押すまで録音を続けます。以前に録音していた全パートのデータは消されます。
6. テンポを決めるfig.07-10
操作手順1.[TEMPO]を押します。「TEMPO」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってテンポを設定します。
7. 録音する
操作手順1.録音待機の状態(「REC STANDBY」画面)で、[PLAY]を押します。
録音を開始します。
2.録音が終わったら、[STOP]を押します。
■リハーサル機能録音中に[REC]を押すと、録音する状態と録音しない状態を切り替えることができます。これをリハーサル機能といいます。この機能を使うと、シーケンサーの演奏を止めることなく音を確認したり、フィルやフレーズを試してみることができます。
操作手順1.録音を開始します。
2.録音中に[REC]を押します。[REC]のランプが点滅し始めます。このとき、パッド(またはMIDIキーボード)の演奏は記録されません。
3.もう一度[REC]を押すと、録音できる状態に戻ります。
■カウント・インを設定する再生および録音開始前にカウントを入れる機能の設定をします。
操作手順1.[CLICK]-[F3(COUNT)]を押します。
2.再生時にカウントを入れる場合は「PLAY」、録音時にカウントを入れる場合は「REC」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターPLAY: OFF、1 meas、2 measREC: OFF、1 meas、2 meas
OFF: カウント・インなしで再生/録音を始めます。1 meas: 1小節分のカウント・インのあと、再生/録音
を始めます。2 meas: 2小節分のカウント・インのあと、再生/録音
を始めます。
■パッドを叩くと同時に録音を開始するパッドを叩くと自動的に録音が始まる機能です。叩いた瞬間が、演奏データの先頭になります。
操作手順1.[PATTERN]-[REC]を押します。「REC STANDBY」画面が表示されます。録音待機の状態になり、クリック音が鳴り始めます。
2.[CURSOR]を押して「Hit Pad Start」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「ON」に設定します。
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第6章 シーケンサー
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使いかた録音待機状態で、いずれかのパッドを叩いた瞬間に録音を開始します。
■録音時に演奏データのタイミングをそろえる(クオンタイズ)
クオンタイズとは、録音時の演奏のずれを補正する機能です。録音する前に補正の基準を決めておき、それに沿って補正した演奏が記録されます。fig.07-11
操作手順1.[PATTERN]-[REC]を押します。「REC STANDBY」画面が表示されます。録音待機の状態になり、クリック音が鳴り始めます。
2.[CURSOR]を押して「Quantize」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターQuantize: (8分音符)、 (8分3連符)、 (16分音
符)、 ( 1 6 分 3 連符)、 ( 3 2 分音符)、 (32分 3連符)、 (64分音符)、OFF
■他のシーケンサーのデータをTD-10に取り込む
他のシーケンサーなどで作ったデータをMIDI INから取り込んで、TD-10のシーケンサーに録音します。メロディー用3トラックとドラム用1トラックを同時に取り込むことができます。まず、MIDIチャンネルとMIDIの同期の設定が必要です。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]を押します。「MIDI」画面が表示されます。
2.送信側のMIDIチャンネルに合わせて、TD-10のMIDIチャンネルを設定します(P.124)。
3.[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「PATTERN GLOBAL」画面が表示されます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「Auto」に設定します。
5.[PATTERN]-[REC]を押します。「REC STANDBY」画面が表示されます。録音待機の状態になり、クリック音が鳴り始めます。
6.[CURSOR]を押して「Rec Mode」のところにカーソルを合わせます。
7.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「Replace」に設定します。
8.送信側の再生を開始します。TD-10が同期して録音を開始します。
9.取り込む部分の録音が終わったら、送信側の再生を停止します。
TD-10の録音が停止します。
パターンを編集する
■パターンの名前を付けるパターンごとに8文字以内の名前を付けることができます。
操作手順1.[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F4(NAME)]を押します。
「PATTERN NAME」画面が表示されます。
2.左右方向の[CURSOR](左右方向)を押して、変えたい文字を選びます。
点滅しているところが変更できる文字です。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR](上下方向)のいずれかを使って文字を変えます。
画面下に表示されている文字の順に文字を選べます。
ファンクション・ボタンの機能この画面で[F1]~[F4]のボタンは文字入力のための便利な機能として使えます。[F1(INSERT)]: カーソルから右の文字列全体を右に移
動します。[F2(DELETE)]: カーソル位置にある文字を消して、カ
ーソルから右の文字列全体を左に移動します。
[F3(SPACE)]: カーソル位置に空白を入力します。[F4(CHAR)]: 大文字/小文字/記号の変換をします。
第6章 シーケンサー
第6章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 103
■パターンを消去するパターンの演奏を消去します。演奏データだけを消去し、その他の設定(小節数や拍子設定など)は残ります。fig.07-12
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F1(ERASE)]を押します。
「ERASE PATTERN」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Pattern」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってパターン番号を選びます。
4.[CURSOR]を押して「Part」のところにカーソルを合わせます。
5.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、消去したいパートを選びます。
6.[F4(ERASE)]を押します。確認の画面が表示されます。
7.[F4(EXEC)]を押すと、選ばれたパターンの演奏が消去されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
■小節単位でパターンを消去するパートやパターンを小節単位で指定して消去することができます。消去された部分は空の小節になります。パターンの一部分の演奏を消去して、もう一度録音しなおすときに便利な機能です。fig.07-13
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F1(ERASE)]-[F3(MEAS)]を押します。
「ERASE PATTERN MEASURE」画面が表示されます。
2.消去する内容を決めます。[CURSOR]を押して、各設定値のところにカーソルを合わせます。
左からパターン、パート、先頭小節、最終小節を表示しています。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
4.[F4(ERASE)]を押します。確認の画面が表示されます。
5.[F4(EXEC)]を押すと、指定された部分の演奏内容が消去されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
■パターンをコピーするfig.07-14
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F2(COPY)]を押します。
「COPY PATTERN」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Src」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、コピー元のパターンを指定します。
4.[CURSOR]を押して「Dst」のところにカーソルを合わせます。
5.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、コピー先のパターンを指定します。
6.[F4(COPY)]を押します。確認の画面が表示されます。
7.[F4(EXEC)]を押すと、選ばれたパターンがコピーされます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
1 2 3 4 5 6
1 2 3 4 5 6空小節
1 2 3 4 5 6
1 2 3 4 5 6空小節
1 2 3 4 5 6
1 2 3 4 5 6
Src
Dst
104
第6章 シーケンサー
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 104
105
■小節単位でパターンをコピーをするパートやパターンを小節単位で指定してコピーができます。パターン単位でのコピーとは異なり、インストやパートの音量といった設定はコピーされず、演奏情報だけをコピーします。fig.07-15
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F2(COPY)]-[F3(MEAS)]を押します。
「COPY PATTERN MEASURE」画面が表示されます。
2.図の「A」のところでコピー元の内容を決めます。[CURSOR]を押して、各設定値のところにカーソルを合わせます。
左からパターン、パート、先頭小節、最終小節を表示しています。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
4.図の「B」のところでコピー先の内容を決めます。[CURSOR]を押して、各設定値のところにカーソルを合わせます。
パターン、パート、先頭小節を表示しています。
※ここで設定した先頭小節から、コピー元の長さの小節が上書きされます。
5.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
6.[F4(COPY)]を押します。確認の画面が表示されます。
7.[F4(EXEC)]を押すと、指定された部分の演奏情報がコピーされます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
■パターンを削除するパターンの演奏を削除し、拍子や小節長といった各種設定も初期値に戻ります。fig.07-15a
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F3(CLEAR)]を押します。
「CLEAR PATTERN」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、削除したいパターンを選びます。
3.[F4(CLEAR)]を押します。確認の画面が表示されます。
4.[F4(EXEC)]を押すと、選ばれたパターンの内容が削除されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
■小節単位でパターンを削除するパターンの小節を指定して削除することができます。削除された部分は小節がなくなり、パターンの長さが短くなります。fig.07-15b
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F3(CLEAR)]-[F3(MEAS)]を押します。
「CLEAR PATTERN MEASURE」画面が表示されます。
2.削除するパターンと小節を決めます。[CURSOR]を押して、各設定値のところにカーソルを合わせます。
左からパターン、先頭小節、最終小節を表示しています。
1 2 3 4 5 6
1 2 3 4 5 6
Src
Dst
AB
1 2 3 4 5 6
1
(パート設定も初期値に戻ります)
1 2 3 4 5 6
1 2 3 4
第6章 シーケンサー
第6章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 105
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、それぞれ設定します。
4.[F4(CLEAR)]を押します。確認の画面が表示されます。
5.[F4(EXEC)]を押すと、選ばれたパターンの内容が削除されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
■2つのパターンをつなげる2つのパターンをつないで1つのパターンにします。下記の「Dst」に設定したパターンが前で、その後ろに「Src」で設定したパターンがつながります。でき上がったパターンは「Dst」に作られます。fig.07-16
操作手順1.[PATTERN]-[F3(EDIT)]-[F4(APPEND)]を押します。
「APPEND PATTERN」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Src」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、後ろにくるパターンを指定します。
4.[CURSOR]を押して「Dst」のところにカーソルを合わせます。
5.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、前にくるパターンを指定します。
6.[F4(APPEND)]を押します。確認の画面が表示されます。
7.[F4(EXEC)]を押すと、上の設定でパターンがつなげられます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
※パターンをつないだ結果が99小節を越えている場合は、「99 MEASURE MAXIMUM」と表示され、APPENDを実行しません。
各パートのインストの選択や設定をする※ドラム・パートはここでは設定できません。ドラム・キットのコントロール・ルームで設定します(P.90~96参照)。
fig.07-17
■マスター・チューニングを設定するパート1、パート2、ベース・パートの全体のチューニングをします。
操作手順1.[PART]-[F3(M TUNE)]を押します。「MASTER TUNE」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターMaster Tune:415.3~466.2Hz、0.1Hz刻み
※[F4(440 HZ)]を押すと、基準音(440.0Hz)に設定されます。
■各パートのインストの選択や設定をする
各パートで使うインストの選択や、アンビエンス、キー・シフト(半音階ごとのピッチ)の設定をします。
操作手順1.[PART]-[F1(INST)]を押します。「PART INST」画面が表示されます。
2.[F1]~[F3]を押して、変えたいパートを選びます。[F1]~[F3]の各ボタンは、それぞれパート1、パート2、ベース・パートを選びます。
3.[CURSOR]を押して、設定したいパラメーターのところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターInst: 1~54使いたいインストを選びます。
1 2 3 4
1 2 3 4
1 2 3 4
5 6 7 8
Dst
Dst
Src+
APPEND
106
第6章 シーケンサー
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 106
107
Ambience:0~127アンビエンスの量を調節します。
Keyshift:-24~0~+24半音階ごとにピッチ(音の高さ)を調節します。
Bend Range:0~+24ピッチ・ベンド情報を受信したときの、ピッチ(音の高さ)の変化の大きさを半音階ごとに調節します。
■各パートのミキサーを設定する
操作手順1.[PART]-[F2(MIXER)]を押します。ミキサー設定画面が表示されます。
2.[F1]~[F4]を押して、設定したいパラメーターを選びます。
3.[CURSOR]を押して、設定したいパートのところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターVOLUME([F1]):0~127音量を調節します。
PAN([F2]):L15~CENTER~R15左右の音の定位を調節します。「L15」で最も左、「C」で中央、「R15」で最も右に定位します。
※出力先をヘッドホン(PHONES)に設定しているときは、ここでの設定に関係なく中央に定位します。
FXSEND([F3]):0~127エフェクトがかかる強さを調節します。
OUTPUT([F4]):MASTER、PHONES音の出力先を選びます。DIRECT 1、2、3端子には出力できません。
MASTER: MASTER端子とPHONES端子から出力します。
PHONES: PHONES端子だけから出力します。
■特定のパートの演奏をミュートする
操作手順1.[PART]-[F4(MUTE)]を押します。「PART MUTE」画面が表示されます。
2.[F1]~[F4]を押して設定します。[F1]~[F4]の各ボタンは、それぞれパート1、パート2、ベース・パート、ドラム・パートに対応したスイッチになります。押すたびにミュートのオン/オフが切り替わります。
第6章 シーケンサー
第6章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 107
MIX IN端子に入力された音の出力先を変えるMIX IN端子に入力された音の出力先を選びます。
操作手順1.[SETUP]-[F3(CTRL)]-[F4(OPTION)]を押します。
「OPTION」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Mix In Output」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターMix In Output:Master、Phones Only
Master: MASTER端子とPHONES端子から出力します。
Phones Only: PHONES端子だけから出力します。
パッドの種類を指定するパッドやペダルからの信号をTD-10が確実に受け取ることができるように、使用するパッドの種類を指定します。ここでは、「クイック・スタート」の「TD-10で使うパッドを指定する」(P.29)の内容に加え、トリガー・バンクについての説明、他社のパッドやアコースティック・ドラムを使う場合について説明します。[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F1(BANK)]を押すと、次のような設定画面が表示されます。fig.08-01
トリガー・タイプとは各トリガーで使っているパッドに最適な設定をするために、接続しているパッドの型番(タイプ)を指定します。上の画面の「3 PD7」といった表示がこれにあたります。これは、「TRIGGER INPUT端子3番に使っているパッドがPD7である」という設定です。
トリガー・バンクとはトリガー・バンクは、12個のトリガー設定をひとつの単位で記憶しておく機能です。トリガー・バンク1~4番には、それぞれ12個のトリガー設定を記憶できます。上の画面の左端の大きな数字表示はトリガー・バンクの番号です。この部分にカーソルを合わせると、トリガー・バンクが選べます。
操作手順fig.08-02
1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F1(BANK)]を押します。
「TRIGGER」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「BANK」以外のところにカーソルを移動します。
3.トリガー・タイプを設定したいパッドを叩きます。叩いたパッドのトリガー番号のところにカーソルが移動します。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
下の対応表を見てパッドの種類を指定してください。fig.08-03
画面表示 使用する機種PD5 PD-5PD7 PD-7PD9 PD-912A PD-120(打点位置を検出します)12B PD-120(打点位置を検出しません)10A PD-100(打点位置を検出します)10B PD-100(打点位置を検出しません)KD7 KD-7/KD-5P1、P2 他社製のパッドを使用する場合K1、K2 他社製のキック・パッドを使用する場合
※ PD-100/120で打点位置による音色変化が必要な場合は、10A/12Aを選択してください。10B/12Bは打点位置を検出しませんが、より高速なトリガー速度が得られます。
※さらに細かく設定するときは、次の「トリガー・パラメーターを細かく設定する」で説明しています。通常これらの設定は必要ありませんが、より細かい設定をしたい場合や、ここまでの設定で調節できなかった場合に参照してください。
※ KIK、SNR、TOM、FLRは、アコースティック・ドラムを使ってTD-10を鳴らすときに設定します。詳しくは、P.142をご覧ください。
※他社製のパッドを使用する場合は、まず「PD7」に設定して演奏してみます。この設定で演奏して、叩く強さに対して鳴る音量が安定しない場合は、「P1」に設定してください。「P2」に設定するとさらに安定しますが、スキャン・タイム(P.111)がさらに長くなるため、パッドを叩いてから音が鳴るまでの時間が多少(0.003秒程度)長くなります。(キックはまず「KD7」に設定し、安定しない場合は「K1」、「K2」をお試しください。)
機種名
108
第7章 TD-10全体の設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 108
109
トリガー・パラメーターを細かく設定する(BASIC)より細かい設定をしたい場合や他社のパッドを使う場合は、以下のパラメーターを調節してみてください。
●センシティビティ(Sensitivity)パッドの感度の調節し、叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F2(BASIC)]を押します。
「TRIGGER BASIC」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Sensitivity」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になり、画面下の入力インジケーターが振れます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
Sensitivityの値を変えながら、最も強く叩いたときに入力インジケーターがやや振り切れる(一番右に表示)ように調節します。値を大きくすると感度が高くなります。
パラメーターSensitivity:1~16
●スレッショルド(Threshold)ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読み込むという設定をします。これにより、他のパッドを叩いたときにその振動を拾って音が鳴ってしまうような誤動作を防ぐことができます。例えば、下の例では2の信号は鳴りますが1と3は鳴りません。fig.08-04
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F2(BASIC)]を押します。
「TRIGGER BASIC」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Threshold」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したいパッドを叩きます。
叩いたパッドの設定画面になり、画面下の入力インジケーターが振れます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
上記のような誤動作がなくなるまでThresholdの値を徐々に上げていきます。ただし、この値を上げすぎると、今度は小さい打撃を検出できなくなりますから、弱めに叩いてチェックし、音が欠けてしまうようであれば少し値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設定にします。
パラメーターThreshold:0~15
●カーブ(Curve)トリガー・センスよりもさらに細かく感度を設定します。パッドやドラム・トリガーによっては、叩く強さと音量変化(ダイナミクス・カーブ)の関係が不自然なときがあります。ここでは、ダイナミクス・カーブを指定して、パッドを叩く強さによるインストの鳴る大きさを設定します。
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F2(BASIC)]を押します。
「TRIGGER BASIC」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Curve」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になり、画面下の入力インジケーターが振れます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターCurve: Linear、EXP1、EXP2、LOG1、LOG2、Spline、
Loud1、Loud2
Linear: 最も標準的な設定です。PD-7、PD-9、 PD-100、PD-120を使うとき、叩く強さと音量の変化が最も自然になります。
2 31
スレッショルド・レベル
Linear叩く強さ
音量
第7章 TD-10全体の設定
第7章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 109
EXP1、EXP2: Linearに比べ、強めに叩くときの変化が大きくなります。
LOG1、LOG2: Linearに比べ、弱めに叩くときの変化が大きくなります。
Spline: 叩く強さによる変化が極端に付きます。
Loud1、Loud2: 叩く強さによる変化が少なく演奏しやすい音量が保てます。ドラム・トリガーを使用するときなど、安定した発音が得られます。
●ヘッド・テンション(Head Tension Adjustment)Head Tension Adjustmentは、PD-100、PD-120について以下の 2 つの調節を行います。[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F4(OPTION)]を押すと設定画面が表示されます。
※この設定は、トリガー・ナンバー2番(SNARE)と10番(RIDE)で、トリガー・タイプ(P.108)が「10A」か「12A」のときだけ設定画面が表示されます。
ヘッドの張り具合を均一にするこれは、打点位置を正しく検出するための設定です。手順についてはP.31で説明していますので、参照してください。
ヘッドの張りの強さを調節するHead Tension Adjustmentの値を基準値の「Normal」にして調節すると、標準的なヘッドの張りになります。これを基準に弱めにしたい場合は「Loose」に、強めにしたい場合は「Tight」に設定し、P.32の手順で張りを均一にします。
※この設定はアコースティック・ドラムでのチューニングとは異なり、音の高さは変わりません。ヘッドの張り具合だけを設定します。打点位置を検出するのに大切な設定ですので、必ず行ってください。音のチューニングについては、P.82をご覧ください。
パラメーターHead Tension Adjustment:Loose, Normal, Tight
●リム・センシティビティー(Rim Sensitivity)PD-120をトリガー・ナンバー2番(SNARE)で使うときは、リムの感度を調節できます。値を大きくするとリムの感度が高くなります。Offにするとヘッドだけが鳴ります。
操作手順
1. トリガー・タイプを「12A」に設定します。設定方法についてはP.108で説明していますので、参照してください。
2.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F4(OPTION)]を押します。
「TRIGGER OPTION」画面が表示されます。
3.[CURSOR]を押して「Rim Sensitivity」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターRim Sensitivity:Off、1~15
※値を大きくしすぎると、ヘッドを叩いたときにリム側のインストも鳴ってしまうことがあります。
EXP1 EXP2叩く強さ
音量
LOG2LOG1叩く強さ
音量
Spline叩く強さ
音量
Loud1 Loud2叩く強さ
音量
110
第7章 TD-10全体の設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 110
111
トリガー・パラメーターを細かく設定する(ADVNCD)以下の設定(ADVANCED EDIT)は、Trigger Typeを設定(P.108)すると各パッドに適した値に変更されますので、通常設定する必要はありません。各パラメーターの説明にあるような症状が起こったときにだけ、この設定を行ってください。
●スキャン・タイム(ScanTime)ドラム・パッドの種類やドラム・トリガー(ドラム用ピックアップ)固有の性質により、トリガー信号波形の立ち上がり時間が微妙に異なるため、同じ強さで叩いたときでも弱く鳴ったり、強く鳴ったりすることがあります。このような場合に、トリガー信号の検出時間(ScanTime)を調節することで、叩いた強さを正確に検出することができます。
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F3(ADVNCD)]を押します。
「TRIGGER ADVANCED」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「ScanTime」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パッドを同じ強さで叩きながらScanTimeの値を0.0 msecから徐々に上げていき、一番大きな音量で安定して発音する値に設定します。その値で、強弱を付けてパッドを叩き、適切な音量変化が得られることも確認してください。ScanTimeの設定値をあまり大きくすると、発音までの時間が長くなりますので、できるだけ小さい値に設定してください。
パラメーターScanTime:0~4.0ms(0.1ms刻み)
※スキャン・タイムの値は、トリガー・タイプ(P.108)を設定すると自動的にパッドに最適な値に変更されます。この設定を短く変更しているとヘッドの張り具合の調節機能(P.110)が正しく動作しません。
●リトリガー・キャンセル(RetrigCancel)fig.08-07
ドラム・トリガーを取り付けたスネア・ドラムなどを叩いたときに、A点でだけ発音すれば問題ないのですが、波形が乱れているために、B点でも誤って発音してしまうことがあります。これをRetrigger(リトリガー)といいます。この現象は特に波形の消え際で起こりやすいものです。リトリガー・キャンセルは、この波形の乱れを検出して、リトリガーが起こらないようにします。
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F3(ADVNCD)]を押します。
「TRIGGER ADVANCED」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「RetrigCancel」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したい(ドラム・トリガーの付いた)ドラムを叩きます。
叩いたドラムの設定画面になります。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
ドラムを叩きながら、リトリガーしなくなるまで、RetrigCancelの値を上げていってください。設定値を上げると、リトリガー・キャンセルが強く効いてきますが、ドラムを速く連打したときに音が抜けやすくなりますので、できるだけ小さい値に設定してください。
パラメーターRetrigCancel:1~16
A
B
第7章 TD-10全体の設定
第7章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 111
●マスク・タイム(MaskTime)特にキック・パッドで、鳴らした直後に再度ビーターが触れてしまうと、ダブル・トリガー(1度鳴らすつもりなのに2度鳴ってしまう)の原因になります。マスク・タイムはこれを防ぐための機能で、設定した時間内(0~ 64msec)に再度起こったトリガー信号は無視します。
※電子ドラムでキックを演奏するとき、アコースティック・バス・ドラムでの、ヘッドにビーターを押しつけたままにする奏法(電子ドラムでは音の変化がありません)は、ダブル・トリガーの原因になります。
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F3(ADVNCD)]を押します。
「TRIGGER ADVANCED」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「MaskTime」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
キック用パッドをキックしながら、バウンシング(ビーターの跳ね返り)しなくなるまで、MaskTimeの値を上げていってください。設定値を上げると、強い効果がありますが、キックを速く連打したときに音が抜けやすくなりますので、できるだけ小さい値に設定してください。
パラメーターMaskTime:0~64ms(4ms刻み)
●クロストーク(Crosstalk)同じスタンドにスネア用のパッドとハイハット用のパッドなどを取り付けているような場合、スネアのパッドを叩いたときの振動で、ハイハットの音が誤って発音してしまうことがあります(この現象をクロストークといいます)。このような現象を防ぐための設定です。ただし、Crosstalkの設定をしなくても、取り付けられている2つのパッドの距離を離してセッティングすることにより、クロストークを防ぐことができる場合もあります。
操作手順1.[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F3(ADVNCD)]を押します。
「TRIGGER ADVANCED」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Crosstalk」のところにカーソルを合わせます。
3.設定したいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
スネアのパッドを叩いたときにハイハットの音が鳴ってしまうときは、ハイハットのパッドのCrosstalkの設定を、「Off」から「30」「40」 ・・ と上げていき、クロストークが起こらなくなる値にします。値を上げるほど、ハイハットのパッドが他のドラムからのクロストークを受けにくくなります。ただし、Crosstalkの値を上げていくと、2つのパッドを同時に叩いたときに弱く叩いた方のパッドの音が抜けやすくなります。設定値は、クロストークが起こらない最小の値にしてください。設定値を「Off」にすると、クロストークを防ぐ処理はしません。
パラメーターCrosstalk:OFF、30、40、50、60、70、80
ドラム・トリガー使用時のパラメーターの設定順序ドラム・トリガーをお使いになっている場合は、以下のような順序で設定を行うと、より確実に設定できます。各パラメーターについて詳しくは、P.109~112をご覧ください。
設定手順1. P.108の説明にしたがって、トリガー・タイプを設定します。
2.スレッショルド(Threshold)とカーブ(Curve)を設定の基準となる値に設定しておきます。
[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F2(BASIC)]を押して設定画面を表示させます。[CURSOR]を押して、それぞれのパラメーターのところにカーソルを合わせ、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って次のように設定します。Threshold:0Curve: Linear
3.センシティビティ(Sensitivity)手順2の設定画面で、[CURSOR]を押して「Sensitivity」のところにカーソルを合わせます。パッドを強く叩いたときに、画面左の入力インジケーターが振り切れるようにします。
次からの設定は、[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F3(ADVANCD)]を押して表示される設定画面で行います。
4.スキャン・タイム(ScanTime)同じくらいの強さで何回か叩いてみて、音量のばらつきがあるときは調節します。
5.リトリガー・キャンセル(RetrigCancel)主にスネアやタムで、ドラムを一回叩いたときに音が複数回鳴るのを防ぎます。
6.マスク・タイム(MaskTime)主にキック・ペダルで、ペダルを一回踏んだとき、ビーターの跳ね返りで音が複数回鳴るのを防ぎます。
112
第7章 TD-10全体の設定
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113
7.クロストーク(Crosstalk)ドラム・トリガーを取り付けたドラムを叩いたときに、他のドラムのインストが誤って発音してしまうのを防ぎます。値を上げていくと効果が強くなりますが、できる限り値を小さく設定します。
もう一度、[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F2(BASIC)]を押して設定画面を表示させます。
8.スレッショルド(Threshold)クロストークを調節しても誤って発音してまうようなときは、スレッショルドを調節します。値を上げすぎると、弱く叩いたときのトリガー信号では発音しなくなりますので、できる限り値を小さく設定します。
9.カーブ(Curve)叩く強さを変化させたとき、TD-10のインストの音量が自然に変化しないようなときに調節します。
ディスプレイの明るさを調節するディスプレイは見る方向や部屋の明るさにより見えかたが変わりますので、TD-10を設置してみてディスプレイが見づらいときには、この設定を調節します。
操作手順1.[SETUP]-[F3(CTRL)]-[F3(DISPLY)]を押します。
「DISPLAY CONTRAST」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
※[KIT]を押しながら、VALUEダイヤルを回して調節することもできます。
マスター・イコライザーを設定するマスター・イコライザーは、TD-10全体の高域、中域、低域音のバランスを調節して音質を設定します。
※ DIRECT 1、2、3端子から出力される音には、このイコライザーはかかりません。
fig.08-08
操作手順1.[KIT]-[F4(MAS EQ)]を押します。「MASTER EQ」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定するパラメーターのところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
この画面で[F1]は、押すたびにイコライザーのオン/オフのスイッチを切り替えます。また、[F2][F3][F4]を押すと、それぞれカーソルの位置を低域(LOW)、中域(MID)、高域(HIGH)へ直接切り替えることができます。
パラメーター次のパラメーターについては、それぞれ3ポイント(低域、中域、高域)の設定ができます。GAIN:-15~0~+15増幅する音量を決めます。マイナス側に設定すると減少します。
FREQ(Frequency): 20 ~ 500(Low)、100 ~ 4k(Mid)、500~20k(High)
音量を変化させるポイントを移動できます。例えば、今変化しているところよりも高域よりのところを増幅したいときは、この値を上げていきます。
次のパラメーターについては、中域だけが設定できます。Q:0.5、1.0~20(1.0刻み)周波数の変化幅を調節します。例えば、「Q」の値が小さいときは、「GAIN」を上げても低域と高域にかなり近い部分まで影響を与えます。
第7章 TD-10全体の設定
第7章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 113
データをメモリー・カードに保存する別売のメモリー・カード(M-512E)を使って、TD-10の各種設定やシーケンサーの演奏データを保存します。
※使用できるメモリー・カードはローランドM-512Eだけです。他のカードを使用するとカードのデータを破壊することがあります。
●プロテクト・スイッチについてM-512Eのプロテクト・スイッチをオンにしておくと、TD-10からメモリー・カードへの書き込みができないようになり、カードの内容を保護することができます。通常はプロテクト・スイッチをオンにしておき、書き込みを行うときにオフにしてお使いください。
●はじめて使うカードの場合はじめて使うカードや他の機種で使っていたカードを差し込んだ場合は、次の手順で初期化(カードをTD-10用に使うための準備をすること)を行ってください。
※初期化を実行すると、カードに保存されていた内容はすべて消されます。以前使っていた機種で、カードの内容を確認してから初期化してください。
操作手順1.[KIT]を押します。「DRUM KIT」画面が表示されます。
2.メモリー・カードの上部にあるプロテクト・スイッチを「オフ」にします。
3.使用するメモリー・カードをリア・パネルにあるMEMORY CARDスロットに差し込みます。
「INITIALIZE CARD」画面が表示されます。fig.08-10
4.[INIT]を押します確認の画面が表示されます。
5.[F4(EXEC)]を押すと、メモリー・カードが初期化されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
■データをメモリー・カードに保存するドラム・キット、パターン、パーカッション・グループ、セットアップのすべてのデータを保存します。
操作手順1.[SETUP]-[F4(UTIL)]-[F1(SAVE)]を押します。「Save to CARD」画面が表示されます。
2.メモリー・カードの上部にあるプロテクト・スイッチを「OFF」にします。
3.データを保存するメモリー・カードを、リア・パネルにあるMEMORY CARDスロットに差し込みます。
※はじめて使用するカードや他機種で使っていたカードを差し込んだ場合は、「INITIALIZE CARD」画面が表示されます。「はじめて使うカードの場合」を参照して、カードを初期化してください。
5.[F4(SAVE)]を押します。確認の画面が表示されます。
6.[F4(EXEC)]を押すと、データがメモリー・カードに保存されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
※キットを1つずつメモリー・カードに保存することもできます。この場合は、コピー機能(P.117)を使います。
オフ オン
114
第7章 TD-10全体の設定
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 114
115
データをメモリー・カードから読み込むカードに保存した内容を、TD-10に読み込みます。
操作手順1.[SETUP]-[F4(UTIL)]-[F2(LOAD)]を押します。「LOAD from CARD」画面が表示されます。
2.データを読み出すメモリー・カードを、リア・パネルにあるMEMORY CARDスロットに差し込みます。
3.[F4(LOAD)]を押します。確認の画面が表示されます。
4.[F4(EXEC)]を押すと、データがメモリー・カードから読み込まれます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
※キットを1つずつメモリー・カードから読み込むこともできます。この場合は、コピー機能(P.117)を使います。
画面を自動で切り替える(ノート・チェイス)音色エディットなどのときに便利なように、パッドを叩くとそのパッドで使っている音色(MIDIデータを受信すると、そのノートで使われている音色)の設定画面が表示されるようになっています。この機能のことをノート・チェイスといいます。パッドを叩いたときのノート・チェイスは常にオンです。MIDI INからの入力については、この機能をオフにすることができます。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「MIDI GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Note Chase」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってオン/オフを切り替えます。
※内蔵シーケンサーの再生時には、ノート・チェイス機能は働きません。パッドやMIDI INからの入力に対しての機能です。
第7章 TD-10全体の設定
第7章
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キットを好みの順で切り替える(ドラム・キット・チェイン)
■ドラム・キット・チェインを設定するドラム・キットを呼び出す順序を、1番目から32番目(32ステップ)まで設定できます。これをチェインといい、この並びを16種類作成できます。fig.09-01
fig.09-02
操作手順1.[CHAIN]-[F1(C EDIT)]を押します。「CHAIN EDIT」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、画面左の大きく表示されている数字(チェイン番号)のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、ドラム・キット・チェインを設定したいチェイン番号を選びます。
4.[CURSOR]を押して、画面右のドラム・キットの呼び出し順(ステップ)のところにカーソルを合わせます。
5.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、呼び出したい順にドラム・キットを選びます。
ファンクション・ボタンの機能[F1(INSERT)]: カーソル位置の次にキットを登録し、
以降の並びを1つ後ろにずらします。[F2(DELETE)]: カーソル位置のキットを取り消し、以
降の並びを1つ前にずらします。[F3(NEXT)]: 次のステップに進みます。[F4(NAME)]: チェインに名前を付けます。操作方法
については、次の項目をご覧ください。
使いかた1.[CHAIN]を押してボタンのランプを点灯させます。ドラム・キット・チェインがオンになります。
2.左右方向の[CURSOR]または[INC/DEC]で、設定したステップの順にキットが呼び出されます。また、上下方向の[CURSOR]でチェインを選べます。
※ドラム・キット・チェインをオフにするには、[CHAIN]をもう一度押してランプを消灯させます。
応用操作パッド・スイッチ機能やフット・スイッチ機能と合わせて使うと、パッドやフット・ペダルでドラム・キット・チェインの呼び出しができます。この場合、パッド・スイッチ機能やフット・スイッチ機能のモード(MODE)は「KITSELECT」にしておきます。詳しくは、「パッドやフット・スイッチによる応用操作」(P.119)を参照してください。
■ドラム・キット・チェインの名前を付ける
チェインごとに8文字以内の名前を付けることができます。fig.09-03
操作手順1.[CHAIN]-[F1(C EDIT)]-[F4(NAME)]を押します。
「CHAIN NAME」画面が表示されます。
2.左右方向の[CURSOR]を押して、変えたい文字を選びます。
点滅しているところが変更できる文字です。
3. VALUEダイヤル、[INC/DEC]、[CURSOR]のいずれかを使って文字を変えます。
画面下に表示されている文字の順に文字を選べます。
ファンクション・ボタンの機能この画面で[F1]~[F4]のボタンは文字入力のための便利な機能として使えます。[F1(INSERT)]: カーソルから右の文字列全体を右に移
動します。[F2(DELETE)]: カーソル位置にある文字を消して、カ
ーソルから右の文字列全体を左に移動します。
[F3(SPACE)]: カーソル位置に空白を入力します。[F4(CHAR)]: 大文字/小文字/記号の変換をします。
チェイン 1 キット 7
キット 2
キット 5
キット 10
チェイン 2
チェイン16
32ステップ
116
第8章 操作を便利にする機能
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117
コピードラム・キットやインスト、コントロール・ルームなどの設定をコピーすることができます。この操作を実行すると、コピーする先の内容は消去されますので、よく確認してから実行してください。
※設定画面によっては、コピーできない場合があります。このようなときは、[TOOLS]を押しても[F1]の上に「COPY」と表示されません。
操作手順(例)ドラム・キットのコピーまず、コピー元の指定をします。
1.[KIT]を押します。「DRUM KIT」画面が表示されます。
2.[TOOLS]を押します。画面下部分に[F1]~[F4]の機能名が表示されます。
3.[F1(COPY)]を押します。「COPY DRUM KIT」画面が表示されます。コピー元とコピー先が表示されますので、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って選びます。
※「PRESET」は製品出荷時のドラム・キット、「USER」は現在使用できるドラム・キット、「CARD」はメモリー・カードに保存されているドラム・キットをそれぞれ表します。
4.[F4(COPY)]を押します。確認の画面が表示されます。
5.表示内容を確認して[F4(EXEC)]を押します。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
コピー先にあったキットを消して、コピーが実行されます。
※手順3で[F3(EXCHNG)]を押すと、コピー先とコピー元の内容を入れ替えます。ドラム・キットの並べ替えや整理に便利な機能です。
コピーが可能な画面「DRUM KIT」画面([KIT])
「INST」画面([INST])インストのコピーは、他のキットの同じTRIGGERINPUT端子へだけコピーできます。
「STUDIO」画面([STUDIO])
「CONTROL ROOM」画面([CONTROL ROOM])
「TRIGGER BANK」画面([SET UP]-[F1(TRIG)]-[F1(BANK)])
「PERC GROUP」画面([KIT]-[F2(FUNC)]-[F1(PRCGRP)])
「MIXER」画面([CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)])
「COMPRESSOR/LIMITER」画面([CONTROL ROOM]-[F2(COMP)])
コンプレッサーのコピーは、TRIGGER INPUT端子1~10番までを一括して他のキットにコピーできます。
「EQ」画面([CONTROL ROOM]-[F3(EQ)])イコライザーのコピーは、TRIGGER INPUT端子1~10番までを一括して他のキットにコピーできます。
「EFFECT」画面([CONTROL ROOM]-[F4(EFFECT)]
ひとつ前の実行を取り消す(UNDO)エディットを行う前の値に戻すことができる機能です。現在カーソルのある位置で、[INC/DEC]やVALUEダイヤルで変更した値を元に戻すことができます。カーソル位置を動かしたり、画面のページを変えるとアンドゥできません。アンドゥできる場合には、[TOOLS]を押した画面で[F3]の上に「UNDO」と表示されます。
(例)インストの選択をしているとき、いくつか選んで聴いてみた結果、変える前のインストに戻したくなった場合、アンドゥを実行すれば元に戻すことができます。
操作手順(例:インスト選択のアンドゥ)
1.[INST]を押します。「INST」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、別のインストを選びます。
ここで、元のインストに戻したくなったとします。アンドゥを実行すれば瞬時に元に戻すことができます。
3.[TOOLS]を押します。画面下部分に[F1]~[F4]の機能名が表示されます。
4.[F3(UNDO)]を押します。手順1の時点でのインストに戻ります。
※アンドゥの機能は、各設定画面上での[INC/DEC]やVALUEダイヤルによる設定について実行できます。コピーやペースト、バルク・ダンプの受信などによる変更についてはアンドゥはできません。このようなときは、[TOOLS]を押しても[F3]に「UNDO」の表示が出ません。
第8章 操作を便利にする機能
第8章
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ヘルプを参照するキーワードから実行したい機能を選び、その設定画面をすばやく見つけることができます。
操作手順1.[TOOL]-[F4(HELP)]を押します。ヘルプのキーワード一覧の画面(「HELP INDEX」)が表示されます。
2.[F1(UP)]または[F2(DOWN)]を使ってキーワードを選びます。
3.[F4(SELECT)]を押します。
※表示される説明文はすべて英語です。
4.表示している機能の設定画面を呼び出したいときは、[F4(GO NOW)]を押します。再びキーワード選択画面に戻るには、[F1(INDEX)]を押します。
プレビュー・ボタンの鳴りかたを設定する[PREVIEW]を叩くとインストを鳴らすことができます。「INST」画面で[TRIG SELECT]を押して、鳴らしたいパッドが接続されているトリガー番号を選んでください。画面右上にトリガー番号とインスト名が表示されます。また、ヘッド側/リム側の区別は[RIM]のランプで確かめられます。[PREVIEW]を叩く強さによって音量変化を付けるか付けないか、また音量変化を付けないときは、どのくらいの音量で鳴らすかを設定できます。
操作手順1.[SETUP]-[F3(CTRL)]-[F4(OPTION)]を押します。
「OPTION」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Preview Button」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
ON: 叩く強さによって音量変化が付きます。OFF:叩く強さに関係なく一定の音量で鳴ります。
4.「OFF」に設定すると音量を決めることができます。[CURSOR]を押して「Velocity」のところにカーソルを合わせます。
5.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って音量を設定します。
「1」にすると最小音量になります。「127」で最大音量になります。
118
第8章 操作を便利にする機能
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コントローラーの使いかたや動作を変えて便利に使うことができます。また、電子楽器ならではの演奏機能で演奏の幅を広げることもできます。
パッドを使ってパターンを鳴らす(パッド・パターン)
パッドを叩くことにより、あらかじめ指定したパターンを再生するように設定しておくことができます。この機能を使うことにより、ライブ演奏にパターンを使うというような応用ができます。
※複数のパッドに異なるパターンを割り当てた場合、あるパターンを再生中に別のパッドを叩くことにより、パターンを切り替えて再生することができます。ただし、インストの設定が異なるパターンに切り替わるときは、一瞬音がとぎれることがあります。
操作手順1.[INST]-[F4(CTRL >)]-[F3(PATTERN )]を押します。「INST CTRL」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。叩いたパッドの設定画面になります。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってパターン番号を選びます。「OFF」を指定すると、パッド・パターン機能はオフになります。
※パターン名の右のマークはパターンの再生のしかたを表示しています。この設定について詳しくは、P.98をご覧ください。
4.パッドを叩くとパターンが再生されます。
※パッドに割り当てられていたインストを鳴らさないようにするには、[CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F1(VOLUME)]を押して、パッドの音量を「0」に設定してください。
※シーケンサーの録音中は、パッド・パターンは使えません。
パッドを使ってボタン操作をする(パッド・スイッチ)fig.10-01
操作手順1.パッドをTRIGGER INPUT端子のAUX 1とAUX 2に接続します。
2.[SETUP]-[F3(CTRL)]-[F2(PAD SW)]を押します。「PAD SWITCH」画面が表示されます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、AUX 1とAUX 2の各端子の機能の組み合わせを選びます。
4.[EXIT]を押してこの画面を抜けます。
5.設定したパッドを叩くとスイッチとして動作します。
パラメーターMode(機能名) AUX1端子につないだパッドの機能 AUX2端子につないだパッドの機能OFF パッド・スイッチはオフです パッド・スイッチはオフですKIT SELECT パッド・スイッチはオフです 次のキットを呼び出しますPATTERN SEL パッド・スイッチはオフです 次のパターンを呼び出しますKIT SELECT(2) ひとつ前のキットを呼び出します 次のキットを呼び出しますPATTERN SEL(2) ひとつ前のパターンを呼び出します 次のパターンを呼び出します
第9章 パッドやフット・スイッチによる応用操作
第9章
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※パッドに割り当てられていたインストを鳴らさないようにするには、[CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F1(VOLUME)]を押して、AUX 1およびAUX 2の音量を「0」に設定してください。
※「Mode」の設定が「KIT SELECT」または「PATTERN SEL」のときに限り、パッドのリム側を叩くと[DEC]を押したときと同じ動作をします。
※ドラム・キット・チェイン(P.70)によるキットの切り替えをパッドで行いたいときは、上記の「MODE」を「KIT SELECT」にし、[CHAIN]を押してボタンのランプを点灯させます(あらかじめ、ドラム・キット・チェインの設定をしておきます)。
フット・スイッチを使ってボタン操作をする(フット・スイッチ)
2つのフット・ペダル(BOSS FS-5U、別売)と専用ケーブル(PCS-31)を使ってTD-10の操作ができます。「Mode」を設定して、2つのペダルの機能を決めます。
fig.10-03
フット・スイッチ SW1 SW2FS-5U×2(PCS-31) ○(赤) ○(白)DP-2 - ○
○:機能します -:機能しません
操作手順1.フット・スイッチをFOOT SWITCH端子に接続します(P.72)。
2.[SETUP]-[F3(CTRL)]-[F1(FOOTSW)]を押します。「FOOT SWITCH」画面が表示されます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、2つのフット・ペダルの各端子の機能の組み合わせを選びます。
4.[EXIT]を押してこの画面を抜けます。
5.フット・スイッチを踏むとスイッチとして動作します。
パラメーターMode(機能名) SW1 SW2KIT SELECT ひとつ前のキットを呼び出します 次のキットを呼び出しますPATTERN SEL ひとつ前のパターンを呼び出します 次のパターンを呼び出しますPATTERN PLAY 次のパターンを呼び出します パターンを再生/停止します
※ドラム・キット・チェイン(P.70)によるキットの切り替えをフット・スイッチで行いたいときは、上記の「MODE」を「KIT SELECT」にし、[CHAIN]を押してボタンのランプを点灯させます(あらかじめ、ドラム・キット・チェインの設定をしておきます)。
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第9章 パッドやペダルによる応用操作
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MIDIを使うと、次のようないろいろな応用操作ができます。
1. TD-10で作成したドラム・キット、パターン・データなどの外部シーケンサーへの保存
外部シーケンサーにフロッピー・ディスク・ドライブなどを内蔵していれば、TD-10の設定を低コストでバックアップできます。
2. パッドの演奏で外部機器を鳴らすTD-10の音に重ねて、MIDI音源やサンプラーを鳴らすことができます(P.122)。
3. 外部シーケンサーでアンサンブル演奏をするとき、TD-10をドラム専用音源として使う
MIDI音源として使う場合は、パーカッション・グループを使うことにより、さらに多彩なインストを同時に扱うことができます(P.126)。
外部機器にデータを保存する(バルク・ダンプ)
■データの保存外部シーケンサーなどの外部機器へTD-10のドラム・キットやパターンのデータを保存できます。外部シーケンサーは通常の演奏情報を録音するように操作し、TD-10側で次の操作を行えば保存できます。下の図のように、TD-10のMIDI OUT端子と外部シーケンサー(保存先)のMIDI IN端子を、MIDIケーブルで接続してください。fig.11-01
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F4(BULK)]を押します。「BULK DUMP」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、送信する内容を選びます。
ALL: ドラム・キット、パターン、パーカッション・グループ、セットアップのすべてのデータを送信します。
SETUP: トリガーやパッドなどの各種設定を送信します。
ALL DRUM KITS: ドラム・キット1~50のデータを送信します。
ALL PERC GROUP:パーカッション・グループ1~4のデータを送信します。
ALL PATTERN: パターン51~100のデータを送信します。
3.[F4(EXEC)]を押すと、データの送信が開始されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
※バルク・ダンプはシステム・エクスクルーシブ情報のひとつです。外部MIDIシーケンサーは、システム・エクスクルーシブ・メッセージを録音できるものをお使いください。また、シーケンサー側の設定で「システム・エクスクルーシブ情報を受信しない」といった設定になっていないかを確認してください。
■保存したデータをTD-10に送り返す下の図のように、TD-10のMIDI IN端子と外部シーケンサーのMIDI OUT端子を、MIDIケーブルで接続してください。
保存したデータをTD-10に送り返すには、特に設定は必要ありません。外部シーケンサーから設定データをTD-10に送信すれば、その設定が再現されます。
※このとき、TD-10の中のデータは失われます。必要に応じてバックアップをとってください。シーケンサー
MIDI IN MIDI OUT
TD-10
シーケンサー
MIDI OUT MIDI IN
TD-10
第10章 MIDIを使う機能
第10章
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■デバイスIDを設定する-複数のTD-10に保存データを送る
この設定は、2台以上のTD-10に別々のデータを同時に送信するときにだけ必要な設定です。それ以外の場合は設定を変えないでください。バルク・ダンプでデータを保存したときのデバイスIDがわからなくなると、保存したバルク・データを受信できなくなります。
※デバイスIDの製品出荷時の設定は17です。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「MIDI GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「DEVICE ID」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターDevice ID:1~32
使いかた(例)バルク・ダンプでデータを保存するとき、TD-10のデバイスIDを「17」で保存します。このデータを再度TD-10に送信するときは、デバイスIDが17であるTD-10だけが受信します。仮にもう1台のTD-10が接続されていても、デバイスIDが17以外だと受信しません。fig.11-02
パッドの演奏で外部MIDI音源を鳴らすパッドを叩いて外部MIDI音源を鳴らすための設定をします。
※この設定を行うと、TD-10と外部音源を同時に鳴らすことができます。
下の図のように、TD-10のMIDI OUT端子と外部MIDI音源のMIDI IN端子を、MIDIケーブルで接続してください。fig.11-02a
■各パッドが送信するノート・ナンバーを指定する
各パッドから送信するMIDIノート・ナンバー(鍵盤番号)を指定します。外部音源やサンプラーの、鳴らしたい音のノート・ナンバーに合わせて設定してください。
操作手順1.[INST]-[F4(CTRL)]-[F4(MIDI)]を押します。「INST CTRL」画面が表示されます。
2.エディットしたいパッドを叩きます。パッドに割り当てられているノートが、画面の鍵盤上に示されます。また「Note No.」のところには、そのノート・ナンバーが表示されます。
3.[CURSOR]を押して「Note No.」のところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってノート・ナンバーを指定します。
パラメーターNote No.:0(C -)~127(G 8)
デバイスID: 17
デバイスID: 16
MIDI IN
MIDI IN
MIDI OUT
デバイスID: 17 のデータを送信
システム・エクスクルーシブ を受信しません
MIDI音源
MIDI IN MIDI OUT
TD-10
MIDI IN B
POWER VOLUME
PHONES
INSTRUMENTPART
LEVEL PAN
REVERB CHORUS
KEY SHIFT MIDI CH
SELECT
EFX ON/OFF
USERINST
VIB RATE
ATTACK
VIB DEPTH
CUTOFF
DECAY
VIB DELAY
RESONANCE
RELEASE
DELAY
PREVIEW (PUSH)
EFX VALUEEFX PARAMEFX TYPE
ALL
MUTE
SC-55MAP
SC-88MAP
PART INSTRUMENT
PARTDELAY
122
第10章 MIDIを使う機能
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 122
123
※ハイハットはオープン・ハイハット(初期設定値46(A#2))のノート・ナンバーだけを設定します。この設定でクローズ、ペダルはオープンの設定に連動して変化します。
(例)オープン・ハイハットのノート・ナンバーを「2」減らすと、クローズ、ペダルも同じように「2」減ります。
■ゲート・タイムを設定する
MIDI OUTから送信されるノートの鳴る長さ(ゲート・タイム)をパッドごとに設定できます。
通常ドラム用音源モジュールは、ノート・オン情報で発音するタイミングだけを受信し、ノート・オフは受信しません。これに対し、一般的な音源モジュールやサンプラーでは、鍵盤を離すときに送信されるノート・オフ情報を受けて音源が鳴りやみます。パッドを叩くと、演奏データの発音時間は(不必要なので)最小値になっています。このようなデータを、ノート・オフ情報を受信する音源モジュールで受信すると、発音できないほどの短い時間として受信されるので、ほとんど音が鳴りません(または耳ざわりなノイズのような音で鳴るかもしれません)。このような現象を避けるために、それぞれのパッドで叩いた演奏におけるMIDIデータ上の発音時間を決めておくことができます。
操作手順1.[INST]-[F4(CTRL)]-[F4(MIDI)]を押します。「INST CTRL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Gate Time」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、演奏データ上の発音時間を設定します。
パラメーターGate Time:0.1~8.0
■MIDIチャンネルを合わせるMIDIチャンネルの設定方法については、次の「TD-10全体のMIDI設定をする」(P.124)をご覧ください。パッドの演奏は、ドラム・パートのチャンネル設定(設定画面の「All Drums」)と同じチャンネルでMIDI OUTから送信されます。
Roland SPD-11といっしょに使うRoland SPD-11(MIDIコントローラー)とTD-10のパッド(トリガー・コントローラー)を同時に使って、外部音源などを鳴らす場合を説明します。下の図のようにSPD-11とTD-10を接続します。fig.11-11
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「MIDI GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Soft Thru」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「ON」に設定します。
MIDI INから受信したデータ(システム・エクスクルーシブを除く)もMIDI OUT/THRU端子から出力されます。
※この設定が必要ない場合は「OFF」にしておいてください。OFFにすることにより、パッドの打撃情報などに対する反応がより向上します。
パラメーターSoft Thru:OFF、ON
MIDI INMIDI
OUT/THRU
MIDI OUT
SPD-11パッドやペダル
TRIGGER INPUT
他の音源モジュールや サンプラーの MIDI INへ
第10章 MIDIを使う機能
第10章
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TD-10全体のMIDI設定をする
■パートのMIDIチャンネルを合わせるTD-10が、MIDIデータを送受信するチャンネルをパートごとに設定します。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]を押します。「MIDI」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、MIDIチャンネルを設定したいパートのところへカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってチャンネル番号を設定します。
「1」から「16」に設定すると、そのチャンネルのMIDIデータで送受信します。「OFF」は強制的にパートの受信を切って、無駄な受信や発音を増やさないための設定です。
パラメーターChannel:ch 1~ch16、OFF
■ローカル・コントロールをオフにするパッドの演奏を、外部MIDIシーケンサーで録音するときに必要な設定です。fig.11-03
パッドからの演奏情報を、TD-10の音源部分には直接送らないようにし(ローカル・コントロール・オフ)、外部シーケンサーへいったん送信してから、TD-10の音源部分に送られるようにします(上図参照)。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「MIDI GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Local Control」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「OFF」に設定します。
※ローカル・オンのまま図にように接続して録音すると、TD-10内部とシーケンサー経由の2つの演奏情報がTD-10の音源部分に送信され、正しく演奏できません。
パラメーターLocal Control:OFF、ON
■プログラム・チェンジの受信や送信をしないようにする
TD-10がプログラム・チェンジ情報を外部に送信するかどうか、または外部からのプログラム・チェンジ情報を受信するかどうかを設定します。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F3(PROG)]を押します。「MIDI Program Change」画面が表示されます。
2.[F1]を押すたびに受信のオン/オフを切り替え、[F2]を押すたびに送信のオン/オフを切り替えます。
■FD-7から送信されるデータを減らす(Pedal Data Thin)
ペダルからの大量のデータが、内蔵シーケンサーやMIDIOUTに送信されるのを防ぐための機能です。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「MIDI GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Pedal Data Thin」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
「1」または「2」に設定すると、ペダルのデータの間引きを行います。「1」より「2」の方が間引く量が多くなります。通常は「1」を使用して、よりデータを減らしたいときに「2」に設定します。「Normal」に設定すると、間引きを行いません。
パラメーターPedal Data Thin:Normal、1、2
TD-10
音源 モジュール部 外部シーケンサー
Trigger 端子
ローカル ・オフ
MIDI OUT/THRU
MIDI IN
: 演奏情報が流れる経路
Trigger→MIDI 変換
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第10章 MIDIを使う機能
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TD-10を音源モジュールとして使う下の図のように、TD-10のMIDI IN端子と外部シーケンサーやキーボードのMIDI OUT端子を、MIDIケーブルで接続してください。fig.11-01a
ここでの設定は、TD-10をMIDI音源モジュールとして使う場合にだけ必要な内容です。ドラム・キットの音作り等については、第2章~第5章をお読みください。
※ここでの設定は、すべてパターンごとに設定されます。TD-10を音源モジュールとして使う場合は、空のパターンを使ってそこで設定してください([PATTERN]-[F4(NEW)]を押すと、演奏の入っていない空のパターンが呼び出されます)。このようにすれば、この空のパターンを選ぶだけで、ここでの設定が呼び出されます。
■各パートのインストを設定するパートの設定の操作手順は、シーケンサーのパート設定と同じです。「第6章 シーケンサー」の「各パートのインストの選択や設定をする」(P.106)をご覧ください。外部MIDI機器を使ってバッキング・パート(パート1、パート2、ベース・パート)のインストを切り替えるときは、プログラム・チェンジの1~54番を送信してください。TD-10のバッキング・パートのインストの1~54番に対応しています。
■各パートのミキサーを設定するパートの設定の操作手順は、シーケンサーのパート設定と同じです。「第6章 シーケンサー」の「各パートのインストの選択や設定をする」(P.106)をご覧ください。
■受信するノート・ナンバーとパッドの対応を指定する
外部キーボードのどの鍵盤を弾くと、TD-10のどのパッドの音が鳴るかを指定します。この設定の操作手順については、「各パッドが送信するノート・ナンバーを指定する」(P.122)をご覧ください。
GENERAL MIDIスコア用設定例fig.11-04
シーケンサー
MIDI OUT MIDI IN
TD-10
H 2R 2
H 1
C2
H 5H 4
H 6
H 3R 3
R 4
R 8
R 9
H 9
R10
H7
H7
R6
H7
H 8H10
TRIGGER No. TRIGGER No.
第10章 MIDIを使う機能
第10章
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■パーカッション・グループの使いかたパーカッション・グループは、MIDIキーボードやシーケンサーでTD-10を鳴らすときにだけ使います。fig.11-05
パッドに割り当ててある音以外に、鍵盤で鳴らすインストを決めておくことができます。このノートごとの設定をパーカッション・グループといいます。パーカッション・グループは4つありますので、それぞれのドラム・キットに合ったパーカッション楽器のグループをキットごとに選んでください。
※パッドとパーカッション・グループで同じノート・ナンバーを割り当てた場合は、パッドの方のインストが発音します。
※ノート・ナンバーの割り当てについて詳しくは、P.150の表をご覧ください。
●パーカッション・グループを選ぶTD-10にはパーカッション・グループが4つあります。それぞれのドラム・キットについて、パーカッション・グループを1つ選んで使います。fig.11-07
操作手順1.[KIT]-[F2(FUNC)]-[F1(PRCGRP)]を押します。
「PERC GROUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「GROUP」の番号のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って選びます。
パラメーターGroup:1~4
●パーカッション・インストを選ぶパーカッション・グループの各ノート・ナンバーのインストを選びます。fig.11-08
操作手順1.[KIT]-[F2(FUNC)]-[F1(PRCGRP)]を押します。
「PERC GROUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR](左右方向)を押してインスト名のところにカーソルを合わせます。
3.[CURSOR](上下方向)を押して、インストを変更したいノート・ナンバーのところに合わせます。
※グループ名に、「ELEC」「TR-808」「TR-909」の付くインストは使えません。
※インスト名に[H 1]のように表示されているところは、ドラム・キットのインストが割り当ててあります。このノート・ナンバーについては、「INST」画面でインストを選んでください。
※MIDIキーボードを接続していれば、鍵盤を弾くとそのノート・ナンバーのところにカーソルが移動します。ただし、ノート・チェイス(P.115)の設定をオンにしてください。
C2
H7
H7H7
H 8R10
TRIGGER No. TRIGGER No.
:パーカッション・グループの インストが鳴ります。
H 2R 2
H 1
H 5H 4
H 6
H 3R 3
R 4
R 8
R 9
H 9
R10
R6
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第10章 MIDIを使う機能
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ファンクション・ボタンの機能インスト名のところにカーソルがあるときは、[F1(LIST)]を押すとインストのリスト画面になります。[F2(EDIT)]を押すとインストのエディット画面になります。エディット画面での操作について詳しくは、「パーカッション・グループのエディット」をご覧ください。
●ドラム・キットとパーカッション・グループの音量バランスを調節する
音量(グループ・ボリューム)とエフェクト・センド(グループ・センド・レベル)については、ドラム全体とパーカッション・グループ全体での調節ができます。fig.11-09
操作手順(グループ・ボリューム)1.[ CONTROL ROOM] -[ F1( MIXER)] -[ F4(GRPVOL)]を押します。
「GROUP VOLUME」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいグループのところにカーソルを合わせます。
「DRUMS」はドラム・キット、「PERC」はパーカッション・グループの音量をそれぞれ調節します。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターDRUMS、PERC:0~127
操作手順(グループ・センド・レベル)1.[CONTROL ROOM] -[ F4( EFFECT)] -[ F2(SNDRTN)]を押します。
「EFFECT GROUP」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、設定したいグループのところにカーソルを合わせます。
「Drums」はドラム・キット、「Perc」はパーカッション・グループ、「Part」はバッキング・パートのセンド・レベルを調節します。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターSend Level:0~127
●パーカッション・グループのエディットパーカッション・グループでも各インストのエディットができます。fig.11-10
操作手順1.[KIT]-[F2(FUNC)]-[F1(PRCGRP)]-[F2(EDIT)]を押します。
「PERC INST EDIT」画面が表示されます。
2.MIDI IN端子に接続されたMIDIキーボードの鍵盤を押して、エディットしたいノート・ナンバーを選びます。押した鍵盤(ノート・ナンバー)の設定画面になります。
3.[CURSOR]を押して、設定するパラメーターのところにカーソルを合わせます。
4.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って設定します。
パラメーターNoteカーソルを左側に移動し、エディットするノート・ナンバーを選びます。カーソルを右側に移動するとインストが選べます。
Volume:0~127音量を調節します。
Pan:L15~CENTER~R15左右の定位を調節します。
Pitch:-480~0~+480音の高さを調節します。
Decay:-31~0~+31音の減衰時間を調節します。
Ambience:0~127アンビエンスのかかる強さを調節します。
Fx Send:0~127エフェクトのかかる強さを調節します。
Output:Master、Phones Onlyリアパネルの、どの出力端子を使うのかを選びます。「MASTER OUT端子とPHONES端子」(Master)と「PHONES端子だけ」(Phones Only)が選べます。
第10章 MIDIを使う機能
第10章
TD-10_REF.j 03.3.5 21:38 ページ 127
■プログラム・チェンジで呼び出されるキット番号を変える
例えば、「5番のプログラム・チェンジを受信したとき、ドラム・キット10番を呼び出す」というような設定を自由に作ることができます。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F3(PROG)]を押します。「MIDI Program Change」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、プログラム・チェンジ・ナンバーを設定したいキット名の横にカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、受信するプログラム・チェンジ・ナンバーを設定します。
細かい演奏表現のためのMIDIメッセージ
■ハイハット・コントロールのためのメッセージ
TD-10のハイハット・コントロールは他のMIDI機器とは異なり、ペダルを踏む深さもコントロール・チェンジ・メッセージを使ってデータとして記録します。初期設定ではコントロール・チェンジの4番を使っています。外部MIDI機器からの受信、外部MIDI機器への送信ともにこのナンバーを使います。
※お使いのMIDI機器がすでに4番のコントロール・チェンジを使っている場合は、他のコントロール・チェンジを使ってください。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F2(CTRL)]を押します。「MIDI Control Change」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Pedal CC」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってコントロール・チェンジ・ナンバーを設定します。
パラメーターPedal CC: OFF、Modulation(1)、Foot Ctrl(4)、
General1(16)、General2(17)
OFF: MIDI IN、MIDI OUTともに、ハイハット・コントロールのデータを扱いません。
Modulation(1)、Foot Ctr l(4)、General1(16)、General2(17):
設定したコントロール・チェンジ情報を使って、ハイハットの演奏情報を扱います。MIDI INからの受信、MIDI OUTへの送信ともに、この設定にしたがいます。
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第10章 MIDIを使う機能
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129
■打点位置検出のためのメッセージTD-10ではスネアとライド・シンバルの打点位置を記録するために、コントロール・チェンジ・メッセージを使います。パッドの中心からリム側までの、叩いた位置がどこであったのかを記録していきます。初期設定では、スネア・ドラム(TRIGGER INPUT端子2番)にコントロール・チェンジの16番を、ライド・シンバル(TRIGGER INPUT端子10番)にコントロール・チェンジの17番を使っています。外部MIDI機器からの受信、外部MIDI機器への送信ともにこのナンバーを使います。
※お使いのMIDI機器がすでに16、17番のコントロール・チェンジを使っている場合は、他の番号を使ってください。
操作手順1.[SETUP]-[F2(MIDI)]-[F2(CTRL)]を押します。「MIDI Control Change」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して、スネア・ドラムであれば「SNARE」のところに、ライド・シンバルであれば「RIDE」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってコントロール・チェンジ・ナンバーを設定します。
パラメーターZone CC: OFF、Modulation(1)、General1(16)、
General2(17)
OFF: MIDI IN、MIDI OUTともに、打点位置情報を扱いません。
Modulation(1)、General1(16)、General2(17):設定したコントロール・チェンジ情報を使って、打点位置の情報を扱います。MIDI INからの受信、MIDI OUTへの送信ともに、この設定にしたがいます。
外部MIDI機器と同期させる外部MIDIシーケンサーとTD-10のシーケンサーの同期演奏を行うための設定です。再生する側をマスター、それに合わせて同期する方をスレーブといいます。
SYNCのパラメーターについてInternal: TD-10のテンポ設定で再生/録音します。
製品出荷時はこの設定になっています。External: 外部からのテンポ情報にしたがって、TD-
10のシーケンサーが動作します。Auto: InternalとExternalの機能を持ち合わせた
便利な設定です。外部からの同期信号を受信しない状態で、TD-10の[PLAY]を押すと内部設定にしたがって再生します。外部からの同期信号を受信すると、それにしたがって同期します。
Remote: 外部機器からの再生開始/中断/停止の情報にはしたがいますが、テンポはTD-10のテンポ設定で再生します。
MIDI → Delay:エフェクトの「Beat Delay」のためにテンポ情報を受信します。ソング・セレクトと、再生開始/中断/停止の情報は受信しないので、内蔵シーケンサーを同期再生させたくないときに使います。
●外部シーケンサーの再生に合わせてTD-10が同期する場合
この場合、TD-10はスレーブとなります。下の図のように、外部機器のMIDI OUT端子とTD-10のMIDI IN端子を、MIDIケーブルで接続してください。
操作手順1.[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「PATTERN GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Sync Mode」のところにカーソルを合わせます。
シーケンサー
MIDI OUT MIDI IN
TD-10
第10章 MIDIを使う機能
第10章
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3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「External」または「Auto」に設定します。
4.送信側の再生を始めます。同期演奏が始まります。
●TD-10の再生に合わせて外部シーケンサーを同期させる場合
この場合、TD-10はマスターとなります。下の図のように、TD-10のMIDI OUT端子と外部機器のMIDI IN端子を、MIDIケーブルで接続してください。
操作手順1.[PATTERN]-[F2(SETUP)]-[F1(GLOBAL)]を押します。
「PATTERN GLOBAL」画面が表示されます。
2.[CURSOR]を押して「Sunc Mode」のところにカーソルを合わせます。
3.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って「Internal」または「Auto」に設定します。
4.外部シーケンサーを、同期できる設定にします。
5.[PLAY]を押してTD-10の再生を開始します。同期演奏が始まります。
シーケンサー
MIDI IN MIDI OUT
TD-10
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第10章 MIDIを使う機能
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資 料
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資 料
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ここでは、正しく動作しないときのチェック・ポイントと対処方法をまとめています。症状に合わせて確認してみてください。また、基本的なセッティングでのチェック・ポイントについては、「クイック・スタート」の「接続や設定についてのトラブル・シューティング」をご覧ください。
音に関する全体に共通な内容●思うように鳴らない。パッドの感度設定は正しいですか?→まず、「クイック・スタート」の「TD-10で使うパッド
を指定する」(P.29)を参照して、正しいトリガー設定になっているかどうかを確認します。さらに感度の修正をしたいときは、「パッドの感度を調節する」(P.39)を参照して調節してください。ドラム・トリガーや他社製のパッドを使う場合は、「進んだ使いかた」の「トリガー・パラメーターを細かく設定する(BASIC)」(P.109)、「トリガー・パラメーターを細かく設定する(ADVNCD)」(P.111)を参照してください。
●音が鳴らない音量設定が下がっていませんか?次の点をチェックしてください。( )内の手順でボタンを押すと設定画面が表示されます。
○[VOLUME CONTROL]が下がっていませんか?→[VOLUME CONTROL]の各つまみを回して上げてく
ださい。
○[GROUP FADERS]が下がっていませんか?→[GROUP FADERS]の各スライダーを上げてください。
○コントロール・ルームのインストごとの音量が下がってい ま せ ん か ? ([ CONTROL ROOM] -[ F1(MIXER)]-[F1(VOLUME)])
→音の鳴らないパッドを叩いて、そのパッドのスライダーのところにカーソルを移動させます。[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○インストごとのコンプレッサーの「Level」が下がっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F2(COMP)])
→音の鳴らないパッドを叩いて設定画面を表示させます。[F4]を押して「Level」を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○コントロール・ルームのキット全体の音量が下がっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F4(GRPVOL)])
→設定画面で「DRUM」を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
パッドは正しく接続されていますか?プラグが抜けかかっていないか、差し込む端子を間違えていないかを確認してください。
音量以外の部分で、音を出力できない設定になっていませんか?次の点をチェックしてください。
○ブラシによる演奏の場合、ブラシ専用のドラム・キットを選んでいますか?([KIT])
→ドラム・キットを選ぶときに、画面右下に次のマークが表示されているキットを選んでください。
○出力端子を変えていませんか?([CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F3(OUTPUT)])
→音の鳴らないパッドを叩いて、そのパッドの設定のところにカーソルを合わせます。[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って正しい出力端子を選んでください。
○ インスト番号が600(OFF)になっていませんか?→[INST]を押して表示された画面で、1~559番のインストを選んでください。
●[PREVIEW]を叩いても鳴らないローカル・コントロール(P.124)がオフになっていませんか?P.124の図のように、外部シーケンサー等を経由した演奏データがTD-10に入ってくるように、接続/設定してください。外部シーケンサーを使用しない場合は、ローカル・コントロールをオンにしてください。
●設定を変えても、音に反映されない。ヘッドとリムの選択を間違えていませんか?パラメーターの中にはヘッド部分とリム部分で別々の設定ができるものがあります。このとき、ディスプレイで「HEAD」「RIM」の表示を確認してから設定してください。
●音量の設定が勝手に変わるグループ・フェーダーのチェックドラム・キットのコントロール・ルームで設定した音量バランスを再現したいときは、フロント・パネルの[GROUPFADERS]をすべて同じ設定にしてください。
●パッドを弱く叩いたときに音が鳴らない電源投入時にパッドを叩いてしまうと弱く叩いたときの反応が悪くなります。電源を一度切り、再度電源を入れてディスプレイにドラム・キットの表示がされるまで、パッドを叩かないようにしてください。電源投入時にはパッドの最小出力レベルが認識されます。このときにパッドを叩いてしまうと、パッドの出力レベルが誤って認識されてしまうため、パッドの反応が悪くなります。
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故障と思う前に
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●[MASTER]を回しても音量が変わらない[MASTER]はMASTER端子から出力される音量を調節するつまみで、ヘッドホンやDIRECT 1、2、3の各端子から出力される音量は変えられません。
●エフェクトがかからない次の点をチェックしてください。( )内の手順でボタンを押すと設定画面が表示されます。
○エフェクトのマスター・スイッチがオフになっていませんか?([KIT]-[F3(FX SW)])
→[F4]を押して「ON」にしてください。
○インストごとのレベルが下がっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F4(EFFECT)]-[F1(FXSEND)])
→エフェクトのかからないパッドを叩いて、そのパッドのスライダーのところにカーソルを移動させます。[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○エフェクトのマスター・レベルが下がっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F4(EFFECT)]-[F2(SNDRTN)]で表示された画面で「Output Level」を選択)
→設定画面で「Output Level」を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
●アンビエンスがかからない次の点をチェックしてください。( )内の手順でボタンを押すと設定画面が表示されます。
○アンビエンスのマスター・スイッチがオフになっていませんか?([KIT]-[F3(FXSW)])
→[F1]を押して「ON」にしてください。○インストごとのレベルが下がっていませんか?([STUDIO]-[F4(AMBNCE)]-[F1(AMBSND)])
→アンビエンスのかからないパッドを叩いて、そのパッドのスライダーのところにカーソルを移動させます。[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○アンビエンスのグループ・センド・レベルが下がっていませんか?([STUDIO]-[F4(AMBNCE)]-[F2(GRPSND)])
→アンビエンスのかからないグループ(「DRUMS」「PERC」「PART」)を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○アンビエンスの出力先のレベル下がっていませんか?([STUDIO]-[F4(AMBNCE)]-[F3(AMBLVL])
→アンビエンスのかからない出力先(「MASTER」「DIR1」「DIR2」「DIR3」)を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
●イコライザーがかからない次の点をチェックしてください。( )内の手順でボタンを押すと設定画面が表示されます。
○パートごとのイコライザーを一括してオン/オフするスイッチがオフになっていませんか?([KIT]-[F3(FXSW)])
→[F3]を押して「ON」にしてください。○マスター・イコライザーのスイッチがオフになっていませんか?([KIT]-[F4(MAS EQ)])
→[F1]を押して「ON」にしてください。○パッドごとのイコライザーのスイッチがオフになっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F3(EQ)])
→イコライザーのかからないパッドを叩いて、そのパッドの設定画面を表示させます。[F1]を押して「ON」にしてください。
●コンプレッサーがかからない○パートごとのコンプレッサーを一括してオン/オフするスイッチがオフになっていませんか?([KIT]-[F3(FX SW)])
→[F2]を押して「ON」にしてください。○パッドごとの コンプレッサーのスイッチがオフになっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F2(COMP)])
→コンプレッサーのかからないパッドを叩いて、そのパッドの設定画面を表示させます。[F1]を押して「ON」にしてください。
○コンプレッサーの設定は正しいですか?([CONTROLROOM]-[F2(COMP)])
→ P.91の説明を参照して、コンプレッサーの設定を修正してください。
パッドやペダルに関する内容●叩く強さと音の鳴りが合わないまず、「クイック・スタート」の「TD-10で使うパッドを指定する」(P.29)をご覧になり、基本設定が正しくできているかを確認してください。それでも合わない場合や他社製のパッドを使う場合は、「パッドの感度を調節する」(P.39)にしたがって、細かい設定を行ってください。
●割り当てたインストと違う音が鳴るヘッド部分/リム部分を間違えて割り当てていませんか。また、ヘッドとリムを同時に叩く(リム・ショット)と、リムに割り当てたインストが鳴ります。ヘッドに割り当てた音を鳴らしたい場合は、確実にヘッドだけを叩いてください。
●トリガー・タイプ(P.108)を設定した後で、スキャン・タイム(P.111)の値を短く変更していませんか?
スキャン・タイムが短い値に設定されていると、ヘッドの張り具合の調節機能(P.110)が正しく動作しません。トリガー・タイプを設定しなおすと、スキャン・タイムの値が自動的にパッドに最適な値に変更されます。
故障と思う前に
資 料
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●ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)が正しく動作しない
電源投入時にハイハット・コントロール・ペダルの認識が正しく行われていません。電源を一度切り、再度電源を入れてディスプレイにドラム・キットの表示がされるまで、ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)を踏まないようにしてください。電源投入時にはペダルをオープンにしたときの情報が認識されます。このときにペダルを踏んでいるとペダルの位置が誤って認識されてしまうため、ペダルを正しく動作させることができなくなります。
MIDIに関する内容●外部シーケンサーやキーボードで音が鳴らない
内部の音量設定が下がっていませんか?次の点をチェックしてください。( )内の手順でボタンを押すと設定画面が表示されます。
○パーカッション・グループのインストごとの音量が下がっていませんか?([KIT]-[F2(FUNC)]-[F1(PRCGRP)]-[F2(EDIT)])
→「Note」にカーソルを合わせて鳴らないノートを選びます。次に「Volume」を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○コントロール・ルームのパーカッション・グループ全体の音量が下がっていませんか?([CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F4(GRPVOL)])
→設定画面で「PERC」を選び、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って値を上げてください。
○出力端子を変えていませんか?([CONTROL ROOM]-[F1(MIXER)]-[F3(OUTPUT])(製品出荷時は、MASTER OUTとPHONESだけ出力するように設定されています。)
→[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って正しい出力先(「MASTER」「DIR1」「DIR2」「DIR3」)を設定してください。
○パートのMIDIチャンネルがオフになっていませんか?([SETUP]-[F2(MIDI)])
→設定画面の「Channel」の欄に「OFF」が表示されていれば、その部分にカーソルを合わせ、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使ってMIDIチャンネルを設定してください。
●バルク・ダンプを送信していないMIDIケーブルを接続する端子を間違えていませんか?外部機器にバルク・データを保存する場合は、TD-10のMIDI OUT/THRU端子と外部シーケンサーのMIDI IN端子を接続します。その他に、外部シーケンサー側で「システム・エクスクルーシブ・データを受信しない」という設定になっていないかを確認してください。システム・エクスクルーシブ・データは機器固有のデータで、バルク・ダンプのデータもその一種です。
シーケンサーに関する内容●[PLAY]を押しても鳴らない空のパターンを再生していませんか?演奏データの入っているパターンを再生してください。
パート・ミュートをしていませんか?[PART]-[F4(MUTE)]を押して表示された画面で、「MUTE」になっているパートがあれば、[F1]~[F4]を押して表示を「PLAY」にしてください
●一瞬再生してすぐ止まってしまう再生タイプ(PLAY TYPE)が「Tap」になっていませんか?このタイプは主にパッド・パターン(パッドでのパターン再生)に使うものです。[PATTERN]-[F2(FUNC)]-[F3(TYPE)]を押して表示された画面で、「Play Type」を「Tap」以外に設定してください。
クリックに関する内容●クリック音が鳴らない[CLICK]のランプは点灯していますか?点灯していなければ[CLICK]を押して点灯させます。同時にクリックの設定画面が表示されますので、設定が不要なら[EXIT]を押して画面を抜けてください。
[GROUP FADERS]の[CLICK]が下がっていませんか?→[CLICK]のスライダーを上げてください。
クリック音の出力先は正しいですか?[CLICK]-[F2(INST)]を押して表示された画面で、カーソルを「Output」のところに合わせます。「MASTER」にするとMASTER OUTとPHONESから、「PHONES」にするとヘッドホンから出力されます。
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画面表示に関する内容●トリガー・インジケーターが勝手に点灯する
パッドのすぐ近くでモニター・スピーカーなどが大音量で鳴っていると、その振動をトリガー信号と誤認識してしまう場合があります。このような場合はスピーカーの場所を変えるか、パッドの向きを変えてください。その他、演奏以外の振動がパッドに伝わらないようにしてください。
●画面が薄い、または全体に黒っぽくて見づらい
ディスプレイは見る角度や、室温などで見えかたが変わります。そのつど、見やすいように設定してください。[SETUP]-[F3(CTRL)]-[F3(DISPLY)]を押して表示された画面で設定するか、[KIT]を押しながらVALUEダイヤルを回して設定してください。値を変化させると、設定の目安になるバーの長さが変化します。
その他の内容●[PREVIEW]を叩くとパターンが再生する。
パッド・パターンがパッドに割り当てられていませんか?この場合、[PREVIEW]でこのパッドを鳴らすと、パッドを叩いたときと同じ動作になり、パターンが再生されます。再生を停止するには、[STOP]を押してください。
●DIRECT端子を使い、楽器ごとに独立して出力させると、他の楽器音がわずかに聞こえる
DIRECT端子から出力する音色のアンビエンス成分がMASTER端子から聞こえています。アンビエンスを「OFF」にする(P.41)か、「AMBIENCE OutputLevel」を「0」にしてください(P.88)。すべてのアンビエンス音は出力先(Output Assign P.91)の設定に関わらず、(L) と(R)の2系統にミックスされ「AMBIENCE Output Level」(P.88)で設定されたアウトプットへ出力します。そのため、「AMBIENCE OutputLevel」の設定によっては、楽器音の出力先とは違うアウトプットから音が聞こえることがあります。例えば、製品出荷時の設定からキックをDIRECT端子に出力するように変更すると、キックのアンビエンス音はMASTER端子から出力される設定になっているため、MASTER端子からキックの音が漏れているように聞こえます。
低いレベル(-45dB以下)で他のアウトプット端子に音漏れがあります。これはTD-10の仕様によるもので故障ではありません。
アウトプット・セパレーション:76dB以上(MASTER L → DIRECT L、MASTER R → DIRECT R):45dB以上
(DIRECT L → 別DIRECT L、DIRECT R → 別DIRECT R):45dB以上
故障と思う前に
資 料
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各トリガーに割り当てできるインストは次のようになっています。
○:インストの割り当てとV-EDITができます△:インストの割り当てはできますが、V-EDITはできません×:割り当てできません
トリガー番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12インスト・グループ\ KICK SNARE TOM1 TOM2 TOM3 TOM4 HI-HAT CRASH1 CRASH2 RIDE AUX1 AUX2V-KICK ○ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △V-SNARE △ ○ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △V-TOM △ △ ○ ○ ○ ○ △ △ △ △ △ △ELEC KICK ○ × × × × × × × × × × ×ELEC SNARE × ○ × × × × × × × × × ×ELEC TOM1 × × ○ × × × × × × × × ×ELEC TOM2 × × × ○ × × × × × × × ×ELEC TOM3 × × × × ○ × × × × × × ×ELEC TOM4 × × × × × ○ × × × × × ×808 KICK ○ × × × × × × × × × × ×808 SNARE × ○ × × × × × × × × × ×808 TOM1 × × ○ × × × × × × × × ×808 TOM2 × × × ○ × × × × × × × ×808 TOM3 × × × × ○ × × × × × × ×808 TOM4 × × × × × ○ × × × × × ×909 KICK ○ × × × × × × × × × × ×909 SNARE × ○ × × × × × × × × × ×909 TOM1 × × ○ × × × × × × × × ×909 TOM2 × × × ○ × × × × × × × ×909 TOM3 × × × × ○ × × × × × × ×909 TOM4 × × × × × ○ × × × × × ×その他 △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △
※グループ名に「ELEC」「808」「909」が付くインストでは、ヘッドとリムの組み合わせは変更できません。
※同じインスト・グループから「V」の付くインストをヘッドとリムに割り当てた場合、胴の深さやヘッドの材質は両方の音に適用されます。リムに割り当てた音に対しては、ヘッドのチューニングだけが独立して設定できます。
■ヘッドとリムが独立して設定できるパラメーター
[INST]のパラメーター:Pitch、Decay(V-EDIT可能な場合を除きます。)
[STUDIO]のパラメーター:Amb Send Level(グループ名に「ELEC」「808」「909」が付くインストを除きます。)
[CONTROL ROOM]のパラメーター:MIXER/Volume、MIXER/Fx Send(グループ名に「ELEC」「808」「909」が付くインストを除きます。)
[INST]-[F4(CTRL)]-[F4(MIDI)]のパラメーター:TRIGGER to PATTERN、Gate Time、Note No.
[INST]-[F4(CONTROL)]-[F3(PATERN)]のパラメーター:TRIGGER to PATTERN
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各トリガーで使えるインスト
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すべての内部設定を初期状態にして各種設定をやりなおしたいときに初期化します。初期化すると内部設定はすべて失われますので、必要な設定はメモリー・カードか、外部MIDI機器に保存してから行ってください。
操作手順1.[SETUP]-[F4(UTIL)]-[F4(INIT)]を押します。「SYSTEM INITIALIZE」画面が表示されます。
2.[F4(INIT)]を押します。確認の画面が表示されます。
3.[F4(EXEC)]を押します。TD-10が初期化されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
ドラム・キット、トリガー・バンク、パーカッション・グループは、コピー機能を使って製品出荷時の設定に戻すことができます。まず、初期化したいドラム・キット、トリガー・バンク、パーカッション・グループの画面を表示させておきます。fig.12-01a
操作手順(例)ドラム・キットの初期化
1.[KIT]を押します。「DRUM KIT」画面が表示されます。
2.[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、初期化したいドラム・キットを選びます
3.[TOOLS]-[F1(COPY)]を押します。「COPY DRUM KIT」画面が表示されます。手順2で選んだキットがコピー元とコピー先に表示されています。
4.[INC /DEC]または VALUE ダイアルを使って、「PRESET」の名前が付いたキット(プリセット・ドラム・キット)を選んでコピー元に指定します。
5.[F4(COPY)]を押します。確認の画面が表示されます。
6.[F4(EXEC)]を押します。コピー先にあったキットを消して、コピー(初期化)が実行されます。([F1(CANCEL)]を押すと、実行しないで前の画面に戻ります。)
コピー元 コピー先
製品出荷時の設定に戻す
資 料
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ここでは、TD-10が出すメッセージ(エラー・メッセージ)の意味とその対処方法について説明しています。TD-10の画面にメッセージ・ウィンドウが表示されたときは、何らかの理由でTD-10が正しく動作できないか、操作方法に誤りがあります。ここでの説明を読んで対処してください。また、下の図のように[F4]の上に「ACCEPT」と表示しているときは、このボタンを押すとメッセージ・ウィンドウが閉じます。fig.12-02
Backup Battery Low !TD-10内部のバックアップ・バッテリー(ユーザー・メモリーのデータを保持するための電池)が消耗しています。お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスに電池の交換を依頼してください。
BACKUP NG !バックアップ・バッテリーの消耗により、内部データが失われました。お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスに電池の交換を依頼してください。
BULK DUMP Aborted by User !バルク・データの送信を中断しました。
Check Sum Error !システム・エクスクルーシブ・メッセージのチェック・サムの値が間違っています。
BULK DUMP Data Transmit Completed !バルク・データの送信が終わりました。
BULK DATA DEVICE ID Error !デバイスIDに誤りがあるため、システム・エクスクルーシブ・メッセージを受信できません。デバイスIDを正しく設定してください(P.122)。
BULK DATA Load Error !バルク・ダンプの受信を失敗しました。外部MIDI機器が正しく接続されているか、MIDIケーブルが確実に差し込まれているかを確認してください(P.122)。
BULK DATA Receiving ... Please, Wait.バルク・データを受信中です。
BULK DATA Receive Completed !バルク・データの受信が終わりました。
Empty Pattern空のパターンに対して、何らかのエディットを行おうとしました。
EXPANSION BOARD Not Ready orUnavailable !エクスパンション・ボードが抜き取られているか、正しく差し込まれていません(P.43)。
ILLEGAL CARD下記の2つの場合が考えられます。1. Rolandの他機種で使っているカードではないか確認してください。
この内容を消去してTD-10で使う場合は、[F4(ACCEPT)]を押してください。カードの初期化の画面が表示されます。この画面で[F4(INIT)]を押すと、消去して良いかという確認画面が表示されます。初期化しない場合は[F1]、初期化する場合は[F4]を押します。
2. カードに「M-512E」を使っているかを確認してください。
TD-10では「M-256E」は使えません。このカードでは[F4(ACCEPT)]を押しても、初期化することはできません。
MEMORY CARD Battery Low ! PleaseChange !メモリー・カード用のバックアップ・バッテリーが消耗しています。メモリー・カードの取扱説明書を参照して、電池を交換してください。
MEMORY CARD Data Error !メモリー・カードのデータに異常があります。カードへの書き込み(SAVE)動作中に電源が落ちたり、カードが抜かれるとカード内部のデータが破壊されます。もう一度、カードを初期化してから使ってください(P.114)。
MEMORY CARD Data Load Completed !メモリー・カードからのデータの読み込みが終わりました。
MEMORY CARD Data Save Completed !メモリー・カードへのデータの保存が終わりました。
MEMORY CARD Not Ready !パターンやドラム・キット・チェインで、メモリー・カードに入っているドラム・キットを使用します。メモリー・カードを差し込んでください。
138
メッセージ/エラー・メッセージ一覧
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MEMORY CARD Write Protected.メモリー・カードがライト・プロテクト(書き込み禁止)になっており、書き込みができません。カードのライト・プロテクト・スイッチを動かして書き込み可能にしてください(P.114)。
MIDI Buffer Full !大量のMIDIメッセージを短時間の間に受信したため、処理しきれません。MIDIケーブルの接続に異常がないかを確認してください。
Data Overloadパターンの中のデータが多すぎて、MIDI OUTから正しく出力できません。データ量の多いトラックを削除してください。
MIDI Offline !MIDIケーブルが抜けました(または、何らかの原因で外部MIDI機器との通信がとぎれました)。
PATTERN DATA Not enough memory!パターン保存のための内部メモリーがいっぱいになりました。メモリー・カードに保存(P.114)するか、バルク・ダンプで外部機器に保存(P.121)して、内部パターンを削除(P.105)してください。
SYSTEM ERROR内部システムに異常があります。お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスにお問い合わせください。
SYSTEM INITIALIZE Completed !TD-10内部のデータの初期化が終わりました。
No Empty Pattern空のパターンがありません。不要なパターンを削除して使ってください(P.105)。
Not Enough Memoryパターンのレコーディングやエディットを実行するための内部メモリーが不足しています。不要なパターンを削除してから実行してください。
メッセージ/エラー・メッセージ一覧
資 料
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MIDI(ミディと読みます)とは、Musical InstrumentsDigital Interfaceの略です。MIDIを使うことにより、1台のMIDIキーボードで複数の楽器を鳴らす、複数のMIDI楽器をアンサンブルで演奏する、曲の演奏の進行に合わせて自動的に設定を変える、などを可能にします。MIDI規格は世界で共通の規格であり、例えば「鍵盤を弾いた」という情報は、メーカーや楽器の種類が異なってもその機能を持っている楽器であれば共通に使えます。TD-10をパッドでの演奏だけで使う場合、MIDIの知識はほとんど必要ありません。MIDIキーボードを使ってTD-10に録音するときや、外部シーケンサーを使ってTD-10を鳴らすようなときは、以下の説明をお読みになることをおすすめします。
MIDI端子についてfig.12-03a
MIDI IN外部MIDI機器からの情報を受け取る端子です。MIDIキーボードや外部シーケンサーから送られてきた演奏情報等を受け取り、TD-10の楽器音を鳴らしたり、設定を変えたりできます。
MIDI OUTその楽器が出す演奏等の情報をこの端子から送り出します。TD-10は、MIDI OUTからシーケンサーの演奏情報を送信したり、ソングやスタイルの内容を保存するための情報を送信するときに使います。
MIDI THRUMIDI INから受信した情報をそのまま送り出す端子で、複数のMIDI楽器を同時に使用するときに使います。
※ TD-10にはMIDI OUT/THRUという端子が付いています。製品出荷時の設定では、この端子はMIDI OUTとして働きます。MIDI OUTとして使う場合、パッドの演奏情報、バルク・ダンプのデータが出力できます。MIDITHRUとして使う場合は、「第10章 MIDIを使う機能」の「Roland SPD-11といっしょに使う」(P.123)をご覧ください。
MIDIチャンネルとマルチ・ティンバー音源MIDIでは多くの演奏情報を1本のMIDIケーブルで送ります。これを可能にしているのがMIDIチャンネルです。MIDIチャンネルを使うことで、多くの情報の中から必要とする情報をチャンネルで分けて選ぶことができるのです。MIDIチャンネルはテレビのチャンネルと似ています。テレビでチャンネルを変えると、いろいろな放送局の番組を見ることができます。これは、送られてきたいくつかの放送局の情報をテレビで選んでいるためです。MIDIでも同様に、送られてきた情報の中からその機種に必要な情報を選んで使います。fig.12-03b
MIDIチャンネルには1から16までのチャンネルがあります。送り手の送信チャンネルの中で必要なチャンネルだけを使うように受信側で設定しておきます。下の例で、送信側は1チャンネルと2チャンネルを送信しますが、音源Aは1チャンネルだけを、音源Bは2チャンネルだけを受信するように設定しておきます。こうすることにより音源Aはギター、音源Bはベースといったアンサンブル演奏ができるようになります。fig.12-03c
TD-10を音源モジュールとして使うとき、TD-10だけで最大4チャンネル分使えます。ですから、4パートのアンサンブル演奏を1台のTD-10でできるわけです。TD-10のように1台で複数のチャンネルを受信し、それぞれ演奏できる音源モジュールのことを「マルチ・ティンバー音源モジュール」といいます。
THRU OUT INMIDI
アンテナからのケーブルには、いろいろな 放送局のテレビ情報が通っています。
見たい放送局のチャンネルに合わせます。
放送局 A
放送局 B
放送局 C
MIDI OUT MIDI IN MIDI THRU
MIDI IN
受信 チャンネル:1
受信 チャンネル:2
音源 A
音源 B
送信チャンネル:1、2
MIDIキーボード
140
MIDIについて
TD-10_AP.j 03.3.5 21:44 ページ 140
141
シーケンサーの動作についてシーケンサーとは、演奏の録音や再生が行える電子楽器のことで、TD-10にはこのシーケンサーの機能があります。あらかじめ内蔵されている演奏パターン(プリセット・パターン)が50種類あり、ドラムの練習などに活用できます。また、ユーザー自身が必要なパターンを作成することもできます。fig.12-04
再生するときは、シーケンサーに記録されている演奏データが、音源モジュールに送信されて演奏されます。トラック1はパート1を、トラック2はパート2と、各トラックは上の図のように送信されて各パートを鳴らします。演奏データを録音するときは、パッドやMIDIキーボードの演奏情報がシーケンサーへ送られ、ここで記録したデータが音源に送られて再生します。パーカッション・グループは、ドラム・キットの12種類のインストに加えて60種類のインストをMIDIデータで扱えるようにします。MIDIキーボードなどでドラム・トラックに録音するときに、パーカッション・グループのインストを使うことができます。
MIDIキーボード
パッド
パート1
パート 2
ベース・パート
ドラム・パート
パターン 1 - 100
内部音源
外部音源
TD-10
MIDIについて
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:44 ページ 141
ここでは、ドラム・トリガーの取り付けかたを説明します。
手順1.ドラム・トリガーをアコースティック・ドラムに取り付けます。
fig.12-05a
fig.12-05b
fig.12-05
使用ドラム 取り付ける位置キック 打面ヘッド(リムから5~10センチ)スネア 打面ヘッド(リムから2~3センチ)タム・タム シェル(打面ヘッド寄りの、リムから1セ
ンチのラグ横)フロア・タム シェル(打面ヘッド寄りの、リムから1セ
ンチのラグ横)
※タムのドラム・トリガーの出力レベルが低いときはヘッドに取り付けます。
2.ドラム・トリガーとTD-10のTRIGGER INPUT端子を、モノラル・ケーブルで接続します。
使用ドラム TRIGGER INPUT端子キック 1スネア 2タム・タム 3~6
3. TD-10のトリガー設定をします。[SETUP]-[F1(TRIG)]-[F1(BANK)]を押して設定画面を表示させます。次に[CURSOR]を押して、設定するトリガー番号のところにカーソルを合わせ、[INC/DEC]またはVALUEダイヤルを使って、トリガー・パラメーターを下の画面図のように設定します。fig.12-07
4.ドラムを叩くと、TD-10が鳴ります。うまく鳴らないときは、ドラム・トリガーの位置を変えてみたり、「ドラム・トリガー使用時のパラメーターの設定順序」(P.112)を参照して調節してください。
※ドラム・トリガーが無駄な振動を拾わないようにするため、ドラム・トリガーと接続しているコード類は、リムやシェル(胴)に触れないようにしてください。
※バス・ドラムとスネア・ドラムには必ずミュートをしてください。リング・ミュートをするときには、リング・ミュートの一部を切り取って、ドラム・トリガーが直接ヘッドに触れるようにしてください。
※叩く強さとTD-10の音量の調節について詳しくは、「クイック・スタート」のP.37、および「トリガー・パラメーターを細かく設定する」(P.109)をご覧ください。
タム・タム スネア・ドラム
キック フロア・タム
ワイヤーが触れないようにしてください
142
ドラム・トリガーの使いかた
TD-10_AP.j 03.3.5 21:44 ページ 142
143
■ドラム・キット・リスト
※1 ブラシによる演奏が可能なキットです。
※2 P.144~147の「#」のインストを使用しています。これらのインストを使用している場合は、キット切り替え時、発音までに多少時間がかかります。
No. キット名 パーカッション・グループ 備考 No. キット名 パーカッション・グループ 備考
1 StudioV 1
2 BigRock 1
3 Tight 1
4 JazzSizl 1
5 SuperBwl 1
6 Freak'n 1
7 OldScool 1 ※18 TexMex 1 ※29 GroovIn 1
10 BtDelayy 1
11 LatinSet 1
12 Orch Set 1
13 BrasRing 1
14 TR-808 1 ※215 TR-909 1 ※216 Dr Spin 1
17 Memphis 1
18 Cartoon 3
19 KornBall 1 ※220 X-Stick 1
21 BIG Band 1
22 lowFI 1
23 CarTUNE 1
24 Natural 1
25 Dirty 1
26 Far East 1
27 SnareBuz 1
28 HEAVy 1
29 NextDoor 1
30 Latin 3D 1
31 Vintage 1
32 MIDIbrsh 1
33 SockHop 1
34 Woody 1
35 GoFigure 1
36 70'sRock 1
37 Brushes 1 ※138 Electro 1 ※239 Rock 1
40 Analog 1 ※241 Fusion 1
42 Jazz 1
43 SLAPBACK 1
44 COMpress 1
45 LivnRoom 1
46 KitCopy1 1
47 KitCopy2 1
48 KitCopy3 1
49 KitCopy4 1
50 KitCopy5 1
プリセット・リスト
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:44 ページ 143
■ドラム・インスト・リスト
No. インスト名 インスト・グループ 備考 No. インスト名 インスト・グループ 備考
1 VintageK V-KICK
2 26"DeepK V-KICK
3 ThickHdK V-KICK
4 Round K V-KICK
5 Medium K V-KICK
6 BigRoomK V-KICK
7 Big K V-KICK
8 BigLow K V-KICK
9 Studio1K V-KICK
10 Studio2K V-KICK
11 Studio3K V-KICK
12 Studio4K V-KICK
13 Studio5K V-KICK
14 Studio6K V-KICK
15 Studio7K V-KICK
16 Studio8K V-KICK
17 Room 1 K V-KICK
18 Room 2 K V-KICK
19 Room 3 K V-KICK
20 Room 4 K V-KICK
21 Room 5 K V-KICK
22 Room 6 K V-KICK
23 Solid1 K V-KICK
24 Solid2 K V-KICK
25 Jazz 1 K V-KICK
26 Jazz 2 K V-KICK
27 18"JazzK V-KICK
28 BrshHitK V-KICK
29 Wood 1 K V-KICK
30 Wood 2 K V-KICK
31 Wood 3 K V-KICK
32 Maple1 K V-KICK
33 Maple2 K V-KICK
34 Oak K V-KICK
35 Birch K V-KICK
36 RoseWodK V-KICK
37 OnePly K V-KICK
38 WdBeatrK V-KICK
39 TakaokaK V-KICK
40 Oyster K V-KICK
41 Open K V-KICK
42 26"HardK V-KICK
43 Dry K V-KICK
44 DryMed K V-KICK
45 DryHardK V-KICK
46 DeepDryK V-KICK
47 Fusion K V-KICK
48 Meat K V-KICK
49 SandBagK V-KICK
50 BsktBalK V-KICK
51 MondVrbK V-KICK
52 Sizzle K V-KICK
53 NailHitK V-KICK
54 Box K V-KICK
55 Dance K V-KICK
56 House K V-KICK
57 Pillow K V-KICK
58 Rap K V-KICK
59 Hard808K V-KICK
60 Boom808K V-KICK
61 Noiz808K V-KICK
62 Real909K V-KICK
63 Wood909K V-KICK
64 909HdAtK V-KICK
65 ElephntK V-KICK
66 Cattle K V-KICK
67 Giant K V-KICK
68 Door K V-KICK
69 Punch K V-KICK
70 MachineK V-KICK
71 Broken K V-KICK
72 BendUp K V-KICK
73 HrdNoizK V-KICK
74 Trip K V-KICK
75 Splat K V-KICK
76 Scrach1K V-KICK
77 Scrach2K V-KICK
78 Hi-Q K V-KICK
79 Space K V-KICK
80 SynBassK V-KICK
81 Elec K ELEC KICK #
82 TR808 K TR808 KICK #
83 TR909 K TR909 KICK #
84 Picolo1S V-SNARE ※285 Pco1RimS V-SNARE
86 Picolo2S V-SNARE ※287 Pco2RimS V-SNARE
88 Picolo3S V-SNARE ※289 Pco3RimS V-SNARE
90 Medium1S V-SNARE ※291 Med1RimS V-SNARE
92 Medium2S V-SNARE ※293 Med2RimS V-SNARE
94 Medium3S V-SNARE ※295 Med3RimS V-SNARE
96 Medium4S V-SNARE ※297 Med4RimS V-SNARE
98 Fat1 S V-SNARE ※299 Fat1RimS V-SNARE
100 Fat2 S V-SNARE ※2
144
プリセット・リスト
TD-10_AP.j 03.3.5 21:44 ページ 144
145
No. インスト名 インスト・グループ 備考 No. インスト名 インスト・グループ 備考
101 Fat2RimS V-SNARE
102 AcusticS V-SNARE ※2103 AcusRimS V-SNARE
104 VintageS V-SNARE ※2105 VntgRimS V-SNARE
106 Maple1 S V-SNARE ※2107 Mpl1RimS V-SNARE
108 Jazz S V-SNARE ※2109 JazzRimS V-SNARE
110 Elec S ELEC SNARE #
111 TR808 S TR808 SNARE #
112 TR909 S TR909 SNARE #
113 Brush1 S SNARE ※1114 Brush2 S SNARE ※1115 BrshTmbS SNARE ※1116 MIDIBr1S SNARE
117 MIDIBr2S SNARE
118 Ballad S SNARE
119 Ring S SNARE
120 RingRimS SNARE
121 13" S SNARE
122 13" RimS SNARE
123 Rock S SNARE
124 RockRimS SNARE
125 TD7MpleS SNARE
126 TDMplRmS SNARE
127 R8MapleS SNARE
128 R8MplRmS SNARE
129 Funk S SNARE
130 FunkRimS SNARE
131 Bop S SNARE
132 Bop RimS SNARE
133 Bronze S SNARE
134 BrnzRimS SNARE
135 Picolo4S SNARE
136 Pco4RimS SNARE
137 Picolo5S SNARE
138 Pco5RimS SNARE
139 Picolo6S SNARE
140 Pco6RimS SNARE
141 Medium5S SNARE
142 Med5RimS SNARE
143 Medium6S SNARE
144 Med6RimS SNARE
145 Medium7S SNARE
146 Med7RimS SNARE
147 Medium8S SNARE
148 Med8RimS SNARE
149 Fat3 S SNARE
150 Fat3RimS SNARE
151 Fat4 S SNARE
152 Fat4RimS SNARE
153 Fat5 S SNARE
154 Fat5RimS SNARE
155 DynamicS SNARE
156 DynmcRmS SNARE
157 Roll S SNARE
158 Buzz S SNARE
159 NoSnareS SNARE
160 Dopin1 S SNARE
161 Dopin2 S SNARE
162 Reggae S SNARE
163 HrdNoizS SNARE
164 Cruddy S SNARE
165 Dance1 S SNARE
166 Dance2 S SNARE
167 Anvil S SNARE
168 House S SNARE
169 HousDpnS SNARE
170 HipHop S SNARE
171 Real808S SNARE
172 Real909S SNARE
173 Chu-Hi S SNARE
174 Clap! S SNARE
175 R70Pwr S SNARE
176 Whack S SNARE
177 CrsStk 1 SNARE
178 CrsStk 2 SNARE
179 CrsStk 3 SNARE
180 CrsStk 4 SNARE
181 CrsStk 5 SNARE
182 CrsStk 6 SNARE
183 808Crstk SNARE
184 Fibre T1 V-TOM
185 Fibre T2 V-TOM
186 Fibre T3 V-TOM
187 Fibre T4 V-TOM
188 Dry T1 V-TOM
189 Dry T2 V-TOM
190 Dry T3 V-TOM
191 Dry T4 V-TOM
192 NaturlT1 V-TOM
193 NaturlT2 V-TOM
194 NaturlT3 V-TOM
195 NaturlT4 V-TOM
196 StudioT1 V-TOM
197 StudioT2 V-TOM
198 StudioT3 V-TOM
199 StudioT4 V-TOM
200 Maple T1 V-TOM
201 Maple T2 V-TOM
202 Maple T3 V-TOM
203 Maple T4 V-TOM
204 Jazz T1 V-TOM
プリセット・リスト
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 145
No. インスト名 インスト・グループ 備考 No. インスト名 インスト・グループ 備考
205 Jazz T2 V-TOM
206 Jazz T3 V-TOM
207 Jazz T4 V-TOM
208 Buzz T1 V-TOM
209 Buzz T2 V-TOM
210 Buzz T3 V-TOM
211 Buzz T4 V-TOM
212 Slap T1 V-TOM
213 Slap T2 V-TOM
214 Slap T3 V-TOM
215 Slap T4 V-TOM
216 Rock T1 V-TOM
217 Rock T2 V-TOM
218 Rock T3 V-TOM
219 Rock T4 V-TOM
220 Room T1 V-TOM
221 Room T2 V-TOM
222 Room T3 V-TOM
223 Room T4 V-TOM
224 Big T1 V-TOM
225 Big T2 V-TOM
226 Big T3 V-TOM
227 Big T4 V-TOM
228 Punch T1 V-TOM
229 Punch T2 V-TOM
230 Punch T3 V-TOM
231 Punch T4 V-TOM
232 Brsh1 T1 V-TOM
233 Brsh1 T2 V-TOM
234 Brsh1 T3 V-TOM
235 Brsh1 T4 V-TOM
236 Brsh2 T1 V-TOM
237 Brsh2 T2 V-TOM
238 Brsh2 T3 V-TOM
239 Brsh2 T4 V-TOM
240 Oak T1 V-TOM
241 Oak T2 V-TOM
242 Oak T3 V-TOM
243 Oak T4 V-TOM
244 VintgeT1 V-TOM
245 VintgeT2 V-TOM
246 VintgeT3 V-TOM
247 VintgeT4 V-TOM
248 Dark T1 V-TOM
249 Dark T2 V-TOM
250 Dark T3 V-TOM
251 Dark T4 V-TOM
252 FusionT1 V-TOM
253 FusionT2 V-TOM
254 FusionT3 V-TOM
255 FusionT4 V-TOM
256 AttackT1 V-TOM
257 AttackT2 V-TOM
258 AttackT3 V-TOM
259 AttackT4 V-TOM
260 Hall T1 V-TOM
261 Hall T2 V-TOM
262 Hall T3 V-TOM
263 Hall T4 V-TOM
264 Birch T1 V-TOM
265 Birch T2 V-TOM
266 Birch T3 V-TOM
267 Birch T4 V-TOM
268 Beech T1 V-TOM
269 Beech T2 V-TOM
270 Beech T3 V-TOM
271 Beech T4 V-TOM
272 Micro T1 V-TOM
273 Micro T2 V-TOM
274 Micro T3 V-TOM
275 Micro T4 V-TOM
276 Hand T1 V-TOM
277 Hand T2 V-TOM
278 Hand T3 V-TOM
279 Hand T4 V-TOM
280 Bend T1 V-TOM
281 Bend T2 V-TOM
282 Bend T3 V-TOM
283 Bend T4 V-TOM
284 Bowl T1 V-TOM
285 Bowl T2 V-TOM
286 Bowl T3 V-TOM
287 Bowl T4 V-TOM
288 Dirty T1 V-TOM
289 Dirty T2 V-TOM
290 Dirty T3 V-TOM
291 Dirty T4 V-TOM
292 Space T1 V-TOM
293 Space T2 V-TOM
294 Space T3 V-TOM
295 Space T4 V-TOM
296 AnalogT1 V-TOM
297 AnalogT2 V-TOM
298 AnalogT3 V-TOM
299 AnalogT4 V-TOM
300 Noise T1 V-TOM
301 Noise T2 V-TOM
302 Noise T3 V-TOM
303 Noise T4 V-TOM
304 Elec T1 ELEC TOM1 #
305 Elec T2 ELEC TOM2 #
306 Elec T3 ELEC TOM3 #
307 Elec T4 ELEC TOM4 #
308 TR808 T1 TR808 TOM1 #
146
プリセット・リスト
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 146
147
No. インスト名 インスト・グループ 備考 No. インスト名 インスト・グループ 備考
309 TR808 T2 TR808 TOM2 #
310 TR808 T3 TR808 TOM3 #
311 TR808 T4 TR808 TOM4 #
312 TR909 T1 TR909 TOM1 #
313 TR909 T2 TR909 TOM2 #
314 TR909 T3 TR909 TOM3 #
315 TR909 T4 TR909 TOM4 #
316 Pure HH HI-HAT
317 BrightHH HI-HAT
318 Jazz HH HI-HAT
319 Thin HH HI-HAT
320 Pop HH HI-HAT
321 Heavy HH HI-HAT
322 Dark HH HI-HAT
323 Light HH HI-HAT
324 12" HH HI-HAT
325 13" HH HI-HAT
326 14" HH HI-HAT
327 15" HH HI-HAT
328 HandC HH HI-HAT
329 Brush1HH HI-HAT
330 Brush2HH HI-HAT
331 SizzleHH HI-HAT
332 TambrnHH HI-HAT
333 MaracsHH HI-HAT
334 TR808 HH HI-HAT
335 TR909 HH HI-HAT
336 CR78 HH HI-HAT
337 Mtl808HH HI-HAT
338 Mtl909HH HI-HAT
339 Mtl78 HH HI-HAT
340 Med16 Cr CRASH
341 Med18 Cr CRASH
342 Quik16Cr CRASH
343 Quik18Cr CRASH
344 Dark16Cr CRASH
345 Dark18Cr CRASH
346 Rock16Cr CRASH
347 Rock18Cr CRASH
348 Brsh1 Cr CRASH
349 Brsh2 Cr CRASH
350 SzlBr Cr CRASH
351 Swell Cr CRASH
352 Splsh 8" CRASH
353 Splsh10" CRASH
354 Splsh12" CRASH
355 HdSpl 8" CRASH
356 HdSpl10" CRASH
357 DkSpl10" CRASH
358 China10" CRASH
359 China12" CRASH
360 China18" CRASH
361 China20" CRASH
362 SzlChina CRASH
363 SwlChina CRASH
364 PgyzBack CRASH
365 PgyCrsh1 CRASH
366 PgyCrsh2 CRASH
367 PgyCrsh3 CRASH
368 PgyCrsh4 CRASH
369 PgyCrsh5 CRASH
370 PgyCrsh6 CRASH
371 PgSplsh1 CRASH
372 PgSplsh2 CRASH
373 PhaseCym CRASH
374 Jazz Rd RIDE ※2375 Jazz RdB RIDE
376 Jazz RdX RIDE ※2377 Pop Rd RIDE ※2378 Pop RdB RIDE
379 Pop RdX RIDE ※2380 Rock Rd RIDE ※2381 Rock RdB RIDE
382 Rock RdX RIDE ※2383 Lite Rd RIDE ※2384 Lite RdB RIDE
385 Lite RdX RIDE ※2386 Quick Rd RIDE
387 Brsh1 Rd RIDE
388 Brsh2 Rd RIDE
389 SzlBr Rd RIDE
390 Szl1 Rd RIDE ※2391 Szl1 RdB RIDE
392 Szl1 RdX RIDE ※2393 Szl2 Rd RIDE ※2394 Szl2 RdB RIDE
395 Szl2 RdX RIDE ※2396 Szl3 Rd RIDE ※2397 Szl3 RdB RIDE
398 Szl3 RdX RIDE ※2399 Szl4 Rd RIDE
400 Pgy Rd1 RIDE ※2401 Pgy Rd1B RIDE
402 Pgy Rd1X RIDE ※2403 Pgy Rd2 RIDE ※2404 Pgy Rd2B RIDE
405 Pgy Rd2X RIDE ※2406 Cowbell1 PERCUSSION
407 Cowbell2 PERCUSSION
408 CowblDuo PERCUSSION
409 Tambrn 1 PERCUSSION
410 Tambrn 2 PERCUSSION
411 Tambrn 3 PERCUSSION
412 CongaHMt PERCUSSION
プリセット・リスト
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 147
No. インスト名 インスト・グループ 備考 No. インスト名 インスト・グループ 備考
413 CongaHOp PERCUSSION
414 CongaHSl PERCUSSION
415 CongaMMt PERCUSSION
416 CongaMOp PERCUSSION
417 CongaMSl PERCUSSION
418 CongaLMt PERCUSSION
419 CongaLOp PERCUSSION
420 CongaLSl PERCUSSION
421 BongoHMt PERCUSSION
422 BongoHOp PERCUSSION
423 BongoHSl PERCUSSION
424 BongoLMt PERCUSSION
425 BongoLOp PERCUSSION
426 BongoLSl PERCUSSION
427 Timbal1H PERCUSSION
428 Timbal1L PERCUSSION
429 Timbal2H PERCUSSION
430 Timbal2L PERCUSSION
431 VibraSlp PERCUSSION
432 Maracas PERCUSSION
433 Shaker PERCUSSION
434 Claves PERCUSSION
435 CabasUp PERCUSSION
436 CabasDwN PERCUSSION
437 PandroMt PERCUSSION
438 PandroOp PERCUSSION
439 PandroSl PERCUSSION
440 SurdoHMt PERCUSSION
441 SurdoHOp PERCUSSION
442 SurdoLMt PERCUSSION
443 SurdoLOp PERCUSSION
444 WhislLng PERCUSSION
445 WhislSht PERCUSSION
446 Agogo H PERCUSSION
447 Agogo L PERCUSSION
448 GiroLng1 PERCUSSION
449 GuiroSht PERCUSSION
450 GiroLng2 PERCUSSION
451 CuicaMt1 PERCUSSION
452 CuicaOpn PERCUSSION
453 CuicaLow PERCUSSION
454 CuicaMt2 PERCUSSION
455 ConcrtBD PERCUSSION
456 Timpani PERCUSSION
457 TmpHndMt PERCUSSION
458 MuteTimp PERCUSSION
459 Hand Cym PERCUSSION
460 Castanet PERCUSSION
461 TringlOp PERCUSSION
462 TringlMt PERCUSSION
463 WdBlockH PERCUSSION
464 WdBlockL PERCUSSION
465 Sleibell PERCUSSION
466 TablaNa PERCUSSION
467 TablaTin PERCUSSION
468 TablaTun PERCUSSION
469 TablaTe PERCUSSION
470 TablaTi PERCUSSION
471 BayaGe PERCUSSION
472 BayaKa PERCUSSION
473 BayaGin PERCUSSION
474 BayaSl PERCUSSION
475 TlkinDrm PERCUSSION
476 BellTree PERCUSSION
477 BendGong PERCUSSION
478 TinyGong PERCUSSION
479 Gong PERCUSSION
480 TemplBel PERCUSSION
481 Taiko PERCUSSION
482 Caxixi PERCUSSION
483 Kalimba PERCUSSION
484 SteelDrm PERCUSSION
485 Glcknspl PERCUSSION
486 Vibraphn PERCUSSION
487 Marimba PERCUSSION
488 Xylophon PERCUSSION
489 Tublrbel PERCUSSION
490 Celesta PERCUSSION
491 808Clap PERCUSSION
492 808Cwbl1 PERCUSSION
493 808Cwbl2 PERCUSSION
494 808Marcs PERCUSSION
495 808Clavs PERCUSSION
496 808CongH PERCUSSION
497 808CongM PERCUSSION
498 808CongL PERCUSSION
499 78 Cowbl PERCUSSION
500 78 Guiro PERCUSSION
501 78 Marcs PERCUSSION
502 78 MBeat PERCUSSION
503 78 Tmbrn PERCUSSION
504 AirDrive OTHER
505 Burt OTHER
506 Biwa OTHER
507 Boing1 OTHER
508 RvsBoin1 OTHER
509 Boing2 OTHER
510 RvsBoin2 OTHER
511 Bounce OTHER
512 CarDoor OTHER
513 CarHorn OTHER
514 Glass OTHER
515 Hammer OTHER
516 Hi-Q OTHER
148
プリセット・リスト
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 148
149
※1 スネアのヘッドをブラシでこする演奏が可能です(P.79)。
※2 打点位置による音色変化が得られます(P.36)。
※インスト名の後ろに「X」が付くものは、叩く強さにより、Rideのエッジ~ベルの音色変化が得られます。
※「#」のインストを選択するとき、発音までに多少時間がかかります。
※ TRIGGER INPUT端子によって、使用できるインストは異なります。詳しくは、P.136をご覧ください。
No. インスト名 インスト・グループ 備考 No. インスト名 インスト・グループ 備考
517 MtlNoise OTHER
518 MtlPhase OTHER
519 Orch Hit OTHER
520 OnKey OTHER
521 Punch OTHER
522 TapeStop OTHER
523 RvsTStop OTHER
524 TechTamb OTHER
525 TechNoiz OTHER
526 AfStmp OTHER
527 Barrel OTHER
528 ChinaDuo OTHER
529 Ou! OTHER
530 Ou! Up OTHER
531 Nope! OTHER
532 Snaps OTHER
533 Scrach 1 OTHER
534 Scrach 2 OTHER
535 Scrach 3 OTHER
536 Scrach 4 OTHER
537 Scrach 5 OTHER
538 Gt Slide OTHER
539 RvsGtSld OTHER
540 GtScrach OTHER
541 RvsGtScr OTHER
542 BsSlide OTHER
543 RvsBSlid OTHER
544 WahGtDw1 OTHER
545 WahGtUp1 OTHER
546 WahGtDw2 OTHER
547 WahGtUp2 OTHER
548 CutGtDwn OTHER
549 CutGtUp OTHER
550 Chord 1 OTHER
551 Chord 2 OTHER
552 Chord 3 OTHER
553 BrsFall1 OTHER
554 BrsFall2 OTHER
555 BrsFall3 OTHER
556 BrsFall4 OTHER
557 TB Bass OTHER
558 SlapBass OTHER
559 SawWave OTHER
560 Click OTHER
561 Bucket OTHER
562 TrashCan OTHER
563 Hoo! OTHER
564 ElecBird OTHER
565 Gun Shot OTHER
566 Mystery OTHER
567 Monster OTHER
568 KnockDwn OTHER
569 TimeTrip OTHER
570 RvsKick1 OTHER
571 RvsKick2 OTHER
572 RvsSnr 1 OTHER
573 RvsSnr 2 OTHER
574 RvsAnvil OTHER
575 RvsTom OTHER
576 RvsCrash OTHER
577 RvsChina OTHER
578 RvsBelTr OTHER
579 Rvs Hi-Q OTHER
580 RvsMFaze OTHER
581 RvsAirDr OTHER
582 Count 1 OTHER
583 Count 2 OTHER
584 Count 3 OTHER
585 Count 4 OTHER
586 Count 5 OTHER
587 Count 6 OTHER
588 Count 7 OTHER
589 Count 8 OTHER
590 Count 9 OTHER
591 Count 10 OTHER
592 Count 11 OTHER
593 Count 12 OTHER
594 Count 13 OTHER
595 CountAnd OTHER
596 Count E OTHER
597 Count A OTHER
598 Count Ti OTHER
599 Count Ta OTHER
600 OFF OTHER
プリセット・リスト
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 149
■ノート・ナンバー設定(製品出荷時)※設定について詳しくは、P.126をご覧ください。
パーカッション・グループ ドラム・キット
ノート・ナンバー パーカッション・グループ1 パーカッション・グループ2 パーカッション・グループ3 パーカッション・グループ4(General MIDI) (その他のパーカッション) (サウンド・エフェクト1) (サウンド・エフェクト2)
プリセット・ドラム・キット 1~50(トリガー入力端子名)
23
2728
29
31
33
35
30
32
34
24
2625
3940
41
43
45
47
42
44
46
36
3837
5152
53
55
57
59
54
56
58
48
5049
6364
65
67
66
68
60
6261
C1
C2
C3
C4
22 OFF OFF OFF OFF
Ou! 808Clavs TB Bass 78 Cowbl
WahGtDw1 808Cwbl1 BsSlide 78 Guiro
WahGtUp1 808Clap RvsBSlid 78 Marcs
OFF OFF OFF OFF
Hi-Q ConcrtBD Gt Slide 78 MBeat
MtlNoise Roll S RvsGtSld 78 Tmbrn
WahGtDw2 Timpani GtScrach 808CongH
WahGtUp2 Timpani RvsGtScr 808CongM
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
CrsStk 5 CrsStk 4 808Crstk Click
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
Tambrn 1 Tambrn 3 Tambrn 2 TechTamb
OFF OFF OFF OFF
Cowbell1 Cowbell2 808Cwbl2 CowblDuo
OFF OFF OFF OFF
OFF OFF OFF OFF
Pop RdX BongoHMt AirDrive Bucket
BongoHOp BongoHOp Burt TrashCan
BongoLOp BongoLOp Biwa Hoo!
CongaHMt CongaHOp Boing1 ElecBird
CongaHOp CongaMMt RvsBoin1 Gun Shot
CongaLOp CongaMOp Boing2 Mystery
Timbal1H CongaMSl RvsBoin2 Monster
Timbal1L CongaLMt Bounce KnockDwn
Agogo H CongaLOp CarDoor TimeTrip
Agogo L CongaLSl CarHorn RvsKick1
7/HI-HAT Rim (Close)
7/HI-HAT Rim (Open)
11/AUX1
11/AUX1 Rim
12/AUX2
12/AUX2 Rim
1/KICK Rim
1/KICK
2/SNARE
6/TOM4 Rim
2/SNARE Rim
6/TOM4
7/HI-HAT (Close)
5/TOM3
7/HI-HAT (Pedal)
4/TOM2
7/HI-HAT (Open)
4/TOM2 Rim
3/TOM1
8/CRASH1
3/TOM1 Rim
10/RIDE
9/CRASH2 Rim
10/RIDE Rim
8/CRASH1 Rim
9/CRASH2
5/TOM3 Rim
150
プリセット・リスト
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 150
151
パーカッション・グループ ドラム・キット
※プリセット・ドラム・キットのインストは、トリガー入力端子ごとに各ノート・ナンバーが割り当てられています。
※パーカッション・グループとドラム・キットで、同じノート・ナンバーを割り当てた場合は、ドラム・キットの方のインストが鳴ります。
ノート・ナンバー パーカッション・グループ1 パーカッション・グループ2 パーカッション・グループ3 パーカッション・グループ4(General MIDI) (その他のパーカッション) (サウンド・エフェクト1) (サウンド・エフェクト2)
プリセット・ドラム・キット 1~50(トリガー入力端子名)
7576
72
7473
69
7170
C5
77
79
81
83
78
80
82
84C6
8788
86
89
91
93
90
92
85
CabasUp CabasUp Glass RvsSnr 2
Maracas CabasDwn Hammer RvsAnvil
WhislSht Castanet MtlNoise RvsChina
WhislLng VibraSlp MtlPhase RvsBelTr
GuiroSht GuiroSht Orch Hit Rvs Hi-Q
GiroLng1 GiroLng1 OnKey RvsMFaze
Claves GiroLng2 Punch RvsAirDr
WdBlockH CuicaLow TapeStop Count 1
WdBlockL CuicaOpn RvsTStop Count 2
CuicaMt1 CuicaMt1 TechTamb Count 3
CuicaOpn CuicaMt2 TechNoiz Count 4
TringlMt TablaNa Barrel Count 5
TringlOp TablaTin Ou! Count 6
Shaker TablaTun Ou! Up Count 7
Sleibell TablaTe Nope! Count 8
BellTree BayaGe BrsFall1 Count 9
Castanet BayaKa BrsFall4 Count 10
SurdoLMt BayaGin Chord 1 Count 11
SurdoLOp BayaSl Chord 2 Count 12
CongaHSl Kalimba SlapBass Count 13
BayaKa Marimba TB Bass CountAnd
BayaGe BendGong RvsKick2 Count E
PandroMt TinyGong RvsSnr 1 Count A
PandroOp Gong RvsTom Count Ti
PandroSl TemplBel RvsCrash Count Ta
プリセット・リスト
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 151
■バッキング・インスト・リスト
No. ディスプレイ インスト名 No. ディスプレイ インスト名
1 Ac.Piano Ac. Piano
2 E.Piano E.Piano
3 FM+SA EP FM+SA EP
4 60's EP 60's EP
5 St.FM EP St.FM EP
6 Br.FM EP Bright FM EP
7 Clav. Clav.
8 Celesta Celesta
9 Glcknspl Glockenspiel
10 Vibraphn Vibraphone
11 Marimba Marimba
12 Xylophon Xylophone
13 Tublrbel Tubular-bells
14 Organ 1 Organ 1 (Even Bar)
15 Organ 2 Organ 2
16 Nylon Gt Nylon Guitar
17 Steel Gt Steel Guitar
18 Jazz Gt Jazz Guitar
19 Clean Gt Clean Guitar
20 ChorusGt Chorus Guitar
21 Muted Gt Muted Guitar
22 Pop Gt Pop Guitar
23 Funk Gt Funk Guitar
24 OvrdrvGt Overdrive Guitar
25 Heavy Gt Heavy Guitar
26 MutDstGt Muted Distortion Guitar
27 RokRhytm Rock Rhythm
28 Wah Gt Wah Guitar
29 Aco.Bass Acoustic Bass
30 El.Ac.Bs Electric Acoustic Bass
31 FingerBs Fingered Bass
32 FunkBass Funk Bass
33 PickBass Pick Bass
34 MutPikBs Muted Pick Bass
35 FrtlesBs Fretless Bass
36 SlapBass Slap Bass
37 Saw Bass Saw Bass
38 TB303 Bs TB303 Bass
39 SH101 Bs SH101 Bass
40 Syn.Str. Synth Strings
41 OB Str. OB Strings
42 Brass 1 Brass 1
43 Brass 2 Brass 2
44 Syn. Brs Synth Brass
45 Poly Brs Poly Brass
46 TenorSax Tenor Sax
47 Flute Flute
48 Saw Wave Saw Wave
49 Calliope Synth Calliope
50 Fantasia Fantasia
51 ThickPad Thick Pad
52 80'sPoly 80's Poly Synth
53 Kalimba Kalimba
54 SteelDrm Steel Drums
152
プリセット・リスト
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 152
153
■プリセット・パターン・リスト
No. パターン名 テンポ 小節長 再生タイプ No. パターン名 テンポ 小節長 再生タイプ
1 Drums 120 6 Loop
2 SlowR 72 4 Loop
3 Sfl'R 120 4 Loop
4 FunkyHR 100 2 Loop
5 SpeedHR 236 4 Loop
6 8bt'R 140 4 Loop
7 16bt'R 112 4 Loop
8 16bt'Bld 75 4 Loop
9 C'Rock 106 12 Loop
10 Blues 55 8 Loop
11 Swing 130 12 Loop
12 BigBand 140 4 Loop
13 JzWaltz 160 4 Loop
14 UKacid 86 4 Loop
15 GngRap 90 4 Loop
16 T Groove 100 4 Loop
17 Funky 105 4 Loop
18 JazzFunk 125 4 Loop
19 S.Soul 154 4 Loop
20 PopShfl 114 8 Loop
21 Fusion 120 12 Loop
22 TechFsn 106 4 Loop
23 Fsn in 5 140 3 Loop
24 N.J.S. 107 4 Loop
25 House 113 4 Loop
26 HipHop 91 4 Loop
27 Techno 140 4 Loop
28 Jungle 170 4 Loop
29 Latin 125 8 Loop
30 Bossa 74 8 Loop
31 Songo 109 4 Loop
32 Samba 110 2 Loop
33 Salsa 108 4 Loop
34 Reggae 132 8 Loop
35 Ska 132 4 Loop
36 PercLoop 120 8 Loop
37 JzIntro 140 3 One Shot
38 JzFnkBrk 125 2 One Shot
39 RockBrk 120 1 One Shot
40 FunkyBrk 105 1 One Shot
41 PercFill 120 1 One Shot
42 DrumFill 240 2 One Shot
43 Kickin16 128 1 One Shot
44 BrsSect 140 2 Tap
45 FunkHit 112 1 Tap
46 PianoRun 120 1 Tap
47 Chord 120 2 Tap
48 BassLine 120 1 Tap
49 PercTap 120 8 Tap
50 SfxTap 60 2 Tap
プリセット・リスト
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 153
1. 受信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
※ 以下のチャンネル・ボイス・メッセージは、SETUP MIDI TX/RX Channelで設定されたチャンネルで受信可能です。
●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH9nH kkH 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オフ・ベロシティー: 00H - 7FH(0 - 127)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは無視されます。※ ノート・オフ・メッセージのベロシティーの値は無視します。※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH(1 - 127)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは、ドラム・キットまたはパーカッション・グループで設定されているノート・ナンバーでのみ受信可能です。
※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
●ポリフォニック・キー・プレッシャーステータス 第2バイト 第3バイトAnH kkH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)vv=バリュー: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルで、ドラム・キットで設定されているノート・ナンバーでのみ受信可能です。
※ バリューが40H(64)以上であった場合、受信したノート・ナンバーによって発音する音のディケイを短くします。
※ シーケンサーには記憶されません。
●コントロール・チェンジ
○モジュレーション(コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=モジュレーション・デプス: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ受信可能です。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCまたはZone CCが、MODULATIONに設定されてい
る場合、その設定されたパラメーターに対して効果が得られます。※ レコーディング時、Pedal Ctrl Chg情報またはZone Ctrl Chg情報としてシーケンサ
ーのデータ本体に記憶します。
○フット・コントロール(コントローラー・ナンバー 4)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 04H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ受信可能です。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCが、FOOT CONTROLに設定されている場合、効果
が得られます。※ レコーディング時、Pedal CC情報としてシーケンサーのデータ本体に記憶します。
○データ・エントリー MSB(コントローラー・ナンバー 6)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 06H mmH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm = コントロール値: 00H - 18H(0 - 24半音)初期設定値=02H(2 半音)
※ あらかじめ、RPNを00H 00H(ピッチ・ベンド・センシティビティー)と設定された場合、ピッチ・ベンド・センシティビティーの値を指定できます。半音ステップで2オクターブまで指定可能です。(RPN の項を参照してください。)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは変化しません。※ シーケンサーには記憶されません。
○ボリューム(コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=ボリューム: 00H - 7FH(0 - 127)
※ ボリューム・メッセージは、各パートの音量バランスを設定するのに使います。※ シーケンサーには記憶されません。
○パンポット(コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=パンポット: 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは変化しません。※ シーケンサーには記憶されません。
○汎用操作子1(コントローラー・ナンバー 16)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 10H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ受信可能です。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCまたはZone CCが、汎用操作子1に設定されている
場合、その設定されたパラメーターに対して効果が得られます。※ レコーディング時、Pedal CC情報またはZone CC情報としてシーケンサーのデータ
本体に記憶します。
○汎用操作子2(コントローラー・ナンバー 17)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 11H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ受信可能です。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCまたはZone CCが、汎用操作子2に設定されている
場合、その設定されたパラメーターに対して効果が得られます。※ レコーディング時、Pedal CC情報またはZone CC情報としてシーケンサーのデータ
本体に記憶します。
○ホールド1(コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは変化しません。※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
154
MIDIインプリメンテーション May. 1 1997
Model TD-10 Version 1.00
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 154
155
○RPN MSB/LSB(コントローラー・ナンバー 100, 101)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 65H mmHBnH 64H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)ll= RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは設定できません。※ RPNで指定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コントローラー
などを受信してもリセットされません。※ シーケンサーには記憶されません。
RPN Data entryMSB LSB MSB LSB 解説00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー
mm:00H - 18H(0 - 24 半音) 初期設定値 = 02H(2 半音)ll:無視します(00Hとして処理します)半音ステップで2オクターブまで指定可能です。
7FH 7FH --- --- RPNヌルRPNおよびNRPNが指定されていない状態にします。既に設定済みの設定値は変化しません。mm, ll:無視します。
●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppH
ドラム・パートn=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp=プログラム・ナンバー: 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)
バッキング・パートn=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp=プログラム・ナンバー: 00H - 34H(prog.1 - prog.53)
※ プログラム・チェンジ受信後の新たなノート・オンから音色が変わります。プログラム・チェンジ受信前からすでに発音中のボイスは影響を受けません。
※ シーケンサーには記憶されません。
●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll=ピッチ・ベンド値: 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 - +8191)
初期設定値 = 40H 00H(中央)
※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
■チャンネル・モード・メッセージ
●オール・サウンド・オフ(コントローラー・ナンバー 120)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 78H 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ このメッセージを受信すると、該当チャンネルの発音中の音をすべて消音します。ただし、チャンネル・メッセージの状態は変化しません。
※ レコーディング時には、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
●リセット・オール・コントローラー(コントローラー・ナンバー121)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 79H 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ このメッセージを受信すると、以下のコントローラーがリセット値に設定されます。レコーディング時には、リセット値をもつコントロール・メッセージを生成し、記録します。
コントローラー リセット値ピッチ・ベンド・チェンジ ±0(中点)モジュレーション 0(オフ)(Ctr Chg に指定されていた場合)フット・コントロール 0(オフ)(Ctr Chg に指定されていた場合)汎用操作子1 0(オフ)(Ctr Chg に指定されていた場合)汎用操作子2 0(オフ)(Ctr Chg に指定されていた場合)ホールド1 0(オフ)RPN 未設定状態、設定済みのデータは変化しません
●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7BH 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオンになっているノートをすべてオフします。ただし、ホールド1がオンの場合は、それらがオフになるまで発音は終了しません。
※ レコーディング時には、ノートメッセージに対してノートオフを生成し、生成されたノートオフを記録します。
●OMNI OFF(コントローラー・ナンバー 124)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7CH 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行います。
●OMNI ON(コントローラー・ナンバー 125)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7DH 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行います。
●MONO(コントローラー・ナンバー 126)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7EH mmH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=モノ数: 00H - 10H(0 - 16)
※ オール・サウンド・オフおよびオール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行います。
●POLY(コントローラー・ナンバー 127)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7FH 00H
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・サウンド・オフおよびオール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行います。
■システム・コモン・メッセージ
●ソング・セレクト
ステータス 第2バイトF3H ppH
pp=パターン・ナンバー: 00H-63H(PATTERN01-PATTERN100)
※ PATTERN GLOBALのSync Modeが、InternalまたはMIDI → Delayに設定されているときは受信しません。
※ パターン・プレイで演奏が停止している場合のみ認識します。※ シーケンサーには記憶されません。
MIDIインプリメンテーション
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 155
■システム・リアルタイム・メッセージ
※ 以下のメッセージは、シーケンサーには記憶されません。
●タイミング・クロックステータスF8H
※ SYNC = AUTO, EXT, MIDI→DELAYのときのみ認識します。
●スタートステータスFAH
※ SYNC = AUTO, EXT, REMOTEのときのみ認識します。
●コンティニューステータスFBH
※ SYNC = AUTO, EXT, REMOTEのときのみ認識します。
●ストップステータスFCH
※ SYNC = AUTO, EXT, REMOTEのときのみ認識します。
●アクティブ・センシングステータスFEH
※ アクティブ・センシングを受信すると、それ以降のすべてのメッセージ間隔を監視する状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が約420msを超えると、オール・サウンド・オフ/オール・ノート・オフ/リセット・オール・コントローラーを受信したときと同じ処理をして、メッセージ間隔を監視しない状態に戻ります。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
※ システム・エクスクルーシブ・メッセージは、シーケンサーには記憶されません。
ステータス データ・バイト ステータスF0H iiH, ddH, ......, eeH F7H
F0H: システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータスii = IDナンバー: どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージであるかの識別を
するためのIDナンバー(マニファクチャラーID)です。ローランドのマニファクチャラーIDは41Hです。7EHと7FHのIDナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH)としてMIDI規格の拡張として使用されます。
dd,..., ee = データ: 00H - 7FH(0 - 127)F7H: EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
本機が受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージには、ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ、データ要求(RQ1)、データ・セット(DT1)があります。
●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ
○インクワイアリー・リクエスト
ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, dev, 06H, 01H F7H
バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH IDナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)dev デバイスID(dev:00H - 1FH(1 - 32)初期設定値は10H(17))06H, 01H インクワイアリー・リクエストF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ デバイスIDは、7F(Broadcast)にも対応しています。※ インクワイアリー・リクエストを受信した場合、本機は所定のインクワイアリー・リ
プライを送信します(158ページ)。
●データ転送本機は、エクスクルーシブ・メッセージを使用して、機器内部のさまざまな設定や機器間のデータ転送を行うことができます。TD-10のデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデルIDは00H 0AH、デバイスIDは10Hです。(本機ではデバイスIDを変更設定することができます。)
○データ要求1 RQ1(11H)相手の機器に対して「データを送れ」という要求をするメッセージです。アドレスとサイズで要求するデータの種類や量を指示します。データ要求メッセージを受信した場合、その機器がデータを送ることのできる状態にあり、アドレスとサイズが適当なものであれば、要求されたデータを「データ・セット1(DT1)」メッセージで送信します。そうでない場合は何も送信をしません。
ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 00H, 0AH, 11H, aaH, bbH, ccH, ddH, F7H
ssH, ttH, uuH, vvH, sum
バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー(Roland)dev デバイスID(dev:00H - 1FH 初期設定値は10Hです)00H 0AH モデルID(TD-10)11H コマンドID(RQ1)aaH アドレス上位バイト(MSB):要求するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス第2バイト:要求するデータの先頭アドレスの第2バイトccH アドレス第3バイト:要求するデータの先頭アドレスの第3バイトddH アドレス下位バイト(LSB):要求するデータの先頭アドレスの下位バイトssH サイズ上位バイト(MSB)ttH サイズ第2バイトuuH サイズ第3バイト(LSB)vvH サイズ下位バイトsum チェックサムF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレスとサイズでデータ要求をする必要があります。「パラメーター・ダンプ要求」(158ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。
※ チェックサムについては163ページを参照してください。
○データ・セット1 DT1(12H)実際のデータの転送を行うメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用します。
ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 00H, 0AH, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, F7H
eeH,... ffH, sum
バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー(Roland)dev デバイスID(dev:00H - 1FH 初期設定値は10Hです)00H 0AH モデルID(TD-10)12H コマンドID(DT1)aaH アドレス上位バイト(MSB):送信するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス第2バイト:送信するデータの先頭アドレスの第2バイトccH アドレス第3バイト:送信するデータの先頭アドレスの第3バイトddH アドレス下位バイト(LSB):送信するデータの先頭アドレスの下位バイトeeH データ:送信するデータの本体。複数バイトのデータはアドレス順に送信
します: :ffH データsum チェックサムF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレスとサイズのデータ以外は受信しません。「パラメーター・ダンプ要求」(158ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。
※ 「データ・セット1」を続けて送る場合、パケット間は45ms以上の時間間隔をあけてください。
※ チェックサムについては163ページを参照してください。
156
MIDIインプリメンテーション
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2. 送信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
※ 以下のチャンネル・ボイス・メッセージは、SETUP MIDI TX/RX Channelで設定されたチャンネルで送信されます。
●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オフ・ベロシティ: 40H(64)固定
●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH(1 - 127)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルでは、DRUMKITまたはパーカッション・グループで設定されているノート・ナンバーで送信されます。
●ポリフォニック・キー・プレッシャーステータス 第2バイト 第3バイトAnH kkH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)vv=バリュー: 00H, 7FH(0, 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルで、パッドのリムを押さえたときに7FHを、リムを放したときに00Hを、パッドとリムに設定されたノート・ナンバーで送信します。
●コントロール・チェンジ
○モジュレーション(コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=モジュレーション・デプス: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCまたはZone CCが、MODULATIONに設定されてい
る場合、その設定されたパラメータを送信します。
○フット・コントロール(コントローラー・ナンバー 4)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 04H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CC が、FOOT CONTROLに設定されている場合、送信
します。
○データ・エントリーMSB(コントローラー・ナンバー 6)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 06H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ パターン選択時に、シーケンサーのピッチ・ベンド・センシティビティーの値を送信します。
○ボリューム(コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=ボリューム: 00H - 7FH(0 - 127)
※ パターン選択時に、シーケンサーのパターン情報のPart Levelを送信します。
○パンポット(コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=パンポット: 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)
※ パターン選択時に、シーケンサーのパターン情報のパンポットを送信します。
○汎用操作子1(コントローラー・ナンバー 16)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 10H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCまたはZone CCが、汎用操作子1に設定されている
場合、送信されます。
○汎用操作子2(コントローラー・ナンバー 17)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 11H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値=00H(0)
※ ドラム・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。※ SETUP MIDI CTRLのPedal CCまたはZone CCが、汎用操作子2に設定されている
場合、送信されます。
○ホールド1(コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON
※ シーケンサーのデータ本体に記憶されていれば、演奏時に送信されます。
○RPN MSB/LSB(コントローラー・ナンバー 100, 101)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 65H mmHBnH 64H llH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=RPNで指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)ll=RPNで指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)
※ パターン選択時、シーケンサーのピッチ・ベンド・センシティビティーの値を送信します。
RPN Data entryMSB LSB MSB LSB 解説00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー
mm:00H - 18H(0 - 24 半音) 初期設定値 = 02H(2 半音)ll:無視します(00Hとして処理します)半音ステップで2オクターブまで指定可能です。
7FH 7FH --- --- RPNヌルRPNおよびNRPNが指定されていない状態にします。既に設定済みの設定値は変化しません。mm, ll:無視します。
MIDIインプリメンテーション
資 料
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●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp=プログラム・ナンバー: 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)
※ ドラム・キット選択時、またはパターン選択時に、シーケンサーのパターン情報のプログラム・ナンバーを、送信します。
●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmH
n=MIDIチャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll=ピッチ・ベンド値: 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 - +8191)
※ シーケンサーのデータ本体に記憶されていれば、演奏時に送信されます。
■システム・コモン・メッセージ
●ソング・ポジション・ポインタステータス 第2バイト 第3バイトF2H llH mmH
mm,ll=Song Position: F00 00H - 7F 7FH(0 - 16383)
●ソング・セレクトステータス 第2バイトF3H ppH
pp=パターン・ナンバー: 00H-63H(PATTERN01-PATTERN100)
※ パターン選択時に、パターンを切り替えたとき送信されます。
■システム・リアルタイム・メッセージ
●タイミング・クロックステータスF8H
●スタートステータスFAH
●コンティニューステータスFBH
●ストップステータスFCH
●アクティブ・センシングステータスFEH
※ 約250ms間隔で常時送信します。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
TD-10が送信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージは、インクワイアリー・リプライとデータ・セット(DT1)のみです。適正な「インクワイアリー・リクエスト」、「データ要求1(RQ1)」メッセージを受信したときに機器内部の要求されたデータを送信します。
●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ
○インクワイアリー・リプライステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, dev, 06H, 02H, 41H, 0AH, 01H, 00H, 00H, F7H
00H, 02H, 00H, 00H
バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH IDナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)dev デバイスID(dev:00H - 1FH 初期設定値は 10H(17)です)06H 02H インクワイアリー・リプライ41H IDナンバー(Roland)0AH 01H デバイス・ファミリー・コード00H 00H デバイス・ファミリー・ナンバー・コード00H 02H 00H 00H ソフトウェア・リビジョン・レベルF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ インクワイアリー・リクエスト(P.156)を受信した場合、上記のインクワイアリー・リプライを送信します。
○データ・セット1 DT1(12H)ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 00H, 0AH, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, F7H
eeH,... ffH, sum
バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー(Roland)dev デバイスID(dev:00H - 1FH 初期設定値は 10H です)00H 0AH モデルID(TD-10)12H コマンドID(DT1)aaH アドレス上位バイト:送信するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス第2バイト:送信するデータの先頭アドレスの第2バイトccH アドレス第3バイト:送信するデータの先頭アドレスの第3バイトddH アドレス下位バイト:送信するデータの先頭アドレスの下位バイトeeH データ:送信するデータの本体。複数バイトのデータはアドレス順に送信
します: :ffH データsum チェックサムF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ データの種類により、一度に転送するデータの量が決まっており、定められた先頭アドレスとサイズでデータ送信をします。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(P.159)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。
※ サイズの大きなデータは128バイト以下のパケットに区切り、約40msの時間間隔をあけて送信します。
※ チェックサムについては163ページを参照してください。
■バルク・ダンプ
バルク・ダンプを使用すると大量のデータを一括して送信することができます。機器全体の設定をまとめてコンピューターやシーケンサーに記憶させるときなどに使用します。バルク・ダンプのデータ送信要求のアドレスとサイズは、以下のマップに記載された値を使用してください。
●パラメーター・ダンプ要求
アドレス(H) サイズ(H)10 00 00 00 00 00 00 00(ALL Pattern: すべてのユーザー・パターンのダンプ
要求)40 00 00 00 01 00 00 00(SETUP: )41 nn 00 00 00 01 00 00(DRUM KIT:)44 pp 16 00 00 00 48 00(PERCUSSION GROUP:)
mm = 01-32H(Pattern No.51-100)nn = 00-31H(Drum Kit No.1-50)pp = 00-03H(Perc Group No.1-4)
※ ALL PATTERNSとSET UPは本体「BULK DUMP」のバルク・ダンプに対応しています。
※ プリセット・パターン(No.1-50)のデータをダンプすることはできません。
158
MIDIインプリメンテーション
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159
3. パラメータ・アドレス・マップ(Model ID = 00H 0AH)このマップは、エクスクルーシブ・メッセージの「データ・セット1」によりデータ転送を行う際の、アドレス、サイズ、データの設定できる範囲、パラメーター(データの種類)、説明を記述したものです。アドレス、サイズ、データの記述は全て16進表示、説明の欄は10進表記です。
「#」の付いているアドレスは先頭アドレスとして使用できません。
■ Parameter Address Block
TD-10(Model ID = 00H 0AH)+-----------------------------------------------------------------------+| Start | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 00 00 | SETUP (Individual) *1-1||-------------+---------------------------------------------------------|| 01 00 00 00 | DRUM KIT 1 (Individual) *1-2|| : | || 01 31 00 00 | DRUM KIT 50 (Individual) *1-2||-------------+---------------------------------------------------------|| 04 00 00 00 | PERCUSSION GROUP 1 (Individual) *1-3|| : | || 04 03 00 00 | PERCUSSION GROUP 4 (Individual) *1-3||-------------+---------------------------------------------------------|| 10 00 00 00 | PATTERN (Bulk) *1-4||-------------+---------------------------------------------------------|| 40 00 00 00 | SETUP (Bulk) *1-1||-------------+---------------------------------------------------------|| 41 00 00 00 | DRUM KIT 1 (Bulk) *1-2|| : | || 41 31 00 00 | DRUM KIT 50 (Bulk) *1-2||-------------+---------------------------------------------------------|| 44 00 00 00 | PERCUSSION GROUP 1 (Bulk) *1-3|| : | || 44 03 00 00 | PERCUSSION GROUP 4 (Bulk) *1-3|+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1 SETUP+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 00 | TRIGGER BANK 1 *1-1-1|| : | || 00 30 00 | TRIGGER BANK 4 *1-1-1||-------------+---------------------------------------------------------|| 01 00 00 | DRUM KIT CHAIN 1 (Name) *1-1-2|| : | : || 01 0F 00 | DRUM KIT CHAIN 16 (Name) *1-1-2||-------------+---------------------------------------------------------|| 02 00 00 | DRUM KIT CHAIN 1 (Step) *1-1-3|| : | : || 02 0F 00 | DRUM KIT CHAIN 16 (Step) *1-1-3||-------------+---------------------------------------------------------|| 03 00 00 | MIDI *1-1-4||-------------+---------------------------------------------------------|| 04 00 00 | PROGRAM CHANGE MAP *1-1-5||-------------+---------------------------------------------------------|| 05 00 00 | CONTROL *1-1-6||-------------+---------------------------------------------------------|| 06 00 00 | MASTER EQ *1-1-7||-------------+---------------------------------------------------------|| 07 00 00 | MASTER TUNE *1-1-8|+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-1 TRIGGER BANK+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | Pad parameters (1/KICK) *1-1-1-1|| : | : || 0B 00 | Pad parameters (12/AUX2) *1-1-1-1|+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-1-1 TRIGGER BANK(Pad parameters)+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 | 0000 aaaa | Trigger Type 0 - 15 || | | (PD5,PD7,PD9,10A,10B,12A,12B,P 1,P 2, || | | KD7,K 1,K 2,KIK,SNR,TOM,FLR) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 01 | 0000 0aaa | Head Tension Adjustment 0 - 1 || | | (Loose,Normal,Tight) || | | (2/SNARE only) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 02 | 000a aaaa | Rim Sensitivity 0 - 15 || | | (OFF, 1 - 15) || | | (2/SNARE only) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 03 | 0000 aaaa | STICK | Sensitivity 0 - 15 || | | | (1 - 16) || 04 | 0000 aaaa | STICK | Threshold 0 - 15 || 05 | 0000 0aaa | STICK | Sens Curve 0 - 7 || | | | (Linear,EXP1,EXP2,LOG1,LOG2,Spline, || | | | Loud1,Loud2) ||-------------+-----------+-------+-------------------------------------|| 06 | 00aa aaaa | STICK | Scan Time 0 - 40 || | | | (0.0ms - 4.0ms, 0.1ms step) || 07 | 0000 aaaa | STICK | Retrigger Cancel 0 - 15 || | | | (1 - 16) |
| 08 | 000a aaaa | STICK | Mask Time 0 - 16 || | | | (0ms - 64ms, 4ms step) || 09 | 0000 0aaa | STICK | Crosstalk 0 - 6 || | | | (OFF,30,40,50,60,70,80) ||-------------+-----------+-------+-------------------------------------|| 0A | 0000 aaaa | BRUSH | Sensitivity 0 - 15 || | | | (1 - 16) || 0B | 0000 aaaa | BRUSH | Threshold 0 - 15 || 0C | 0000 0aaa | BRUSH | Sens Curve 0 - 7 || | | | (Linear,EXP1,EXP2,LOG1,LOG2,Spline, || | | | Loud1,Loud2) ||-------------+-----------+-------+-------------------------------------|| 0D | 00aa aaaa | BRUSH | Scan Time 0 - 40 || | | | (0.0ms - 4.0ms, 0.1ms step) || 0E | 0000 aaaa | BRUSH | Retrigger Cancel 0 - 15 || | | | (1 - 16) || 0F | 000a aaaa | BRUSH | Mask Time 0 - 16 || | | | (0ms - 64ms, 4ms step) || 10 | 0000 0aaa | BRUSH | Crosstalk 0 - 6 || | | | (OFF,30,40,50,60,70,80) ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 11 |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-2 DRUM KIT CHAIN(Name)+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 | 0aaa aaaa | Drum Kit CHAIN Name 32 - 127 ||# 01 | 0aaa aaaa | Drum Kit CHAIN Name 32 - 127 || : | : | ||# 07 | 0aaa aaaa | Drum Kit CHAIN Name 32 - 127 ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 08 |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-3 DRUM KIT CHAIN(Step)+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 | 0aaa aaaa | Drum Kit Number (Step1) 0 - 50 || | | (1-50, END) ||# 01 | 0aaa aaaa | Drum Kit Number (Step2) 0 - 50 || | | (1-50, END) || : | : | ||# 1F | 0aaa aaaa | Drum Kit Number (Step32) 0 - 50 || | | (1-50, END) ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 20 |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-4 MIDI+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | 000a aaaa | MIDI Channel (DRUM) 0 - 16 || | | (1 - 16,OFF) || 00 01 | 000a aaaa | MIDI Channel (PART1) 0 - 16 || | | (1 - 16,OFF) || 00 02 | 000a aaaa | MIDI Channel (PART2) 0 - 16 || | | (1 - 16,OFF) || 00 03 | 000a aaaa | MIDI Channel (BASS) 0 - 16 || | | (1 - 16,OFF) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 04 | 0000 00aa | Zone CC (2/SNARE) 0 - 3 || | | (OFF,Modulation(1),General1(16), || | | GENERAL2(17)) || 00 05 | 0000 00aa | Zone CC (10/RIDE) 0 - 3 || | | (OFF,Modulation(1),General1(16), || | | General2(17)) || 00 06 | 0000 0aaa | Pedal CC 0 - 4 || | | (OFF,Modulation(1),Foot Ctrl(4), || | | General1(16),General2(17)) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 07 | 0000 000a | Program Change Rx SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 08 | 0000 000a | Program Change Tx SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 09 | 0000 000a | Local Control 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0A | 0000 000a | Soft Through 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0B | 0000 000a | Note Chase 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0C | 0000 00aa | Pedal Data Thin 0 - 2 || | | (OFF,1,2) ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 0D |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-5 PROGRAM CHANGE MAP+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | 0aaa aaaa | Program Change (DRUM KIT 1) 0 - 127 || | | (1 - 128) || : | | || 00 31 | 0aaa aaaa | Program Change (DRUM KIT 50) 0 - 127 || | | (1 - 128) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 32 |+-----------------------------------------------------------------------+
MIDIインプリメンテーション
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 159
*1-1-6 CONTROL+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 00aa | Foot SW Mode 0 - 2 (*1) || 00 01 | 0000 0aaa | Pad SW Mode 0 - 4 (*2) || 00 02 | 0000 aaaa | Display Contrast 0 - 15 || | | (1 - 16) || 00 03 | 0000 000a | Mix In Output 0 - 1 || | | (Master,Phones Only) || 00 04 | 0000 000a | Preview Dynamics 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 05 | 0aaa aaaa | Preview Velocity 1 - 127 ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 06 |+-----------------------------------------------------------------------+
(*1) Foot SW Mode[SW1] [SW2]
0 KIT SELECT KIT# DEC KIT# INC1 PATTERN SEL PTN# DEC PTN# INC2 PATTERN PLAY PTN# INC STOP/PLAY
(*2) Pad SW Mode[AUX1] [AUX2]
0 OFF OFF OFF1 KIT SELECT OFF KIT# INC2 PATTERN SEL OFF PTN# INC3 KIT SELECT(2) KIT# DEC KIT# INC4 PATTERN SEL(2) PTN# DEC PTN# INC
*1-1-7 MASTER EQ+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 aaaa | Low Frequency 0 - 14 || | | (20Hz - 500Hz) || 00 01 | 0aaa aaaa | Low Gain 49 - 79 || | | (-15db - +15db) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 02 | 000a aaaa | Mid Frequency 7 - 23 || | | (100Hz - 4kHz) || 00 03 | 0aaa aaaa | Mid Gain 49 - 79 || | | (-15db - +15db) || 00 04 | 000a aaaa | Mid Q 0 - 20 || | | (0.5,1.0 - 20.0, 1.0step) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 05 | 000a aaaa | High Frequency 14 - 30 || | | (500Hz - 20kHz) || 00 06 | 0aaa aaaa | High Gain 49 - 79 || | | (-15db - +15db) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 07 | 0000 000a | SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 08 |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-1-8 MASTER TUNE+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 aaaa | Master Tune 0 - 509 ||# 01 | 0000 bbbb | (415.3 - 466.2Hz) ||# 02 | 0000 cccc | ||# 03 | 0000 dddd | ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 04 |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-2 DRUM KIT+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 | Common parameters *1-2-1|| 01 00 | Pad parameters (1/KICK) *1-2-2|| 02 00 | Pad parameters (2/SNARE) *1-2-2|| 03 00 | Pad parameters (3/TOM1) *1-2-2|| 04 00 | Pad parameters (4/TOM2) *1-2-2|| 05 00 | Pad parameters (5/TOM3) *1-2-2|| 06 00 | Pad parameters (6/TOM4) *1-2-2|| 07 00 | Pad parameters (7/HIHAT) *1-2-2|| 08 00 | Pad parameters (8/CRASH1) *1-2-2|| 09 00 | Pad parameters (9/CRASH2) *1-2-2|| 0A 00 | Pad parameters (10/RIDE) *1-2-2|| 0B 00 | Pad parameters (11/AUX1) *1-2-2|| 0C 00 | Pad parameters (12/AUX2) *1-2-2|+-----------------------------------------------------------------------+
*1-2-1 DRUM KIT (Common parameters)+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 00 | 0aaa aaaa | Drum Kit Name 1 32 - 127 ||# 00 00 01 | 0aaa aaaa | Drum Kit Name 2 32 - 127 || : | | ||# 00 00 07 | 0aaa aaaa | Drum Kit Name 8 32 - 127 ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 08 | 0000 00aa | PERCUSSION GROUP Assign 0 - 3 || | | (1 - 4 ) |+-----------------------------------------------------------------------+
| 00 00 09 | 0000 0000 | dummy (ingnored) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 0A | 0aaa aaaa | GROUP VOLUME (DRUMS) 0 - 127 || 00 00 0B | 0aaa aaaa | GROUP VOLUME (PERC) 0 - 127 ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 0C | 0aaa aaaa | AMBIENCE Group Send Level (DRUMS) 0 - 127 || 00 00 0D | 0aaa aaaa | AMBIENCE Group Send Level (PERC) 0 - 127 || 00 00 0E | 0aaa aaaa | AMBIENCE Group Send Level (PART) 0 - 127 ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 0F | 0aaa aaaa | EFFECT Group Send Level (DRUMS) 0 - 127 || 00 00 10 | 0aaa aaaa | EFFECT Group Send Level (PERC) 0 - 127 || 00 00 11 | 0aaa aaaa | EFFECT Group Send Level (PART) 0 - 127 ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 12 | 0aaa aaaa | AMBIENCE Output Level (MASTER) 0 - 127 || 00 00 13 | 0aaa aaaa | AMBIENCE Output Level (DIR1) 0 - 127 || 00 00 14 | 0aaa aaaa | AMBIENCE Output Level (DIR2) 0 - 127 || 00 00 15 | 0aaa aaaa | AMBIENCE Output Level (DIR3) 0 - 127 ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 16 | 0aaa aaaa | EFFECT Output Level 0 - 127 ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 17 | 0000 000a | AMBIENCE SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 00 18 | 0000 000a | EFFECT SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 00 19 | 0000 000a | COMP SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 00 1A | 0000 000a | EQ SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 1B | 0000 aaaa | AMBIENCE Type 0 - 9 || | | (Beach, Living Room, Bath Room, || | | Studio, Garage, Locker Room, || | | Theater, Cave, Gymnasium, || | | Dome Stadium) || 00 00 1C | 0000 0aaa | AMBIENCE Room Size 0 - 4 || | | (Tiny, Small, Medium, Large, Huge) || 00 00 1D | 0000 00aa | AMBIENCE Wall Type 0 - 2 || | | (Wood, Plaster, Glass) || 00 00 1E | 0000 000a | AMBIENCE Mic Position 0 - 1 || | | (Low, High) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 1F | 000a aaaa | EFFECT Type 0 - 29 || 00 00 20 | 0aaa aaaa | EFFECT Param 1 0 - 127 || 00 00 21 | 0aaa aaaa | EFFECT Param 2 0 - 127 || 00 00 22 | 0aaa aaaa | EFFECT Param 3 0 - 127 || 00 00 23 | 0aaa aaaa | EFFECT Param 4 0 - 127 ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 00 00 24 | 0000 000a | Stick Type 0 - 1 || | | (Sticks, Brushes) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 25 |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-2-2 DRUM KIT(Pad parameters)+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 | 0000 aaaa | HEAD | Instrument 0 - 599 ||# 01 | 0000 bbbb | | (1 - 600) ||# 02 | 0000 cccc | | ||# 03 | 0000 dddd | | ||-------------+-----------+------+--------------------------------------|| 04 | 0000 aaaa | HEAD | Pitch (Head Tuning) -480 - +480 ||# 05 | 0000 bbbb | | (-4800 - 4800cent, 10cent step) ||# 06 | 0000 cccc | | ||# 07 | 0000 dddd | | ||-------------+-----------+------+--------------------------------------|| 08 | 0aaa aaaa | HEAD | Decay 33 - 95 || | | | (-31 - +31) || 09 | 0aaa aaaa | HEAD | Level 0 - 127 || 0A | 0aaa aaaa | HEAD | Note number 0 - 127 || 0B | 0aaa aaaa | HEAD | Ambience Send Level 0 - 127 || 0C | 0aaa aaaa | HEAD | Effect Send Level 0 - 127 || 0D | 0aaa aaaa | HEAD | Play Pattern number 0 - 100 || | | | (OFF,1 - 100) || 0E | 0aaa aaaa | HEAD | MIDI Gate Time 1 - 80 || | | | (0.1s - 8.0s, 0.1s step) ||-------------+-----------+------+--------------------------------------|| 0F | 0000 aaaa | RIM | Instrument 0 - 599 ||# 10 | 0000 bbbb | | (1 - 600) ||# 11 | 0000 cccc | | ||# 12 | 0000 dddd | | ||-------------+-----------+------+--------------------------------------|| 13 | 0000 aaaa | RIM | Pitch (Head Tuning) -480 - 480 ||# 14 | 0000 bbbb | | (-4800 - +4800cent, 10cent step) ||# 15 | 0000 cccc | | ||# 16 | 0000 dddd | | ||-------------+-----------+------+--------------------------------------|| 17 | 0aaa aaaa | RIM | Decay 33 - 95 || | | | (-31 - +31) || 18 | 0aaa aaaa | RIM | Level 0 - 127 || 19 | 0aaa aaaa | RIM | Note number 0 - 127 || 1A | 0aaa aaaa | RIM | Ambience Send Level 0 - 127 || 1B | 0aaa aaaa | RIM | Effect Send Level 0 - 127 || 1C | 0aaa aaaa | RIM | Play Pattern number 0 - 100 || | | | (OFF,1 - 100) || 1D | 0aaa aaaa | RIM | MIDI Gate Time 1 - 80 || | | | (0.1s - 8.0s, 0.1s step) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 1E | 000a aaaa | Pan 0 - 30 || | | (L15 - R15) || 1F | 0000 00aa | Output Assign 0 - 3 || | | (MASTER,DIR1,DIR2,DIR3) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 20 | 0000 000a | Compressor SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 21 | 0aaa aaaa | Compressor Threshold 0 - 100 || | | (-inf, -99db - 0db) || 22 | 000a aaaa | Compressor Ratio 0 - 18 || | | (1:1 - 9:1 (1step), || | | 10:1 - 90:1 (10step), || | | inf:1) || 23 | 000a aaaa | Compressor Attack Time 0 - 31 || | | (0.05 - 0.09 (0.01step), || | | 0.1 - 0.9 (0.1step), || | | 1.0 - 9.0 (1.0step), |
160
MIDIインプリメンテーション
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| | | 10.0 - 50.0 (5.0step)) || 24 | 000a aaaa | Compressor Release Time 0 - 23 || | | (0.05,0.07,0.1,0.5,1,5,10,17, || | | 25,50,75,100,200,300,400,500, || | | 600,700,800,900,1000,1200, || | | 1500,2000 ms) || 25 | 0aaa aaaa | Compressor Output Level 0 - 72 || | | (-60 - +12db) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 26 | 0000 000a | EQ SW 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 27 | 0000 00aa | EQ HIGH Type 0 - 2 || | | (Peaking, L.Shelving, H.Shelving) || 28 | 000a aaaa | EQ HIGH Frequency 0 - 30 || | | (20,25,31.5,40,50,63,80,100,125, || | | 160,200,250,315,400,500,630,800, || | | 1k,1.25k,1.6k,2k,2.5k,3.15k,4k, || | | 5k,6.3k,8k,10k,12.5k,16k,20k) || 29 | 0aaa aaaa | EQ HIGH Gain 49 - 79 || | | (-15 - +15db) || 2A | 000a aaaa | EQ HIGH Q 0 - 20 || | | (0.5,1.0 - 20.0, 0.1step) || 2B | 0000 00aa | EQ LOW Type 0 - 2 || | | (Peaking, L.Shelving, H.Shelving) || 2C | 000a aaaa | EQ LOW Frequency 0 - 30 || | | (20,25,31.5,40,50,63,80,100,125, || | | 160,200,250,315,400,500,630,800, || | | 1k,1.25k,1.6k,2k,2.5k,3.15k,4k, || | | 5k,6.3k,8k,10k,12.5k,16k,20k) || 2D | 0aaa aaaa | EQ LOW Gain 49 - 79 || | | (-15 - +15db) || 2E | 000a aaaa | EQ LOW Q 0 - 20 || | | (0.5,1.0 - 20.0, 0.1step) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 2F | 0000 00aa | Mic Type 0 - 2 (*3) || | | (1/KICK:Condenser,Dynamic1,Dynamic2) || | | (2/SNARE:Condenser,Dynamic,Lo-Fi) || 30 | 0000 00aa | Mic Position 0 - 2 (*4) || | | (Outside,Standard,Inside) ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 31 | 0aaa aaaa | (*5) || 32 | 0aaa aaaa | (*5) || 33 | 0aaa aaaa | (*5) || 34 | 0aaa aaaa | (*5) || 35 | 0aaa aaaa | (*5) || 36 | 0aaa aaaa | (*5) ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 37 |+-----------------------------------------------------------------------+
(*3) 1/KICK, 2/SNAREだけ(*4) 1/KICK, 2/SNARE, 3/TOM1, 4/TOM2, 5/TOM3, 6/TOM4だけ(*5) 1/KICK, 2/SNARE, 3/TOM1, 4/TOM2, 5/TOM3, 6/TOM4だけ
このエリアはアサインされているインストのインスト・グループによって以下のような割り当てになります。
Instrument Group:V-KICK+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 00aa | Head Type 0 - 2 || | | (Clear,Coated,PinStripe*) || | PinStripe is a registered Trademark of Remo Inc. U.S.A. || 32 | 0000 000a | Shell Depth 0 - 1 || | | (Normal, Deep) || 33 | 0000 0aaa | Muffling 0 - 4 || | | (OFF,Tape1,Tape2,Blanket,Weight) || 34 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 35 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:V-SNARE+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 00aa | Head Type 0 - 2 || | | (Clear,Coated,PinStripe*) || | PinStripe is a registered Trademark of Remo Inc. U.S.A. || 32 | 000a aaaa | Shell Depth 0 - 38 || | | (1.0" - 20.0", 0.5step) || 33 | 0000 0aaa | Muffling 0 - 4 || | | (OFF,Tape1,Tape2,Daughnuts1,Daughnuts2) || 34 | 0000 00aa | Shell Material 0 - 2 || | | (Wood,Steel,Brass) || 35 | 0000 00aa | Strainer Adjustment 0 - 3 || | | (OFF,Loose,Medium,Tight) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:V-TOM+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 00aa | Head Type 0 - 2 || | | (Clear,Coated,PinStripe*) || | PinStripe is a registered Trademark of Remo Inc. U.S.A. || 32 | 0000 000a | Shell Depth 0 - 1 || | | (Normal, Deep) || 33 | 0000 0aaa | Muffling 0 - 4 || | | (OFF,Tape1,Tape2,Felt1,Felt2) || 34 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 35 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:ELEC KICK、ELEC SNARE、ELEC TOM1~ELEC TOM4+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0aaa aaaa | Attack 0 - 127 || 32 | 0aaa aaaa | Decay 0 - 127 || 33 | 0aaa aaaa | Noise 0 - 127 || 34 | 0aaa aaaa | Tone 0 - 127 || 35 | 0aaa aaaa | Bend 0 - 127 || 36 | 0aaa aaaa | Balance 0 - 127 |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:TR808 KICK+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 32 | 0aaa aaaa | Decay 0 - 127 || 33 | 0aaa aaaa | Tune 0 - 127 || 34 | 0aaa aaaa | Tone 0 - 127 || 35 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:TR808 SNARE+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 32 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 33 | 0aaa aaaa | Tune 0 - 127 || 34 | 0aaa aaaa | Tone 0 - 127 || 35 | 0aaa aaaa | Snappy 0 - 127 || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:TR808 TOM+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 32 | 0aaa aaaa | Decay 0 - 127 || 33 | 0aaa aaaa | Tune 0 - 127 || 34 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 35 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:TR909 KICK+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0aaa aaaa | Attack 0 - 127 || 32 | 0aaa aaaa | Decay 0 - 127 || 33 | 0aaa aaaa | Tune 0 - 127 || 34 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 35 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:TR909 SNARE+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 32 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 33 | 0aaa aaaa | Tune 0 - 127 || 34 | 0aaa aaaa | Tone 0 - 127 || 35 | 0aaa aaaa | Snappy 0 - 127 || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
Instrument Group:TR909 TOM+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 31 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 32 | 0aaa aaaa | Decay 0 - 127 || 33 | 0aaa aaaa | Tune 0 - 127 || 34 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 35 | 0000 0000 | dummy (ignored) || 36 | 0000 0000 | dummy (ignored) |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-3 PERCUSSION GROUP+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 16 00 | Note #22 (Note parameters) *1-3-1|| : | || 5D 00 | Note #93 (Note parameters) *1-3-1|+-----------------------------------------------------------------------+
MIDIインプリメンテーション
資 料
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*1-3-1 PERCUSSION GROUP(Note parameters)+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 | 0000 aaaa | Instrument 0 - 599 ||# 01 | 0000 bbbb | (1 - 600) ||# 02 | 0000 cccc | ||# 03 | 0000 dddd | ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 04 | 0000 aaaa | Pitch -480 - +480 ||# 05 | 0000 bbbb | (-4800 - +4800cent, 10cent step) ||# 06 | 0000 cccc | ||# 07 | 0000 dddd | ||-------------+-----------+---------------------------------------------|| 08 | 0aaa aaaa | Volume 0 - 127 || 09 | 000a aaaa | Pan 0 - 30 || | | (L15 - R15) || 0A | 0aaa aaaa | Decay 33 - 95 || | | (-31 - +31) || 0B | 0aaa aaaa | Ambience 0 - 127 || 0C | 0aaa aaaa | Fx Send 0 - 127 || 0D | 0000 00aa | Output 0 - 1 || | | (MASTER,PHONES ONLY) ||-------------+---------------------------------------------------------|| Total size | 00 00 00 0E |+-----------------------------------------------------------------------+
*1-4 PATTERN+-----------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+---------------------------------------------------------|| 00 00 00 | All User Pattern Request ||-------------+---------------------------------------------------------|| 7F 7F 7F | User Pattern Data End |+-----------------------------------------------------------------------+
mm = ユーザー・パターン・ナンバー:01H - 32H(Pattern No.51 - Pattern No.100)
※ データ・サイズは必ず00 00 00 00にしてください。※ デモ・ソング、プリセット・パターンのダンプ要求はできません。
■ Parameter Address Block Map
エクスクルーシブ・メッセージのアドレス・マップの概略は以下のとおりです。
Address(H) Block Sub block Reference=========== ============== ================================== ==========00 00 00 00 +------------+....+------------------+....+--------+....+--------+
| SETUP | |TRIGGER BANK 1 | | Pad 1 | |*1-1-1-1|+------------+. +------------------+. +--------+....+--------+: : . | : | . | : |: : . +------------------+ . +--------+: : . |TRIGGER BANK 4 | . | Pad 12 |: : . +------------------+ .+--------+: : . +------------------+..................+--------+: : . |KIT CHAIN 1 (Name)| | *1-1-2 |: : . +------------------+..................+--------+: : . | : |: : . +------------------+: : . |KIT CHAIN16 (Name)|: : . +------------------+: : . +------------------+....+--------+....+--------+: : . |KIT CHAIN 1 (Step)| | Step 1 | | *1-1-3 |: : . +------------------+. +--------+....+--------+: : . | : | . | : |: : . +------------------+ . +--------+: : . |KIT CHAIN16 (Step)| . | Step 32|: : . +------------------+ .+--------+: : . +------------------+..................+--------+: : . |MIDI | | *1-1-4 |: : . +------------------+..................+--------+: : . +------------------+..................+--------+: : . |PROGRAM CHANGE MAP| | *1-1-5 |: : . +------------------+..................+--------+: : . +------------------+..................+--------+: : . |CONTROL | | *1-1-6 |: : . +------------------+..................+--------+: : . +------------------+..................+--------+: : . |MASTER EQ | | *1-1-7 |: : . +------------------+..................+--------+: : . +------------------+..................+--------+: : . |MASTER TUNE | | *1-1-8 |: : .+------------------+..................+--------+: :
01 00 00 00 +------------+....+------------------+..................+--------+| DRUM KIT | | DRUM KIT 1 | | *1-2 || | +------------------+..................+--------++------------+. | : |: : . +------------------+: : . | DRUM KIT 50 |: : .+------------------+: : : : : :: :
04 00 00 00 +------------+....+------------------+....+--------+....+--------+| PERCUSSION | |PERCUSSION GROUP 1| |Note #22| | *1-3 || GROUP | +------------------+. +--------+....+--------++------------+. | : | . | : |: : . +------------------+ . +--------+: : . |PERCUSSION GROUP 4| . |Note #93|: : .+------------------+ .+--------+: :: :: :
10 00 00 00 +------------+........................| PATTERN | ̂+------------+ |: : |
40 00 00 00 +------------+ || SETUP | |+------------+ |: : |
41 00 00 00 +------------+ || DRUM KIT | Bulk area+------------+ |: : |
44 00 00 00 +------------+ || PERCUSSION | || GROUP | v+------------+........................
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MIDIインプリメンテーション
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4. 参考資料
■10進数と16進数の対応表
MIDIでは、データ・バリューや、エクスクルーシブ・メッセージのアドレス/サイズなどには、7ビットごとの16進表記が使用されます。10進数との対応表は次の通りです。
※ 16進数表記の数字の後ろには“H”を付けています。
+------+------++------+------++------+------++------+------+|10進 |16進 ||10進 |16進 ||10進 |16進 ||10進 |16進 |+------+------++------+------++------+------++------+------+| 0 | 00H || 32 | 20H || 64 | 40H || 96 | 60H || 1 | 01H || 33 | 21H || 65 | 41H || 97 | 61H || 2 | 02H || 34 | 22H || 66 | 42H || 98 | 62H || 3 | 03H || 35 | 23H || 67 | 43H || 99 | 63H || 4 | 04H || 36 | 24H || 68 | 44H || 100 | 64H || 5 | 05H || 37 | 25H || 69 | 45H || 101 | 65H || 6 | 06H || 38 | 26H || 70 | 46H || 102 | 66H || 7 | 07H || 39 | 27H || 71 | 47H || 103 | 67H || 8 | 08H || 40 | 28H || 72 | 48H || 104 | 68H || 9 | 09H || 41 | 29H || 73 | 49H || 105 | 69H || 10 | 0AH || 42 | 2AH || 74 | 4AH || 106 | 6AH || 11 | 0BH || 43 | 2BH || 75 | 4BH || 107 | 6BH || 12 | 0CH || 44 | 2CH || 76 | 4CH || 108 | 6CH || 13 | 0DH || 45 | 2DH || 77 | 4DH || 109 | 6DH || 14 | 0EH || 46 | 2EH || 78 | 4EH || 110 | 6EH || 15 | 0FH || 47 | 2FH || 79 | 4FH || 111 | 6FH || 16 | 10H || 48 | 30H || 80 | 50H || 112 | 70H || 17 | 11H || 49 | 31H || 81 | 51H || 113 | 71H || 18 | 12H || 50 | 32H || 82 | 52H || 114 | 72H || 19 | 13H || 51 | 33H || 83 | 53H || 115 | 73H || 20 | 14H || 52 | 34H || 84 | 54H || 116 | 74H || 21 | 15H || 53 | 35H || 85 | 55H || 117 | 75H || 22 | 16H || 54 | 36H || 86 | 56H || 118 | 76H || 23 | 17H || 55 | 37H || 87 | 57H || 119 | 77H || 24 | 18H || 56 | 38H || 88 | 58H || 120 | 78H || 25 | 19H || 57 | 39H || 89 | 59H || 121 | 79H || 26 | 1AH || 58 | 3AH || 90 | 5AH || 122 | 7AH || 27 | 1BH || 59 | 3BH || 91 | 5BH || 123 | 7BH || 28 | 1CH || 60 | 3CH || 92 | 5CH || 124 | 7CH || 29 | 1DH || 61 | 3DH || 93 | 5DH || 125 | 7DH || 30 | 1EH || 62 | 3EH || 94 | 5EH || 126 | 7EH || 31 | 1FH || 63 | 3FH || 95 | 5FH || 127 | 7FH |+------+------++------+------++------+------++------+------+
※ MIDIチャンネル、バンク・セレクト、プログラム・チェンジなどの10進表記は、前表の10進数に1を足した値になっています。チャンネル1から16と表現する場合は0-15を使います。
※ 7ビットごとの16進表記では、1バイトのデータで表せる値は最大128段階です。それ以上の分解能のデータは複数のバイトを使います。たとえば、aa bbHと2バイトの7ビットごとの16進表記された値は、aa x 128 + bbとなります。
※ ±の符号のある値は、00H = -64、40H = ±0、7FH = +63となり、10進表記には上表の10進数から64引いた値を使います。2バイトの場合は、00 00H = -8192、4000H = ±0、7F 7FH = +8191となり、たとえばaa bbHを10進表記するとaa bbH -40 00H = aa x 128 + bb - 64 x 128となります。
<例1> 5AH の10進表記は?前表より5AH = 90となります。
<例2> 7ビットごとの16進表記された値12 34Hの10進表記は?前表より12H = 18, 34H = 52ですから18 x 128 + 52 = 2356となります。
■実際のMIDIメッセージの例
<例1> 92 3E 5F9nはノート・オンのステータスで、nはMIDIチャンネル・ナンバーです。2H = 2、3EH= 62、5FH = 95ですから、これはMIDI CH = 3、ノート・ナンバー62(音名はD4)、ベロシティー95のノート・オン・メッセージです。
<例2> C9 20CnHはプログラム・チェンジのステータスで、nはMIDIチャンネル・ナンバーです。9H= 9、20H = 32ですから、これはMIDI CH = 10、プログラム・ナンバー33(TD-10では 33:SockHop)のプログラム・チェンジ・メッセージです。
<例3> EA 00 28EnHはピッチ・ベンド・チェンジのステータスで、nはMIDIチャンネル・ナンバーです。第2バイト(00H = 0)がピッチ・ベンド値の下位バイト、第3バイト(28H = 40)が上位バイトですが、ピッチ・ベンド値は40 00H(= 64 x 128 + 0 = 8192)を0とする符号のある値ですから、この場合のピッチ・ベンド値は、28 00H - 40 00H = 40 x 128 + 0 -(64 x 128 + 0)= 5120 - 8192 = -3072
ピッチ・ベンド・センシティビティーが2半音になっているとすると、-8192(00 00H)で-200セントだけピッチを変化させますから、この場合は-200 x(-3072)÷(-8192)= -75セントのピッチ・ベンドをMIDI CH = 11に指示していることになります。
<例4> B3 64 00 65 00 06 0C 26 00 64 7F 65 7FBnHはコントロール・チェンジのステータスで、nはMIDIチャンネル・ナンバーです。コントロール・チェンジは、第2バイトがコントローラー・ナンバー、第3バイトはそのパラメーターの値です。MIDIでは、ランニング・ステータスといって、同じステータスのメッセージが連続する場合は、2つめ以降のステータスを省略してもよいことになっていますから、このメッセージは以下の情報が順番に送られています。
(B3 64 00 MIDI CH = 4にRPNパラメーター・ナンバーの下位バイト: 00H(B3) 65 00 MIDI CH = 4にRPNパラメーター・ナンバーの上位バイト: 00H(B3) 06 0C MIDI CH = 4にパラメーター値の上位バイト: 0CH(B3) 26 00 MIDI CH = 4にパラメーター値の下位バイト: 00H(B3) 64 7F MIDI CH = 4にRPNパラメーター・ナンバーの下位バイト: 7FH(B3) 65 7F MIDI CH = 4にRPNパラメーター・ナンバーの上位バイト: 7FH
つまり、MIDI CH = 4のRPNパラメーター・ナンバー00 00Hに0C 00Hのパラメーター値を送り、その後RPNパラメーター・ナンバー7F 7FHに設定するメッセージです。
RPNパラメーター・ナンバー00 00Hの機能はピッチ・ベンド・センシティビティーで、パラメーター値の上位バイトが半音単位を示しています。この例ではパラメーター値の上位バイトは0CH = 12ですから、ピッチベンドの最大変化幅を±12半音(1オクターブ)に設定しています。(TD-10ではピッチ・ベンド・センシティビティーの下位バイトは無視されますが、どの機器でも正しく動作させるために下位バイト(パラメーター値は0)も一緒に送りましょう。)
RPNやNRPNは一度パラメーター・ナンバーを設定すると、その後同一チャンネルに送られたデータ・エントリーが全て有効になってしまうため、必要なパラメーター値を送った後でパラメーター・ナンバーを7F 7FHに設定して誤動作を防止することが推奨されています。最後の(B3)64 7F(B3)65 7Fはそのためのものです。
曲データ(たとえばスタンダードMIDIファイルのデータ)中では<例4>のように多くのイベントをランニング・ステータスで記述することは好ましくありません。曲中で、ポーズ/早送り/巻き戻し、などの操作を行った場合に、シーケンサーが正しいステータスを出力できず、音源が誤った解釈をしてしまう可能性があります。すべてのイベントにそれぞれステータスを付けるようにしてください。
また、RPNやNRPNはパラメーター・ナンバーの設定とパラメーター値の送信が正しい順序で行われなければなりません。シーケンサーによっては、同一(または近接した)クロックに記述されたイベントの送信順序がデータに記載されている順序と変わってしまうものもありますから、各イベントの時刻を(TPQN = 96で1-Tick、TPQN = 480 なら5-Ticks程度)ずらして記述するのがよいでしょう。
※ TPQN:Ticks Per Quarter Note(4分音符あたりのティック数)
■エクスクルーシブ・メッセージの例とチェックサムの計算
ローランドのエクスクルーシブ・メッセージ(RQ1, DT1)では、メッセージが正しく受信できているかどうかのチェックを行うために、データの後ろ(F7の前)にチェックサムを付けてメッセージを送ります。チェックサムの値は、送られるエクスクルーシブ・メッセージのアドレス、データ(またはサイズ)によって決まります。
●チェックサムの計算のしかた(16進表記の数字の後ろにはHを付けています。)チェックサムは、アドレス、サイズ、およびチェックサム自身を加算した値の下位7ビットがゼロになる値です。具体的な計算は、送りたいエクスクルーシブ・メッセージのアドレスはaa bb cc ddH、データまたはサイズがee ff gg hhHとすると、以下のようになります。
aa + bb + cc + dd + ee + ff + gg + hh = 合計合計 ÷ 128 = 商 … 余り128 - 余り = チェックサム(ただし、余りが0のときはチェックサムは0とします。)
<例1>ドラム・キット1番のスネア(トリガー番号2番)の胴の深さを3.5"に設定する場合
「パラメーター・アドレス・マップ」より、ドラム・キット1番のスタート・アドレスは01 00 00 00H、トリガー2番のオフセット・アドレスは02 00H、胴の深さ(ShellDepth)のオフセット・アドレスは32Hですからアドレスは
01 00 00 0002 00
+) 3201 00 02 32
MIDIインプリメンテーション
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 163
また、3.5"はパラメーター値05Hですから
F0 41 10 00 0A 12 01 00 02 32 05 ?? F7(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)
(1)エクスクルーシブ・ステータス (2)IDナンバー(Roland)(3)デバイスID(17) (4)モデルID(TD-10)(5)コマンドID(DT1) (6)EOX
次にチェックサムの計算をします。
01H + 00H + 02H + 32H + 05H = 1 + 0 + 2 + 50 + 5= 58(sum)58(合計)÷ 128 = 0(商)… 58(余り)チェックサム = 128 - 58(余り) = 70 = 46H
したがって、F0 41 10 00 0A 12 01 00 02 32 05 46 F7 が送信するメッセージです。
<例2>ドラム・キット1番のスネア(トリガー番号2番)のコンプレッサー・スイッチの送信要求をする場合
「パラメーター・アドレス・マップ」より、ドラム・キット1番のスタート・アドレスは01 00 00 00H、トリガー2番のオフセット・アドレスは02 00H、コンプレッサーのスイッチのオフセット・アドレスは20Hですからアドレスは
01 00 00 0002 00
+) 2001 00 02 20
また、サイズは00 00 00 01Hですから
F0 41 10 00 0A 11 01 00 02 20 00 00 00 01 ?? F7(1) (2) (3) (4) (5) アドレス サイズ チェックサム (6)
(1)エクスクルーシブ・ステータス (2)IDナンバー(Roland)(3)デバイスID(17) (4)モデルID(TD-10)(5)コマンドID(RQ1) (6)EOX
次にチェックサムの計算をします。
01H + 00H + 02H + 20H + 00H + 00H +00H + 01H = 1 + 0 + 2 + 32 + 0 + 0 + 0 +1 = 36(sum)36(合計)÷ 128 = 0(商)… 36(余り)チェックサム = 128 - 36(余り) = 92 = 5CH
したがって、F0 41 10 00 0A 11 01 00 02 20 00 00 00 01 5C F7 が送信するメッセージです。
164
MIDIインプリメンテーション
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165
ファンクション...
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー
ベロシティ
アフター タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
エクスクルーシブ
コモン
リアル タイム
その他
備考
送 信 受 信 備 考
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
:音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
1 4 6
7 10 16 17 64
100, 101
:設定可能範囲
:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン
:クロック :コマンド
:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカルON/OFF :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :システム・リセット
1~16, OFF 1~16, OFF
モード3 ×
○ 9nH, v = 1~127 ○ 8nH, v = 64
○ ×
×
× ○ × × × ○ ○ × ×
*1 *1 *1 *1
× × × × × × × × ×
× **************
○
× × ×
× ×
× × × × × ×
× ×
× ×
× ×
×
× ×
×
0~127
×
○
× × ×
× ×
× × × × × ×
モジュレーション フット・コントロール データ・エントリー ボリューム パンポット 汎用操作子1 汎用操作子2 ホールド1 RPN LSB, MSB
*1 ○×切り換え可能
PERCUSSION SOUND MODULE(トリガー・セクション) Model TD-10
Date : May. 1, 1997Version : 1.00MIDIインプリメンテーション・チャート
**************
**************
モード 1 : オムニ・オン、ポリ モード 3 : オムニ・オフ、ポリ
O : あり X : なし
モード 2 : オムニ・オン、モノ モード 4 : オムニ・オフ、モノ
電源オフ後も記憶
Bulk Dataの送受信のみ
MIDIインプリメンテーション・チャート
資 料
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 165
ファンクション...
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー
ベロシティ
アフター タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
エクスクルーシブ
コモン
リアル タイム
その他
備考
送 信 受 信 備 考
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
:音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
1 4 6
7 10 16 17 64
100, 101
:設定可能範囲
:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン
:クロック :コマンド
:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカルON/OFF :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :システム・リセット
× ×
× ×
× ×
× ×
×
× × × × × × × × ×
× ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
*1, *2 *1, *2 *3 *1, *2 *1, *2 *3 *3
*3
○ **************
○
× × ×
× ×
× × × × × ×
1~16, OFF 1~16, OFF
モード3 ×
○ 9nH, v = 1~127 ○ 8nH, v = 64
0~127 0~127
○ ×
○
×
○
○
× × ×
× ×
○ (120, 126, 127) ○ ×
○ (123 - 127) ○ ×
モジュレーション フット・コントロール データ・エントリー ボリューム パンポット 汎用操作子1 汎用操作子2 ホールド1 RPN LSB, MSB
PERCUSSION SOUND MODULE(サウンド・モジュール・セクション) Model TD-10
Date : May. 1, 1997Version : 1.00MIDIインプリメンテーション・チャート
**************
**************
モード 1 : オムニ・オン、ポリ モード 3 : オムニ・オフ、ポリ
O : あり X : なし
モード 2 : オムニ・オン、モノ モード 4 : オムニ・オフ、モノ
プログラム・ナンバー バッキング・パート:1~54 ドラム・パート:1~128
電源オフ後も記憶
*1 ○×切り換え可能 *2 ドラム・パートのみ *3 バッキング・パートのみ
166
MIDIインプリメンテーション・チャート
TD-10_AP.j 03.3.5 21:45 ページ 166
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ファンクション...
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー
ベロシティ
アフター タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
エクスクルーシブ
コモン
リアル タイム
その他
備考
送 信 受 信 備 考
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
:音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
1 4 6
7 10 16 17 64
100, 101
:設定可能範囲
:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン
:クロック :コマンド
:オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :ローカルON/OFF :オール・ノート・オフ :アクティブ・センシング :システム・リセット
1~16, OFF 1~16, OFF
モード3 ×
○ 9nH, v = 1~127 ○ 8nH, v = 64
× ×
○
× ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
× ○ × × × ○ ○ ○ ×
*1, *5 *1, *5 *1, *5 *1, *5 *6 *6
*6
*4
*6
*1, *3 *1, *4
*1 *1 *2 *2 *1 *1
○ *2 **************
○
○ ○ ×
○ ○
× × × × ○ ×
1~16, OFF 1~16, OFF
× ×
○ 9nH, v = 1~127 ○ 8nH, v = 64
0~127 0~127
× ×
○
0~127
×
○ (録音はしない)
× ○ ×
× × ○ ○ × ○ (123 - 127) ○ ×
モジュレーション フット・コントロール データ・エントリー ボリューム パンポット 汎用操作子1 汎用操作子2 ホールド1 RPN LSB, MSB
PERCUSSION SOUND MODULE(シーケンサー・セクション) Model TD-10
Date : May. 1, 1997Version : 1.00MIDIインプリメンテーション・チャート
**************
**************
モード 1 : オムニ・オン、ポリ モード 3 : オムニ・オフ、ポリ
O : あり X : なし
モード 2 : オムニ・オン、モノ モード 4 : オムニ・オフ、モノ
電源オフ後も記憶
*1 ○×切り換え可能 *5 ドラム・パートのみ *2 パターン選択時のみ *6 バッキング・パートのみ *3 「Sync Mode」の設定が「External」、「Auto」、または「MIDI→DELAY」のときに受信する *4 「Sync Mode」の設定が「External」、「Auto」、または「Remote」のときに受信する
Bulk Dataの送受信のみ
プログラム・ナンバー バッキング・パート:1~54 ドラム・パート:1~128
MIDIインプリメンテーション・チャート
資 料
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●音源方式バリアブル・ドラム・モデリング
●最大同時発音数56音
●音色数ドラム・インスト:600メロディー・インスト:54
●ドラム・キット数50
●ドラム・キット・チェイン16チェイン(32ステップ/1チェイン)
●音色パラメーターアコースティック・ドラム:シェル・マテリアル、シェル・デプス、ヘッド・タイプ、ヘッド・チューニング、マフリング、ストレイナー・アジャストメントエレクトロニック・ドラム:アタック、トーン・ピッチ、ノイズ・ピッチ、ディケイ、ノイズ・トーン・バランス、ピッチ・ベンドTR-808、TR-909:アタック、チューン、トーン、スナッピー、ディケイその他:ピッチ、ディケイ
●スタジオ・パラメータースタジオ・タイプ:10ルーム・サイズ、ウォール・タイプ、アンビエンス・マイク・ポジション、マイク・タイプ、マイク・ポジション
●ミキサー・パラメーターボリューム、パン、アウトプット・セレクト
●コンプレッサー、イコライザーコンプレッサー×102バンド・パラメトリック・イコライザー×103バンド・マスター・イコライザー
●エフェクト・タイプ30 リバーブ(14タイプ)
ディレイ(4タイプ)フランジャー→ディレイ(2タイプ)フェーザー→ディレイ(2タイプ)コーラス→ディレイ(2タイプ)ピッチ・シフト・ディレイ(2タイプ)3D-ディレイ(2タイプ)フライング3D-ディレイ(2タイプ)
●ノート・ナンバー・マップ(パーカッション・グループ)4 ノート・ナンバー・レンジ:22~93
●トリガー・パラメータートリガー・タイプ(スキャン・タイム、リトリガー・キャンセル、マスク・タイム、クロストーク)センシティビティー、スレッショルド、カーブ
●シーケンサープリセット・パターン:50、ユーザー・パターン:50トラック数:4再生機能:ワンショット、ループ、タップ分解能:192クロック/4分音符レコーディング方法:リアルタイム
●メトロノーム・パラメーター拍子、インターバル、ボリューム、アウトプット・セレクト(マスター、ヘッドホンのみ)クリック用インスト:16(ボイス・カウント、クリック、カウベル他)
●テンポ20~260
●ディスプレイ64×160ドット(バック照明付LCD)8セグメント3桁(LED)
●スライダー6 キック、スネア、ハイハット、その他ドラム、
バッキング、クリック
●プレビュー・ボタン1(タッチ・センス付)
●接続端子トリガー・インプット・ジャック(デュアル)×12アウトプット・ジャック×8(4ステレオ)ヘッドホン・ジャックモニター・ミックス・イン・ジャック(ステレオ)ハイハット・コントロール・ジャックフット・スイッチ・ジャック(デュアル)MIDIコネクター(イン、アウト/スルー)エクスパンション・ボード・スロットメモリー・カード・スロット
●規定出力レベル+4dBu(オーディオ出力)
●アウトプット・セパレーション:76dB以上(MASTER L → DIRECT L、MASTER R → DIRECT R):45dB以上(DIRECT L → 別DIRECT L、DIRECT R → 別DIRECT R):45dB以上
●出力インピーダンス330Ω
●電源AC100V
●消費電力18W
●外形寸法305(幅)×245(奥行き)×90(高さ)mm
●質量2.3kg
●付属品取扱説明書、ACコード、ネジ(M5x12)×4、保証書
●別売品エクスパンション・ボード(TDW-1)パッド(PD-120、PD-100、PD-80R、PD-80、PD-9、PD-7、PD-6)シンバル(CY-15R、CY-14C、CY-12R/C、CY-12H、CY-6)キック・トリガー(KD-120、KD-80、KD-7)ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)ドラム・スタンド(MDS-10、MDS-8、MDS-7U、MDS-6)シンバル・マウント(MDY-10U)パッド・マウント(MDH-10U)フット・スイッチ(BOSS:FS-5U)フット・スイッチ・ケーブル(PCS-31)メモリー・カード(M-512E)
0dBu=0.775Vrms
※製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
168
主な仕様 TD-10:パーカッション・サウンド・モジュール
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169
アコースティック・ドラムTD-10の中にはエレクトロニック・ドラムのインストを持っていますので、これと一般的なドラム・セットの区別を明確にするためにこのように表記します。
アペンドTD-10のシーケンサーのエディット機能のひとつで、2つのパターンをつなぎ合わせます。
アンビエンスドラムをどこで演奏するかという環境設定を、部屋の大きさ、壁の質、アンビエンス・マイクの位置などで設定できます。
アンビエンス・アウトプット・レベルドラム・キット全体でのアンビエンスの強さを決めるパラメーターです。アンビエンスをエフェクターとして見た場合、エフェクターからミキサーへのリターン・レベルに相当するのでこの名前になっています。
アンビエンス・センド・レベルインストごとのアンビエンスの強さを決めるパラメーターです。アンビエンスをエフェクターとして見た場合、ミキサーからエフェクターへ送る量に相当するのでこの名前になっています。
イコライザー一般に高域、中域、低域などと分けて、それぞれのバランスをとります。TD-10ではインストごと(AUX1、2端子に割り当てたインストを除く)に2バンド、TD-10全体にかかるものとして3バンドのイコライザーを持っています。
イニシャライズTD-10の各種設定を製品出荷時の設定に戻します。
インストTD-10の中で、スネア、キックといったドラムそのものをいいます。(パターンのパートではピアノ、ギターといった楽器を指します。)
エクスパンション・ボードTD-10のインスト(楽器音)や機能を追加するためのボード(別売)で、TD-10の底面のスロットに差し込んで使います。
エディット音やシーケンサーの各種設定の修正や変更をすることです。
エフェクターTD-10のエフェクターはリバーブ、フランジャー、コーラス、ディレイ、フェイザーなど、数種類の機能を持ちます。TD-10の画面表示では「FX」と表示することもあります。
音源(音源モジュール)電子楽器の音を扱う部分の機能だけを持った楽器を指します。コントローラー(パッドやキーボード)やシーケンサーと組み合わせて使います。TD-10は音源モジュールとしても使えます。
カーソルディスプレイ中の黒塗りになった部分で、設定の変更ができるところを示します。黒塗りの部分はVALUEダイヤルや[INC/DEC]を使って設定値を選びます。
キック・トリガー・ユニットキック・ドラム用のペダルです。
クイック・プレイTD-10のシーケンサーの演奏機能のひとつで、シーケンス・データの初めに空白がある場合、その部分は再生しないで、最初に演奏データがあるところから演奏を開始する機能です。
クリックメトロノームのように拍を刻みます。シーケンサーの演奏中には演奏に合わせて鳴り、シーケンサーを使わないときも通常のメトロノームとして使えます。
コントローラーキーボード・コントローラー、ギター・コントローラー、パッド・コントローラー(SPD-11やPAD-80)など、演奏を入力するための機器です。
コントロール・ルームTD-10の音作りの3大要素(インスト、スタジオ、コントロール・ルーム)のひとつで、ミキシング・コンソールやエフェクターの設定をする部分です。
コンプレッサー音量のピークを抑え、聴きやすい音にするエフェクターです。また独特の音色変化を利用して、音の太さや音圧感を得るのにも使います。
シーケンサー演奏を記録したり再生するための電子楽器で、ハードウェア・タイプ(MC-50mkIIなど)やコンピューターで使うソフトウェア・タイプのものがあります。従来の録音機と同じような手順で記録する方法(リアルタイム・レコーディング)と、演奏内容を順に記述して(ステップ・レコーディング)、それを音源モジュールへ発音指示する方法があります。TD-10のシーケンサーでは、リアルタイム・レコーディングだけができます。
シミュレーションまねること、模写することを指します。TD-10はドラムとその周辺環境などのシミュレーションを行う音源モジュールです。
用語集 この取扱説明書で使われている用語の解説です。
資 料
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初期化「イニシャライズ」を参照してください。
スタジオTD-10の音作りの3大要素(インスト、スタジオ、コントロール・ルーム)のひとつで、どんなところで演奏するかを決めます。部屋の大きさ、マイクによる集音、壁質などの設定ができます。
ステップドラム・キット・チェインで、呼び出したいドラム・キットを並べる順のことをいいます。32番目まで設定できるので、「32ステップまで呼び出し可能」といいます。
打点位置検出アコースティック・ドラムを叩くと、ヘッド面の中央部分とリムよりのところでは音が異なります。従来の電子ドラムでは、どこを叩いても常に同じ音が鳴っていたので、表現力に欠ける原因のひとつになっていました。TD-10では、これを解決するために、スネア・ドラムとライド・シンバルで、パッドの中心部分からリム部分にかけての音質変化を実現しています。
チェイン「ドラム・キット・チェイン」を参照してください。
チョークシンバルを叩いたあとに、鳴りを止めるのにシンバルの振動を手で止めて音をミュートすることをチョーク奏法といいます。
ディケイ音をエディットする機能のひとつで、音の減衰時間を調節します。
ドラム・キットTD-10では、ドラムの楽器類、スタジオのセッティング、ミキサーの設定の3要素をひとまとめにしたものをドラム・キットといいます。
ドラム・キット・チェイン通常、ドラム・キットはキット番号順に並んでいるものを呼び出して使いますが、ライブ・パフォーマンスなどでキットを呼び出す順を別に決めておきたいときなどにこの機能を使います。32キットまでの並びを作ることができ、この並びをチェインといいます。
ドラム・トリガードラム・トリガーは、アコースティック・ドラムを叩いてトリガー信号を出力できるようにするために、ドラムに直接取り付けるセンサーです。
トリガーパッドが叩かれると振動波形を出力して、TD-10などの音源に送信します。この振動波形をトリガー信号といいます。リア・パネルのトリガー端子は、トリガー信号用の専用端子です。パネル左上のトリガー・インジケーターは、このトリガー信号の受信状態を表示しています。
ノート・ナンバーMIDIでは打楽器の場合、各鍵盤に楽器音を割り当てて演奏します。このとき、各鍵盤を指定するのに使うのがノート・ナンバーです。
ハイハット・コントロール・ペダル(FD-7)ハイハット用ペダルです。
パーカッション・グループMIDI音源モジュールとしてTD-10を使う場合、12個のパッドに割り当てられたインスト以外に、60個のインストを追加します。パーカッション・マップは全部で4つあり、各ドラム・キットはこの4つからどれを追加するかを選んで使います。
パターンシーケンサーでの4つのパート(パート1、パート2、ベース・パート、ドラム・パート)の演奏情報をまとめたひとつの単位です。
パッド・スイッチパッドを使って、シーケンサーの再生開始やドラム・キットの切り替えの操作をする機能です。
パッド・パターンパッドを叩くと通常はインスト(楽器音)が鳴りますが、パッド・パターンは、指定したパターンが鳴るように設定できる機能です。
パラメーター例えば、音に関するものであれば「胴の深さ(Shell Deph)」や「音量(LEVEL)」など、シーケンサーのパターンであれば「小節の長さ(Lenght)」や「テンポ(Tempo)」など、それぞれを構成する要素のことをいいます。これらの要素(パラメーター)を変更することをエディットといいます。
バルク・ダンプTD-10の各種設定を、MIDI端子を通して外部機器に保存する機能です。このデータを保存するには、外部シーケンサーとMIDIケーブルが必要です。このメッセージはTD-10だけが受信できるものですので、他の音源モジュールでは受信できません。
パンポット(パン)ステレオで再生するときの、左右の定位のことをいいます。TD-10では左右にそれぞれ15段階の設定ができます。
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用語集
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ファンクション・ボタンディスプレイの下にある[F1][F2][F3][F4]を指します。これらのボタンは画面表示ごとに機能が変わり、ディスプレイの一番下に書かれている機能名の動作をします。
フット・スイッチ別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U)を使って、キットの切り替え、シーケンサーの再生/停止などの機能を操作できます。
プレビューTD-10本体の[PREVIEW]を使うと、パッドなどをつながなくても、音を鳴らしてエディットすることができます。
マスター・アウトプット端子TD-10の内蔵エフェクターを使った音を出力できる端子です。
ミュート(パート・ミュート)シーケンサーの演奏で、一時的にパートの演奏を消す機能です。
ミュート(マフリング)ドラムのヘッド面にテープを貼るなどして振動を抑え、音の倍音を調節することをいいます。TD-10では、ミュートなし、テープ・ミュート、リング・ミュート、フェルトのミュート、毛布のミュートなどさまざまな種類が選べます。
メモリー・カードTD-10で作成したドラム・キットやシーケンサーのデータなどを保存しておくことができる外部の記憶媒体です。リア・パネルのメモリー・カード・スロット(MEMORYCARD)に差し込んで使います。TD-10では「M-512E」というメモリー・カードが使えます。
リセット・タイムシーケンサーのタップ機能のパラメーターで、設定した時間パッドを叩かないでいると、再び先頭から演奏できる機能です。
リム・ショット一般にドラムのリム部分をスティックで打つことをリム・ショットといいますが、TD-10では、「ヘッド部分とリム部分を同時に打つ」演奏法をいいます。この場合、リム部分に割り当てたインストが鳴ります。
録音この取扱説明書では、シーケンサーへの演奏記録は「録音」と表記しています。本来は、シーケンサーでは演奏の手順をひとつひとつ記録するもので、テープ・レコーダーの録音のように音をとるものではありません。
AUX1、2端子追加パッドのためのトリガー端子です。この端子につないだパッドについては、パッド・スイッチ(パッドでボタン操作の代わりをする機能)に使えます。他のトリガー入力はイコライザーとコンプレッサーが使えますが、この端子にはありません。
DECボタンボタンを押すごとに画面上のカーソル位置の値がひとつずつ減少します。細かい設定に便利です。また、オフ/オンの設定のときは、このボタンを押すとオフになります。大きく値を変えたいときにはVALUEダイヤルが便利です。
DIRECT 1、2、3端子これらの独立出力を使って、TD-10本体内とは別の音作りをしたり、外部エフェクトや外部ミキサーを接続するのに使ったり、アンビエンスのみを出力する際に使います。(TD-10に内蔵のエフェクトを使った音は、MASTER OUTから出力します。)
EDITピッチ(音の高さ)、ディケイ(音の減衰時間)の2つのパラメーターが設定可能なモードです。エディットできる内容はこの2つですが、ヘッド部分とリム部分に別のインストを割り当ててそれぞれ別のエディットができるという特長があります。
FD-7ハイハット用のペダルです。
FS-5UTD-10に限らず、あらゆる機器のフット・スイッチとして使える汎用ペダルです。
FXEFFECTSの略称で、TD-10では、エフェクターを指します。
FX センド・レベル/FX Send Level各インストのエフェクターのかかり具合を調節します。ミキサーでいえば、エフェクターに音を送る音量を指します。
INCボタンボタンを押すごとに画面上のカーソル位置の値がひとつずつ増加します。細かい設定に便利です。また、オフ/オンの設定のときは、このボタンを押すとオンになります。大きく値を変えたいときにはVALUEダイヤルが便利です。
KD-7キック・トリガー・ユニットのひとつです。
M-512ETD-10に限らず、ローランドのあらゆる機器に使えるメモリー・カードです。
用語集
資 料
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MIDI(Musical Instrment Digital Interface)電子楽器の国際規格です。現在では、ほとんどの電子楽器がMIDIに対応しています。MIDIを使うことにより、ローランド以外のメーカーの電子楽器でTD-10を鳴らしたり、TD-10につないだパッドでの演奏で他社の音源モジュールやサンプラーなどを鳴らすことができます。
MIDI端子演奏の同期(テンポを合わせる)、演奏の記録、データの保存などの機能を拡張するための端子です。MIDIケーブルを使って、他のMIDI対応の電子楽器とTD-10を接続します。外部MIDI機器を使わない場合は使用しません。
MIDI Soft ThruTD-10のMIDI OUT/THRU端子は、通常はMIDI OUTとして働きます。MIDI Soft Thruの設定をオンにすると、MIDIINから入力される情報もOUT/THRU端子から出力します。システム・エクスクルーシブ・メッセージは出力しません。
MIX IN端子外部音源やCDプレーヤーを接続すると、TD-10の内蔵音源の音といっしょにヘッドホン端子とMASTER OUT端子(PHONEだけに出力することも可能)で聴くことができます。フロント・パネルの[MIX IN]で音量を調節します。
PD-5直径222mmのシングル・トリガー・パッドで、ヘッド面だけの打撃を感知できます。
PD-7直径192mmのデュアル・トリガー・パッドで、ヘッド面とリム部分の打撃を感知できます。
PD-9直径254mmのデュアル・トリガー・パッドで、ヘッド面とリム部分の打撃を感知できます。
PD-100直径300mmのシングル・トリガー・パッドで、ブラシでの演奏に対応し、ヘッド面に網の素材を使ったことにより打感触を向上しています。ヘッド面だけの打撃を感知できます。
PD-120直径350mmのデュアル・トリガー・パッドで、ブラシでの演奏に対応し、ヘッド面に網の素材を使ったことにより打感触を向上しています。ヘッド面とリム部分の打撃を感知できます。
VALUEダイヤル画面上のカーソルの位置の値を大きく変更したい場合に便利です。値をひとつずつ変更するときは、[INC/DEC]が便利です。
V-DrumsシステムTD-10を中心として、パッド、ペダル、ラックを組み合わせた、ドラム・システムのことを指します。
V-EDITTD-10のバリアブル・ドラム・モデリングによるエディットを、最大限に発揮することのできるのがV-EDITです。V-EDITは、トリガー入力1~6番でV-EDITができるインストを選ぶことによって行うことができます。
V-SNARE、V-KICK、V-TOMV-EDITが可能なインストのグループです。TRIGGERINPUT端子1~6番でこれらのインストを選ぶと、V-EDITが可能になります(P.136参照)。
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用語集
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TD-10の操作で表示される画面を、ボタンを押す順番でまとめています。各画面の主要な解説のあるページを記載していますので、詳しくはそちらを参照してください。
CHAINKIT
P.113P.79
P.126 P.79 P.78
P.116
P.116
P.78
P.78
Accoustic
INST
Electronic TR-808 TR-909
Trigger 1
Trigger 2
Trigger3–6
P.80
P.122, 123
P.86
P.119P.80V-EDIT EDIT
P.81 - P.85V-EDIT
Trigger 1~6(V-EDIT 以外の場合)および Trigger 7~12
画面別索引
資 料
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STUDIO
P.87
P.88 P.87 P.87 P.88 P.89 P.88
CONTROL ROOM
P.91 P.92
P.90 P.90
P.96P.91
P.90 P.93, 96
P.93
SETUP
P.114 P.137
P.115 P.43
P.72, 120 P.108, 118
P.124
P.111, 112 P.31, 110
P.109P.108
P.115, 122, 124 P.121
P.128, 129 P.128 P.119 P.113
174
画面別索引
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175
SEQUENCER
CLICK TEMPO
PART
REC Standby RECORDING
PATTERN
P.98P.129
P.97, 101
P.107 P.107
P.107 P.107
P.106
P.107
P.97
P.106
P.103P.98
P.102 P.99 P.100 P.102 P.97
P.103–106
画面別索引
資 料
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アアタック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84, 85アペンド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106アンドゥ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117アンビエンス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87, 88アンビエンス・アウトプット・レベル ・・・・・・・・・・・88アンビエンス・マイク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・87アンビエンス・センド・レベル ・・・・・・88, 100, 107, 127アンビエンス・グループ・センド ・・・・・・・・・・・・・89イコライザー・・・・・・・・・・・・・・・・40, 66, 92, 113インターバル(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・99インスト(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・99インスト(パーカッション) ・・・・・・・・・・・・・・126インスト(バッキング・パート) ・・・・・・・101, 106, 125インスト・リスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80エクスパンション・ボード ・・・・・・・・・・・・・・・・43エフェクト・センド・レベル(パッド) ・・・・・・・・・・90エフェクト・センド・レベル(パート) ・・・・・・・・・107エフェクト・センド・レベル(パーカッション・グループ) 127エフェクト・センド・レベル(グループ) ・・・・・・・・・96エフェクト・センド・レベル(クリック) ・・・・・・・・100エフェクト・タイプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93エフェクト・スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・41, 79エフェクト・リターン・レベル ・・・・・・・・・・・・・・93エラー・メッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・138エレクトロニック・ドラム ・・・・・・・・・・・・・・52, 84音源モジュール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76
カカード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16, 17カード(保存) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114カード(読み込み) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・115カーソル ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 18, 97カーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109カウント・イン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102壁の材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87キック・トリガー・ユニット ・・・・・・・・・・・・・・169クオンタイズ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103クリック ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73, 97, 99クリック・インターバル ・・・・・・・・・・・・・・・・・99グループ・センド・レベル ・・・・・・・・・・・・・96, 127ゲート・タイム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123ゲート・リバーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94クロストーク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112コーラス → ディレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・93, 95コピー(Tools)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117コピー(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・104コントローラー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76コントロール・チェンジ・・・・・・・・・・・・・・128, 129コントロール・ルーム ・・・・・・・・・・・・・・47, 65, 90コンプレッサー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
サ再生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98削除(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105シーケンサー・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 97, 141消去(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105小節長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101初期化(本体) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137初期化(メモリー・カード) ・・・・・・・・・・・・・・114スキャン・タイム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111スタジオ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 47, 63, 87ステップ(チェイン) ・・・・・・・・・・・・・・・70, 116スナッピー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60, 83, 85スレッショルド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109センシティビティー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・109
タタイプ(エフェクト) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93タイプ(スタジオ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87タイプ(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・30, 108
打点位置検出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36,129チェイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70,116チューニング(ヘッド) ・・・・・・・・・・・・・31, 59, 82チューニング(マスター) ・・・・・・・・・・・・・・・106チョーク奏法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35ディケイ・・・・・・・・・・・・・・・・・・84, 85, 86, 127ディスプレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14ディスプレイ・コントラスト ・・・・・・・・・・・・・・113ディレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93デバイスID ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122デモ・ソング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28, 179テンポ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97, 99, 102同期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129胴の材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56, 81胴の深さ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56, 82ドラム・キット ・・・・・・・・・・・・・・・・・20, 38, 78ドラム・キット・チェイン ・・・・・・・・・・・・・70, 116ドラム・キット・リスト ・・・・・・・・・・・・・・・38, 78ドラム・トリガー ・・・・・・・・・・・・・・・33, 112,142トリガー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・136トリガー・インジケーター ・・・・・・・・・・・・・・14, 45トリガー設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108,142トリガー入力端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・16, 24トリガー・バンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・29, 108
ナ名前を付ける(ドラム・キット) ・・・・・・・・・・・・・78名前を付ける(ドラム・キット・チェイン) ・・・・・・・116名前を付ける(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・103ノート・チェイス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115ノート・ナンバー ・・・・・・・・・・・・122, 125, 126, 127ノン・リニア ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94
ハハイハット・コントロール端子 ・・・・・・・・・・・・・・16ハイハット・コントロール・ペダル ・・・・・・・36, 124, 128パーカッション・グループ ・・・・・・・・・・・・・・・126パート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・69, 97,101, 106パート・ボリューム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・107パート・ミュート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107パターン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97, 98パターンをコピーする ・・・・・・・・・・・・・・・・・104パターンを削除する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・105パターンを消去する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・104パターンをつなげる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・106バッキング・インスト・・・・・・・・・・・・・・・101, 106パッド・・・・・・・・・・・・・・・・24, 35, 102, 108, 123パッド・スイッチ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119パッド・パターン ・・・・・・・・・・・・・・・・・72, 119ピッチ(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・・127ピッチ(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86ピッチ・シフト・ディレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・93パラメーター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・170バルク・ダンプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121パン(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100パン(パーカッション・インスト) ・・・・・・・・・・・127パン(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107パン(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90バンク(トリガー) ・・・・・・・・・・・・・・・・29, 108ビート・ディレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94拍子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99, 101ファンクション・ボタン ・・・・・・・・・・・・・・・14, 18フェイザー → ディレイ ・・・・・・・・・・・・・・・・・93フット・スイッチ・・・・・・・・・・・・・・・・16, 72, 120ブラシ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36, 50フランジャー → ディレイ ・・・・・・・・・・・・・・93, 95プリセット・ドラム・キット ・・・・・・・・・・・・・・・20プリセット・パターン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・97プレート・リバーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94プレビュー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 27, 118プログラム・チェンジ ・・・・・・・・・・・・・・・124,128ペダルから送信されるデータを減らす ・・・・・・・・・・125
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索引
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ヘッド・テンション ・・・・・・・・・・・・・・・・31, 110ヘッドの材質 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58, 82ヘッドのチューニング ・・・・・・・・・・・・・・・・31, 59ヘッドホン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23部屋の大きさ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64, 87ヘルプ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42, 118ベンド・レンジ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107ホール・リバーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94ポラリティー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25ボリューム(ドラム・キット) ・・・・・・・・・・・・・127ボリューム(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・127ボリューム(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・・・107ボリューム(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・67, 90ボリューム(マスター) ・・・・・・・・・・・・・・・・・15保存(カード) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114保存(バルク・ダンプ) ・・・・・・・・・・・・・・・・121
ママイクの位置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87, 88マイクの種類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88マスター・イコライザー ・・・・・・・・・・・・・・40, 113マスター・チューニング ・・・・・・・・・・・・・・・・106マフリング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60, 83ミュート(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・107メモリー(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・98メモリー・カード ・・・・・・・・・・・・・・・17,114, 115メモリー・カード・スロット ・・・・・・・・・・・・・16, 17メモリー・プロテクト ・・・・・・・・・・・・・・・17, 114
ヤ読み込み(カード) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・115読み込み(バルク・ダンプ) ・・・・・・・・・・・・・・121
ラリスト表示(インスト) ・・・・・・・・・・・・・・・・・80リスト表示(キット) ・・・・・・・・・・・・・・・・38, 78リスト表示(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・127リスト表示(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・98リトリガー・キャンセル ・・・・・・・・・・・・・・・・111リハーサル機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102リバーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93リム(インスト) ・・・・・・・・・・・・・・・・19, 20, 77リム(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19リム・ショット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35リム・センシティビティー ・・・・・・・・・・・・・・・110ルーム・リバーブ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94ローカル・コントロール ・・・・・・・・・・・・・・・・124録音 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101
A~ZADVNCD ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111Ambience ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87Ambience(パーカッション・グループ)・・・・・・・・・127Ambience Group Send ・・・・・・・・・・・・・・・・・89Ambience Mic ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87Ambience Output Level ・・・・・・・・・・・・・・・・・88Ambience Send(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・100Ambience Send(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・107Ambience Send(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・88Append ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106Atk(Attack) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84, 85Auto(SYNC) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129AUX1, 2端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119Bal(Balance)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84BANK(Trigger Bank) ・・・・・・・・・・・・・・29, 108Basic(Trigger setting)・・・・・・・・・・・・・・・・109Beat Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94Bend ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53, 84Bend Range ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107Bulk Dump ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121CARD ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17, 114[CHAIN]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70, 116
Chain Name・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・116Chork ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35Chorus → Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 95Clear Pattern ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105[CLICK]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73, 97, 99Compressor ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91Control Change ・・・・・・・・・・・・・・・・・128, 129[CONTROL ROOM] ・・・・・・・・・・・・・・47, 65, 90Copy(Tools) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117Copy Pattern ・・・・・・・・・・・・・・・・・・104, 105Count In ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102Crosstalk ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112[CURSOR] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 18, 97Curve ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109Dcy(Decay) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84[DEC] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 19Decay(インスト) ・・・・・・・・・・・・・・・84, 85, 86Decay(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・・127Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94Delete Pattern ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105Demo・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28, 179Depth ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57, 82Device ID ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・122DIRECT 1、2、3端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・16, 91Display ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113Drum Kit ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20, 38, 78Drum Kit Chain ・・・・・・・・・・・・・・・・・・70, 116Drum Kit List ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38, 78Drum Trigger ・・・・・・・・・・・・・・・・・33, 112, 142EDIT・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81EFFECT(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・100EFFECT(ドラム・キット) ・・・・・・・・・・・・・・・93EFFECTS SWITCH ・・・・・・・・・・・・・・・・・41, 79EFFECT TYPE ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93EQ(ドラム・キット)・・・・・・・・・・・・・・・・66, 92EQ(マスター) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113Erase Pattern ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104Error Message ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・138[Exit]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14External ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129Flanger → Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 95Flying 3D-Delay・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 96FOOT SWITCH ・・・・・・・・・・・・・・・・16, 72, 120FREQ(EQ/パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・92FREQ(EQ/マスター) ・・・・・・・・・・・・・・・・113FX Send Level ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90FX Send(グループ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・96FX Send(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・127FX Send(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・107FX Send(パッド)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90FX SW ・・・・・・・・・・・・・・・41, 51, 54, 62, 65, 79Gain(EQ/パッド)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92Gain(EQ/マスター) ・・・・・・・・・・・・・・・・・113Gate Reverb ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94Gate time ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123[Group Faders] ・・・・・・・・・・・・・・15, 28, 37, 67Group FX send・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96Group Volume ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96Hall Reverb・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94Head・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19, 77Head Tension Adjustment ・・・・・・・・・・・・・31, 110Head Tuning ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59, 82Head Type ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58, 82Help ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42, 118HH CTRL端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16Hit Pad Start ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102[INC] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 19Initialize・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137[INST]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55, 80, 136INST(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99INST(パーカッション) ・・・・・・・・・・・・・・・・126INST(バッキング・パート) ・・・・・・・・・・・106, 125INST LIST ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80
索引
資 料
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Internal ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129Interval ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99Keyshift ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107[KIT] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 20, 38, 78LIST(インスト)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・80LIST(ドラム・キット)・・・・・・・・・・・・・・・38, 78LIST(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・・・126LIST(パターン)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98Local Control ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124Loop(再生) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98Loop(録音)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102M-512E ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114MAS EQ(Master EQ) ・・・・・・・・・・・・・・40, 113MaskTime ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・112[MASTER] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 37, 45MASTER OUTPUT端子 ・・・・・・・・・・・・・・・16, 23Master Tune ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・106Material ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56, 81MDS-10 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22, 24MDS-7U ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22Memory Card ・・・・・・・・・・・・・・・・・・114, 115Memory Card Protect ・・・・・・・・・・・・・・・・・114Memory Card Slot・・・・・・・・・・・・・・・・・・16, 17Mic Position ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87, 88Mic Type ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89MIDI・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121, 140MIDI IN端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16, 140MIDI OUT/THRU端子 ・・・・・・・・・・・・・・・16, 140MIDIチャンネル ・・・・・・・・・・・・・・・・・124, 140MIDI → Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129[MIX IN] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16, 37, 108MIX IN Output ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・108Muffling ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60, 83Mute(パート)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107NAME(チェイン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・116NAME(ドラム・キット) ・・・・・・・・・・・・・・・・78NAME(パターン) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・103Noi(Noise)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84Non Linear ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94Note Chase・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115NOTE NO.(パッド) ・・・・・・・・・・122, 125, 126, 127One Shot ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98Output(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・100Output(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・・127Output(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107Output(パッド)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91Output端子(DIRECT1~3) ・・・・・・・・・・・・・・16Output端子(MASTER) ・・・・・・・・・・・・・・・・16PAD PATTERN ・・・・・・・・・・・・・・・・・・72, 119PAD SWITCH・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119Pan(クリック) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100Pan(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・・・127Pan(パート) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107Pan(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90[PART]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97, 101, 106Part Mute ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107Part Volume ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107[PATTERN] ・・・・・・・・・・・・・・・68, 97, 98, 101Pattern List ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98PD-7 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24, 25, 35, 36PD-9 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24, 25, 35, 36PD-100・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24, 30, 31, 36PD-120 ・・・・・・・・・・・・・・・・・24, 30, 31, 35, 36Pedal CC ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・128Pedal Data Thin・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・124Percussion Group・・・・・・・・・・・・・・・・・・・126Phaser → Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 95[PHONES] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 27, 37PHONES端子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16Pitch(パーカッション・グループ) ・・・・・・・・・・・127Pitch(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・86Pitch Shift Delay ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 95Plate Reverb ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94
[PLAY] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68, 97Play Type ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98POLARITY・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25[PREVIEW] ・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 27, 118Program Change ・・・・・・・・・・・・・・・・・125, 128PROTECT(カード) ・・・・・・・・・・・・・・・17, 114Q・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92, 113Quantize ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103Quick Play ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98[REC] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97, 102Rec Mode ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102Remote・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129Replace ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・102Reset Time・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・99RetrigCancel ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111Return Level ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93[RIM] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19, 20, 77Rim Sensitivity ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・110Room Reverb・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 94Room Size ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64, 87ScanTime・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・111SELECT ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79Sensitivity・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39, 109[SETUP] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14Shell Depth ・・・・・・・・・・・・・・・・・49, 57, 81, 82Shell Material ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・56, 81Snappy ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85Soft Thru・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123SPD-11 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123[STOP]・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・97Strainer Adj. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61, 83[STUDIO] ・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 47, 63, 87SYNC(MIDI) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129System Initialize ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137Tap ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・98[TEMPO] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・97, 99, 102Threshold ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・109Time signature ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・101Tone・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84, 85[TOOLS] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14TR-808 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85TR-909 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85[TRIG SELECT] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 20TRIGGER BANK・・・・・・・・・・・・・・・・・・29, 108TRIGGER TYPE ・・・・・・・・・・・・・・・30, 108, 142Trigger端子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・16, 24, 136Tune(TR-808/909) ・・・・・・・・・・・・・・・・・85Tuning・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59, 82Type(EQ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92Type(エフェクト) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・93Type(スタジオ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87Type(パッド) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・30, 108Undo・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117[VALUE] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15, 19V-Drums System ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・76V-EDIT ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・81V-Standard Kit ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29Volume(ドラム・キット)・・・・・・・・・・・・・・・127Volume(パーカッション・グループ)・・・・・・・・・・127Volume(パート)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・107Volume(パッド)・・・・・・・・・・・・・・・・・・67, 90Volume(マスター) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15Wall Type ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・87Zone CC ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・129
その他10A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30, 10810B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10812A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30, 10812B ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1083D-Delay・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・93, 95
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索引
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2
● この機器を使用する前に 、 以下の指示と取扱 説明書をよく読んでください 。
...............................................................................................................
● この機器を分解したり ( 取扱説明書に記載さ れている指示 ( P.43) を除く ) 、 改造したり しないでください 。
.........................................................................................................
● 修理/部品の交換などで 、 取扱説明書に書か れていないことは 、 絶対にしないでくだい 。 必ずお買い上げ店またはローランド・サービ スに相談してください 。
.........................................................................................................
● 次のような場所での使用や保存はしないでく ださい 。 ○ 温度が極端に高い場所 ( 直射日光の当た る場所 、 暖房機器の近く 、 発熱する機器 の上など )
○ 水気の近く ( 風呂場 、 洗面台 、 濡れた床 など ) や湿度の高い場所
○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
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● この機器の設置には 、 ローランドが推奨する MDS-7U、 MDS-10を使用してください ( P.22) 。
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警告 警告
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
この マー クは 、注 意喚 起シ ンボ ルで す。 取扱 説明 書 など に、 一般 的な 注意 、警 告、 危険 の説 明が 記載 さ れ て い る こ と を 表 わ し て い ま す 。
この マー クは 、機 器の 内部 に絶 縁さ れて いな い「 危 険 な 電 圧 」 が 存 在 し 、 感 電 の 危 険 が あ る こ と を 警 告しています。
マークについて
この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
感 電 防 止 の た め 、 パ ネ ル や カ バ ー を 外 さ な い で く だ さ い 。 こ の 機 器 の 内 部 に は 、 お 客 様 が 修 理 / 交 換 で き る 部 品 はありません。 修 理 は 、 お 買 い 上 げ 店 ま た は ロ ー ラ ン ド ・ サ ー ビ ス に 依頼してください。
注意 感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財およ び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、 ● の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について
警告と は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
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デモ・ソングについて 曲名 作曲者 コピーライト Rainbow ローランド 1997, Roland Corporation
01122789 ’03-3-CE-91TP
修理に関するお問い合わせは ・・・
お問い合わせの窓口
商 品 を お 求 め の 販 売 店 か 「 サ ー ビ ス の 窓 口 」 に 記 載 の 営 業 所 、 ま た は サ ー ビ ス ・ ス テ ー シ ョ ン までご相談ください。「 サ ー ビ ス の 窓 口 」 は 保 証 書 に 同 封 、 も し く は 封 筒 の 裏 面 に 記 載 さ れ て い ま す 。
'02. 2. 13 現在
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ローランドお客様相談センター 受付時間:午前10時~午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く)
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〒433-8118 静岡県浜松市高丘西4-7-19 ローランド浜松流通センター
ローランドお客様相談センターまでご相談 ください。尚、お問い合わせの際には取扱 説明書をご用意ください。
※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
このたびは、ローランド・パーカッション・サウンド・モジュール TD-10をお買い 上げいただき、まことにありがとうございます。 こ の 機 器 を 正 し く お 使 い い た だ く た め に 、 ご 使 用 前 に 「 安 全 上 の ご 注 意 」 ( P.2~ 4) と 「 使 用 上 の ご 注 意 」 ( P.17) を よ く お 読 み く だ さ い 。 ま た 、 こ の 機 器 の 優 れ た 機 能 を 十 分 ご 理 解 い た だ く た め に も 、 こ の 取 扱 説 明 書 を よ く お 読 み く だ さ い 。 取 扱 説 明 書 は 必 要 な と き に す ぐ に 見 る こ と が で き る よ う 、 手 元 に 置 い て く だ さ い 。
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