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Page 1: 経営基盤の強化 · Web view20 . . ( ) セミナールーム 福祉施設における職員研修の問題点 これからの福祉施設が重視すべき研修内容とは

 

20□□ .□.□(□)   ● ● ● ● ● セ ミ ナ ー

ル ー ム●福 祉 施 設 に お け る 職 員 研 修 の 問 題 点●こ れ か ら の 福 祉 施 設 が 重 視 す べ き 研 修 内 容 とは●成 長 段 階 に 応 じ て 行 う 階 層 別 職 員 研 修 の 紹 介●研 修 費 用 の 負 担 を 減 ら す 助 成 金

●●●●税理士法人

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1

Page 3: 経営基盤の強化 · Web view20 . . ( ) セミナールーム 福祉施設における職員研修の問題点 これからの福祉施設が重視すべき研修内容とは

Contents  1│ 福祉施設における職員研修の問題点1) 福祉施設が抱える共通の課題

2) 福祉施設における研修実施時の課題

 2│ これからの福祉施設が重視すべき研修内容とは

1) 研修で修得すべき2大スキルと研修対象区分

2) 研修体系の必要性

3) 研修体系の構築方法

4) 研修実施3つの方法

5) これからの職員に必要な研修内容

 3│ 成長段階に応じて行う階層別職員研修の紹介

1) 専門スキル研修の紹介福祉施設が抱える共通の課題

2) マネジメントスキル研修の紹介

 4│ 研修費用の負担を減らす助成金1) 成長分野等人材育成支援事業奨励金

2) 介護労働環境向上奨励金

3) 正規雇用労働者育成支援奨励金

4) 非正規雇用労働者育成支援奨励金

5) キャリア形成促進助成金

2

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( 1 ) 福 祉 施 設 を 取 り 巻 く 環 境福 祉 施 設 が 抱 え る 課 題 を ま と め る と 、 下 図 のよ う に な り ま す 。外 部 環 境 と し て は 、 少 子 高 齢 化 と い っ た 国 の人 口 構 造 問 題 か ら 、 子 ど も 一 人 に か け る エ ン ジェ ル 係 数 の 増 加 、 共 働 き 世 帯 の 増 加 等 の 社 会 構造 の 問 題 ま で 、 利 用 者 の ニ ー ズ が 今 後 多 様 化 して い く 方 向 に あ り ま す 。  内 部 環 境 と し て は 、 低 水 準 の 賃 金 、 キ ャ リ アパ ス 未 整 備 の 問 題 等 が 職 員 の 離 職 に つ な が り 、恒 常 的 な 人 手 不 足 が 大 き な 課 題 と な っ て い ま す 。

■ 福 祉 施 設 を 取 り 巻 く 課 題

3

福祉施設における職員研修の問題点1

外部環境 内部環境

賃金水準が低い

不明瞭なキャリアパス

少子高齢化

高齢者増加

エンジェル係数増加

共働き世帯の増加

恒常的な人手不足ニーズの多様化

1 福祉施設が抱える共通の課題    

異業種からの参入

職場環境の未整備

高い離職率

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( 2 ) サ ー ビ ス の 質 を 決 め る も の  サ ー ビ ス 業 に お け る サ ー ビ ス を 構 成 に す る 概念 と し て 、 「 サ ー ビ ス ・ ト ラ イ ア ン グ ル 」 と いう 考 え 方 が あ り ま す 。 サ ー ビ ス 業 や 従 業 員 ( 職員 ) が 直 接 お 客 様 と 関 わ る 業 種 に お い て 、 「 施設 ( 企 業 ) 」 と 「 利 用 者 ( 顧 客 ) 」 そ し て 「 サー ビ ス 提 供 者 ( 職 員 ・ 従 業 員 ) 」 の 3 者 で 作 られ る 関 係 を あ ら わ し た も の で す 。

◆サ ー ビ ス ・ ト ラ イ ア ン グ ル の イ メ ー ジ   ( サー ビ ス 業 一 般 )

①利 用 者 と 施 設 と の 関 係施 設 側 か ら 利 用 者 に 対 し て 、 「 う ち の 施 設 は利 用 者 一 人 ひ と り の こ と を 考 え た ケ ア を し て いま す よ 」 、 「 当 施 設 の 自 慢 は 、 ゆ っ た り と 入 るこ と の で き る お 風 呂 で す 」 と い っ た 施 設 の 特 徴や 自 信 を も っ て い る 部 分 に つ い て ア ピ ー ル し てい き ま す 。 こ の よ う な 取 り 組 み に よ り 、 施 設 に対 す る 利 用 者 の 関 心 を 高 め て い き ま す 。

②施 設 と 職 員 と の 関 係質 の 高 い サ ー ビ ス を 提 供 す る に は 、 施 設 は 当然 、 人 材 育 成 に 力 を 入 れ な け れ ば な り ま せ ん 。利 用 者 満 足 を 実 現 す る に は 、 パ ー ト 職 員 を は じめ 、 一 般 職 員 か ら 中 堅 職 員 、 ベ テ ラ ン 職 員 ま で利 用 者 と 接 す る す べ て の 職 員 を 教 育 訓 練 し 、 また 、 そ の 職 員 の も っ て い る 力 を 十 分 に 引 き 出 すよ う な 努 力 を し な け れ ば な り ま せ ん 。 

4

教育と良好な職場作り 良いサービス(製品)作り

満足してもらえるサービス作り

サービスコンセプト

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③利 用 者 と 職 員 と の 関 係サ ー ビ ス ( ケ ア 、 支 援 、 保 育 ) の 質 を 決 定 する の は 、 利 用 者 と 職 員 が 接 す る 時 に な り ま す 。施 設 側 か ら ア ピ ー ル し て も 、 職 員 が 利 用 者 に 対し て 行 う サ ー ビ ス の 質 で 、 そ の 施 設 の サ ー ビ スの 質 が 決 ま り ま す 。 つ ま り 、 職 員 が 利 用 者 に 声を か け る 瞬 間 、 介 助 を す る 瞬 間 、 ま た 園 児 と 遊ぶ 瞬 間 、 そ の 時 々 に サ ー ビ ス の 質 は 決 定 し ま す 。

■ 施 設 サ ー ビ ス の 質 を 決 め る も の

職 員 が 利 用 者 に 接 す る “ そ の 瞬 間 ”( 3 ) 職 員 の 資 質 向 上 へ の 取 組 み 状 況サ ー ビ ス ( ケ ア 、 支 援 、 保 育 ) の 質 が 決 定 する の は 、 利 用 者 と 職 員 が 接 す る 時 と い う の を 確認 し て き ま し た 。 そ れ で は 、 利 用 者 と 接 す る 職員 の 資 質 向 上 、 つ ま り 人 材 育 成 が ど の よ う に 行わ れ て い る か 確 認 し て い き ま す 。恒 常 的 な 人 材 不 足 の 中 で 人 材 育 成 の 状 況 は 、福 祉 事 業 所 に と っ て 、 最 大 の 課 題 と な っ て い ます 。 優 れ た 人 材 の 確 保 、 育 成 、 定 着 は 、 安 定 的な 施 設 運 営 に お い て も 、 職 員 に と っ て の 働 き 易さ や 働 き 甲 斐 と い う 面 で も 極 め て 重 要 で す 。

■人材育成の取組みのための方策(複数回答)

項 目教育・研修計画を立てている 57.1%自治体や、業界団体が主催する教育研修には積極的に参加させている 40.3%採用時の教育・研修を充実させている 40.3%教育研修の責任者(兼任を含む)、もしくは担当者を決めている 34.8%職員に後輩の育成経験を持たせている 34.7%能力の向上が認められた者は、配置や処遇に反映している 32.1%法人全体(関係会社含む)で連携して育成に取り組んでいる 31.7%

回答数(%)

■ 図 表 ‐ 1

5

出典:(財)介護労働安定センター 平成 23 年度 介護労働実態調査結果について より

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■ 図 表 ‐ 2

6

出典:(財)介護労働安定センター 平成 23 年度 介護労働実態調査結果について より

出典:(財)介護労働安定センター 平成 23 年度 介護労働実態調査結果について より

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項 目介護能力の向上に向けた研修 41.8%定期的な健康診断の実施 40.0%

事故やトラブルへの対応 体制つくり 36.8%働き方、キャリア設定等について上司と相談する機会の設定 35.5%

勤務体制を決める際に要望を聞いてくる 35.5%キャリアアップの仕組みの整備 33.2%介護能力に見合った仕事への配置 28.7%

回答数(%)

■ 職場の取組み状況と働く上での悩み、不安、不満の解消「役立つと思う」取組み 1過去 年間の教育・研修内容(複数回答)

図 表 よ り 読 み 取 れ る こ と は 、 施 設 は 専 門 技 術に 関 す る 研 修 は 、 少 な か ら ず 実 施 し て い る と いう こ と で す 。 し か し 一 方 で 現 場 職 員 の 間 で は 、「 能 力 向 上 に つ な が る 研 修 を 実 施 し て 欲 し い 」と い う 声 が 非 常 に 多 い の が 現 状 で す 。つ ま り 、 施 設 側 が 提 供 し て い る 研 修 と 、 職 員が 望 ん で い る 研 修 に ギ ャ ッ プ が 生 じ て い る こ とが 推 察 さ れ ま す 。

( 4 ) 人 材 育 成 に 関 す る 課 題  人 材 育 成 に 悩 む 多 く の 事 業 で は 、 以 下 の よ うな 「 負 の ス パ イ ラ ル 」 に は ま っ て し ま っ て い ると こ ろ も あ る よ う で す 。

7

出典:(財)介護労働安定センター 平成 23 年度 介護労働実態調査結果について より

 

 

 

 

 

人材不足

離 職

モチベーション   の減 少

負のスパイラル

人材育成機会の減少

ノウハウの散逸

■負のスパイラル

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  「 人 材 育 成 機 会 が 少 な い 」 と い う 課 題 は 、 職員 の 働 き 甲 斐 の 低 下 や 人 材 の 流 出 を 引 き 起 こ し 、サ ー ビ ス の 質 の 低 下 、 利 用 者 満 足 度 の 低 下 へ とつ な が っ て い き 、 悪 循 環 に 陥 っ て い き ま す 。

■ 人 材 育 成 上 の 課 題 整 理区   分 課   題

人 材 育 成 機 会の 減 少

人 手 不 足 の た め 、 業 務 多忙 。 人 材 育 成 は 後 回 し 。

モ チ ベ ー シ ョン の 低 下

現 場 の 業 務 に 追 わ れ 、 将 来像 も 無 く 、 成 長 し よ う と いう動 機 も 生 ま れ な い 。

ノ ウ ハ ウ の 散逸

組 織 内 の ノ ウ ハ ウ が 蓄 積 ・共 有 化 さ れ な い 。

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人材育成システムが構築できない

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( 1 ) 研 修 実 施 に 関 す る 問 題 点①場 当 た り 的 な 対 応

定 期 的 に 開 催 さ れ る 外 部 研 修 が 少 な い こ と 、内 部 に お け る 人 員 不 足 な ど の 理 由 に よ り 、 実 際に は キ ャ リ ア パ ス 等 に よ る 研 修 体 系 を 考 慮 す るこ と な く 、 計 画 性 の 無 い ま ま に 職 員 研 修 を 実 施し て い る ケ ー ス が 少 な く あ り ま せ ん 。 場 当 た り的 な 研 修 実 施 で は 、 安 定 し て 人 材 を 育 成 し て いく こ と は 難 し い と 言 わ ざ る を 得 ま せ ん 。

②求 め る 人 材 像 が 明 確 に な っ て い な い育 成 計 画 を 作 成 す る に は 、 施 設 の 将 来 計 画 が必 要 に な り ま す 。 そ し て 、 そ の 将 来 計 画 を 実 現す る 人 材 像 を ど こ ま で 具 体 的 に 描 け て い る か がポ イ ン ト に な り ま す 。

外 部 環 境 で あ る 制 度 は 変 更 さ れ る 場 合 も あ りま す 。 し か し 将 来 プ ラ ン を し っ か り 描 き 、 制 度変 更 に も 耐 え う る 施 設 運 営 を 目 指 す の が 好 ま しい 施 設 運 営 の 姿 で す 。 そ し て 、 そ の 際 に 必 要 な人 材 像 の 育 成 に 向 け た 取 り 組 み は 、 意 識 し て 始め な い と 形 に な り ま せ ん 。

将 来 選 ば れ る 施 設 に な る 為 に は 、 そ の 時 の 施設 像 を イ メ ー ジ し そ こ で 活 躍 す る た め の 人 材 育成 を 計 画 的 に 行 な っ て い く 必 要 が あ り ま す 。

( 2 ) 人 事 制 度 と の 連 動 が 弱 い育 成 計 画 を 作 成 す る 際 に 、 人 事 制 度 と 連 動 した 形 で 育 成 計 画 を 作 成 し て い る 施 設 は 多 く あ りま せ ん 。 ま た 、 職 員 の 育 成 計 画 も 、 現 場 職 員 レベ ル が 多 く 、 将 来 に 渡 っ た 長 期 の 育 成 計 画 に 弱さ が 見 ら れ る こ と が 多 い よ う で す 。

将 来 目 指 す べ き 人 材 像 へ む け た キ ャ リ ア パ スが 明 確 で な く 、 目 指 す 方 向 性 、 実 践 し た こ と への 評 価 、 評 価 に 対 す る 処 遇 な ど 人 事 制 度 と の 連動 性 を 意 識 し て い く 必 要 が あ り ま す 。

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2 福祉施設における研修実施時の課題   

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( 1 ) 2 大 ス キ ル と は研 修 で 修 得 す べ き 2 大 ス キ ル を 以 下 の 通 り 定

義 し ま す 。

■ 2 大 ス キ ル

①専 門 ス キ ル専 門 ス キ ル と は 、 福 祉 事 業 所 で 働 く 専 門 職 員と し て 、 利 用 者 の 方 々 の 特 性 を 踏 ま え 、 利 用 者に 応 じ た サ ー ビ ス を 提 供 す る た め に 身 に つ け るべ き 技 術 的 な ス キ ル を 指 し ま す 。

■ 専 門 ス キ ル 例

  ・ 排 せ つ 介 助   ・ 食 事 介 助   ・ 認 知 症 ケ ア  ・ ト ラ ン ス 技 術   ・ 機 能 訓 練   等

②マ ネ ジ メ ン ト ス キ ルマ ネ ジ メ ン ト ス キ ル と は 、 組 織 の 目 標 達 成 のた め 『 ヒ ト ・ モ ノ ・ カ ネ ・ 情 報 』 等 の 経 営 資 源を 上 手 く 活 用 す る ス キ ル に な り ま す 。 各 階 層 に求 め ら れ る 役 割 を 達 成 す る た め に 、 人 を ま と め 、動 か し て い く 技 術 に な り ま す 。

■マ ネ ジ メ ン ト ス キ ル 例

  ・ 理 念 方 針 浸 透 力   ・ 財 務 管 理   ・ 労 務 管 理

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これからの福祉施設が重視すべき研修内容とは

2

1 研修で修得すべき2大スキルと研修対象区分   

専門スキル マネジメントスキル

ヒューマンスキル

※重要であるが、研修での修得は難しい

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・ リ ー ダ ー シ ッ プ   ・ タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト   等

( 補 ) ヒ ュ ー マ ン ス キ ルヒ ュ ー マ ン ス キ ル と は 、 社 会 人 と し て 欠 か せな い 態 度 や 言 動 な ど 、 周 囲 に 対 し て よ り 良 い 影響 を 与 え て い く 等 、 組 織 人 と し て 持 つ べ き 思考 ・ 態 度 全 般 を 言 い ま す 。 近 年 重 要 性 を 増 し てい る ス キ ル で す が 、 研 修 で の 修 得 は 難 し い と 言わ れ て い ま す 。

■ ヒ ュ ー マ ン ス キ ル 例

・ 協 調 性   ・ チ ー ム ワ ー ク 思 考   ・ ル ー ル 遵 守 ・ 積 極 性   ・ 向 上 心   等

( 2 ) 研 修 対 象 区 分 を 明 確 に す る研 修 を 効 果 的 ・ 効 率 的 に 実 施 す る た め に は 、職 員 の 仕 事 内 容 に 合 致 し た 研 修 を 実 施 す る こ とが 必 要 で す 。 ま ず は 大 き な 枠 組 み と し て 、 階 層を 区 切 り そ こ で 求 め ら れ る こ と を 明 確 に し て いき ま す 。 こ の 区 切 り に よ り 、 各 階 層 に 必 要 な 3大 ス キ ル を 明 確 に す る こ と が 可 能 に な り ま す 。

■ 研 修 対 象 区 分研 修 対象 区 分

定   義

一 般 職 上 司 の 指 示 の も と 、 日 常 一 般 業務 、 職 場 の 基 本 行 動 を 遂 行 す る 職員

リ ー ダー 職

日 常 の 業 務 の 正 常 な 運 営 を 確 保 、部 門 の 目 標 に 対 し 成 果 を 出 す 職 員

管 理 職 施 設 全 体 の 方 針 を 踏 ま え 、 管 理 部門 の 運 営 を 統 括 す る 職 員

■ 研 修 対 象 と キ ャ リ ア パ ス と の 連 動 例研修

対象区

対応

役職

等級

概念

等級 定 義

  マネジメントコース

管理職 6施設長

事務長

経 営 補 佐

統 括 管理

1法 人 の 方 針 を 踏 ま え ビ ジ ョ ン 策 定 。 実 現 に 向 け て 経 営

資 源 を 有 効 活 用 し な が ら 事 業 運 営 を 行 う

2 統 括 事 業 の 責 任 者 と し て 必 要 な 環 境 分 析 を 行 い 、 短 ・

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中 ・ 長 期 の 視 点 を 勘 案 し な が ら 必 要 な 意 思 決 定 を タ イ

ム リ ー に 行 う

5 課長

管理業務

経 営 幹部

候 補

1上 司 と の 綿 密 な 報 連 相 を も と に 、 日 常 業 務 の 正 常 な 運

営 を 保 つ

2職 種 問 わ ず 、 法 人 運 営 に 参 画 し 、 広 い 視 野 に 基 づ く 事

業 運 営 を サ ポ ー ト す る

リーダ

ー職

4主任

副主任監督業務

  マネジメントコース スペシャリストコース

1単 独 で の 遂 行 に 留 ま ら

ず 、 そ の 方 法 や ノ ウ ハ ウ

を 部 下 に 伝 え て い く

高 度 で 複 雑 な 業 務 に 積 極

的 に 携 わ り 、 業 務 水 準 の

向 上 を 法 人 の た め に 図 る

2

現 場 と 上 司 を つ な ぐ パ イ

プ 役 と し て 上 司 の 指 示 命

令 を 的 確 に 部 下 に 伝 え て

い く

部 署 内 で の 必 要 度 に 応 じ

て 、 専 門 性 の 向 上 を 図 る

3リーダ

熟練

下級者指

両立 コース

1日 常 業 務 の 中 で 通 常 の 業 務 範 囲 を 超 え た 業 務 や 急 を よ

う す る 事 態 が 生 じ た 際 に は 、 素 早 く 上 司 に 報 告 し 、 相

談 し な が ら 問 題 解 決 に あ た る

2基 本 行 動 に 関 し て 、 後 輩 等 の 下 級 者 に 対 し て 見 習 う べ

き 見 本 的 な 態 度 と 行 動 を 示 し 、 具 体 的 な 指 導 も 行 う

一般職

2一般

管理業務

経 営 幹部

候 補

1日 常 業 務 に つ い て は 、 求 め ら れ る 職 務 遂 行 能 力 を 有 す

上 司 の 包 括 的 な 監 督 下 の も と 単 独 で 行 動 で き る

2複 雑 な 業 務 な ら び に 発 生 件 数 の 希 少 な 業 務 に つ い て も

上 司 の 判 断 を 仰 ぎ な が ら 、 単 独 も し く は 上 司 の サ ポ ー

ト を 受 け な が ら 遂 行 で き る

1一般

管理業務

経 営 幹部

候 補

1日 常 の 定 型 業 務 に つ い て 、 上 司 の 具 体 的 指 示 に 従 い 、

指 示 通 り に 業 務 を 遂 行 で き る

2日 常 業 務 の 中 で 複 雑 業 務 や 突 発 的 な 業 務 が 発 生 し た り

し た 際 に 、 速 や か に 上 司 に 報 告 し 、 指 示 を 仰 ぐ こ と が

で き る

  修 得 す べ き 3 大 ス キ ル と 階 層 区 分 を 明 確 に する こ と で 、 必 要 な 研 修 項 目 が 見 え て き ま す 。 さら に 人 事 制 度 と 連 動 さ せ 、 研 修 体 系 を 整 備 し 計画 的 か つ 継 続 的 に 研 修 を 行 っ て い き ま す 。 こ れに よ り 安 定 し た 人 材 育 成 を 実 現 し 、 サ ー ビ ス の

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2 研修体系の必要性   

出典:全国社会福祉協議会 キャリアパス対応生涯研修課程開発推進事業 より

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さ ら な る 向 上 、 さ ら に 魅 力 あ る 職 場 作 り に も つな が っ て い き ま す 。

14

3 大スキル階層区分

明確化 人 事 制 度連 動

研修体系の構築

サービスの質の向上・魅力ある職場

採 用 退職・継続雇用

採用計画募集、面接雇用契約   …

組織図等級・配置職務権限

…等

職場ルール教育研修体系・ツール

評価制度目 標 実績予算・実績

給与制度昇進・昇格賞与

…等

雇用変更再雇用継続雇用   …等

■サービスの質の向上を実現する、人事制度との連動

安定した人材育成

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 研 修 体 系 作 成 の 手 順 は 以 下 の 通 り で す 。  な お 、 下 記 の 手 順 は 標 準 的 な 手 順 で あ り 、( 1 ) → ( 4 ) → ( 5 ) と い う 手 順 で も 構 い ませ ん 。 大 切 な こ と は 、 法 人 が 求 め る 人 材 を 明 確に し た 上 で 研 修 を 選 択 し 、 現 場 で 活 か せ る よ うに ル ー ル を 作 る と い う 事 で す 。

■ 研 修 体 系 作 成 手 順

■ 作 成 手 順 と 理 念 実 現 を 見 据 え た 人 材 育 成 の 位置 づ け

15

3 研修体系の構築方法   

あるべき姿

(1)法人理念から導き出す期待する人材像(2)等級(階層区分)の明確化

(4)必要な研修の選択・決定(5)研修受講ルール策定

現 状 (3)組織の現状把握

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( 1 ) 法 人 理 念 か ら 導 き 出 す 『 期 待 す る 人 材像 』 作 成法 人 理 念 を 実 現 す る た め に 必 要 で あ る と 考 える 人 材 = 『 期 待 す る 人 材 像 』 を 明 確 に し ま す 。

①期 待 す る 人 材 像 と は期 待 す る 人 材 像 は 、 役 職 、 職 種 関 係 な く 法 人

全 職 員 に 求 め る 期 待 像 と な り ま す 。法 人 理 念 や 経 営 層 の 思 い 、 法 人 の 現 状 等 を 踏ま え て 作 成 し ま す 。

②期 待 す る 人 材 像 作 成 手 順

S T E P 1 : 理 念 ・ 方 針 の 確 認S T E P 2 : 組 織 が 大 切 に し て いる 価 値 観 の 洗 い 出 しS T E P 3 : 行 動 基 準 等 と し て 書き 留 め る

S T E P 1 : 理 念 ・ 方 針 の 確 認理 念 ・ 方 針 に 関 し て は 、 組 織 が 現 在 目 指 し てい る 目 標 と 、 法 人 理 念 が 一 致 し て い る か 確 認 しま す 。 介 護 報 酬 の 改 定 や 利 用 者 ニ ー ズ の 変 化等 々 、 法 人 を 取 り 巻 く 環 境 変 化 を 踏 ま え 、 現 状に 即 し て い る か 確 認 し 、 必 要 に 応 じ て 加 筆 修 正し ま す 。

S T E P 2 : 組 織 が 大 事 し て い る 価 値 観 の 洗 い出 しこ れ ま で の 事 業 運 営 に お い て 組 織 が 大 切 に して き た 価 値 観 を 言 葉 に し ま す 。 経 営 層 を 中 心 にブ レ ー ン ・ ス ト ー ミ ン グ を 行 い 、 価 値 観 を 具 体化 し て い き ま す 。 「 顧 客 第 一 主 義 」 「 基 本 サ ービ ス の 徹 底 」 等 、 法 人 の 過 去 ・ 現 在 ・ 未 来 を 見た 上 で の 価 値 観 を 具 体 化 し ま す 。

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事業開始時の理念

現状に即した理念環境変化考慮

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S T E P 3 : 行 動 基 準 等 と し え 書 き 留 め るこ れ ま で の S T E P の 内 容 を 浸 透 さ せ る た めに も 、 出 来 上 が っ た も の を 行 動 基 準 等 と し て まと め 事 が 必 要 で す 。 ま と め あ げ た も の は 、 全 職員 に 配 布 し 、 会 議 、 朝 礼 な ど で 活 用 し 組 織 内 への 浸 透 を 図 り ま す 。■ 行 動 基 準 記 載 例 

( 2 ) 等 級 ( 階 層 区 分 ) の 明 確 化法 人 内 部 に お け る 職 員 の 等 級 ( 階 層 区 分 ) を作 成 し 、 各 階 層 に 求 め る 能 力 を 明 確 に し ま す 。求 め る 能 力 を 明 確 に す る こ と で 、 必 要 で あ る と想 定 さ れ る 研 修 を 定 め る こ と が 可 能 に な り ま す 。

①等 級 の 作 成 手 順

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【ブレーン・ストーミング結果】(例示)・利用者・家族などに対して元気な挨拶をしている・職員一人ひとりの良いところを探そうとしている・月に一回は各事業所で業務改善に取り組んでいる                       など

【価値観の具体化】(例) ・利用者を第一に考えるチームとなる ・常に最善のサービスを考える職員 ・最先端の支援時術を身につける など

言葉遣い■時と場所、相手に応じて社会人としてふさわしい言葉遣いをします。■利用者さんには、専門用語を避け、わかり易い表現で話します。■真心や思いやりは、言葉に表れることを意識します。

報告・連絡・相談■報告によって仕事を終了します。■上司にはありのままの事実を報告し、隠し事はしません。■申し送りの際には、重要ポイントを確認し、確実に伝えます。

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S T E P 1 : 等 級 数 の 選 択S T E P 2 : 等 級 定 義 の 作 成

S T E P 1 : 等 級 数 の 選 択等 級 作 成 に お い て 、 第 一 に 検 討 す べ き こ と は等 級 の 「 数 」 で す 。 等 級 が 多 す ぎ る と 等 級 ご との 違 い が あ い ま い に な り 、 結 果 的 に 年 功 的 な 運用 に な っ て し ま い ま す 。 一 方 少 な す ぎ る 場 合 は 、同 じ 等 級 の 中 に 隔 た り を 持 っ た 役 割 や 能 力 が 混在 し や す く な っ て し ま い ま す 。

■ 等 級 数 の 決 定

S T E P 2 : 等 級 定 義 の 作 成等 級 数 決 定 後 、 各 等 級 に 求 め ら れ る 役 割 基 準を 作 成 し ま す 。

各 階 層 に 求 め ら れ る こ と を 各 種 業 界 団 体 が 提示 し て い る キ ャ リ ア パ ス な ど を 参 考 し 、 た た き台 を 作 成 し 、 法 人 内 の 現 状 と 照 ら し 合 わ せ る と作 成 を ス ム ー ズ に 行 え ま す

■ 等 級 定 義 サ ン プ ル

19

正規職員数

法人の施設数

現在の役職数

多・大 普通・中 少・小

階層 多7~9

階層 中5~7

階層 少4~5

階層程度 

階層程度 

階層程度 

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資格概念

・ 経営方針の策定に参画し、その浸透と遂行をすることができる能力を有する。

・ 高度専門技術・能力の保有及び発揮について、園内及び対外的にも実務的指導ができる能力を有する。

・経営方針の下で園内の統轄指示と部門目標遂行、人材育成を行う能力を有する。

・ 専門職として高度な専門知識を有し、かつ専門能力の向上に励み、保有する能力を発揮することができる。

・ 上級管理職又は専門職としての役割意識の向上に励み、高度な実力を有する。

・ 経営方針の策定を理解し、部門の統括、他部門調整、部門目標遂行、人材育成を行う能力を有する。

・ 高度な専門技術と能力を有し、実務的な指導ができる能力を有する。

・ 経営方針の下で部門業務の遂行と人材育成を行う能力を有する。

・ やや高度な専門知識と実務経験、実務能力を有し、それを部下職員に伝える能力を有する。

・ 管理職又は専門職としての役割を自覚し、自発的な実行力を有する。

・ 定常業務において上司の援助を行うことができる。

・ 熟練度の高い業務を遂行できる職務能力を有する。

・ 部下、後輩に対する指導力を有する。

・ 日常業務の遂行方針・処理方法について上司監督の下で部下職員の指導を行うことができる。

・ 熟練度ややや高い業務を遂行できる職務能力を有する。

・ 部下、後輩に対する指導力を有する。

・ 若干の習熟が必要な一般業務を遂行できる職務能力を有する。

・ 定型・非定型業務と部分的に判断が入る業務を遂行できる職務能力を有する。

・ 実務経験と多少の習熟能力を有する。

・ 一般職務を遂行できる職務能力を有する。

・ 定型業務と一部非定型業務を遂行できる職務能力を有する。

・ 基礎的な知識技能を有する。

職能資格等級フレーム 例

職能区分 等級定義

M 管理専門職能層

7統括管理・

高度専門

6上級管理・

専 門

5 上級管理上級専門

S 中間指導職能層

5 指 導

・ 準 専 門

4 判断 ・指導

3 熟練非定型

J 一般職能層

2 定例非定型

1 日常定型

  資 格 概 念 ・ 等 級 定 義 を 決 定 す る 際 の 留 意 点 とし て は 、 以 下 の 3 点 が あ り ま す 。

20

●等級別の職務役割・責任(求める職員の期待像)を明確にする    福祉サービスという基準や品質が曖昧で、職員個々の自由裁量余地が大

きい職務を標準化し、各等級に求める役割と責任を明確にすることが求められます。

●組織での位置づけを明確にする  仕事の内容や手順など職務遂行上の役割や責任を明確にした後、各等級に

求める組織としての位置づけや組織の中でのあり方を含むことによって、職員の組織に対する意識醸成を図ることを可能とします。

●人事考課制度に結びつけ、人材育成が可能なものとする  人事考課制度において評価する際には、評価の基準が必要となり、この資格概念・等級定義が一つの基準となります。さらに評価後の職員一人ひとりの育成の方向性決定が可能となるようにします。

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■ 成 長 の ス テ ー ジ 表 作 成 の す す め成 長 の ス テ ー ジ 表 と は 、 職 員 が 属 し て い る ス

テ ー ジ ( 等 級 ) の 中 で 役 割 を 果 た す た め に 必 要な 考 え 方 、 仕 事 へ の 取 り 組 み 姿 勢 、 能 力 等 を 明示 し た も の で す 。

< 成 長 の ス テ ー ジ 表 作 成 の 目 的 >

< 成 長 の ス テ ー ジ 表 作 成 の ポ イ ン ト >      

■ 成 長 の ス テ ー ジ 表 サ ン プ ル

21

・職種(部門)別期待像の明確化とレベル設定・求められる専門性の明示による必要能力の洗い出し・能力修得の方法を明確にし、育成の目安とする・キャリアパス形成のための目標設定基準としての活用

●施設が求める理想の職員像を具体的にイメージするこれまで見てきた理想的、あるいはなりたいと思う具体的な職員の名前やイメージを頭の中に思い描いてください。

●理想の職員像がとる具体的な行動を書き出す次に理想の職員は仕事をするとき具体的にどんな行動をとるか、仕事に対する取り組み姿勢はどんなものか、またどんな能力をもっているかなど、理想の職員のポイントをできる限り多く挙げてください。

●理想の職員となるにはどんな学習をし、研修を受講するか理想の職員のような行動をとることができるようになるには、新人の時

中堅、ベテランの時それぞれどのような研修や自己研鑽をすることが求められるか、挙げてください。

ステージ1 ステージ2 ステージ3 ステージ4 ステージ5新人~2年 3年~4年 5年~7年 8年~10年 11年以上

キーワード 基本 実践 挑戦 発展 信頼

基本のピアノを覚える 年齢・季節に合った曲を選択し弾くことができる 弾きながら歌の指導をする 多くの曲を知り即興で弾く

ことができるピアノのアレンジで子どもを楽しませる

遊びでこどもと一緒に楽しむ 遊びの楽しさを子供に伝える 子どもの気持ちを変化させ

るオリジナルな遊びで子どもを楽しませる

保護者も混ぜた遊びを行える

季節や年齢におうじた指導が出来る(製作・遊戯)

経験を活かしアレンジした作品を創る

子どもの理解 子どもの気持ちを理解する、対応する 善悪を伝える 表情から子どもの気持ちを

読み取る子どもに向き合い、心のケアができる

保護者対応 保護者に伝達事項を正確に伝える

保護者の質問に対して、明確に答えることができる

保護者にアドバイスができる

保護者のクレーム対応ができる

保護者に共感し、安心感を与える

仕事に対する姿勢 自ら学ぶ 新人に教えられる 後輩指導ができる 組織全体を引っ張ることができる

新たな意思決定に参画することができる

20曲のレパートリー 40曲のレパートリー 60曲のレパートリー 80曲のレパートリー 100曲のレパートリー

各種マニュアルの理解 各種マニュアルの見直し手段 新規マニュアルの作成知識

人事制度・目標管理の習得

モチベーションの習得 リーダーシップの習得 コーチングの習得 福祉会計の習得

マナー研修の習得 コミュニケーションに関する知識 マネジメント知識の習得 問題解決に関する知識 組織運営に関する知識

PCの入力ができる(パネルの作成)

ワードとエクセルを使いこなすことができる(子育て通信の作成)

パワーポイントを使いこなすことができる(保護者研修会資料の作

○○○ 保育園 成長のステージ

知識

子どもを引きつける保育

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( 3 ) 組 織 の 現 状 把 握組 織 の 現 状 把 握 と は 、 現 場 巡 回 、 経 営 層 ヒ アリ ン グ 、 職 員 ア ン ケ ー ト 、 財 務 分 析 等 と い っ た内 部 環 境 を 分 析 す る こ と で す 。 期 待 す る 人 材 像や 等 級 定 義 を 踏 ま え 、 組 織 の 長 所 短 所 や 課 題 を明 確 に し て い き ま す 。

■ 現 状 把 握 の 手 順

S T E P 1 : 現 状 把 握 実 施 計 画 の 作成S T E P 2 : 現 状 把 握 実 施 計 画 の 職員 へ の 周 知S T E P 3 : 現 状 把 握 報 告 書 の 作 成

S T E P 1 : 現 状 把 握 実 施 計 画 の 作 成現 場 巡 回 、 経 営 層 ヒ ア リ ン グ 、 職 員 ア ン ケ ート 、 財 務 分 析 な ど に つ い て 、 「 何 を 」 「 い つ まで に 」 「 ど こ で 」 実 行 す る の か 計 画 を 立 て ま す 。

S T E P 2 : 現 状 把 握 実 施 計 画 の 職 員 へ の 周 知計 画 実 行 前 に 、 現 状 把 握 に 協 力 し て も ら う 職員 に 対 し て 、 現 状 把 握 の 目 的 ・ 計 画 を 周 知 し ます 。

S T E P 3 : 現 状 把 握 報 告 書 の 作 成現 状 把 握 を 実 行 し 、 報 告 書 と し て ま と め ま す

報 告 書 は 事 実 や 定 量 的 な 項 目 羅 列 だ け で な く 、定 性 分 析 や 考 察 な ど も 加 え て い き ま す 。 報 告 書作 成 を 通 し て 、 法 人 の 課 題 を 明 確 化 し 、 改 善 施策 に 繋 げ る こ と を 目 的 と し て い ま す 。

■ 報 告 書 の 作 成 ( 目 次 例 )

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1、現状把握結果総括2、詳細報告 ①現場巡回 ②経営層ヒアリング ③職員アンケート ④財務分析3、今後の課題

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( 4 ) 必 要 研 修 の 選 択 ・ 決 定期 待 す る 人 材 像 、 等 級 ( 階 層 区 分 ) 、 組 織 の

状 況 に 応 じ て 必 要 研 修 を 等 級 ご と に 選 択 し ま す 。

■ 必 要 研 修 の 選 択 ・ 決 定 の 手 順

S T E P 1 : 外 部 研 修 の 確 認S T E P 2 : 参 加 す る 外 部 研 修 の決 定S T E P 3 : 研 修 一 覧 の 更 新

S T E P 1 : 外 部 研 修 の 確 認都 道 府 県 に あ る 社 会 福 祉 協 議 会 主 催 の 研 修 や

各 種 団 体 が 実 施 し て い る 研 修 に ど の よ う な 者 があ る か 確 認 し ま す 。 そ の 際 、 下 表 の よ う に 階 層別 に ま と め る こ と で 、 各 階 層 に 求 め ら れ る 事 が見 え て き ま す 。

■ 外 部 研 修 一 覧 表 の 作 成   例

一 般 層 リ ー ダ ー 層 管 理 者 層

接遇・コミュニケーション リーダー職員研修社会福祉施設経営者実践者講

座・法律・会計・労務各1回

中堅職員研修(基礎編)

リーダー職員研修 オプショ

ン講座

「スーパーバイザー養成講

座」

第1回○○県社会福祉経営セ

ミナー

介護事業所のメンタルヘル

ス対策

(従事者編)

スーパーバイザー養成講座

フォローアップ研修

第2回○○県社会福祉経営セ

ミナー

相談面接技術研修 職場内研修指導者養成研修 施設長県外研修

介護福祉士試験準備講習会 福祉サービスマナー研修介護報酬改定と

今後の介護事業経営のあり方

介護職場における

感染症の予防と対策

管理職のためのコーチング研

居宅介護事業所の介護保険と

法令遵守

ケアマネジメント習熟研修管理者のためのクレーム対応

術  

ターミナルケア 介護事業所のメンタルヘルス

23

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対策

(監督者編)

サービス提供責任者講習 能力開発セミナー

S T E P 2 : 参 加 す る 外 部 研 修 の 決 定研 修 一 覧 を 俯 瞰 し 、 期 待 す る 人 材 像 、 等 級( 階 層 区 分 ) 、 組 織 の 現 状 を 踏 ま え 、 長 所 を 伸ば し 、 課 題 を 解 決 す る た め に は 、 ど の よ う な 研修 が 必 要 に な る の か を 、 一 般 職 、 リ ー ダ ー 職 、管 理 職 別 に 決 定 し ま す 。

■ 受 講 研 修 の 決 定 ポ イ ン ト

■ 決 定 し た 研 修 一 覧 「 記 入 シ ー ト 」   作 成 例

研修 参加者 ねらい 研修 参加者 ねらい

一般職

4月

管理職

リーダー職

5月

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法人の理想像(期待する人材像、等級、行動指針など)

現状の法人(組織の現状把握結果など)

ギ ャ ップ

理想と現実のギャップを埋めるために、どのような研修を、誰に、受講してもらいたいかという視点で参加研修を決定する

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( 5 ) 研 修 実 施 ・ 受 講 ル ー ル の 策 定研 修 諸 ル ー ル を 設 定 す る 目 的 は 、 研 修 効 果 の向 上 で す 。 研 修 の 申 し 込 み か ら 研 修 後 の フ ィ ード バ ッ ク ま で の フ ロ ー 及 び そ の 中 で の 諸 ル ー ルを 明 確 に す る こ と で 、 職 員 一 人 ひ と り が 研 修 の意 義 と 目 的 を 理 解 し た 上 で 研 修 に 望 ん で 頂 き 、よ り 高 い 成 果 を 得 る こ と が 可 能 に な り ま す 。

①研 修 受 講 ・ 開 催 時 の ル ー ル 作 成 手 順

S T E P 1 : 研 修 委 員 会 の 設 置S T E P 2 : 研 修 実 施 ・ 受 講 の ル ール の 策 定S T E P 3 : 研 修 申 請 書 及 び 報 告 書の 作 成

S T E P 1 : 研 修 委 員 会 の 設 置研 修 委 員 会 は 、 研 修 の 効 果 を 高 め る た め に 設

置 し ま す 。法 人 に よ っ て 研 修 委 員 会 が 担 う 役 割 は 異 な りま す が 、 「 年 間 研 修 計 画 の 作 成 」 「 研 修 実 施 後の 成 果 測 定 」 「 次 年 度 に 向 け た 改 善 案 の 作 成 」と い っ た よ う に 、 P D C A サ イ ク ル を 踏 ま え た上 で 運 営 し て い く こ と が 望 ま れ ま す 。

■ 研 修 委 員 を 機 能 さ せ る た め の 流 れ

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全国社会福祉協議会 介護現場における研修への取り組みの現状 一部引用

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■ 研 修 委 員 会 構 成 メ ン バ ー の 選 出 の ポ イ ン ト

S T E P 2 : 研 修 受 講 ・ 実 施 の ル ー ル の 策 定  受 講 研 修 の 現 場 で の 実 践 を 促 す た め に は 、 研修 受 講 に 関 す る 諸 ル ー ル を 設 定 す る 必 要 が あ りま す 。 以 下 に 主 に 検 討 す べ き 諸 ル ー ル を 記 載 しま す 。

S T E P 3 : 研 修 申 請 書 及 び 報 告 書 の 作 成  研 修 申 請 書 及 び 報 告 書 作 成 の 目 的 は 、 主 に 以下 の 2点 で す 。

研 修 で の 学 び ・ 気 づ き を 実 践 に 活 か し てい く こ と

受 講 者 に 外 部 研 修 受 講 の 価 値 を 理 解 し ても ら う 事

上 記 2点 を 踏 ま え 、 法 人 独 自 の フ ォ ー マ ッ ト を作 成 し ま す 。

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事業の現状を把握している 現場に対する良い影響力を持っている 能力開発に積極的に取り組んでいる 現場のニーズを汲み取れる                   等

申請期限 外部研修受講費用の負担 受講の心構え作成 現場へのフィードバック方法と期限 表彰者の有無及び基準

外部派遣研修の取り扱い 研修報告書のフォーム 研修報告書の提出期限 研修終了後の評価            等

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■ 研 修 申 請 書 サ ン プ ル

申 請 日 平 成     年     月     日    

研修申請書

部 署 ・ 役 職 :氏 名 :

( 1 ) 参 加 研 修 名 :

( 2 ) 開 催 機 関 及 び 講 師 :

( 3 ) 開 催 日 時 :

( 4 ) 参 加 費 用 : 研 修 費 用

そ の 他 費 用               円

合   計             円

( 5 ) 研 修 参 加 の 目 的

( 6 ) 上 司 の コ メ ン ト

( 7 ) 研 修 委 員 会 の コ メ ン ト

( 8 ) 参 加 者 の 心 得  チ ェ ッ ク

1 . 大 事 な ポ イ ン ト を ノ ー トに 記 入 の 事2 . 提 供 サ ー ビ ス の ど こ に 適用 で き る か 考 え な が ら 聞 く 事3 . 受 講 中 の 疑 問 は 、 解 消 して く る 事4 . そ の 日 の う ち に 研 修 の まと め を す る 事5 . 研 修 報 告 お よ び 実 践 す る場 を 設 け る 事

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6 . 資 料 は 見 や す く 加 工 し 、フ ァ イ リ ン グ し て お く 事7 . 受 講 1 週 間 後 に 、 活 か して い る か 振 り 返 る 事

     

本人 所属

上司

研修

委員

施設

理事長

         ※研申請書は原則、 2 週間前に提出して下さい。

        ※研修参加者の心得は、自己チェッ クの上研修委員に提出して下さい。

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■ 研 修 報 告 書 サ ン プ ル

平 成     年     月     日    

研修報告書

部 署 ・ 役 職 :氏 名 :

( 1 ) 今 回 の 研 修 で の 気 づ き や 学 び は 何 で

す か 。

( 2 ) 今 回 の 研 修 で の 気 づ き や 学 び を 実 践

に ど う 活 か し ま す か

( 3 ) さ ら に 深 め る た め に 必 要 な 事 、 参 加

し た い 研 修 は あ り ま す か

( 4 ) 上 司 の コ メ ン ト

( 5 ) 研 修 委 員 会 の コ メ ン ト

     

本人 所属

上司

研修

委員

施設

理事長

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         ※(2)には、具体的な内容及び、期限を設定して下さい。

        ※上司 コメントを記載して頂き、研修受講後、 2 週間 以内に研修委員に提

出して下さい。

施 設 が 実 施 す る 人 材 育 成 と い え ば 、 OJT、 Off-JT 、 自 己 啓 発 の 3 本 柱 が 基 本 と な り ま す 。 特 にOJT に 関 し て は 、 各 施 設 に お い て 日 常 的 に 実 施さ れ て い ま す 。 し か し 、 ま だ ま だ 効 果 的 な 運 用が 出 来 て い る 施 設 は 多 く な い の が 実 情 で す 。 ここ で は OJT、 Off-JT 、 自 己 啓 発 そ れ ぞ れ の ポ イ ン トに つ い て 確 認 し ま す 。

■研 修 3 本 柱

●O J T     ( On the Job Training )       : 業務 内 研 修●O ff- J T ( Off the Job Training )     : 業 務外 研 修●S D S     ( Self   Development   System ) :自 己 啓 発 ( 自 己 研 修 )

ま ず は OJT、 Off-JT 、 自 己 啓 発 、 そ れ ぞ れ の 位 置づ け に つ い て 確 認 し ま す 。 3 つ の 方 法 は 、 施 設が 求 め る 人 材 を 育 成 す る た め に 実 施 さ れ ま す が 、法 人 理 念 や 求 め る 人 材 像 と の 必 ず 連 動 さ せ な けれ ば な り ま せ ん 。

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法人理念ビジョン

職員育成方針 ・期待する人材像

職員研修体系 ・職員育成計画の作成

※職員育成制度

・法人戦略の策定・中期経営計画の作成

4 研修実施3つの方法   

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( 1 ) O J T に つ い てOJT と は 、 「 On the Job Training 」 の 略 称 で 、 職 場 内の 上 司 や 先 輩 で あ る 教 育 担 当 ( プ リ セ プ タ ー )か ら 、 実 際 の 業 務 を 通 じ て 、 職 務 上 の ト レ ー ニン グ 教 育 を 受 け る こ と を い い ま す 。

OJT は 、 日 常 的 に 取 り 組 み や す く 、 職 員 教 育 に占 め る 割 合 も 高 く な っ て き て お り ま す 。

■O J T が 重 視 さ れ る 理 由

●上 司 が 直 接 教 育 す る の で 、 評 価 し や すい 。●現 場 で す ぐ 活 か せ る 、 効 果 が 高 い 。●費 用 的 に 安 価 で あ る 。●現 場 で お こ な う の で 、 す ぐ 実 施 で き る 。● 指 導 側 の 能 力 も 向 上 す る 。 な ど

日 常 的 に 実 施 し 易 い の が O J T で す が 、 そ のメ リ ッ ト ・ デ メ リ ッ ト を 知 る こ と で 、 活 用 に 深み を 持 た せ る こ と が 出 来 ま す 。

■O J T の メ リ ッ ト ・ デ メ リ ッ ト

メ リ ット

◆教 育 機 会 が 日 常 的 に 得 ら れ る 。◆反 復 実 施 、 教 育 後 実 施 が 可 能 であ る 。◆初 期 教 育 に 適 し て い る 。

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Off-JTOJT SDS

目標管理制度ジョブ・ローテーション

階層別研修スキル別研修

自己啓発自主勉強会

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◆費 用 が 安 い 。◆フ ォ ロ ー し 易 い 。◆上 司 ( 先 輩 ) 等 教 え る 側 の 教 育に も つ な が る 。   な ど

デ メ リッ ト

◆短 期 的 で 視 野 が 狭 い 。◆上 司 ( 先 輩 ) 等 教 え る 側 の 裁 量に よ り 制 約 が あ る 。◆時 間 が 取 れ な い 。◆ 基 礎 的 な 技 術 ・ 知 識 教 育 と なり 、 高 度 な も の が 難 し い 。◆体 系 的 な 理 解 が 困 難     な ど

OJT の メ リ ッ ト ・ デ メ リ ッ ト を 見 極 め た 上 で 施設 内 に お い て 人 材 育 成 を 実 施 し て い く 必 要 が あり ま す 。 さ ら に 、 OJT に 向 い て い る 教 育 内 容 とし て 下 記 が 挙 げ ら れ ま す 。

■O J T に 適 し て い る 内 容

適 し て い る 教育 内 容

●個 別 的 / 特 殊 的 な 内 容●業 務 に 密 着 し た 実 践 的 知識 や 技 能 の 習 得●初 期 教 育●後 継 者 育 成

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■ O J T が 持 つ 効 果

●結 果 が 直 接 業 務 遂 行 能 力 の 向 上 に 結 び つく●仕 事 を 通 じ て 、 実 践 的 に 習 得 さ せ る こ とが で き る の で 、 研 修 効 率 が よ い●上 司 と 部 下 と の 相 互 理 解 / 相 互 信 頼 に 役 立つ●学 び 合 う と い う 職 場 風 土 が 醸 成 で き る

非 常 に 教 育 効 果 の 高 い OJT で す が 、 近 年 の 人 員不 足 の 状 況 に お い て は 、 十 分 な OJT が で き な いと い う 声 を よ く 耳 に し ま す の で 、 OJT は 、 リ ーダ ー 任 せ に す る こ と な く 、 組 織 的 な 取 り 組 み が必 要 で す 。ま た 、 OJT の 際 に は 、 以 下 の 点 に も 留 意 が 必 要で す 。

■O J T に 際 し 留 意 す べ き 点

①計 画 的 に O J T を 実 施  O J T に お け る 誤 解 に 、 現 場 ま か せ の 指導 、 上 司 ま か せ の 教 育 で よ い と い う も の があ り ま す 。 本 来 O J T は 計 画 的 に 実 施 さ れる も の で す 。 職 員 を あ る べ き 姿 に 向 か わ せる た め に 、 目 標 を 明 確 に し て 意 図 的 ・ 計 画的 に 指 導 し て い く こ と が 必 要 に な り ま す 。( 目 標 管 理 制 度 と 連 動 さ せ る )

②指 導 役 ( プ リ セ プ タ ー ) へ の 教 育  部 下 に 対 し 、 「 何 を 、 ど う 指 導 す れ ば よい か 」 は 、 部 下 と の 日 常 か ら 接 し 、 部 下 のこ と を 把 握 し て お れ ば 、 自 然 と 見 え て く るも の で す 。 日 常 に お け る 上 司 と 部 下 と の コミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 重 要 に な り ま す 。 そ のた め に 、 指 導 役 の 方 に は 「 人 間 理 解 」 や「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 」 と い っ た 能 力 が 求め ら れ ま す 。 そ の よ う な 能 力 は 上 司 に な れば 自 然 に 身 に 付 く も の で は な く 、 計 画 的 な教 育 の も と 育 成 す る 必 要 が あ り ま す 。 指 導役 の 良 し 悪 し が 人 材 育 成 の 鍵 と な り ま す 。

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③将 来 を 見 据 え た O J T の 実 施O J T は 職 務 に 必 要 な 態 度 、 価 値 観 、 知識 、 ス キ ル を 育 成 す る 事 が 目 標 で す 。 現 在必 要 と さ れ る 能 力 を 向 上 さ せ る だ け で なく 、 将 来 に む け た 専 門 性 や 組 織 性 を 高 め るこ と の 視 点 が 必 要 で す 。

( 2 ) O f f J T に つ い てOff-JT は 、 「 Off the Job Training 」 の 略 称 で 職 務 を 離れ て 行 な う 集 合 研 修 の こ と を い い ま す 。 職 場 内で 実 施 す る Off-JT も あ れ ば 、 職 場 外 で 実 施 さ れ るOff-JT も あ り ま す 。 つ ま り 、 日 常 の 業 務 か ら 離 れて 行 な う 研 修 の こ と を い い ま す 。

■O f f J T に は 2種 類

職 場 内 O f f J T

職 場 外 O f f J T

①職 場 内 O f f J T の ポ イ ン トO J T が 計 画 に お こ な わ れ て い て も 、 業 務 に関 す る す べ て を 網 羅 す る 事 が 出 来 ま せ ん 。 O JT を 補 完 し 業 務 に 関 わ る 網 羅 的 な 内 容 を 教 え るこ と が で き ま す 。 た だ し 、 講 師 の 力 量 に よ り 差が 出 な い よ う 、 講 師 の 選 定 に 注 意 を 払 う 必 要 があ り ま す 。

②職 場 外 O f f J T の ポ イ ン ト施 設 内 で は 学 ぶ こ と が 出 来 な い 、 最 新 の 動 向

技 術 を 学 ぶ こ と が で き ま す 。 そ の 他 、 施 設 外 の人 と 知 り 合 う き っ か け 、 取 り 組 み を 知 る 機 会 もあ り ま す 。 注 意 す べ き 点 は 、 研 修 内 容 が み え ず派 遣 す る 職 員 に あ っ て い る か 行 っ て み な い と わか ら な い 、 研 修 を 受 け た だ け に な り が ち 、 と いう こ と で す 。■O f f J T の メ リ ッ ト ・ デ メ リ ッ ト

メ リ ッ ◆特 定 領 域 に つ い て 体 系 的 に 習 得

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で き る 。◆ 高 度 専 門 的 な 知 識 を 習 得 で きる 。◆業 務 を 離 れ て 実 施 で き る の で 、研 修 に 専 念 で き る 。◆ 効 果 的 な カ リ キ ュ ラ ム を 組 める 。◆多 数 の 人 数 を 効 率 的 に 研 修 で きる 。   な ど

デ メ リッ ト

◆研 修 期 間 内 は 職 場 を 離 れ な け れば な ら な い 。◆費 用 が 高 い 。◆研 修 内 容 が 実 際 の 業 務 に 応 用 でき な い 場 合 が あ る 。   な ど

■O f f J T に 適 し て い る 内 容

適 し てい る

教 育 内容

●体 系 的 に 知 識 や 技 能 を 習 得 す るこ と が で き る●高 度 な 専 門 知 識 や 技 能 の 習 得 に適 し て い る●組 織 の 枠 を 越 え た 視 野 の 拡 大や 、 幅 広 い 価 値 観 の 習 得 に つ なが る

■O f f J T の 効 果

●参 加 し た 職 員 同 士 の 相 互 啓 発 が 可 能 で 、視 野 の 拡 大 や 自 分 の 欠 点 の 確 認 な ど●全 体 的 な レ ベ ル ア ッ プ が 可 能 で あ る●他 施 設 の 方 と 交 流 を 図 る こ と が で き る●組 織 の 連 帯 感 の 醸 成 に 効 果 が あ る

 

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OJT OffJT

①OJTによる計画的教育↓②OffJTによる関連事項補完↓③OJT時における確認

連動させた人材育成が、早期に効果を生み出す

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( 3 ) S D S に つ い てS D S と は 「 Self   Development   System 」 の 略 称 で 、個 々 の 職 員 の 自 己 啓 発 を 支 援 す る シ ス テ ム の こと を い い ま す 。 自 己 啓 発 と い う と 、 職 員 任 せ と思 わ れ て い ま す が 、 個 々 の 職 員 の 自 己 啓 発 を 援助 す る シ ス テ ム の こ と を い い ま す 。

①自 己 啓 発  自 己 啓 発 は 、 職 務 の レ ベ ル ア ッ プ を 図 る た めに 職 員 自 ら が お こ な う 能 力 開 発 で す 。  し か し 、 注 意 す べ き 点 は 、 本 人 任 せ で は い けな い と い う こ と で す 。 そ の 職 員 が 何 を や り た いの か 、 そ れ に は ど の よ う な 能 力 や 技 術 を 得 れ ばよ い か を 踏 ま え て 、 施 設 と し て 支 援 し て い く やり 方 が 本 来 の 自 己 啓 発 に な り ま す 。

■ 自 己 啓 発 の 具 体 的 支 援 策

●参 考 図 書 の 案 内●資 格 取 得 の 支 援●専 門 職 教 育 へ の チ ャ レ ン ジ   な ど

■ 自 己 啓 発 の メ リ ッ ト ・ デ メ リ ッ ト

メ リ ット

◆自 分 の 現 状 に 合 っ た も の を 選 べる 。◆様 々 な 方 法 が あ る 。◆人 脈 の 拡 大 に つ な が る 場 合 も ある 。◆当 人 の 意 識 改 革 が 他 の 職 員 に 伝播 す る 場 合 も あ る 。   な ど

デ メ リッ ト

◆ コ ス ト ( 時 間 ・ 費 用 ) を 捻 出 する 必 要 が あ る 。◆劣 悪 な 研 修 に 参 加 し て し ま う こと も あ る 。◆研 修 内 容 が 実 際 の 業 務 に 応 用 でき な い 場 合 が あ る 。   な ど

②自 主 勉 強 会自 主 勉 強 会 と は 、 同 じ 職 場 同 士 の 方 が 集 ま り他 施 設 の 同 業 種 同 士 の 方 が 集 ま り 勉 強 会 を 開 催す る こ と で す 。 現 場 で あ っ た 事 例 の 話 し や 、 テー マ を 決 め て 参 加 者 で 話 し 合 っ た り す る こ と に

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よ り 、 実 務 に 役 立 て る 取 り 組 み に な り ま す 。 

  こ れ ま で 、 期 待 す る 人 材 像 を 人 事 制 度 と 連 動す る か た ち で 、 職 員 を 育 成 す る た め の 研 修 体 系の 構 築 方 法 と 研 修 実 施 の 方 法 を み て き ま し た 。  こ こ で は 、 職 員 が 身 に つ け る べ き 2 大 ス キ ルに 焦 点 を 絞 り 、 こ れ か ら の 職 員 が 身 に つ け る べき ス キ ル を 確 認 し て い き ま す 。

( 1 ) 2 大 ス キ ル と 成 長 段 階■ 2 大 ス キ ル ( 再 掲 )

職 員 が 身 に つ け る べ き 2 大 ス キ ル に 「 専 門 スキ ル 」 「 マ ネ ジ メ ン ト ス キ ル 」 が あ る こ と は 前段 に お い て 確 認 し て き ま し た 。職 種 専 門 的 な 専 門 ス キ ル 、 組 織 の 統 括 に 欠 かせ な い マ ネ ジ メ ン ト ス キ ル を 階 層 別 で 重 要 度 をみ る こ と に よ っ て 重 要 度 が み え て き ま す 。

■ 成 長 段 階 と の 関 係

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5 これからの職員に必要な研修内容   

ヒューマンスキル専門スキル マネジメントスキル

管理者層

リー ダ ー層

一般層

専門スキル マネジメントスキル

ヒューマンスキル

※重要であるが、研修での修得は難しい

研修での修得難しい

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重要性を増す、マネジメントスキル

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( 2 ) 課 題 解 決 に 向 け た 方 向 性人 材 育 成 機 会 の 減 少 、 人 材 育 成 ノ ウ ハ ウ の 散

逸 や モ チ ベ ー シ ョ ン の 減 少 な ど 「 負 の ス パ イ ラル 」 に 陥 る 主 要 因 と し て 、 「 人 材 育 成 方 針 の 不明 瞭 さ 」 で あ る こ と を 見 て き ま し た 。こ れ ら の 「 負 の ス パ イ ラ ル 」 を 断 ち 切 り 、 福祉 施 設 を 取 り 巻 く 様 々 な 課 題 に 対 応 す る た め に管 理 者 層 の リ ー ダ ー シ ッ プ に よ る 研 修 体 系 構 築を 含 む 「 効 果 的 な 人 材 育 成 シ ス テ ム 」 の 構 築 おお よ び 運 用 が 望 ま れ ま す 。

■ 管 理 者 層 の リ ー ダ ー シ ッ プ と 意 識 改 革  福 祉 専 門 職 集 団 を ま と め る た め に も 、 効 果 的な 人 材 マ ネ ジ メ ン ト を 展 開 し 、 各 職 員 の 能 力 向上 は も と よ り 、 職 員 の や り が い を 通 じ た サ ー ビス の 質 の 向 上 を 達 成 し て 頂 き た い と 思 い ま す 。 こ の こ と を や る 抜 く た め に も 、 ま ず は 管 理 者 によ る 自 己 の 意 識 改 革 が な に よ り 重 要 に な っ て きま す 。

< 課 題 解 決 に 向 け た 方 向 性 >      

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●「人材育成方針の見える化」を行うことによって、全職員が組織において求められる

能力やスキルに対して共通認識を持ち、その上で将来の中長期的なキャリアパスを描くことが出来る環境を整備していく。

●中途採用等による様々なバックグランドの異なる職員の育成ニーズに対応するために、多様かつ体系的な人材育成の機会を提供していく。

●教える側(講師役・管理者等)については、指導を支援するツール等を整備することによって人材育成を進めるうえでのノウハウを蓄積すていく。

●最終的には、人材育成システムとして全体の評価・改善につながるPDCAマネジメ

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  施 設 で 働 く 職 員 の 役 割 や 責 任 は 、 職 員 一 人 ひと り 異 な り ま す 。 特 に 階 層 が 異 な れ ば 仕 事 の 内容 は 大 き く 異 な り 、 育 成 す べ き ポ イ ン ト も 変 わり ま す 。 従 っ て 、 各 階 層 に 求 め て い る 役 割 や 責任 を も と に 、 研 修 を 実 施 す る こ と が 重 要 と な りま す 。 こ こ で は 階 層 を 一 般 職 、 主 任 ・ リ ー ダ ー 、管 理 職 の 3階 層 に 分 け て 説 明 し ま す 。

  ま た 、 一 般 職 、 主 任 ・ リ ー ダ ー 、 管 理 職 の 3階 層 と 、 前 章 で 解 説 し た 専 門 ス キ ル と マ ネ ジ メン ト ス キ ル の 2 つ の ス キ ル で 区 分 す る と 6 つ に分 け る こ と が で き 、 こ こ で は マ ネ ジ メ ン ト ス キル 研 修 に つ い て 、 各 階 層 で ど の よ う な 研 修 を 実施 す れ ば 良 い の か を 具 体 的 な 研 修 テ ー マ を 上 げて 解 説 し ま す 。

◆研 修 6 つ の 区 分

重 要 性 を 増 し て き て い る ス キ ル

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成長段階に応じて行う階層別職員研修の紹介3

専門スキル

マネジメントスキル

一般職

基本スキル

社会人としてのマナー接遇

コミュニケーションセルフコーチング

タイムマネジメントリスクマネジメント

主任・リーダー

応用スキル

リーダーシップコーチング部下育成計数管理労務管理

チームワーク

管理職

発展スキル

管理者リーダーシップ

中期経営計画業績管理

管理者リスクマネジメント

人事制度構築問題解決力

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サ ー ビ ス の 質 を 問 わ れ る 専 門 ス キ ル の 向 上 は施 設 運 営 を 支 え る 最 重 要 項 目 の 一 つ に な り ま す 。専 門 ス キ ル を い か に 効 率 よ く 向 上 さ せ る か が ポイ ン ト に な り ま す 。 O J T に よ る 研 修 が 日 常 化し て い ま す が 、 計 画 的 に か つ 、 他 の 育 成 方 法 と連 動 さ せ る こ と に よ り 育 成 ス ピ ー ド も 増 し て いき ま す 。

◆業 務 ス キ ル 育 成 の ポ イ ン ト

●計 画 的 に 実 施 す る こ と●職 員 の 経 験 値 を 考 慮 す る こ と●育 成 方 法 を 連 動 さ せ る

◆介 護 職 員 研 修   ~ 参 考 実 施 例 ~

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1 専門スキル研修の紹介

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◆介 護 職 支 援 策専 門 職 か ら な る 職 種 構 成 が 多 い 福 祉 施 設 運 営に お い て 、 資 格 取 得 に 関 す る 施 設 側 の 支 援 策 を明 示 し て お く こ と も 職 員 の モ チ ベ ー シ ョ ン 向 上に つ な が り 効 果 的 で す 。

◆参 考 例

研 修 の 種 類 研 修 内 容 施 設 支 援 策

介 護 員 養 成基 本 研 修

ヘ ル パ ー 1 級 養成 研 修

費 用 負 担

介 護 職 員 研 修 Ⅰ 〝

資 格 取 得 支援

介 護 福 祉 士 受 験対 策

講 座 費 用 半 額負 担

ケ ア マ ネ ジ ャ ー受 験 対 策

国 家 試 験 受 験 前2 8 0 時 間 研 修

費 用 負 担

テ ー マ 別 専門 研 修

福 祉 制 度 職 場 内 研 修 会お よ び

勉 強 会 開 催医 学

認 知 症

コ ミ ュ ニ ケ ー シ

ョ ン

介 護 技 術

介 護 料 理

そ の 他

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通 常 、 組 織 体 は 経 営 ト ッ プ を 頂 点 に ピ ラ ミ ッド 型 を し て い ま す 。 そ の 組 織 を 職 階 別 に み る と役 員 、 施 設 長 、 事 務 長 、 部 長 、 課 長 、 主 任 、 リー ダ ー の よ う に 構 成 さ れ ま す 。 そ れ ぞ れ の 階 層( レ ベ ル ) で 取 得 す べ き 知 識 ・ 技 術 ・ 態 度 を ひと ま と め に し て 教 育 す る の が マ ネ ジ メ ン ト ス キル 研 修 で す 。◆マ ネ ジ メ ン ト ス キ ル 研 修

①一 般 職 員 研 修       ② 主 任 ・ リ ー ダ ー 研 修 ③ 管 理 職 研 修

◆研 修 年 間 ス ケ ジ ュ ー ル 例

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2 マネジメントスキル研修の紹介 

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①一 般 職 員 研 修 : 一 般 職 員 が 基 本 を 習 得 し 、 利用 者 の 信 頼 を つ か む福 祉 施 設 に お け る サ ー ビ ス は 人 と 人 と が 直 に接 す る こ と に よ っ て 成 り 立 っ て い ま す 。 つ ま り 、サ ー ビ ス の 担 い 手 は 職 員 で あ り 、 こ の 職 員 を 施設 と し て し っ か り 育 て て い か な け れ ば な り ま せん 。

◆一 般 職 員 研 修 の 例( イ ) 社 会 人 と し て の マ ナ ー 研 修職 員 は 非 常 に 多 く の 利 用 者 、 保 護 者 等 と 関 わり ま す 。 社 会 人 と し て の 基 本 的 な マ ナ ー を し っか り 身 に つ け て お か な い と 、 ト ラ ブ ル の 原 因 とも な り か ね ま せ ん 。

( ロ ) 接 遇 研 修接 遇 は 「 信 頼 関 係 を 築 く コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ンの た め の 統 合 力 」 で す 。 あ い さ つ や 名 刺 交 換 、電 話 応 対 、 ク レ ー ム 対 応 な ど が 該 当 し ま す 。 ロー ル プ レ イ に よ る 実 践 練 習 を 行 う こ と が 多 い です 。

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あなたの職場、自分自身に対する自己チェック

項 目 ○ ×or1 身だしなみには清潔感がある

2行動はだらだらしておらず、キビキビしている

3落ち着いた態度である

4時間は守っている

5 勤務時間は、最大限有効に活用している

6職場のルールは守っている

7 言葉づかいは丁寧である

8 相手にとって感じの良い挨拶ができている

9正しいおじぎができている10自分の身の回りの整理整頓はできている

11職場内でチームワークを大切にしている

12すばやい「報告・連絡」を実践している

13困ったときに自分自身の対処法を身に付けている

14 10自分自身の 年後の目標(夢)を描いている

15自分自身のステップアップ(スキルアップ)に取り組んでいる

捨てない整理

不要物が発生 しない仕組

不要なモノがあるから なぜ、捨てるのか?

不要なモノを 捨てる

不要物なモノの 放置

整理

乱れない整頓

戻さなくて よい仕組

戻すから なぜ、乱れるのか?

乱れたモノを 元に戻す

どこに、何が あるか不明

整頓

汚れない清掃

汚れない 仕組

汚れるから

なぜ、清掃を するのか?

汚れた所を 清掃する

汚れに無関心

清掃

名称 姿勢の見本 いつ使うのか

草 礼

(会 釈)

15゚

・恐れ入ります ・少々お待ち下さいませ ・お待たせいたしました ・失礼いたします ・両手中指が5センチほど下

におりる状態 ・すばやく下げてすぐ戻す

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◆マ ナ ー 接 遇 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

  1 . 正 し い 挨 拶 の 仕 方 を 学 ぶ      ● 好 感 の 持 て る 挨 拶 の イ ロ ハ

  2 . 状 況 に 応 じ た 言 葉 づ か い      ● 利 用 者 と 援 助 関 係 を 形 成 す る

  3 . 施 設 の 行 動 基 準 を 身 に 付 け る      ● 組 織 人 と し て の 基 本 意 識 の 確 認

  4 . 身 だ し な み      ● 働 く 上 で の 最 低 限 整 え る べ き も の

  5 . 電 話 応 対 の 基 本 と 演 習      ● 施 設 の 窓 口 と し て の 存 在 を 確 認 する

  6 . 来 客 応 対      ● 利 用 者 と 良 好 な 関 係 を 維 持 す る

  7 . ビ ジ ネ ス 文 書 の 基 本      ● 簡 潔 な 報 告 書 を 書 く

  8 . 仕 事 の 計 画 的 な 進 め 方      ● 計 画 ― 実 施 ― 振 り 返 り の サ イ ク ルを 回 す

  9 . 指 示 ・ 命 令 の 受 け 方      ● 身 に 付 け る べ き 姿 勢

1 0 . 報 告 の 仕 方      ● 5 W 2 Hを 活 用 す る

1 1 . メ モ の 作 り 方      ● 簡 潔 な メ モ を 残 す

1 2 . 業 務 品 質 を 高 め る た め に

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( ハ ) コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 研 修職 場 の 基 本 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン は 「 報 告 」「 連 絡 」 「 相 談 」 で す 。 「 報 告 」 「 連 絡 」 「 相談 」 の 大 切 さ を 職 員 が 理 解 し な け れ ば 、 場 合 によ っ て は 大 き な 事 故 に も つ な が り か ね ま せ ん 。

◆コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

  1 . コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と は な に か ?

  2 . 相 手 の 心 理 を 深 堀 り す る

  3 . ア ク テ ィ ブ リ ス ニ ン グ に よ る チ ャ ンク ダ ウ ン の 活 用

  4 . ク エ ス チ ョ ニ ン グ 能 力 と は ?

  5 . ポ ジ テ ィ ヴ リ ス ニ ン グ 能 力 を 身 に つけ る

  6 . 日 々 の 中 で ど う 活 か す か

  7 . ロ ー ル プ レ イ ン グ シ ー ン を 多 く す るこ と で 実 際 の リ ア ル な 現 場 で の 対 応 が可 能 に な る

  8 . ロ ー ル プ レ イ ン グ 演 習

  9 . 行 動 計 画 シ ー ト と は

1 0 . 行 動 計 画 シ ー ト の 作 成

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自分で 判断

さらに トラブル

上司が 初耳

信用 低下

直ちに、「報告」「連絡」「相談」

上司の判断により解決

今後の対処法が分かる

トラブル発生

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( 二 ) セ ル フ コ ー チ ン グ 研 修自 ら を 成 長 、 ラ ン ク ア ッ プ さ せ る た め に は 、常 に 自 分 自 身 に 目 標 を 設 定 す る 必 要 が あ り ま す 。目 標 の 設 定 方 法 や 具 体 的 な 活 動 設 定 が 理 解 で きる と 、 仕 事 に 対 す る や る 気 は 大 き く 向 上 し ま す 。

  ◆ セ ル フ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 研 修 プ ロ グ ラ ム 参 考 例

1 . セ ル フ コ ー チ ン グ と は    ① や る 気 を 引 き 出 す た め の 2 つ の ア プロ ー チ

2 . 自 分 の 強 み を 見 つ け よ う    ① 強 み カ ー ド 作 成    ② 「 人 物 観 察 ゲ ー ム 」    ③ フ ィ ー ド バ ッ ク と 自 己 紹 介    ④ 承 認 カ ー ド 作 成

3 . も っ と 自 分 を 好 き に な ろ う    ① Y O U メ ッ セ ー ジ と I メ ッ セ ー ジ    ② I メ ッ セ ー ジ プ レ ゼ ン ト タ イ ム    ③ 存 在 承 認 と は

4 . セ ル フ コ ー チ ン グ 「 目 標 設 定 の 仕 方 」    ① 成 功 者 に 学 ぶ 「 効 果 的 な 目 標 設 定 」と は    ② 深 層 心 理 を 理 解 し 効 果 性 を 高 め る    ③ 目 標 を 設 定 し て み よ う !

5 . 目 標 を 達 成 す る た め の 効 果 的 な 方 法    ① セ ル フ コ ー チ ン グ の ス テ ッ プ    ② 効 果 的 な 「 イ メ ー ジ ト レ ー ニ ン グ

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なりたい目標

今の自分自身

障害を乗り越える

自分への気付き

行動計画を立てる

自分への問いかけ

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法 」    ③ 目 標 に 到 達 す る た め の 効 果 的 な モ デル    ④ 物 事 の 見 方 や 捉 え 方 に 変 化 を 与 え る「 リ フ レ ー ミ ン グ 」    ⑤ 意 識 や 行 動 に 変 化 を 与 え る 効 果 的 な質 問 法

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( ホ ) タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト 研 修忙 し い 業 務 の 中 で 仕 事 を こ な す よ う に な る ため に は 、 自 ら が 時 間 を 管 理 す る 必 要 が あ り ま す 。時 間 の 使 い 方 や 仕 事 の 優 先 順 位 の 付 け 方 を 身 に付 け る こ と で 、 業 務 の 効 率 化 を 図 る こ と が で きま す 。

◆タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . は じ め に    ① 「 仕 事 が 出 来 る 人 」 と は ど ん な 人 か考 え る    ② 自 分 自 身 と 比 べ て み る    ③ あ な た の タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト が う まく い か な い 理 由 を 考 え る

2 . タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト を 成 功 さ せ る た めの 2 つ の 視 点    ① タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト と は 何 か    ② 個 人 で 行 う タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト    ③ 組 織 で 行 う タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト

3 . 優 先 順 位 を つ け て 仕 事 す る    ① Q C D R S に 基 づ い て 、 優 先 順 位 づけ の ル ー ル を 定 め る    ② 仕 事 の 負 担 を 軽 減 す る      ● や ら な い こ と を 決 め る      ● 他 の 人 に 依 頼 す る

4 . 仕 事 の 管 理 の コ ツ    ① 仕 事 の 所 要 時 間 を 知 る    ② 逆 算 し て 仕 事 の 「 着 手 日 」 を 決 め る    ③ 「 終 わ り 」 を 設 定 し て 自 分 の 時 間 を確 保 す る    ④ 予 備 時 間 を 設 け る    ⑤ 先 の 予 定 も 積 極 的 に 立 て る

5 . 仕 事 を 頼 み 、 頼 ま れ や す く す る 環 境 を

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とりあえず 「始める」

全体像 をつかむ

8割の段階 まで仕上げる

時間があれば完璧に

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整 え る     ① 相 手 の 話 を 普 段 か ら 「 き く 」    ② 相 手 を 普 段 か ら 「 ほ め る 」

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( ヘ ) リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 研 修リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト は 今 や 社 会 か ら の 要 求 とな っ て い ま す 。 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト を 組 織 と して 実 践 す る た め に は 、 職 員 一 人 一 人 が 日 々 の 業務 の 中 で リ ス ク へ の 感 性 を 持 つ こ と が 求 め ら れま す 。

  ◆ リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考例

1 . リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト に 対 す る 最 近 の 動向    ① 施 設 を 取 り 巻 く 経 営 環 境    ② な ぜ リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト が 必 要 か    ③ 最 近 の 動 向 と 特 色

2 . 施 設 に お け る リ ス ク と は    ① ビ ジ ネ ス リ ス ク の 全 体 像    ② ビ ジ ネ ス リ ス ク の 種 類 ・ 要 因

3 . 「 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 」 の 原 則    ① リ ス ク の 重 要 度    ② リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト の 優 先 順 位    ③ 知 っ て お き た い 7 つ の 原 則    ④ 施 設 の 成 功 事 例 ・ 失 敗 事 例

4 . 事 件 ・ 事 故 が 発 生 し て し ま っ た ら    ① 初 期 対 応 が 今 後 を 決 め る    ② 利 害 関 係 者 へ の 対 応    ③ 実 際 に 取 る べ き あ な た と 施 設 の 対 応

5 . 施 設 経 営 と リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト

52

職員A

職員B

基本ルール 手順書類

サ ー ビ ス 提 供

利用者 標準化されたサービス

満 足 ・職員の計画的教育、訓練 ・業務環境の明確化、確保等

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◆新 入 職 員 研 修   ~ 参 考 実 施 例 ~

新 入 職 員 研 修 モ デ ル プ ロ グ ラ ム ( 参   考 )

第 一 日   第 二 日

前      午 前     

1 、 社 会 人 と し て

の 基 本  5 、 電 話 応 対   

 職 業 使 命 を

学 ぶ    電 話 応 対 の 重 要 性  

 職 場 の ル ー

ル    電 話 応 対 の 注 意 点  

         電 話 応 対 の 基 本 マ ナ

2 、 コ ミ ュ ニ ケ ー

シ ョ ン の 基 本  < 実 習 > 電 話 応 対  

 挨 拶 の 大 切

さ   

電 話 応 対 の 基 本 を 学

 

感 じ の 良 い

挨 拶 の ポ イ

ン ト

        

 

信 頼 を 生 む

返 事 の ポ イ

ン ト

 6 、 接 遇 ・ マ ナ ー を 身 に

付 け る

 自 己 紹 介 の

大 切 さ   

接 遇 ・ マ ナ ー の 重 要

 人 前 で の 正

し い 態 度    接 遇 ・ マ ナ ー の 基 本  

< 実 習 > 挨 拶 、 返

事 、 自 己 紹 介   

接 遇 ・ マ ナ ー の ポ イ

ン ト

        < 実 習 > 訪 問 、 応 接 演 習  

3 、 職 場 内 で の 言

葉 づ か い    接 遇 の 基 本 を 習 得  

 表 現 の 感 性

化 と 通 達 性        

 相 手 の 立 場

を 考 え る  昼     食

 分 か り 易 く

話 す        

       7 、 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト

の 基 本

昼     食     リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト  

53

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と は

         リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト

の ポ イ ン ト

< 実 習 > 事 例 に 学

ぶ 言 葉 づ か い        

        8 、 タ イ ム マ ネ ジ メ ン ト  

午 後         自 己 管 理 の 重 要 性  

4 、 仕 事 の 基 本 サ

イ ク ル    セ ル フ コ ー チ ン グ  

 仕 事 の 基 本

サ イ ク ル        

 指 示 の 受 け

方 9 、 充 実 し た 施 設 生 活 を

送 る た め に ・ ・

 

要 点 の チ ェ

ッ ク ポ イ ン

    広 い 視 野 を 持 つ  

 

報 告 、 連

絡 、 相 談 の

仕 方

   質 の 高 い コ ミ ュ ニ ケ

ー シ ョ ン を 目 指 す

< 実 習 > 指 示 、 報

告 演 習  < 実 習 >   個 人 発 表  

 

事 例 に 従

い 、 指 示 を

受 け

    自 己 宣 誓   

 報 告 す る 演

習        

              

54

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②主 任 ・ リ ー ダ ー 研 修 : 主 任 ・ リ ー ダ ー の レ ベル ア ッ プ で 現 場 の 活 力 を 引 き 出 す職 員 の 定 着 率 を 高 め 、 レ ベ ル ア ッ プ さ せ る ため に は 、 職 種 や 役 職 に 応 じ た 期 待 像 の 明 示 と 期待 像 に 到 達 さ せ る た め の 、 キ ャ リ ア パ ス が 重 要と な り ま す 。

◆主 任 ・ リ ー ダ ー 研 修 の 例( イ ) リ ー ダ ー シ ッ プ 研 修組 織 を 活 性 化 さ せ る ポ イ ン ト は 、 リ ー ダ ー のリ ー ダ ー シ ッ プ で す 。 リ ー ダ ー 自 ら が 組 織 活 性化 す る プ ロ セ ス 及 び 具 体 的 な 行 動 を 示 す こ と が最 終 的 に は 施 設 サ ー ビ ス の 向 上 に つ な が り ま す 。

  ◆ 主 任 ・ リ ー ダ ー 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1.リーダーのあるべき姿とは  ●施設に求められえるリーダー像を定義する

2.リーダーの役割を確認する  ●リーダーの役割とは何か、責務は何か

3.リーダーの人間性を高める  ●リーダーには人間力向上が求められる

4.リーダーの管理能力を高める  ●PDCAサイクルを回す

5.部下から信頼されるリーダーとは  ●サーバント型リーダーを目指して

6.現場と管理者とのパイプ役を発揮するには  ●施設経営を左右するパイプ役

7.次代を見据えた視点を持つ  ●長期視点を身に付ける

55

目標や仕事の計画

やる気

自己充足

目標までのプロセス・仕事の遂行

利用者満足

失敗を恐れずに挑戦する風土

個人の専門性を高められる風土

個人を尊重する風土

変化を先取りする風土

創造的な活動を重んじる風土

組織目標に向かって一丸となる風土

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8.セルフコーチングの重要性  ●自分自身で成長する

56

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( ロ ) コ ー チ ン グ 研 修コ ー チ ン グ と は 職 員 の 自 発 的 行 動 を 促 す ビ ジネ ス ス キ ル で す 。 リ ー ダ ー は こ の ス キ ル を 習 得し 、 部 下 が 主 体 的 に 動 く よ う に 導 い て い か な けれ ば な り ま せ ん 。

◆コ ー チ ン グ 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . コ ー チ ン グ の 基 礎    ① コ ー チ ン グ の 3 つ の 基 本    ② コ ー チ ン グ ス キ ル の 構 成 因 子    ③ パ ー ソ ナ ル コ ー チ ン グ の 3 つ の 基 本的 立 場 と 3 つ の ス キ ル    ④ コ ー チ ン グ ス テ ッ プ    ⑤ 部 下 を 行 動 に 導 く 究 極 の 質 問    ⑥ フ ィ ー ド バ ッ ク は 部 下 育 成 の 必 須 スキ ル    ⑦ 部 下 の 成 功 を 助 け る 「 提 案 」 と 「 リク エ ス ト 」    ⑧ コ ー チ ン グ の 効 か な い 部 下

2 . ビ ジ ネ ス コ ー チ ン グ と は    ① 組 織 の 業 績 向 上 を 目 的 と し た ビ ジ ネス コ ー チ ン グ    ② パ ー ソ ナ ル コ ー チ ン グ と ビ ジ ネ ス コー チ ン グ の 違 い    ③ 高 業 績 企 業 に 見 ら れ る 企 業 特 性    ④ ビ ジ ネ ス コ ー チ ン グ を 活 用 し た 会 議の 具 体 的 進 め 方

3 . ビ ジ ネ ス コ ー チ ン グ に 不 可 欠 の フ ァ シリ テ ー シ ョ ン ス キ ル    ① フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン の 基 本 ス キ ル

57

傾聴

上 司 部 下

安心感 信頼

チームワーク

承認 質問

動機付け 行動の具体化 提案

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    ② フ ァ シ リ テ ー シ ョ ン で 会 議 を 劇 的 に変 え る

58

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( ハ ) 部 下 育 成 研 修リ ー ダ ー の 仕 事 の 大 部 分 は 人 材 育 成 と も 言 われ て い ま す 。 部 下 育 成 の 仕 組 み 作 り や 具 体 的 な育 成 方 法 を 理 解 す る こ と で 、 組 織 は 活 性 化 し ます 。

◆ 部 下 育 成 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 管 理 者 の 役 割 を 確 認 す る    ● 管 理 者 の 役 割 と は な に か 、 や る べ きこ と は 何 か

2 . 部 下 育 成 実 施 の ポ イ ン ト    ● 部 下 育 成 の 4 つ の ポ イ ン ト を お さ える

3 . 部 下 を 管 理 す る 目 的    ● 部 下 の 成 長 を 促 す

4 . 部 下 が 育 つ 瞬 間    ● 部 下 の と っ て と い う 視 点

5 . 管 理 能 力 を 高 め る    ● 自 己 と 組 織 の バ ラ ン ス を つ か む

6 . 演 習   ~ 効 果 的 な 接 し 方 ~

7 . 部 下 の 目 標 を 明 確 に す る    ● 目 標 面 接 の 進 め 方

8 . 演 習   ~ 目 標 面 接 時 の 留 意 点 ~

9 . 部 下 と 共 に 成 長 す る 姿 勢

59

計 画

見 直 し

検 証

研 修

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60

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( 二 ) 計 数 管 理 研 修リ ー ダ ー に な る た め に は 、 数 値 の 理 解 も 必 要と な り ま す 。 自 ら の 活 動 が ど う 数 字 に 連 動 す るの か を 理 解 す る こ と が 、 施 設 経 営 の 基 盤 の 強 化に 貢 献 し ま す 。

  ◆ 計 数 管 理 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 財 務 諸 表 の 構 造    ① 損 益 計 算 書 は 1 年 間 の 実 績 を 示 す    ② 貸 借 対 照 表 は 施 設 の 歴 史 す べ て を 示す

2 . 管 理 会 計 を 理 解 す る    ① 財 務 会 計 と 管 理 会 計 の 違 い    ② 管 理 会 計 の 基 本    ③ 変 動 費 は “ 率 ” で 、 固 定 費 は “ 実 額 ” で管 理 す る    ④ 責 任 会 計 で 業 績 責 任 を 明 確 に す る

3 . 財 務 分 析 を 理 解 す る    ① 財 務 分 析 の 体 系    ② 実 数 分 析 の ポ イ ン ト    ③ 比 率 分 析 の ポ イ ン ト    ④ 損 益 分 岐 点 分 析 で 自 施 設 の 採 算 点 を把 握 す る

4 . 計 数 以 外 を 理 解 す る    ① 計 数 管 理 の 目 的 を 理 解 す る    ② 施 設 経 営 に 必 要 な も の

61

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

長期 96.4% 97.3% 97.1% 97.7% 97.2% 96.3% 98.2% 97.3%短期 137.2%107.5%106.1%100.0%105.4%113.3%105.4%98.9%合計 99.0% 98.0% 97.6% 97.9% 97.7% 97.4% 98.7% 97.4%目標 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0% 98.0%

90.0%92.0%94.0%96.0%98.0%100.0%102.0%104.0%

94.0%

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( ホ ) 労 務 管 理 研 修リ ー ダ ー は 現 場 職 員 の 配 置 管 理 を 行 い ま す 。残 業 、 有 給 休 暇 、 出 退 勤 等 に 関 す る 必 要 最 低 限の 知 識 を 押 さ え て お く 必 要 が あ り ま す 。 労 務 管理 の 基 礎 知 識 は リ ー ダ ー の 必 須 知 識 で す 。

  ◆ 労 務 管 理 研 修 参 考 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 労 務 管 理 の 基 本    ① 押 さ え て お く べ き ポ イ ン ト

2 . 労 働 時 間 管 理 の 重 要 性    ① な ぜ 労 務 ト ラ ブ ル が 発 生 す る の か    ② 労 働 契 約 と 労 働 時 間 の 基 礎

3 . 知 っ て お く べ き 労 働 時 間 ・ 休 日    ① 労 働 時 間 と は    ② 労 働 時 間 の 適 正 把 握    ③ 時 間 外 労 働 と 3 6 協 定 に つ い て    ④ 労 働 時 間 の 適 用 除 外 者 ・ 管 理 監 督 者と は    ⑤ 変 形 労 働 時 間 制 の 活 用 方 法    ⑥ 休 憩 ・ 休 日 ・ 休 暇 の 原 則    ⑦ 短 時 間 労 働 者 ・ 有 期 雇 用 契 約 者 の 労働 時 間

4 . 施 設 経 営 に 活 か す ポ イ ン ト    ① 職 員 の や る 気 を 喚 起 す る    ② 施 設 を 守 る 就 業 規 則

62

労働時間

管 理

退職・解雇 セクハラ パワハラ

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◆主 任 ・ リ ー ダ ー 研 修   ~ 参 考 実 施 例 ~主 任 ・ リ ー ダ ー 研 修 モ デ ル プ ロ グ ラ ム ( 参

考 )

第 一 回   第 二 回

午 前      午 前      

1 、 リ ー ダ ー と し て

の 基 本 導 入 、 前 回 を 振 り 返

る 

  職 業 使 命 を 学 ぶ   リ ー ダ ー 像 の 確

認 

 リ ー ダ ー シ ッ プ

の 意 義 を 考 え る        

 状 況 に 対 応 す る

柔 軟 性 を 持 つ 4 、 計 数 管 理    

        経 営 者 視 点 を 持

つ 

2 、 チ ー ム ワ ー ク の

基 本  

計 数 管 理 の 重 要

性 

 自 己 か ら 職 場 視

点 へ   部 門 を 管 理 す る  

 チ ー ム 活 動 の 意

義 を 知 る        

 チ ー ム の 目 標 を

明 確 に す る 5 、 労 務 管 理    

 チ ー ム 活 動 の 相

乗 効 果 を 高 め る  

労 務 管 理 の 重 要

性 

        最 新 動 向 を お さ

え る 

< 実 習 > あ る べ き リ

ー ダ ー 像 を ま と め る  

配 置 管 理 へ つ な

げ る 

              

昼     食   昼     食

午 後      午 後      

< 実 習 > あ る べ き リ

ー ダ 像 発 表 6 、 主 体 的 に 問 題 解

決 す る

        問 題 解 決 の プ ロ

セ ス を 学 ぶ

3 、 部 下 育 成 方 法 を

学 ぶ  

チ ー ム に よ る 解

決 行 動 を 促 進 す

 部 下 育 成 の 重 要

性  

主 体 性 を 発 揮 す

る 

63

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 職 員 の や る 気 を

引 き 出 す < 実 習 > 事 例 か ら 最

適 行 動 を 導 き 出 す

  コ ー チ ン グ 基 本         

 報 告 、 連 絡 、 相

談 の 受 け 方 7 、 セ ル フ コ ー チ ン

グ 

        自 己 管 理 の 重 要

性 

< 実 習 > 指 示 、 報 告

演 習  

タ イ ム マ ネ ジ メ

ン ト 

 事 例 に 従 い 、 指

示 を す る 際 の        

  や り 方 を 学 ぶ  < 実 習 > 明 日 か ら の

行 動 計 画

         自 己 宣 誓 す る  

              

64

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③管 理 職 研 修 : 幹 部 ・ 管 理 職 の リ ー ダ ー シ ッ プで 組 織 の 底 力 を 引 き 出 す外 部 環 境 に 大 き く 左 右 さ れ る 福 祉 施 設 に と って は 、 将 来 を 描 く の は 難 し い と さ れ て い ま す が 、法 人 ・ 事 業 所 の ト ッ プ が 将 来 を 語 ら な け れ ば 法人 ・ 事 業 所 の 存 続 も 難 し い と 考 え ら れ ま す 。

◆管 理 者 研 修 の 例( イ ) 管 理 者 リ ー ダ ー シ ッ プ 研 修組 織 を 活 性 化 さ せ る ポ イ ン ト は 、 施 設 管 理 者の リ ー ダ ー シ ッ プ で す 。 幹 部 ・ 管 理 者 と し て 事業 所 の 将 来 を ど の よ う に 考 え る の か コ ン セ ン サス を 得 て お く こ と が 大 切 で す 。

  ◆ 管 理 者 リ ー ダ ー シ ッ プ 研 修 プ ロ グ ラ ム   参考 例

1.管理者の役割を確認する  ●施設経営を担う存在であること

2.部門を育てる  ●部門を育成する 4つのポイントをおさえる

3.部門を管理する目的  ●部下の成長を促し、任せる

4.施設運営を軌道に乗せる  ●人、もの、金を機能的に回す

5.管理能力を高める  ●自己と組織のバランスをつかむ

6.長期視点の理念を見失わない  ●理念を実現する

7.施設の目標を明確にする  ●施設の目標に責任を持つ

65

機会(Opportunity) 脅威(Threat)

強み

(Strength)

弱み

(Weakness)

機会と強みを生み出す戦略は何か?

強みを保存したまま、脅威を回避する戦略は何か?

弱みを解消して、機会を活かす戦略は何か?

弱みを最小化し、脅威を回避する戦略は何か?

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8 . 施 設 と 共 に 成 長 す る 姿 勢

66

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( ロ ) 中 期 経 営 計 画 研 修将 来 を 見 据 え た う え で 、 具 体 的 に ど の よ う な

活 動 を 行 う の か を 明 確 に す る 中 期 経 営 計 画 は 福祉 施 設 に お い て も 必 須 で す 。 ビ ジ ョ ン を 絵 に かい た 餅 に 終 わ ら せ な い た め に も 、 中 期 経 営 計 画の 理 解 が 求 め ら れ ま す 。

  ◆ 中 期 経 営 計 画 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 経 営 計 画 の 基 礎 知 識    ① 経 営 計 画 の ベ ー ス と な る 知 識    ② 経 営 計 画 を 業 績 向 上 に 役 立 て る    ③ 経 営 計 画 の 種 類 と 特 徴

2 . 自 施 設 の 経 営 実 態 を 正 確 に 把 握 す る    ① 定 量 分 析 と 定 性 分 析 で 自 施 設 の 経 営力 を つ か む    ② 決 算 書 か ら 自 施 設 の 現 状 を 把 握 す る    ③ 数 字 以 外 の 面 で 自 施 設 の 「 強 み ・ 弱み 」 を 明 確 に す る

3 . 年 度 経 営 計 画 の 策 定 実 務    ① 年 度 経 営 計 画 の 策 定 手 順    ② 年 度 経 営 方 針 を 設 定 す る    ③ 目 標 利 益 の 設 定 ポ イ ン ト    ④ 目 標 利 益 の 達 成 に 直 結 す る 費 用 計 画の 立 て 方    ⑤ 資 金 計 画 の 立 て 方    ⑥ 計 画 貸 借 対 照 表 の 作 成 方 法    ⑦ 年 度 経 営 計 画 の 進 捗 は 月 次 展 開 で 管理 す る

4 . 中 期 経 営 計 画 の 策 定 ポ イ ン ト    ① 中 期 経 営 計 画 の 体 系 と 策 定 手 順

67

経営理念

ビジョン ビジョンとのギャップ

を埋めるのが経営計画

現 状

中期経営計画(3年)

事業計画(1年目)

事業計画(2年目)

事業計画(3年目)

中期経営計画の位置づけ

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    ② 自 施 設 を 取 り 巻 く 環 境 を 理 解 す る    ③ 経 営 理 念 の 明 確 化 と 経 営 戦 略 の 策 定    ④ 中 期 損 益 計 画 を 策 定 す る    ⑤ 中 期 計 画 貸 借 対 照 表 の 作 成 法    ⑥ 中 期 資 金 計 画 を 立 て る

68

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( ハ ) 業 績 管 理 研 修中 期 経 営 計 画 を さ ら に 具 体 化 す る の は 年 度 計

画 で す 。 年 度 計 画 を 必 達 さ せ る に は 、 業 績 管 理が 重 要 で す 。 自 主 経 営 が 求 め ら れ る 福 祉 施 設 の経 営 管 理 者 に は 必 須 の 知 識 で す 。

  ◆ 業 績 管 理 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 制 度 会 計 か ら 管 理 会 計 へ 移 行 す る    ① 業 績 管 理 体 制 の 特 徴    ② 業 績 管 理 と は な に か    ③ 管 理 会 計 を 活 用 す る    ④ 管 理 会 計 の 基 本 は 変 動 損 益 計 算 書

2 . 損 益 管 理 体 制 の 構 築    ① 管 理 会 計 の 基 本 は 変 動 損 益 計 算 書    ② 固 定 費 と 変 動 費 の 考 え 方    ③ 固 定 費 は 3 つ に 区 分 す る

3 . 効 果 を 上 げ る た め の 見 直 し の ポ イ ン ト

4 . 業 績 管 理 体 制 と 運 用 事 例

69

事業年度計画(数値計画)の立て方

目標利益の設定

収入目標の設定

具体的活動計画の策定

年度計画の月次展開

事業別収支策定

【月次業績検討会の進め方の4つのポイント】 ・議題を活動結果報告と原因分析および対応策の 検討に絞り込む

・各事業の責任者がそれぞれ実績報告する (事業の責任者であることを自覚させる)

・参加者が気軽に発言できる雰囲気をつくること ・決められた時間内で終了させること

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( ニ ) 人 事 制 度 構 築 研 修職 員 を 成 長 さ せ る こ と は 、 管 理 者 の 最 大 の 使命 の 一 つ で も あ り ま す 。 人 を 育 て る 仕 組 み づ くり を 管 理 者 が 理 解 す る こ と は 、 利 用 者 満 足 度 を大 幅 に 向 上 さ せ ま す 。

  ◆ 人 事 制 度 構 築 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 福 祉 施 設 に 求 め ら れ る 人 事 制 度    ① 職 員 は 施 設 に 何 を 望 ん で い る か ?    ② 福 祉 施 設 に 適 し た 人 材 育 成 の し く み    ③ 施 設 が 求 め る 人 材 像 を 具 体 的 に 明 示す る

2 . 人 材 育 成 の キ ー マ ン は 管 理 者    ① 制 度 だ け で は 人 は 育 た な い    ② 管 理 者 の 部 下 育 成 意 欲 が 最 重 要    ③ 求 め ら れ る 管 理 者 研 修

3 . 目 標 管 理 制 度 で モ チ ベ ー シ ョ ン を 向 上さ せ る    ① 目 標 を 自 主 的 に 設 定 す る こ と が モ チベ ー シ ョ ン を 高 め る    ② 各 制 度 を し っ か り 関 連 づ け る こ と がポ イ ン ト

4 . 施 設 運 営 を 加 速 す る    ① 人 事 制 度 の 目 指 す も の    ② 管 理 者 と し て の 視 点 で 運 用 す る

70

目標面接

中間面接 育成面接

サイクルの初め

サイクルの中間 サイクルの終わり

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71

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( ホ ) 題 解 決 力 研 修

  ◆ 問 題 解 決 研 修 プ ロ グ ラ ム   参 考 例

1 . 解 決 す べ き 問 題 と は 何 か    ① 問 題 と は 「 あ る べ き 姿 」 と 「 現 状 」と の ギ ャ ッ プ    ② 問 題 の 3 つ の 類 型    ③ 問 題 と 問 題 点 の 違 い    ④ 問 題 を 分 解 す る

2 . 問 題 の 本 質 を 見 極 め る 論 理 的 思 考 の 実践 法    ① ゼ ロ ベ ー ス 思 考    ② 演 繹 法 と 帰 納 法    ③ ロ ジ ッ ク ツ リ ー

3 . 解 決 の た め の Q C 7つ 道 具

4 . 解 決 策 を 引 き 出 す 2 つ の 手 法    ① ブ レ ー ン ・ ス ト ー ミ ン グ 法    ② K J 法

5 . 解 決 策 の ま と め 方    ① 問 題 点 の リ ス ト ア ッ プ    ② 優 先 順 位 の 付 け 方    ③ 作 業 の 実 施 担 当 の 明 確 化 と ス ケ ジ ュー ル 化

6 . 解 決 の 仕 組 み を 定 着 さ せ る P D C A サイ ク ル    ① 実 行 計 画 を 立 て る    ② 計 画 を 実 行 す る    ③ 検 証 す る

72

目 標

結 果 ギャップ

原 因

③ 制約条件 ④突発事象

①手 段 ②活 動 (ブラッ クボッ クス)

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◆管 理 者 研 修   ~ 参 考 実 施 例 ~

管 理 者 研 修 モ デ ル プ ロ グ ラ ム ( 参   考 )

第 一 回   第 二 回

前    

前     

1 、 リ ー ダ ー と し て の

姿 を 問 う  4 、 人 事 制 度 概 論  

 職 業 使 命 ・ 役 割 の

確 認   

人 事 制 度 の 目

的 

 利 用 者 ニ ー ズ の 把

握 を 深 め る   

人 財 が 育 つ 人

事 制 度 へ

 職 場 の 将 来 像 を 考

え る         

      5 、 目 標 管 理 制 度  

2 、 中 長 期 の 視 点 を 持

つ   

本 来 の 目 的 を

確 認 

 職 場 の あ る べ き 姿

を 固 め る   

有 効 活 用 へ 向

け た 導 入 の 仕

 中 期 経 営 計 画 策 定

意 義         

  策 定 概 論          

       昼     食

< 実 習 > 中 期 経 営 計 画

策 定 ① 午

後     

      < 実 習 > 面 接 現 場

を 再 現 す る

昼     食    こ れ ま で の 面

接 を 振 り 返 る

後     

面 接 時 の ポ イ

ン ト を 学 ぶ

< 実 習 > 中 期 経 営 計 画

策 定 ②         

      6 、 職 場 の 問 題 解

決 に 立 ち 向 か う

3 、 業 績 管 理    

意 思 決 定 を 効

果 的 に す る に

 自 主 経 営 を 目 指 し

て   

職 場 全 体 の 危

機 管 理 を 推 進

す る

73

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  4 つ の ポ イ ン ト    

組 織 運 営 の 自

己 点 検 ポ イ ン

  先 行 管 理 の 重 要 性          

             

74

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  施 設 運 営 が 厳 し い 環 境 に お い て 、 職 員 研 修 の費 用 を 捻 出 す る の は 、 容 易 で は あ り ま せ ん 。 少し で も 費 用 負 担 を 軽 減 さ せ る た め に 、 助 成 金 等を 活 用 す る と 良 い で し ょ う 。 こ こ で は 、 福 祉 施設 が 活 用 で き る 助 成 金 等 を 紹 介 し ま す 。

( 1 ) 成 長 分 野 等 人 材 育 成 支 援 事 業 奨 励 金( 2 ) 介 護 労 働 環 境 向 上 奨 励 金( 3 ) 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 金( 4 ) 非 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 金( 5 ) キ ャ リ ア 形 成 促 進 助 成 金

健 康 、 環 境 分 野 は 、 政 府 の 新 成 長 戦 略 の 中 でも 重 点 強 化 の 対 象 と な っ て お り 、 こ の 分 野 の 成長 を 支 え る た め に 、 人 材 育 成 の た め に 職 業 訓 練を 実 施 す る 事 業 主 に 対 し て 奨 励 金 が 支 給 さ れ ます 。( 1 ) 主 な 支 給 要 件●健 康 環 境 分 野 お よ び 関 連 す る も の づ く り 分 野

※ の 事 業 を 行 っ て い るこ と

  ※ 対 象 分 野 は 、 下 記 の 成 長 分 野 等 一 覧 表 を参 照 し て 下 さ い

●雇 用 期 間 の 定 め な く 雇 用 し た 労 働 者 、 ま た は他 分 野 か ら 配 置 転 換 し た 労 働 者 を 対 象 に 、 1年 間 ( 訓 練 に 必 要 な 時 間 数 が 確 保 さ れ る 場 合は 6 ヶ 月 以 上 ) の 職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し 、 Off-JT ( 通 常 の 業 務 を 離 れ て 行 う 職 業 訓 練 ) を 実施 す る こ と

 

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1 成長分野等人材育成支援事業奨励金

研修費用の負担を減らす助成金4

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( 2 ) 支 給 額事 業 主 が 負 担 し た 訓 練 費 用 を 1 訓 練 コ ー ス に つ

き対 象 者 1 人 当 た り 20万 円 ※ を 上 限 と し て 支 給

さ れ ま す※中 小 企 業 が 大 学 院 を 利 用 し た 場 合 に は 50 万 円

が 上 限 と な り ま す

( 3 ) 支 給 対 象 と な る 事 業 主 の 要 件こ の 制 度 で は 、 1 . 職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し て

認 定 を 受 け る と き 、 2 . 職 業 訓 練 計 画 に 基づ い て 訓 練 を 実 施 し た 後 に 支 給 申 請 す る と き 、の 計 2 回 、 ハ ロ ー ワ ー ク で 以 下 の 要 件 に つ い て確 認 を 受 け ま す 。

< 職 業 訓 練 計 画 の 認 定 を 受 け る と き ( 受 給 資 格認 定 申 請 ) >

●一 覧 表 に 掲 げ る 成 長 分 野 等 の 事 業 を 行 っ て いる こ と

●一 定 の 要 件 を 満 た し た 職 業 訓 練 計 画 を 作 成 して い る こ と

●雇 用 保 険 の 適 用 事 業 主 で あ る こ と( 民 間 の 事 業 者 の ほ か 、 公 益 法 人 、 N P O 法

人 、 医 療 法 人 、 社 会 福祉 法 人 等 も 含 み ま す )

●職 業 能 力 開 発 推 進 者 を 選 任 し 、 都 道 府 県 職 業能 力 開 発 協 会 に 選 任 調 べ を 提 出 し て い る こ と

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( 選 任 し て い な い 場 合 は 、 受 給 資 格 認 定 申 請の 際 に 選 定 し て く だ さ い )

< 支 給 申 請 す る と き >●受 給 資 格 認 定 を 受 け た 職 業 訓 練 計 画 に 基 づ き

訓 練 を 実 施 し た こ と●受 給 資 格 認 定 申 請 書 の 提 出 日 の 前 日 か ら 起 算し て 6 カ 月 前 の 日 か ら 支 給 申 請 書 の 提 出 日 まで の 間 に 、 事 業 所 で 雇 用 す る 雇 用 保 険 被 保 険者 を 事 業 主 都 合 に よ り 解 雇 し て い な い こ と

●支 給 申 請 の 前 々 年 度 よ り 前 の い ず れ か の 保 険年 度 に 、 労 働 保 険 料 を滞 納 し て い な い こ と

●受 給 資 格 認 定 申 請 書 の 提 出 日 か ら 起 算 し て 3年 前 か ら 支 給 申 請 書 の 提 出 ま で の 間 に 、 他 の奨 励 金 な ど を 不 正 受 給 し て い な い こ と 。 支 給申 請 書 の 提 出 日 か ら 起 算 し て 3 年 前 か ら 支 給申 請 書 の 提 出 ま で の 間 に 、 労 働 関 係 法 令 の 違反 を 行 っ て い な い こ と

●対 象 労 働 者 の 雇 い 入 れ ま た は 成 長 分 野 等 以 外の 分 野 か ら の 配 置 転 換 を 行 っ た 事 業 所 で 、 支給 決 定 な ど に 必 要 な 書 類 を 整 備 ・ 保 管 し て いる こ と

( 4 ) 訓 練 の 対 象 と な る 労 働 者 の 要 件次 の ① ② の い ず れ か に 該 当 す る 労 働 者 が 職 業

訓 練 計 画 に 基 づ い て 訓 練 を 受 け た 場 合 、 奨 励 金の 支 給 対 象 に な り ま す 。

①受 給 資 格 認 定 申 請 日 の 前 日 か ら 起 算 し て 5 年前 の 日 以 降 に 成 長 分 野 等 へ 雇 い 入 れ ら れ た 期間 の 定 め な く 雇 用 さ れ る 労 働 者 で あ る こ と

②受 給 資 格 認 定 申 請 日 の 前 日 か ら 起 算 し て 5 年前 の 日 以 降 に 成 長 分 野 等 以 外 の 分 野 か ら 成 長分 野 等 へ 配 置 転 換 し た 、 期 間 の 定 め な く 雇 用さ れ る 労 働 者 で あ る こ と

( 5 ) 支 給 対 象 と な る 職 業 訓 練 と 訓 練 経 費職 業 訓 練 計 画 は 、 職 業 訓 練 コ ー ス か ら 成 り 、

以 下 の 要 件 を 満 た す こ と が 必 要 で す 。 Off-JT 以 外の 訓 練 コ ー ス を 含 む 複 数 の 訓 練 コ ー ス を 組 み 合

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わ せ た も の と す る こ と も 可 能 で す が 、 支 給 対 象と な る 経 費 は Off-JT 部 分 に 限 り ま す 。

Off-JT と は 就 労 の 場 に お け る 通 常 の 生 産 活 動 と区 別 し て 業 務 の 遂 行 の 過 程 外 で 行 わ れ る ( 事 業内 ま た は 事 業 外 の ) 職 業 訓 練 の こ と で す 。

① 職 業 訓 練 計 画●成 長 分 野 等 の 業 務 に 関 す る 内 容 の も の に 限 り趣 味 ・ 教 養 と 区 別 の つ か な い も の 、 な ど は 含ま な い こ と

●実 施 期 間 が 原 則 1 年 ( 訓 練 に 必 要 な 時 間 数 が確 保 さ れ る 場 合 は 6 ヶ 月 以 上 ) で あ り 、 遅 くと も 平 成 24 年 度 末 ま で に 受 給 資 格 認 定 申 請 書を 提 出 し 、 当 該 提 出 日 か ら 6 ヶ 月 以 内 に 訓 練を 開 始 す る も の で あ る こ と

 ②職 業 訓 練 コ ー ス1 訓 練 コ ー ス の 訓 練 時 間 数 が 10 時 間 以 上 で あ り 、か つ 、 O f f - J T を 含 む も の 。

( 例 )

※ A 、 C 、 E コ ー ス は O f f - J T 、 B 、 D コー ス は そ の 他 の 訓 練 の 場 合 、 A 、 C 、 E の 3コ ー ス が そ れ ぞ れ 支 給 対 象 に な り ま す 。

③支 給 対 象 と な る 経 費【 事 業 所 内 訓 練 】●外 部 講 師 ( 社 外 の 者 に 限 る ) の 謝 金 ・ 手 当( 所 得 税 控 除 前 の 金 額 。 旅 費 ・ 車 代 ・ 食 費 ・ 宿

泊 費 な ど は 対 象 外 )

●施 設 ・ 設 備 の 借 上 料( 教 室 、 実 習 室 、 マ イ ク 、 ビ デ オ な ど 、 訓 練 で

使 用 す る 備 品 の 借 料 で 、 支 給 対 象 コ ー ス の み

に 使 用 し た こ と が 確 認 で き る も の )

●学 科 ま た は 実 技 の 訓 練 を 行 う 場 合 に 必 要 な 教

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Aコース Bコース EコースCコース Dコース

職業訓練計画(1年間)

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科 書 な ど の 購 入 ま た は 作 成 費( 支 給 対 象 コ ー ス の み で 使 用 す る も の )

【 事 業 所 外 訓 練 】●受 講 に 際 し て 必 要 と な る 入 学 料 、 受 講 料 、 教科 書 代 な ど( 独 立 行 政 法 人 雇 用 ・ 能 力 開 発 機 構 の 職 業 能 力

開 発 施 設 が 実 施 し て い る 訓 練 の 受 講 料 お よ び

都 道 府 県 か ら 「 認 定 訓 練 助 成 事 業 費 補 助 金 」

を 受 け て い る 認 定 訓 練 の 受 講 料 は 支 給 対 象

外 )

( 6 ) 受 給 ま で の 流 れ

職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し 、 労 働局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク に 提 出

労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク で職 業 訓 練 計 画 を 認 定 ( 不 認定 ) し 、 事 業 主 に 通 知

労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク に支 給 申 請

中 央 職 業 能 力 開 発 協 会 か ら 事業 主 に 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 通知 書 を 送 付 。支 給 決 定 額 を 振 込 ( 支 給 決 定の 場 合 )

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受給資格認定申請

認  定

職業訓練計画の審査には時間がかかるので、訓練開始1カ月前までに申請

職業訓練計画の開始

計画期間は原則1年(訓練に必要な時間数が確保される場合は6ヶ月以上) 。平成24 年度末までに受給資格認定申請書を提出した上で、当該提出日から6ヶ月以内に訓練を開始職業訓練計画の終了

支 給 申 請

支 給 決 定

訓練終了後2カ月以内に必要書類をそろえ、支給申請してください

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( 7 ) 必 要 と な る 書 類①受 給 資 格 認 定 申 請 ⼿ 続 き に 必 要 な 書 類

●成 長 分 野 等 人 材 育 成 支 援 奨 励 金 受 給 資 格 認 定申 請 書 ( 様 式 第 1号 )

●成 長 分 野 等 人 材 育 成 支 援 奨 励 金 職 業 訓 練 計 画( 全 体 ) ( 様 式 第 2- 1号 )

●成 長 分 野 等 人 材 育 成 支 援 奨 励 金 職 業 訓 練 計 画( 訓 練 コ ー ス ) ( 様 式 第 2- 2号 )

●職 業 能 力 開 発 推 進 者 選 任 調 べ ( 写 )●雇 用 保 険 適 用 事 業 所 設 置 届 ( 写 )●定 款 、 会 社 案 内 、 事 業 報 告 ( 計 画 ) 書 、 会 社設 備 概 要 な ど の 成 長 分 野 等 に 該 当 す る 事 業を 行 っ て い る こ と を 証 明 す る 資 料

②支 給 申 請 ⼿ 続 き に 必 要 な 書 類●成 長 分 野 等 人 材 育 成 支 援 支 給 申 請 書 ( 様 式 第6 号 )

●成 長 分 野 等 人 材 育 成 支 援 奨 励 金 申 請 額 内 訳( 様 式 第 7 - 1 号 )

●訓 練 実 施 ・ 出 席 状 況 報 告 書 ( 様 式 第 7 - 2号 )

●労 働 条 件 等 申 立 書 ( 様 式 第 8 号 )※ 支 給 申 請 書 の 提 出 日 か ら 起 算 し て 3 年 前 から 支 給 申 請 書 の 提 出 ま で の 間 に 雇 い 入 れ た場 合 は 、 雇 用 契 約 書 ま た は 雇 入 れ 通 知 書( 写 ) も 提 出

●受 給 資 格 認 定 ・ 認 定 変 更 通 知 書 ( 写 )●O f f - J T の 実 施 内 容 な ど を 確 認 す る た め

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の 書 類

平 成 24 年 度 に 、 こ れ ま で の 「 介 護 労 働 者 設 備等 導 入 奨 励 金 」 の 名 称 と 内 容 が 変 更 に な り ま した 。 以 下 に 厚 労 省 の H P か ら の 抜 粋 を 記 し ま す 。

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◆事業所内でOff-JTを実施した場合 • 外部講師(社外の者に限る)の謝金・手当(所得税控除前の金額)を支払ったことを確認するための書類(講師の略歴、領収書 など)

• 施設・設備の借上料を支払ったことを確認するための書類 • 学科または実技の訓練を行う場合に必要な教科書・教材の購入・作成費を支払ったことを確認するための書類(品名、単価、数量を明記した領収書 など)

• 訓練の受講者数を確認するための書類

◆事業所外でOff-JTを実施した場合 • 受講に際して必要となる入学料・受講料・教科書代などを支払ったことを証明するための書類(領収書、受講料の案内 など)

• 訓練の受講者数を確認するための書類

2介護労働環境向上奨励金

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( 1 ) 奨 励 金 の 概 要介 護 労 働 者 の 身 体 的 負 担 の 軽 減 、 賃 金 な ど 処

遇 の 向 上 、 労 働 時 間 な ど の 労 働 条 件 、 職 場 環 境の 改 善 な ど の 雇 用 管 理 の 改 善 を 総 合 的 に 進 め 、介 護 労 働 者 の 労 働 環 境 の 向 上 を 図 っ た 事 業 主 のた め の 助 成 金 で す 。 事 業 主 が 行 っ た 雇 用 管 理改 善 の 内 容 に 応 じ て 、 次 の 2 種 類 の 助 成 が あ りま す 。

 

 

①介 護 福 祉 機 器 等 助 成 介 護 サ ー ビ ス の 提 供 事 業 主 が 、 介 護 労 働 者 の

身 体 的 負 担 を 軽 減 す る た め に 、 新 た に 介 護 福 祉機 器 を 導 入 し 、 適 切 な 運 用 を 行 う こ と に よ り 、労 働 環 境 の 改 善 が み ら れ た 場 合 に 、 介 護 福 祉 機器 の 導 入 費 用 の 1 / 2 ( 上 限 300 万 円 ) を 支 給さ れ ま す 。 こ の 助 成 を 受 け る に は 、 あ ら か じめ 「 導 入 ・ 運 用 計 画 」 を 作 成 し 、 都 道 府 県 労 働局 の 認 定 を 受 け る こ と が 必 要 で す 。

②雇 用 管 理 制 度 等 助 成 介 護 サ ー ビ ス の 提 供 事 業 主 が 、 介 護 労 働 者 の福 祉 の 増 進 を 図 る た め に 、 雇 用 管 理 改 善 に つ なが る 制 度 等 を 導 入 し 、 適 切 に 実 施 す る こ と に より 、 一 定 の 効 果 が 得 ら れ た 場 合 に 、 制 度 等 の 導入 に 要 し た 費 用 の 1 / 2 ( 上 限 100 万 円 ) が 支給 さ れ ま す 。 こ の 助 成 を 受 け る に は 、 あ ら かじ め 「 雇 用 管 理 制 度 整 備 等 計 画 」 を 作 成 し 、 都道 府 県 労 働 局 の 認 定 を 受 け る こ と が 必 要 で す 。

( 2 ) 奨 励 金 の 支 給 対 象 と な る 事 業 主 の 要 件82

介護労働環境向上奨励金

介護福祉機器等助成

雇用管理制度等助成

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( 両 助 成 共 通 )以 下 の 全 て に 該 当 す る 事 業 主 で あ る こ と が 必 要で す 。

●介 護 サ ー ビ ス ( ※ 1 ) の 提 供 を 業 と し て 行 う事 業 主 で あ る こ と ( 他 業 種 と の 兼 業 も 可 )

● 雇 用 保 険 の 適 用 事 業 主 ( 企 業 単 位 ) で あ る こと

●「 介 護 労 働 者 雇 用 管 理 責 任 者 ( ※ 2 ) 」 を 選任 し 、 事 業 所 内 に 周 知 を 図 っ て い る こ と

● 賃 金 台 帳 、 労 働 者 名 簿 、 出 勤 簿 な ど の 法 定 帳簿 類 を 備 え 、 都 道 府 県 労 働 局 の 要 請 に よ り 提出 で き る こ と

● 都 道 府 県 労 働 局 が 行 う 審 査 や 必 要 に 応 じ 実 施す る 現 地 確 認 に 協 力 す る こ と

● 導 入 ・ 運 用 計 画 、 ま た は 雇 用 管 理 制 度 整 備 等計 画 の 提 出 日 の 6 ヵ 月 前 か ら 、 事 業 主 都 合 で労 働 者 を 解 雇

( 退 職 勧 奨 に よ る 離 職 を 含 む ) し て い な い こ と● 労 働 保 険 料 を 滞 納 し た こ と が な い こ と● 過 去 3 年 以 内 に 助 成 金 の 不 正 受 給 を し て い ない こ と

● 本 奨 励 金 と 同 一 の 理 由 に よ り 、 他 の 助 成 金 を受 給 し て い な い こ と

● 過 去 に 労 働 関 係 法 令 に 違 反 し た こ と が あ る 場合 は 、 送 検 処 分 を 受 け て い な い こ と 。 ま た 、行 政 機 関 の 是 正 指 導 を 受 け て 改 善 し て い る こと

  ※ 1 : 居 宅 サ ー ビ ス 、 居 宅 介 護 支 援 、 施 設 サー ビ ス 、 介 護 予 防 サ ー ビ ス 、 地 域 密 着 型 サー ビ ス 、 地 域 密 着 型 介 護 予 防 サ ー ビ ス 、 介護 予 防 支 援 等

※2 : 介 護 事 業 所 に お け る 「 介 護 労 働 者 の 雇 用管 理 の 改 善 へ の 取 り 組 み 」 「 介 護 労 働 者 から の 相 談 へ の 対 応 」 「 そ の 他 介 護 労 働 者 の雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 す る 事 項 の 管 理 業務 」 の 担 当 者 で す 。 こ れ ら の 取 り 組 み を 通じ て 、 介 護 労 働 者 に と っ て 魅 力 あ る 職 場 づく り の お 手 伝 い を す る 役 割 を 担 い ま す 。

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( 3 ) 支 給 ま で の 流 れ          人 事 ・ 賃 金 制 度

※ 申 請 書 類 は 、 都 道 府 県 労 働 局 の ほ か ハ ロ ーワ ー ク に 提 出 で き る 場 合 も あ り ま す の で 、 管轄 の 都 道 府 県 労 働 局 へ お 問 い 合 わ せ く だ さ い 。

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①導入・運用計画の作成・提出提出期間内に、本社の所在地を管轄する

都道府県労働局(※)へ提出

(5)雇用管理制 度等助成

①雇用管理制度整備等計画の作成・提出

提出期間内に、本社の所在地を管轄する都道府県労働局(※)へ提出

(4)介護福祉機器等助成

② 認定を受けた導入・運用計画に基づく

介護福祉機器の導入・運用

② 認定を受けた雇用管理制度整備等計画に基づく雇用管理制度の導入・適用

③介護福祉機器の導入効果の把握(一定の導入効果がなければ奨励金は支給されません)

③介護職員の定着状況の確認(定着率が 80%以上でなければ奨励金は支給されません)

⑤ 奨励金の支給(導入費用の1/2【上限300万円】)

⑤奨励金の支給(導入費用の1/2【上限100万円】)

④ 計画期間終了後1ヵ月以内に奨励金の支給申請本社の所在地を管轄する都道府県労働局(※)へ提出

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( 4 ) 「 雇 用 管 理 制 度 整 備 」 の 申 請 か ら 支 給 まで の 手 続 き①雇 用 管 理 制 度 整 備 に つ い て

●計 画 期 間  6 ヵ 月 ~ 1 年 ※ 計 画 開 始 日 は 、 最 初 に 雇 用 管理 制 度 等 を 導 入 す る 月 の 初 日 に な り ま す 。

● 計 画 の 提 出 期 間  計 画 開 始 日 か ら さ か の ぼ っ て 、 6 ヵ 月 前 ~ 1ヵ 月 前

●計 画 の 内 容  導 入 ・ 運 用 計 画 に は 、 以 下 の 項 目 を 盛 り 込 む必 要 が あ り ま す 。

●対 象 と な る 雇 用 管 理 制 度 等 と は

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・導入する雇用管理制度等の内容・雇用管理制度等の導入予定日 ・雇用管理制度等の導入についての 費用見込額 ・雇用管理制度等の導入についての費用見込額の積算内訳 ・導入費用の支払先 ・導入費用の支払方法 ・新サービス提供に関する雇用管理制度等の内容

1.増員に関する措置

2.体系的処遇改善に関する措置

ホームページ(採用情報)の作成、求人情報誌や新聞広告への掲載、採用パンフレットやチラシの作成、就職説明会の開催 など

評価・処遇制度(キャリアパス)の導入・見直し、昇進・昇格基準の導入・見直し など

3.報酬管理に関する措置賃金体系の構築・見直し、諸手当(夜間勤務手当、住宅手当など)の導入・見直し など

4.労働時間管理に関する措置

介護労働者の希望を踏まえた体制づくり、シフト勤務の整備など

5.能力開発に関する措置教育訓練計画の策定・見直し、新人教育アドバイザー制度の策定・見直しなど

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● 支 給 額雇 用 管 理 制 度 等 の 導 入 に 要 し た 額 ( 税 込 )

の 1 / 2( 各 項 目 の 上 限 額 は 以 下 の と お り 。 各 項 目

の 合 計 が 100 万 円 を 超 え る 時 は 100 万 円 を 上限 )

● 提 出 書 類以 下 の 書 類 を 本 社 の 所 在 地 を 管 轄 す る 労 働 局に 提 出 し て く だ さ い 。

②認 定 を 受 け た 雇 用 管 理 制 度 整 備 等 計 画 に 基 づく 雇 用 管 理 制 度 の 導 入 ・ 適 用導 入 ・ 運 用 計 画 の 期 間 中 か ら 支 給 申 請 日 ま で は 、特 に 以 下 の こ と に 気 を つ け て く だ さ い 。

● 介 護 労 働 者 の 雇 用 管 理 改 善 に 努 め る● 雇 用 管 理 制 度 整 備 等 計 画 に 変 更 が 生 じ る と きは 、 そ の 2 週 間 前 ま で に 雇 用 管 理 制 度 整 備 等

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1.「雇用管理制度整備等計画(変更)書」(様式第1-2号・1 -2号別紙)2.介護関係業務を行っている事業主であることを確認するための書類 (介護保険指定通知書、登記事項証明書など)3.「介護労働者雇用管理責任者」の選任・周知している書面4.導入する雇用管理制度等についての見積書など5.雇用管理制度等の導入・見直しについての概要6.その他管轄労働局長が必要と認める書類

6.健康管理に関する措置健康診断(法定健康診断項目以外の項目)の実施、メンタルヘルスに関する必要な配慮 など

1.増員に関する措置 : 30万円 4.労働時間管理に関する措置 :40万円

2.体系的処遇改善に関する措置 :40万円 5.能力開発に関する措置 :20万円

3.報酬管理に関する措置 :40万円 6.健康管理に関する措置 :20万円

●新サービスの提供に関する加算:上記支給額に10万円を加算

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計 画 変 更 書 ( 様 式 第 1 - 2 号 ) を 提 出 す る● 請 求 書 、 領 収 書 、 納 品 書 な ど を 保 管 す る ( 支給 対 象 部 分 の 金 額 が 確 認 で き る も の )

●分 割 払 い の 場 合 は 、 支 給 対 象 部 分 の 費 用 の 支払 い 計 画 を 立 て る こ と ( 対 象 外 部 分 を 除 く )

● 支 給 申 請 日 ま で に 事 業 主 都 合 の 解 雇 な ど を しな い

● 他 の 助 成 金 の 不 正 受 給 を し な い ● 労 働 関 係 法 令 に 違 反 し な い

③介 護 職 員 の 定 着 状 況 の 確 認●計 画 期 間 終 了 時 の 介 護 労 働 者 の 定 着 状 況 を 確

認雇 用 管 理 制 度 等 を 導 入 し た 事 業 所 に お け る 介護 労 働 者 の 定 着 率 が 80% 以 上 で 、 他 の 要 件 も 満た す 場 合 、 助 成 金 の 支 給 を 受 け る こ と が で き ます 。 介 護 労 働 者 の 定 着 率 は 、 次 の よ う に 計 算 しま す 。

              雇 用 管 理 制 度 整 備 計 画 期 間 の 終

了 の 日 に お け る 雇 用 保 険 被 保 険 者 数

  雇 用 管 理 制 度 を 最 初 に 導 入 し た 日 に

お け る 雇 用 保 険 被 保 険 者 数

な お 、 新 サ ー ビ ス の 提 供 に 関 す る 加 算 の 受 給を 希 望 す る 場 合 の 定 着 率 は 、 新 サ ー ビ ス の 提 供に 関 す る 雇 用 管 理 制 度 を 導 入 し た 事 業 所 に お ける 雇 用 保 険 被 保 険 者 数 を 用 い て 計 算 し ま す 。 この 算 定 の 結 果 、 定 着 率 が 90 % 以 上 で 、 他 の 要 件も 満 た す 場 合 は 加 算 の 支 給 を 受 け る こ と が で きま す 。

④計 画 期 間 終 了 後 1 ヵ 月 以 内 に 奨 励 金 の 支 給 申請

● 提 出 書 類

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定着率(%)= ×100

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以 下 の 書 類 を 本 社 の 所 在 地 を 管 轄 す る 労 働 局に 提 出 し て く だ さ い 。

 

( 5 ) 実 施 例こ の 制 度 を 活 用 し て 人 事 制 度 を 整 え る 場 合

の 参 考 例 を 下 記 に 示 し ま す 。

    A施 設 ( 職 員 数 3 0 名 規 模 ) が 行 な う 人 事施 策 例        ① キ ャ リ ア パ ス の 構 築        ② 教 育 体 系 の 整 備        ③ 賃 金 制 度 の 見 直 し

      キ ャ リ ア パ ス の 構 築 に よ り 、 職 員 の やる べ き 事 が 明 確 に な り ま す 。      ま た 、 や る べ き 事 の 明 確 化 に よ り 教 育体 系 も 整 備 し 、 キ ャ リ ア に 対 応 す る

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1.「(雇用管理制度等)支給申請書」(様式第7-2号)2.「定着率確認対象者一覧表」(様式第8-1号)3.「雇用管理制度整備等計画認定通知書」(様式第3-2号) (写 )4.「介護労働者雇用管理責任者」に変更があった場合、その選任・周知の書面5.導入した雇用管理制度の内容がわかる書類  (実施した雇用管理制度等の成果物 官公署に届け出た書類の写しなど)、6.雇用管理制度等の導入に要した費用の支払いを証明する書類(写)7.総勘定元帳(現金科目・預金科目) (写 )と預金通帳 (写 )8.雇用管理制度等の見直しを行った場合は、見直しの前後が比較できる書類9.その他管轄労働局長が必要と認める書類

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      形 で 賃 金 制 度 の 見 直 し 整 備 を 行 い ま した 。                                  

職 員 の 定 着   と   や る 気 向 上 に つ なが る         

右 肩 上 が り の 人 件 費 を 抑 制

    ● 費 用 負 担 の 計 算 (コンサルティング費用は人数・規模により異な

る)

実 施 制 度 コ ン サ ル ティ ン グ 費 用

助 成額

実 質 負担 額

キ ャ リ ア パス の 構 築

8 0 万 円 4 0万 円

4 0 万円

教 育 体 系 の整 備

6 0 万 円 3 0万 円

3 0 万円

賃 金 制 度 の見 直 し

1 0 0 万 円 4 0万 円

6 0 万円

合   計 2 4 0 万 円 1 00 万円

1 4 0万 円

 

89

項目ごとに上限あり かつ助成額合計100万円まで

本来、240万円のところ、140万円で制度構築が可能※個別の条件に合ったお見積りは無料です。お気軽に問い合わせ

下さい。               

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健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 分 野 等 は 、 政 府 の 新 成長 戦 略 の 中 で も 重 点 強 化 の 対 象 と な っ て お り 、こ の 分 野 の 成 長 を 支 え る た め に 、 人 材 育 成 の ため に 職 業 訓 練 を 実 施 す る 事 業 主 に 対 し て 奨 励 金が 支 給 さ れ ま す 。

( 1 ) 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 の 内 容正 規 雇 用 の 労 働 者 に 対 し 、 職 業 訓 練 ( Off-JT ) を行 っ た 場 合 に 、 訓 練 に 要 し た 経 費 を 支 給 し ます 。

①正 規 雇 用 の 労 働 者正 規 雇 用 の 労 働 者 と は 、 以 下 の 2 つ を 満 た す労 働 者 で す 。

●健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 等 の 事 業 を 行 う 事 業 主に 、 期 間 の 定 め の な い 労 働 者 と し て 雇 用 され て い る こ と

●雇 用 保 険 被 保 険 者 で あ る こ と

②対 象 と な る 職 業 訓 練対 象 と な る 職 業 訓 練 は 、 以 下 の 2 つ を 満 た すも の で す 。

●健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 分 野 等 の 業 務 に 関 す るも の

  ※ 対 象 分 野 は 、 下 記 の 産 業 分 類 を 参 照 し て

下 さ い

●1 コ ー ス の 訓 練 時 間 数 が 10 時 間 以 上 ( Off-JT ) であ る こ と

  ※ 趣 味 ・ 教 養 と 区 別 の つ か な い 訓 練 な ど は

対 象 外 で す 。

※ 受 講 す る 対 象 労 働 者 の 数 に 制 限 は あ り ま せ

ん 。

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3正規雇用労働者育成支援奨励金

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( 2 ) 支 給 額事 業 主 が 負 担 し た 訓 練 費 用 を 1 訓 練 コ ー ス に つ

き対 象 者 1 人 当 た り 20万 円 ※を 上 限 と し て 支 給 さ れ ま す

※1 年 度 1事 業 所 当 た り の 支 給 限 度 額 は 500 万 円 です

( 3 ) 助 成 金 の 対 象 と な る 経 費< 事 業 外 訓 練 >受 講 に 際 し て 必 要 と な る 入 学 料 、 受 講 料 、 教

科 書 代 な ど( 独 立 行 政 法 人 高 齢 ・ 障 害 ・ 求 職 者 雇 用 支 援

機 構 の 職 業 能 力 開 発 施 設 が 実 施 し て い る 訓 練の 受 講 料 お よ び 都 道 府 県 か ら 「 認 定 訓 練 助 成事 業 費 補 助 金 」 を 受 け て い る 認 定 訓 練 の 受 講料 は 支 給 対 象 外 )

< 事 業 内 訓 練 >①外 部 講 師 ( 社 外 の 者 に 限 る ) の 謝 金 ・ 手 当( 所 得 税 控 除 前 の 金 額 。 旅 費 ・ 車 代 ・ 食 費 ・ 宿

泊 費 な ど は 対 象 外 )※1 時 間 当 た り 3 万 円 が 上 限 で す 。

②施 設 ・ 設 備 の 借 上 料( 教 室 、 実 習 室 、 マ イ ク 、 ビ デ オ な ど 、 訓 練 で使 用 す る 備 品 の 借 料 で 、 支 給 対 象 コ ー ス の みに 使 用 し た こ と が 確 認 で き る も の )

③学 科 ま た は 実 技 の 訓 練 を 行 う 場 合 に 必 要 な 教科 書 な ど の 購 入 ま た は作 成 費

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( 支 給 対 象 コ ー ス の み で 使 用 す る も の )

( 4 ) 職 業 訓 練 計 画 の 作 成 ル ー ル職 業 訓 練 計 画 は 、 い つ 、 ど こ で 、 ど の よ う な

訓 練 を 、 何 人 の 労 働 者 に 受 け さ せ る か 、 を 記 載し た 計 画 で す 。 助 成 金 を 申 請 す る 事 業 所 は 、 訓練 開 始 前 に 、 職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し 、 都 道 府 県労 働 局 長 の 認 定 を 受 け る 必 要 が あ り ま す 。

①職 業 訓 練 期 間原 則 1 年 間 の 訓 練 計 画 で す 。 訓 練 に 必 要 な

時 間 数 が 確 保 さ れ る 場 合 は 6 カ 月 以 上 で も 構 いま せ ん 。

②申 請 期 限平 成 25 年 度 末 ま で に 労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワー ク に 提 出 す る 必 要 が あ り ま す 。 ま た 提 出日 か ら 6 カ 月 以 内 に 訓 練 を 開 始 す る こ と が 必要 で す 。

③計 画 に 入 れ ら れ る コ ー ス計 画 に 入 れ ら れ る コ ー ス は 以 下 の 4 種 類 で す

( イ )Off-JT の み で 10 時 間 以 上( ロ ) Off-JTと OJTを 組 み 合 わ せ た 訓 練 で 、 Off-JT が 10時 間 以 上

( ハ ) OJTの み で 10 時 間 以 上( ニ ) Off-JTと OJTを 組 み 合 わ せ た 訓 練 で 、 合 計 の 訓

練 時 間 数 が 10 時 間 以 上 ((ロ ) に 該 当 す る も のを 除 く )

※ 経 費 を 助 成 で き る の は 、 ( イ ) と ( ロ ) の み( ( ロ ) は Off-JT 部 分 の み )

※ 訓 練 コ ー ス を 追 加 す る 場 合 は 、 追 加 す る 訓練 コ ー ス を 開 始 す る 前 日 ま で に 、 変 更 申 請 書を 提 出 し ま す 。 そ の 他 、 計 画 の 内 容 に 変 更 が生 じ た 場 合 は 、 速 や か に 変 更 申 請 書 を 提 出 して く だ さ い 。

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( 5 ) 受 給 ま で の 流 れ

職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し 、 労 働局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク に 提 出

労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク で職 業 訓 練 計 画 を 認 定 ( 不 認定 ) し 、 事 業 主 に 通 知

労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク に支 給 申 請

中 央 職 業 能 力 開 発 協 会 か ら 事業 主 に 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 通知 書 を 送 付 。支 給 決 定 額 を 振 込 ( 支 給 決 定の 場 合 )

( 6 ) 助 成 金 を 支 給 で き な い 事 業 主① ~ ⑤ の い ず れ か に 該 当 す る 事 業 主 助 成 金 を 受給 で き ま せ ん

①奨 励 金 の 受 給 資 格 認 定 申 請 書 の 提 出 の 日 の 前日 か ら 起 算 し て 6 カ 月 前 の 日 か ら 支 給 申 請 書の 提 出 日 ま で の 間 に 、 事 業 所 に お い て 雇 用 する 雇 用 保 険 被 保 険 者 を 事 業 主 都 合 に よ り 解 雇等 ( 退 職 勧 奨 を 含 む ) を し た 事 業 主

② 奨 励 金 の 支 給 申 請 書 の 提 出 日 か ら 起 算 し て 過93

受給資格認定申請

認  定

職業訓練計画の審査には時間がかかるので、訓練開始1カ月前までに申請

職業訓練計画の開始

計画期間は原則1年(訓練に必要な時間数が確保される場合は6ヶ月以上) 。平成24 年度末までに受給資格認定申請書を提出した上で、当該提出日から6ヶ月以内に訓練を開始

職業訓練計画の終了

支 給 申 請

支 給 決 定

訓練終了後2カ月以内に必要書類をそろえ、支給申請してください

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去 3 年 の 間 に 、 緊 急 人 材 育 成 ・ 就 職 支 援 基 金事 業 に よ る 助 成 金 等 、 お よ び 雇 用 保 険 二 事 業に よ る 助 成 金 等 を 不 正 受 給 し た 事 業 主

③ 奨 励 金 の 支 給 申 請 日 の 属 す る 年 度 の 前 々 年 度よ り 前 の い ず れ か の 保 険 年 度 の 労 働 保 険 料 を納 入 し て い な い 事 業 主 ( 支 給 決 定 の 日 ま で に納 入 を 行 っ た 事 業 主 を 除 く )

④ 奨 励 金 の 支 給 申 請 日 の 前 日 か ら 起 算 し て 1 年前 の 日 か ら 支 給 申 請 日 の 前 日 ま で の 間 に 、 労働 関 係 法 令 の 違 反 を 行 っ た 事 業 主

⑤「 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関す る 法 律 」 に 規 定 す る 接 客 業 務 受 託 営 業 を 行っ て い る 事 業 主

※ 支 給 対 象 と な る 訓 練 経 費 に 対 し て 、 他 の 助 成金 等 を 受 け て い る 場 合 は 、 こ の 奨 励 金 を 受け る こ と は で き ま せ ん 。 他 の 助 成 金 の 支 給 申請 を お 考 え の 場 合 は 、 ど ち ら か 一 方 を 選 択し て く だ さ い 。

※ 不 正 受 給 は 犯 罪 で す 。 偽 り そ の 他 不 正 行 為 によ り 本 来 受 け る こ と の で き な い 奨 励 金 の 支給 を 受 け 、 ま た は 受 け よ う と し た 場 合 、 奨 励金 は 不 支 給 、 ま た は 支 給 が 取 り 消 さ れ ま す 。 こ の 場 合 、 す で に 支 給 し た 奨 励 金 は 、 全 部 また は 一 部 の 返 還 が 必 要 で す ( 年 5 % の 利 息 を 加 算 ) 。

※ こ の 奨 励 金 は 国 の 助 成 金 制 度 の 一 つ で す の で 、受 給 し た 事 業 主 は 国 の 会 計 検 査 の 対 象 と な るこ と が あ り ま す 。 ま た 、 関 係 書 類 に つ い ては 、 5 年 間 保 管 し て く だ さ い 。

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( 7 ) 必 要 と な る 書 類①受 給 資 格 認 定 申 請 ⼿ 続 き に 必 要 な 書 類

●正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 受 給 資 格 認 定申 請 書 ( 様 式 第 2 - 1 号 )

●正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 職 業 訓 練 計 画( 全 体 ) ( 様 式 第 2 - 2 号 )

●正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 職 業 訓 練 計 画( 訓 練 コ ー ス ) ( 様 式 第 2 - 3 号 )

●雇 用 保 険 適 用 事 業 所 設 置 届 ( 写 )●登 記 事 項 証 明 書 、 会 社 案 内 、 定 款 等 の 健 康 、環 境 、 農 林 漁 業 分 野 等 に 該 当 す る 事 業 を 行っ て い る こ と を 証 明 す る 資 料

②支 給 申 請 ⼿ 続 き に 必 要 な 書 類●正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 支 給 申 請 書 ( 様 式 第2 - 7 号 )

●正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 申 請 額 内 訳( 様 式 第 2 - 8 号 )

● 訓 練 実 施 ・ 出 席 状 況 報 告 書 ( 様 式 第 2 - 9号 )

●労 働 条 件 等 申 立 書 ( 様 式 第 2 - 1 0 号 )●受 給 資 格 認 定 ・ 認 定 変 更 通 知 書 ( 写 )●O f f - J T の 実 施 内 容 な ど を 確 認 す る た めの 書 類

●対 象 者 が 立 て 替 え 払 い を し て い る 場 合 は 対 象労 働 者 本 人 に 返 金 す る な ど に よ り 事 業 主 が 負 担 し た こ と が 確 認 で き る 書 類

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◆事業所内でOff-JTを実施した場合 • 外部講師(社外の者に限る)の謝金・手当(所得税控除前の金額)を支払ったことを確認するための書類(講師の略歴、領収書 など)

• 施設・設備の借上料を支払ったことを確認するための書類 • 学科または実技の訓練を行う場合に必要な教科書・教材の購入・作成費を支払ったことを確認するための書類(品名、単価、数量を明記した領収書 など)

• 訓練の受講者数を確認するための書類

◆事業所外でOff-JTを実施した場合 • 受講に際して必要となる入学料・受講料・教科書代などを支払ったことを証明するための書類(領収書、受講料の案内 など)

• 訓練の受講者数を確認するための書類

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( 1 ) 非 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 の 内 容有 期 契 約 労 働 者 等 に 対 し 、 一 般 職 業 訓 練 ( Off-

JT ) ま た は 有 期 実 習 型 訓 練 ( Off-JT + OJT) を 行っ た 場 合 に 、 賃 金 お よ び 訓 練 経 費 に つ い て 助成 し ま す 。

①有 期 契 約 労 働 者 等こ の 奨 励 金 に お け る 有 期 契 約 労 働 者 等 と は 、

以 下 の 2 つ を 満 た す 労 働 者 で す 。

●健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 等 の 分 野 の 事 業 を 行 う事 業 主 に 雇 用 さ れ て い る 、 ま た は 新 た に 雇 用さ れ る 労 働 者   ※ 対象分野は、正規雇用労働者育成支援奨励金と同じで

●次 の ( イ ) ま た は ( ロ ) に 当 て は ま る 労 働 者( イ ) 有 期 契 約 労 働 者 ( 期 間 の 定 め の あ る 労 働 契約 を 締 結 す る 労 働 者 )

( ロ ) 正 規 雇 用 の 労 働 者 以 外 の 無 期 契 約 労 働 者( 期 間 の 定 め の な い 労 働 契 約 を 締 結 し て い るが 、 正 社 員 待 遇 ( 注 ) を 受 け て い な い 労 働 者 )

( 注 ) 賃 金 の 算 定 方 法 、 支 給 形 態 、 賞 与 、 退 職金 、 定 期 的 な 昇 給 ま た は 昇 格 な ど に つ い て 、そ の 事 業 所 の 就 業 規 則 な ど に 基 づ く 長 期 雇 用を 前 提 と し た 待 遇

※( イ )(ロ ) の い ず れ も 、 短 時 間 労 働 者 お よ び 派 遣労 働 者 を 含 む 。

②対 象 と な る 職 業 訓 練( イ ) 一 般 職 業 訓 練 と は対 象 と な る 職 業 訓 練 は 、 以 下 の 2 つ を 満 た すも の で す 。●O f f - J T で あ っ て 、 1 コ ー ス あ た り の 訓

練 時 間 数 が 20 時 間 以 上 で あ る こ と ( 実 施 期 間の 制 限 は あ り ま せ ん 。 )

●次 の ① ~ ③ の い ず れ か に 該 当 す る 訓 練 で あ るこ と

  ① 訓 練 実 施 事 業 主 以 外 が 設 置 す る 施 設 に 依 頼し て 行 わ れ る 訓 練 ( 講 師 の 派 遣 も 含 む ) で あ

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4非正規規雇用労働者育成支援奨励金

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り 、 次 の a か ら d に 掲 げ る 施 設 に 委 託 し て 行う 事 業 外 訓 練 ま た は e の 事 業 内 訓 練

a 公 共 職 業 能 力 開 発 施 設 、 職 業 能 力 開 発 総 合大 学 校 、 職 業 能 力 開 発 促 進 法 第 15 条 の 6 第1 項 た だ し 書 に 規 定 す る 職 業 訓 練 を 行 う 施設

b 各 種 学 校 等 ( 学 校 教 育 法 第 124 条 の 専 修 学 校も し く は 同 法 第 134 条 の 各 種 学 校 、 ま た は これ と 同 程 度 の 水 準 の 教 育 訓 練 を 行 う こ と がで き る も の を い う )

c そ の 他 ( a ・ b 以 外 ) 職 業 に 関 す る 知 識 、 技能 も し く は 技 術 を 習 得 さ せ 、 ま た は 向 上 させ る こ と を 目 的 と す る 教 育 訓 練 を 行 う 団 体が 設 置 す る 施 設

d そ の 他 ( a ~ c 以 外 ) 奨 励 金 の 支 給 を 受 け よう と す る 事 業 主 以 外 の 事 業 主 ま た は 事 業 主団 体 が 設 置 す る 施 設

e 部 外 講 師 の 活 用 や 社 外 の 場 所 で 行 わ れ る 訓練 で あ っ て 、 事 業 主 が 企 画 し 主 催 し た もの 、 健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 分 野 等 の 業 務 に関 す る も の

  ② 都 道 府 県 知 事 か ら 認 定 を 受 け た 認 定 職 業 訓練③ 訓 練 実 施 事 業 主 が 設 置 す る 施 設 に お い て 、事 業 主 が 企 画 し 主 催 す る 訓 練 で あ っ て 、 専 修学 校 専 門 課 程 教 員 、 職 業 訓 練 指 導 員 免 許 取 得者 ま た は こ れ ら と 同 等 以 上 の 能 力 を 有 す る 者が 実 施 す る 職 業 訓 練

( ロ ) 有 期 実 習 型 訓 練 と は

●「 一 般 職 業 訓 練 」 に 規 定 す る Off-JT と OJTを 組 み合 わ せ て 実 施 す る 職 業 訓 練 で あ っ て 、 正 社員 経 験 が 少 な い 非 正 規 雇 用 の 労 働 者 を 対 象に 、 管 轄 労 働 局 長 が 訓 練 基 準 に 適 合 す る 旨 の確 認 を 行 っ た 職 業 訓 練 で あ る こ と 。【 主 な 訓 練 基 準 】 訓 練 基 準 に 適 合 す る 訓 練 カリ キ ュ ラ ム を 作 成 す る 必 要 が あ り ま す 。

●企 業 で の OJTと 教 育 訓 練 機 関 等 で 行 わ れ る OFF-JTを 効 果 的 に 組 み 合 わ せ て 実 施 す る 訓 練 で あ るこ と 。

●実 施 期 間 が 3 カ 月 以 上 6 カ 月 以 下 で あ る こと 。

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●総 訓 練 時 間 が 6 カ 月 当 た り の 時 間 数 に 換 算 して 425 時 間 以 上 で あ る こ と 。

●総 訓 練 時 間 に 占 め る OJTの 割 合 が 1 割 以 上 9 割以 下 で あ る こ と 。

●訓 練 修 了 後 に ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式 4 ( 評 価 シー ト ) に よ り 職 業 能 力 の 評 価 を 実 施 す る こと 。

Off-JT※ と は 就 労 の 場 に お け る 通 常 の 生 産 活 動 と区 別 し て 業 務 の 遂 行 の 過 程 外 で 行 わ れ る ( 事業 内 ま た は 事 業 外 の ) 職 業 訓 練 の こ と で す 。

OJT※ と は 適 格 な 指 導 者 の 指 導 の 下 、 事 業 主 が 行う 業 務 の 遂 行 の 過 程 内 に お け る 実 務 を 通 じ た実 践 的 な 技 能 及 び こ れ に 関 す る 知 識 の 習 得 に係 る 職 業 訓 練 の こ と で す 。

※ ジ ョ ブ ・ カ ー ド と は ① 「 履 歴 シ ー ト 」 ② 「 職務 経 歴 シ ー ト 」 ③ 「 キ ャ リ ア シ ー ト 」 ④ 「 評価 シ ー ト 」 の 4 つ の シ ー ト か ら な る フ ァ イ ルの こ と で す 。① ~ ③ は 、 履 歴 書 よ り も 詳 し い 自 己 PR の シ ート で あ り 、 有 期 実 習 型 訓 練 を 希 望 す る 者 ( 求 職者 、 在 職 者 等 ) が ハ ロ ー ワ ー ク や ジ ョ ブ ・ カ ード セ ン タ ー 等 に 所 属 す る 登 録 キ ャ リ ア ・ コ ン サル タ ン ト と 相 談 し な が ら 作 成 し ま す 。 作 成 し たジ ョ ブ ・ カ ー ド は 有 期 実 習 型 訓 練 を 実 施 す る 企業 等 へ の 応 募 書 類 と し て 活 用 し ま す 。④ は 、 訓 練 の 成 果 を 評 価 す る シ ー ト で あ り 、事 業 主 が あ ら か じ め 、 訓 練 の 評 価 項 目 を 設 定 し 、訓 練 修 了 後 に 評 価 項 目 に 沿 っ て 訓 練 生 を 評 価 した う え で 、 評 価 シ ー ト を 訓 練 生 に 手 交 し ま す 。

ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式 は 厚 生 労 働 省 の ホ ー ム ペー ジ か ら 入 手 す る こ と が で き ま す 。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/job_card01/jc03.html

( 2 ) 対 象 事 業 主健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 分 野 等 の 事 業 を 行 っ て

お り 、 キ ャ リ ア ア ッ プ 管 理 者 を 配 置 し た う え で 、キ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 ・ 職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し て訓 練 を 実 施 し た 事 業 主 で す 。※ 対 象 分 野 は 、 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金

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と 同 じ で す 。

①キ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 と は「 キ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 」 と は 、 有 期 契 約 労 働 者等 の キ ャ リ ア ア ッ プ に 向 け た 取 り 組 み を 計 画 的に 進 め る た め 、 事 業 主 の 方 々 の お お ま か な 取 り組 み の イ メ ー ジ ( 対 象 者 、 目 標 、 期 間 、 目 標 を達 成 す る た め に 事 業 主 が 講 ず る 措 置 等 ) を あ らか じ め 記 載 し て い た だ く も の で す 。奨 励 金 の 利 用 に 当 た っ て は 、 受 給 資 格 認 定 前に キ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 を 作 成 し 、 都 道 府 県 労 働局 長 の 認 定 を 受 け る 必 要 が あ り ま す 。※ 「 有 期 契 約 労 働 者 等 の キ ャ リ ア ア ッ プ に 関 する ガ イ ド ラ イ ン 」 参 照 先 は②職 業 訓 練 計 画 と は職 業 訓 練 計 画 は 、 申 請 す る 事 業 所 が 、 い つ 、ど こ で 、 ど の よ う な 訓 練 を 、 何 人 の 労 働 者 に 受け さ せ る か 、 を 記 載 し た 計 画 で す 。

訓 練 開 始 前 に 、 職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し 、 都 道府 県 労 働 局 長 の 認 定 を 受 け る 必 要 が あ り ま す 。

( 3 ) 支 給 額1 訓 練 コ ー ス に つ き 以 下 の 額 を 支 給 し ま す 。

( )内は大企業の額。

●Off-JT 分 の 支 給 額賃 金 助 成 1 人 1 時 間 当 た り ・ ・ ・ 800 円

(500円 )経 費 助 成 1 人 当 た り ・ ・ ・ 30万 円 ( 20

万 円 ) を 上 限●OJT分 の 支 給 額

実 施 助 成 1 人 1 時 間 当 た り ・ ・ ・ 700 円( 700 円 )

※ 1 年 度 1 事 業 所 当 た り の 支 給 限 度 額 は500 万 円 で す 。

( 4 ) 助 成 金 の 対 象 と な る 経 費< 事 業 外 訓 練 >受 講 に 際 し て 必 要 と な る 入 学 料 、 受 講 料 、 教

科 書 代 な ど( 国 や 都 道 府 県 か ら 補 助 金 を 受 け て い る 施 設

の 受 講 料 ※ や 受 講 生 の 旅 費 な ど は 支 給 対 象

100

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/dl/gaidelines.pdf

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外 )

※独 立 行 政 法 人 高 齢 ・ 障 害 ・ 求 職 者 雇 用 支 援 機

構 の 職 業 能 力 開 発 施 設 が 実 施 し て い る 訓 練 の

受 講 料 や 都 道 府 県 か ら 「 認 定 訓 練 助 成 事 業 費

補 助 金 」 を 受 け て い る 認 定 訓 練 の 受 講 料

等 )

< 事 業 内 訓 練 >①外 部 講 師 ( 社 外 の 者 に 限 る ) の 謝 金 ・ 手 当( 所 得 税 控 除 前 の 金 額 。 旅 費 ・ 車 代 ・ 食 費 ・ 宿

泊 費 な ど は 対 象 外 )②施 設 ・ 設 備 の 借 上 料( 教 室 、 実 習 室 、 マ イ ク 、 ビ デ オ な ど 、 訓 練 で使 用 す る 備 品 の 借 料 で 、 支 給 対 象 コ ー ス の みに 使 用 し た こ と が 確 認 で き る も の )

③学 科 ま た は 実 技 の 訓 練 を 行 う 場 合 に 必 要 な 教科 書 な ど の 購 入 ま た は作 成 費

( 支 給 対 象 コ ー ス の み で 使 用 す る も の )

( 5 ) 受 給 ま で の 流 れ

キ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 を 作 成し 、 労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ーク に 提 出職 業 訓 練 計 画 を 作 成 し 、 労働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク に 提出※ 職 業 訓 練 計 画 の 提 出 の 前 にキ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 の 提 出 、認 定 が 必 要 で す ( 同 時 提 出可 )

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受給資格認定申請

認  定 職業訓練計画の審査には時間がかかるので、訓練開始1カ月前までに申請

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労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク でキ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 及 び 職 業訓 練 計 画 の 認 定 確 認 を 行 い 、確 認 印 お よ び 受 付 番 号 を 記 入し 、 そ の 写 し が 事 業 主 に 返 送さ れ ま す

労 働 局 ま た は ハ ロ ー ワ ー ク に支 給 申 請

中 央 職 業 能 力 開 発 協 会 か ら 事業 主 に 支 給 ( 不 支 給 ) 決 定 通知 書 を 送 付 。支 給 決 定 額 を 振 込 ( 支 給 決 定の 場 合 )

( 6 ) 助 成 金 を 支 給 で き な い 事 業 主① ~ ⑥ の い ず れ か に 該 当 す る 事 業 主 助 成 金 を 受

102

職業訓練計画の開始

平成 25 年度末までに実施する訓練の計画届を提出した上で、当該提出日から6カ月以内に訓練を開始する

職業訓練計画の終了

支 給 申 請

支 給 決 定

訓練終了後2カ月以内に必要書類をそろえ、支給申請してください

有期実習型訓練を実施する場合は、ハローワーク、ジョブ・カードセンター等でジョブ・カードの交付してもらう。

訓練の途中で、職業訓練計画の内容が変わる場合は、原則、変更内容が生じる前までに変更届を提出してください。

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給 で き ま せ ん

①奨 励 金 の 受 給 資 格 認 定 申 請 書 の 提 出 の 日 の 前日 か ら 起 算 し て 6 カ 月 前 の 日 か ら 支 給 申 請 書の 提 出 日 ま で の 間 に 、 事 業 所 に お い て 雇 用 する 雇 用 保 険 被 保 険 者 を 事 業 主 都 合 に よ り 解 雇等 ( 退 職 勧 奨 を 含 む ) を し た 事 業 主

② 支 給 申 請 時 点 に お い て 、 支 給 の 対 象 と な る 対象 労 働 者 に つ い て 、 事 業 主 都 合 に よ る 解 雇 をし た 事 業 主

③ 奨 励 金 の 支 給 申 請 書 の 提 出 日 か ら 起 算 し て 過去 3 年 の 間 に 、 緊 急 人 材 育 成 ・ 就 職 支 援 基 金事 業 に よ る 助 成 金 等 、 お よ び 雇 用 保 険 二 事 業に よ る 助 成 金 等 を 不 正 受 給 し た 事 業 主

④ 奨 励 金 の 支 給 申 請 日 の 属 す る 年 度 の 前 々 年 度よ り 前 の い ず れ か の 保 険 年 度 の 労 働 保 険 料 を納 入 し て い な い 事 業 主 ( 支 給 決 定 の 日 ま で に納 入 を 行 っ た 事 業 主 を 除 く )

⑤ 奨 励 金 の 支 給 申 請 日 の 前 日 か ら 起 算 し て 1 年前 の 日 か ら 支 給 申 請 日 の 前 日 ま で の 間 に 、 労働 関 係 法 令 の 違 反 を 行 っ た 事 業 主

⑥「 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関す る 法 律 」 に 規 定 す る 接 客 業 務 受 託 営 業 を 行っ て い る 事 業 主

※ 支 給 対 象 と な る 訓 練 経 費 に 対 し て 、 他 の 助 成金 等 を 受 け て い る 場 合 は 、 こ の 奨 励 金 を 受け る こ と は で き ま せ ん 。 他 の 助 成 金 の 支 給 申請 を お 考 え の 場 合 は 、 ど ち ら か 一 方 を 選 択し て く だ さ い 。

※ 不 正 受 給 は 犯 罪 で す 。 偽 り そ の 他 不 正 行 為 によ り 本 来 受 け る こ と の で き な い 奨 励 金 の 支給 を 受 け 、 ま た は 受 け よ う と し た 場 合 、 奨 励金 は 不 支 給 、 ま た は 支 給 が 取 り 消 さ れ ま す 。 こ の 場 合 、 す で に 支 給 し た 奨 励 金 は 、 全 部 また は 一 部 の 返 還 が 必 要 で す ( 年 5 % の 利 息 を 加 算 ) 。

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※ こ の 奨 励 金 は 国 の 助 成 金 制 度 の 一 つ で す の で 、受 給 し た 事 業 主 は 国 の 会 計 検 査 の 対 象 と な るこ と が あ り ま す 。 ま た 、 関 係 書 類 に つ い ては 、 5 年 間 保 管 し て く だ さ い 。

( 7 ) 必 要 と な る 書 類①受 給 資 格 認 定 申 請 ⼿ 続 き に 必 要 な 書 類( イ ) 受 給 資 格 認 定 申 請 ( キ ャ リ ア ア ッ プ 計 画 )手 続 き に 必 要 な 書 類

●非 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 キ ャ リ ア アッ プ 計 画 書 ( 様 式 第 1 - 1 号 )

●登 記 事 項 証 明 書 、 定 款 等( 健 康 、 環 境 、 農 林 漁 業 分 野 等 に 該 当 す る 事業 を 行 っ て い る こ と を 証 明 す る 書 類 、 企 業 の資 本 の 額 ま た は 出 資 の 総 額 お よ び 企 業 全 体 の常 時 雇 用 す る 労 働 者 数 が わ か る 書 類 )

( ロ ) 受 給 資 格 認 定 申 請 ( 一 般 職 業 訓 練 ) 手 続 きに 必 要 な 書 類

●非 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 ( 一 般 職 業訓 練 ) 計 画 届 ( 様 式 第 1 - 3 号 )

●登 記 事 項 証 明 書 、 定 款 等 ( 上 記 1 の キ ャ リ アア ッ プ 計 画 提 出 後 に 変 更 が あ っ た 場 合 )

●訓 練 の 実 施 内 容 を 確 認 す る た め の 書 類 ( 訓 練カ リ キ ュ ラ ム 等 )

●O f f - J T の 講 師 要 件 を 確 認 す る た め の 書類( ハ ) 受 給 資 格 認 定 申 請 ( 有 期 実 習 型 訓 練 ) 手 続き に 必 要 な 書 類

●非 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 ( 有 期 実 習型 訓 練 ) 計 画 届 ( 様 式 第 1 - 4 号 )

●登 記 事 項 証 明 書 、 定 款 等 ( 上 記 1 の キ ャ リ アア ッ プ 計 画 提 出 後 に 変 更 が あ っ た 場 合 )

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●ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式 4 ( 評 価 シ ー ト )●訓 練 カ リ キ ュ ラ ム ( 様 式 第 1 - 4 号 別 添 様式 )

●Off-JT の 講 師 要 件 を 確 認 す る た め の 書 類②支 給 申 請 ⼿ 続 き に 必 要 な 書 類( イ ) 支 給 申 請 ( 一 般 職 業 訓 練 ) 手 続 き に 必 要 な書 類

●非 正 規 雇 用 労 働 者 育 成 支 援 奨 励 金 支 給 申 請 書( 様 式 第 1 - 7 号 )

●賃 金 助 成 お よ び 実 施 助 成 の 内 訳 ( 様 式 第 1 -8 号 )

●経 費 助 成 の 内 訳 ( 様 式 第 1 - 9 号 )●O F F - J T 実 施 状 況 報 告 書 ( 様 式 第 1 - 10 号 )( 他 の 書 類 で 日 ご と の 実 施 時 間 ・ 出 席 日 ・ 受講 時 間 等 が 証 明 で き る 場 合 は 、 他 の 書 類 で も可 )

●労 働 条 件 通 知 書 ま た は 雇 用 契 約 書 等 ( 訓 練 期間 中 の 労 働 者 の 雇 用 形 態 を 確 認 で き る 書 類 )

●訓 練 期 間 中 の 出 席 状 況 を 確 認 す る た め の 書 類●賃 金 台 帳 ま た は 給 与 明 細 書 等 ( 訓 練 期 間 中 に賃 金 が 支 払 わ れ て い た こ と を 確 認 で き る 書 類 )

●領 収 書 、 振 込 通 知 書 又 は 請 求 内 訳 書 等 ( 訓 練に 係 る 経 費 を 負 担 し て い る こ と ( 労 働 者 が 立て 替 え 払 い し て い る 場 合 は 、 労 働 者 本 人 に 返金 し 、 事 業 主 が 負 担 し た こ と ) を 確 認 で き る書 類 )

( ロ ) 支 給 申 請 ( 有 期 実 習 型 訓 練 ) 手 続 き に 必 要な 書 類

●上 記 の 支 給 申 請 ( 一 般 職 業 訓 練 ) 手 続 き に 必要 な 書 類

●O J T 実 施 状 況 報 告 書 ( 様 式 第 1 - 1 1 号 )( 他 の 書 類 で 日 ご と の 実 施 時 間 ・ 出 席 日 ・ 受講 時 間 等 が 証 明 で き る 場 合 は 、 他 の 書 類 で も可 )

●訓 練 対 象 者 毎 の ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式 第 2 号 から 第 4 号( ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式 第 2 号 か ら 第 3 号 は 学

生 用 ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式 に 代 え る こ と が で きる )( 新 規 学 卒 者 の 場 合 は 、 ジ ョ ブ ・ カ ー ド 様 式第 4 号 を 除 き 、 省 略 可 )

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●卒 業 証 書 等 ( 新 規 学 卒 者 に 対 し て 実 施 す る 場合 )

こ の 助 成 金 は 、 労 働 者 の キ ャ リ ア 形 成 を 効 果的 に 促 進 す る た め 、 職 業 訓 練 等 を 段 階 的 か つ 体系 的 に 実 施 す る 事 業 主 に 対 し て 助 成 す る 制 度 です 。 こ こ で は い く つ か あ る キ ャ リ ア 形 成 促 進 助成 金 の な か で 専 門 的 な 訓 練 に 対 す る 助 成 ( 一 般職 業 訓 練 ) に つ い て 紹 介 し ま す 。

( 1 ) キ ャ リ ア 形 成 促 進 助 成 金 を 活 用 で き る 事業 主次 の 全 て に 該 当 す る 事 業 主 で あ っ て 、 あ ら かじ め 、 都 道 府 県 労 働 局 ( 以 下 「 労 働 局 」 と い いま す ) に 訓 練 実 施 計 画 の 届 出 を 行 っ て い る こ とが 必 要 で す ( 労 働 局 長 が 指 定 す る ハ ロ ー ワ ー クを 経 由 す る こ と も 可 能 ) 。

●雇 用 保 険 の 適 用 事 業 所 の 事 業 主 で あ る こ と●職 業 能 力 開 発 推 進 者 を 選 任 し て い る こ と●労 働 組 合 等 の 意 見 を 聴 い て 事 業 内 職 業 能 力 開発 計 画 を 作 成 し て い る こ と

●事 業 内 職 業 能 力 開 発 計 画 に 基 づ く 年 間 職 業 能力 開 発 計 画 を 作 成 し 、 そ の 計 画 の 内 容 を 雇 用す る 労 働 者 に 対 し て 周 知 し て い る こ と

●支 給 申 請 書 の 提 出 日 の 属 す る 年 度 の 前 々 年 度よ り 前 の い ず れ か の 保 険 年 度 に 係 る 労 働 保 険料 に つ い て 未 納 と し て い る も の が な い こ と

●過 去 3 年 間 に 雇 用 保 険 二 事 業 に よ る 助 成 金 を不 正 受 給 し た こ と が な い こ と

●労 働 者 に 訓 練 等 を 受 け さ せ る 期 間 に 、 所 定 労働 時 間 労 働 し た 場 合 に 支 払 う 通 常 の 賃 金 を 支払 っ て い る こ と 。 ま た 、 所 定 労 働 時 間 を 超 えて 訓 練 を 実 施 し た 場 合 に は 、 就 業 規 則 等 に 定め ら れ た 割 増 賃 金 を 支 払 う こ と

 ( 2 ) 支 給 内 容<経 費 助 成 >●訓 練 に 要 し た 経 費 の 3 分 の 1 に 相 当 す る 額 を支 給 し ま す 。対 象 と な る 経 費 事 業 内 で 自 ら 行 う 場 合 ・ ・ ・ ・ ・ 部 外 講 師

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5キャリア形成促進助成金

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の 謝 金 、 施 設 の 借 上 げ 料 、 教 材 費 など

事 業 外 の 教 育 訓 練 機 関 に 委 託 し て 行 う 場合 ・ ・ ・ ・ ・ 入 学 料 、 受 講 料

<賃 金 助 成 >●訓 練 の 実 施 時 間 に 対 し て 支 払 わ れ た 賃 金 の 3分 の 1 に 相 当 す る 額 を 支 給 し ま す ( 時 間 数 の上 限 は 、 認 定 訓 練 を 除 き 、 1 人 1 コ ー ス 当 たり 1 , 2 0 0 時 間 で す ) 。

( 3 ) 訓 練 コ ー ス の 基 本 要 件● OFF-JT に よ り 実 施 さ れ る 訓 練 で あ る こ と( 事 業 主 が 自 ら 企 画 し 実 施 す る 訓 練 ま た は 教 育訓 練 機 関 で 実 施 さ れ る 訓 練 )● 訓 練 時 間 が 10 時 間 以 上 で あ る こ と

( 4 ) 訓 練 対 象 者●雇 用 保 険 の 被 保 険 者

( 5 ) 受 給 ま で の 流 れ

「 事 業 内 職 業 能 力 開 発 計 画 」の 作 成 、 職 業 能 力 開 発 推 進 者の 選 任 。相 談 ・ 援 助 先 : 都 道 府 県 職 業能 力 開 発 サ ー ビ ス セ ン タ ー

キ ャ リ ア 形 成 促 進 助 成 金 「 訓練 実 施 計 画 届 」 の 提 出( 「 年 間 職 業 能 力 開 発 計 画 」な ど を 添 付 )【 で き る だ け 訓 練 開 始 1 カ 月前 に ※ 】

相 談 ・ 手 続 き 先 : 都 道 府 県 労働 局

年 間 職 業 能 力 開 発 計 画 に 沿 っ

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職業能力開発推進者の選任

「訓練実施計画届」の提出

※ 訓練実施計画届については、訓練開始前に添付資料など全て揃った状態とするためできるだけ訓練開始1か月前までには届け出てください。

職業訓練を実施

支 給 申 請

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て 職 業 訓 練 を 実 施

職 業 訓 練 終 了 後 【 2 カ 月 以 内に 】「 キ ャ リ ア 形 成 促 進 助 成金 支 給 申 請 書 」 に 必 要 な 書 類を 添 え て 提 出相 談 ・ 手 続 き 先 : 都 道 府 県 労働 局

都 道 府 県 労 働 局 が 支 給 審 査 を行 な い 、 支 給 ・ 不 支 給 を 決 定都 道 府 県 労 働 局 か ら 口 座 に 振込

( 6 ) 留 意 事 項キ ャ リ ア 形 成 促 進 助 成 金 に は 、 以 下 の 制 限 が 設け ら れ て い ま す 。

制 限の 対象

制 限 内 容

助 成対 象者 の受 講状 況

受 講 者 が 訓 練 コ ー ス の 総 訓 練 時 間 の8 割 以 上 出 席 し て い な け れ ば 、 経費 ・ 賃 金 共 に 助 成 対 象 と は な り ま せん注 ) O J T を 含 む 訓 練 の 場 合 は 、 OFF-JTお よ び OJTの そ れ ぞ れ 8 割 以 上

支 給 1 の 事 業 所 に 対 す る 1 の 年 度 ( 支 給

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支 給 決 定助成金受取

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の 総額

申 請 日 を 基 準 と し 4 月 1 日 か ら 翌 年3 月 31 日 ま で を い い ま す 。 ) の 助 成金 の 支 給 額 の 合 計 が 、 500 万 円 を 超 える と き は 、 5 0 0 万 円 を 支 給 額 の 限度 と し ま す 。

経 費助 成の限 度額

1 人 1 コ ー ス 当 た り の 限 度 額 は 、 総訓 練 時 間 数 に 応 じ て 、 次 の と お り です

OFF-JT の 総 訓 練 時 間数

経 費 助 成限 度 額

300 時 間 未 満 5 万 円300 時 間 以 上 600 時間 未 満

1 0 万 円

600 時 間 以 上 2 0 万 円

1 時間 当た りの 賃金 助成 の限 度額

1 時 間 当 た り の 賃 金 助 成 額 に は 、 限度 額 が 定 め ら れ て い ま す 。 限 度 額は 、 雇 用 保 険 の 基 本 手 当 の 最 高 日 額( 平 成 2 3 年 8 月 1 日 現 在 、 7 , 89 0 円 ) (※)を 法 定 労 働 時 間 の 8 時 間で 割 っ た 額 で す※ 金 額 は 毎 年 改 正 さ れ ま す の で 、 都道 府 県 労 働 局 に ご 確 認 く だ さ い

( 7 ) 活 用 事 例A 施 設 で は 、 職 員 の 経 験 年 数 に 応 じ て 、 研 修を 受 け さ せ て い ま す 。 今 年 度 は 、 入 職 3 年 目 の職 員 5 人 に 対 し 、 外 部 か ら 講 師 を 招 い て 研 修( 24 時 間 、 受 講 料 3 万 円 / 人 ) を 実 施 す る 予 定で す 。◆助 成 金 の 受 給 額 の 例【 要 し た 経 費 】 366,000円 ( ① + ② )

【 助 成 額 】 107,600 円( ③ + ④ )

【 経 費 助 成 対 象 額 】 受 講 料 ※1人 当 た り の 受 講 料30,000円 ×5 人 = 150,000円 ・ ・ ・ ・ ・ ①

【 経 費 助 成 額 】 受 講 料 の 助 成 額 30,000 円 ×5 名 ×1/ 3 ( 助成 率 )= 50,000円 ・ ・ ・ ・ ・ ③

【 賃 金 助 成 対 象 額 】 研 修 を 実 施 し て い

【 賃 金 助 成 額 】 ※1 時 間 当 た り の 賃 金 助

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る 時 間 に お け る 賃 金 ※ 従 業 員 1人 に 対 する 1時 間 当 た り の 平均 賃 金 単 価 1,800 円 で算 出 1,800 円 ×( 24 時 間 ×5人 )= 216,000円 ・ ・ ・ ・ ・ ②

成 額 480 円 1,800 円 ×0.8×1/3= 480 円 480 円 ×( 24 時間 ×5 人 )= 57,600円 ・ ・ ・ ・ ・ ④   [×0.8 とは・・・賞与等を除外するた

めの率]

< MEMO >

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