看護部活動年次報告 - kitano-hp.or.jp · 看護部倫理審査委員会...

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1 平成 29 年度 目次 Ⅰ.看護体制について 2 1.スタッフ構成 Ⅱ.看護部運営方針 2 Ⅲ.看護部委員会 4 -1.委員会報告 4 主任会(看護部教育研修担当者会) 感染リンクナース委員会 看護手順委員会 看護部記録委員会 看護部倫理審査委員会 看護部医療安全委員会 看護部褥瘡対策委員会 看護部クリニカルパス委員会 -2.認定看護師その他のリソースナースの活動報告 1) 院内活動 9 2) 院内外活動 14 Ⅳ.在職者分析 15 Ⅴ.現任教育 16 1) 院内における教育 16 2) 院外における研修・学会など参加状況 19 3) 院外における教育活動 23 4) 院外活動 24 5) 研修生及び実習生受け入れ 25 Ⅵ.部署別活動報告 26 看護部活動年次報告

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1

平成 29 年度

目次

Ⅰ.看護体制について 2

1.スタッフ構成

Ⅱ.看護部運営方針 2

Ⅲ.看護部委員会 4

Ⅲ-1.委員会報告 4

主任会(看護部教育研修担当者会)

感染リンクナース委員会

看護手順委員会

看護部記録委員会

看護部倫理審査委員会

看護部医療安全委員会

看護部褥瘡対策委員会

看護部クリニカルパス委員会

Ⅲ-2.認定看護師その他のリソースナースの活動報告

1) 院内活動 9

2) 院内外活動 14

Ⅳ.在職者分析 15

Ⅴ.現任教育 16

1) 院内における教育 16

2) 院外における研修・学会など参加状況 19

3) 院外における教育活動 23

4) 院外活動 24

5) 研修生及び実習生受け入れ 25

Ⅵ.部署別活動報告 26

看護部活動年次報告

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Ⅰ.看護体制について (看護管理室)

1.スタッフ構成

看護統括部長 1 名

看護部長(総務担当) 1 名

副看護部長 2 名

看護師長 27 名(うち助産師 1 名)

看護主任 44 名(うち助産師 1 名)

看護師 632 名(産休 8 名,育休 16 名,病休 2 名)

准看護師 5 名

助産師 34 名(育休 3 名)

看護補助者 47 名

Ⅱ.看護部運営方針

<北野病院看護部方針>

1.チーム医療の要として、患者中心の継続的な看護提供と地域連携を充実させる

2.科学的根拠に基づいた看護実践を通して、安全で質の高い看護を提供する

3.高い倫理観に基づいた、専門職として自律的な行動を身につける

4.看護師一人ひとりが個人の責任においてキャリア開発にとりくむ

5.医療の場において、学ぶすべての人に対する教育者となり、相互に成長する

6.研究活動を通して、看護の知識や技術の創造をめざす

7.病院経営の方針を理解し参画する

<平成 29 年度看護部の目標;BSCの観点から>

1.医療と看護サービスの質に対して

①急性期病院におけるクリティカル領域の看護実践能力の強化・促進

②原理原則に基づいた看護ケアの実践

③医療安全管理体制の強化

④医療者としての姿勢の理解と実践⇒選ばれる病院作りへの貢献

2.業務プロセスの効率化に関して

①業務の効率化をはかる

②適正な労務管理

3.職員の成長に関して

①専門性の高い人材の育成

②教育・研究環境の整備

4.経営に関して

①病院経営の方針を理解し参画する

以上を BSC の視点で全部署において具体的な実践につなげられるよう各現場で目標管理として

取り組んだ。

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<活動総括>

医療を取り巻く近年の環境変化の中、より専門的で高度な医療を提供する当院において、看護

部が果たさなければならないことは、日々進歩する医療に対応した確実な看護実践と高い専門性

を持った看護を提供することを大切にして活動を行った。看護サービスの質向上については、患

者の治療方針を理解、把握した上で安全と安楽な看護サービスを提供できるよう、組織的に目標

を強化し活動した。特に力を入れたことは、看護実践能力の向上の為に、フィジカルアセスメン

トで得た情報を統合し、患者を全人的にとらえることの重要性について事例を通しての学びなが

ら実践につなげられるようにした。また、前年度に引き続き、医療人としての姿勢・心得の獲得・

向上にむけてさまざまな機会を通して啓蒙啓発に取り組んだ。また、対話による協働でチーム医

療の強化に関しても医療安全の観点や顧客ニーズに対応すべく意識的に取り組み、看護師の立場

だからこそ言えること、看護師だからこそできることを実践につなげている。病院経営への参画

については、看護部がベッドコントロールの采配を主体的に行い、システム構築の基盤が確立できたこと

で、ベッド稼働は 95%以上を維持し、看護職員全体の参画意識も高まった。また、労務管理の強

化により、超過勤務の低減により成果をあげつつある。

学習と成長の視点から、一般目標に関してはさまざまな場面・場所で事例を通しながら管理者

(師長・主任)を介して伝えて、浸透を図る取り組みを継続中である。現場レベルにおける委員

会活動や職場内教育、中央研修においても常に看護部理念を前面に出して指導につなげている。

また、人材育成支援として計画的な院外教育への参加を促し、中長期としての取り組みを開始し

た。

今後の課題としては、看護師の定着と離職防止そして労働環境改善と整備につとめ、さらなる

質の向上を目指すこと、また、看護の専門職としての高い倫理観にもとづいた自律的な看護実践

が行えるよう意識を高めていくこと、組織的支援による看護管理者の育成に努めること、診療報

酬の改定を踏まえた病院の健全経営への参画に努めていきたい。

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Ⅲ.看護部委員会

委員会名 委員会の目的

主任会(看護部教育担当者会) 看護職に携わる人々の看護業務に必要な知識・技術を高め臨床実践能力の向上を図る。

感染リンクナース

委員会

(リンクナース会) 感染管理対策委員会と病棟との橋渡し的存在となる。

(リンクナース個人) 自部署における感染管理に関する役割モデルとなる。

看護手順委員会 ①各部署看護手順書を用いて、看護手順書の実践活用ができる。

②看護手順書より症状別看護手順書を作成する。

看護部記録委員会 安全で良質な看護が継続して提供できるように、また法的根拠となる看護記録の充実をはかり、

看護の質の向上を図ることを目的とする。

看護部倫理審査委員会

本委員会は、看護部に所属する職員が行う人間を対象とした教育・研究およびその臨床応用(以

下「研究等」)が、科学的正当性および倫理的妥当性に基づいて行われることを、「臨床研究 に

関する倫理指針(厚生労働省,2008 年)」ならびに「看護研究における倫理指針(日本看護協会,

2004 年),」を考慮しながら倫理的配慮のもとに行われるかどうかを審査する。また、看護部の職

員が看護研究活動に繋がるよう支援を行う。

看護部医療安全委員会 院内で取り決められた医療安全対策の周知、定着化をさせることにより、医療事故の低減を図り、

安心・安全な医療環境を整備することを目的とする。

看護部褥瘡対策委員会 褥瘡対策委員会と連携し褥瘡を発生させない、また知識向上を行い所属部署の褥瘡予防対策を

推奨する。

看護部クリニカルパス委員会 本委員会は、院内組織であるクリニカルパス委員会傘下の看護部組織として、クリニカルパス委

員会の目的・活動が円滑に進むよう補佐・支援的に活動することを目的とする。

Ⅲ-1.委員会報告

主任会(看護部教育担当者会)

1)看護技術チェック,看護手順書を活用した標準化

看護技術の質の保証するために、3 年前より院内統一した技術チェックリストを使用して、

1,2年目看護師の技術を評価した。1 ヶ月、3 ヶ月、半年後、1 年後も定期的な技術チェッ

クの際には対象者全員が評価を受けることができた。2 年目看護師が習得できていない項目

について、計画的かつ継続的に教育できるような支援が必要であるため、主任会で検討し、

情報共有をめざす。

2)部署教育体制

「みんなで育てる」という方針のもと、新人教育システムが浸透してきた。また本来 OJT の

要となるはずの主任の役割も年々意識が高くなり、教育責任者の師長の支援のもと、教育体

制が定着しつつある。そして、教育支援は1,2年目看護師だけを対象とするのではなく、

看護部のすべての職員を対象として活動し、主任が中心となって OJT の強化に寄与していく

こととし、一定の成果をあげた。実施指導者の育成には前年度よりさらにプログラムの強化

をはかり、OJTが主任のみならず、先輩看護師の実践力向上で推進を目指した。相棒シス

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平成29年度 対象別(経年別)月間研修開催数

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 年間総研修数に対する

割合(%)

6年目以上看護師 0 0 2 2 2 2 1 2 2 2 2 2 19 15%

5年目看護師 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1%

4年目看護師 0 1 0 1 2 3 1 0 1 1 1 0 11 9%

3年目看護師 0 0 0 2 2 0 0 0 2 0 0 0 6 5%

2年目看護師 0 0 2 0 0 2 2 2 0 2 0 0 10 8%

1年目看護師 22 4 2 2 2 0 4 2 0 2 2 0 42 34%

全職員 1 0 1 1 1 5 7 8 5 5 2 0 36 29%

総計 23 5 7 8 9 12 15 15 10 12 7 2 125 100%

テム(北野病院式PNS)も導入・拡大・定着の方向で進んでおり、さらにさまざまな研修

を通し、看護師としての能力開発の支援体制を強化したい。

3)教育プログラムの実施実績、評価

評価の結果、前年度に引き続き、看護実践能力の向上(フィジカルアセスメントの強化)、医

療人としての姿勢(接遇含む)心得の獲得・向上、チーム医療の強化を教育方針として継続

した。とくに、チーム医療の強化のために看護部が中心になって「対話による協働」をめざ

し、気づいたことを速やかに発信できるよう取り組むこことした。それにもとづき現場に必

要な教育を検討していく。今後も看護職員の質の向上と継続した教育体制の構築をめざす。

研修開催数については以下の図表を参照。【図 1・2 】

【図 1】

【図 2】

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感染管理リンクナース委員会

1)活動目的

感染リンクナース委員会は、院内感染対策委員会と連携し、院内の感染防止と感染症発生を

最小限にすることを目的にした。

2)活動報告・評価

目標として、次の 3 点を挙げた。①感染情報の共有を行い必要な感染対策が実施できること

②感染に応じた治療方針と対策を理解し部署での感染対策・活動ができること ③患者、家

族の満足度アップを向上させることができることとし活動した。

各部署より選出した 27 名で構成し、計 10 回定期開催を行った。定期ラウンドを実施し指摘

事項のフィードバックならびに改善計画の立案、流行に応じた研修会を開催した。平成 29年

度は問題となるアウトブレイクはなかった。

看護手順委員会

1)活動目的

①各部署看護手順書を用いて、看護手順書の実践活用ができる。

②看護手順書より症状別看護手順書を作成する。

2)活動報告・評価

2014 年が最終改訂であり手順書 152項目を各病棟・外来が毎月 1回グループに分かれ言葉の

統一や現在行っている看護ケアについて見直しを行いながら追加・更新を進めた。また、新

人指導時に手順書を用いて統一された看護が提供できるように使用していた。

症状別看護では、統一されたフォーマット作成から現在使用している観察項目 43項目をグル

ープに分かれ作成をしている段階である。

今後も手順を行う行為だけに終わらず、統一された看護ケアが提供できるように、手順書が

用いられるように病棟・外来委員を中心に行っていく。

手順をする行為だけに終わらず、その検査やケアなぜ行うのかを看護を通して結びつけられ

るように活動を行っていく。

看護部記録委員会

1)活動目的

安全で良質な看護が継続して提供できるように、また法的根拠となる看護記録の充実をはか

り、看護の質の向上を図ることを目的とする。

2)活動報告

①看護の質向上につながる記録を目指し、効果的な記録監査を実施する

記録監査の実施状況が部署によって差があること、また監査用紙の見直しが数年検討され

ていなかった。今年度は、監査用紙の見直しに取り掛かり、実際使用しての評価、修正を

行った。

②看護必要度評価の正確な評価の推進及び、裏づけとなる看護記録ができる

12 月に院内看護必要度指導者研修を実施し、年度末までには病棟内スタッフへ伝達講習、

e-ラーニングでテストを実施した。また、サマライズ記録の検討を行い、看護が見える記

録を目指している。

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③現状に即した看護記録マニュアルの改訂

マニュアル改訂に伴い、看護用語と略語の現状を把握し、修正・新規検討を行った。

看護部倫理審査委員会

1)活動目的

本委員会は、看護部に所属する職員が行う人間を対象とした教育・研究およびその臨床応用

(以下「研究等」)が、科学的正当性および倫理的妥当性に基づいて行われることを、「臨床

研究に関する倫理指針(厚生労働省,2008 年)」ならびに「看護研究における倫理指針(日

本看護協会,2004 年),」を考慮しながら倫理的配慮のもとに行われるかどうかを審査する。

また、看護部の職員が看護研究活動に繋がるよう支援を行う。

2)活動内容と評価

全 11 回の委員会開催で、上記外部発表についての討議(27件審議;前年度は 17 件)

今年度の方針は、委員会の運営規程を変更し、研究部外部発表審査運用を周知徹底し実施す

ること、看護研究委員会の再編で看護研究サポートを、研究所の協力を得て質的向上につな

がるよう積極的な行動につなげること、まずは外部での学会参加を積極的に呼びかけ、研究

に取り組む動機づけも行なうこととし、取り組みを強化した。その結果、前年度よりは報告

や依頼状況は改善し、審議件数も増加した。

なお、委員長の提案で審議を行うだけではなく、委員会のメンバーにより毎回研究倫理の文

献の資料提供により学習会を行なうことで知識習得の啓発につなげられた。

看護部医療安全委員会

1)活動目的

院内で取り決められた医療安全対策の周知、定着化をさせることにより、医療事故の低減を

図り、安心・安全な医療環境を整備することを目的とする

2)活動報告・評価

毎月 1回の定例会を開催。今年度は「内服管理:内服自立支援システムの構築」「内服管理:

与薬管理システム構築」「転倒転落:転倒転落 CIS」「転倒転落:転倒転落アセスメントシ

ートの妥当性について」のグループで活動した。

内服管理のシステム構築は、各種マニュアルを作成し全職員に周知し実施している。次年度

は実施状況の確認と内容修正を行なう。転倒転落に関してはテンプレートやアセスメントス

コアの見直しと修正を実施した。

看護部 褥瘡対策チーム

1)活動目的

褥瘡対策委員会と連携し褥瘡を発生させない、また知識向上を行い所属部署の褥瘡予防対策

を推奨する。

2)活動報告・評価

目標①褥瘡予防対策の強化:自部署の褥瘡カンファレンスプレートの使用状況や内容の確認、

MDRPU 予防・形成プランの看護計画の標準策を立案し、各病棟使用を開始した。ケア内容の

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検討やケアの統一化にも活用できているが、記録の定着化と記録の質の向上のために、記録

の監査方法や周知の方法を次年度も検討していく必要がある。

②褥瘡推定発生率の低下:今年度の褥瘡推定発生率 0.98%。新規褥瘡発生件数 185 件で前年

度と比べ大きな変化なし。昨年に比べ、d1 での発見率は 1.4倍に上昇した。新規褥瘡発生・

MDRPU ともに、d1.d2での発見が多く、意識の向上から褥瘡発生リスク部位の観察に繋がって

いると思われ継続して予防ケア対策強化や質の向上に取り組んでいく。

看護部クリニカルパス委員会

1)活動目的

本委員会は、院内組織であるクリニカルパス委員会傘下の看護部組織として、クリニカルパ

ス委員会の目的・活動が円滑に進むよう補佐・支援的に活動することを目的とする。

2)活動報告・評価

上位委員会の決定に基づき、主任を中心とした構成員メンバーに対し、情報の発信、共有、

適宜指示を行い、クリニカルパスの作成・改変・修正・削除など円滑にクリニカルパスの活

用が進むよう介入を行った。結果、クリニカルパスの実働を促し、使用率の上昇に繋がった。

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Ⅲ-2.認定看護師その他のリソースナースの活動報告

1)院内活動

分野 糖尿病看護                          認定看護師    竹内 麻衣

実践

看護外来において、糖尿病療養支援を実施した。外来の主な対象は、CSII治療中の患者、妊娠期糖尿病、治療効果が得られない患者等で、指導件数は265件であった。また、糖尿病教室の企画・実施・評価を行った。最新の知識・技術を基に糖尿病教室を運営できるよう、糖尿病チームメンバーや病棟スタッフと協働して取り組んだ。更に、糖尿病サポートチームの活動として、糖尿病以外の疾患の治療目的で入院した患者が、早期から適切な糖尿病診療・ケアを受けられること、どの病棟に入院しても同水準の糖尿病診療・ケアを受けられることを目的に院内ラウンドを継続して実施した。糖尿病患者のベッドサイドで診療・ケアを行い、患者の血糖コントロールを多職種でサポートできるよう活動した。

指導

糖尿病看護研修の企画・実施・評価を行った。看護スタッフが、糖尿病看護に関する基本的な知識・技術を習得し、個別性を踏まえた糖尿病療養支援を実践できるよう、講義・演習・グループワークを取り入れて指導を行った。①病態と治療②自己注射と血糖自己測定の手技指導③医療安全④周産期・周手術期・化学療法を受ける糖尿病患者の看護⑤療養支援のポイントの内容で5回/年を実施した。

相談

看護スタッフからの相談件数は年間で47件であった。相談内容としては、治療の受け入れが困難な例、インスリン自己注射・血糖自己測定の習得が困難な例、インスリン指示に疑問を感じた例、原因不明の高血糖・低血糖を頻発する例、妊娠期の血糖管理に難渋する例などであった。

分野 感染管理                   認定看護師  髙詰 江美

実践

感染制御チーム(Infection Control Team: 以下、ICTという)のメンバーの一員として活動を行った。ICTと連携をし、院内への情報提供や必要な感染対策の実施状況ならびに継続した感染対策が行われているか等の確認を行った。1回/週にICTメンバーと共に院内全体の環境ラウンドを継続して実施し、安全な療養環境の提供に努めた。また、現場の管理者やスタッフ、感染管理リンクナースと協働して対応し、院内における感染対策の標準化を目指した。流行性感染症や多剤耐性菌が院内で発生した場合には、該当部署と密接な連携を取り適切な対応を実施し、実施状況の確認を行いながらし終息に向けた対策を講じた。

指導

① 新入職者(研修医、看護師、コメディカル、事務)、中途採用者を対象に研修を開催② 感染管理コースの開催(主に、感染リンクナースを対象に月1回定期開催)③ 全職員に対する研修(ICT主催)④ 各部署の感染リンクナースが立案した目標に対して支援

相談

医師・看護師・コメディカルからの感染管理に関する相談を受け、対応を行った。必要時、各部門間の調整を行い、院内感染防止対策が円滑に実施出来るようにした。コンサルテーションは、200件程度/月であった。内訳として、主に感染対策に関すること(特に感染経路別予防策の対応方法や終了時期)や感染症(疾患)、職業感染に関することが全体の7割程度であった。

分野 認知症看護                         認定看護師  豊田 久理子

実践

認知症看護認定看護師として専任となり、週2日の活動日を主に実践を行った。また13東神経内科病棟師長としても入院患者への実践も行った。さらに認知症ケアチームのリーダーとして多職種で共同おこなう活動も今年度開始した。チームでの介入人数:140名 認知症看護認定看護師のみでの介入人数:5名主な実践内容は、身体疾患、症状からのフィジカルアセスメント、見当識や記憶障害への支援(リアリティオリエンテーション)、デバイス類の考慮、身体行動制限の軽減、中止支援患者家族のレスパイト支援、抗精神薬等、薬物療法の中止(看護師の対応の工夫)、家族の支援、食事摂取量改善、経口摂取への取り組み、本人の意思決定支援、嚥下訓練、レクリエーション、早期退院調整(グループホームなど含めた在宅復帰への支援)、再入院の予防(イレウス・肺炎・尿路感染・誤嚥性肺炎など)認知症ケアマニュアルを作成し、各病棟に配布した。

指導

介入した患者の実践内容を記録にし、実践をともに行うことを通して主に指導を行った。たとえば、話しかけ方などの直接支援については、一緒に行い、実際をみて学んでもらうことを心がけた。そして患者の全体像の捕らえ方については、生活歴や性格などのその人らしさを知ること必要性も指導行った。急性期病院であるため看護師は、身体状態が著しく不良な状態が患者の第一印象であり、特に認知症者は訴えがうまく伝わらないことで、ニーズや残存機能が放置され、廃用を進行させる危険が高い。入院前の生活、状態を捉えることを重点的に指導おこなった。

相談基本的には、日々の緊急入院患者を中心に、認知症看護認定看護師がピックアップした患者への介入を行っていたため、相談依頼は1年間で10件程度であった。

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分野 緩和ケア 認定看護師  長谷川 美里

実践

・緩和ケアチームの兼任看護師として、所属部署の介入患者を中心に定期ラウンドを実施。チームメンバーと協働しながら、症状コントロールや意思決定支援などの実践活動を行った。2017年度緩和ケアチームで介入した延べ患者数は313名、新規介入患者数数は197名であった。・告知の場面や、厳しい病状説明などの意思決定支援が必要とされる患者に対し、医師からの病状説明に同席し、その後カウンセリングを行いながら、心理面や社会面での患者サポートを行った。年間27件病状説明に同席し、継続した患者支援につなげた。今後の療養の場の選択や、積極的治療の中断時のI.C.同席が主であった。・がん相談支援センターで、年間225件の看護面談を実施した。適宜医師や地域医療SCスタッフと調整しながら、その後の症状コントロールや療養環境の調整を行った。

指導

・看護師を対象とした研修コースとして、がん領域のCNと協働し、がん看護コースを企画・開催した。病期に応じた治療・ケアについて講義を行い、毎回一つの課題についてディスカッションを行い、受講生が思考を言語化し、自身のケアを再考する場とした。2017年度の参加は9名であった。また、新たにがん患者のアピアランスケアについて研修を企画・開催し、16名が受講した。脱毛ケアだけでなく、患者の外観を整えることへのケアの重要性が理解でき、日々のケアの中で患者指導などが行えるようになった。・患者を対象とした研修として、毎月1回リンパ浮腫教室を開催し、リンパ浮腫のセルフケア指導を行った。年間延べ60名の参加があった。

相談

・医師・看護師・薬剤師からの症状コントロールにおける薬剤選択や症状緩和の方法に関する相談に適宜対応した。また、療養環境の調整(特に緩和ケア病棟への転院や在宅移行への調整など)についての相談も多く、地域医療SCとの連携を図りながら対応した。・リンパ浮腫ケアに関する相談に対し、ケアの方法や弾性着衣の選択など、適宜対応した。

分野 緩和ケア      認定看護師  楠本 雅美

実践

・緩和ケアチームの専従看護師として、チームメンバーと協働し介入患者に対して定期的にラウンドを行い、症状緩和やQOLの向上などの実践活動を行った。2017年度緩和ケアチームで介入した患者は延べ313名で、新規依頼件数は197件であった。また、緩和ケアチーム、病棟スタッフを含めたラウンドを行い、同じ目標に向かい継続的なケアの実践が行えるよう調整した。・病名告知、治療方針・療養の場の選定などの意思決定支援が必要とされる患者に対し、医師からの病状説明に同席し、患者・家族の心理面の支援を行った。年間118件の病状説明の同席を行い、継続した患者支援につなげた。・がん相談支援センターで患者や家族と面談を実施し、医師や病棟、地域医療SCなど関連部門と連携し患者支援に努めた。

指導

研修コースとしては、がん領域のCNと協働し、がん看護コースを企画・開催し、9名の参加があった。病期に応じた治療・ケアについて講義を行い、事例検討を中心としたディスカッションを行った。各病期における看護について、臨床での実践と照らし合わせながら考えることができるよう研修を構成した。研修を通して、受講生が実践している看護を振り返り、新たに実践できそうな看護について自ら見つけていく視点を養う場とした。また、新たにエンゼルメイクの研修を企画・開催し、14名が受講した。エンゼルケアは看護師が患者・家族に行える最後のケアだということが理解でき、臨床でのケアに活かせるようになった。

相談

医師・看護師からの症状コントロールにおける薬剤選択や症状緩和の方法に関する相談に対応した。また、療養環境の調整(特に緩和ケア病棟への転院や在宅移行の調整など)についての相談が多く、地域医療SCとの連携を図りながら対応した。

分野 救急看護                     認定看護師  稲村 あづさ・徳永 愛実

実践

① 院内トリアージ 救急部にてトリアージナース 26名② 院内トリアージ加算(100点/件)3584件(H29年4月~平成30年3月)③ 呼吸ケアチーム(150点/件):3件 呼吸療法を必要とする患者様の呼吸ケアやスタッフへの情報提供、指導にかかわり、効果的な 呼吸療法をアドバイス・選択・実践している 院内呼吸器装着患者ラウンド:毎週木曜日 11時④ 院内ドクターコール応援⑤ DV・こども虐待患者対応⑥ 災害対策として院内職員へ講義・指導を行い、災害訓練実施2回/年

指導院内のクリティカルケア領域の質の向上に下記のコースを施行   BLS・AED研修; 院内新人看護師   ,  呼吸ケア研修 :院内看護師

相談

①院内研修に関する認定看護師への教育的コンサルテーション②院外活動:講師・インストラクター・執筆・地域の防災訓練③診療患者に対する対応(以下参照) 急変患者(ドクターコール) 9件, DV患者 4件, 小児虐待患者 3件, 呼吸ケア  3件

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分野 皮膚・排泄ケア            認定看護師   松本 忍・釘宮 真紀・佐藤 恵美子

実践

褥瘡対策委員会、褥瘡対策チーム、リンクナースのスタッフと協働し、褥瘡予防対策に関わる情報提供や病棟ラウンド、カンファレンス、定期的な研修を行った。褥瘡推定発生率は0.98%、MDRPU(医療関連機器圧迫創傷)推定発生率は0.59%であった。毎月褥瘡発生リスク患者の割合、褥瘡発生患者、褥瘡持込患者の把握、体圧分散寝具の使用状況を調査し、チーム内で共有した。褥瘡ハイリスク患者ケア加算算定件数は月平均136件であり、それぞれに患者介入を行った。多職種を含むチームメンバーでのラウンドを行い、体圧分散の評価、ポジショニングの確認、創部の評価の共有、スキンケア方法について指導した。専従看護師が2名体制になったこと、特定行為研修修了者が在籍していることからタイムリーな介入が可能になった。褥瘡やストーマなど介入症例では退院後までスムーズに看護ケアが継続できるように地域の医療機関と調整した。外来患者への介入はストーマ、褥瘡や失禁ケアを行い延べ504件介入し、前年度より多くの患者指導を行った。本年度から専従看護師が2人体制になり、より多くの実施、相談をうけるようになった。特定行為修了した看護師がおりその他、下肢潰瘍、脆弱な皮膚のスキンケアのコンサルテーションを中心に活動した。

指導

入院患者に対する褥瘡危険因子の評価、基本的な体位変換とポジショニングを実施できること目標に、新人看護師全員に研修を実施した。その他では病棟単位でのケースカンファレンスに、参加し教育的に関わった。各病棟のリンクナースへの個別的な支援、症例研究の指導を行った。褥瘡対策委員会では、看護職員以外の参加を促すために、各職種から専門的な視点をふまえて褥瘡ケアについての研修を企画した。全職員対象に計7回、褥瘡ケア研修を実施した。看護職員のみを対象にした研修は褥瘡ケア研修を計5回、ストーマケア研修を3回実施した。

相談 院内外の医師、看護師からの相談件数は、500件であった。

分野 慢性心不全看護                     認定看護師  金川 久美子

実践

1.慢性心不全患者の重症化・再入院予防に向けて、患者・家族・サポートする全ての人に対し、心不全の特性に応じた身体・認知・精神機能のモニタリングとケア方法を、退院後も継続して行えるよう在宅での生活を見据えた生活調整の実践を行った。2.心不全教育方法の見直しを行い、当該病棟以外でも心不全教育方法が把握出来るように運用マニュアルを作成。運用マニュアルを用いて、今年度は統一した指導・記録・評価が出来るように病棟看護師・外来看護師との連携を行った。3.慢性心不全患者に必要なケア・管理が退院後も途切れなく行われるように、外来看護師と患者のサポート方法を構築した。4.心不全パスの運用にむけて、地域の参加病院(北区・都島区の基幹病院・診療所)地域連携室・外来看護師と協同して運用方法を構築した。5.地域で生活する上での困難・疑問などの意見を取り入れ、今後の患者教育にフィードバックできるように患者会(北心会)に参加した。

指導

1.患者家族指導心不全管理をする上で必要となる体重・血圧・脈拍・水分・内服管理と心不全特有の症状を、日々どの様に管理していくのか指導し、管理方法だけでなく重症化する前にどの様に外来受診を行うのか一連の行動について指導を行った。2.看護師指導新人教育:呼吸・循環のフィジカルアセスメント病棟教育:急性期・慢性期の病態把握方法について再入院・重症化予防の為の個別性のある生活調整の方法について3.他病院指導:心不全自己管理用紙を用いた病棟での心不全管理方法について

相談

1・医師・他病棟看護師・リハビリスタッフから当該病棟以外の入院患者に対する、心不全の療養行動獲得に向けた支援についての相談を行った。2・地域の基幹病院他に対して、当院の心不全教育方法を普及させる為の活動を地域医療連携室から依頼を受けた。

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分野 乳がん看護                         認定看護師   田中 敦子

実践

・主な看護実践初期治療から終末期まで、治療や社会生活等も含めた意思決定支援診断告知や再発告知時に同席し、継続フォローや他部署間の連携早期からの地域連携導入と終末期サポート各治療における有害事象に関する情報提供(術後補整下着、Wig等)やセルフケア指導(リンパ浮腫予防、自壊創処置等)・乳腺外科において乳腺看護相談外来(2日/週) 件数:178件/年 (うち予約外:54件)乳腺外科回診 (1回/週)・がん相談支援センターにおいてがん相談支援センターにおける相談の対応北野病院がん患者サロンリボンスハウスほっこり会の開催 13:00~15:00 1回/月リンパ浮腫教室開催(1回/月)・講演、発表等市民公開講座「正しく知ろう乳がんのこと」(10月21日)乳腺看護相談の実際 きたの看護成果発表 口演(3月18日)

指導

・日々の看護実践のなかで、患者への説明や指導をスタッフと共に実践(看護実践モデル)・がん看護研修 (がん関係認定看護師と協働開催) 基礎研修:全6回 アピアランスケアについて・ブレストケアセンターカンファレンス開催(1回/月)の支援・看護研究のサポート(1件)

相談

・看護師からの相談困難事例等に対する介入方法の相談業務の見直しに関する相談キャリアアップに関する相談 等・他職種からの相談リンパ浮腫、術後の下着の選択、脱毛時のケア、自壊創セルフケア指導や意思決定支援に関する相談等

分野 慢性呼吸器疾患看護                     認定看護師  高橋 美稀

実践

安全な呼吸ケア・患者・家族の希望を尊重した在宅支援を目標に、呼吸ケアを実践した。また、病棟スタッフに対して呼吸の解剖生理やフィジカルアセスメントを理解し呼吸ケア実践が行えるようOJTを行った。呼吸不全患者の教育入院患者に対して酸素の必要性の理解、呼吸のセルフケアを行えることで増悪予防につなげることができるよう教育介入を行った。人生の最終段階にある慢性呼吸器疾患患者・家族に対して、QOLを維持して過ごすことができるよう苦痛を軽減できるよう看護介入を行った。

指導

院内呼吸ケア研修・スタッフ指導・安全な呼吸ケアを目標とし、看護スタッフへの指導を行った。基本的な呼吸生理や解剖から理解を深めることで、安全で安楽な呼吸ケア実践ができる事を目標とし、院内のRCT勉強会や院外の研究会の講師を担当した。また、スタッフが学んだ知識を病棟に広めることで知識の共有や自ら学ぶ意欲につなげることができるよう、研修に参加したスタッフが勉強会を開催できるよう支援を行った。

相談

主に病棟スタッフ酸素療法のデバイスの選択や、NPPV使用時の注意点、呼吸器疾患患者の病態・ケアについてなど実践を通しての具体的な相談が多かった。また、RCT活動を通して他部署から、NPPV・ハイフローセラピーについての使用・管理についてや、人工呼吸器装着患者のケアなどの相談があった。

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他の専門看護師・認定看護師・リソースナースの活動に関しては、関連病棟及び委員会の活

動報告に順ずる。

分野 新生児集中ケア                        認定看護師   簾 祥子 

実践

初期ケア(入院時のケア)3例、帝王切開の立ち会い1例、人工呼吸器管理中の受け持ち7例、新生児搬送の同行2件。重症児を受け持つプライマリー看護師と共に個別的看護計画を立案し、実施・評価を行った。昨年度改訂した産前訪問アルバムと産前訪問の内容について母親やスタッフからの感想をもとに評価を行なった。また今年度より産後訪問、新生児搬送への看護師の同行、シナジス外来への参加を新たに取り組んだ。産後訪問については、帝王切開で出産した母親を対象に母親の病室へ訪問して写真カードをお渡しした。母親やスタッフから良い感想を頂くことができた。新生児搬送への同行については、搬送迎えと転院先への送りに看護師も同行することで搬送中の児の看護や家族の不安軽減に繋がった。シナジス外来へNICU/GCU看護師が参加することで、退院後の児の成長発達を知ることや家族と成長を喜ぶこと、また家族が思いを表出する場となり不安を軽減することができた。スタッフの感想から退院後にNICU/GCU看護師が関わる効果を感じることができた。家族会の運営をスタッフと行い、2018年3月に第9回すずらんの会を開催しNICU/GCU卒業生18名と両親・きょうだい36名、計54名に参加頂いた。

指導

1年目・2年目看護師のサポートリーダーへ教育計画の評価および指導を行なった。1年の成果として症例発表で学びを確認することができた。1年目・2年目だけでなく3年目看護師や異動者の教育計画についても毎月話し合い、年間計画から逸脱なく終了した。後輩とプライマリー看護を通して看護展開やケア方法について指導し、ペアナースを組むことで実践を通して知識や技術について指導を行った。1年目看護師へ「痛みのケア」「SiPAP装着中の看護」について勉強会を開催、理学療法士やME業者からの勉強会を企画・運営した。新生児蘇生法講習会Bコースを医師と開催。1年目看護師5名と異動者4名が参加し合格率100%。院内の呼吸ケアチームラウンドに参加すると共に、院内呼吸ケア研修で講義やシミュレーションを担当した。

相談NICU/GCU看護師からの相談が殆どであり、内容としては体温管理、皮膚ケア、ポジショニング、家族看護、点滴の固定方法、看護計画の立案や評価についての相談が多かった。その他、患者カンファレンスやインシデントのカンファレンスに参加し意見交換を行った。

分野 精神科看護                          認定看護師   長崎 奈里

実践

① 患者の精神症状や経過に不安を訴える家族対応の依頼を受け面談を行うことで家族の不安緩和を図った。② 身体科疾患を原因とした「せん妄」や「うつ状態」など精神科専門医療を必要とする患者を早期に発見し、身体科と連携を行い適切なチーム医療を提供することで症状緩和や早期退院推進を目指し、多職種による精神科リエゾンチームを2017年8月に発足した。・週1回の院内チームラウンド、チームミーティングを実施し、適宜患者面談を行った。・入院・外来患者を問わず相談に応じ、退院後の面談希望も可能な限り対応した。・精神科リエゾンチーム依頼数は2017年8月~2018年3月で16名:せん妄2名、うつ状態6名、不安症状4名、躁状態(ステロイド性)2名、希死念慮1名、妄想性障害1名。

指導

① 看護師指導・「その人らしく生活する」ことを支援し、患者の望まないケアはケアにならないことを知識として伝え、清潔ケアなど患者の健康維持増進に必要なケアをどのようなタイミングでどのように提供できるか「考える看護」の実践を目指し、共に看護を行った。・感情労働については「相手の感情は相手のものであること」「精神症状のアセスメント」「看護として出来ることと出来ないことの枠組みを明確にする」等、相手の感情に巻き込まれずにケアできるよう指導を行った。・SST(入院生活技能訓練療法)についての勉強会を行い、実践につなげる準備を行った。② 患者指導(精神科病棟・外来、精神科リエゾンチーム依頼)・認知行動療法の技法、体操や呼吸法などのリラクゼーション方法等、日常生活での工夫について指導を行った。

相談① 精神科看護についての看護師相談(精神科病棟内、リエゾンチーム依頼)に適宜応じた。② 社会生活含む日常生活についての患者相談(入院、外来)に適宜応じた。

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2)院内外活動

【第 10 研究部 研究課題】

第 10 研究部 (看護学研究部)

研究部長 松尾 文美 (看護部)

研究主幹 嶋田 加壽代 (看護部)

看護系

1.質の高い看護サービスを提供できる組織構築にむけて (嶋田 加壽代)

-ミドルマネジャーら管理者としての成長の為に、経営の視点からの人材育成-

2.ICT 環境ラウンド実施による感染制御の効果 (高詰 江美)

3.急性期病院における転倒予防とフットケアの関連について

(松本 忍,釘宮 真紀,安田 恵美子)

4.妊娠中の衛生材料使用と前期破水の関連について (西本 由季,篠原 和子)

5.NICU における適切な抗生剤使用と在院日数の短縮に向けて (平野 有香莉)

6.1 型糖尿病患者のセルフケアを促す援助 (竹内 麻衣)

7.糖尿病チームラウンドの取り組み (竹内 麻衣)

8.自己注射を行う患者の硬結に対する認識 (古河 てまり)

9.血液内科病棟における食事指導についての統一への取り組み (原 美樹子,内藤 菜名

美)

10.大阪脳卒中ネットワークの認定看護師としての役割 (高田 智理)

11.精神疾患を持つ患者に対する足浴の睡眠促進効果(精神安定効果)について

(14 階西病棟)

12.特別病室入院患者の特性に合わせた看護サービスの提供

~より個別性のある看護を目指して~ (外間 真奈美,原 由佳

里)

13.夜尿症 CLA リストの分析 (島本 真弓,山口 かおり,村岡 愛子)

14.気温の推移と患者数及び発症との関連 (山口 かおり,島本 真弓,田中 かおり)

15.LH-RHアゴニスト注射時の冷却による除痛効果

~臨床で活用できる冷却法の検討~ (間 京佳,田中 敦子)

16.妊娠糖尿病への療養指導の効果

(山内 亜耶,中山 法子,博多 恵美,安藤 ますみ,神代 英子,古河 てまり)

17.外来におけるトリアージの効果と今後の期待 (稲村 あづさ)

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Ⅳ.在職者分析

1)平均年齢及び平均在職年数,他

(1)平成 28年度

○平均年齢:30.0歳 ○平均在職年数:7年 6ヶ月

(2)在職年数別構成

(3)年齢別構成

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研修名 参加人数実績

オリエンテーション(接遇) 133 4月1日 8:45~9:45

オリエンテーション(衛生管理の立場から) 133 4月1日 10:15~11:50

オリエンテーション(医療安全:暴言・暴力) 133 4月1日 11:00~11:45

キャリア・教育体制について 133 4月1日 13:00~16:20

オリエンテーション(情報管理・看護記録) 133 4月4日 9:00~12:00

オリエンテーション(リソース紹介) 133 4月4日 13:00~14:00

オリエンテーション(医療安全) 133 4月4日 14:00~15:00

災害対策 133 4月5日 9:00~12:00

オリエンテーション(感染管理)A 9:00~12:00

オリエンテーション(感染管理)B 13:15~16:15

オリエンテーション(BLS)A 9:00~12:30

オリエンテーション(BLS)B 13:15~16:15

移動・移送A 68 (補助者3) 4月12日 9:00~12:00

移動・移送B 71 (補助者5) 4月12日 13:00~16:30

IV①関連法規・医療安全・感染管理A 66 4月14日 9:00~12:00

IV①関連法規・医療安全・感染管理B 67 4月17日 9:00~12:00

IV②薬剤・輸液ポンプA 66 4月14日 13:30~16:30

IV②薬剤・輸液ポンプB 67 4月17日 13:30~16:30

IV③解剖生理・採血A 66 4月21日 9:00~12:00

IV③解剖生理・採血B 67 4月26日 9:00~12:00

IV④実技A 66 4月21日 13:00~16:30

IV④実技B 67 4月26日 13:00~16:30

情報収集A 67 5月10日 9:00~12:30

情報収集B 66 5月17日 9:00~12:30

IV⑤テスト(静脈点滴注射のみ)A 66 5月26日 9:00~16:00

IV⑤テスト(静脈点滴注射のみ)B 67 5月31日 9:00~16:00

褥瘡A 66 6月21日 9:00~12:00

褥瘡B 79 6月28日 9:00~12:00

フィジカル(概論・バイタルサイン・正常値) 62 7月21日 9:00~12:00

フィジカル(概論・バイタルサイン・正常値)B 65 7月26日 9:00~12:00

フィジカル(呼吸・循環)A 67 8月4日 9:00~12:30

フィジカル(呼吸・循環)B 62 8月7日 9:00~12:30

6ヶ月メンタルヘルスA 60 10月18日 13:00~16:30

6ヶ月メンタルヘルスB 65 10月25日 13:00~16:30

IV⑥フォローアップA 63 10月4日 9:00~12:30

IV⑥フォローアップB 63 10月13日 9:00~12:30

フィジカル(脳・消化器・栄養排泄)A 67 11月8日 9:00~12:00

フィジカル(脳・消化器・栄養排泄)B 62 11月17日 9:00~12:00

メンバーシップA 59 1月17日 9:00~12:00

メンバーシップB 58 1月24日 9:00~12:00

看護を語ろう会A 57 2月9日 9:00~12:00

看護を語ろう会B 59 2月16日 9:00~12:00

開催日と時間

4月6日

4月7日AB134

AB134

Ⅴ.現任教育

1)院内における教育

(1)院内教育計画・教育内容と参加状況

看護部 1 年目 看護師研修実績(研修名・参加人数・開催日)

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研修名 参加人数

看護過程(急性期)A 48 6月9日 9:00~12:30

看護過程(急性期)B 45 6月16日 9:00~12:30

看護過程(慢性期)A 46 9月4日 9:00~12:00

看護過程(慢性期)B 45 9月11日 9:00~12:00

2年目メンタルヘルスA 46 10月20日 9:00~12:00

2年目メンタルヘルスB 46 10月27日 9:00~12:00

看護過程(終末期)A 49 11月22日 9:00~12:00

看護過程(終末期)B 41 11月29日 9:00~12:00

2年目が考える未来予想図A 46 1月19日 9:00~12:00

2年目が考える未来予想図B 45 1月26日 9:00~12:00

開催日と時間

研修名 参加人数

看護過程(統合)継続受け持ち看護師の看護とはA 35 7月12日 9:00~11:30

看護過程(統合)継続受け持ち看護師の看護とはB 38 7月19日 9:00~11:30

実地指導者研修 基礎編A 35 8月2日 9:00~11:00

実地指導者研修 基礎編B 38 8月9日 9:00~11:00

リーダーシップ(導入編)A 33 12月15日 9:00~12:00

リーダーシップ(導入編)B 36 12月20日 9:00~12:00

開催日と時間

研修名 参加人数

夜勤リーダー(4~6年目各部署2名) 32 5月19日 17:00~18:30

リーダーシップ(4年目:実践編)A 24 9月7日 17:00~19:30

リーダーシップ(4年目:実践編)B 23 9月13日 17:00~19:30

ローテーション研修 33 10月~12月 2日~4日希望制

実地指導者研修 基礎編(4年目以上 全未受講者) 71 7月25日 17:15~18:45

実地指導者研修 基礎編(5年目以上 全未受講者) 68 8月21日 17:15~18:45

実地指導者研修 基礎編(6年目以上 全未受講者) 68 8月31日 17:15~18:45

実地指導者研修 実践編①(3年目以上) 42 9月26日 17:15~18:45

実地指導者研修 実践編①(3年目以上) 43 11月28日 17:15~18:45

実地指導者研修 実践編②(3年目以上) 42 10月24日 17:15~18:45

実地指導者研修 実践編②(3年目以上) 43 12月26日 17:15~18:45

実地指導リーダー研修  34 2月27日 17:15~18:45

開催日と時間

研修名 参加人数

チームリーダー研修(5年目) 39 11月30日 17:30~19:00

開催日と時間

看護部 2 年目 看護師研修実績(研修名・参加人数・開催日)

看護部 3 年目 看護師研修実績(研修名・参加人数・開催日)

看護部 4 年目 看護師研修実績(研修名・参加人数・開催日)

看護部 5 年目 看護師研修実績(研修名・参加人数・開催日)

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研修名 参加人数

管理者育成研修(ベーシック)27

(追加:聴講1)

6/27 7/288/29 9/28

10/31 11/2712/19 1/24

2/22 3/15

17:15~18:40

管理者育成研修(アドバンス)*(H28ベーシック~H29 アドバンスコース2年分)

36

H28 6/23 7/28

8/30 9/29 11/2912/22

H29 1/26 2/233/23

17:15~18:40

開催日と時間

研修名 【トピックス】 参加人数

認知症看護の基本について 200 4月~11月全8回 17:30~18:30

ドレーン・チューブ・カテーテル管理研修 2月13日 17:30~18:30

ドレーン・チューブ・カテーテル管理研修 3月2日 17:30~18:30

開催日と時間

105

研修名 【リソース】 参加人数

糖尿病看護研修(5時間) 107 9月~1月 全5回 17:30~18:30

がん看護コース(9時間) 9 9月~2月 全6回 17:30~19:00

がん看護 トピックス研修(3時間) 29 11月・1月 全2回 17:30~19:00

呼吸ケア研修(8時間) 33 9月~11月 全2回 13:00~17:00

脳卒中看護研修(2時間) 23 10月・12月 全2回 17:30~18:30

感染管理コース(5時間) 124 9月~2月 全5回 17:15~18:15

ストーマケア研修(3時間) 23 10月~12月 全3回 17:30~18:30

褥瘡予防・治療ケア研修(5時間) 26 10月~2月 全5回 17:30~18:30

開催日と時間

看護部 6 年目以上 看護師研修実績(研修名・参加人数・開催日)

(2)対象別教育内容と参加状況

卒後コース・キャリアコース・その他トピックス

全看護職員研修参加者延べ人数 5466 名

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2)院外における研修・学会など参加状況

大阪府看護協会主催 受講人数 74 名

部署名 受講者氏名 コース名 期間

10東 藤原 優子 大阪府保健師助産師看護師実習指導者講習会 2017年9月7日~11月8日

14東 福坂 知美 認定看護管理者教育課程ファーストレベル② 2017年8月24日~10月31日

8東 森 久江 平成29年認定看護管理者ファーストレベル(藍野学院) 2017年9月14日~11月8日

ICU 横山 美穂子 平成29年認定看護管理者ファーストレベル(藍野学院) 2017年9月14日~11月8日

OPE 大西 泉 認定看護管理者教育課程ファーストレベル③ 2017年11月20日~2018年1月19日

8西 島本 真弓 平成29年認定看護管理者セカンドレベル(藍野学院) 2017年11月24日~2018年2月24日

ICU 元田 直輝 平成29年認定看護管理者セカンドレベル(藍野学院) 2017年11月24日~2018年2月24日

NICU 川合 紘美 医療安全管理者養成研修(e-ラーニング) 2017年9月1日~12月15日

地域医療センター 旗手 瑞子 地域医療構想の策定と地域包括ケア 2017年5月20日

地域医療センター 三谷 眞美 地域医療構想の策定と地域包括ケア 2017年5月20日

地域医療センター 北島 智子 地域医療構想の策定と地域包括ケア 2017年5月20日

化学療法センター 藤川 理恵 危険予知トレーニング① 2017年5月23日

NICU 内田 雅和 危険予知トレーニング① 2017年5月23日

NICU 今口 志保里 危険予知トレーニング① 2017年5月23日

NICU 藤平 真里菜 組織で取り組む感染管理① 2017年6月6日~7日

NICU 峯口 美郷 組織で取り組む感染管理① 2017年6月6日~7日

10東 富島 雅子 看護補助者のためのKYT① 2017年6月27日

7西 高田 佳江 看護補助者のためのKYT① 2017年6月27日

7西 西本 由季 新人看護職員教育担当者研修 2017年6月28日~29日

7西 西本 由季 助産実践における倫理・助産師および後輩教育 2017年7月3日

7西 岡井 香澄 助産実践における倫理・助産師および後輩教育 2017年7月3日

7西 牧 千晴 助産実践における倫理・助産師および後輩教育 2017年7月3日

12東 溝江 健太 感染管理の基礎知識 2017年7月4日

7西 加藤 千晶 臨地実習指導者① 2017年7月10日,12日,14日

12東 大室 未樹 臨地実習指導者① 2017年7月10日,12日,14日

12東 横道 こころ 病棟看護師としてできる退院支援・調整② 2017年7月13日

化学療法センター 小西 元子 チーム医療を推進する他職種協働のマネジメント 2017年7月15日

NICU 藤澤 さやか 在宅における小児の療養支援 2017年7月15日

地域医療センター 北島 智子 退院支援強化研修② 2017年8月1日~2日

救急部 徳永 愛美 研究データを統計的に分析してみよう 2017年8月9日~10日

11東 杉浦 友紀 急変を防ぐ観察と看護のポイント① 2017年8月18日~19日

12東 橋口 奈津美 組織で取り組む感染管理② 2017年8月22日~23日

7東 渡辺 歩美 がん患者の症状緩和 2017年9月12日~13日

12東 田宮 麻衣 がん患者の症状緩和 2017年9月12日~13日

12東 井浦 優 看護記録(基礎編) 2017年10月3日

14西 山崎 康子 看護記録(基礎編) 2017年10月3日

9東 松島 章子 指導者としてのリーダーシップ① 2017年10月5日~6日

13東 菊山 聡美 危険予知トレーニング② 2017年10月17日

9東 守本 倫子「"やらされ感"からの脱却「目標による管理」の本質をつかみ、管理力の基本を身につける②」

2017年10月25日~26日

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部署名 受講者氏名 コース名 期間

看護部 松本 洋美第4回看護研修トピックス「医療事故調査制度の概要と大阪府医師会の取組~支援体制の現状と課題」

2017年11月16日

10東 椎橋 美月第4回看護研修トピックス「医療事故調査制度の概要と大阪府医師会の取組~支援体制の現状と課題」

2017年11月16日

救急部 谷口 美和第3回看護研修トピックス「施設における継続教育のプログラム開発~「継続教育の基準Ver.2」活用のためのガイドの解説」

2017年11月30日

化学療法センター 牧瀬 亜里第3回看護研修トピックス「施設における継続教育のプログラム開発~「継続教育の基準Ver.2」活用のためのガイドの解説」

2017年11月30日

看護部 松本 洋美 サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置) 2017年11月22日

救急部 稲村 あづさ サイコロジカル・ファーストエイド(心理的応急処置) 2017年11月22日

救急部 藤沢 恵理佳 災害看護における初期医療支援活動③ 2017年11月24日

看護部 松尾 文美地域包括ケアシステム構築に向けた多職種等との連携推進研修

2017年11月25日

看護部 嶋田 加壽代地域包括ケアシステム構築に向けた多職種等との連携推進研修

2017年11月25日

看護部 高木 朱実地域包括ケアシステム構築に向けた多職種等との連携推進研修

2017年11月25日

看護部 旗手 瑞子地域包括ケアシステム構築に向けた多職種等との連携推進研修

2017年11月25日

12東 中村 優希 実地指導者研修 2017年12月4日~5日

7東 中井 千寿 看護補助者のためのKYT② 2018年1月23日

12西 谷口 幸江 大阪市看護職員認知症対応力向上研修 2018年1月24日、2月14日、2月28日

13東 豊田 久理子 大阪市看護職員認知症対応力向上研修 2018年1月24日、2月14日、2月28日

地域医療 三谷 眞美平成29年度看護師職能委員会Ⅰシンポジウム「外来における在宅療養支援の取組」~地域包括ケア時代の外来看護の在り方について考える~

2018年1月26日

外来B 加藤 千春平成29年度看護師職能委員会Ⅰシンポジウム「外来における在宅療養支援の取組」~地域包括ケア時代の外来看護の在り方について考える~

2018年1月26日

化学療法 藤川 理恵平成29年度看護師職能委員会Ⅰシンポジウム「外来における在宅療養支援の取組」~地域包括ケア時代の外来看護の在り方について考える~

2018年1月26日

看護部 松尾 文美認定看護管理者教育課程「セカンドレベル・サードレベル フォローアップ研修」

2018年1月28日

看護部 木戸 宏美認定看護管理者教育課程「セカンドレベル・サードレベル フォローアップ研修」

2018年1月28日

看護部 松本 洋美認定看護管理者教育課程「セカンドレベル・サードレベル フォローアップ研修」

2018年1月28日

10東 椎橋 美月認定看護管理者教育課程「セカンドレベル・サードレベル フォローアップ研修」

2018年1月28日

看護部 松本 洋美 災害支援ナース育成研修 2018年1月29日

救急部 藤沢 恵理佳 災害支援ナース育成研修 2018年1月29日

13東 森山 文穂第6回看護研修トピックス「医療・看護場面で使う英会話~看護英語コミュニケーション研修~」

2018年2月1日

手術部 原 あずさ医療安全推進のための取組~安全文化を育てるコミュニケーション~

2018年2月10日

9東 大北 雄太 指導者としてのリーダーシップ② 2018年2月15日~16日

14東 矢口 容子 指導者としてのリーダーシップ② 2018年2月15日~16日

14東 山田 夏菜子 認知症高齢者の看護実践② 2018年2月16日

11西 宮森 理英子 看護管理者研修 2018年3月3日

ICU 横山 美穂子 看護管理者研修 2018年3月3日

看護部 嶋田 加壽代 平成30年度診療報酬・介護報酬改訂説明会 2018年3月28日

看護部 木戸 宏美 平成30年度診療報酬・介護報酬改訂説明会 2018年3月28日

看護部 松本 洋美 平成30年度診療報酬・介護報酬改訂説明会 2018年3月28日

看護部 松尾 文美 平成31年度診療報酬・介護報酬改訂説明会 2018年3月31日

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本看護協会主催 受講人数 14名

その他の院外研修 受講人数 71名

部署名 受講者氏名 コース名 場所 期間

がん化学療法センター 小西 元子 リフレクションによる看護管理者のリーダーシップ開発 神戸 2017年10月19日~20日

がん化学療法センター 小西 元子 DiNQL大会 大阪 2017年11月13日

7東 岩谷 歩美 DiNQL大会 大阪 2017年11月14日

11西 宮森 理英子 DiNQL大会 大阪 2017年11月15日

12西 井下 春美 DiNQL大会 大阪 2017年11月16日

13西 北出 順子 DiNQL大会 大阪 2017年11月17日

13西 中川 清香 DiNQL大会 大阪 2017年11月18日

14東 柏原 晴美 DiNQL大会 大阪 2017年11月19日

14西 柴原 三枝子 DiNQL大会 大阪 2017年11月20日

ICU 横山 美穂子 DiNQL大会 大阪 2017年11月21日

内視鏡 本田 雅裕 DiNQL大会 大阪 2017年11月22日

救急部 谷口 美知 DiNQL大会 大阪 2017年11月23日

地域医療 旗手 瑞子 「これからの看護師に必要な在宅医療支援能力」意見交換会 大阪 2017年12月21日

地域医療 野村 美香 「これからの看護師に必要な在宅医療支援能力」意見交換会 大阪 2017年12月21日

部署名 受講者氏名 コース名 場所 期間 主催

11西 尾登 洋 17重症度、医療:看護必要度評価者院内指導者研修 大阪 2017年6月18日日本臨床看護マネジメント学会 S-QUE研究会

ICU 瀧下 千侑希 18重症度、医療:看護必要度評価者院内指導者研修 大阪 2017年6月18日日本臨床看護マネジメント学会 S-QUE研究会

看護部 北島 智子訪問看護ステーション実習「生活の場につなぐ!退院支援の実際」

大阪2017年6月12日、7月10日、8月7日

よどきり医療と介護のまちづくり株式会社

化学療法センター 山田 香織 臨床でみられる精神症状のアセスメントと対応方法 兵庫 2017年6月23日 精神衛生研究所

血液浄化センター 金本 志津香 糖尿病透析予防セミナー研修会 大阪 2017年7月15日 日本病態栄養学会

血液浄化センター 増田 まゆみ 糖尿病透析予防セミナー研修会 大阪 2017年7月15日 日本病態栄養学会

血液浄化センター 松尾 佳子 糖尿病透析予防セミナー研修会 大阪 2017年7月15日 日本病態栄養学会

看護部 松尾 文美大阪府看護部長研修会「看護の動向」「大阪府における地域医療構想」

大阪 2017年7月4日 大阪府看護部長会

看護部 旗手 瑞子大阪府看護部長研修会「看護の動向」「大阪府における地域医療構想」

大阪 2017年7月4日 大阪府看護部長会

血液浄化センター 奥野 まどか大阪府看護部長研修会「看護の動向」「大阪府における地域医療構想」

大阪 2017年7月4日 大阪府看護部長会

10西 棚瀬 千里平成29年度同種造血細胞移植後フォローアップのための看護師研修

東京 2017年7月13日~15日 日本造血細胞移植学会

10西 内藤 菜名美平成29年度同種造血細胞移植後フォローアップのための看護師研修

東京 2017年7月13日~15日 日本造血細胞移植学会

地域医療 北島 智子 第9回大阪きた緩和ケア研修会 大阪 2017年7月22日~23日 済生会中津病院&北野病院

看護部 楠本 雅美平成28年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル 受講者対象フォローアップ研修

大阪 2017年7月29日 藍野大学

8西 石橋 明日香平成28年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル 受講者対象フォローアップ研修

大阪 2017年7月29日 藍野大学

13西 中川 清香平成28年度認定看護管理者教育課程ファーストレベル 受講者対象フォローアップ研修

大阪 2017年7月29日 藍野大学

9西 築田 知咲 がん看護研修 大阪2017年7月29日、10月21日、2018年

2月3日大阪医療センター

11西 宮森 理英子 がん看護研修 大阪2017年7月29日、10月21日、

2018年2月3日大阪医療センター

看護部 高木 朱実 大阪府結核研修 大阪 2017年8月25日 大阪府結核予防会

13東豊田 久理子浦川 朋子

第4回PDナース研修会 大阪 2017年8月27日日本パーキンソン病・運動障害疾患学会

OPE 宮地 千春 国立循環器病研究センターセミナー 臨床推論・臨床判断 大阪 2017年9月7日 国立循環器研究センター

8東 大隣 明日香 国立循環器病研究センターセミナー 循環ケア 大阪 2017年9月23日 国立循環器研究センター

8東 大隣 明日香 国立循環器病研究センターセミナー 呼吸ケア 大阪 2017年10月5日 国立循環器研究センター

8東 大隣 明日香 国立循環器病研究センターセミナー フィジカルアセスメント 大阪 2018年1月19日 国立循環器研究センター

11西 加藤 茜 看護師に対する緩和ケア研修会 大阪2018年9月8日、10月13日、

11月10日、12月8日大阪国際がんセンター

11西 浜渦 美沙 看護師に対する緩和ケア研修会 大阪2018年9月8日、10月13日、

11月10日、12月8日大阪国際がんセンター

看護部 松尾 文美大阪府看護部長研修会「発達障害のある看護職員への支援について」

大阪 2018年9月12日 大阪府看護部長会

9西 竹内 麻衣大阪府看護部長研修会「発達障害のある看護職員への支援について」

大阪 2018年9月12日 大阪府看護部長会

12西 井下 春美大阪府看護部長研修会「発達障害のある看護職員への支援について」

大阪 2018年9月12日 大阪府看護部長会

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部署名 受講者氏名 コース名 場所 期間 主催

7西 神倉 麻里周産期に携わる中堅看護職のリフレクションに基づく実践力向上研修

兵庫 2017年10月8日兵庫県立大学地域ケア開発研究所周産期ケア研究センター

7西 水野 真奈美周産期に携わる中堅看護職のリフレクションに基づく実践力向上研修

兵庫 2017年11月18日兵庫県立大学地域ケア開発研究所周産期ケア研究センター

11東 杉浦 友紀 第4回ストマケアセミナー 大阪 2017年10月28日 (株)大黒ヘルスケアサービス

11西 池田 彩樹 第4回ストマケアセミナー 大阪 2017年10月28日 (株)大黒ヘルスケアサービス

11西 高木 麻衣 第4回ストマケアセミナー 大阪 2017年10月28日 (株)大黒ヘルスケアサービス

7東 岩谷 歩美診療・介護報酬同時改定を見据えた看護必要度ステップアップ研修

大阪 2017年11月15日 日本臨床看護マネジメント学会

9西 亀山 花子診療・介護報酬同時改定を見据えた看護必要度ステップアップ研修

大阪 2017年11月15日 日本臨床看護マネジメント学会

10東 高松 由莉恵診療・介護報酬同時改定を見据えた看護必要度ステップアップ研修

大阪 2017年11月15日 日本臨床看護マネジメント学会

10東 草薙 風花診療・介護報酬同時改定を見据えた看護必要度ステップアップ研修

大阪 2017年11月15日 日本臨床看護マネジメント学会

看護部 松尾 文美 看護管理者と組織論理 大阪 2017年12月6日 大阪府看護部長会

看護部 橋本 久美子 看護管理者と組織論理 大阪 2017年12月6日 大阪府看護部長会

7西 篠原 和子 看護管理者と組織論理 大阪 2017年12月6日 大阪府看護部長会

12東 澤田 真理子 看護管理者と組織論理 大阪 2017年12月6日 大阪府看護部長会

14西 柴原 三枝子 看護管理者と組織論理 大阪 2017年12月6日 大阪府看護部長会

9東 亀山 花子 医療安全管理者養成過程講習会 東京 2017年12月9日~10日 全日本病院協会

11西 宮森 理英子 NST専門療法士臨床実地修練 大阪 2017年10月23日~27日 関西医科大学総合医療センター

内視鏡 本田 雅裕 看護職員実務者研修「循環器病総合コース」 大阪 2017年11月27日~11月30日 大阪府病院協会

看護部 高詰 江美 平成29年度院内感染対策講習会 兵庫 2018年1月19日~20日 一般社団法人日本感染症学会

12西 谷口 幸江 「貴社の認知症、せん妄の看護」 大阪 2018年1月27日 大阪府看護連盟市北支部研修会

12西 浜田 麻衣子 「貴社の認知症、せん妄の看護」 大阪 2018年1月27日 大阪府看護連盟市北支部研修会

9東 大北 雄太 がんのリハビリテーション研修会 大阪 2018年1月27日~28日 一般社団法人日本作業療法士協会

看護部 松尾 文美「改定の方針を読む 中医協・診療報酬論点の情報整理」研修会

大阪 2018年2月2日 大阪府保険医協会

看護部 嶋田 加壽代「改定の方針を読む 中医協・診療報酬論点の情報整理」研修会

大阪 2018年2月2日 大阪府保険医協会

看護部 松尾 文美 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

看護部 嶋田 加壽代 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

看護部 木戸 宏美 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

看護部 松本 洋美 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

看護部 橋本 久美子 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

12東 澤田 真理子 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

14西 柴原 三枝子 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

外来 北村 昭子 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

外来 橋本 葉子 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

外来 加藤 千春 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

外来 藤井 明美 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

13西 北出 順子 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

10西 奥野 まどか 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

11東 井下 春美 「診療報酬改訂について」 大阪 2018年2月3日 大阪府看護連盟研修会

看護部 松尾 文美平成30年度診療報酬改定~介護報酬との同時改定を見据えて~

大阪 2018年2月13日 大阪府看護部長会

看護部 嶋田 加壽代平成30年度診療報酬改定~介護報酬との同時改定を見据えて~

大阪 2018年2月13日 大阪府看護部長会

看護部 松本 洋美平成30年度診療報酬改定~介護報酬との同時改定を見据えて~

大阪 2018年2月13日 大阪府看護部長会

12西 清水 里香平成30年度診療報酬改定~介護報酬との同時改定を見据えて~

大阪 2018年2月13日 大阪府看護部長会

外来 藤井 明美平成30年度診療報酬改定~介護報酬との同時改定を見据えて~

大阪 2018年2月13日 大阪府看護部長会

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3)院外における教育活動

【講演/講義】

1.松本洋美:災害看護 大阪南医療センター附属大阪南看護学校 講義

(2017/04~ 11 時間 大阪)

2.田中敦子:第 3 回乳房再建看護研究会 ファシリテーター (2017/04/16 大阪)

3.松本洋美:実習指導の原理(リスクマネジメント) 大阪府看護協会

2017 年度大阪府保健師助産師看護師実習指導者講習会 講義 (2017/05/25 大阪)

4.安井久美子:心不全患者に対する取り組みと現状報告

第 1 回大阪心不全地域医療連携の会 (2017/06/10 大阪)

5.篠原和子:母乳育児指導 大阪大学医学部保健学科 助産学演習 (2017/06/14 大阪)

6.篠原和子、西本由季、山本智子、西田悠:母性看護援助論Ⅰ

行岡医学技術専門学校 看護第 1 学科 講義 (2016/06/15~10/03 8 回 大阪)

7.田中敦子:がん哲学・外来カフェ 看護師を上手に使いましょう

~他の人はどうしてるのかな~ 講演 (2017/06/17 大阪)15

8.長谷川美里:リンパ浮腫の看護ケアを身につけよう がん看護 5「がんとリンパ浮腫」

2017 年度大阪府看護協会研修 ファシリテーター (2017/06/30 大阪)

9.島本真弓:小児看護学Ⅰ(概要と保健)

宝塚大学看護学部特別講義 講義 (2017/07/04 大阪)

10.杉内陽子:北野病院の新しい退院支援の取り組み

第 26 回北野糖尿病合併症フォーラム 講演 (2017/07/15 大阪)

11.徳永愛美:オープンキャンパス個別相談

大阪府看護協会研修救急看護認定看護師教育課程 協力員 (2017/07/19 大阪)

12.徳永愛美:一次救命処置を学ぼう

大阪府看護協会研修 インストラクター (2017/08/04~05 大阪)

13.辻淳子:フットケア指導し育成のための実技講習

日本フットケア学会講習会 講義 (2017/08/08 大阪)

14.間京佳:冷却法によるLH-RHアゴニスト注射時の除痛効果

~乳腺外科外来での取り組み~第 138 回阪神乳腺疾患談話会 講演 (2017/09/01 大阪)

15.嶋田加壽代:看護マネジメント学Ⅱ

宝塚大学看護管理 講義 (2017/09/15~2018/03/31 8 回 大阪)

16.辻淳子、田中美恵:フットケア指導士育成のための実技講習

日本フットケア学会 講義 (2017/09/18 大阪)

17.高詰江美:感染看護論後期 梅花女子大学 講義 (2017/09 月~11 月 8 コマ 大阪)

18.嶋田加壽代:看護管理

行岡医学技術専門学校 看護第1学科 講義 (2017/10/04~12/06 6 回 大阪)

19.椎橋美月:看護管理

行岡医学技術専門学校 看護第1学科 講義 (2017/10/04~12/06 2 回 大阪)

20.松本洋美:災害看護

行岡医学技術専門学校 看護第1学科 講義 (2017/10/04~12/13 7 回 大阪)

21.上村頌子、谷河志保:小児看護援助論Ⅱ

行岡医学技術専門学校 看護第1学科 講義 (2017/10/05~11/16 7 回 大阪)

22.高橋美稀:看護の視点で考えるハイフローセラピー

第 27 回旭川呼吸器セミナー 特別講演 (2017/10/05 旭川)

23.原美樹子、山田麻子:大阪市立大学医学部看護学科 基礎看護学実習 サポート教員

(2017/10/01~2018/03/31 16 コマ 大阪)

24.稲村あづさ:フィジカルアセスメント(演習)②③

大阪府看護協会 2017 年度研修インストラクター講師(2017/10/12~13,10/19~20 大阪)

25.徳永愛美:フィジカルアセスメント(演習)④

大阪府看護協会 2017 年度研修インストラクター (2017/10/26~27 大阪)

26.松本忍:ストーマケアの基礎・実技実習

第 4 回看護師ストーマケアセミナー講師 (2017/10/28 大阪)

27.竹内麻衣:糖尿病療養指導勉強会 講師 (2017/11/02 大阪)

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28.松本忍:ストーマケアについて

第 8 回若いオストメイト交流会講演 (2017/11/03 大阪)

29.西本由季:職業講話 寝屋川市立第7中学校 (2017/11/07 大阪)

30.眞山唯:国家試験戦略にむけて

宝塚大学看護学部 4 次生 国家試験対策 講師 (2017/11/08 大阪)

31.高橋美稀:第 5 回ネーザルハイフロー療法勉強会 講演 (2017/11/11 大阪)

32.松本忍:京都橘大学実習指導者会議、ケースレポート発表会 (2017/11/21 京都)

33.長谷川美里:緩和ケア

香里ヶ丘看護専門学校 成人看護学援助論Ⅳ 講義 (2017/12/01、04 大阪)

34.松本忍:日本褥瘡学会・在宅医療委員会主催

「第 11 回大阪在宅褥瘡医療セミナー」 講師 (2018/01/21 大阪)

35.松本忍:ストーマ保有者における予防的スキンケア ~セラミド配合ストーマ器具の使用

の実際~創傷・ストーマケアセミナー in 関西 講演 (2018/01/27 大阪)

36.嶋田加壽代:実践報告「質の高い看護サービスを提供できる組織構築に向けて

-看護の可視化への取組によるミドルマネージャーの育成-」

大阪府看護協会 サードレベルフォローアップ研修 講義 (2018/01/28 大阪)

37.簾祥子:企画セッション 「赤ちゃんにやさしい呼吸~看護師のアセスメント方法~」

第 20 回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム 講師 (2018/02/16 長野)

38.三谷眞美:当院での入院支援センターの取り組みについて

第 27 回北野糖尿病合併症と医療連携の会 講師 (2018/02/17 大阪)

39.徳永愛美:2017 年度北野地域活動協議会災害訓練 講義 (2018/02/25 大阪)

40.高橋美稀:人工呼吸器の取扱い、装着中の観察ポイント等 訪問看護師対象研修

「中堅看護師向け研修」~中堅訪問看護師における看護技術研修①~ファシリテーター

(2018/03/24 大阪)

41.田中敦子:乳がん患者が抱える様々な問題~医療現場でできることを考える~

乳腺クリニック懇話会 講演 (2018/03/31 大阪)

4)院外活動

【学会講演/発表】

1.谷絵梨香、中村香里(発表):第 59 回関西 STOMA 研究会 (2017/06/24 大阪)

2.松尾文美(座長):一般演題口演「看護継続教育Ⅱ」 第 18 回日本赤十字看護学会学術集会

(2017/6/25 北九州)

3.島本真弓、山口かおり(講演):交流集会 これからの看護基礎教育における小児看護学の実

習設計~どこでどのように実習を展開していくのか~日本看護研究学会第 43 回学術集会

(2017/08/29 愛知)

4.竹内麻衣(発表):交流集会 10 他の慢性疾患を併せ持つ糖尿病患者への支援を考えてみま

しょう! -どう関わればよいかわからないと悩んだことはありませんか?-

第 22 回日本糖尿病教育・看護学会 (2017/09/14~15 福岡)

5.古河てまり、神代英子、竹内麻衣、中山法子(ポスター発表):硬結に繋がる自己注射手技の

背景にある患者の思い 第 22 回日本糖尿病教育・看護学会 (2017/09/14~15 福岡)

6.松本忍(発表):チーム医療としての放射線治療 第 21 回関西がんチーム医療研究会

(2017/09/16 大阪)

7.小西元子、長谷川美里、楠本雅美(口演):

当院におけるキャンサーボード運営の現状と課題 第 21 回関西がんチーム医療研究会

(2017/09/16 大阪)

8.松本忍、中村香里、谷絵梨香(口演):尿管皮膚瘻周辺の再発腫瘍に対し多職種が関与し

放射線療法と装具使用が可能となった一例 第 21 回関西がんチーム医療研究会 (2017/09/16

大阪)

9.小西元子、藤原優子(口演):免疫チェックポイント阻害薬(ICI)導入に際して行った当院で

の多職種での取り組み 第 21 回関西がんチーム医療研究会 (2017/09/16 大阪)

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10.藤井明美、小西元子(口演):当院でのエムプリシティ投与に対する取り組み

第 21 回関西がんチーム医療研究会 (2017/09/16 大阪)

11.稲村あづさ(座長):一般口演「終末期医療」 第 19 回日本救急看護学会学術集会 (2017/10/07

大阪)

12.竹内麻衣(口演):北野病院糖尿病教室の記録からみた多職種連携の推進について

第 54 回日本糖尿病学会近畿地方会 (2017/11/11 大阪)

13.嶋田加壽代(座長):一般演題「急性期‐4、看護管理‐3」 第 5 回大阪府看護学会

(2017/12/09 大阪)

【著書・執筆】

1.杉内陽子:教えてっ!退院支援の 5 つのこと 看護情報誌 ナースマガジン 20 号

メディバンクス株式会社 (2017 年 7 月 Vol.20)

2.稲村あづさ:ショックとは カラービジュアルで見てわかる!はじめての救急看護

メディカ出版 (2018 年 2 月)

5)研修生及び実習生受け入れ

【短期実習・見学】

施設 期間 人数

行岡医学技術専門学校小児看護学実習

行岡医学技術専門学校母性看護学実習

行岡医学技術専門学校基礎看護学実習Ⅰ‐①行岡医学技術専門学校

基礎看護学実習Ⅱ行岡医学技術専門学校成人看護学実習Ⅱ・Ⅲ行岡医学技術専門学校

老年看護実習Ⅰ行岡医学技術専門学校基礎看護学実習Ⅰ‐②

大阪府医師会看護専門学校老年Ⅱ、成人Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、母性、総合、小児

大阪府医師会看護専門学校母性看護学実習

大阪府医師会看護専門学校基礎看護学実習Ⅰ・Ⅱ

大阪府医師会看護専門学校基礎看護学実習Ⅲ

大阪府医師会看護専門学校老年看護学実習Ⅰ

淀川区医師会看護専門学校小児看護学外来実習

梅花女子大学母性看護学実習Ⅰ

梅花女子大学統合実習

梅花女子大学成人看護学実習Ⅰ

梅花女子大学小児看護学実習

平成29年05月08日~08月04日 29名

平成29年05月15日~11月24日 10名

平成29年08月28日~09月15日

平成29年10月10日~11月17日

平成30年01月09日~02月16日

21名

平成29年10月02日~12月08日 18名

平成30年01月22日~02月09日 10名

平成30年02月19日~03月09日 11名

平成29年08月29日~10月26日 18名

平成29年06月26日~09月29日 16名

平成29年06月19日~06月23日

平成30年02月26日~03月02日

24名

24名

18名

10名

平成29年08月29日~10月26日 36名

平成29年09年04日~12月22日 29名

平成29年07月24日~08月04日 9名

平成29年10月16日~10月27日 3名

平成29年09月19日~20日、12月04日~08日

11名

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施設 期間 人数

宝塚大学成人看護学実習Ⅰ

宝塚大学成人看護学実習Ⅱ

宝塚大学成人看護学実習Ⅰ

宝塚大学成人看護学実習Ⅱ

宝塚大学小児看護学実習

宝塚大学母性看護学実習太成学院大学 平成29年09月11日~09月22日 5名

小児看護学実践実習 平成29年12月11日~12月22日 5名太成学院大学

成人看護学実習Ⅰ太成学院大学

成人看護学実習Ⅱ太成学院大学母性看護学実習太成学院大学

基礎看護学実習Ⅰ太成学院大学

基礎看護学実習Ⅱ森ノ宮医療大学助産学実習

森ノ宮医療大学基礎看護学実習Ⅱ

藍野大学基礎看護学実習Ⅱ四條畷学園大学

基礎看護学実習Ⅱ京都橘大学看護教育研修センター

皮膚・排泄ケア認定看護師教育課程実習大阪府看護協会 認定看護管理者教育課程 平成29年09月01日 3名セカンドレベル看護組織管理論臨地実習 平成29年12月1日 3名

552名

平成29年10月04日~10月31日 2名

平成29年05月30日~07月06日 35名

平成29年05月30日~07月06日 14名

平成29年10月16日~平成30年01月26日 26名

平成29年10月16日~平成30年01月26日 30名

20名

平成30年01月08日~02月16日 22名

平成29年10月02日~10月20日 7名

総合計

平成29年2月28日~03月09日 4名

平成30年01月15日~01月19日 12名

平成29年10月30日~12月15日 2名

平成30年01月22日~03月02日

平成29年08月07日~8月17日

平成30年01月29日~02月07日

12名

16名

平成29年10月04日~10月20日 5名

平成30年02月05日~03月02日 20名

平成30年02月13日~02月22日 12名

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Ⅵ.部署別活動報告

部署/実績 部署目標 達成状況と成果7階東病棟定床数(48床)診療科(レディース病棟;婦人科・乳腺外科)1.平均在院患者数:42.4人2.平均在院日数:9.7日3.病床利用率:88.2日%4.病床稼働率:98.0%5.手術件数:648件/年、化学療法:430件/8ヶ月6. 緊急入院数:588件/年、49件/月

1. 女性器疾患をもつ患者に対し、周手術期からターミナル期まで質の高いこまやかな看護の実践ができる2.継続受け持ち看護師としての役割を果たしながら、チーム看護ができる3.活き活きと働くことが出来る環境づくり

1.新人が10名配置されることになり、看護の質の低下が懸念された。基礎の構築のために婦人科疾患や乳腺外科疾患など年間の勉強会を医師と共に実施した。婦人科疾患、乳腺外科疾患と治療、看護技術などのマニュアルやチェック表の整備を行い、病棟教育の標準化を図った。ターミナル患者のがん看護や緩和ケアに関しては、リーダーを中心にリソースナースとも協力しながら看護実践を行った。ターミナル患者の外出希望を叶えた事例に関しては事例検討を行い、看護を振り返る機会を作った。今後はさらに看護の基礎を固めボトムアップを行う必要がある。転倒転落に関しては、25件/年、発生率1.8‰、新規褥瘡発生は7件/年、発生率0.3%と目標は達成できている。誤薬に関しては、発生率5.1‰と高く、薬剤管理に関する意識の改善、確実な確認行動の徹底が必要で、課題が残っている。小児入院医療管理料4を取得できるよう10床を11月から設定することとなり、始めは20~30%程度の稼働であったが、3月には90%以上小児患者で運用ができている。今後は小児科病棟と協力し、緊急入院の調整、マニュアルの整備など行っていく。2.固定チームナーシングについては現状分析と見直しを行い、基準を作成した。しかし、新人が多く病棟全体の安全を優先すると継続受け持ち看護師としての役割やチーム看護として機能を果たすことが難しい状況であった。平均在院日数も非常に短く、継続受け持ち看護師としての役割やチーム看護をどのように行っていくのか今後の課題とする。3.今年度は、新人10名を迎え、とにかく部署全体で「新人を育てる=7東が成長する」ことを目標にポジティブマネジメントを行った。新人教育は実地指導者を中心に部署全員で行うことが出来た。超過勤務時間は平均19時間、カエルナースも実施し、時間管理の意識向上と負担の軽減を図ることができた。新人の離職は0名、全体の離職率も6%と減少できた。

7階西病棟

定床数(28床)

診療科(産科・婦人科)個室18床、4人部屋2床、MFICU2

床(LDR4床、処置

室1床)1.平均在院患者数:22.5人

2.平均在院日数:5.8日

3 . 病 床 利 用 率:80.5%4.2017年分娩件数

680件、帝王切開186

件(22.7%)院外救急

搬送受入れ71件/年

1.病床稼働率85%、分娩予約数60件/月を目指すと共に産科救急搬送を断らない体制をつくる2.多種職との合同勉強会やカンファレンスの定期開催を実施し多種職間の連携強化を図る3.患者満足度の向上を目的に、中堅助産師教育プロジェクト構築と共に看護研究をベースに看護の実践ケアの充実化を目指す4.医療事故報告における改善計画に基づいた看護の実施と結果報告書の記載を徹底する

1.病床稼働率85%、分娩予約数60件/月を目指すと共に産科救急搬送を断らない体制をつくる2.多種職との合同勉強会やカンファレンスの定期開催を実施し多種職間の連携強化を図る3.患者満足度の向上を目的に、中堅助産師教育プロジェクト構築と共に看護研究をベースに看護の実践ケアの充実化を目指す4.医療事故報告における改善計画に基づいた看護の実施と結果報告書の記載を徹底する

8東病棟定床数(45床;一般病床35床,HCU6床)診療科(心臓センー)1.平均在院患者数:40.5人2.平均在 院日 数:12.0日3.病床利 用率 率:92.1%(HCU75.7%)4.その他 :心 臓カテ ー テ ル 関 連 総数470件、PCI 103件アブレーション 227件、ペースメーカー植え込み 43例、ICD植え込み3例CRT-D植え込み10例、開心術 61件、開腹術11件

1. 急性期病院におけるクリティカル領域の看護実践能力の強化・促進2. 原理原則に基づいた看護ケアの実践3. 医療者としての姿勢の理解と実践、選ばれる病院作りへの貢献4. 専門性意識の高い人材育成

1. 看護実践能力向上のため、先輩スタッフが後輩スタッフに向けて勉強会を実施した。さらに医師からの勉強会も企画し知識向上に活用した。HCUへの入院は心臓センター以外の入院患者を昨年度より受け入れをしている。該当科以外の重症管理が必要な患者様についてもチームでケアに取り組み、ボトムアップになった。2. クリニカルパスを心臓カテーテル・アブレーション・デバイス植え込みに適応している。徐々に浸透し、適応件数を増やせている。それにより、患者の治療計画共有し、統一した看護ケアの提供を実践できている。年度末にHCUの看護ケアマニュアルを見直し・修正を行なった。3. 継続受け持ち看護の体制を見直しした。再入院される患者様には前回と同様の担当看護師とし、安心感が得られるようにした。入院直後から退院支援を積極的に行ない、定期カンファレンスを行い、心不全指導・虚血指導をメインに地域連携・在宅ケアに繋げられるようにしている。また慢性心不全看護認定看護師を中心に、心不全地域連携パスの導入に取り組みかかりつけ医・訪問看護と情報交換を行っている。4. 新人教育のプログラムだけでなく、経験年数別に教育ラダーを作成。HCU導入やリーダー導入などを明確にし、スタッフ個人の目標管理とキャリア形成に役立てている。

8階西病棟定床数(38床)診療科(小児内科・小児外科)1.平均在院患者数:33.4人2.平均在院日数:5.7日3.病床利用率:87.9%4.その他;新規入院患者数:1981人、年間手術件数:254件、病床回転率:5.3回年間心臓カテーテル検査:26件

1.アセスメント能力の向上 こまやかな配慮、満足してもらえる看護の提供2.安全対策の徹底3.時間管理の意識向上と人材の活用

1.アセスメント能力の向上:昨年度より開始した固定チームで継続受け持ちを行うことで患者把握がしやすくなり、特に長期入院の患者に対して個別に応じた計画の立案やカンファレンスが行えるようになった。NICUや外来、地域との連携により退院後を見据えた看護の提供も考える事ができつつあり、小児科の看護師としての視野が広がり個々の目標が高まってきている。2.ヒヤリハット:今年度の報告の内容は注射の投与遅れ・未投薬、家族管理の内服関連、転倒転落が多くを占めた。転倒転落の対策としてPJを中心とした転倒転落アセスメントシート、患者教育ビデオの作成と運用を開始した。結果昨年度に比べて6件の減少が認められた。家族管理の内服に対しても誤薬の原因を分析することで昨年度に比べて6件の減少を認めた。毎朝の申し送り時に係りを中心とした部署でのヒヤリハットに対する注意喚起を主体的に行うようにもなり危機意識が高まってきている。3.時間管理の意識向上:超過勤務の削減については今年度より遅出を導入することで入院の多い午後の業務負担が軽減した。またタイムスケジュール表を用いた残務の見える化や相棒・固定チームの定着により業務調整やリーダーが残務を把握し業務采配ができるようになってきたことから超過勤務の減少に繋がっている。人材の活用:人材の有効活用については必要度を用いた受け持ちの配置やNICUとの業務調整により安全な配置や時間的サポートがとれるようになってきた。時間を意識した人材の活用がリーダーを中心に考え行動できるようになった。

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部署/実績 部署目標 達成状況と成果NICU病棟定床数(18床)診療科(小児病棟)1.平均在院患者数:11.6日2.平均在院日数:18日3.病床利用率:64.0%4.その他;帝王切開立会い13件/年、ハイリスク経腟分娩立会い3件/年、搬送迎え(看護師付添)18件、搬送送り(看護師付添)11件、リリーフ件数366件 (8西183件、他病棟 183件)(時間にして8西 693時間、他病棟580時間)年休取得率6.13%

1.業務体制の見直し2.感染対策について3.他部門経験と教育強化

1. 業務体制の見直し:集中管理と退院に向けた看護が入り混じるため、業務のバランスを見直し、日々の看護配置を調整した。また、親への指導が煩雑化されること整理し、また多忙化する時間を見越しての早出・遅出を導入することで、安全な配置とともに、指導時間の確保や処置、緊急入院対応ができるようになった。2.感染対策について:2016年5月にMRSAのアウトブレイクが発生したのち、2017年度は新規発生3件に留めたが、持ち込み3件であった。ESBLの持ち込み8件とMRSAと同様持込み件数が増加傾向にあり、入院時のスクリーニングを開始し、モニタリングを今後も継続していく。アウトブレイク発生には至らなかったが、家族、ローテータ医師、放射線技師へのe-ラーニング教育・手技確認なども今後継続して行っていく。看護師は、必須ケア(沐浴手技など)に関しても手技体得の評価基準を設け、再教育を行い全員合格できた。今後もステップアップさせていき、意識を高めていく必要がある。3.他部門経験と教育強化:他部門経験を意識的に取り取り組んだ結果、8西病棟のリリーフは、短時間でも意識できるようになった。また成人病棟へのリリーフは清拭だけでなく、入院のアナムネなどに取り組むことが出来た。搬送迎、帝王切開やハイリスク分娩の立会いも件数を積極的に介入した。次年度はさらに件数を増やし、また産前産後訪問を充実させ、不安の軽減に努められるよう調整していく。

9階東病棟定床数(48床)診療科(呼吸器外科・泌尿器科)1.平均在院患者数:42.8名2.平均在院日数:11.3日3.病床利用率:89.1%4.年間手術件数:660件呼吸器外科230件泌尿器科 430件

1.急性期病院に求められる看護を理解し、呼吸器外科・泌尿器科診療における質の高い看護を提供できる2.新人をはじめとした後輩教育を病棟全体で実践していくことで離職率を下げることができる3.労務管理と看護の質の保障を意識した業務改善を行い、スタッフが働き続けたい病棟にする

1.専門性の知識・技術については、医師、病棟担当薬剤師の協力のもと毎月勉強会を実施した。また、継続看護の実践においては、スタッフ全員が継続受け持ち患者の事例発表を行い、看護の振り返りと、看護観の共有の場となった。毎日のカンファレンスで看護問題の検討が課題となったため、質の高い看護を目標に症例検討の継続していきたい。2.新人教育は、院内のマトリックスをもとに、部署の特徴を追加したマトリックスを月毎に作成した。評価基準も統一した物を作成。それをもとに、病棟全体で新人教育を行い、評価を可視化することができた。3.退院調整と転倒転落予防の業務改善グループを発足した。転倒転落予防のグループは、転倒件数を減らすために記録の充実に取り組んだ。患者の状態から転倒アセスメントを行い、対策を検討できるように病棟独自のテンプレートを作成し、記録できるようにした。テンプレート活用によって、看護の継続が充実し、転倒転落の件数を減らすことができた。退院調整については、病棟担当MSWと協力し、退院支援介入や保険制度の勉強会を実施し看護ケアに繋げることが出来た。

9階西病棟定床数(48床)診療科(眼科・糖尿病内分泌センター・呼吸器内科)1.平均在院患者数:43.4人/日2.平均在院日数:9.9日/月3.病床利用率:90.3%4.その他;新入院患者数:135名/月緊急入院患者数:343件/年眼科手術件数:1046件/年

1.スタッフ個々のフィジカルアセスメント能力の向上を目指し、患者を総合的にアセスメントできる能力を身につける2.患者を中心としたチーム医療の充実3.医療安全に関し、リスク感性を高め、リスクマネジメントできる能力を養う

1.フィジカルアセスメント能力を高め、看護実践力強化に向け、勉強会の企画、準備、開催に至るまで計画的に進め、実施することができた。糖尿病に関しては、CDEJが中心となり、勉強会の開催や集合教育の講師育成などに努めた。しかし、若いスタッフも多く、患者を総合的にアセスメントする能力は不足しており、フィジカルアセスメント能力向上にむけ、自ら学び主体的に看護を実践できる看護師の育成に焦点を当て、臨床現場におけるOJTの強化を図っていく必要がある。2.看護師及び医師、多職種間で必要な情報共有を行い、チーム医療の充実につなげることができた。特に糖尿病患者に関しては、医師・看護師・薬剤師・栄養士・SMWなどが連携し、患者にあった指導方法や退院後の生活について毎週症例カンファレンスを開催している。呼吸器内科の患者様に関しては、自宅退院できない患者様も多く、早期から家族や地域と連携し、スムーズに退院調整ができるよう関わる必要がある。3.内服カートの導入で内服薬の過剰過少投与が減少しており、全体件数をみても昨年度より大幅に減少傾向にある。転倒転落防止に備え、事前の防止策を考えることはできているが、患者の病状変化に伴うアセスメント不足があり、患者の状態変化に即応できるチームの連携強化が必要である。週に1回ヒヤリハットカンファレンスを実施し、病棟内で起こったインシデントの対する対策の評価や改善を検討し、同様のヒヤリハットが起きないように努めた。

10階東病棟定床数(48床)診療科(呼吸器センター・リウマチ膠原病内科)1.平均在院患者数:44.03人2.平均在院日数:17.0日3.病床利用率:92.8%4.その他;看護必要度 平均36.16%

1.患者の安全を最優先した質の高い看護の提供2.チーム医療の推進3.働きやすい環境作り

1.誤薬に関するインシデントの減少と患者の自立支援を促進することを目的とし、内服自己管理への取り組みを実施した。内服自己管理シートの作成と活用により、看護師が直接関与する内服に関するインシデントは減少傾向にある。また、入院後早期から退院後の生活を見据えた据えた内服自己管理方法を検討し、内服自己管理シートの評価と見直しの実施、自己管理中の患者のインシデントに対する原因分析を行い、安全で質の高い内服管理方法について今後も継続して取り組んでいく。2.多職種による合同カンファレンスを実施しているが、病棟看護師が主体的に意見を発信することができていないため、カンファレンスの方法について見直しを行った。各スタッフの役割と能力に合わせたサポートを行い、患者中心の看護を討議できるカンファレンスを目指す。また、平均在院日数は昨年度18.1日であったが、今年度は17.0日と短縮している。多職種連携を強化し、クリニカルパスの適切な活用、退院調整を推進することにより、適正な在院日数、病床稼働を目指す。3.院内研修会において病棟看護師が呼吸器疾患患者の事例検討を発表した。発表を契機とし、日々実践している看護の意味付けができた。また、発表内容を病棟内で共有することにより、看護の質の向上について考える機会となり、スタッフのモチベーションの向上につながった。更に、病棟内での勉強会の開催により、呼吸器疾患患者の看護の基本的知識・技術を習得することができ、患者に安全で安心な看護を提供すると共に、スタッフの相互学習の機会となった。

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部署/実績 部署目標 達成状況と成果10階西病棟定床数(47床うちクリーンルーム15床)診療科(血液内科・腎臓内科)1.平均在院患者数:41.7人2.平均在院日数 :21.9日3.病床利用率  :90.7%4.その他    :造血幹細胞移植 19件/年(自家移植6件、同種移植13件)腎移植 3件/年

1.病院経営の方針を知り、各個人が経営的視点を習得できる2.医療安全、業務改善、褥瘡、退院調整のグループの取り組みにより安全で安心できる看護の提供ができる3.診療科グループで専門性を発揮し、的確で細やかな看護の提供ができる

1.現任教育チームリーダー会を毎月開催し、現任教育に関する情報共有と課題の明確化、次月の目標設定とOJT計画立案を行った。とりわけ、経年別教育に診療科別教育内容をリンクさせた体系的な教育システムを構築する必要があったため、診療科チーム(血液内科チーム/腎臓内科チーム)のコアメンバーにより「診療科別教育ラダー」を作成した。当院の中央研修との整合性を考慮し、2018年度4月からの運用ができるように準備し、3月に完成することができた。2.他部門・他部署との連携強化毎週水曜日に血液内科カンファレンス、毎週木曜日に腎臓内科カンファレンスを開催し、入院患者の情報共有と問題点に関する検討を行った。しかし、医師からの情報提供に留まるケースが多い現状があり、看護の視点での情報発信や問題提起、コンセンサスを得るためのコミュニケーションに課題があると考える。血液浄化センターや外来部門とも連携を強化し、合同勉強会の開催やPDカンファレンスの定期開催を促進できた。また外来部門とも入退院患者の情報共有を強化できた。3.同種移植後外来(LTFU外来)の開設移植後患者の退院後の生活に対するフォローアップを目的に、LTFU外来の開設準備を進めた。推進拠点病院の見学を2018年2月に実施し、外来開設の具体的示唆を得ることができた。外来環境面の調整、開設要件の整備、システム管理の調整、広報アナウンス等を行い、2018年4月からの同種移植後外来開設ができた。現在、移植後患者指導管理料の算定を満たす看護師は2名であるが、次年度は更に2名の研修受講を計画し、病院の経営にも積極的に参画したい。

11階東病棟定床数(48床)診療科(消化器センター)診療科(消化器センター)1.平均在院患者数:43.3人/日 1318人/月2.平均在院日数:11.1日3.病床利用率:90.3%4.その他;消化器外科手術 720件中394件/年間

1.クリティカル領域の看護実践能力の強化・推進2.基礎看護技術・原理原則に基づいた看護ケア実践3.医療安全管理体制の強化4.医療者としての姿勢の理解と実践5.専門性意識の高い人材の育成

1.個別性のある看護実践が提供できる毎日の新入院・転入患者について、終礼で担当者からの情報提供を行い毎日、情報共有を行う(全例実施できリソースナースの活用は十分発揮できた) *特に緩和領域については、終末期患者のケアプランとしてAPCの取り組みを手がけることが出来た・・・学会発表までが今後の継続課題となっておりスタッフ間での認識統一に役立つことが出来た.自分たちの看護の振り返る良い機会となった2.看護手順・基準に基づいた看護ケアの充実①看護基準・手順の見直し数増加②技術チェックの実施度強化を手順委員が中心に実践することができた3.医療事故防止対策の徹底アクシデントレベル分析の実践(リスクマネージャー介入):レベル3以上の分析・改善策を詳細に記録し医療安全管理室との連携により指導を受け行動修正する事ができた *前年度、減少している事例分析実施更に減少することが出来た(点滴投与についてのインシデントがなくなった)4.医療人としての自覚・責任を持った行動ができる*各自が報告・連絡・相談が自主的に行えるように部署内で常に会話できる環境作りを徹底でき、指導についても行動しやすい状況になった (指導者と後輩の距離感が近くなり以前より教育的な関わりが実践できるようになった)

11階西病棟定床数(48床)診療科(消化器センター)1.平均在院患者数:43.6人2.平均在院日数:11.1日3.病床利用率:90.9%4.その他;看護必要度 30.3%、手術件数 予定224件、緊急64件(消化器外科手術総件数 717件/年)消化器内科検査件数【11階フロア合計件数】 14511件/年間

1.急性期病棟として、科学的根拠に基づいた、安全で質の高い看護を提供する。2.消化器センターとして11東西で協働し、看護サービスの向上に努める。3.患者ファーストを合言葉に業務改善を行い、患者・職員満足度向上に繋げる。

1.看護師の経験年数に応じた部署教育計画を作成し、年代別勉強会を開催。各学年が、後輩に対して勉強会を開催する手法により、受講側は年代別課題達成、開催側は自身の知識の再確認となった。また、開催者としての企画運営・プレゼン能力向上にも繋がった。他にも消化器医師よる学習会の開催、ストーマ、褥瘡、感染、糖尿病などもリソース研修への参加、院外研修参加(癌看護、ストイーマサイトマーキング、循環器看護)など、9割以上のスタッフが自己研鑽型の研修に参加し、看護知識・技術向上に努めた。インシデント数はH28年度より2割減少となっている。2.3年前より11Fは消化器センターとしてフロアー化推進を行っている。入院は東西で内科・外科比が均等になるような病床管理を継続、インシデントなど問題発生時は速やかに情報共有を行い、マニュアル・手順の統一を図った。患者様が東西どちらに入院されても同じ看護が提供されるよう、グループ活動においても協働し、看護手順の標準化やパンフレット改訂をすすめた。また、内科・外科医師各1名、東西師長・主任による業務検討会を開催(不定期)し、医療、サービスの改善と向上にむけ、運営上の問題や情報共有を行っている。病棟間の人員構成やその日の業務量においても情報共有・協力体制をとり、フロアー間でサポートを調整し、患者ケアの充実と看護の質の維持に努めている。3.ベッドサイド看護をより充実させることを目的に、業務改善グループを立ち上げ、①申し送り時間の短縮、②相棒制度の見直し、③業務フローの変更を行った。結果、申し送り時間は半減し(日勤から夜勤が50→20分程度、夜勤から日勤では申し送りによる超過勤務がなくなった)、相棒の性能は向上した。これにより、勤務交代後のファーストラウンドが早くなり、ベッドサイド看護の充実、検査等の出棟遅れの減少、超過勤務減少へと繋がり、患者・看護師の満足度向上へと繋がっている(部署離職率7%)。

12階東病棟定床数(48床)診療科(耳鼻科・形成外科・皮膚科)1.平均在院患者数:42人/日2.平均在院日数:9.9日3.病床利用率:86.4%4.年間緊急入院患者数 760人(63人/月)5.平均手術件数 35件/月(年間合計421件)

1.急性期病院におけるクリティカル領域の看護実践能力の強化・促進2.原理原則に基づいた看護ケアの実践3.医療安全管理体制の強化4.病院経営の方針を理解し参画する

1.日常行われているケアについて毎日夕方のカンファレンスで情報共有が行えるよう場面設定し実施。1月からは1年目も自分の看護を言葉で伝えられるよう1事例紹介してもらい、そこで患者のケアについて確認している。自分のケアについて語ることで自己の振り返りにもなり看護の確認が互いにできるようになってきた。治療方針や看護方針について少しずつ意識できるようになってきている。また記録の充実も相棒制度を活用し実施し取り組んでおり、今後継続して実施していく。2.多職種との連携強化に関しては耳鼻科カンファレンスに参加することで医師看護師間で情報共有ができ、必要時には情報の伝達を行い病棟全体が把握できるようにしている。下半期に診察介助として行っているケアを統一できるよう手順の作成に2診療科取り組み最新版として手順書が作成できた。3.入院時のリスク説明は100%出来ている状況。またインシデント発生時の報告連絡相談は昨年に比べると行動ができている。転倒転落は昨年度31件と多く特に対応ができておらずに転倒に至ったケースが半数を占めていた。今年度は20件で件数の減少はみられた。これはインシデント発生後速やかに振り返りを行い、対策について考えることを重点的に実施した成果と考える。年度初めにRCAを実施することで類似事例は発生しなかった。4.平均在院日数も短く、その中で早期介入、退院支援に取り組んでいる。しかしなかなか調整ができないケースもあるため、今後は進捗状況の把握や地域担当者の介入を積極的に行えるよう取り組む。入退院調整については主科では調整可能であるが、他科入院も多く協力が貰えないこともあるため、一つ一つの事例に丁寧に対応するよう取り組む。

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部署/実績 部署目標 達成状況と成果12階西病棟定床数(48床)診療科(整形外科)1.平均在院患者数:43.7人2.平均在院日数:20.3日3.病床利用率:91.0%4.その他;手術件数:645件, 月平均:54件

1.エビデンスに基づいた看護ケアの提供により質の向上を図る2.入院、手術による合併症を看護の力で予防する3.患者・家族が主語の円滑なコミュニケーションをとり安全な医療が提供できる

1.エビデンスに基づいた看護ケアを提供する事が求められるが、医原性褥瘡の発生があとを絶たないため、取り組みを行い前年度から20%減少の11件と成果につなげることができた。しかし、皮膚が脆弱な患者の初期対応が統一してできていないため、こまやかな対応ができるよう努める必要がある。2.術前、後のベッド上安静に伴い誤嚥性肺炎が併発し、手術や回復期リハビリ病院への転院が延期されるなど、不利益となる事がある。そこで安全に術前、後を過ごせるようポジショニングや食事形態の考慮、口腔内の観察、口腔ケアなど実際にスタッフが体験できる勉強会を開催した。勉強会での体験をベッドサイドケアに活かすことができ、術前、後の誤嚥性肺炎の発症は0件と成果に繋げる事ができた。また、高齢者はさまざまな既往疾患を抱えての手術となる事が多く、手術を契機に既往疾患が悪化する事も少なくない。そのため、急変時対応や循環器疾患の勉強会を開催した。実践に繋げられる勉強会を継続して行い、合併症予防に努める必要性についてスタッフの意識付けになり行動変容に繋がることを期待したい。3.患者に安全で最善の治療が受けて頂けるように努める必要があるが、整形外科疾患の特徴である感覚障害やADLの変化等から看護師主体のコミュニケーションになる事がある。患者・家族が治療に参画して頂けるよう円滑なコミュニケーションが図れ、主体が患者、家族であるように関わりを続けていく必要がある。

13階東病棟定床数(48床)診療科(脳神経センター:神経内科)1.平均在院患者数:43.6人2.平均在院日数:16.9日3.病床利用率:92.0%

1.脳神経疾患患者に質の高い看護サービスを提供する2.脳神経センター看護師として知識の向上、医療人としてのマインドを育て、自立した看護師となれる3.他職種と協力・協働し、看護師がチーム医療の要となる4.脳神経センターフロア化や病棟役割を通して、組織人として自律した行動が取れる5.いきいきと働くことができる職場作り

1.患者の高齢化、入院によりADLの低下や認知機能が低下する患者様が多いが、当病棟では、QOLの低下を防ぐために、一昨年より「プラスαの看護」と称した看護実践を行っている。疾患の特性から、転倒転落発生率が高いため、転倒予防やレクリエーションの目的も含めて、毎週末の土・日・祝に、手浴・足浴、ぬり絵や折り紙などのアクティビティも提供している。2.1~2年目の看護師が全体の42%、4年目までを含めると80%弱になり、若いスタッフも多いため、「自律」やフィジカルアセスメント能力の向上を目標にした計画を立てた。患者様の全体像を把握し、看護過程の展開ができるように、各チームで事例検討会を行った。「てんかん」患者様への退院指導用のパンフレットの作成や医師、看護師を講師とした神経内科疾患別の勉強会も毎月開催した。3.MSWとの退院調整カンファレンスを毎週行い、早期から退院調整の介入をしている。患者様の退院後の生活を見据えた介入の継続と医師との協力体制の強化も行っていく。4.3年目、4年目看護師を対象にSCUへのローテーションを実施した。SCUに行くことで脳卒中の急性期治療の理解や観察のポイントが理解でき、フロア間のサポート体制への意識付けになった。脳梗塞患者の再梗塞予防パンフレットの作成もほぼ完成し、今後同じパンフレットを用いての指導を開始する。5.新人教育に関しては、サポートリーダー、主任を中心に、スタッフ全員で育てる環境づくりを行った。4年目以上の看護師は院内・外の研修に積極的に参加するよう計画し、PDナース、嚥下、褥瘡、医療安全などに参加した。今後は、伝達講習を行い、スタッフ、病棟へ還元していく。

13階西病棟定床数(41床;一般病床32床 SCU9床)診療科(脳卒中センター:脳神経外科)1.平均在院患者数:38名/日2.平均在院日数:20.9日3.病床利用率:89.9%(SCU利用率:98.1%)4.手術件数:220件/年(全身麻酔190件局所麻酔24件 腰椎麻酔6件)

1.安全で安心できる看護サービスの提供・脳神経外科領域における看護手順の見直し・作成を行い統一した看護ケアの提供・入院早期より退院調整介入を行い安心して次のステップに進めるよう援助する2.脳卒中における看護の質の向上・脳卒中パンフレット作成3.働きやすい環境作り・13階フロア化を推進し、東西フロアで協力し合う

1. 安全で安心できる看護サービスの提供・脳神経外科領域における検査・治療の介助手順やクリニカルパスを新たに作成。クリニカルパス作成にあたっては医師にも協力して頂き、知識の確認や疑問に感じていた事が再確認できた。・退院支援システムについての勉強会を開催し、退院支援についての知識の向上を図ると共に、多職種(ソーシャルワーカー、理学療法士)参加のカンファレンスを継続して実施。今年度は特に終末期の患者の退院調整の介入に力を入れ、在宅介護・看取りを希望されるご家族の心に寄り添い安心して自宅に帰れるよう、訪問医、ケアマネジャーと調整する事ができた。2. 脳卒中における看護の質の向上・患者の病気の理解と再発予防のための手助けをする目的と、13階東西病棟の看護師が統一した患者教育、指導ができる事を目的に、医師、薬剤師、管理栄養士およびソーシャルワーカーの協力を得ながら脳卒中パンフレットを作成する事ができた。3.働きやすい環境作り・昨年度まではフロア化の取り組みとして一般病床間で行ってきたが、今年度はSCUを含めた協力体制を計画し実施した。SCUから一般病床への転室は13階東西病棟の日々の状況によって決まるため、お互い(病棟間)がどのような看護ケアを行っているかを情報共有し、病棟間の看護の継続に繋げる事ができた。

14階東病棟定床数(28床)診療科(特別病棟)1.平均在院患者数:24.5人2.平均在院日数:9.2日3.病床利用率:76.9%

病棟目標:特別病棟の看護師として、高い接遇能力と基礎看護能力により責任のある看護を実践し、患者に安全と安心を提供し選ばれる病棟となる。1.看護実践能力の向上2.接遇能力の向上3.医療安全対策の強化と定着4.フロア化の推進

1. 看護実践能力の向上「看護実践の中で看護の喜びを体験したい」とのスタッフの思いから発足した「大吉プロジェクト」を中心に病棟勉強会の運営を実施した。内容としては病棟とスタッフの経験値の特徴を意識し、基礎看護能力の充実に向けた年間計画を立て実践した。急変時の対応や災害訓練については、不安を抱えているスタッフも多かったが、シミュレーションを取りいれたことでより実践的な知識の習得につながった。2. 接遇能力の向上特別病棟の看護師として挨拶、基本的な身だしなみと、丁寧でこまやかな態度や言葉遣いを意識して取り組んだ。毎朝の身だしなみチェックではお互いに声を掛け合うことで身だしなみに対する意識は高まり、髪色が明るくなるとスタッフがお互いに注意しあえるようになって来た。接遇勉強会では、特別病棟の看護師として求められている接遇について意見交換することで意識を高めることができた。3.医療安全対策の強化毎日のカンファレンスで、医療安全に関する説明と合意書の記録に関するカンファと記録の確認を徹底したことが、スタッフのリスクに対する意識の向上に繋がった。また、昨年度より改善に取り組んでいる確認行動不足によるヒヤリハットは、今年度6割減少しており、スタッフの6Rに対する意識の向上が伺える結果となった。インシデント報告時の改善計画書記については全事例作成し、カンファレンスを毎週月曜日に実施している。これにより、情報の共有がもれなくでき定期的な評価修正に繋げる事ができた。4.フロア化の推進勤務上の応援体制も引き続き取っていたが災害訓練を14東西合同シミュレーション形式で行った。災害時にお互いに協力してどのように患者の安全を守るのかディスカッションする事で協力意識も更に高まった。次年度も合同災害訓練を継続予定。

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部署/実績 部署目標 達成状況と成果14階西病棟定床数12床診療科(神経精神科)1.平均在院患者数:9.6名2.平均在院日数:49.8日3.病床利用率:78.5%病床稼働率:80.1%

●精神科病棟の看護の質の向上を目指す。①記録の充実化(看護の視える化)②教育の充実化(患者の自立支援における患者教室と看護師のスキルアップと育成のための教育)③看護研究活動への取り組みを行う④チームメンバーが協働し患者満足度の向上が図れる

1. 定期的な記録の監査を行い、日々の看護が見える看護記録になっているか、記録委員を中心に確認した。定期的にカンファレンスを行ったが、共有した看護ケアを実践できているかの確認が十分ではない。患者の言動に対するアセスメントは、スタッフ全員が記録に残せるようになってきている。14西病棟で使用している看護診断ツールを看護記録に活かすことは実施できていない。2. 患者教育の一環として、入院患者に対し『睡眠について』『防災について』の勉強会を開催した。今後も患者のニーズを捉え開催していく予定である。看護師に対しては、SST(生活技能訓練)実施に向け、外部研修に参加した精神科認定看護師が中心となって病棟スタッフ全員に伝達講習を行った。来年度から実施できるよう模擬訓練を計画中である。今年度2名の新卒看護師を迎えた。新人指導中心のチーム編成をとり、チームリーダー中心に教育を行った。新人会も定期的に開催し、病棟内で困っていることや社会人としての心構えなど管理者も関わり成長を促した。病棟の特殊性もあり新人看護師の技術チェックは偏りがある。経験できない看護技術については、他病棟での研修なども考慮する必要があったと考える。3. 看護研究への取り組みは、実践できなかった。4. 患者・家族からのクレームはなかったが、入院期間の延長や入退院を繰り返す患者などが多く、自立支援に向けての積極的な介入はなかなか実践できなかった。

4階西病棟(ICU)定床数8床1.平均在院患者数:6.542.平均在室日数:2.843.病床利用率:72.2%病床稼働率:72.7%4.その他;入室患者総数 696(予定手術患者数:580緊急入室患者数:116) 

1.医療安全に対する感性を高め相互に危険予測および危険回避ができる2.経験者の知識、技術を拡散し実践知が向上することで、看護の質向上に努める3.治療方針を把握し、患者の置かれている状況を正しく捉え、看護計画を追加・修正しながら看護実践ができる

1.患者の療養環境を見直し、安全・安心できる療養環境の構築とともに、医師・看護師が安全かつ迅速に対応できるようコード類の整理を始め、ハード面の整備を行い、常に整理されたベッド周りの環境整備に取り組みました。2.経験者のキャリアを活かし、月ごとに勉強会を企画・運営しました。知識の提供にとどまらず、実践知につながるよう具体的事例をもとに看護展開につながる内容を組み立てて、実施しました。3.短いICU入室期間においても短期のアウトカムを設定し、病態生理から治療方針までを意識して関われるようカンファレンスの方法やテーマ選定を絞ることに着眼し、改善に取り組みました。

中央手術部定床数 (ROOM数11室・ベッド数12 バイオクリーン対応部屋2室 術中透視対応可能部屋4室)診療科 (15科総合)1.年間手術件数:7961件(2017年4月~2018年3月)うち麻酔科管理手術3764件 その他看護師管理手術4197件2.病棟連携:褥瘡ハイリスク加算運用

1.チーム医療を全うする(新人教育・職場の環境づくり・医師、コメディカルとの協働)2.専門知識を持った看護師の育成(技術の向上・リスク管理・感染対策・褥瘡予防)3.高いコスト意識を持ち業務ができる(業務改善・コスト意識改革)4.効率の良い手術室の運営(スムーズな緊急受け入れ・人員配置)

1.新人教育に関して、どの科にも手洗い介助ができるような配置を心掛け、閉鎖空間での風土を意識し、コミュニケーションをとるよう心掛けた。医師・コメディカルとは話をする時間を多く持ち、スムーズな手術進行ができている。2.基本を指導していくことにより、3分の1を占める若手スタッフにも手術看護を理解してもらえていると感じている。若手スタッフが感染や褥瘡予防に関して協力することにより知識の向上になっている。特にSSIへの取り組みに関しては手術部記録とも連携できるように徹底した。インシデント分析では、レベル1が多く、看護師でのレベル3以上は見受けられない。MDRPUに関する理解、分析等患者への影響を最小限にとどめる工夫も全体で取り組める傾向にある。3.業務改善では、清掃、ピッキング(手術物品準備)業者・器械洗浄、準備業者・手術部臨床工学部と2か月に1回の会議を重ね、コスト意識、5S活動等の向上を行ってきた。ピッキングに関しては新たな方法で、スムーズな変更を行い余剰物品の減少や術式に対する物品の妥当性も考え、以前より無駄のない手術準備ができる環境となっている。4.看護師理由での緊急手術受け入れ拒否はなし。前年度の手術件数の増加から考えても空きスペースは有効活用できている。夜間緊急の受け入れもスムーズである。[ 診療科内訳] 脳外科(神経内科領域含む)・消化器外科・心臓外科・整形外科・形成外科・眼科・耳鼻咽喉科・泌尿器科(腎移植含む)・呼吸器外科・乳腺外科・腎臓内科(内シャント術)・血液内科(骨髄採取、自家骨骨髄細胞移植)循環器内科(ペースメーカー手術)15科総合

血液浄化センター定床数(31床)診療科(腎臓内科)1.年間外来透析件数:8967件2.年間入院透析件数:3772件3.特殊血液浄化療法:244件/年4.腹膜透析外来:197件/年5.腎臓病指導外来:317件/年6.透析予防外来:47件/年7.腹膜透析患者病棟ラウンド:336件/年

1.看護の視点で患者ケアへの自律的・主体的な提案ができる2.チーム医療の推進と病棟および外来との効果的な連携と的確な支援ができる3.安全、安心な透析治療の提供4.専門的知識を深め、患者中心の看護の提供

1.キドニーデイ平成30年度3月9日、世界腎臓病デイに合わせて「きたのキドニーデイ2018」を開催した。今年度のテーマを「血圧と減塩」とし、医師からの講演、栄養士からの減塩の為の食事指導、理学療法士からの高血圧をおさえる運動について啓蒙した。60名余りの参加があり、楽しく体験して頂く姿が見られた。企画にあたっては、多職種で協同して実施できた。2.フットケア透析通院される外来患者を対象に、定期的なフットケアをおこなっている。これに加え、下肢末梢動脈疾患指導管理加算によって、医師と協同しながら透析患者のケアを行った。ただ足を看る、爪を切ることが目的ではなく、患者自身が足をケアすることに関心を持ち、セルフマネジメントに繋がるように支援した。(フットケア件数:DM290件/非DM83件:合計373件)3.腹膜透析月・火・金と定期的な腹膜透析外来の運営と、入院時の月~土曜日にラウンドをし、患者のセルフマネジメント支援を通して、病棟看護師に教育的な関わりを行った。専門部署としてリーダーシップを発揮できた。

8120 85469339

0

5000

10000

H26年度 H27年度 H28年度

年間外来透析件数

3651 34092864

0

2000

4000

H26年度 H27年度 H28年度

年間入院透析件数

241

297

117 107

0

100

200

300

H27年度 H28年度

フットケア件数 DM 非DM

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部署/実績 部署目標 達成状況と成果

地域医療サービスセンター1.紹介率:75.8%、逆紹介率:163.1%、初診患者数:33856件、紹介患者数:15465件在宅復帰率:97.7%他施設への転院率:2.3%2.退院支援加算1:5909件  退院支援加算割合:33.6% 退院支援加算3:209件3.介護支援連携指導料:236件4.退院時共同指導料2:111件5.保険医共同指導加算:3件6.保険医等3者共同指導加算:11件7.地域連携診療計画加算:76件 パス使用件数:パス使用実人数691名  パス使用受診回数1199件

1. 患者・家族の目線で看護支援を行う:患者・家族の意思を尊重した退院支援ができる。また、入院前から退院を見据えた支援に向けて院内外の多機関多職種連携を強化する。2.地域連携パスを活用して情報共有をし、院内外の多職種で患者を支援する。3.顧客満足の向上: 救急受入・転院受入体制の強化、入院支援センターの開設。4.働きやすい職場環境を提供する。

1.退院支援患者数は増加している。k2ネットや勉強会、かかりつけ医の訪問、介護支援事業所との意見交換会、ネットワーク会議等を実施する事で顔が見える関係性の構築や業務改善に向けて検討ができた。地域の医療機関からの緊急受診は診療科の協力もありほぼ受け入れができており、その半数以上が入院に繋がった。転院に関しては不応需率46.5%(前年46.3%)と前年とは横ばいであった。地域包括ケアに向けた地域の多職種多機関との連携強化とそれに係る職員の継続的な教育体制が必要。2. 循環型地域連携パスの新規導入患者は昨年度より増加しているが、がんパス、脳卒中パス、大腿骨頸部骨折のパスは減少している。心不全パスはハートノート、自己管理用紙、地域連携パスの作成が終了し、心不全パスの講演会を3回実施することができた。今後は地域への浸透をはかり心不全患者が緊急入院することなく地域で治療が完結できる体制構築を目標にすすめていく。また、地域連携パスを使用して地域との連携患者を増加していくには医師の協力が不可欠である。3. 8月より薬剤部と協働して入院支援センターを開設した。8月以降、術前中止薬や喫煙による手術・検査の延期は0件。患者からは、「安心して入院、検査、手術が受けられる」「質問や相談する場所ができてよかった」などの意見があり、患者サービスにも繋がった。入院前から退院まで切れ目のない支援を行えるよう、入院支援センターと退院支援部門、多職種で情報共有を行い、院内外の関係者と連携し適正な診療報酬算定に繋げて行きたい。4. 労務管理の強化により超過勤務は前年度より減少したが、スタッフにより差がある。業務改善も含めて、仕事の方法を見直す必要がある。患者面談の時間調整や時差出勤などの工夫はできた。

外来第1エリア23の診療科、5つの看護外来、ワクチン外来、検査説明コーナーを配置1.延外来患者数425,347人 1日平均1,707人 初診患者数46,822人/年2.紹介率75.9%   逆紹介率165.4%3.看護外来件数3192件/年  ワクチン外来件数 3186件/年 検査説明コーナー件数 8851件/年

1.外来全体の統一2.他部署との連携の強化

1.最近の外来の傾向として、高齢で医療依存度が高い患者が増えており、より専門的な知識や技術が求められている。キャリアを積んだ応用能力が高いスタッフ、責任感が強いスタッフも多いが、業務・知識的にも外来間を横断的に動けるスタッフが少なく、各ブロックの業務や応援体制などが不十分な現状があったため、今年度はそこを強化した。新規配属者が統一した手順で業務が行なえるように、手順書の整備を行いサポート要員の育成を年間スケジュールに沿って行い、連携の強化を図った。その結果、協力体制に対する意識の向上に繋がり、緊急時の人員配置や応援体制が取れるようになったことで安全な外来運営が行えた。しかし、時間外勤務に関しては、応援できる業務が限られており超過勤務の平均化に繋げることはできなかった。外来全体の平均超過勤時間は約12時間であった。内訳としては、Aブロック9.5時間、Bブロック16時間、Cブロック14.6時間、Dブロック8時間であったが、上半期と比較して下半期はどのブロックも平均超過勤務は減少した。2.外来部門は、看護師だけではなく医師・診療補助・事務・検査技師などさまざまな職種が連携しており、チームで協力してブロックを運営している。各職種が協力し、同じ目標に向かい、選ばれる病院作りを目指すため、外来では外来全体で活動できるように看護師だけではなく多職種での外来会議を運営している。医療安全では、転倒転落の勉強会開催や災害に備えてのウォークラリー、システム障害シミュレーション等の企画を実施した。感染管理では、各部署で感染予防の勉強会の実施や、感染ラウンドを実施した。接遇委員会では、クレーム対応、身だしなみなどについて5回/年の接遇研修を行った。一連の活動は医師やコメディカルの協力も不可欠であり、今後も多職種での連携の強化をすすめていく。また、次年度は入退院支援センターが本格稼動するため、入退院支援センターとの連携にも取り組んでいく必要がある。

Eブロック診療科 センター名(初期診療センター)病室種別病床数救急部:初療室2床リカバリーフロアー12床 診察室5室1階救急病棟:1人部屋2室(陰圧室・一般)内視鏡検査室:4室テレビ室:3室アンギオ室:2室 放射線科治療室 CT室MRI室1.平均在院患者数:0.6人2.平均在院日数:0.8日

1)急性期病院におけるクリティカル領域の看護実践能力の強化・促進2)医療者としての姿勢の理解と実践:選ばれる病院作りへの貢献3)専門性意識の高い人材の育成

1)急性期病院におけるクリティカル領域の看護実践能力の強化・促進① 入院患者在院時の記録監査毎月1名実施②退院支援加算状況:16%(4月~12月)③BLS/ACLSについて1年目~3年目22名:63%取得④現在、内視鏡技師取得者2名。今後期待する⑤部署離職率:8% 認定看護師よりトリアージ教育継続促していく2)医療者としての姿勢の理解と実践:選ばれる病院作りへの貢献①感謝:2件 クレーム:1件 新人看護師離職率:7% 部署離職率:8%②挨拶運動参加:部署スタッフ全員参加3)専門性意識の高い人材の育成①OPサポート出し:5~6回/月 病棟サポート出し:3~5回/月② ドクターコール出動適宜③ 教育:勉強会呼吸器:気管支鏡検査について/ネーザルハイフロー機器循環器:急変時シミュレーションACLS消化器:EUSフィジカルアセスメント:呼吸・循環・意識・腹部アナフィラキシー事例検討実施【救急応需・不応需件数】救急車搬送件数; 9800 , 不応需; 1476,院内トリアージ件数; 3584【内視鏡/放射線科件数】上部内視鏡 ; 8099,上部ESD; 83,PEG; 20,経鼻イレウスチューブ挿入 ; 26,胃十二指ステント留置; 4,上部バルーン拡張術; 11,食道ステント留置; 3,内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL);24,内視鏡的硬化療法(EIS);7,下部内視鏡;3392,下部処置内視鏡(EMR);188,下部処置内視鏡(ESD);42,経肛門イレウスチューブ挿入;2,大腸ステント留置;17,下部バルーン拡張術;4,カプセル内視鏡 ;33,ERCP;506,各種チューブ造影;215,PTCD; 16,EUS;662,気管支鏡;347,その他;163,診断カテーテル; 319,PCI;278,アブレーション;225,小児カテーテル(小児アブ);145(1),緊急カテーテル;189,アンギオ循環器; 1088,アンギオ脳外科;180,アンギオ放射線科 腎内; 274

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部署/実績 部署目標 達成状況と成果化学療法センター定床数(26床)診療科(全診療科対応)1.診療報酬加算種別運用状況*外来化学療法加算1加算A  対象薬剤:抗悪性腫瘍薬① 15歳未満 780点② 15歳以上 580点【診療報酬加算算定件数 全診療科】 610件/月、 7123件/年(2017年4月~2018年3月)*ベルケイド皮下注射、骨転移治療薬:ゾレドロン酸水和物を含まない。

1、看護カンファレンスの充実と病棟連携2、医療安全管理体制の強化3、適正な労務管理

1、看護カンファレンスの充実と病棟連携①緩和ケア認定看護師と連携し月に1回緩和ケアカンファレンスが定着。継続的に看護介入した患者数は11名であった。カンファレンスでのテーマは、昨年度と同様疼痛コントロール、不安の軽減、意思決定支援、療養場所の調整、家族介入であった。② 病棟との連携は、昨年と変化はないが、入院時の看護記録から転倒リスクや血管確保に関連する情報を拾い出し、外来でのオリエンテーションを充実させた。③ 乳腺外科の抗がん剤治療時に使用するフローズングローブの運用について、ブレストケアカンファレンスで話し合い、運用手順を作成した。2、医療安全管理体制の強化① 昨年度のインシデント要因分析の結果、今年度は、リクライニングチェアの安全な使用方法と説明について検討した。乗り降りする際のリクライニングチェアセッティング方法の変更と治療終了後の血圧計測定を看護師で実施する方法に変更した。② 指示書の確認不足、機器の設定間違いが多く、思い込みや確認不足によるインシデントが続いた。業務の煩雑な時間に発生しているため、タイムアウトの導入によるチェック機能強化を開始した。次年度にも引き継いでいく。*その他の活動・院内のリスクマネジメント研修に参加しチーム会などで情報伝達を行った。また、医療安全川柳は入選し、院内カレンダーに掲載された。3、適正な労務管理①  NO残業DAYを作り、時間外労働への意識を高めた。時間管理として、AとBのチームリーダーを決め休憩の采配を行うようにした。その結果、時間外労働11.8時間/月/ 人となった。

健康管理センター日帰りドック件数2957件(2896件)1泊ドック件数 828件(813件)受診者数、収益ともに増加

1. 顧客満足・リピート率を低下させないで維持できる。2. 医療安全・感染防止3. 業務プロセスの効率化をはかる4. 看護の質の向上・教育内容の改善

1.リピート率は80.9%で例年通り3年連続で、日帰りドック・1泊ドックの受診者対象に受診者満足度調査を335名(343名中)(回答率97.7%)に実施した。スタッフに対する満足度については、どの職種も「とても満足」「満足」の回答が95%を超えていた。患者満足度向上に向けて健診部にかかわる関連部署とも情報を共有している。2.ヒヤリハット件数は32件で、昨年より大幅に増加した。増加した要因としては、確認不測とコミュニケーションエラーであった。検査忘れなど、確認不足をチームでどのように防いでいけるようにするかが課題である。感染予防については、昨年、内視鏡での汚染事故から、看護師及び医師全員がゴーグルを着用し、汚染事故の発生はない。環境面の5S活動についても、スタッフ全員で取り組み、受診者が不快な気持ちにならないように配慮している。3.今年度は、スタッフ全員がリーダー業務を担えるようになった。来年度にはベテラン看護師の退職も控えているため、ベテランの穴を埋めつつ、今までの業務担当別の看護から、受診者の1日の流れに沿った看護に重点を置き、受診者に寄り添えるようにプロセスを見直し、年度末から試行している。受診者満足度調査の意見を参考に、患者説明用紙などの見直しも検討中である。4.昨年度から、管理栄養士による、日帰りドック受診者対象の食事指導がなくなり看護師からの一泊ドック対象の生活指導も出来ていなかった。生活指導を再開するために、看護師の知識向上を目的として、民間資格ではあるが、『健康管理士3級・2級』を取得した。今後は、実践に向けて指導力を学んでいく。