学生対応の心得・入門編 - spod学生対応の心得・入門編...

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学生対応の心得・入門編 -職員として気がかりな学生とどう向き合うか- 平成28825日(木) 10001200 徳島文理大学 総務部 庶務・渉外グループ 事務主任 藤巻 1

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  • 学生対応の心得・入門編-職員として気がかりな学生とどう向き合うか-

    平成28年8月25日(木) 10:00~12:00

    徳島文理大学

    総務部 庶務・渉外グループ

    事務主任 藤巻 晃

    1

  • 配付資料

    1. パワーポイント資料

    2. 大学における学生生活の充実方策について (報告)-学生の立場に立った大学づくりを目指して-(廣中レポート)

    3. 大学における学生相談体制の充実方策について(苫米地レポート)

    4. 就学前学習スタイルチェックリスト2015、熊谷恵子

    5. 「障害者差別解消法リーフレット」内閣府

    2

  • メニュー

    1. アイスブレイク(自己紹介)

    2. 高等教育機関の職員として

    3. 学生支援・学生相談としての歴史

    4. 教育の一環とは?

    5. 障害者差別解消法の概要

    6. 学生支援・学生相談について考えよう

    7. まとめ

    3

  • 到達目標

    1. 高等教育機関の職員としての役割を説明できる。

    2. 学生支援・学生相談についての歴史的な流れを説明できる。

    3. 窓口対応を教育の一環としてとらえ、職員として適切な行動をとることができる。

    4. 障害者差別解消法の概要を説明することができる。

    4

    学生対応における

  • メニュー

    1. アイスブレイク(自己紹介)

    2. 高等教育機関の職員として

    3. 学生支援・学生相談としての歴史

    4. 教育の一環とは?

    5. 障害者差別解消法の概要

    6. 学生支援・学生相談について考えよう

    7. まとめ

    5

  • 自己紹介

    藤巻 晃(徳島文理大学 総務部庶務・渉外グループ 事務主任)

    平成11年 総務部総務課 入職

    企画部入試広報室、アドミッションズ・オフィスを経て

    平成23年から現職

    主な業務

    危機管理(防災教育)、地域連携、施設・設備の貸出、倫理審査事務局、

    渉外業務など

    6

  • 自己紹介

    〇教育・研究活動(学内GP)

    ・平成24年度~26年度 災害に負けない生きる力を養う防災教育の展開

    ・平成27年度

    要支援学生(精神・身体・発達段階において問題を抱える学生)の

    現状調査とあり方について

    ・平成28年度

    準正課教育の実践と教育効果の検討(防災をテーマとした学生の主体的

    な学びを通して)

    〇SD活動

    ・学内研修講師 2回

    ・SPOD講師 3回(新任職員研修 2回、SPODフォーラム 1回)、学外講師 1回

    ・次世代リーダー養成ゼミナール 5期生(ゼミ長)7

  • 要支援学生(精神・身体・発達段階において問題を 抱える学生)の現状調査とあり方について

    8

    •入試倍率の低下

    •学生の質の多様化

    •支援を必要とする学生の増加

    • 教職員の経験と勘

    • 組織レベルの支援の充実

    • 障害者差別解消法の施行

    組織的な支援のあり方を検討し、支援者の知識と技術向上に寄与することで、支援を必要とする学生が不自由のない学生生活を送ることが出来るようにする。

    自己紹介

  • 学内アンケート調査(平成27年1月27日実施 回答数49 対象:教職員)

    1067

    39

    1317

    114

    22

    5

    14910

    77

    1119

    179

    56

    114

    4

    33

    21

    11

    12

    1

    182831

    3735

    2613

    1226

    3636

    3235

    41

    331

    3333222

    4454

    0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    1 対人関係(友人・知人・異性)

    2 家族との対人関係

    3 精神障がい

    4 身体障がい

    5 発達障がい

    6 人柄・性格

    7 修学上の問題・勉強

    8 進路・就職

    9 経済上の問題

    10 ハラスメント・人権侵害

    11 悪徳商法・法律相談

    12 健康(薬物・喫煙・飲酒など)

    13 SNSの利用

    14 宗教

    3 学生本人からの相談件数についてお答えください。

    増加傾向

    変わらない

    減少傾向

    相談を受けていない

    未記入

    9

    自己紹介

  • 1.アイスブレイク

    Ⅰ 自己紹介と自大学の紹介をしてください。

    ①名前②所属③建学精神、大学憲章などを含めた大学紹介

    話す順番は生まれ月の早い人から時計回りで一人1分。

    10

    Ⅱ リーダーを決めてください。(1分)

  • メニュー

    1. アイスブレイク(自己紹介)

    2. 高等教育機関の職員として

    3. 学生支援・学生相談としての歴史

    4. 教育の一環とは?

    5. 障害者差別解消法の概要

    6. 学生支援・学生相談について考えよう

    7. まとめ

    11

  • 2.高等教育機関の職員として

    • 学校教育法第92条

    大学には学長、教授、准教授、助教、助手及び事務職員を置かなければならない。ただし、教育研究上の組織編制として適切と認められる場合には、准教授、助教又は助手を置かないことができる。

    • 大学設置基準第41条大学は、その事務を処理するため、専任の職員を置く適当な事務組織を設けるものとする。

    • 大学設置基準第42条大学は、学生の厚生補導を行うため、専任の職員を置く適当な組織を設けるものとする。

    • 大学設置基準第42条の2

    大学は、当該大学及び学部等の教育上の目的に応じ、学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的及び職業的自立を図るために必要な能力を、教育課程の実施及び厚生補導を通じて培うことができるよう、大学内の組織間の有機的な連携を図り、適切な体制を整えるものとする。

    12

  • 2.高等教育機関の職員として

    大学設置基準等の一部を改正する省令の公布について(通知) 平成28年3月31日

    今回の改正は,社会のあらゆる分野で急速な変化が進行する中で,大学及び高等専門

    学校(以下「大学等」という。)がその使命を十全に果たすためには,その運営についても一層の高度化を図ることが必要であることを踏まえ,全ての大学等に,その職員が大学等の運営に必要な知識・技能を身に付け,能力・資質を向上させるための研修(スタッフ・ディベロップメント。以下「SD」という。)の機会を設けることなどを求めるものです。

    • 第1 改正の概要1 大学設置基準(昭和31年文部省令第28号)の一部改正大学は,当該大学の教育研究活動等の適切かつ効果的な運営を図るため,その職員

    に必要な知識及び技能を習得させ,並びにその能力及び資質を向上させるための研修(第25条の3に規定するものを除く。)の機会を設けることその他必要な取組を行うものとすること。(第42条の3関係)

    13

    大学設置基準等の一部を改正する省令の公布について(通知)http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1369942.htm 抜粋

  • 2.高等教育機関の職員として

    • 第2 留意事項2 対象となる職員について「職員」には,事務職員のほか,教授等の教員や学長等の大学執行部,技術職員等も含まれること。

    • 4 「その他必要な取組」についてSDを効果的・効率的に実施する観点から,各大学等において,その実情に応じ,例え

    ば職員の研修の実施方針・計画を全学的に策定するなどの取組を行うことが期待されること。

    • 第3 施行期日本通知に係る省令については,平成29年4月1日から施行することとしたこと。

    14

    大学設置基準等の一部を改正する省令の公布について(通知)http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1369942.htm 抜粋

  • メニュー

    1. アイスブレイク(自己紹介)

    2. 高等教育機関の職員として

    3. 学生支援・学生相談の歴史

    4. 教育の一環とは?

    5. 障害者差別解消法の概要

    6. 学生支援・学生相談について考えよう

    7. まとめ

    15

  • 気がかりな学生とは?

    あなたにとって“気がかり”な学生とはどのような学生ですか?

    ①グループでリーダーをファシリテーターに、3分間話し合って

    まとめてください。

    (例えば、○○な学生、○○のある学生など簡潔に)

    ②発表してください。(発表者は立候補か、リーダーの指名)

    16

  • 17

    廣中レポート

    苫米地レポート

    大学教育の現状-文部科学省

  • 廣中レポート「学生中心の大学」へ1. 大学はより学生の視点に近い位置に立ち、学生に対する教育・指導の充実やサービス機能の向上に努める

    2. 研究に重点を置く「教員中心の大学」から、多様な学生に対するきめ細かな教育・指導に重点を置く「学生中心の大学」へ

    3. 教員と事務職員が学生についての諸課題を対等に協議する場を設けるなど、相互に連携・補完しあう体制を整え、学生に対応していくことが重要

    4. 学生相談の機能を学生の人間形成を促すものとして捉え直し、 大学教育の一環として位置づける

    18

    「大学における学生生活の充実方策について(報告)−学生の立場に立った大学づくりを目指して−」平成12年6月、文部省http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/012/toushin/000601.htm 抜粋

  • 廣中レポート「学生中心の大学」へ

    19

    「大学における学生生活の充実方策について(報告)−学生の立場に立った大学づくりを目指して−」平成12年6月、文部省http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/012/toushin/000601.htm 抜粋

    教育を提供する立場の論理だけでなく、学習する側である学生の立場に立ったものとして進められる必要がある。しかし、学生の立場に立つといっても、それが学生の短期的な満足のみに応えるような迎合的なものであってはならないことに、十分留意する必要がある。

  • 苫米地レポート(6頁)「教育の一環としての学生支援・学生相談」

    1. 教育の一環としての学生支援・学生相談という理念に基づき、すべての教職員と、学生相談の専門家であるカウンセラーとの連携・協働によって学生支援は達成される。

    2. 大学は、学生期の課題を念頭に置きつつ、学生の多様化という現状を常に把握し、学生の個別ニーズに応じた学生支援を提供できるよう大学全体の学生支援力を強化していく必要がある。

    20

    「大学における学生相談体制の充実方策について-「総合的な学生支援」と「専門的な学生相談」の「連携・協働」-」平成19年3月、独立行政法人日本学生支援機構

  • 苫米地レポート(6頁)「教育の一環としての学生支援・学生相談」

    3. 日常的学生支援、制度化された学生支援、専門的学生支援の3階層モデルによる総合的な学生支援体制を、各大学の個性・特色を活かして整備することが望まれる。また、各層の活動がより効果を発揮するために、教職員の立場に応じた研修、情報交換及び提言、基礎となる研究等の機能が重要である。

    21

    「大学における学生相談体制の充実方策について-「総合的な学生支援」と「専門的な学生相談」の「連携・協働」-」平成19年3月、独立行政法人日本学生支援機構

  • 学生支援の3階層モデル

    22

    第1層 日常的学生支援

    第2層 制度化された学生支援

    第3層 専門的学生支援

    ・学生にとって励ましや支えとなるものであり、全人的成長を促進するもの・温かく、誠意ある対応を心がけ、学生が安心感や信頼感を持てるよう努める・学生相談機関をはじめ必要な部署と相談、連携して支援・学内ネットワークの形成

    ・学生の心理社会的成長を促す・学生の個別のニーズに応える体制づくり・窓口の集中配置や、学生が声をかけやすいカウンターの工夫

    よりよく機能させるための研修・情報交換・提言

    学 生

    「大学における学生相談体制の充実方策について-「総合的な学生支援」と「専門的な学生相談」の「連携・協働」-」平成19年3月、独立行政法人日本学生支援機構

    ・学生の悩みや困難に対して、カウンセリングを中心とした専門的な適応支援・教育的支援を行い、学生の心理社会的回復・成長・発達を促進する・他の専門的学生支援機関と連携しながら教育的・成長促進的支援を行う・専門家として、相談活動で得られた知見を学生や教職員に還元する

    苫米地レポート(10~17頁)「教育の一環としての学生支援・学生相談」

  • メニュー

    1. アイスブレイク(自己紹介)

    2. 高等教育機関の職員として

    3. 学生支援・学生相談としての歴史

    4. 教育の一環とは?

    5. 障害者差別解消法の概要

    6. 学生支援・学生相談について考えよう

    7. まとめ

    23

  • 学習スタイル

    • 人は皆異なった学習スタイル(学習するときの環境、使いやすい感覚、処理様式)をもっている。私たちは、一人一人の子どもに彼らの好みの学習スタイルを使えるような機会を提供すること、そして、学習の異なるスタイルを使えるように授業のやり方には一定の幅を持たせることに気づくべきである。 (Hughes, M. 2000)

    • 一人ひとりの学習スタイルに合わせられる授業のやり方を考えることが大切

    24

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 学習スタイル(Carbo, M. et al., 1986)長所活用型指導で子どもが変わるp.11(藤田, 1998)より

    25

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 学習スタイルで考えるべき最小限の要素

    1. Visual learner(視覚優位な学習者)

    2. Auditory learner(聴覚優位な学習者)

    3. Kinetic learner(体感覚(運動)優位な学習者)

    4. Sequential learner(継次処理優位な学習者)

    5. Simultaneous learner(同時処理優位な学習者)

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    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 学習スタイル:感覚様式

    1. Visual learner(視覚優位な学習者)

    • 見ることによって学習しやすい。子どもの視線に注意して視線の高さで、指導者が身体を動かすなどして見せる。ビデオ、スライド、図、色つきマーカー、チョークを使う。本(絵も文字も)を見せる機会を多くもつ。

    2. Auditory learner(聴覚優位な学習者)

    • 聞くことによって学習しやすい。ラップなどリズムのよい歌を使ったり、抑揚のある読み方などを行う。CD、音響機器で、曲や音楽を流す。擬態語・擬音語などを多用する。

    3. Kinetic learner(体感覚(運動)優位な学習者)

    • 身体を動かしてとにかくやってみることによって学習しやすい。具体的に活動する(歩いたり、作ったり、料理したり、でかける)。

    27

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 学習スタイル:処理様式

    4. Sequential learner(継次処理優位な学習者)

    • 1つずつの情報を時間的に系列的に処理することにより学習しやすい。

    5. Simultaneous learner(同時処理優位な学習者)

    • 複数の情報を同時的・全体的に処理することにより学習しやすい。

    28

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • [継次型指導方略]の原則

    • 段階的な教え方

    • 部分から全体へ

    • 順序性の重視

    • 聴覚的・言語的手がかり

    • 時間的・分析的な考え方

    [同時型指導方略]の原則

    • 全体をふまえた教え方

    • 全体から部分へ

    • 関連性の重視

    • 視覚的・運動的手がかり

    • 空間的・統合的な考え方

    学習スタイル:継次処理能力と同時処理能力

    29

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 継次処理↑ VC 同時処理↑

    段階的な教え方

    • スモールステップ化する。

    全体をふまえた教え方

    • やることをおおまかに捉えられるように示す

    30

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 継次処理↑ VC 同時処理↑

    順序性の重視

    • 元の絵からどのように画材を置くか順番がわかるようにする。

    関連性の重視

    • 元の絵を最終的にどのようにすればよいのか、画材がどこにあるのか示す

    31

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 継次処理↑ VC 同時処理↑

    時間的・分析的

    • 具体的な日時を明示する。

    空間的・統合的

    • 二次元のカレンダー等の情報を使う。

    32

    徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料 pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

  • 教育の一環とは?

    33

    授業の場合(ティーチング)

  • 教育の一環とは?

    34

    学生支援・学生相談のイメージ(コーチング)

  • 35

    関与度100%自立度100%

    時間

    学生との関与度

    学生の自立度

    大学憲章・建学精神など

    コーチ・エィ(2009)『コーチングの基本』株式会社日本実業出版社、pp243を改編、

  • メニュー

    1. アイスブレイク(自己紹介)

    2. 高等教育機関の職員として

    3. 学生支援・学生相談としての歴史

    4. 教育の一環とは?

    5. 障害者差別解消法の概要

    6. 学生支援・学生相談について考えよう

    7. まとめ

    36

  • 障害者差別解消法ができるまで

    年 月 日 概 要

    昭和45年 5月21日 障害者基本法の制定

    平成12年 6月大学における学生生活の充実方策について(報告)−学生の立場に立った大学づくりを目指して− 文部省高等教育局(廣中レポート)

    平成16年 6月 4日 障害者基本法の一部改正(公布・施行)

    平成17年 日本学生支援機構による障害のある学生の修学支援に関する実態調査開始

    平成17年 4月 1日 発達障害者支援法

    平成18年12月13日 国連総会にて「障害者の権利に関する条約」を採択

    平成19年 3月大学における学生相談体制の充実方策について−「総合的な学生支援」と「専門的な学生相談」の「連携・協働」−

    日本学生支援機構(苫米地レポート)

    平成20年 5月 3日 国連が障害者の権利に関する条約の発効

    平成23年 8月 5日 障害者基本法の一部改正(公布・施行)

    37

  • 障害者差別解消法ができるまで

    年 月 日 概 要

    平成24年12月21日障がいのある学生の修学支援に関する検討会「障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」 文部科学省

    平成25年 6月26日 「障害者差別解消法」(公布)

    平成25年12月 4日 「障害者の権利に関する条約」国会において批准の承認

    平成26年 1月20日 「障害者の権利に関する条約」の批准

    平成26年 2月20日 「障害者の権利に関する条約」の発効

    平成27年10月30日 「国等職員対応要領」雛形の作成・提供

    平成27年11月 9日「文部科学省事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針」の告示

    平成28年 4月 1日 「障害者差別解消法」(施行)

    平成28年 8月 1日 発達障害者支援法の一部改正(施行)

    38

  • アンケート調査(平成27年1月27日実施 回答数49 対象:教職員)

    1

    1

    2

    4

    7

    6

    7

    18

    13

    9

    21

    24

    22

    22

    22

    22

    14

    20

    13

    17

    16

    8

    12

    21

    3

    5

    4

    4

    1

    3

    1

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1 発達障害者支援法

    2 障害者差別解消法

    3 インクルーシブ教育

    4 高機能自閉症

    5 アスペルガー症候群

    6 ADHD(注意欠陥多動性障がい)

    7 LD(学習障がい)

    5 次の事柄の理解度についてお答えください。

    内容を十分理解し、他者に説

    明できる。

    ほぼ内容を理解している

    聞いたことはあるが、内容は

    知らない。

    聞いたことがない。

    未記入

    39

    法律・制度

  • 発達障害と精神障害

    • 発達障害とは

    なんらかの要因による中枢神経系の障害のため、生まれつき認知やコミュニケーション、社会性、学習、注意力等の能力の偏りや問題を生じ、現実生活に困難をきたす障害をいいます。

    自閉症(AD)、高機能自閉症、学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD)

    • 精神障害とは

    精神疾患は、我が国でも罹患者が増加しており、がんや脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病といった疾患のそれぞれよりも多くなっています。(中略)うつ病などの精神疾患のため自殺に至るケースがあると理解されている

    統合失調症、気分障害(うつ病)、不安性障害、睡眠障害、高次脳機能障害

    40

    教職員のための障害学生就学支援ガイド(平成26年度改訂版)平成27年3月、独立行政法人日本学生支援機構

  • 発達障害• 自閉症〈Autistic Disorder〉 自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

    • 高機能自閉症〈High-Functioning Autism〉(平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」参考資料より抜粋)

    高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

    • 学習障害(LD)〈Learning Disabilities〉(平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」参考資料より抜粋)

    学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではない。

    • 注意欠陥/多動性障害(ADHD)〈Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder〉(平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」参考資料より作成)

    ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。

    ※ アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものである。なお高機能自閉症やアスペルガー症候群は、広汎性発達障害に分類されるものである。

    41教職員のための障害学生就学支援ガイド(平成26年度改訂版) 平成27年3月、独立行政法人日本学生支援機構

  • 精神障害• 統合失調症

    統合失調症は病初期に幻覚や妄想などの陽性症状を呈することが多く、思考の障害や情動面の不安定さを伴うこともあります。さらに不安や睡眠障害も伴うことがあります。生活リズムの乱れ、対人関係のトラブル、言動の変化などの症状行動が目立つと周囲が異変に気づきやすくなりますが、自覚的な病感や病識が乏しい場合は治療への導入に時間がかかります。また、経過中に入院することがあっても入院期間は以前より短くなっており、修学し、卒業・就労するケースもあります。(参考:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス)。

    • 気分障害(大うつ病性障害、消極性感情障害を含む)

    気分障害の多くは経過の中でうつ症状を伴いますが、比較的深刻な身体の症状を伴う内因性うつ病に伴ううつ症状はその一部です。他方、ストレスへの反応や環境変化への適応障害の場合に比較的軽度のうつ状態を呈することがあります。うつ病と診断されても、比較的軽度のうつ状態なのか中等度以上の内因性うつ病なのかは鑑別が難しい場合もあります。さらに、うつ病や双極性感情障害を発症しても、すぐに医療機関を受診するとは限らず、あるいは受診までに年月を要するので、一般集団の中に未治療の事例が多くあると考えられています。

    • 不安性障害

    強い不安、動悸、呼吸困難、手足のしびれ、めまい、気が遠くなる感じなどが突然に出現する「パニック障害」、対人恐怖が強く生活に支障をきたす「恐怖症」、何度も確認しないと落ち着かないなどこだわりが強くなる「強迫性障害」、犯罪などを契機とした「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」などがあります。

    • 睡眠障害

    睡眠になんらかの問題がある場合ですが、なかなか寝つけない場合や早い時間に目が覚めるという場合もあれば、夜間は熟睡できず、たびたび目が覚めて延々と寝返りをうち続けるという場合など、睡眠障害といっても様々なパターンがあります。

    • 高次脳機能障害

    大学生の年代では、スポーツ中の事故や交通事故に遭遇する可能性があります。頭部外傷や脳血管障害を受傷した場合に、高度な医学技術を駆使したより高いレベルの治療が受けられたとしても、脳の損傷の後遺症として、記憶・注意・遂行機能・社会的行動などの障害をきたすことがあります。

    42教職員のための障害学生就学支援ガイド(平成26年度改訂版) 平成27年3月、独立行政法人日本学生支援機構

  • 手帳制度

    手 帳 内 容 法律等

    身体障害者手帳

    身体障害(視覚障害、聴覚又は平衡機能の障害、音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害、肢体不自由、心臓、じん臓又は呼吸器の機能の障害、ぼうこう又は直腸の機能の障害、小腸の機能の障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害、肝臓の機能の障害

    身体障害者福祉法

    療育手帳(愛護手帳、愛の手帳、みどりの手帳)

    知的障害療育手帳制度について

    (厚生省)

    精神障害者保健福祉手帳

    統合失調症、そううつ病、非定型精神病、てんかん、中毒精神病、器質精神病(精神遅滞を除く)、その他の精神疾患(発達障害を含み、精神遅滞を伴うものを除く)

    精神保健及び精神障害者福祉に関する法律

    43

  • 本学現状(保健センター調べ)

    21 1 1 1

    11 1

    12

    12

    31

    22

    21

    0

    1

    2

    3

    4

    5

    6

    7

    8

    平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

    障害のある学生数

    四肢 上肢 下肢 内臓 精神的

    44

    4人 4人4人

    7人 7人

    在籍率は0.2%程度

  • 日本学生支援機構の調査(「平成 26 年度(2014 年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査)

    5444 4937 54046235 7103

    881010236

    11768

    1344914127

    0.16 0.16 0.170.2

    0.22

    0.27

    0.32

    0.37

    0.42 0.44

    0

    0.05

    0.1

    0.15

    0.2

    0.25

    0.3

    0.35

    0.4

    0.45

    -1000

    1000

    3000

    5000

    7000

    9000

    11000

    13000

    15000

    17000

    障害学生数と在籍率

    障害学生数 障害学生在籍率

    45

    (人) (%)

  • 日本学生支援機構の調査(「平成 26 年度(2014 年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査)

    視覚障害7105%

    聴覚・言語障害165412%

    肢体不自由253418%

    病弱・虚弱303722%

    重複3262%

    発達障がい(診断書有)272219%

    その他314422%

    障害学生数(障害種別)全障害学生数14,127人

    46

  • 障害者差別解消法(障害者差別解消法リーフレット、内閣府)

    障害を理由とする差別の解消の推進

    に関する法律

    障害を理由とする差別の解消を推進

    することにより、すべての国民が障害

    の有無によって分け隔てられることな

    く、相互に人格と個性を尊重し合いな

    がら共生する社会の実現を目指し、

    「障害者差別解消法」が平成25年6月

    26日に公布されました。(平成28年4月

    1日施行)

    47

  • 障害者差別解消法(2頁)

    概要

    1. 国の行政機関や地方公共団体等及び民間事業者による「障害を理由とする差別」を禁止すること。

    2. 差別を解消するための取組について政府全体の方針を示す「基本方針」を作成すること。

    3. 行政機関等ごと、分野ごとに障害を理由とする差別の具体的内容等を示す「対応要領」・「対応指針」を作成すること。

    また、相談及び紛争の防止等のための体制の整備、啓発活動等の障害を理由とする差別を解消するための支援措置について定めています。

    48

  • 障害者差別解消法(2頁)

    障害を理由とする差別とは?

    • 障害を理由として、正当な理由なく、サービスの提供を拒否したり、制限したり、条件を付けたりするような行為をいいます。

    • また、障害のある方から何らかの配慮を求める意思の表明※があった場合には、負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要で合理的な配慮(以下では「合理的配慮」と呼びます。)を行うことが求められます。こうした配慮を行わないことで、障害のある方の権利利益が侵害される場合も、差別に当たります。

    ※知的障害等により本人自らの意思を表明することが困難な場合には、その家族などが本人を補佐して意思の表明をすることもできます。

    49

  • 障害者差別解消法(2頁)

    社会的障壁とは?

    障害のある方にとって、日常生活や社会生活を送る上で障壁となるようなものを指します。

    1. 社会における事物(通行、利用しにくい施設、設備など)

    2. 制度(利用しにくい制度など)

    3. 慣行(障害のある方の存在を意識していない慣習、文化など)

    4. 観念(障害のある方への偏見など)

    などがあげられます。

    50

  • 障害者差別解消法(3頁)

    本法のポイント

    「不当な差別的取扱い」と「合理的配慮の不提供」が禁止されます。※民間事業者における合理的配慮の提供は、努力義務となります。

    51

    不当な差別的扱い 障害者への合理的配慮

    国の行政機関・地方公共団体等

    (国公立大学)

    不当な差別的扱いが禁止されます。

    法的義務障害者に対し、合理的配慮を行わなければなりません。

    民間事業者(私立大学)

    不当な差別的扱いが禁止されます。

    努力義務障害者に対し、合理的な配慮を行うよう努めなければなりません。

  • 障害者差別解消法(3頁)

    Q.「合理的配慮」の具体的な例を教えてください。

    A.どのような配慮が合理的配慮に当たるかは個別のケースで異なります。典型的な例としては、車いすの方が乗り物に乗る時に手助けをすることや、窓口で障害のある方の障害の特性に応じたコミュニケーション手段(筆談、読み上げなど)で対応することなどが挙げられます。

    • この法律では、同一の民間事業者によって繰り返し障害を理由とする差別が行われ、自主的な改善が期待できない場合などには、その民間事業者の事業を担当する大臣が、民間事業者に対し、報告を求めることや、助言・指導、勧告を行うことができることにしています。

    52

  • 53

  • 障害のある学生の修学支援に関する検討会(平成28年4月19日から平成29年3月31日まで)

    1. 教育方法に関する考え方

    2. 大学間連携を含む関係機関との連携の在り方に関する考え方

    3. 初等中等教育段階から大学等への移行(進学)に関する考え方

    4. 大学等から就労への移行(就職)に関する考え方

    5. 具体的な取組を促進する方策(関係者のネットワーク構築や専門人材の養成・配置を支援するような方策等)

    6. 障害者差別解消法の施行を踏まえた「合理的配慮」や「不当な差別的取扱い」に関する考え方の確認1)合理的配慮と基礎的環境整備の考え方2)合理的配慮の内容の妥当性の判断と合意形成プロセス、決定後のフォローアップに関する考え方3)過重な負担の考え方4)合理的配慮と、それとは異なる考え方に基づく配慮・支援との違いについての考え方5)不当な差別的取扱いに関する考え方

    54

  • 55http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/housei/pdf/190hou36siryou.pdf/$File/190hou36siryou.pdf

  • メニュー

    1. 特色ある教育・研究事業の活動について

    2. 本学の学生支援の現状

    3. 学生支援の理念と障害者対応の流れ

    4. 障害者差別解消法の概要

    5. 学生支援について考えよう

    6. まとめ

    56

  • 学生支援について考えよう(15分)

    今日お話ししたことを踏まえて、ワークに取り組んでください。次の事例についてどのような支援が考えられますか?グループで話し合って、意見を模造紙にまとめてください。

    代表の方に発表していただきます。

    ディスカッションのルール1)積極的に人の話を聞く(傾聴)2)意見が違っても否定しない

    3)一人で話しすぎない4)ファシリテーターやタイムキーパーなどは班ごとに決めてください。発表者の選出は必ず行ってください。

    57

  • 学生支援について考えよう(15分)

    (A班、D班)

    自閉スペクトラム症の状態が見受けられる学生。会話したい気持ちはあるが言葉がすぐに出てこない。一つの話題を進めるうちに別の話題になるときもある。学内に友人がいないようで、休み時間になると用事もないのに窓口を訪れる。

    (B班、E班)

    軽度の発達障がいと吃音(どもり)があり精神障害者保健福祉手帳を所持している。学校生活で重要な話を認識できない場合があり、コミュニケーションをはじめ、対人関係を築くことが苦手である。遅刻や書類の提出期限、スケジューリングなどの配慮をお願いしたい。

    (C班、F班)

    成績は下位であるが、とにかく一生懸命。授業や課外活動等にも積極的であるため体調不良になることも多い。いろいろな活動をやり過ぎているが本人は気づいていない。ぎりぎり進級できているが、このままでは卒業は難しい。

    58

  • メニュー

    1. 特色ある教育・研究事業の活動について

    2. 本学の学生支援の現状

    3. 学生支援の理念と障害者対応の流れ

    4. 障害者差別解消法の概要

    5. 学生支援について考よう

    6. まとめ

    59

  • まとめ 五藤勝三(関西大学常任理事法人本部長)

    学生支援担当者に求められる知識・スキル

    1. 高等教育を取り巻く社会・経済情勢、高等教育政策や行政の動向、所属大学の教育・研究及び経営方針等、学生支援業務に関する専門知識の修得

    2. 学生支援業務の企画・立案、実施等を可能とするスキル

    ①コミュニケーション能力(傾聴力、アサーション力、ホスピタリティ・マインド、カウンセリング・マインド等)

    ②コーディネイト力(政策立案能力、シナリオ構想力、組織化能力等)

    ③ファシリテーション力

    3.人的ネットワーク構築力

    60

    五藤勝三(2015)「学生支援人材に求められる専門性と取り組み姿勢」IDE現代の高等教育、No.569、pp44

  • まとめ

    事務職員は、

    1.学生から最も近い社会人である。学生の手本となる。

    61

    学生対応に正解はない。学生の立場に立った対応・支援が重要。

    学生自身が尊重されていること、大切にされていることを実感できるような対応・支援が必要である。

    3.学生の自立・成長のために、他者と連携・協働する。

    2.教育の一端を担う職員として、学生の自立と成長を支援する。

  • 日本学生支援機構

    〇教職員のための障害学生修学支援ガイド、〇障害のある学生への支援・配慮事例

    62

  • 引用・参考文献

    • 「大学における学生生活の充実方策について(報告)−学生の立場に立った大学づくりを目指して−」2000年6月、文部省

    • 「大学における学生相談体制の充実方策について-「総合的な学生支援」と「専門的な学生相談」の「連携・協働」-」、

    2007年3月、独立行政法人日本学生支援機構

    • 「平成 26 年度(2014 年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結

    果報告書」2015年3月、日本学生支援機構

    • 「教職員のための障害学生修学支援ガイド(平成26年度改訂版)」2015年3月、日本学生支援機構

    • 「障害のある学生への支援・配慮事例」2015年4月、日本学生支援機構

    • 「障害者差別解消法リーフレット」内閣府

    • 「障害のある学生の修学支援に関する検討会報告(一次まとめ)」文部科学省、2009年12月25日

    • 五藤勝三(2015)「学生支援人材に求められる専門性と取り組み姿勢」IDE現代の高等教育、No.569、pp44

    • 徳島文理大学公開講座2016「発達障害の理解と支援:インクルーシブ教育の推進と合理的配慮の観点から」スライド資料

    pp35‐38、41‐45、平成28年6月30日、熊谷恵子

    • コーチ・エィ(2009)『コーチングの基本』株式会社日本実業出版社

    63

  • ありがとうございました。

    平成28年8月25日(木) 10:00~12:00

    徳島文理大学 総務部 庶務・渉外グループ

    藤巻 晃

    [email protected]

    64