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積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介 SEKISUI 製品をお選びいただきたい もうひとつの理由があります。

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Page 1: 世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。 私たちは ... · 2020-02-21 · 積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介 sekisui 製品をお選びいただきたい

積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介

SEKISUI製品をお選びいただきたいもうひとつの理由があります。

環境貢献製品やSDGsについてご紹介しているサイトです。どうぞご覧ください。

世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。私たちは、世界が思い描く夢を追いかけている仲間です。

2015年、世界はこれからの地球が解決すべき17の課題を共有しました。

環境貢献製品

私たちの暮らしや地球を守りながら、様々な問題を解決して豊かで幸せな未来を作る。この目的のために国連が2015年に提唱したSDGsでは、気候変動、資源枯渇、生態系劣化などをはじめとして、世界が団結して取り組むべき課題が明らかになりました。積水化学グループの製品・サービスなど事業を通じた自然環境・社会環境への貢献もこのSDGsの考え方に合致しています。

自社内での環境配慮だけでなく、社会と連携した対応が求められる中、当社は製品のライフサイクルのすべてにおいて今まで以上に配慮し、温室効果ガス削減に関しては原材料の調達先に働きかけるなど、サプライチェーンを巻き込んだ取組みも始めています。今後も環境貢献製品を中心とした企業活動で、お取引先様などのステークホルダーの皆様とともに、SDGsの課題解決に取り組んでいきます。

課題の解決に必要なのは、企業が関与すべき責任範囲を広げること。

エスディージーズ

お問い合わせ先

E-mail:[email protected]経営戦略部 環境経営グループ

1. 貧困をなくそう2. 飢餓をゼロに3. すべての人に保健と福祉を4. 質の高い教育をみんなに5. ジェンダー平等を実現しよう6. 安全な水とトイレを世界中に7. エネルギーをみんなに、そして   クリーンに8. 働きがいも経済成長も9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

10. 人や国の不平等をなくそう11. 住み続けられるまちづくりを12. つくる責任つかう責任13. 気候変動に具体的な対策を14. 海の豊かさを守ろう15. 陸の豊かさも守ろう16. 平和と公正をすべての人に17. パートナーシップで目標を  達成しよう

©UN Photo/Cia Pak

EduTown SDGs

I N D E X未来の地球に選ばれる製品づくり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1

環境貢献製品のコンセプト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2

製品事例/住宅カンパニー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3-4

製品事例/環境・ライフラインカンパニー・・・・・・・・・・・・・・・・・P5-6

製品事例/高機能プラスチックスカンパニー・・・・・・・・・・・・・・P7-8

お客様の事業活動から生まれる環境と社会への貢献・・・P9-10

暮らしの中で生まれる環境と社会への貢献・・・・・・・・・・・・・P11-12

確かな成果を生みだす活動サイクル(PDCA)・・・・・・・・・・・・・・・P13

SEKISUIから生まれる未来・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14

私たちが取り組んでいる、自然および社会に貢献する企業活動は、世界の持続的発展のために達成すべき17の課題として国連で提唱されたSDGs(エスディージーズ)の解決に貢献するものです。積水化学グループは、世界を構成するパートナーの一員として、これからも積極的な活動を推進していきます。

2018年より、東京書籍株式会社と連携して、小学校高学年~中学生の子供たちがSDGsについて学ぶことができるWEBサイト「EduTown SDGs」を開設。電子教材の配信を開始することによって、次世代に向けたSDGs教育活動を開始しました。

世界こどもエコサミット2017

SDGSアイコンを表示するニューヨーク国連本部

タイでのマングローブ植林

「SEKISUI 環境ウィーク」東京本社周辺のクリーンアップ活動

2018.12 500

Page 2: 世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。 私たちは ... · 2020-02-21 · 積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介 sekisui 製品をお選びいただきたい

メーカーが環境や社会への貢献を考えるとき、一番大きなテーマとなるのは、製品を通じての貢献です。積水化学グループは、2006 年以来、社内基準に基づいて登録を行う「環境貢献製品制度」を実施してきました。作るときの配慮だけでなく、使われることで環境や社会の持続的な発展に貢献できる製品。それが、基本コンセプト。私たちは、この取り組みによって、自然環境や社会環境を変えていく大きな潮流の一端を担えればと考えています。

積水化学グループの製品には、未来の地球への真摯な思いが込められていることをご存知でしょうか。

積水化学のサステナブル経営は、世界有数の高い評価を受けています。世界経済フォーラム(WEF)が 7500 社を評価する “Global 100 Index”(2018年)において「世界で最も持続可能性のある企業 100 社」のひとつに選出されるなど、積水化学の取り組みと実績は、各国の権威ある評価機関から高く評価されています。

使うことで、環境や社会に貢献できる製品があったら。「環境貢献製品」は、そんな発想から生まれた制度です。

製品をお選びいただくときに、お客様はまず、その性能や機能にご注目されることでしょう。しかし、それとともに、もうひとつ心にとめていただきたいことがあります。それは、その製品がどのような資源を使って、どのような方法で作られたのか、そして、それをお客様が使うことによって、環境や社会にどんな影響があるのか、ということ。積水化学グループにとって、環境や社会への貢献は、経営の根幹にかかわるテーマに他なりません。お客様だけでなく、未来の地球からも選ばれる製品を世界の人々に届けたい。それが、私たち積水化学グループの願いです。

2018年7月時点

製品をお使いになる側では、ソーラー住宅に代表される温室効果ガスの削減やエネルギーの有効活用、廃棄物の低減による資源の有効活用など。製品をご使用いただくことで、ライフサイクルすべてにおける環境と社会への貢献をお客様の手で実現することができます。

SEKISUIが貢献できること。 お客様が貢献できること。製品を生み出す側の責任として、積水化学グループは、まず、自社内での環境への配慮を徹底。原材料の調達から、製品開発、そして、工場での生産にいたるまで。私たちは、すべての工程で環境への負荷を低減するグリーンな事業展開を心がけています。

❶原料調達信頼のおける取引先を選ぶ

❹物流環境への影響を配慮してお客様に届ける

❷製品開発環境貢献製品を企画・開発する

❸生産廃棄物の排出を抑え、資源を有効活用する

製品を使う人々の健康に貢献する

消費エネルギーや廃棄物を減らして環境への影響を低減する

再生可能エネルギーを活用して、創エネ・蓄エネ

暮らしやビジネスをより少ない資源で支える

「作る」SEKISUIの貢献

「使う」SEKISUIの貢献

THE INCLUSION OF [ISSUER ENTITY NAME] IN ANY MSCI INDEX, AND THE USE OF MSCI LOGOS, TRADEMARKS, SERVICE MARKS OR INDEX NAMES HEREIN, DO NOT CONSTITUTE A SPONSORSHIP, ENDORSEMENT OR PROMOTION OF [ISSUER ENTITY NAME] BY MSCI OR ANY OF ITS AFFILIATES. THE MSCI INDEXES ARE THE EXCLUSIVE PROPERTY OF MSCI. MSCI AND THE MSCI INDEX NAMES AND LOGOS ARE TRADEMARKS OR SERVICE MARKS OF MSCI OR ITS AFFILIATES.

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メーカーが環境や社会への貢献を考えるとき、一番大きなテーマとなるのは、製品を通じての貢献です。積水化学グループは、2006 年以来、社内基準に基づいて登録を行う「環境貢献製品制度」を実施してきました。作るときの配慮だけでなく、使われることで環境や社会の持続的な発展に貢献できる製品。それが、基本コンセプト。私たちは、この取り組みによって、自然環境や社会環境を変えていく大きな潮流の一端を担えればと考えています。

積水化学グループの製品には、未来の地球への真摯な思いが込められていることをご存知でしょうか。

積水化学のサステナブル経営は、世界有数の高い評価を受けています。世界経済フォーラム(WEF)が 7500 社を評価する “Global 100 Index”(2018年)において「世界で最も持続可能性のある企業 100 社」のひとつに選出されるなど、積水化学の取り組みと実績は、各国の権威ある評価機関から高く評価されています。

使うことで、環境や社会に貢献できる製品があったら。「環境貢献製品」は、そんな発想から生まれた制度です。

製品をお選びいただくときに、お客様はまず、その性能や機能にご注目されることでしょう。しかし、それとともに、もうひとつ心にとめていただきたいことがあります。それは、その製品がどのような資源を使って、どのような方法で作られたのか、そして、それをお客様が使うことによって、環境や社会にどんな影響があるのか、ということ。積水化学グループにとって、環境や社会への貢献は、経営の根幹にかかわるテーマに他なりません。お客様だけでなく、未来の地球からも選ばれる製品を世界の人々に届けたい。それが、私たち積水化学グループの願いです。

2018年7月時点

製品をお使いになる側では、ソーラー住宅に代表される温室効果ガスの削減やエネルギーの有効活用、廃棄物の低減による資源の有効活用など。製品をご使用いただくことで、ライフサイクルすべてにおける環境と社会への貢献をお客様の手で実現することができます。

SEKISUIが貢献できること。 お客様が貢献できること。製品を生み出す側の責任として、積水化学グループは、まず、自社内での環境への配慮を徹底。原材料の調達から、製品開発、そして、工場での生産にいたるまで。私たちは、すべての工程で環境への負荷を低減するグリーンな事業展開を心がけています。

❶原料調達信頼のおける取引先を選ぶ

❹物流環境への影響を配慮してお客様に届ける

❷製品開発環境貢献製品を企画・開発する

❸生産廃棄物の排出を抑え、資源を有効活用する

製品を使う人々の健康に貢献する

消費エネルギーや廃棄物を減らして環境への影響を低減する

再生可能エネルギーを活用して、創エネ・蓄エネ

暮らしやビジネスをより少ない資源で支える

「作る」SEKISUIの貢献

「使う」SEKISUIの貢献

THE INCLUSION OF [ISSUER ENTITY NAME] IN ANY MSCI INDEX, AND THE USE OF MSCI LOGOS, TRADEMARKS, SERVICE MARKS OR INDEX NAMES HEREIN, DO NOT CONSTITUTE A SPONSORSHIP, ENDORSEMENT OR PROMOTION OF [ISSUER ENTITY NAME] BY MSCI OR ANY OF ITS AFFILIATES. THE MSCI INDEXES ARE THE EXCLUSIVE PROPERTY OF MSCI. MSCI AND THE MSCI INDEX NAMES AND LOGOS ARE TRADEMARKS OR SERVICE MARKS OF MSCI OR ITS AFFILIATES.

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CASE

セキスイハイム近畿(株)滋賀支店草津ハイム展示場

大西 直樹Naoki Onishi「1年前にスマートハイムを建てて家族と暮らしています。年末、クリスマスのイルミネーションを買おうと探してたら、家内が『ソーラー発電機能付のにしたら?』と言うんです。スマートハイムに住み始めてから、家族の中でエコの意識が育ってきてるんですね。」

「台風がきたとき、電気がついているのは我が家だけだった!」スマートハイムが家族を守る家としても選ばれる時代になっています。

INTERVIEW

災害時につぶれないというだけで、家族の命を守ることはできない。近年の地震では、以前と明らかに違う傾向が見られるようになりました。それは、地震による直接死よりも、避難後に亡くなられた災害関連死の比率が高いケースがあることです。悲しいことに、避難することができても、普段とは違う音や匂い、プライバシーが確保しにくい空間でのストレスによる体調不良や、車中泊でのエコノミークラス症候群の発症などによって、命を落とされる方が多いんですね。住まいは、家族の命を最後まで守るシェルターでなければなりません。台風などの災害時に、ハイムにお住まいのお客様から「家に帰ったら、我が家だけ電気がついていた。うれしかった。」というお話をうかがうことがあります。もはや、太陽光発電や蓄電池は、環境配慮や経済性だけではなく、災害から家族を守るためにもセキスイハイムに不可欠なアイテムです。私は、セキスイハイムがこの分野での業界のリーダーカンパニーとして果たすべき役割はとても大きいと思っています。

セキスイハイムが、ソーラー(太陽光発電)住宅の建設棟数で実績No.1であることをご存じでしょうか。累計で約18万棟。多くのご家族が、セキスイハイムによって生まれ変わった未来の暮らしを体験されています。太陽光で電気を「創る」。蓄電池を使って「貯める」。非常時でも電力を自家供給して「使う」。そんなスマートハウスが、これからの住まいの標準になっていくことでしょう。自宅で創った「0円」のエネルギーを「0円」で使って経済的に暮らす「エネルギー自給自足」の時代。積水化学グループは、誰よりも早く、そんな住まいの常識を現実のものにしようとしています。

※1:自社調べ※2:HEMSは、Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略

スマートハイムは、住むことによって環境への関心が高まる家。環境への関心が高い人は、まだまだ少ないと思います。正直言って、商談の際に、環境のためにスマートハイムを選んだという方は、ほとんどいらっしゃいません。しかし、住み始めてからお客様の意識が変わっていくのがよくわかります。スマートハイムは、HEMS※2によって、日々の電気代などの情報がわかるので、楽しみながらエコな生活を送れるようになるんです。ご近所の方と光熱費の話をしているときも、(私の家は、電気代かかってないし、環境にもいいことしてる)と思うと、優越感に満たされるそうです(笑)そんな暮らしが世界に広がっていくといいですね。私も伝道師となって、ご入居いただいているお客様の喜びの声を多くの方々にお伝えしていきたいと思っています。

1997年セキスイハイムは、業界に先駆けて太陽光発電住宅の販売を開始しました。この年は、「地球温暖化防止京都会議」が開催され、先進国全体で温室効果ガスの排出量を5%(1990年度比)減らすことを取り決めた年でもありました。セキスイハイムは、それ以来、世界の流れにそいながら、業界の先陣をきって「エネルギー自給自足の家」の普及に取り組んでいます。

電気をつくり、貯めるだけではなく、エネルギー消費を最適化するシステムへ。2011年には、家庭内のエネルギー消費状況を見える化し、コンピューターがお客様の暮らしを分析する「HEMS※2」搭載の「スマートハイム」を発売。以来、業界を大きくリードする歩みを続けています。

3つのテクノロジーで人々の暮らしを経済面でも災害対策でもバックアップ。住宅を「エネルギー自給自足の家」にするためには、エネルギーを「創る」「貯める」「使う」のすべてにおいて優れた家でなければなりません。スマートハイムは、ハイムならではのフラット(平ら)な屋根によって同じ敷地面積でもより多くの電力を生み出せる「大容量ソーラー」、昼だけでなく夜も非常時も電気を絶やさない蓄電システム「e-Pocket」、家中の使用電力状況を見える化して効果的な省エネや節電ポイントを見つけだすコンサルティング型HEMS※2「スマートハイム・ナビ」の3つを搭載。創・蓄・省エネがいっそう優れたセキスイハイムならではのスマートなエナジーライフを実現しています。

さらに、経済性におけるメリットだけでなく、地震・台風などの災害時にも必要な電力を供給することで、ご家族の暮らしをバックアップ。セキスイハイムは、太陽光がもたらす快適と安心をフルにお届けします。

ソーラー住宅で、建設棟数実績No.1。太陽光がもたらす快適と安心。エネルギー自給自足の家「スマートハイム」

18年17年16年15年14年13年12年11年

742

230360

99 144

855

37190

(万戸)

国内停電件数の推移(内閣府発表資料より)

2018年度は、過去8年間で停電が最も多く発生。蓄電池があれば、停電不安を解消できます。

ご来場のお客様には必ず、積水化学グループが

開発したフィルム型リチウムイオン電池をご紹介

※1

住宅カンパニー/エネルギー自給自足の家「スマートハイム」

3 4

1

開発の背景

スマートハイムの特徴

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CASE

セキスイハイム近畿(株)滋賀支店草津ハイム展示場

大西 直樹Naoki Onishi「1年前にスマートハイムを建てて家族と暮らしています。年末、クリスマスのイルミネーションを買おうと探してたら、家内が『ソーラー発電機能付のにしたら?』と言うんです。スマートハイムに住み始めてから、家族の中でエコの意識が育ってきてるんですね。」

「台風がきたとき、電気がついているのは我が家だけだった!」スマートハイムが家族を守る家としても選ばれる時代になっています。

INTERVIEW

災害時につぶれないというだけで、家族の命を守ることはできない。近年の地震では、以前と明らかに違う傾向が見られるようになりました。それは、地震による直接死よりも、避難後に亡くなられた災害関連死の比率が高いケースがあることです。悲しいことに、避難することができても、普段とは違う音や匂い、プライバシーが確保しにくい空間でのストレスによる体調不良や、車中泊でのエコノミークラス症候群の発症などによって、命を落とされる方が多いんですね。住まいは、家族の命を最後まで守るシェルターでなければなりません。台風などの災害時に、ハイムにお住まいのお客様から「家に帰ったら、我が家だけ電気がついていた。うれしかった。」というお話をうかがうことがあります。もはや、太陽光発電や蓄電池は、環境配慮や経済性だけではなく、災害から家族を守るためにもセキスイハイムに不可欠なアイテムです。私は、セキスイハイムがこの分野での業界のリーダーカンパニーとして果たすべき役割はとても大きいと思っています。

セキスイハイムが、ソーラー(太陽光発電)住宅の建設棟数で実績No.1であることをご存じでしょうか。累計で約18万棟。多くのご家族が、セキスイハイムによって生まれ変わった未来の暮らしを体験されています。太陽光で電気を「創る」。蓄電池を使って「貯める」。非常時でも電力を自家供給して「使う」。そんなスマートハウスが、これからの住まいの標準になっていくことでしょう。自宅で創った「0円」のエネルギーを「0円」で使って経済的に暮らす「エネルギー自給自足」の時代。積水化学グループは、誰よりも早く、そんな住まいの常識を現実のものにしようとしています。

※1:自社調べ※2:HEMSは、Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略

スマートハイムは、住むことによって環境への関心が高まる家。環境への関心が高い人は、まだまだ少ないと思います。正直言って、商談の際に、環境のためにスマートハイムを選んだという方は、ほとんどいらっしゃいません。しかし、住み始めてからお客様の意識が変わっていくのがよくわかります。スマートハイムは、HEMS※2によって、日々の電気代などの情報がわかるので、楽しみながらエコな生活を送れるようになるんです。ご近所の方と光熱費の話をしているときも、(私の家は、電気代かかってないし、環境にもいいことしてる)と思うと、優越感に満たされるそうです(笑)そんな暮らしが世界に広がっていくといいですね。私も伝道師となって、ご入居いただいているお客様の喜びの声を多くの方々にお伝えしていきたいと思っています。

1997年セキスイハイムは、業界に先駆けて太陽光発電住宅の販売を開始しました。この年は、「地球温暖化防止京都会議」が開催され、先進国全体で温室効果ガスの排出量を5%(1990年度比)減らすことを取り決めた年でもありました。セキスイハイムは、それ以来、世界の流れにそいながら、業界の先陣をきって「エネルギー自給自足の家」の普及に取り組んでいます。

電気をつくり、貯めるだけではなく、エネルギー消費を最適化するシステムへ。2011年には、家庭内のエネルギー消費状況を見える化し、コンピューターがお客様の暮らしを分析する「HEMS※2」搭載の「スマートハイム」を発売。以来、業界を大きくリードする歩みを続けています。

3つのテクノロジーで人々の暮らしを経済面でも災害対策でもバックアップ。住宅を「エネルギー自給自足の家」にするためには、エネルギーを「創る」「貯める」「使う」のすべてにおいて優れた家でなければなりません。スマートハイムは、ハイムならではのフラット(平ら)な屋根によって同じ敷地面積でもより多くの電力を生み出せる「大容量ソーラー」、昼だけでなく夜も非常時も電気を絶やさない蓄電システム「e-Pocket」、家中の使用電力状況を見える化して効果的な省エネや節電ポイントを見つけだすコンサルティング型HEMS※2「スマートハイム・ナビ」の3つを搭載。創・蓄・省エネがいっそう優れたセキスイハイムならではのスマートなエナジーライフを実現しています。

さらに、経済性におけるメリットだけでなく、地震・台風などの災害時にも必要な電力を供給することで、ご家族の暮らしをバックアップ。セキスイハイムは、太陽光がもたらす快適と安心をフルにお届けします。

ソーラー住宅で、建設棟数実績No.1。太陽光がもたらす快適と安心。エネルギー自給自足の家「スマートハイム」

18年17年16年15年14年13年12年11年

742

230360

99 144

855

37190

(万戸)

国内停電件数の推移(内閣府発表資料より)

2018年度は、過去8年間で停電が最も多く発生。蓄電池があれば、停電不安を解消できます。

ご来場のお客様には必ず、積水化学グループが

開発したフィルム型リチウムイオン電池をご紹介

※1

住宅カンパニー/エネルギー自給自足の家「スマートハイム」

3 4

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開発の背景

スマートハイムの特徴

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CASE

大きく曲げて設置された配管

入社2年目。東日本大震災の被災地に、水道管の仮設工事で派遣。私が応援に向かったのは、岩手県釜石市の鵜住居町でした。地元の水道局では、軽くて設置しやすく、県道のカーブに沿って無理なく設置できることから、ポリエチレン管の設置を決めていたんですが、地元の業者が手一杯で人手が足りない。そこで、要請に応じて協力を申し出たのが積水化学でした。私はそのときまでエンドユーザーの方々と接したことがなかったので、注水が始まった時に現地の方々にお喜びいただいた様子がとても印象に残っています。それは、自分たちの仕事がいかに人々の暮らしを支えているかをまざまざと痛感した瞬間でした。個人的にとても大きい経験だったと思っています。

日本の水道普及率は97.9%※1。しかし、鉄管の老朽化対策が急務。水道管は、全国で約65万km※2。現状ではその大半に鉄管が使われています。近年増加傾向にある自然災害のことを考えると、耐震化率の向上が急がれるのですが、人口減少による料金収入の減収や人手不足などによって、思うように施工が進んでいません。現在のペースではすべての管路を更新しようとすると130年かかるとも言われています。少ない予算、短い工期で耐震化率をあげるには、ポリエチレン管が最適です。私たちは社内で研究開発を進めるだけでなく、メーカーの壁を越えて、配水用ポリエチレンパイプシステム協会という横断組織での普及を図っています。私もそこで技術委員を務めていますが、水道管の耐震化というこれからの日本に欠かせないインフラの整備に、これからも貢献することができればと思っています。※1:厚生労働省 水道の基本統計「水道普及率の推移」より※2:公益社団法人 日本水道協会「数値で見る水道」 (2017.8.30)より

水道の水がそのまま飲める国がいくつあるかご存じでしょうか。日本も含めて9カ国※だけです。中でも、日本の水道システムは、その水質の良さや漏水率の低さから世界の1、2を争う水道先進国であることが知られています。しかし、日本では地震などの災害による被害が多く、十分な耐震化が行われていない地域では、地震に強い水道管への取り替えが求められています。

地震時に発生する断層によって大きな変形を強いられる水道管を、もっと強く、柔軟に。これまで日本の水道で多く使われてきた金属管(鋳鉄管)は、年を重ねて耐久性や耐震性が改良されてきましたが、「錆びる」という最大の課題が残っていました。その弱点を克服し、地震に強く、100年をさらに上回る寿命を実現したのが、ポリエチレン製の水道管です。

エスロハイパーは、優れた柔軟性と強靭な接合部分を備えた樹脂製水道管です。地震が起こると、地盤の揺れによって、配管は軸方向に大きな負荷がかかります。また、断層によって落差が生じた場合も、配管は大きな変形を強いられるため、損傷したり、管と管の接合部分がはずれたりして、漏水が起こります。それを解消したのが、1995年、積水化学が発売した日本初のポリエチレン水道管「エスロハイパー」です。

エスロハイパーは、素材そのものに柔軟性があり、5倍の長さまで引き延ばしても、ちぎれることがありません。また、管と管との接合部が加熱による融着で強固に接合されているため、変形にも強い特徴を持っています。写真は、全国を巡回するキャラバンカーによって行われているデモンストレーションの一コマ。発売当時、左右で落差が生じても、漏水しないポリエチレン配水管は、各地で大きな反響を呼びました。

曲がるポリエチレン管が被災地の水道を地震から守った。高性能ポリエチレン管「エスロハイパー」阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震・・・近年、次々と日本を襲う地震のために、被災地では甚大な被害をこうむっています。そんな中、被災後の人々の暮らしに大きな影響を与えたのが、水道管の損傷でした。しかし、数々の震災でもまったく被害を受けることなく、水を供給し続けた製品があります。それが、積水化学グループの高性能ポリエチレン管「エスロハイパー」です。

環境・ライフラインカンパニー/高性能ポリエチレン管「エスロハイパー」

積水化学工業(株)環境・ライフラインカンパニー総合研究所 商品開発センター

西川 源太郎Gentaro Nishikawa「学生のときに、環境の問題についても勉強していたんですが、琵琶湖の水質保全などの研究にも力を入れている研究室だったので、いつかそういう分野で貢献できたらと思っていました。」

「水が出るのがこんなにうれしいとは思わなかった!」 そんな被災地の声がこの仕事の大切さを気づかせてくれました。

※国土交通省「日本の水資源の現況」(平成30年版)より

5 6

断層によって大きな変形が生じても断水しないことを実証

断層によって生じる落差

5倍に引き延ばしてもちぎれない

開発の背景

エスロハイパーの特徴

INTERVIEW2

管と継手が溶けて一体化することで強固に接合される継手部分

Page 7: 世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。 私たちは ... · 2020-02-21 · 積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介 sekisui 製品をお選びいただきたい

CASE

大きく曲げて設置された配管

入社2年目。東日本大震災の被災地に、水道管の仮設工事で派遣。私が応援に向かったのは、岩手県釜石市の鵜住居町でした。地元の水道局では、軽くて設置しやすく、県道のカーブに沿って無理なく設置できることから、ポリエチレン管の設置を決めていたんですが、地元の業者が手一杯で人手が足りない。そこで、要請に応じて協力を申し出たのが積水化学でした。私はそのときまでエンドユーザーの方々と接したことがなかったので、注水が始まった時に現地の方々にお喜びいただいた様子がとても印象に残っています。それは、自分たちの仕事がいかに人々の暮らしを支えているかをまざまざと痛感した瞬間でした。個人的にとても大きい経験だったと思っています。

日本の水道普及率は97.9%※1。しかし、鉄管の老朽化対策が急務。水道管は、全国で約65万km※2。現状ではその大半に鉄管が使われています。近年増加傾向にある自然災害のことを考えると、耐震化率の向上が急がれるのですが、人口減少による料金収入の減収や人手不足などによって、思うように施工が進んでいません。現在のペースではすべての管路を更新しようとすると130年かかるとも言われています。少ない予算、短い工期で耐震化率をあげるには、ポリエチレン管が最適です。私たちは社内で研究開発を進めるだけでなく、メーカーの壁を越えて、配水用ポリエチレンパイプシステム協会という横断組織での普及を図っています。私もそこで技術委員を務めていますが、水道管の耐震化というこれからの日本に欠かせないインフラの整備に、これからも貢献することができればと思っています。※1:厚生労働省 水道の基本統計「水道普及率の推移」より※2:公益社団法人 日本水道協会「数値で見る水道」 (2017.8.30)より

水道の水がそのまま飲める国がいくつあるかご存じでしょうか。日本も含めて9カ国※だけです。中でも、日本の水道システムは、その水質の良さや漏水率の低さから世界の1、2を争う水道先進国であることが知られています。しかし、日本では地震などの災害による被害が多く、十分な耐震化が行われていない地域では、地震に強い水道管への取り替えが求められています。

地震時に発生する断層によって大きな変形を強いられる水道管を、もっと強く、柔軟に。これまで日本の水道で多く使われてきた金属管(鋳鉄管)は、年を重ねて耐久性や耐震性が改良されてきましたが、「錆びる」という最大の課題が残っていました。その弱点を克服し、地震に強く、100年をさらに上回る寿命を実現したのが、ポリエチレン製の水道管です。

エスロハイパーは、優れた柔軟性と強靭な接合部分を備えた樹脂製水道管です。地震が起こると、地盤の揺れによって、配管は軸方向に大きな負荷がかかります。また、断層によって落差が生じた場合も、配管は大きな変形を強いられるため、損傷したり、管と管の接合部分がはずれたりして、漏水が起こります。それを解消したのが、1995年、積水化学が発売した日本初のポリエチレン水道管「エスロハイパー」です。

エスロハイパーは、素材そのものに柔軟性があり、5倍の長さまで引き延ばしても、ちぎれることがありません。また、管と管との接合部が加熱による融着で強固に接合されているため、変形にも強い特徴を持っています。写真は、全国を巡回するキャラバンカーによって行われているデモンストレーションの一コマ。発売当時、左右で落差が生じても、漏水しないポリエチレン配水管は、各地で大きな反響を呼びました。

曲がるポリエチレン管が被災地の水道を地震から守った。高性能ポリエチレン管「エスロハイパー」阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震・・・近年、次々と日本を襲う地震のために、被災地では甚大な被害をこうむっています。そんな中、被災後の人々の暮らしに大きな影響を与えたのが、水道管の損傷でした。しかし、数々の震災でもまったく被害を受けることなく、水を供給し続けた製品があります。それが、積水化学グループの高性能ポリエチレン管「エスロハイパー」です。

環境・ライフラインカンパニー/高性能ポリエチレン管「エスロハイパー」

積水化学工業(株)環境・ライフラインカンパニー総合研究所 商品開発センター

西川 源太郎Gentaro Nishikawa「学生のときに、環境の問題についても勉強していたんですが、琵琶湖の水質保全などの研究にも力を入れている研究室だったので、いつかそういう分野で貢献できたらと思っていました。」

「水が出るのがこんなにうれしいとは思わなかった!」 そんな被災地の声がこの仕事の大切さを気づかせてくれました。

※国土交通省「日本の水資源の現況」(平成30年版)より

5 6

断層によって大きな変形が生じても断水しないことを実証

断層によって生じる落差

5倍に引き延ばしてもちぎれない

開発の背景

エスロハイパーの特徴

INTERVIEW2

管と継手が溶けて一体化することで強固に接合される継手部分

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CASE 高機能プラスチックスカンパニー/熱膨張性耐火材「フィブロック」

※平成29年度消防庁統計:総出火件数は39,373 件、火災による総死者数は1,456人、負傷者数は6,052人。火災損害は893億2,267万円。

開発の背景

7 8

フィブロックの特徴

日本では、近年、年間約4万件の火災事故があり、1500人に近い方々が命を落としています。※

こうした状況から多くの人々を救うために、数々の企業が耐火材の開発に取り組んできました。そのひとつに、積水化学グループから生まれ、全国で採用されている製品があることをご存知でしょうか。火災が起こってしまったときに何よりも大切なのは、安全な場所へ避難すること。そして、その時間を確保するためには、火の通り道をブロックして、燃え広がるスピードを遅らせること。積水化学グループの「フィブロック」は、そのために生まれた日本初の有機系耐火材料です。

積水化学工業(株)高機能プラスチックスカンパニー耐火材料事業部 耐火材料営業所

石黒 智之Tomoyuki Ishiguro

「海の近くに住んでいるんですが、出かけた時は、ボランティアでよく海岸のゴミ拾いをしています。実にささやかな環境貢献ですが(笑)」 

「えっ、片側に施工するだけ?!」業界に衝撃をもたらしたフィブロック。

フィブロックは、壁を貫通する配管スペースに施工する区画貫通処置部材として用いられることが多いんですが、従来の耐火材のように壁の両側ではなく、片側に施工するだけで十分な性能を発揮するため、施工時間が大幅にカットできるのも大きな特徴です。ところが発売当時、業界の方には、「ホントにそれで大丈夫なの?」と、なかなか信じてもらえませんでした。それぐらい、画期的な製品だったんです。

現場に直接、営業マンが自ら足を運んで説明し、育てあげた製品。

性能についてご理解いただくためには、技術的な説明も必要ですし、建築基準法についても知っておく必要があります。そこで、この製品を普及させるためには、代理店まかせにするのではなく、当社の営業マンが直接、実際に作業される方々にご説明してまわるのが一番だと思いました。施工業者だけではなく、消防関係の方々にもご説明にまわっています。

「区間貫通処置部材といえば、フィブロック」という評価をいただくほどのスタンダード。

今では、防火地域、準防火地域を中心に多くのフィブロックが使われていて、区画貫通処置部材の代名詞になっているほどです。消防署による施工検査でも「フィブロックを使ってるなら大丈夫」と言っていただくことがよくあると、現場の方からうかがっています。

社会環境や自然環境に貢献する製品を扱っているということについて。

こうした直接的な防災に役立っているだけでなく、アルミサッシよりもはるかに断熱性の高い樹脂サッシの防火仕様化にも私は営業活動で関わっています。建物の冷暖房効率を高め、CO₂削減に結びつくこの樹脂サッシの普及が、社会環境と自然環境の両面で貢献するという形で積水化学グループの評価にもつながると思い、日々の活動に取り組んでいます。

INTERVIEW

「火事になったら、窓を閉めないといけない」と言われています。どうしてでしょうか。室内で火災が起こると、炎は、開かれた窓やドアから酸素を取り込むことによって勢いを増すとともに、室外へと吹き出して、上階や隣接する建物への延焼を引き起こすからです。火災の被害を少しでも食い止めるためには、こうした「炎の抜け穴」の存在をなくすことが重要です。

給排水、空調等の室内配管をつたって燃え広がる火災にも対策が必要です。窓の他に、こうした炎の「抜け穴」となるのが、空調や給排水、屋内配線のために壁や床などに設けられた貫通部分です。これらの部分に耐火対策が施されていない場合は、燃えやすい配管素材が炎の通り道となって、建物全体に火災が広がってしまいます。

フィブロックは、加熱すると膨張して、「炎の抜け穴」を遮断する耐火材です。窓のすきまや貫通部分の抜け穴を塞ぐには、高温度で加熱されても焼失しない耐火材が必要です。しかし、従来の耐火材は、コンクリートや石膏などの無機物が多く、硬くて整形しにくいため、施工に手間がかかるだけでなく、高熱によって変形してしまうため、十分な耐火性能が得られないという問題がありました。

そこで、積水化学は、火災が発生すると膨張し、断熱層を形成する新しい耐火材料を開発しました。高熱で窓の枠が変形したり、配管素材が焼失しても、急速に膨張してその隙間をしっかりふさぎ、炎が別室や屋外に吹き出すのを一定時間防ぐことができます。しかも、施工はシート状のフィブロックを貼り付けるだけ。面倒な手間もなく、誰でもミスのない施工が可能になりました。

3

炎をシャットアウトして火災から逃れる人々を助ける。熱膨張性耐火材「フィブロック」

火災発生時に膨張して貫通部を閉塞し、延焼を防止します。

例えば、2mm厚のシートが20mm厚に膨張(10倍)

「フィブロックを使ってるなら大丈夫」消防署からの高い評価と信頼に、この製品が社会で担っている責任の重さを感じています。

シート状のフィブロックが・・ 加熱すると急速に膨張して・・ 隙間をふざぎます。

通常時

シート状のフィブロックが・・ 加熱すると急速に膨張して・・ 隙間をふさぎます。

火災発生時

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

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フィブロック

パイプ

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CASE 高機能プラスチックスカンパニー/熱膨張性耐火材「フィブロック」

※平成29年度消防庁統計:総出火件数は39,373 件、火災による総死者数は1,456人、負傷者数は6,052人。火災損害は893億2,267万円。

開発の背景

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フィブロックの特徴

日本では、近年、年間約4万件の火災事故があり、1500人に近い方々が命を落としています。※

こうした状況から多くの人々を救うために、数々の企業が耐火材の開発に取り組んできました。そのひとつに、積水化学グループから生まれ、全国で採用されている製品があることをご存知でしょうか。火災が起こってしまったときに何よりも大切なのは、安全な場所へ避難すること。そして、その時間を確保するためには、火の通り道をブロックして、燃え広がるスピードを遅らせること。積水化学グループの「フィブロック」は、そのために生まれた日本初の有機系耐火材料です。

積水化学工業(株)高機能プラスチックスカンパニー耐火材料事業部 耐火材料営業所

石黒 智之Tomoyuki Ishiguro

「海の近くに住んでいるんですが、出かけた時は、ボランティアでよく海岸のゴミ拾いをしています。実にささやかな環境貢献ですが(笑)」 

「えっ、片側に施工するだけ?!」業界に衝撃をもたらしたフィブロック。

フィブロックは、壁を貫通する配管スペースに施工する区画貫通処置部材として用いられることが多いんですが、従来の耐火材のように壁の両側ではなく、片側に施工するだけで十分な性能を発揮するため、施工時間が大幅にカットできるのも大きな特徴です。ところが発売当時、業界の方には、「ホントにそれで大丈夫なの?」と、なかなか信じてもらえませんでした。それぐらい、画期的な製品だったんです。

現場に直接、営業マンが自ら足を運んで説明し、育てあげた製品。

性能についてご理解いただくためには、技術的な説明も必要ですし、建築基準法についても知っておく必要があります。そこで、この製品を普及させるためには、代理店まかせにするのではなく、当社の営業マンが直接、実際に作業される方々にご説明してまわるのが一番だと思いました。施工業者だけではなく、消防関係の方々にもご説明にまわっています。

「区間貫通処置部材といえば、フィブロック」という評価をいただくほどのスタンダード。

今では、防火地域、準防火地域を中心に多くのフィブロックが使われていて、区画貫通処置部材の代名詞になっているほどです。消防署による施工検査でも「フィブロックを使ってるなら大丈夫」と言っていただくことがよくあると、現場の方からうかがっています。

社会環境や自然環境に貢献する製品を扱っているということについて。

こうした直接的な防災に役立っているだけでなく、アルミサッシよりもはるかに断熱性の高い樹脂サッシの防火仕様化にも私は営業活動で関わっています。建物の冷暖房効率を高め、CO₂削減に結びつくこの樹脂サッシの普及が、社会環境と自然環境の両面で貢献するという形で積水化学グループの評価にもつながると思い、日々の活動に取り組んでいます。

INTERVIEW

「火事になったら、窓を閉めないといけない」と言われています。どうしてでしょうか。室内で火災が起こると、炎は、開かれた窓やドアから酸素を取り込むことによって勢いを増すとともに、室外へと吹き出して、上階や隣接する建物への延焼を引き起こすからです。火災の被害を少しでも食い止めるためには、こうした「炎の抜け穴」の存在をなくすことが重要です。

給排水、空調等の室内配管をつたって燃え広がる火災にも対策が必要です。窓の他に、こうした炎の「抜け穴」となるのが、空調や給排水、屋内配線のために壁や床などに設けられた貫通部分です。これらの部分に耐火対策が施されていない場合は、燃えやすい配管素材が炎の通り道となって、建物全体に火災が広がってしまいます。

フィブロックは、加熱すると膨張して、「炎の抜け穴」を遮断する耐火材です。窓のすきまや貫通部分の抜け穴を塞ぐには、高温度で加熱されても焼失しない耐火材が必要です。しかし、従来の耐火材は、コンクリートや石膏などの無機物が多く、硬くて整形しにくいため、施工に手間がかかるだけでなく、高熱によって変形してしまうため、十分な耐火性能が得られないという問題がありました。

そこで、積水化学は、火災が発生すると膨張し、断熱層を形成する新しい耐火材料を開発しました。高熱で窓の枠が変形したり、配管素材が焼失しても、急速に膨張してその隙間をしっかりふさぎ、炎が別室や屋外に吹き出すのを一定時間防ぐことができます。しかも、施工はシート状のフィブロックを貼り付けるだけ。面倒な手間もなく、誰でもミスのない施工が可能になりました。

3

炎をシャットアウトして火災から逃れる人々を助ける。熱膨張性耐火材「フィブロック」

火災発生時に膨張して貫通部を閉塞し、延焼を防止します。

例えば、2mm厚のシートが20mm厚に膨張(10倍)

「フィブロックを使ってるなら大丈夫」消防署からの高い評価と信頼に、この製品が社会で担っている責任の重さを感じています。

シート状のフィブロックが・・ 加熱すると急速に膨張して・・ 隙間をふざぎます。

通常時

シート状のフィブロックが・・ 加熱すると急速に膨張して・・ 隙間をふさぎます。

火災発生時

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

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フィブロック

パイプ

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γ線滅菌処理が可能な高品質・透明・フレキシブル容器。無菌状態を維持でき、医薬品・食品バルクに最適。

紙オムツなどの衛生材料に使用される非粘着性フィルムで包装したホットメルト接着剤。梱包袋ごとタンクに投入でき、廃棄物を出さない。

製品を購入いただいたお客様から端材を買い戻す(Buyback)契約を結び、端材をリサイクルするシステム。

2槽式のタンクのため、片槽ずつ更新工事を行うことができ、断水を発生させない受水槽の取替工事を実現。

薄層化によって極めて低い熱抵抗を実現。取扱い性に優れ、基板へのディスペンスや塗布も容易に可能。

自動車用放熱グリス

医療用液体運搬容器「ステリテナー」

ホットメルト接着剤「ゼロパック」

タンクメンテリニューアル/FDNS工法

「ALLEN」グレードABSリサイクルシステム

電線共同溝「CC-BOX」電力・通信ケーブルを道路下の空間に収容する集合配管工法。災害時のケーブル損傷や周辺環境の被害を軽減。

コンクリート構造物、鋼構造物の予防保全、補修、補強に用い、鉄道、道路などのインフラ施設を長寿命化。

構造材として十分な強度を持ち、木材並みの軽量性や、耐水性・耐久性を実現した樹脂製の軽量耐食構造材。

既設管の内側に施工することで、道路を掘り返すことなく、老朽化した下水管をリニューアルできる工法。

インフラリノベーション事業 「インフラガード」シリーズ

合成木材エスロンネオランバーFFU

管路更生工法「SPR 工法」

耐火材料「フィブロック」

エネルギー自給自足推進住宅「おひさまハイム」

火災が発生すると熱によって膨張し、断熱層を形成する新しいタイプの耐火・防火材料。

太陽光発電と蓄電池を搭載し、エネルギー使用の見える化を可能にしたHEMS 搭載の創・蓄・省エネ住宅。

・耐火材料 「フィブロック」

・合成木材「エスロンネオランバーFFU」

・電線共同溝「CC-BOX」

・医療用液体運搬容器 「ステリテナー」・検査試薬向け「ロンテナー」

・管路更生工法「SPR 工法」・雨水貯留システム「クロスウェーブ」・硬質ポリ塩化ビニル管 「エスロンサマーパイプ」・防音レールカバー

工事・ 廃棄

メンテナンス

使 用

設 計

輸送・販売

回収・リサイクル

施 工

設 計

輸送・販売

原材料調達

使用・保守

回収・リサイクル

使用・保守

生 産

輸送・販売

原材料調達

設 計

・エネルギー自給自足推進住宅 「おひさまハイム」・太陽光発電、蓄電池、HEMS 設置リフォーム・高耐候雨樋・天井放射空調パネル・空調配管用高性能ポリエチレン管 「クウチョウハイパーCH」・樹脂製畳「MIGUSA」・大容量フィルム型 リチウムイオン電池

・耐火材料「フィブロック」・遮熱網戸材料「遮熱クールネット」・遮熱網戸キット「スマート窓クール」

・「ALLEN」グレード ABSリサイクルシステム・再生材使用 3 層コンテナ「グリーンレーベル」・精密成形巻芯プラスチックコア(ABS 巻芯)・精密成形巻芯プラスチックコア(PP 巻芯)・芝生保護材「芝想い」、エッジング材「縁想い」・分別回収容器「透明エコダスター」・雨水貯留システム「クロスウェーブ」・人工木素材「アシェラウッド」・リサイクルコンテナ

・タンクメンテリニューアル /FDNS 工法・パイプ・ダクト用断熱材 「Thermobreak」・屋外消火栓設備用 高性能ポリエチレン管 「エスロハイパーPE」・工業用水・薬液配管用 ポリエチレンパイプ「エスロン プラントハイパーBK」 ・熱交換塗装「セキスイ プロテクトコート(SP)」

・ホットメルト接着剤「ゼロパック」・常圧プラズマエッチング装置「AP/E」・医療用 PPシート、医療用 PEシート・光学用途拡散フィルム向け プロテクトテープ

・自動車用放熱グリス・LCD 関連材料 部材固定用 両面テープ 3800シリーズ

・インフラリノベーション事業 「インフラガード」シリーズ・高衝撃塩ビプレート「タフビロン」 (トンネルドレイン用途)・ガス用ポリエチレン管・継手・下水道ポリエチレン管・継手

・合成木材「エスロンネオランバーFFU」・反射板内蔵吸音パネル・防音レールカバー

製品名に がついているものは自然環境への貢献、製品名に がついているものは、社会環境への貢献を示しています。

お客様の事業活動から生まれる環境と社会への貢献製品の設計から、生産、販売、廃棄、リサイクルまで。積水化学グループの環境貢献製品は、事業活動のために当社製品をご利用いただいているお客様のさまざまなビジネスシーンで、自然環境や社会環境への貢献を果たしています。

住宅・ビルの建築

インフラの施工

工場での製造

9 10

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γ線滅菌処理が可能な高品質・透明・フレキシブル容器。無菌状態を維持でき、医薬品・食品バルクに最適。

紙オムツなどの衛生材料に使用される非粘着性フィルムで包装したホットメルト接着剤。梱包袋ごとタンクに投入でき、廃棄物を出さない。

製品を購入いただいたお客様から端材を買い戻す(Buyback)契約を結び、端材をリサイクルするシステム。

2槽式のタンクのため、片槽ずつ更新工事を行うことができ、断水を発生させない受水槽の取替工事を実現。

薄層化によって極めて低い熱抵抗を実現。取扱い性に優れ、基板へのディスペンスや塗布も容易に可能。

自動車用放熱グリス

医療用液体運搬容器「ステリテナー」

ホットメルト接着剤「ゼロパック」

タンクメンテリニューアル/FDNS工法

「ALLEN」グレードABSリサイクルシステム

電線共同溝「CC-BOX」電力・通信ケーブルを道路下の空間に収容する集合配管工法。災害時のケーブル損傷や周辺環境の被害を軽減。

コンクリート構造物、鋼構造物の予防保全、補修、補強に用い、鉄道、道路などのインフラ施設を長寿命化。

構造材として十分な強度を持ち、木材並みの軽量性や、耐水性・耐久性を実現した樹脂製の軽量耐食構造材。

既設管の内側に施工することで、道路を掘り返すことなく、老朽化した下水管をリニューアルできる工法。

インフラリノベーション事業 「インフラガード」シリーズ

合成木材エスロンネオランバーFFU

管路更生工法「SPR 工法」

耐火材料「フィブロック」

エネルギー自給自足推進住宅「おひさまハイム」

火災が発生すると熱によって膨張し、断熱層を形成する新しいタイプの耐火・防火材料。

太陽光発電と蓄電池を搭載し、エネルギー使用の見える化を可能にしたHEMS 搭載の創・蓄・省エネ住宅。

・耐火材料 「フィブロック」

・合成木材「エスロンネオランバーFFU」

・電線共同溝「CC-BOX」

・医療用液体運搬容器 「ステリテナー」・検査試薬向け「ロンテナー」

・管路更生工法「SPR 工法」・雨水貯留システム「クロスウェーブ」・硬質ポリ塩化ビニル管 「エスロンサマーパイプ」・防音レールカバー

工事・ 廃棄

メンテナンス

使 用

設 計

輸送・販売

回収・リサイクル

施 工

設 計

輸送・販売

原材料調達

使用・保守

回収・リサイクル

使用・保守

生 産

輸送・販売

原材料調達

設 計

・エネルギー自給自足推進住宅 「おひさまハイム」・太陽光発電、蓄電池、HEMS 設置リフォーム・高耐候雨樋・天井放射空調パネル・空調配管用高性能ポリエチレン管 「クウチョウハイパーCH」・樹脂製畳「MIGUSA」・大容量フィルム型 リチウムイオン電池

・耐火材料「フィブロック」・遮熱網戸材料「遮熱クールネット」・遮熱網戸キット「スマート窓クール」

・「ALLEN」グレード ABSリサイクルシステム・再生材使用 3 層コンテナ「グリーンレーベル」・精密成形巻芯プラスチックコア(ABS 巻芯)・精密成形巻芯プラスチックコア(PP 巻芯)・芝生保護材「芝想い」、エッジング材「縁想い」・分別回収容器「透明エコダスター」・雨水貯留システム「クロスウェーブ」・人工木素材「アシェラウッド」・リサイクルコンテナ

・タンクメンテリニューアル /FDNS 工法・パイプ・ダクト用断熱材 「Thermobreak」・屋外消火栓設備用 高性能ポリエチレン管 「エスロハイパーPE」・工業用水・薬液配管用 ポリエチレンパイプ「エスロン プラントハイパーBK」 ・熱交換塗装「セキスイ プロテクトコート(SP)」

・ホットメルト接着剤「ゼロパック」・常圧プラズマエッチング装置「AP/E」・医療用 PPシート、医療用 PEシート・光学用途拡散フィルム向け プロテクトテープ

・自動車用放熱グリス・LCD 関連材料 部材固定用 両面テープ 3800シリーズ

・インフラリノベーション事業 「インフラガード」シリーズ・高衝撃塩ビプレート「タフビロン」 (トンネルドレイン用途)・ガス用ポリエチレン管・継手・下水道ポリエチレン管・継手

・合成木材「エスロンネオランバーFFU」・反射板内蔵吸音パネル・防音レールカバー

製品名に がついているものは自然環境への貢献、製品名に がついているものは、社会環境への貢献を示しています。

お客様の事業活動から生まれる環境と社会への貢献製品の設計から、生産、販売、廃棄、リサイクルまで。積水化学グループの環境貢献製品は、事業活動のために当社製品をご利用いただいているお客様のさまざまなビジネスシーンで、自然環境や社会環境への貢献を果たしています。

住宅・ビルの建築

インフラの施工

工場での製造

9 10

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農業分野・自然圧パイプラインシステム「コップスシステム」

自動車関連・遮音・遮熱中間膜「S-LEC」

住宅分野樹脂製畳「MIGUSA」

医療・介護分野・検査事業

インフラ分野・強化プラスチック複合管「RCP」

建築分野・フラクタル構造の日よけ材「エアリーシェード」

航空機関連・航空機内装用熱成形加工用シート「KYDEX 航空機グレード」

鉄道関連・防音レールカバー

暮らしの中で生まれる環境と社会への貢献街で、工場で、インフラで、交通機関で。積水化学グループの環境貢献製品は、人々が暮らしの中で目にする様々なシーンで、あるいは、それを支える見えない部分でも、環境や社会への貢献を果たしています。

自動車用・建築用のガラスに用いる機能性フィルム。遮音・遮熱機能を高め、ガラスの薄肉化による材料の軽量化、エアコンの効率向上を実現。

多数の葉で構成される樹木の構造にならった立体形状のユニットを組み合わせてつくる新発想の日よけ。温度上昇が少なく、木陰のような居ごこちを実現。

鉄道レールの凹凸面をなめらかにして、走行中の騒音を抑制する防音レールカバー。独自の制振技術と構造により重量を軽減し、省資源化に寄与。

ガラス繊維と不飽和ポリエステル樹脂、硅砂からなる多層構造の強化プラスチック管。優れた水理性、耐久性、軽量性を発揮し、トータルコストの削減にも貢献。

耐久性に優れたポリプロピレンと天然の無機材料で作られた畳。自然な風合いを持ちながら、天然のイ草を使った畳より長持ちし、資源の有効活用に貢献。

水田等において、自然圧による給水・排水・水位調整を行うシステム。給排水を容易に管理でき、水の無駄使いを削減。自然圧パイプラインのため、動力源も不要。

難燃性、耐衝撃性など、航空機業界の厳格な安全基準とデザイン性を満たしたリサイクル可能な成形部材。座席シート、トレイテーブルなどに使用され、軽量化によって燃料削減に貢献。

糖尿病・感染症等の各種臨床検査薬、樹脂製真空採血管、分析装置などの事業を展開。病気を早期発見し、重症化や感染の拡大防止によって、健康寿命の延長に貢献。

・雨水貯留システム「クロスウェーブ」・人工木素材「アシェラウッド」・芝生保護材「芝想い」

・介護・自立支援設備「wells」・減災型高齢者住宅「ハーベストメント」・血液凝固自動分析装置コアプレスタシリーズ「CP3000」・医療用液体運搬容器「ステリテナー」

・仮設道路用資材「プラロード」

・欧州向け雨樋・雨水貯留タンク・スマートハイムシテイ、スマートハイムタウン・大容量フィルム型リチウムイオン電池・遮熱網戸材料「遮熱クールネット」・遮熱網戸キット「スマート窓クール」・高断熱浴槽「サーモテクトバス」・節水浴槽

・自動車床材用発泡体「Alveosoft」・自動車用放熱グリス

・管路更生工法「SPR 工法」・ガス用ポリエチレン管・継手・下水道用ポリエチレン管・継手

・合成木材「エスロンネオランバーFFU」・鉄道内装用熱成形加工用シート「KYDEX 鉄道グレード」

電子機器関連・LCD関連材料 機能フォームテープ5200シリーズ

高い衝撃吸収性能を持つ、薄型発泡体両面テープ。携帯電話の液晶ディスプレイに採用され、落下による破損を防ぎ、防水性の向上に貢献。

製品名に がついているものは自然環境への貢献、製品名に がついているものは、社会環境への貢献を示しています。

・LCD関連材料 ギャップ制御用微粒子「ミクロパールSP、GS」・MLCC(積層セラミックコンデンサー)用セラミックバインダー・LED 関連材料 白色レジスト

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離型紙

アクリル系粘着剤

極薄 PEフォーム

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農業分野・自然圧パイプラインシステム「コップスシステム」

自動車関連・遮音・遮熱中間膜「S-LEC」

住宅分野樹脂製畳「MIGUSA」

医療・介護分野・検査事業

インフラ分野・強化プラスチック複合管「RCP」

建築分野・フラクタル構造の日よけ材「エアリーシェード」

航空機関連・航空機内装用熱成形加工用シート「KYDEX 航空機グレード」

鉄道関連・防音レールカバー

暮らしの中で生まれる環境と社会への貢献街で、工場で、インフラで、交通機関で。積水化学グループの環境貢献製品は、人々が暮らしの中で目にする様々なシーンで、あるいは、それを支える見えない部分でも、環境や社会への貢献を果たしています。

自動車用・建築用のガラスに用いる機能性フィルム。遮音・遮熱機能を高め、ガラスの薄肉化による材料の軽量化、エアコンの効率向上を実現。

多数の葉で構成される樹木の構造にならった立体形状のユニットを組み合わせてつくる新発想の日よけ。温度上昇が少なく、木陰のような居ごこちを実現。

鉄道レールの凹凸面をなめらかにして、走行中の騒音を抑制する防音レールカバー。独自の制振技術と構造により重量を軽減し、省資源化に寄与。

ガラス繊維と不飽和ポリエステル樹脂、硅砂からなる多層構造の強化プラスチック管。優れた水理性、耐久性、軽量性を発揮し、トータルコストの削減にも貢献。

耐久性に優れたポリプロピレンと天然の無機材料で作られた畳。自然な風合いを持ちながら、天然のイ草を使った畳より長持ちし、資源の有効活用に貢献。

水田等において、自然圧による給水・排水・水位調整を行うシステム。給排水を容易に管理でき、水の無駄使いを削減。自然圧パイプラインのため、動力源も不要。

難燃性、耐衝撃性など、航空機業界の厳格な安全基準とデザイン性を満たしたリサイクル可能な成形部材。座席シート、トレイテーブルなどに使用され、軽量化によって燃料削減に貢献。

糖尿病・感染症等の各種臨床検査薬、樹脂製真空採血管、分析装置などの事業を展開。病気を早期発見し、重症化や感染の拡大防止によって、健康寿命の延長に貢献。

・雨水貯留システム「クロスウェーブ」・人工木素材「アシェラウッド」・芝生保護材「芝想い」

・介護・自立支援設備「wells」・減災型高齢者住宅「ハーベストメント」・血液凝固自動分析装置コアプレスタシリーズ「CP3000」・医療用液体運搬容器「ステリテナー」

・仮設道路用資材「プラロード」

・欧州向け雨樋・雨水貯留タンク・スマートハイムシテイ、スマートハイムタウン・大容量フィルム型リチウムイオン電池・遮熱網戸材料「遮熱クールネット」・遮熱網戸キット「スマート窓クール」・高断熱浴槽「サーモテクトバス」・節水浴槽

・自動車床材用発泡体「Alveosoft」・自動車用放熱グリス

・管路更生工法「SPR 工法」・ガス用ポリエチレン管・継手・下水道用ポリエチレン管・継手

・合成木材「エスロンネオランバーFFU」・鉄道内装用熱成形加工用シート「KYDEX 鉄道グレード」

電子機器関連・LCD関連材料 機能フォームテープ5200シリーズ

高い衝撃吸収性能を持つ、薄型発泡体両面テープ。携帯電話の液晶ディスプレイに採用され、落下による破損を防ぎ、防水性の向上に貢献。

製品名に がついているものは自然環境への貢献、製品名に がついているものは、社会環境への貢献を示しています。

・LCD関連材料 ギャップ制御用微粒子「ミクロパールSP、GS」・MLCC(積層セラミックコンデンサー)用セラミックバインダー・LED 関連材料 白色レジスト

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離型紙

アクリル系粘着剤

極薄 PEフォーム

Page 14: 世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。 私たちは ... · 2020-02-21 · 積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介 sekisui 製品をお選びいただきたい

環境貢献製品から生まれる未来の暮らしがここに。積水化学グループの総力をあげたまちづくりが進んでいます。

2030年に自然資本リターン率を100%に!地球の持続可能性を高めるために何をすべきか。計画は、まずそれを明確に描くことから始まります。私たちは、2030年の積水化学グループの自然資本のリターン率100%にすることを目標として定め、活動に着手しました。

取引先まで巻き込んだ活動を展開分析してわかったのは、自社においては、製品を通じての貢献が一番大きいということ。そしてそれ以上に、お客様や取引先と連携した環境負荷削減活動が重要だということ。環境貢献製品への取り組みは、こうした分析結果に基づくものです。

Plan計画する

Do実行する Check評価する

Action改善する

活動サイクル SEKISUIから生まれる未来

製品による貢献 83.2%

上流サプライチェーン

生産工程

下流サプライチェーン

積水化学グループの環境長期ビジョン

原材料50.9%

生産20.5%

自然資本の利用

自然資本のリターン

製品の使用・廃棄 28.6%

リターン率84.1%

まちづくりのコンセプトは、「Safe & Sound」。安心・安全で、暮らす人々にも、環境にもやさしいまち。このまちには、地震や災害によるダメージを低減し、健康・快適な暮らしをサポートする様々な設計が施されており、電気や水道などのライフラインが止まっても暮らしの安心を保証するシステムがすみずみにまで行き渡っています。まちには、セキスイハイムによる約130戸の戸建住宅分譲、商業施設、集合住宅などの建築を計画しており、すでに造成工事は着工済み。2020年の完成を予定しています。

これからのまちの理想を実現するために、数多くの環境貢献製品の採用を検討しています。太陽光発電システム搭載の住宅、雨水貯留材、高耐震性配管設備など、このまちの環境へのやさしさや暮らしの安全のために、数多くの環境貢献製品が活用される予定です。より多くの環境貢献製品をお使いいただくことで、まちは、ここまで安心に快適に、そして環境にやさしくなれる。積水化学グループならではのまちづくりにご期待ください。

2017年度の自然資本のリターン率※は84.1%を実現。ビジョン達成の進捗状況を数値で確認しながら活動しています。

目標達成をめざして3つの活動に注力現在、積水化学グループは、「環境貢献製品の市場拡大と創出」「環境負荷の低減(温室効果ガスの削減)」「自然環境の保全」という3つの活動に重点的に取り組み、開発、営業など各部門を巻き込んだ全社的な活動を展開しています。

自然資本のリターン率を「見える化」して評価自然資本のリターン率を分析する「SEKISUI環境サステナブルインデックス」を開発。製品のライフサイクルにわたる環境負荷を、温室効果ガスによる気候変動、資源枯渇、生態系劣化、社会資産などへの影響として算出しました。

採用を検討している積水化学グループの環境貢献製品例

「SEKISUI Safe & Sound Project」のイメージイラスト

ごみから化学製品を生み出せる、夢の新技術を開発 !今、世界が注目する、積水化学の革新的な資源循環システム日本で排出される可燃性ごみは、年間約6,000万トン。これを原料に変えて循環利用する世界初の技術が積水化学グループによって開発されました。この技術によって、収集された可燃性ごみはガスに変換されて単一原料化、ガスを食べる微生物によってエタノールを生成。枯渇が叫ばれる化石資源に頼ることなく、燃えるごみならなんでも原料として再利用出来る、究極の資源循環システムとして、世界の関心を集めています。積水化学グループでは、2019年度の実用プラント実現を目指し、精力的に活動中。どうぞご注目ください。

TOPIC

環境貢献製品の展開に全力をあげる積水化学グループが思い描くまちづくり。今、それを現実のものにする計画が進んでいます。私たちは、埼玉県朝霞市の工場跡の活用について行政と話し合い、ここに積水化学グループの総合力を結集して、環境・社会課題の解決を実現するサステナブルなまちを築き上げることを決定しました。

温室効果ガス(GHG)の削減における取り組み

お客様

負荷の少ない材料の使用を働きかけ、情報を共有する。

ZEH(ネットゼロエネルギー住宅)などの環境貢献製品の普及を促進する。

生産事業所における設備の熱漏れ状況の点検

原材料メーカー太陽の力で暮らす家

「スマートハイム」フィルム型

リチウムイオン電池高耐候・高排水雨とい

「超芯 LEVOL」耐震型給水管

「エスロハイパー」熱膨張耐火材

「フィブロック」涼感タイル

「保水クレガーレ」

戸建住宅向け

飲料水貯留システム災害用

マンホールトイレ雨水貯留材

「クロスウェーブ」電線共同溝

「CC-BOX」高機能樹脂畳

「MIGUSA」フラクタル日よけ

「エアリーシェード」

「ごみをエタノール化する技術」を実証したパイロットプラント

エタノールと生産過程の発酵液自然環境保全

0.6%負荷低減0.4%

企業活動は自然を資本として成り立っています。そこで私たちは、自然資本の利用によってかかる環境負荷を活動による貢献でリターンしていくため、「SEKISUI環境サステナブルインデックス」と名づけた独自の評価手法を採用。2030年の実現を目指す「生物多様性が保全された地球(サステナブルな地球)」への貢献度を数値で確認しています。※環境への負荷を100とした場合に、そのうち何%がリターンできているかを示したもの(東京都市大学の伊坪教授らによって確立された「LIME2」手法に基づく)。積水化学グループでは、前年度比で7.7ポイントアップしました。

生物多様性が保全された地球

環境負荷の低減

環境貢献製品の市場拡大と創出

自然環境の保全

自然資本へのリターンに貢献環境活動推進力の高い人材集団

(積水化学グループ)

13 14

Page 15: 世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。 私たちは ... · 2020-02-21 · 積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介 sekisui 製品をお選びいただきたい

環境貢献製品から生まれる未来の暮らしがここに。積水化学グループの総力をあげたまちづくりが進んでいます。

2030年に自然資本リターン率を100%に!地球の持続可能性を高めるために何をすべきか。計画は、まずそれを明確に描くことから始まります。私たちは、2030年の積水化学グループの自然資本のリターン率100%にすることを目標として定め、活動に着手しました。

取引先まで巻き込んだ活動を展開分析してわかったのは、自社においては、製品を通じての貢献が一番大きいということ。そしてそれ以上に、お客様や取引先と連携した環境負荷削減活動が重要だということ。環境貢献製品への取り組みは、こうした分析結果に基づくものです。

Plan計画する

Do実行する Check評価する

Action改善する

活動サイクル SEKISUIから生まれる未来

製品による貢献 83.2%

上流サプライチェーン

生産工程

下流サプライチェーン

積水化学グループの環境長期ビジョン

原材料50.9%

生産20.5%

自然資本の利用

自然資本のリターン

製品の使用・廃棄 28.6%

リターン率84.1%

まちづくりのコンセプトは、「Safe & Sound」。安心・安全で、暮らす人々にも、環境にもやさしいまち。このまちには、地震や災害によるダメージを低減し、健康・快適な暮らしをサポートする様々な設計が施されており、電気や水道などのライフラインが止まっても暮らしの安心を保証するシステムがすみずみにまで行き渡っています。まちには、セキスイハイムによる約130戸の戸建住宅分譲、商業施設、集合住宅などの建築を計画しており、すでに造成工事は着工済み。2020年の完成を予定しています。

これからのまちの理想を実現するために、数多くの環境貢献製品の採用を検討しています。太陽光発電システム搭載の住宅、雨水貯留材、高耐震性配管設備など、このまちの環境へのやさしさや暮らしの安全のために、数多くの環境貢献製品が活用される予定です。より多くの環境貢献製品をお使いいただくことで、まちは、ここまで安心に快適に、そして環境にやさしくなれる。積水化学グループならではのまちづくりにご期待ください。

2017年度の自然資本のリターン率※は84.1%を実現。ビジョン達成の進捗状況を数値で確認しながら活動しています。

目標達成をめざして3つの活動に注力現在、積水化学グループは、「環境貢献製品の市場拡大と創出」「環境負荷の低減(温室効果ガスの削減)」「自然環境の保全」という3つの活動に重点的に取り組み、開発、営業など各部門を巻き込んだ全社的な活動を展開しています。

自然資本のリターン率を「見える化」して評価自然資本のリターン率を分析する「SEKISUI環境サステナブルインデックス」を開発。製品のライフサイクルにわたる環境負荷を、温室効果ガスによる気候変動、資源枯渇、生態系劣化、社会資産などへの影響として算出しました。

採用を検討している積水化学グループの環境貢献製品例

「SEKISUI Safe & Sound Project」のイメージイラスト

ごみから化学製品を生み出せる、夢の新技術を開発 !今、世界が注目する、積水化学の革新的な資源循環システム日本で排出される可燃性ごみは、年間約6,000万トン。これを原料に変えて循環利用する世界初の技術が積水化学グループによって開発されました。この技術によって、収集された可燃性ごみはガスに変換されて単一原料化、ガスを食べる微生物によってエタノールを生成。枯渇が叫ばれる化石資源に頼ることなく、燃えるごみならなんでも原料として再利用出来る、究極の資源循環システムとして、世界の関心を集めています。積水化学グループでは、2019年度の実用プラント実現を目指し、精力的に活動中。どうぞご注目ください。

TOPIC

環境貢献製品の展開に全力をあげる積水化学グループが思い描くまちづくり。今、それを現実のものにする計画が進んでいます。私たちは、埼玉県朝霞市の工場跡の活用について行政と話し合い、ここに積水化学グループの総合力を結集して、環境・社会課題の解決を実現するサステナブルなまちを築き上げることを決定しました。

温室効果ガス(GHG)の削減における取り組み

お客様

負荷の少ない材料の使用を働きかけ、情報を共有する。

ZEH(ネットゼロエネルギー住宅)などの環境貢献製品の普及を促進する。

生産事業所における設備の熱漏れ状況の点検

原材料メーカー太陽の力で暮らす家

「スマートハイム」フィルム型

リチウムイオン電池高耐候・高排水雨とい

「超芯 LEVOL」耐震型給水管

「エスロハイパー」熱膨張耐火材

「フィブロック」涼感タイル

「保水クレガーレ」

戸建住宅向け

飲料水貯留システム災害用

マンホールトイレ雨水貯留材

「クロスウェーブ」電線共同溝

「CC-BOX」高機能樹脂畳

「MIGUSA」フラクタル日よけ

「エアリーシェード」

「ごみをエタノール化する技術」を実証したパイロットプラント

エタノールと生産過程の発酵液自然環境保全

0.6%負荷低減0.4%

企業活動は自然を資本として成り立っています。そこで私たちは、自然資本の利用によってかかる環境負荷を活動による貢献でリターンしていくため、「SEKISUI環境サステナブルインデックス」と名づけた独自の評価手法を採用。2030年の実現を目指す「生物多様性が保全された地球(サステナブルな地球)」への貢献度を数値で確認しています。※環境への負荷を100とした場合に、そのうち何%がリターンできているかを示したもの(東京都市大学の伊坪教授らによって確立された「LIME2」手法に基づく)。積水化学グループでは、前年度比で7.7ポイントアップしました。

生物多様性が保全された地球

環境負荷の低減

環境貢献製品の市場拡大と創出

自然環境の保全

自然資本へのリターンに貢献環境活動推進力の高い人材集団

(積水化学グループ)

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積水化学グループ 環境貢献製品のご紹介

SEKISUI製品をお選びいただきたいもうひとつの理由があります。

環境貢献製品やSDGsについてご紹介しているサイトです。どうぞご覧ください。

世界の持続的発展のために国連で提唱されたSDGs。私たちは、世界が思い描く夢を追いかけている仲間です。

2015年、世界はこれからの地球が解決すべき17の課題を共有しました。

環境貢献製品

私たちの暮らしや地球を守りながら、様々な問題を解決して豊かで幸せな未来を作る。この目的のために国連が2015年に提唱したSDGsでは、気候変動、資源枯渇、生態系劣化などをはじめとして、世界が団結して取り組むべき課題が明らかになりました。積水化学グループの製品・サービスなど事業を通じた自然環境・社会環境への貢献もこのSDGsの考え方に合致しています。

自社内での環境配慮だけでなく、社会と連携した対応が求められる中、当社は製品のライフサイクルのすべてにおいて今まで以上に配慮し、温室効果ガス削減に関しては原材料の調達先に働きかけるなど、サプライチェーンを巻き込んだ取組みも始めています。今後も環境貢献製品を中心とした企業活動で、お取引先様などのステークホルダーの皆様とともに、SDGsの課題解決に取り組んでいきます。

課題の解決に必要なのは、企業が関与すべき責任範囲を広げること。

エスディージーズ

お問い合わせ先

E-mail:[email protected]経営戦略部 環境経営グループ

1. 貧困をなくそう2. 飢餓をゼロに3. すべての人に保健と福祉を4. 質の高い教育をみんなに5. ジェンダー平等を実現しよう6. 安全な水とトイレを世界中に7. エネルギーをみんなに、そして   クリーンに8. 働きがいも経済成長も9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

10. 人や国の不平等をなくそう11. 住み続けられるまちづくりを12. つくる責任つかう責任13. 気候変動に具体的な対策を14. 海の豊かさを守ろう15. 陸の豊かさも守ろう16. 平和と公正をすべての人に17. パートナーシップで目標を  達成しよう

©UN Photo/Cia Pak

EduTown SDGs

I N D E X未来の地球に選ばれる製品づくり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P1

環境貢献製品のコンセプト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P2

製品事例/住宅カンパニー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P3-4

製品事例/環境・ライフラインカンパニー・・・・・・・・・・・・・・・・・P5-6

製品事例/高機能プラスチックスカンパニー・・・・・・・・・・・・・・P7-8

お客様の事業活動から生まれる環境と社会への貢献・・・P9-10

暮らしの中で生まれる環境と社会への貢献・・・・・・・・・・・・・P11-12

確かな成果を生みだす活動サイクル(PDCA)・・・・・・・・・・・・・・・P13

SEKISUIから生まれる未来・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14

私たちが取り組んでいる、自然および社会に貢献する企業活動は、世界の持続的発展のために達成すべき17の課題として国連で提唱されたSDGs(エスディージーズ)の解決に貢献するものです。積水化学グループは、世界を構成するパートナーの一員として、これからも積極的な活動を推進していきます。

2018年より、東京書籍株式会社と連携して、小学校高学年~中学生の子供たちがSDGsについて学ぶことができるWEBサイト「EduTown SDGs」を開設。電子教材の配信を開始することによって、次世代に向けたSDGs教育活動を開始しました。

世界こどもエコサミット2017

SDGSアイコンを表示するニューヨーク国連本部

タイでのマングローブ植林

「SEKISUI 環境ウィーク」東京本社周辺のクリーンアップ活動

2018.12 500