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Contents はじめに... 合わせ名人3とは? 合わせ名人3の起動 用紙設定 テンプレート機能 11 オブジェクトの操作 14 文字オブジェクト 16 図形オブジェクト 19 画像オブジェクト 22 差込オブジェクト 28 バーコードオブジェクト 57 ナンバリングオブジェクト 68 デザイン補助機能 70 オブジェクト補助機能 74 印刷機能 76 データの保存 79

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Contents

★はじめに... 2

★合わせ名人3とは? 3

★合わせ名人3の起動 4

★用紙設定 6

★テンプレート機能 11

★オブジェクトの操作 14

●文字オブジェクト 16

●図形オブジェクト 19

●画像オブジェクト 22

●差込オブジェクト 28

●バーコードオブジェクト 57

●ナンバリングオブジェクト 68

★デザイン補助機能 70

★オブジェクト補助機能 74

★印刷機能 76

★データの保存 79

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◆はじめに

このたびは当ソフトウェアをご利用いただきありがとうございます。 当ソフトウェアは「コクヨS&T株式会社」から発売されているプリンタ用紙(ラベルや名刺など)に簡単に印刷できる専用ツールです。ビジネスユースからパーソナルユースまで幅広く使用していただけるよう、使いやすいイラスト入りインターフェースと多岐にわたる機能が特徴です。 日常のラベル作りやお仕事にお役立てください。

◆マニュアルの使い方

このオンラインマニュアルは、実際の操作手順を中心に、その作業で必要な機能を随所で説明していくマニュアルです。左の「Contents」から行いたい作業をクリックすることで、その操作手順や機能についての説明が表示されます。

★★注意事項★★ ※当マニュアルの著作権はすべてコクヨS&T株式会社に帰属します。無断配布・転載・複製・改定などのすべてを禁じます。 ※本文内の社名及び製品名はそれぞれ各社の商標または登録商標です。

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◆合わせ名人3とは?

「合わせ名人3」はコクヨS&T株式会社が発売しているプリンタ専用ラベル用紙のすべてが登録され、位置合わせを容易に行える専用ソフトです。 また、デザインが苦手な方でも用途別に用意されたテンプレートを使用することにより初心者でもカンタンに使用できる一方、バーコードやナンバリングなど専門業務にも対応し様々なラベルプリントニーズにお応えできるよう作られたソフトウェアです。

◆主な特徴と機能

●登録されている用紙品番を選択するだけで、面倒な位置合わせをすることなく、ラベル作成が行えます。 ●MS-Excel,Access,csv/txtのデータベースデータの差込機能を搭載しておりますので、宛名ラベルや商品ラベル等、商用ラベルの印刷がスムーズに行えます。 ●差込対象データベースを当ソフトウェア内にインポートすることにより、Excel,Accessでは難しかった画像データの差込も可能ですので、社員証やIDカード、名刺や会員証lなど画像の必要なサプライにも対応できるようになりました。 ●JAN8/13,Code128/39,ITF,NW-7,UPC-A/E,UCC/EAN128,郵便局カスタマバーコードなど、7種のバーコード機能が充実し、商品ラベルや物流ラベル等にも対応しました。 ●その他、レイアウト機能やテンプレート機能、面操作も充実し、より使いやすく高機能を簡易なインターフェースで実現しました。

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◆Windowsのデスクトップアイコンから起動する

「合わせ名人3」をインストールすると、Windowsのデスクトップにアイコンが作成されます。そのアイコンをダブルクリックすることで「合わせ名人3」が起動され最初のメニュー画面が表示されます。

◆Windowsの【スタート】メニューから起動する

Windowsの【スタート】メニューにも「合わせ名人3」のアイコンが登録されます。【スタート】ボタンをクリックして<すべてのプログラム>から<合わせ名人3>をクリックしてください。 「合わせ名人3」が起動され最初のメニュー画面が表示されます。

◆「合わせ名人3」で作成したデータファイルから起動する

「合わせ名人3」で作成し、保存したデータファイルと「合わせ名人3」のプログラムは”関連付け”がされています。したがって作成した[.kad]ファイルをダブルクリックすることで、「合わせ名人3」のプログラムが起動し、そのファイルがオープンされます。

「合わせ名人3」でデータを作成し保存する場合、保存先をユーザーが変更せずに保存すると[マイドキュメント]フォルダの中の[合わせ名人3]フォルダ内にある[MyLabel]フォルダに格納されます。(詳しくは後項「作ったラベルを保存しよう」を参照)作成したデータファイルからプログラムを起動する場合には上記の保存先を<マイコンピュータ>または<エクスプローラ>で参照し、作業を行うことができます。

◆タイトルメニュー画面の説明

上記の方法で起動(データファイルからの起動は除く)すると『合わせ名人3』のタイトル画面が表示されます。

●ファイルを開く 過去に作成したファイルを開くときに、このボタンをクリックします。[デザインファイルを開く]画面が表示されますので、開きたいファイルを選択して【開く】ボタンをクリックします。

●新規に作成する 新しく用紙の選択からはじめ、ファイルを作成します。

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●最近使ったファイルを開く 過去に作成したファイルの中で、最近使用したものだけをピックアップして開くときに、このボタンをクリックします。プルダウンメニューが表示され、最近使用したファイルが表示されます。

●お知らせエリア インターネットに接続されている状態であれば、アプリケーション起動時に「製品情報」「アップデート情報」「テンプレートや用紙情報の更新」など、最新の情報を自動的に取得し、このエリアでお知らせします。

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◆使う用紙を選択しよう

〔新規に作成する〕ボタンを押すと以下の用紙設定画面が表示されます。 用紙品番で検索する場合には、〔品番から用紙検索〕エリアに品番を直接入力して検索することもできます。用紙の分類(用途分類)の各アイコンをクリックすれば、その用途に適した品番が一覧されます。

●品番から用紙検索 品番を直接入力し、右の〔検索〕ボタンをクリックすると該当する用紙が検索できます。 入力は半角/全角、大文字/小文字のいずれでも検索可能です。また、品番のすべてを入力しなくても、入力された文字までで該当するものを検索できます。

●用紙の一覧へ このボタンを押すことにより、検索、絞込みは一切せずに登録されている用紙すべてを表示することができます。

●用途アイコンから用紙検索 用途から登録されている用紙を検索します。 各用途アイコンをクリックすると、その用途に適した用紙が一覧されます。

●用紙情報の更新 インターネット回線が接続している状態で、このボタンをクリックすると自動的に弊社サイトに交信し、最新の用紙情報があれば、自動的に更新することができます。

品番検索、用途アイコンからの検索を行うと、該当する用紙が以下の画面で表示されます。 該当品番が複数ある場合には、その中からお手持ちの用紙と同じものを選択してください。

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用紙が選択できましたら、用紙の向きを〔用紙の回転〕で決定します。

◆面の編集方法を選択します。

ここで印刷する用紙には、1枚のシートに複数の面があるものがほとんどです。 次の画面で複数面の編集方法を選択します。

●1面ずつ作成 シート上にある各面を切り替えて別々のデザインを作成したい場合に使用します。

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●同じデザインで作成 シート上にあるすべての面のデザインを同じものにする場合に使用します。 この設定で作成すると、1面分のデザインを行うことですべての面に自動的に同じデザインが配置されます。

●差込/ナンバリングを使用 この設定は〔同じデザインで作成〕と同一のものになりますが、ExcelやAccessなどのデータベースデータを差込印刷する場合や、自動的にナンバーをふるナンバリング機能を使用する ものを作成する場合に使用します。 この設定が選択されたときのみ下段の〔挿入方法〕がアクティブになり、シート上の面に対して挿入方向が選択できます。

◆デザイン画面の説明

デザイン画面が表示されました。 選択した用紙の1面分の白紙用紙が表示されています。用紙(面)上に文字や図形、画像を自由に配置していくことで面のレイアウトを作成していきます。 各デザイン作業については後項で個別に説明していきますが、ここでは、このデザイン画面の各部について簡単に説明にします。

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●メニューバーとツールバー・サブメニューバー ファイルの新規作成やソフトウェアの終了、コピーやペーストなどソフトウェアの基本的な作業を行うメニューバー(上段)とオブジェクト(文字や図形、画像などデザインを構成する部品)を作成・編集するツールバー(中段)。 新規作成や保存、印刷など上段のメニューバー内の頻繁に使用する機能と表示の切り替えなどをまとめたサブメニューバー(下段)です。

●各プロパティボックス デザイン時に選択されたオブジェクトのプロパティ(設定)を表示するボックスです。左はテンプレート選択プロパティで各用途のテンプレートがフォルダ分類されています。右は文字オブジェクトのプロパティボックスで、文字の大きさやフォントの種類、縦書き/横書きの設定などがこのボックスで行えます。 図形や画像、バーコードなどそれぞれに異なるプロパティボックスが表示されます。

●オブジェクト操作ボックス このボックス内の機能は面上に作成され、選択された各オブジェクトを操作する機能がまとめられています。 複数の選択オブジェクトをグループ化したり、特定のオブジェクトの位置や設定にロックをかけたり、面上の中央に自動配置、また複数のオブジェクトを整列するなど、デザインを正確により簡便に行うための機能がまとめてあります。

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◆テンプレート機能を使ってみよう

合わせ名人3の起動および用紙設定を行い、デザイン画面を表示させます。

デザイン画面が表示されると、ツールバーの〔テンプレート〕ボタンが押された状態になり、画面左のプロパティボックスに収録されたテンプレートフォルダが用途別に表示されています。

◆作業手順

①用途別フォルダが表示されています。 まずは表示された用途別フォルダから、用途を選択しましょう。 ここでは、用紙設定で名刺を選択しましたので、フォルダの中から「名刺・診察券・各種カード」フォルダをクリックします。

②フォルダ内に収録されたテンプレートファイルが一覧されます。 お好みのデザインをクリックすると、面上に選択したデザインが貼り付きます。 面が白紙の場合、最初に貼り付けるときにはメッセージはでませんが、二度目以降はメッセージが表示されます。

デザインを置き換えてよければ〔はい〕ボタンをクリックすれば、現在選択されたテンプレートに置き換えられます。

③テンプレートの文字を編集する。

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テンプレートが選択できましたら、テンプレート上に配置されている文字を編集しましょう。編集したい文字オブジェクトを選択します。 面上の文字をクリックすると、文字の周囲に黒い■(ハンドル)が表示されました。 この状態でプロパティボックスを見てみましょう。文字入力ボックスに現在入力されている文字が表示されています。 ボックス内をクリックすると、マウスカーソルが表示されますのでキーボードの〔Delete〕キーで現在入力されている文字を消去します。 消去できましたら、文字を入力してください。

この作業を繰り返して、必要な文字をすべて変更していきます。

④画像の変更をする 次に画像オブジェクトも変更してみましょう。まず、デザイン上の画像をクリックして選択状態にします。 選択すると画面左のプロパティボックスに当ソフトに収録されている画像データがフォルダに分類されて表示されます。収録された画像を使用する場合には、お好みのフォルダをクリックしてフォルダを開き、一覧から画像を選択してください。 当ソフト付属の画像は、MyDocument内の「合わせ名人3」フォルダにある「ImageLib」フォルダに格納されています。 ユーザーオリジナルの画像を使用したい場合には、上部のフォルダの指定先を現在の「ImageLib」フォルダから変更して別の場所を指定します。

フォルダ指定ボックス右のボタンをクリックするとプルダウンで別のフォルダやドライブが表示されます。 貼り付けたい画像が格納されているドライブやフォルダを指定して、画像を選択し変更します。

きれいにデザインができました。 テンプレートを使うことにより、短時間で美しいレイアウトが可能です。 また、オリジナルデザインの参考にテンプレートを参考にオリジナルのデザインを使用するのもよいでしょう。

テンプレートに収録されているファイルは用途別に面サイズが固定されて作られています。たとえば名刺のファイルの場合、すべてが「91×55mm」で作られています。 でも、これではサイズが一致している用紙(面)サイズで使用しないとレイアウトが崩れてしまい

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ます。そのため、当テンプレート機能では、異なる用紙(面)サイズに使用してもレイアウトが壊れてしまわないようストレッチ(自動拡縮)機能を採用しています。 これにより、選択された用紙(面)の縦横サイズのいずれかに合わせて自動的に拡縮され、レイアウトを壊さずにテンプレートファイルを使用することができるようになっています。

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◆オブジェクトとは?

文字や図形、画像、バーコード、ナンバリング文字、差込文字など、このソフトウェア内に貼り付けることのできるデザインを構成するための部品すべてのことを言います。

◆オブジェクトを選択された状態にする

各オブジェクトのサイズや色などを変更するためには、変更したいオブジェクトを面上で選択する必要があります。 レイアウト上に配置された各オブジェクトは、それ自体をクリックすることにより周囲に「黒い■」が表示され選択状態となります。選択状態にすることにより、画面左のプロパティボックスがオブジェクトの種類によって切り替わり、大きさや線の太さ、色などを変更することができるようになります。

◆オブジェクトを移動する

オブジェクトの位置を移動したい場合には、移動したいオブジェクトをマウスでつまんでドラッグすることにより可能です。また、移動したいオブジェクトを選択状態にして、キーボードの[↑/↓/→/←]キーで移動することも可能です。キーボードでの移動は「1mm」単位の移動になります。また、[Ctrl(コントロール)]キーを押しながら[↑/↓/→/←]キーを押すと「0.1mm」単位の移動が可能です。細かい調整を必要とするレイアウト時に便利です。用紙に対するオブジェクトの位置を数値で指定したい場合には、後項の「オブジェクトの位置とサイズ」を参照ください。

◆オブジェクトのサイズを変更する

オブジェクトを選択状態にして、周囲の「黒い■」の上にマウスカーソルを合わせると、マウスの形状が左図のような形状に変わります。マウス形状が変わった状態でクリックし、そのままドラッグすることにより、オブジェクトのサイズを変更することができます。

◆オブジェクトのコピーと貼り付け

オブジェクトをコピーしたい場合には、コピーしたいオブジェクトを選択状態にして、メニューの<編集>-<コピー>をクリックするか、ツールバー上の【コピー】ボタンをクリックしてください。 操作上、何も変化はありませんがこれで選択オブジェクトはWindowsのクリップボードにコピーされました。

上記のコピー作業ができましたら、コピーしたオブジェクトを貼り付けましょう。 メニューバーの<編集>-<貼り付け>をクリックするか、ツールバー上の【貼り付け】ボタンをクリックしてください。 先ほどコピーしたオブジェクトが用紙中央に複製され貼り付きます。 オブジェクトのコピー/ペーストは同じファイル間やラベル間だけでなく、別のファイルに対しても有効です。

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Windowsのクリップボードにコピーしたオブジェクトは、Windowsを終了するまで保持されます。(ただし、保持できるのは一度のコピーのみ) また、他ソフトへコピーすることも可能ですが、オブジェクトの種類によっては正常にコピーされない場合もあります。

◆オブジェクトの削除

オブジェクトの削除は、削除したいオブジェクトを選択状態にして、メニューバーの<編集>-<クリア>をクリックするか、キーボードの[Del(Delete)]キーを押して削除してください。

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◆作成手順

①ツールバーの〔文字〕ボタンをクリックします。 〔文字〕ボタンをクリックすると、画面左のプロパティボックス部の表示が切り替わり、以下のような画面が表示されます。 次に〔文字の挿入〕ボタンをクリックしましょう。

下部のテキストボックスにカーソルが表示され、用紙の中央に空の「文字オブジェクト」が生成されました。

②テキストボックスに文字を入力しましょう。 テキストボックスに点滅しているカーソルが表示されています。文字を入力しましょう。 文字を入力すると用紙上の空のオブジェクトに入力した文字が表示されます。

③オブジェクトエリアを調整しましょう 文字数によっては最初に生成された文字オブジェクトでは表示しきれないことがあります。その場合、文字オブジェクトの周囲にある「黒い点(ハンドル)」をマウスでつまんでドラッグすることで、オブジェクトエリアの調整ができます。 文字の入力ができました。

◆文字オブジェクトの各種設定

文字の入力ができましたら、入力した文字をデザインに適したフォントやサイズ、その他の設定をしましょう。 設定には文字入力を含む基本的な設定を行う「文字入力」タブと、当ソフト独自の特殊な設定を含む「詳細設定」タブが用意されています。各種設定の内容は以下のとおりです。

「文字入力」タブ 〔文字〕

●フォント フォントの種類を変更します。デフォルトフォント(初期値として設定されているフォント)に何も設定されていなければ、「MS ゴシック」が既選択されています。 ●文字モード 文字モードには、3つのモードが用意されています。

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・枠内モード オブジェクトエリアのサイズに縦横ともにフィットさせるモードです。縦長や横長の文字を作成できますので、タイトル文字や見出しなどに利用できます。サイズボックスは無効になります。 ・自動モード オブジェクトエリアサイズによって自動的に文字の大きさを決定できるモードです。用紙全体のデザインを見ながら視覚的に文字サイズを決定することができます。サイズボックスは無効になります。 ・指定モード 通常の文字モードで、サイズボックスで指定した文字サイズで、オブジェクトエリアサイズには連動せずに作成表示します。このモードがデフォルト(初期値)に設定されています。 ●サイズ サイズボックスはフォントの大きさを選択できます。フォントサイズは「1~999ポイント」まで指定できます。サイズボックスにマウスカーソルを置き、数値による直接入力も可能です。 ●文字色 文字の色を指定します。〔▼〕ボタンをクリックすると、標準色パレットが開きますので、お好みの色を選択してください。また、〔その他〕をクリックすることにより、Windows標準パレット画面が表示されますので、パレットにはない色を作成することも可能です。

●文字方向 文字の縦書き/横書きを選択できます。 ●スタイル 文字スタイルを選択できます。「B」はボールド(太字)、「I」はイタリック(斜体)、「U」はアンダーバー(下線付です。)

「文字入力」タブ 〔配置〕

●文字揃え 入力した文字列がオブジェクトエリア内横方向のどの位置に配置するかを選択します。左から「左揃え」「中央揃え」「右揃え」「均等配置」となります。複数行入力の場合も可。 ●文字位置 入力した文字列がオブジェクトエリア内縦方向のどの位置に配置するかを選択します。左から「上揃え」「中央揃え」「下揃え」となります。複数行入力の場合も可。 ●間隔 入力した文字列の「文字間隔」と、複数行入力された文字列の「行間隔」を数値で指定できます。

「詳細設定」タブ 〔回転〕

●文字の回転 作成した文字オブジェクトを90度単位で回転することができます。 左から「0度」「90度」「180度」「270度」となります。

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「詳細設定」タブ 〔高度な設定〕

●折り返し禁止 デフォルト(初期値)ではこの項目にチェックがついていますが、チェックをはずすと下図のようにオブジェクトエリア内で入りきらない文字を自動改行して複数行で表示します。 ●半角数字の縦挿入 縦書きに設定された文字列内に半角数字が含まれる場合、この項目にチェックを入れることにより、下図のように数字のみを縦に挿入します。縦挿入できる桁数は「5桁」までです。

●自動縮小 差込オブジェクトとしてデータベースから差込文字を生成したときのみ有効になる機能です。差込文字オブジェクトに対して、この項目にチェックを入れるとデータベースから文字列を差し込む際、オブジェクトエリアサイズ内で文字列すべてが表示されるように文字サイズをレコード毎に自動調整する機能です。

「詳細設定」タブ 〔文字枠〕

文字枠機能は文字を囲むオブジェクトエリアに対して、塗りつぶしや線表示を設定する機能です。下図のように文字の見出しやタイトルなどに使用すると効果的だと思います。

また、前述の「文字入力」タブ 〔配置〕で説明した「文字揃え」「文字位置」も併用するとよいでしょう。 ●塗りつぶし オブジェクトエリア内の背景色を設定します。〔▼〕ボタンで標準パレットが表示されます。表示されたパレット内の〔その他〕をクリックすることで、Windowsのパレットが表示され、色の作成も可能です。 ●線種 オブジェクトエリアを囲む線の種類を設定します。〔▼〕ボタンで実線や破線などが選択できます。 ●太さ 上記で選択した線の太さを設定します。太さの設定が可能なのは「実線」のみとなっています。他の線種はすべて「1ドット罫」での使用となってしまいます。 ●色 上記で指定した線の色を設定します。〔▼〕ボタンで標準パレットが表示されます。表示されたパレット内の〔その他〕をクリックすることで、Windowsのパレットが表示され、色の作成も可能です。 ●角の丸み オブジェクトエリアの角に丸みを付けます。線または塗りつぶし色が設定されているときのみ有効な機能です。丸みは縦/横個別に指定できますが、〔縦横同じ〕にチェックを入れておけばいずれかの数値に両方を合わせます。

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◆作成手順(線・四角・円)

①ツールバーの〔図形〕ボタンをクリックします。 〔図形〕ボタンをクリックすると、画面左のプロパティボックス部の表示が切り替わり、以下のような画面が表示されます。 次に挿入したい図形の〔挿入〕ボタンをクリックしましょう。

〔挿入〕ボタンをクリックすると「操作のヒント」が表示されます。左下部のチェックボックス「次回からこのヒントを表示しない」にチェックを入れると、次回の作業からこのメッセージを表示しません。

②図形を描画する メッセージの通り、用紙上でマウスのドラッグをすると、図形が描画されます。

このとき、キーボードの〔SHIFT〕キーを押しながら、マウス操作を行うと、四角挿入の場合には「正四角形」、円挿入の場合には「正円」が描画できます。

線、四角、円挿入はすべて上記「作成手順」で行えますが、「登録図形挿入」の作業は以下の手順にて行います。

◆作成手順(登録図形)

①ツールバーの〔図形〕ボタンをクリックします。 〔図形〕ボタンをクリックすると、画面左のプロパティボックス部の表示が切り替わり、以下のような画面が表示されます。 次に〔登録図形〕ボタンをクリックしましょう。

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②登録図形を選択する 用紙上に空のオブジェクトエリアが作られ、画面左のプロパティエリアの表示が左図のように変わります。 お好みの図形を選択すると、用紙上のオブジェクトエリアに描画されます。 「縦横比固定解除」にチェックを入れると、オブジェクトの周囲の「■(ハンドル)」を操作することで、縦・横自由な大きさに描画できます。 また、登録図形で設定できるのは、「塗りつぶし」のみです。 輪郭線の表示や指定はできません。

◆図形オブジェクトの各種設定

各が図形の挿入ができましたら、塗りつぶしや色、その他の設定をしましょう。 各種設定の内容は以下のとおりです。

●塗りつぶし-色 四角・円オブジェクトが選択されているときに有効です。「▼」ボタンをクリックすると標準パレットが表示され色の選択が可能になります。 下部の「その他」をクリックするとWindows標準パレットが表示され、色の作成も可能です。 また、「効果色」ではグラデーションと網掛けの指定を行えます。

描画した四角・円の輪郭線また線図形の設定を行えます。 ●線種 四角・円・線図形のときに設定します。〔▼〕ボタンで実線や破線などが選択できます。

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●太さ 上記で選択した線の太さを設定します。太さの設定が可能なのは「実線」のみとなっています。他の線種はすべて「1ドット罫」での使用となってしまいます。 ●色 上記で指定した線の色を設定します。〔▼〕ボタンで標準パレットが表示されます。表示されたパレット内の〔その他〕をクリックすることで、Windowsのパレットが表示され、色の作成も可能です。

描画した線図形に矢印を付加することができます。 ●矢印 矢印の方向と種類を選択します。 ●長さ 矢印の長さを数値で指定します。 ●角度 矢印の角度(開き具合)を指定します。

描画した四角図形の角に丸みを付けることができます。 ●角の丸み 四角図形のの角に丸みを付けます。線または塗りつぶし色が設定されているときのみ有効な機能です。丸みは縦/横個別に指定できますが、〔縦横同じ〕にチェックを入れておけばいずれかの数値に両方を合わせます。

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◆作成手順

①ツールバーの〔画像〕タンをクリックします。 〔画像〕ボタンをクリックすると、画面左のプロパティボックス部の表示が切り替わり、以下のような画面が表示されます。 次に〔画像の挿入〕ボタンをクリックしましょう。

〔挿入〕ボタンをクリックすると用紙上に空の画像オブジェクトが作成されます。

②貼り付けたい画像を選択します 用紙上に空の画像オブジェクトが作られると、画面左のプロパティエリアに当ソフトに付属されている画像フォルダが表示されます。 付属の画像を使用する場合には、左図のようにお好みのフォルダを選択します。 お好みのフォルダをクリックすると、フォルダ内に収録された画像が一覧されますので、貼り付けたい画像をクリックすることで、用紙上の空の画像オブジェクトに選択した画像が貼り付けれます。

◆画像オブジェクトの各種設定

●フォルダ 画像が収録されているフォルダを選択します。 デフォルト(初期値)では、当ソフトに付属されている「ImageLib」フォルダが指定されていますが、〔▼〕ボタンを押すと他のドライブやフォルダを指定することができます。 *当ソフトで表示(貼り付け)可能な画像形式は、「BMP」「JPG」「TIF」「GIF」「EMF」となります。貼付け不可能な画像についてはアイコン表示になってしまいます。

● ボタン 現在選択しているフォルダのひとつ上の階層にワンタッチで表示を切り替えます。

● ボタン よく使用するWindows標準の「マイピクチャ」フォルダと、当ソフトで用意さ

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れている「ユーザー登録画像」フォルダにワンタッチでジャンプすることができます。

●サイズボタン 画像一覧エリアに表示される画像の大きさを〔+〕〔-〕ボタンで変更できます。 ●〔フォルダを標準に戻す〕ボタン 他のフォルダやドライブを選択している状態で、このボタンを押すとデフォルト(初期値)である付属画像フォルダ「ImageLib」にワンタッチで戻すことができます。

●〔背景透過〕チェックボックス この項目にチェックをすると、画像の最角のピクセル色を背景色とみなし、その色を透過(透明とみなす)します。ただし、BMP・JPG・TIF・GIF画像でのみ有効な機能です。 ●〔縦横比固定解除〕チェックボックス この項目にチェックをすると、貼り付けた画像の縦横の比率を固定(初期値)するモードを解除し、縦横自由に拡縮することができるようになります。 ●〔画像の加工〕ボタン 貼り付けた画像のトリミングや色調変更など簡単な加工を行えます。詳細説明はこちら。 ●〔画像の登録〕ボタン 貼り付けた画像を「ユーザー登録画像」フォルダへワンタッチ保存します。以後の作業でも頻繁に使用する画像を保存しておくと便利でしょう。 ●〔画像をダウンロード〕ボタン このボタンをクリックすると、インターネットブラウザが起動し、弊社「合わせ名人」専用サービスサイトのフリー画像ダウンロードページに接続されます。 お好みの画像をダウンロードしてご利用いただけます。

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画像加工機能

加工したい画像を選択して、左図のボタンをクリックします。

上図の画面が表示されますので、お好みの加工機能をご利用ください。

◆トリミング

選択画像の必要部分だけを切り抜くことができます。人物写真など特定対象以外の不必要な背景を取り除くことができます。 また、特定の図形を選択することで、楕円形や星型に画像を切り抜くことも可能です。

画面左に「加工前」と「加工後」の画像が上下に表示されています。 「加工前」の画像の周囲には「■」のハンドルが表示されていますので、マウスドラッグでハンドルを操作し、必要な部分だけを囲むように指定します。 指定すると下段の「加工後」の画像に切り抜いたイメージが表示されますので、このイメージを見ながらトリミング作業を行います。

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切り抜き作業が完了しました。この状態でよければ、画面右下の〔OK〕ボタンをクリックします。

もうひとつの切り抜き方法として、図形を選択してトリミングする機能があります。 左図の「指定の形でトリミングする」にチェックをすると、下段に登録された図形が表示されます。

上図のようにお好みの図形を選択すると画像がその形状に切り抜かれます。 画像の周囲に「ぼかし」加工が付加できます。 「トリミング範囲の周囲をぼかす」にチェックを入れ、下部のレバーを操作することでぼかし加工が加えられます。

◆色の加工

選択画像の色調を変更します。カラー画像をモノクロ画像に変更したり、指定色とのダブルトーン画像にすることもできますので、セピア調の画像やデザインに合わせた画像作りができます。 また、背景等に使用できるように画像全体の色調(色の濃さ)を淡くできる「ハーフトーン効果」の設定も可能です。

「色の加工」タブをクリックすると以下が表示されます。 ●モノクローム効果 「モノクローム効果を使う」にチェックを入れます。

「色」ボックスから色を選択します。デフォルトでは「白」が選択されており、画像はモノクロ画像に変換されています。

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セピア調にしたいので、標準パレットから上図の「薄い黄色」を選択します。

●ハーフトーン効果 「ハーフトーン効果を使う」にチェックを入れます。

下のレバーを操作するか、右の数値ボックスの値を変更します。

画像の色合いが淡くなりました。

◆回転

選択画像を1度単位で回転することができます。

「回転」タブをクリックすると以下が表示されます。

上図のようにレバーを操作するか、数値ボックスに数値を入力して回転角度を指定します。 右回転方向は「+」、左回転方向には「-」の値を指定します。

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「加工後の画像」に回転が反映されました。 上記イメージでもわかるように加工後の画像の4隅が白くなっています。 これは回転の設定を行ってもオブジェクト枠自体は「長方形」のままを保持するため、画像の隅に余白部分ができてしまうのです。画像を貼り付ける用紙上の背景が「白」であれば、このまま貼り付けても問題はないのですが、背景がある場合、回転機能との併用はできません。 ただし、背景が単色の場合、以下のように背景色を変更することができます。

★★★ 注意 ★★★画像加工機能は一度加工を行い、用紙上に貼り付けてしまうと、元のオリジナル画像には戻すことはできません。元に戻すためには再度画像オブジェクトを挿入する作業から行わなくてはなりません。 フォルダに収納されている画像に加工するのであれば、たとえ失敗しても再度そのフォルダから挿入しなおせますが、外部ソフト等からコピーしてきた画像の場合、最初から作業をしなおさなければならなくなります。 ご使用の際にはご注意ください。

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宛名ラベルやインデックスラベル、名刺や会員証などを作成する際、Microsoft Excel/Access、txt/csv形式のデータベースデータをそのまま流し込んで印刷(差込印刷)が可能です。 差込印刷にはいくつかの方法があり、使い方次第で大変便利な機能です。 ここでは、いくつかの例を元に基本的な使用方法や注意事項について説明していきます。

●テンプレートデータのデザインを差込用に変換して利用する

●差込オブジェクトを新規に作成・貼り付けしてデザインを行う

●外部ファイル(Excel/Accessなど)を使用せずに差込印刷用のデータを作成する

●画像データを含んだデータベースを使用して社員証やIDカードを作成する

●差込データを利用してバーコードを作成する

●差込データを利用して郵便局カスタマバーコードを作成する

■外部データのインポート機能について

■〔項目の詳細設定〕機能について

■データベース表示部の操作と機能について

●テンプレートデータのデザインを差込用に変換して利用する ◆作成手順

【作業前の準備】 ●利用するデータベースデータを用意しましょう。MS-Excelを利用する場合はこちらを参照ください。 ●前項「用紙設定」を参考に用紙の選択を行い、編集方法に「差込・ナンバリング使用」に設定します。

①テンプレートを選択します。 「宛名ラベル」を作成しようと思いますので、テンプレート一覧から「宛名ラベル」フォルダをクリックします。 フォルダが開き、テンプレートファイルが一覧されます。 お好みのものを選択します。

テンプレートファイルをクリックすると用紙にテンプレートデザインが貼りつきます。

②差込データベースの設定を行います ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックします。クリックすると画面左のプロパティエリアが下図のように切り替わります。

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まずは、差込対象とするデータベースの選択と設定を行います。 〔差込ファイル読み込み〕ボタンをクリックします。

プロパティエリアが右に拡張され、上図の設定画面が表示されます。 「差込データの種類」を〔Microsoft Excel〕に設定し、「差込データファイルの場所」を指定します。〔参照〕ボタンをクリックしてください。

上図の画面が表示されます。差込対象となるデータファイルが収納されているドライブやフォルダを開き、ファイルを指定します。 ファイルが指定できましたら、〔開く〕ボタンをクリックします。

「差込データファイルの場所」「ファイル」に指定した場所が表示されました。 下段の「シート名」は選択したMS-Excelファイルが複数シートを使用したファイルの場合、使用するシートを選択できます。 上記設定が完了しましたら、作業しにくいので拡張ウィンドウを閉じておきましょう。

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デザイン画面の下部に指定したデータベースファイルが表で表示されました。これで、データベースファイルの設定は完了です。

③テンプレート上の文字を差込オブジェクトに変換します。 テンプレートファイルには「文字オブジェクト」がサンプル文字として配置されています。 これら「文字オブジェクト」を「差込オブジェクト」に変換し、指定したデータベースの項目(フィールド)を割り当てていきましょう。 まずは、1行目の「郵便番号」の文字をクリックして選択します。

「郵便番号」の文字を選択すると、画面左のプロパティエリアが「文字のプロパティ」に切り替わってしまいますので、ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックしてプロパティエリアを「差込のプロパティ」に切り替えます。 切り替えましたら、下図の〔差込項目に変換〕ボタン、「差込文字に変換」とクリックすると、指定したデータベースファイルの項目名が表示されます。現在選択している文字が「郵便番号」なので、「郵便番号」項目を割り当てます。

データベースデータの「1行目」の郵便番号が貼りつきました

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が、「〒」マークが抜けてしまっています。これは、差込対象のデータに〒マークを入れていないためです。 このような場合でも、〔項目の詳細設定〕ボタンから、項目の加工が可能です。

④項目の加工を行いましょう。 上記「郵便番号」項目に〒マークを付加してみましょう。 先ほど変換した郵便番号オブジェクトを選択状態にして、〔項目の詳細設定〕ボタンをクリックします。

上記画面が表示されました。 上段左の項目名には「郵便番号」項目が選択されています。下段の「項目の書式」から「郵便番号書式」タブをクリックし、「7桁(-あり)」「〒マークを付ける」にチェックを入れます。 これで、設定完了です。〔OK〕ボタンをクリックします。

⑤他の文字も差込オブジェクトに変換していきましょう 上記の手順で他の文字オブジェクトも差込オブジェクトに変換していきましょう。 これで、テンプレートファイルからの差込ファイルの作成は完了です。 このまま印刷設定または、後項のレコードの操作を参照して、内容をご確認ください。

●差込オブジェクトを新規に作成・貼り付けしてデザインを行う ◆作成手順

【作業前の準備】 ●利用するデータベースデータを用意しましょう。MS-Excelを利用する場合はこちらを参照ください。 ●前項「用紙設定」を参考に用紙の選択を行い、編集方法に「差込・ナンバリング使用」に設定します。

①差込データベースの設定を行います ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックします。クリックすると画面左のプロパティエリアが下図のように切り替わります。

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まずは、差込対象とするデータベースの選択と設定を行います。 〔差込ファイル読み込み〕ボタンをクリックします。

プロパティエリアが右に拡張され、上図の設定画面が表示されます。 「差込データの種類」を〔Microsoft Excel〕に設定し、「差込データファイルの場所」を指定します。〔参照〕ボタンをクリックしてください。

上図の画面が表示されます。差込対象となるデータファイルが収納されているドライブやフォルダを開き、ファイルを指定します。 ファイルが指定できましたら、〔開く〕ボタンをクリックします。

「差込データファイルの場所」「ファイル」に指定した場所が表示されました。 下段の「シート名」は選択したMS-Excelファイルが複数シートを使用したファイルの場合、使用するシートを選択できます。 上記設定が完了しましたら、作業しにくいので拡張ウィンドウを閉じておきましょう。

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②差込項目を挿入しましょう。 白紙の用紙上に差込項目を挿入します。プロパティエリアの〔差込項目を挿入〕ボタンをクリックし、表示されるメニューから「差込文字」→「挿入したい項目」を選択します。 まずは、レイアウト上、1行目の「郵便番号」を選択します。 選択すると、用紙の中央にExcelファイルの1行目のデータが貼り付きます。

郵便番号が貼りつきましたが、「〒」マークが抜けてしまっています。これは、差込対象のデータに〒マークを入れていないためです。 このような場合でも、〔項目の詳細設定〕ボタンから、項目の加工が可能です。

③項目の加工を行いましょう。 上記「郵便番号」項目に〒マークを付加してみましょう。 先ほど変換した郵便番号オブジェクトを選択状態にして、〔項目の詳細設定〕ボタンをクリックします。

上記画面が表示されました。 上段左の項目名には「郵便番号」項目が選択されています。下段の「項目の書式」から「郵便番号書式」タブをクリックし、「7桁(-あり)」「〒マークを付ける」にチェックを入れます。 これで、設定完了です。〔OK〕ボタンをクリックします。

⑤他の項目も挿入していきましょう 上記の手順で他の必要な項目も挿入し、デザインを完成させましょう。

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●外部ファイル(Excel/Accessなど)を使用せずに差込印刷用のデータを作成する ◆作成手順

当ソフトでは、ExcelやAccessなど外部ファイルの差込印刷も可能ですが、当ソフト内で「簡易なデータベース」を作成して利用する方法もあります。 外部データと異なり、内部で作成するため簡単でよい反面、作成したデータは作ったファイルでしか利用できません。 また、外部への持ち出しもできません。

①差込データベースの設定を行います ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックします。クリックすると画面左のプロパティエリアが下図のように切り替わります。

まずは、差込対象とするデータベースの選択と設定を行います。 〔差込ファイル読み込み〕ボタンをクリックします。

プロパティエリアが右に拡張され、上図の設定画面が表示されます。 今回は新規にデータベースを作成するので、「差込データの種類」を〔新規にデータを作るl〕に設定します。 上記設定が完了しましたら、作業しにくいので拡張ウィンドウを閉じておきましょう。

②データベースデータを作成しましょう。 それでは、画面下部に表示された表を使ってデータベースデータを作成していきましょう。 まずは必要な項目の「項目名」を設定します。

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「項目1」の下の枠にカーソルを置きます。すると「項目1」がブルーになります。この状態で、〔列の操作〕ボタンをクリックします。

クリックすると、メニューが開きますので「項目名変更」を選択します。

「項目名の変更」ダイアログが表示されますので、「項目1」を削除して「氏名」と入力しました。 必要な項目をすべて入力しましょう。

必要な項目がすべて入力できましたら、あまった「項目7」以降を削除します。 〔列の操作〕→「項目の削除」で削除してください。

各項目の表枠サイズを適当な大きさに広げておきましょう。

③各項目にデータを入力していきましょう。 データベースの器はできました。それぞれの項目にデータを入力していきましょう。

上記のように文字を入力していきます。 必要なすべての項目また必要な件数(行数)を入力したらデータベースの完成です。

④作成したデータベースデータを使ってラベルを作りましょ

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う。 白紙の用紙上に差込項目を挿入します。プロパティエリアの〔差込項目を挿入〕ボタンをクリックし、表示されるメニューから「差込文字」→「挿入したい項目」を選択します。 まずは、レイアウト上、1行目の「郵便番号」を選択します。 選択すると、用紙の中央に作成したデータの1行目が貼り付きます。

郵便番号が貼りつきましたが、「〒」マークが抜けてしまっています。これは、差込対象のデータに〒マークを入れていないためです。 このような場合でも、〔項目の詳細設定〕ボタンから、項目の加工が可能です。

⑤項目の加工を行いましょう。 上記「郵便番号」項目に〒マークを付加してみましょう。 先ほど変換した郵便番号オブジェクトを選択状態にして、〔項目の詳細設定〕ボタンをクリックします。

上記画面が表示されました。 上段左の項目名には「郵便番号」項目が選択されています。下段の「項目の書式」から「郵便番号書式」タブをクリックし、「7桁(-あり)」「〒マークを付ける」にチェックを入れます。 これで、設定完了です。〔OK〕ボタンをクリックします。

⑥他の項目も挿入していきましょう 上記の手順で他の必要な項目も挿入し、デザインを完成させましょう。

●画像データを含んだデータベースを使用して社員証やIDカードを作成する ◆作成手順

【作業前の準備】

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●画像を含むデータベースデータをMS-Excelを使って作成しましょう。詳細はこちらを参照ください。 ●前項「用紙設定」を参考に用紙の選択を行い、編集方法に「差込・ナンバリング使用」に設定します。

①差込データベースの設定を行います ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックします。クリックすると画面左のプロパティエリアが下図のように切り替わります。

まずは、差込対象とするデータベースの選択と設定を行います。 〔差込ファイル読み込み〕ボタンをクリックします。

プロパティエリアが右に拡張され、上図の設定画面が表示されます。 「差込データの種類」を〔Microsoft Excel〕に設定し、「差込データファイルの場所」を指定します。〔参照〕ボタンをクリックしてください。

上図の画面が表示されます。差込対象となるデータファイルが収納されているドライブやフォルダを開き、ファイルを指定します。 ファイルが指定できましたら、〔開く〕ボタンをクリックします。

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「差込データファイルの場所」「ファイル」に指定した場所が表示されました。 下段の「シート名」は選択したMS-Excelファイルが複数シートを使用したファイルの場合、使用するシートを選択できます。 次に下段の「画像ファイル名を指定する項目」に作成した画像ファイル項目を指定します。クリックすると全項目が表示されますので、画像データ項目を選択します。 画像が複数ある場合には3つまで指定することが可能です。

項目の指定ができましたら、画像データが収納されている場所を指定しましょう。 「画像ファイルがある場所(フォルダ)」の右にある〔参照〕ボタンをクリックします。

下図のウィンドウが開きますので、画像データが収納されているフォルダを指定してください。

指定できましたら〔OK〕ボタンを押します。

画像ファイルのある場所が設定されました。データベースの設定は以上です。

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上記設定が完了しましたら、作業しにくいので拡張ウィンドウを閉じておきましょう。

②差込項目(文字)を挿入しましょう。 白紙の用紙上に差込項目を挿入します。プロパティエリアの〔差込項目を挿入〕ボタンをクリックし、表示されるメニューから「差込文字」→「挿入したい項目」を選択します。 この作業を繰り返して、必要な文字項目をすべて貼り付けましょう。

②差込項目(画像)を挿入しましょう。 今度は画像の差込を行いましょう。プロパティエリアの〔差込項目を挿入〕ボタンをクリックし、表示されるメニューから「差込画像」→「画像項目」を選択します。 画像が挿入されました。 画像が複数ある場合には、この作業を繰り返して、必要な画像をすべて貼り付けましょう。

●差込データを利用してバーコードを作成する ◆作成手順

【作業前の準備】 ●画像を含むデータベースデータをMS-Excelを使って作成しましょう。詳細はこちらを参照ください。 ●前項「用紙設定」を参考に用紙の選択を行い、編集方法に「差込・ナンバリング使用」に設定します。

①差込データベースの設定を行います ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックします。クリックすると画面左のプロパティエリアが下図のように切り替わります。

まずは、差込対象とするデータベースの選択と設定を行います。

Page 40: Contents...た[.kad]ファイルをダブルクリックすることで、「合わせ名人3」のプ ログラムが起動し、そのファイルがオープンされます。 「合わせ名人3」でデータを作成し保存する場合、保存先をユーザーが変更せずに保存すると[マイドキュメント]フォ

〔差込ファイル読み込み〕ボタンをクリックします。

プロパティエリアが右に拡張され、上図の設定画面が表示されます。 「差込データの種類」を〔Microsoft Excel〕に設定し、「差込データファイルの場所」を指定します。〔参照〕ボタンをクリックしてください。

上図の画面が表示されます。差込対象となるデータファイルが収納されているドライブやフォルダを開き、ファイルを指定します。 ファイルが指定できましたら、〔開く〕ボタンをクリックします。

「差込データファイルの場所」「ファイル」に指定した場所が表示されました。 下段の「シート名」は選択したMS-Excelファイルが複数シートを使用したファイルの場合、使用するシートを選択できます。 上記設定が完了しましたら、作業しにくいので拡張ウィンドウを閉じておきましょう。

②差込項目(バーコード)を挿入しましょう。 白紙の用紙上に差込項目を挿入します。プロパティエリアの〔差込項目を挿入〕ボタンをクリックし、表示されるメニューから

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「差込バーコード」→「挿入したい項目(バーコードに変換したい項目)」を選択します。

作成されたバーコードはラベル面中央に上図のように表示されます。 右辺と下辺に「赤い▲」が表示されているのは、バーコード全体が表示されていないことを表示しています。オブジェクトサイズを大きくしてバーコード全体が表示されるようにします。 また、差込バーコードオブジェクトを挿入した時点ではバーコードの種類は初期値の「JAN8」に設定されています。 選択する項目内に含まれる文字によっては作成されたバーコードオブジェクト自体が「赤い×」になることがありますが、下図のように〔バーコード種類〕ボックスで適正なバーコードを選択することで正常に表示されます。

上図〔バーコード種類〕ボックスにて適正なバーコードを選択しても「赤い×」の状態になってしまう場合、選択したバーコード変換項目内に不正なキャラクタ(文字種)が含まれることや選択したバーコードの規格に合わない桁数であることが考えられます。 再度データベース内の項目文字列をご確認ください。また、各バーコードで使用できる桁数やキャラクタ等は、「バーコードについての基礎知識」にてご確認ください。 バーコード以外の文字なども〔差込項目の挿入〕で貼り付けましょう。この作業を繰り返して、必要な文字項目をすべて貼り付けましょう。

③バーコードのサイズを調整しましょう。 カスタマバーコードのサイズはプロパティエリアの〔バーコードのサイズ〕で調整することができます。作成時点で表示されるは「1.000倍」ですので、それを基準に変更してください。

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●差込データを利用して郵便局カスタマバーコードを作成する ◆作成手順

【作業前の準備】 ●画像を含むデータベースデータをMS-Excelを使って作成しましょう。詳細はこちらを参照ください。 ●前項「用紙設定」を参考に用紙の選択を行い、編集方法に「差込・ナンバリング使用」に設定します。

①差込データベースの設定を行います ツールバーの〔差込〕ボタンをクリックします。クリックすると画面左のプロパティエリアが下図のように切り替わります。

まずは、差込対象とするデータベースの選択と設定を行います。 〔差込ファイル読み込み〕ボタンをクリックします。

プロパティエリアが右に拡張され、上図の設定画面が表示されます。 「差込データの種類」を〔Microsoft Excel〕に設定し、「差込データファイルの場所」を指定します。〔参照〕ボタンをクリックしてください。

上図の画面が表示されます。差込対象となるデータファイルが収納されているドライブやフォルダを開き、ファイルを指定します。 ファイルが指定できましたら、〔開く〕ボタンをクリックします。

Page 43: Contents...た[.kad]ファイルをダブルクリックすることで、「合わせ名人3」のプ ログラムが起動し、そのファイルがオープンされます。 「合わせ名人3」でデータを作成し保存する場合、保存先をユーザーが変更せずに保存すると[マイドキュメント]フォ

「差込データファイルの場所」「ファイル」に指定した場所が表示されました。 下段の「シート名」は選択したMS-Excelファイルが複数シートを使用したファイルの場合、使用するシートを選択できます。 上記設定が完了しましたら、作業しにくいので拡張ウィンドウを閉じておきましょう。

②差込項目を利用して郵便局カスタマバーコードを作成しましょう。 プロパティエリアの〔差込項目を挿入〕ボタンをクリックし、表示されるメニューから「差込バーコード」→「挿入したい項目(郵便番号項目)」を選択します。 郵便局カスタマバーコードは郵便番号・住所・号棟で構成されます。 ここでは先頭になる郵便番号項目を指定します。

作成されたバーコードはラベル面中央に上図のように「赤い×」で表示されてしまいます。これはまだ〔バーコードの種類〕選択されていないため初期値であるJAN8で生成しているためです。 「バーコードの種類」を「郵便局カスタマバーコード」に変更してみましょう。

郵便局カスタマバーコードに変更されました。 右辺に「赤い▲」が表示されているのは、バーコード全体が表

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示されていないことを表示しています。オブジェクトサイズを大きくしてバーコード全体が表示されるようにします。

全体を表示できました。 バーコード自体はそれらしく作成できていますが、これではまだ郵便番号項目の反映しかできていません。 住所項目やマンションの号棟などの項目を追加しましょう。 郵便局カスタマバーコードオブジェクトを選択状態にして、プロパティエリアの〔項目の詳細設定〕ボタンをクリックします。

差込オブジェクトの設定画面が表示されます。

現在、「項目のつなぎ合わせ」の一番目の項目にバーコードを作成する際に指定した「郵便番号項目」が指定されています。 次に上図のように〔バーコード書式〕タブをクリックします。

タブ上部の〔郵便番号カスタマバーコード〕にチェックをして、住所項目欄に住所項目を追加します。 〔←項目を追加〕ボタンをクリックしましょう。

現在差込指定されているデータの項目がすべてリスト表示されますので、住所やマンション号棟など住所項目に使用されている項目をすべて選択追加していきます。

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この際、項目の順番を間違えないように注意しましょう。 項目をすべて追加できましたら画面下部の〔OK〕ボタンで確定します。

③バーコードのサイズを調整しましょう。 カスタマバーコードのサイズはプロパティエリアの〔バーコードのサイズ〕で調整することができます。作成時点で表示されるは「1.000倍」ですので、それを基準に変更してください。 ★★注意★★

郵便番号カスタマバーコードの場合、「0.8倍~1.15倍」の間で使用されないと、局側の機械での読み取りが正常に行えません。 当ソフト内では上記以外の倍率でも作成できてしまいますので、作成する際に倍率には十分ご注意ください。

■外部データのインポート機能について

MS-Excel/Access、またはcsv/txtデータなどの外部データを「合わせ名人3」で作成しているデータファイル内にインポートすることができます。 インポート機能を使用することにより利点もありますが、使い方を間違うと不便になってしまいます。用途によって使い分けることをお勧めします。 【メリット】 ●データの修正や追加が「合わせ名人3」の中で容易に行えます。 ●ファイル内部にデータを持つため、外部に影響を受けずに安定して動作します。 ●画像データの指定が画像一覧からできますので、ファイル名入力をする必要がありません。 ●外部データ内で設定した、項目の書式は「合わせ名人3」に差込設定した時点ですべて失われてしまいます。インポート作業をすることにより、再度「合わせ名人3」のデータベース上で同様の書式設定が可能になります。 【デメリット】 ●一旦インポートをしてしまうと、他のソフトではもちろん、合わせ名人3の他ファイルでも流用できません。また、これらデータベース部分をエキスポート(外部出力)することもできません。

インポートの方法

差込対象となる外部データベースファイルの選択をした後、画面下部の〔インポート〕ボタンをクリックするだけです。

■〔項目の詳細設定〕機能について

〔項目の詳細設定〕機能は差し込まれた「」差込文字列「に対して、様々な加工を行う機能です。加工したい「差込オブジェクト」を選択して左図の〔項目の詳細設定〕ボタンをクリックすると加工画面が表示されます。 加工例は以下の通りですので必要に応じてご利用ください。 ●「都道府県」「住所」のように、ひとつの項目が複数に分かれている場合、項目と項目をつなぎ合わせることができます。

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●「氏名に対する敬称」など項目の前後に固定文字を付加することができます。 ●項目内から必要な文字を除外したり、縦書きの際に数字を漢数字に変換することができます。 ●住所から都道府県だけを除外することができます。 ●郵便番号に「〒」マークやハイフンを付加/削除の設定ができます。 ●数値や日付・時刻の書式を変更できます。 ●郵便局カスタマバーコードやEAN128バーコードなど、特殊なバーコードの設定ができます。

◆差込オブジェクトの設定

●複数の項目をつなぎ合わせる

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目のつなぎ合わせ」エリアで指定します。 現在、選択されている差込オブジェクトの項目名が一番左にすでに入っていますので、この項目とつなぎ合わせる項目を右隣のボックスから選択するだけです。 選択すると、さらに右隣に空白のボックスが表示されますので、必要な場合はさらに指定してください。必要のない場合には空白ボックスはそのままでウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックすると、つなぎ合わされた差込オブジェクトができます。

ボックス下の左右〔▲〕ボタンで項目のつなぎ順序を変えられます。また、〔×〕ボタンで削除が行えます。

●項目の前後に固定文字を付加する

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目のつなぎ合わせ」エリアで指定します。 現在、選択されている差込オブジェクトの項目名が一番左にすでに入っていますので、この項目の後ろに固定文字を付加します。右隣のボックス内の〔固定〕ボタンをクリックしてください。 クリックすると、下の項目選択ボックスが文字入力ボックスに変わります。 直接タイプしても良いのですが、〔▼〕ボタンを押すと候補がプルダウンされます。 その中から「様」を選択しました。

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ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックすると、固定文字が付加された差込オブジェクトができます。

●項目の文字書式を設定する

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目の書式」エリアで指定します。 現在、選択されている差込オブジェクトの項目名が一番左にすでに入っていますので、この項目の書式を設定します。「文字書式」タブをクリックしてください。 ●全て全角にする 指定した項目内の半角英数文字をすべて全角に変換します。縦書きの番地表記などに使用します。 ●除外する文字 指定した項目内から指定した文字を除外することができます。 ●住所を表す文字列の先頭の都道府県名を除外する 都道府県名が入っていると住所が長くなってしまいスペースに収まらない。また同県郵便のため都道府県は必要がない場合に使用します。 ●数字を漢数字に置き換える 年賀など毛筆書体を使用したはがき印刷などで使用します。 設定が完了したら、ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックしてください。

●郵便番号の書式を変更する

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目の書式」エリアで指定します。 現在、選択されている差込オブジェクトの項目名が一番左にすでに入っていますので、この項目の書式を設定します。「郵便番号書式」タブをクリックしてください。 ●7桁(-なし)/7桁(-あり) 7桁の郵便番号の3桁目と4桁目の間に「-(ハイフン)」の有無を選択します。 ●前3桁/後ろ4桁 官製はがきの郵便番号枠に印字位置を合わせたい場合、前3桁と後ろ4桁に郵便番号オブジェクトを分割して配置する必要があります。その場合にこの設定で前3桁、後ろ4桁を抽出することができます。 ●〒マークを付ける 〒マークを付加することができます。 設定が完了したら、ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックしてください。

●数値項目に対して書式を設定する

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目の書式」エリアで指定します。 現在、選択されている差込オブジェクトの項目名が一番左にすでに入っていますので、この項目の書式を設定し

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ます。「数値書式」タブをクリックしてください。 ●カンマ区切り ここにチェックをつけると、下3桁毎に「,(カンマ)」を付けることができます。 ●マイナスの形式 項目の値がマイナス値の場合の表記方法を選択できます。 ●ゼロの形式 項目の値がゼロの場合の表記方法を選択できます。 ●前記号/後記号 数値の前後に記号や記号や単位などを設定できます。また、直接入力も可能です。 ●小数点以下桁数 項目の値が小数点を含む場合、表示する桁数を指定できます。 設定が完了したら、ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックしてください。

●日付や時刻項目に対して書式を設定します

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目の書式」エリアで指定します。 現在、選択されている差込オブジェクトの項目名が一番左にすでに入っていますので、この項目の書式を設定します。「日付・時刻書式」タブをクリックしてください。 選択項目に日付書式か時刻書式のどちらを設定するかを選び、「書式凡例」よりお好みの書式を選択してください。 設定が完了したら、ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックしてください。

●特殊なバーコードを作成する

「差込オブジェクト設定」ウィンドウが開いたら、「項目の書式」エリアで指定します。 特殊なバーコードを生成しますので「バーコード書式」タブをクリックしてください。 ●郵便局カスタマバーコード用 郵便局カスタマバーコードは、「郵便番号」「住所の番地」「号棟やフロア」の数値データのみを結合して、バーコード化する特殊なバーコードです。 〔項目を追加〕ボタンから住所に関する項目をすべて正しい順に選択してください。自動的に数値だけを抽出し、バーコードに変換できます。

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設定が完了したら、ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックしてください。

●UCC/EAN128用 最近制定された新しいタイプのバーコードです。決められたアプリケーション識別子で複数の項目をつなぎ合わせひとつのバーコードにするものです。バーコードの特性や基本仕様についてはこちらを参照ください。

アプリケーション識別子を選択し、それに該当する項目を割り当てていきます。 設定が完了したら、ウィンドウ下部の〔OK〕ボタンをクリックしてください。

■データベース表示部の操作と機能について

◆データベース表示部の操作

差込オブジェクトを挿入すると上図のようにラベルデザイン画面下部に差込データの一覧が表示されます。 ここでは、このデータベース部の基本操作を説明します。 ●表示エリアの拡大 下図のようにデザイン部とデータベース表示部の境界線にマウスカーソルを移動するとカーソルの形状が変わり、表示部分の拡大が可能です。

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●項目エリアの調整 下図のように項目と項目の境界線にマウスカーソルを移動するとカーソルの形状が変わり、項目の表示長を調整できます。

●レコード(行)の切り替え データベース上の行を切り替えるには、マウスでそのレコードをクリックするか、画面上部の「次の面」ボックスで下図のように切り替えることができます。 また、レコードを切り替えるとそれに同期して、デザイン画面の表示も切り替わります。

◆データベース表示部の機能

●外部データを差し込んだ場合

●〔レコード選択〕ボタン レコードの選択機能は、主に印刷の対象にするかどうかを設定するためのものです。 選択されたレコードは各行の左に「赤いチェックマーク」が付けられますが、このボタンにより全レコードにチェックを付けたり、はずしたりが可能です。また、ランダムに付けられたチェックを反転することができます。 ●〔列の操作〕〔レコードの操作〕ボタン データをインポートまたはデータベースを新規作成したときに有効になるボタンです。外部データを差し込んだときには無効になります。

●レコード選択チェックマーク この部分をクリックすると「赤いチェックマーク」がレコード毎に付けられます。主に印刷の対象にするかどうかを設定するものです。 チェックがついている部分を再度クリックするとチェックが消えるようになっています。初期値ではすべてにチェックが付いた状態となります。

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●部数設定ボックス 各行毎に印刷する部数を設定できます。 初期値では全ての行に「1」が設定されています。左の「赤いチェックマーク」が外されていると指定した部数は無効になります。

●外部データアイコン データベース表示部右上にある「外部データベースのアイコンとファイル名」のアイコン部分をクリックすると、元のソフトウェア(たとえばExcel)が起動し、現在差し込まれているファイルを表示しますので、データの修正や追加作業を行うことができます。

●インポートまたはデータベースを新規作成した場合

●〔列の操作〕ボタン 列(項目)の設定を行うボタンです。

・新規項目の挿入 現在カーソルが置かれている項目の前に新規項目を追加します。 ・項目の削除 現在カーソルが置かれている項目を削除します。 ・項目名変更 現在カーソルが置かれている項目の項目名の変更が行えます。 ・書式設定 現在カーソルが置かれている項目の書式を設定します。クリックすると頻繁に使用する書式がリストで選択できます。また、リストにない書式の場合「書式の詳細設定」で設定することもできます。

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・書式の詳細設定画面

「種類」エリアで項目の属性を選択すると、その属性にあった書式設定が表示されます。各属性の設定を行ってください。 規定値ボックスに値が入力されていると新しく行を増やしたときに規定値として自動的に入力されるようになります。 入力モードはその項目に入力する際に「日本語入力システム」のON/OFFを自動的に行うことができます。たとえば氏名や住所などは「漢字・ひらがな」が入力される項目であれば「漢字・ひらがな入力」に設定し、数量や日付、ロット番号など数字やアルファベットのみ入力される項目には「半角英数字入力」を設定しておくと、項目毎に入力モードの切り替えを自動的に行うことができます。 ●〔レコードの操作〕 レコード(行)の操作を行うボタンです。

・新規レコードの挿入 現在カーソルが置かれている行の上に新しい行を挿入します。 ・レコードの削除 現在カーソルが置かれている行を削除します。

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MS-Excelファイルの作成について

Microsoft Excelは、もともとデータベースソフトではなく、伝票作成のための表計算ソフトと呼ばれるジャンルに属した製品です。 しかし、普及率も高く使いやすいことから多様な使用方法が認められ、簡易データベースソフトとして利用されているケースも多いようです。 ここではExcelを「合わせ名人3」で差込対象となるデータベースとして利用する場合のExcelシートの作り方や制限、注意事項などを説明します。

◆シートの作り方

Excelシートを作成するにあたって、以下の点を注意して作成すると「合わせ名人3」に差込オブジェクトとして利用しやすくなります。

●シートの「1行目」には、上図のように「項目名」を入れる。空白行や表のタイトルなどは入れない。

これは「合わせ名人3」でシートの1行目は項目名が入るものとして、読み飛ばしているためです。空白行だったり、タイトルが入力されていたりすると、項目名を正しく取得できません。

●必要以上に横列(項目数)を増やさない。できれば「合わせ名人3」で使用する項目のみが良好。

データベースは項目長(項目内の文字列が多い)が長いものが多かったり、項目数が極端に多かったりすることで、たとえ行数(件数)が少なくても器の大きいデータベースデータとなってしまいます。「合わせ名人3」で差込オブジェクトとしてExcelのデータを差し込む際、ソフトウェアの構造上すべてのデータをメモリ上に読み込むのですが、器の大きいデータベースは件数の多いものよりメモリ付加が大きくなってしまいます。そのため、読み込みに時間がかかってしまったり、メモリサイズが十分でない場合、フリーズや誤作動の原因になってしまうからです。

●複数シートには対応していますが、シート数が多い場合には要注意。

Excelではひとつのファイルの中に複数のシートを作ることができますが、「合わせ名人3」の差込対象として利用するのであれば、できれば複数シートは避けたほうが無難です。前述と同様、複数シートの場合もすべてのシートをメモリに読み込んでしまうので、余計な付加がかかってしまうためです。

●「セルの結合」はしないでください。「マクロ式」や「特殊な関数」も無効になる場合もあります。

◆制限事項 ●差込件数はトータルセル数「30,000セル」まで

差込可能なファイルサイズは、件数ではなくExcelファイル内の総セル数となります。総セル数は使用している「縦セル数×横セル数」。たとえ空白セルが多くても、横セルの場合、使用している一番右端のセルまでの範囲、縦セルは一番下の行までの範囲となります。 また、複数シートを使用している場合、すべてのシートが加算されます。

●すべてのExcel書式は無効になります。

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日付や通貨などExcel上で指定した「セルの書式」は、外部にデータを排出した時点で無効になってしまいます。 書式を使用したい場合には「合わせ名人3」へ差込した後で、「合わせ名人3」内で書式を新たに設定する必要があります。

●Excel2007以降のファイル形式(*.xlsx)には対応しておりません。

Microsoft Excel 2007、及び2010で差込のデータを作成される場合には、ファイルの種類を旧Excelの形式に変更して頂く必要があります。 ファイルを保存する際に「名前を付けて保存」から「Excel 97-2003ブック(*.xls)」または「CSV(カンマ区切り)(*.csv)」にて保存してください。

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MS-Excelを使って画像データを含むデータベースファイルを作りましょう

Excelのシートを作る前に使用する画像を整理しておくと、作業をする上でとても楽になります。 画像の整理は以下の点に注意して整理してください。 ●差込画像は基本的にすべて同じ大きさ(縦横のピクセル数)に揃えておきましょう。

縦横比率、サイズが不揃いであっても差込は可能ですが、縦長のオブジェクト枠に対して横長の画像が差し込まれると、オブジェクト枠の縦横の長さが短いほうに自動拡縮しますので、貼り付けられた画像自体が小さくなってしまいデザイン的に不揃いになってしまいます。

●画像サイズは使用するカードまたはラベルに適した大きさにリサイズしましょう。

画像データを差し込む場合、一番注意しなければならないのが画像サイズです。差込印刷では画面表示でデータ(レコード)を切り替えるとき、随時対象となるレコードの画像データを読込/解放を繰り返します。これはパソコン内のCPUとメモリで行うのですが、いくら高周波数のCPUや大容量のメモリを搭載するパソコンでも大きなサイズの画像ファイルを頻繁に切り替えると動作が鈍くなってしまいます。また、印刷の際にはすべてのデータを一時ファイルに変換(スプール)するため、印刷待機時間が長くなってしまい、フリーズの原因となることもあります。

画像データの大きでさは名刺やカード、社員証に使うのであれば、縦横300~500ピクセル程度で十分だと思います。大きなサイズの画像を縮小して使用すると、きれいに印刷できそうな気がしますが、実際には縮小率が高いと画像自体の質感や色合いが平均化されてしまい平面的な画像になってしまうこともあります。 残念ながら当ソフトでは画像のリサイズを行う機能が付属されていませんので、市販のフォトレタッチソフト等で行ってください。

●作成した画像データの名前はデータベース上の他の項目と同じにしておくと便利です。

たとえば社員証などの場合、社員IDや氏名と画像データの名前を一致しておくと、入力や管理の際、間違えにくいと思います。

●作成した画像データは1箇所にまとめて保存しましょう。

画像の準備ができましたら、Excelのシートを作成しましょう。 左図のように必要な項目を下記作り方を参照して作成します。画像データを指定する項目を設け、そこに該当する画像のファイル名称を入力していきます。 左図では画像データの名称を「ID」と同じにしたため、単純に「ID」項目からコピーしました。

◆シートの作り方

Excelシートを作成するにあたって、以下の点を注意して作成すると「合わせ名人3」に差込オブジェクトとして利用しやすくなります。

●シートの「1行目」には、上図のように「項目名」を入れる。空白行や表のタイトルなどは入れない。

これは「合わせ名人3」でシートの1行目は項目名が入るものとして、読み飛ばしているためです。空白行だったり、タイトルが入力されていたりすると、項目名を正しく取得できません。

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●必要以上に横列(項目数)を増やさない。できれば「合わせ名人3」で使用する項目のみが良好。

データベースは項目長(項目内の文字列が多い)が長いものが多かったり、項目数が極端に多かったりすることで、たとえ行数(件数)が少なくても器の大きいデータベースデータとなってしまいます。「合わせ名人3」で差込オブジェクトとしてExcelのデータを差し込む際、ソフトウェアの構造上すべてのデータをメモリ上に読み込むのですが、器の大きいデータベースは件数の多いものよりメモリ付加が大きくなってしまいます。そのため、読み込みに時間がかかってしまったり、メモリサイズが十分でない場合、フリーズや誤作動の原因になってしまうからです。

●複数シートには対応していますが、シート数が多い場合には要注意。

Excelではひとつのファイルの中に複数のシートを作ることができますが、「合わせ名人3」の差込対象として利用するのであれば、できれば複数シートは避けたほうが無難です。前述と同様、複数シートの場合もすべてのシートをメモリに読み込んでしまうので、余計な付加がかかってしまうためです。

●「セルの結合」はしないでください。「マクロ式」や「特殊な関数」も無効になる場合もあります。

◆制限事項 ●差込件数はトータルセル数「30,000セル」まで

差込可能なファイルサイズは、件数ではなくExcelファイル内の総セル数となります。総セル数は使用している「縦セル数×横セル数」。たとえ空白セルが多くても、横セルの場合、使用している一番右端のセルまでの範囲、縦セルは一番下の行までの範囲となります。 また、複数シートを使用している場合、すべてのシートが加算されます。

●すべてのExcel書式は無効になります。

日付や通貨などExcel上で指定した「セルの書式」は、外部にデータを排出した時点で無効になってしまいます。 書式を使用したい場合には「合わせ名人3」へ差込した後で、「合わせ名人3」内で書式を新たに設定する必要があります。

●Excel2007以降のファイル形式(*.xlsx)には対応しておりません。

Microsoft Excel 2007、及び2010で差込のデータを作成される場合には、ファイルの種類を旧Excelの形式に変更して頂く必要があります。 ファイルを保存する際に「名前を付けて保存」から「Excel 97-2003ブック(*.xls)」または「CSV(カンマ区切り)(*.csv)」にて保存してください。

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◆作成手順

【作業前の準備】 ●バーコードを利用するにあたって、使用するバーコードについてよく調べておきましょう。バーコードの基礎知識についてはこちらを参照ください。 ●MS-Excel/Accessデータを使用して差込バーコードを作成したい方は、こちらを参照ください。

①ツールバーの〔バーコード〕ボタンをクリックします。 クリックするとプロパティエリアの表示が以下のように変わります。

〔バーコード挿入〕ボタンをクリックします。クリックすると用紙上にバーコードオブジェクトが作られ、「SAMPLE」と文字が入っています。

②プロパティエリアの「基本設定」タブ内から「バーコード種類」を「JAN13」に設定します。 。 JAN13を選択したら、コード文字を「コード」ボックスに入力しましょう。

JAN13は「13桁」で構成される最も一般的なバーコードです。 したがって、コード文字は13桁を入力すればよいのですが、一番最後の桁(13桁目)は「チェックデジット」といって、前の12桁の数値をある数式から計算して割り出しています。 ※詳細はバーコードの基礎知識を参照ください。 正しい数字を入力できれば問題はないのですが、不正な数字を入れるとバーコードオブジェクトは「赤い×」の表示になってしまいます。 そこで、ここでは上図のように12桁だけ入力します。この時点ではバーコードオブジェクトは「赤い×」の表示になっています。

「詳細設定」タブをクリックしてください。 下段に「チェックデジット」項目があります。初期値では「なし」に設定されていますが、「モジュラス10ウェイト3」を選択してください。「赤い×」だったバーコードオブジェクトが表示されました。

③バーコードサイズとオブジェクト枠の調整をしましょう。

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バーコードは表示されましたが、今度は「赤い▲」が右と下辺に表示されています。 これは、バーコードオブジェクト自体が全て表示されていないことを表します。まずは、オブジェクトサイズを広げてバーコード全体を表示してみましょう。

次にバーコード自体の大きさを変更します。 バーコードの大きさ(幅)は、最細線の太さで決定します。(バーコードの基礎知識参照) ですが、いきなり最細線の太さと言われても理解しにくいと思います。 ここでは、倍率による簡易なサイズ変更の説明をします。 「基本設定」タブに戻ってください。

「バーコードサイズ」エリアがあります。 バーコードオブジェクトを作成した時点では「標準サイズの1.00倍」で作られるようになっています。この倍率を紙面上のオブジェクトを見ながら調整することにより簡易にサイズ変更が行えます。 バーコードの倍率はバーコード規格で「0.5倍~1.2倍」とされていますが、バーコードリーダーが認識できるのであれば、特にこだわる事もないようです。 倍率を設定したら右の〔適用〕ボタンをクリックすると、サイズが変更されます。

バーコードの高さを調整します。 再び「詳細設定」タブをクリックしてください。

「バー高さ」項目で設定しましょう。 バーコードの高さはやはりバーコード規格で「10mm以上」といわれていますが、これも読み取りでトラブルがなければ、特にこだわる必要はありません。 ただし、バーコードは商品や物品に貼られることが多いため、あまり高さがないと一部欠損などで致命的になることもあります。ある程度の高さを持っていれば、少々の欠損があっても読み取れることがあります。

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◆バーコードオブジェクトの各種設定

◆基本設定タブ ●バーコードの種類とコード バーコードの種類とコード文字の入力を行います。バーコードの種類は「JAN8/13」「ITF」「NW-7」「CODE39/128」「UPC-A/E」「UCC/EAN128」「郵便局カスタマバーコード」の10種類です。 ・ナンバリングバーコードの設定 「ナンバリングを使用」にチェックを入れて、〔設定...〕ボタンをクリックすると、ナンバリングバーコードの生成ができます。ナンバリングバーコードはコード文字を自動的に連番してバーコード生成する機能で、備品管理や会員管理などに使用されます。

書式文字列に文字を直接入力するか、「ナンバリングの書式」エリアで「桁数」「前後の文字」(選択するバーコードによっては数字以外は不可の場合もあります)などを設定し、〔書式文字列へ設定〕ボタンをクリックします。 「サンプル」エリアに並んだ数値をみてください。 ナンバリングは下桁から見て最初の「0」がナンバリング対象桁になります。 右から「5桁目~7桁目」を対象にしたい場合には、以下のように設定してください。

●バーコードのサイズ バーコードを倍率によってサイズ変更します。

バーコードリーダーはバーに付属している数字を読み取るのではなく、バーを読み取ります。 したがって、バーコードに付属する数字はあってもなくてもかまいません。ただ数字を付けておくことにより、万一読み取り不良がおきても人が手入力できるように付加していることが多いようです。 そのことから、このコード数字を「ヒューマンリライタブルコード」といいます。 ●コード文字を印刷する

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通常バーコードの下部に表記される数字を印刷するようにします。 ●フォント フォントの種類を選択します。 ●文字サイズ 文字のサイズを指定します。 ●位置 バーコードに対しての文字の位置を設定します。 ●文字配置 バーコードの幅に対しての文字配置を指定します。 ●バーとの距離 バーコードと文字の距離を指定します。

◆詳細設定タブ 詳細設定については「バーコードの基礎知識」をお読みになったうえで設定を行ってください。 ●バーの高さ バーコードの高さ(長さ)を設定します。 ●ナローバー幅 最細線の太さを設定します。 ●細太比 「最細線・最細スペース」と「最太線・最太スペース」との比率を設定します。バーコードの種類によっては固定のものもあり、その場合には無効となっています。 ●ワイドバー幅キャラクタ間 バーコードの種類によってスタート・エンドキャラクタ(読み始めと読み終わりを示す記号や数字)を指定することができるものがあります。その際、ワイドバー(最太線)とそれらキャラクタの間隔を設定します。

●チェックデジット チェックデジットの有無を設定します。 ●チェックデジットを印刷 ITFコードの場合、通常チェックデジットは印刷対象にはしませんが、ここにチェックを入れると印刷対象にすることができます。 ●スタート/エンドキャラクタ バーコードの種類によって指定することができます。 ●スタート/エンドキャラクタを印刷 スタート/エンドキャラクタを印刷対象にすることができます。

●バーコードの回転 作成したバーコードを90度単位で回転できます。

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◆バーコードについての基礎知識◆

ファイルの整理や備品整理。。。オフィスの中でもバーコードを利用して管理運用すれば作業が円滑にできることがたくさんあります。 とはいえ、一言にバーコードといっても種類もたくさんあり、また、用途によっての選択や利便性などの基礎知識がどうしても必要になります。 ここでは、バーコードの基本構造や一般的な使い方など、バーコードを利用するに当たって知っていないといけないことについて解説していきたいと思います。 バーコードの構成と各部の名称

●バーコードの構成

上図のようにバーコード各部には名称がついています。 ①/④スタート・ストップキャラクタ データの始まりと終わりを示す文字で、バーコードの種類によって異なり、Code39では「*」、NW-7では「a,b,c,d」の4種が使用できます。また、JANコードやITFでは文字ではなく、バーパターンでスタート/ストップを表します。 ②データ(コード文字) ユーザーが任意に決定できる文字(数字/アルファベット等)です。 ③チェックデジット ②のデータ部分を基に算出された数値で、バーコード自体の読み間違いがないかをチェックするためのものです。バーコードデータの末尾に付加されます。 ⑤クワイエットゾーン バーコードの左右にある余白部分です。この余白が十分に取れていないと読み間違いや読取不良の原因になります。一般的にナローバー(バーパターン中の一番細い線)の10倍以上が必要とされています。 バーコードの長さ ⑤のクワイエットゾーンを含んだ長さを言います。バーコードの長さは読取機(バーコードリーダー)の読取幅の中にクワイエットゾーンを含めた長さでないと読取ができません。(読取幅=バー

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コードシンボル幅では読取不可となる) バーコードの高さ バーコードの高さは印刷可能な最大限の大きさを確保することが望まれます。バーコード長さに対し高さが小さいと読取時にレーザー光がバーコードから外れてしまうなど安定した読取ができないこともあります。規定というわけではありませんが、目安としてバーコードの長さの15%以上を高さとして確保していただくことをお勧めします。

●ナローバーとワイドバー(ナロースペースとワイドスペース)

バーコードというと、黒いバーだけを読取機が読んでいると認識している方も多いと思いますが、実際はバーだけでなくスペース部分もキャラクタの一部として認識しています。バーコードは細いバーと太いバー、そして細いスペースと太いスペースの組み合わせでキャラクタを構成しており、それぞれは上図のように呼ばれています。 また、ナロー(バー/スペース)とワイド(バー/スペース)の太さの比率は、以下のように範囲が決められています。

NB:WB=NS:WS=1:2~1:3

ナローとワイドの比率が上記の範囲外であると、バーコードリーダーでの読取が不安定になることがあります。

NB:WB=NS:WS=1:2.5(推奨値)

上記が推奨値となっており、当ソフトではデフォルト(初期値)では、すべてこの比率に設定されています。

●チェックデジット

チェックデジットはバーコードリーダー読取時に読み間違いがないかを確認するために付加される数値です。 下の表はJANコードやITFコードに使用されている「モジュラス10ウェイト3」の計算方式です。

桁数 1桁 2桁 3桁 4桁 5桁 6桁 7桁 8桁 9桁 10桁 11桁 12桁

番号 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

コード文字 4 9 4 2 5 6 3 0 1 2 3 4

ウェイト ×1 ×3 ×1 ×3 ×1 ×3 ×1 ×3 ×1 ×3 ×1 ×3

小計 4 27 4 6 5 18 3 0 1 6 3 12

計算結果 4+27+4+6+5+18+3+0+1+6+3+12 = 89

チェックデジット 10-9(89の下1桁の数字) = 1

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「494256312345(12桁)」のチェックデジットを計算します。 ①コードの各桁に右から順に番号を付けます。 ②奇数番号に当たる桁値には「3」を、偶数番号に当たる桁値には「1」をそれぞれ積算します。 ③②で算出した各桁の値をすべて加算し、その総和の下1桁の値を「10」から引いて算出された値がチェックデジットです。

バーコード種別の特長と使い方

それでは、バーコード種毎にその特長や使い方を解説していきましょう。 ●JANコード

<概要と主な用途> JANはJISによって規格されたバーコードで、バーコードの中では最も一般的で目にする機会も多いコードで、国内流通されている商品には必ずといっていいほど、このコードがマーキングされています。 <特長> 日本JIS規格によって規格化され、POSシステムとの連動から一般流通商品には必ず付けられている。一般流通商品につけるバーコードを作成するに当たっては、商工会よりメーカーコードを取得しなければならない。 <コード構成> このコードは国内で流通される商品にマーキングされる「ソースマーキング」が主流ですが、店内など限られた範囲で使用する「インストアマーキング」での使用も可能です。

「ソースマーキング」で使用する場合には、上図のようにコードの各桁に規格があり、「メーカーコード」を取得するためには、商工会に登録申請を提出して取得しなければなりません。また、国コードは日本の場合「45または49」とされています。2001年1月よりメーカーコード申請の増加に伴い、メーカーコード桁数が5桁から7桁(国コードを含めると9桁)に変更されました。 「インストアマーキング」で使用する場合、上記「ソースマーキング」との区別をつけるために、「国コード」部分を「20~29」のコードにして使用するのが一般的です。インストアマーキングの場合、登録申請等は必要ないため、メーカーコードは使用せず、先頭の2桁とチェックデジットを除くすべての桁を自由に使用することができます。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字のみ <使用可能な桁数> 13桁または8桁(短縮型)

●UPCコード

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<概要と主な用途> UPCはアメリカ/カナダで使用されている流通統一コードで、日本のJANやヨーロッパのEANは、このUPCを基に作られています。 <コード構成> UPCには「Aタイプ」と「Eタイプ」があり、UPC-Aは12桁、UPC-Eは短縮型の8桁の構成になっています。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字のみ <使用可能な桁数> 12桁または8桁(短縮型)

●ITFコード

<概要と主な用途> ITFはインターリーブド2of5(Interleaved Two of Five)」の略で主にダンボールなどに印刷されている標準物流コードとして利用されているコードです。このコードは1つのキャラクタを5本のバー(スペース)で表現し、その内2本が太バー(スペース)で表されていることから「2of5」と呼ばれています。また、ITF以外にも「2of5」と言われるコードが数種あり、類似していますが各々まったく別のコード体系を持っています。 <概要と主な用途> ITFは、その高密度な構成により、同じ桁数であれば他のコードよりも小さいコードで作成される。そのため、狭いスペースにバーコードを貼り付けたい場合や、桁数の多いコードを作成したいときに利用できる。 <コード構成> 5本のバー(スペース)でひとつの文字を表し、(5本中2本が太いので、2of5という)下図のように5本のバーで現したキャラクタの間にスペースで表したキャラクタを挟み込んだ構成になっています。 たとえば、「3852」という文字(キャラクタ)を表すと。。。

1文字目は5本のバーで表し、2文字目はその間のスペースという具合に交互で表すようになっています。そのため、他のコードのように単純にバーだけが対象となっているものに比べ、同じ桁数であればコード自体の幅を取らずに表現できるのが特長です。 また、バーとスペースを交互に表す形態のため、桁数は必ず偶数桁となります。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字のみ <使用可能な桁数> 桁数に制限はないが、必ず偶数桁で使用する

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●Code39

<概要と主な用途> Code39は数字、アルファベットといくつかの記号(合計43個)をキャラクタとして使用できるコードです。アルファベットを使用できることから自動車や電気関係など工業用として幅広く使用されています。 Code39は9本のバーとスペースのうち3本が太いということでこの名称が付けられ、これら9本のバー/スペースでひとつの文字(キャラクタ)を表します。 <特長> UPCは数字以外にもアルファベットや記号が扱えるため商品の品番などをバーコード化することができる。9本のバー/スペースでひとつの文字を表すため、他のコードに比べリーダーでの読取の際、誤読が非常に少ないが、その分バーコード自体も大きくなってしまう。 <コード構成> スタート/ストップキャラクタは「*(アスタリスク)」になる。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字、アルファベット(大文字)、記号(-.スペース*$/+%)の8種 <使用可能な桁数> 制限なし

●NW-7

<概要と主な用途> NW-7は細いバー(Narrow)と太いバー(Wide)の2種類のバー4本の組み合わせと、その間にできる3本のスペース、合計7本のバーとスペースで構成されているため「NW-7」という。 用途は会員カードや図書カード、配送伝票など数字連番が必要とされるものに使用される。 <特長> スタート/ストップキャラクタに「A」「B」「C」「D」の4種を持ち、その組み合わせでコードを区別することができる。ITFなどに比べ桁落ちが少なく、Code39などに比べサイズも小さくできます。 <コード構成> スタート/ストップキャラクタは「A」「B」「C」「D」の4種。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字、アルファベット(A,B,C,D)、記号(-.$/+)の5種 <使用可能な桁数> 制限はないが、バーコードリーダー側で桁数指定されることが多い

●Code128

<概要と主な用途> Code128は、アスキーコード128文字(数字、アルファベット大文字/小文字、記号、制御コード)すべてをバーコード化できるためこの名称が付けられています。このため、コンピュータのキーボードから打てる文字(漢字・ひらがな/カタカナを除く)のすべてが使用できるため、コンピュータの相性が非常に良いバーコードです。 <特長> 他のバーコードに比べ表現できる文字が多いことが最大の特長です。また、スタートキャラクタに

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「Code-C」を使用するとひとつのキャラクタに2桁の文字を表現することができるため、桁数の多いコードに使われています。 <コード構成> スタート/ストップキャラクタは「A」「B」「C」の3種。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> スタート/ストップキャラクタが「A」「B」の時 0~9までの数字、アルファベット(大文字/小文字)、記号(すべて) スタート/ストップキャラクタが「C」の時 00~99までの2桁の数字 <使用可能な桁数> 制限なし

●EAN128

<概要と主な用途> EAN128は、JANコードや標準物流コード(ITF)の情報に加え、物流情報や商取引情報など様々な情報を表示するためのバーコードです。EAN128で表すことのできる情報は、「梱包番号」「重量・体積・容積」「入り数」「製造日・品質保持期限」「ロットナンバー」「ロケーション(出荷先)」「請求先コード」「発注番号」などがあります。 <特長> ひとつのバーコードで複数の情報を得ることができるため、管理を一元化することができるのが最大の特長です。また、これまでのJANコードや商品物流コード(ITF)などでは、それぞれ商品そのものの情報や入り数などを盛り込むことはできましたが、製造年月日や賞味期限、梱包番号や発注番号などの付加データは盛り込むことができませんでした。EAN128はそれら複数の情報の項目や桁数を標準化し、全世界共通で利用できるようにするための規格として作られたものです。

<コード構成> バーコードの構成自体は「Code128」と同じですが、「アプリケーション識別子」という区分コードを設け複数の情報項目を繋ぎ合わせていくことができます。 <アプリケーション識別子> アプリケーション識別子は100種類ほどありますが、大きく分類すると以下の表のようになります。それぞれのアプリケーション識別子の後に続くデータの桁数は固定のものと、任意のものがあります。

分類 内容 識別子

梱包識別 ●標準カートンID00

「標準カートンID」

●出荷コンテナコード 01

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上記表中のそれぞれのアプリケーション識別子の桁数については各業界で規定があります。ご使用になる前に詳細を調査することをお勧めいたします。 <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字、アルファベット(大文字/小文字)、記号(すべて) <使用可能な桁数> 制限なし

商品管理

「出荷コンテナコード」

●商品リニューアル・規格変更商品 20

●商品の日付(製造年月日・保証期限など) 11~17

●商品ロットナンバー 10

●商品の連続番号 21

計量表示 ●計量商品(鮮魚などの食品)のダンボールに重量・容積・体積を表示 310~369

業務管理

●顧客の発注番号 400

●商品の託送番号 401

●ロケーション番号(企業・事務所・特定場所コード) 410~421

●任意設定データ 90~99

●郵便局カスタマバーコード

<概要と主な用途> 郵便番号制の導入に伴い、郵便物処理の機械化の範囲を拡大し、効率よく低料金でサービスを行うために設けられた専用のバーコードシステムです。このバーコードを付加することで、大量郵便物の場合、割引料金を受けることができます。 詳細は日本郵便株式会社のホームページを参照ください。 <特長> 郵便物専用バーコードのため形態も他のものは異なる。また読取易さを考慮し単純な構成となっている。 <コード構成> 郵便番号及び住所の抜き出し方法は以下の通りである。 たとえば、「〒160-0008 東京都新宿区三栄町1-1-1 ○○ビル503」の場合、 入力するコード文字は「1600008 1-1-1-503」となる <使用可能なキャラクタ(コード文字)> 0~9までの数字、記号(”-”ハイフン) <使用可能な桁数> 郵便番号7桁、住所部分で12桁まで

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◆作成手順

①ツールバーの〔ナンバリング〕ボタンをクリックします。 クリックするとプロパティエリアの表示が以下のように変わります。

〔ナンバリング挿入〕ボタンをクリックします。クリックすると用紙上に空のナンバリングオブジェクトが作られます。

②プロパティエリアの「ナンバリング」タブ内から「ナンバリング種類」を「数値」に設定します。 ナンバリングオブジェクト(数値)は「ナンバリングの桁数」「0埋め」「カンマ区切り」「前後に付加する文字」の設定で簡単に作成できます。 下段の「ナンバリングプレビュー」で設定結果を確認しながら作成できます。 ●初期値 初期値の設定で数え始めを設定できるので、途中ナンバーからの作成も可能です。 ●増分 ナンバリングの際、いくつづつ数値を増やしていくかを設定できます。 あくまで数値のみの対応で「16進法」などには対応しておりません。

③プロパティエリアの「ナンバリング」タブ内から「ナンバリング種類」を「日付・時刻」に設定します。 ナンバリングオブジェクト(日付・時刻)は「日付・時刻の書式」の設定のみで簡単に作成できます。 下段の「ナンバリングプレビュー」で設定結果を確認しながら作成できます。

◆ナンバリングオブジェクトの各種設定

◆ナンバリングタブ ●ナンバリングの種類 ナンバリングの種類を「数値」「日付・時刻」から選択します。 ●「数値」=数値書式の設定 ・桁数 ナンバリングの桁数を設定します。 ・0埋め

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指定した桁数分を「0」で埋めます。 ・カンマ区切り 下桁から3桁ごとに「カンマ」を付加します。 ・前後文字 ナンバリング桁の前後に固定文字を付加します。 ・初期値 ナンバリングの始まりの数値を指定します。 ・増分 指定した値でナンバーが増えていきます。 ●「日付・時刻」=日付・時刻の書式 ・日付・時刻の書式 日付や時刻の書式を選択します。

◆文字設定・配置タブ 文字オブジェクトと同様です。 詳細は文字オブジェクトの項を参照ください。

◆詳細設定タブ 文字オブジェクトと同様です。 詳細は文字オブジェクトの項を参照ください。

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◆デザイン補助機能について

デザイン補助機能はラベル・カードデザインをする際、簡便に作成面のコピー/貼り付けを行ったり、オブジェクトの配置を正確かつ簡易に行うための補助線などが設定できる機能です。

■全面編集画面の機能について

面のデザインや編集などは「一面編集」ですべて行いますが、作成した面を他の面にコピーしたり、シート上(ラベル用紙全体)の作成された面を削除するために「全面編集」画面が用意されています。 「一面編集」画面については、オブジェクトの作成を始め前項までの説明となりますので、ここでは「全面編集」画面について説明します。

①ツールバーの〔全面編集〕ボタンをクリックします。 クリックすると画面表示が以下のように変わります。

作成した面が左上に表示され、「赤い枠」で囲まれています。

②まずは面のコピーをします。 画面左中段の〔面コピー〕ボタンを押します。左のプレビューエリアにコピーされた面が表示されます。 次に貼り付けを行いましょう。 コピーした面を他の白紙面に貼り付けるには、まず貼り付けたい面をクリックして選択します。 選択すると「赤い枠」が選択した面に移動しますので下図の〔面貼り付け〕ボタンを押します。

選択した面にコピーした面が貼りつきました。 今度はまとめて全面または列単位でコピー貼り付けてみましょう。 「まとめて面コピー」エリアから行います。

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〔全面コピー〕ボタンは、シート上の全面にコピーします。〔縦1列コピー〕〔横1列コピー〕ボタンは「赤い枠」が置かれている縦列・横列のそれぞれにコピーします。 次に「面の削除」についても説明しておきましょう。

「赤い枠」が置かれている状態で〔クリア〕ボタンを押すと、その面だけが削除されます。

■ガイドバーとグリッド機能について

レイアウトをするときに、離れたオブジェクトの頭を見た目で揃えるのは大変です。 こんなとき用紙上に補助線(ガイドバー)を引いておくと、手際よくきれいにレイアウトができます。 ガイドバーは画面上「赤い線」で表示されますが、印刷には反映されません。また、マウスドラッグで用紙の適当な位置へ移動ができますが、より正確に位置設定ができるよう数値による設定も可能です。 ガイドバーは以下の手順で作成することができます。

◆デザイン画面のルーラー(ものさし)から直接補助線を設定する

●垂直ガイドバー

●水平ガイドバー

①ガイドバーは画面上のルーラー(ものさし)部分をクリックすることで表示されます。 垂線ガイドバーを表示したい場合には、「上部の横ルーラー」、水平ガイドバーを表示したい場合には、「左の縦ルーラー」の表示したい場所をクリックしてください。

●「赤い▼」の上にマウスをあわせるとカーソルの形状が変わります。

●マウスの右ボタンをクリックすると設定画面が表示されます。

②表示されたガイドバーの位置を移動するには、ルーラー上の「赤い▼」をマウスの左ボタンでつまんでドラッグすることにより可能ですが、正確な位置を設定するときには、「赤い▼」をダブルクリックするか、その上でマウスの右ボタンを押すと、「ガイドバー設定」画面が表示されますので、ガイドバーを引きたい位置を数値入力してください。

◆一度に複数のガイドバーを設定する

①【ガイドバー設定】ボタンをクリックします。

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②「ガイドバー設定」画面が表示されますので、横ガイドを作成したい場合には「横ガイド」タブを、縦ガイドを作成したい場合には「縦ガイド」タブをクリックし、【追加】ボタンをクリックすると入力枠が表示されますので、ガイドバー位置を入力します。この作業を繰り返し、複数のガイドバーを一括して設定しましょう。

③入力設定したガイドバーの値を変更するときには、枠内から変更したい値をクリックすると、入力エリアとして表示されますので、値を変更します。

◆作成したガイドバーにオブジェクトを吸着させる

ガイドバーを設定して、メニューの<表示>-<ガイドバー>-<ガイドバーに吸着>を選択すると、作成したガイドバーにオブジェクトの端が近づくと、オブジェクトが吸い付くような設定をすることができます。この設定をしておくと細かなマウス操作をすることなく、設定したガイドバー位置にオブジェクトをあわせて配置することが可能です。

◆作成したガイドバーの削除

作成したガイドバーを削除するには、削除したいガイドバーのルーラー(ものさし)上に表示された「赤い▼」をマウスでつまみ、用紙の外(ものさしのなくなる部分)までドラッグすることで削除されます。 また、「赤い▼」をマウスの右ボタンクリックすると表示されるウインドウからも削除することができます。 複数のガイドバーを一括して削除するときには、上記「操作手順」により表示される「ガイドバー設定」画面で【すべてを削除】ボタンより削除することが可能です。

◆グリッドを設定して用紙上に方眼を表示させる グリッドは用紙上に方眼を表示させる機能です。方眼をつけることにより、レイアウト時のオブジェクト

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配置がより正確に楽になります。

①メニューの<表示>-<グリッド>-<グリッドの設定>をクリックして、「グリッドの設定」画面を表示します。

②「グリッドの設定」画面では「表示/非表示」、「吸着する/しない」のそれぞれが設定できます。グリッドスタイルを選択し、間隔(方眼の大きさ)を設定して【OK】ボタンをクリックしてください。

◆設定したグリッドにオブジェクトを吸着させる

グリッドの設定時または設定後、メニューの<表示><グリッド><グリッドに吸着>を選択すると、設定したグリッドにオブジェクトの端が近づくと、オブジェクトが吸い付くような設定をすることができます。この設定をしておくと細かなマウス操作をすることなく、設定したグリッド位置にオブジェクトをあわせて配置することが可能です。

◆設定したグリッドを非表示にする

グリッドは削除することはできませんが、前項の「グリッドの設定」画面で非表示に設定することができます。しかし、「グリッドに吸着」が「ON」になっていると、画面上では表示されていなくても、オブジェクト移動時に設定されたグリッドに吸着してしまいます。

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■オブジェクト補助機能について

オブジェクト配置機能は、ワンタッチで用紙中央にオブジェクトを配置したり、複数オブジェクトを「右揃え」「左揃え」・・・・などを簡単に行える便利な機能です。

◆ラベル作成したオブジェクトをラベル(カード)面の中央に自動配置する

①自動配置したいオブジェクトを選択します。(周囲に■がついた状態) ②画面右の「位置合わせ」の中から〔上下中央〕〔左右中央〕〔上下左右中央〕ボタンのいずれかをクリックします。

◆複数選択したオブジェクトを整列させる

①整列したい複数オブジェクトを選択します。(周囲に■がついた状態) ②画面右の「整列」の中から〔上揃え〕〔左揃え〕〔右揃え〕〔下揃え〕〔上下中央〕〔左右中央〕〔水平等間隔〕〔垂直等間隔〕ボタンのいずれかをクリックします。

◆オブジェクトの重なり順の設定

複数のオブジェクトが重なり合ったデザインを作成する場合、オブジェクトの重なり順は作成した順になります。 オブジェクトを重ねてレイアウトをしたとき、小さなオブジェクトが大きなオブジェクトの下(背面)に入ってしまうと、下になったオブジェクトを再編集しようと思って選択しても、上(前面)になった大きなオブジェクトが選択されてしまいます。 このようなとき、画面右にある左図の〔前面に移動〕(上左)〔背面に移動〕(上右)〔最前面へ移動〕(下左)〔最背面へ移動〕(下右)ボタンを使用して、オブジェクトの重なり順を変更することにより、下層にあるオブジェクトを選択できるようにします。

◆オブジェクトのロック

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名刺などを作るときに「会社のロゴ」や「住所・電話番号」など、共通で使用する基本的なデータは、固定のオブジェクトとして再編集や位置移動ができないようにロックしておくと便利です。 「合わせ名人3」のロック機能は複数のオブジェクトを追加してロックすることができるので、作成した複数オブジェクトをまとめて選択し、ロックすることも、オブジェクト作成毎にひとつづつロックしていくこともできます。また、ロック解除も同様にひとつづつ解除することもまとめて解除することも可能です。

ロックしたいオブジェクトを選択して、画面右にある左図の【ロック】ボタンをクリックすると、選択オブジェクトがロック状態になります。ロックされたオブジェクトは、選択状態で「赤い■」で表示されます。 ロックを解除するときには、ロックされたオブジェクトを選択状態にして、左図の【ロック解除】ボタンをクリックします。ロックが解除され、通常の選択状態を示す「黒い■」で表示されます。

◆オブジェクトのグループ化

たくさんのオブジェクトを作成していくときに、いくつかの複数オブジェクトをひとかたまりとして扱いたい場合があります。このようなときに、グループ化機能を使用することにより、複数オブジェクトをひとつのグループとして扱うことができ、移動やレイアウト時にとても便利です。

グループ化したい複数のオブジェクトを選択して、画面右にある左図の〔グループ化〕ボタン(左)をクリックすると、選択したオブジェクトがひとつのグループとして扱えるようになります。 グループ化の解除は、グループ化されたオブジェクトを選択して、左図の〔グループ化解除〕ボタン(右)をクリックします。 グループ化したオブジェクトはサイズ及び色などの変更はできません。それら設定の変更をする場合には、一旦「グループ化解除」をして個々のオブジェクトを選択して変更を行わないとなりません。

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■印刷機能について

①ツールバーの〔印刷〕ボタンをクリックします。 クリックすると画面左のプロパティエリアの表示が切り替わります。 画面下部の設定を行ってください。 それぞれの機能の詳細は下段の機能説明を参照ください。 ②〔プレビュー〕ボタンで印刷プレビューが表示されます。印刷前に必ずプレビューで確認することをお勧めします。 ③確認できましたら〔印刷〕ボタンをクリックして印刷を開始してください。

◆印刷機能の詳細

●〔プリンタ設定〕ボタン 使用するプリンタや用紙サイズ、用紙の向きを設定します。 ●〔プレビュー〕ボタン 印刷イメージをプレビューします。

●〔印刷〕ボタン 印刷を開始します。 ●「印刷する面の数」「印刷するシート数」 現在の設定で印刷すると、ここに表示された「面数」と「シート数」が必要であることを表示します。

●「部数」指定ボックス 印刷部数を設定します。 ●「部単位で印刷」チェックボックス 印刷部数を「2」とした場合、部数の指定のみだと「1ページ目・1ページ目・2ページ目・2ページ目・・・」の順で印刷されるが、この機能にチェックを入れると、「1ページ目・2ページ目・1ページ目・2ページ目・・・」と印刷することができます。 ●「複数面の印刷」指定ボックス 主に差込データ印刷の際に使用します。差込データの印刷ではあらかじめデザイン時にレコード毎に印刷枚数を指定することもできますが、単純に全件を複数枚づつ印刷するときには、ここでの設定のほうが簡便です。 ・「複数面の印刷」ボックスが「1」(初期値)のとき

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・「複数面の印刷」ボックスが「2」のとき

●「印刷位置調整」エリア 印刷の微調整を数値で設定します。本紙に印刷する前にテスト印刷を行い、印字ズレが生じた場合、上下左右で微調整を行います。

●「1枚目の印刷開始位置」指定ボックス この項目にチェックを入れ、数値で開始位置を指定すると、データをずらして指定した面から印刷を開始します。 ■オプション ●「面の枠を印刷」チェックボックス 印刷時に面の枠を印刷します。テスト印字やノーカットシートに印刷し、カットして使用するときなどにチェックを入れます。 ●「ビットマップを介して印刷」チェックボックス 面をビットマップ(画像データ)に変換して印刷します。 ●「鏡像印刷」チェックボックス 作成したデータを印刷時に鏡像(左右反転)して印刷します。アイロンプリントやバックプリント用紙に印刷するときに使用します。 ●「用紙上下逆転印刷」チェックボックス KOKUYO製「プリンタ用封筒」に印字するときに設定する専用機能です。

■差込データの印刷時 ●「印刷ページ指定」 「全ページを印刷」「印刷するページを指定」のいずれかを選択します。 ●「部単位で印刷」チェックボックス 印刷部数を「2」とした場合、部数の指定のみだと「1ページ目・1ページ目・2ページ目・2ページ目・・・」の順で印刷されるが、この機能にチェックを入れると、「1ページ目・2ページ目・1ページ目・2ページ目・・・」と印刷することができます。 ●「複数面の印刷」指定ボックス 主に差込データ印刷の際に使用します。差込データの印刷ではあらかじめデザイン時にレコード毎に印刷枚数を指定することもできますが、単純に全件を複数枚づつ印刷するときには、ここでの設定のほうが簡便です。 ・「複数面の印刷」ボックスが「1」(初期値)のとき

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・「複数面の印刷」ボックスが「2」のとき

●「印刷位置調整」エリア 印刷の微調整を数値で設定します。本紙に印刷する前にテスト印刷を行い、印字ズレが生じた場合、上下左右で微調整を行います。

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■データの保存について

①メニューの「ファイル」をクリックします。 新規に保存するときは「名前を付けて保存」をクリックします。 すでに保存されているファイルに上書き保存するときは「上書き保存」をクリックします。

ツールバーの、〔保存〕ボタンは画面上に未保存のファイルが表示されている場合には「新規保存」に。すでに保存されているファイルが表示されているときには「上書き保存」されます。

◆新規保存画面の詳細

●〔①エリア〕 保存先のドライブやフォルダを選択するエリアです。 ●〔②エリア〕 保存されているファイルのイメージをプレビューするエリアです。 ●〔③エリア〕 保存されているファイルの用紙情報をプレビューするエリアです。 ●「保存するファイル名」ボックス 保存するファイルのファイル名を入力します。