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県内経済の動き 緩やかな持ち直しの動きとなっている。 08 M&Aに関する意識調査 トピックス 山形銀行 02 酒田共同火力発電 株式会社 企業紹介 06 CONTENTS やまぎん情報開発研究所

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Page 1: CONTENTS M&Aに関する意識調査 - Yamagata BankM&A(買収)に対する抵抗感については、 「非常に抵抗がある」が3.9%、「抵抗がある」が 20.5%で、あわせて24.4%となった。一方、「あ

県内経済の動き緩やかな持ち直しの動きとなっている。08

M&Aに関する意識調査トピックス

山形銀行

02

酒田共同火力発電 株式会社企業紹介

06

CONTENTS

やまぎん情報開発研究所

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 国内市場の縮小を見越した業界再編や、企業の後継者不在などを背景に、わが国のM&Aは大企業のみならず中小企業にも拡大している。今回は、今年5月に実施したアンケート調査を中心に、県内企業のM&Aに関する意識について現状を明らかにした。

1.M&Aとは M&A(Mergers and Acquisitions)とは、企業の合併や買収の総称である。M&Aには「合併」、「株式譲渡」、「事業譲渡」、「新株引受(第三者割当増資)」など様々な手法があるが、中小企業のM&Aにおいては、比較的手続きが簡便な「株式譲渡」が行われるケースが多い。

 買い手企業にとっては、短期間かつ低リスクで新規事業への進出を図れることがM&Aの最大のメリットになる。一方、売り手企業は、会社が存続して雇用が維持できることが最大のメリットであり、あわせて企業体質の強化も図ることができる。また、売り手企業の経営者にとっては、M&Aの対価を受け取ることによって創業者利潤を獲得できることや、借入に対する個人保証や担保提供の解除などもメリットになると考えられる。

2.国内におけるM&Aの推移 ㈱レコフによる国内企業のM&A件数の推移をみると、1990年代後半より右肩上がりで増加し、「戦後最長景気」に伴って2006年に一旦のピークを迎えた。その後はリーマンショックをうけて冷え込んだものの、景気持ち直しの動き

とともに近年は再び増加傾向をたどっている。 1990年代後半以降、国内でM&Aが増加した背景には、バブル期に拡大した企業グループの再編成が必要であったことや、資産価値の急騰によって相続税が膨らみ、事業承継が困難になるケースが増加したことなどが挙げられる。また、1997年の独占禁止法改正による持株会社の解禁、各種の商法改正、2005年の会社法の成立といったM&A関連の法整備などもこれを後押しした。 さらに、リーマンショック後の減少からM&A件数が増加に転じた2012年以降について詳しくみると、低金利・株高といった緩和的な金融環境の下で、国内企業の手元資金の余力が高まっており、海外需要を取り込む手段として大型のIN-OUT堰案件の増加が目立っている。一方、IN-IN案件については、金額は大きく増えてはいないが件数は増加傾向をたどっており、IN-OUTとは逆に小規模化している様子がうかがえ、中小企業がプレイヤーとなるM&Aの増加を示唆している。

02 調査月報 2015年 8月号

トピックス

M&Aに関する意識調査

M&Aの手法・形態

資料:㈱日本M&Aセンター

一般的なM&Aの手法

企業提携

資本移動を伴う提携

(広義のM&A)

資本移動を伴わない提携(業務提携)

共同開発・技術提携

OEM提携

販売提携

企業買収(狭義のM&A)

株式の持ち合い

合弁会社の設立

合 併

買 収

株式取得

吸収合併

新設合併

事業譲渡

株式譲渡

新株引受

株式交換

一部譲渡

全部譲渡

2001

3,000

2,500

2,000

1,500

1,000

500

003

(件)

160,000

120,000

80,000

40,000

0

(億円)

13 14年11090705

2001 03 13 14年11090705

IN-IN IN-OUT OUT-IN 資料:㈱レコフ

M&A件数の推移

M&A金額の推移

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3.中小企業とM&A 新聞報道等がなされた県内未上場企業のM&Aの事例をみると、近年は企業グループの再編成を目的とした合併が多いが、同業者への株式譲渡なども複数みられる。また、業界再編が進む宿泊業や燃料小売業においては、県内企業が売り手、買い手の双方で関与する事例も少数ながら出てきている。 情報公開が義務付けられている上場企業に対して、その多くを中小企業が占める未上場企業におけるM&Aの全体像は明らかではない。しかしながら、中小企業においても、後継者の不在を理由に実施するM&A、業界再編への対応として実施するM&Aなど、直面する課題に対し、M&Aが解決策となる場面は数多く想定される。 特に、団塊世代の経営者の代替わりが進むと考えられる当面5年間は、事業承継対策の一つとしてM&Aがさらに注目されると考えられる。なお、㈱帝国データバンクによる全国の休廃業・解散件数をみると、景気持ち直しに伴って2013年度、2014年度は2年連続で低下しているのに対し、山形県内は逆に2年連続で増加している。事業承継の難しさから増加傾向が続く懸念もあり、M&Aを含めた多様な対策の検討が求められる。

4.M&Aに関する意識調査結果 こうしたなか、県内企業がM&Aについてどのようなイメージや関心をもっているのかを明らかにするため、今年5月にアンケート調査を実施した。以下にその結果概要をまとめた。

(1)M&A(売却)について M&A(売却)について「関心がある」と回答した企業は全体の4.1%、「少し関心がある」

が11.4%で、あわせて15.5%となった。ただし、回答のなかには、売却する意向があるかどうかは別として、選択肢の一つとして知っておきたいとする企業もある程度含まれる。 M&A(売却)に対する抵抗感については、「非常に抵抗がある」が12.4%、「抵抗がある」が34.7%で、あわせて47.1%となった。一方、「あまり抵抗はない」は24.5%、「わからない・無回答」は28.4%となっており、半数近くの企業が抵抗感を示す結果となった。 「関心がある」、「少し関心がある」と回答した企業にその理由<複数回答>をきいたところ、「後継者が不在、または未定であるため」が40.5%、「従業員の雇用維持に有効な手段であるため」が34.2%の順になった。事業承継対策の一つとして関心を持っている企業が最も多いが、現状の雇用規模の維持が先行き困難になるとの見通し等から、M&Aを視野に入れる企業も比較的多い。

(2)M&A(買収)について M&A(買収)について「関心がある」と回答した企業は全体の12.4%、「少し関心がある」が23.9%で、あわせて36.3%となった。売却に対して倍以上の企業が買収に関心を持っている。

03調査月報 2015年 8月号

関心がある4.1%

少し関心がある11.4%

関心がない70.8%

わからない・無回答13.6%

非常に抵抗がある12.4%

あまり抵抗はない24.5%

わからない・無回答28.4%

抵抗がある34.7%

M&A(売却)への関心

0 10 50403020(%)

後継者が不在または未定

従業員の雇用維持

技術やノウハウの承継

業界再編への対応

取引先との関係維持

業界の先行きが不安

その他

40.5

34.2

22.8

21.5

19.0

13.9

13.9

M&A(売却)に関心のある理由<複数回答>

【アンケート調査の概要】 調査時期 2015年5月 調査方法 アンケート方式(記名式)、      当行本支店を通じ依頼・回収 対象企業 620社 有効回答 507社(製造業227社、非製造業280社)

M&A(売却)への抵抗感

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 M&A(買収)に対する抵抗感については、「非常に抵抗がある」が3.9%、「抵抗がある」が20.5%で、あわせて24.4%となった。一方、「あまり抵抗はない」は45.2%、「わからない・無回答」は30.4%となった。抵抗感のある企業は売却の約半分にとどまっている。 「関心がある」、「少し関心がある」と回答した企業にその理由<複数回答>をきいたところ、「既存事業の拡大に有効な手段である」が69.0%と最も多くなった。低成長経済のもとで事業拡大を志向するにあたり、同業者のM&Aによるシェアアップが有効と考える企業が多くなっている様子がうかがえる。

(3)M&Aの経験、相談相手について M&Aの経験については、「譲渡・売却についてある」が4.1%、「買収についてある」が13.4%となり、合わせて20%近くの企業においてなんらかの経験があると回答している。 また、M&Aの際の相談相手<複数回答>については、「税理士・会計士」が71.2%、「地元金融機関」が62.9%で突出した割合となった。

5.おわりに M&Aは、中小企業においても企業競争力を向上させる有効な手段であり、その有効性を理

解し、選択肢の一つとして視野に入れる経営者が増加することにより、中小企業が健全な形で生き残るケースが増加していくことが期待される。 ただし、売り手企業が、健全な形での事業継続や雇用確保、創業者利潤の獲得といったM&Aによるメリットを十分に享受するためには、なるべく早期に対応策を講じ、企業価値向上につなげていくことが重要になる。一方、買い手企業は、M&Aは競争力強化の可能性を広げる“手段”にすぎず、その後の経営戦略の展開が最重要であるとの認識のもと、M&Aによってどのようなシナジーの発揮を目指すのかを検討し明確化する必要がある。 また、M&Aの促進にあたっては、売り手企業と買い手企業、双方の意に沿ったマッチングが実現できる仕組みづくりも大きな課題である。M&Aは、マッチング情報を提供して企業同士を仲介したり、複雑な実務を手がけることのできる専門家なくしては成し遂げられない部分が多く、そうした専門家が地域においていかに活動していくかがM&A促進のカギを握る。県内においては、地域の企業情報が集積し、専業のM&A仲介機関とも連携を図ることができる地元金融機関にも大きな期待が寄せられており、身近な専門家として積極的な情報発信とサポートが求められている。

04 調査月報 2015年 8月号

堰  IN-OUTとは日本企業が海外企業を買収するM&Aのこと。IN-INは国内企業同士、OUT-INは海外企業による日本企業のM&Aを表す。

0 80604020(%)

既存事業の拡大に有効

隣接業種への事業拡大に有効

新分野への進出に有効

グループの事業再編に有効

目ぼしい会社がある

その他

69.0 69.0 69.0

38.0

31.0

26.6

4.3

4.3

M&A(買収)に関心のある理由<複数回答>

税理士・会計士

地元金融機関

弁 護 士

経営コンサルタント

M&A専門機関

公的支援機関

その他の金融機関

上記以外の友人・知人

そ の 他

誰にも相談しない

0 80604020 (%)

71.2 71.2 71.2

62.9

17.0

13.4

12.6

7.9

5.9

4.3

6.1

3.6

M&Aの相談相手<複数回答>

関心がある12.4%

少し関心がある23.9%

関心がない49.5%

わからない・無回答14.2%

抵抗がある20.5%

あまり抵抗はない45.2%

わからない・無回答30.4%

非常に抵抗がある3.9%

M&A(買収)への関心 M&A(買収)への抵抗感

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05調査月報 2015年 8月号

経済日誌

山 形 県

6月18日山形大 機能性材料の研究拠点を開所 「山形大学グリーンマテリアル成形加工研究センター」が同大工学部(米沢市)に開所。環境に優しいプラスチックなど機能性材料の開発や、成形加工技術の研究、企業の製品開発支援などを行う。

6月20日第4回日本一さくらんぼ祭り開催 県産さくらんぼの魅力を発信する「第4回日本一さくらんぼ祭り」が、20、21日の2日間にわたって山形市で開催された。来場者数は前年比52%増の22万5,000人。

6月29日JA全農山形 台湾百貨店と協定 JA全農山形は、台湾の大立百貨店と販売協定を締結。同百貨店に常設棚を設け、県産農産物などを1年を通して販売する。海外百貨店への常設棚設置は単独産地としては全国初。

6月29日「山形日和。」旅行券一般販売開始 県はプレミアム付き旅行券「『山形日和。』旅行券」のインターネットでの一般販売を開始。7月9日にはコンビニ販売も開始し、合計3万枚が完売。2回目の一般販売は9月の予定。

7月3日県 地方版総合戦略骨子案示す 県は、地方版総合戦略の骨子案を県議会に提示。雇用創出や県内の人口確保などの4つの基本目標に加えて、農林水産業の活性化や森林資源の有効活用などの取り組みを「挑みの8策」として掲げた。今年10月下旬までの策定を目指す。

7月7日住友理工 米沢に新工場建設へ 自動車用防振ゴム製造大手の住友理工(愛知県)は、八幡原中核工業団地(米沢市)に新工場を建設すると発表。今年4月に設立した子会社の住理工山形が運営し、来年6月の稼動を目指す。従業員は2017年度時点で地元雇用を中心に100名程度を見込んでいる。

東   北

6月16日蔵王山 噴火警報解除 仙台管区気象台は、山形、宮城両県にまたがる蔵王山に出していた火口周辺警報を約2カ月ぶりに解除。山岳観光道路の蔵王エコーラインの通行止めも6月22日に解除。

6月24日2016~2020年度復興予算決定 政府は2016~2020年度の復興予算を決定。予算規模は6.5兆円で、一部事業では被災自治体にも1.0~3.3%の負担を求める。岩手、宮城、福島3県の負担額は合わせて約220億円となる見込み。

7月1日2015年路線価 宮城、福島で上昇 国税庁が発表した2015年1月1日時点の路線価は、宮城県が前年比2.5%上昇し、全国1位の伸び率に。次いで福島県が同2.3%上昇で全国2位。東北の他4県は低下したが、いずれも前年に比べて低下幅が縮小。

7月1日仙台うみの杜水族館オープン 仙台うみの杜水族館が、仙台市宮城野区にオープン。東日本大震災で津波被害を受けた土地をかさ上げして建設した。今年5月に閉館したマリンピア松島水族館(宮城県松島町)から生き物や飼育員を引き継いでおり、約300種5万匹の生き物を展示。

7月6日楢葉町 9月5日に避難解除へ 政府は、福島第一原発事後に伴い福島県楢葉町に出している避難指示を、今年9月5日に解除すると発表。全住民が避難している自治体では初めての解除となる。

7月8日バイテック 岩手にメガソーラー建設 半導体販売のバイテック(東京都)は、岩手県滝沢市にメガソーラーを建設すると発表。特別目的会社バイテック・漁火館滝沢市メガソーラーが事業主体となる。発電規模は約21MWで、東北有数の規模。今年12月下旬より売電開始予定。

2015年6月16日 ~ 2015年7月15日

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酒田港北港とともに歴史を刻む 酒田共同火力発電株式会社(以下、酒田共火)は、山形県内唯一の大型火力発電所を有する電力卸供給事業者である。その発電出力は70万kW(35万kW×2基)で、県内の全発電設備容量の約77%にあたる。実際には、県内使用電力量の約半分の電気を作り出しており、全量を東北電力に売電している。 その歴史は酒田港北港建設とともに始まる。酒田本港が手狭となったことから、北側の宮海海岸に大型船も入港できる工業港として北港が建設され、埋立により工業用地が造成された。ここに誘致された住軽アルミニウム工業㈱と、東北電力㈱の共同出資によって、酒田共火は1973(昭和48)年に設立された。その後、海外との競争激化から住軽アルミは解散し、1987(昭和62)年からは東北電力の100%出資会社として新たなスタートを切った。 当初は重油専焼火力であったが、オイルショックによる重油高騰をうけ、石炭への燃料転換を決断。1984(昭和59)年に石炭焚1号機が運転を開始したが、電力需要の低迷などから計画は度々中断し、1992年にようやく石炭焚2号機が運転を開始した。「稼動後10年未満での燃料転換には困難も多かったが、石炭のコスト優位性を評価していただき、多くの方に電気を買ってもらえる状況が続いている。当時の先行投資が現在につながっている」と松﨑裕之取締役社長は語る。 石炭火力の発電フローは、海外から石炭を調達し、貯炭場に貯蔵した後、微粉炭機で粉砕し、ボイラーで燃焼させ、発生した水蒸気によってタービンが回転して発電するというもの。石炭使用量は1日約6,000tで、年間では約160万tにのぼる。調達先はオーストラリアが7割で、残りはロシアやインドネシアなど。酒田共火による石炭輸入は、酒田港の貨物取扱量の約50%を占める。

先進的な石炭灰リサイクルへの取り組み 石炭は燃焼後、その10%程度が石炭灰(乾灰)となって燃え残る。乾灰のうち90%は「フライアッシュ」と呼ばれる粒子の非常に細かい灰で、粘土の代用品としてセメント材料に利用される。残りは、ボイラー内でフライアッシュが溶融してできる「クリンカアッシュ」で、路盤材やマッシュルームの培養土等に利用される。乾灰は酒田港から国内各地のセメント会社に輸送されるほか、韓国にも一部輸出されている。2014年度の乾灰の有効利用は13.7万tで、排出分のほぼ全量が有効利用される。酒田港周辺にリサイクル産業が集積し、国の指定する「リサイクルポート」となるに至ったのも、酒田共火による積極的な石炭灰のリサイクル展開がきっかけとなっている。 これに加えて、以前に埋立処分を行った石炭灰(湿灰)についても、2007年より掘り起こしによる再利用を開始しており、2017年度をめどに全量の搬出を終える計画となっている。「乾灰についても全量の有効利用を実現している火力発電所がなかなか無いなかで、

06 調査月報 2015年 8月号

企業紹介

 酒田共同火力発電株式会社~ リサイクルポート・酒田港と共に歩む、県内唯一の大型火力発電所 ~

土木用再生砕石 FRC-40

酒田共同火力発電 全景

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過去の埋立分まで有効利用しているのは、恐らく当社が唯一」と松﨑社長。湿灰も主にセメント材料に利用される。また、隣接地に設置された「酒田FRC有限責任事業組合」では、湿灰をセメントと混合しブロック状に成形した骨材を製造し、土木用再生砕石として販売している。セメント材料以外の用途開発もあって、2014年度の湿灰の有効利用は21.2万tと順調に推移している。

東北電力のPCB無害化処理事業を受託 現在、酒田共火の敷地内には「東北電力㈱酒田リサイクルセンター」が設置され、微量のPCB(ポリ塩化ビフェニル)含有絶縁油を使用した柱上変圧器の無害化処理を行っている。2001年に成立したPCB特措法により、2016年7月までの全量処理が電力会社に義務付けられたためで、酒田共火が2004年に100%出資で設立した「酒共エンジニアリングサービス株式会社」が業務を受託している。 「産廃処理事業に対しては厳しい目が向けられて当然であるところ、酒田リサイクルセンターの設置は、雇用創出につながることもあって地域の方々に後押ししていただき実現した。事業は計画通りに推移しており、いずれは社員の再就職支援等も行っていく」と社長。東北電力管内で処理が必要な変圧器は66万台。現在は約200名、24時間体制で業務にあたっており、来年3月までに完了予定となっている。

環境変化のなかで存在感を増す石炭火力 2011年3月11日の東日本大震災の際には、関係者の懸命な作業により、自動停止した1号機は翌日に、定期点検中だった2号機も14日に発電を再開した。当時、東北電力で復旧業務にあたっていた松﨑社長は、「酒田が早期に立ち上がったお陰で、他の火力発電所に復旧作業を行うための電力を回すことができた。当社の果たした役割は大きかった」と振り返る。 震災から4年が経過した現在においても、全原発の停止を受けて、国内では火力発電への高依存が続き、酒田共火も震災後はフル稼動状態が続く。需要が高まる一方で、世界的な協調による厳しいCO2排出削減目標の設定など、一部

では火力発電への逆風も強まっている。 「CO2排出削減に関しては、他の燃料に比べどうしても石炭が“悪者”となってしまうが、定期点検等による設備の適正運用によって、高効率発電を維持することが第一。木質バイオマスの活用等にも引き続き取り組む」と社長。酒田共火では、2011年5月から、2号機ボイラーで木質バイオマス燃料の混焼を開始。東北電力の配電線保守作業で発生する伐採木を木質チップ化し、石炭に混合して粉砕し燃焼させる。1.0%の混焼率で、年間約5,000tのCO2排出抑制効果が見込まれている。 また、来年度からの電力小売自由化について、松﨑社長は「石炭火力の長所を活かして価格競争力のある電気を作ること、安定供給に関し信頼性の高い電気を作ることがさらに重要になってくる」と語り、「一昨年に設立40周年となり、立ち上げ時からの社員が定年退職し、世代交代の時期を迎えつつある。酒田にUターンしたいという若者にもやりがいをもって働いてもらえる企業となるべく、効率性、安定性、環境性に優れた発電設備の導入等も視野に入れていきたい」と今後を展望した。

07調査月報 2015年 8月号

会 社 名 酒田共同火力発電株式会社住  所 山形県酒田市宮海字南浜1-19代 表 者 取締役社長 松﨑 裕之事業内容 火力発電による電気の卸供給ほか設  立 1973年4月資 本 金 255億円従業員数 117名T E L 0234-34-2321U R L http://www.sakata-power.co.jp

松﨑裕之 取締役社長

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生 産 … 一進一退 4月の鉱工業生産指数(2010年平均=100)は、季節調整値では99.2で前月比2.1%上昇。電子部品・デバイスの上昇などにより3カ月ぶりのプラス。ただし、原数値では前年比4.3%低下し、3カ月連続のマイナス。 在庫指数は98.8で、前月比0.3%上昇し、5カ月ぶりのプラス。

個人消費 … おおむね持ち直し 5月の大型小売店販売額(全店舗)は、前年比6.5%増で、食料品や衣料品の売上増加などにより2カ月連続のプラス。 6月の新車登録届出台数(乗用車+軽自動車)は、前年比0.2%増で1年3カ月ぶりのプラス。普通車、軽自動車は前年を下回ったものの、小型車が前年比プラスとなり、全体を押し上げた。

 5月のやまぎん消費総合指数(2010年平均=100)は、調整後指数(速報値)が103.9となり、前年比4.4%低下。前月に比べ減少率は小幅ながら拡大し、教養娯楽費や、小遣いなどのその他消費支出、交通費の減少などにより、12カ月連続のマイナスとなっている。

08 調査月報 2015年 8月号

県内経済の動き

緩やかな持ち直しの動きとなっている。 住宅建設は、持ち直している。個人消費も、新車登録届出台数が1年3カ月ぶりに前年比プラスに転じるなど、おおむね持ち直しの動きとなっている。また、企業の生産活動は、総じてみれば一進一退の動きとなっているが、県内企業の景況感は、製造業、非製造業ともに改善しつつある。公共工事は、独立行政法人等での大型工事発注もあり、上向きの兆しがうかがえる。こうしたなか、雇用情勢は、新規求人数が減少するなど、改善ペースが鈍化している。

「やまぎん消費総合指数」の詳しい作成方法については、調査月報2012年8月号、2014年7月号をご参照ください。13/5 8 11 14/2 8 11 5月

(%)

5 15/2

調整前調整後

▲15

▲10

▲ 5

0

5

10

15

20

やまぎん消費総合指数(前年比)

資料:当行作成

▲ 9

▲ 6

▲ 3

0 0

3

6

9

15

12

13/6 9 12 14/3 6 129 15/3 6月▲30

▲20

▲10

30

10

20

50

40

(%) (%)

大型小売店販売額

新車登録届出台数(右目盛)

個人消費関連指標(前年比)

資料:東北経済産業局、東北運輸局

13/4 7 10 14/1 4 7 10 15/1 4月

(2010年=100)

在庫(県内)

生産(全国)

生産(県内)

在庫(全国)

80

90

100

110

120

130鉱工業指数(季調値)

資料:県統計企画課

県内経済の基調判断

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住宅建設 … 持ち直している 5月の新設住宅着工戸数は、前年比35.0%増で、5カ月連続のプラス。給与住宅は前年比マイナスとなったものの、主力の持ち家が山形市での着工増加などから前年比37.3%増で4カ月連続、分譲住宅が同115.4%増で5カ月連続のプラスとなっている。貸家も同15.9%増で4カ月ぶりにプラスとなった。

公共工事 … 上向きの兆し 6月の公共工事請負額は、前年比26.1%増で4カ月ぶりのプラス。独立行政法人等発注工事が東北中央自動車道関連で増加したほか、国、県、市町村がいずれも前年比プラスとなった。 2015年4月~6月(年度累計)の公共工事請負額は、前年比9.8%減で、年度累計では12カ月連続のマイナス。

雇用情勢 … 改善ペースが鈍化 5月の有効求人倍率(パート含む常用・原数値)は、前年比0.03ポイントプラスの0.99倍で、63カ月連続でプラスとなっているが、1年ぶりに1倍を下回った。新規求人数が製造業で1年9カ月ぶりに前年比マイナスとなり、全体でも2カ月連続でマイナスとなるなど、改善ペースは鈍化している。

09調査月報 2015年 8月号

▲60

▲40

▲20

0

20

40

60

80

13/5 8 11 14/2 8 11 5月

(%)

持ち家 貸家 分譲住宅給与住宅 前年比

5 15/2

資料:県建築住宅課

公共工事請負額(発注者別寄与度、年度累計、前年比)

有効求人倍率(パート含む常用・原数値)

国内経済の基調判断

新設住宅着工戸数(利用関係別寄与度、前年比)

有効求職者数(前年比)

有効求人数(前年比)

有効求人倍率(右目盛)

▲20

▲10

0

40

30

20

10

13/5 8 11 14/2 5 8 11 15/2 5月

(%)

0.30.4

0.5

0.6

0.7

1.0

1.1

0.9

0.8

1.2(倍)

▲60

▲40

▲20

0

20

40

60

80

13/6 9 12 14/3 6 9 12 15/3 6月

(%)

国 県 市町村 その他 前年比

資料:東日本建設業保証㈱山形支店

景気は、緩やかな回復基調が続いている。 個人消費は、持ち直しの兆しがみられる。設備投資は、このところ持ち直しの動きがみられる。輸出は、おおむね横ばいとなっている。生産は、このところ横ばいとなっている。企業収益は、総じて改善傾向にある。企業の業況判断は、おおむね横ばいとなっているが、一部に改善の兆しもみられる。雇用情勢は、改善傾向にある。消費者物価は、緩やかに上昇している。                           (内閣府 月例経済報告 2015年7月)

資料:山形労働局職業安定部

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10 調査月報 2015年 8月号

主要経済指標

※生産指数・在庫指数は季節調整値、前年比は原指数比較

生 産鉱工業在庫指数鉱 工 業 生 産 指 数 (2010年=100)総 合情報通信機械食 料 品はん用・生産用・業務用機械電子部品・デバイス総 合

前年比前年比前年比前年比前年比前年比%%%%%%

11.1114.923.291.4▲ 0.599.5▲13.0104.23.4101.10.398.12012年2.4117.713.7103.9▲ 2.397.2▲13.090.7▲10.490.6▲ 2.495.72013年

▲10.9104.9▲10.393.2▲ 1.395.93.694.015.9105.05.4100.92014年

▲ 8.5108.811.5102.81.097.26.297.623.7111.410.0103.62014年 4月▲ 8.0108.7▲20.289.4▲ 1.095.9▲ 2.391.117.3106.23.8100.65 ▲11.9106.91.695.912.8103.342.3102.034.5111.318.7103.56 ▲19.494.9▲15.087.7▲ 6.993.115.5100.626.5105.47.4101.57 ▲19.496.1▲22.984.9▲11.289.7▲21.478.813.994.8▲ 1.094.88 ▲14.999.8▲18.387.4▲ 7.591.6▲11.789.07.7102.80.799.49 ▲14.999.6▲36.278.1▲ 2.595.5▲ 5.494.112.2104.31.2100.410 ▲11.1103.4▲40.669.9▲ 4.394.7▲ 2.792.815.5106.9▲ 0.199.911 ▲10.4103.4▲20.288.9▲ 0.695.6▲16.685.08.9104.5▲ 4.596.712 ▲15.0100.2▲39.669.3▲ 0.896.632.5125.83.6108.83.1107.92015年 1月▲11.299.5▲28.779.1▲ 0.397.711.9108.8▲ 5.198.3▲ 1.5100.82 ▲ 8.498.5▲22.176.61.899.3▲ 3.798.1▲11.993.1▲ 5.797.23 ▲ 9.198.8▲37.963.8▲ 5.292.1▲ 8.589.2▲ 1.0110.3▲ 4.399.24 

山形県統計企画課資料出所

消 費やまぎん消費総合指数(2010年=100)

新車新規登録・届出台数大型小売店販売額(全店舗)産業用大口電力 軽自動車乗 用 車合  計

前年比前年比前年比前年比前年比前年比需要量%%台%台%台%百万円%千kWH3.1100.035.425,22730.629,52432.854,751▲ 0.7141,595▲ 1.62,510,3272012年4.9104.93.025,977▲ 6.327,655▲ 2.053,6321.6143,837▲ 2.82,440,1572013年

▲ 1.0103.90.326,064▲ 4.326,462▲ 2.152,5263.1148,3522.92,510,6362014年

▲ 1.398.9▲14.21,898▲15.21,971▲14.73,8691.112,2302.3214,6922014年 6月▲ 0.1101.0▲11.31,9081.22,370▲ 4.84,2783.311,9425.8230,4007 ▲ 3.398.9▲26.51,246▲14.71,537▲20.42,7835.913,6084.2220,1838 ▲ 3.299.3▲ 2.92,4061.02,439▲ 1.04,8451.611,3995.1216,1099 ▲ 3.499.4▲10.31,837▲17.01,974▲13.93,8112.511,964▲ 1.7212,17310 ▲ 3.1101.2▲17.81,924▲21.81,827▲19.83,7513.312,0271.1204,79011 ▲ 4.8106.5▲ 2.71,751▲26.01,489▲15.03,2401.515,1115.6207,33212 ▲ 6.0105.7▲24.21,714▲19.71,758▲22.03,4723.112,3855.3208,4412015年 1月▲ 6.5104.1▲17.32,261▲19.22,381▲18.34,6423.111,1443.1198,5252 ▲ 6.6103.9▲13.23,803▲ 9.73,995▲11.47,798▲ 7.712,9980.1214,7863 ▲ 3.9104.1▲17.71,406▲ 8.21,573▲12.92,9796.811,8653.2204,3684 ▲ 4.4103.9▲27.71,454▲ 2.81,535▲16.82,9896.512,839▲ 0.6200,7605 

--▲ 4.71,8084.92,0670.23,875----6 当行作成東北運輸局東北経済産業局東北電力㈱山形支店資料出所

雇用・所得一般職業紹介状況(パートタイム含む・常用)常用雇用指数

(2010年=100)名目賃金指数(2010年=100)

消費者物価指数(山形市・2010年=100) 新規就職申込件数新規求人数有効求人倍率(原数値)

前年比前年比前年比前年比前年比前年比%件%人ポイント倍%%%

▲ 8.075,24920.188,8970.210.77 0.4100.0▲ 1.698.50.0100.02012年▲ 3.672,5304.292,6400.090.86 0.9100.94.1102.50.6100.72013年▲ 8.766,1905.297,4430.181.04 0.0100.90.6103.13.0103.72014年

▲15.25,3705.77,9070.210.96 0.2100.81.987.94.1104.52014年 5月▲ 3.35,19611.37,9370.231.03 ▲ 0.3100.72.1134.23.9104.36 ▲ 8.05,2934.58,5870.221.06 0.4101.51.0118.23.9104.37 ▲ 7.64,958▲ 6.17,5010.171.07 0.6101.61.796.23.7104.48 ▲ 6.55,7044.68,4110.141.07 0.0101.31.291.03.4104.79 ▲ 8.65,4332.98,7020.131.08 0.0101.40.990.62.7104.210 ▲ 9.64,337▲ 2.76,9140.131.09 ▲ 0.2101.31.793.72.3103.811 ▲16.23,7297.26,8900.171.15 ▲ 0.5101.40.4182.22.3104.012 ▲ 8.95,638▲ 7.38,5610.111.13 1.5102.03.490.62.2104.12015年 1月▲ 7.85,597▲ 1.67,7990.101.12 2.5101.71.789.02.0103.82 ▲ 3.06,2503.78,4880.071.06 1.2101.4▲ 0.394.02.2104.03 ▲ 8.76,824▲ 6.28,6740.061.00 2.1102.72.791.50.1104.34 ▲ 7.94,944▲13.66,8290.030.99 ----0.2104.75 

山形労働局職業安定部山形県統計企画課資料出所※5人以上事業所ベース

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11調査月報 2015年 8月号

建設投資民 間 建 築 着 工 床 面 積新 設 住 宅 着 工 戸 数

非居住用居 住 用分譲住宅+給与住宅貸  家持 ち 家合  計前年比前年比前年比前年比前年比前年比

%㎡%㎡%戸%戸%戸%戸15.8446,1983.8605,22651.935715.71,2732.83,0868.84,7162012年35.5604,77324.3752,10836.748822.01,55323.93,82324.35,8642013年▲20.2482,755▲28.4538,4416.6520▲ 3.31,501▲33.82,529▲22.44,5502014年

▲51.941,203▲37.645,3813.133▲31.388▲38.7228▲34.43492014年 5月▲42.166,208▲ 1.968,94650.04811.1190▲17.6291▲ 4.95296 ▲ 8.165,012▲44.244,477▲30.836▲15.1124▲50.0204▲39.93647 ▲37.343,265▲31.843,937▲ 9.44850.090▲33.6223▲19.63618 ▲31.546,703▲40.744,68623.747▲16.4127▲50.2203▲37.03779 ▲28.628,081▲42.244,24133.356▲11.4140▲48.2199▲32.439510 48.738,649▲26.750,88337.148▲19.7179▲30.8238▲22.846511 5.557,117▲36.739,189▲56.12519.2180▲37.8183▲22.738812 19.916,5320.626,413▲ 2.05054.274▲ 7.41256.42492015年 1月▲29.623,9266.040,518▲24.649▲ 5.312416.91941.43672 3.817,76331.948,25173.326▲31.96247.127824.13663 7.333,9591.856,657▲ 6.345▲ 7.110511.93024.94524 

▲22.731,83834.260,90069.75615.910237.331335.04715 国土交通省資料出所

金融 ほか酒田港輸出入額企  業  倒  産県内金融機関預貸金残高

輸  入輸  出金  額件  数貸出金預 金前年比前年比前年比前年比前年比末残前年比末残

%百万円%百万円%百万円%件%億円%億円4.774,06316.943,03717.910,1731.7611.623,9963.743,7792012年18.387,624▲ 1.942,23244.614,70721.3742.224,5243.745,4062013年▲15.074,49828.254,1415.415,494▲16.2622.625,1621.946,2672014年

▲30.14,93311.14,593▲85.962650.092.624,6061.845,9592014年 6月▲20.66,53655.64,80854.563820.063.124,6322.045,5047 ▲10.46,24110.23,890▲90.150▲50.023.024,7122.045,6988 ▲28.25,09514.23,95276.92,840▲33.362.624,8751.845,5209 ▲ 3.06,80326.95,04872.1525▲60.022.724,7172.045,24910 ▲24.85,74639.35,33714.12,025▲18.293.124,9252.546,12611 ▲44.65,20629.45,068▲79.8261▲25.032.625,1621.946,26712 ▲18.46,5902.04,124▲79.8328▲57.132.724,8992.645,7932015年 1月▲ 9.56,33125.05,016594.0347250.072.624,8593.146,0612 ▲22.96,19530.24,906607.34,187125.091.425,1812.846,2903 4.86,2945.14,609▲93.6369▲44.451.824,9452.646,4084 7.65,202▲18.64,261413.42,413133.372.125,1153.146,5505 ----8.0676▲44.45----6 

酒田税関支署東京商工リサーチ㈱ 山形支店日本銀行山形事務所資料出所

公共投資宿泊旅行統計公 共 工 事 請 負 額延べ宿泊者数独立行政法人 他市町村県国年度累計合計

前年比前年比前年比前年比前年比前年比%千人%百万円%百万円%百万円%百万円%百万円2.45,560▲ 4.217,28045.354,96732.745,9553.840,00522.6158,2092012年度(年)

▲ 2.35,43139.224,05032.772,9618.649,89353.261,30331.6208,2092013年度(年)8.65,899▲ 3.223,287▲15.961,33923.661,666▲30.042,889▲ 9.1189,1842014年度(年)

3.648822.410,03942.119,195▲ 3.413,316▲12.318,9437.761,4962014年 6月7.454940.414,58727.629,689▲10.719,342▲27.523,151▲ 0.586,7707 7.974536.617,0482.034,948▲ 9.424,620▲29.027,645▲ 7.6104,2658 22.355712.118,907▲ 9.740,3661.033,108▲29.533,005▲11.2125,3889 14.9581▲ 0.619,549▲23.544,46127.247,997▲30.034,677▲11.1146,68710 5.9460▲ 1.419,850▲14.855,37324.651,885▲31.535,238▲ 8.9162,34811 

▲ 1.3418▲ 2.720,516▲12.159,55726.354,992▲33.335,482▲ 8.1170,54912 ▲ 0.0412▲ 3.120,625▲14.360,53224.956,981▲33.235,762▲ 9.0173,9032015年 1月▲ 2.8441▲ 1.521,440▲14.360,90322.157,424▲29.438,637▲ 8.3178,406 2 0.4470▲ 3.223,287▲15.961,33923.661,666▲30.042,889▲ 9.1189,1843 16.138141.76,566▲35.92,696▲48.04,610▲61.12,099▲30.915,9734 --21.78,345▲37.66,780▲41.16,003▲33.39,003▲27.230,1335 --27.012,752▲ 5.418,152▲29.29,423▲20.215,113▲ 9.855,4426 

観光庁資料より当行作成東日本建設業保証㈱ 山形支店資料出所

観 光

※実質預金+CD

※宿泊旅行統計は年計

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<やまぎん>国際ビジネスセミナー

「ASEAN経済共同体発足による日本企業への影響と戦略」

 チャイナプラスワンとしてASEAN進出ニーズが増すなか、山形銀行はお客さまの海外ビジネス展開支援のため「〈やまぎん〉国際ビジネスセミナー」を開催いたします。本セミナーは、ASEAN情勢の解説とともに海外ビジネス展開成功のポイントを解説するものです。みなさまのご参加をお待ちしております。

第一部【講 師】 国際協力銀行(JBIC) 中堅・中小企業担当特命審議役付参事役  会田 智彦 氏

「タイ・ベトナムにおけるビジネス展開成功のポイント」第二部 【講 師】 キャノンマーケティングジャパン株式会社

      グローバルサービス推進部 部長   新井 輝明 氏

【お問い合わせ】山形銀行 営業支援部 担当:安孫子  TEL:023-634-7328[平日9:00~17:00]

後 援:山形県、山形県国際経済振興機構、山形県企業振興公社、山形商工会議所、ジェトロ山形、    山形企業経営研究会(YES)、やまぎん日経BP経営者クラブ、国際協力銀行

9/3(木) 14:00~16:00(受付開始13:30)開催日時

パレスグランデール 2階「グランデール」(山形市荒楯町1-17-40)会  場

参 加 費 無料 ※事前のお申し込みが必要です。

発行:やまぎん情報開発研究所(山形銀行 営業支援部)〒990-8642 山形市七日町三丁目1番2号 TEL:023-623-1221http://www.yamagatabank.co.jp印刷:株式会社大風印刷

この用紙は、適切に管理された森林資源を使用しています