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Page 1: Controller Editor Manual Japanese.pdf

マニュアル

Page 2: Controller Editor Manual Japanese.pdf

この説明書に含まれる情報は、予期せぬ変更を含み、Native Instruments GmbH の側で責

任を代理するものではありません。この説明書によって記述されるソフトウェアはライ

センス同意を必要とし、他の媒介に複製してはなりません。Native Instruments GmbH が事前に書面で許可しない限り、どのような目的においても、この出版物のいかなる部分も

複製、複写、またはその他の方法での伝達や記録することは許されません。全ての製品・

会社名は各所持者の登録商標です。

加えて、これを読む人は、このソフトを正規に購買したものであるとします。お客様のお

かげで私達はより良いツールを製作していくことが可能になるので、ここに謝辞を惜しむ

ものではありません。

著作・校正: Nicolas Sidiマニュアル翻訳: Nicolas Sidi製品バージョン: 1.2.5 (05/2010)資料バージョン: 1.1 (05/2010) 製品の向上とバグ報告に関ったベータテスト参加者に特別な感謝をささげます。

免責条項

Page 3: Controller Editor Manual Japanese.pdf

GermanyNative Instruments GmbHSchlesische Str. 28D-10997 [email protected] USANative Instruments North America, Inc.5631 Hollywood BoulevardLos Angeles, CA [email protected]

© Native Instruments GmbH, 2010. 無断複写・転載を禁じます。

連絡先

Page 4: Controller Editor Manual Japanese.pdf

目次1 ようこそ Controller Editor へ。 9

2 インストール 10

2.1 MASCHINE をお持ちの方:MASCHINE インストール DVD からのインストー

ル方法

10

2.2 KORE をお持ちの方: KORE 2.1 アップデートインストーラーによるイン

ストール

10

2.3 GUITAR RIG をお持ちの方:GUITAR RIG 4インストール DVD からのインス

トール

11

2.4 TRAKTOR KONTROL X1 をお持ちの方 11

2.5 AUDIO KONTROL 1 オーナーの方へ 12

2.6 Native Instruments ウェブサイトから Controller Editor をダウンロードする

方法

12

3 クイックスタート 14

3.1 事前準備 14

3.2 NI コントローラーを Controller Editor ソフトウェアに接続する 14

3.3 各アサインのロード方法 18

3.3.1 テンプレートの選択 18

3.3.2 MASCHINE コントローラー上でのノブページとパッドページ

の選択方法

20

3.3.3 KORE コントローラー上でのノブページの選択方法 21

3.3.4 TRAKTOR KONTROL X1 上でノブ・ページを選択する 22

3.3.5 AUDIO KONTROL 1 上でノブ・ページを選択する 23

3.3.6 準備はいいですか? 23

3.4 アサイン内容の変更 24

3.5 作成したアサインを管理する 25

3.6 テンプレートの保存とロード 27

目次

Controller Editor - マニュアル - 4

Page 5: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4 基本コンセプト 30

4.1 Controller Editor の仕組み 30

4.2 ユーザーインターフェイスの概要 30

4.2.1 アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar) 32

4.2.2 アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar) 32

4.2.3 ハードウェアエリア(Hardware Area) 33

4.2.4 インスペクター(Inspector) 34

4.3 マッピングシステム 40

4.3.1 アサイン 40

4.3.2 ノブ・ページ(MASCHINE コントローラ、KORE コントローラ、

TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1)

40

4.3.3 パッドページ (MASCHINE コントローラーのみ) 41

4.3.4 テンプレート(Templates) 41

4.3.5 設定 42

4.4 まとめ 43

5 MASCHINE コントローラーの使用法 44

5.1 アサイン可能なコントロール要素 44

5.2 特殊なコントロール要素 47

5.2.1 ノブ・ページやテンプレートを切り換える 47

5.2.2 パッド・ページを切り換える 47

5.2.3 MIDI モードと MASCHINE モードを切り換える 47

5.2.4 SHIFT ボタンによる他の機能 47

5.3 ステータス LED 48

5.3.1 ボタン 48

5.3.2 各ノブ 48

5.3.3 各パッド 49

5.4 各ディスプレイ 49

5.4.1 ディスプレイモードの切り替え 49

目次

Controller Editor - マニュアル - 5

Page 6: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5.4.2 ノブディスプレイモード(Knobs Display Mode) 50

5.4.3 パッドページディスプレイモード(Pad Pages Display Mode) 52

5.4.4 ノブページディスプレイモード(Knob Pages Display Mode) 52

5.4.5 テンプレート・ディスプレイ・モードについて 53

5.4.6 モニターディスプレイモード(Monitor Display Mode) 54

5.4.7 セッティングディスプレイモード(Settings Display Mode) 54

6 KORE コントローラーの使用 56

6.1 アサイン可能なコントロール要素 56

6.1.1 KORE 2 コントローラー 56

6.1.2 KORE 1 コントローラー 58

6.2 特殊なコントロール要素 59

6.2.1 テンプレートまたはノブ・ページの切り換え 59

6.2.2 MIDI モードと KORE モードの切り換え 59

6.2.3 他の機能 59

6.3 ステータス LED 59

6.3.1 ボタン 59

6.3.2 各ノブ 60

6.3.3 スクロールホイール 60

6.3.4 ペダルインプットとフットスイッチポート 61

6.4 ディスプレイ 61

6.4.1 ディスプレイモードの切り替え 61

6.4.2 コントロール・ディスプレイ・モード 62

6.4.3 ノブページディスプレイモード(Knob Pages Display Mode) 64

6.4.4 セットアップディスプレイモード(Setup Display Mode) 65

6.4.5 オプションディスプレイモード(Options Display Mode) 66

6.4.6 テンプレートディスプレイモード(Templates Display Mode) 66

7 TRAKTOR KONTROL X1 を使用する 68

7.1 アサイン可能なコントロール要素 68

目次

Controller Editor - マニュアル - 6

Page 7: Controller Editor Manual Japanese.pdf

7.2 特殊なコントロール要素 70

7.2.1 ノブ・ページ間を切り換える 70

7.2.2 MIDI モードと TRAKTOR モードを切り換える 71

7.3 ステータス LED 71

7.4 二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。 72

7.4.1 TRAKTOR KONTROL X1 の名称変更 72

7.4.2 TRAKTOR KONTROL X1 のテンプレートとノブページへのアクセ

74

7.4.3 機器の干渉を解決する。 75

8 RIG KONTROL 3 を使用する 77

8.1 アサイン可能なコントロール要素 77

8.2 特殊なコントロール要素 78

8.3 ステータス LED 79

8.3.1 フット・スイッチ 79

8.3.2 エクスプレッション・ペダル 79

8.3.3 ペダル・インプット 80

8.4 ディスプレイ 80

9 AUDIO KONTROL 1 の使用 81

9.1 アサイン可能なコントロール要素 81

9.2 特殊なコントロール要素 82

9.3 ステータス LED 83

9.3.1 Left Button (左ボタン) 83

9.3.2 コントローラーノブ 83

9.3.3 Middle と Right ボタン 83

10 参照 85

10.1 アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar) 85

10.1.1 ファイル・メニュー(File Menu) 85

10.1.2 View メニュー 91

目次

Controller Editor - マニュアル - 7

Page 8: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.1.3 ヘルプ・メニュー(Help Menu) 92

10.2 アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar) 92

10.2.1 デバイスメニュー(Device Menu) 93

10.2.2 コネクトボタン(Connect Button) 94

10.2.3 テンプレートセレクトメニュー(Template Select Menu) 95

10.2.4 小/拡張(Minimize/Expand)ビューボタン 96

10.2.5 MIDI アクティビティーインジケーター(MIDI Activity Indicator) 98

10.2.6 NI ロゴ 98

10.3 ハードウェアエリア(Hardware Area) 99

10.3.1 ラベルフィールド 99

10.3.2 セレクションフレーム(Selection Frame) 100

10.3.3 ノブ・ページ・エリアとノブ・ページ・メニュー(MASCHINE、

KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)

101

10.3.4 ページ・ボタン(MASCHINE と KORE コントローラ) 102

10.3.5 パッドページ (MASCHINE コントローラーのみ) 103

10.4 インスペクター(Inspector) 106

10.4.1 Templates タブ(テンプレートタブ) 107

10.4.2 ページ・タブ(MASCHINE Controller、KORE コントローラ、TRAKTOR

KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)

111

10.4.3 アサインタブ(Assign Tab) 117

目次

Controller Editor - マニュアル - 8

Page 9: Controller Editor Manual Japanese.pdf

1 ようこそ Controller Editor へ。

ようこそ Controller Editor へ。 この強力なツールを使用することで、スタジオ/ライブ環

境で使用している Native Instruments ハードウェアコントローラーが、万能で効率のいい

MIDI リモートコントローラーに進化します。

Controller Editor で NI コントローラーの動作によりどの MIDI メッセージを送信するか正

確に設定することが可能です。 この操作によって、あなたの音楽セットアップが指先で

制御可能となり、NI コントローラー一台で全ての MIDI 関連ソフト/ハードウェアをリモ

ートコントロール可能となります。 Controller Editor で MIDI アサインを設定を終えれ

ば、音楽製作のみに集中することが可能です。

感謝の意を表して

NATIVE INSTRUMENTS チームより

本マニュアルについて本マニュアルは大きく 3 項目に分かれています。

▪ まず 初に短いインストールに関する解説の後、Controller Editor を紹介し(↑2, イン

ストール章)、 基本的な解説へと続きます( ↑3, クイックスタート章)。▪ 次の項目ではソフトウェアのユーザーインターフェイスについて触れ、Controller

Editor のマッピング機能とソフトウェア上での操作方法について解説し ( ↑4, 基本

コンセプト章)、更に MASCHINE コントローラーの使用方法についても解説します

( ↑5, MASCHINE コントローラーの使用法章 “”、 ↑6, KORE コントローラーの使用

章“”、↑7, TRAKTOR KONTROL X1 を使用する章“”、↑8, RIG KONTROL 3 を使用す

る章、↑9, AUDIO KONTROL 1 の使用章)。 これらの解説で Controller Editor の基本

的な使用方法を把握して頂きます。

▪ 3 つ目の項目では機能詳細について解説しており、ソフトウェアインターフェイスと

その操作方法について解説しています。 ↑10, 参照章で、各ノブとボタン、または

Controller Editor インターフェイスの各フィールドについて参照してください。

本マニュアルでは、全ての Native Instruments ハードウェア・コントローラ全般を単純に「NIコントローラ」と言及しています。 情報が例えば MASCHINE コントローラなどの特定のデバイスのみに関係している場合は、そのように明言してあります。

ようこそ Controller Editor へ。

Controller Editor - マニュアル - 9

Page 10: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2 インストール

2.1 MASCHINE をお持ちの方:MASCHINE インストール DVD からのインストール方法

Controller Editor は MASCHINE ソフトウェアパッケージに同封されており、MASCHINEのインストールによってインストールされます。 即ち単独インストール作業を行う必要

はありません。 何らかの理由で使用しているコンピューターに Controller Editor がイン

ストールされていない場合は、光学ドライブに MASCHINE DVD を挿入し、インストール

を作業を開始してください(MASCHINE インストール詳細に関しては、MASCHINE マニュ

アル/セットアップガイドを参照してください)。 作業中にどのソフトウェアをインスト

ールするかを指定する画面が表示されるので、Controller Editor のみのチェックボックス

にチェックし、Next ボタンをクリックしてください。 その他のオプションは(インストー

ルディレクトリ等)デフォルトのままにしておくか、必要に応じて任意の設定を選んでく

ださい。

2.2 KORE をお持ちの方: KORE 2.1 アップデートインストーラーによるインストール

Controller Editor は KORE 2 バージョン 2.1 以降にはソフトウェアパッケージの一部とし

て含まれています。 このバージョン以降の KORE 2 を購入した場合は、Controller Editor は KORE 2 と共にインストールされます。 即ち単独インストール作業を行う必要はあり

ません。 何らかの理由で使用しているコンピューターに Controller Editor がインストー

ルされていない場合は、工学ドライブに KORE 2 DVD を挿入し、インストールを作業を

開始してください(KORE 2 インストール詳細に関しては、KORE 2 操作マニュアル/セッ

トアップガイドを参照してください)。 作業中にどのソフトウェアをインストールするか

を指定する画面が表示されるので、Controller Editor のみのチェックボックスにチェック

し、Next ボタンをクリックしてください。 その他のオプションは(インストールディレク

トリ等)デフォルトのままにしておくか、必要に応じて任意の設定を選んでください。

インストール

Controller Editor - マニュアル - 10

Page 11: Controller Editor Manual Japanese.pdf

このバージョン以前の KORE 2 を購入した場合は、NI サービスセンターを起動し、 新

の KORE 2 にアップデートすると、 Controller Editor が含まれます。 インストールはスク

リーン表示の手順に従って行ってください。 デフォルトで、Controller Editor はディレク

トリ“Programs/Native Instruments/Controller Editor” (Windows)または “Applications/Native Instruments/Controller Editor” (Mac OS® X )にインストールされます。

2.3 GUITAR RIG をお持ちの方:GUITAR RIG 4インストール DVD からのインストール

Controller Editor は GUITAR RIG 4 ソフトウェアパッケージのバージョン に同封してお

り、Controller Editor は GUITAR RIG 4 と共にインストールされます。 即ち単独インスト

ール作業を行う必要はありません。 何らかの理由で使用しているコンピューターに

Controller Editor がインストールされていない場合は、光学ドライブに GUITAR RIG 4 DVD を挿入し、インストールを作業を開始してください(GUITAR RIG 4 インストール詳細

に関しては、GUITAR RIG 4 マニュアル/セットアップガイドを参照してください)。 作業

中にどのソフトウェアをインストールするかを指定する画面が表示されるので 、

Controller Editor のみのチェックボックスにチェックし、Next ボタンをクリックしてくだ

さい。 その他のオプションは(インストールディレクトリ等)デフォルトのままにしてお

くか、必要に応じて任意の設定を選んでください。

2.4 TRAKTOR KONTROL X1 をお持ちの方

Controller Editor は TRAKTOR KONTROL X1 ソフトウェアパッケージに同封されており、

TRAKTOR KONTROL X1 のインストールによってインストールされます。 即ち単独イン

ストール作業を行う必要はありません。

何らかの理由で使用しているコンピューターに Controller Editor がインストールされてい

ない場合は、光学ドライブに TRAKTOR KONTROL X1 DVD を挿入し、インストールを作

業を開始してください ( TRAKTOR KONTROL X1 インストール詳細に関しては、

TRAKTOR KONTROL X1 マニュアル/セットアップガイドを参照してください)。

インストール

GUITAR RIG をお持ちの方:GUITAR RIG 4インストール DVD からのインストール

Controller Editor - マニュアル - 11

Page 12: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2.5 AUDIO KONTROL 1 オーナーの方へ

2010 年 4 月以降の AUDIO KONTROL 1 バージョンから Controller Editor はソフトウェ

アパッケージの一部として含まれています。 このバージョン以降の AUDIO KONTROL 1 を購入した場合は、Controller Editor は AUDIO KONTROL 1 と共にインストールされま

す。 即ち単独インストール作業を行う必要はありません。 何らかの理由で使用している

コンピューターに Controller Editor がインストールされていない場合は、工学ドライブに

AUDIO KONTROL 1DVD を挿入し、インストールを作業を開始してください(AUDIO KONTROL 1 インストール詳細に関しては、AUDIO KONTROL 1 マニュアル/セットアップ

ガイドを参照してください)。 作業中にどのソフトウェアをインストールするかを指定す

る画面が表示されるので、Controller Editor のみのチェックボックスにチェックし、Nextボタンをクリックしてください。 その他のオプションは(インストールディレクトリ等)デフォルトのままにしておくか、必要に応じて任意の設定を選んでください。

このバージョン以前の AUDIO KONTROL 1 を購入した場合は、NI サービスセンターを起

動し、 新の AUDIO KONTROL 1 にアップデートすると、 Controller Editor が含まれま

す。 インストールはスクリーン表示の手順に従って行ってください。 デフォルトで、

Controller Editor はディレクトリ “ Programs/Native Instruments/Controller Editor ” (Windows)または “Applications/Native Instruments/Controller Editor” (Mac OS® X )にイン

ストールされます。

2.6 Native Instruments ウェブサイトから Controller Editor をダウンロードする方法

Native Instruments ウェブサイトから Controller Editor をダウンロードする方法もありま

す。 この方法を実行するには、インターネットブラウザを開き、以下の URL に進んでく

ださい。

http://www.native-instruments.com/updatesウェブサイトの手順に従い、“Hardware Controller Support Setup.exe”ファイル(Windows) または Hardware Controller Support Installer (Mac OS® X)をダウンロードし、ハードディ

スクに保存してください。

インストール

AUDIO KONTROL 1 オーナーの方へ

Controller Editor - マニュアル - 12

Page 13: Controller Editor Manual Japanese.pdf

このダウンロードファイルにはフルインストールパッケージで、NI コントローラーと使

用しているコンピューターを接続するバックグラウンドサービスとこのマニュアルで解

説している Controller Editor ソフトウェアを含んでいます。

ファイルのダウンロードと保存が終了した後に、保存したファイル保存場所に移動し、そ

のファイルをダブルクリックします。 すると、インストーラーが起動します。 このイン

ストール作業は単純明快で、 画面表示される内容に従えば(幾つかの設定オプションをデ

フォルト設定のまま作業を進めます)スムーズにインストールが完了します。

インストール

Native Instruments ウェブサイトから Controller Editor をダウンロードする方法

Controller Editor - マニュアル - 13

Page 14: Controller Editor Manual Japanese.pdf

3 クイックスタート

この章では Controller Editor を実際に確認しながら解説を読み進めてください。 ↑10, 参照章でソフトウェアの各機能を詳細解説しています。

Controller Editor の使用方法は単純明快です。 殆どの操作は使用している NI コントロー

ラーまたは Controller Editor インターフェイスで行うことが可能ですので、ご自分で試し

て音楽環境に合わせた 適な操作方法を確立してください。 以下のセクションでは、各

ステップでの異なる設定法を手短に紹介し、本マニュアル後半で操作内容詳細について解

説します。

3.1 事前準備

本マニュアルを参照される前に以下のことを行ってください。

▪ コンピュータを起動させる。

▪ 全てのバックグラウンド・コンポーネントとともに、Controller Editor をインストー

ルしておく(詳細については本マニュアルの↑2, インストール章をご覧下さい。)

▪ NI コントローラをコンピュータへ接続しておく。

3.2 NI コントローラーを Controller Editor ソフトウェアに接続する

まず RIG KONTROL 3 以外に関しては、NI コントローラーを MIDI コントローラーとして

使用するために Controller Editor ソフトウェアを起動する必要はありません。

MASCHINE コントローラーの SHIFT+コントロールを押す、KORE 2 の F1 を押しコント

ローラーの Control を押す、または TRAKTOR KONTROL X1 で SHIFT+ HOTCUE を押す

と、NI Controller が Controller Editor を起動していない状態で MIDI モードに切り替わり

ます。 AUDIO KONTROL 1 は常に MIDI モードの状態です。

ですが、MIDI リモート・コントロールの NI コントローラのアサインを変更するには、

Controller Editor へまず接続する必要があります。

Controller Editor を起動してください。

▪ Windows XP では Start > All Programs > Native Instruments > Controller Editor > Controller Editor の順で進みます。

クイックスタート

Controller Editor - マニュアル - 14

Page 15: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Mac OS® X では Finder を開き、Applications をダブルクリックし、Native Instruments > Controller Editor と進みます。

この操作で、自動的に各コントローラーを MIDI モードに切り替えます。 モード確認する

には Controller Editor ウインドウの上部にあるアプリケーションコントロールバー

(Application Control Bar)のコネクトボタン(Connect Button)を確認してください。

3.1. コネクトボタン(Connect Button)

Connect ボタンが点灯している場合は、使用しているコントローラーが MIDI モード(すな

わち Controller Editor に接続した状態)の状態となっています。

何らかの理由で、点灯していない場合 (例えば、Controller Editor の後に MASCHINE、KORE、GUITAR RIG、TRAKTOR ソフトウェアを起動した場合)、以下のいずれかの方法

で、手動で接続する必要があります。

▪ 使用している MASCHINE コントローラーの、SHIFT + CONTROL (MIDI)を押し、MIDIモードを起動します。

▪ 使用している KORE2 コントローラーのボタンを、F1、 Control と押し、MIDI モー

ドを起動します。

▪ KORE 1 コントローラーでは、 View 、Control と押し、MIDI モードを起動します。

クイックスタート

NI コントローラーを Controller Editor ソフトウェアに接続する

Controller Editor - マニュアル - 15

Page 16: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ TRAKTOR KONTROL X1 上で SHIFT + HOTCUE (MIDI)ボタンを押して、MIDI モード

を有効にします。

▪ Controller Editor で、Connect ボタンをクリックして NI コントローラーを Controller

Editor に接続、または再接続します。

RIG KONTROL 3: RIG KONTROL を使って MIDI モードへ切り換える方法はありません。 これを行うには、Controller Editor 上の Connecct ボタンを使ってください。

AUDIO KONTROL 1: MIDI モードのみを使用するので常にこのモードが起動した状態となります。 ですから切り替えを行う必要はありません。

これまでの作業で、コントローラーが MIDI リモートコントローラーとして機能、

Controller Editor で MIDI アサインの作成、編集ができるように設定されたはずです。

Connect ボタンが灰色表示になっていて、有効になっていない場合は、NI コントローラとコンピュータの接続を確認してください。

MASCHINE コントローラーを MASCHINE ソフトウェアに再接続するMASCHINE コントローラーで MASCHINE ソフトウェアを操作するモードに戻る場合は、

再接続が必要です。 MASCHINE コントローラーと MASCHINE ソフトウェアを再接続す

る場合は、以下の方法のひとつを行ってください。

▪ 使用している MASCHINE コントローラーで、SHIFT+CONTROL (MIDI) を押し、

MASCHINE モードに切り替えます。

▪ MASCHINE ソフトウェアのヘッダにある Connect ボタンをクリックし、MASCHINE

コントローラーを MASCHINE モー ドに 切 り替えます。

クイックスタート

NI コントローラーを Controller Editor ソフトウェアに接続する

Controller Editor - マニュアル - 16

Page 17: Controller Editor Manual Japanese.pdf

MASCHINE のモード切替詳細については、MASCHINE マニュアル及び、本マニュアル内

の↑10.2.2, コネクトボタン(Connect Button)章を参照してください。

KORE コントローラーを KORE 2 ソフトウェアに再接続するKORE コントローラを使って、KORE 2 ソフトウェアを再度コントロールしたい場合は、

再度接続しなおす必要があります。 KORE コントローラと KORE 2 ソフトウェアを再度

接続するには、以下のどれかの方法を行ってください。

▪ 使用している KORE の F1 ボタンと Control(KORE 1 コントローラーの場合は、

View、続いて Control)を押します。

▪ KORE 2 ソフトウェアのヘッダで Connect ボタンをクリックして、KORE コントロー

ラを KORE モードへ切り換えてください。

KORE のモード切替詳細については、本マニュアル内の↑10.2.2, コネクトボタン

(Connect Button)章を参照してください。

RIG KONTROL 3 を GUITAR RIG 4 ソフトウェアに再接続するGUITAR RIG 4 ソフトウェア(あるいはそのインスタンスのひとつ)を RIG KONTROL 3で再度コントロールしたい場合は、再度これを接続しなおす必要があります。 これには

以下の方法があります。

1. ラックの上部にある Toolbar のボタンを起動して GUITAR RIG 4 インターフェイス

の Virtual Rig Kontrol を表示します。

クイックスタート

NI コントローラーを Controller Editor ソフトウェアに接続する

Controller Editor - マニュアル - 17

Page 18: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. ラックの底部にあるバーチャル Rig Kontrol 上で、左上部にある Active LED をクリッ

クしてください。

RIG KONTROL のモードの切り換えについての詳細情報は、本マニュアル↑10.2.2, コネ

クトボタン(Connect Button)を参照してください。

TRAKTOR KONTROL X1 を TRAKTOR ソフトウェアに再接続するTRAKTOR KONTROL X1 を使って再度 Traktor ソフトウェアをコントロールしたい場合

は、接続しなおす必要があります。 TRAKTOR KONTROL X1 と TRAKTOR を接続するに

は、以下を行って下さい。

▪ TRAKTOR KONTROL X1 上で、Shift + Hotcue ボタン(MIDI)を押してください。

TRAKTOR が起動している際は、TRAKTOR KONTROL X1 の MIDI 機能は KX1 の Preference ページの Preference オプション Switch to MIDI via Shift+Hotcue で無効にすることができます

(デフォルトでは有効の状態)。 このオプションは、Shift と Hotcue ボタンの多用による MIDIモードへの切り換えの誤りを防ぐためにあります。

3.3 各アサインのロード方法

3.3.1 テンプレートの選択

まずテンプレート(NI コントローラーでアサイン可能な各コントロール用全アサインセ

ット)を選択します。 NI コントローラー、または Controller Editor ソフトウェアからの

テンプレート選択が可能です。

クイックスタート

各アサインのロード方法

Controller Editor - マニュアル - 18

Page 19: Controller Editor Manual Japanese.pdf

% テンプレート(Template)は使用している NI コントローラーの全ての MIDI アサインセットを意味します。 詳細についてはセクション↑4.3, マッピングシステムを参照してください。

ハードウェア▪ MASCHINE コントローラ上で、Shift ボタンを押したままの状態で、Page ボタン(左

上部の二つの矢印のボタン)を使用すると、使用可能な全てのテンプレートをスクロ

ールすることができます。

▪ KORE 2 コントローラーでは、F1 を押し、Up/Down 矢印ボタンを使用して有効なテ

ンプレートを閲覧します。

KORE 1 コントローラをお持ちの場合は、F1 ボタンではなく、View ボタンを使用してください。

RIG KONTROL 3 と AUDIO KONTROL 1 では、テンプレートを選択することができません。 これを行うには、Controller Editor インターフェイスをご使用いただかなければなりません(下記をご覧下さい)。

ソフトウェア▪ Controller Editor 上で、 Controller Editor ウィンドウの上部にある Template

Application Control バーの Template Select メニューからテンプレートを選択してく

ださい(左端にある Device メニューが現在使用されているコントローラを表示して

いるかどうか確認してから行うようにしてください)。

クイックスタート

各アサインのロード方法

Controller Editor - マニュアル - 19

Page 20: Controller Editor Manual Japanese.pdf

3.2. Template Select メニューでは、任意のテンプレートを読み込むことができます。

いずれにせよ、テンプレートは選択してから自動的に読み込まれ、そのアサインが表示さ

れるようになります。 これで NI コントローラからソフトウェアをコントロールできる

ようになります。

ソフトウェアが、選択したテンプレートのコントロール各部における 終設定値を記憶す

るので、各アサインは 後に使用された状態で呼び出されます。 選択したテンプレート

を始めてロードする場合は、全アサインはデフォルト値となります。

3.3.2 MASCHINE コントローラー上でのノブページとパッドページの選択方法

MASCHINE コントローラのいくつかのコントロール要素は複数のアサインを行うことが

でき、これらはページ上で整理されています。

▪ 2 つの画面に 8 個のボタンとノブがそれぞれ表示されています。 “ノブページ(Knob Pages)”と呼ばれる画面は、各コントロール用アサインのサブグループです。

▪ 16 のパッド。 “パッドページ(Pad Pages)”と呼ばれる画面は、各コントロール用ア

サインのサブグループです。 パッドページの機能は、選択したテンプレート内容に

よって表示されない場合もあります。

% ノブページ(Knob Pages)とパッドページ(Pad Pages)の詳細については、↑4.3, マッピングシステム章で確認してください。

よって、アサイン内容によっては、特定のノブページと/またはパッドページをロードす

る必要があります。 操作方法は以下となっています。

1. 使用したいノブページを選択します。 MASCHINE コントローラーの Next/Previous ノブページボタン(上記で示した 2 つの矢印ボタンです。ここでは Shift は使用しま

せん、下図参照)、または Controller Editor の Knob Page Menu (オレンジ枠上のオレ

ンジのメニュー)を使用してノブページを選択することが可能です。

クイックスタート

各アサインのロード方法

Controller Editor - マニュアル - 20

Page 21: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. 現在のテンプレートではパッドページが有効ですので(セクション↑4.3, マッピング

システム参照)、使用したいパッドページを選択します。 MASCHINE コントローラ上

では Groups エリア上の A〜H にラベリングされているグループ・ボタンの 1 つを押

すことにより行うことができ、また Controller Editor 上でも例えばパッド・ページ・

メニューを使って行うことができます(パッドのブルーのフレームの上にあるブルー

のメニュー)。

3.3. MASCHINE コントローラーのグループボタンです。

MASCHINE コントローラーのグループボタンで希望するパッドページ(Pad Page、パッド

用アサインセット)を選択します。

セクション↑5.4, 各ディスプレイでは、MASCHINE コントローラーの 2 つの画面を使用

してテンプレートとノブページを選択、ロードする方法を解説します。

3.3.3 KORE コントローラー上でのノブページの選択方法

KORE コントローラのコントロール要素のいくつかは複数のアサインが可能で、これらは

ページで整理されます。

▪ 8 個のコントローラーノブと、8 個のコントローラーボタン。 “ノブページ(Knob Pages)”と呼ばれる画面は、各コントロール用アサインのサブグループです。

よって、アサイン内容によっては、特定のノブページをロードする必要があります。 以下の方法の 1 つを行ってください。

クイックスタート

各アサインのロード方法

Controller Editor - マニュアル - 21

Page 22: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ KORE コントローラーの Up/Down 矢印ボタンを使用し、各ノブページを移動します

(セッティング、またはオプションディスプレイモードでは無い場合に移動可能 — 詳細については、 ↑6.4, ディスプレイ章を参照してください)。

KORE コントローラーの上下矢印ボタンでノブページを前後移動します。

▪ Controller Editor 上のノブ・ページ・メニュー(オレンジのフレームの上にあるオレ

ンジのメニュー)を使って、ご希望のノブ・ページを選択してください。

セクション ↑6.4, ディスプレイでは、KORE コントローラーのメインディスプレイを使

用してテンプレートとノブページを選択、ロードする方法を解説します。

3.3.4 TRAKTOR KONTROL X1 上でノブ・ページを選択する

各テンプレートで TRAKTOR KONTROL X1 の全てのコントロール部 (Shift と Hotcue ボ

タン以外) は 2 つのアサインを“Knob Pages”で使用することができます。 Basic ページ

(デフォルト名称) では全コントローラーのアサインセットを備えており、Shift ページ (デフォルト名称) でももう一式のアサインメントセットを備えています。

そのため、読み込みのためには、特定のアサインのノブページを選択する必要がありま

す。 以下の方法の 1 つを行ってください。

▪ TRAKTOR KONTROL X1 で、SHIFT ボタンを使って、使用可能な二つのノブ・ページ

を切り換えてください。

3.4. TRAKTOR KONTROL X 1 の SHIFT ボタンです。

クイックスタート

各アサインのロード方法

Controller Editor - マニュアル - 22

Page 23: Controller Editor Manual Japanese.pdf

この Shift ボタンには二つの操作モードがあります。押している間だけ新しいページを有効にするか(Gate モード)、あるいは次回再度押す時まで有効にするか(Toggle モード)のどちらかのモードがあります。 詳細はセクション ↑7.2.1, ノブ・ページ間を切り換えるを参照してください。

▪ Controller Editor 上のノブ・ページ・メニュー(オレンジのフレームの上にあるオレ

ンジのメニュー)を使って、ご希望のノブ・ページを選択してください。

3.3.5 AUDIO KONTROL 1 上でノブ・ページを選択する

各テンプレートで AUDIO KONTROL 1 の全てのコントロール部 (Left ボタン以外) は 2つのアサインを“Knob Pages”で使用することができます。 Basic ページ(デフォルト名

称) では全コントローラーのアサインセットを備えており、Shift ページ (デフォルト名称) でももう一式のアサインメントセットを備えています

そのため、読み込みのためには、特定のアサインのノブページを選択する必要がありま

す。 以下の方法の 1 つを行ってください。

▪ AUDIO KONTROL 1 で、Left ボタンを使って、使用可能な二つのノブ・ページを切り

換えてください。

3.5. AUDIO KONTROL 1 の Left ボタンです。

この Left ボタンには二つの操作モードがあります。押している間だけ新しいページを有効にするか(Gate モード)、あるいは次回再度押す時まで有効にするか(Toggle モード)のどちらかのモードがあります 詳細はセクション ↑9.2, 特殊なコントロール要素を参照してください。

▪ Controller Editor 上のノブ・ページ・メニュー(オレンジのフレームの上にあるオレ

ンジのメニュー)を使って、ご希望のノブ・ページを選択してください。

3.3.6 準備はいいですか?

テンプレートを MIDI アサイン変更を行わずに、そのまま使用する場合(Knob Page/Pad Page もそのまま)は、これ以上の設定を行う必要はありません。 ここまでの操作は、

MASCHINE コントローラー、KORE コントローラー、または AUDIO KONTROL 1 単体で

全て行えます – これはライブ環境での使用における強力なサポートとなることを意味し

クイックスタート

各アサインのロード方法

Controller Editor - マニュアル - 23

Page 24: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ます。 Controller Editor の役目はここまでで、これ以降は Controller Editor を終了しても

かまいません。ここからは対応する NI バックグラウンドサービスが必要な機能を果たし

ます。NI コントローラーを MIDI リモートコントロールとして直ちに使用することが可

能です。

3.4 アサイン内容の変更

選択したテンプレートのいくつかのアサインを変更する場合は(更に Knob Pages と/また

は Pad Pages 内容も変更する場合)、以下のステップへと進んでください。

1. アサイン内容を編集する任意のコントロールを選択してください。 この選択は、

Controller Editor のハードウェア内容を表示したノブ、ボタン等のコントロール部を

クリックするか(以下図参照)、NI コントローラーを用いて、コントロール部に触れる

ことで(この操作を行うには、環境設定ウィンドウの General Tab 内にある Touch Select オプションを起動する必要があります、これはデフォルト設定です)選択可能

です。 シングルクリックの代わりにコントロール部をダブルクリックすると、イン

スペクター(Inspector)にあるアサインタブを自動表示し、操作時間を短縮可能です。

編集対象となったコントロール部は Controller Editor 内では赤枠表示されます。

2. Inspector (Controller Editor のインターフェイスの右部にあります)へ行き、Assign タブをクリックします。

3. このタブでは、表示しているコントロールの全アサインパートが表示されます。 必要に応じて編集してください。 上部で、アサイン名称の変更を行い、下部でどの

タイプの MIDI メッセージを送信するか、どの MIDI チャンネルを使用するか、等の

MIDI 関する全てを編集します。 アサイン詳細は選択した MIDI メッセージの種類に

よって異なります。

クイックスタート

アサイン内容の変更

Controller Editor - マニュアル - 24

Page 25: Controller Editor Manual Japanese.pdf

3.6. 10 章で MIDI アサインの詳細について解説しています。

設定は以上です。 ここまでの設定で、NI コントローラーが指定した MIDI メッセージに

反応します。

3.5 作成したアサインを管理する

強力なマッピングシステムによって、Controller Editor では自由に編集したアサインを管

理することが可能です。 それぞれのノブページ、パッドページ、テンプレート(Knob Pages、Pad Page、Templates)を異なる使用環境に合わせて設定可能で、例えば異なる楽

器に対応したノブページを設定しておくことができます。 更に、ライブ用に異なる曲の

設定に必要な、パッドページとノブページを備えたテンプレートを準備することも可能で

す。

テンプレート、ノブページ、パッドページを管理(作成、削除、複製等)する為に、Inspector内の Templates と Pages タブを使用します。

Templates タブと Pages タブで、アサインを整理することが可能です。

クイックスタート

作成したアサインを管理する

Controller Editor - マニュアル - 25

Page 26: Controller Editor Manual Japanese.pdf

Template タブには全ての使用可能なテンプレート(ファクトリー/ユーザー定義)のリスト

が表示され、さらに Edit メニューには、全ての管理コマンドがあります(例 New、

Duplicate、 Delete 等)。 この他にも いくつかの追加メニューがあり、パッドの感度

(MASCHINE コントローラのみ)を選択したり、選択したテンプレートで使用する MIDI ポート (内部または外部ポート)を選択することができます。

Pages のタブでは、各 Knob Pages (上部)、MASCHINE コントローラのみ、 Pad Pages (下部)、対応する Edit Menus についての同様のリストが表示されます。

ページ機能は RIG KONTROL 3 にはありません。

ここではノブページをソフトシンセコントロール用に設定したとします。 そこで目的に

応じた覚えやすい名称に変更します。

1. ノブページリスト(Knob Page List)で、設定したばかりのノブページをダブルクリッ

クします(ここでは“Knob Page 3”を選択します)。 名称部がハイライト表示されま

す。

2. このノブページの新規名称を入力し(例 “Absynth Lead”) 、コンピューターキーボー

ドの[Enter] を押して変更内容を適用します。(このノブページをリストの 上部に

移動する場合、例えば曲の 初にこのシンセを使用し、コントローラーでシンセを直

接コントロールしたい場合等以下の様に移動します。):

3. リスト内の“Absynth Lead”と表示されたノブページをクリックしたまま、マウスをリ

スト上部に向けて移動します。 ノブページの移動先を表示する線が表示されます。

4. 移動先を表示する線が 上部に現れたら(または任意の位置)マウスボタンを離しま

す。 ノブページ“Absynth Lead”がこの動作でリスト内を移動しました。

TRAKTOR KONTROL X1 と AUDIO KONTROL 1 の 2 つの有効なノブページを録音することはできません。

クイックスタート

作成したアサインを管理する

Controller Editor - マニュアル - 26

Page 27: Controller Editor Manual Japanese.pdf

この方法はパッドページにも (この Pages タブの底部、MASCHINE コントローラのみ)、またテンプレート(Templates タブ内)にも行うことができます。 エディットメニュー

(Edit Menus)は管理機能で、次の章で必要な情報について解説します(主に、セクション↑

4.2.4, インスペクター(Inspector)と↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)を参照してくだ

さい)。 マッピングシステムの詳細については、セクション↑4.3, マッピングシステムを

参照してください。

3.6 テンプレートの保存とロード

必要なアサインのセットを設定し終えたら、設定内容を保存する必要がある場合がありま

す。

Controller Editor が使用しているテンプレートの設定内容を自動保存するので、実際さほ

ど保存に気を使う必要はありません(保存内容には、Knob Pages、Pad Pages、シングルア

サイン内容も含まれます)。 ですので、テンプレートを同じコンピューターで使用する場

合は、Controller Editor を終了してもテンプレートの変更内容は、次に NI コントローラ

ーを MIDI モードで起動し、同じテンプレートを再度ロードすると同様の内容が復帰しま

す。

ですが、ユーザー様の中には、変更または新規に作成したテンプレートを他のコンピュー

タで使用したり、または他のユーザー様とテンプレートを共有なさりたい方もいらっしゃ

ることでしょう。 これを行うには、Controller Editor を使って、テンプレートをテンプレ

ート・ファイルとしてエクスポートすることができます(拡張子:“.ncm”、“.nck”、“.ncg”、“.nckx1”、“.nck1”)。1. Inspector の Templates タブでテンプレートリスト上のお好みのテンプレートのエン

トリーをクリックし、選択します。 選択したテンプレートは強調表示になります。

クイックスタート

テンプレートの保存とロード

Controller Editor - マニュアル - 27

Page 28: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. リストの下で、Edit メニューをクリックして、Save As を選択してください。

3. Save Template(テンプレートの保存)のダイアログが開き、ここで保存先とエクス

ポートするテンプレート・ファイルの名前を選択します。 選択するファイル名は

Controller Editor 内でのテンプレートの名前とは違う名前である可能性がありますの

で、ご注意ください。 これが完了しましたら、「Save」をクリックして、ファイルを

エクスポートしてください。

ここまでの作業で、テンプレートファイルを他のコンピューターに移動したり、友人と同

じテンプレートを共有することが可能となります。

これだけでなく、コントローラ・エディタでは、テンプレート・ファイルを読み込むこと

もできます。 これには以下の方法があります。

1. Inspector の Templates テンプレート・タブで、Edit Menu をクリックし、Append を選択し、Open を選択します。 「Open template」のダイアログが開きますので、コ

ンピュータ上のファイルシステムを閲覧し、インポートするテンプレートファイルを

選択します。

クイックスタート

テンプレートの保存とロード

Controller Editor - マニュアル - 28

Page 29: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. 任意のテンプレートファイルを選択し、Open をクリックします。 テンプレートがロ

ードされ、テンプレートリストに追加されます。

クイックスタート

テンプレートの保存とロード

Controller Editor - マニュアル - 29

Page 30: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4 基本コンセプト

この章では、コントローラーエディター(Controller Editor)の基本的な構成を紹介します。

前セクションでも、Controller Editor の初歩的な操作について触れています。 ここでは、

更に基本的な概要について説明しています。

4.1 Controller Editor の仕組み

Controller Editor(コントローラーエディター)で NI コントローラーと使用しているコンピ

ューターで起動しているオーディオアプリケーション、または外部 MIDI 機器の橋渡しの

役割を果たします。 NI コントローラーの動作を把握し、対応します。 この目的の為に、

Controller Editor では NI コントローラーのコントローラーである各ノブ、パッド、ボタン

等のそれぞれに複数の MIDI アサインが可能な、非常に強力なマッピングシステムを備え

ています。

コントローラーエディター(Controller Editor)は Controller Editor のインストールで、使用

しているコンピューターにインストールされた小規模のバックグラウンドサービスの複

合体です。 このバックグラウンドサービスは NI とソフトウェア、ハードウェアで使用す

る全ての関連するコミュニケーションを管理します。 このバックグラウンドサービスは

CONTROLLER EDITOR アプリケーションを終了しても引き続きサービスを続けます。

これは MIDI リモートコントローラーとして NI コントローラーを使用するときに常時

Controller Editor を起動する必要がないことを意味します。 Controller Editor 内のアサイ

ンを編集選択すれば、もうこのアプリケーションを起動しておく必要はなく、この小さな

バックグラウンドサービスのおかげで各アサイン(及び Templates/Knob Pages/Pad Pages-以下を参照)は有効なままとなります。 Controller Editor をアサインのチェックと編集の

みに使用するアサインエディターとして考えればいいのです。

4.2 ユーザーインターフェイスの概要

もう一度 Controller Editor ユーザーインターフェイスの各部について解説します。

Controller Editor を前面表示すると、画面はこのようになります。

基本コンセプト

Controller Editor - マニュアル - 30

Page 31: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4.1. Controller Editor のユーザー・インターフェイス:大表示(Windows バージョンのピクチャ、Hardware エリア上の

MASCHINE コントローラ付き)

ユーザー・インターフェイスは主に以下の 4 つの領域に分割されています。

1. アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)2. アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)3. Hardware area4. インスペクター(Inspector)以下のセクションではソフトウェアと各エリアについて大まかに説明し、対応する各コン

トロール部について説明します。 各部の詳細については、↑10, 参照章を参照してくださ

い。

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 31

Page 32: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4.2.1 アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor の上部にあるウインドウで、(Mac OS® X ではコンピュータースクリーン

上部)アプリケーションメニューバーは、使用しているコンピューターのアプリケーショ

ンウインドウと似ています。 ここには 3 メニューあり、(File、View、Help) ソフトウェア

の基本機能を制御します。

4.2. アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor のアプリケーションメニューバーの 3 つのメニューです(図は Windowsです)。

4.2.2 アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

アプリケーションメニューバーのすぐ下は、アプリケーションコントロールバーで、マッ

ピングシステムをコントロールするメニューとボタンが配備してあります。

4.3. アプリケーション・コントロール・バー(The Application Control Bar)です。

左から、コントロール各部は以下となっています。

1. デバイス・メニュー (Device menu):他のコントローラへ切り換えることができます。

ここには現在どのコントローラを使用しているかが表示されます。

2. Connect ボタン:Controller Editor からハードウェアへアクセスをするためのボタンで

す。このボタンを押すと、接続されているハードウェアを MIDI モードへ切り換え

て、Controller Editor とハードウェアが連携するようになります。現在専用ソフトウ

ェア(例えば MASCHINE ソフトウェア)にアクセスされているハードウェアは、こ

のボタンを押すことにより、Controller Editor へ接続されるようになります。

3. テンプレート選択メニュー(Template Select menu):任意のテンプレートを選択するこ

とができます。(テンプレートについては、次のセクション,↑4.3, マッピングシステ

ムにてご説明しております)

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 32

Page 33: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4. 小化/拡大ビューボタン(小さな矢印):Controller Editor の二つの表示を切り換え

ます。これはハードウェア・エリアを隠す/表示することにより行えます。

5. MIDI アクティビティ・インジケータ:入力/出力 MIDI データを表示します。

6. NI ロゴ:情報ダイアログが開きます。

4.2.3 ハードウェアエリア(Hardware Area)

上記の二つの画面の下と、左には 一番大きなエリアを占めるハードウェアエリア

(Hardware Area)があります。 ハードウェアエリアは基本的に NI コントローラーとその

コントロール各部全てを表示しており、殆どのコントロール部は自由に MIDI メッセージ

をアサイン可能です。

Controller Editor がスクリーンに小さく表示されている場合は、ハードウェアエリアも隠れていることを意味します。 ハードウェア・エリアを表示するには、上述のアプリケーション・コントロール・バーにある 小化/拡大ビューボタン(小さな矢印)をクリックしてください。

ハードウェア・エリアに描かれるコントローラは、アプリケーション・コントロール・バ

ーにあるデバイス・メニューで選択されたデバイスにより変わります(上記をご確認くだ

さい)。

実機の NI コントローラと比較すると、ハードウェア・エリアにはいくつかのグラフィッ

ク要素が加わっています。

▪ 各コントロール部は MIDI メッセージへとアサイン可能で、ラベルフィールド(Label Field)に現在のアサインを表示します。

▪ 赤枠ハイライト表示されると、そのコントロール部が現在選択されていることを意味

します。

▪ オレンジのノブページメニュー(Knob Page Menu)で、特定したアサインのノブページ

を選択することができます(セクション↑4.3, マッピングシステムで詳細を確認して

ください)。 ノブ・ページ・エリアはオレンジのフレームで表示され、これにはコン

トロール要素が入っており、これらはノブ・ページ・メニューでのノブ・ページの選

択に左右されます。

ノブ・ページ機能は RIG KONTROL 3 には存在しません。

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 33

Page 34: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ MASCHINE コントローラのみ:パッド・ページ機能が有効になっている場合、追加

のブルーのパッド・ページにより、パッドのアサインのための特定のページを選択す

ることができます。ブルーのフレームはパッド・ページ・エリアを強調表示します。

これらのエリアには、パッド・ページに含まれるコントロール要素(つまりはパッ

ド)が入っています。 詳細はセクション ↑4.3.3, パッドページ (MASCHINE コント

ローラーのみ)を参照してください。

各ハードウェア・エリア/NI コントローラ、そしてそれらにアサイン可能なコントロール

要素の詳細については、本マニュアルの各コントローラの章をご覧下さい。

4.2.4 インスペクター(Inspector)

ハードウェア・エリアの右側には、インスペクターが存在し、これはマッピング・システ

ムのコントロール・タワーです。 お持ちの NI コントローラ上のボタンを押したり、ノブ

を回したりする際に、ターゲットのノブやボタンに行われるべきことを、このインスペク

ターのエリアにて正確に定義することができます。 さらに、全てのアサインをノブ・ペ

ージ、パッド・ページ(MASCHINE コントローラ用)、テンプレートで整理することがで

きます。 マニュアルのセクション↑10.4, インスペクター(Inspector)で Inspector の活用

法詳細について解説しています。

Inspector には 3 つのタブ(Templates タブ、Pages タブ、Assign タブ)があり、各タブはマ

ッピング各パートのコントロールを担っています。

Templates タブ(テンプレートタブ)テンプレート・タブにより、テンプレートを管理することができます。 いくつかのエデ

ィット機能とともに使用可能なテンプレートのリストが表示されます。

テンプレートは NI コントローラーのコントロール部用マッピング情報の全情報を含んでいます。 詳細は↑4.3.4, テンプレート(Templates)を参照してください。

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 34

Page 35: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4.4. インスペクター内のテンプレートタブです(図は MASCHINE コントローラーです)。

Templates タブには、上から下へ以下の要素が入っています。

1. Templates リスト:ここでは全ての使用可能なテンプレートが表示され、各テンプレ

ートに対して、インデックス・ナンバー(エディット不可)と名前が付いています。

名称部をクリックして編集するテンプレートを選択し、ダブルクリックしてから名称

を変更します。(アプリケーション・コントロール・バーにあるテンプレート選択メ

ニューでテンプレートを選択することもできますし、NI コントローラからでも可能

です)。

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 35

Page 36: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. テンプレート・エディット・メニュー(Template Edit menu):New(新規)、Save As(別名で保存)等のエディット機能があります。

3. テンプレート・プロパティ・エリア:上部のテンプレート・リストで選択されている

テンプレートのプロパティへはここからアクセスが可能です。

TRAKTOR KONTROL X1 にはテンプレート・プロパティ・エリアはありません。

ページタブ(Pages Tab)Pages タブでページを管理します。 RIG KONTROL 3 にこの機能はありません。RIG KONTROL 3 用のテンプレートを編集している場合、Pages タブを起動することはできま

せん。

MASCHINE コントローラで作業をする際に、このタブのパッド・ページ・ボタンが有効

であると、ここでパッド・ページを管理することもできます。

ノブ・ページ/パッド・ページはノブ・ページ上にあるコントロール要素またはパッド(MASCHINE コントローラのみ)のためのアサイン一式です。 詳細情報については、セクション↑4.3, マッピングシステムをお読みください。

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 36

Page 37: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4.5. インスペクター内の Pages タブです(図は MASCHINE コントローラーです)。

Pages タブには以下の要素があります。

1. Knob Page リスト:ここでは全ての使用可能なノブ・ページが表示され、各ノブ・ペ

ージに対して、インデックス・ナンバー(エディット不可)と名前が付いています。

ここでは名称変更したいノブページをクリックで選択し、ダブルクリックして名称変

更します。 MASCHINE コントローラーと KORE コントローラーではノブページの

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 37

Page 38: Controller Editor Manual Japanese.pdf

順序はドラッグアンドドロップで変更することが可能です。 (ノブ・ページ・エリア

にあるノブ・ページ・メニューでノブ・ページを選択することもできますし、NI コントローラからでも可能です)。

2. Knob Page Edit menu: New、 Duplicate、等の編集機能が備わっています(TRAKTOR KONTROL X1 と AUDIO KONTROL 1 では、この Edit メニューが Shift Mode メニュー

に入れ替わっていて、Gate と Toggle という二つのオプションがついています。これ

により、コントローラからノブ・ページを切り換える際に、Shift ボタンの動作を選

択することができます。 セクション ↑7.2.1, ノブ・ページ間を切り換える

(TRAKTOR KONTROL X1)と↑9.2, 特殊なコントロール要素 (AUDIO KONTROL 1) を参照してください)。

3. Pad Pages ボタン:パッド・ページの機能を有効、無効にします。 パッド・ページ機

能が無効だと、残りのエリアが灰色表示になり、使用動作に反応しなくなります。

4. Pad Page リスト:ここでは全ての使用可能なパッド・ページが表示され、各パッド・

ページに対して、インデックス・ナンバー(エディット不可)と名前が付いています。

ここでは、パッド・ページの名前をクリックして、編集することができ、またパッ

ド・ページの名前をダブルクリックすると、名前を変更することができます。 パッ

ドの上にあるパッド・ページ・メニューでパッド・ページの順序をドラッグアンドド

ロップで変更することができます。あるいは、ハードウェアと MASCHINE コントロ

ーラにある(A〜H のラベルがついた)Groups ボタンで選択することもできます

5. パッド・ページ・エディット・メニュー(Pad Page Edit menu):ここには New、Duplicate等のエディット機能があります。

ボタン 3 から 5 は MASCHINE コントローラーのアサインを行っている場合に有効となります。

アサインタブ(Assign Tab)インスペクター上の 後のタブとしては、Assign タブがあります。 特定のコントロール

要素のアサインの全詳細をここで決めることができます。 このタブでは、現在選択され

ているコントロール要素のプロパティが表示されています。

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 38

Page 39: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4.6. Inspector 内の Assign タブです。

Assign タブは、選択された要素のタイプにより、異なるプロパティを示します。

1. 説明エリア:このエリアは全てのコントロール要素に共通しています。 ここでは現

在選択しているコントロール部の以下の情報を表示します。選択したコントロール

部のノブページのインデックスナンバーと名称または、パッドページ(ノブページと

パッドページに含まれないコントロール部を選択した場合は空欄になります )。 コ

ントロール部の詳細解説(編集できません) と名称(編集可能)

基本コンセプト

ユーザーインターフェイスの概要

Controller Editor - マニュアル - 39

Page 40: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. プロパティ・エリア:現在のコントロール要素の MIDI アサイン・プロパティが入っ

ています。 これらのプロパティの詳細な説明についてはセクション↑10.4.3, アサ

インタブ(Assign Tab)をご参照ください。

4.3 マッピングシステム

NI コントローラーを使用すると、Controller Editor が MIDI メッセージを任意の MIDI ポートの送信します。Controller Editor の役割は人間のハードウェアへのアクションを、

MIDI イベントに変換することです

Controller Editor のマッピングシステムで、アサインを効率よく管理します。 これによ

り、マッピング作業を簡単にし、NI コントローラーの状態を把握することが可能です。

次でそれらの基本的な内容を解説します。

4.3.1 アサイン

アサインは、特定のコントロール要素でどの MIDI イベントをトリガーするのかを決定し

ます。 使用可能な MIDI イベントのタイプは“MIDI Note-On”、“MIDI CC”などです。 コン

トローラ要素での各動作は 1 つの MIDI イベントへ翻訳され、対応するアサインはその翻

訳のルールを規定します。

コントロール要素(ボタン、ノブ、パッド、ペダル入力、フットスイッチ等)により、使

用可能なアサインは異なります。 各コントロール部に対応するアサインの詳細について

は、セクション↑10, 参照を参照してください。

4.3.2 ノブ・ページ(MASCHINE コントローラ、KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1)

コントロール要素のいくつかについては、複数のアサインを行い、Knob Pages へ保存す

ることができます。 これらはノブページエリア(Knob Page Area 、オレンジ枠↑4.2.3, ハードウェアエリア(Hardware Area)参照)に配置しています。 ノブ・ページにはノブ・ペー

ジ・エリアに存在する全てのコントロール要素のアサインがあります。 ノブ・ページは

1 つ 1 つ選択する(読み込む)ことができます。

KORE コントローラーでノブページは KORE 2 ソフトウェアのコントロールページに MIDI 対応します。

基本コンセプト

マッピングシステム

Controller Editor - マニュアル - 40

Page 41: Controller Editor Manual Japanese.pdf

使用可能なノブ・ページは、ハードウェア・エリアのノブ・ページ、あるいはインスペク

タのノブ・ページ・リストで切り換えることができます(この点について、インターフェ

イスの簡単な説明は上記セクション ↑4.2, ユーザーインターフェイスの概要にありま

す)。 NI コントローラからもこれを行うことができます。詳細については各 NI コントロ

ーラの使用方法を説明した各章をご覧下さい。

他のノブ・ページを選択すると、ノブ・ページ・エリアにあるコントロール要素の全ての

アサインは、それに従って更新されます。 全てのノブ・ページはインスペクタのページ・

タブにエディット可能なリストとして保存されます(インスペクタについての詳細情報は

↑10.4, インスペクター(Inspector)をご覧下さい)。

4.3.3 パッドページ (MASCHINE コントローラーのみ)

MASCHINE コントローラーにはノブページとよく似たページですが、パッド専用の Pad Pages が設けられています。 パッドページの機能は前述したノブページと殆ど同じです

が、ノブページエリアのノブとボタンをコントロールする代わりに、16 のパッドに対応

しています。

何ページでも作成可能なノブページとは異なる点として、パッドページは 大 8 ページ分

までの使用制限があります。. ノブページと同様に、パッドページも複数同時選択できま

せん。

パッド・ページは、インスペクタのアサイン・タブのパッド・ページ・ボタンを使って、

必要に応じて有効にしたり、無効にしたりすることができます。 これが有効だと、パッ

ド・ページ・メニューまたはハードウェア・エリアの 8 つのグループ、もしくはインスペ

クタのパッド・ページリストにより、使用可能なパッド・ページを切り換えることができ

ます。 再度申し上げますが、NI コントローラからも、(A〜H というラベルがついてい

る)同じ Group ボタンを使ってこれを行うことができます。

他のパッドページを選択すると、16 パッド分のアサイン内容が選択したページに合わせ

て切り替わります。 8 ページ分の有効なパッドページは Inspector 内の Pages タブに編

集可能なリストとして保存されます(Inspector の詳細に関してはセクション↑10.4, イン

スペクター(Inspector)を参照してください)。

4.3.4 テンプレート(Templates)

テンプレートではノブページ、有効な場合はパッドページを含む NI コントローラーの全

てのコントロール部のマッピング設定情報を含んでいます。 テンプレートは複数同時選

択できません。 またテンプレートは内部 MIDI ポート(コンピューター内で MIDI 対応し

基本コンセプト

マッピングシステム

Controller Editor - マニュアル - 41

Page 42: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ているアプリケーションへの伝達目的)、または外部 MIDI ポート(外部 MIDI 機器への伝達

目的)へと MIDI イベントを送信するか判断する役割も果たします。これは当然のことな

がら MIDI ポートを備えたコントローラーで機能します。 テンプレートの切り替えは、例

えば使用しているコンピュータ内の異なるアプリケーションの認識や異なるハードウェ

アを対応させる為に使用します。

テンプレートは全てのノブページ/パッドページデータ、ノブ/パッドページのリスト、

後に使用したノブ/パッドページのインデックスを含んでいます。 またテンプレートは各

コントロール部の格差威信エディット情報を常時保存しています。

テンプレート・ファイルは、特殊なファイルとしてコンピュータ上に保存することができ

ます。 これらのファイルにはそれぞれ拡張子があり、“.ncm”(MASCHINE コントローラ

用)、“.nck”(KORE コントローラ用)、“.nckx1”(TRAKTOR KONTROL X1)、“.ncg”(RIG KONTROL 3 用)、または“.nck1” (AUDIO KONTROL 1 用)。有効なテンプレートを切り替えるには(内蔵、ユーザーテンプレート両方) アプリケーショ

ンコントロールバー(Application Control Bar)のテンプレートセレクトメニューまたは

Inspector 内のテンプレートリストで行います。 これはいくつかの NI コントローラーか

ら行うことも可能です。各 NI コントローラーの解説章を参照してください。

他のテンプレートを選択すると、インターフェイスの全てのコントロール要素のアサイン

は全てそれに従って更新されます。これにはノブ/パッド・ページが含まれます。 全ての

テンプレートは Inspector 内の Templates タブに編集可能なリストとして保存されます

(本マニュアルセクション↑10.4, インスペクター(Inspector)参照)。

4.3.5 設定

各 NI コントローラーでは有効なデータセット内に、テンプレートのリスト、リスト内の

テンプレートの全データ、選択しているテンプレートのインデックスが含まれます。

このデータセットはまとめて使用しているコンピュータの設定ファイルとして自動的に

保存されます。 この種類のファイルの拡張子は“.ncc”です。 この設定ファイルはコンピ

ューターを起動すると、ハードウェアコントローラーサポートバックグラウンドサービス

によって自動的にロードされます。

基本コンセプト

マッピングシステム

Controller Editor - マニュアル - 42

Page 43: Controller Editor Manual Japanese.pdf

4.4 まとめ

NI コントローラーとハードウェアコントローラーサポート(Hardware Controller Support 、 Controller Editor 及び NI バックグラウンドサービス) で各 MIDI のリモートコントロー

ルが可能です。 ライブ環境において、ハードウェアコントローラーサポートの事はアサ

イン設定後ならまったく考える必要はありません。パフォーマンス中は NI コントローラ

ーのみの使用に集中することが可能です。 MIDI ハードウェア機器とアプリケーション

設定の起動と、その場で他のアサインセット(RIG KONTROL 3 以外)を切り替えることが

可能です。 この作業の全ても NI コントローラー単体で可能です。

唯一コントローラから行うことができないのはアサインの変更です。これを行うには、

Controller Editor を使用します。 テンプレート、ノブ・ページ、パッド・ページを使用し

たパワフルなマッピング・スキーム(これは部分的に NI コントローラにも反映されてい

ます)のおかげで、お好きなだけアサインを加えることができますし、またライブ・パフ

ォーマンス中でもすぐにこれらを呼び出すことができます。

次の章では、Controller Editor で設定したアサイン内容の、コントローラー上での使用方

法について解説します。

基本コンセプト

まとめ

Controller Editor - マニュアル - 43

Page 44: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5 MASCHINE コントローラーの使用法

この章では MASCHINE コントローラーについて解説します。 まずコントローラーのア

サイン可能なコントロール部のリストを紹介し、各部に関する主な内容を解説します。そ

の後 MASCHINE コントローラーのディスプレイについて解説します。

MIDI リモートコントローラーとして存分に NI コントローラーの機能を発揮するために、特にいくつかのコントロール部の状態と LED の性質において NI コントローラーに MIDI ターゲットのパラメーターの状態を伝える必要があります。 MIDI ターゲットから送信されるMIDI フィードバックチャンネルを設定することで NI コントローラーに伝達することでこれを実行可能となります。 この方法で、使用しているコントローラーが使用しているターゲットソフトウェア/ハードウェアの現在のパラメーターの値を随時把握するようになります。 これらの MIDI フィードバックチャンネルの設定に関してはターゲットソフトウェア/ハードウェアの資料を参照してください。

5.1 アサイン可能なコントロール要素

アプリケーション・コントロール・バーのデバイス・メニューで MASCHINE コントロー

ラを選択すると、以下のようなハードウェア・エリアが表示されます。

MASCHINE コントローラーの使用法

Controller Editor - マニュアル - 44

Page 45: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ハードウェアエリアでノブページメニューと対応するノブページエリア(オレンジ枠)、パ

ッドページメニューと対応するパッドページエリア(青色枠)、及び現在選択しているコン

トロール部(Volume Knob)を表示するセレクションフレーム(赤色枠)の各部を表示した

MASCHINE コントローラーです。

MASCHINE コントローラーインターフェイスは以下のエリアを含んでいます。

多くのコントロール要素で使われている名前は MASCHINE ソフトウェアにある元々の機能を指し示しています。 ここでは便宜上これらの名称をインターフェイスを説明するのみの為に使用しています。

1. ページ・ボタン:左上部には、8 つのボタンのセットがあり、2 つのボタンが 4 列に

並んでいます。 これらの 8 つのボタンの中で、6 つは自由にアサイン可能で

(Control、Step、Browse、Sample、Snap(F1)、Autowrite(F2))で、他の二つは特定の

機能があり、前/後のボタンとなっています(左/右のオレンジの矢印)。

MASCHINE コントローラーの使用法

アサイン可能なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 45

Page 46: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. ノブ・ページ・エリア:ノブ・ページには、8 つのボタンと 8 つのノブがあり、ディ

スプレイの上部に配置されたボタンと下部に配置されたノブがあります。 これらの

16 のコントロール要素は自由にアサイン可能です。 ノブ・ページ・エリアは、ノ

ブ・ページ・メニューにより、規定されます。

3. パッド・ページ・エリア:パッド・エリアには 8 つの自由にアサインできるボタン

(Scene、Pattern、Keyboard、Navigate、Duplicate、Select、Solo、Mute)と、16 の

自由にアサイン可能なパッドがあり、これらはパッド・ページ・エリアとしてグルー

プ化されています。 パッド・ページ・ボタンがインスペクタのページ・タブで有効

になっていると、これらのパッドはパッド・ページ・メニューで表示され、パッドの

アサイン・セットを切り換えることができます。

4. Master エリア:マスター・エリアには 4 つの自由にアサイン可能なコントロール要

素があります(3 つのノブと 1 つのボタン)。

5. Groups エリア:グループ・エリアには、A〜H のラベルが付いた 8 つのボタンがあり

ます。 インスペクタでパッド・ページを有効にすると、これらのボタンを使って、

パッドのアサインでお好きなページを選択することができます(次のセクションをご

覧下さい)。 パッド・ページを有効にしていないと、これらのボタンは MIDI イベン

トに自由にアサインできます。

6. Transport エリア: トランスポート・エリアには 8 つのボタンがあります。 自由にア

サイン可能なボタンは以下 7 個です。RESTART (旧名称 LOOP)、Prev、Next、GRID、PLAY、Record、ERASE。 後の Shift というボタンは特殊なボタンです(この点に

ついては次のセクションに詳細があります)。 そのため、このボタンは Controller Editor インターフェイス自体ではアサインできません。

まとめると、MASCHINE コントローラーの全てのコントロール部は自由にMIDIイベ

ントにアサイン可能です(コントロール部の種類によってはアサイン数が制限される場合

もあります)。以下は例外をまとめたものです

▪ ページ・ボタンと Shift ボタンには事前に定義された機能があります。

▪ グループ・エリアのグループ・ボタンには A〜H のラベルがついており、これらはパ

ッド・ページ機能を使用している場合はアサイン不可能です。 この機能を無効にす

ると、これらの 8 つのボタンは他のボタンと同様自由にアサインができます。

これらの特殊なボタンの機能については、次のセクションで説明されいてます。

MASCHINE コントローラーの使用法

アサイン可能なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 46

Page 47: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5.2 特殊なコントロール要素

MASCHINE には各特殊コントロール機能があり、それらは Page ボタンと Shift ボタンで

す。 

5.2.1 ノブ・ページやテンプレートを切り換える

▪ MASCHINE コントローラからノブ・ページを切り換えるには、ページ・ボタンを使

用してください。

▪ MASCHINE コントローラからテンプレートを切り換えるには、SHIFT ボタンを押し

ながら、Page ボタンを使用してください。

5.2.2 パッド・ページを切り換える

パッド・ページ機能が有効だと、MASCHINE コントローラからパッド・ページを切り換

えることができます。

▪ MASCHINE コントローラからパッド・ページを切り換えるには、Group ボタン A〜Hを使用してください。

ご注意事項として:パッド・ページは MASCHINE コントローラのパッドの追加アサイン・

セットです。 インスペクタのページ・タブにあるパッド・ページ・ボタンを有効にする

ことで、パッド・ページを有効にすることができます。

5.2.3 MIDI モードと MASCHINE モードを切り換える

▪ MASCHINE コントローラを MIDI モードまたは MASCHINE モードに切り換えるに

は、SHIFT ボタンを押しながら、CONTROL ボタンを押してください。

ご注意事項:MIDI モードでは、MASCHINE コントローラは MIDI イベントをトリガーし

ますが、MASCHINE モードでは MASCHINE の専用ソフトウェアをコントロールします。

5.2.4 SHIFT ボタンによる他の機能

SHIFT ボタンを使えば、他のディスプレイ・モードへ切り換えることもできます。これに

より、MASCHINE コントローラ上の他のいくつかの機能へアクセスすることができます

この点についての詳細は、セクション↑5.4, 各ディスプレイをお読み下さい。

MASCHINE コントローラーの使用法

特殊なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 47

Page 48: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5.3 ステータス LED

多くの MASCHINE コントローラー各部に、LED 表示部が備わっており、リアルタイムに

コントロール各部のアサイン状況を視覚的に確認することが可能です。 素早い双方向性

の MASCHINE コントローラーとソフトウェア上の NI コントローラーサポートのやり取

りによってハードウェアコントローラーの全状況をリアルタイムに更新します。

各コントロール要素の下にある LED は 3 つの状態(Off、Low brightness と High brightness)があります。 ライトの状態はコントロール要素のタイプと状態に左右されま

す。

5.3.1 ボタン

以下が MASCHINE コントローラーのボタン用 LED の表示内容です。

▪ ボタンがアサイン処理されていない場合は、LED は光りません。

▪ ボタンがアサインされてトグルモード(Toggle Mode)での状態では、LED はオンオフ

の状態を光の明るさで表示します(より明るい光の状態でオン)。▪ ボタンがアサインされており、Trigger または Gate モードの場合、LED の性質は MIDI

フィードバックチャンネルを介して MIDI ターゲットによってコントロールされま

す。MIDI ターゲットは MIDI メッセージをコントローラーに送り LED の状態を決定

します。

▪ ボタンがアサインされており、インクリメント(増加)モード(Trigger/Increment Mode)になっている場合は、LED は弱い光で発光します。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

▪ ディスプレイ上部にある 8 個のボタンのアサイン内容は、ノブディスプレイモード

(Knobs Display Mode)の場合ディスプレイ表示されます(セクション↑5.4.2, ノブデ

ィスプレイモード(Knobs Display Mode)参照)。

5.3.2 各ノブ

以下が MASCHINE コントローラーのノブ用 LED の表示内容です。

MASCHINE コントローラーの使用法

ステータス LED

Controller Editor - マニュアル - 48

Page 49: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ ディスプレー下の 8 個のノブのアサイン内容はノブディスプレイモードの場合ディ

スプレイ表示されます(セクション↑5.4.2, ノブディスプレイモード(Knobs Display Mode)参照)。 ノブに何もアサインされていない場合は、ディスプレイは Off となり

ます。

▪ Master エリアにある Volume、Tempo、Swing ノブは他のコントロールと同様、ディ

スプレイがありませんが、これらの数値はディスプレイ上の Monitor モードの Event項目に表示されます。

5.3.3 各パッド

以下が MASCHINE コントローラーのパッド用 LED の表示内容です。 パッド(感圧機能付

きです)には 2 つの機能があるので、表示内容は以下となります。

▪ パッドがアサイン処理されていない場合は、LED は光りません。

▪ 叩く動作に関するアサインの場合、性質は上記のボタンと同様になります。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

▪ 叩く動作用のアサインがなく、押す動作でノートメッセージ入力をアサインした場

合、LED の光具合でオンオフを表示します。 他のメッセージの場合 LED は弱い光の

ままとなります。

5.4 各ディスプレイ

各ディスプレイモードを有効にすることで、ディスプレイではマッピング設定各の様々な

部分を表示します。 各ディスプレイモードによって、ディスプレイの上下にあるボタン

とノブの性質が変わります。 以下のセクションでは、異なるディスプレイモードによる

MASCHINE コントローラーディスプレイの表示内容を解説します。

5.4.1 ディスプレイモードの切り替え

ディスプレイモードを切り替えるには、MASCHINE コントローラーの SHIFT ボタンを押

したままにします。 すると、ディスプレイにこのように表示されます。

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 49

Page 50: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5.1. MASCHINE Controller with the SHIFT ボタンを押した状態の MASCHINE コントローラーのディスプレイです。

このスクリーンで希望するディスプレイモードを選択します。 上部に 6 つのディスプレ

イモードを示す 6 つのフィールドが表示されます。 6 つのモードは左から、Monitor、Settings、Knobs、Pads、Page、Template となっています。

▪ ディスプレイ・モードを切り換えるには、SHIFT ボタンを押したまま、ディスプレイ

の上にある対応するボタンを押してください。

サイド切り替えを行うにはもう一度 SHIFT ボタンを押したままにし、選択画面が表示さ

れたら任意のディスプレイモードを選択します。

左ディスプレイの真ん中には、現在ロードしてあるテンプレートが表示されます。 これ

は全モードで共通しているので(セッティングディスプレイモードを除く)、現在どのテン

プレートを使用しているかは一目瞭然です。

下の方で、メッセージが現れ、ページ・ボタンを押すことだけで他のテンプレートへ切り

換えることができることを教えてくれます(これはすでに SHIFT ボタンを押しているか

らです)。

5.4.2 ノブディスプレイモード(Knobs Display Mode)

ノブディスプレイモードは も頻繁に使用することの多いディスプレイでしょう。 この

画面はデフォルトのディスプレイモードですので、MASCHINE コントローラーを MIDI モードにすると(NI コントローラーの SHIFT+CONTROL(MIDI)を押すか、Controller Editor のアプリケーションコントロールバーの Connect ボタンを押す、またはコンピューター/Controller Editor を起動すると自動的に MIDI モード起動します)ディスプレイがノブディ

スプレイモードとなります。

このモードでディスプレイは現在ロードしているノブページ、上段に 8 個のボタンアサイ

ン、下段に 8 個のノブアサインを表示します。

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 50

Page 51: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5.2. ノブディスプレイモードは現在ロードしているノブを反映します。

このディスプレイモードでは、どの MIDI メッセージがロードしてあるノブページのどの

コントロール部に現在アサインされているか確認することが出来ます。 このモードで

は、ディスプレイの周りの 16 のコントロール部にアサインした MIDI メッセージに対応

します(8 個のボタンと 8 個のノブ)。各フィールドは対応するコントロール部のために Inspector 内の Assign タブで設定した

内容であり、Label Field と同様です。 設定した名称も表示されているはずです。このコ

ントロール部の名称をまだ設定していない場合は、ここでの名称はアサインした MIDI メッセージと同じになります。

下段では各ノブの現在の値を表示します。 これらの値は 2 通りの表記方法があり、それ

らは数字(上図参照)及び小さなバー表示で表示されます。

5.3. ノブディスプレイモードの値表記方法をバーにしています。

Shift ボタンを押して、5 番目のノブを左から右へ回すことで、二つのビューを切り換え

ることができます。

1. Shift ボタンを押す(そうすると、上記に説明している通り、スクリーンが切り替わ

ります。)5 番目のノブの上に Show Bars(バーを表示する)または Show Values(数

値を表示する)というオプションが現れます。(表示内容はどのビューが現在選択さ

れているかによります)

2. この 5 番目のボタンを回して、希望するビューを選択してください。

3. Shift ボタンを離すと、新しいビューが表示されます。

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 51

Page 52: Controller Editor Manual Japanese.pdf

各ノブのアサイン・プロパティにより、表示される数値(またはバー)は 0 から 127 ま

たは、-64 から 63 になります(両極性)。この 2 番目の設定は、いくつかのタイプのコン

トロールには有用なことがあります(例えば、ステレオ・バランス)。 詳細はセクション

↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)を参照してください。

5.4.3 パッドページディスプレイモード(Pad Pages Display Mode)

パッドページディスプレイモード(ディスプレイ上では“Pads”と表記)は、ロードしてある

パッドページのアサイン内容を MASCHINE コントローラーでも確認できるモードです。

5.4. パッドページディスプレイモードは現在ロードしているパッドページの内容を反映します。

左のディスプレイには、テンプレートと、ノブページ、パッドページに関する基本情報が

表示してあります。 右ディプレイには有効なパッドページ内に保存してあるパッドのア

サインの要約が表示されます。

5.4.4 ノブページディスプレイモード(Knob Pages Display Mode)

ノブページディスプレイモードでノブページ間を移動します。

5.5. ノブページディスプレイモードでノブページ間を移動します。

左のディスプレイには、テンプレートと、ノブページ、パッドページに関する基本情報が

表示してあります。

右側のディスプレイ上では、ノブ・ページがあり、インスペクタのページ・タブのノブ・

ページ・リストで定義したものが出てきます。

1. 上下の矢印の上にある 2 つのボタンを使って、リストをスクロールし、次に読み込み

たいノブ・ページを見つけることができます。

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 52

Page 53: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. 見つかったら、 後のボタン(Load というラベルです)を押して、選択したノブ・

ページを読み込んでください。

この機能は Controller Editor ではなじみのある機能で、ノブページメニュー(ハードウェア

エリア内) またはノブページリスト(Inspector の Pages タブ)での使用、そして MASCHINEコントローラーの Page Buttons でも使用しています。 ノブページディスプレイモードで

は、MASCHINE コントローラーからノブページをコントロールすることが可能です。

▪ ノブ・ページ・メニューやノブ・ページ・リストとは違い、Controller Editor を開い

て他のノブ・ページへ切り換える必要はありません。

▪ MASCHINE コントローラーの Page ボタンとは異なり、次のノブページを簡単にロー

ドすることが可能で、更に現在ロードしているページから離れた位置にあるノブペー

ジを選択することも可能です。 アサイン名称を確認してから、ロードしたいページ

をスクロールして選択すればいいのです。

5.4.5 テンプレート・ディスプレイ・モードについて

テンプレート・ディスプレイ・モードで、テンプレート間を切り換えることができます。

5.6. テンプレート・ディスプレイ・モードで、テンプレート間を切り換えることができます。

左のディスプレイには、テンプレートと、ノブページ、パッドページに関する基本情報が

表示してあります。

右側のディスプレイでは、テンプレートのリストがあり、これはインスペクタのテンプレ

ート・タブにて定義されたものです。

1. 上下矢印の上にある 2 個のボタンを使用して希望する次のテンプレートを選択しま

す。

2. ページが見つかったら、Load と書かれた場所のボタンを押し、選択したテンプレー

トをロードします。

ノブページと同様、この機能は Controller Editor では既に慣れ親しんだ機能で、テンプレ

ートセレクトメニュー(アプリケーションコントロールバー内) またはテンプレートリス

ト(Inspector の Templates タブ内)、で使用しており、MASCHINE コントローラーでは Page

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 53

Page 54: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ボタンを使用します。 テンプレートディスプレイモードでは、MASCHINE コントローラ

ーからテンプレートをコントロールすることが可能です。 これはノブページのセクショ

ンで説明したことと同じです

5.4.6 モニターディスプレイモード(Monitor Display Mode)

モニターディスプレイモードで MASCHINE コントローラーによって送信されたMIDI

データ情報を表示します。

5.7. モニターディスプレイモードで MASCHINE コントローラーによって送信されたMIDIデータ情報を表示します。

左ディスプレイでは現在のテンプレート、ノブページ、パッドページの各情報を表示しま

す。

右ディスプレイには 2 行の文字情報が表示されます。

▪ コントロールでは現在使用しているコントロール部を表示します(Control)。▪ イベントでは操作しているノブ、ボタン等のコントロール部が送信しているMIDI

イベントの詳細を表示します(Event)。ディスプレイモードは使用している MASCHINE コントローラーの使用状況を確認するの

に非常に便利なモニターツールで、例えばデバッグの 中に MIDI チェーンに何か問題が

生じた場合、MASCHINE コントローラーからどの情報を送信したか確認するといった具

合です。

5.4.7 セッティングディスプレイモード(Settings Display Mode)

セッティング・ディスプレイ・モードでは、該当するパラメータを調節することができ、

MASCHINE コントローラについての情報が出てきます。

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 54

Page 55: Controller Editor Manual Japanese.pdf

5.8. セッティングディスプレイモード(Settings Display Mode)で MASCHINE コントローラーでアクセス可能なパラメータ

ーを提供します。

設定項目は左ディスプレイにまとめてあります。 これらは環境設定(Preferences)ウィン

ドウの Controller タブと同等です(もちろん MASCHINE コントローラーがコントローラ

ーメニューで選択されている場合です)。 設定内容は以下となっています。

▪ Brightness: ディスプレイのバックライトを変更します。

▪ Pad Sensitivity: パッドの感度を変更します。

▪ Contrast L: 左ディスプレイのコントラストを設定します。

▪ Contrast R: 右ディスプレイのコントラストを設定します。

右のディスプレイでは、MASCHINE コントローラとハードウェア・コントローラ・サポ

ート・サービスについての重要な情報が表示されています。

▪ 上部のパートでは、MASCHINE コントローラーのファームウェアバージョンとシリ

アルナンバーを表示します。

▪ その下に NI ハードウェア・サービスのバージョン・ナンバーとハードウェア・ドラ

イバが記載されています。

MASCHINE コントローラーの使用法

各ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 55

Page 56: Controller Editor Manual Japanese.pdf

6 KORE コントローラーの使用

この章では、Controller Editor ソフトウェアと関連した KORE Controller の使用方法をご説

明致します。 まずは、コントローラ上でアサイン可能な全てのコントローラ要素を挙げ、

そこから各要素の状態についてご説明し、 後に様々なディスプレイ・モードについてお

話し致します。

MIDI リモートコントローラーとして存分に NI コントローラーの機能を発揮するために、特にいくつかのコントロール部の状態と LED の性質において NI コントローラーに MIDI ターゲットのパラメーターの状態を伝える必要があります。 MIDI ターゲットから送信されるMIDI フィードバックチャンネルを設定することで NI コントローラーに伝達することでこれを実行可能となります。 この方法で、使用しているコントローラーが使用しているターゲットソフトウェア/ハードウェアの現在のパラメーターの値を随時把握するようになります。 これらの MIDI フィードバックチャンネルの設定に関してはターゲットソフトウェア/ハードウェアの資料を参照してください。

6.1 アサイン可能なコントロール要素

6.1.1 KORE 2 コントローラー

アプリケーション・コントロール・バーのデバイス・メニューで KORE 2 コントローラを

選択すると、以下のようなハードウェア・エリアが現れます。

KORE コントローラーの使用

Controller Editor - マニュアル - 56

Page 57: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ハードウェア・エリアが KORE 2 コントローラを示しており、ノブ・ページ・メニューと

関連ノブ・ページ・エリア(オレンジのフレーム)と現在選択されているコントロール要

素に対する選択フレーム(赤)があります(ここではコントローラ・ノブ No.1)。KORE 2 コントローラーインターフェイスは以下のエリアを含んでいます。

多くのコントロール要素にある名前は単に KORE 2 ソフトウェア上の元々の機能を示しているに過ぎません。

1. KORE Page エリア: ノブ・ページ・エリアには 8 つのボタンと 8 つのノブがあり、

これは KORE コントローラ上の 8 つのコントローラ・ボタンと 8 つのコントローラ・

ノブを示しています。 これらの 16 のコントロール要素は自由にアサイン可能で

す。 ノブ・ページ・エリアは、ノブ・ページ・メニューにより、規定されます。

2. ペダル・エリア:ペダル・エリアには、4つの自由にアサイン可能なコントロール要

素があり、これらは2つのペダル・インプットと2つのフットスイッチ・ポートに対

応しています。

KORE コントローラーの使用

アサイン可能なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 57

Page 58: Controller Editor Manual Japanese.pdf

3. 左/右と上/下の矢印ボタン:KORE 2 コントローラ・ビューの中央部には、4 つの矢

印ボタンがあり、これらには特定の機能があります(次のセクションをご参照くださ

い)。

4. スクロールホイールとその周りのボタン:右側には、スクロールホイールとその周り

に配置された4つのボタンがあります(つまり、KORE 2 コントローラ上の Control、Sound、Esc、Enter のことです)。これらの 5 つのコントロール要素は自由にアサイ

ン可能です。 他の2つのボタン、F1 と F2 は事前に定義された機能で、MIDI コマン

ドへはアサインできません(セクション↑6.2, 特殊なコントロール要素をご覧下さ

い)。

5. Transport エリア: トランスポート・エリアには4つのボタンがあります(Stop、Start、Record、Pre-Listen)。 これらは全て自由にアサイン可能です。

まとめると、KORE 2 コントローラーの全てのコントロール部は自由にMIDIイベント

にアサイン可能です(コントロール部の種類によってはアサイン数が制限される場合もあ

ります)。以下は例外をまとめたものです

▪ 4つの矢印ボタン

▪ F1/F2 ボタン

これらの特殊なボタンの機能は下記セクション↑6.2, 特殊なコントロール要素でご説明

しています。

6.1.2 KORE 1 コントローラー

KORE 1 コントローラーは KORE 2 コントローラーに非常に似ています。 MIDI リモート

コントロールにによって以下の相違点があります。。

▪ ペダル・エリアでは、2つではなく、1つしかインプットがありません。

▪ スクロールホイールの周りにあるボタンはレイアウトと名前がわずかながら違いま

す。4つの自由にアサイン可能なボタンは KORE 2 コントローラ上のものと全く同

じ場合は、2つの機能のボタンは(F1 ではなく)ビューと(F2 ではなく)メニュー

と呼ばれ、スクロールホイールの周りを横ではなく、縦に配置されます。 しかし、

これらのボタンはアサイン不可能ですので、あまり違いはありません。 KORE 1 コン

トローラをお持ちであれば、「F1」という場合は、「ビュー」を「F2」という場合は

「メニュー」とお考え下さい。

KORE コントローラーの使用

アサイン可能なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 58

Page 59: Controller Editor Manual Japanese.pdf

6.2 特殊なコントロール要素

KORE コントローラには、以下の特殊なコントロール要素があります。4 つの矢印ボタン

と F1 と F2 ボタン(あるいは KORE 1 コントローラ上のビューとメニュー)です。

6.2.1 テンプレートまたはノブ・ページの切り換え

▪ KORE コントローラからノブ・ページを切り換えるには、上/下の矢印ボタンを使っ

てください。

▪ KORE コントローラを切り換えるには、F1 ボタンを押して、同じ上/下の矢印ボタン

を使ってください。

6.2.2 MIDI モードと KORE モードの切り換え

▪ KORE コントローラを MIDI モードと KORE モードの間で切り換えるには、Control ボタンを押した後で F1 ボタンを押してください。

注意として:MIDI モードでは、KORE コントローラは MIDI イベントをトリガーします

が、KORE モードでは、専用ソフトウェアである KORE 2 をコントロールします。

6.2.3 他の機能

F1 と F2 のボタン(あるいは KORE 1 コントローラ上ではビューとメニュー)を使っ

て、他のディスプレイ・モードへ切り換えることができます。これにより KORE コントロ

ーラ上の他の機能へアクセスすることができます。 左と右の矢印ボタンはディスプレイ

に関連して使用されます。 詳細はセクション ↑6.4, ディスプレイを参照してください。

6.3 ステータス LED

殆どの KORE コントローラー各部に、LED 表示部が備わっており、リアルタイムにコン

トロール各部のアサイン状況を視覚的に確認することが可能です。 素早い双方向性の

KORE コントローラーとソフトウェア上の KORE コントローラーサポートのやり取りに

よってハードウェアコントローラーの全状況をリアルタイムに更新します。

6.3.1 ボタン

以下が KORE コントローラーのボタン用 LED の表示内容です。

▪ ボタンがアサイン処理されていない場合は、LED は光りません。

KORE コントローラーの使用

特殊なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 59

Page 60: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ ボタンがアサインされ、トグルモード(Toggle Mode)の状態では、LED はオンオフの

状態を光の明るさで表示します(点灯した状態でオン)。▪ ボタンがアサインされており、Trigger または Gate モードの場合、LED の性質は MIDI

フィードバックチャンネルを介して MIDI ターゲットによってコントロールされま

す。MIDI ターゲットは MIDI メッセージをコントローラーに送り LED の状態を決定

します。

▪ ボタンがインクリメントモード(Increment Mode)になっている場合は、LED は点灯

しません。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

コントローラーボタン用のアサインは(例 コントローラーノブの上下にあるボタンがそれ

です) コントロールディスプレイモードの KORE コントローラー上で表示されます(セク

ション↑6.4.2, コントロール・ディスプレイ・モード参照)。 これらのボタンが1つもア

サインされない場合は、ディスプレイは Off と表示されます。

6.3.2 各ノブ

以下は、KORE コントローラ上のコントローラ・ノブの規定です。

▪ コントローラ・ノブがアサインされいていない場合は、その周りの LED のリングは

完全に消えています。

▪ コントローラ・ノブがアサインされている場合は、LED のリングの明暗が、このコン

トローラ・ノブに対して規定された数値の大体の範囲内で、MIDI の数値を反映しま

す。

コントローラ・ノブのアサインは現在の数値と共にコントロール・ディスプレイ・モード

での KORE コントローラのディスプレイ内で示されます(セクション↑6.4.2, コントロー

ル・ディスプレイ・モードコントロール・ディスプレイ・モード”をご覧下さい)。 コン

トローラ・ノブがアサインされていない場合、ディスプレイは Off と表示されます。

6.3.3 スクロールホイール

LED リングの挙動についてですが、KORE 2 コントローラのスクロールホイールはコント

ローラ・ノブのように動作します(詳細については上記をご覧下さい)。

ハードウェア上でスクロールホイールのアサインを確認することはできませんが、

Controller Editor ウインドウ上では確認可能です。

KORE コントローラーの使用

ステータス LED

Controller Editor - マニュアル - 60

Page 61: Controller Editor Manual Japanese.pdf

6.3.4 ペダルインプットとフットスイッチポート

お分かりのように、ペダル・インプットとフットスイッチ・ポートには LED がありませ

ん!

ハードウェア上でアサイン内容を確認することはできませんが、Controller Editor ウイン

ドウ上では可能です。

6.4 ディスプレイ

KORE コントローラー上では、ディスプレイでは必要な情報を表示するので、異なるパラ

メーターを調整することが可能です。 ここでは KORE コントローラーが対応するので、

Controller Editor を開く必要はありません。

各ディスプレイモードを有効にすることで、ディスプレイではマッピング設定各の様々な

部分を表示します。 5 つの有効なディスプレイモードは、Control, Knob Pages, Templates, Setup 、Options となっています。 各ディスプレイモードでディスプレイヘッ

ダ(ディスプレイの 上部) が常時現在のディスプレイモードを表示します。

各ディスプレイモードは以下となっています。

6.4.1 ディスプレイモードの切り替え

ディスプレイ選択は主に F 2 ボタンを介して行います。

▪ F2 ボタンを押して、ディスプレイ上で Overview スクリーンを表示してください。

KORE コントローラーのディスプレイのオーバービューを表示するには F2 を押します。

このスクリーンで希望するディスプレイモードを選択します。 使用可能なディスプレイ

モードが 2x4 の表で表示され、それらは KORE ソフトウェアのサウンドバリエーション

に似ています。 有効な 4 つのディスプレイモードは以下となっています。

▪ ノブページ(PAGE と表記)▪ コントロール(CTL と表記)▪ セットアップ(SET と表記)▪ オプション(OPTN と表記)

ディスプレイ選択方法は以下の通りです。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 61

Page 62: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ 4つの矢印ボタン(上、下、左、右)でナビゲートしていき、ご希望のセルの目的の

フレームを定めて、Enter ボタンを押して、選択を確定してください。

または

▪ KORE コントローラ上で、そのディスプレイ・モードに直接アクセスするため、対応

するコントローラ・ボタンを押してください。 特定のディスプレイ・モードを有効

にするコントローラ・ボタンは光りますが、何もしないボタンはそのまま光りませ

ん。

このオーバービュー・スクリーンで、以前に選択したディスプレイ・モードへ再度切り換

えることもできます。

▪ KORE コントローラ上の Esc ボタンを押して、前回選択したディスプレイ・モードへ

切り換えてください。

F 2 ボタンをもう一度押すことで、オーバービュースクリーンを表示し、いつでも他のデ

ィスプレイモードに切り替えることが可能です。

例外:テンプレート・ディスプレイ・モードテンプレート・ディスプレイ・モード

▪ F1 ボタンを押して(詳細については、下記のセクション↑6.4.6, テンプレートディ

スプレイモード(Templates Display Mode)をご参照ください。)

6.4.2 コントロール・ディスプレイ・モード

コントロールディスプレイモードは も頻繁に使用することの多いディスプレイでしょ

う。

▪ コントロール・ディスプレイ・モードを有効にするには、F2 を押して(オーバービ

ュー・スクリーンを表示して)、ボタン2または Control ボタンを押してください。

F2 を押して矢印ボタンを押しオーバービュースクリーンの CTL を選択し、Enter ボタンを押すことでも選択可能です。

このモードでは、デスプレイは現在ロードしているノブページを表示します。 デフォル

トでは上下 8 個のコントローラーボタンのアサインと中央部の 8 個のコントローラーノ

ブアサインを表示します。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 62

Page 63: Controller Editor Manual Japanese.pdf

コントロールディスプレイモードは現在ロードしているノブを反映します。 このディス

プレイモードでは、どの MIDI メッセージがロードしてあるノブページのどのコントロー

ル部に現在アサインされているか確認することが出来ます。 このモードでは、KORE コントローラーの各 8 個のコントローラーボタンとノブはアサインされた MIDI メッセー

ジをトリガーします。

ディスプレイヘッダはまず“CTL” (コントロールディスプレイモード使用時)と表示し、続

いて現在ロードしているノブページの名称を表示します。

コントロールディスプレイモードには 3 種の表示画面があり、KORE 2 ソフトウェアと

KORE コントローラーを使用している時のコントロールディスプレイモードに似ていま

す。

All ビュー(All view)

オール(All)では、コントローラーノブとボタンの全てのパラメーター名称を表示します。

ハードウェアのコントローラーノブに触れると、ディスプレイヘッダでパラメーター名称

と値を表示します。

Potis ビュー(Potis view)

Potis は NI コントローラーのコントローラーノブにアサインしたパラメーターのみを表

示するモードです。 上下列にノブの値がメーター表示されます。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 63

Page 64: Controller Editor Manual Japanese.pdf

シングルビュー(Single view)

Single は常時現在選択しているコントローラーノブのパラメーターの名称とメーター、各

数値を表示します。

オプションディスプレイモード(Options Display Mode セクション↑6.4.5, オプションデ

ィスプレイモード(Options Display Mode)参照)で3種類の表示画面を切り替えます。

ご注意いただきたいのは、各ノブのアサイン・プロパティにより、表示された数値は 0〜1 か、あるいは-1〜1(両極性)になるということです。この二つ目の設定は、いくつか

のコントロールのタイプ(例えば、ステレオ・バランス)に役立ちます。 詳細はセクション

↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)を参照してください。

6.4.3 ノブページディスプレイモード(Knob Pages Display Mode)

ノブページディスプレイモードでノブページ間を移動します。

▪ ノブ・ページ・ディスプレイ・モードを有効にするには、F2 を押して(オーバービ

ュー・スクリーンを表示するためです)、ボタン1を押してくだささい。

F2 を押して矢印ボタンを押しオーバービュースクリーンの PAGE を選択し、Enter ボタンを押すことでも選択可能です。

6.1. ノブページディスプレイモードでノブページ間を移動します。

ディスプレイ上には、インスペクタのページ・タブのノブ・ページ・リストで定義したノ

ブ・ページのリストがあります。

1. スクロールホイールでリストを移動し、次にロードするノブページを選択します。

2. KORE コントローラで Enter ボタンを押し、選択したノブ・ページを読み込んでくだ

さい。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 64

Page 65: Controller Editor Manual Japanese.pdf

8 つのコントローラ・ボタンと 8 つのコントローラ・ノブの現在のアサインは、ノブ・ディスプレイ・モードを有効だと、そのまま有効です。

この機能は Controller Editor ではなじみのある機能で、ノブページメニュー(ハードウェア

エリア内) またはノブページリスト(Inspector の Pages タブ)での使用、そして KORE コン

トローラーのコントローラーディスプレイモードでの Page Buttons(上下矢印ボタン)でも使用しています。 ノブページディスプレイモードでは、KORE コントローラーから広

範囲にわたるノブページセレクションをコントロールすることが可能です。

▪ ノブ・ページ・メニューやノブ・ページ・リストとは違い、Controller Editor を開い

て他のノブ・ページへ切り換える必要はありません。

▪ KORE コントローラーの Page ボタンとは異なり、次のノブページを簡単にロードす

ることが可能で、更に現在ロードしているページから離れた位置にあるノブページを

選択することも可能です。 アサイン名称を確認してから、ロードしたいページをス

クロールして選択すればいいのです。

6.4.4 セットアップディスプレイモード(Setup Display Mode)

セットアップディスプレイモード(Setup Display Mode)で KORE コントローラーの設定を

調整することが可能です。

▪ セットアップ・ディスプレイ・モードを有効にするには、F2 を押して(オーバービ

ュー・スクリーンを表示するためです)、ボタン 7 を押してくだささい。

F2 を押して矢印ボタンを押しオーバービュースクリーンの SET を選択し、Enter ボタンを押すことでも選択可能です。

6.2. セットアップディスプレイモードで KORE コントローラーのいくつかのパラメーターにアクセスします。

設定内容は環境設定(Preferences)ウィンドウの Controller タブと同等です(もちろん

KORE コントローラーがコントローラーメニューで選択されている場合です)。 そこには

以下の 3 パラメーターがあります。

▪ Contrast: ディスプレイのコントラストを調節します。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 65

Page 66: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Backlight: ディスプレイのバックライトを調節します。

▪ Touch Sens: 8 個のコントローラーノブの感圧部を調整します。

4つの矢印ボタンを使って特定のパラメータを選択し、その数値を変更することが可能で

す。

8 つのコントローラ・ボタンと 8 つのコントローラ・ノブの現在のアサインは、セットアップ・ディスプレイ・モードを有効だと、そのまま有効です。

6.4.5 オプションディスプレイモード(Options Display Mode)

▪ オプション・ディスプレイ・モードを有効にするには、F2 を押して(オーバービュ

ー・スクリーンを表示するためです)、ボタン8を押してくだささい。

F2 を押して矢印ボタンを押しオーバービュースクリーンの OPTN を選択し、Enter ボタンを押すことでも選択可能です。

6.3. オプションディスプレイモードでコントロールディスプレイモードのビューモードを調節します。

オプション・ディスプレイ・モードにはオプションが1つあります。

▪ View:コントロール・ディスプレイ・モードでビューを設定してください。 個々のモ

ードの詳細については、上記セクション↑6.4.2, コントロール・ディスプレイ・モー

ドをご覧下さい。

▪ All、Potis、Single のビュー・モードを切り換えるには、スクロール・ホイールか、

コントローラ上の左右の矢印ボタンを使用してください。

8 つのコントローラ・ボタンと 8 つのコントローラ・ノブの現在のアサインは、オプション・ディスプレイ・モードを有効だと、そのまま有効です。

6.4.6 テンプレートディスプレイモード(Templates Display Mode)

テンプレートディスプレイモードは少し特殊です。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 66

Page 67: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ テンプレート・ディスプレイ・モードを有効にするには、F1 ボタンを押してくださ

い。

テンプレートディスプレイモードで他のテンプレートに切り替え、MIDI モードを終了し

ます。

このモードはインスペクタのテンプレート・タブのテンプレート・リストで定義したテン

プレートのリストがあります。 現在読み込まれたテンプレートは強調表示になります。

テンプレートディスプレイモードが有効な場合、各 8 個のコントローラーノブとボタン用アサインが有効な状態になったままであることを念頭においてください。

このモードでは 2 つの事を行います。1 つはロードするテンプレートの選択です。

▪ 上/下の矢印ボタンを使って前/後のテンプレートを選択してください。

または

1. スクロールホイールを使ってリスト全体をナビゲートしてください。

2. ご希望のテンプレートがドットのフレームで囲まれたら、Enter を押して、読み込ん

でください。

第二に、ディスプレイ・モードを使うと、MIDI モードから KORE モードへ切り換えるこ

とができます。

▪ MIDI モードから KORE モードへ切り換えるには、Control ボタンを押してください。

KORE ソフトウェアが(スタンドアロンかプラグインとして)起動している場合、KORE内部で前回に選択したディスプレイ・モードへ行き、専用ソフトウェアで KORE コントロ

ーラを使用することができます。 KORE ソフトウェアが起動していない場合は、ディス

プレイは “KORE” とメッセージを表示し、KORE の起動に備えて待機します。

F1 ボタンをもう一度押すか、Esc ボタンを押すと、その前に選択したディスプレイモードとなります。

KORE コントローラーの使用

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 67

Page 68: Controller Editor Manual Japanese.pdf

7 TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

この章では、Controller Editor ソフトウェアと関連した TRAKTOR KONTROL X1 の使用方

法をご説明致します。 まずは、コントローラ上でアサイン可能な全てのコントローラ要

素を挙げ、そこから各要素の状態についてご説明します。

MIDI リモートコントローラーとして存分に NI コントローラーの機能を発揮するために、特にいくつかのコントロール部の状態と LED の性質において NI コントローラーに MIDI ターゲットのパラメーターの状態を伝える必要があります。 MIDI ターゲットから送信されるMIDI フィードバックチャンネルを設定することで NI コントローラーに伝達することでこれを実行可能となります。 この方法で、使用しているコントローラーが使用しているターゲットソフトウェア/ハードウェアの現在のパラメーターの値を随時把握するようになります。 これらの MIDI フィードバックチャンネルの設定に関してはターゲットソフトウェア/ハードウェアの資料を参照してください。

7.1 アサイン可能なコントロール要素

アプリケーション・コントロール・バーのデバイス・メニューで TRAKTOR KONTROL X1コントローラを選択すると、以下のようなハードウェア・エリアが表示されます。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

Controller Editor - マニュアル - 68

Page 69: Controller Editor Manual Japanese.pdf

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

アサイン可能なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 69

Page 70: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ハードウェアエリアで TRAKTOR KONTROL X1 を表示しており、 現在選択しているコン

トロール部(ここでは左プレイボタンを選択しています)が赤く表示(セレクションフレー

ムと呼びます)されます。

TRAKTOR KONTROL X1 の Shift と Hotcue 以外の全てのコントロール部は各 MIDI イベ

ント (コントロール部の種類によって制限される場合があります)に自由にアサイン可能

です。 これらのボタンにはそれぞれ固有の機能があります(以下参照)。

多くのコントロール要素で使われている名前は TRAKTOR ソフトウェアにある元々の機能を指し示しています。

TRAKTOR KONTROL X1 インターフェイスには、以下のアサイン可能なコントロール要素

があります。

▪ 24 の自由にアサイン可能なボタン

▪ 8つの自由にアサイン可能なノブ

▪ 4 つの自由にアサイン可能なプッシュ・エンコーダ

7.2 特殊なコントロール要素

TRAKTOR KONTROL X1 には 2 つの特殊コントロール機能があり、それらは Shift ボタン

と Hotcue ボタンです。  これらで使用しているコントローラーを異なる状態にします。

7.2.1 ノブ・ページ間を切り換える

▪ TRAKTOR KONTROL X1 コントローラで使用可能な二つのノブ・ページを切り換える

には、Shift ボタンを押してください。

また、Shift ボタンの動作は、インスペクタのページ・タブ上にある Shift モード・メニュ

ーでの設定により左右されます。 この Shift モード・メニューにより、二つの状態の選択

が可能になります。

▪ Toggle: このエントリが選択されていると、コントローラは他のノブ・ページへ切り

替わり、このノブ・ページは Shift ボタンを離した後でも有効です。

▪ Gate: このエントリが選択されていると、Shift ボタンを押している間だけ、コントロ

ーラは他のノブ・ページへと切り替わります。 Shift ボタンを離すと、コントローラ

は以前のノブページへ戻ります。 このモードは他のコントロールを有効にするには

便利でしょう。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

特殊なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 70

Page 71: Controller Editor Manual Japanese.pdf

7.2.2 MIDI モードと TRAKTOR モードを切り換える

▪ TRAKTOR KONTROL X1 コントローラを MIDI モードまたは TRAKTOR モードに切り

換えるには、Shift ボタンと Hotcue を同時に押してください。

TRAKTOR が起動している際は、TRAKTOR KONTROL X1 の MIDI 機能は KX1 の Preference ページの Preference オプション Switch to MIDI via Shift+Hotcue で無効にすることができます

(デフォルトでは有効の状態)。 このオプションは、Shift と Hotcue ボタンの多用による MIDIモードへの切り換えの誤りを防ぐためにあります。

ご注意事項:MIDI モードでは、TRAKTOR KONTROL X1 コントローラは MIDI イベントを

トリガーしますが、TRAKTOR モードでは専用ソフトウェアである TRAKTOR をコントロ

ールします。

7.3 ステータス LED

TRAKTOR KONTROL X1 上にある全てのボタンには、各ボタンのアサイン状態を示す LEDが装備されています。 コントローラとソフトウェア側のハードウェア・コントローラ・

サポートとの間の迅速な双方向のコミュニケーションにより、NI コントローラ上の全て

の状況がリアルタイムに更新されます。

各コントロール要素の下にある LED は 3 つの状態(Off、Low brightness と High brightness)があります。 各点灯状態は以下の意味をそれぞれ含んでいます。

▪ ボタンがアサイン処理されていない場合は、LED は光りません。

▪ ボタンがアサインされてトグルモード(Toggle Mode)での状態では、LED はオンオフ

の状態を光の明るさで表示します(より明るい光の状態でオン)。▪ ボタンがアサインされており、Trigger または Gate モードの場合、LED の性質は MIDI

フィードバックチャンネルを介して MIDI ターゲットによってコントロールされま

す。MIDI ターゲットは MIDI メッセージをコントローラーに送り LED の状態を決定

します。

▪ ボタンがアサインされており、インクリメント(増加)モード(Trigger/Increment Mode)になっている場合は、LED は弱い光で発光します。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

ステータス LED

Controller Editor - マニュアル - 71

Page 72: Controller Editor Manual Japanese.pdf

TRAKTOR KONTROL X1 の LED の点灯状態は、Preference ウィンドウで On と Off の両方

を定義できます(詳細については、セクション↑10.1.1, ファイル・メニュー(File Menu)をご覧下さい)。

7.4 二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。

Controller Editor で 高 4 台の TRAKTOR KONTROL X1 を同じコンピュータに接続し、そ

れぞれを同時に使用して各 MIDI をコントロールすることが可能です。 複数接続を行う

ことで、DJ ソフトウェア上の各バーチャルデッキのコントロール、または複数のパラメ

ーターへのアクセスが必要な各アプリケーションをコントロールすることができるので

便利です。

Controller Editor を使用して、Templates、Knob Pages、及び各 TRAKTOR KONTROL X1のアサインの作成と管理を行うことが可能です。 TRAKTOR KONTROL X1 各機の区別を

明確にする為に、各機器の名称を設定しておくとよいでしょう (設定前は Traktor Kontrol X1 - 1 .. Traktor Kontrol X1 - 4 と表示されます)。デフォルトでは全ての TRAKTOR KONTROL X1 に同じ名称を使用しています。 ですの

で、複数の機器を同時使用する場合は、全ての TRAKTOR KONTROL X1 機器の名称を変

更しておく必要があります。

7.4.1 TRAKTOR KONTROL X1 の名称変更

現時点で コンピューターに接続してある TRAKTOR KONTROL X1 は一つであるとしま

す。 二番目の機器を接続する前に現在接続している機器の名称を変更します。 接続し

てある機器の名称を変更するには、以下の手順を行ってください。

1. Controller Editor を起動していない場合は、起動してください。

2. File メニューで Preferences…を選択します。 環境設定ウインドウが開きます。

3. 左の Controller をクリックして Controller タブに進みます。

4. このタブで一番上のコントローラーメニューが Traktor Kontrol X1 - 1 となっている

か確認してください。 そうではない場合は、このメニューをクリックし、リストの

Traktor Kontrol X1 - 1 を選択してください。 Controller タブで接続してある TRAKTOR KONTROL X1 の設定を表示します。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。

Controller Editor - マニュアル - 72

Page 73: Controller Editor Manual Japanese.pdf

7.1 Preferences ウインドウの Controller タブで接続している TRAKTOR KONTROL X1 の設定内容を表示しています。

タブの一番下の Device Name menu には TRAKTOR KONTROL X1 にアサインしてある名

称が表示されています。 デフォルト名称は Traktor Kontrol X1 - 1 です。

1. Device Name メニューをクリックし、他の名称を選択します(例 Traktor Kontrol X1 - 2)。 選択すると、ダイアログが聞き名称を変更したことをお知らせします。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。

Controller Editor - マニュアル - 73

Page 74: Controller Editor Manual Japanese.pdf

2. ダイアログの指示に従い、機器を再接続します。 ダイアログが閉じます。

3. Preferences ウインドウの右下隅にある OK をクリックしてウインドウを閉じます。

4. 二番目の TRAKTOR KONTROL X1 をコンピュータに接続します。

二番目の TRAKTOR KONTROL X1 を始めて接続する場合は、まずインストールする必要がある場合があります。 詳細は TRAKTOR KONTROL X1 マニュアルを参照してください。

ここまでで二つの TRAKTOR KONTROL X1 をコンピュータに接続したことになります。

これらの両方を MIDI モードにし、MIDI リモートコントロール用に同時に使用すること

が可能となります。

二番目の TRAKTOR KONTROL X1 はデフォルト名称のままです。 ここで行った名称変更

は 1 番目の TRAKTOR KONTROL X1 に対してのみです。

7.4.2 TRAKTOR KONTROL X1 のテンプレートとノブページへのアクセス

Templates、Knob Pages、及び TRAKTOR KONTROL X1 の各アサインの確認、編集を行う

には、Application Control Bar の Device メニューでその名称を選択してください。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。

Controller Editor - マニュアル - 74

Page 75: Controller Editor Manual Japanese.pdf

7.2 アプリケーションコントロールバーのデバイスメニューです。

特定の TRAKTOR KONTROL X1 ユニットの設定を変更するには、Preferences ウインドウ

の Controller タブを開き、上部の Controller メニューで任意の TRAKTOR KONTROL X1 を選択します。

関係する機器が接続してある場合は、コントローラーの名称を Controller Editor で変更することが可能です。 コンピュータにユニットを接続していない場合は、Preferences ウインドウの Controller タブ内の Device Name メニューは灰色表示で反応しない状態となります。

7.4.3 機器の干渉を解決する。

追加した TRAKTOR KONTROL X1 の名称が既に接続してある機器と同一の名称である場

合、警告ダイアログが表示されます。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。

Controller Editor - マニュアル - 75

Page 76: Controller Editor Manual Japanese.pdf

7.3 このメッセージは 低 2 台の TRAKTOR KONTROL X1 を接続し、事前にどちらかの機器名称を変更していない場合に

表示されます。

ダイアログの指示に従って追加した機器を取り外し、接続してある機器の名称を前述した

ように変更してから 2 台目の機器を接続してください。

他の TRAKTOR KONTROL X1 が使用している名称を選択すると、Controller Editor はその

機器名称を現在編集している機器に適用してよいか質問します。 選択する名称は現在接

続していない機器名称、または他の機器に対し全く使用していない名称を選択してくださ

い。選択すると、コントローラーに名称が適用されます。 機器名称を現在使用している

場合(機器を接続している場合)機器名称の前に“*” が表示され、その名称を用いて機器を

使用中であることを示します。 セクション ↑10.2.1, デバイスメニュー(Device Menu) を参照し、Controller Editor 上 で異なるコントローラーを設定する方法を確認してくださ

い。

コントローラーの名称変更を行うには、上記の方法を繰り返してください。

TRAKTOR KONTROL X1 を使用する

二つの TRAKTOR KONTROL X1 を使用する。

Controller Editor - マニュアル - 76

Page 77: Controller Editor Manual Japanese.pdf

8 RIG KONTROL 3 を使用する

この章では、RIG KONTROL 3 での設定に関してご説明致します。 まずは、コントローラ

上でアサイン可能な全てのコントローラ要素を挙げ、そこから各要素の状態についてご説

明します。

MIDI リモートコントローラーとして存分に NI コントローラーの機能を発揮するために、特にいくつかのコントロール部の状態と LED の性質において NI コントローラーに MIDI ターゲットのパラメーターの状態を伝える必要があります。 MIDI ターゲットから送信されるMIDI フィードバックチャンネルを設定することで NI コントローラーに伝達することでこれを実行可能となります。 この方法で、使用しているコントローラーが使用しているターゲットソフトウェア/ハードウェアの現在のパラメーターの値を随時把握するようになります。 これらの MIDI フィードバックチャンネルの設定に関してはターゲットソフトウェア/ハードウェアの資料を参照してください。

8.1 アサイン可能なコントロール要素

アプリケーション・コントロール・バーのデバイス・メニューで RIG KONTROL 3 コント

ローラを選択すると、以下のようなハードウェア・エリアが表示されます。

RIG KONTROL 3 を使用する

Controller Editor - マニュアル - 77

Page 78: Controller Editor Manual Japanese.pdf

8.1. ハードウェアエリアで RIG KONTROL 3 を表示しており、 現在選択しているコントロール部(ここではフットスイッチ

8 を選択しています)が赤く表示(セレクションフレームと呼びます)されます。

RIG KONTROL 3 インターフェイスには以下のエリアがあります。

1. フット・スイッチ:左側のメイン部分にあるフット・スイッチは 8 つのボタンからな

り、RIG KONTROL 3 のフット・スイッチを示しています。 これらの 8 つのコントロ

ール要素は自由にアサイン可能です。

2. ペダル・エリア:上部にはペダル・エリアでは、2 つの自由にアサイン可能なコント

ロール要素があり、2 つのペダル・インプットに対応しています。

3. エクスプレッション・ペダル: 右側のエクスプレッション・ペダルには、自由にアサ

イン可能なコントロール要素があります。コントロール要素はエクスプレッショ

ン・ペダル自体とエクスプレッション・ペダル・スイッチで、このスイッチは RIG KONTROL のペダルの下にあります。

8.2 特殊なコントロール要素

RIG KONTROL 3 に特定機能を備えたコントロール部はありません。トップパネルの全

コントロールを自由にアサイン可能です。

RIG KONTROL 3 を使用する

特殊なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 78

Page 79: Controller Editor Manual Japanese.pdf

8.3 ステータス LED

RIG KONTROL 3 上の大半のコントロール要素には LED が装備されており、コントロール

要素のアサイン状態をリアルタイムに示しています。 RIG KONTROL 3 とソフトウェア

側のハードウェア・コントローラ・サポートとの間の迅速な双方向のコミュニケーション

により、NI コントローラ上の全ての状況がリアルタイムに更新されます。

各コントロール部の LED でオン/オフ 2 種類の状態を表示します。 ライトの状態はコン

トロール要素のタイプと状態に左右されます。

8.3.1 フット・スイッチ

RIG KONTROL 3 上の 8 つのフット・スイッチには以下のルールがあります。

▪ フットスイッチがアサイン処理されていない場合は、LED は光りません。

▪ フット・スイッチがアサインされていて、Toggle モードになっている場合は、LEDが点灯しない状態でオフを意味し、オンの状態を示すために点灯します。

▪ フットスイッチがアサインされており、Trigger または Gate モードの場合、LED の性

質は MIDI フィードバックチャンネルを介して MIDI ターゲットによってコントロー

ルされます。MIDI ターゲットは MIDI メッセージをコントローラーに送り LED の状

態を決定します

▪ フット・スイッチがアサインされていて、Increment モードになっている場合は、LEDはオフのままです。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

8.3.2 エクスプレッション・ペダル

RIG KONTROL 3 上でのエクスプレッション・ペダルのルールは以下の通りです。

▪ Expression Pedal のアサインは LED で表示されません。状態はペダルを見て確認し

てください。

▪ Expression Pedal Switch のアサインは Pedal Switch LED (RIG KONTROL 3 の上にあ

る Pedal とある部分です)で表示します。性質は上記のフットペダルと同様です。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

RIG KONTROL 3 を使用する

ステータス LED

Controller Editor - マニュアル - 79

Page 80: Controller Editor Manual Japanese.pdf

8.3.3 ペダル・インプット

お分かりのように、ペダル・インプットには LED がありません! ハードウェア上でアサ

イン内容を確認することはできませんが、Controller Editor ウインドウ上では可能です。

8.4 ディスプレイ

RIG KONTROL 3 の LED ディスプレイは単純にコントローラの現在のモードを表示しま

す。

▪ GUITAR RIG モード(つまり、コントローラが専用ソフトウェアのインスタンスへ接

続されいてる場合)では、LED のディスプレイは現在読み込まれているプリセットの

数を表示します。

▪ MIDI モード(つまり、コントローラが Controller Editor/NI ハードウェア・サービス

へ接続されている場合)では、LED は con(Controller Editor の略)という文字を表示し

ます。

RIG KONTROL 3 を使用する

ディスプレイ

Controller Editor - マニュアル - 80

Page 81: Controller Editor Manual Japanese.pdf

9 AUDIO KONTROL 1 の使用

この章では、AUDIO KONTROL 1 での設定に関してご説明致します。 まずは、コントロ

ーラ上でアサイン可能な全てのコントローラ要素を挙げ、そこから各要素の状態について

ご説明します。

MIDI リモートコントローラーとして存分に NI コントローラーの機能を発揮するために、特にいくつかのコントロール部の状態と LED の性質において NI コントローラーに MIDI ターゲットのパラメーターの状態を伝える必要があります。 MIDI ターゲットから送信されるMIDI フィードバックチャンネルを設定することで NI コントローラーに伝達することでこれを実行可能となります。 この方法で、使用しているコントローラーが使用しているターゲットソフトウェア/ハードウェアの現在のパラメーターの値を随時把握するようになります。 これらの MIDI フィードバックチャンネルの設定に関してはターゲットソフトウェア/ハードウェアの資料を参照してください。

9.1 アサイン可能なコントロール要素

アプリケーション・コントロール・バーのデバイス・メニューで AUDIO KONTROL 1 コ

ントローラを選択すると、以下のようなハードウェア・エリアが表示されます。

AUDIO KONTROL 1 の使用

Controller Editor - マニュアル - 81

Page 82: Controller Editor Manual Japanese.pdf

9.1. ハードウェアエリアで AUDIO KONTROL 1 を表示しており、 現在選択しているコントロール部(ここでは右ボタンを

選択しています)が赤く表示(セレクションフレームと呼びます)されます。

AUDIO KONTROL 1 インターフェイスには 3 つのボタン(左右中央ボタン) とジョグホイ

ール(コントローラーノブ)があります。

▪ 中央ボタンと右ボタン、コントローラーノブは自由にアサイン可能です。

▪ 左ボタンには以下の特殊機能があります。

9.2 特殊なコントロール要素

AUDIO KONTROL 1 には特殊コントロール部である左ボタンがあります。 左ボタンでで

ノブページ間を移動します。

▪ AUDIO KONTROL 1 で二つのノブ・ページを切り換えるには Left ボタンを使用しま

す。

AUDIO KONTROL 1 の使用

特殊なコントロール要素

Controller Editor - マニュアル - 82

Page 83: Controller Editor Manual Japanese.pdf

また、Shift ボタンの動作は、インスペクタのページ・タブ上にある Left モード・メニュ

ーでの設定により左右されます。 この Shift モード・メニューにより、二つの状態の選択

が可能になります。

▪ Toggle: このエントリが選択されていると、コントローラは他のノブ・ページへ切り

替わり、このノブ・ページは Left ボタンを離した後でも有効です。

▪ Gate: このエントリが選択されていると、Left ボタンを押している間だけ、コントロ

ーラは他のノブ・ページへと切り替わります。 Left ボタンを離すと、コントローラ

は以前のノブページへ戻ります。 このモードは他のコントロールを有効にするには

便利でしょう。

9.3 ステータス LED

AUDIO KONTROL 1 上の全てののコントロール要素には LED が装備されており、コント

ロール要素のアサイン状態をリアルタイムに示しています。 AUDIO KONTROL 1 とソフ

トウェア側のハードウェア・コントローラ・サポートとの間の迅速な双方向のコミュニケ

ーションにより、NI コントローラ上の全ての状況がリアルタイムに更新されます。

各コントロール部の LED でオン/オフ 2 種類の状態を表示します。 ライトの状態はコン

トロール要素のタイプと状態に左右されます。

9.3.1 Left Button (左ボタン)

Left ボタンの LED でどのノブページが起動しているか表示します。

▪ 初のノブページを選択すると Left ボタンの LED は暗いままです。

▪ 次のノブページを選択すると Left ボタンの LED が点灯します。

9.3.2 コントローラーノブ

以下が AUDIO KONTROL 1 コントローラーノブ用 LED の表示内容です。

▪ コントローラ・ノブがアサインされいていない場合は、その周りの LED のリングは

点灯しません。

▪ コントローラ・ノブがアサインされると、その周りの LED のリングが点灯します。

9.3.3 Middle と Right ボタン

以下が AUDIO KONTROL 1 の Middle と Right ボタンの表示内容です。

▪ ボタンがアサイン処理されていない場合は、LED は光りません。

AUDIO KONTROL 1 の使用

ステータス LED

Controller Editor - マニュアル - 83

Page 84: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ ボタンがアサインされ、トグルモード(Toggle Mode)の状態では、LED はオンオフの

状態を光の明るさで表示します(点灯した状態でオン)。▪ ボタンがアサインされており、Trigger または Gate モードの場合、LED の性質は MIDI

フィードバックチャンネルを介して MIDI ターゲットによってコントロールされま

す。MIDI ターゲットは MIDI メッセージをコントローラーに送り LED の状態を決定

します。

▪ ボタンがインクリメントモード(Increment Mode)になっている場合は、LED は点灯

しません。

ボタンモードの詳細についてはリファレンス章のセクション↑10.4.3, アサインタブ(Assign Tab)で確認してください。

AUDIO KONTROL 1 の使用

ステータス LED

Controller Editor - マニュアル - 84

Page 85: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10 参照

この章では体系的に Controller Editor の全ユーザーインターフェイスについて解説しま

す。 Controller Editor は NI コントローラーのリモートコントロールシステムの中枢部で

す。 マッピング・アプリケーションは、NI コントローラーによる動作と MIDI イベント

(MIDI ハードウェア、ソフトウェアで行って欲しいこと)の間のやり取り、を記憶してい

ます。

10.1 アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor メニューバーには 3 つのメニューがあり、それらは、File Menu、View Menu、Help Menu となっています。

10.1. 3 つのメニューを備えた、アプリケーションメニューバーです。

10.1.1 ファイル・メニュー(File Menu)

ファイル・メニューでは、設定ファイルを管理し、アプリケーション全体の動作を調節

し、Controller Editor を終了することができます。 メニューには以下のエントリーがあり

ます。

▪ Open Configuration: ダイアログが開き、読み込みたい設定ファイルを選択することが

できます。 設定ファイルには、Controller Editor で使用するための全てのデータ・セ

ットを含んでいます。 1 台の NI コントローラでは、データ・セットには全てのテン

プレート、リスト内のテンプレートの全てのデータ、現在選択されているテンプレー

トのインデックスがあります。 設定ファイルを読み込むには、File メニューから

Open Configuration を選択し、表示されるダイアログでご希望の設定ファイルを検索

し、それをダブルクリックしてください(またはクリックして、Open ボタンをクリ

ックしてください)。 現在読み込まれている設定と差し替えられます。

▪ Save Configuration As…: でダイアログが表示され、コンフィギュレーションファイル

を別名称で保存します。 ダイアログ内で、新しいコンフィギュレーションファイル

用の希望する名称を入力し、Save ボタンをクリックします。

参照

Controller Editor - マニュアル - 85

Page 86: Controller Editor Manual Japanese.pdf

バックアップの機能として、Save Configuration As…というコマンドも使うことができます。設定ファイルをどこか他の所に保存し(ハードドライブ、USB キー等)、それを再度読み込むことができます

File メニューには Save のエントリーはありません。 Controller Editor が次にソフトウェアを開く際に、現在の設定を記憶しています。 他の設定ファイルを読み込むと、現在の設定に上書きされますので、ご注意ください!

▪ Open Template…: ダイアログが開くと、現在選択されている NI コントローラのテン

プレート・ファイルを選択できます。 テンプレートはインスペクタのテンプレート・

リストへ追加されます。 このコマンドはテンプレートエディットメニュー

(Template Edit Menu)にあるコマンド Append と同等です(テンプレートリストとテ

ンプレートエディットメニューに関しては↑10.4.1, Templates タブ(テンプレート

タブ)を参照してください)。▪ Preferences...: Preferences ウィンドウを開きます。 このウインドウで Controller

Editor のグローバルパラメーターを変更します。 有効なパラメーターは以下となっ

ています。

▪ Exit: Controller Editor アプリケーションを終了します。 背景で起動している NI Hardware Service のおかげで全てのアサインはそのまま有効ですので、ご安心くださ

い。

環境設定ウインドウ環境設定ウインドウには 2 つのタブがあり、それらは General タブと Controller タブで

す。 各タブを表示するにはタブ名称部分をクリックします。

General タブには二つのオプションがあります。

▪ Touch Select: このオプションが有効な場合、ご希望のコントロール要素を NI コント

ローラ内から直接選択することができ、どんなコントロール要素も選択が直感的で

す。このオプションはコントロール要素をすぐにアサインするのに便利でしょう。

ハードウェア・エリア(ここでコントロール要素を選択することができます)とイン

スペクタのアサイン・タブ(ここで対応するアサインを閲覧、修正できます)の間を

マウスで何度も行ったり来たりする必要がなくなります。このオプションを使えば、

NI コントローラ上のご希望のコントロール要素をタッチするとすぐに、Controller Editor 上で自動的にそれが選択され(赤の選択フレームがそれをフォーカスしていま

す)、そのアサインが自動的にインスペクタのアサイン・タブへ表示されます。こう

することで、コンピュータ・スクリーン上のアサイン・タブへ集中することができ、

参照

アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor - マニュアル - 86

Page 87: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ハードウェア上の全ての選択が可能です。例えば、これは非常に多くのアサインをす

る際に非常に効率的です。 さらに、これにより、ある特定の作業に対して使用する

つもりのコントロール要素のみを扱うことができます。 この機能は 小化/拡大ビュ

ーボタンと一緒に使うこともできます(詳細はセクション, “”をご覧下さい)。 さら

に、これにより、ある特定の作業に対して使用するつもりのコントロール要素のみを

扱うことができます。 この機能は Minimize/Expand View Button (セクション↑

10.2.4, 小/拡張(Minimize/Expand)ビューボタン参照)と併用可能です。

▪ Wrap Template and Page Lists: 有効にすると、テンプレートリスト/ノブリストの 後

尾、先頭で前後ボタン(Previous/Next ボタン)を押すとリストの先頭、 後尾に移動し

ます。言い換えると 終地点と先頭部分をつなぐ事でリストをループします。

Controller・タブで、NI コントローラの設定を調節することができます。

参照

アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor - マニュアル - 87

Page 88: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.2. 環境設定(Preferences) ウィンドウの Controller タブで、ここで KORE 2 コントローラーの設定を表示します。

1. 上部のコントローラ・メニューをクリックしてください。 このメニューで、コンピ

ュータにインストールされている全ての NI コントローラがリスト化されいます。

2. ドロップダウンリストで、パラメーターを調整する NI コントローラーを選択します。

選択に応じて、残りのコントローラ・タブで、その NI コントローラで使用可能な設定が

表示されます。

参照

アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor - マニュアル - 88

Page 89: Controller Editor Manual Japanese.pdf

MASCHINE コントローラと KORE コントローラの設定MASCHINE と KORE コントローラでは、設定は Settings Display Mode (MASCHINE コン

トローラ)と Setup Display Mode (KORE コントローラ)で使用されているものと全く同じ

です。 この個々のコントローラに特有な設定については、詳細がセクション↑5.4.7, セッティングディスプレイモード(Settings Display Mode)(MASCHINE コントローラ)とセ

クション↑6.4.4, セットアップディスプレイモード(Setup Display Mode)(KORE コント

ローラ)に載っていますので、ご参照ください。

KORE コントローラについては、追加で Enable Controller のチェック・ボックスがありま

す。 これについては以下をご覧下さい。

TRAKTOR KONTROL X1 の設定TRAKTOR KONTROL X1 では、コントローラ・タブには 3 つの設定があります。

▪ Effect Knobs Recalibrate: これにより、8 つのエフェクト・ノブ(TRAKTOR KONTROL X1 の上部にある 2 つの列に分かれたノブ)を再度キャリブレートして、ノブの中心

位置と範囲の不正確な部分を修正することができます。 キャリブレーションの処理

を開始するには、Recalibrate ボタンをクリックしてください。 この処理は 3 つのス

テップにわかれ、まず左へノブを目一杯回し、次に右へ目一杯回し、 後に中心位置

に回します。

キャリブレーションは出荷時に事前に行われているのでこの作業を必ず行う必要はありません。 TRAKTOR KONTROL X1 の全ノブのキャリブレーション過程で、いくつかのノブでキャリブレーションに必要な中央ポジションの値 64 を読む動作が行われない場合があります。

▪ LEDs On-State Brightness: コントローラのボタンの On の状態の明るさを設定します。

▪ LEDs Off-State Brightness: コントローラのボタンの Off の状態の明るさを設定します。

▪ Device Name: ここで複数台接続された TRAKTOR KONTROL X1 コントローラーの各

名称を特定します。

▪ Start in MIDI-Mode: このチェックボックスが有効な場合、TRAKTOR KONTROL X1 は

コンピュータを起動するとすぐに MIDI モードになります。そのため、手動で MIDIモードに切り換える必要はありません

RIG KONTROL 3 の設定RIG KONTROL 3 では、コントローラ・タブには3つの設定があります。

参照

アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor - マニュアル - 89

Page 90: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Recalibrate: このボタンでエクスプレッション・ペダルと共にお持ちのコントローラ

のペダル・インプットへ接続されている外付けペダルへ再キャリブレーションをかけ

ることができます。 キャリブレーション処理を始めるには、ボタンをクリックして

ください。 警告のダイアログが現れ、全てのペダルを目一杯、上、下、中心位置へ

押すように指示されます。 これでキャリブレーションは完了です。

▪ Start in MIDI-Mode: このチェックボックスが有効な場合、RIG KONTROL はコンピュー

タを起動するとすぐに MIDI モードになります。そのため、手動で MIDI モードに切

り換える必要はありません。

▪ Enable Controller: 下記の説明をご覧下さい。

AUDIO KONTROL 1 の各設定AUDIO KONTROL 1 では、Controller タブには 2 つのセッティングがあります。

▪ Direct Monitoring: Audio Channels メニューでダイレクトモニタリングシグナルを送

信するアウトプットを 4 つのメインアウトプットジャックから選択します。 1/2、

3/4 のペアを選択するか、All 選択することができます。

▪ Enable Controller: 下記の説明をご覧下さい。

コントロールの有効/無効化(KORE Controller、RIG KONTROL 3、AUDIO KONTROL 1 のみ)

10.3. コントローラ・タブの底部にある Enable Controller のチェックボックス。

Enable Controller チェックボックスを使用して KORE コントローラ、RIG KONTROL、ま

たは AUDIO KONTROL 1 を有効、無効にします。 これは、KORE コントローラをバージ

ョン 2.1 以前の KORE ソフトウェアと一緒に使う場合、または RIG KONTROL をバージョ

ン 4 以前の GUITAR RIG ソフトウェアと一緒に使用する場合、AUDIO KONTROL 1 をマッ

ピングアプリケーションと共に使用する場合ここで NI コントローラーを無効の状態にす

る必要があります。 これは常にデフォルトで有効な状態になっています。 以下はコント

ローラを無効にした時に生じる現象です。

参照

アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor - マニュアル - 90

Page 91: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ NI コントローラーのエントリーがビューメニュー(View Menu)の Select Device サブ

メニュー(以下参照)と、アプリケーションコントロールバーの機器メニュー(Device Menu、セクション↑10.2.1, デバイスメニュー(Device Menu)参照)からなくなりま

す。

▪ 対応する NI コントローラーがコンピューターに接続されている場合、コントローラ

ーがシャットダウンします。 NI コントローラーの全ての LED とディスプレイがオ

フの状態となり、MIDI リモートコントローラーとしての機能が終了します。

NI コントローラーのいずれかを有効/無効化した場合は、コンピュータを再起動して変更内容を認識させる必要があります。

10.1.2 View メニュー

View メニューでは、Controller Editor インターフェイスのレイアウトをコントロールしま

す。 このメニューには、2つのエントリーがあります。

▪ Select Device: このサブメニューでは、直前でご説明した様々な Enable Controller オプションで定義された、現在 MIDI リモート・コントロールとして有効になっている

全ての NI コントローラがリスト化されています。 このサブメニューでエントリー

を選択することにより、MIDI アサインを閲覧/修正したい NI コントローラを選択で

きます。 ハードウェア・エリアにはテンプレート/ノブ・ページ/パッド・ページ/アサインがあり、これらはそれぞれ更新されます。 このサブメニューはアプリケーシ

ョンコントロールバー(Application Control Bar、以下↑10.2.1, デバイスメニュー

(Device Menu)参照)の左にある機器メニュー(Device Menu)と同等です。

▪ Hide/Show Hardware Device: Controller Editor インターフェイスにあるハードウェア・

エリアを非表示/表示します。 このコマンドはアプリケーション・コントロール・バ

ーにある 小化/拡大ビュー・ボタンと同じです。 マウスを使って各コントロール要

素を選択し、アサインを閲覧/修正したい場合には、ハードウェア・エリアを表示す

るのが便利です。 マイナス面としては、ユーザー・インターフェイスを全て表示す

るには、コンピュータ・スクリーンで多くのスペースを必要とすることです。

Controller Editor が必要とするスペースを節約することもできます。このコマンドを

選択して、ハードウェア・エリアとアプリケーション・コントロール・バーの大部分

を隠すことができます。 ユーザー・インターフェイスのこれらの部分が隠されてい

れば、インスペクタのテンプレートとページ・タブでテンプレート、ノブ・ページ、

パッド・ページを管理できます。また NI コントローラ上で対応するコントロール要

参照

アプリケーションメニューバー(Application Menu Bar)

Controller Editor - マニュアル - 91

Page 92: Controller Editor Manual Japanese.pdf

素を直接選択することで各アサインの作業を続けることもできます。 これを行うに

は、Preferences ウィンドウ上の(General タブ、上記参照)Touch Select オプション

を有効にしてください。さらには、同じ View メニューにある Select Device エントリ

ーで他の NI コントローラへ切り換えることもできます。 更に同じビューメニュー

(View Menu)の Select Device を介して他の NI コントローラーに切り替えることも可

能です。

10.1.3 ヘルプ・メニュー(Help Menu)

Help メニューでは Controller Editor を使用する際に役に立つ情報を提供しています。 メニューには 5 つのエントリーがあります。

▪ Open Manual…: Controller Editor のインストールファイルにある PDF バージョンの

本マニュアルを開きます。

▪ Open Template Documentation…: 特定の Native Instruments と第 3 社製品用テンプレ

ートの使用法を解説した資料 PDF を開きます。

▪ Launch Service Center…: NI サービスセンターを起動します。 NI サービスセンター

(NI Service Center) で Native Instruments 製品(起動が必要な場合)の起動(アクティベ

ーション)と製品アップデートを行います。 NI サービスセンターの詳細については、

サービスセンターインストールフォルダーにある別途のクイックスタートガイド

(Quick Start Guide)を参照してください。

▪ Visit the Knowledge Base…: Native Instruments ウェブサイトの Knowledge Base を使

用しているウェブブラウザ上で開きます 。 こ の ウ ェ ブ ペ ー ジ で は 各 Native Instruments 製品、及び Controller Editor の各情報を掲載しています。

▪ Visit Native Instruments on the web…: Native Instruments のホームページを開きます。

▪ About…: アバウトダイアログを開き(Native Instruments ロゴをクリックするのと同

様です)ます。 このダイアログには、バージョン・ナンバー等の大切な情報が含まれ

ています。

10.2 アプリケーションコントロールバー (Application Control Bar)

アプリケーションコントロールバーには、Controller Editor の性質をコントロールするグ

ローバル機能を設置してあります。

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 92

Page 93: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.4. アプリケーションコントロールバーは、Controller Editor の重要な機能を含んでいます。

10.2.1 デバイスメニュー(Device Menu)

10.5. デバイスメニュー

機器メニューでは、どの NI コントローラのアサインで作業しているかが分かります。 さらには、別の NI コントローラへ切り換えて、アサインの閲覧/エディットができるように

なります。 このメニューは、アプリケーション・コントロール・バーの View メニューに

ある Select Device サブメニューと同じです。 更に現在接続している全てのコントロー

ラーには“*” マークがつき、機器の使用中であることを示します。

他の NI コントローラへ切り換えるには、以下のことを行ってください。

1. 機器メニューをクリックして、Preferences ウィンドウ上の Enable Controller オプシ

ョンで定義した、MIDI で有効になっている NI コントローラ全てが入ったドロップダ

ウン・リストを開いてください。

2. リストで NI コントローラーを選択します。

ハードウェア・エリアはこれに従って更新され、全てのテンプレート/ノブ・ページ/パッ

ド・ページ/アサインが新しく選択された NI コントローラのために呼び出されます。

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 93

Page 94: Controller Editor Manual Japanese.pdf

全てのパラメーターと設定内容は、機器メニュー(Device Menu) で選択してある NI コン

トローラーのコントローラーエディターインターフェイスに表示されます(アプリケーシ

ョンコントロールバーの右端にある MIDI アクティビティーインディケーターと NI ロゴ

は除く)。

現在 MIDI モードになっている全てのコントローラは、どのコントローラが Controller Editorで表示されていようとも、依然として有効です。

10.2.2 コネクトボタン(Connect Button)

10.6. コネクトボタン(Connect Button)

コネクト・ボタンを使えば、NI コントローラが現在専用ソフトウェア(つまり、KORE、GUITAR RIG、TRAKTOR、MASCHINE)をコントロールしている場合、NI コントローラ

を「呼び出す」ことができます。 これは、MASCHINE コントローラ上で Shift + Control (MIDI)ボタンを押したり、TRAKTOR KONTROL X1 上で Shift + Hotcue ボタンを押し、ま

た KORE 2 コントローラ上では F1 – Control を押すことにより(KORE 1 コントローラで

は、View-Control)、呼び出されるものと同じです。

NI コントローラーは同時に複数のアプリケーションに接続することは出来ません。

▪ NI コントローラがその対応ソフトウェア(例えば KORE2、もしくはコンピュータ上

で現在起動している様々なプラグイン・インスタンス)へ接続することができます。

または

▪ NI コントローラーからそのほか全ての MIDI ターゲットをリモートコントロールす

るゲートの役割を担うハードウェアコントローラーサポートサービスに接続するこ

ともできます。これらのアサインは Controller Editor で行います。

Controller Editor を起動すると、Controller Editor は自動的に NI コントローラーに接続さ

れます。基本的に 後に起動したアプリケーションが、NI コントローラーに接続される

構造になっています 例えば MASCHINE コントローラーが MIDI モードの時に、

MASCHINE ソフトウェアを起動した場合(スタンドアロン、プラグインどちらの場合で

も)、MASCHINE コントローラーを再度 MIDI モードに切り替え、MIDI リモートコントロ

ール可能な状態にする必要があります。 NI コントローラー、または Controller Editor ソフトウェアでは Connect ボタンを使用して接続を復帰することが可能です。

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 94

Page 95: Controller Editor Manual Japanese.pdf

NI コントローラ上から:

▪ MASCHINE コントローラ上で、Shift + Control (MIDI)を同時に押してください。 これにより、MASCHINE コントローラは MIDI モードに切り替わります。

▪ KORE 2 コントローラーでは、F1、その後 Control を押します。 これにより KORE 2 コントローラーが MIDI モードに切り替わります。

▪ KORE 1 コントローラーでは、View を押し、その後 Control を押します。 これにより

KORE 1 コントローラーが MIDI モードに切り替わります。

▪ TRAKTOR KONTROL X1 上で、Shift + Hotcue (MIDI)を同時に押してください。 これ

により、TRAKTOR KONTROL X1 は MIDI モードに切り替わります。

Controller Editor 上で、Connect ボタンがオフの場合(ボタンは光りません)、NI コントロ

ーラは専用ソフトウェア(例えば、KORE 1 または KORE 2 コントローラ用の KORE 2 ソ

フトウェア)のインスタンスに接続されています

▪ MIDI モードを有効にして、NI コントローラを Controller Editor へ接続するには、

Connect ボタンをクリックしてください(これにより、「オン」の状態に変わりま

す)。

MASCHINE コントローラ、KORE コントローラ、または TRAKTOR KONTROL X1 から MIDIモードへ切り換えるために、Controller Editor を開く必要はありません!

RIG KONTROL 3 では、コントローラのモードを切り換えることはできません。

NI コントローラが MIDI モードへ切り替わる際、Controller Editor 上の Connect ボタンは

光ります。 光らない場合は、ボタンがオフになっています。 言い換えれば、Connect ボタンは NI のコントローラが現在どのモードなのかを示しています。

NI コントローラが現在物理的にコンピュータへ接続されていない場合、Connect ボタンは

灰色表示となり、有効ではありません。

10.7. 灰色表示となった Connect ボタン

10.2.3 テンプレートセレクトメニュー(Template Select Menu)

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 95

Page 96: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.8. テンプレート・セレクト・メニューで、ご希望のテンプレートが選択できます。

テンプレート・セレクト・メニューでは、デバイス・メニューで現在選択されている NIコントローラのために、全てのテンプレートのリストの中から 1 つテンプレートを選択す

ることができます。

テンプレートについての詳細は、セクション↑4.3.4, テンプレート(Templates)をお読みください。

▪ 特定のテンプレートを読み込むには、テンプレート・セレクト・メニューをクリック

して、リストからご希望のエントリを選択してください。

対応するテンプレートは自動的に読み込まれます。 これは現在のテンプレートと共に、

ノブ・ページ(MASCHINE コントローラ、KORE コントローラ、 TRAKTOR KONTROL X1)、パッド・ページ(MASCHINE コントローラ)、アサインも差し替えられます。

メニューにはファクトリー・テンプレートと今までに作成されたユーザー・テンプレート

が入っています。

テンプレートの作成と管理に関しては、セクション↑10.4.1, Templates タブ(テンプレートタブ)を確認してください。

10.2.4 小/拡張(Minimize/Expand)ビューボタン

10.9. 小化/拡大ビュー・ボタン

小化/拡大ビュー・ボタンは、左右のどちらかの小さな矢印で表示されます。 このボタ

ンで、ハードウェア・エリア(アプリケーション・コントロール・バーの一部)を表示/非表示にすることができ、スクリーンのスペースを節約することができます。 スクリー

ン上の Controller Editor ウィンドウのサイズを縮小することにより、他のアプリケーショ

ンをより良く見渡せることができます。

このボタンはアプリケーション・メニュー・バーのビュー・メニューにある Hide/Show Hardware Device コマンドと同様です。

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 96

Page 97: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ ハードウェア・エリアが表示されていましたら、 小化/拡大ビュー・ボタンをクリ

ックして、非表示にしてください。

Controller Editor インターフェイスが縮小します(ハードウェアエリアが消え、アプリケー

ションメニューバーと Inspector が表示された状態となるので、アプリケーションコント

ロールバーは、 初/表示ビューボタン、テンプレートセレクトメニュー、 小化表示さ

れた状態の MIDI アクティビティーインジケーターと NI ロゴが表示されます。

10.10. 小化された Controller Editor です。

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 97

Page 98: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ ハードウェア・エリアを再度表示するには、 小化/拡大ビュー・ボタン(小さな左

の矢印)を再度クリックしてください。

この機能はハードウェアエリアを使用しないときに便利です。

▪ テンプレートとノブ・ページ/パッド・ページのみを管理したい時に、インスペクタ

のテンプレートとページ・タブだけが必要な場合。

▪ Preferences ウィンドウの Touch Select オプションを有効にすると(セクション↑

10.1.1, ファイル・メニュー(File Menu)をご覧下さい)、全てのコントロール要素

は直接 NI コントローラから選択できます。そのため、ハードウェア・エリアが必要

なくなり、インスペクタ上でアサインを引き続き行うことができます

Controller Editor が 小化している時に、他の NI コントローラへ切り換えることができます。これはアプリケーション・メニュー・バーのビュー・メニューにある Select Device コマンドを使って行うことができます

10.2.5 MIDI アクティビティーインジケーター(MIDI Activity Indicator)

10.11. MIDI アクティビティーインジケーターです。

MIDI アクティビティーインジケーターで MIDI の送受信(In/Out) 情報を表示します。 この機能は Controller Editor とハードウェアとソフトウェアの MIDI が正常に機能している

か確認する荷に便利な機能で、特に MIDI デバッグを目的として使用します。

10.2.6 NI ロゴ

10.12. NI ロゴです。

アプリケーションコントロールバーの右にある NI ロゴをクリックすると、About ダイア

ログが開きます。

About ダイアログではバージョン情報等の Controller Editor インストール内容に関する情

報が含まれています。

参照

アプリケーションコントロールバー(Application Control Bar)

Controller Editor - マニュアル - 98

Page 99: Controller Editor Manual Japanese.pdf

About ダイアログは、アプリケーション・メニュー・バーの Help メニューで About...エントリーを選択して開くこともできます

10.3 ハードウェアエリア(Hardware Area)

このエリアを表示している場合(セクション↑10.2.4, 小/拡張(Minimize/Expand)ビュー

ボタン参照)、NI エリアは基本的に現在使用しているハードウェアコントローラーを表示

します。 ハードウェア・エリアの目的は2つあります。

▪ このエリアでは視覚的に NI コントローラーの内容を表示します。

▪ テンプレート、ノブページ(RIG KONTROL 3 以外)、パッドページ(MASCHINE コント

ローラー)、ロード、編集したいコントロール部をこのエリアで選択します。 例え

ば、NI コントローラが現在コンピュータへ接続されていない場合に特に有用です。

この方法で、ハードウェアが現在なくても、アサインを用意することができます。

ハードウェアエリアでは NI コントローラーを正確に表示するだけに留まらず、使用感を

向上する為のいくつかの追加機能を備えています。レーベルフィールド、セレクションフ

レーム、ノブページエリア、ノブページメニュー(RIG KONTROL 3 以外)、パッドページ

エリア、パッドページメニュー(MASCHINE のみ)がそれです。 機能各詳細は以下を参照

してください。

10.3.1 ラベルフィールド

ハードウェアエリア内の MIDI アサイン可能なノブ、ボタン等のコントロール部にはそれ

ぞれレーベルフィールドが設けてあります。 このフィールドの内容は Inspector 内の

Assign タブ上部のレーベルフィールドと同じで、コントロール部を名称とともに確認する

ことが出来ます。

コントロール部に名称が設定されていない場合、ラベルフィールドではコントロール部に

アサインされたデフォルトの MIDI メッセージ名を表示します。

その他のアサイン領域と同様に、これらの名称はノブページ/パッドページ/テンプレート

核で保存されます。

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 99

Page 100: Controller Editor Manual Japanese.pdf

コントロール要素の多くはハードウェア・エリアに名前がすでにあり、この名前は単純に専用ソフトウェア(MASCHINE、KORE、TRAKTOR、GUITAR RIG)上の元々の名前を示しています。

10.3.2 セレクションフレーム(Selection Frame)

10.13. セレクションフレーム(Selection Frame)は現在使用しているコントロール部をハイライト表示します。

セレクションフレームは現在選択しているコントロール部を赤枠でハイライト表示しま

す。 ハードウェアエリアで他のコントロール部を選択する(または NI コントローラーで

環境設定の Touch Select オプションを起動)と、セレクションフレーム(Selection Frame)がそのコントロール部をハイライト表示します。 同時に Inspector の Assign タブでは、

そのコントロール部のアサインプロパティーを表示します。

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 100

Page 101: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.3.3 ノブ・ページ・エリアとノブ・ページ・メニュー(MASCHINE、KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)

ノブ・ページ・エリア

ノブ・ページ・エリアでは、ノブ・ページにある全てのコントロール要素があります(こ

こでは MASCHINE コントローラを示しています)

ハードウェア・エリア内では、オレンジのフレームはいくつかのコントロール要素を強調

表示しています。 このフレームはノブ・エリアを定義し、ここにはノブ・システムに含

まれている全てのコントロール要素があります。

ご注意いただきたいのは、ノブ・エリアにあるコントロール要素は複数のアサインを行うことができ、これはノブ・ページで保存できるということです。各ノブ・ページでは、1 つのコントロール要素に対して 1 つのアサインが可能です(Controller Editor のマッピング・システムの一般的なシステムについてはセクション↑4.3, マッピングシステムをご覧下さい)

ノブ・ページ・メニュー

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 101

Page 102: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.14. ノブ・ページ・メニューでは、他のノブ・ページを選択することができます(ここでは KORE 2 を示しています)。

ノブ・ページ・エリアの左上隅のノブ・ページ・メニューは、現在選択されたノブ・ペー

ジの名前を表示します。 さらに、これにより他のアサインを選択することも可能です。

▪ ノブページを選択するには、ノブページメニューをクリックし、リストからエント

リーを選択します。このリストは Inspector の Pages タブのノブページリストと同様

です

選択されたノブ・ページは自動的に読み込まれ、現在読み込まれていたノブ・ページと差

し替えとなります。

10.3.4 ページ・ボタン(MASCHINE と KORE コントローラ)

10.15. ページ・ボタンにより、全ノブ・ページのリスト(と MASCHINE コントローラ上ではテンプレート・リスト)をス

キャンすることができます。

ページ・ボタンはノブ・ページとテンプレートを検索するための別の方法です。 これら

の2つのボタンは、オレンジの矢印で示され、MASCHINE コントローラの左上部にあり、

KORE コントローラのディスプレイのすぐ下にあります。

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 102

Page 103: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ 前/後のノブ・ページを読み込むにはページ・ボタンをクリックしてください。

現在のノブ・ページはノブ・ページ・リストの前/後のページと差し替えになります。

MASCHINE コントローラ上では、これらのボタンでテンプレートを検索することができ

ます。

▪ 前/後のテンプレートを読み込むには、MASCHINE コントローラ(またはコンピュー

タ・キーボードの)の Shift ボタンを押して、ページ・ボタンを使っている間は押し

続けてください。

現在のテンプレートはテンプレート・リスト上の前/後のテンプレートと差し替えとなり

ます。

ノブ・ページ・リストとテンプレート・リスト内のノブ・ページとテンプレートを管理するには、Inspector をお使いください。 詳細に関しては本マニュアルのセクション↑10.4, インスペクター(Inspector)を参照してください。

これらのボタンは NI コントローラーの同機能と同様で、このボタンでも同様にノブペー

ジまたは MASCHINE のテンプレート間を前後移動することが可能です。

リストの 後に到達した時は-ここではノブページの 後に到達したとします-以下のどち

らかの方法をとります。

▪ Preference ウィンドウ(General タブ)の Wrap Template and Page Lists オプション

を有効にすると、Next ボタンを再度押すと、リストの 初へジャンプします。

▪ Wrap Template and Page Lists オプションを起動していない場合は、リストの末尾で

Next ボタンを押してもリストの 初には移動できません。

10.3.5 パッドページ (MASCHINE コントローラーのみ)

MASCHINE コントローラーはノブページと似た追加ページシステムを備えており、その

ページをパッドページと呼びます。 パッドページで MASCHINE コントローラーの 16 個

のパッドの複数アサインの管理を一手に引き受けます。 ノブページの保管総数は無制限

となっていますが、パッドページは 8 ページ(8 x 16 = 128 アサイン分)の保管が可能で

す。

このパッドページ機能はオプション機能です。Inspector の Pages タブにあるパッドペー

ジボタン(Pad Pages Button)でオンオフ切り替えしてください(セクション↑10.4.2, ペー

ジ・タブ(MASCHINE Controller、KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)参照)

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 103

Page 104: Controller Editor Manual Japanese.pdf

パッドページ機能が有効な場合は、8 個のパッドアサインセットにアクセス可能となりま

す。 この機能が無効の場合は、アサイン処理待機するパッド一組が表示されるのみとな

ります。

パッド・ページ・エリアとパッド・ページ・メニュー

10.16. パッド・ページ・エリアと左上隅にある関連するパッド・ページ・メニュー。

四角で囲まれたパッドの部分は、パッド・ページ・エリアと呼ばれ、青のフレームで囲ま

れています。

ノブ・ページと同様、フレームの左上隅にあるパッド・ページ・メニューではパッドに対

してどのアサインを現在読み込んでいるのかが表示され、ここで他のパッド・ページを選

択することができます。

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 104

Page 105: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ 他のパッドページを選択するにはパッドページメニューをクリックして表示される

リストから他のエントリを選択します。ノブページと同様に、このリストは

Inspector のページタブ内のパッドページリストと同じ内容です。

グループ・ボタン

10.17. グループ・エリアには8つのグループ・ボタンがあり、A〜H のラベリングがされています。各ボタンで 1 つのパッ

ド・ページが選択されます。

ページ・ボタンでのノブ・ページと同様、特定のパッド・ページを選択するのには別の方

法があります。それがグループ・ボタンです。 これらのボタンは A〜H にラベリングがさ

れており、これらはハードウェア・エリア/MASCHINE コントローラの左中間部のグルー

プ・エリアにあります(「Group」という名前がここで使われていますが、これは MASCHINEコントローラで表示されている名前です)。

▪ ご希望のグループ・ボタンをクリックして、対応するパッド・ページを選択してくだ

さい。

MASCHINE コントローラーで対応する任意のボタンを押すことも可能です。 実際、これはライブの状況では好んで使用される方法です。

Inspector の Pages タブでパッドページボタンが無効になっている場合、これら 8 個のグループボタンはハードウェアのほかのコントロールボタンと同じように機能しアサイン自由となります。 詳細については本マニュアルのセクション↑10.4.2, ページ・タブ(MASCHINE Controller、KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)を参照してください。

参照

ハードウェアエリア(Hardware Area)

Controller Editor - マニュアル - 105

Page 106: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.4 インスペクター(Inspector)

Controller Editor のウインドウ右にある Inspector で、テンプレート、ノブページ、パッド

ページ、全コントロールアサインの編集と管理を一手に引き受けます。 Inspector は常に

表示された状態となります。

Template”、 “Knob Page”、 “Pad Page”、等の詳細に関しては、セクション↑4.3, マッピングシステムをもう一度確認してください。

すでにお話しした通り、基本的なマッピングのワークフローは実際にはアサインの構造に

あります。 再度、これを簡単に見てみましょう。

1. アプリケーションコントロールバーの機器メニュー(Device Menu)で使用する NI コントローラーを選択します。 インストールしてあるコントローラーが一種類の場合

は、そのコントローラーが自動的に選択されます。

2. テンプレートを選択してください。 例えば、これはアプリケーション・コントロー

ル・バーのテンプレート選択メニュー、あるいはインスペクタのテンプレート・タブ

にて行うことができます(下記参照)。 テンプレートが読み込まれると、含まれてい

る全ての(可能な限りの)ノブ・ページと(可能な限りの)パッド・ページ、アサイ

ンが読み込まれます。

3. 編集したいコントロール部がノブページエリアにある場合は、ノブページも選択する

必要があり、MASCHINE コントローラーのパッドがコントロール対象であり、パッ

ドページを起動している場合は、パッドページを選択する必要があります。 この作

業はノブページ /パッドページメニュー、前後ページ /グループボタン、または

Inspector の Pages タブでも行うことが可能です。 コントロール対象が NI コントロ

ーラー上にある場合、この作業を行う必要はありません。

そのままのアサインのみを使用する場合は、何もする必要はありません。 アサインの変

更、確認をする場合は、次を行ってください。

1. エディットなさりたいコントロール要素にフォーカスしてください。 これはハード

ウェア・エリアか、または(Touch Select ボタンが Preferences ウィンドウの Generalタブで有効である場合)コントローラ上でご希望のコントロール要素をクリック/タッチすることで、直接行うことができます。

2. インスペクタ(下記参照)のアサイン・タブを検索し、このコントロール要素のアサ

イン・プロパティを微調整してください。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 106

Page 107: Controller Editor Manual Japanese.pdf

インスペクターの各タブInspector には 3 つのタブがあり、各タブで Controller Editor のマッピングシステム内の各

部を編集します。

▪ テンプレート・タブにより、テンプレートを管理することができます。

▪ ページ・タブにより、ノブ・ページを整理することができます。 このタブは RIG KONTROL 3 にはありません。 MASCHINE コントローラをお使いになる場合は、こ

のページタブでパッド・ページを有効にし、整理することができます。

▪ 後に重要なことですが、アサイン・タブにより、ハードウェア・エリアで現在選択

されているコントロール要素の MIDI アサインを非常に正確にエディットすること

ができます。

各 3 種のタブについてもう一度解説します。 通常使用に対応した例をとってテンプレー

ト、ノブページ/パッドページ、アサインの順に解説します。

10.4.1 Templates タブ(テンプレートタブ)

Templates タブで Templates を選択/管理します。 テンプレートは Controller Editor のマ

ッピングシステムの 上階層に設けてあります(コンフィギュレーションファイルが更に

上の階層にありますが、ここでは無視してください)。 テンプレートはアサインの全設定

内容、ノブページ、パッドページを含み、例えば、ハードウェア楽器の設定、ライブ用の

ソフトウェアの設定内容、ライブセット内の曲等に使用します。

▪ テンプレート・タブを表示するには、Templates というラベルをクリックしてくださ

い。

テンプレート・リストテンプレート・タブの上部にはテンプレートリストがあり、ここで全てのテンプレートが

表示されいてます。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 107

Page 108: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.18. テンプレート・タブの上部のテンプレート・リスト

このリスト内の各エントリー全てがテンプレートです。 現在選択しているテンプレート

はハイライト表示されます。

▪ 他のテンプレートを選択するには、希望するエントリーをクリックします。

選択したテンプレートをロードすると、同時に対応するノブページとパッドページ、コン

トロールアサインもロードされます。

アプリケーション・コントロール・バーで読み込まれたテンプレート選択メニューで、他のテンプレートも選択できます(セクション↑10.2.3, テンプレートセレクトメニュー(Template Select Menu)をご覧下さい)。

テンプレートリスト内の各エントリーにはテンプレートナンバーとテンプレートネーム

が含まれています。 テンプレートナンバー(Template Number)は、その役割の性質上編集

することは出来ません。 テンプレートネームは編集可能です。

▪ テンプレートの名前を変更するには、その名前をクリックして(そうすると強調表示

になります)、新しい名前をタイプし、コンピュータ・キーボードで「Enter」を押し

てください。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 108

Page 109: Controller Editor Manual Japanese.pdf

リスト内のテンプレートをドラッグ/ドロップして任意の順序に変更することも可能で

す。 ライブの演奏曲順に合わせたテンプレートの順番構成をすることで、NI コントロー

ラーの前後ページで以下の方法によるスムーズなテンプレート間の移動が可能となり便

利です。

▪ MASCHINE コントローラ:SHIFT ボタンと共にページ・ボタンをご使用いただくか、

またはテンプレート・ディスプレイ・モードへ切り換えてください(セクション↑

5.4.5, テンプレート・ディスプレイ・モードについてをご参照ください)。

▪ KORE コントローラー: テンプレートディスプレイモードへの切り替え(Templates Display Mode、↑6.4.6, テンプレートディスプレイモード(Templates Display Mode)参照)。

RIG KONTROL 3 からも TRAKTOR KONTROL X1 からもテンプレートを切り換えることはできません。

テンプレートの数が多くなると、右側にスクロールバーが現れるので、そのバーを使って

リスト内を移動します。

Edit メニューテンプレート・リストの下にエディット・メニューがあり、ここから重要な管理機能へア

クセスすることができます。 これらの機能のどれかにアクセスするには、エディット・

メニューをクリックいただくか、ご希望のエントリーを選択してください。

10.19. テンプレートの下にあるエディット・メニューです。

メニューには以下のコマンドがあります。

▪ New: で新規デフォルトテンプレートを作成します。 この新規テンプレートはリス

トの 後に追加されます。 テンプレートは制限なく作成することが可能です。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 109

Page 110: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Append: ダイアログが開き、そこでハード・ドライブ上のご希望のテンプレート・フ

ァイルを検索し、読み込むことができます。 テンプレート・ファイルを選択して、

OK をクリックしてください(またはテンプレート・ファイルをダブルクリックして

ください)。テンプレートはリストの 後に追加され、自動的に現在のテンプレート

としてロードされます。

▪ Replace: ダイアログが開き、そこでハード・ドライブ上のご希望のテンプレート・フ

ァイルを検索し、読み込むことができます。 テンプレート・ファイルを選択して、

OK をクリックしてください(またはテンプレート・ファイルをダブルクリックして

ください)。テンプレートはリストの 後にロードされ、テンプレート・リスト上で

現在選択されているテンプレートに差し替えられます。

▪ Save As…: ダイアログを開き、そこで選択されたテンプレートをハード・ドライブ上

のファイルとして保存することができます(各テンプレートファイルの拡張子は

MASCHINE コントローラは“ .ncm”、KORE コントローラは“ .nck”、TRAKTOR KONTROL X1 は“.nckx1”、RIG KONTROL 3 は“.ncg”、AUDIO KONTROL 1 は “.nck1”となります)。

▪ Duplicate: 選択したテンプレートを複製し、リスト上では現在選択しているテンプレ

ートの一段下の場所に配置します。

▪ Delete: 選択したテンプレートを削除します。 削除したテンプレートの下のエントリ

ーが削除にあわせて一段上に移動します。

テンプレート・プロパティ(MASCHINE、KORE コントローラ、RIG KONTROL 3、AUDIO KONTROL 1 のみ)

TRAKTOR KONTROL X1 にはテンプレート・プロパティ・エリアはありません。

テンプレートプロパティー(Template Properties)エリアにはテンプレートリストで選択し

たテンプレートの設定内容を含んでいます。

10.20. テンプレート・タブ上のテンプレート・プロパティ(ここでは MASCHINE コントローラ)

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 110

Page 111: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ここでは選択したコントローラーによって 1 つか 2 つのメニューが表示されます。

▪ Pad Velocity Curve メニュー(MASCHINE コントローラのみ): MASCHINE コントロー

ラ上のパッドに作用する7つのベロシティ曲線のリストから選択することができま

す。 ベロシティ曲線はパッドの圧力がベロシティ数値にどのように翻訳するかを決

定します。 Pad Velocity Curve メニューでは、3 つのソフトな曲線、3 つのハードな

曲線、1 つの直線的な曲線から選択できます。 ソフトな曲線は低い圧力の値を引き

上げ、より高い圧力の数値を弱めます(対数応答)。ハードな曲線は低い圧力の数値

を弱め、より高い圧力の数値を引き上げます(指数関数的応答)。 直線的な曲線は圧

力値をベロシティ値へ比例的に翻訳します。

▪ MIDI Port メニュー: このメニューでは、MIDI メッセージを内部(バーチャル)MIDIポートへ送信するか、コントローラの外部(フィジカル)MIDI ポートへ送信するか

を決定することができます。 このメニューをクリックすると、2つのオプションが

現れます。

– Internal: MIDI メッセージは内部 MIDI を通じて伝達されます。 この場合、コンピ

ュータ上で起動している他のアプリケーションをメッセージ送信対象とします

(使用するアプリケーションをこの MIDI ポートに対応するように、各アプリケー

ションの環境設定で設定しておく必要があります)。– External: MIDI メッセージは NI コントローラーの MIDI アウトプットに送信され

ます。 この場合、テンプレートをコントローラー以外の MIDI 対応ハードウェア

に直接割り当てることが可能です。

10.4.2 ページ・タブ(MASCHINE Controller、KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)

ページ・タブでは、ノブとパッド・ページを選択し、管理することができます。

Controller Editor のマッピング・システムでは、ページ・タブで行われた全ての操作は現在読み込まれているテンプレートに存在するノブ・ページまたはパッド・ページ(MASCHINE コントローラ)に作用します!

ノブ・ページはハードウェア・エリアのノブ・ページ・エリアに存在するコントロール要

素のアサイン群です。 例えば、ノブ・ページはターゲットのインストゥルメントの特定

のパッチのアサイン、またはインストゥルメントの特定のセクション(フィルタ・セクシ

ョン、エフェクト・セクション等)のアサイン、またはセットアップ上の異なるインスト

ゥルメントのアサインを保存するのに使用できます。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 111

Page 112: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ノブ・ページ・リストページ・タブは上記で説明したテンプレート・タブにいくつか類似点があります。 ペー

ジ・タブの上部にあるテンプレート・タブにはノブ・ページ・リストがあります。 この

リストは現在のテンプレートで使用可能な全てのノブ・ページを表示しています。

10.21. ページ・タブの上部にあるノブ・ページ・リスト

このリスト内の各エントリー全てがノブページです。 現在選択しているノブページはハ

イライト表示されます。

▪ 他のノブページを選択するには、希望するエントリーをクリックします。

選択したノブページは対応するコントロールアサインと共に自動的にロードされます。

ノブ・ページ・エリアの上部でノブ・ページ・メニューで、またはページ・ボタンで他のノブ・ページを選択することもできます。これらは両方ともハードウェア・エリアか、MASCHINE コントローラにあります 詳細については、セクション↑10.3.3, ノブ・ページ・エリアとノブ・ページ・メニュー(MASCHINE、KORE コントローラ、TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)と↑10.3.4, ページ・ボタン(MASCHINE と KORE コントローラ)をご覧下さい。

ノブページの各エントリーは、それぞれ番号と名称を含んでいます。 ノブページナンバ

ー(Knob Page Number)はその役割の性質上編集することはできません。 ノブページネー

ムは編集可能です。

▪ ノブ・ページの名前を変更するには、その名前をクリックして(そうすると強調表示

になります)、新しい名前をタイプし、コンピュータ・キーボードで「Enter」を押し

てください。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 112

Page 113: Controller Editor Manual Japanese.pdf

テンプレート・リストと同様、リスト上のノブ・ページの順番をドラッグ&ドロップで変

更することができます。

▪ リスト上のノブ・ページを移動するには、エントリをクリックして、マウスを押した

ままマウスを縦に動かし、ご希望の場所でマウス・ボタンを離してください。

ノブ・ページがリスト上で新しい場所に位置します。

リスト内の順序を管理することで、ライブでの使用時に曲の中の異なるパートに対しての

ノブページの使用を簡潔なものとします。順序を整然と管理しておけば、ライブ中は NI コントローラーのページボタンを使用し、ページ移動操作をするのみとなります。

TRAKTOR KONTROL X1 及び AUDIO KONTROL 1 のノブページの順序を変更することはできません。

ノブページの数が多くなると、右側にスクロールバーが現れるので、そのバーを使ってリ

スト内を移動します。

エディット・メニュー(MASCHINE と KORE コントローラのみ)ノブ・ページ・リストの直ぐしたにエディット・メニューがあり、ここから管理機能へア

クセスすることができます。

▪ これらの機能へアクセスするには、エディット・メニューをクリックして、ご希望の

エントリを選択してください。

10.22. ノブ・メニュー・リストの下にあるエディット・メニューです。

メニューには以下のコマンドがあります。

▪ New: で新規デフォルトノブページを作成します。 この新規ノブページはリストの

後に追加されます。 ノブページは制限なく作成することが可能です。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 113

Page 114: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Duplicate: 選択したノブページを複製し、リスト上では現在選択しているテンプレー

トの一段下の場所に配置します。 この機能は内容が殆ど同じノブページを、白紙の

状態から作成する手間を省いて作成します。

▪ Copy: OS のクリップボードへ選択したノブ・ページが保存されます。 これは特定の

ノブ・ページを他のテンプレートへ移動またはコピーするのに非常に便利です。希望

するノブ・ページを選択したら、この Copy コマンドを選択して他のテンプレートへ

切り換えてください(上記で説明した方法の 1 つを使います)。インスペクタ・ペー

ジ・タブへ戻り、コピーしたノブ・ページを挿入したいノブ・ページ・リストのエン

トリを選択して、Paste コマンドを使用してください。

▪ Paste: 現在選択しているノブページの下に、クリップボードにコピーしてあるノブペ

ージを挿入します。 挿入されたノブページは自動的にロードされます。 このコマン

ドは上述したようにテンプレート間のノブページの移動のために Copy コマンドと

共に使用することもできます。

▪ Delete: 選択したノブページを削除します。 削除したエントリーより下のエントリー

が削除にあわせて一段上に移動します。

Shift モード・メニュー(TRAKTOR KONTROL X1、AUDIO KONTROL 1 のみ)ノブ・ページ・リストのすぐ下にある Shift Mode メニューでは、Shift ボタンの動作を適

用することができます。これで TRAKTOR KONTROL X1 と AUDIO KONTROL 1 にある2

つのノブ・ページを切り換えることができるようになります

Toggle と Gate の2つの設定の効果は、セクション↑7.2.1, ノブ・ページ間を切り換える

(TRAKTOR KONTROL X1)と ↑9.2, 特殊なコントロール要素 (AUDIO KONTROL 1)で説明

しています。

パッド・ページ機能(MASCHINE コントローラのみ)MASCHINE コントローラでは、ページ・タブの底部に任意でパッド・ページを管理する

ことができる追加エリアがあります。

パッド・ページは MASCHINE コントローラの 16 のパッドのアサイン群があります。 例えば、パッド・ページはターゲットのインストゥルメントの様々なパッチのアサインやセ

ットアップ上の異なるインストゥルメントのアサインを保存するのに使用することがで

きます。 パッド・ページに関する詳細情報は、セクション↑4.3.3, パッドページ

(MASCHINE コントローラーのみ)をご参照ください。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 114

Page 115: Controller Editor Manual Japanese.pdf

10.23. パッド・ページ・ボタンでパッド・ページ機能を有効/無効にすることができます。

このエリアの上部には、パッド・ページ・ボタンがあります。 このボタンにより、

MASCHINE コントローラのパッド・ページの機能を有効/無効にすることができます。

▪ パッド・ページを有効にするには、パッド・ページ・ボタンをクリックしてくださ

い。

ボタンはオンに切り替わり(青に光ります)、ページ・タブの下の部分が有効になります。

▪ パッド・ページを無効にするには、再度ボタンをクリックしてください。

ボタンはオフに切り替わり、ページ・タブの下の部分がグレー表示となります。

このエリアの残りの部分について説明している間にも、このパッド・ページ・ボタンは有

効になっていると思います。

10.24. ページ・タブの底部にあるパッド・ページ・リスト。

パッド・ページ・ボタンの下には、パッド・ページ・リストがあります。 このリストは

現在のテンプレートで使用可能な全てのパッド・ページを表示します。 このリストには、

各エントリがパッド・ページを示してます。 現在選択されているパッド・ページはリス

トの中で強調表示になります。

▪ 他のパッドページを選択するには、希望するエントリーをクリックします。

選択したパッドページは、対応する 16 個のパッド用コントロールアサインと共に自動的

にロードされます。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 115

Page 116: Controller Editor Manual Japanese.pdf

パッド・ページ・エリアの上部にあるパッド・ページ・メニュー、またはグループ・ボタン(A〜H のラベリング)または NI コントローラにて他のパッド・ページを選択することもできます。 詳細については、セクション↑10.3.5, パッドページ (MASCHINE コントローラーのみ)をご覧下さい。

パッドページリストの各エントリーにはパッドページレターと、パッドページネームが含

まれています。 パッドページレター(Pad Page Letter)を編集することは、その役割の性質

上編集することは出来ません。 パッドページネームは編集可能です。

▪ パッド・ページの名前を変更するには、名前をダブルクリックし(強調表示になりま

す)、新しい名前をタイプし、コンピュータ・キーボードで「Enter」を押してくださ

い。

他のリストと同様、リスト上でパッド・ページの順番をドラッグ&ドロップで変えること

ができます。

▪ リスト内でご希望のパッド・ページをクリックして、マウス・ボタンを押しながら、

マウスを縦に移動し、ご希望の位置でマウス・ボタンを離してください。

パッド・ページがリスト内で新しい位置に変更されます。

これはライブの状況下で役に立つでしょう。例えば、複数のパッド・ページを使って、ソ

ングやシーケンスの異なる部分を取り上げ、それらを特定の順番にする必要がある場合、

MASCHINE コントローラ上のグループ・ボタン(A〜H のラベリング)を使用して、簡単

に他のパッド・ページへ切り換えることができます。

パッドページの使用総ページ数は 8 ページまでです(MASCHINE コントローラーの 8 個

のグループボタンに対応しています)。 MASCHINE コントローラーで存在するパッドペ

ージ数を確認可能で、空のリストがある場合は、対応するグループボタンも空となりま

す。

10.25. パッドページリスト下にあるエディットメニュー(Edit Menu)です。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 116

Page 117: Controller Editor Manual Japanese.pdf

エディット・メニューはノブ・ページ・リストの下にあるエディット・メニューと非常に

似ています。

▪ New: で新規デフォルトパッドページを作成します。 この新規パッドページはリス

トの 後に追加されます。 既に説明したように、テンプレートにつき 8 ページ分の

パッドページを使用することが可能です。

▪ Duplicate: 選択したパッドページを複製し、リスト上では現在選択しているテンプレ

ートの一段下の場所に配置します。 パッドページリストにすでに 8 ページ分のパッ

ドページがある場合、Duplicate エントリーは無効の状態となります。

▪ Copy: OS のクリップボードへ選択されたパッド・ページを保存します。 これは特定

のパッド・ページを他のテンプレートへ移動またはコピーする際に便利です。希望す

るパッド・ページを選択したら、この Copy コマンドを選択して、他のテンプレート

へ切り換えてください(このマニュアルで説明した方法の 1 つを使用してください)。

インスペクタのページ・タブへ戻り、パッド・ページ・リストでコピーしたパッド・

ページを挿入したいパッド・ページを選択し、Paste コマンドを使ってください。

▪ Paste: 現在選択しているパッドページの下に、クリップボードにコピーしてあるパッ

ドページを挿入します。 挿入されたパッドページは自動的にロードされます。 この

コマンドはテンプレート間のパッドページの移動のために Copy コマンドと共に使

用することもできます。 パッドページリストにすでに 8 ページ分のパッドページが

ある場合、Paste エントリーは無効の状態となります。

▪ Delete: 選択したパッドページを削除します。 削除したエントリーより下のエントリ

ーが削除にあわせて一段上に移動します。 パッドページが 1 ページのみの場合削除

は出来ません。

10.4.3 アサインタブ(Assign Tab)

アサイン・タブにより、特定のコントロール要素に対する全ての必要な MIDI アサインの

属性を決定することができます。 ハードウェア・エリア上で現在選択されているコント

ロール要素(言い換えれば、赤のセクション・フレームがフォーカスしている部分)のア

サイン属性を表示し、変更することが可能です。

編集するコントロール部を選択するには、以下の方法を行ってください。

1. テンプレートを選択します。

2. 選択対象がノブ/パッドページにある場合は、ノブ/パッドページを選択します。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 117

Page 118: Controller Editor Manual Japanese.pdf

3. ハードウェアエリア内のコントロール部をクリック、または Touch Select オプショ

ンが有効な場合は、NI コントローラー上で上で任意のコントロール部に触れます。

選択がすむと、Assign タブではコントロール部のアサインプロパティーを表示しま

す。

詳細エリア

10.26. アサイン・タブの詳細エリアです。

アサイン・タブの上部には、詳細エリアがあり、そこではコントロール要素についての属

性説明があります。 このセクションはあらゆるタイプのアサインに共通です。 これには

以下の情報があります。

▪ 1 項目目では選択したコントロール部のノブ/パッドページの番号と名称を表示して

います(項目がノブページエリアとパッド(MASCHINE)に含まれていない場合はこの

欄は空白となります)。 ここは編集できません。

▪ 2 項目目では左側で選択対象の詳細を表示します(この名称はソフトウェアの元々の

機能を反映、表記されています)。 右側ではレーベルフィールドも表示し、ここはユ

ーザー編集可能なフィールドとなっています。 このレーベルフィールドの内容はそ

のコントロール部の上にあるハードウェアエリアに反映されます。

▪ ラベル・フィールドで名前を変更するには、名前をダブルクリックし、新し名前をタ

イプして、コンピュータ・キーボードで「Enter」を押してください。

(アサイン・タブとハードウェア・エリアにある)ラベル・フィールドは二つともこれに

従って更新されます。

コントロール部に名称が設定されていない場合、ラベルフィールドではコントロール部に

アサインされたデフォルトの MIDI メッセージ名を表示します。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 118

Page 119: Controller Editor Manual Japanese.pdf

フィールドをデフォルトの名前へリセットするには、フィールドをクリアにして、コンピュータ上の[Enter] キーを押してください。

定義エリア(Definition Area)詳細エリアの下には、NI コントローラー上のコントロール部を起動する時に、アサイン

プロパティーを正確に送信する為の各情報を制御する、定義エリアというエリアが存在し

ます。 定義エリアのプロパティーは、選択しているコントロール部の種類によって異な

り、ボタン、ノブ、パッドが異なる性質を持っている為、同じ種類の MIDI イベントを発

信する事は出来ません。

さらに、NI コントローラ上のいくつかのコントロール要素は 2 つの異なる動作に反応す

ることができます。

▪ MASCHINE コントローラのパッドは叩くことができますが、押すことも可能です。

▪ KORE コントローラーのコントローラーノブはタッチセンシティブで、通常のノブと

同じように回す動作とともに、ノブに触れることによって更なる MIDI メッセージを

送信します。

▪ TRAKTOR KONTROL X1 のプッシュ・エンコーダは回すことも押すこともできます。

これらの二重の機能要素では、2つの動作が2つの MIDI メッセージにつながっていま

す。 定義エリアでは二つの対応するアクション・タブを表示し、それらはそれぞれ特定

の動作の MIDI イベントを定義します。

1 つのみの機能がついたコントロールに対しては、定義エリアはいかなるタブも表示しま

せんが、このコントロール要素に特有の MIDI アサインのアサイン・プロパティを表示し

ます。

定義エリアの上部はコントロール部の役割(1つの機能、または2つの機能どちらを備え

ているか)によって異なり、上部がボタン用アサイン部、下部が MASCHINE コントローラ

ーパッド用の2つのアクションタブとなっています。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 119

Page 120: Controller Editor Manual Japanese.pdf

各タブのヘッダはハードウェアの動作内容を表し、 タブで設定した MIDI メッセージを発

信し、例えば、KORE コントローラーのノブでは Turn タブと Touch タブが表示されます。

MIDI メッセージタイプ(MIDI Message Types)定義エリアでは、全てのコントロール・アサインは同じメニューで始まります。Type メ

ニューです。 このメニューではコントロール要素の動作に従って送信するべき MIDI メッセージのタイプを指定します。 ハードウェア・コントロール要素のタイプにより、こ

のメニューのエントリーは異なります(例えば、「Play」コマンドをノブから送信するの

はあまり意味のないことです)。

10.27. Type メニューでは、様々な MIDI メッセージ・タイプから選択できます。

▪ MIDI メッセージの種類を選択するには、メニューをクリックし、リストからエント

リーを選択します。

アサイン・タブの定義エリアにある他の全てのパラメータは現在作業をしているコントロ

ール要素のタイプと、この Type メニューで選択された MIDI メッセージのタイプにより

ます。

以下には、Type メニューにある全ての MIDI メッセージのタイプのリストです。 選択し

たコントロール要素により、いくつかのものは Type メニューにはありませんので、ご注

意ください。 次のセクションでは、NI コントローラにある各コントロール要素の詳細を

ご説明致します。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 120

Page 121: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Note: MIDI ノート On/Off メッセージを送信します。 このメッセージはチャンネル

(Channel)パラメーターで設定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネル、デフォルト設

定は1です)に送信されます。 各チャンネルはノートパラメーターを介して(Note parameter、C-2 から G8 まで)MIDI ノートの再生、停止を指示します。 メッセージは

またノート再生のベロシティーも決定します。 このベロシティーは、選択するコン

トロール部の種類によって設定することが可能です(以下参照)。▪ Note(インクリメンタル): MIDI Note On メッセージを送信します。 このメッセージ

のタイプは特定の状況で行われます。つまり、ターゲットのソフトウェアでのいくつ

かの機能を入力される MIDI Note On イベントでトリガーしなければならない場合で

す。 例えば、これはリストをスクロールする際に当てはまります。この場合は、タ

ーゲットのソフトウェアがリスト上の「前」と「後」のアイテムを選択するためのト

リガー・コントロールのみを行います。 この Note(インクリメンタル)メッセージ

のタイプで、KORE コントローラのスクロールホイールまたは TRAKTOR KONTROL X1 のプッシュ・エンコーダを使って、ターゲットのソフトウェア上でリストを刷る

クロールすることができます。 メッセージはチャンネル(Channel)パラメーターで設

定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネル、デフォルト設定は1です)に送信されま

す。 2 つの追加のパラメータには Note Down と Note Up があり、これらはそれぞれ、

コントロールを回す際の反時計回り、時計回りをトリガーします。

▪ Control Change: MIDI コントロールチェンジメッセージを送信します。 このメッセー

ジはチャンネル(Channel)パラメーターで設定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネ

ル、デフォルト設定は1です)に送信されます。 このメッセージで対象となるコンテ

ィニュアスコントローラーの値を変更し、例えば音楽ソフトのエフェクトの設定値を

コントロールします。 コンティニュアスコントローラー(CC)ナンバーは Number パラメーター(設定値範囲は 0 から 127 です)で設定します。 コントローラーに送信さ

れる値は、選択するコントロール部の種類によって設定することが可能です(以下参

照)。▪ Poly Pressure: MIDI ポリプレッシャーメッセージを送信します(Poly Pressure メッセ

ージ、ポリフォニックともいいます)。 このメッセージはチャンネル(Channel)パラメ

ーターで設定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネル、デフォルト設定は1です)に送

信されます。 ここで MIDI ノートを押してしている時の圧力設定をします。 MIDIノートは Note パラメーターで設定します。 送信される圧力値は、選択するコントロ

ール部の種類によって設定することが可能です(以下参照)。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 121

Page 122: Controller Editor Manual Japanese.pdf

▪ Channel Pressure: MIDI チャンネルプレッシャーメッセージを送信します(チャンネル

アフタータッチとも言います)。 このメッセージはチャンネル(Channel)パラメータ

ーで設定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネル、デフォルト設定は1です)に送信さ

れます。 ここで MIDI チャンネルの全ノートを押している時の基本圧力設定を行い

ます。 送信される圧力値は、選択するコントロール部の種類によって設定すること

が可能です(以下参照)。▪ Program Change: MIDI プログラムチェンジメッセージを送信します。 このメッセー

ジはチャンネル(Channel)パラメーターで設定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネ

ル、デフォルト設定は1です)に送信されます。 ここで選択対象を頬課のプログラム

(パッチ、プリセット等)に切り替えます。 送信されるプログラムナンバーは、選択す

るコントロール部の種類によって設定することが可能です(以下参照)。▪ Pitchbend: MIDI ピッチベンドメッセージを送信します。 このメッセージはチャンネ

ル(Channel)パラメーターで設定した MIDI チャンネル(全 16 チャンネル、デフォルト

設定は1です)に送信されます。 ピッチベンドホイールをコントロールするのに使

用します(MIDI ピッチベンドメッセージに対応する各機能も反応します)。 コントロ

ールチェンジメッセージと似ていますが、その役割と歴史的背景により(殆どのハー

ドウェアコントローラー/キーボードでピッチベンドは非常に独立したコントロール

部として扱われています)、ピッチベンドは MIDI 設定項目の中では独立した存在とし

て扱われます。

▪ Start: MIDI スタートソングメッセージを送信します。 名称が示す通り、その役割は

曲のシーケンスをスタートさせるコマンドです。 このメッセージで曲/シーケンスを

初から再生します。 このメッセージに必要なパラメーターはありません。

▪ Stop: MIDI ストップソングメッセージを送信します。 名称が示す通り、その役割は

曲のシーケンスを停止するコマンドです。 このメッセージで曲/シーケンスをその位

置で停止します。 このメッセージに必要なパラメーターはありません。

▪ Continue: MIDI コンティニューソングメッセージを送信します。 名称が示す通り、そ

の役割は曲のシーケンスを続行させるコマンドです。 このメッセージで曲/シーケン

スをその位置から開始します。 このメッセージに必要なパラメーターはありませ

ん。

▪ Song Position: MIDI ソングポジションメッセージを送信します。 このメッセージで

曲/シーケンス内の指定した位置(キュー)へ移動します。 このメッセージはキューへ

移動し、再生を開始するコマンドではありません。 このメッセージは曲/シーケンス

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 122

Page 123: Controller Editor Manual Japanese.pdf

内の2点の位置への移動に使用するものです。 曲/シーケンス内で設定する移動位置

はコントロール部の特性を用いて設定することが可能です(以下参照)。 曲中の各移

動位置は MIDI ビートでカウントされます。

▪ MCU V-Pot: Mackie Control's® 8 V-Pot の 1 つをエミュレートしています。

▪ MCU Channel: Mackie Control's® 8 チャンネル・フェーダーの 1 つをエミュレートし

ています。

▪ MCU Master: Mackie Control®のマスター・フェーダーをエミュレートしています。

▪ MCU Wheel: Mackie Control®のホイールをエミュレートしています。

▪ MCU Button: Mackie Control®のボタンをエミュレートしています。

▪ Off: コントロール部用 MIDI を無効にします。 このコントロール部は MIDI メッセー

ジを送ることはなく、パラメーターも表示されることはありません。

ボタン、フット・スイッチ、ノブの「Touch」、プッシュ・エンコーダの「Push」、パッドの「Hit」モードボタン、ノブの「Touch」(例えば、KORE コントローラ上でノブに触れる時)、プッシュ・

エンコーダの「Push」(例えば、TRAKTOR KONTROL X1 上のプッシュ・エンコーダを押

す時)、パッドの「Hit」(例えば、MASCHINE コントローラのパッドを叩く時)、またこれ

らのコントロール要素にある MIDI メッセージのいくつかについては、データ送信の仕方

を色々な動作から選ぶことができます。 これは Mode メニューでコントロールされま

す。 このメニューには、Type メニューで選択したメッセージ・タイプにより、様々なエ

ントリがあります。 全てのエントリのリストは以下になります。

▪ Toggle:このモードでは、コントロール要素にはオンとオフという2つの状態があり

ます。 一回押すと、オンの状態に切り替わります。もう一度押すと、オフの状態に

切り替わります。 これは例えば、いくつかのエフェクトを有効にして、後で無効に

する際に便利でしょう。これはたいていの場合、デフォルト・モードです。 このモ

ードでは、2 つの数のフィールドがあります。 オフの数値はオフの状態の数値を定

義します(0〜127、デフォルトでは 0)。オンの状態はオンの状態の数値を定義しま

す(0〜127、デフォルトでは 127)。▪ Gate: このモードでは、要素は押している時だけオン状態に切り替わります。 押して

いるのを離すと、すぐにオフ状態に切り替わります。 これはキーボード上のキーの

動作に似ています。キーが押されている間はノートは演奏されますが、キーを離す

と、ノートはオフに切り替わります。 Toggle モードと同様、2 つの数のフィールド

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 123

Page 124: Controller Editor Manual Japanese.pdf

があります。オフの数値はオフの状態の数値を定義します(0〜127、デフォルトで

は 0)。オンの状態はオンの状態の数値を定義します(0〜127、デフォルトでは

127)。▪ Trigger: このモードでは、コントロール要素を叩くと、1 つのメッセージしか送信さ

れません。 オンとオフの状態がありません。 例えば、これは他のプログラム(プリ

セット、パッチ等)へ切り換える場合や一回限りのサンプル(例えば、ドラム・サウ

ンドや他のエンベロープを操作するサウンド)をトリガーするのに便利でしょう。

そのためこのモードでは、Value という 1 つの数値フィールドしかありません。これ

はコントロール要素を叩いた時に送信される数値を定義します。 これは 0〜127 の

数値です(デフォルトでは 127)。▪ Increment: このモードではコントロール部への動作を重ねるごとにパラメーター値

が増加、減少します。 ここには2つの数値設定フィールドがあり(Range)、数値増

加/減少過程の 小/ 大値を設定、それぞれ 0 から 127 (デフォルトでは 0 が 小値、

127 が 大値です)の設定値を備えています。 その下には、Step という他の数値フィ

ールドがあり、これはボタンを押す毎に追加する増加分(マイナスであれば減少分)

を定義します(-127〜127 で、デフォルトでは 1 です)。 後に Wrap ボタンで、イ

ンターバルを「サイクル」させます。このボタンが有効だと、パラメータが限界点の

1 つに達したら、次回にコントロール要素を叩く時に、他のパラメータへ飛びます。

W rap ボタンが無効になっていると、次に動かした時に送信されるメッセージはパラ

メータの 大(または 小)値を保ちます。

ノブ(MASCHINE コントローラと KORE コントローラ)と AUDIO KONTROL 1 のコントローラーノブへのアサインMASCHINE コントローラのノブと KORE コントローラのノブ(“回す”動作)と AUDIO KONTROL 1 のコントローラーノブの Type メニューには以下のエントリーがあります。

Control Change(デフォルト ) 、Poly Pressure、Channel Pressure、Program Change、Pitchbend、MCU V-Pot、MCU Channel、MCU Master 、 Off となっています

MIDI メッセージの種類に関する基本情報“MIDI Message Types”のセクション(上記)を参照してください。

Control Change、Poly Pressure、Channel Pressure、Program Change 用に、2つの数値設

定フィールドがあり(Range)、数値増加/減少過程の 小/ 大値を設定、それぞれ 0 から

127 (デフォルトでは 0 が 小値、127 が 大値です)の設定値を備えています。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 124

Page 125: Controller Editor Manual Japanese.pdf

Pitchbend には2つの数値フィールドがあり、-100%から 100%の設定値を備えていま

す。

上記した全てのメッセージタイプは、Resolution という数値入力フィールドがあり、Rangeパラメーターで設定したノブの物理的角度幅を設定します。 設定値は 30 から 3600 度

(360 度がデフォルト設定です)となっています。 例えば、3600 度を選択すると、Rangeでの設定値を 小値を起点として 大値まで到達するには、ノブ1周を10回繰り返す必

要があります。

後に、ピッチベンドとプログラム・チェンジ以外の全てのタイプはディスプレイ・モー

ドを表示します。これにより、インターバルの中間(bipolar)、または 初に(デフォルトで

は unipolar). このアサインでどのようにコントロールするかにもよりますので、お好みで

決めて下さい。

Pitchbend(バイポラー)と Program Change(ユニポラー)の性質上これらのタイプの設定は

この2つのタイプに対して必要ではありません。

ペダルのアサイン(KORE コントローラと RIG KONTROL 3)とエフェクト・ノブ(TRAKTOR KONTROL X1)TRAKTOR KONTROL X1 のエフェクト・ノブ、RIG KONTROL 3 のエクスプレッション・

ペダル、KORE コントローラと RIG KONTROL 3 のペダル・インプットはロータリー・エ

ンコーダと似ていますが、物理的な限界範囲の違いがあります。

そのため、ペダルのために Type メニューには以下のエントリーがあります。Control Change(デフォルト設定)、Poly Pressure、Channel Pressure、Program Change、Pitchbend、MCU Channel、MCU Master、Off です。 TRAKTOR KONTROL X1 のエフェクト・ノブに

は、追加の MCU V-Pot のメッセージ・タイプがあります。

MIDI メッセージの種類に関する基本情報“MIDI Message Types”のセクション(上記)を参照してください。

コントロール・チェンジ、ポリ・プレッシャー、チャンネル・プレッシャー、プログラ

ム・チェンジには、2 つのフィールド Range があり、これはインターバルの 小値と 大

値を定義します。これらはそれぞれ 0〜127 の範囲です(デフォルトでは、0 が 小、

127 が 大です)。

Pitchbend には2つの数値フィールドがあり、-100%から 100%の設定値を備えていま

す。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 125

Page 126: Controller Editor Manual Japanese.pdf

お分かりのように、これらのコントロール要素は上記で説明したノブと非常に似ています

が、以下の違いがあります。

▪ メッセージ・タイプ MCU V-Pot はペダルにはありません。

▪ Display メニューや Resolution パラメータがありません。

2 番目の相違点があるのは、単純にこれらのコントロール要素がエンドレス・エンコーダ

ではないという事実があるからです。

ボタンとフット・スイッチのアサインボタン、フット・スイッチ、全てのコントローラのフットスイッチ・ポートについては、

Type メニューに以下のエントリがあります。Note、Control Change (default setting)、Poly Pressure、Channel Pressure、Program Change、Pitchbend、Start、Stop、Continue、Song Position、MCU Button、Off。

MIDI メッセージの種類に関する基本情報“MIDI Message Types”のセクション(上記)を参照してください。

ノート、コントロール・チェンジ、ポリ・プレッシャー、チャンネル・プレッシャー、プ

ログラム・チェンジ、ソング・ポジション・メッセージ・タイプには、Mode メニューが

あり、ここで、現在選択されているボタン/フットスイッチの動作を定義します。

以下は1種の MIDI メッセージタイプに対する Mode Menu の使用例です。 ここでは

Song Position タイプを使用します。 すでに解説したように、このメッセージでこのメッ

セージで曲/シーケンス内の指定した位置(キュー)へ移動します。 このメッセージに対し

ては3種のボタンモードが有効で、それらは、Toggle、Trigger、Gate となっています。

選択するモードによって、ボタンは異なる対応をします。

▪ Toggle: On Value と Off Value パラメーターで曲/シーケンス内の2つの異なるポイン

トを設定します。 ボタンを一度押すと、プレイポジションマーカーが On Value で設

定した位置へとジャンプします。 もう一度押すと、Off Value で設定した場所へ移動

します。

▪ Trigger: Trigger: Value パラメーターで曲/シーケンスのキューポイントを設定しま

す。 曲/シーケンスを再生中、このボタンを押すごとに、この場所へと移動します。

▪ Gate: Toggle モードと同様、On Value と Off Value パラメーターで曲/シーケンスの2

つの異なるポジションを設定します。 ボタンを押したままにすると、On Value で設

定した場所に移動します。 ボタンを離すと、Off Value 場所に移動します。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 126

Page 127: Controller Editor Manual Japanese.pdf

Toggle, Trigger, Increment のモードには、Action on メニューがあり、これにより、ボタン

が下方向の状態へ切り換える時(つまりデフォルト設定でボタンを押した時)にメッセー

ジを送信するか、あるいは上方向の状態に切り換える時(つまりボタンを離した時)にメ

ッセージを送信するか選択できます。 Gate モードについては、上下の状態は送信するオ

ンとオフの状態がすでに定義されているため、このパラメータは意味がないでしょう。

パッドの「Hit」とノブの「Touch」の動作のアサインMASCHINE コントローラのパッド上の「Hit」の動作と KORE コントローラのノブの

「Touch」の動作は同じです。 これらはボタンと非常によく似ています。 Type メニューに

は以下のエントリーがあります。Note (デフォルト設定)、Control Change、Poly Pressure、Channel Pressure、Program Change、Start、Stop、Continue、Song Position、MCU Button、Off。

MIDI メッセージの種類に関する基本情報“MIDI Message Types”のセクション(上記)を参照してください。

ボタンと同様、ノート、コントロール・チェンジ、ポリ・プレッシャー、チャンネル・プ

レッシャー、プログラム・チェンジ、ソング・ポジション・メッセージ・タイプには、

Mode メニューがあり、現在選択されているコントロール要素の動作を定義します(上記

の“Button、Foot Switch、Knob-“Touch”、Push Encoder-“Push”、Pad-“Hit” Modes”のセ

クションをご覧下さい。)

メニューにはパッドの「Hit」やノブの「Touch」という動作がないことに気付かれるでし

ょう。

パッドの「Press」の動作に対するアサインMASCHINE コントローラ上のパッドへの「Press」の動作は、ノブの「Turn」のアクショ

ンによく似ています。 Type メニューには以下のエントリーがあります。Note、Control Change、Poly Pressure (デフォルト設定)、Channel Pressure、Pitchbend(プレッシャーで

ドラムのチューニングを変えるのに非常に便利です)そして Off があります。

MIDI メッセージの種類に関する基本情報“MIDI Message Types”のセクション(上記)を参照してください。

Note 以外に2つの数値設定項目 Range があり、ここで 0 から 127 の設定値を用いて数値

変動過程の 小/ 大値(デフォルトで 小値は 0 で 大値は 127 です)を設定します。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 127

Page 128: Controller Editor Manual Japanese.pdf

ピッチベンドのタイプには、数値が Amount と呼ばれる数値フィールドに表示さ

れ、-100%〜100%の範囲になります。 これにより MIDI ピッチベンド・メッセージに使

うインターバルの比率を定義できます。使用可能なインターバルは 0%(パッドをタッチ

していない時)から始まり、Amount パラメータまで( 大の圧力でパッドを押す時)で

す。

この Amount の率は対象楽器のピッチベンド可変幅を参照しています。 殆どの場合、シンセサイザーのピッチベンド設定は +/- 2 セミトーンとなっています。 このレンジはユーザー設定可能な場合もあります。 使用している楽器のマニュアルを参照してください。

Note のタイプには、追加の2つの数値フィールド Threshold があります。 上(下)のプ

レッシャー・スレッショルドを設定します。 当然、Off スレッショルドは常に On スレッ

ショルドよりも小さくなります。 各パラメーターは 0%から 100%までの設定値幅を備

えています。

お分かりの通り、MASCHINE のパッドの「押す」タイプの設定は MASCHINE のノブと

KORE のノブの「ノブを回す」タイプの設定と非常に似ています。 以下が相違点のリスト

です。

▪ ノート・タイプが追加され、そのためオンとオフのスレッショルドが必要になりま

す。

▪ ロータリーノブを使用していないので Resolution は必要ありません。

▪ バイポラー(Bipolar)ディスプレイモードはパッドで使用することはないので、省略し

てあります。

▪ Program Change は必要ありません。

▪ Pitchbend は押す、放す動作のみでコントロール可能です。 例えば、ドラムの音程を

変化させる為に使用します。

スクロールホイール(KORE コントローラ)とプッシュエンコーダ「Turn」(TRAKTOR KONTROL X1)のアサインTRAKTOR KONTROL X1 のプッシュ・エンコーダの「Turn」の動作と KORE コントローラ

のスクロールホイールの動作は同じです。 これらは MASCHINE のノブのものと KOREのノブ「Turn」に非常に似ていますが、使用状況と段階的な動作により、少々異なるメッ

セージタイプとなります。Note (Incremental)、 Control Change、Poly Pressure、Channel Pressure、Program Change、Song Position、MCU Wheel、Off。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 128

Page 129: Controller Editor Manual Japanese.pdf

MIDI メッセージの種類に関する基本情報“MIDI Message Types”のセクション(上記)を参照してください。

Note(インクリメンタル)、コントロール・チェンジと MCU ホイール以外の全てのタイ

プには、以下のパラメータがあります。

▪ 2 つの数値フィールド Range はインターバルの 小値と 大値を定義し、それぞれ

0〜127 の範囲です(デフォルトでは、 大値は 0 で、 小値は 127 です)。

▪ 数値フィールド Step はコントロール要素の各ステップ毎に追加する増加分(マイナ

スであれば減少分)を定義します(-128〜127 で、デフォルトでは 1 です)。

▪ Wrap ボタンで、インターバルを「サイクル」させます。このボタンが有効だと、パ

ラメータが限界点の 1 つに達したら、次回にホイールを動かす時に、他のパラメータ

へ飛びます。 W rap ボタンが無効になっていると、次に動かした時に送信されるメ

ッセージはパラメータの 大(または 小)値になります。

さらには、コントロール・チェンジには Mode メニューがあり、これにより 3 つの操作モ

ードを選択できます。

▪ Absolute: このモードは他のコントロール要素に対して実行されるコントロール・チ

ェンジ・メッセージ・タイプと同じです。 このパラメータは上記で説明したものと

同じです。2 つの数値フィールド Range、数値フィールド Step と Wrap ボタンです

(上記参照)。

▪ Relative: このモードで送信されるメッセージは +1/-1 方式(実際は+1/+127 方式です

がターゲットソフトウェアでは +1/-1 数値情報として認識、処理されます)で送信さ

れます。 ここでコントロール部が現在の値に基づいて新規コントロールチェンジバ

リューを設定します。 使用するインクレメントを決定するパラメーターは Step のみです。

▪ Relative (Offset): このモードは上記に説明した Relative モードど似ていますが、“+1”と “-1”メッセージで送信される実際の数値はそれぞれ“65” と “63”です。言い換え

れば、これらは 0 の代わりに 64 を中心にしています。 これは特定のソフトウェア

を実行する際に適しています。

後に、プッシュ・エンコーダ(TRAKTOR KONTROL X1)と比較すると、スクロールホ

イール(KORE コントローラ)には、コントロール・チェンジ(Absolute モード)、プリ・

プレッシャー、チャンネル・プレッシャーのために追加のディスプレイ・メニューがあり

ます。 このディスプレイ・メニューで、インターバルの中間(bipolar)、または 初に(デフォルトでは unipolar).ゼロ持ってくるかどうか決めることができます。 このアサイン

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 129

Page 130: Controller Editor Manual Japanese.pdf

でどのようにコントロールするかにもよりますので、お好みで決めて下さい。 TRAKTOR KONTROL X1 にはディスプレイがありませんので、そのようなディスプレイ・メニュー

はあまり意味がないでしょう。

参照

インスペクター(Inspector)

Controller Editor - マニュアル - 130