去勢抵抗性前立腺がん（CRPC）とは

2017年4月作成 SAJP.CAB.17.03.0644

監修：赤倉 功一郎 先生JCHO東京新宿メディカルセンター副院長・泌尿器科部長

PSA

局所治療（手術・放射線など） アンドロゲン除去療法

がん細胞が変化

前立腺癌のがん細胞

がん細胞

同じようなタイプのがん細胞が集まっています。

CRPCのがん細胞様々なタイプのがん細胞が集まっています。※当初のホルモン療法が効かなくなるのが、普通です。

外科的去勢、薬物による去勢状態で、かつ血清テストステロンが50ng/dL未満であるにもかかわらず、病勢の増悪、PSAの上昇をみた場合、抗アンドロゲン剤投与の有無にかかわらず、去勢抵抗性前立腺がんとする。日本泌尿器科学会, 日本病理学会, 日本医学放射線学会：前立腺癌取扱い規約

第４版, 2010, 101-103, 金原出版, 東京.

男性ホルモンを断たれても生きようとするがん細胞

去勢抵抗性前立腺がん（CRPC）とは 監修：赤倉 功一郎 先生JCHO東京新宿メディカルセンター副院長・泌尿器科部長

去勢抵抗性前立腺がん（CRPC）とは、男性ホルモンを断たれても、増殖する性質を獲得したがんです。

従来の化学療法

新規化学療法

新規ホルモン療法

放射線内用療法

●CRPCに対する治療として、従来からある化学療法に加え、新しい化学療法やホルモン療法、放射線内用療法が登場しています。●がんの進行具合、リスク、全身状態、年齢などに合わせた適切な治療を、主治医と相談しながら検討しましょう。

CRPCの治療選択肢

2017年4月作成 SAJP.CAB.17.03.0644