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会社名東京海上日動火災保険株式会社
業種保険業
従業員数17,203名(2019年3月現在)
住所〒100-8050東京都千代田区丸の内1-2-1
ホームページhttps://www.tokiomarine-nichido.co.jp/
導入製品• Concur® Expense
• Intelligence
• Concur Request
SAP Concurを選択した理由• モバイルを利用したスキマ時間での経費精算で働き方改革に寄与
• 導入に際してプロセスの見直しを行い、経費精算業務を効率化
• 領収書電子化、BIツールの活用によりさらなる効率化、適正化を推進
Customer Showcase|東京海上日動火災保険株式会社
提言が集まり、特に経費精算業務に関する指摘が多いということが判明した。 同社の経理部 主計グループ 課長代理 松澤 悟氏は当時の経費精算業務について次のように語る。「従来の経費精算は、オンプレミスの自社開発システム上で行っていました。金融機関特有かもしれませんが、入力項目や選択すべき項目が非常に多く、どこに何を入力すればいいかわからないという問合せが頻発していました。そのうえ、立替、コーポレートカード、振替など精算形態ごとに入力画面が異なっていたことも、精算方法をわかりにくくしていました」。 従来は、基本的に本人が会社のPCから直接システムに入力し、出力した精算書と領収書を合わせて上長に承認を得ていた。松澤氏は、「システム上でも承認できますが、領収書の確認も必要ということで出力した紙と印鑑による承認も行っていました。オンプレミスなので、当然会社でしか使えない。さらに、データ連携のため毎日20時を過ぎるとシステムが止まり、精算できないという問題もありました」と振り返る。 経費精算は全社員が行う業務であり、より効率的でわかりやすいプロセスへと刷新すれば、大きな業務効率化を期待できる。そこで同社は、2016年末に経費精算システムの入れ替えを決定した。
UI、ガバナンス、セキュリティ、継続的なアップデート対応を評価し、Concur® Expenseを採用初めに、経理部でConcur Expenseなどクラウドサービスを中心とした経費精算システムの検討を開始。しかし、ここで一つの問題が生じた。システム部門にクラウドサービスの導入を相談したところ、自社でのクラウドの導入実績が
日本を代表する損害保険会社である東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動火災保険)。同社では、働き方改革推進のため業務改革を実施している。業務についての社内アンケートで経費精算に関する指摘が多いことから、経費精算システムのリプレースを検討。UI、ガバナンス、セキュリティ、継続的なアップデート対応を評価してConcur® Expenseを採用した。導入の結果、経費精算業務の約3割の業務量を削減する見込みで、今後は領収書の電子化、BIツール活用なども進める意向である。
業務プロセスの見直しに伴い社員からの不満も多かった経費精算システムの刷新に着手東京海上日動火災保険は東京海上グループの中核企業で、自動車保険や火災保険などを扱う日本を代表する損害保険会社だ。2019年に創業140年を迎えた。 損保業界では、1996年の保険業法改正により自由化に大きく舵が切られ、大競争時代に突入。当時の同社保険商品も顧客の要望に応えるため多様化していった。当時の商品数は約300点、申込パターンは約50種類にもおよび、それを支えるシステムや業務プロセスも複雑化していた。 しかし、このような状況が続けば顧客や代理店から選ばれなくなるという危機感が高まり、それを打開すべく2008年に「業務革新プロジェクト」を立ち上げた。多様化・複雑化した商品と業務プロセスをシンプルに刷新し、さらに新しいシステム基盤も導入。業務量を大幅に削減した。 そして、この業務革新をさらに進め、現在全社で取り組んでいる働き方改革を推進させるため、同社では営業部門を中心に働き方改革に関するアンケートを実施。その結果、約2,000件の
金融業界での働き方改革に向け経費システムを刷新精算プロセスの見直しとモバイル活用による効率化で、経費精算業務の3割削減を見込む
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時間を有効活用できると社員からの評価も高く、モバイルを活用して明細を作成したことがある社員は既に約7割とかなり高い割合だ。 導入の効果については、申請者・承認者・点検部門の管理を含めた経費精算業務全体で、業務量の約3割を削減できると見込んでいる。 今後は、消費税増税対応、領収書の電子化、BIレポートの活用を進める予定だ。消費税対応については、「クラウドサービスなので当社で大枠を作る必要がなく安心して利用することができます。当社のやることとしては、Concur Expenseのアップデートに合わせて、自社システムとのつなぎの部分を検討していく予定です」と松澤氏。 領収書の電子化については、物流コストや紙の管理工数削減に加え、海外駐在員からのものも同時に対応を検討。2019年度中を目処に対応を進めていく意向だ。Concur Expenseなら、モバイル端末のカメラで領収書を撮影することで、タイムスタンプはもちろん当該の精算データと自動的に紐づけられるため、電子化には最適だ。 BIレポートについては、各課支社の経費の利用実績の見える化により、経費の適正化や、不正の予防を目指している。 今後の展望について松澤氏は、「経費精算だけにとどまらず、RPAやAIなどの次世代テクノロジーへの投資や活用も加速させていく予定です。仕事のやり方を徹底的にシンプルでわかりやすいものに変革し、働き方改革を進めていきたいと考えています」と締めくくった。
ほとんどないことやシステム側の体制が整っていないこと、規制の制約といった理由などにより、なかなか同意が得られなかった。しかし、これらの課題について一つひとつ検証を行い、ねばり強く対話を重ねることでシステム部門の理解を得られ、導入への道筋をつけることができた。この調整に約1年間という期間を要し、ようやくシステム選定にとりかかる。 選定にあたっては、コンカーを含む4社に提案を依頼。営業を中心とするユーザー部門、システム部門、経理部から代表者を集め、ベンダー各社によるプレゼンテーションを評価した。部門ごとに重要視する観点は異なり、ユーザー部門では「使いやすさ」、経理部では「ガバナンス」、システム部門では「安全性やセキュリティ」を満たすシステムを希望していた。その結果、圧倒的に支持されたのがConcur Expenseである。「直感的に操作できるUIや、モバイルでの経費精算、すべての経費を可視化・分析できるBIツール、今後改訂される消費税増税へのアップデート対応などが決め手です。さらに、将来的に電子帳簿保存法での領収書電子化も検討していたため、それに対応できることも要件のひとつでした」と松澤氏は説明する。また、日本での豊富な導入実績があることも後押しとなったと続けた。 2018年5月から導入に向けて開発を開始。現場と開発者側での認識がずれないよう、9~10月にかけて、約 20名の社員が先行してConcur Expense使用し、ここから得たアド
バイスや要望を踏まえてさらに開発を進めた。2019年 2月には先行店にてサービスイン、2019年5月には全店でのサービスインを実現した。 また、同社ではこのタイミングでエリア毎に存在していた経費規程のローカルルールの見直しも実施。点検部門で行われていた目視チェックのプロセスを統一したうえで、そのほとんどをConcur Expenseで自動化した。Concur Expenseの導入をきっかけに、こうした事務作業のさらなる効率化にも取り組んでいる。
1カ月で8,000名もの社員が利用モバイル利用率も約7割となり経費精算業務の約3割削減を見込む全店へのサービスインから約1カ月の2019年6月現在、Concur Expenseの作成レポートから確認できる全使用者数は、同社の全社員数約17,000名のうち約8,000名とおよそ半数という結果だ。 モバイルの活用も進んでいる。同社は、働き方改革の一環として、2017年10月から全社的にテレワークを推進。場所にとらわれない働き方を目指し、2017年~2018年に営業担当者やコーポレート部門にタブレット端末、モバイル端末を配布していた。各端末にはモバイルアプリのConcur Mobileをインストールし利用が進んでいる。さらに、個人のモバイル端末でも、申請や誓約書など一定の制約をつけたうえで許可することとした。いつでもどこでもスキマ
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「全社的な働き方改革の推進に向け、UI、ガバナンス、セキュリティに優れた Concur Expenseを採用しました。 業務量も3割削減を見込めており、 今後は領収書の電子化とBIツールの活用も進めていく予定です」松澤悟氏 東京海上日動火災保険株式会社経理部 主計グループ 課長代理