does the ecosystem of - jamstec - japan …2019/02/16 · does the ecosystem of the top predator...
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イオンやシャチなど、食べる・食べられるといった食物連鎖の頂点に立つ動物を頂点捕食者=トップ・プレデターという。ライオンやクマなどは食肉類といい、現在地球上で最も繁栄しているグループで、私たちもトップ・プレデターとしてよく知っているだろう。だが、彼らがどのように進化してきたのか知っているだろうか。
また、陸上のトップ・プレデターはよく知られているが、深海ではどの生物がトップなのだろうか。生態系の構造や機能の維持に、トップ・プレデターが重要な役割を果たしていることが最近の陸上や浅い海域の研究で明らかになってきた。ところが、深海のトップ・プレデターについては情報が非常に少ない。 この講演会では陸上と深海のトップ・プレデターについて、彼らの知られざる進化とその多様性について、最新の研究を交えながら紹介する。
February 16, 2019
2019年2月16日(土)13:30~15:15(開場13:00)
神奈川県立生命の星・地球博物館SEISAミュージアムシアター
トップ・プレデターの知られざる進化と多様性
13:30 開演13:35 講演1 「骨から見た食肉類の進化と多様な生存戦略」 鈴木 聡 学芸員(神奈川県立生命の星・地球博物館)14:20 休憩14:30 講演2 「深海のトップ・プレデターに挑む」 河戸 勝 技術主任(海洋研究開発機構)
The top of the deep sea appears!
駿河湾の水深約400mの海底に置いたベイトカメラ(餌付きカメラ)にやってきた大きさ約3mの
カグラザメだ。世界中の深海に生息し、全長約5mにもなる深海ザメである。JAMSTECではこのような調査を通じ、大型の捕食魚類がどのくらいいるのか明らかにしようとしている。講演ではどんな大型の捕食魚類が出てくるのか楽しみだ。
深海の王者、あらわる…!?
ラ
日時
講演会
場所
プログラム
神奈川県小田原市入生田 499箱根登山鉄道「入生田」駅より徒歩 3 分入場料無料 参加登録不要
いりうだ
Does the ecosystem of the top predator become clear ?
Does the ecosystem of the top predator become clear ?
Does the ecosystem of the top predator become clear ?
Does the ecosystem of the top predator become clear ?
JAMSTEC & 神奈川県立生命の星・地球博物館
トップ・プレデターの生態が明らかに!?
© 宮崎大輔
Are there any difference between skulls of the wolf and the lion?
この写真は、オオカミ(左)とライオン(右)の頭骨だ。オオカミやライオンたちの繁栄には、生息環境や捕食戦略の多様化が関わっている。彼らの歯や骨の形を見比べることでどのような多様性があるのかわかることがあ
るらしい。講演をきいて彼らの生存戦略を知ろうではないか!
オオカミとライオンの頭骨を比べると…?
※常設展観覧料は別途かかります
JAMSTEC/神奈川県立生命の星・地球博物館 第7回 海と命と地球をめぐる公開講演会
食肉類は、オオカミ、ライオン、クマなどの仲間で、世界中の様々な環境に生息しています。捕食者としては、現在地球上で最も繁栄しているグループです。食肉類の繁栄には、生息環境や捕食戦略の多様化が関わっていますが、歯や骨の形を見て比べることで多様性を垣間見ることができます。本講演では、食肉類にはどんな動物がいて、どんな生活をしているのか、また歯や骨の形がどのように進化してきたのかを紹介します。
骨から見た食肉類の進化と多様な生存戦略
鈴木 聡
トップ・プレデターの知られざる進化と多様性
神奈川県立生命の星・地球博物館 学芸員
京都大学大学院理学研究科から福井市自然史博物館を経て、2016年より神奈川県立生命の星・地球博物館に勤務。専門は哺乳類学、形態学、生物地理学。博物館にある骨標本を観察したり計測したりすることで、食肉類の進化を研究している。また、イタチやタヌキなど身近な食肉類を主な対象として、神奈川県を中心に野外で生態調査を行っている。
ライオンやシャチなど食物連鎖の頂点に立つ動物トップ・プレデター。彼らは生態系を維持する重要な役割を持っており、実際トップ・プレデターを喪失した生態系が大きな影響を受けた例が知られています。深海ではどうだろうか? 深海では誰がトップで、どのくらいいて、いなくなるとどうなるのか、ほとんど分かっていないのです。私たちはこれを明らかにするため、駿河湾を舞台に、様々な機器や手法を用いて深海のトップ・プレデターに挑んでいます。講演では駿河湾深海のトップ・プレデターの多様性や役割について、希少な深海の映像をふんだんに交えながら、最新の成果を紹介します。
河戸 勝海洋研究開発機構
海洋生物多様性研究分野 技術主任
明治大学農学研究科から海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)に入所し、海の世界へ。専門は海洋生物学、分子生物学。2014年より深海の頂点捕食者(トップ・プレデター)に関する研究プロジェクトに参画。洋上での乗船調査からラボでの深海魚の解剖、遺伝子解析まで広範に活動している。また無人探査ロボットのパイロットとして、震災後の東北沖生態系調査にも参加している。
■交通のご案内[電車]箱根登山鉄道「入生田(いりうだ)」駅より徒歩 3分[車]国道1号線「地球博物館前」交差点(歩道橋に表示)入る屋内駐車場あり、無料
神奈川県小田原市入生田499 TEL:0465-21-1515
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神奈川県立生命の星・地球博物館
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いりうだ
山崎 IC山崎 IC箱根口 IC
10分5分国道1号線
深海のトップ・プレデターに挑む
February 16, 2019 JAMSTEC & 神奈川県立生命の星・地球博物館