故事成語と熟語の違い
E‐3
日下桂輔
木村基希
松崎良相
熟語とはどんなものかを考えてみよう
熟語というのは、二字またはそれ以上の漢字で書かれる言葉のことです。
『乗車』『美女』『風雨』『一石二鳥』など。故事成語の『矛盾(むじゅん)』なんかもそうですね。
①似たような意味の漢字が組み合わ
さったもの。(『風雨』『寒冷』など)
②反対の意味の漢字が組み合わ
さったもの。(『上下』『天地』など)
③上の漢字が下の漢字を
修飾(しゅうしょく)しているもの。
(『美人』『青空』など)
④下の漢字が上の漢字の目的語になって
いるもの。(『乗車』『作文』など)
⑤上の漢字が下の漢字を否定(ひてい)して
いるもの。(『未来』『未知』など)
⑥熟語と熟語・漢字がくっついたもの。
(『一石二鳥』などの四字熟語。
『原始人』などの三字熟語。)
考えてみると、いろいろあるもんですね。(笑)
それに
• たとえば『風雨』は「風」と「雨」、『美人』は「美」しい「人」などです。
また、『乗車』は「乗」る「車」ではなくて、
「車」に「乗」るなどですね。
• 熟語は、送り仮名をつけたり、ひっくり返してみれば意味がわかりやすいですね。
故事成語の熟語について考えてみよう
• 普通の熟語は、送り仮名をつけたり、ひっくり返してみれば意味がわかるものでした。
では、故事成語の熟語にもあてはまるので
しょうか?
矛盾の場合
• 『矛盾』に送り仮名をつけてみると、「矛」と「盾」と読めるでしょう。
「矛」は攻撃用の武器、「盾」は防御用の
武器のことですね。
一見すると『天地』のように、反対の意味
の漢字が組み合わさっているように思えます。
しかし、『矛盾』は矛と盾のことを言いたい
わけではありません。
『矛盾』は
ことが言いたいんですね。
よって、故事成語の熟語は・・・・・
①送り仮名をつけたり、漢字をひっくり返して
読むことができる。
②漢字が表している意味と言葉が表している
意味が違う
• これは、故事成語が、昔の話を短くして出来た言葉であり、その話の意味・学んだことを言葉に詰め込んだからなのだそうです。
比較
熟語
• 送り仮名をつけたり、漢字をひっくり返しても読める
• 漢字が表している意味と、言葉が表している
意味が同じ
故事成語
• 送り仮名をつけたり、漢字をひっくり返しても読める
• 漢字が表している意味と、言葉が表している
意味が違う
感想
このプレゼンの目的は熟語と故事成語の違いを自分たちが知り、発表によって知ってもらう事でした。そして、調べていく中で由来や出来事をしっかりと理解して初めて本質的な理解につながると改めてわかりました。
参考文献
• 『標準用字用語辞典』 (金田一京介監修)
• 『使える 四字熟語』 (日本語表現研究会)
• 『故事ことわざ辞典』 (鈴木棠三)
• http://lang‐8.com/88260/journals/343774
• http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%85%E4%BA%8B
• http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%9F%E8%AA%9E