Download - 0509 Nc Miyamura
感想
●コピーワンスからの切り替え予定日であった 2008 年 6 月 2 日に、「ダビング10」への移行が難しくなった要因として、「録音録画補償金制度」に関して、メーカー(JEITA)とコンテンツ業界の間で折り合いがついていない事が最大であると感じる。Dpa の発言にもあるように、技術的にはダビング 10 へのシフトが可能であるにも関わらず、移行を見合わせ続けると、メーカーやユーザーにとっての損失が拡大するだけでなく、デジタルコンテンツの萎縮も引き起こしかねないと考えられる。
●また、「ダビング10」のシステム自体に関しては、個人的には賛成出来かねないところがあった。というのも、「ダビング10」においては「複製の回数」に対して制限課するだけであって、10 回という回数に恣意性が感じられるからだ。その点、Apple のiTunes Music Store はデジタルコンテンツの保護に関して、.m4p という形式を使いながらも、複製の周辺に関して上手くやっているように思うが、その辺はどうなのだろうか。
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Kim Seminar
ダビング10の基本ルール
複雑で、実際のところ自分にはよく分からなかったので、自分で図示を試みてみました。
CCI 信号 CCI 信号
ダビング 10識別フラグ
●無料放送の場合:ダビング10(従来のコピーワンスと同じ識別子)
●有料放送の場合:コピーワンス
レコーダー レコーダーWOWOWなど地デジなど
「信号の反転」によって、無料放送の設備改修をしなくてもよくなった
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Kim Seminar
録音録画補償金制度について
●録音録画補償金制度の見直しをめぐる議論で気になった動き
2005 年 1 月 24 日「著作権法に関する今後の検討課題(文化審議会著作権分科会)」内において、iPOD を筆頭とするような「ハードディスク内蔵型ミュージックプレイヤー」やPC の内臓/外付けハードディスクに対しても保証の対象とするかどうか。↓反対意見が多く 2 年後まで見送りとなった。
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Kim Seminar