工事説明書...住宅用太陽光発電システム 工事説明書 (施工業者様用)...

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住宅用太陽光発電システム 工事説明書 (施工業者様用) 屋外パワーコンディショナ (接続箱一体型) DPCO-55B 2 設置に関する禁止事項 3 付属部品・現地調達部材・別売部品 3 外形図・各部の名前 5 6 5 1 信号配線と設定 16 1. 電流センサ(CT)φ16 3mセット(別売部品)接続時 16 2. 送信ユニットとの接続時 17 3. パワーコンディショナ複数台設置時 18 0 2 1 2 整定値の設定一覧 22 商用電力系統への接続 23 連系運転開始時の確認 24 4 2 5 2 故障履歴について 27 ● 工事説明書をよくお読みのうえ、正しく安全に施工してください。特に[安全上のご注意](P2)は、施工前に 必ずお読みください。 ● 工事説明書に記載されていない方法や、指定の部品を使用しない方法で工事された場合に事故や損害が生じたときに は、当社では責任を負えません。 また、その工事が原因で故障が生じた場合は、商品保証の対象外となります。 ● 工事説明書は工事終了後お持ち帰りいただくようお願いいたします。 お願い 太陽電池モジュールからの直流と系統から の交流の接続配線を間違えないでください。 製品が故障する恐れがあります。 *0361796B*

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  • 住宅用太陽光発電システム

    工事説明書(施工業者様用)

    屋外パワーコンディショナ(接続箱一体型)

    DPCO-55B

    も く じ2意注ごの上全安

    設置に関する禁止事項 3

    付属部品・現地調達部材・別売部品 3

    外形図・各部の名前 5

    6順手工施

    51図続接

    信号配線と設定 16

    1. 電流センサ(CT)φ16 3mセット(別売部品)接続時 16

    2. 送信ユニットとの接続時 173. パワーコンディショナ複数台設置時 18

    02認確の後事工12定設の値定整

    整定値の設定一覧 22

    商用電力系統への接続 23

    連系運転開始時の確認 24

    42定設の後電通

    52転運試故障履歴について 27

    ● 工事説明書をよくお読みのうえ、正しく安全に施工してください。特に[安全上のご注意](P2)は、施工前に必ずお読みください。 ● 工事説明書に記載されていない方法や、指定の部品を使用しない方法で工事された場合に事故や損害が生じたときには、当社では責任を負えません。また、その工事が原因で故障が生じた場合は、商品保証の対象外となります。 ● 工事説明書は工事終了後お持ち帰りいただくようお願いいたします。

    お願い太陽電池モジュールからの直流と系統からの交流の接続配線を間違えないでください。製品が故障する恐れがあります。

    *0361796B*

  • 2

    安全上のご注意 ~必ずお守りください~

    警告

    *人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。 損害の程度を区分して説明しています。

    警告 「死亡または重傷を負う恐れがある内容」です。

    注意 「軽傷を負うことや、財産の損害が発生する恐れがある内容」です。 (次は図記号の例です)

     してはいけない内容です。  実行しなければならない内容です。

    感電、けが、発煙、発火、火災、故障の恐れ

    禁 止

    ■ 住宅屋内には設置しない ■ 幼児の手に届くところには設置しない ■ この「工事説明書」に指示のない配線、ネジなどについては触れない ■ 設置場所が濡れた状態や、作業者が濡れた状態では作業しない ■ 壁面に設置するときに、固定ネジを壁の中にある金属製部材に接触させない ■ 落下させた機器や変形した機器は使用しない

    必ず守る

    ■ 施工工事は、この「工事説明書」に従って確実に行う ■ 施工は、製品の質量(壁掛金具などを含めて約32.0kg)に十分耐えるところに確実に行う必要に応じて壁の補強をしてください。パワーコンディショナの落下によりケガの原因になります。 ■ 電気工事は、「電気設備に関する技術基準」「内線規程」および、工事説明書に従って施工する ■ 電気配線工事作業中は手袋を着用する ■ 太陽電池モジュールとの接続作業は日没後に行い、日中に作業する場合は太陽電池モジュールに遮光シートをかぶせる ■ トルクドライバーを使用する ■ 住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカ、パワーコンディショナ内の全ての開閉器がOFF(切)になっていることを確認してから作業する昇圧接続箱使用時は昇圧接続箱の開閉器OFF(切)複数台設置する場合は、全ての開閉器がOFF(切)になっているかご確認ください。 ■ 開閉器操作はすばやく行う ■ 設置作業は2人以上で行う

    アース線接続

    ■ アース線の接続(D種接地工事(接地抵抗100Ω以下))は確実に行う感電の恐れがあります。また、雷などによる機器故障の原因、およびテレビ・ラジオに受信障害が発生することがあります。太陽電池アレイの開放電圧が300Vを超える場合はC種接地工事をする必要がありますが、本パワーコンディショナには直流地絡検出機能を備えている為、接地抵抗を500Ω以下とすることができますが、D種接地工事(接地抵抗100Ω以下)としてください。

    注意けが、感電、発煙、動作障害、故障の恐れ

    禁 止

    ■ 信号線は、本機の電力線と並走配線しない ■ 他製品の動力線とパワーコンディショナの信号線を並行して配線しない ■ 不安定な場所、振動または衝撃を受ける場所に設置しない ■ 特殊な場所(自動車・船舶など)には設置しない ■ 商用電源の電圧を制御する機器(省エネ機など)との併用はしない ■ 高周波ノイズを発生する機器のあるところに設置しない ■ 電気的雑音の影響を受けると困る電気製品の近くに設置しないPLC、DLNAなど通信を利用する機器については、相互に干渉し正常な動作ができなくなる場合があります。 ■ アマチュア無線のアンテナが100m以内にあるところには設置しない受信障害や突然のノイズ(雑音)発生の恐れがあります。

    必ず守る

    ■ 本体左、右、上、下の[設置スペース]に示す 印のスペースを確保する(P6参照)放熱に必要なスペースが不足すると、発煙・発火・寿命低下の原因となります。

  • 3

    付属部品・現地調達部材・別売部品

    付 属 部 品 形  状 個数

    TES

    説取

    取扱説明書 1

    検査成績書 1説工

    工事説明書 1

    付 属 部 品 形  状 個数

    品部付取体本 壁掛金具 1

    配線カバー 1

    トラス小ネジ M4 × 8 3丸木ネジ 4.8 × 38 10

    品部続接線配

    システム間接続コネクタ 1

    閉端接続子 2

    タイロック 1

    配線用圧着端子(直流開閉器用) 8

    絶縁キャップ(直流開閉器用) (白・黒) 8

    端子カバー 4

    付属部品

    設置に関する禁止事項

    禁 止

    ■ 次のような場所への設置および接続はしない 浸水の恐れがある場所

    1~2km~1km海岸からの距離

    2~7km 7km以上地 域

    ※1.海岸より飛散した海水が直接かかる地域(沖縄・離島は、海岸からの距離に関係無く重塩害地域とする)※2.北海道:松前町~稚内市・東北:青森県東海村~山形県温海町の地域

    域地害塩海内戸瀬塩害地域

    据え付けできません一般地域

    一般地域一般地域塩害地域

    沖縄・離島据え付けできません

    その他の地域

    重塩害地域※1

    北海道・東北日本海側※2

    冠水の恐れのある場所、水はけの悪い場所 (-20℃~ +45℃)の範囲外の場所、日中に直射日光の当たる場所 (湿度90%を超える場所) (納屋・屋根裏など)設置スペースが確保できない場所(P6参照) 気・煙・塵埃・砂ぼこりや塩分・腐食性物質・爆発物/可燃性ガス・化学薬品・火気、燃焼ガスにさらされる場所およびさらされる恐れのある場所 (トイレ・押入れなど) (結露のある場所) ラジオなどのアンテナ、アンテナ線より3m以上間隔をとれない場所 (医療機器・通信機器・発電機)への接続 (自動車・船舶など)(感電・火災・故障・電磁波雑音の原因となります)

    ※1

    工事説明書注意書 1

  • 4

    別売部品 電流センサ(CT)φ16 3mセット[DECB-CTC30SET]数個状形名品

    電流センサSET

    電流センサ(CT)(内径16mm)(120A(24kw)まで対応)

    内径16mm

    電流センサ(CT)用ケーブル3m(電流センサ用)

    1SET

    ※エネルギーモニターで全量買取表示する場合は不要となります。別売部品 電流センサ延長ケーブル10m[DECB-CTC100]

    品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数

    電流センサ延長ケーブル10m 1

    - - -

    ※電流センサ(CT)用ケーブル3mとの接続はできません。単独での使用となります。別売部品 電流センサ延長ケーブル20m[DECB-CTC200]

    品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数

    電流センサ延長ケーブル20m 1

    - - -

    ※電流センサ(CT)用ケーブル3mとの接続はできません。単独での使用となります。

    別売部品 電流センサ延長ケーブル30m[DECB-CTC300]品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数

    電流センサ延長ケーブル30m 1

    - - -

    ※電流センサ(CT)用ケーブル3mとの接続はできません。単独での使用となります。

    別売部品別売部品は、下記より必要なものを選んでください。

    ● ケーブル配線長制限(推奨値)ケーブル径 パワーコンディショナ 分電盤間8mm2 内以m51内以m51

    ※パワーコンディショナ←→分電盤間は、系統電圧と電圧上昇抑制値とのマージンに対して、電圧降下値を小さく すること。(上記のケーブル配線長制限は、電圧降下値1.5Vでの計算値です。)

    ※圧着端子の型番は参考品番(日本圧着端子製造株式会社製)を記載しております。※外付け接続箱用ケーブルは昇圧接続箱を使用する場合に必要となります。

    ケーブル種類 ケーブル径(mm2) 圧着端子型番 絶縁キャップ 個 数外付け接続箱用ケーブル CVまたはVVF2芯 8 8-5NS 8mm 2用 4系統側接続用ケーブル CVまたはVVF3芯 8 8-5NS 8mm 2用 6アース線 mm5.55-5.5R5.5)ルーュジモ池電陽太( 2用 1アース線 mm5.55-5.5R5.5)ナョシィデンコーワパ( 2用 1パテ(約200g ※施工状況により使用量は異なります)

    現地調達部材

    太陽電池 モジュール

    パワー コンディショナ

    太陽電池 モジュール

    パワー コンディショナ

    D種接地 D種接地 D種接地 D種接地

    圧昇〈 〉例工施準標〈 接続箱を使用した例〉 系統側接続用ケーブル 住宅用分電盤の 太陽光発電

    システム専用 ブレーカ

    自立運転コンセント用ケーブル 自立運転コンセント

    系統側接続用ケーブル 住宅用分電盤の 太陽光発電

    システム専用 ブレーカ

    自立運転コンセント用ケーブル 自立運転コンセント

    外付け接続箱用ケーブル〈昇圧接続箱〉

    ※ アース線は短く、太いケーブルで配線することが原則です。※ 太陽電池モジュールからパワーコンディショナまでの配線長が、太陽電池モジュールから直接接地する場合よりも長い場合は、上図(右)の様に最短距離で接地工事を行なってください。

  • 55

    外形図・各部の名前外形図 ●パワーコンディショナ

    (単位:mm) 710

    398

    210

    配線カバー銘板

    各部の名前

    運転入/切スイッチ 表示切替スイッチ表示部

    連系ランプ自立ランプ

    抑制ランプ

    6桁7セグLED

    連系 自立 抑制

    kWhkW

    フロントカバー <本体下部>

    運転入/切 表示切替

    別売部品 パワコン複数台連結ケーブル3m[DECB-CCS30]品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数

    パワコン複数台連結ケーブル3m 1

    - - -

    別売部品 パワコン複数台連結ケーブル10m[DECB-CCS100]品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数

    パワコン複数台連結ケーブル10m 1

    - - -

    別売部品 リモコンコードM品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数リモコンコード5m、8m、10m、15m、20m、25m

    1 - - -

    別売部品 外部発停用ハーネス[DPCO-ガイブハッテイヨウハーネス]品 名 形 状 個数 品 名 形 状 個数

    外部発停用コード 1 入付工事説明書 1

    外部発停用中継コネクタ 1 閉端接続子 4

  • 6

    施工手順設置スペース パワーコンディショナの質量(壁掛金具などを含めて約32.0kg)に耐える壁構造であることを確認してください。 熱の影響を受けない場所に設置してください。 人が触れない場所、高さに設置してください。 前に1000mm以上空間を確保してください。

    ※ 設置スペースの他に、操作スペース・工事スペース・メンテナンススペースなどを確保する必要があります。 とし、間隔距離を500mm以上としてください。 は、放熱・操作スペースを確保するため、2台の間隔は150mm以上必要です。

    注1: 上部に太陽電池モジュール等を設置する場合は、必要に応じて遮熱板等を設けてください。注2: 下記条件をすべて満たす場合、下のスペースは500mm以上とすることができます。・人が容易に触れない場所(ガードフェンスが設置されているなど)・冠水、深雪の恐れがない場所・湿地、水たまりがない場所・雑草、障害物、異物により放熱や換気が妨げられない場所

       印の寸法は必ず確保してください。確保しなければ、故障・事故などの原因になります。上下のスペースは、放熱・据付工事に必要なスペースです。特にご注意ください。(温度抑制がかかる原因となります)

    上のスペース 300以上 注1

    下のスペース 1600以上 注2

    右のスペース 150以上

    左のスペース 150以上

    単位(mm)

    壁掛金具の固定と配線引込口

    1. 壁掛金具の配線引込範囲(右図 部)に穴をあけてください。( 配線引込口は、パワーコンディショナの外形から、はみ出さない位置にあけてください)

    2. ダルマ穴の位置に合わせて付属の丸木ネジ4.8×38(1本)で仮止めしてください。3. 壁掛金具の水平を確認し、付属の丸木ネジ4.8×38(9本)で壁掛金具の適切な箇所で固定してください。( 作業後に壁掛金具がしっかりと固定されていることを確認してください)

    4. 壁にあけた配線引込口から配線を引き出してください。

    ご注意 トラップを作成してください。 抜き穴を設けてください。

    トラップ 水抜き穴必要

    隠蔽配線の場合

  • 7

    5. パワーコンディショナ本体を壁掛金具に引掛けてください。

    ご注意 パワーコンディショナ本体は重量物のため、2人以上で設置作業を行ってください。怪我の恐れがあります。また、フロントカバーは開けずに設置作業を行ってください。部品破損の原因となります。 壁掛金具の網部に仮置きをしないでください。壁掛金具の変形の原因になります。 ( 部)を持って、壁掛金具に設置してください。

    を外 してから作業してください。

    6. パワーコンディショナ本体を壁掛金具に引掛け後、パワーコンディショナ本体の下部に付属のトラス小ネジM4×8(2本)で固定してください。※ 固定後、本体と壁掛金具がしっかり固定されたことを確認してください。

    7. フロントカバーを外し、壁面からの配線をパワーコンディショナ本体の背面配線口から引き出してください。

    ■壁からの配線口は穴埋め用パテ(現地 手配)で 間を埋めてください。 ※ 間が残りますと雨、異物などが入り  機器の故障の原因になります。

    パテ埋め

    8. 各配線を各端子台へ接続してください。詳細は[配線の接続](P12)を確認してください。

    ■PFD管や配管ダクトから引出した配線の 先端部とパワーコンディショナの背面配 線口は配線後に、穴埋め用パテ(現地手 配)で 間を埋めてください。 ※ 間が残りますと機器内部へ雨、異物  などが入る恐れがあり、故障の原因と  なります。 パテ埋め

    PNPPP NNN

    引掛け位置

    パワーコンディショナ本体を仮置きしない

  • 8

    9. 付属の配線カバーを、付属のトラス小ネジM4×8(1本)で固定してください。

    ツメ

    10 . フロントカバーを6本の固定ねじで締めてください。ご注意 ます。設置作業の際に傷などがつきますと、水侵入の原因となります。 1.2N・mで締め付けしてください。

    1. ダルマ穴の位置に合わせて付属の丸木ネジ4.8×38(1本)で仮止めしてください。2. 壁掛金具の水平を確認し、付属の丸木ネジ4.8×38(9本)で壁掛金具の適切な箇所で固定してください。( 作業後に壁掛金具がしっかりと固定されていることを確認してください)

    3. パワーコンディショナ本体を壁掛金具に引掛けてください。

    ご注意 パワーコンディショナ本体は重量物のため、2人以上で設置作業を行ってください。怪我の恐れがあります。また、フロントカバーは開けずに設置作業を行ってください。部品破損の原因となります。 壁掛金具の網部に仮置きをしないでください。壁掛金具の変形の原因になります。 ( 部)を持って、壁掛金具に設置してください。

    を外 してから作業してください。

    引掛け位置

    パワーコンディショナ本体を仮置きしない

    露出配線の場合

  • 9

    4. パワーコンディショナ本体を壁掛金具に引掛け後、パワーコンディショナ本体の下部より付属のトラス小ネジM4×8(2本)で固定してください。※ 固定後、本体と壁掛金具がしっかり固定されたことを確認してください。

    5. フロントカバーを外し、出力端子台側から配線をしてください。6. 系統側接続ケーブルの引き込み配線(出力端子台側)

    ※太陽電池モジュールからの引き込みも可能

    6-1. 付属の配線カバーのノックアウト穴をあけ、付属のトラス小ネジM4×8(1本)で固定してください。ノックアウト穴は、マイナスドライバーの先をノックアウトのスリットに差し込みひねって外してください。

    ご注意 配線カバーをパワーコンディショナ本体から必ずはずして、変形しないよう注意して行ってください。 (被覆のない部分)がかからないようにしてください。 (バリが出ている場合は、バリ処理を行ってください)

    ノックアウト穴 配線カバー

    ■ノックアウトをハンマーなどでたたかない 配線カバーが変形し取り付けができなくなります。

    6-2. ノックアウト穴部に配線を通し、PFD管または配線ダクトを接続してください。■PFD管やダクト配線の際、最下部には水抜き穴を設けてください。 ※配管の内部に水がたまる恐れがあります。■PFD管は防水タイプ(パッキン付き)のものを使用してください。■配線ダクトとパワーコンディショナの接続部にはコ―キングを施してください。

    PFD管を使用した施工の場合 配線ダクトを使用した施工の場合

    ツメ

  • 10

    6-3. 各配線を各端子台へ接続してください。詳細は[配線の接続](P12)を確認してください。

    6-4. PFD管や配管ダクトから引出した配線の先端部とパワーコンディショナの背面配線口をパテで埋めてください。

    ご注意

    ■PFD管や配管ダクトから引出した配線の 先端部とパワーコンディショナの背面配 線口は配線後に、穴埋め用パテ(現地手 配)で 間を埋めてください。 ※ 間が残りますと機器内部へ雨、異物  などが入る恐れがあり、故障の原因と  なります。

    パテ埋め

    パテ埋め

    7. 太陽電池モジュールからの引き込み配線(入力端子台側)

    7-1. パワーコンディショナ本体下部のノックアウト穴をあけてください。

    ■ノックアウト穴を開口する場合は、マ イナスドライバーとプラスチックハン マーを使用してください。またノック アウトが外れる適度な力で取り外しを 行ってください。 ※過度な力での取り外しは、変形の原  因となります。

    7-2. 開口したノックアウト穴部にPFD管を接続してください。■PFD管は防水タイプ(パッキン付き) のものを使用してください。

    7-3. 各配線を各端子台へ接続してください。詳細は[配線の接続](P12)を確認してください。

    ■端子台や配線にストレスがかからない ように配線してください。

    パテ埋め

    ■系統側接続用ケーブルの引き込みはし ないでください。(出力端子側から引き込んでください)

  • 11

    7-4. 背面配線口とPFD管から引出しした配線の先端部をパテで埋めてください。

    ■背面配線口とPFD管は必ずパテ埋めを してください。 ※雨、異物などが機器内部へ入る恐れ  があり、故障の原因となります。

    8. フロントカバーを6本の固定ねじで締めてください。ご注意 ます。設置作業の際に傷などがつきますと、水浸入の原因となります。 1.2N・mで締め付けしてください。

    1. 壁掛金具の水平をとりながらM8以上のボルト・ナット4本以上(現地手配品)で、しっかりと固定してください。(※作業後に壁掛金具がしっかりと固定されていることを確認してください。)

    ご注意 慮し、選定してください。重量物のため腐食が原因で落下する恐れがあります。 以下にしてください。※ ボルト頭の飛出しが大きすぎると、背面の放熱板のフィン部と接触し、取り付けがうまくいかないことがあります。

    2. 「露出配線の場合」の手順3以降を参照し、取り付けを行ってください。(P8参照)

    9.5mm以下

    放熱板

    壁掛金具

    レール取付の場合(野立て等)

    パテ埋め

    注: 下記条件をすべて満たす場合、下のスペースは500mm以上とすることができます。・人が容易に触れない場所(ガードフェンスが設置されているなど)・冠水、深雪の恐れがない場所・湿地、水溜りがない場所・雑草、障害物、異物により放熱や換気が妨げられない場所

  • 12

    ● 接続する配線は、圧着端子、絶縁キャップを取り付け、下図の接続方法に従って接続してください。 ●[現地調達部材](P4)を確認してください。 ● 接続作業終了後、端子台カバーは必ず閉じてください。

    100~250mm程度被膜をむく

    端子台拡大図・接続方法図

    AC100V

    AC200V

    続接へ統系

    相単

    3

    式線

    200V

    (O

    )相性中は

    (D

    )事工地接)種三第(種

    U1

    誤配線防止用としてシールが貼られています。自立用端子を使う場合は必ず他の配線終了後、シールをはがして接続してください。

    V1 WOU E

    ※外付コンセント お客様からのご要望 により接続する事が できます。※AC100V 15A (合算) 以下で使用するよう にお客様にお伝えく ださい。

    圧着端子(現場手配)(端子台と配線に合った圧着端子を 使用してください。)

    絶縁キャップ(現場手配)

    系統出力部端子台ネジの締め付けトルク2.64~3.11N・m

    ご注意 太陽電池からの直流と、系統からの交流の接続配線に間違いがないか確認してください。(誤配線した場合、機器が破損します。誤接続、工事不良による修理対応は有料修理となります。) ケーブルに圧着端子または棒端子・絶縁キャップを確実に取り付け、横のケーブルに接触しないよう固定してください。 誤配線により異常電圧が印加された場合、機器が破損します。 ネジ、コードなどのゆるみなどがないことを確認してください。 電気ドライバー・インパクトドライバーなどは絶対に使用しないでください。端子台を破壊する恐れがあります。 配線作業時は、短絡、地絡(端子緩み、隣接端子との導電部接触、絶縁被覆の破れ、配線のはさみ込みなど)に十分気を付けてください。 端子台への取り付けはネジのゆるみがないよう確実に締め付けてください。ネジのゆるみなどがあると火災や事故の原因になる場合があります。 圧着端子は電線・端子台との適合を確認し、メーカー指定の工具・方法により適正に加工してください。 端子台に接続されるコード(多心)のものは100 ~ 250mm程度、被覆を剥いてください。(上図参照)

    配線の接続

    PNPPP NNN

    100mm程度被膜をむく

    どちらか1方のみ使用してください。

    池電陽太

    池電陽太

    池電陽太

    りよ箱続接圧昇

    池電陽太

    N PN P

    昇圧接続箱P/N端子台昇圧接続箱からの配線時にラベルを外して使用してください。

    圧着端子(現場手配)(端子台と配線に合った圧着端子を 使用してください。)

    絶縁キャップ(現場手配)

    (ー)(+)(ー)(+)(ー)(+)(ー)(+)N1 P1 N2 P2 N3 P3 N4 P4

    (ー) (+)N  P

    棒端子(入付)

    絶縁キャップ(入付)

    【DC開閉器側】

    【昇圧接続箱P/N端子側】

    太陽電池入力部昇圧端子台の締め付けトルク2.64~3.11N・m

    開閉器の締め付けトルク1.6~2.0N・m

    配線後端子カバー(入付)をとりつけてください。

  • 13

    パワーコンディショナの施工は、必ず電力会社の指示に従ってください。

    配線系統図

    〈例1〉パワーコンディショナを分電盤の2次側に接続する場合下図を参照しながら配線を行ってください。電流センサ(CT)を住宅用分電盤メインブレーカの1次側(U相(L1)、W相(L2))へ施工してください。※ 電流センサ(CT)は家庭内負荷、パワーコンディショナの接続点よりも電力系統側の位置に施工してください。

    ※ 信号線は、本機の電力線と並走配線しないでください。※ 他製品の動力線とパワーコンディショナの信号線を並行して配線しないでください。

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    単相3線式 100V 50/60Hz

    コネクタ

    住宅用分電盤 メインブレーカ W h M

    太陽光発電 システム専用 ブレーカ (1台施工時)

    家庭内負荷

    家庭内負荷 電流センサ(CT) 太陽光発電

    システム専用 ブレーカ (2台目施工時)

    白 黒 緑 赤 商用電源

    パワーコンディショナ (1台施工時)

    パワーコンディショナ (2台目施工時) ● 電流センサ(CT)のり取付けは、電

    源の相および矢印の向きに注意し てください。 まちがえた場合、電力量(消費量、 売電量、買電量の値)が正しく計 測できません。 ● K(電源側)→L(負荷側)

    赤・緑線をU相(L1) 黒・白線をW相(L2)

    電流センサ(CT)用ケーブルφ16 10mセット(オプション)注1、2

    メイン ブレーカ側

    注1: 電流センサ(CT)に付属のケーブルで長さが足りない場合は、必ず電流センサ延長ケーブル(オプション)を使用してください。他ケーブルを使用すると正しく計測できない場合があります。

    注2: 全量買取時は電流センサ(CT)の取り付けは不要です。

    〈例2〉パワーコンディショナを分電盤の1次側に接続する場合下図を参照しながら配線を行ってください。電流センサ(CT)を住宅用分電盤メインブレーカの1次側(U相(L1)、W相(L2))へ施工してください。また、メインブレーカの1次側に電流制限器がある場合は電流センサ(CT)をメインブレーカと電流制限器の間に施工してください。※ 電流センサ(CT)は家庭内負荷、パワーコンディショナの接続点よりも電力系統側の位置に施工してください。

    ※ 信号線は、本機の電力線と並走配線しないでください。※ 他製品の動力線とパワーコンディショナの信号線を並行して配線しないでください。

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    単相3線式 100V 50/60Hz

    W h M

    太陽光発電 システム専用 ブレーカ (1台施工時)

    家庭内負荷

    家庭内負荷 電流センサ(CT)

    電流制限器

    太陽光発電 システム専用 ブレーカ (2台目施工時)

    黒 緑 赤

    コネクタ

    住宅用分電盤 メインブレーカ

    白 商用電源

    パワーコンディショナ (1台施工時)

    パワーコンディショナ (2台目施工時)

    ● 電流センサ(CT)の取り付けは、 電源の相および矢印の向き に注意してください。 まちがえた場合、電力量(消 費量、売電量、買電量の値) が正しく計測できません。 ● K(電源側)→L(負荷側)

    赤・緑線をU相(L1) 黒・白線をW相(L2)

    電流センサ(CT)用ケーブルφ16 10mセット(オプション)注1、2

    メイン ブレーカ側

    注1: 電流センサ(CT)に付属のケーブルで長さが足りない場合は、必ず電流センサ延長ケーブル(オプション)を使用してください。他ケーブルを使用すると正しく計測できない場合があります。

    注2: 全量買取時は電流センサ(CT)の取り付けは不要です。

    ★ パワーコンディショナを複数台接続する場合は、パワーコンディショナ1台ごとに、ELCBを取り付けてください。ELCBは逆接続可能型3P2E型または3P3E型、 過電流保護付き漏電遮断機であること。(パワーコンディショナ1台につき、ELCBは定格電流40A、感度電流30mA)

  • 14

    〈例3〉住宅用分電盤メインブレーカより電力系統側に別な負荷が接続されている場合下図を参照しながら配線を行ってください。電気温水器などの接続のため、住宅用分電盤メインブレーカより電力系統側の屋外開閉器に負荷が接続されている場合は電流センサ(CT)を負荷の接続点より電力系統側(U相(L1)、O相(N)、W相(L2))に施工してください。このような接続の場合、同梱の電流センサ用ケーブル(CT用)で長さが短い場合、別売部品の電流センサ延長ケーブルが必要になります。※ 電流センサ(CT)は家庭内負荷、パワーコンディショナの接続点よりも電力系統側の位置に施工してください。※ 信号線は、本機の電力線と並走配線しないでください。※ 他製品の動力線とパワーコンディショナの信号線を並行して配線しないでください。

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    U(L1)

    O(N)

    W(L2)

    商用電源

    単相3線式 100V 50/60Hz

    W h M

    太陽光発電 システム専用 ブレーカ (1台施工時)

    家庭内負荷

    家庭内負荷 電流センサ(CT)

    屋外開閉器

    負荷 (電気温水器など)

    太陽光発電 システム専用 ブレーカ (2台目施工時)

    白 黒 緑 赤

    コネクタ

    住宅用分電盤 メインブレーカ

    ● 電流センサ(CT) の取り付けは、電源 の相および矢印の 向きに注意してく ださい。 まちがえた場合、 電力量(消費量、 売電量、買電量の 値)が正しく計測 できません。 ● K(電源側)→L(負荷側)

    赤・緑線をU相(L1) 黒・白線をW相(L2)

    パワーコンディショナ (1台施工時)

    パワーコンディショナ (2台目施工時)

    電流センサ(CT)用ケーブルφ16 10mセット(オプション)注1、2

    メイン ブレーカ側

    注1: 電流センサ(CT)に付属のケーブルで長さが足りない場合は、必ず電流センサ延長ケーブル(オプション)を使用してください。他ケーブルを使用すると正しく計測できない場合があります。

    注2: 全量買取時は電流センサ(CT)の取り付けは不要です。

    電流センサ(CT)の取付時の注意点

    ●電流センサ(CT)の端子接続が完了しない状態で住宅用分電盤メインブレーカをONにすると、電流センサ(CT)故障の原因になります。 ● 電流センサ(CT)用ケーブルは誤接続すると正しく計測できません。 ● 電流センサ(CT)を取り付ける相(U相(L1)、W相(L2))、およびセンサの矢印の方向を間違えると正しい電力量が計測できません。 ● 電流センサ(CT)の分割面にゴミなどがあると、正しく計測できません。ゴミなどが無いことを確認してから施工してください。

    ● 付属の電流センサ(CT)の内径は16mmです。CVケーブルの場合およそ38mm2ー1C以下が目安です。上記CVケーブルは参考値です。メーカー、品名により異なります。 ● 電流センサ(CT)および電流センサ(CT)接続用コネクタは水ぬれ結露しない場所に施工してください。 ● 電流センサ(CT)は売電量、買電量の計測に使用します。 消費量は計測しませんので取り付け位置に注意してください。

    ● 電流センサ(CT)は衝撃に弱いため、一度落下したものは使用しないでください。

    ● 電流センサ(CT)はロックがかかるまで確実に閉めてください。ロックが不完全の場合、正しく計測できません。

    ● 電流センサ(CT)は24kW(120A)までのシステムしか使用できません。

    ● 電流センサ(CT)と電線との接触部に力が加わらないように注意してください。正しく計測できなくなります。

    分割型電流センサ(CT)

    こちら側にも矢印あり。

    分割面

  • 15

    接続図

    下記接続図を参照し、パワーコンディショナを取り付け後、各設定を行ってください。

    図続接るす照参成構ムテスシoN(図1)

    (図2)2 太陽光発電 (DPCO複数台)

    図1 DPCO接続図

    図2 DPCO複数台接続図

    リモコンコードM※3

    ※2

    ユニット送信

    ※1

    送信ユニットがある場合

    パワーコンディショナ(親機)

    ※4、7 ※4、5、6 ※4、5、6パワー

    コンディショナ(親機)

    パワーコンディショナ(子機)

    パワーコンディショナ(末端機)

    パワコン複数台連結ケーブル(別売)

    リモコンコードM※3

    パワコン複数台連結ケーブル(別売)

    ※1パワーコンディショナが複数台接続されている場合、1台目(親機)に接続します。(→P17)[送信ユニットとの接続時]参照

    ※2スイッチを「無」に(→P17)

    [送信ユニットとの接続時]参照

    ※3通信コードにはリモコンコードMを使用し、通信コードの長さは25mまで。

    ※4複数台設置設定をします。(→P18)[パワーコンディショナ複数台設置時]参照

    ※5夜間給電無しに設定します。(→P18)[パワーコンディショナ複数台設置時]参照

    ※6パワコンIDの子機設定をします。(→P24)[通電後の設定]参照

    ※7複数台接続確認を実施します。(→P25)[複数台接続確認]参照

    注1: エネルギーモニターで全量買取表示にする場合はパワーコンディショナの電流センサ(CT)は不要となります。

    注2: パワーコンディショナの最大接続台数は10台までです。

    1 太陽光発電 (DPCO単体) DPCO接続図DPCO複数台接続図

    ユニット送信

    ※1

    送信ユニットがある場合

    設定します。

  • 16

    コネクタの接続は確実に行う。接続ができていないと機器の動作不良の原因になります。※ パワーコンディショナを複数台設置時は、1台目(親機)のみに接続してください。

    1. 電流センサ(CT)用ケーブルを、パワーコンディショナのコネクタに接続します。2. 電流センサ(CT)2つを電流センサ(CT)用ケーブルのコネクタに差し込みます。※ 電流センサ(CT)の端子接続が完了しない状態で電流センサ(CT)の施工位置より電力系統側のブレーカをONにすると、電流センサ(CT)故障の原因になります。

    信号配線と設定

    メイン ブレーカの 1次側へ

    電流センサ(CT)用ケーブル(別売部品) W相側

    (L2側)

    U相側 (L1側)

    電流センサ(CT)(別売部品)

    電流センサ(CT)(別売部品)

    (使用しません)外部発停入力外部表示出力

    複数台通信1

    複数台通信2

    送信ユニット接続

    CT入力

    電流センサ(CT)の取り付けは、電源の相および矢印の向きに注意してください。まちがえた場合、電力量(消費量、売電量、買電量)が正しく計測できません。 電流センサ(CT)は精密部品であるため落としたり衝撃を与えたりすると、正しい計測ができなくなります。

    1.電流センサ(CT)φ16 3mセット(別売部品)接続時

    住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカ、パワーコンディショナ内の全ての開閉器がOFF(切)になっていること、昇圧接続箱がある場合は昇圧接続箱内の全ての開閉器がOFF(切)になっていること、また、電源LEDが消灯していることを確認してから信号線の配線および設定してください。

  • 17

    ※ 住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカ、パワーコンディショナ内の全ての開閉器がOFF(切)になっていること、昇圧接続箱がある場合は昇圧接続箱内の全ての開閉器がOFF(切)になっていること、また、電源LEDが消灯していることを確認してから変更してください。

    ※ 出荷時設定は「有」になっています。※ 「有」側に設定している場合は、エネルギーモニターに発電量が表示されませんので、必ず「無」側に設定してください。

     給湯器スイッチA 電源LED

    3. 送信ユニットの接続は、送信ユニットの工事説明書を参照して接続してください。

    2. スイッチを「無」に変更する。2. スイッチを「無」に変更する。22. 給湯器」 イッチを 無」に変更する。

    送信ユニットとパワーコンディショナを、下図を参照しながら配線を行ってください。※ 配線はシステム間接続コネクタを含み、25m以内で行ってください。※ パワーコンディショナを複数台設置時、送信ユニットへの接続は1台目(親機)のみに接続してください。

    1. システム間接続コネクタのコードとリモコンコードMを閉端接続子(2個)で圧着接続して、システム間接続コネクタをパワーコンディショナのコネクタに接続する。

    送信ユニットへシステム間接続コネクタ(付属部品)

    リモコンコードM(別売部品)閉端接続子(入付)

    (使用しません)外部発停入力外部表示出力

    複数台通信1

    複数台通信2

    送信ユニット接続

    CT入力

    2. 送信ユニットとの接続時

    コネクタの接続は確実に行う。接続ができていないと機器の動作不良の原因になります。

    下記の項目を実施してください。1.システム間接続コネクタを接続する。2. スイッチを「無」に変更する。(初期設定は「有」になっています。設定を間違えるとモニターとの無線接続ができません)2. 給湯器」スイッチを「無」に変更する。2 スイッチを「無」に変更する。

  • 18

    〈例:2台接続の場合〉別売部品のパワコン複数台連結ケーブルを、下図を参照しながら配線を行ってください。1. 1台目のパワーコンディショナのコネクタにパワコン複数台連結ケーブル(別売部品)を差し込みます。 (A部コネクタのどちらに差し込んでも構いません。一方のコネクタには未接続になります。)2. 2台目のパワーコンディショナにパワコン複数台連結ケーブルを差し込みます。 ※3台目以降がある場合も同様にパワコン複数台連結ケーブルを接続する。

    パワコン複数台連結ケーブル(別売部品)

    A

    A

    (使用しません)外部発停入力外部表示出力

    複数台通信1

    複数台通信2

    送信ユニット接続

    CT入力

    A

    3. パワーコンディショナ複数台設置時

    ●パワーコンディショナ複数台施工時の配線および設定例

    1台目 パワーコンディショナ

    (終端設定「有」)

    パワコン複数台連結ケーブル(別売)

    リモコンコードM

    2台目 パワコンID:0(親機) パワコンID:1(子機)

    (複数台設定「有」)

    (夜間給電設定「有」)

    パワーコンディショナ

    (終端設定「無」) (複数台設定「有」)

    (夜間給電設定「無」)

    パワーコンディショナ

    (終端設定「無」) (複数台設定「有」)

    (夜間給電設定「無」)

    パワーコンディショナ

    (終端設定「有」) (複数台設定「有」)

    (夜間給電設定「無」)

    パワコン複数台連結ケーブル(別売)

    3台目

    パワコン複数台連結ケーブル(別売)

    X台目 パワコンID:2(子機) パワコンID:X(末端機(子機)) 送信

    ユニット

    ※ 電流センサ(CT)は24kW(120A)までしか計測できませんので、それ以上の発電システムの場合は、電流センサ(CT)を取り付けないでください。(買電、売電、消費の表示はでません。)

    下記の項目を実施してください。1.パワコン複数台接続ケーブル(別売部品)を接続する。2.全てのパワーコンディショナの スイッチを「有」にする。3.親機、子機、端末機にあわせて を設定する。4.子機、端末機の スイッチを「無」にする。5.子機、端末機の夜間給電コネクタを外す。6.パワコンIDを設定する。(P24参照)7.複数台接続確認をする(P25参照)

  • 19

    6. パワコンIDを設定する。設定方法については「通電後の設定」(P24)を参照する。

    3. スイッチを「有」側にする。 ※全てのパワーコンディショナで行う。4. 子機(5台設置の場合2~ 4台目)の スイッチを「無」側にする。 ※親機(1台目)と末端機(5台目)は変更する必要はありません。5. 子機、末端機(5台設置の場合、2~ 5台目)の スイッチを「無」側に設定し、夜間給電コネクタ(下記参照)を外してください。

    ※ スイッチを「無」側に設定し、夜間給電コネクタを外すことで夜間消費電力を削除することができます。

    ※ 夜間給電コネクタには、AC100Vが印加されます。コネクターを抜く際は住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカ、パワーコンディショナ内の全ての開閉器がOFF(切)になっていること、昇圧接続箱がある場合は、昇圧接続箱内の全ての開閉器がOFF(切)になっていること、また、電源LEDが消灯していることを確認してください。※ 売買電力測定の測定機能を使用される場合は、1台目(親機)の夜間給電設定を「無」にしないでください。※ 送信ユニットが接続される場合は1台目(親機)の夜間給電設定を「無」にしないでください。「無」にした場合、電力測定が正しくできません。※ C7C-2(夜間給電リレーON故障)エラーが出た場合は、夜間給電コネクタが抜けていないか確認してください。

     夜間給電スイッチB

    複数台スイッチ

    終端スイッチ

    夜間給電コネクタ部(CN2004) 夜間給電コネクタ部(CN2004)

    夜間給電コネクタ有 夜間給電コネクタ無

    夜間給電コネクタ位置

    〈絶縁シートのめくり方〉① パネルロック部に配線が接続されていない事を確認する。

    (配線が付いたままだと配線に負荷がかかります。)② 2箇所のツメを外し持ち上げる。

    パネルロック部 夜間給電コネクタはこの下にあります。

  • 20

    工事後の確認1. 配線接続箇所を確認してください。2. パワーコンディショナの運転入/切スイッチが停止になっていることを確認してください。

    3. パワーコンディショナ内の全ての開閉器をON(入)、もしくは昇圧接続箱がある場合は、昇圧接続箱内の全ての開閉器をON(入)にしてください。

    4. 太陽電池が発電している状態で全ての開閉器もしくは昇圧用端子台のDC電圧を測定してください。(1)テスターをDC電圧レンジにし、P-N間で測定してください。

    ● DC420V以下のこと。 ● プラス側になること。 ● 開閉器の入力を確認すること。

    5. 基板上の電源LED (赤色)が点灯する事を確認してください。6. 点灯したら全ての開閉器をOFF(切)に、昇圧接続箱がある場合は、昇圧接続箱内の全ての開閉器をOFF(切)にしてください。

    7. 住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカをON(入)にしてください。※ 「F0C-3」が表示された場合は配線がまちがっていますので配線をやりなおしてください。

    (1)端子台のAC電圧を測定します。テスターをAC電圧レンジにし、U-O-W間を測定してください。 ● 1:U-O間 (AC101V±6V) ● 2:W-O間 (AC101V±6V) ● 3:U-W間 (AC202V±20V)

    8. 確認が終わりましたら、パワーコンディショナの運転入/切スイッチが停止になっていることを確認してください。(1) 住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカをOFF(切)にする。(2) 全ての開閉器がOFF(切)になっていることを確認してくださ

    い。昇圧接続箱がある場合は、昇圧接続箱内の全ての開閉器がOFF(切)になっていることを確認してください。

    ご注意 パワーコンディショナの運転入/切スイッチを入れないでください。

    - +

    4.

    【昇圧接続箱ありの場合】

    【昇圧接続箱なしの場合】

    ※テスターの極性に注意して 測定してください。

    - +

    U1 V1 WOU E

    - +

    7.

    9. 全ての配線がバラバラにならないよう、図のようにタイロックで固定し、プッシュマウントでパネルに固定する。

    プッシュマウント固定穴タイロック(プッシュマウントでパネルに固定)

    タイロック(パワーコンディショナに付属)で電装を束ねる。

    10. 端子台カバー、配線カバーが取り付けられていることを確認し、フロントカバーを元通り取り付けてください。※フロントカバーを取り付ける際は、ゴミ・虫・ほこりなどが本体内に入らないように注意する。

    ご注意 フロントカバーには防水パッキンを貼付しています。設置作業の際に傷などがつきますと、水侵入の原因となります。 1.2N・mで締め付けしてください。

    チェック項目 □本体は水平に設置されていますか。 □ アース線の接続は確実ですか。(接地抵抗は100Ω以下になっていますか) □ 端子台に取り付けたネジにゆるみが無いですか。 □ 夜間給電、複数台接続などの通電後の設定を行いましたか。

    〈電装引き回し例〉

    5.

  • 21

    整定値スイッチ DOWN/UPスイッチ

    整定値の設定整定値の設定方法  電力会社の指示に従って、整定値の設定を行ってください。

    ※ 整定値の設定まちがいに注意してください。設定をあやまりますとおもわぬ事故の原因となります。全てのブレーカをONの状態で設定してください。

    ※ 必要に応じて「停電手動復帰」をONにしてください。設定方法は[通電後の設定](P24)を参照してください。

    1. 運転入/切スイッチが「切」の状態で、[1 ov]の表示が出るまで整定値スイッチを長押しする。

    連系 自立 抑制

    モード識別表示連系・自立・抑制ランプが点滅します

    2. 整定値スイッチを押し設定したい項目を選択する。

    .

    整定値項目選択画面

    3. U PまたはDOWNスイッチで整定値を変更する。

    整定値選択画面

    4. 表示切替スイッチを2秒以上押すと設定が確定します。設定が確定する前に運転入/切スイッチを「入」にするか10分間放置すると設定が終了し、変更した内容は確定されません。

  • 22

    整定値の設定一覧絶縁シートパワーコンディショナ

    チェック項目

    ■設定した整定値を絶縁シートの指定の 項目にチェックしてください。

    OVR(系統過電圧)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    115.0V 110.0V 112.5V 115.0V 117.5V 120.0V

    OVR(時限)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    1.0 秒 0.5 秒 1.0 秒 1.5 秒 2.0 秒

    UVR(系統不足電圧)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    80.0V 80.0V 85.0V 87.5V 90.0V

    UVR(時限)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    1.0 秒 0.5 秒 1.0 秒 1.5 秒 2.0 秒

    OFR(系統過周波数)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    51.0Hz 50.5Hz 51.0Hz 51.5Hz 52.0Hz 50Hz確定時

    61.0Hz 60.5Hz 61.0Hz 61.5Hz 62.0Hz 60Hz確定時※50Hz.60Hzは自動切替(一度系統が入力されると自動判別します)

    OFR(時限)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    1.0 秒 0.5 秒 1.0 秒 1.5 秒 2.0 秒

    UFR(系統不足周波数)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    48.5Hz 47.5Hz 48.0Hz 48.5Hz 49.0Hz 49.5Hz 50Hz確定時

    58.5Hz 57.0Hz 57.5Hz 58.0Hz 58.5Hz 59.0Hz 59.5Hz 60Hz確定時※ 50Hz/60Hzは自動切替(一度系統が入力されると自動判別します)

    UFR(時限)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    1.0 秒 0.5 秒 1.0 秒 1.5 秒 2.0 秒

    (連系保護リレー復帰時間)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    300 秒 2秒 150 秒 200 秒 300 秒

    (系統電圧上昇抑制)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    109.0V107.0V 107.5V 108.0V 108.5V 109.0V 109.5V

    110.0V 110.5V 111.0V 111.5V 112.0V

    (電圧上昇抑制の有効電力の下限値)工場出荷初期値 7 セ グ 表 示 備 考

    50% 0% 50%

  • 23

    商用電力系統への接続1. 系統連系申請太陽光発電システムを商用電力系統へ接続(連系)するにあたっては、事前に所轄の電気事業者(電力会社等)に「系統連系申請」を行い、許可を得る必要があります。

    2. 基本的なシステム① パワーコンディショナの交流出力を低圧配電線に接続(系統連系)するために、専用のブレーカを 介して接続します。② 売買の電気量を計量するメータ-が必要になります。

    3. 分電盤接続方法パワーコンディショナの交流出力を系統に接続するにあたり、内線規程、系統連系技術要件ガイドラインなどに基づき以下の要件を満たす必要があります。系統への接続は電力会社で実施するか、または立会になりますので接続方法については、所轄の電気事業者(電力会社)と技術的な協議を行い決定してください。① 受電点に、中性線欠相保護付きELCB(過電流保護付き漏電遮断器)が必要。② パワーコンディショナより系統側に位置するELCBは逆接続可能型のこと。 ⇒太陽光発電対応型、自家発電対応型などと表記されることもある。③ 負荷の不平衡により中性線に最大電流が生じる恐れがある時は、受電点に3P3Eの遮断器を設置する。

    分電盤への接続方式には、太陽光発電システム専用ブレーカを主電源漏電ブレーカの1次側から分岐結線する接続方式Aと主電源漏電ブレーカの2次側から分岐接続する接続方式Bがあります。

    (1) 接続方式A① 家庭用回路の主幹ELCBは、従来より設置されているELCBを使用。(逆接続型は不要、中性線欠相保護付3P2E型または3P3E型)② パワーコンディショナ側のELCBは逆接続可能型3P2E型または3P3E型、過電流保護付き漏電遮断器であること。(パワーコンディショナ1台につき、ELCBは定格電流40A、感度電流30mA)③ 2つのELCB の系統側に、3P3E型 MCCB(開閉器)または契約ブレーカ(リミッタ)を必ず設置すること。

    ご注意 この配線での漏電検出ができないため認められない場合があるので注意が必要です。

    接続方式A

    パワーコンディショナ 接続箱

    太陽電池モジュール

    分岐用ブレーカ

    屋内分電盤

    低圧配電線

    太陽光発電 システム専用ブレーカ

    漏電ブレーカ 契約ブレーカ

    S L S L買電用 電力量計

    売電用 電力量計

    S L

    (2) 接続方式B① 家庭用回路の主幹ELCBは、3P3E型、逆接続可能型、中性線欠相保護付きであること。(既築のケースでは、現状の主幹のELCBを上記要件のものに交換する必要がある)② パワーコンディショナ側のELCBは逆接続可能型3P2E型または3P3E型、過電流保護付き漏電遮断器であること。(パワーコンディショナ1台につき、ELCBは定格電流40A、感度電流30mA)③ 契約ブレーカは3P3E型過電流遮断機。設置されていない場合は、新たに開閉器の設置は不要。 ● 本方式の太陽光発電対応型の分電盤がメーカーより発売されており、新築のケースではこれを準備するのが望ましい。

    接続方式B

    パワーコンディショナ

    分岐用ブレーカ

    屋内分電盤

    低圧配電線 漏電ブレーカ 契約ブレーカ

    S L S L買電用 電力量計

    売電用 電力量計 S L

    接続箱

    太陽電池モジュール

    太陽光発電 システム専用ブレーカ

    4. ブレーカへの接続太陽光発電システムは安全上、太陽光発電システム専用ブレーカの負荷側端子(L)に接続する。作業者は、ブレーカを切った時に負荷側には電気が来ていないと思い込む可能性があるため、安全上このような配慮が必要である。

  • 24

    連系運転開始時の確認 □電力会社の指示に従って、整定値の設定を行いましたか。また不要な設定、設定間違いがないか確認してください。(P22参照) □ 運転入/切スイッチで運転を開始し、表示部に発電量が表示されていますか。(誤接続の場合は故障履歴が表示されます)(P28参照) □ テレビにノイズが発生していませんか。(晴れた日の日中など発電量の多い時に確認してください)ノイズが発生している場合は、①本体とテレビ(アンテナ線)との距離が3m以上離れていますか。②テレビアンテナと太陽電池モジュールとの距離が3m以上離れていますか。 □ 抑制ランプが点灯(点滅)していませんか。(晴れた日の日中など発電量の多い時に確認してください)*本抑制機能は正常な動作であり故障ではありません。ただし、ひんぱんに発生する場合は電力系統側での対策が必要となります。

    通電後の設定

    項目No. 設定値

    点滅(モード識別用)

    整定値スイッチ DOWN/UPスイッチ

    運転入/切スイッチ 表示切替スイッチ

    <本体下部>

    設定変更は住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカとパワーコンディショナ内の全ての開閉器をON(入)、もしくは昇圧接続箱がある場合は、昇圧接続箱内の全ての開閉器をON(入)にし、1時間以内に行ってください。運転入/切スイッチは「切」のままで操作してください。一度でも「入」にすると設定できません。その場合は、住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカ、パワーコンディショナ内の全ての開閉器をOFF(切)、もしくは昇圧接続箱がある場合は、昇圧接続箱内の全ての開閉器をOFF(切)にし、電源LED消灯を確認してから、もう一度パワーコンディショナの運転スイッチを「切」の状態で設定してください。

    操作手順1. 表示切替スイッチを5秒以上押す。2. U PまたはDOWNスイッチで設定したい項目No.を選択する。3. 表示切替スイッチを押し、項目No.と設定値を切り替える。4. U PまたはDOWNスイッチで設定値を選択する。5. 表示切替スイッチを2秒以上押すと設定が確定します。 設定が確定する前にエラーが発生した場合や、運転入/切スイッチを押すか10分間放置すると設定モードが終了し、変更した内容は確定されません。

    ■ その他の項目網掛け部分は工場出荷時設定です。

    考備値定設名目項.oN目項

    01 パワコンID 0 →1→2…9 0は1台目(親機)で最大10台連結可能です。全ての子機で設定する。

    02    (使用しません)  oF on oF = OFF から変更しないでください。

    03 停電手動復帰 oF on oF = OFF(自動復帰) / on = ON(手動復帰)

  • 25

    複数台接続確認※ 複数台接続時に確認します。複数台接続しない場合は、確認する必要はありません。また、操作は親機で行ってください。

    1. 全てのパワーコンディショナの運転入/切スイッチが「切」の状態で、試運転スイッチを2秒以上押す。

    2. 試運転種別をUPまたはDOWNスイッチで[ 2 PCS]を選択し、試運転スイッチを押す。約20秒後に台数確認が完了するので、接続台数と各パワーコンディショナのパワコンIDが合っているか確認する。合っていない時はパワコンIDを確認する。

    P. =試運転種別nX. =パワコンIDを表示dYY =接続台数を表示

    X

    X Y Y

    接続台数表示パワコンID試運転種別

    モード識別表示自立・抑制ランプが点滅します

    連系 自立 抑制

    接続台数表示パワコンID

    1台目パワーコンディショナ(親機)

    親機のパワーコンディショナに対して複数台接続確認を行ない、実際の接続台数と接続台数表示の台数があっていることを確認する。

    ⇒ あっている場合は正しい接続になっています。試運転を終了させてください。

    ⇒ 結果の接続台数表示が実際の設置台数に対して少ない場合、以下のことを各パワーコンディショナで確認してください。• パワーコンディショナの電源が入っていること• 通信線の接続が正しいこと• 複数台スイッチが「有」になっていること• 終端スイッチが正しいこと• パワコンID設定が正しいこと(親機がいる、IDが重複していない)

    接続台数表示パワコンID

    1台目パワーコンディショナ(親機)

    接続台数表示パワコンID

    2台目パワーコンディショナ(子機)

    接続台数表示パワコンID

    3台目パワーコンディショナ(子機)

    ※ 上記表示の場合は3台目のパワコンIDを2に変更し、再度試運転を行い、接続台数表示が3になることを確認してください。

    3. 表示切替スイッチを2秒以上押すか10分放置すると試運転が終了します。

    試運転

  • 26

    DOWN/UPスイッチ試運転スイッチ

     試運転種別

    電流センサ(CT)接続確認

    電流センサ(CT)の接続確認は発電を伴うため、電力会社の連系承諾後行なってください。

    ※ 電流センサ(CT)を取り付けない場合は、接続確認をする必要はありません。※ 条件:1kW程度の発電が必要です。

    1. 運転入/切スイッチが「切」の状態で、試運転スイッチを2秒以上押す。

    2. 試運転種別をUPまたはDOWNスイッチで[ 1  ct]を選択し、試運転スイッチを押す。

    カウントダウン表示が始まります。※エラーが出るまでには3分程度かかることがあります。

    ※試運転を途中でやめる場合、表示切替スイッチを 2秒以上押し続けると、やめることができます。

    発電電力が表示されます。

    カウントダウン表示

    発電電力表示

    試運転完了

    自立・抑制点滅

    E0Cー1が表示された場合はP14の電流センサ(CT)の取付時の注意点を確認してください。

    E0Cー2が表示された場合は日射不足による発電量不足か、直流入力側の配線の接続不良、P14の電流センサ(CT)の取付時の注意点を確認してください。

    連系 自立 抑制

    モード識別表示自立・抑制ランプが点滅します

    4. 運転入/切スイッチを「切」にし、試運転を終了する。

    3. 運転入/切スイッチを押す。

  • 27

    故障履歴について本操作は太陽電池が発電している時に行ってください。(夜間給電「有」設定であれば夜間でも操作可能です)本製品では、以下の操作により、過去に発生した故障履歴を最大8個まで表示させることができます。また、故障履歴をクリアすることができます。(一度クリアしたデータはもとに戻りませんので、ご注意願います)

    ● 故障履歴の確認方法一旦運転をONにし、数秒経過後に運転をOFFにする。 DOWN/UPスイッチをメンテナンスモニターが表示されるまで同時に押しつづける。(例 [ 00 000] )DOWNスイッチを押すと故障履歴が表示され、最新の故障履歴から91(最初の3桁)を表示し、さらにDOWNスイッチを押し、71(最後の1桁)を確認します。また、故障履歴は92、72、‥‥98、78の最大8個まで表示可能です。<F0C-1の表示例>

    最初の3桁 最後の1桁(0~9)表示切替スイッチの2秒押しまたは10分以上放置で、メンテナンスモニターの表示が終了します。 ● 故障履歴のクリア方法運転をOFFにする。表示切替スイッチとDOWNスイッチを5秒以上同時に押し続けてください。故障履歴がクリアされます。 ● クリア後の作業(かならず行ってください)DOWN/UPスイッチをメンテナンスモニターが表示されるまで同時に押しつづける。(例 [ 00 000] )DOWNスイッチを押すと故障履歴が表示され、最新の故障履歴から91を表示し[ 91 000]になっていることを確認する。表示切替スイッチの2秒押しまたは10分以上放置で、メンテナンスモニターの表示が終了します。

    ご注意

    DOWN/UPスイッチ電源LED

  • 28

    ● 系統側故障履歴置処容内歴履障故

    F0C ー 1 交流過電圧(OV)

    太陽光発電システム専用ブレーカ、および端子台の接続状況、電圧、周波数を確認してください。

    F0C ー 2 交流瞬時過電圧F0C ー 3 系統相間電圧異常F1C ー 1 交流不足電圧(UV)F1C ー 2 ゼロクロス未検出F1C ー 3 系統異常F2C ー 0 周波数上昇(OF)F3C ー 0 周波数低下(UF)F4C ー 0 単独運転(受動)F5C ー 0 単独運転(能動)F6C ー 1 直流分検出F6C ー 2 交流過電流

    ● 本体側故障履歴置処容内歴履障故

    73C ー 3 2心電源切り替え設定異常

    住宅用分電盤内の太陽光発電システム専用ブレーカとパワーコンディショナ内の全ての開閉器をOFF(切)に、昇圧接続箱がある場合は昇圧接続箱内の全ての開閉器をOFF(切)にし、ケーブル類、端子台の昇圧箱接続状況、電圧、各設定を確認してください。

    76C ー 1 2心通信異常76C ー 2 パワーコンディショナ間通信異常

    C2C ー 2 入力直流過電圧C3C ー 1 ファン故障C7C ー 2 夜間給電リレーON故障C8C ー 1 入力過電流C8C ー 3 IPMアラームC8C ー 4 直流地絡検出C9C ー 1 端子台温度ヒューズ溶断E0C ー 1 CT接続NGE0C ー 2 CT接続開始NG

    単独運転検出機能 能動方式:ステップ注入付周波数フィードバック方式受動方式:位相跳躍検出方式

    出力制御ユニット通信異常76C ー 3