説 明 資 料...説 明 資 料 〔相続税・贈与税〕 平成27年10月27日(火) 財 務 省...

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説 明 資 料 〔相続税・贈与税〕 平成 27 年 10 月 27 日(火) 財 務 省 27.10.27 2 5

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説 明 資 料

〔相続税・贈与税〕

平成 27 年 10 月 27 日(火)

財 務 省

平 2 7 . 1 0 . 2 7

総 2 5 - 1

目 次

1.資産課税をめぐる経済社会構造の変化 ······································· 1

・家計における資産形成の変容 ············································· 4

・相続の変容 ····························································· 13

・今後の人口動態の見通し ················································· 27

2.相続税の現状 ····························································· 30

3.贈与税の現状 ····························································· 60

1.資産課税をめぐる経済社会構造の変化

1

経済財政運営と改革の基本方針2015(抄) 平成 27 年6月 30 日

閣 議 決 定

第3章 「経済・財政一体改革」の取組-「経済・財政再生計画」

5 主要分野ごとの改革の基本方針と重要課題

[5] 歳入改革、資産・債務の圧縮

(1)歳入改革

② 税制の構造改革

(基本的考え方)

人口動態、世帯構成、働き方・稼ぎ方など、経済社会の構造が大きく変化する中、持続的な経済成長を維持・促進

するとともに、経済成長を阻害しない安定的な税収基盤を構築する観点から、税体系全般にわたるオーバーホールを

進める。その中で、将来の成長の担い手である若い世代に光を当てることにより経済成長の社会基盤を再構築する。

特に、ⅰ)夫婦共働きで子育てをする世帯にとっても、働き方に中立的で、安心して子育てできる、ⅱ)格差が固定

化せず、若者が意欲をもって働くことができ、持続的成長を担える社会の実現を目指す。

このため、以下の基本方針を踏まえ、具体的な制度設計について速やかに検討に着手し、税制の見直しを計画期間

中、できるだけ早期に行う。その際、今後の改革の中心となる個人所得課税については、税収中立の考え方を基本と

して、総合的かつ一体的に税負担構造の見直しを行う。

(改革の基本方針)

ⅳ)世代間・世代内の公平の確保等

・ 年齢ではなく所得や資産などの経済力を重視しつつ、世代間・世代内の公平を確保する。

・ 資産格差が次世代における子女教育などの機会格差につながることを避ける必要があること、また、老後扶養の社会化が相当程度進

展している実態の中で遺産の社会還元といった観点が重要となっていること等を踏まえた見直しを行う。

2

資産課税をめぐる経済社会構造の変化と検討にあたっての主な視点

検討にあたっての主な視点

経済成長の基盤構築

資産の早期移転

遺産の社会還元

世代間・世代内の公平

再分配機能の確保

格差の固定化防止

グローバル化への対応

資産課税をめぐる経済社会の構造変化(例)

人口構造の変化

(生産年齢人口の減少、少子化など)

資産形成の変容

(経済のストック化、金融資産の増加、資産の偏在など)

家計・再分配構造の変化

(若年層の低所得化、高齢者層の経済力のばらつき、所得移転の偏りなど)

相続の変容

(老老相続の増加、老後扶養の社会化、少子化による相続人の減少など)

3

家計における資産形成の変容

4

家計資産等の推移

(出所)内閣府「国民経済計算」(注)正味資産は、資産(非金融資産、金融資産)から負債を控除したもの。

家計資産の推移

354 608 

994 1,231 

1,422  1,599  1,515 

1,656 

654 

867 

1,742 

1,462 1,344  1,127  1,072 

1,031 

879 

1,278 

2,403 2,294 

2,359  2,337 2,220 

2,328 

0.0

500.0

1,000.0

1,500.0

2,000.0

2,500.0

3,000.0

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

金融資産

非金融資産

正味資産

(年度)

(兆円)

○ 80年代に経済のストック化が進展する中で増大した家計資産は、90年代以降概ね横ばい傾向。

○ バブル崩壊後、非金融資産は低下する一方、金融資産のウェイトは増加傾向。

3.0 

4.0 

5.5 5.0 

5.6 

6.9  6.8 

8.0 

5.5  5.7 

8.7 

6.5 6.1 

5.5  5.3  5.0 

7.4 

8.4 

12.6 

9.8  10.0 10.6  10.4 

11.2 

0

2

4

6

8

10

12

14

1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010 2013

金融資産/雇用者報酬

非金融資産/雇用者報酬

正味資産/雇用者報酬

経済のストック化の内訳

(出所)内閣府「国民経済計算」(注)正味資産は、資産(非金融資産、金融資産)から負債を控除したもの。

(年度)

5

○ 相続財産価額の推移をみると、有価証券及び現金・預貯金等は平成25年で5.3兆円と大きく増加してきた。

○ これに伴い、相続財産に占める割合も平成25年で42.5%と大きく増加している。

相続財産種類別の財産価額の推移

5.2兆円

6.6兆円

11.3兆円

15.5兆円

7.4兆円

3.7兆円

2.1兆円

1.1兆円

1.3兆円

1.5兆円

1.2兆円

0.5兆円

3.2兆円

2.1兆円

1.5兆円

1.5兆円

0.9兆円

0.4兆円

1.9兆円

2.0兆円

1.8兆円

1.9兆円

1.2兆円

0.7兆円

0 5 10 15 20

平成25

平成15

平成6

平成4

昭和63

昭和58

(兆円)

(年分)

土 地 有価証券

現金・預貯金等 その他の財産

(資料) 「国税庁統計年報書」による。

42.5%

19.9%

14.6%

17.8%

27.2%

17.5%

41.5%

56.2%

70.9%

75.9%

69.3%

69.0%

【20.4兆円】

【5.3兆円】

【10.7兆円】

【15.9兆円】

【11.8兆円】

【12.5兆円】

6

14.7

125.7

254.3273.0

224.9

88.4

10.3

97.1

217.7

379.5

463.1

304.5

7.8

103.6

215.5

358.4

576.8

430.7

0

100

200

300

400

500

600

700

30歳未満 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上

0.5%

0.7%

1.5%

6.3%

6.6%

12.8%

13.1%

14.8%

25.9%

21.5%

25.8%

27.8%

33.9%

31.5%

22.9%

24.8%

20.7%

9.0%

2009年

2004年

1989年

年代別 金融資産保有残高について

○ 年代別の金融資産残高をみると、この20年間で60歳代以上の保有割合はほぼ倍増。

○ 足元では、個人金融資産約1,700兆円のうち、60歳代以上が約6割(約1,000兆円)の資産を保有。

(出所)日本銀行「資金循環統計」、総務省「全国消費実態調査」より推計

年代別金融資産保有総額(兆円 )(兆円) 60歳代以上

約1,000兆円(2014)

(出所)総務省「全国消費実態調査」(二人以上の世帯)、日本銀行「資金循環統計」により作成(注) 「金融資産」は貯蓄現在高(負債現在高控除前)による。なお、「貯蓄現在高」は、郵便局・銀行・

その他の金融機関への預貯金、生命保険・損害保険の掛金、株式・債券・投資信託・金銭信託等の有価証券と社内預金などの金融機関外への貯蓄の合計。

〔 金融資産 〕

年代別金融資産残高の分布の推移

30歳未満

2004年 2014年

30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上

(982兆円)

(1,471兆円)

(1,489兆円)

1989年

7

貯蓄現在高階級別 世帯数分布(夫婦のみ世帯)

○ 「高齢者夫婦のみ世帯」は、夫婦のみ世帯(全年齢)と比べて、貯蓄現在高が高い世帯の割合が多くなっている。最頻値は貯蓄現在高

3,000万円以上であるが、一方で、2番目は450万円以下となっている。

○ 「高齢者夫婦のみ世帯」は、1994年と比べて、貯蓄現在高450万円未満の割合が増加。

21.7%

18.0%

9.5%

7.5%

9.8%

13.0%

20.6%

17.0%

16.5%

9.8%

7.8%

10.8%

14.1%

23.9%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

~450 ~900 ~1200 ~1500 ~2000 ~3000 3000~(貯蓄現在高階級 万円以上-万円未満)

(世帯数分布)

夫婦のみ世帯(全年齢)(2009年)

(平均:64.1歳)

高齢者夫婦のみ世帯(1994年)

(平均:71.0歳)

高齢者夫婦のみ世帯(2009年)

(平均:72.7歳)

(出所)総務省統計局「全国消費実態調査」

(注1)高齢者夫婦のみ世帯は、「高齢者夫婦世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの世帯)」。

(注2)夫婦のみ世帯は、「二人以上の世帯(夫婦のみ)」。

8月20日説明資料

8

賃金・俸給の推移、個人金融資産残高変化の要因分解

○ 生産年齢人口が減少する中、マクロの賃金・俸給額は1990年代をピークに、減少傾向。

○ 金融資産残高の変化を見ると、近年は評価損益の変動による影響が大きく、新規の資金純流入は90年代に比べ減少。

賃金・俸給の推移

(出所)内閣府「国民経済計算」(93SNAベース、1993年までは平成12暦年基準、1993年以降は平成17暦年基準)、総務省「人口推計」

(注)生産年齢人口は暦年値。

118 

152 

199 

233 

240 

230 217 

206  208 

7,888 

8,254 

8,614 8,726 

8,704  8,638 

8,442 

8,174 

7,901 

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

100

150

200

250

300

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2013

生産年齢人口(15~64歳)

【右軸】

賃金・俸給

(兆円) (万人)

‐120

‐80

‐40

0

40

80

120

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

残高の変化

資金純流入

評価損益

個人金融資産残高変化の要因分解

(出所)日本銀行「資金循環統計」

(年度)

(兆円)

(年度)

9

世代別の収入分布の変化(二人以上の世帯/1994年→2009年)

○ 1994年から2009年の間に、30歳未満の若年世代を中心に現役世代の世帯収入は低下。

3 0 歳未満

(出所)総務省統計局「全国消費実態調査」平成21年(二人以上世帯)

3 0 ~ 5 9 歳

2.8%

4.3%

8.7%

12.1%12.9%

24.0%

15.9%

10.2%

4.7%4.2%

1.2% 2.4%

5.0%

9.3%

12.6%

24.4%

18.2%

13.7%

6.5% 6.7%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

~200 ~300 ~400 ~500 ~600 ~800 ~1000 ~1250 ~1500 1500~

2009年

1994年

(年間収入階級 万円以上-万円未満)

(世帯数分布)

5.1%

13.6%

26.7%

22.2%

12.9%

13.7%

4.8%

0.8%

2.1%

7.7%

20.5%

28.1%

17.4% 15.9%

5.6%

2.2%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

~200 ~300 ~400 ~500 ~600 ~800 ~1000 ~1250

2009年

1994年

(年間収入階級 万円以上-万円未満)

(世帯数分布)

10

502

861

1,255

1,835

2,172

2,018

464

792

1,200

1,898

2,046 2,077

7.9%

18.4%19.1%

24.0%

20.8%

9.3%

12.0%

25.5%

27.5%

20.4%

11.3%

2.7%

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

25‐34歳 35‐44歳 45‐54歳 55‐64歳 65‐74歳 75歳以上

年齢階級別 平均純資産の比較(1994年→2009年)

(万円)世帯数分布(2009年)

(右 軸)【参 考】世帯数分布(1994年)

(右 軸)

(出所)総務省統計局「全国消費実態調査」(二人以上の世帯)

(注)「純資産」は、貯蓄現在高から負債現在高(住宅・土地のための負債を除く)を控除したもの。

平均純資産(1994年)(左 軸)

平均純資産(2009年)(左 軸)

○ 高齢世帯は、若年世帯に比べて相対的に豊かな資産を保有。

○ 54歳以下の世代は、1994年と比べると、平均保有資産が減少。

11

貯蓄階級別 資産の保有状況

○ 貯蓄現在高上位20%の世帯の資産保有は、全体の約60%超。

○ また、貯蓄現在高が200万円未満及び4,000万円超の世帯の割合は、この20年間それぞれ増加しており、ばらつきが拡大している傾向。

貯蓄現在高五分位階級別 全体に占める純資産の割合

(出所)総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2014年)、「貯蓄動向調査」(1985年)より作成(二人以上世帯)。家計調査は年平均値、前身の貯蓄動向調査は年末値。

(注)「純資産」は、貯蓄現在高から負債現在高(住宅・土地のための負債を除く)を控除したもの。

(出所)総務省「家計調査(貯蓄・負債編)」(2004、2009、2014年)、「貯蓄動向調査」(1994、1999年)より作成(二人以上世帯)。家計調査は年平均値、前身の貯蓄動向調査は年末値。

(注)貯蓄残高階層は、「万円以上-万円未満」

貯蓄現在高階級別の世帯割合の推移

4.6% 5.6% 8.3% 10.6% ~100万円

10.2%4.9% 4.5%

5.5%6.1%

6.0%

200~500万円

500~1,000万円

1,000~2,000万円

2,000~4,000万円

8.3% 9.7% 9.9% 10.0% 4,000万円~

11.4%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

1994 1999 2004 2009 2014

<世帯構成割合>

100~200万円

1.9%

6.4%

12.1%

22.7%

56.9%

0.4%

4.6%

10.9%

22.2%

61.8%

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ

2014年

1985年

12

相続の変容

13

≪老老相続の更なる進展≫

14

相続税の申告からみた被相続人の年齢の構成比

○ 被相続人の高齢化が進んでおり、相続による若年世代への資産移転が進みにくい状況となっている。

4.5

8.3

11.5

8.8

15.0

18.7

18.4

29.8

30.2

68.3

46.5

38.9

23.7

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

〈構成比〉

子の年齢は、

20歳代以下が想定される

59歳以下

子の年齢は、

30歳代が想定される

60歳~69歳

子の年齢は、

50歳代以上が想定される

80歳以上70歳~79歳

子の年齢は、40歳代が想定される

被相続人の死亡時の年齢

(注) 主税局調べ。

平成元年

平成10年

平成25年

うち90歳以上

15

(出所)総務省統計局「全国消費実態調査」

(注)資産の合計は、実物資産と貯蓄現在高の合計。

年齢階級別 実物資産・貯蓄現在高、負債現在高の比較(二人以上の世帯)(2009年)

○ 世帯主の年齢が上がるにつれて、住宅保有率の上昇などにより実物資産が増加し、貯蓄現在高と実物資産の合計も増加。○ 他方、負債現在高は、住宅ローンなどにより40~49歳までは増加傾向にあるが、50歳以降においては減少。

311616

1,0231,496

2,048 1,987892

1,662

2,321

2,783

3,140 3,164

うち47 うち49 うち70 うち98 うち100 うち57

349

878 949569

263 127

1,203

2,278

3,344

4,279

5,188 5,15127.9%

58.1%

77.7%88.9% 91.8% 90.4%

0

50%

100%

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

~ 30歳 30~ 39歳 40~ 49歳 50~ 59歳 60~ 69歳 70歳 ~

(万円)

貯蓄現在高

(世帯主の年齢)住宅・土地のための負債を除く負債現在高(内数)

実物資産

負債現在高

~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70歳~

資産の合計

住宅保有率(右軸)

9月18日説明資料

16

宅地資産の年齢別保有状況

○60歳以上の高齢者は、現住居の宅地の約6割、現住居以外の宅地の約7割を保有。

○「現住居以外の宅地」を相続・贈与により取得した世帯主の平均年齢は上昇傾向。

(出所)国土交通省「世代間資産移転の促進に関する検討会報告について(配布資料)」(平成25年3月)より作成

年齢 階級別宅地資産額

(資料)総務省「全国消費実態調査」「国勢調査」、国土交通省「土地基本調査」より推計。

相続・贈与により宅地(現住所の敷地以外)を取得した世帯主の平均年齢

(資料)国土交通省「土地基本調査」より推計

17

資料:内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査」(注) 対象は、全国60歳以上の男女

高齢者の貯蓄の目的(60歳以上)

○ 貯蓄の目的として多いのは、「病気・介護の備え」と「生活維持」。特に近年では「病気・介護の備え」が増加しており、

6割超を占めている。

○ 「子供に残す」と答えた割合は、3%前後にとどまっている。

20.0 

17.0 

28.6 

18.6 

4.6 

3.9 

9.0 

6.7 

1.6 

1.3 

11.4 

12.0 

62.3 

63.3 

39.5 

50.5 

2.7 

2.4 

2.6 

3.7 

1.5 

5.0 

0.5 

1.1 

2.8  4.5 

6.2 

8.4 

7.4 

0.9 

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

平成23年度

平成18年度

平成13年度

平成7年度

生活維持 豊かな生活 旅行・買物 病気・介護の備え 子供に残すその他

わからない

無回答

18

≪老後扶養の社会化≫

19

8.6 10.7 13.1 14.8 15.7 17.3 18.4 19.4 20.9 22.5 24.2 24.2 23.3 25.613.1 

16.2 18.2 

20.9  22.8 24.2 

26.7  27.8 29.4  29.8  29.9  30.0  30.3 

31.1 

54.450.1

44.840.7 36.6

33.329.7 25.5 21.9

18.3

16.2

15.4

15.313.2

7.1 8.5 

9.8 10.8 

11.9 12.7 

14.8 

16.4  17.9 19.3 

20.7 

19.4 

20.9 22.4 

0

5

10

15

20

25

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

1975 1980 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007 2010 2011 2012 2013

単独世帯 夫婦のみの世帯 夫婦と未婚の子のみの世帯 ひとり親と未婚の子のみの世帯

三世代世帯 その他の世帯 総世帯数(百万世帯)

高齢者がいる世帯構成の推移

○ 高齢者がいる世帯構成は、1970年代に5割を超えていた「三世代世帯」が1割まで大幅に減少。「単独世帯」「夫婦のみの世帯」がそれぞれ3

割前後まで増加。また、未婚の子との世帯も増加。・ 三世代世帯 【1975年→2013年】:54.4%→13.2%(▲41.2%ポイント)

・ 単独世帯 【1975年→2013年】:8.6%→25.6%(+17.0%ポイント)

・ 夫婦のみの世帯【1975年→2013年】:13.1%→31.1%(+18.0%ポイント)

(出所)厚生労働省「国民生活基礎調査」

(注)平成7年の数値は兵庫県、平成23年の数値は岩手県、宮城県及び福島県、平成24年の数値は福島県を除いたものである。

(構成比%) (百万世帯)

(年)

7月17日説明資料

20

150

100

50

0

50

100

150

200

250

300

(注) 1.平成21年度(データがない場合は可能な限り直近)の実績をベースに1人当たりの額を計算している。ただし、「公共事業+防衛+その他」については、平成22年度予算ベース。

2.直接税及び消費税は、国税及び地方税の合計である。3.負担という観点からは、将来世代の負担として、公債金(平成22年度予算ベースで約44兆円、国民1人当たり約35万円)がある点についても留意が必要

である。

給付

0歳 5歳 10歳 15歳 20歳 25歳 30歳 35歳 40歳 45歳 50歳 55歳 60歳 65歳 70歳 75歳 80歳

年間金額(万円)

年齢階級

負担

老齢年金(厚生年金)

介護

医療

雇用保険

大学高等学校

児童手当

義務教育

出産関係育児休業

保育所幼稚園

消費税

保育所・幼稚園費用負担

学校教育費等の保護者負担 直接税医療費

自己負担

公的年金保険料(本人負担分)

介護保険料(本人負担分)

医療保険料(本人負担分)

雇用保険料(本人負担分)

介護自己負担

公共事業+防衛+その他

ライフサイクルでみた社会保険及び保育・教育等サービスの給付と負担のイメージ

平成27年9月25日政府税制調査会厚生労働省説明資料

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年齢階層別にみた受益・負担構造の変化

○ 過去約20年間におけるネットの受益・負担額の変化をみると、子供数の減少による受益減もあって若年のネット負担が上昇。一方、高齢者

のネット受益は変化なし。

負担

受益

年齢階層別のネット受益・負担の変化(1994年→2015年)

‐100

‐50

0

50

100

150

200

250

20~39 40~59 60~

2015年

(出所)内閣府「税・社会保障等を通じた受益と負担について(配布資料)」(平成27年6月1日経済財政諮問会議)より作成。

(注1)総収入は、給与収入のほか、年金収入、事業収入、不動産収入等を含む。年金等は、公的年金のほか、児童手当や生活保護を含む。

(注2)1994年に実施された総額5.5兆円規模の所得税・住民税の特別減税の影響を除いている。

(注3)国民年金保険および国民健康保険における低所得者等に対する軽減措置を織り込んでいないことに留意が必要。

1994年

(万円)

(世帯主年齢、歳)

7月31日説明資料

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≪相続に対する意識等の変容≫

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