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困ったときに読む Internet Navigware 解決ブック - 運用管理編 1.2 版

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困ったときに読む

Internet Navigware 解決ブック

- 運用管理編 –

1.2 版

i

は じ め に

本書は、Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0およびInternet Navigware Enterprise LMS

Server V9.0を運用するにあたり、お客様から問い合わせが多い事項とその解決方法をまとめたものです。

本書は、Internet Navigware Serverのシステム管理者、教育管理者および部門教育管理者を対象としてい

ます。

なお、本書はInternet Navigware Serverを運用するにあたって困ったときに解決することを目的としていま

す。したがって、各機能の詳細は、Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0およびInternet

Navigware Enterprise LMS Server V9.0、Internet Navigware 教材作成キット V8.0、Internet Navigware 教

材作成キット Professional V8.0/V9.0のオンラインマニュアルに記載されていますので、併せてお読みくだ

さい。

本書は、お客様の問題解決に有用な情報を随時追加し、改版していきます。

2009年 4月

Microsoft、Windows、Windows Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標

または登録商標です。

Linuxは、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国

における商標または登録商標です。

そのほか、本書に記載している実際の会社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。

Microsoft Corporation のガイドラインに従って、画面写真を使用しています。

ii

◆注意事項や参考情報について

本書では、特に注意の必要な情報を、以下の形式で記述しています。

特に注意していただきたいことを記述しています。必ずお読みください。

また、参考になる情報や補足説明を、以下の形式で記述しています。

知っていると役立つ情報を記述しています。

説明を補足する情報を記述しています。

iii

◆製品名の記載について

本書では、製品名などの表記を以下の略称で記述しています。

略称 製品名

Internet Navigware Server Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0

Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0

Windows Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional、

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional、

Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition、

Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Basic、

Microsoft(R) Windows Vista(R) Home Premium、

Microsoft(R) Windows Vista(R) Business、

Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise、

Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate、

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system、

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Standard Edition、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2 Standard Edition、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2 Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

Windows Server Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system、

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Standard Edition、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2 Standard Edition、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2 Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard、

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

Linux Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)

Excel Microsoft(R) Excel(R) 2000、

Microsoft(R) Excel(R) 2002、

Microsoft(R) Office Excel(R) 2003

Microsoft(R) Office Excel(R) 2007 などのExcel製品

Word Microsoft(R) Word(R) 2000、

Microsoft(R) Word(R) 2002、

Microsoft(R) Office Word(R) 2003

Microsoft(R) Office Word(R) 2007 などのWord製品

PowerPoint Microsoft(R) PowerPoint(R) 2000、

iv

Microsoft(R) PowerPoint(R) 2002、

Microsoft(R) Office PowerPoint(R) 2003

Microsoft(R) Office PowerPoint(R) 2007 などのPowerPoint製品

v

【変更履歴】

版数 修正日 修正内容

1.0 2007.11.30 新規作成

1.1 2007.12.07 付録「A.7」「A.8」を追加

1.2 2009.04.30 付録「A.9」~「A.13」を追加

付録「A.3」「A.5」「A.6」にV9.0L20の記述を追加

目 次

第 1章 コースを運用する 1

1.1 コースを公開する 2

1.1.1 学習を完了しないとテストを実施できないコースを作成するには 2

1.2 コースの完了条件を設定する 6

1.2.1 テストの合格点を設定するには 6

1.2.2 テストしか存在しないコースに完了条件を設定するには 7

1.2.3 レポートしか存在しないコースに完了条件を設定するには 8

1.2.4 アンケートしか存在しないコースに完了条件を設定するには 9

1.3 事前配布資料を設定する 10

1.3.1 コース単位に事前資料を配布するには 10

1.3.2 受講単位(所属/クラスごと)に事前資料を配布するには 11

1.3.3 事前配布資料のファイルサイズの上限を知るには 12

1.3.4 2048KB 以上の配布資料を登録するには 12

1.4 学習期間を設定する 13

1.4.1 コースの公開期間と学習期間の違いは 13

1.4.2 受講単位(所属/クラス)に学習期間を設定・変更するには 15

1.4.3 あるユーザだけの学習期間を変更するには 16

1.5 学習時の動作を変更する 17

1.5.1 目次に戻らず、続けて学習するためには 17

1.5.2 学習中に出題される問題の再解答を抑止するには 18

1.5.3 テストの受験回数を制限するには 19

1.5.4 テストの実施期限を設定するには 20

1.5.5 テストの中断を許可するには 22

1.5.6 アンケートの再提出を抑止するには 23

1.5.7 アンケートの提出期限を設定するには 24

1.5.8 レポートの提出期限を設定するには 26

1.5.9 受講者から質問があったことを講師に通知するには 28

第 2章 こんなとき、どうなる? 31

2.1 コース公開後、コース情報を変更したら、どうなる? 32

2.1.1 受講履歴は? 32

2.1.2 コースの公開期間を変更したら? 32

2.1.3 学習期間を変更したら? 32

2.1.4 コースの完了条件を変更したら? 32

2.1.5 テストの合格点を変更したら? 33

2.2 コース公開後、教材を変更したら、どうなる? 34

2.2.1 受講履歴は? 34

2.2.2 学習の代表学習項目間の前提条件を変更したら、受講状態は? 34

2.3 あるコースを受講中、所属が変わっても、そのまま受講できる? 35

付録 A 困ったときの Q&A 37

A.1 コースを公開しても受講者のコース一覧に表示されない 38

A.2 受講者のコース一覧に表示はされるが、受講できない 40

A.3 受講完了条件を満たしているにもかかわらず「受講完了」にならない 42

A.4 学習進捗が 100%になっても「受講完了」にならない 43

A.5 テストに合格しても「受講完了」にならない 44

A.6 受講履歴をクリアしても「未受講」に戻らない 46

A.7 正しい画面が表示されない 47

A.8 セションが切断される、ログインできない 49

A.9 コースの前提条件が設定できない 52

A.10 証明書の有効期限が切れて Internet Navigware が起動されない 53

A.11 サーバに教材をコピーしようとすると未登録のエラーが表示される 54

A.12 テストを実施しても学習開始/終了のフォローアップが通知される 55

A.13 受講者がコースを受講するために必要な作業手順がわからない 56

第1章 コースを運用する

1.1 コースを公開する

1.2 コースの完了条件を設定する

1.3 事前配布資料を設定する

1.4 学習期間を設定する

1.5 学習時の動作を変更する

第 1 章 コースを運用する

2

1.1 コースを公開する

1.1.1 学習を完了しないとテストを実施できないコースを作成するには

学習教材の受講が完了してからテストを実施させたいとき、ひとつのコースに学習と、章末テストで

はない通常のテストが設定されている場合はできません。以下の2つのいずれかの方法で設定してく

ださい。

(1)学習のコースとテストのコースを別々に設定し、テストのコースの前提条件に学習のコースを設

定する。

(2)学習教材の最後の代表学習項目に章末テストを設定し、前提条件を設定する。

(1)はコースの前提条件を設定して実現、(2)は教材の代表学習項目の前提条件を設定して実現

します。(1)は一般のテストとして実施、(2)は学習の章末テストとして実施します。テストを実施すると

いう点においては同じですが、管理者および所属長、受講者本人が参照できるテストの成績は違い

ます。テストの結果として履歴をきちんと保存したい場合は(1)をお薦めします。

また、(2)の場合は、最後の代表学習項目には章末テスト以外に一つ以上の説明ページまたは問

題ページを設定する必要がありますが、最後の代表学習項目に設定された説明ページまたは問題

ページを実施していなくても、章末テストは実施できます(そのため、厳密にはすべての学習終了後

のテストとはなりません)。

学習のコースとテストのコースを別々に設定し、テストのコースの前提条件に学習のコースを設定する

学習教材とテスト教材を 2 つ別々に作成し、登録し

ます。

学習のコースとテストのコースを 2 つ登録し、各教

材を設定します。

1.1 コースを公開する

3

テストのコースの前提条件として学習コースを選択

します。

コース一覧を表示し、作成したテストのコースの[前

提]ボタンをクリックします。

[追加]ボタンをクリックすると、コース一覧が表示さ

れます。そこで、作成した学習のコースを選択しま

す。

コースの前提条件として、「前提コース名」として、

選択した学習のコースが設定されていることを確認

します。

コースの前提条件の詳細については、オンラインマニュアル「5.7 コースの前提条件」を参照くださ

い。

第 1 章 コースを運用する

4

学習教材の最後の代表学習項目に章末テストを設定し、前提条件を設定する

学習教材を作成し、最後の代表学習項目に章末

テストを追加します。

章末テストの作成および追加の方法については、

教材作成キットおよび教材作成キット Professional

のオンランマニュアル「4.10 代表学習項目にテス

トを設定する」を参照してください。

章末テストが設定された最後の代表学習項目に

前提条件を設定します。前提条件には、最後の代

表学習項目以外の代表学習項目を設定します。

こうすることにより、最後の代表学習項目以外の代

表学習項目の学習が完了しないと、章末テストが

実施できないようになります。

上記の教材をコースに設定します。

1.1 コースを公開する

5

● オンデマンド型で、かつポイント学習型の学習教材の場合のみ、章末テストを設定することがで

きます。

● 章末テストには、オープニングページ、エンディングページ、アンケートページ、テキストエリア

(論述形式)を含む問題ページ、および解説ページを使用することはできません。

第 1 章 コースを運用する

6

1.2 コースの完了条件を設定する

1.2.1 テストの合格点を設定するには

コースごとにテストの合格点を設定することができます。合格点は受講の完了条件に設定することも

できます。テストの合格点を設定したい場合、以下の手順で設定します。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オプ

ション]ボタンをクリックします。

[教材オプション]画面のテストの[変更]ボタンをクリッ

クします。

テストの[教材オプションの設定]画面で、[合格点]に

チェックし、そのテストの合格点を設定します。

完了条件で「テストの合格を条件に設定する」を選択

した場合は、合格点を必ず設定してください。

1.2 コースの完了条件を設定する

7

1.2.2 テストしか存在しないコースに完了条件を設定するには

テストしか存在しないコースに完了条件を設定する場合、以下の手順で設定します。

「受講者がテストの条件を満たしても[受講完了]にならない」という問い合わせが多くあります。

これは、コースの完了条件を設定する場合、「学習の進捗率を条件に設定する」が省略値としてチ

ェックされているからです。「学習の進捗率を条件に設定する」がチェックされたままだと、学習の完了

条件の進捗率が省略値 100%となっており、テストの完了条件をクリアしても、(学習教材は存在しな

いため)学習の進捗率は0%のままのため、コースの受講状態は[受講中]のままとなります。

テストしか存在しないコースに完了条件を設定する場合は、必ず「学習の進捗率を条件に設定す

る」のチェックをはずし、テストの合格点/得点率を完了条件として設定してください。

[コース管理]タブより、コース一覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[完了条件]タブを

選択します。

「学習の進捗率を条件に設定する」チェックをはずし

ます。

「以下のテストの状況を条件に設定する」にチェック

し、「テストの得点率を条件に設定する」もしくは「テ

ストの合格を条件に設定する」のいずれかを選択し

てください。

「テストの得点率を条件に設定する」を選択した場合

は、必ず得点率を設定してください。「テストの合格

を条件に設定する」を選択した場合は、テストが合格

したとき受講完了とみなされます。

「テストの合格を条件に設定する」を選択した場合は、必ずテストの合格点を設定してください。テスト

の合格点が設定されていないと、受講完了状態にはなりません。

テストの合格点の設定方法については、「1.2.1 テストの合格点を設定するには」を参照してください。

第 1 章 コースを運用する

8

1.2.3 レポートしか存在しないコースに完了条件を設定するには

レポートしか存在しないコースに完了条件を設定する場合、以下の手順で設定します。

「受講者がレポートの完了条件を満たしても[受講完了]にならない」という問い合わせが多くありま

す。

これは、コースの完了条件を設定する場合、「学習の進捗率を条件に設定する」が省略値としてチ

ェックされているからです。「学習の進捗率を条件に設定する」がチェックされたままだと、学習の完了

条件の進捗率が省略値 100%となっており、レポートの完了条件をクリアしても、(学習教材は存在し

ないため)学習の進捗率は0%のままのため、コースの受講状態は[受講中]のままとなります。

レポートしか存在しないコースに完了条件を設定する場合は、必ず「学習の進捗率を条件に設定

する」のチェックをはずし、レポートの提出/合格状況を完了条件として設定してください。

[コース管理]タブより、コース一覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリ

ックし、[コース情報の変更]画面の[完了条件]タブ

を選択します。

「学習の進捗率を条件に設定する」チェックをはず

します。

「レポートの状況を条件に設定する」をチェックし、

「すべて提出」もしくは「すべて合格」のいずれかを

選択します。

1.2 コースの完了条件を設定する

9

1.2.4 アンケートしか存在しないコースに完了条件を設定するには

アンケートしか存在しないコースに完了条件を設定する場合、以下の手順で設定します。

「受講者がアンケートの完了条件を満たしても[受講完了]にならない」という問い合わせが多くありま

す。

これは、コースの完了条件を設定する場合、「学習の進捗率を条件に設定する」が省略値としてチ

ェックされているからです。「学習の進捗率を条件に設定する」がチェックされたままだと、学習の完了

条件の進捗率が省略値 100%となっており、レポートの完了条件をクリアしても、(学習教材は存在し

ないため)学習の進捗率は0%のままのため、コースの受講状態は[受講中]のままとなります。

アンケートしか存在しないコースに完了条件を設定する場合は、必ず「学習の進捗率を条件に設

定する」のチェックをはずし、アンケートの提出を完了条件として設定してください。

[コース管理]タブより、コース一覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[完了条件]タブを

選択します。

「学習の進捗率を条件に設定する」チェックをはずし

ます。

「アンケートの提出を条件に設定する」をチェックしま

す。

第 1 章 コースを運用する

10

1.3 事前配布資料を設定する

事前配布資料は、コースごとと所属およびクラスの受講単位に設定することができます。コースはオ

ンデマンド、集合研修、通信教育、外部セミナーのすべてのコースに対し、事前配布資料を登録する

ことができます。オンデマンドコースは補足資料として、また集合研修、通信教育、外部セミナーで使

用する資料を事前に配布したい場合に登録しておくと便利です。

事前配布資料は、コースまたは受講単位(所属・クラス割当て)のいずれか、および両方に登録す

ることができます。コースと受講単位の両方に配布資料を登録した場合は、受講者は両方の配布資

料をダウンロードすることができます。

1.3.1 コース単位に事前資料を配布するには

コースの受講者全員に配布したい資料を登録します。

[コース管理]タブより、コース一覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クします。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、右上の[配

布資料]ボタンをクリックします。

[事前配布資料の設定]画面が表示されたら、[資料

名]を設定し、配布したい資料のファイルを設定しま

す。最大5個まで設定可能です。

1.3 事前配布資料を設定する

11

1.3.2 受講単位(所属/クラスごと)に事前資料を配布するには

コースの配布資料の他に受講単位(所属/クラスごと)固有の資料を配布したい場合には、受講単

位に配布資料を登録します。

[受講管理]タブをクリックし、[コース割当て]タブをクリ

ックします。割当て済所属/クラス一覧から配布先の

所属もしくはクラスの[変更]ボタンをクリックします。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、右上の[配

布資料]ボタンをクリックします。

[事前配布資料の設定]画面が表示されたら、[資料

名]を設定し、配布したい資料のファイルを設定しま

す。最大5個まで設定可能です。

第 1 章 コースを運用する

12

1.3.3 事前配布資料のファイルサイズの上限を知るには

登録できる事前配布資料のファイルサイズの上限は、以下の手順で確認します。

省略値は、1000KBです。

[システム管理]タブをクリックし、[運用設定]タブを

選択します。[運用設定]画面の[ファイル設定]タブ

をクリックします。

事前配布資料のファイルの上限サイズを確認しま

す。

同様に、「レポート」、「掲示版、Q&A、よくある質問

の添付ファイル」、「修了申請の添付ファイル」の上

限サイズを確認できます。

各種ファイルの上限サイズを変更したい場合は、シ

ステム管理者に依頼してください。

1.3.4 2048KB以上の配布資料を登録するには

事前配布資料の1ファイルの上限は、2048KB(省略値は1000KB)です。

2048KB を超えるファイルは、分割して登録してください。

事前配布資料は、コースごとに5個まで、受講単位に5個まで登録可能です。

設定方法については、「1.3.1 コース単位に事前資料を配布するには」、「1.3.2 受講単位

(所属/クラスごと)に事前資料を配布するには」を参照してください。

1.4 学習期間を設定する

13

1.4 学習期間を設定する

1.4.1 コースの公開期間と学習期間の違いは

期間には、コースの公開期間と学習期間の2つがあります。コースの公開期間は、そのコースが受

講者に対し公開される期間であり、コースごとに設定します。

学習期間は、そのコースを受講する所属もしくはクラスごとに設定します。

例えば、サーバの負荷および管理者の負荷を分散するために、あるコースを部門ごとに時期をず

らして受講させたい場合、部門ごとに学習期間を設定します。学習期間はオンデマンドコース(e ラー

ニングのコース)にのみ設定でき、その他の集合研修、通信教育、外部セミナーのコースについては、

設定できません。

学習期間は、コースの公開期間内に設定する必要があります。しかし、コースの公開期間外に学習

期間を設定できてしまうため、注意してください(設定時には警告も出ません)。

コースの公開期間、学習期間はそれぞれ省略することができます。その関係は以下のとおりです。

いずれにおいても、コースの状態が「非公開」の場合は、受講できません。

コースの公開期間 学習期間 説明

1 設定 設定 コースの状態が「公開」で、かつ、学習期間内の場

合、受講できます。

2 設定 未設定 コースの状態が「公開」で、かつ、コースの公開期間

内の場合、受講できます。

3 未設定 設定 コースの状態が「公開」で、かつ、学習期間内の場

合、受講できます。

4 未設定 未設定 コースの状態が「公開」の場合、受講できます。

コースの公開期間と学習期間の関係の詳細については、オンラインマニュアル「7.2 コースの公

開期間と学習期間の関係」を参照してください。

コースの公開期間外に学習期間が設定されていると、いつまでも受講することはできません。必ずコ

ースの公開期間内に学習期間を設定してください。

コースの公開期間

コースの公開期間はコースの開設時に設定します。コースの状態が「公開」となっている場合、コー

スの公開期間の開始日になると自動的に受講者のコース一覧に表示されます。公開期間を過ぎると

自動的にコースは一覧に表示されなくなります。コースの公開期間内でもコースの状態を「非公開」に

した時点で、コース一覧に表示されなくなります。

コースの状態が「非公開」のままだと、開始日がきてもコースは公開されません。コースの公開期間

を有効にするためには、コースの状態を「公開」にしておく必要があります。コースの公開期間を設定

第 1 章 コースを運用する

14

する場合は、コースの登録時に状態を「公開」にしておくことをお薦めします。

コースの状態は常に手動で設定します。コースを公開する場合は、管理者が「非公開」→「公開」に

変更します。公開期間の開始日となっても自動的に状態が「公開」に変わることはありません。また、

終了日が過ぎても自動的に状態が「非公開」に変わることはありません。もし、明に「非公開」状態にし

たい場合は、管理者が「公開」→「非公開」に変更してください。

[コース管理]タブの[コース情報の変更]画面で、コー

スの状態を「公開」にします。次に、公開期間を設定

します。

学習期間

学習期間は、コースに所属およびクラスを割り当てたときに必要に応じて設定します。コースの割当

て状態が「公開」となっている場合、学習期間の開始日に受講できるようになります(受講者のコース

一覧に表示され、かつメニューの学習、テスト、レポート、アンケートの各ボタンがクリック可能となる)。

学習期間を過ぎると自動的に受講できなくなります(すべてのコースを表示した場合は、受講者のコ

ース一覧に表示されるが、メニューの学習、テスト、レポート、アンケートの各ボタンがクリック不可とな

る)。学習期間内でも割当てコースの状態を「非公開」にした時点で、受講できなくなります。

コースの割当て状態が「非公開」のままだと、開始日がきても受講できません。学習期間を有効に

するためには、コースの割当て状態を「公開」にしておく必要があります。学習期間を設定する場合は、

所属およびクラスの割り当て時に状態を「公開」にしておくことをお薦めします。

割当てコースの状態は常に手動で設定する必要があります。コースの割り当て状態を「公開」にす

る場合は、管理者が「非公開」→「公開」に変更します。学習期間の開始日となっても自動的に状態が

「公開」に変わることはありません。また、終了日が過ぎても自動的に状態が「非公開」に変わることは

ありません。もし、明に「非公開」状態にしたい場合は、管理者が「公開」→「非公開」に変更してくださ

い。

1.4 学習期間を設定する

15

1.4.2 受講単位(所属/クラス)に学習期間を設定・変更するには

学習期間は、受講単位(所属もしくはクラスごと)に設定できます。設定の手順は、以下のとおりで

す。

[受講管理]タブをクリックし、[コース割当て]タブをクリ

ックします。割当て済所属/クラス一覧から所属もし

くはクラスの[変更]ボタンをクリックします。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[スケジュ

ール]タブをクリックします。

「学習期間」を設定します。

第 1 章 コースを運用する

16

1.4.3 あるユーザだけの学習期間を変更するには

受講者が長期出張だったり、多忙だったりしてどうしても学習期間内に受講できないことがあります。

この場合は、その受講者だけ学習期間を延長(変更)することができます。ある特定の受講者の学習

期間を変更する場合は、管理コマンドの学習期間管理(invadm span)で行います。なお、受講者の学

習期間もコースの公開期間内で設定してください。

管理コマンドの使用法については、オンラインマニュアル「第16章 管理コマンド」を参照してくださ

い。

【設定例】

>invadm span course01 user01 /open:20071101 /close:20071130

コースコード:course01

ユーザ ID:user001

学習開始日:2007.11.01

学習終了日:2007.11.30

1.5 学習時の動作を変更する

17

1.5 学習時の動作を変更する

1.5.1 目次に戻らず、続けて学習するためには

通常、各学習項目の受講が終了し、「次へ」ボタンをクリックすると、目次画面が表示されます。目次

画面から次の学習項目を選択し、学習を進めていきますが、毎回目次画面に戻るのが煩わしい、続

けて次の学習項目を学習したい場合、目次画面をスキップすることができます。以下の設定をしてく

ださい。

なお、目次画面をスキップできるのは、学習項目の終了時であり、代表学習項目の終了時は目次

画面に戻ります(ただし、章末テストがある場合は、目次ではなく章末テストが表示されます)。

また、目次画面をスキップしても学習ツールバーの「目次」ボタンをクリックすることで、いつでも目

次画面に戻ることができます。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[受講]タブ

をクリックします。

「学習中に目次画面をスキップする」をチェックしま

す。

目次画面をスキップできるのは、ポイント学習型の学習教材の場合のみです。

第 1 章 コースを運用する

18

1.5.2 学習中に出題される問題の再解答を抑止するには

学習中に出題される問題の再解答を抑止する設定は、コース単位に設定できます。

設定の手順は、以下のとおりです。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オプ

ション]ボタンをクリックします。

[教材オプション]画面の学習の[変更]ボタンをクリック

します。

「学習の再解答を許可する」のチェックをはずしま

す。

1.5 学習時の動作を変更する

19

再解答で正解した場合、全問正解しても進捗率は 100%にはなりません。再解答時の進捗率は、初回

解答時と再解答時の平均点になります。

例えば、初回解答時には半分正解(50 点)で、再解答字には全問正解(100 点)だったとすると、進捗

率は75%となります。

1.5.3 テストの受験回数を制限するには

テストの省略値は、「テストの再受験を許す」、「再受験回数:無制限」です。このため、受講者はひと

つのテストを何回でも受験することができます。テストの受験回数を制限したい場合は、以下の手順で

設定します。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示し

ます。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリッ

クします。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オ

プション]ボタンをクリックします。

[教材オプション]画面のテストの[変更]ボタンをクリ

ックします。

第 1 章 コースを運用する

20

テストの[教材オプションの設定]画面で、再受験を

許可しない場合は、「テストの再受験を許す」のチ

ェックをはずします。テストの受験回数を設定する

場合は、「テストの再受験を許す」にチェックし、さ

らに「再受験の設定」に受験回数を設定します。

「中断を許す」なども設定できます。

V7.0 では、テストの再受験の許可は、教材作成時に「テストの設定」で設定していましたが、V8.0 から

はコースの教材オプションとして設定できるようになりました。

これにより、同じ教材を複数のコースで利用しても、コース単位に再受験を許可および受験回数を設

定できるようになりました。

V7.0 で教材に設定していたテストの再受験の許可は、V8.0 および V9.0 では無効となります。再度上

記操作にて設定してください。

1.5.4 テストの実施期限を設定するには

省略値は、実施期限は設定されていません。テストの実施期限を指定したい場合は、以下の手順

で設定します。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オプ

ション]ボタンをクリックします。

1.5 学習時の動作を変更する

21

[教材オプション]画面のテストの[変更]ボタンをクリッ

クします。

テストの[教材オプションの設定]画面で、「テストの実

施期限を設定する」にチェックし、テストの実施期限

を設定します。

V7.0 では、テストの実施期限は、教材作成時に「テストの設定」で設定していましたが、V8.0 からはコ

ースの教材オプションとして設定できるようになりました。

これにより、同じ教材を複数のコースで利用しても、コース単位にテストの実施期限を設定できるように

なりました。

V7.0 で教材に設定していたテストの実施期限は、V8.0 および V9.0 では無効となります。再度上記操

作にて設定してください。

第 1 章 コースを運用する

22

1.5.5 テストの中断を許可するには

省略値は、「テストの中断は許可しない」です。このため、一度テストページを開くと必ず全問解答し、

採点を行わなければなりません。しかし、テストの出題数が多い場合や論述式の問題がある場合は、

一旦中断し、後で再開することができると、受講者にとって負荷が軽減されます。テストを中断すると、

それまで入力した解答は保持され、再開したときに中断前の解答がテスト画面に反映されて表示され

ます。

「テストの中断を許可」する場合は、以下の手順で設定します。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オプ

ション]ボタンをクリックします。

[教材オプション]画面のテストの[変更]ボタンをクリッ

クします。

テストの[教材オプションの設定]画面で、「中断を許

す」にチェックします。

1.5 学習時の動作を変更する

23

V7.0 では、「中断を許す」の設定は、教材作成時に「テストの設定」で設定していましたが、V8.0 から

はコースの教材オプションとして設定できるようになりました。

これにより、同じ教材を複数のコースで利用しても、コース単位にテストの「中断の許可」を設定できる

ようになりました。

V7.0で教材に設定していた「中断を許す」は、V8.0およびV9.0では無効となります。再度上記操作に

て設定してください。

1.5.6 アンケートの再提出を抑止するには

省略値は、「アンケートの再提出を許す」です。アンケートの再提出を抑止したい場合は、以下の手

順で設定します。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示し

ます。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリッ

クします。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オ

プション]ボタンをクリックします。

[教材オプション]画面のアンケートの[変更]ボタンを

クリックします。

第 1 章 コースを運用する

24

「アンケートの再提出を許す」のチェックをはずしま

す。

V7.0 では、アンケートの再提出の許可/抑止は、教材作成時に「アンケートの設定」で設定していま

したが、V8.0 からはコースの教材オプションとして設定できるようになりました。

これにより、同じ教材を複数のコースで利用しても、コース単位でアンケートの再提出を許可/抑止が

きるようになりました。

V7.0で教材に設定していたアンケートの再提出の許可/抑止は、V8.0およびV9.0では無効となりま

す。再度上記操作にて設定してください。

1.5.7 アンケートの提出期限を設定するには

省略値は、提出期限は設定されていません。提出期限を設定したい場合は、以下の手順で設定し

ます。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オ

プション]ボタンをクリックします。

1.5 学習時の動作を変更する

25

[教材オプション]画面のアンケートの[変更]ボタンを

クリックします。

「アンケートの提出期限を指定する」をチェックし、

提出期限を設定します。

V7.0 では、アンケートの提出期限は、教材作成時に「アンケートの設定」で設定していましたが、V8.0

からはコースの教材オプションとして設定できるようになりました。

これにより、同じ教材を複数のコースで利用しても、コース単位でアンケートの提出期限を設定がきる

ようになりました。

V7.0 で教材に設定していたアンケートの提出期限は、V8.0 および V9.0 では無効となります。再度上

記操作にて設定してください。

第 1 章 コースを運用する

26

1.5.8 レポートの提出期限を設定するには

省略値は、提出期限は設定されていません。

提出期限を設定するには、以下の手順で設定します。

[コース管理]タブをクリックし、コース一覧を表示しま

す。目的のコースを選択し、[変更]ボタンをクリックし

ます。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[教材オプ

ション]ボタンをクリックします。

[教材オプション]画面のレポートの[変更]ボタンをクリ

ックします。

「レポートの提出期限を指定する」をチェックし、提出

期限を設定します。

1.5 学習時の動作を変更する

27

V7.0 では、レポートの提出期限は、教材作成時の「レポートの設定」にて設定しておりましたが、V8.0

からはコースの教材オプションとして設定できるようになりました。

これにより、同じ教材を利用しても、コース単位でレポートの提出期限を設定がきるようになりました。

V7.0 で教材に設定していたレポートの提出期限は、V8.0 およびV9.0 では無効となります。再度上記

操作にて設定してください。

第 1 章 コースを運用する

28

1.5.9 受講者から質問があったことを講師に通知するには

コースの受講中、わからないことがあったら、受講者はQ/A機能を使って講師もしくはチュータに

質問することができます。受講者から質問があったことを講師やチュータにメールで通知することがで

きます。メールで通知することで、講師やチュータが質問をいち早く確認することができます。

設定の手順は、以下のとおりです。下記設定をすることにより、受講者から質問があったら、講師お

よびチュータに自動的にメールが送信されます。なお、コースにはあらかじめ講師またはチュータが

設定されているものとします。

[受講管理]タブの割当済コース一覧から、目的のコ

ースを選択し、[変更]ボタンをクリックします。

[コース情報の変更]画面が表示されたら、[受講]タブ

をクリックします。

通知の「質問の送信/回答を通知する」をチェックし

ます。

1.5 学習時の動作を変更する

29

【送信メール(サンプル)】

中島 吾郎 様

※このメールはInternet Navigware から自動送信されています。

奥村 桂以 さんから質問が届きました。

質問の回答をお願いします。

[質問内容]

受講者 : 奥村 桂以

コース名 : マーケティング入門

所属/クラス名 : 営業部

質問の題名 : 市場のコモディティ化について

- 以上 -

Internet Navigware システム管理

担当 : 佐藤

内線 : 1111-1111

E-Mail : [email protected]

メールで質問があったことを通知するには、 メール連携機能が設定されている必要があります。

メール連携機能の設定については、インストール説明書の「メール連携機能を使用する場合の手順」

(または「メール連携機能の設定」)に記載されています。

通知の「質問の送信/回答を通知する」をチェックすると、講師もしくはチュータから質問の回答があ

ると、回答されたことが受講者にメールで自動的に通知されます。

第2章 こんなとき、どうなる?

2.1 コース公開後、コース情報を変更したら、どうなる?

2.2 コース公開後、教材を変更したら、どうなる?

2.3 あるコースを受講中、所属が変わっても、そのまま受講できる?

第 2 章 こんなとき、どうなる?

32

2.1 コース公開後、コース情報を変更したら、どうなる?

2.1.1 受講履歴は?

コース公開後に、コース情報を変更しても受講履歴に影響はありません。ただし、教材を解除した

場合は受講履歴が削除されるので注意してください。

2.1.2 コースの公開期間を変更したら?

コースの公開期間はいつでも変更できます。コースの公開期間を変更しても、そのコースの公開期

間が変わるだけで、その他には影響はありません。

なお、フォローアップメールを設定している場合は、公開期間の変更内容により、再度メールが送

信される場合があります。例えば、一度公開期間を過ぎたコースの公開期間を延長すると、再度、学

習終了フォローのメールが送信されます。

2.1.3 学習期間を変更したら?

学習期間はいつでも変更できます。学習期間を変更しても、割り当てられている所属およびクラス

の受講者の学習期間が変わるだけで、その他には影響はありません。ただし、コースの公開期間と学

習期間に不整合が発生しないように注意して変更してください。コースの公開期間外に学習期間を変

更すると受講できなくなります。

なお、フォローアップメールを設定している場合は、学習期間の変更内容により、再度メールが送

信される場合があります。例えば、一度学習期間を過ぎたコースの学習期間を延長すると、再度、学

習終了フォローのメールが送信されます。

2.1.4 コースの完了条件を変更したら?

コースの完了条件はいつでも変更できます。コースの完了条件を変更した場合、変更した完了条

件にしたがってただちに受講状態が変わることはありません。その受講者がそのコースを再度受講し

ない限り、状態が変わることはありません。

例えば、受講状態が「受講中」の受講者が、コースの完了条件を変更したことにより完了条件を満

たした場合でも、ただちに「受講完了」状態になるわけではありません。再度そのコースを選択し、メニ

ューの学習、テスト、レポート、アンケートのいずれかのボタンをクリックした時点で、最新の完了条件

で判定されるため、これまで「受講中」となっていた受講者が「受講完了」に変わることがあります。

なお、受講状態が「受講完了」になると、いかなる場合でも「受講中」や「未受講」に戻ることはありま

せん。

2.1 コース公開後、コース情報を変更したら、どうなる?

33

2.1.5 テストの合格点を変更したら?

テストの合格点はいつでも変更できます。テストの合格点を変更した場合、実施済みの場合にはテ

ストの「合格/不合格」の判定が変わることはありません。

第 2 章 こんなとき、どうなる?

34

2.2 コース公開後、教材を変更したら、どうなる?

2.2.1 受講履歴は?

コース公開後にそのコースで使用している教材を変更するとそのコースを受講している受講者全員

の受講履歴がクリアされることがあります。受講履歴は教材の構成に依存しているため、教材の構成

が変更されると、これまでの受講履歴と不整合が発生し、受講履歴のすべてまたは受講履歴の一部

が削除もしくはクリア(進捗状況がリセット)されます。このため、コース公開後は極力教材の修正はし

ないでください。

受講履歴がクリアされるタイミングは、修正した教材をサーバにアップロードし、教材の状態を「編集

中」から「確定」に変更したときです。サーバにアップロード時に警告メッセージが表示されます。

教材の変更内容によって受講履歴がクリアされる場合とされない場合があります。どんな修正をし

た場合にクリアされるかについては、教材作成キットおよび教材作成キット Professional のマニュアル

「付録E 教材確定後の教材変更における留意点」を参照してください。

もし、受講履歴がクリアされる修正をどうしても行いたく、かつ、受講履歴をクリアしたくない場合は、

新しい版のコースを登録し、別コースとして管理してください。これまで受講していた人は旧コースの

まま受講してもらい、新しい受講者には新しい版のコースを受講してもらうよう運用してください。

2.2.2 学習の代表学習項目間の前提条件を変更したら、受講状態は?

学習教材の代表学習項目間の前提条件を変更しても受講履歴には影響しません。代表学習項目

間の前提条件は、その教材をサーバにアップロードして、教材の状態を「編集中」から「確定」に変更

されたタイミングで前提条件が変わります。

前提条件が変わることにより、今まで学習可能だった代表学習項目が学習できなくなったり、反対

に学習不可だった代表学習項目が学習できるようになったりします。前提条件が設定された代表学習

項目の学習可否は、目次を表示するごとに更新します。よって、変更前の前提条件を達成し学習可

能となっても、変更後の前提条件を未達成の場合は学習できなくなります。

2.3 あるコースを受講中、所属が変わっても、そのまま受講できる?

35

2.3 あるコースを受講中、所属が変わっても、そのまま受講できる?

受講履歴は、ユーザIDとコースコードをキーにして作成されています。このため、ある受講者が他

の所属に移動してもそのまま受講を続けることができます。ただし、移動先の所属でもそのコースを受

講できるように割り当てられている場合に限ります。移動先の所属でそのコースが割り当てられていな

い場合は、そのコースがコース一覧に表示されず、受講することはできません。

付録A 困ったときのQ&A

A.1 コースを公開しても受講者のコース一覧に表示されない

A.2 受講者のコース一覧に表示はされるが、受講できない

A.3 受講完了条件を満たしているにもかかわらず「受講完了」にならない

A.4 学習進捗が 100%になっても「受講完了」にならない

A.5 テストに合格しても「受講完了」にならない

A.6 受講履歴をクリアしても「未受講」に戻らない

A.7 正しい画面が表示されない

A.8 セションが切断される、ログインできない

A.9 コースの前提条件が設定できない

A.10 証明書の有効期限が切れて Internet Navigware が起動されない

A.11 サーバに教材をコピーしようとすると未登録のエラーが表示される

A.12 テストを実施しても学習開始/終了のフォローアップが通知される

A.13 受講者がコースを受講するために必要な作業手順がわからない

付録 A 困ったときの Q&A

38

A.1 コースを公開しても受講者のコース一覧に表示されない

コースを公開しても、受講者のコース一覧に表示されない場合、以下の原因が考えられます。以下

の 3箇所を確認してください。

① コースの公開期間内になっているか

② 受講者が属する所属またはクラスがそのコースに割り当てられているか

③ 割当て済みコースが「公開」状態になっているか

①コースの公開期間内になっているか

コースには公開期間を設定することができます。コースの公開期間を設定した場合、そのコースが

「公開」状態になっていても公開期間から外れていると、受講者のコース一覧には表示されません。コ

ースの公開期間が正しく設定されているか確認してください。コースの公開期間を設定しない場合は、

「公開」状態にした時点で、②、③の要因がない限り、受講者のコース一覧に表示されます。

[コース管理]タブの[コース]タブより、コース一覧を表

示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、「コース情報の変更」画面の[基本]タブを選択

します。公開期間が正しく設定されているか確認しま

す。

39

②受講者が属する所属またはクラスがそのコースに割り当てられているか

コースが「公開」されていてもその受講者が属する所属またはクラスがそのコースに割り当てられて

いないと、受講者にはコース一覧にそのコースが表示されません。割り当て状況を確認してください。

[受講管理]タブの[コース割当て]タブより、コース一

覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[所属/クラス]ボタン

をクリックし、[割当て済所属/クラス一覧]画面で受講

者が属する所属またはクラスが割り当てられているか

確認します。

③割当て済みコースが「公開」状態になっているか

コースが「公開」されていても、コースに割り当てた所属およびクラスが「公開」状態になっていない

と、その所属およびクラスに属している受講者にはコース一覧にそのコースは表示されません。割り

当て済みコースが「公開」状態になっているか確認してください。

[受講管理]タブの[コース割当て]タブより、コース一

覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[所属/クラス]ボタン

をクリックし、[割当て済所属/クラス一覧]画面で受講

者が属する所属またはクラスの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[基本]タブの状態が

「公開」になっているか確認します。

付録 A 困ったときの Q&A

40

A.2 受講者のコース一覧に表示はされるが、受講できない

コースを公開しても、受講者のコース一覧に表示されるが受講できない場合、以下の原因が考えら

れます。以下の 3箇所を確認してください。

① コースに教材が設定されているか

② 教材情報が「確定」状態になっているか

③ コースに割り当てた所属およびクラスの学習期間内になっているか

①コースに教材が設定されているか

コースに使用する教材が設定されていないと、コースを公開しても受講者のコース一覧には表示さ

れますが受講はできません。コースを登録したら、必ず使用する教材を設定してください。

[コース管理]タブの[コース]タブより、コース一覧を表

示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[基本]タブを選択し

ます。使用教材が設定されているか確認します。

41

②教材情報が「確定」状態になっているか

教材を作成または修正し、サーバにアップロードした後、教材情報を「確定」状態にしておく必要が

あります。教材の状態が「編集中」だと、受講者のコース一覧にそのコースは表示されますが、学習、

テスト、レポート、アンケートの各ボタンは非アクティブ(グレー)状態となり、受講できません。そのコー

スに割り当てられている教材が「確定」になっているか確認してください。

[コース管理]タブの[教材]タブより、教材一覧を表示

します。

対象の教材の状態が「確定」状態になっていることを

確認します。「編集中」であれば、[変更]ボタンをクリ

ックし、[教材情報の変更]画面で、状態を「確定」に

変更します。

③コースに割り当てた所属およびクラスの学習期間内になっているか

コースに割り当てた所属およびクラス単位で学習期間を設定することができます。学習期間を設定

した場合、所属およびクラスの割り当て済みコースが「公開」状態になっていても学習期間外だとその

所属およびクラスに属する受講者にはコース一覧にそのコースが表示されても、学習、テスト、レポー

ト、アンケートの各ボタンは非アクティブ(グレー)状態となり、受講できません。その所属またはクラス

の学習期間が正しく設定されているか確認してください。

[受講管理]タブの[コース割当て]タブより、コース一

覧を表示します。

コース一覧から対象のコースの[所属/クラス]ボタン

をクリックし、[割当て済所属/クラス一覧]画面で受講

者が属する所属またはクラスの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[スケジュール]タブ

の学習期間が正しく設定されているか確認します。

付録 A 困ったときの Q&A

42

A.3 受講完了条件を満たしているにもかかわらず「受講完了」にならない

「受講者があるコースの受講完了条件を満たしても受講完了にならない」という問い合わせが多くあ

ります。この現象は、そのコースに学習教材が存在しない場合に発生します。

これは、コースの完了条件を設定する場合、「学習の進捗率を条件に設定する」が省略値としてチ

ェックされているからです。「学習の進捗率を条件に設定する」がチェックされたままだと、学習の完了

条件の進捗率が省略値 100%となっており、テスト、レポート、アンケートの完了条件をクリアしても、

(学習教材は存在しないため)学習の進捗率は 0%のままのため、コースの受講状態は[受講中]のまま

となります。

コースの完了条件を設定する場合、学習教材が存在しないコースについては、必ず「学習の進捗

率を条件に設定する」のチェックをはずしてください。

ただし、「学習の進捗率を条件に設定する」のチェックをはずしても、ただちに受講状態が変わるこ

とはありません。その受講者がそのコースを再度受講しない限り、状態が変わることはありません。

再度そのコースを選択し、メニューの学習、テスト、レポート、アンケートのいずれかのボタンをクリッ

クした時点で、最新の完了条件で判定されます。受講完了条件を満たしている受講者は、これまで

「受講中」となっていた受講者が「受講完了」にかわります。

[コース管理]タブの[コース]タブより、コース一覧を表

示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[完了条件]タブを

選択します。「学習の進捗率を条件に設定する」のチ

ェックをはずしてください。

コースの完了条件の設定方法については、「1.2 コースの完了条件を設定する」を参照してください。

また V9.0L20 の場合、存在しない教材を条件に指定した場合の判定の動作を環境設定により変更す

ることができます。

詳細は、オンラインマニュアルの「19.2.13 コースの条件判定の設定」を参照してください。

43

A.4 学習進捗が100%になっても「受講完了」にならない

コースに完了条件を設定していないと、学習進捗が 100%になっても受講状態は「受講完了」となら

ずにいつまでも「受講中」のままとなります。コースに完了条件が正しく設定されているか確認してくだ

さい。

コースを登録すると、完了条件の省略値は、「学習の進捗率を条件に設定する」のチェックがオン、

かつ進捗率は「100%以上」となっています。このため、完了条件を変更しない限り、通常上記現象は発

生しません。

[コース管理]タブの[コース]タブより、コース一覧を表

示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[完了条件]タブを

選択します。「学習の進捗率を条件に設定する」のチ

ェックがオンになっていること、進捗率が 100%以上に

設定されていることを確認してください。

付録 A 困ったときの Q&A

44

A.5 テストに合格しても「受講完了」にならない

コースにテスト教材しかなく、テストに合格しても「受講完了」にならない場合、その原因は以下の 3

つが考えられます。以下の 3箇所を確認してください。

① コースの完了条件にテストの完了条件が設定されていない

② そのコースに学習教材が存在しないのに学習の完了条件が設定されている

③ テストの合格を完了条件にしているが、テストの合格点が設定されていない

①コースの完了条件にテストの完了条件が設定されていない

コースの完了条件にテストの完了条件が設定されていないと、テストに合格しても「受講完了」状態

にはなりません。コースを登録すると、完了条件の省略値は、「学習の進捗率を条件に設定する」のチ

ェックがオン、かつ進捗率は「100%以上」となっており、テストの完了条件は設定されていません。この

ため、テストの完了条件を設定する必要があります。

なお、テスト教材しかないテストの完了条件を設定する場合は、「学習の進捗率を条件に設定する」

オプションのチェックをはずしてください。

[コース管理]タブの[コース]タブより、コース一覧を表

示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、「コース情報の変更」画面の[完了条件]タブを

選択します。

「以下のテストの状況を条件に設定する」のチェック

をオンにしてください。「テストの合格を条件に設定

する」のラジオボタンをオンにしてください。

テストの合格点の設定については、「③テストの合格を完了条件にしているが、テストの合格点が設

定されていない」を参照してください。

②そのコースに学習教材が存在しないのに学習の完了条件が設定されている

本項については、「A.3 受講完了条件を満たしているにもかかわらず「受講完了」状態にならない」

を参照してください。

45

V9.0L20の場合、存在しない教材を条件に指定した場合の判定の動作を環境設定により変更すること

ができます。

詳細は、オンラインマニュアルの「19.2.13 コースの条件判定の設定」を参照してください。

③テストの合格を完了条件にしているが、テストの合格点が設定されていない

テストに合格点が設定されていないと、テストの合格を完了条件にしていても「受講完了」状態には

なりません。テストの合格点を必ず設定してください。

[コース管理]タブの[コース]タブより、コース一覧を表

示します。

コース一覧から対象のコースの[変更]ボタンをクリッ

クし、[コース情報の変更]画面の[教材オプション]ボ

タンをクリックします。[教材オプション]画面のテスト

一覧から対象のテストの[変更]ボタンをクリックし、

「合格点」のチェックボックスをオンにし、点数を設定

します。

付録 A 困ったときの Q&A

46

A.6 受講履歴をクリアしても「未受講」に戻らない

あるコースをひととおり学習して「受講完了」状態になった後、繰り返し学習をするためにそのコース

の受講履歴をクリアして再度そのコースを受講しようとしても、状態は「受講完了」のままとなります。

「未受講」状態に戻りません。一旦「受講完了」状態となったコースは受講履歴をクリアしても、(進捗率

は0%となりますが)状態はそのまま維持されます。

教育管理者がコースを試行する場合は、必ずテスト用のユーザ ID を採取して受講するようにしてくだ

さい。

V9.0L20 の場合、管理コマンドにより受講状態を変更することができます。

詳細は、オンラインマニュアルの「16.12.1 コースの受講状態の変更」を参照してください。

47

A.7 正しい画面が表示されない

クライアント PC からサーバへの通信経路中にキャッシュが有効になっている場合、キャッシュにレ

スポンス(操作結果の画面など)が残り、正しくリクエストが送信されないことがあります。そのため、本

来表示されるべき正しい画面が表示されない事象が発生することがあります。

以下は、実際にお客様環境で発生した事例です。

<発生事例>

テストの目次ページでテストを選択すると、過去に実施したテストが表示される。

学習の「次へ」ボタンをクリックしてもページが変わらず、進捗率も上がらない。

ログイン後に学習を開始し目次ページで学習項目を選択すると、「Internal server error

occurred. Please contact your administrator.」のエラーが表示され学習できない。

同じサーバをインターネット、イントラネットで利用している環境で、教材を更新してアップロー

ド後、イントラネットでアクセスすると更新内容が反映されるが、インターネットからアクセスする

と更新内容が反映されない。

受講コース一覧から[学習]ボタンをクリックして学習を開始した場合、学習途中のページは表

示されるが、[次へ]ボタンをクリックしても次のページに遷移しない。

[目次]ページからどの項目を選択しても、必ず1問目の問題ページが表示される。

上記のような事象が、特定の拠点の大多数のクライアントPCで発生する場合は、サーバまでのアク

セス経路にある Proxy サーバや認証サーバなどの中継サーバでキャッシュが有効になっている可能

性がありますので、中継サーバでキャッシュしない設定にしてください。また、特定のクライアント PC

のみで発生する場合は、クライアントPCのWebブラウザのキャッシュが有効になっている可能性があ

ります。キャッシュの設定で、キャッシュを優先的に使用する設定になっている場合、正しい画面が表

示されなかったり、セションが正しく切断できなかったりします。

Webブラウザの設定で、キャッシュの設定を変更してください。

①Internet Explorer 7.0の場合

インターネットオプションから[全般]タブの[閲覧の履歴]-[設定]ボタンをクリックし、[保存しているペ

ージの新しいバージョンの確認]を「自動的に確認する」にするか、もしくは「ページを表示するごとに

確認する」にしてください。

付録 A 困ったときの Q&A

48

②Internet Explorer 6.0 SP1/SP2 の場合

インターネットオプションから[全般]タブの[インターネット一時ファイル]-[設定]ボタンをクリックし、

[保存しているページの新しいバージョンの確認]を「自動的に確認する」にするか、もしくは「ページを

表示するごとに確認する」にしてください。

49

A.8 セションが切断される、ログインできない

Internet Navigware では、Web ブラウザの Cookie 機能を利用してセション情報を管理しています。

Cookieが無効になっている場合、突然セションが切断されたり、「すでに同じユーザIDでログインして

います」と表示され、ログインできなかったりします。

Webブラウザの設定で、Cookie を有効にしてください。

①Internet Explorer 7.0の場合

インターネットオプションから[プライバシー]タブを開き、スライダつまみを移動してプライバシーを

「中」以下に設定するか、[サイト]ボタンをクリックして、Internet Navigwareが動作するサーバのWebサ

イトのアドレスをCookie の使用を常に許可するサイトとして登録してください。

②Internet Explorer 6.0 SP2 の場合

インターネットオプションから[プライバシー]タブを開き、スライダつまみを移動してプライバシーを

「中」以下に設定するか、[サイト]ボタンをクリックして、Internet Navigwareが動作するサーバのWebサ

イトのアドレスをCookie の使用を常に許可するサイトとして登録してください。

付録 A 困ったときの Q&A

50

③Internet Explorer 6.0 SP1 の場合

インターネットオプションから[プライバシー]タブを開き、スライダつまみを移動してプライバシーを

「中」以下に設定するか、[Webサイト]-[編集]ボタンをクリックして、Internet Navigwareが動作するサー

バのWebサイトのアドレスをCookie の使用を常に許可するサイトとして登録してください。

51

Webブラウザの設定でCookie を有効にしていても、Cookieが欠落することがあります。その場合は以

下の要因が考えられます。

・ Personal Firewall 等のセキュリティソフトでCookie がブロックされた場合

・ Webブラウザでなく、マイコンピュータやエクスプローラなどからInternet Navigwareにログインした

場合

・ 教材がCookie を作成し、Webブラウザが扱うことのできるCookieの上限数(1ドメインにつき最大

20個、合計4,096バイト)を超過してしまう場合

・ ネットワーク経路上でCookie が削除された場合

上記の現象が発生した場合は、システム管理者またはネットワーク管理者にご相談ください。

アクセス経路にある Proxy サーバや認証サーバが多重構成となっており、リクエストごとに別のサーバ

を通過するなど、クライアントの IP アドレスがログイン時と異なる場合に、「Authentication failed. Please

login again.」とエラーが表示されたり、操作中に突然「セションが切断されました。」とエラーが表示された

りすることがあります。このような場合は、「IP アドレスのチェックの設定」をオフにする必要があります。

詳細は、オンラインマニュアルを参照してください。

V9.0 の場合: 「19.2.5 要求元 IP アドレスのチェックの設定」

V8.0 の場合: 「18.1.6 IP アドレスをチェックしない設定」

付録 A 困ったときの Q&A

52

A.9 コースの前提条件が設定できない

コースの前提条件は、そのコースを受講している人が存在しない場合のみ設定できます。そのコー

スを受講している人が存在すると、[コース管理]-[コース]タブよりコース一覧を表示し、対象のコース

の[前提]ボタンをクリックすると表示される「コースの前提条件」画面の[追加]ボタン、[変更]ボタン、[解

除]ボタンが非アクティブ(グレー)状態となり、コースの前提条件が設定できません。

コースの前提条件で指定した教材(学習、テスト、レポート、アンケート)が存在しない場合、条件を満

たすことができなくなります。

必ず存在する教材を条件に指定してください。

V9.0L20の場合、存在しない教材を条件に指定した場合の判定の動作を環境設定により変更すること

ができます。

詳細は、オンラインマニュアルの「19.2.13 コースの条件判定の設定」を参照してください。

53

A.10 証明書の有効期限が切れてInternet Navigwareが起動されない

認証局が発行した証明書の有効期限が切れた場合、Interstage の運用や機能が停止したり、

Interstage のサービスが起動できなくなったりします。証明書の有効期限が切れる前に、新しい証明

書を入手し、登録および設定を行ってください。

設定方法については、以下のサイトにて情報を公開しています。

富士通株式会社ホームページ( http://jp.fujitsu.com/ )

→ ソフトウェア

→ Interstage (インターステージ)

→ 技術情報

→ Tips

→ Webセキュリティ

→ サイト証明書の更新

付録 A 困ったときの Q&A

54

A.11 サーバに教材をコピーしようとすると未登録のエラーが表示される

サーバに教材をコピーする場合、あらかじめ、[コース管理]タブの[教材]タブより、同じ教材名の教

材情報を登録する必要があります。

Internet Navigware では、これからサーバにコピーする教材とサーバに登録されている教材情報が

同一かどうかは、教材名が一致するかどうかで判定されます。そのため、教材名は完全に一致する必

要があります。教材 IDについては、一致させる必要はありません。

同じ教材名の教材情報を登録した後、Internet Navigware 教材作成キットの[ファイル]-[サーバに

コピー]メニューより、サーバに教材をコピーしてください。

55

A.12 テストを実施しても学習開始/終了のフォローアップが通知される

学習開始と学習終了のフォローアップは、学習の進捗状況にもとづいて通知されます。テストが実

施されても、学習の進捗率が設定された比率に達していなければフォローアップは通知されます。

学習教材が存在しないコースの場合、進捗率は常に 0%と扱われるため、学習開始と学習終了のフ

ォローアップが設定されていると、フォローアップが通知されます。学習教材が存在しないコースの場

合は、学習開始と学習終了のフォローアップは設定しないでください。

V9.0L20 では、学習教材が存在しないコースの場合、学習開始と学習終了のフォローアップが設定さ

れていてもフォローアップは通知されません。

付録 A 困ったときの Q&A

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A.13 受講者がコースを受講するために必要な作業手順がわからない

※V9.0 の場合のみ

Internet Navigware では、受講者がコースを受講するために必要な一連の手順を、オンラインチュ

ートリアル(運用管理編)の「1.13 基本的な作業とその手順」およびオンラインマニュアルの「1.3 運用

までの手順」で説明しています。また、コースタイプごとの手順については、オンラインマニュアルの

「第 15 章 コースタイプ別の運用」で説明しています。オンラインチュートリアルおよびオンラインマニ

ュアルを参照してください。

オンラインチュートリアルを参照するには、Internet Navigware が動作するサーバのタスクバーの[ス

タート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム](Windows 2000 Server の場合[プログラム])- [Internet

Navigware Enterprise LMS Server V9.0] - [オンラインチュートリアル(運用管理編)]をクリックします。

V9.0L20 の場合、[操作ガイド]タブの[受講までの流れ]タブにて、受講するために必要な作業手順が

説明されています。

詳細は、オンラインマニュアルの「1.3.1 操作ガイド」を参照してください。

困ったときに読む Internet Navigware 解決ブック

-運用管理編- 1.2 版B1WD-1221-01Z0(02)

発行日 2009 年 4 月

発行責任 富士通株式会社

・本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。

・本書に記載されたデータの使用に起因する、第三者の特許権およびそ

の他の権利の侵害については、当社はその責を負いません。

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