取扱説明書lh-655/lh-855 av.i.3-3.0.k 秋田事務所：電（018）845-1601 〒011-0901...

このマークは「お客様」「ディーラ」「クボタ」の三者が一体となって安全宣言を行うための統一マークです。

ご使用前に必ずお読みくださいいつまでも大切に保管してください

取扱説明書

〒556-8601大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号

LH-

655・LH-

855品番　M4010-8552-2　　

製造元

1BNAAAAAP0750

1BNAAAAAP0760

1BNAAAAAP0880

1703-0696_ クボタ LH-655・855 取説　　表紙 - 表スミ特色

LH-655/LH-855AV.I.3-3.0.K

秋　田事務所：電（018）845-1601 〒011-0901　秋田市寺内字大小路207-54仙　台事務所：電（022）384-5162 〒981-1221　宮城県名取市田高字原182- 1東　京事務所：電（048）862-1124 〒338-0832　さいたま市桜区西堀 5 - 2 -36新　潟事務所：電（025）285-1261 〒950-0992　新潟市中央区上所上 1 -14-15金　沢事務所：電（076）275-1121 〒924-0038　石川県白山市下柏野町956- 1名古屋事務所：電（0586）24-5111 〒491-0031　愛知県一宮市観音町 1 - 1大　阪事務所：電（06）6470-5850 〒661-8567　兵庫県尼崎市浜 1 - 1 - 1福　岡事務所：電（092）606-3161 〒811-0213　福岡市東区和白丘 1 - 7 - 3熊　本事務所：電（096）357-6181 〒861-4147　熊本市南区富合町廻江846- 1

本　社　　　：電（011）661-2491 〒063-0061　北海道札幌市西区西町北16- 1 - 1

本　社　　　：電（086）279-4511 〒703-8216　岡山市東区宍甘275

国内農機カスタマーセンター：電（0570）091313 〒590-0823　大阪府堺市堺区石津北町64

④（農機用）� 2017年 1 月12日改訂

ご購入先でご不明の点がございましたら，下記にお問合わせください。

修理・取扱い・手入れなどでご不明の点はまず，購入先へご相談ください

おぼえのため，該当する項目に記入されると便利です購入先名

担当

電話番号（　　　　）　　　-

ご購入日

型式名

区分

車台番号（製造番号）

キーナンバー

エンジン型式

エンジン番号

その他装着型式

機械番号

※ご記入の際には、サービスと保証のページをご参照ください。

なお、型式により該当しない記入項目もあります。

はじめに

このたびはクボタ製品をお買上げいただきありがとうございました。

この取扱説明書は本製品の正しい取扱い方法，簡単な点検及び手入れについて説明し

ています。ご使用前によくお読みいただいてじゅうぶん理解され，お買上げの製品が

すぐれた性能を発揮し，かつ安全で快適な作業をするためこの冊子をご活用くださ

い。また，お読みになったあとも製品に近接して保存し，わからないことがあったと

きには取出してお読みください。なお，品質・性能向上あるいは安全上，使用部品の

変更を行なうことがあります。その際には，お買上げの製品とこの説明書の内容が一

致しない場合がありますので，あらかじめご了承ください。

また，ご使用前に次のことを確かめておいてください。

レタス包装機の電源は，家庭用 AC100V ですので，間違いのないように接続してくださ

　い。

包装紙は，それぞれのレタスの大きさに合った包装紙を使用してください。その

　際，包装紙のサイズに合わせて，選択スイッチを切換えていただくようお願いしま

　す。（“装置の説明”の“サイズ選択（送り）スイッチ”の項参照）

1703-0696_ クボタ LH-655・855 取説　　表紙 - ウラスミ

安全第一

本書に記載した注意事項や機械に貼られたの表示があるラベルは，人身事故の危

険が考えられる重要な項目です。よく読んで必ず守ってください。

なお，表示ラベルが汚損したり，はがれた場合はお買上げの購入先に注文し，必ず

所定の位置に貼ってください。

本取扱説明書では，特に重要と考えられる取扱い上の注意

事項について，次のように表示しています。注意表示について

注意事項を守らないと，死亡又は重傷を負うことになるもの

を示します。

注意事項を守らないと，死亡又は重傷を負う危険性があるも

のを示します。

注意事項を守らないと，ケガを負うおそれのあるものを示し

ます。

注意事項を守らないと，機械の損傷や故障のおそれのあるも

のを示します。

その他，使用上役立つ補足説明を示します。

本製品の使用目的について

本製品は，レタス包装用の作業機としてご使用ください。

使用目的以外の作業や改造はしないでください。

使用目的以外の作業や改造をした場合は，保証の対象になりませんのでご注意くださ

い。（詳細は保証書をご覧ください。）

目　次

安全に作業するために

安全作業をするため次のことがらを必ず守ってください........................1表示ラベルの種類と貼付け位置..........6表示ラベルの手入れ....................8

サービスと保証について

装置の説明

名称とはたらき........................2包装紙切断部 ........................... 3幅決めローラ ( 左右２箇所）.............. 3カットくず放出口 ....................... 3シュート ............................... 3キャスタ ............................... 3マーク検出光センサ ..................... 3レタス供給口 ........................... 3タッチセンサ ........................... 3包装紙挟持搬送部 ....................... 3緊急停止スイッチ ....................... 3カウントメータ ......................... 3手動操作パネル部 ....................... 3電源スイッチ ........................... 3レギュレータ ........................... 3起動スイッチ ........................... 3操作スイッチパネル部 ................... 3

スイッチとパネルの説明................4電源スイッチ ........................... 4起動スイッチ ........................... 4緊急停止スイッチ（赤色）................ 4操作スイッチパネル部 ................... 5

機械の設置

設置場所の選定........................6アース線の接続について ................. 6キャスタの取扱い ....................... 6コンプレッサについて ................... 6

作業前の点検

日常点検項目..........................7

上手な包装作業のしかた

作業前の準備..........................8収穫後のレタスについて ................. 8運転準備 ............................... 8封着テープの取付け（交換）............. 11供紙 .................................. 12

運転のしかた.........................14

緊急停止スイッチ（赤色）............... 14包装.................................. 14テープ切れ警報ランプ.................. 16停止のしかた.......................... 16

作業切換スイッチについて ............ 17締まり調節............................ 17作業選択.............................. 17テープ貼付力の調節.................... 17警報と LED の表示内容（異常内容）....... 18

メンテナンス

定期点検と処置 ...................... 19定期点検一覧表........................ 19

手動操作 ............................ 20手動操作パネル部...................... 20

メンテナンス ........................ 22受けローラのテープ・ブレーキ.......... 22レタス供給ガイド...................... 22円板カッタ............................ 23非粘着部材............................ 23テープ貼りスポンジ.................... 23テープカッタ.......................... 24チェーンの張り調整.................... 24包装紙ホルダ・セクタギヤ.............. 25各駆動モータ.......................... 25各空気圧シリンダ・バルブ.............. 25レギュレータ（圧力調整器）............. 26コンプレッサ.......................... 26ミストセパレータ...................... 26光センサの清掃........................ 26電気配線・ワイヤハーネス・エアホース.. 27ヒューズの交換........................ 28

長期格納のしかた .................... 28使用者が行なってはいけない修理 ...... 28使用済廃棄物の処分について .......... 28

レタス包装機の不調と処置

レタス包装機の不調と処置 ............ 29

付　表

主要諸元 ............................ 35レタス包装機用コンプレッサ .......... 36その他 .............................. 37

封着テープ............................ 37包装紙................................ 37オプション部品........................ 37付属部品.............................. 37

1

ず読んでください
必安全に作業するために
本機をご使用になる前に，必ずこの『取扱説明書』をよく読み理解した上で，安全な作業をしてください。安全に作業していただくため，ぜひ守っていただきたい注意事項は下記の通りで

すが，これ以外にも，本文の中で・・・・としてそのつど取上げています。

安全作業をするため次のことがらを必ず守ってください

安全指示順守■ 本書及び機械の警告ラベル・注意ラベルをよく

読み理解してください。A 警告ラベル・注意ラベルはいつもきれいにして

おいてください。破損・紛失したときは，注文して再度貼付けてください。

A 正しい運転，作業方法を覚えてください。

A 製品を勝手に改造しないでください。安全性をそこなったり，機能や寿命低下の原因になりま

す。A 本書記載事項以外についても，安全には細心の

注意を払ってください。

適格者運転

■ 運転操作には的確な判断が必要です。A お酒を飲んでいる方，睡眠不足の方，妊娠中の

ご婦人，16 才未満の方，過労，病気の人は使用しないでください。

子供が近づくのは危険

■ 点検・整備中及び包装作業中，機械に子供を近づけないでください。みえないところで機械に

さわったり，かくれたりして危険です。

-1

安全に作業するために必ず読んでください

安全な服装■ 運転者・補助者とも作業に適した服を着用して

ください。A スイッチや作動部に誤って引っ掛かり，ケガを

することがありますのでだぶついた服は，着用しないでください。また，そで口はきっちりと止めてください。

A はち巻き，首巻き，腰タオルの着用は禁止です。

安全な機械の設置■ 機械の設置は，床面が水平でしっかりしている

場所にしてください。設置後は，転がり防止のためキャスタのブレーキを必ず掛けてくださ

い。（キャスタのブレーキの使用方法は，“キャスタの取扱い”(6ページ)を参照してください。）

■ 感電やろう電による事故を防ぐため，湿気の多

いところや雨水のかかるおそれのあるところには設置しないでください。

A ほこりの多いところでは，電気機器や空気圧機器が故障するおそれがあります。できるだけほこりのたちにくい所に設置してください。

暗い場所での作業の注意

■ 夜間の作業や，昼間でも暗い室内での作業は，スイッチの誤操作や周囲の確認不足をまねき非常

に危険です。照明のじゅうぶんな明るい環境で使用してください。

-2


長時間作業時の留意点■ ２時間作業したら 10 分程度の休憩をとり，心身共にリフレッシュしてください。

安全で能率的な作業ができます。

作業前点検（日常点検）の実施

■ 運転の前には点検項目（7ページ参照）の点検をしてください。異常があれば整備してから運転

をしてください。A 点検・整備をするときは，電源スイッチを必ず

切り，電源プラグを抜き，レギュレータ（圧力調整器）側のエアホースを必ず抜いてください。

A 切断刃の点検・掃除をするときは刃先部で負傷

するおそれがあります。刃先部に触れないよう注意してください。

機械を動かす場合は安全に注意

■ 機械を動かす場合は周囲の安全に気をつけてください。

A 事故防止のため，電源を“入”にするときは合図をして，人を機械に近づけないでください。

A 包装作業をするときは，周囲の人の安全を確認

してください。A 包装紙切断スイッチを押すときは，切断刃下部

に手を入れている人がいないか確認してください。カッタで手を負傷するおそれがあり，不用意に押すと非常に危険です。

A 手動スイッチを操作するときは，不意に機械が作動して，ケガをするおそれがあるので，機械

に人を近づけないでください。

-3


安全な包装作業■ 異常に気付いたら，すぐに緊急停止スイッチを

押し，かつ電源スイッチを切ってください。A 運転中に包装紙のくずや作物の詰まりを除くこ

とはしないでください。電源スイッチを必ず切ってから処置してください。

A 安全カバーの内部にはチェーンやカッタなど危

険な作動部分があります。カバーの中に手を入れたりカバーを外したままで運転しないでくだ

さい。A 切断刃についている包装紙くずなどを取除くと

きは，刃先部で負傷する危険がありますので，電源スイッチを必ず切って，刃先部に注意して行なってください。

２人作業の禁止（包装作業のとき）

■ 機械の操作とレタスの供給は，必ず同じ人が行なってください。

共同作業の安全確保（メンテナンスのとき）■ 共同作業を行なうときは，互いに合図をかわして補助者の安全にも配慮してください。

使用後の処置■ 長時間，機械をはなれるときは，万一の事故防止のため必ず電源スイッチを切り，電源プラ

グを抜き，レギュレータ（圧力調整器）側のエアホースを必ず抜いてください。

安全な点検・整備■ 電源を入れたままでの点検・整備・調整・清掃・

グリースアップは危険です。必ず電源スイッチを切り，電源プラグを抜き，レギュレータ（圧力調整器）側のエアホースを必ず抜いてから行

なってください。■ 点検・整備するときに外した安全カバーは，も

との位置に必ず取付けてください。

BKAAAAAP0750

-4


電気機器の取扱いに対する注意■ ろう電したときは感電のおそれがあるので，

“アース線の接続について”(6 ページ ) を参照し，アース線を必ず取付けてください。

A 電気機器の内部に水が入ると，感電や故障の原因になります。機械には水がかからないようにしてください。（特に電気機器）

■ レタス包装機の電源は，家庭用 AC100V です。指定以外の電源を使用しますと火災及び機械の故

障の原因となります。間違いのないように接続してください。

A 作業中に停電により機械が停止した場合は，事故防止のため電源スイッチを必ず切ってください。

A 延長コード（コードリール）は，なるべく使用しないでください。やむをえず使用する場合に

は，電圧降下にじゅうぶん注意してください。

この機械を他人に貸すときは■ 取扱説明書をよく読んでいただくとともに，取扱い方法，安全な使い方を説明し，安全な作

業ができるように指導を行なってください。

廃棄物の処理について

■ 廃棄物をみだりに捨てたり，焼却すると，環境汚染につながり，法令により処罰されることが

あります。■ 廃棄物を処理するときは，包装紙のくずや交換

したゴム，プラスチック類は公害源になることがありますので，注意が必要です。市町村の実施している公害物の収集に出すか，

購入先又は専門の廃棄業者に依頼するようにしてください。

-5


表示ラベルの種類と貼付け位置

-6


-7


表示ラベルの手入れ

1. ラベルは，いつもきれいにして傷つけないようにしてください。

もしラベルが汚れている場合は，石鹸水で洗い，やわらかい布でふいてください。シンナーやアセトンなどの溶剤を使うと，文字や絵が消えることがありますので絶対に使わ

ないでください。2. 破損や紛失したラベルは，製品購入先に注文し，新しいラベルに貼替えてください。3. 新しいラベルを貼る場合は，貼付け面の汚れを完全にふき取り，乾いた後，もとの位置に

貼ってください。4. ラベルが貼付けされている部品を新部品と交換するときは，ラベルも同時に交換してくださ

い。

-8

サービスと保証について

この製品には，保証書が添付してありますのでご

使用前によくご覧ください。

◆ ご相談窓口

ご使用中の故障やご不審な点及びサービスにつ

いてのご用命は，お買上げいただいた購入先にそ

れぞれ“ご相談窓口”を設けておりますのでお気

軽にご相談ください。

をあわせてご連絡ください。なお，部品ご注文の

際は，購入先に純正部品表を準備しておりますの

で，そちらでご相談ください。

◆ 認定番号

安全鑑定の農機型式名及び番号が必要な場合は，

下記の型式名及び番号をご使用ください。

◆ 補修用部品の供給年限について

この製品の補修用部品の供給年限（期限）は製造

打ち切り後９年といたします。ただし，供給年限

内であっても特殊部品につきましては，納期など

についてご相談させていただく場合もあります。

補修用部品の供給は原則的に上記の供給年限で

終了致しますが，供給年限経過後であっても部品

供給のご要請があった場合には，納期及び価格に

ついてご相談させていただきます。

その際（1）販売型式名と製造番号（2）カウントメータの回数

＊機械の改造は危険ですので，改造しないで

ください。改造した場合や取扱説明書に述

べられた正しい使用目的と異なる場合は，

メーカ保証の対象外になるのでご注意くだ

さい。

機種名型式名安全鑑定番号

LH-655 クボタ　V1601 42010

LH-855 クボタ　V1602 42011

①型式銘板②カウントメータ

1

装置の説明

名称とはたらき

①包装紙切断部②幅決めローラ（左右２箇所）③包装紙④カットくず放出口⑤シュート⑥シュートカバー⑦キャスタ

⑧マーク検出光センサ⑨レタス供給口⑩タッチセンサ⑪包装紙挟持搬送部⑫緊急停止スイッチ⑬カウントメータ⑭手動操作パネル部⑮電源スイッチ⑯電源コード⑰フック⑱掃除口カバー⑲レギュレータ⑳起動スイッチ

操作スイッチパネルテープカッタユニット

　レバー

2

装置の説明

■包装紙切断部

包装紙切断刃（シートカッタ）で包装紙の切断を

行ないます。

■幅決めローラ (左右２箇所）

包装紙の幅を固定します。

■カットくず放出口

包装作業でカットされた包装紙が排出されると

ころです。

■シュート

包装されたレタスが排出されるところです。

■キャスタ

設置場所が決まったあと，ブレーキレバー（４箇

所）で固定します。

■マーク検出光センサ

包装紙の送りの位置決めを行なう光センサです。

■レタス供給口

包装作業を行なうときのレタスの挿入口です。

■タッチセンサ

手がはさまれないようにするための安全装置で

す。

包装紙狭持搬送部が作動中に，手などがタッチセ

ンサに触れると，機械全体の作動が停止します。

■包装紙挟持搬送部

包装紙を作業面に張る（供紙する）ために，作動

する部分です。

■緊急停止スイッチ

緊急時に，機械を全停止するスイッチです。

■カウントメータ

包装回数を表示します。

■手動操作パネル部

メンテナンスのときに使用する手動スイッチ類，

及び補助設定スイッチ類が配置されている操作

パネルです。

■電源スイッチ

電源の“入”･“切”を行なうスイッチです。

■レギュレータ

コンプレッサから供給される空気の圧力調節を

行ないます。

■起動スイッチ

作業を開始するスイッチです。

レタスを供給したあとスイッチを押すと包装を

開始します。

包装紙がレタス供給口部に供給されていないと

きは，包装紙の供給を開始します。

■操作スイッチパネル部

包装作業でよく使用するスイッチ類が配置され

ている操作パネルです。

3

装置の説明

スイッチとパネルの説明

■電源スイッチ

A“入”…………レバーを上に上げる。

A“切”…………レバーを下に下げる。

■起動スイッチ

スイッチを“押す”と運転します。

A レタスをセットしていない状態

　　………供紙のみを行ないます。

A レタスをセットしている状態

　　………包装と供紙を同時に行ないます。

■緊急停止スイッチ（赤色）

押すと機械の運転が停止し，ブザーが鳴ります。

解除（運転状態）するときは，スイッチを押しな

がら右方向に回してください。

＊停電の際，復帰後は一度緊急停止スイッチを

押し，“停止”状態にしてください。作業を再

開する場合は緊急停止スイッチを“運転”状

態にした後，起動スイッチを押してください。

＊事故防止のため，電源を“入”にするとき

は合図をして，人を機械に近づけないでく

ださい。

①電源スイッチ “入”“切”

①起動スイッチ

①緊急停止スイッチ

①“運転”状態（解除）②“停止”状態

“押す”“右に回して上げる”

4

装置の説明

■操作スイッチパネル部

①締まり調節スイッチ

レタスを供給し，包装紙を絞り込むときの，レタ

スの上部（切り口）とシャッタとの“すき間”

を調節します。レタスが噛み込まない位置に調節

してください。

②メイン（一時停止スイッチ）

A“ ”…………“運転”状態…………“自動”

A“ ”…………“停止”状態…………“手動”

電源スイッチが“入”でランプの状態は，

A“運転”状態………ランプを点灯します。

A“停止”状態………ランプを点滅します。

③サイズ選択（送り）スイッチ

包装紙の送り量の調節を行ないます。

④包装紙切断スイッチ

“包装紙切断スイッチ”を押しながら“起動スイッ

チ”を押すと，包装紙切断刃（シートカッタ）が

作動します。

＊メイン（一時停止）スイッチ“停止 ”状態

では作動しません。

⑤テープ切れ警告ランプ

包装作業中に封着テープがなくなると点灯しま

す。

①シャッタ②受け皿③レタス④切り口

“すき間”

5

機械の設置

設置場所の選定

機械の性能を維持するために，次のような場所で

使用しないでください。

A 振動やほこりが多い場所

A 直射日光の強い場所や風雨の当たる場所（屋

外）

A 電源電圧の低下している場所

A 床面がやわらかい場所，凸凹のある場所や傾

斜している場所

■アース線の接続について

A レタス包装機には，電源コードのプラグ部に

アースクリップがついています。

コンセントにアース端子が付いている場合

は，アース端子にアースクリップを接続して

ください。

A アース端子がない場合はアース線を延長し炭

素接地棒で接地してください。（炭素接地棒は

付属部品に含まれていません。）この場合，

アース工事はお求めの購入先か電気工事店に

依頼してください。（電気工事士の有資格者に

よる工事が法令で定められています。）

■キャスタの取扱い

作業するときはキャスタのブレーキを掛けて必

ず機械を固定してください。

機械の４隅に付いているキャスタには，ブレーキ

レバーが付いています。レバーを下に押すとブ

レーキが掛かり，上に引くと解除されます。

■コンプレッサについて

コンプレッサは，レタス包装機の動力源として使

用します。コンプレッサの異常や出力低下は，包

装機の性能に影響するため，取扱いにはじゅうぶ

ん注意してください。

＊レタス包装機とコンプレッサの電源は，別の

所からとってください。同じ場所に差込むと，

起動する際に電圧降下が発生し，包装機が途

中で動かなくなることがあります。

＊レタス包装機用コンプレッサは36ページに記

載しています。

＊湿気の多い場所や雨水のかかるおそれのあ

る場所では，設置しないでください。感電

やろう電のおそれがあります。

＊ガス管，水道管，電話や避雷針のアース線

には，絶対に接続しないでください。

①コンセント（AC100V）②包装機の電源コード

アース端子にクリップ接続

①キャスタ②ブレーキレバー“ブレーキが

掛かる”“解除”

①電源

6

作業前の点検

日常点検は，作業前欠かさず行なってください。

日常点検項目

＊点検をするときは，必ず電源スイッチを切り，電源プラグを抜いてから行なってください。

＊円板カッタ，テープカッタの点検，清掃を行なうときは，刃で手や指を切るおそれがあります。刃

先に直接触れないように注意してください。

< ここを > < こうする >参　照

ページ

非粘着部材が汚れていないか点検する。

非粘着部材が摩耗したりはがれていないか点検する。（非粘着部材はレタス供給口の下側にあります。）

汚れている場合はぬれ布などで清掃する。

摩耗やはがれている場合は購入先へ依頼して交換する。

23

シャッタ上面に封着テープなどが付着していないか，また包装紙のくずやレタスの切りカスがの残っていないか点検する。（シャッタはレタス供給口の下側にあります。）

封着テープや包装紙のくずなどを取除く。

-

カッタの刃先部に封着テープの粘着材が付着していないか点検する。

カッタの刃先部に付いた粘着材を取除く。

24

コンプレッサの設定圧に安定した状態で，レギュレータの圧力計が 0.6MPa(6.0kgf/cm )になっているか点検する。

0.6MPa(6.0kgf/cm ) に調節する。

26

7


作業前の準備

■収穫後のレタスについて

A 切口はできるだけ，短かく切ってください。

極端に長いと見栄えやしまりが悪くなるばか

りでなく，切口をシャッタで傷をつけること

があります。

A 葉っぱが多すぎても，しまりが悪くなること

がありますので適当量外葉を取除いてくださ

い。

A 収穫直後や結球度の低いもの，葉のやわらか

いものは，多少しまりが悪くなりますのでご

了承ください。

■運転準備

1. シュートカバーを上側いっぱいまで開いた

後，内側左右２箇所にあるノブボルトを手で

回し，シュートカバーを確実に締付けてくだ

さい。

2. シュート出口には，レタスが溜まらないよう

に，ベニヤ板などで傾斜板をつけてください。

3. カットくず専用放出口部に，くずの飛散を防

止するための回収箱などを設置してくださ

い。

回収箱は風通しを良くするため，木枠に全面，

網を張ったものをご使用ください。

＊お手持ちの回収箱がない場合は，オプション

部品の包装紙くず回収袋キットをご購入くだ

さい。

＊包装紙くず回収袋の終端側にスタンド（オプ

ションに含まず）などを準備して，図のごと

く設置してください。

＊電源スイッチを入れる場合は，周囲の安全

を確認してください。

＊すべてのカバーが適切に取付けられている

ことを確認してください。

①シュートカバー②ノブボルト③シュート

①ベニヤ板など②台木

①網②木枠

8


4. コンプレッサの電源スイッチを入れて，エア

ホースを包装機のレギュレータに接続してく

ださい。

このとき圧力計の指針が 0.6MPa(6.0kgf/cm )

を示しているか確認してください。圧力が過

不足している場合は圧力調整コックを回して

調整してください。

＊エアの圧力が過不足していると機械の能力が

じゅうぶん発揮できなかったり，包装状態に

異常が発生します。

＊コンプレッサの吐出コックは全開にしてくだ

さい。

5. 使用する包装紙の幅に応じて，両側の幅表示

ラベルと幅決めローラの合マークを合わせま

す。

6. 包装紙を受けローラの上にのせます。

7. ガイド板を上に開いて，包装紙の先端を包装

紙切断部の包装紙切断刃（シートカッタ）下

部まで押込んでください。

＊包装紙に傷があると（特に端面）供紙したと

きに，破れの原因となります。

①エアホース②レギュレータ③圧力計④圧力調整コック

“ホースを接続する”“上げる”“上昇”“下降”

①幅決めローラ②幅表示ラベル③受けローラ

合マーク

①包装紙②受けローラ③包装紙切断部④フレーム⑤ガイド板⑥シートカッタ

“押込む”“開く”“閉じる”

9


8. 単相100Vのコンセントに電源プラグを差込ん

でください。

9. 電源スイッチを“入”にします。

10.メイン（一時停止）スイッチを“運転（）”

にします。

＊機体の各作動部が原点位置（“運転”位置）に

戻っていないと，メイン（一時停止）スイッ

チの緑色のランプが２回続けて早く点滅しま

す。緊急停止スイッチを押してから，それを

解除後，起動スイッチを押すと原点位置（“運

転”位置）になります。

11.包装紙の先端が不ぞろいの場合は，包装紙の

先端をシートカッタより余分に引出し包装紙

切断スイッチを押しながら起動スイッチを押

して包装紙を切り，端をそろえてください。

①電源スイッチ “入”

①メイン（一時停止）スイッチ

①起動スイッチ②包装紙切断スイッチ

10


■封着テープの取付け（交換）

＊封着テープは38mm狭幅テープと50mm広幅テー

プの２種類が使用できます。寒冷時などに貼

り付けたテープがはがれてくる場合は，50mm

広幅テープを使用することできれいに包装で

きます。

1. レバーを上げ包装機本体からテープカッタユ

ニットをいっぱいに引出します。

2. テープホルダにテープをセットします。

＊ 38mm 幅テープを使用するときは，スペーサを

取付けてください。

3. テープの端をテープ受けローラの上を通し，

テープ受け金具の上まで引出し，テープカッ

タのローラ部を手で押してテープを切りま

す。このときテープはテープ受け金具に接着

させておいてください。

＊テープカッタの刃先で手を負傷するおそれ

があります。カッタに手をふれないように

注意してください。

①テープカッタユニット “レバーを上げる”“引出す”

①テープホルダ ②封着テープ

①テープホルダ②封着テープ

③スペーサ

①封着テープ②テープ受けローラ③テープ受け金具④テープカッタ⑤ローラ

“押す”“切る”“接着”

11


4. レバーを上げ，テープカッタユニットをいっ

ぱいに押込み，レバーを下げます。 ■供紙

レタスを入れていない状態で，起動スイッチを押

すと“供紙”されます。

◆ 送り量の調節

使用する包装紙の送り量に合わせて“サイズ選択

（送り）スイッチ”を調節してください。

①テープカッタユニット “レバーを上げる”“押込む”

ブランドマークが中心位置に供紙

①サイズ選択スイッチ

①ブランドマーク②光センサ合わせマーク

“送り量”

12


A（）は特別サイズで，手動操作パネル部の作

業選択スイッチを Aにします。

◆ ブランドマーク位置のズレ調整

包装紙が供紙されたとき包装紙のブランドマー

クとレタス供給口のそれぞれの中心位置がズレ

ているときは，マーク検出光センサの位置を調整


1. ノブボルトをゆるめ光センサ部のカバーを取

外し，光センサ取付け金具のノブボルトをゆ

るめます。

2. 包装紙の光センサ合わせマークで光センサは

検出していますので，中心位置のずれに対し

て光センサの位置調整を次の調整方法にて行

なってください。

A 調整方法

位置ずれが方向の場合は，マーク検出光センサ

の取付け金具を方向に動かします。同じように

方向の場合は方向に動かします。

このとき位置ずれの量と同じ量だけ，取付け金具

を動かして調整してください。

3. 調整後は，光センサの光が包装紙の光センサ

合せマークの中心位置に当たっていることを

確認してください。

当たっていない場合は，取付け金具を横方向

に動かして，調整してください。

4. 光センサの位置調整が終わった後は，必ずノ

ブボルトを締付け，カバーを取付けてくださ

い。

①ブランドマーク②レタス供給口

①マーク検出光センサ②取付け金具③ノブボルト

13


運転のしかた

1. 電源を“入”にします。

■緊急停止スイッチ（赤色）

1. 緊急停止ボタンを運転状態にしてください。

■包装

1. 包装紙が供紙されたら，レタス供給口からレ

タスを入れ受け皿に押込みます。このときレ

タスの切り口は上向けにし，反対側の葉の中

央部は包装紙のブランドマークに合わせてく

ださい。

＊レタスは両手で持ち，受け皿に当たるまで押

込んでください。シャッタにレタスの切り口

や葉がかみ込んで封着不良の原因となりま

す。

①電源スイッチ “入”


①レタス②切り口③受け皿④絞り（シャッタ）

14


◆ 切り口を見せたい場合

レタスの葉の中央部と包装紙のブランドマーク

を合わせ，レタスを傾けながら入れて切り口を中

央よりずらします。

A 先のとがったレタスの場合も同様に傾けて入

れてください。

◆ 寒冷時に使用する場合

外気温が約５℃以下になると，包装機，特にテー

プ貼り部の動きが遅くなる場合があります。この

場合は，手動操作パネル部のふたを開きヒータス

イッチを“入”にしてください。

A なお，暖かい時期になれば，節電のためヒー

タスイッチを“切”にしてください。

2. レタス供給口から手を抜くと，自動的に包装

作業を開始します。または，起動ボタンを押

しても，包装作業を開始します。

①レタス②ブランドマーク③切り口④包装紙

①ヒータスイッチ “入”“切”

15


3. 包装されたレタスはシュートから，包装紙の

カットくずはカットくず放出口からそれぞれ

排出されたあと，次の包装紙が供給されます。

4. 包装された状態を確かめてください。

＊状態が悪い場合は“レタス包装機の不調と処

置”（29 ページ）の項をよく読んで適切な処

置（各部の調整）を行なってください。

＊処置方法がわからないときは，購入先のサー

ビスマンに調整を依頼してください。

■テープ切れ警報ランプ

1. 包装作業中封着テープがなくなると，テープ

切れ警報ランプ（赤ランプ）が点灯し，ブザー

が鳴ります。

2. メイン（一時停止）スイッチを“停止（）”

状態にするとブザーが止まります。

3. テープを入れ替え，メイン（一時停止）スイッ

チを“運転（）”にすると作業が再開できま

す。

■停止のしかた

1. 緊急停止スイッチ（赤色ボタン）を押すこと

により機械が停止します。

包装途中で停止すると，封着テープが包装機

内に残り，次の包装に支障をきたす場合があ

ります。

＊運転を再開するときは，緊急停止スイッチを

押して“右”に回す操作が必要です。

2. 電源スイッチを“切”にします。

①シュート②カットくず専用放出口

①メイン（一時停止）スイッチ②テープ切れ警報ランプ


①電源スイッチ “切”

16


作業切換スイッチについて

■締まり調節

出荷時に設定されているので下記の場合以外は，

さわらないでください。

A ヘタの噛込みがあるとき……

　　　　　　　　　　　“弱”側へ回します。

A 特にしまりがゆるいとき……

　　　　　　　　　　　“強”側へ回します。

■作業選択

包装紙の送り量の切替えを行ないます。

A“A”…小幅包装紙（400，450）

　　　ただし，果樹用供給ガイドが必要です。

A“B”…普通サイズ

　　　（480，510，530，550，580，600，630）

A“C”…無地包装紙

　　　（送り量は普通サイズと同じ）

■テープ貼付力の調節

次の場合は，ダイヤルを切替えて貼付力を調節し

てください。

A 強…押し付けを強めて，テープの貼付きをよ

　　くしたいとき。

A 弱…押し付けを弱めて，レタスのいたみを少

　　なくしたいとき。

次の場合は，青色線と黒色線２のジャンパ線の接

続を変更してください。

A つなぐ…レタスの切口近くの葉柄に，すり傷

　　　　がつくとき。

A 外す……封着されたテープが中央から折れ曲

　　　　がったり，テープの片側だけ貼付か

　　　　ないとき。

1. マイコンボックス部のカバーのボルト４本を

プラスドライバ（大）で取外して，カバーを

外してください。

①締まり調節

①ボルト②マイコンボックスカバー

17


2. 青色線と黒色線２のジャンパ線の接続を変更


3. カバーをもと通りに取付けてください。

＊出荷時は青色線と黒色線２のコネクタは外し

ています。

＊青色線と黒色線２のコネクタは，白色で四角

い樹脂製のものです。外すときは，爪を押し

て，コネクタ部分を持って外してください。

■警報と LED の表示内容（異常内容）

作業中にブザーが鳴りだした場合は，まずメイン

（一時停止）スイッチを押し（“停止（）”状態），

ブザーを止めてください。

そのあと，マイコンボックスの LED の表示を点検

窓より確認してください。

A Ｅ１ｄ：受け皿が下降中の異常。

A Ｅ１ｕ：受け皿が上昇中の異常。

A Ｅ２ｃ：シャッタ（絞り）が閉じるときの

　　　　異常。

A Ｅ２ｏ：シャッタ（絞り）が開くときの異常。

A Ｅ３Ｆ：テープ貼り前進中の異常。

A Ｅ３ｂ：テープ貼り後退中の異常。

A Ｅ４Ｌ：引出し部移動中の異常。

A Ｅ５Ｓ：包装紙マーク検出ミスによる停止。

　　　（29 ページの（２）参照）

A Ｅ５ｃ：包装紙切断中の異常。

A Ｅ６Ｌ：テープ切れ

（テープ切れランプも点灯）。

（16 ページ参照）

A Ｅ８ｈ：包装作業中に挿入口に手などを入

　　　　れたことによる停止。

＊通常，「Ｅ６Ｌ」はメイン（一時停止）スイッ

チを“運転（）”にすると，作業を再開でき

ます。

＊機械の復帰が困難なときは，購入先のサービ

スマンに LED の表示内容を連絡し，修理を依

頼してください。

①青色線②黒色線２

①点検窓

18

メンテナンス

定期点検と処置

■定期点検一覧表

＊手動スイッチを操作するときは，次頁の“手動操作パネル部”の項をよく読んで操作してください。

＊機械の点検・整備・調整・清掃・注油は必ず電源スイッチを切り，電源プラグとエアホースを抜い

て行なってください。

＊電源スイッチを入れる場合は，周囲の安全を確認してください。

＊円板カッタやテープカッタの点検・清掃を行なうときは，刃で手や指を切るおそれがあります。刃

先に触れないように注意してください。

＊部品交換や各部の調整が困難な場合は，ケガをするおそれがありますので購入先のサービスマンに

連絡してください。

　　　　　　　　　　　　　　　時期項目

毎作業前 1ヶ月ごと毎シーズン前又は終了時

参　照ページ

供紙部

包装紙ホルダ ○ 25

セクタギヤ ○ 25

受けローラのテープ ○ 22

受けローラのブレーキ ○ 22

包　装　部

円板カッタ ○ 23

非粘着部材 ○ ○ 23

レタス供給ガイド ○ ○ 22

テープカッタ ○ ○ 24

テープ貼りスポンジ ○ 23

電装関係・その他

チェーン ○ 24

各駆動モータ ○ 25

各空気圧シリンダ ○ 25

光センサの清掃 ○ ○ 26

電気配線・ワイヤハーネス ○ 27

レギュレータ ○ ○ ○ 26

ミストセパレータ ○ ○ 26

コンプレッサ（○） ○ ○ 26

19

メンテナンス

手動操作

このレタス包装機には，各機能部を個別に作動さ

せるための手動操作スイッチを設けています。

■手動操作パネル部

各機能部の個別作動は，手動スイッチにより行な

われます。手動スイッチを使用する場合には，緊

急停止スイッチを押して停止にしてから操作し

てください。また，手動操作後は一旦電源スイッ

チを切った後，再度電源スイッチを入れ，緊急停

止スイッチを“運転”にして起動スイッチを押す

ことで，機械を原点位置（初期状態）に戻してく

ださい。

（1）レタスホルダ

受け皿の側面にあるアームの開閉を行ないます。

A“掴む”……アームが閉じます。

A“放す”……アームが開きます。

（2）受け皿

受け皿の“上昇”・“下降”を行ないます。

＊レタスホルダのスポンジをいためないように

必ずレタスホルダを“放す”側にし，アーム

を開いてから“受け皿”のスイッチを操作し

てください。

＊手動スイッチを操作するときは不意に作動

し，ケガをするおそれがあるので機械に人

を近づけないでください。

＊手動操作スイッチはメンテナンス用のもの

です。通常は操作しないでください。

(1) レタスホルダ(2) 受け皿(3) 絞り（シャッタ）

(4) テープ貼り(5) 包装紙引出し(6) 包装紙ホルダ

①レタスホルダアーム②受け皿

“掴む”“放す”

①受け皿 “上昇”“下降”

20

メンテナンス

（3）絞り（シャッタ）

シャッタの開閉を行ないます。

A“開”……シャッタが開きます。

A“閉”……シャッタが閉じます。

＊必ず受け皿を下げた状態で行なってくださ

い。

（4）テープ貼り

A“前進”……集めた包装紙の切断とテープ貼り

　　　　　を行ないます。

A“後進”……テープ貼り部がもとの位置にもど

　　　　　ります。

＊テープカッタユニット（11 ページ参照）を取

出し，かつ受け皿を下げた状態で行なってく

ださい。

＊テープカッタユニットを取出さないと，封着

テープがテープを狭持するローラに巻付き，

次の包装作業の際トラブルの原因となりま

す。

（5）包装紙引出し

包装紙挟持搬送部の作動を行ないます。

A“前進”……包装紙を取りに行く方向に作動

　　　します。

A“後進”……包装紙を引出す方向に作動し

　　　ます。

（6）包装紙ホルダ

包装紙ホルダの作動を行ないます。

A“掴む”……包装紙をつかむ方向に作動しま

　　　す。

A“放す”……包装紙を放す方向に作動します。

①シャッタ “開”“閉”

①テープ貼り部 “前進”“後進”

①包装紙挟持搬送部 “前進”“後進”

①包装紙ホルダ “掴む”“放す”

21

メンテナンス

メンテナンス

■受けローラのテープ・ブレーキ

1. テープの表面が摩耗したり，テープがはがれ

たりしていないか点検してください。

2. ブレーキと受けローラにすき間があり，受け

ローラが軽く回るか点検してください。

3. ブレーキ（樹脂）が 2mm 以上磨耗していない

か点検してください。

＊交換が必要な場合は，購入先に依頼してくだ

さい。

■レタス供給ガイド

レタス挿入による変形度合を点検してください。

下へのたれ下がりが大きく，包装物のくずが引掛

かることが多くなったり，また包装物の締まりが

緩くなったりした場合は，プラスドライバ（中）

でビス（６本）を外し，下側の供給ガイドをひっ

くり返して表・裏を逆にして組付けてください。

たれ下がりが修正できます。

①受けローラ②テープ③ブレーキ（樹脂）

①レタス供給ガイド②ビス（６本）

22

メンテナンス

■円板カッタ

購入先で交換及び点検をしてもらってください。

■非粘着部材

レタスの供給口の下のシャッタ上面に貼付けて

ある黒色の非粘着部材を，点検してください。

1. 手動操作パネル部の受け皿手動スイッチで受

け皿を下げます。

2. 絞り手動スイッチで絞り（シャッタ）を閉じ

ます。

3. 電源スイッチを切り，以下の項目を点検して

ください。

A 点検項目

(1) レタスのくずなどが付着し表面の凹凸が少

なくなっている場合は，付着物を濡れた布

などでふき取ってください。

(2) 外側に対し合せ目側の表面の凹凸の高さが

半分になるまで摩耗していないか。また非

粘着部材が接着面からはがれかかっていな

いかを確認してください。交換が必要な場

合は，購入先へ依頼してください。

(3) シャッタの上にテープなどが付着したり，包

装紙やレタスのくずがのっている場合は，

取除いてください。

■テープ貼りスポンジ

封着テープの貼付け状態が悪くなった場合は，

テープ貼りスポンジに割れ・はがれ・変形がない

か点検してください。

1. レバーを上げ，テープカッタユニットを引出

します。

①非粘着部材②合せ目

①テープ貼りスポンジ

①テープカッタユニット “レバーを上げる”“引出す”

23

メンテナンス

2. 当たり金具を上げて，テープカッタユニット

を取外します。

3. テープカッタユニットが取付けてあった窓か

らのぞいて，スポンジの状態を確認します。

スポンジを交換する必要がある場合は，購入

先へ依頼してください。

■テープカッタ

テープカッタの刃先や刃の溝に，封着テープの粘

着材がたまっていないか点検してください。粘着

材がたまると，カッタの切れ味が低下しテープ封

着ミスが発生しますので，定期的に取除いてくだ

さい。

点検後は封着テープの通し方に間違いがないか

確認して，テープカッタユニットを取付けてくだ

さい。（11 ページ参照）

■チェーンの張り調整

包装紙狭持搬送部の駆動チェーンがゆるんでき

た場合は，チェーンの張り調整をしてください。

特に，包装紙狭持搬送部が前進端でフレームにあ

たり，音がするようになった場合は，すぐに行

なってください。

1. ノブボルト（２本）を外しセンサカバーを取

外してください。

2. トップカバーを止めているボルト（２本）を

外してカバーを開き，サポートロッドで固定


3. 運転者側とシュート側のサイドカバーを止め

ているボルト（各５本）を同じドライバで外

し，両方のカバーを取外してください。①テープカッタユニット②当たり金具

“上げる”“引出す”

スポンジ品番 MAT 4224352000

①テープカッタ②テープカッタユニット

①センサカバー②トップカバー③ボルト④サポートロッド⑤サイドカバー⑥ボルト

24

メンテナンス

4. 駆動チェーンは両側にあります。スパナ

（12mm）でボルトをゆるめ，テンションブラ

ケットを“張る”方向に動かして調整します。

チェーンの中央に１ kg の荷重を掛けたとき

に，上下のチェーンの間が 45 ～ 48mm になる

ように調整を行なってください。

調整後はボルトを必ず締付けてください。

5. 点検後は，カバー類をもと通りに必ず取付け

てください。

■包装紙ホルダ・セクタギヤ

1. 包装紙ホルダの突起部が摩耗し，包装紙が抜

けやすくなっていないか点検してください。

摩耗がひどい場合は，購入先に連絡して包装

紙ホルダを購入して交換してください。

2. セクタギヤはシーズン終了時かシーズン前に

グリースを塗布してください。

■各駆動モータ

各モータの作動が正常かどうか，手動スイッチで

動かして点検してください。

A レタスホルダ

A 受け皿

A 包装紙引出し

A 包装紙ホルダ

モータが動かない場合は，購入先に修理を依頼し

てください。

■各空気圧シリンダ・バルブ

各シリンダやバルブが正常に作動するか手動ス

イッチを動かして点検してください。

A 絞り（シャッタ）

A テープ貼り

動かない場合や手動スイッチを放しても動くと

き，あるいは空気がもれている音がするときは，

購入先に修理を依頼してください。

①挟持搬送部駆動チェーン②テンションブラケット③ボルト

“張る”1kg45 ～ 48mm

①包装紙ホルダ

包装紙ホルダ品番 MAT 4224321000

①セクタギヤ

25

メンテナンス

■レギュレータ（圧力調整器）

設定圧が変わることもありますので作業前に必

ず，圧力の確認をしてください。

◆ 圧力調整方法

コンプレッサを起動させコンプレッサの設定圧

に安定した時点で，レギュレータの圧力が

0.6MPa(6.0kgf/cm ) にならない場合は次のよう

な調整をしてください。

1. レギュレータの圧力調整は，レギュレータ上

部の圧力調整コックを上にもち上げ，右回転

で圧力上昇方向，左回転で圧力下降方向に調

整できます。

2. 圧力調整後上部コックを下に押し込むと，

コックがロックされ設定圧力が維持されま

す。

◆ 水抜き方法

レギュレータは，オートドレーン（自動排水）機

構を採用し，水抜きを自動的に行なっています

が，定期的に水のたまり状態をチェックしてくだ

さい。

A 通常は，ドレーンコックを“Ｓ”（閉）方向に

しめた状態で使用してください。

A レギュレータの透明窓の中程まで水がたまっ

たときは，ドレーンコックを“Ｏ”（開）方向

に回し，手動で水抜きをしてください。水抜

き後は，ドレーンコックを“Ｓ”（閉）方向に

回して必ず閉めてください。

＊レギュレータを圧力降下方向に調整する場合

は，コックを左回転させてから包装機を作動

させなければ圧力メータに正しい表示はしま

せん。

■コンプレッサ

コンプレッサのタンクには水がたまります。定期

的に水抜きを行なってください。特に冬場は水が

たまりやすいので，毎日作業前，作業終了後水抜

きをしてください。

■ミストセパレータ

ミストセパレータは，オートドレーン（自動排

水）機構を採用し，水抜きを自動的に行なってい

ますが，定期的に水たまり状態をチェックしてく

ださい。

水がたまって抜けないときは，購入先のサービス

マンに連絡してください。

■光センサの清掃

光センサは，発光面にほこりがかぶると正常に作

動しなくなるおそれがあるので，ほこりをふき

取ってください。

1. マーク検出光センサの清掃

光センサの発光面と下部の反射鏡のほこりを，布

などでふき取ってください。

①圧力調整コック②レギュレータ③ドレーンコック④圧力計⑤エアホース

“上げて回わす”“上昇”“下降”“Ｏ”（開）“Ｓ”（閉）

①ミストセパレート②点検窓

①マーク検出光センサ②反射鏡

26

メンテナンス

2. 頂点検出光センサの清掃

運転者側及びシュート側にある光センサの発光

面のほこりを，布などでふき取ってください。

3. テープ切れ検出光センサの清掃

テープカッタユニット下部にある光センサの発

光面のほこりを，布などでふき取ってください。

4. レタス検出光センサの清掃

センサの発光面にほこりがたまると，正常に作動

しなくなります。布などでほこりをふき取ってく

ださい。

[ 左側 ]

[ 右側 ]

■電気配線・ワイヤハーネス・エアホース

電気配線，ワイヤハーネスが損傷していると

ショートを起こし，火災のおそれがありますので

必ず点検してください。

A ワイヤハーネスに損傷がないこと。

A ワイヤハーネスのクランプにゆるみがないこ

と。

A コンセント，コネクタの接続部にゆるみがな

いこと。

A エアホースが損傷し，空気がもれていると動

作不良の原因となるので，点検をじゅうぶん

にしてください。

A 異常がある場合は , 購入先へ連絡してくださ

い。

①頂点検出光センサ

①テープ切れ検出センサ

①レタス検出光センサ検出領域

＊点検が終了したら，カバー類をもと通りに

必ず取付けてください。

27

メンテナンス

■ヒューズの交換

1. ヒューズボックスのふたを外し，ヒューズを

外します。

2. 切れたものと同容量のヒューズと交換しま

す。

予備ヒューズは 20A，15A，10A 各１本が入ってい

ます。

＊ヒューズを交換してもすぐ切れてしまう場合

は，針金や銀紙などで代用せず，購入先で点

検・修理してください。

長期格納のしかた

シーズン終了後，長期格納する場合は，次のこと

を行なってください。

A シャッタ上面，ヒータなどに付着した包装紙

や，レタスの切りカスなどを布でふき取って

ください。

A シュートカバーはノブボルトをゆるめて閉じ

てください。（8 ページ参照）

A 機械はほこりのすくない所に保管してくださ

い。また，電源プラグは差込みから外し，機

体カバーは必ず掛けて保管してください。

A 機体下部は，ブロック又は木枠などでまわり

をふさいで，ねずみなどが入らないようにし

てください。

A 水洗いはさけてください。

使用者が行なってはいけない修理

この取扱説明書に記載していない点検，清掃，及

び修理は，危険がともなったり，細かな調整が必

要になるので，必ず購入先に依頼してください。

使用済廃棄物の処分について

包装紙のくずや交換したゴム，プラスチック類は

公害源になることがありますので，処分の注意が

必要です。

市町村の実施している公害物の収集に出すか，購

入先又は専門の廃棄業者に依頼するようにして

ください。

①ヒューズ

品番品名

MAT 0600100100 10A オートヒューズ



28



＊機械の点検・整備・調整・清掃・注油は必ず電源スイッチを切り，電源プラグとエアホースを抜い

て行なってください。

＊電源スイッチを入れる場合は，周囲の安全を確認してください。

＊円板カッタやテープカッタの点検・清掃を行なうときは，刃で手や指を切るおそれがあります。刃

先に触れないように注意してください。

＊部品交換や各部の調整が困難な場合は，ケガをするおそれがありますので購入先のサービスマンに

連絡してください。

現　　　　象原　　　　因対　　　策参　照ページ

(1) 起動スイッチを押しても包装機が動かない。

①緊急停止スイッチが押されている。

A 緊急停止スイッチを右に回

して解除する。4

②メイン（一時停止）スイッチが押されている。

A メイン（一時停止）スイッチ

を押して解除する。5

(2) 包装紙中央のブランドマークがレタスの供給口の中央とズレる。

①包装紙がすべりやすく，オーバーラン気味になっている。

A マーク検出光センサを調節

して，ブランドマークが供給

口の中央で停止するように

する。

13

②包装紙の光センサ合せマークとマーク検出センサの位置がズレている。

A 光センサ合せマークの長手

方向の中央に光センサがく

るように調整する。

13

29


(2) 包装紙中央のブランドマークがレタスの供給口の中央とズレる。

③マーク検出光センサの感度が悪い。

1. 検出光センサの赤色光が，包

装紙の合わせマークの中央

及び下部の反射鏡に当たっ

ているか確認してください。

2. ボリュームの上の切換えス

イッチ“Ｄ”になっているか

確認してください。

3. 包装紙の透明部に光が当

たっている状態で，ボリュー

ムををMINから徐々に上げて

いき，赤ランプが消灯する位

置を A 点とします。

4. 合わせマークに光が当たっ

ている状態で，ボリュームを

MAX から徐々に下げて，赤ラ

ンプが点灯する位置をB点と

します。（MAX でも赤ランプ

が消灯しない場合は，MAX が

B点です。）

5. A 点と B 点の中間（C 点）に

ボリュームを設定すれば調

整完了です。

13

(3) 包装紙が供紙されない。

①風により包装紙が浮上がる。 A 風のないところで作業する。

（室内）6

②包装紙ホルダが動かないか動きが悪い。

A 包装紙ホルダ駆動モータの

点検。（購入先に依頼してく

ださい。）

-

③直射日光の下で作業をしている。

A 直射日光の当たらない場所

で作業する。6

④包装紙の紙管が変形していて自転する。

A 変形がひどい場合は交換す

る。

A 包装紙をのせているローラ

のブレーキが効いているか

点検する。

22

⑤包装紙が途中で破れる。 A 包装紙切断スイッチを押し

て包装紙を切り，再スタート

する。

5

(4) 包装紙を取りにいかない。

①ヒューズが切れている。 A 引出部モータのヒューズ

（20A）を交換する。28

②手動では動くが，自動では動かない。

A マーク検出光センサの感度

を強くする。（時計方向に回

す。）

29


30


(5) テープで封着されていない部分がある。

①レタスの大きさが包装紙に比べて大きい。

A 大きい包装紙を使用する。37

②包装紙のセンタと供給口の中心がズレている。

A マーク検出光センサの位置

を調節し，包装紙を供給口の

中心へ持ってくる。

13

③レタスの供給が包装紙中心よりズレている。

A レタスの供給を包装紙中心

になるように供給する。13

④サイズ選択スイッチの調節が合っていないため，包装紙を半分に折ったとき，ブランドマークが中央にきていない。

A サイズ選択スイッチを包装

紙の送り方向の長さに合わ

せる。13

(6) 包装したレタスがテープを貼らずに出てくる。

①テープを正規のものを使用していない。

A クボタ純正品を使用する。37

②テープがカールして包装紙のカット面上に貼付いていない。

A テープカッタに付着してい

るテープの粘着剤を取除く。 24

③テープカッタユニットのテープ受けからテープが外れている。

A 包装機本体からテープカッ

タユニットを引出し，テープ

受けにテープを貼付け，作業

を再スタートする。

11

④テープを正規に通していない。（テープ受けローラの下に通している）

A 正規の位置にセットする。

11

⑤テープが長すぎてシャッタ上に残る。

A テープカッタ押え金具を調

節して，テープ長さを 90 ～

105mm にする。（購入先に依

頼してください。）

-

⑥非粘着部材がくっつきやすくなって，包装時，テープがシャッタ上に残る。

A 非粘着部材を清掃する。

A 非粘着部材が摩耗していた

り劣化していれば交換する。

A このときシャッタを点検し，

テープが付着していれば取

除くこと。

23


31


(7) 封着部のテープの長さが短いか，又は前後方向にずれて貼付けが不じゅうぶんである。

①テープの長さが短かい。 A テープカッタ押え金具を調

整して，テープ長さを 90 ～

105mm にする。（購入先に依

頼してください。）

-

②テープが前後にずれている。 A テープ押えゴムローラの落

ちるタイミングを調整する。

（購入先に依頼してくださ

い。）

-

③テープが左右方向にずれている。

A ステー（テープホルダ）の

ナット（３ヶ所）をゆるめて，

左右方向にずらして調整す

る。

-


32


(8) 包装紙のカットくずが排出されず，包装したレタスに付着したり，カットホルダに詰まる。

①エア圧力の低下による包装紙くずのふき飛ばし不良。

A レギュレータ圧を点検し，設

定圧力 0.6MPa(6.0kgf/cm )

に調整する。

A コンプレッサの吐出コック

が全開か確認する。

26,26

②円板やカッタに包装紙くずや，テープの切断片が付着し，円板カッタの回動が重くなっている。

A 円板カッタが指で軽く回る

か点検し，重いようであれば

外して付着物を清掃する。-

③しまり調節が強すぎて，レタスの葉や茎をかみ込み，その汁が刃に付着し，円板カッタの回動が重くなっている。

A 適正なしまりに調節する。特

に，変形レタスや紡錘形のレ

タスはかみ込み易いので要

注意。また葉がめくり上がら

ないよう，レタスを入れると

き注意すること。

17

(9) 包装紙のカットくずが排出されず，包装したレタスに付着したり，円板カッタ部に詰まる。

①カットくずの放出部にくずがたまっている。

A 放出部のくずを取除く。8

②レタスの大きさに対して，包装紙のサイズが小さ過ぎる。

A 大きい包装紙を使用する。37

③円板カッタの摩耗や部分損傷により，切れ味が低下している。

A 円板カッタを新品と交換す

る。（購入先に依頼してくだ

さい。）

-

④供給ガイドの垂れ下がりが大きく，カットくずの出口スペースを狭くしている。

A 供給ガイドを下側をひっく

り返すか，新品と交換する。 22

(10) 包装作業中に作業が停止し，供給部がもとへ戻らず，メイン

（一時停止）スイッチは点灯したままである。

①電圧降下により，包装機のマイコンにリセットがかかった。

A 包装機とコンプレッサの電

源を別にする。

A あまり長いコードリールは

使用しないこと。6

(11) レタスが出口から放出されない。

①出口のシュート部にレタスがたまっている。

A シュートにたまっているレ

タスを取除く。-

②受け皿の倒れが悪い。 A 受け皿の下限センサの調整。

（購入先に依頼してくださ

い。）

-

(12) 受け皿が下降した状態で包装機が停止している。

①頂点検出光センサが作動していない。（ゴミなどによりセンサの光が遮られている。）

A シャッタ上面のくずを取除

く。 26


33


(13) 封着部のレタスの葉や茎のかみ込みが多い。

①締まり調節が強すぎる。 A 適正な位置に合わせる。特

に，変形レタスや紡錘形のレ

タスは若干弱めに設定する。

17

②レタスを入れるとき，葉をきちんと押込んでいない。

A 葉をたくし込み，めくり上が

らないように両手でレタス

を挿入する。

14

③レタスが先の尖った形状をしている。

A レタスを傾けながら挿入し

少し倒す。14

(14) 締まりがゆるい。（結球度が低い場合や収穫直後のレタスを包装する場合は，多少ゆるくなることがあります。）

①外葉が多い。 A 適正量外葉を取除く。 8

②包装紙が小さすぎる。 A 適正な大きさの包装紙に交

換する。37

③締まり調節が弱い。 A 締り調節スイッチを強側に

回す。あまり締まりをきつく

すると，レタスを傷つけ，包

装ミスが発生しやすくなる

ので注意すること。

5,17

(15) レタスのいたみが多い。

①手を抜くときに外葉が引上げられ包装紙を絞込むとき傷が付く。

A 供給ガイドの枚数を２枚か

ら１枚に変更する。 22

②レタスが軟らかいため，封着テープが貼付け時の押付けが強すぎる。

A 貼付力調節を“弱”にする。17

③レタスとシャッタのすきまが少ないため，シャッタが開くときにレタス切口近くの葉柄に擦り傷が付く。

A マイコンのジャンパ線（青色

と黒色線２）を接続する。17

(16) 包装機に触れたとき，静電気を感じる。

①アースが接続されていない。 A アースを接続する。6


34

付　表

主要諸元

※この主要諸元は，改良のため予告なく変更することがあります。

型　　　　　　　式　　　　　　　名クボタ　V1601 クボタ　V1602

商　　　　　　　品　　　名 LH-655 LH-855

機　体

全長 mm 1350

全幅 mm 820

全高 mm 950

重　　量 kg 178 180

電　　源 AC 100V

処理能力個／時 650 850

消費電力 W 200

給　　　　紙　　　　方　　　　式ロール巻紙自動挟持搬送

包　　　　装　　　　方　　　　式４方向からの同時絞り方式

封　　　　着　　　　方　　　　式粘着テープによる自動封着

包装紙ローラブレーキモータ駆動式

使用可能テープ幅 38，50

レタス供給方式手動

適応包装紙

幅 mm 400-650 （400 ～ 480 はオプションが必要）

送り mm 400-630

材質 OPP，OPS

厚さ mm 0.015

適応レタスサイズ

直　　径 mm 200 以下

高　さ mm 190 以下

包　装　起　動　方　法エリアセンサによる自動起動

レ　タ　ス　取　出　方　式シュート式自動取出

カットくずの取出方法専用取出口自動放出

35

付　表

レタス包装機用コンプレッサ

形式 FS-07AMT-10 FP-07AMT-10 FP-07AMS-10

運転制御方式自動圧力スイッチ式自動アンローダ式自動アンローダ式

電動機出力 W 750 750 750

高圧力 kgf/cm 8 8 8

吐出量 L/min 90 90 90

タンク容量 L 57 57 57

電源 AC200V 50/60Hz AC200V 50/60Hz AC100V 50/60Hz

品番 N4610-00008 N4610-00010 N4610-00011

備考エアホース 10m，カプラ，ホースバンド付

品　　名付属品アッシ

品　　番 07908-43530

備　　考エアホース 10m・ソケット付

36

付　表

その他

■封着テープ

■包装紙

クボタレタス包装機は下記の包装紙が適応できます。

下記以外のものを使用する際は，事前に購入先に相談してください。

■オプション部品

◆ 果樹用供給ガイド（品番　MAT 4224901000）

柑橘類などの果実を包装する場合に取付けてください。

A 適応果実サイズ……直径 80 ～ 140mm

A 適応包装紙サイズ…幅 400，450，480

＊直径が 140mm より大きいものを包装する場合は，トラブルが発生することがあります。供給ガイド

を元に戻してください。

■付属部品

次の部品を付属していますので，あらかじめ確かめてください。

＊保証書 ............................... １

＊取扱説明書 ........................... １

＊機体カバー ........................... １

＊包装紙くず回収袋（LH-855 のみ）...... ２

名称狭幅封着テープ広幅封着テープ

品番 N4610-00014 FA000-48574

幅（mm）×長さ（m）×個数（巻 /箱） 38 × 100 × 60 50 × 100 × 50

単位：mm

包装紙材質　ポリプロピレン・ポリスチレン

A（幅） 650 600 600 570 550 550 530 480 450 400

B（送り） 630 600 580 550 550 530 510 480 450 400

C 270 240 240 240 240 240 220 205 190 165

D 175 175 175 175 175 175 165 150 135 110

E 20 以上

F 35 以上

①ブランドマーク②光電マーク：濃い色で光を通しにくいこと　　　　　（赤系統は不可）

37

このマークは「お客様」「ディーラ」「クボタ」の三者が一体となって安全宣言を行うための統一マークです。

ご使用前に必ずお読みくださいいつまでも大切に保管してください

取扱説明書

〒556-8601大阪市浪速区敷津東1丁目2番47号

LH-

655・LH-

855品番　M4010-8552-2　　

製造元

1BNAAAAAP0750

1BNAAAAAP0760

1BNAAAAAP0880

1703-0696_ クボタ LH-655・855 取説　　表紙 - 表スミ特色

取扱説明書lh-655/lh-855 av.i.3-3.0.k 秋 田事務所 ：電（018）845-1601 〒011-0901...

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取扱説明書lh-655/lh-855 av.i.3-3.0.k 秋田事務所：電（018）845-1601 〒011-0901...