定款及び収束集 -...

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定款及び収束集 平成26年 6 月 一般社団法人 広島県医師会 〒732-0057 広島市東区二葉の里三丁目2番3号 TEL:082-568-1511 FAX:082-568-2112 URL:http://www.hiroshima.med.or.jp/

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Page 1: 定款及び収束集 - Medさて、医師の倫理に関しては古代ギリシアのヒポクラテス(BC460-375)の誓いが有名で あるが、1947年に設立された世界医師会第1回総会(パリ)はその目的を「医学教育・医学・

定款及び収束集

平成26年 6月

一般社団法人 広島県医師会〒732-0057 広島市東区二葉の里三丁目2番3号

TEL:082-568-1511FAX:082-568-2112URL:http://www.hiroshima.med.or.jp/

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発 刊 に 寄 せ て~「医の倫理と医師会」~

 医の倫理は本来は患者と医師の関係の如く、個人的なものと考えられるが、医の倫理を社会的・教育的に考え、それを個人に還元してゆく社会的・自律的規制も必要であり、その役割こそ、我々医師会が担うべきであろう。 和辻哲郎(1889-1962)の「人間の学としての倫理学(1934)」によれば、この「倫理」なることばは、前漢末(BC202-AC8)の五経の一つである礼記の中に、「凡そ音は人の心に生ずるものなり、楽は倫理に通ずるものなり。……。史を読むは大なる倫理……。」と記されたのが始めとされる。この倫理とは芸術や歴史に表現され得る人間の道であって、理論的に形成された原理ではないことを意味しているという。 倫とは白川静の常用字源によれば、つながりのある人間同士又は仲間、ともがら、たぐい、ひいては人々の間がらの道を意味するとあり、和辻によると「倫理学」は Ethics の翻訳語として、1881年に井上哲次郎らによって示され、物理、心理、地理などの如き新漢語として流通していったという。この「Ethics」とは「人にとっての善きこととは何かを問うこと。倫理とは何かを問う学問」で、その後、「人倫の道」という儒家概念として再構成されたものという。 中山愈著「生命倫理(1995)」によれば、「生命倫理」は1971年ヴァン・レセター・ポッター著「バイオエシックス―生存の科学―」のバイオ・エシックスの日本語訳であり、1971年アメリカのジョージタウン大学にケネディ倫理研究所が設立され、バイオエシックス百科事典が作成された。その中で、生命倫理を「生命科学と医療における人間の道徳的な展望・決定行為や政策などを含むモラルの諸次元の体系的研究」と定義した。生命倫理は一般的には医療人としての職業倫理を含むものとされる。 さて、医師の倫理に関しては古代ギリシアのヒポクラテス(BC460-375)の誓いが有名であるが、1947年に設立された世界医師会第 1 回総会(パリ)はその目的を「医学教育・医学・医術および医の倫理における国際的水準をできるだけ高め、また世間のすべての人々を対象にしたヘルスケアの実現に努めながら、人類に奉仕すること」とした。1948年の第 2 回総会では 6 項目の「医の倫理」に関する規定を示したジュネーブ宣言(その後数度の改訂)が出された。1964年のヘルシンキ宣言では、人体実験に対する倫理規範、インフォームド・コンセント等の項目がとり入れられた。 日本の先哲遺訓としては

①緒方洪庵(1810-1863)の「扶氏医戒之略」(扶氏:独人フーフェンランド(1762-1836))(津下健哉『「医戒」について』1995年11月広島医学第48巻11号)

②富士川游ゆう

(1865-1940)広島市安佐南区出身「医い

箴しん

」③志賀潔(1871-1957)宮城県仙台市出身「昭和医箴」④永井潜(1876-1957)広島県竹原市出身「医師の倫理」

等があり、永井氏直筆の書は広島県医師会会長室にある。 一方、日本医師会では1951年(谷口弥三郎会長)に「醫師の倫理」、2000年(坪井栄孝会長)に「医の倫理綱領」、2013年(横倉義武会長)に「日本医師会綱領」が示された。

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 広島県医師会での「医の倫理」への取組は、1963年(皆川尚常会長)の事業計画の始めに医師倫理の確立(第 1 次倫理委員会)を掲げたのが最初である。その中で「医師会は単なる同業組合的な職能団体であってはならない。もちろん医業経済を無視することは許されないが、他団体のように自己保全と損益擁護のためのものではなく、地域社会の健康に責任を持つ組織的な学術専門団体であることを認識して誇りとなすべきである」としている。 以上をまとめれば、「医師会が他の諸団体と比べて、一段高く評価されるためには、会員たる医師個人が自分自身を高い倫理水準に置かなくてはならない」ということになる。 1992年(福原照明会長)に第 2 次生命倫理委員会(松浦雄一郎広大第 1 外科教授)が発足し、福原会長は「現代社会が抱える諸問題について意見交換の場としたい」との抱負を述べた。 そして、1995年(福原会長)には13回に及ぶ委員会での意見を集約し「近代医療と生命倫理:いま、何が求められているか」を発行し、「医の原点」・「医療・新時代における誕生・死」・「高度先進医療への期待」・「脳死からの臓器提供の許容性」を論じた。 1998年(真田幸三会長)は第 3 次生命倫理委員会(委員長 真田幸三)を立ち上げ、新執行部のスタートに際して「医の倫理の確立」を重点施策の一つに掲げた。 そして1999年(真田会長)に「続・近代医療と生命倫理:いま、何が問われているか」を発行した。その中で「かかりつけ医」「救急医療」「認定専門医制度」「薬副作用・薬公害」「治験制度」を論じた。 そして、2003年(真田会長)に「続・続・近代医療と生命倫理:いま、何をしなければならないか」を発行し、その中で「医学教育と生涯教育」「医学水準・医療水準への対応」「プロフェッションとしての医師」「インフォームド・コンセント-情報開示」「医師および医療関係者の協働」「医療の公共性」「医療の非営利性」「患者の満足度」「生命倫理」について論じた。 以上の世界医師会、日本医師会、広島県医師会等で論じた「医の倫理」を踏まえた現在の広島県医師会の医の倫理への取組みとしては①生涯学習(日本医師会生涯教育講座) ②医療・苦情相談事業 ③多職種協働(HM ネット等を含めて)等に過ぎず、自浄作用活性化委員会は休眠状態であり、広島県医師会の「医の倫理の実践」は残念ながら極めて不十分である。 一方、日本医師会は「医の倫理」の重要性を医師のみならず、国民にも周知していくために「医療基本法」の制定をめざし行動している。医療基本法は、憲法第25条の生存権・社会保障と憲法第14条の法の下の平等を内容として、個別法である医師法や医療法などの親法とされるもので古くから検討され続けてきたものであり、その草案の第 1 章 総則、第 2 章 医療提供体制を確保するための施策、第 3 章 医療提供者の責務、第 4 章 患者等の権利と責務とあり、その第 1 章第 1 条 目的には「医療の基本理念及び原則を定めるとともに、国、地方公共団体等の責務及び医療に関する施策の基本的事項」、ならびに医療提供者・患者・国民の役割を明らかにすることとあり、とりわけその第 4 章の「患者等の権利と責務」は、まさに

「医の倫理」が求められる重要項目である。 日本医師会は医療基本法のあるべき姿を前述の草案として提示し、その実現のため、各地でシンポジウムを開催し、横倉会長自ら講演しその必要性を説いている。 最後に医の倫理の実践において、最も重要とされる 3 点がある。一つ目は「インフォームド・コンセント IC:Informed Consent 十分な説明と同意」であり、二つ目は「ナラティブ・ベイスド・メディスン NBM:Narrative-based Medicine 傾聴(患者からの語り)に基づく医療」であり、 三つ目は「エビデンス・ベイスド・メディスン EBM:Evidence-based

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Medicine 根拠に基づく医療」である。NBM と EBM は医師と患者の信頼関係を築く車の両輪とされているが、私は、IC、NBM、EBM の三本の矢 サンフレッチェこそ、医の倫理の実践の根幹をなすものと考える。 本書は、広島県医師会員が、医の倫理を基盤に医師と患者の信頼関係の構築と、コンプライアンスを重視する真の秩序ある組織・個人であるため、常に本書を手許に置き、日常業務の身近な判断基準として、私達の組織や自分自身を省みる「鏡」として会員の皆様のお役に立つことを期待しお届けするものであります。 最後に本書発行にご尽力を頂きました関係各位に心から感謝を申し上げます。

  平成26年 6 月一般社団法人 広島県医師会 会長  平 松 恵 一

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日 本 医 師 会 綱 領

医 の 倫 理 綱 領

公益社団法人日本医師会定款

一般社団法人広島県医師会定款

経 理 規 程 及 び 諸 規 程

職員就業規則及び諸規程

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日本医師会綱領

日本医師会は、医師としての高い倫理観と使命感を礎に、

人間の尊厳が大切にされる社会の実現を目指します。

1. 日本医師会は、国民の生涯にわたる健康で文化的な

明るい生活を支えます。

2. 日本医師会は、国民とともに、安全・安心な

医療提供体制を築きます。

3. 日本医師会は、医学・医療の発展と質の向上に

寄与します。

4. 日本医師会は、国民の連帯と支え合いに基づく

国民皆保険制度を守ります。

以上、誠実に実行することを約束します。

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医の倫理綱領

 医学および医療は、病める人の治療はもとより、人びとの健康の維持もしくは増進を図るもので、医師は責任の重大性を認識し、人類愛を基にすべての人に奉仕するものである。

1.医師は生涯学習の精神を保ち、つねに医学の知識と技術の習得に努めるとともに、その進歩・発展に尽くす。

2.医師はこの職業の尊厳と責任を自覚し、教養を深め、人格を高めるように心掛ける。

3.医師は医療を受ける人びとの人格を尊重し、やさしい心で接するとともに、医療内容についてよく説明し、信頼を得るように努める。

4.医師は互いに尊敬し、医療関係者と協力して医療に尽くす。

5.医師は医療の公共性を重んじ、医療を通じて社会の発展に尽くすとともに、法規範の遵守および法秩序の形成に努める。

6.医師は医業にあたって営利を目的としない。

日本医師会ホームページ引用

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公益社団法人日本医師会定款

公益社団法人日本医師会定款施行細則

日本医学会規則

日本医師会裁定委員会規則

代議員会議事規則

議事運営委員会規則

日本医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規程

日本医師会会費賦課徴収規程

公益社団法人日本医師会定 款

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公益社団法人 日本医師会定款

附 日本医師会定款施行細則  日本医学会規則  日本医師会裁定委員会規則  代議員会議事規則  議事運営委員会規則  日本医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規程  日本医師会会費賦課徴収規程

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昭和22年11月 1 日 認 可昭和23年 3 月 8 日 一部改正認可昭和25年 3 月10日 一部改正認可昭和31年 5 月22日 一部改正認可昭和60年12月 2 日 全部改正認可平成元年11月24日 一部改正認可平成 5 年12月27日 一部改正認可平成25年 4 月 1 日 公益社団法人へ移行

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公益社団法人日本医師会定款・・・ 1第 1 章 名称及び事務所第 2 章 目的及び事業第 3 章 会 員第 4 章 代議員及び予備代議員第 5 章 代議員会第 6 章 役員等第 7 章 理事会及び常任理事会第 8 章 日本医学会第 9 章 裁定委員会第10章 委員会第11章 団体契約及び意見表明第12章 資産及び会計第13章 参 与第14章 事務局第15章 雑 則附 則

公益社団法人日本医師会定款施行 細則・・・16第 1 章 会員及び会費第 2 章 選挙管理委員会第 3 章 役員の選任第 4 章 代議員及び予備代議員の選出第 5 章 議長及び副議長の選定第 6 章 裁定委員の選任第 7 章 選挙運動附 則

日本医学会規則・・・26第 1 章 組織等第 2 章 分科会第 3 章 会 議第 4 章 日本医学会総会第 5 章 分科会会長会議附 則

日本医師会裁定委員会規則・・・30

代議員会議事規則・・・33第 1 章 総 則第 2 章 議 事第 3 章 発 言第 4 章 表 決第 5 章 議題及び議案第 6 章 委員会第 7 章 規 律第 8 章 議事録第 9 章 補 則附 則

議事運営委員会規則・・・41

日本医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規程・・・42第 1 章 総 則第 2 章 報 酬第 3 章 退職慰労金第 4 章 雑 則附 則

日本医師会会費賦課徴収規程・・・46

目   次

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公益社団法人日本医師会 定款

目  次

第 1章 名称及び事務所(第 1条-第 2条)第 2章 目的及び事業(第 3条-第 4条)第 3章 会員(第 5条-第13条)第 4章 代議員及び予備代議員(第14条-第18条)第 5章 代議員会(第19条-第27条)第 6章 役員等(第28条-第41条)第 7章 理事会及び常任理事会(第42条-第47条)第 8章 日本医学会(第48条-第52条)第 9章 裁定委員会(第53条-第59条)第10章 委員会(第60条)第11章 団体契約及び意見表明(第61条-第62条)第12章 資産及び会計(第63条-第70条)第13章 参与(第71条)第14章 事務局(第72条)第15章 雑則(第73条-第77条)附 則

公益社団法人日本医師会 定款

第 1章 名称及び事務所

(名 称)第 1条 本会は、公益社団法人日本医師会と称する。

(事務所)第 2条 本会は、主たる事務所を東京都文京区に置く。

第 2章 目的及び事業

(目 的)第 3条 本会は、都道府県医師会及び郡市区等医師会との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会福祉を増進することを目的とする。

(事 業)第 4条 本会は、前条の目的を達成するため、次の各号に掲げる事業を行う。( 1)医道の高揚に関する事項( 2)医学教育の向上に関する事項( 3)医学と関連科学との総合進歩に関する事項

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( 4 )医師の生涯研修に関する事項( 5)医学、医療の国際交流に関する事項( 6)公衆衛生の指導啓発に関する事項( 7)地域医療の推進発展に関する事項( 8)地域保健の向上に関する事項( 9)保険医療の充実に関する事項(10)医事法規の整備に関する事項(11)医療施設の整備に関する事項(12)医業経営の安定、会員の福祉向上による国民の健康及び福祉の増進に関する事項(13)医師会相互の連絡調整に関する事項(14)特定保険業に関する事項(15)その他本会の目的を達成するため必要な事項2 前項の事業は、本邦及び海外において行うものとする。

第 3章 会  員

(組 織)第 5条 本会は、医師をもって組織する。

(会員の資格及びその喪失)第 6条 本会会員は、本会の目的及び事業に賛同した都道府県医師会の会員たるものとする。2 本会会員が所属の都道府県医師会の会員の資格を失ったときは、同時に、本会会員の資格を失うものとする。3 前項の他、会員は次に掲げる事由によって会員の資格を失う。( 1)第13条第 1項(会員の制裁)の規定による除名( 2)退会又は死亡

(入会、退会及び異動)第 7条 本会に入会しようとする者は、所属の都道府県医師会を経て、本会に所定の届出をしなければならない。2 会員で退会しようとする者は、所属の都道府県医師会を経て、本会に所定の届出をすることにより、任意にいつでも退会することができる。3 会員でその届出事項に変更を生じた場合は、前 2項と同様に、その届出をしなければならない。4 本会を除名された者で再入会しようとする者については、裁定委員会の審議裁定を経て、会長がその再入会を承認することができる。5 第 2項の規定にかかわらず、会長は、第13条第 1項(会員の制裁)の審議にかかっている会員からの退会届出の受理を保留し、同条項に基づく処分を行うことができる。都道府県医師会又は郡市区等医師会において同条項に準ずる手続の審議にかかっている会員についても同様とする。この場合、当該会員は、上記審議に関する限りにおいて会員たる地位を失わない。

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(会費及び負担金)第 8条 会員は、本会所定の会費及び負担金を本会に納入しなければならない。2 会費及び負担金の額並びにその徴収方法は、代議員会で定める。ただし、特別の事情がある者に対しては、代議員会の決議を経て、その額を減免することができる。

(会員の本務)第 9条 会員は、医師の倫理を尊重し、社会の信頼と尊敬を得るように努めなければならない。2 会員は、本会の定款を守り、その秩序を維持するように努めなければならない。

(会員の権利)第10条 会員は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以下「法人法」という。)に規定された次に掲げる社員の権利を、代議員たる会員と同様に本会に対し行使することができる。( 1)同法第14条第 2項の権利(定款の閲覧等)( 2)同法第32条第 2項の権利(代議員名簿の閲覧等)( 3)同法第57条第 4項の権利(代議員会の議事録の閲覧等)( 4)同法第50条第 6項の権利(代議員の代理権証明書面等の閲覧等)( 5)同法第51条第 4項及び第52条第 5項の権利(議決権行使書面の閲覧等)( 6)同法第129条第 3項の権利(計算書類等の閲覧等)( 7)同法第229条第 2項の権利(清算法人の貸借対照表等の閲覧等)( 8)同法第246条第 3項、第250条第 3項及び第256条第 3項の権利(合併契約等の閲覧

等)

(報告、発表及び意見具申)第11条 会員は、本会の目的及び事業に関して研究又は調査を行い、その結果を本会に報告し、発表することができるとともに、本会の目的及び事業について意見を具申することができる。

(表 彰)第12条 本会のために著しい功績をあげた者に対しては、別に定めるところにより、表彰することができる。

(会員の制裁)第13条 会長は、会員について次の各号の 1に該当する、又はその他正当な事由があると認めるときは、裁定委員会の審議裁定を経て、戒告又は除名の処分をすることができる。( 1)医師の倫理に違反し、会員としての名誉又は本会の名誉を毀損したもの( 2)本会の定款に違反し、又は本会の秩序を著しく乱したもの2 前項の規定により戒告又は除名の処分をしたときは、会長は、当該会員に対しその旨通知するとともに、その氏名及び処分事由の概要を、所属の都道府県医師会に通知しなければならない。3 第 1項の規定にかかわらず、代議員の資格の喪失については、第17条第 2項をもって行う。

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第 4章 代議員及び予備代議員

(代議員の員数その他)第14条 本会に、代議員を置く。その員数は、別に定める基準のとおり、概ね会員500名につき 1名の割合とする。2 前項の代議員をもって法人法上の社員とする。3 代議員は、本会の役員及び裁定委員を兼ねることができない。

(代議員の任期)第15条 代議員の任期は、選出後最初の定例代議員会開催日より、 2年後の定例代議員会開催日の前日までとする。2 前項の規定にかかわらず、任期満了時において、代議員が代議員会決議取消しの訴え、解散の訴え、責任追及の訴え及び役員解任の訴え(法人法第266条第 1項、第268条、第278条、第284条)を提起している場合(同法第278条第 1項に規定する訴えの提起の請求をしている場合を含む。)には、当該訴訟が終結するまでの間、当該代議員は上記訴えに関する限りにおいて社員たる地位を失わない(当該代議員は、代議員会において解散以外の事項については議決権を有しないこととする。)。3 代議員の任期が満了しても、後任者が選出されるまでは、代議員は、引き続きその職務を行わなければならない。

(代議員の選出)第16条 代議員は、別に定めるところにより、都道府県医師会の代議員会において選出する。理事又は理事会は、代議員を選出することはできない。2 前項の選出において、会員は等しく選挙権及び被選挙権を有する。3 代議員に欠員を生じたときは、当該都道府県医師会は、すみやかに後任の代議員の選出を行うものとする。4 後任として選出された代議員の任期は、前任者の残任期間とする。5 都道府県医師会代議員のうち、本会の会員でない者は、本会代議員選出についての議決権を有しない。

(代議員の資格の喪失)第17条 代議員は、辞任届を提出することにより、任意にいつでも代議員を辞任することができる。2 代議員会は、正当な事由があると認められる場合には、総代議員の 3分の 2以上の多数による決議により、代議員の資格を喪失させることができる。この場合、その代議員に対し、代議員会の 1週間前までに、理由を付して資格喪失に関する議案の内容を通知し、代議員会において弁明の機会を与えなければならない。3 前 2項の他、代議員は、次に掲げる事由によって代議員の資格を失う。( 1)第 6条第 2項又は同第 3項第 2号の規定による会員資格の喪失( 2)すべての代議員の同意

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(予備代議員)第18条 代議員に事故があるときに備えて、予備代議員を置く。2 代議員に事故があるときは、予備代議員に議決権を代理行使させることができる。3 第14条第 1項及び第 3項(代議員の員数その他)、第15条第 1項及び第 3項(代議員の任期)、第16条(代議員の選出)並びに第17条(代議員の資格の喪失)の規定は、予備代議員について、準用する。

第 5章 代議員会

(代議員会)第19条 代議員会は、代議員をもって組織し、理事会の決議に基づき、会長が招集する。2 代議員会を法人法上の社員総会とする。

(定例代議員会及び臨時代議員会)第20条 代議員会は、定例代議員会及び臨時代議員会の 2種とする。2 定例代議員会は、毎年 1回、招集しなければならない。3 臨時代議員会は、必要がある場合に、理事会の決議を経て、会長が招集する。ただし、5分の 1以上の代議員から、会議の目的である事項及びその理由を記載した書面をもって、臨時代議員会招集の請求があったときは、会長は、当該請求があった日から 6週間以内に臨時代議員会を招集しなければならない。4 代議員会を招集するには、会議の目的である事項、日時及び場所その他法令で定める事項を記載した書面による通知を、開催日の 1週間前までに代議員に発しなければならない。

(代議員会の議長及び副議長の選定)第21条 代議員会に、議長及び副議長各 1名を置く。2 議長及び副議長は、代議員会において、代議員の中から選定する。3 議長及び副議長の任期は、それぞれの代議員としての任期による。

(議長及び副議長の職務)第22条 代議員会の議長は、議場の秩序を保持し、議事を整理し、会議を主宰する。2 副議長は、議長を補佐し、議長に事故があるときはその職務を代理し、議長が欠けたときはその職務を行う。

(議長又は副議長の後任者の選定)第23条 議長又は副議長が欠けたときは、その後任者を選定しなければならない。

(代議員会の任務)第24条 代議員会は、次に掲げる事項を決議する。( 1)決算に関する事項( 2)会費及び負担金の賦課徴収及び減免に関する事項( 3)代議員の資格の喪失( 4)理事、監事及び会計監査人の選任及び解任

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( 5 )会長、副会長及び常任理事の選定及び解職( 6)理事及び監事の報酬等の額( 7)定款の変更に関する事項( 8)本会の解散に関する事項( 9)理事会が付議した事項(10)その他代議員会(社員総会)で決議するものとして法令又はこの定款で定められた

事項2 代議員会において、会長は、次に掲げる事項を報告する。( 1)第65条第 2項に定める事業計画書、収支予算書等( 2)第66条第 2項に定める事業報告( 3)その他必要な会務報告

(代議員会の定足数及び決議)第25条 代議員会は、代議員の過半数の出席がなければ、議事を開き決議することができない。2 代議員会の議事は、出席代議員の過半数でこれを決する。3 前項の規定にかかわらず、次の決議は総代議員の 3分の 2以上に当たる多数をもって行う。( 1)代議員の資格の喪失( 2)監事の解任( 3)定款の変更( 4)解散( 5)その他法令で定められた事項

(代議員会への出席発言)第26条 役員は、代議員会に出席して、代議員から特定の事項について説明を求められた場合には、当該事項について、必要な説明をしなければならない。ただし、当該事項が代議員会の目的である事項に関しないものである場合、その説明をすることにより代議員の共同の利益を著しく害する場合その他正当な理由がある場合として、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律施行規則で定める場合には、この限りでない。

(代議員会の議事規則)第27条 代議員会の議事に関して必要な事項は、代議員会の決議を経て、別に定める。

第 6章 役 員 等

(役員等)第28条 本会に、次の役員を置く。( 1)理 事 27名以内( 2)監 事  3名以内2 理事のうち、 1名を会長、 3名を副会長、10名を常任理事とする。3 会長及び副会長をもって法人法上の代表理事とし、常任理事をもって同法第91条第 1項第 2号の業務執行理事とする。4 本会に、会計監査人を置く。

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(理事の職務)第29条 理事は、理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところにより、職務を執行する。2 会長は、本会を代表し、業務を執行する。3 副会長は、会長を補佐し、業務を執行する。4 常任理事は、理事会の決議により、分担して業務を執行する。5 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、副会長は、あらかじめ理事会の決議により定めた順位により、会長の職務を代行する。6 会長及び副会長が欠けたとき又は会長及び副会長に事故があるときは、常任理事は、あらかじめ理事会の決議により定めた順位により、会長の職務(本会を代表するものを除く。)を代行する。

(監事の職務)第30条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところにより、監査報告を作成する。2 監事は、いつでも理事及び使用人に対して事業の報告を求め、又は本会の業務及び財産の状況の調査をすることができる。3 監事は、理事会に出席し、必要があると認めるときは、意見を述べなければならない。

(会計監査人の職務)第31条 会計監査人は、法令で定めるところにより、本会の貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)並びにこれらの附属明細書、財産目録、キャッシュ・フロー計算書を監査し、会計監査報告を作成する。2 会計監査人は、いつでも、次に掲げるものの閲覧及び謄写をし、又は理事及び使用人に対し、会計に関する報告を求めることができる。( 1)会計帳簿又はこれに関する資料が書面をもって作成されているときは、当該書面( 2)会計帳簿又はこれに関する資料が電磁的記録をもって作成されているときは、当該

電磁的記録に記録された事項を法令で定める方法により表示したもの

(役員等の任期)第32条 理事及び監事の任期は、選任後 2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定例代議員会の終結の時までとする。2 理事又は監事は、法令に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された者が就任するまで、なお理事又は監事としての権利義務を有する。3 会計監査人の任期は、選任後 1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定例代議員会の終結の時までとする。ただし、その定例代議員会において別段の決議がされなかったときは、再任されたものとみなす。

(役員等の選任)第33条 理事及び監事は、本定款の定めるところにより、本会会員の中から、代議員会の決議によって選任する。2 前項の規定に基づく理事の選任は、役職(会長、副会長、常任理事及び理事)毎に分けて行う。

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3  前項の選任は、得票数の多い順に、定款で定められた当該役職毎の員数に達するまでの得票を得たことを条件とする代議員会の決議をもって行う。4 前 2項の規定に基づく理事の選任において、当選人の数が代議員会の決議要件を欠くために当該役職の員数に達しないときは、当選人を除く候補者のうち、得票数の多い順に、員数に不足する数に 1名を加えた数の候補者をもって、再度、前 2項の規定に基づく理事の選任を行う。なお、再度の候補者を定めるにあたり、得票数が最も少ない候補者の得票数が同じであるときは、いずれも候補者とする。5 第 1項の規定に基づく監事の選任は、前 2項の規定に準じて行う。6 会計監査人は、代議員会の決議によって選任する。

(会長、副会長及び常任理事の選定等)第34条 会長、副会長及び常任理事は、本定款の定めるところにより、代議員会の決議によって選定及び解職する。2 前項の規定に基づく会長、副会長及び常任理事の選定においては、前条の規定に基づき選任された理事をもってそれぞれの候補者とする。

(役員の補欠の選任)第35条 理事又は監事が任期途中で退任し、又は解任されたときは、なるべくすみやかに、補欠の選任を行うものとする。2 前項により選任された理事又は監事の任期は、前任者の残任期間とする。

(役員の親族等割合の制限)第36条 本会の理事のうちには、理事のいずれか 1人及びその親族その他特殊の関係がある者の合計数が、理事総数(現在数)の 3分の 1を超えて含まれてはならない。2 本会の監事には、本会の理事(親族その他特殊の関係がある者を含む。)及び本会の使用人が含まれてはならない。また、各監事は、相互に親族その他特殊の関係があってはならない。

(保有株式等に係る議決権行使の制限)第37条 本会が保有する株式(出資)について、その株式(出資)に係る議決権を行使する場合には、あらかじめ理事会において理事総数(現在数)の 3分の 2以上の承認を要する。

(役員等の解任)第38条 理事、監事及び会計監査人は、代議員会の決議によって解任することができる。2 監事は、会計監査人が次のいずれかに該当するときは、監事全員の同意により、会計監査人を解任することができる。この場合、監事は、解任した旨及び解任の理由を、解任後最初に招集される代議員会に報告するものとする。( 1)職務上の義務に違反し、又は職務を怠ったとき( 2)会計監査人としてふさわしくない非行があったとき( 3)心身の故障のため、職務の執行に支障があり、又はこれに堪えないとき

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(役員等の報酬)第39条 理事及び監事に対して、代議員会において定める総額の範囲内で、代議員会において別に定める報酬等の支給の基準に従って算定した額を報酬等として支給することができる。2 会計監査人に対する報酬等は、監事の過半数の同意を得て理事会において定める。

(役員等の責任免除)第40条 理事、監事又は会計監査人は、その任務を怠ったときは、本会に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負い、法人法第112条の規定にかかわらず、この責任は、すべての会員の同意がなければ、免除することができない。2 前項の規定にかかわらず、当該理事、監事又は会計監査人が善意でかつ重大な過失がない場合には、本会は、同法第114条第 1 項の規定により、任務を怠ったことによる理事、監事又は会計監査人(理事、監事又は会計監査人であった者を含む。)の損害賠償責任を法令の限度において理事会の決議によって免除することができる。

(顧 問)第41条 本会に、 3名以下の顧問を置くことができる。2 顧問は、代議員会の決議を経て、会長が委嘱する。3 顧問の任期は、会長の任期による。4 顧問は次の職務を行う。( 1)会長の相談に応じること( 2)理事会から諮問された事項について参考意見を述べること

第 7章 理事会及び常任理事会

(理事会)第42条 本会に理事会を置く。2 理事会は、理事をもって組織し、会長が招集し、その議長となる。3 会長以外の理事から会議の目的である事項を記載した書面をもって会長に招集の請求をした場合において、その請求があった日から 5日以内に、その請求があった日から 2週間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合には、その請求をした理事は、理事会を招集することができる。4 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、各理事が理事会を招集する。5 理事会は、理事の過半数の出席がなければ、開会することができない。6 理事会の決議は、議決に加わることができる理事の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

(理事会の任務)第43条 理事会は、次の職務を行う。( 1)本会の業務執行の決定( 2)理事の職務の執行の監督2 理事会は、次に掲げる事項その他の重要な業務執行の決定を、理事に委任することができない。( 1)重要な財産の処分及び譲受け

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( 2 )多額の借財( 3)重要な使用人の選任及び解任( 4)従たる事務所その他重要な組織の設置、変更及び廃止( 5)内部管理体制の整備(理事の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するた

めの体制その他本会の業務の適正を確保するために必要な法令で定める体制の整備)( 6)法人法第114条第 1項の規定による定款の定めに基づく同法第111条第 1項の責任の

免除3 理事が理事会の決議の目的である事項について提案をした場合において、当該提案につき議決に加わることができる理事の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の理事会の決議があったものとみなす。ただし、監事が異議を述べた場合は、この限りでない。

(常任理事会)第44条 本会に常任理事会を置く。2 常任理事会は、会長、副会長及び常任理事をもって組織し、会長が招集し、その議長となる。3 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、副会長又は常任理事が常任理事会を招集する。4 常任理事会は、理事会又は会長より付議された事項及び業務を執行するにあたって必要な事項の決定を行う。5 常任理事会は、第 2項に掲げる者の過半数の出席がなければ、開会することができない。6 常任理事会の決議は、議決に加わることができる第 2項に掲げる者の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

(理事会への報告の省略)第45条 理事、監事又は会計監査人が理事及び監事の全員に対して理事会に報告すべき事項を通知したときは、当該事項を理事会へ報告することを要しない。ただし、法人法第91条第 2項の報告については、この限りでない。

(理事会への出席発言)第46条 代議員会の議長及び副議長は、理事会に出席して、意見を述べることができる。

(議事録)第47条 理事会の議事については、法令で定めるところにより議事録を作成し、出席した代表理事及び監事は、これに署名・押印しなければならない。

第 8章 日本医学会

(学 会)第48条 本会に、日本医学会(以下「学会」という。)を置く。

(構 成)第49条 学会は、各分科会をもって構成する。

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2  分科会は、別に定めるところにより、医学の各専門分野に応じて、区分する。

(目 的)第50条 学会は、医学に関する科学及び技術の研究促進を図り、医学及び医療の水準の向上に寄与することを目的とする。

(事 業)第51条 学会は、前条の目的を達成するため、次の各号に掲げる事業を行う。( 1)日本医学会総会の開催( 2)日本医学会シンポジウムの開催( 3)医学及び医療に関する情報の収集と伝達( 4)その他学会の目的達成上必要な事業2 学会が前項の事業を行う場合には、本会会員及び各分科会会員は、これに参加することができる。

(学会に関する規則)第52条 学会に関する必要な規則は、学会の提案に基づき、代議員会の決議を経て、別に定める。

第 9章 裁定委員会

(裁定委員会)第53条 本会に、裁定委員会を置く。2 裁定委員会は、11名の裁定委員をもって組織する。

(裁定委員の選任)第54条 裁定委員は、本会会員の中から、代議員会において選任する。

(裁定委員の任期)第55条 裁定委員の任期は、第32条第 1項(役員等の任期)の規定を準用する。2 任期の満了又は辞任により退任した裁定委員は、後任者が選任されるまでは、引き続きその職務を行うものとする。

(裁定委員の兼職禁止)第56条 裁定委員は、本会の役員及び代議員(予備代議員を含む。)並びに他の医師会の役員及び裁定に関する委員を兼ねることができない。

(身分に関する裁定)第57条 裁定委員会は、次の各号に掲げる事項について審議し、その裁定を行う。( 1)第 7条第 4項(除名者の再入会)の規定による会員の再入会に関する事項( 2)第13条第 1項(会員の制裁)に規定する会員の制裁に関する事項( 3)会員の身分又は権利義務についての疑義に関する事項2 前項の裁定を行うにあたっては、当該会員に対して、弁明の機会を与えなければならない。

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(紛議に関する調停)第58条 裁定委員会は、次の各号に掲げる事項について審議し、その調停を行う。( 1)会員相互間その他の紛議に関する事項( 2)医師会相互間の紛議に関する事項2 前項第 1号の場合においては、会員の所属する都道府県医師会又は郡市区等医師会の意見を聞かなければならない。3 第 1項第 2号の場合においては、当該医師会から調停を依頼された場合に限るものとする。

(裁定委員会に関する規則)第59条 裁定委員会に関して必要な事項は、代議員会の決議を経て、別に定める。

第10章 委 員 会

(委員会の設置)第60条 会長又は代議員会は、特に必要があると認める場合には、委員会を設置することができる。2 委員会に関して必要な事項は、理事会の決議を経て、別に定める。ただし、代議員会が設置する委員会に関しては、代議員会の決議を経て、別に定める。

第11章 団体契約及び意見表明

(団体契約)第61条 本会は、社会福祉、社会保険及び公衆衛生上必要な事項について、団体契約を締結することができる。

(行政庁等に対する意見表明)第62条 本会は、第 3条の目的達成のために必要があると認めるときは、行政庁その他の関係者に対して意見を述べることができる。

第12章 資産及び会計

(本会の経費)第63条 本会の経費は、会費、負担金、賛助金、寄附金その他の収入金をもって充当する。

(事業年度)第64条 本会の事業年度は、毎年 4月 1日に始まり、翌年 3月31日に終わる。

(事業計画及び収支予算)第65条 会長は、毎事業年度の開始の日の前日までに、事業計画書、収支予算書、資金調達及び設備投資の見込みを記載した書類を作成し、理事会の承認を受けなければならない。これを変更する場合も、同様とする。2 前項の書類は、理事会の承認を受けた後、代議員会に報告するものとする。3 第 1項の書類は、当該事業年度開始の日の前日までに行政庁に提出するものとし、かつ、当該事業年度が終了するまでの間事務所に備え置き、一般の閲覧に供するものとする。

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(事業報告及び決算)第66条 本会の事業報告及び決算については、毎事業年度終了後、会長が次の書類を作成し、監事の監査を受け、かつ、第 3号から第 7号までの書類について会計監査人の監査を受けた上で、理事会の承認を受けなければならない。( 1)事業報告( 2)事業報告の附属明細書( 3)貸借対照表( 4)損益計算書(正味財産増減計算書)( 5)貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の附属明細書( 6)財産目録( 7)キャッシュ・フロー計算書2 前項の承認を受けた書類のうち、第 1号の書類については、定例代議員会にその内容を報告し、第 3号、第 4号、第 6号及び第 7号の書類については、定例代議員会の承認を受けなければならない。3 第 1項の書類のほか、次の書類を主たる事務所に 5年間備え置き、一般の閲覧に供するとともに、定款、代議員名簿を事務所に備え置き、一般の閲覧に供するものとする。( 1)監査報告( 2)会計監査報告( 3)理事及び監事の名簿( 4)理事及び監事の報酬等の支給の基準を記載した書類( 5)運営組織及び事業活動の状況の概要及びこれらに関する数値のうち重要なものを記

載した書類4 第 1項各号及び前項各号の書類並びに代議員名簿は、当該事業年度経過後、 3箇月以内に行政庁に提出しなければならない。5 貸借対照表は、定例代議員会終結後遅滞なく、公告しなければならない。

(剰余金の分配の禁止)第67条 本会は、剰余金の分配を行うことができない。

(財産の管理責任)第68条 本会の財産は、会長が管理する。

(会計の規程等)第69条 会計に関して必要な事項は、別に定める。

(公益目的取得財産残額の算定)第70条 会長は、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律施行規則第48条の規定に基づき、毎事業年度、当該事業年度の末日における公益目的取得財産残額を算定し、第66条第 3項第 5号の書類に記載するものとする。

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第13章 参  与

(参 与)第71条 本会に、理事会の決議を経て、15名以下の参与を置くことができる。2 参与は、会長の定めるところにより、専門的事項について会務に参画する。3 参与は、会長が委嘱し、その任期は、会長の任期による。

第14章 事 務 局

(事務局)第72条 本会に、事務局を置く。2 本会に、理事会の決議を経て、事務局長を置く。3 本会の事務局の職制に関して必要な事項は、理事会の決議を経て、会長が定める。

第15章 雑  則

(公益目的取得財産残額の贈与)第73条 本会が公益認定の取消の処分を受けた場合、又は合併により消滅する場合(その権利義務を承継する法人が公益法人であるときを除く。)において、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律(以下「認定法」という。)第30条第 2項に規定する公益目的取得財産残額があるときは、代議員会の決議を経て、これに相当する額の財産を 1箇月以内に国もしくは地方公共団体又は同法第 5条第17号に掲げる法人に贈与するものとする。

(残余財産の帰属)第74条 本会が解散等により清算をする場合において、残余財産があるときは、その残余財産は代議員会の決議を経て、国もしくは地方公共団体又は認定法第 5条第17号に掲げる法人であって租税特別措置法第40条第 1項に規定する公益法人等に該当する法人に贈与するものとする。

(定款施行細則)第75条 定款の施行に関して必要な事項は、代議員会の決議を経て、別に細則で定める。

(公 告)第76条 本会の公告は、電子公告により行う。2 事故その他やむを得ない事由によって前項の電子公告をすることができない場合は、官報による。

(委 任)第77条 この定款に定めるもののほか、本会の運営に必要な事項は、理事会の決議により別に定める。

 附  則

(施行期日)1 この定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財

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団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(以下「整備法」という。)第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

(代議員及び予備代議員に関する経過措置)2 この定款施行の際、現に代議員及び予備代議員の職に在る者は、改正後の定款の規定に基づき、都道府県医師会において、それぞれ選出されたものとみなす。

(代議員会の議長及び副議長に関する経過措置)3 この定款施行の際、現に代議員会の議長及び副議長の職に在る者は、改正後の定款の規定に基づき、代議員会において、それぞれ選定されたものとみなす。

(会長等に関する措置)4 この法人の最初の会長、副会長及び常任理事並びに会計監査人は次に掲げる者とする。   会  長  横倉 義武   副 会 長  羽生田 俊、中川 俊男、今村 聡   常任理事 今村 定臣、三上 裕司、石井 正三、葉梨 之紀、高杉 敬久、

小森 貴、石川 広己、藤川 謙二、鈴木 邦彦、道永 麻里   会計監査人 辰巳監査法人

(裁定委員に関する経過措置)5 この定款施行の際、現に裁定委員の職に在る者は、改正後の定款の規定に基づき、代議員会において、裁定委員に選任されたものとみなす。

(参与に関する経過措置)6 この定款施行の際、現に参与の職に在る者は、改正後の定款の規定に基づき、参与として任命されたものとみなす。

(委員会委員に関する経過措置)7 この定款施行の際、現に委員会委員の職に在る者は、改正後の定款の規定に基づき、委員会委員として任命されたものとみなす。

(職員に関する経過措置)8 この定款施行の際、現に本会の職員で在る者は、従前と同等の勤務条件をもって、改正後の定款の規定に基づき、事務局職員として任命されたものとみなす。

(計算書類等の作成等に関する経過措置)9 整備法第106条第 1 項に定める特例民法法人の解散の登記と、公益法人の設立の登記を行ったときは、第64条(事業年度)の規定にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の末日とし、設立の登記の日を事業年度の開始日とする。

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 定款第75条の規定に基づき、日本医師会定款施行細則を次のように定める。

目  次

第 1章 会員及び会費(第 1条-第 4条)第 2章 選挙管理委員会(第 5条-第14条)第 3章 役員の選任(第15条-第40条)第 4章 代議員及び予備代議員の選出(第41条-第47条)第 5章 議長及び副議長の選定(第48条-第49条)第 6章 裁定委員の選任(第50条)第 7章 選挙運動(第51条-第52条)附 則

公益社団法人日本医師会 定款施行細則

第 1章 会員及び会費

(入会申込書、退会届出書及び異動報告書)第 1条 定款第 7条の規定に基づく会員の入会申込書、退会届出書及び異動報告書の様式は、理事会が決める。

(本会入会年月日)第 2条 本会への入会については、郡市区等医師会に入会し、都道府県医師会を経由して、本会に送付された入会申込書に記載してある入会年月日をもって、本会の入会年月日とする。

(本会退会年月日)第 3条 本会からの退会については、所属の郡市区等医師会に退会の手続をし、都道府県医師会を経由して、本会に送付された退会届出書に記載してある退会年月日をもって、本会の退会年月日とする。

(会費、負担金及び徴収方法)第 4条 定款第 8条第 2項の規定による会費の額及びその徴収方法については、毎年、代議員会の決議を経て定める。2 定款第 8条第 2項の規定による負担金の額及びその徴収方法については、必要に応じその都度、代議員会の決議を経て定める。

第 2章 選挙管理委員会

(設 置)第 5条 本会に選挙管理委員会を置く。

(所掌事務)第 6条 選挙管理委員会は、定款第33条及び第35条に基づく本会の役員等の選任、第34条に

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基づく会長、副会長及び常任理事の選定、第21条及び第23条に基づく代議員会の議長及び副議長の選定並びに第54条に基づく裁定委員の選任に関する事務を管理する。2 選挙管理委員会は、前項の選任及び選定が公正かつ適正に行われ、本会の品位が保持されるよう啓発に努めるとともに、候補者及び関係者を指導監督しなければならない。

(選挙管理委員)第 7条 選挙管理委員会は、代議員会議事規則第 4条第 1項に定める各地区ごとに、本会会員の中から選出される計13名の委員をもって組織する。2 前項の委員が欠けたときは、その地区はなるべくすみやかに後任者を選出するものとする。

(任 期)第 8条 選挙管理委員の任期は 2年とし、定款第33条第 1項の役員の選任が行われる年の 4月 1日をその始期とする。ただし、前条第 2項の委員の任期は、前任者の残任期間とする。2 前項の規定にかかわらず、選挙管理委員の任期が満了しても、後任者が選出されるまでは、引き続き、その職務を行うものとする。

(兼職の禁止及び立候補等の制限)第 9条 選挙管理委員は、本会の役員、代議員、予備代議員、裁定委員、顧問及び参与を兼ねることができない。2 選挙管理委員は、本会の役員、代議員、予備代議員及び裁定委員の候補者になることができない。3 選挙管理委員は、第 6条で所掌する選任及び選定並びに定款第16条及び第18条に基づく本会の代議員及び予備代議員の選出に関する選挙運動を行うことができない。

(予備選挙管理委員)第10条 本会に、予備選挙管理委員を置く。2 予備選挙管理委員は、選挙管理委員に事故があるときにはその職務を代理し、選挙管理委員が欠けたときはその職務を行う。3 予備選挙管理委員は、代議員会議事規則第 4条第 1項に定める各地区ごとに、本会会員の中から計13名選出されるものとする。4 第 7条第 2項(後任者の選出)、第 8条(任期)及び第 9条(兼職の禁止及び立候補等の制限)の規定は、予備選挙管理委員について準用する。

(委員長及び副委員長)第11条 選挙管理委員会に委員長及び副委員長各 1名を置き、それぞれ委員が互選する。2 委員長は、選挙管理委員会の議事を整理し、秩序を保持する。3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

(運 営)第12条 選挙管理委員会は委員長が招集し、その議長となる。

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2  選挙管理委員会は、委員半数以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。3 選挙管理委員会の議事は、出席委員の過半数でこれを決する。

(事 務)第13条 選挙管理委員会の事務は、本会事務局において行う。

(選挙管理委員会への委任)第14条 この細則に定めるもののほか、選挙管理委員会の運営に関し必要な事項は、選挙管理委員会が定める。

第 3章 役員の選任

(役員選任の細則)第15条 定款第33条第 1項及び第35条の規定に基づく役員の選任は、本章の定めるところによる。

(選任に関する必要事項の通知)第16条 選挙管理委員会は、役員の選任にあたっては、あらかじめ、選任に関する必要な事項について、その要旨を都道府県医師会長に通知しなければならない。

(選任期日の公示)第17条 選挙管理委員会は、役員の選任の期日を、その20日前までに、公示(本会の機関誌へ掲載)しなければならない。

(立候補届出)第18条 役員の候補者となろうとする者は、会員10名以上50名以内の推薦を受けて、その選任の期日の10日前までに、文書で、その旨を選挙管理委員会に届け出なければならない。2 前項の届出は、午前10時から午後 5時までの間にしなければならない。

(役員選任の議案提出)第19条 理事会は、前条の規定に基づく役員候補者につき役員選任の議案を代議員会に提出する。

(経歴表の添付)第20条 第18条の規定による立候補届出には、経歴表を添付しなければならない。

(候補辞退)第21条 候補者は、当該選任の決議が行われるまでに、文書で選挙管理委員会に届け出て、候補者たることを辞退することができる。

(立候補届出書等の様式)第22条 立候補届出書、経歴表及び候補辞退届出書の様式は、別紙で定める。

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(候補者一覧表の作成及び送付)第23条 選挙管理委員会は、立候補届出の締切後候補者一覧表を作成し、すみやかにこれを、代議員に送付しなければならない。2 前項の一覧表における候補者の氏名の記載の順序は、選挙管理委員会委員長がくじで決める。

(ホームページへの掲載)第24条 候補者は、選挙管理委員会に対し、役員の選任において、候補者の氏名、経歴、所信、写真を、本会ホームページに掲載するよう申し出ることができる。2 前項の場合、候補者は、選挙管理委員会が指定した用紙を用いた掲載文及び写真を添えて、選挙管理委員会の指定する期日までに、文書で選挙管理委員会に申請しなければならない。3 選挙管理委員会は、前項の申請があったときは、掲載文及び写真を、本会ホームページに掲載する。4 第 1項の申し出がない場合であっても、選挙管理委員会は、候補者の氏名及び所属都道府県医師会名を、本会ホームページに掲載することができる。5 掲載の順序は、候補者一覧表の記載の順序による。

(品位保持)第25条 候補者は、前条第 2項の掲載文には、他人の名誉を傷つけ、善良な風俗を害し、その他品位を損なう文言を記載してはならない。

(候補者名簿)第26条 選挙管理委員会は、候補者名簿を作成し、選任の当日、これを代議員に配付しなければならない。

(候補者の氏名掲示)第27条 選挙管理委員会は、選任の当日、投票所内に、候補者の氏名を掲示しなければならない。2 前項の候補者の氏名の掲示の順序は、候補者一覧表の記載の順序による。3 第21条の規定による候補の辞退があった場合においては、氏名掲示の中から、当該候補者の氏名を抹消する。

(投開票立会人)第28条 選挙管理委員会委員長は、選挙管理委員の中から、投開票立会人 3名を指名し、投票及び開票に立ち会わせなければならない。

(開票管理人)第29条 選挙管理委員会委員長は、選挙管理委員の中から、開票管理人 3名を指名し、開票に関する事務を担当させなければならない。

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(選任の方法)第30条 役員の選任は、投票によって行う。ただし、候補者の数がその員数を超えないときは、他の方法によることができる。

(投票用紙)第31条 投票用紙の様式は、別紙で定める。

(投票の方法)第32条 投票の方法は、選任すべき役職の員数に応じ、単記投票又は連記投票によるものとし、候補者氏名の上の枠内に○の記号を記載して行う。2 投票は、無記名投票とする。

(無効投票)第33条 次の投票は、無効とする。( 1)正規の用紙を用いないもの( 2)候補者の何びとに投票したかを確認し難いもの(ただし、候補者の何びとに投票し

たのかを確認できる記載と確認し難い記載が混在する場合には、何びとに投票したかが確認できる記載のみを有効投票として扱う。)

( 3)定められた数を超えて候補者に投票したもの

(投票の効力)第34条 投票の効力は、投開票立会人の意見を聞き、開票管理人が決定する。

(開 票)第35条 開票管理人は、投開票立会人立会の上投票箱を開き、先ず投票を調査し、投開票立会人の意見を聞き、その投票を受理するかどうかを決定しなければならない。2 開票管理人は、投開票立会人とともに投票を点検し、その点検が終わったときは、直ちに、その結果を選挙管理委員会委員長に報告しなければならない。

(選任当日の補欠の選任)第36条 候補者が定数に達しないときは、代議員会の決議によって、当該選任の当日においても、補欠の選任を行うことができる。この場合においては、第17条、第18条(期間に関する部分の規定)、第23条乃至第26条及び第27条第 2項の規定は、適用しない。

(得票数が同じであるときの当選人)第37条 当選人を定めるにあたり得票数が同じであるときは、選挙管理委員会委員長がくじで当選人を定める。

(当選人決定の報告)第38条 当選人が決定したときは、選挙管理委員会委員長は、すみやかに、当選人の氏名及び得票数、その選任における各候補者の得票数その他必要な事項を、代議員会に報告しなければならない。

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(当選証書の交付)第39条 選挙管理委員会は、当選人に対して、当選証書を交付する。

(役員の任期の起算)第40条 役員の任期の起算は、その選任が行われた時からとする。

第 4章 代議員及び予備代議員の選出

(代議員及び予備代議員の選出の委託)第41条 定款第16条及び第18条の規定に基づく本会の代議員及び予備代議員の選出は、都道府県医師会に委託して行う。2 会長は、前項の委託に関する状況の報告を、いつでも都道府県医師会長に対して、求めることができる。3 第 1項の選出が本章の定めるところにより適正に行われるよう、会長は必要と思料する処置の実施を、いつでも都道府県医師会長に対して、求めることができる。

(代議員及び予備代議員の定数基準)第42条 本会の代議員の定数は、会員総数が500名以内の都道府県医師会においては1名、500名を超えるものにおいては、500名又はその端数を加えるごとに 1名を加えた員数とする。2 予備代議員の数は、代議員の数と同数とする。

(代議員選出における会員名簿及び員数決定)第43条 本会の代議員の選出の基準となる本会会員数は、毎年12月 1日現在の会員名簿による。2 各都道府県医師会において選出すべき本会の代議員の員数は、本会の決定したものによる。

(会員数の異動)第44条 本会の代議員の選出後において、当該都道府県医師会の会員数に異動があっても、次の改選期までは、その代議員の定数は変更しない。

(代議員及び予備代議員への立候補)第45条 本会の代議員及び予備代議員となろうとする者は、都道府県医師会において行われる日本医師会代議員及び予備代議員の選出の期日の 7日前までに、当該都道府県医師会長に届け出なければならない。2 会員が他の会員を本会の代議員及び予備代議員の候補者として推薦しようとするときは、前項と同様、その旨を届け出なければならない。

(代議員及び予備代議員の候補者の公示)第46条 都道府県医師会は、前条の規定により届出のあった本会の代議員及び予備代議員の候補者については、これを当該都道府県医師会の代議員会に公示して、その選出を行わなければならない。

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(代議員及び予備代議員選出の報告)第47条 都道府県医師会において本会の代議員及び予備代議員の選出が行われたときは、当該都道府県医師会長は、その代議員及び予備代議員の氏名、生年月日、住所及び略歴を、おそくとも 5月31日までに、補欠の選出の場合にはその都度、本会会長に報告するものとする。

第 5章 議長及び副議長の選定

(仮議長)第48条 代議員会の議長及び副議長がともに欠けたときは、代議員会において、代議員の年長者の中から仮議長を選定し、議長の職務を行わせる。

(代議員会の議長及び副議長の選定)第49条 代議員会の議長及び副議長の選定は、所定の投票用紙による無記名投票とする。2 前項の場合においては、第33条の規定を準用する。3 第 1項の規定にかかわらず、候補者の数が各 1名を超えないときは、他の方法によることができる。

第 6章 裁定委員の選任

(裁定委員の選任)第50条 定款第54条の規定に基づく裁定委員の選任については、役員の選任に関する規定を準用する。

第 7章 選挙運動

(選挙運動における遵守事項)第51条 候補者及びその他の会員は、選挙に関し、他人の名誉を傷つけあるいは会員としての品位を損なうような運動をし、または会員以外の者にこれをさせてはならない。

(地位利用による選挙運動の禁止等)第52条 選挙管理委員及び事務局職員はその職務の執行を怠り、又は特定の候補者もしくはその関係者を支持するがごとき言動を行い、又はその職権を濫用して選挙の自由を妨害することがあってはならない。

 附  則

(施行期日)1 この定款施行細則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

(選挙管理委員会委員及び予備選挙管理委員に関する経過措置)2 この定款施行細則施行の際、現に選挙管理委員会委員及び予備選挙管理委員の職に在る者は、改正後の本定款施行細則の規定に基づき、それぞれ選出されたものとみなす。

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別紙3

候補辞退届出書(様式3)

(様式 1)

立 候 補 届 出 書

私儀日本医師会 候補者として立候補いた

しますので、経歴表を添付してお届けいたします。 平成 年 月 日 立候補者氏名 印 住 所 所属都道府県 医 師 会 名 選挙管理委員会 殿

(注)候補者経歴表(様式2)を必ず添付すること。

1/2

別紙1

立候補届出書(様式1)

(様式2)

候 補 者 経 歴 表 平成 年 月 日現在

ふりがな

男 ・ 女

大正 生年月日 昭和 年 月 日生 平成 1 氏 名

2 自宅住所

TEL( )-( )-( )

3 開設及び勤務先 医 療 機 関 名

役 職 名

4 所 在 地

TEL( )-( )-( )

5 所属都道府県 医 師 会 名

都 道

府 県 医師会

6 略 歴

(イ) 学 歴

(最終卒業校名は卒業当時の学校名とする) 昭和

大学 部 平成 年 月 日卒業

(ロ) 医 師 免 許 証 取 得 年 月 日

昭和 平成 年 月 日

医籍登録番号 第 号

(ハ) 主 な 医 師 会 関 係 現 職

年 月 日~現在

年 月 日~現在

年 月 日~現在

(ニ) 職 歴

別紙2

候補者経歴表(様式2)

(様式 1)

立候補者氏名

上記の者を日本医師会 候補者として推薦いた

します。 平成 年 月 日

氏 名 住 所 所属都道府県医師会

選挙管理委員会 殿

(注)推薦人 10 名を超える場合は、本紙を複写して利用すること。

2/2

(様式3)

候 補 辞 退 届 出 書 私儀日本医師会 に立候補いたしましたが

都合により辞退いたしますのでお届けいたします。

平成 年 月 日

立候補者氏名 印 住 所 所属都道府県 医 師 会 名 選挙管理委員会 殿

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日 本 医 師 会

理事(会長候補)投票用紙

(候補者氏名)

選挙年月日

別紙4(様式4)

別紙5(様式5)

候補者氏名の上の枠内に丸印(○)を記入してください。

定員は一名ですので丸印(○)は一個までです。

それを超える記載をしますと無効投票になります。

日 本 医 師 会

理事(副会長候補)投票用紙

日 本 医 師 会

理事(常任理事候補)投票用紙

(候補者氏名)

別紙6(様式6)

日 本 医 師 会

理 事 投 票 用 紙

(候補者氏名)

別紙7(様式7)

候補者氏名の上の枠内に丸印(○)を記入してください。

定員は三名ですので丸印(○)は三個までです。

それを超える記載をしますと無効投票になります。

候補者氏名の上の枠内に丸印(○)を記入してください。

定員は十名ですので丸印(○)は十個までです。

それを超える記載をしますと無効投票になります。

候補者氏名の上の枠内に丸印(○)を記入してください。

定員は十三名ですので丸印(○)は十三個までです。

それを超える記載をしますと無効投票になります。

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日

選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日

選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日

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日本医師会代議員会

副議長投票用紙

別紙

10(様式

10)

日本医師会代議員会

議長投票用紙

別紙8(様式8)

別紙9(様式9)

日 本 医 師 会

監 事 投 票 用 紙

(候補者氏名)

選挙年月日

日 本 医 師 会

裁定委員投票用紙

(候補者氏名)

別紙

11(様式

11)

候補者氏名の上の枠内に丸印(○)を記入してください。

定員は三名ですので丸印(○)は三個までです。

それを超える記載をしますと無効投票になります。

候補者氏名の上の枠内に丸印(○)を記入してください。

定員は十一名ですので丸印(○)は十一個までです。

それを超える記載をしますと無効投票になります。

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

(候補者氏名)

選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日

選挙年月日 選挙年月日

選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日 選挙年月日

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 定款第52条の規定に基づき、日本医学会規則を次のように定める。

目  次

第 1章 組織等(第 1条-第 6条)第 2章 分科会(第 7条-第11条)第 3章 会議(第12条-第18条)第 4章 日本医学会総会(第19条-第22条)第 5章 分科会会長会議(第23条)附 則

日 本 医 学 会 規 則

第 1章 組 織 等

(学会の役員)第 1条 学会に、次の役員を置く。( 1)学 会 長    1名( 2)学会副会長    3名( 3)幹   事  若干名2 学会長及び学会副会長は、評議員会において、別に定めるところにより、各分科会会員の中から選挙する。3 幹事は、評議員会の承認を得て、学会長が委嘱する。その員数に関しては、学会長が定める。

(評議員)第 2条 評議員は、各分科会ごとに、それぞれ 1名を置く。2 評議員は、各分科会ごとに、その所属会員が選挙する。3 評議員のほか、各分科会には、別に定めるところにより、連絡委員を置く。

(学会の役員等の職務)第 3条 学会長は、学会を代表し、学会の会務を総理する。2 学会副会長は、学会長を補佐し、あらかじめ学会長の定めた順位により、学会長に事故があるときはその職務を代理し、学会長が欠けたときはその職務を行う。3 幹事は、学会の会務を処理する。4 評議員は、学会の重要な会務を審議する。

(学会の役員等の任期)第 4条 学会長、学会副会長及び評議員の任期は、 2年とする。2 幹事の任期は、 4年とし、別に定めるところにより、 2年ごとにその半数を改選するものとする。

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(理事会等への出席発言)第 5条 学会長及び学会副会長は、日本医師会の理事会及び代議員会に出席して、意見を述べることができる。

(会長との協議)第 6条 学会長は、学会の重要な会務については、日本医師会長と協議するものとする。

第 2章 分 科 会

(分科会会長)第 7条 各分科会は、それぞれ分科会会長 1名を置く。2 分科会会長は、各分科会において選挙する。3 分科会会長の任期は、各分科会において、それぞれ定める。

(連絡委員)第 8条 各分科会には、それぞれ連絡委員 1名を置く。2 連絡委員は、評議員に事故があるときはその職務を代理し、評議員が欠けたときはその職務を行う。

(分科会の区分)第 9条 学会の分科会は、別表のとおりとする。

(分科会の重要事項の報告)第10条 各分科会の評議員は、その分科会の重要な事項等を、年度ごとに学会長に報告しなければならない。

(分科会の新規加入)第11条 新規に加入する分科会は、別に定める内規により、評議員会において決定し、日本医師会理事会に報告するものとする。

第 3章 会  議

(会 議)第12条 会議は、評議員会、幹事会及び協議会とする。

(定例評議員会及び臨時評議員会)第13条 評議員会は、定例評議員会及び臨時評議員会の 2種とする。評議員会は、評議員の2分の 1以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。2 評議員会の決議に関して必要な事項は、別に定める内規による。3 評議員会は、評議員をもって組織し、学会長が毎年 1回 2月に招集し、その議長となる。ただし、都合によりその開催時期を変更することができる。4 臨時評議員会は、学会長が必要と認める場合に招集する。ただし、 3分の 1以上の評議員から、会議の目的である事項及びその理由を記載した書面をもって、臨時評議員会招集の請求があったときは、学会長は、 2月以内に、これを招集しなければならない。

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(評議員会の任務)第14条 次に掲げる事項については、評議員会の決議を得なければならない。( 1)学会の事業計画( 2)日本医学会総会の会頭及び副会頭の選出並びに開催地及び会期の決定( 3)学会に関する定款及び本規則の変更に関する事項( 4)その他重要な学会の会務に関する事項2 学会長は、学会の事業及び会計の概要については、評議員会に報告するものとする。

(幹事会)第15条 幹事会は、幹事をもって組織し、学会長が随時招集し、その議長となる。

(幹事会の任務)第16条 次に掲げる事項については、幹事会の決議を得なければならない。( 1)評議員会に提案すべき事項( 2)学会の会務の運営に関する事項( 3)その他重要な学会の会務に関する事項

(協議会)第17条 協議会は、学会長及び学会副会長をもって組織し、毎週 1回定例的に開催し、学会の会務の運営に関する事項について協議する。

(委員会の設置)第18条 学会長は、必要と認めるときは、委員会を設置することができる。

第 4章 日本医学会総会

(学会総会)第19条 日本医学会総会(以下「学会総会」という。)は、医学及び医療の振興、情報の伝達を図る目的をもって、 4年に 1回開催する。2 学会総会に関して必要な事項は、別に定める。

(会頭、副会頭及び準備委員長)第20条 学会総会に、会頭 1名、副会頭 2名、準備委員長 1名及び委員若干名を置く。2 学会総会の会頭及び副会頭は、評議員会において選挙する。3 学会総会の準備委員長及び委員は、会頭がこれを委嘱する。

(会頭、副会頭及び準備委員長の職務)第21条 会頭は、学会総会の執行に関する会務を総理するとともに、学会総会を開催する。2 副会頭は、会頭を補佐して、学会総会執行に関する会務を掌理し、会頭に事故があるときはその職務を代理し、会頭が欠けたときはその職務を行う。3 準備委員長は、会頭の命を受けて、委員と連絡協議し、学会総会の事務を処理総括する。4 学会総会の会頭、副会頭及び準備委員長は、次の学会総会に至る間の一切の会務を処理する。

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(学会総会の開催地及び会期の決定)第22条 学会総会の開催地及び会期の決定は、評議員会の決議するところによる。

第 5章 分科会会長会議

(組織、招集及び運営)第23条 分科会会長会議は、各分科会会長をもって組織し、学会総会の会頭が学会長と合議の上、随時これを招集する。2 分科会会長会議は、学会総会会頭が議長となり、学会総会に関する事項について協議する。

 附  則

(施行期日)1 この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

(学会役員等に関する経過措置)2 この規則施行の際、現に学会の役員の職に在る者は、改正後の本規則の規定に基づき、評議員会において、それぞれ学会長及び学会副会長に選挙され、又は幹事に承認されたものとみなす。

(学会評議員に関する経過措置)3 この規則施行の際、現に学会の評議員の職に在る者は、改正後の本規則の規定に基づき、分科会において、それぞれ選挙されたものとみなす。

(※第 9条別表省略)

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 定款第59条の規定に基づき、裁定委員会規則を次のように定める。

日本医師会裁定委員会規則

(委員長及び副委員長)第 1条 裁定委員会(以下「本委員会」という。)に、委員長及び副委員長各 1名を置く。2 委員長及び副委員長は、本委員会において、その委員が互選する。

(委員長及び副委員長の職務)第 2条 委員長は、本委員会の議事を整理し、秩序を保持する。2 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

(委員会の定足数及び決議)第 3条 本委員会は、委員 3分の 2以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。2 本委員会の議事は、出席委員の 4分の 3以上でこれを決する。

(本委員会と都道府県医師会との裁定の関係)第 4条 本委員会における裁定(調停を含む。以下同じ。)は、所属都道府県医師会の裁定に不服がある場合に、これを行うものとする。

(裁定申請及び訴状等)第 5条 都道府県医師会の裁定に不服がある者は、本委員会の裁定を申請することができる。2 本委員会に裁定を申請しようとする者は、その裁定の写し、提訴理由及び立証を具える訴状並びにその副本 2通を作成し、申請書に署名して、会長に提出しなければならない。3 前項の場合において、都道府県医師会の裁定を経たものについては、その裁定があった日から30日以内に、その申請書が提出されなければ、これを受理しないものとする。

(都道府県医師会へ申請書等受理の通知)第 6条 会長は、裁定の申請書、訴状その他の関係書類を受理したときは、当該案件を本委員会に付託するとともに、その旨を当該都道府県医師会に通知しなければならない。

(答弁書及び意見書の提出)第 7条 会長は、本委員会に当該案件を付託したときは、訴状の副本 1通を争訟を提起された都道府県医師会に送付し、期限を定めて、答弁書を提出すべき旨を通知するものとする。2 前項の場合においては、同時に、訴状の副本 1通を提訴した会員の所属郡市区等医師会に送付し、期限を定めて、意見書を提出すべき旨を通知するものとする。

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(申請の却下)第 8条 本委員会は、案件の付託があった場合において、当該案件が裁定の請求をすることができないものと認めるとき、又は裁定の請求が所定の手続に違反するものと認めるときは、本委員会の決定をもって、その申請の却下を会長に具申することができる。

(答弁書及び意見書不提出の場合)第9条 本委員会の裁定の期日までに、当該案件に対する答弁書及び意見書が提出されなかったときは、本委員会は、訴状だけで審査し、裁定することができる。

(争訟を提起した会員からの意見聴取)第10条 本委員会の裁定にあたっては、委員長は必要があると認めるときは、争訟を提起した会員の意見を聞かなければならない。

(裁定を下した者からの意見聴取)第11条 会員相互間の紛議に関する調停にあたっては、定款第58条第 2項の規定により、争訟につき裁定を下した郡市区等医師会又は都道府県医師会の意見を聞かなければならない。

(医師会相互間の紛議調停の依頼手続)第12条 各都道府県医師会相互間又は都道府県医師会と郡市区等医師会相互間の紛議に関して、定款第58条第 3項の規定により本委員会に調停を依頼する場合には、次の事項を記載した文書を、会長に提出しなければならない。( 1)調停依頼者の名称及び代表者( 2)相手方たる当事者の名称及び代表者( 3)紛議の年月日( 4)紛議の経過及び結果

(相手方に対し調停依頼の要旨通知)第13条 会長は、当事者の一方から前 2条の規定による調停の依頼を受けたときは、直ちに、他の当事者にその要旨を通知しなければならない。

(調停案件の付託)第14条 会長は、定款第58条第 1項の規定に基づく紛議に関する調停の依頼を受けたときは、直ちに、当該案件を本委員会に付託しなければならない。

(審議開始の当事者への通知)第15条 紛議に関する調停について審議を開始しようとするときは、委員長は、会長を経由して、その審議の開始の日の 7日前までに、当事者双方にその旨を通知しなければならない。

(審議不公開)第16条 本委員会の審議は、公開しない。

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(審議顛末の会長への報告)第17条 委員長は、当該案件について裁定又は調停の決議があったときは、その審議の経過及び決議の結果とその理由を、文書をもって、会長に報告しなければならない。

(委員長報告の取扱)第18条 会長は、前条の規定による報告を受けたときは、これを理事会にはかって、すみやかに、その取扱いを決定しなければならない。

(事務局の事務取扱)第19条 本委員会の事務は、事務局をしてあたらしめるものとする。

 附  則

(施行期日) この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

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 定款第27条の規定に基づき、代議員会議事規則を次のように定める。

目  次

第 1章 総則(第 1条-第 8条)第 2章 議事(第 9条-第17条)第 3章 発言(第18条-第24条)第 4章 表決(第25条-第32条)第 5章 議題及び議案(第33条-第35条)第 6章 委員会(第36条-第50条)第 7章 規律(第51条-第52条)第 8章 議事録(第53条-第55条)第 9章 補則(第56条)附 則

代議員会議事規則

第 1章 総  則

(参 集)第 1条 代議員は、招集日の開会時刻前に所定の議場に参集し、その旨を議長に通告しなければならない。2 議長への出席通告は、事務局による出席の受付をもって、代行することができる。

(欠席の届出)第 2条 代議員は、事故のため出席できないときは、当日の開会時刻までに、議長に届け出るようにしなければならない。2 代議員は、出席できないときは、当日の開会時刻までに、その職務を代理する予備代議員を議長に届け出なければならない。

(会議中の出席及び退席)第 3条 代議員は、会議中に出席したときは、自らその旨を議長に申告し、又は退席しようとするときは議長の許可を得なければならない。

(議席の決定)第 4条 代議員の議席については、次に掲げる地区ごとに、議長が指定する。( 1)北海道地区(北海道)( 2)東北地区(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県及び福島県)( 3)東京地区(東京都)( 4)関東甲信越地区(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、

山梨県及び長野県)( 5)中部地区(富山県、石川県、福井県、岐阜県、静岡県、愛知県及び三重県)

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( 6 )近畿地区(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県及び和歌山県)( 7)中国四国地区(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛

県及び高知県)( 8)九州地区(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県及び沖縄

県)2 議席には、番号札を設ける。

(代議員会の開閉)第 5条 代議員会の開会及び閉会は、議長が宣告する。2 代議員会の開会は、議長の指示により、号鈴で報ずる。

(会議の開閉)第 6条 開議、散会、延会又は休憩は、議長が宣告する。2 開議の時刻に至ったときは、議長は、会議を開くことを宣告する。3 議長が必要があると認めるとき、又は延会もしくは休憩の動議が可決されたときは、議長は延会又は休憩を宣告する。4 議長が開議を宣告する前又は散会、延会もしくは休憩を宣告した後は、何びとも議事について発言することはできない。

(定足数の確認その他の措置)第 7条 議長は、開会の宣告をした後、出席代議員が定足数に達していることを確認したときは、開議を宣告し、出席代議員が定足数に達していないときは、休憩を宣告する。2 前項により相当時間の休憩をしても、なお出席代議員が定足数に達しないときは、議長は、延会を宣告する。この場合、議長は、会長と協議の上、理事会に対し、あらためて代議員会の招集を求めることができる。

(会議中の定足数の欠如)第 8条 議長は、会議中定足数を欠くに至るおそれがあると認めるときは、代議員の退席を制止し、又は議場外の代議員の出席を求めることができる。2 議長は、会議中に定足数を欠くに至ったと認めるときは、休憩又は延会を宣告することができる。

第 2章 議  事

(議事運営委員会の設置)第 9条 会議の円滑な運営をはかるため、議事運営委員会を設ける。2 議事運営委員会に関する規則は、別に定める。

(議題の宣告)第10条 議長は、会議に付する案件を議題とするときは、その旨を宣告する。2 議長は、必要があると認めるときは、議題となった案件を職員をして朗読させる。

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(一括議題)第11条 議長は、必要があると認めるときは、 2件以上の案件を一括して議題とすることができる。ただし、出席代議員の 2名以上から異議の申立があるときは、会議にはかって決める。

(案件の説明、質問及び委員会付託)第12条 会議に付する案件は、会議において提出者の説明を聞き、質問があるときは質問を行わせ、質問が終わったときは、討論に付し、その終結の後、表決に付する。2 議長は、質問が終わった後、討論を省略し、会議にはかって委員会を設け、これに付託することができる。

(委員会付託案件の審査及び継続審査)第13条 代議員会は、必要があると認めるときは、委員会に付託した案件の審査について期限を付けることができる。2 前項の期限内に審査を終わることができないときは、委員会は、期限の延期を代議員会に求めることができる。3 前項の審査期限の延長が認められたときは、委員長は議長と協議の上、委員会を招集し、その継続審査をすることができる。4 委員会が付託された案件の審査を終わったときは、委員長は、直ちに文書をもって、その経過及び結果を代議員会に報告しなければならない。

(付託案件の報告)第14条 議長は、委員会に付託した案件の審査が終わったときは、委員長にその経過及び結果の代議員会への報告を求める。2 委員長の報告には、自己の意見を加えてはならない。

(委員長報告に対する質問、討論及び採決)第15条 代議員は、委員長報告に対し、委員長に質問することができる。2 議長は、前項の質問が終わったときは、討論に付し、その終結の後、表決に付する。ただし、議長が討論の必要がないと認めるときは、会議にはかり、討論を経ないで直ちに表決することができる。

(決議案件の条項、字句及び数字等の整理)第16条 代議員会は、決議の結果生じた条項、字句、数字その他の整理については、議長に委任することができる。

(議事の公開)第17条 代議員会の会議は、これを公開とする。

第 3章 発  言

(発言の許可等)第18条 会議における発言は、自己の議席番号又は氏名を告げた上で、すべて議長の許可を

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得て行わなければならない。2 発言の許可を得たときは、自席で発言するのを原則とするが、議長は、必要があると認めるときは、登壇させて発言させることができる。

(発言の要旨の提出等)第19条 提出案件又は会務に関して質問又は討論をしようとする代議員は、あらかじめ、議長に発言の要旨を文書で提出しなければならない。2 前項の規定にかかわらず、議長は、必要があると認めるときは、文書の提出によることなく、代議員に発言を認めることができる。3 発言の順序は、議長が定める。4 発言の要旨を文書で提出した者が欠席したとき、又は議場にいないときは、第 1項の文書はその効力を失う。

(議長の議席での発言及び討論)第20条 議長が、代議員として発言しようとするときは、副議長を議長席につかせ、議席において発言しなければならない。ただし、討論をしたときは、その議題の表決が終わるまでは、議長席に復することはできない。

(発言内容の制限)第21条 発言はすべて簡明を旨とし、重複を避け、議題外にわたり、又はその範囲を超えてはならない。2 議長は、その発言が前項の規定に反すると認めるときは注意をし、なお従わないときは発言を禁止することができる。3 代議員は、議題になっている案件に限り、質問をすることができる。

(発言回数の制限)第22条 質問は、同一代議員につき、同一議題について 2回を超えることができない。ただし、特に議長の許可を得た場合は、この限りでない。

(発言時間の制限)第23条 議長は、必要があると認めるときは、あらかじめ、発言時間を制限することができる。2 前項により発言時間の制限をした場合に、代議員の発言がその制限時間を超えたときは、議長は、注意を重ねた後、発言の中止を命ずることができる。

(質問又は討論の終結)第24条 質問又は討論が終わったときは、議長は、その終結を宣告する。2 質問又は討論が続出して容易に終結できないときは、代議員は、質問又は討論終結の動議を提出することができる。3 前項の動議が提出されたときは、議長は、会議にはかってこれを決する。

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第 4章 表  決

(表決問題の宣告)第25条 議長は、表決をとろうとするときは、表決に付する案件又は動議の内容を宣告しなければならない。2 議長が表決を宣告した後は、何びとも議題について発言することができない。ただし、表決の方法についての発言は、この限りではない。

(不在代議員)第26条 表決宣告の際、議場にいない代議員は、表決に加わることができない。

(起立、挙手又は投票による表決)第27条 議長が表決をとろうとするときは、賛成する者に起立又は挙手をさせ、その多少を認定して可否の結果を宣告する。2 議長が起立者又は挙手者の多少を認定し難いとき、又は議長の宣告に対し出席代議員の 5分の 1以上の者から異議の申立があったときは、議長は、記名投票又は無記名投票で表決をとる。

(記名投票又は無記名投票による表決)第28条 議長が必要があると認めるとき、又は出席代議員の 5分の 1以上の者から要求があるときは、議長は、会議にはかって、記名投票又は無記名投票で表決をとる。

(選挙規定の準用)第29条 前 2条の規定により記名投票又は無記名投票を行う場合には、定款施行細則第28条、第29条、第33条及び第34条の規定を準用する。この場合において、定款施行細則第28条及び第29条中「選挙管理委員会委員長」とあるのは「代議員会の議長」と、「選挙管理委員」とあるのは「代議員」と読み替えるものとする。

(表決訂正の禁止)第30条 代議員は、自己の表決の訂正を求めることはできない。

(異議申立の場合の表決)第31条 議長は、表決について異議の有無を会議にはかることができる。2 異議がないと認めるときは、議長は、可決の旨を宣告する。ただし、議長の宣告に対し、出席代議員の 5分の 1以上の者から異議の申立があるときは、議長は、起立の方法で表決をとらなければならない。

(修正案の採決の順序)第32条 代議員の提出した修正案は、原案より先に採決しなければならない。2 同一の議題について、代議員から数箇の修正案が提出されたときは、議長が採決の順序を定める。3 前 2項の規定にかかわらず、議長が適切と認めるときは、原案から先に採決をすることができる。

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第 5章 議題及び議案

(議題の提出)第33条 代議員は、理事に対し、一定の事項を代議員会の議題とすることを請求することができる。2 前項の規定による請求は、案を具え理由を付し、発議者を含めて代議員の30分の 1以上の連署とともに、書面をもって代議員会開催の 6週間前までに行わなければならない。

(議案の提出)第34条 代議員は、代議員会の議題である事項について、代議員会に議案を提出することができる。ただし、当該議案が法令もしくは定款に違反する場合又は実質的に同一の議案につき代議員の10分の 1以上の賛成を得られなかった日から 3年を経過していない場合には、この限りではない。2 前項の規定による議案の提出は、案を具え理由を付し、書面をもって、議長に提出しなければならない。

(案件の委員会付託)第35条 議長は、必要があると認めるときは、会議にはかり、案件を委員会に付託することができる。

第 6章 委 員 会

(代議員会設置の委員会)第36条 定款第60条の規定に基づき設置される委員会に関しては、本章の定めるところによる。

(委員会の任務)第37条 委員会は、代議員会の決議により付託された案件を審査する。

(委員の選出)第38条 委員会の委員は、議長がこれを指名し、又は代議員会においてこれを選出することができる。

(委員長及び副委員長の選出)第39条 委員会は、委員長 1名、必要により副委員長 1名を置く。2 委員長及び副委員長は、委員会において委員が互選する。

(委員長の任務)第40条 委員長は、委員会の秩序を保持し、議事を整理し、議事の経過及び結果を代議員会に報告しなければならない。2 副委員長は、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。3 委員会は、委員長が招集する。

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(委員会の議事)第41条 委員会は、委員半数以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。2 委員会の議事は、出席委員の過半数でこれを決する。

(会議中の委員会の開催禁止)第42条 委員会は、代議員会の会議中は開くことができない。ただし、議長の許可を得た場合は、この限りではない。

(閉会中の継続審査)第43条 委員会は、これに付託された案件については、代議員会の決議を得れば、閉会中も、なお継続して審査することができる。その結果については、次期の代議員会に報告しなければならない。

(委員の発言)第44条 委員は、議題について質問し、意見を述べることができる。ただし、委員会において別に発言の方法を決めたときは、この限りではない。

(委員外代議員の出席発言)第45条 委員会は、審査の案件について必要があると認めるときは、委員でない代議員の出席を求めて、説明又は意見を聞くことができる。

(理事等の出席発言)第46条 委員会は、審査の案件について必要があると認めるときは、理事等の出席を求めて、説明又は意見を聞くことができる。

(委員の修正案の提出)第47条 委員は、修正案を発議しようとするときは、あらかじめ、その案を委員長に提出しなければならない。

(案件の発議者の出席発言)第48条 委員会に付託された案件の発議者は、委員会に出席して意見を述べることができる。ただし、当該委員でない者は、その表決に加わることができない。

(委員会の秘密会)第49条 委員会の会議は、出席委員の 2分の 1以上の多数の決議により秘密会とすることができる。

(議長及び副議長の出席発言)第50条 議長及び副議長は、委員会に出席して意見を述べることができる。ただし、表決に加わることはできない。

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第 7章 規  律

(品位の尊重及び規律の遵守)第51条 代議員は、代議員会の品位を重んじ規律を守らなければならない。

(規律の制定)第52条 規律に関する問題は、議長が別に定めることができる。ただし、議長は、必要があると認めるときは、討論を用いないで会議にはかって決めることができる。

第 8章 議 事 録

(議事録の作成)第53条 議長は、代議員会の会期ごとに、法令に定めるところにより議事録を作成しなければならない。

(議事録の公表とその制限)第54条 議事録の要旨は、これを公表する。2 前項の議事録には、第21条第 2項の規定による議長の禁止した発言にかかる事項については、掲載しない。

(議事録署名者)第55条 議事録には、議長及び議長が指名した 2名の代議員が連署しなければならない。

第 9章 補  則

(議事規則の改正)第56条 この規則を改正しようとするときは、代議員会の決議を経なければならない。

 附  則

(施行期日) この議事規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

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 日本医師会代議員会議事規則第 9条の規定に基づき、議事運営委員会規則を次のように定める。

議事運営委員会規則

(組 織)第 1条 本委員会の委員は、代議員会の議長及び副議長並びに代議員会議事規則第 4条第 1項に示すそれぞれの地区ごとにその代議員から選出された委員 8名をもって、組織する。2 前項の委員に事故があるときは、その地区の代理者がこれに代わることができる。

(委員長及び副委員長)第 2条 本委員会に委員長及び副委員長各 1名を置く。2 委員長には議長が、副委員長には副議長があたる。3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

(任 務)第 3条 本委員会は、代議員会の円滑な運営を図るため、特に地区との連絡を緊密にし、議事運営に関する重要な事項について、協議する。2 会長その他の役員は、本委員会に出席して、意見を述べることができる。

(招 集)第 4条 本委員会は、委員長が招集する。

(会議の開催)第 5条 本委員会は、必要に応じてこれを開くことができる。

(任 期)第 6条 本委員会の委員の任期は、代議員の任期による。ただし、委員の変更により新しく委員となった者の任期は、前任者の残任期間とする。

 附  則

(施行期日) この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

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日本医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規程

目  次

第 1章 総則(第 1条-第 2条)第 2章 報酬(第 3条-第 6条)第 3章 退職慰労金(第 7条-第 9条)第 4章 雑則(第10条-第12条)附 則

日本医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規程

第 1章 総  則

(目 的)第 1条 本規程は、定款第39条の規定に基づく日本医師会役員への報酬及び退職慰労金の支給基準、並びに代議員会の議長及び副議長への報酬及び退職慰労金の支給基準に関し必要な事項を定め、その適切なる運用を図ることを目的とする。

(定 義)第 2条 本規程において、用語の定義は次のとおりとする。( 1)役員とは、定款第28条第 1項に規定する理事及び監事をいう。( 2)常勤役員とは、理事のうち、本会を主たる勤務場所とする会長、副会長及び常任理

事をいう。( 3)非常勤役員とは、役員のうち、常勤役員以外の者をいう。

第 2章 報  酬

(報酬の区分)第 3条 役員及び代議員会の議長、副議長の報酬は、次のとおりとする。( 1)常勤役員については、本給及び賞与とする。( 2)非常勤役員及び代議員会の議長、副議長については、賞与とする。

(本 給)第 4条 常勤役員の本給は月額とし、別表 1に定める額によって支給する。

(本給の支給定日)第 5条 常勤役員の本給の支給定日は毎月15日(その日が休日にあたるときは、休日でないその前日)とする。ただし、第 6条に規定する賞与を支給する月にあっては、その都度別に定める日とすることができる。

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(賞 与)第 6条 常勤役員の賞与の額は、本給月額の 7箇月分を年額の上限として、理事会の決議により定める。2 非常勤役員(監事を除く。)及び代議員会の議長、副議長の賞与の額は、別表 2に定める額を上限として、理事会の決議により定める。3 監事の賞与の額は、別表 2に定める額とする。4 賞与の支給日は、 6月、12月の原則として 3日とする。5 第 1項、第 2項及び第 3項の賞与は、それぞれ支給日の属する月の前月末日(以下「基準日」という。)に在職する者及び支給日の属する月の前月 1日から基準日の前日までに退職した者に支給する。

第 3章 退職慰労金

(支給の範囲)第 7条 本規程により退職慰労金の支給を受ける者は、役員及び代議員会の議長、副議長とする。

(退職慰労金)第 8条 退職慰労金は、次の各号に該当する者に対して支給する。( 1)任期を満了した者( 2)在任中死亡した者( 3)辞任届を提出し受理された者2 前項第 1号に該当する者でも、引き続き第 2条に定める役員及び代議員会の議長、副議長のいずれかについた場合には、最終任期満了の時に一括して支給するものとする。

(退職慰労金支給額)第 9条 支給額は、別表 3に定める定額に在任年数を乗じて計算する。ただし、在任年数の計算にあたって 6箇月以上の端数を生じた場合には、これを 1年として算入する。

第 4章 雑  則

(報酬等の支給方法)第10条 報酬等は通貨をもって本人に支給する。ただし、本人の指定する本人名義の金融機関口座に振り込むことができる。2 報酬等は、法令の定めるところにより控除すべき金額及び本人から申出のあった立替金、積立金等を控除して支給する。

(公 表)第11条 本会は、本規程を公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第20条第 2項に定める報酬等の支給の基準として、公表するものとする。

(改 廃)第12条 本規程の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

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 附  則

(施行期日)1 この規程は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

(退職慰労金に関する経過措置)2 本規程施行の際、第 7条に定める役職に在る者については、第 9条の在任年数計算にあたって、本規程施行前に第 7条に定める役職に在った年数をも算入するものとする。

(旧規程廃止)3 日本医師会役員等報酬規程(昭和57年 4 月 1 日)及び日本医師会役員退職慰労金及び功労金支給規定(昭和42年 3 月25日)は、廃止する。

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(別表 1)

会  長 月額 240万円

副 会 長 月額 145万円

常任理事 月額 118万円

(別表 2)

理  事 年額 360万円

監  事 年額 360万円

代議員会議長 年額 360万円

代議員会副議長 年額 360万円

(別表 3)

会  長 180万円

副 会 長 135万円

常任理事 105万円

理  事 40万円

監  事 40万円

代議員会議長 40万円

代議員会副議長 30万円

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日本医師会会費賦課徴収規程

(目 的)第 1条 本規程は、日本医師会定款第 8条の規定によりこれを設ける。

(会 費)第 2条 本会会員は別表により会費を納入するものとする。2 会費については、その 2分の 1以上を公益目的事業に、残余はその他の事業及び管理費用に充当するものとする。

(購読料)第 3条 会費額には「日本医師会雑誌」及び「日医ニュース」の購読料を含むものとする。

(減 免)第 4条 本会会員として20年以上在籍し、かつ、満年齢83歳に達している者は、本人の申請により、郡市区等医師会長及び都道府県医師会長の承認を得たうえで、代議員会の議決を経て、会費の減免を受けることができる。2 前項の場合の外、疾病、出産育児、その他特別の事由により会費の減免を適当と認められた者についても、会費の減免を受けることができる。3 全免と減額の申請は当該年度の 2月末日までにしなければならない。ただし、高齢を事由とする会費減免申請の手続きは次年度以降省略することができる。

(納 入)第 5条 会費の納入については 3期に区分し、各期の第 2月中に納入するものとする。ただし、各期の中途において新たに入会した者は当該期分の会費を納付する。年度中途において退会する者については、当該期の会費を納付するものとし、既納のものはこれを返戻しないものとする。2 本会を退会した者が退会した同一期に再入会する場合は、その期の会費については重複して納付することを要しないものとすることができる。この場合において、退会時における会費額と入会時における会費額が異なるときはいずれか高い方の会費を納付することとし、未納部分を納付するものとする。

 附  則

(施行期日) この規程は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める公益法人の設立の登記の日から施行する。

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(別表 各期別納入額)(単位:千円)

A① A②(B)

A②(C) B C

4条 1項適用 4条 2項適用

A① A②(B) A① A②

(B)A②(C)

Ⅰ期( 4月~ 7月) 42(22)

27(18)

13(11) 9 2 26

(22)22(18)

22(22)

18(18)

11(11)

Ⅱ期( 8月~11月) 42(22)

28(18)

13(11) 10 2 26

(22)22(18)

22(22)

18(18)

11(11)

Ⅲ期(12月~ 3月) 42(22)

27(18)

13(11) 9 2 26

(22)22(18)

22(22)

18(18)

11(11)

年 間 合 計 126(66)

82(54)

39(33) 28 6 78

(66)66(54)

66(66)

54(54)

33(33)

( )内は、日本医師会医師賠償責任保険料部分。

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一般社団法人広島県医師会定款

一般社団法人広島県医師会定款施行細則

広島医学会規則

広島県医師会裁定委員会規則

代議員会議事規則

議事運営委員会規則

財務委員会規則

広島県医師会委員会規程

医事紛争委員会細則

広島県医師会部会規程

広島県医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規則

広島県医師会会費賦課徴収規則

広島県医師連盟規約

広島県医師連盟会費徴収規程

一般社団法人広島県医師会定 款

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一般社団法人 広島県医師会

定  款

附則広島県医師会定款施行細則広島医学会規則広島県医師会裁定委員会規則代議員会議事規則議事運営委員会規則財務委員会規則広島県医師会委員会規程医事紛争委員会細則広島県医師会部会規程広島県医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規則広島県医師会会費賦課徴収規則

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一般社団法人広島県医師会定款・・・ 1第 1 章 名称及び事務所第 2 章 目的及び事業第 3 章 会員第 4 章 代議員・予備代議員及び補充代議員第 5 章 代議員会第 6 章 役員等第 7 章 理事会及び常任理事会第 8 章 広島医学会第 9 章 裁定委員会第10章 委員会第11章 団体契約及び意見表明第12章 資産及び会計第13章 事務局第14章 定款の変更及び解散第15章 雑則附 則

一般社団法人広島県医師会定款施行 細則・・・13第 1 章 会員及び会費第 2 章 選挙管理委員会第 3 章 役員の選任第 4 章 代議員・予備代議員及び補充代議員の選出第 5 章 議長及び副議長の選定第 6 章 裁定委員の選任第 7 章 選挙運動附 則

広島医学会規則・・・18第 1 章 組織等第 2 章 広島医学会総会第 3 章 広島医学編集委員会補 則附 則

広島県医師会裁定委員会規則・・・22

代議員会議事規則・・・24第 1 章 総則

第 2 章 議事第 3 章 発言第 4 章 表決第 5 章 議題及び議案第 6 章 委員会第 7 章 規律第 8 章 議事録第 9 章 補則附 則

議事運営委員会規則・・・30

議事運営委員会決定事項・・・32

財務委員会規則・・・35

広島県医師会委員会規程・・・36

医事紛争委員会細則・・・37

広島県医師会部会規程・・・39

広島県医師会役員等の報酬及び退職慰労金に関する規則・・・43第 1 章 総則第 2 章 報酬第 3 章 退職慰労金第 4 章 雑則附 則

広島県医師会会費賦課徴収規則・・・45

広島県医師連盟規約・・・47

広島県医師連盟会費徴収規程・・・49

目   次

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一般社団法  人 広島県医師会定款

第  1 章  名称及び事務所

(名 称)

第 1条 本会は、一般社団法人広島県医師会と称する。

(事務所)

第 2条 本会は、主たる事務所を広島県広島市に置く。

第  2 章  目的及び事業

(目 的)

第 3条 本会は、日本医師会及び広島県内を区域とする市郡地区医師会(ただし広島大学医師会は地区医師会とみなす。以下単

に「市郡地区医師会」という。)との連携のもと、医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、もって社会

福祉を増進することを目的とする。

(事 業)

第 4条 本会は、前条の目的を達成するため、次の各号に掲げる事業を行う。

( 1)医道の高揚に関する事項

( 2)医学教育の向上に関する事項

( 3)医学と関連科学との総合進歩に関する事項

( 4)医師の生涯研修に関する事項

( 5)医学及び医療の国際交流に関する事項

( 6)公衆衛生の指導啓発に関する事項

( 7)地域医療の推進発展に関する事項

( 8)地域保健の向上に関する事項

( 9)保険医療の充実に関する事項

(10)医事法規の整備に関する事項

(11)医療施設の整備に関する事項

(12)情報処理及び広報活動に関する事項

(13)医業経営の安定、会員の福祉向上による県民の健康及び福祉の増進に関する事項

(14)医師会相互の連絡調整に関する事項

(15)広島県立広島がん高精度放射線治療センターの指定管理者として行う業務に関する事項

(16)無料職業紹介事業に関する事項

(17)その他本会の目的を達成するため必要な事項

2 前項の事業は、広島県を中心に行うものとする。

社団法人 昭和22.11 制定 〃  26.  3 改正 〃  28.  6 改正 〃  30.  9 改正 〃  41.  3 改正 〃  41.12 改正 〃  46.  3 改正 〃  47.  3 改正 〃  52.  3 改正平成  6.  3 改正 〃  12.  3 改正 〃  24.10 改正

一般社団法人 平成26.  4 改正 〃  27.  6 改正 〃  29.  3 改正 〃  30.  3 改正

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第  3 章  会     員

(組 織)

第 5条 本会は、医師をもって組織する。

(会員の資格及びその喪失)

第 6条 本会会員は、本会の目的及び事業に賛同した市郡地区医師会の会員たるものとする。

2 本会会員が所属の市郡地区医師会の会員の資格を失ったときは、同時に、本会会員の資格を失うものとする。

3 前項の他、会員は次に掲げる事由によって会員の資格を失う。

( 1)退会又は死亡

( 2)第13条第 1項(会員の制裁)の規定による除名

( 3)定款第 8条第 1項に定める会費を 3年間滞納したとき

(入会、異動及び退会)

第 7条 本会に入会しようとする者は、所属の市郡地区医師会を経て、本会に所定の届出をしなければならない。

2 会員で退会しようとする者は、所属の市郡地区医師会を経て、本会に所定の届出をすることにより、任意にいつでも退会

することができる。

3 会員でその届出事項に変更を生じた場合は、前 2項と同様に、その届出をしなければならない。

4 本会を除名された者で再入会しようとする者については、裁定委員会の審議裁定を経て、会長がその再入会を承認するこ

とができる。

5 第 2項の規定にかかわらず、会長は、第13条第 1項(会員の制裁)の審議にかかっている会員からの退会届出の受理を保

留し、同条項に基づく処分を行うことができる。市郡地区医師会において同条項に準ずる手続の審議にかかっている会員に

ついても同様とする。この場合、当該会員は、上記審議に関する限りにおいて会員たる地位を失わない。

(会費及び負担金)

第 8条 会員は、本会所定の会費及び負担金を本会に納入しなければならない。

2 会費及び負担金の額並びにその徴収方法は、代議員会で定める。ただし、特別の事情がある者に対しては、理事会の決議

を経て、その額を減免することができる。

(会員の本務)

第 9条 会員は、医師の倫理を尊重し、社会の信頼と尊敬を得るように努めなければならない。

2 会員は、本会の定款を守り、その秩序を維持するように努めなければならない。

(会員の権利)

第10条 会員は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(以下「法人法」という。)に規定された次に掲げる社員の権利

を、代議員たる会員と同様に本会に対し行使することができる。

( 1)同法第14条第 2項の権利(定款の閲覧等)

( 2)同法第32条第 2項の権利(代議員名簿の閲覧等)

( 3)同法第57条第 4項の権利(代議員会の議事録の閲覧等)

( 4)同法第50条第 6項の権利(代議員の代理権証明書面等の閲覧等)

( 5)同法第51条第 4項及び第52条第 5項の権利(議決権行使書面の閲覧等)

( 6)同法第129条第 3項の権利(計算書類等の閲覧等)

( 7)同法第229条第 2項の権利(清算法人の貸借対照表等の閲覧等)

( 8)同法第246条第 3項、第250条第 3項及び第256条第 3項の権利(合併契約等の閲覧等)

(報告、発表及び意見具申)

第11条 会員は、本会の目的に関する研究又は調査を行い、その結果を本会に報告し、発表することができるとともに、本会の

目的及び事業について意見を具申することができる。

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(表 彰)

第12条 本会のために著しい功績をあげた者に対しては、理事会の決議により表彰することができる。

(会員の制裁)

第13条 会長は、会員について次のいずれかに該当するに至ったとき、又はその他正当な事由があると認めるときは、裁定委員

会の審議・裁定を経て戒告又は除名の処分をすることができる。

( 1)医師の倫理に違反し、会員としての名誉又は本会の名誉を毀損したもの

( 2)本会の定款に違反し、又は本会の秩序を著しく乱したもの

2 前項の規定により戒告又は除名の処分をしたときは、会長は、当該会員に対しその旨通知するとともに、その氏名及び処

分事由の概要を、日本医師会とその所属の市郡地区医師会に通知しなければならない。

3 第 1項の規定にかかわらず、代議員の資格の喪失については、第17条第 2項をもって行う。

第  4 章  代議員・予備代議員及び補充代議員

(代議員の員数その他)

第14条 本会に、代議員を置く。その員数は、別に定める基準により、概ね会員50名につき 1名の割合とする。

2 前項の代議員をもって法人法上の社員とする。

3 代議員は、本会の役員及び裁定委員を兼ねることができない。

(代議員の任期)

第15条 代議員の任期は、選出後最初の定時代議員会開催日より、 2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時

代議員会の開催日前日までとする。

2 前項の規定にかかわらず、任期満了時において、代議員が代議員会決議取消しの訴え、解散の訴え、責任追及の訴え及び

役員解任の訴え(法人法第266条第 1項、第268条、第278条、第284条)を提起している場合(同法第278条第 1項に規定する

訴えの提起の請求をしている場合を含む)には、当該訴訟が終結するまでの間、当該代議員は上記訴えに関する限りにおい

て社員たる地位を失わない(当該代議員は、代議員会において解散以外の事項については議決権を有しないこととする)。

3 代議員の任期が満了しても、後任者が選任されるまでは、代議員は、引き続きその職務を行わなければならない。

(代議員・補充代議員の選出)

第16条 代議員は、別に定めるところにより、市郡地区医師会において会員の中から選出する。理事又は理事会は、代議員を選

出することはできない。

2 前項の選出において、会員は等しく選挙権及び被選挙権を有する。

3 代議員に欠員を生じたときは、当該市郡地区医師会において、すみやかに後任の代議員の選出を行うものとする。

4 後任として選出された代議員の任期は、前任者の残任期間とする。

5 市郡地区医師会会員及び代議員のうち、本会の会員でない者は、本会代議員選出についての議決権を有しない。

6 代議員の選任に際し、欠員が生じる場合に備え、あらかじめ順番を明記した上で補充代議員を選任しておくことができる。

(代議員の資格の喪失)

第17条 代議員は、辞任届を提出することにより、任意にいつでも代議員を辞任することができる。

2 代議員会は、正当な事由があると認められる場合には、総代議員の 3分の 2以上の多数による決議により、代議員の資格

を喪失させることができる。この場合、その代議員に対し、代議員会の 1週間前までに、理由を付して資格喪失に関する議

案の内容を通知し、代議員会において弁明の機会を与えなければならない。

3 前各項の他、代議員は、次に掲げる事由によって代議員の資格を失う。

( 1)第 6条第 2項又は同第 3項の規定による会員資格の喪失

( 2)すべての代議員の同意

(予備代議員)

第18条 代議員に事故があるときに備えて、予備代議員を置く。

2 代議員に事故があるときは、予備代議員に議決権を代理行使させることができる。

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3  第14条第 1項及び第 3項(代議員の員数その他)、第15条第 1項及び第 3項(代議員の任期)、第16条(代議員・補充代議

員の選出)並びに第17条(代議員の資格の喪失)の規定は、予備代議員について、準用する。

4 第16条 6 項の補充代議員と予備代議員を兼ねることはできるものとする。

第  5 章  代 議 員 会

(代議員会)

第19条 代議員会は、代議員をもって組織し、理事会の決議に基づき、会長が招集する。

2 代議員会を法人法上の社員総会とする。

(定時代議員会及び臨時代議員会)

第20条 代議員会は、定時代議員会と臨時代議員会の 2種とする。

2 定時代議員会は、毎年 1回招集しなければならない。

3 臨時代議員会は、必要がある場合に、理事会の決議を経て、会長が招集する。ただし、 5分の 1以上の代議員から、会議

の目的である事項及びその理由を記載した書面をもって、臨時代議員会招集の請求があったときは、会長は、当該請求があっ

た日から 6週間以内に臨時代議員会を招集しなければならない。

4 代議員会を招集するには、会議の目的である事項、日時および場所その他法令で定める事項を記載した書面による通知を、

開催日の 1週間前までに代議員に発しなければならない。

(代議員会の議長及び副議長の選定)

第21条 代議員会に、議長及び副議長各 1名を置く。

2 議長及び副議長は、代議員会において、代議員の中から選定する。

3 議長及び副議長の任期は、それぞれの代議員としての任期による。

(議長及び副議長の職務)

第22条 代議員会の議長は、議場の秩序を保持し、議事を整理し、会議を主宰する。

2 副議長は、議長を補佐し、議長に事故があるときはその職務を代理し、議長が欠けたときはその職務を行う。

(議長又は副議長の後任者の選定)

第23条 議長又は副議長が欠けたときは、その後任者を選定しなければならない。

(議決事項の会員への通知)

第24条 代議員会において議決した事項は、速やかに会員に通知しなければならない。

(日本医師会代議員及び予備代議員の選任)

第25条 日本医師会代議員及び予備代議員は、日本医師会の定めた選出方法により代議員会において選任する。

(代議員会の任務)

第26条 代議員会は、次に掲げる事項を決議する。

( 1)決算に関する事項

( 2)会費及び負担金の賦課徴収に関する事項

( 3)代議員の資格の喪失

( 4)会長候補者理事の選任及び解任

( 5)理事、監事の選任及び解任

( 6)理事及び監事の報酬等の額

( 7)日本医師会代議員及び同予備代議員の選任

( 8)定款の変更に関する事項

( 9)本会の解散に関する事項

(10)理事会が付議した事項

(11)その他代議員会(社員総会)で決議するものとして法令又はこの定款で定められた事項

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2  代議員会において、会長は、次に掲げる事項を報告する。

( 1)第64条第 2項に定める事業計画書、収支予算書等

( 2)第65条第 2項に定める事業報告

( 3)その他必要な会務報告

(代議員会の定足数及び決議)

第27条 代議員会は、代議員の過半数の出席がなければ、議事を開き決議することができない。

2 代議員会の議事は、出席代議員の過半数でこれを決する。

3 前項の規定にかかわらず、次の決議は総代議員の 3分の 2以上に当たる多数をもって行う。

( 1)代議員の資格の喪失

( 2)監事の解任

( 3)定款の変更

( 4)解散

( 5)その他法令で定められた事項

(代議員会への出席発言)

第28条 役員は、代議員会に出席して、代議員から特定の事項について説明を求められた場合には、当該事項について、必要な

説明をしなければならない。ただし、当該事項が代議員会の目的である事項に関しないものである場合、その説明をすること

により代議員の共同の利益を著しく害する場合その他正当な理由がある場合として、一般社団法人及び一般財団法人に関する

法律施行規則で定める場合には、この限りでない。

(代議員会の議事規則)

第29条 代議員会の議事に関して必要な事項は、代議員会の決議を経て、別に定める。

第  6 章  役  員  等

(役 員)

第30条 本会に、次の役員を置く。

( 1)理 事 25名以内

( 2)監 事  3名以内

2 理事のうち、 1名を会長、 3名以内を副会長、15名以内を常任理事とする。

3 会長をもって法人法上の代表理事とし、副会長及び常任理事をもって同法第91条第 1項第 2号の業務執行理事とする。

(理事の職務)

第31条 理事は、理事会を構成し、法令及びこの定款で定めるところにより、職務を執行する。

2 会長は、本会を代表し、業務を執行する。

3 副会長は、会長を補佐し、業務を執行する。

4 常任理事は、理事会の決議により、分担して業務を執行する。

5 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、副会長は、あらかじめ理事会の決議により定めた順位により、会長の職

務(本会を代表するものを除く)を代行する。

 会長及び副会長(第一副会長、第二副会長、第三副会長)が欠けたとき又は会長及び副会長(第一副会長、第二副会長、

第三副会長)に事故があるときは、常任理事は、あらかじめ理事会の決議により定めた順位により、会長の職務(本会を代

表するものを除く)を代行する。

(監事の職務)

第32条 監事は、理事の職務の執行を監査し、法令で定めるところにより、監査報告を作成する。

2 監事は、いつでも理事及び使用人(以下「職員」という。)に対して事業の報告を求め、又は本会の業務及び財産の状況の

調査をすることができる。

3 監事は、理事会に出席し、必要があると認めるときは、意見を述べなければならない。

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(役員の任期)

第33条 理事及び監事の任期は、選任後 2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時代議員会の終結の時までと

する。

2 理事又は監事は、法令に定める定数に足りなくなるときは、任期の満了又は辞任により退任した後も、新たに選任された

者が就任するまで、なお理事又は監事としての権利義務を有する。

(役員の選任)

第34条 理事及び監事は、本定款の定めるところにより、本会会員の中から、代議員会の決議によって選任する。

2 前項の規定に基づく理事の選任は、会長候補と理事については別々の代議員会において行う。

3 前項の選任は、得票数の多い順に、定款で定められた員数に達するまでの得票を得たことを条件とする代議員会の決議を

もって行う。

4 前 2項の規定に基づく理事の選任において、当選人の数が代議員会の決議要件を欠くために当該役職の員数に達しないと

きは、当選人を除く候補者のうち、得票数の多い順に、員数に不足する数に 1名を加えた数の候補者をもって、再度、前 2

項の規定に基づく理事の選任を行う。なお、再度の候補者を定めるにあたり、得票数が最も少ない候補者の得票数が同じで

あるときは、いずれも候補者とする。

5 第 1項の規定に基づく監事の選任は、前 2項の規定に準じて行う。

(役員の補欠の選任)

第35条 会長が任期途中で死亡または退任・理事会において解職されたときは、代議員会は45日以内に改めて会長候補理事の選

任を行うものとする。

2 前項のうち、理事会において会長が解職された場合は、代議員会において解職された会長を会長候補理事として選任決議

することはできるものとする。

3 第 1項により新たな会長候補理事が選任されたときは、会長以外の理事は、第33条の任期にかかわらず理事として選任さ

れた効力を失うものとし、あらためて代議員会において理事の選任を行う。

4 会長以外の理事、または監事が任期途中で死亡又は退任したときは、必要に応じて代議員会で補欠の選任を行うものとす

る。

5 第 1項乃至第 4項により選任された理事又は監事の任期は、前任者の残任期間とする。

(役員の親族等割合の制限)

第36条 本会の理事のうちには、理事のいずれか 1人及びその親族その他特殊の関係がある者の合計数が、理事総数(現在数)

の 3分の 1を超えて含まれてはならない。

2 本会の監事には、本会の理事(親族その他特殊の関係がある者を含む。)及び本会の職員が含まれてはならない。また、各

監事は、相互に親族その他特殊の関係があってはならない。

(役員の解任)

第37条 理事及び監事は、代議員会の決議によって解任することができる。

(役員の報酬)

第38条 理事及び監事に対して、代議員会において定める総額の範囲内で、代議員会において別に定める報酬等の支給の基準に

従って算定した額を報酬等として支給することができる。

(役員の責任免除)

第39条 理事、及び監事は、その任務を怠ったときは、本会に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負い、法人法第

112条の規定にかかわらず、この責任は、すべての会員の同意がなければ、免除することができない。

2 前項の規定にかかわらず、当該理事、監事が善意でかつ重大な過失がない場合には、本会は、同法第114条第 1項の規定に

より、任務を怠ったことによる理事、監事(理事、監事であった者を含む。)の損害賠償責任を法令の限度において理事会の

決議によって免除することができる。

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(顧 問)

第40条 本会に、会長経験者の中から 3名以下の顧問を置くことができる。

2 顧問は、理事会の決議を経て、会長がこれを委嘱する。

3 顧問の任期は、会長の任期による。

4 顧問は次の職務を行う。

( 1)会長の相談に応じること

( 2)理事会から諮問された事項について参考意見を述べること

(相談役)

第40条の 2 本会に、相談役を若干名置くことができる。

2 相談役は、理事会の決議を経て、会長がこれを委嘱する。

3 相談役の任期は、会長の任期による。

4 相談役は、次の職務を行う。

( 1)会長の相談に応じること

( 2)理事会から諮問された事項について参考意見を述べること

第  7 章  理事会及び常任理事会

(理事会)

第41条 本会に理事会を置く。

2 理事会は、理事をもって組織し、会長が招集し、その議長となる。

3 会長以外の理事から会議の目的である事項を記載した書面をもって会長に招集の請求をした場合において、その請求があっ

た日から 5日以内に、その請求があった日から 2週間以内の日を理事会の日とする理事会の招集の通知が発せられない場合

には、その請求をした理事は、理事会を招集することができる。

4 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、各理事が理事会を招集する。

5 理事会は、理事の過半数の出席がなければ、開会することができない。

6 理事会の決議は、議決に加わることができる理事の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

(理事会の任務)

第42条 理事会は、次の職務を行う。

( 1)本会の業務執行の決定

( 2)理事の職務の執行の監督

( 3)会長の選定及び解職

( 4)副会長・常任理事の選定・解職

2 理事会は、次に掲げる事項その他の重要な業務執行の決定を、理事に委任することができない。

( 1)重要な財産の処分及び譲受け

( 2)多額の借財

( 3)重要な職員の選任及び解任

( 4)従たる事務所その他重要な組織の設置、変更及び廃止

( 5)内部管理体制の整備(理事の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他本会の業務の適正

を確保するために必要な法令で定める体制の整備)

( 6)法人法第114条第 1項の規定による定款の定めに基づく同法第111条第 1項の責任の免除

3 理事が理事会の決議の目的である事項について提案をした場合において、当該提案につき議決に加わることができる理事

の全員が書面又は電磁的記録により同意の意思表示をしたときは、当該提案を可決する旨の理事会の決議があったものとみ

なす。ただし、監事が異議を述べた場合は、この限りでない。

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(常任理事会)

第43条 本会に常任理事会を置く。

2 常任理事会は、会長、副会長及び常任理事をもって組織し、会長が招集し、その議長となる。

3 会長が欠けたとき又は会長に事故があるときは、副会長又は常任理事が常任理事会を招集する。

4 常任理事会は、理事会又は会長より付議された事項及び業務を執行するにあたって必要な事項の決定を行う。

5 常任理事会は、会長、副会長及び常任理事の過半数の出席がなければ、開会することができない。

6 常任理事会の決議は、議決に加わることができる第 2項に掲げる者の過半数が出席し、その過半数をもって行う。

(理事会への報告の省略)

第44条 理事、及び監事が理事及び監事の全員に対して理事会に報告すべき事項を通知したときは、当該事項を理事会へ報告す

ることを要しない。ただし、法人法第91条第 2項の報告については、この限りでない。

(理事会への出席発言)

第45条 理事会が必要と認めるときは、議事に関係を有する者の出席を求めて、その意見を徴することができる。

2 代議員会の議長および副議長は、理事会に出席して意見を述べることができる。

(議事録)

第46条 理事会の議事については、法令で定めるところにより議事録を作成し、出席した代表理事及び監事は、これに署名・押

印しなければならない。

第  8 章  広 島 医 学 会

(学 会)

第47条 本会に、広島医学会(以下「学会」という。)を置く。

(目 的)

第48条 学会は、医学に関する科学及び技術の研究促進を図り、医学及び医療の水準の向上に寄与することを目的とする。

(事 業)

第49条 学会は、前条の目的を達成するために、次の各号に掲げる事業を行う。

( 1)広島医学会総会の開催

( 2)「広島医学」の刊行

( 3)医学及び医療に関する情報の収集と伝達

( 4)その他学会の目的達成上必要な事業

2 学会が前項の事業を行う場合には、本会会員は、これに参加することができる。

(学会に関する規則)

第50条 学会に関する必要な規則は、学会の提案に基づき、代議員会の決議を経て、別に定める。

第  9 章  裁 定 委 員 会

(裁定委員会)

第51条 本会に、裁定委員会を置く。

2 裁定委員会は、11名の裁定委員をもって組織する。

(裁定委員の選任)

第52条 裁定委員は、本会会員の中から、代議員会において選任する。

(裁定委員の任期)

第53条 裁定委員の任期は第33条第 1項(役員の任期)の規定を準用する。

2 任期の満了又は辞任により退任した裁定委員は、後任者が選任されるまでは、引き続きその職務を行うものとする。

(裁定委員の兼職禁止)

第54条 裁定委員は、本会の役員及び代議員(予備代議員を含む。)並びに他の医師会の役員及び裁定に関する委員を兼ねること

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ができない。

(身分に関する裁定)

第55条 裁定委員会は、次の各号に掲げる事項について、審議し、その裁定を行う。

( 1)第 7条第 4項(除名者の再入会)の規定による会員の再入会に関する事項

( 2)第13条第 1項(会員の制裁)に規定する会員の制裁に関する事項

( 3)会員の身分又は権利義務についての疑義に関する事項

2 前項の裁定を行うにあたっては、当該会員に対して、弁明の機会を与えなければならない。

(紛議に関する調停)

第56条 裁定委員会は、次の各号に掲げる事項について、審議しその調停を行う。

( 1)会員相互間その他の紛議に関する事項

( 2)医師会相互間の紛議に関する事項

2 前項第 1号の場合においては、会員の所属する市郡地区医師会の意見を聞かなければならない。

3 第 1項第 2号の場合においては、当該医師会から調停を依頼された場合に限るものとする。

(裁定委員会に関する規則)

第57条 裁定委員会に関し必要な事項は、代議員会の決議を経て、別に定める。

(異議の申し立て)

第58条 裁定委員会の裁定に不服があるとき、その裁定を受けた日から30日以内に、日本医師会に対し異議の申し立てをするこ

とができる。

第 10 章  委  員  会

(委員会または部会の設置)

第59条 会長又は代議員会は、特に必要があると認める場合には、委員会または部会を設置することができる。

2 委員会または部会に関して必要な事項は、理事会の決議を経て、別に定める。ただし、代議員会が設置する委員会または

部会に関しては、代議員会の決議を経て、別に定める。

第 11 章  団体契約及び意見表明

(団体契約)

第60条 本会は、社会福祉、社会保険及び公衆衛生上必要な事項について、団体契約を締結することができる。

(行政庁等に対する意見表明)

第61条 本会は、第 3条の目的達成のために必要があると認めたときは、行政庁その他の関係者に対して意見を述べることがで

きる。

第 12 章  資産及び会計

(本会の経費)

第62条 本会の経費は、会費、負担金、寄付金その他の収入金をもって充当する。

(事業年度)

第63条 本会の事業年度は、毎年 4月 1日に始まり、翌年 3月31日に終わる。

(事業計画及び収支予算)

第64条 会長は、毎事業年度の開始の日の前日までに、事業計画書、収支予算書、資金調達及び設備投資の見込みを記載した書

類を作成し、理事会の承認を経なければならない。これを変更する場合も、同様とする。

2 前項の書類は、理事会の承認を経た後、代議員会に報告するものとする。

3 第 1項の書類は、当該事業年度開始の日の前日までに行政庁に提出するものとし、かつ、当該事業年度が終了するまでの

間事務所に備え置き、一般の閲覧に供するものとする。

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(事業報告及び決算)

第65条 本会の事業報告及び決算については、毎事業年度終了後、会長が次の書類を作成し、監事の監査を受けた上で、理事会

の承認を受けなければならない。

( 1)事業報告

( 2)事業報告の附属明細書

( 3)貸借対照表

( 4)損益計算書(正味財産増減計算書)

( 5)貸借対照表及び損益計算書(正味財産増減計算書)の附属明細書

( 6)財産目録

( 7)キャッシュ・フロー計算書

2 前項の承認を受けた書類のうち、第 1号の書類については、定時代議員会にその内容を報告し、第 3号、第 4号、第 6号

及び第 7号の書類については、定時代議員会の承認を受けなければならない。

3 第 1項の書類のほか、次の書類を主たる事務所に 5年間備え置き、一般の閲覧に供するとともに、定款、代議員名簿を事

務所に備え置き、一般の閲覧に供するものとする。

( 1)監査報告

( 2)会計監査報告

( 3)理事及び監事の名簿

( 4)理事及び監事の報酬等の支給の基準を記載した書類

( 5)運営組織及び事業活動の状況の概要及びこれらに関する数値のうち重要なものを記載した書類

4 第 1項各号及び前項各号の書類並びに代議員名簿は、当該事業年度経過後、 3箇月以内に行政庁に提出しなければならな

い。

5 貸借対照表は、定時代議員会終結後遅滞なく、公告しなければならない。

(剰余金の分配の禁止)

第66条 本会は剰余金の分配を行うことができない。

(財産の管理責任)

第67条 本会の財産は会長が管理する。

(会計の規程等)

第68条 会計に関して必要な事項は別に定める。

第 13 章  事  務  局

(事務局)

第69条 本会に事務局を置く。

2 本会に、理事会の決議を経て事務局長を置く。

3 本会の職制に関して必要な事項は、理事会の決議を経て、会長が定める。

第 14 章  定款の変更及び解散

(定款の変更)

第70条 この定款は、代議員会の決議によって変更することができる。

(解 散)

第71条 本会は、代議員会の決議その他法令で定められた事由により解散する。

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第 15 章  雑     則

(残余財産の帰属)

第72条 本会が解散等により清算をする場合において、残余財産があるときは、その残余財産は代議員会の決議を経て、国若し

くは地方公共団体又は認定法第 5条第17号に掲げる法人であって租税特別措置法第40条第 1項に規定する公益法人等に該当す

る法人に贈与するものとする。

(定款施行細則)

第73条 定款の施行に関して必要な事項は、代議員会の決議を経て、別に細則で定める。

(公 告)

第74条 本会の公告は、電子公告により行う。

2 事故その他やむを得ない事由によって前項の電子公告することができない場合は、官報による。

(委 任)

第75条 この定款に定めるもののほか、本会の運営に必要な事項は、理事会の決議により別に定める。

附     則

(施行期日)

1  本定款は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律(以下「整備法」という。)第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施

行する。

(代議員及び予備代議員に関する経過措置)

2  この定款施行の際、現に代議員及び予備代議員の職に在る者は、改正後の定款の規定に基づき、市郡地区医師会において、

それぞれ選出されたものとみなす。

(代議員会の議長及び副議長に関する経過措置)

3  この定款施行の際、現に代議員会の議長及び副議長の職にある者は、改正後の定款の規定に基づき、代議員会において、そ

れぞれ選定されたものとみなす。

(会長等に関する措置)

4  この法人の最初の会長は平松恵一をもって代表理事とする。

(裁定委員に関する経過措置)

5  この定款施行の際、現に裁定委員の職にある者は、改正後の定款の規定に基づき、代議員会において、裁定委員に選任され

たものとみなす。

(委員会委員に関する経過措置)

6  この定款施行の際、現に委員会委員の職にある者は、改正後の定款の規定に基づき、委員会委員として任命されたものとみ

なす。

(職員に関する経過措置)

7  この定款施行の際、現に本会の職員である者は、従前と同等の勤務条件をもって、改正後の定款の規定に基づき、事務局職

員として任命されたものとみなす。

(計算書類等の作成等に関する経過措置)

8  整備法第106条第 1 項に定める特例民法法人の解散の登記と、一般社団法人の設立の登記を行ったときは、第63条(事業年

度)の規定にかかわらず、解散の登記の日の前日を事業年度の末日とし、設立の登記の日を事業年度の開始日とする。

附     則

(施行期日)

1  本定款第 4条 1項15号は、平成27年 6 月14日より施行する。

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附     則

(施行期日)

1  本定款第 4条 1項16号は、平成30年 3 月11日より施行する。

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一般社団法  人 広島県医師会定款施行細則

第  1 章  会員及び会費

(入会申込書、退会届出書及び異動報告書)

第 1条 定款第 7条の規定に基づく会員の入会申込書、退会届出書及び異動報告書の様式は、理事会が決める。

(本会入会年月日)

第 2条 本会への入会については、市郡地区医師会に入会し、本会に送付された入会申込書に記載してある入会年月日をもって、

本会の入会年月日とする。

(本会退会年月日)

第 3条 本会からの退会については、所属の市郡地区医師会に退会の手続をし、本会に送付された退会届出書に記載してある退

会年月日をもって、本会の退会年月日とする。

(会費、負担金及び徴収方法)

第 4条 定款第 8条第 2項の規定による会費の額及びその徴収方法については、代議員会の決議を経て定める。

2 定款第 8条第 2項の規定による負担金の額及びその徴収方法については、必要に応じその都度、代議員会の決議を経て定

める。

3 一旦納入した会費並びに負担金は、返戻しない。

第  2 章  選挙管理委員会

(設 置)

第 5条 本会に選挙管理委員会を置く。

(所掌事務)

第 6条 選挙管理委員会は、定款第34条及び第35条に基づく本会の役員の選任、第21条及び第23条に基づく代議員会の議長及び

副議長の選定、第25条に基づく日本医師会代議員及び同予備代議員の選任、並びに第52条に基づく裁定委員の選任に関する事

務を管理する。

2 選挙管理委員会は、前項の選任及び選定が公正かつ適正に行われ、本会の品位が保持されるよう啓発に努めるとともに、

候補者及び関係者を指導監督しなければならない。

(選挙管理委員)

第 7条 選挙管理委員会は、代議員会議事規則第 4条第 1項に定める 8地区より、本会会員の中から選出される計 8名の委員を

もって組織する。

2 前項の選出にあたっては第 9条の兼職の禁止及び立候補等の制限に抵触しないことを理事会において確認するものとする。

3 第 1項の委員が欠けたときは、その地区はなるべくすみやかに後任者を選出するものとする。

(任 期)

第 8条 選挙管理委員の任期は 2年とし、定款第33条第 1項の役員の選任が行われる年の 1月 1日をその始期とする。ただし、

前条第 2項の委員の任期は、前任者の残任期間とする。

2 前項の規定にかかわらず、選挙管理委員の任期が満了しても、後任者が選出されるまでは、引き続き、その職務を行うも

のとする。

(兼職の禁止及び立候補等の制限)

第 9条 選挙管理委員は、本会の役員、代議員、補充代議員、予備代議員、裁定委員、顧問を兼ねることができない。

社団法人 昭和22.11 制定 〃  52.  3 改正 〃  56.  3 改正平成  6.  3 改正

一般社団法人 平成26.  4 制定 〃  26.  6 改正 〃  29.  3 改正

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2  選挙管理委員は、本会の役員、代議員、補充代議員、予備代議員並びに裁定委員の候補者になることができない。

3 選挙管理委員は、第 6条で所掌する選任及び選定並びに定款第16条及び第18条に基づく本会の代議員・補充代議員及び予

備代議員の選出に関する選挙運動を行うことができない。

(予備選挙管理委員)

第 9条の 2 本会に、予備選挙管理委員を置く。

2 予備選挙管理委員は、選挙管理委員に事故があるときにはその職務を代理し、選挙管理委員が欠けたときはその職務を行

う。

3 予備選挙管理委員は、代議員会議事規則第 4条第 1項に定める 8地区より本会会員の中から計 8名選出されるものとする。

4 第 7条第 2項(理事会における確認)及び第 3項(後任者の選出)、第 8条(任期)並びに第 9条(兼職の禁止及び立候補

等の制限)の規定は、予備選挙管理委員について準用する。

(委員長及び副委員長)

第10条 選挙管理委員会に委員長及び副委員長各 1名を置き、それぞれ委員が互選する。

2 委員長は、選挙管理委員会の議事を整理し、秩序を保持する。

3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

(運 営)

第11条 選挙管理委員会は委員長が招集し、その議長となる。

2 選挙管理委員会は、委員半数以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。

3 選挙管理委員会の議事は、出席委員の過半数でこれを決する。

(事 務)

第12条 選挙管理委員会の事務は、本会事務局において行う。

(選挙管理委員会への委任)

第13条 この細則に定めるもののほか、選挙管理委員会の運営に関し必要な事項は、選挙管理委員会が定める。

第  3 章  役 員 の 選 任

(役員選任の細則)

第14条 定款第34条第 1項及び第35条の規定に基づく役員の選任は、本章の定めるところによる。

(選任に関する必要事項の通知)

第15条 選挙管理委員会は、役員の選任にあたっては、あらかじめ、選任に関する必要な事項について、その要旨を市郡地区医

師会長に通知しなければならない。

(選任期日の公示)

第16条 選挙管理委員会は、役員の選任の期日を、その20日前までに、公示(本会の機関誌へ掲載)しなければならない。

(立候補届出)

第17条 役員の候補者となろうとする者は、会員 2~ 5名の推薦を受けて、その選任の期日の10日前、当日が日曜・祝日の場合

は11日前までに、文書で、その旨を選挙管理委員会に届け出なければならない。

2 前項の届出は、日曜・祝日を除く午前10時から午後 5時までの間にしなければならない。

(役員候補者の議案提出)

第18条 理事会は、前条の規定に基づく役員候補者を役員選任の議案として代議員会に提出する。

(経歴表の添付)

第19条 第17条の規定による立候補届出には、経歴表を添付しなければならない。

(候補辞退)

第20条 候補者は、当該選任の決議が行われるまでに、文書で選挙管理委員会に届け出て、候補者たることを辞退することがで

きる。

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(立候補届出書等の様式)

第21条 立候補届出書、経歴表及び候補辞退届出書の様式は、別紙で定める。

(候補者一覧表の作成及び送付)

第22条 選挙管理委員会は、立候補届出の締切後候補者一覧表を作成し、すみやかにこれを、代議員に送付しなければならない。

2 前項の一覧表における候補者の氏名の記載の順序は、選挙管理委員会委員長が届け出順で決める。

(ホームページへの掲載)

第23条 候補者は、選挙管理委員会に対し、役員の選任において、候補者の氏名、経歴、所信(1,200字以内)、写真を、本会ホー

ムページに掲載するよう申し出ることができる。

2 前項の場合、候補者は、選挙管理委員会が指定した用紙を用いた掲載文及び写真を添えて、選挙管理委員会の指定する期

日までに、文書で選挙管理委員会に申請しなければならない。

3 選挙管理委員会は、前項の申請があったときは、掲載文及び写真を、本会ホームページに掲載する。

4 第 1項の申し出がない場合であっても、選挙管理委員会は、候補者の氏名及び所属市郡地区医師会名を、本会ホームペー

ジに掲載することができる。

5 掲載の順序は、候補者一覧表の記載の順序による。

(品位保持)

第24条 候補者は、前条第 2項の掲載文には、他人の名誉を傷つけ、善良な風俗を害し、その他品位を損なう文言を記載しては

ならない。

(候補者名簿)

第25条 選挙管理委員会は、候補者名簿を作成し、選任の当日、これを代議員に配付しなければならない。

(候補者の氏名掲示)

第26条 選挙管理委員会は、選任の当日、投票所内に、候補者の氏名を掲示しなければならない。

2 前項の候補者の氏名の掲示の順序は、候補者一覧表の記載の順序による。

3 第20条の規定による候補の辞退があった場合においては、氏名掲示の中から、当該候補者の氏名を二本線で消す。

(投開票立会人)

第27条 選挙管理委員会委員長は、選挙管理委員の中から、投開票立会人 3名を指名し、投票及び開票に立ち会わせなければな

らない。

(開票管理人)

第28条 選挙管理委員会委員長は、選挙管理委員の中から、開票管理人 3名を指名し、開票に関する事務を担当させなければな

らない。

(選任の方法)

第29条 役員の選任は、投票によって行う。ただし、候補者の数がその員数を超えないときは、他の方法によることができる。

(投票用紙)

第30条 投票用紙の様式は、選挙管理委員会で定める。

(投票の方法)

第31条 投票の方法は、選任すべき役職の員数に応じ、単記投票又は連記投票とする。

2 投票は、無記名投票とする。

(無効投票)

第32条 次の投票は、無効とする。

( 1)正規の用紙を用いないもの

( 2)候補者の何びとに投票したかを確認し難いもの(ただし、候補者の何びとに投票したのかを確認できる記載と確認し難

い記載が混在する場合には、何びとに投票したかが確認できる記載のみを有効投票として扱う。)

( 3)定められた数を超えて候補者に投票したもの

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(投票の効力)

第33条 投票の効力は、投開票立会人の意見を聞き、開票管理人が決定する。

(開 票)

第34条 開票管理人は、投開票立会人立会の上投票箱を開き、先ず投票を調査し、投開票立会人の意見を聞き、その投票を受理

するかどうかを決定しなければならない。

2 開票管理人は、投開票立会人とともに投票を点検し、その点検が終わったときは、直ちに、その結果を選挙管理委員会委

員長に報告しなければならない。

(選任当日の補欠の選任)

第35条 候補者が定数に達しないときは、代議員会の意見によって、当該選任の当日においても、補欠の選任を行うことができ

る。この場合においては、第16条及び第17条(期間に関する部分の規定)並びに第22条から第25条まで及び第26条第 2項の規

定は、適用しない。

(得票数が同じであるときの当選人)

第36条 当選人を定めるにあたり得票数が同じであるときは、選挙管理委員会委員長がくじで当選人を定める。

(当選人決定の報告)

第37条 当選人が決定したときは、選挙管理委員会委員長は、すみやかに、当選人の氏名及び得票数、その選任における各候補

者の得票数その他必要な事項を、代議員会に報告しなければならない。

(当選証書の交付)

第38条 選挙管理委員会は、当選人に対して、当選証書を交付する。

(役員の任期の起算)

第39条 役員の任期の起算は、その選任が行われた日からとする。

第  4 章  代議員・予備代議員及び補充代議員の選出

(代議員・予備代議員及び補充代議員の選出の委託)

第40条 定款第16条及び第18条の規定に基づく本会の代議員・予備代議員及び補充代議員の選出は、市郡地区医師会に委託して

行う。

2 前項の選出方法は、選挙を原則とするが、社員総会の決議によることができる。

3 会長は、前項の委託に関する状況の報告を、いつでも市郡地区医師会長に対して、求めることができる。

4 第 1項の選出が本章の定めるところにより適正に行われるよう、会長は必要と思料する処置の実施を、いつでも市郡地区

医師会長に対して、求めることができる。

(代議員及び予備代議員の定数基準)

第41条 本会の代議員の定数は、会員総数が50名以内の市郡地区医師会においては 1名、50名を超えるものにおいては、50名又

はその端数を加えるごとに 1名を加えた員数とする。

2 予備代議員の数は、代議員の数と同数とする。

(代議員選出における会員名簿及び員数決定)

第42条 本会の代議員の選出の基準となる本会会員数は、前年12月 1 日現在の会員数による。

2 各市郡地区医師会において選出すべき本会の代議員の員数は、本会の決定したものによる。

(代議員等の異動)

第43条 本会の代議員の選出後において、当該市郡地区医師会の会員数に異動があっても、次の改選期までは、その代議員の定

数は変更しない。

(代議員・予備代議員及び補充代議員選出の報告)

第44条 市郡地区医師会において本会の代議員・予備代議員及び補充代議員の選出が行われたときは、当該市郡地区医師会長は、

その代議員・予備代議員及び補充代議員の氏名、生年月日、住所を、すみやかに本会会長に報告するものとする。

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第  5 章  議長及び副議長の選定

(仮議長)

第45条 代議員会の議長及び副議長がともに欠けたときは、議事運営委員会の審議を経て、代議員の年長者の中から代議員会に

おいて仮議長を選定し、議長の職務を行わせる。

(代議員会の議長及び副議長の選定)

第46条 代議員会の議長及び副議長の選定は、所定の投票用紙による無記名投票とする。

2 前項の場合においては、第32条の規定を準用する。

3 第 1項の規定にかかわらず、候補者の数が各 1名を超えないときは、他の方法によることができる。

第  6 章  裁定委員の選任

(裁定委員の選任)

第47条 定款第52条の規定に基づく裁定委員の選任については、役員の選任に関する規定を準用する。

第  7 章  選 挙 運 動

(選挙運動における遵守事項)

第48条 候補者及びその他の会員は、選挙に関し、他人の名誉を傷つけあるいは会員としての品位を損なうような運動をし、ま

たは会員以外の者にこれをさせてはならない。詳細は、選挙管理委員会細則に定める。

(地位利用による選挙運動の中立性保持及び禁止等)

第49条 選挙管理委員及び広島県医師会職員はその職務の執行を怠り、又は特定の候補者もしくはその関係者を支持するがごと

き言動を行い、又はその職権を濫用して選挙の自由を妨害することがあってはならない。

附     則

(会長の多選禁止)

1  会長は、 5期までとする。

(細則の変更)

2  この細則の変更は、代議員会の議を経なければならない。

(施行期日)

3  この定款施行細則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する

法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人設立の登記の日から施行する。

附     則

(施行期日)

 この定款施行細則は、平成26年 6 月 8 日より施行する。

 この定款施行細則は、平成29年 3 月12日より施行する。

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広 島 医 学 会 規 則

第  1 章  組  織  等

(学会の役員)

第 1条 学会に次の役員を置く。

( 1)会  頭     1名

( 2)専任理事     2名

( 3)理  事   若干名

( 4)評 議 員   若干名

(会頭及び他の役員の選任)

第 2条 会頭は、県医師会長が兼任し、その他の役員は会頭がこれを委嘱する。

(学会の役員の職務)

第 3条 会頭は、学会を代表し、学会の会務を総理する。

2 専任理事は会頭を補佐して本会の運営に任ずる。会頭に事故あるときは専任理事がその職務を代理する。

3 理事は、会頭、専任理事と共に学会理事会(以下理事会という)を組織し学会の会務を処理する。

4 評議員は評議員会を組織し会務を議する。

(学会の役員等の任期)

第 4条 学会の役員の任期については、定款第33条の規程を準用する。

(理事会等への出席発言)

第 5条 専任理事は広島県医師会の理事会及び代議員会に出席して、意見を述べることが出来る。

(構成員)

第 6条 本会は次の会員を以て組織する。

 会 員 広島県医師会会員

 本会の事業に対する功労により会頭の推薦せるもの

 準会員 医学特志研究者にして会頭の承認を得て入会したもの。

(名誉会員)

第 7条 本会に特別の功労のあった者、医学医術の向上に貢献した者など特別に会員として処遇することが適当と認められる人

があるとき、会頭は学会総会の賛成を経て名誉会員とすることができる。

(顧 問)

第 8条 本会に顧問をおくことができる。顧問は会頭がこれを委嘱し、その任期は会頭の任期による。

第  2 章  広島医学会総会

(学会総会)

第 9条 広島医学会総会(以下「医学会総会」という。)は、年に 1回開催する。

(会長、準備委員長)

第10条 医学会総会の運営は会長がこれに当たる。会長は総会の推薦に基づいて市郡地区医師会長のうちから会頭がこれを委嘱

する。

2 会頭は医学会総会のために会長の推薦に基づいて、準備委員長 1名及び準備委員を委嘱する。

社団法人 昭和23.  7 制定・・・

一般社団法人 平成26.  4 改正 〃  26.  6 改正 〃  29.  3 改正

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(顕 彰)

第11条 会頭は会員の医学医術の振興に寄与した者に対してその業績を顕彰することができる。顕彰に関する規則は別に定める。

第  3 章  広島医学編集委員会

(編集委員)

第12条 「広島医学編集委員会」(以下委員会という)に委員長 1人、委員若干名を置く。委員は理事会の議を経て会頭がこれを

委嘱し、委員長は委員の互選による。

(誌上発表)

第13条 会員は「広島医学」誌上にその研究の成果を発表することができる。

(投稿規定)

第14条 投稿に関する規定は、理事会の議を経て会頭がこれを定める。

補     則

第15条 医学会に関する事業計画、予算決算等についての審議は、広島県医師会の理事会においてこれを行う。

第16条 本規則に定めのない事項については理事会の議を経て会頭がこれを定める。

第17条 本規則の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

附     則

(施行期日)

 この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施行する。

附     則

(施行期日)

 この規則は、平成26年 6 月 8 日より施行する。

 この規則は、平成29年 3 月12日より施行する。

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広島医学会賞に関する規約

第 1条 本賞は医学医術の振興に寄与した会員の業績を顕彰することを目的とする。

第 2条 本賞受賞者は広島医学会会員であることを要する(準会員を除く)。

第 3条 本賞受賞者は次の選考方法によって決定する。

2 受賞者は選考委員会においてこれを決定する。

3 選考委員は会頭の委嘱したものをもって組織する。

4 受賞者はあらかじめ定められた期間の広島医学に発表せられた業績中から選考し、これを決定する。

5 会員は前第 3項の規定により表彰に価する論文を会頭に申し出ることができる。

第 4条 第 3条によって決定された受賞者には賞状並びに賞金を贈って、会頭がこれを表彰する。

第 5条 会頭は、受賞者に対して広島医学会総会の席上において受賞講演を要請することができる。

槙殿賞に関する規約

第 1条 本賞は臨床医家の研究業績を顕彰し、以てその研究意欲を鼓舞し医道昂揚に資することを目的とする。

第 2条 本賞は槙殿順氏から供与された200万円の基金をもってこれに充てる。

第 3条 本賞受賞者は広島県医師会員にあって開業医家を優先する。

第 4条 本賞受賞の対象とする業績は研究機関においてなされたものを除く。

第 5条 本賞の受賞を推薦しようとするものは予め定められた日までに広島医学会会頭に申告するものとする。

第 6条 申告には次の書類が必要である。既に発表された該当論文の別冊もしくは概要。

第 7条 広島医学会会頭は広島医学会賞選考委員会にはかって受賞者を決定する。

第 8条 受賞候補者が数名あってその業績、人格に順位を決し難い場合は 1名以上を受賞者とすることができる。

第 9条 顕彰に値する候補者がないと認めた場合は次年度に繰り越すものとする。

第10条 受賞者は当該年広島医学会総会の席上で会頭が賞状を授与し、賞金を贈ってこれを顕彰するものとする。

第11条 会頭は、受賞者に対して広島医学会総会の席上において受賞講演を要請することができる。

論文奨励賞に関する規約

第 1条 本賞は初期臨床研修医の医学・医術の向上を目的として、医学研究成果を発表し業績を顕彰することを目的とする。

第 2条 本賞受賞者は初期臨床研修医であることを要する。

第 3条 本賞受賞者は次の選考方法によって決定する。

2 受賞者は選考委員会においてこれを決定する。

3 選考委員は会頭の委嘱したものをもって組織する。

4 受賞者はあらかじめ定められた期間の広島医学に発表せられた業績中から選考し、これを決定する。

5 初期臨床研修医は前第 4項の規定により表彰に価する論文を会頭に申し出ることができる。

第 4条 第 3条によって決定された受賞者には賞状並びに賞金を贈って、会頭がこれを表彰する。

第 5条 会頭は、受賞者に対して広島医学会総会の席上において受賞講演を要請することができる。

附     則

(施行期日)

 この規約は、平成26年 6 月 8 日より施行する。

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広島臨床外科医学会賞及び広島臨床外科医学会奨学金に関する規約

第 1条 広島臨床外科医学会賞(以下医学会賞という)及び広島臨床外科医学会奨学金(以下奨学金という)は臨床外科医学医

術の振興、研究意欲の高揚を計ることを目的とする。

第 2条 昭和 9年広島の外科医、島 薫、松尾信吉、日下部旦三らの提案から日本臨床外科医学会は発足し、今日の発展をみた。

これを広島の外科医は誇りに思い、その意にそうべく第45回日本臨床外科医学会が広島で開催されたのを機会に医学会賞、奨

学金基金を設立した。

第 3条 医学会賞の受賞者及び奨学金の取得者は広島県医師会の会員であることを要する。

第 4条 医学会賞はあらかじめ定められた期日より 3年以内に発表された研究業績に対し、奨学金は秀れた研究計画の下に、新

たに研究を始めようとするもの、又は研究を継続している者に対して与えられる。

第 5条 医学会賞の受賞者及び奨学金の取得者は臨床外科振興基金運営委員会(以下運営委員会という)に於いてこれを決定す

る。

第 6条 運営委員会は広島外科会より推薦された委員 5名及び県医師会常任理事 5名を以て組織する。

2 委員は広島県医師会会長が委嘱する。

第 7条 広島医学会会頭は広島医学会総会に於いて賞状及び賞金又は奨学金を贈呈しこれを顕彰する。

第 8条 この規約の改廃は運営委員会の議を経なければならない。

第 9条 この規約に定めるものの外必要な事項は別に定める。

広島臨床外科医学会賞及び広島臨床外科医学会奨学金に 関する規約施行細則

第 1条 医学会賞及び奨学金は基金の利息をもってこれにあてる。

第 2条 応募しようとする者は毎年定められた期日までに次の書類を広島医学会会頭に提出するものとする。

     医学会賞

      発表された論文の別刷

      電子出版に掲載された論文は、その印刷された別冊

     奨学金

      現在継続中の研究ならびに新しく取りかかろうとする研究の概要

第 3条 医学会賞ならびに奨学金を申請しようとするものは広島大学外科教室(第 1外科、第 2外科、整形外科、脳神経外科、

原医研腫瘍外科)の教授又は広島外科会会長の推薦を要する。

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広島県医師会裁定委員会規則

(委員長及び副委員長)

第 1条 裁定委員会(以下「本委員会」という。)に、委員長及び副委員長各 1名を置く。

2 委員長及び副委員長は、本委員会において、その委員が互選する。

(委員長及び副委員長の職務)

第 2条 委員長は、本委員会の議事を整理し、秩序を保持する。

2 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

(委員会の定足数及び決議)

第 3条 本委員会は、委員 3分の 2以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。

2 本委員会の議事は、出席委員の 4分の 3以上でこれを決する。

(本委員会と市郡地区医師会との裁定の関係)

第 4条 本委員会における裁定(調停を含む。以下同じ。)は、所属市郡地区医師会の裁定に不服がある場合に、これを行うもの

とする。

(裁定申請及び訴状等)

第 5条 市郡地区医師会の裁定に不服がある者は、本委員会の裁定を申請することができる。

2 本委員会に裁定を申請しようとする者は、その裁定の写し、提訴理由及び立証を具える訴状並びにその副本 2通を作成し、

申請書に署名して、会長に提出しなければならない。

3 前項の場合において、市郡地区医師会の裁定を経たものについては、その裁定があった日から30日以内に、その申請書が

提出されなければ、これを受理しないものとする。

(市郡地区医師会へ申請書等受理の通知)

第 6条 会長は、裁定の申請書、訴状その他の関係書類を受理したときは、当該案件を本委員会に付託するとともに、その旨を

当該市郡地区医師会に通知しなければならない。

(答弁書及び意見書の提出)

第 7条 会長は、本委員会に当該案件を付託したときは、訴状の副本 1通を、争訟を提起された市郡地区医師会に送付し、期限

を定めて、答弁書を提出すべき旨を通知するものとする。

(申請の却下)

第 8条 本委員会は、案件の付託があった場合において、当該案件が裁定の請求をすることができないものと認めるとき、又は

裁定の請求が所定の手続に違反するものと認めるときは、本委員会の決定をもって、その申請の却下を会長に具申することが

できる。

(答弁書及び意見書不提出の場合)

第 9条 本委員会の裁定の期日までに、当該案件に対する答弁書及び意見書が提出されなかったときは、本委員会は、訴状だけ

で審査し、裁定することができる。

(争訟を提起した会員からの意見聴取)

第10条 本委員会の裁定にあたっては、委員長は必要があると認めるときは、争訟を提起した会員の意見を聞かなければならな

い。

(裁定を下した者からの意見聴取)

第11条 会員相互間の紛議に関する調停にあたっては、定款第56条第 2項の規定により、争訟につき裁定を下した市郡地区等医

師会の意見を聞かなければならない。

平成26.  4 改正

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(医師会相互間の紛議調停の依頼手続)

第12条 市郡地区等医師会相互間の紛議に関して、定款第56条第 3項の規定により本委員会に調停を依頼する場合には、次の事

項を記載した文書を、会長に提出しなければならない。

( 1)調停依頼者の名称及び代表者

( 2)相手方たる当事者の名称及び代表者

( 3)紛議の年月日

( 4)紛議の経過及び結果

(相手方に対し調停依頼の要旨通知)

第13条 会長は、当事者の一方から前 2条の規定による調停の依頼を受けたときは、直ちに、他の当事者にその要旨を通知しな

ければならない。

(調停案件の付託)

第14条 会長は、定款第56条第 1項の規定に基づく紛議に関する調停の依頼を受けたときは、直ちに、当該案件を本委員会に付

託しなければならない。

(審議開始の当事者への通知)

第15条 紛議に関する調停について審議を開始しようとするときは、委員長は、会長を経由して、その審議の開始の日の 7日前

までに、当事者双方にその旨を通知しなければならない。

(審議不公開)

第16条 本委員会の審議は、公開しない。

(審議顛末の会長への報告)

第17条 委員長は、当該案件について裁定又は調停の決議があったときは、その審議の経過及び決議の結果とその理由を、文書

をもって、会長に報告しなければならない。

(委員長報告の取扱)

第18条 会長は、前条の規定による報告を受けたときは、これを理事会にはかって、すみやかに、その取扱いを決定しなければ

ならない。

(事務局の事務取扱)

第19条 本委員会の事務は、事務局をしてあたらしめるものとする。

(改 廃)

第20条 本規則の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

附     則

(施行期日)

 この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施行する。

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代 議 員 会 議 事 規 則

第  1 章  総     則

(開催日及び参集)

第 1条 定時代議員会は、 6月の第 2日曜日を開催予定日とする。会議時間は、午前10時開会とし、午後 4時30分閉会を目処と

する。

2 代議員は、招集日の開会時刻前に所定の議場に参集し、その旨を議長に通告しなければならない。

3 議長への出席通告は、事務局による出席の受付をもって、代行することができる。

(欠席の届出)

第 2条 代議員は、事故のため出席できないときは、当日の開会時刻までに、議長に届け出るようにしなければならない。

2 代議員は、出席できないときは、当日の開会時刻までに、その職務を代理する予備代議員を議長に届け出なければならない。

(会議中の出席及び退席)

第 3条 代議員は、会議中に出席したときは、自らその旨を議長に申告し、又は退席しようとするときは議長の許可を得なけれ

ばならない。

(議席の決定)

第 4条 代議員の議席については、次に掲げる地区ごとに、議長が指定する。

( 1)呉市・安芸地区

( 2)福山市・松永沼隈地区・深安地区・府中地区

( 3)尾道市・三原市・因島・世羅郡

( 4)大竹市・佐伯地区・三次地区・庄原市

( 5)安佐・安芸高田市・山県郡

( 6)賀茂東部・東広島地区・豊田郡・竹原地区

( 7)広島市

( 8)広島大学

2 議席には、番号札を設ける。

(代議員会の開閉)

第 5条 代議員会の開会及び閉会は、議長が宣告する。

2 代議員会の開会は、議長の指示による。

(会議の開閉)

第 6条 開議、散会、延会又は休憩は、議長が宣告する。

2 開議の時刻に至ったときは、議長は、会議を開くことを宣告する。

3 議長が、必要があると認めるとき、又は延会もしくは休憩の動議が可決されたときは、議長は延会又は休憩を宣告する。

4 議長が開議を宣告する前又は散会、延会もしくは休憩を宣告した後は、何びとも議事について発言することはできない。

(定足数の確認その他の措置)

第 7条 議長は、開会の宣告をした後、出席代議員が定足数に達していることを確認したときは、開議を宣告し、出席代議員が

定足数に達していないときは、休憩を宣告する。

2 前項により相当時間の休憩をしても、なお出席代議員が定足数に達しないときは、議長は、延会を宣告する。この場合、

議長は、会長と協議の上、理事会に対し、あらためて代議員会の招集を求めることができる。

一般社団法人 平成26.  4 改正 〃  29.  3 改正

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(会議中の定足数の欠如)

第 8条 議長は、会議中定足数を欠くに至るおそれがあると認めるときは、代議員の退席を制止し、又は議場外の代議員の出席

を求めることができる。

2 議長は、会議中に定足数を欠くに至ったと認めるときは、休憩又は延会を宣告することができる。

第  2 章  議     事

(議事運営委員会の設置)

第 9条 会議の円滑な運営をはかるため、議事運営委員会を設ける。

2 議事運営委員会に関する規則は、別に定める。

(議題の宣告)

第10条 議長は、会議に付する案件を議題とするときは、その旨を宣告する。

2 議長は、必要があると認めるときは、議題となった案件を職員をして朗読させる。

(一括議題)

第11条 議長は、必要があると認めるときは、 2件以上の案件を一括して議題とすることができる。

 ただし、出席代議員の 2名以上から異議の申立があるときは、会議にはかって決める。

(案件の説明、質問及び委員会付託)

第12条 会議に付する案件は、会議において提出者の説明を聞き、質問があるときは質問を行わせ、質問が終わったときは、討

論に付し、その終結の後、表決に付する。

2 議長は、質問が終わった後、討論を省略し、会議にはかって委員会を設け、これに付託することができる。

(委員会付託案件の審査及び継続審査)

第13条 代議員会は、必要があると認めるときは、委員会に付託した案件の審査について期限を付けることができる。

2 前項の期限内に審査を終わることができないときは、委員会は、期限の延期を代議員会に求めることができる。

3 前項の審査期限の延長が認められたときは、委員長は議長と協議の上、委員会を招集し、その継続審査をすることができる。

4 委員会が付託された案件の審査を終わったときは、委員長は、直ちに文書をもって、その経過及び結果を代議員会に報告

しなければならない。

(付託案件の報告)

第14条 議長は、委員会に付託した案件の審査が終わったときは、委員長にその経過及び結果の代議員会への報告を求める。

2 委員長の報告には、自己の意見を加えてはならない。

(委員長報告に対する質問、討論及び採決)

第15条 代議員は、委員長報告に対し、委員長に質問することができる。

2 議長は、前項の質問が終わったときは、討論に付し、その終結の後、表決に付する。ただし、議長が討論の必要がないと

認めるときは、会議にはかり、討論を経ないで直ちに表決することができる。

(決議案件の条項、字句及び数字等の整理)

第16条 代議員会は、決議の結果生じた条項、字句、数字その他の整理については、議長に委任することができる。

(議事の公開)

第17条 代議員会の会議は、これを本会会員に公開する。

第  3 章  発     言

(発言の許可等)

第18条 会議における発言は、自己の議席番号又は氏名を告げた上で、すべて議長の許可を得て行わなければならない。

2 発言の許可を得たときは、自席で発言するのを原則とするが、議長は、必要があると認めるときは、登壇させて発言させ

ることができる。

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(発言の要旨の提出等)

第19条 提出案件又は会務に関して質問又は討論をしようとする代議員は、あらかじめ、議長に発言の要旨を文書で提出しなけ

ればならない。

2 前項の規定にかかわらず、議長は、必要があると認めるときは、文書の提出によることなく、代議員に発言を認めること

ができる。

3 発言の順序は、議長が定める。

4 発言の要旨を文書で提出した者が欠席したとき、又は議場にいないときは、第 1項の文書はその効力を失う。

(議長の議席での発言及び討論)

第20条 議長が、代議員として発言しようとするときは、副議長を議長席につかせ、議席において発言しなければならない。た

だし、討論をしたときは、その議題の表決が終わるまでは、議長席に復することはできない。

(発言内容の制限)

第21条 発言はすべて簡明を旨とし、重複を避け、議題外にわたり、又はその範囲を超えてはならない。

2 議長は、その発言が前項の規定に反すると認めるときは注意をし、なお従わないときは発言を禁止することができる。

3 代議員は、議題になっている案件に限り、質問をすることができる。

(発言回数の制限)

第22条 質問は、同一代議員につき、同一議題について 2回を超えることができない。ただし、特に議長の許可を得た場合は、

この限りでない。

(発言時間の制限)

第23条 議長は、必要があると認めるときは、あらかじめ、発言時間を制限することができる。

2 前項により発言時間の制限をした場合に、代議員の発言がその制限時間を超えたときは、議長は、注意を重ねた後、発言

の中止を命ずることができる。

(質問又は討論の終結)

第24条 質問又は討論が終わったときは、議長は、その終結を宣告する。

2 質問又は討論が続出して容易に終結できないときは、代議員は、質問又は討論終結の動議を提出することができる。

3 前項の動議が提出されたときは、議長は、会議にはかってこれを決する。

第  4 章  表     決

(表決問題の宣告)

第25条 議長は、表決をとろうとするときは、表決に付する案件又は動議の内容を宣告しなければならない。

2 議長が表決を宣告した後は、何びとも議題について発言することができない。ただし、表決の方法についての発言は、こ

の限りではない。

(不在代議員)

第26条 表決宣告の際、議場にいない代議員は、表決に加わることができない。

(起立、挙手又は投票による表決)

第27条 議長が表決をとろうとするときは、賛成する者に起立又は挙手をさせ、その多少を認定して可否の結果を宣告する。

2 議長が起立者又は挙手者の多少を認定し難いとき、又は議長の宣告に対し出席代議員の 5分の 1以上の者から異議の申立

があったときは、議長は、記名投票又は無記名投票で表決をとる。

(記名投票又は無記名投票による表決)

第28条 議長が、必要があると認めるとき、又は出席代議員の 5分の 1以上の者から要求があるときは、議長は、会議にはかっ

て、記名投票又は無記名投票で表決をとる。

(選挙規定の準用)

第29条 前 2条の規定により記名投票又は無記名投票を行う場合には、定款施行細則第27条、第28条、第32条及び第33条の規定

を準用する。この場合において、定款施行細則第27条及び第28条中「選挙管理委員会委員長」とあるのは「代議員会の議長」

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と、「選挙管理委員」とあるのは「代議員」と読み替えるものとする。

(表決訂正の禁止)

第30条 代議員は、自己の表決の訂正を求めることはできない。

(異議申立の場合の表決)

第31条 議長は、表決について異議の有無を会議にはかることができる。

2 異議がないと認めるときは、議長は、可決の旨を宣告する。ただし、議長の宣告に対し、出席代議員の 5分の 1以上の者

から異議の申立があるときは、議長は、起立の方法で表決をとらなければならない。

(修正案の採決の順序)

第32条 代議員の提出した修正案は、原案より先に採決しなければならない。

2 同一の議題について、代議員から数箇の修正案が提出されたときは、議長が採決の順序を定める。

3 前 2項の規定にかかわらず、議長が適切と認めるときは、原案から先に採決をすることができる。

第  5 章  議題及び議案

(議題の提出)

第33条 代議員は、理事に対し、一定の事項を代議員会の議題とすることを請求することができる。

2 前項の規定による請求は、案を具え理由を付し、発議者を含めて代議員の30分の 1以上の連署とともに、書面をもって代

議員会開催の 6週間前までに行わなければならない。

(議案の提出)

第34条 代議員は、代議員会の議題である事項について、代議員会に議案を提出することができる。ただし、当該議案が法令も

しくは定款に違反する場合又は実質的に同一の議案につき代議員の10分の 1以上の賛成を得られなかった日から 3年を経過し

ていない場合には、この限りではない。

2 前項の規定による議案の提出は、案を具え理由を付し、書面をもって、議長に提出しなければならない。

(案件の委員会付託)

第35条 議長は、必要があると認めるときは、会議にはかり、案件を委員会に付託することができる。

第  6 章  委  員  会

(代議員会設置の委員会)

第36条 定款第59条の規定に基づき設置される委員会に関しては、本章の定めるところによる。

(委員会の任務)

第37条 委員会は、代議員会の決議により付託された案件を審査する。

(委員の選出)

第38条 委員会の委員は、議長がこれを指名し、又は代議員会においてこれを選出することができる。

(委員長及び副委員長の選出)

第39条 委員会は、委員長 1名、必要により副委員長 1名を置く。

2 委員長及び副委員長は、委員会において委員が互選する。

(委員長の任務)

第40条 委員長は、委員会の秩序を保持し、議事を整理し、議事の経過及び結果を代議員会に報告しなければならない。

2 副委員長は、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

3 委員会は、委員長が招集する。

(委員会の議事)

第41条 委員会は、委員半数以上の出席がなければ、議事を開き決議することができない。

2 委員会の議事は、出席委員の過半数でこれを決する。

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(会議中の委員会の開催禁止)

第42条 委員会は、代議員会の会議中は開くことができない。ただし、議長の許可を得た場合は、この限りではない。

(閉会中の継続審査)

第43条 委員会は、これに付託された案件については、代議員会の決議を得れば、閉会中も、なお継続して審査することができ

る。その結果については、次期の代議員会に報告しなければならない。

(委員の発言)

第44条 委員は、議題について質問し、意見を述べることができる。ただし、委員会において別に発言の方法を決めたときは、

この限りではない。

(委員外代議員の出席発言)

第45条 委員会は、審査の案件について必要があると認めるときは、委員でない代議員の出席を求めて、説明又は意見を聞くこ

とができる。

(理事等の出席発言)

第46条 委員会は、審査の案件について必要があると認めるときは、理事等の出席を求めて、説明又は意見を聞くことができる。

(委員の修正案の提出)

第47条 委員は、修正案を発議しようとするときは、あらかじめ、その案を委員長に提出しなければならない。

(案件の発議者の出席発言)

第48条 委員会に付託された案件の発議者は、委員会に出席して意見を述べることができる。ただし、当該委員でない者は、そ

の表決に加わることができない。

(委員会の秘密会)

第49条 委員会の会議は、出席委員の 2分の 1以上の多数の決議により秘密会とすることができる。

(議長及び副議長の出席発言)

第50条 議長及び副議長は、委員会に出席して意見を述べることができる。ただし、表決に加わることはできない。

第  7 章  規     律

(品位の尊重及び規律の遵守)

第51条 代議員は、代議員会の品位を重んじ規律を守らなければならない。

(規律の制定)

第52条 規律に関する問題は、議長が別に定めることができる。ただし、議長は、必要があると認めるときは、討論を用いない

で会議にはかって決めることができる。

第  8 章  議  事  録

(議事録の作成)

第53条 議長は、代議員会の会期ごとに、法令に定めるところにより議事録を作成しなければならない。

(議事録の公表とその制限)

第54条 議事録の要旨は、これを公表する。

2 前項の議事録には、第21条第 2項の規定による議長の禁止した発言にかかる事項については、掲載しない。

(議事録署名者)

第55条 議事録には、議長及び議長が指名した 2名の代議員が連署しなければならない。

第  9 章  補     則

(議事規則の改正)

第56条 この規則を改正しようとするときは、代議員会の決議を経なければならない。

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附     則

(施行期日)

 この議事規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施

行に伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施行する。

(附 則)

 この規則は、平成29年 3 月12日より施行する。

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議 事 運 営 委 員 会 規 則

(組 織)

第 1条 本委員会の委員は、代議員会の議長及び副議長並びに別紙地区ブロックごとに選出された原則13名をもって組織する。

2 前項の委員に事故があるときは、その地区の代理者がこれに代わることができる。

(委員長及び副委員長)

第 2条 本委員会に委員長及び副委員長各 1名を置く。

2 委員長には議長が、副委員長には副議長があたる。

3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理し、委員長が欠けたときはその職務を行う。

4 委員長及び副委員長がともに欠けたときは、議事運営委員会において、委員の年長者の中から互選した仮委員長が、その

職務を行う。

(任 務)

第 3条 本委員会は、代議員会の円滑な運営を図るため、特に地区との連絡を緊密にし、議事運営に関する重要な事項について、

協議する。

2 定款第 6章に定める役員は、本委員会に出席して、意見を述べることができる。

(招 集)

第 4条 本委員会は、委員長が招集する。

(会議の開催)

第 5条 本委員会は、代議員会開催 1時間前に開催、及び必要に応じて開催する。

(任 期)

第 6条 本委員会の委員の任期は、代議員の任期による。ただし、委員の変更により新しく委員となった者の任期は、前任者の

残任期間とする。

(改 廃)

第 7条 本規則の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

附     則

(施行期日)

 この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施行する。

平成26.  4 制定 〃  26.  6 改正 〃  29.  3 改正

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<別紙>

1 .議事運営委員会委員選出ブロック

代議員数 員 数

 ( 1)呉市・安芸地区ブロック  18名  1名

 ( 2)福山市・松永沼隈地区・深安地区・府中地区ブロック  17名  1名

 ( 3)尾道市・三原市・因島・世羅郡ブロック  13名  1名

 ( 4)大竹市・佐伯地区・三次地区・庄原市ブロック  14名  1名

 ( 5)安佐・安芸高田市・山県郡ブロック  15名  1名

 ( 6)賀茂東部・東広島地区・豊田郡・竹原地区ブロック  11名  1名

 ( 7)広島市ブロック  48名  4名

 ( 8)広島大学ブロック  11名  1名

   委員数 147名 11名

(*平成29年12月 1 日現在)

2.ブロック質問数及び個人質問数

 ブロック質問数及び個人質問数は、代議員数に応じた公平な質問機会を確保するため、それぞれ原則各ブロック 1問とするが、

「( 7)広島市ブロック」については、ブロック質問及び個人質問とも、それぞれ最大 4問までに努めるものとする。

 ブロック質問  原則各ブロック 1問 最大11問

 個人質問    原則各ブロック 1問 最大11問

22問

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議事運営委員会決定事項

◎代議員会開催日時について

1 . 6 月の開催日程

① 定時代議員会(事業報告、決算承認、役員改選( 2年に一度)等)

  毎年 6月の第 2日曜日を開催予定日とする。

2. 3月並びに 5月又は 6月の開催日程

① 臨時代議員会(事業計画・予算報告等)

  毎年 3月の第 2日曜日を開催予定日とする。

② 臨時代議員会(会長候補理事選任等)

  役員改選を行う年の 5月のうち理事会が定める日に開催する。ただし、会長候補理事の立候補者が 1名のみの場合に

は、 6月の定時代議員会開催日にこれの開会に先駆けて開催する。

3.会議の開会時間は、理事会で決めることとし、原則として午前10時00分に開会し、午後 4時30分閉会を目処とする。

◎代議員の出席確認について

1 .代議員の出席の確認は、代議員会議事規則第 1条第 3項「議長への出席通告は、事務局による出席の受付をもって、代行

することができる。」の規定に基づき行うこととし、氏名点呼による確認は、原則として行わないこととする。

◎質問について

1 .本会議での質問は所定の様式による事前通告制とし、ブロック※質問(ブロック代表 1名)と個人質問の 2種類とする。ブ

ロック質問と個人質問はともに代議員数に応じた公平な質問機会を確保するため、原則各ブロックから 1問までとするが、

「( 7)広島市ブロック」については、ブロック質問及び個人質問とも、それぞれ最大 4問まで可能とし、計最大11問までに

なるよう努力する。質問内容は、それぞれのブロックで決定する。内容が重複又は類似する場合は議事運営委員会で調整す

る。なお、ブロックで個人質問を 2名出す場合、ブロックにおいて順位を付し、そのうち順位 2位の個人質問については、

議事運営委員会において、代議員会議場で回答するもの( 5名以内)と、代議員会後に『広島県医師会速報』を用いて誌上

回答できるものとに分ける。※議事運営委員会規則 別紙 議事運営委員会委員選出ブロック

2.会長挨拶に対する質問(個人質問)を行う代議員は、議席番号、氏名、質問事項及びその要旨を文書(所定の様式)で、

代議員会当日の12時までに、広島県医師会館内議長へ通告する。

 ただし、午後から開催する臨時代議員会での会長挨拶に対する個人質問は、会長挨拶終了後から 1時間以内に広島県医師

会館内議長へ通告する。その場合、議長はその代議員会における全ての議事終了後、一旦休会し、議事運営委員会を開催し、

これにより、質問通告の受理の可否、発言順位、回答方法等について協議、決定する。

3.議題となっている案件(報告事項及び議案)に対する質問(ブロック質問又は個人質問)を行う代議員は、議席番号、氏

名、質問事項及びその要旨を文書(所定の様式)で、代議員会開催日の 4日前までにブロックで調整の上、広島県医師会館

内議長へ通告する。ただし、休日を勘案して日限を変更することがある。

4.質問内容が、純然たる政治活動に関する問題は除く。明確にこれと区別できない事項について、関連して触れることにつ

いては差し支えないものとするが、議事運営委員会において調整する。

5.質問の順番については、議事運営委員会において決定する。

6.質問の回数は、代議員会議事規則第22条により 2回以内、即ち本質問の他に再質問 1回以内とする。ただし、特に議長の

許可を得た場合はこの限りではない。

7.ブロック質問者は、論点を明確にして 5分以内で行う。個人質問者は、 1人 2項目以内で論点を明確にして 3分以内で行

う。再質問は、 1人 1分以内で行う。

8.関連質問は、会議時間を勘案して議長の判断で許可することがある。その場合、 1人 1分以内自席で行う。

平成26年 5 月27日    決定平成27年 1 月12日 一部改正平成27年 2 月16日 一部改正平成28年 3 月 9 日 一部改正平成29年 1 月23日 一部改正平成29年 6 月 7 日 一部改正平成30年 3 月 7 日 一部改正

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◎答弁について

1 .理事者の答弁は、原則として質問者ごとに行う。

2.理事者の答弁は、簡潔かつ明確に結論を述べるようお願いする。

◎一括質問・一括答弁について

1 .個人質問において質問内容が重複又は類似している場合は、質問者による一括質問並びに理事者の一括答弁を認めること

とする。

2.一括質問・一括答弁の手順としては以下の通りとする。

① 内容が重複又は類似する質問者による一括質問

② 理事者の一括答弁

③ 質問者による再質問

④ 関連質問

◎平成29年度及び平成30年度の特例

1 .事業報告、報告事項及び議案として、議題となっている案件に対するブロック質問又は個人質問で、ブロックで調整が困

難な場合には、平成29年度及び平成30年度の特例として、前記「質問について」第 1項、第 3項及び第 4項の規定にかかわ

らず、市郡地区医師会で調整の上、4日前までに広島県医師会館内議長に文書(所定の様式)で直接通告できるものとする。

2.前項の通告を受理した場合、議事運営委員会で、質問内容並びにブロック毎の均衡及びブロック内の市郡地区医師会毎の

均衡などを総合的に勘案し、 代議員会議場で回答するものと、代議員会後に『広島県医師会速報』を用いて誌上回答できる

ものとに分ける。

【参考】議事運営委員会規則 別紙 議事運営委員会委員選出ブロック

<別紙>

1 .議事運営委員会委員選出ブロック

代議員数 員 数

 ( 1)呉市・安芸地区ブロック  18名  1名

 ( 2)福山市・松永沼隈地区・深安地区・府中地区ブロック  17名  1名

 ( 3)尾道市・三原市・因島・世羅郡ブロック  13名  1名

 ( 4)大竹市・佐伯地区・三次地区・庄原市ブロック  14名  1名

 ( 5)安佐・安芸高田市・山県郡ブロック  15名  1名

 ( 6)賀茂東部・東広島地区・豊田郡・竹原地区ブロック  11名  1名

 ( 7)広島市ブロック  48名  4名

 ( 8)広島大学ブロック  11名  1名

   委員数 147名 11名

(*平成29年12月 1 日現在)

2.ブロック質問数及び個人質問数

 ブロック質問数及び個人質問数は、代議員数に応じた公平な質問機会を確保するため、それぞれ原則各ブロック 1問とするが、

「( 7)広島市ブロック」については、ブロック質問及び個人質問とも、それぞれ最大 4問までに努めるものとする。

 ブロック質問 原則各ブロック 1問 最大11問

 個人質問 原則各ブロック 1問 最大11問

22問

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【参考】代議員会議事規則 第 3章「発言」 第18条~第24条

第  3 章  発     言

(発言の許可等)

第18条 会議における発言は、自己の議席番号又は氏名を告げた上で、すべて議長の許可を得て行わなければならない。

2 発言の許可を得たときは、自席で発言するのを原則とするが、議長は、必要があると認めるときは、登壇させて発言させ

ることができる。

(発言の要旨の提出等)

第19条 提出案件又は会務に関して質問又は討論をしようとする代議員は、あらかじめ、議長に発言の要旨を文書で提出しなけ

ればならない。

2 前項の規定にかかわらず、議長は、必要があると認めるときは、文書の提出によることなく、代議員に発言を認めること

ができる。

3 発言の順序は、議長が定める。

4 発言の要旨を文書で提出した者が欠席したとき、又は議場にいないときは、第 1項の文書はその効力を失う。

(議長の議席での発言及び討論)

第20条 議長が、代議員として発言しようとするときは、副議長を議長席につかせ、議席において発言しなければならない。た

だし、討論をしたときは、その議題の表決が終わるまでは、議長席に復することはできない。

(発言内容の制限)

第21条 発言はすべて簡明を旨とし、重複を避け、議題外にわたり、又はその範囲を超えてはならない。

2 議長は、その発言が前項の規定に反すると認めるときは注意をし、なお従わないときは発言を禁止することができる。

3 代議員は、議題になっている案件に限り、質問をすることができる。

(発言回数の制限)

第22条 質問は、同一代議員につき、同一議題について 2回を超えることができない。ただし、特に議長の許可を得た場合は、

この限りでない。

(発言時間の制限)

第23条 議長は、必要があると認めるときは、あらかじめ、発言時間を制限することができる。

2 前項により発言時間の制限をした場合に、代議員の発言がその制限時間を超えたときは、議長は、注意を重ねた後、発言

の中止を命ずることができる。

(質問又は討論の終結)

第24条 質問又は討論が終わったときは、議長は、その終結を宣告する。

2 質問又は討論が続出して容易に終結できないときは、代議員は、質問又は討論終結の動議を提出することができる。

3 前項の動議が提出されたときは、議長は、会議にはかってこれを決する。

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財 務 委 員 会 規 則

(財務委員会の設置等)

第 1条 本会に財務委員会を設置し、この委員会は代議員会議事規則第36条から第50条までの規定によるほか、本規則第 2条以

下に定めるところによる。

(委員会の任務)

第 2条 財務委員会は、次の案件を審査する。

( 1)各年度事業計画及び収支予算に関すること

( 2)各年度決算に関すること

( 3)その他、代議員会及び理事会の決議により付託された案件

(委 員)

第 3条 財務委員会の委員は、地区ごとに選出された原則 9名をもって組織する。

2 前項の地区及びそれぞれの選出人数は、次の各号に掲げる各地区より、それぞれ各号に定める人数をそれぞれ推薦しても

らうこととし、代議員会議長が代議員会でこれを指名する。

( 1)呉市・安芸地区  1名

( 2)福山市・松永沼隈地区・深安地区・府中地区  1名

( 3)尾道市・三原市・因島・世羅郡  1名

( 4)大竹市・佐伯地区・三次地区・庄原市  1名

( 5)安佐・安芸高田市・山県郡  1名

( 6)賀茂東部・東広島地区・豊田郡・竹原地区  1名

( 7)広島市  2名

( 8)広島大学  1名

3 前項の委員に事故がある時は、その地区の代理者がこれに代わり出席して意見を述べることができる。ただし、評決に加

わることはできない。

(任 期)

第 4条 財務委員会の委員の任期は、代議員の任期による。ただし、委員の変更により新しく委員となった者の任期は、代議員

会で議長から指名を受けたのちの前任者の残任期間とする。

(理事等の出席発言)

第 5条 定款第 6章に定める役員は、本委員会に出席して意見を述べることができる。

(改 廃)

第 6条 本規則の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

附     則

(施行期日)

 この規則は、平成29年 3 月12日から施行する。

平成29. 3.12 制定

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広島県医師会委員会規程

(総 則)

第 1条 一般社団法人広島県医師会定款第59条の規定により設置する委員会は、この規程の定めるところによる。

(設 置)

第 2条 委員会を設置するときは、次に掲げる事項について理事会の承認を受けるものとする。

( 1)委員会の名称

( 2)委員会の所掌事務

( 3)委員会の組織

( 4)委員会を担当する役員

(委員の委嘱)

第 3条 委員会の委員は、会長が委嘱する。

(任 期)

第 4条 委員の任期は、当該期役員の在任期間以内とし、委嘱に当たって、その都度定める。

(委員長等)

第 5条 委員会に委員長 1人、必要により副委員長 3人以内をおき、会長の指名又は委員の互選によりこれを定める。

2 委員長は、委員会の事務を総理する。

3 副委員長は、委員長を補佐し、委員長に事故があるときはその職務を代理する。

4 副委員長を置かない場合において、委員長に事故があるときは、あらかじめ指名する委員がその職務を代理する。

(会 議)

第 6条 委員会は、委員長が招集する。

2 委員会は、必要があるときは会長の了解を得て学識経験者等に出席を依頼し、その意見を聴くことができる。

(報 告)

第 7条 委員会は、その所掌事務に関する審議の結果について、必要に応じ会長に報告するものとする。

(服 務)

第 8条 委員は、業務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。

(専門委員)

第 9条 委員会に専門の事項を調査検討するため、専門委員を置くことができる。

2 専門委員は、委員長の推薦を受けて会長が委嘱する。

(庶 務)

第10条 委員会の庶務は、指定された事務局において処理する。

(雑 則)

第11条 この規程に定めるもののほか、委員会の運営について必要な事項は、委員長が委員会に諮って定める。

附     則

(施行期日)

1  この規程は、平成28年 4 月 5 日から施行する。

平成26.  6 制定 〃  28.  4 改正

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平成26.  6.  8     制定 〃  28.  6.  7 一部改正

医 事 紛 争 委 員 会 細 則

(委員会の名称)

第 1条 広島県医師会委員会規程第 2条の規程により、広島県医師会医事紛争委員会(以下「本委員会」という。)を置く。

(委員会の所掌事務)

第 2条 本委員会は、医事紛争の未然防止・医療安全について対策を講じると同時に、会員が安心して医業を行えるよう、医事

紛争解決を支援し、会員の精神的負担を軽減することを目的とし、次の事業を行う。

( 1)医事紛争処理に関する事項

( 2)医師賠償責任保険に関する事項

( 3)医事紛争防止対策に関する事項

( 4)その他目的達成のため必要な事項

(委員会の組織)

第 3条 目的達成のため、本委員会に下記を設け、役割分担する。

( 1)合同審議会

 原則月に 1回開催し、全委員を招集し、各審議会での審議内容の報告を行い情報共有する。

 また、理事会に上程する案件や、その他本委員会運営に関わる全般について協議する。

( 2)保険審議会

 広島県医師会と医師賠償責任保険の団体契約をした幹事損害保険会社との協定書に基づく構成で、原則月に 1回開催す

る。

( 3)専門審議会

 報告のあった医事紛争につき、医療上の審案・対応について協議するため、随時開催する。

 委員長は必要に応じて臨時委員を委嘱することができ、臨時委員は当該事案に関してのみ、専門審議会に出席し意見を

述べることができる。

2 各審議会の議事はすべて非公開とする。

3 委員、審議会関係者及び関係の市郡地区医師会役員は、その業務に関し知り得た秘密を故なく漏らしてはならない。

(医師賠償責任保険)

第 4条 本委員会は会員に対し、医師賠償責任保険の加入を推奨する。

 日本医師会医師賠償責任保険の他、本委員会は東京海上日動火災保険(株)との協定書に従い団体契約を結び会員に有用な

保険の普及を行う(取扱代理店 広医(株))。

2 日本医師会医師賠償責任保険の免責分の担保となり、少額の紛争解決に極めて有用ないわゆる100万円の医師賠償責任保険

(100万円保険)については原則全員加入とし、保険料(年額6,010円)は会員が負担することとする。但し、会員の申出によ

り加入しないこともできる。

3 保険料の徴収は、広島県医師会会費賦課徴収規則第 5条に準じて徴収する。

(医事紛争処理)

第 5条 医事紛争が発生した場合、当該会員は医事紛争報告書及びその他必要な書類を添付し、速やかに所属市郡地区医師会を

経由して、会長に届け出るものとする。

2 会長は、医事紛争報告書を受理したときは速やかに本委員会にその処理を付託するものとする。ただし、日医医賠責保険

に付託する事案については、日医医賠責保険紛争処理手続の定めるところによる。

3 本委員会は、役割に応じ各審議会等に振り分け対応する。

4 当該会員は審議会等に出席し、その事情を説明し、意見を述べることができる。

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5  当該医事紛争が終結したときは、その結果を会長並びに関係市郡地区医師会長に報告するものとする。

(医事紛争報告受理の制限)

第 6条 本委員会は、次の各号に該当する場合は、医事紛争報告書を原則として受理しない。

( 1)会員が、事故報告をすることなく独自で事故処理を完了したもの。

( 2)現代の医学により是認された医療行為でないもの。

( 3)その他委員会において不適当と認めるもの。

2 第 1項第 2号の医療行為の範囲に疑義があるときは、本委員会の判定による。

(医事紛争処理費用に関する事項)

第 7条 紛争処理費用(賠償金及び争訟費用)については、賠償責務者が加入する医師賠償責任保険等の保険金をもってこれに

充てる。

2 前項に該当しない場合は、原則として当事者会員並びに賠償債務者の負担とする。

 ただし、公益法人移行までの間は、本委員会において紛争解決のために必要と判断した費用については、1件について300

万円を超えない範囲内において理事会の決議により支出できるものとする。

(意見等の発表)

第 8条 医師会の内外を問わず、本委員会取扱事案に関する意見及び論文等の発表は、本委員会の承認を得て行うこととし、個

人の秘密は厳守する。

(細則の改廃)

第 9条 本細則の改廃は、理事会の議決に基づいて行うものとする。

附     則

第 1条 この細則は平成28年 6 月 7 日から施行する。

第 2条 平成26年 6 月 8 日前に本委員会が受理している医事紛争報告については、本委員会で協議の上、理事会及び代議員会の

決議により従前の例によることができるものとする。

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広島県医師会部会規程

(総 則)

第 1条 一般社団法人広島県医師会定款第59条の規程により設置する部会は、この規程の定めるところによる。

(設 置)

第 2条 部会を設置するときは、次に掲げる事項について理事会の承認を受けるものとする。

( 1)部会の名称

( 2)部会の所掌事務

( 3)部会の組織

( 4)部会を担当する役員

(委員の委嘱)

第 3条 部会の委員は、会長が委嘱する。

(任 期)

第 4条 委員の任期は、当該期役員の在任期間以内とし、委嘱に当たって、その都度定める。

(部会長等)

第 5条 部会に、部会長 1人、必要により副部会長 3人以内をおき、会長の指名又は委員の互選によりこれを定める。

(会 議)

第 6条 部会は部会長が招集する。

2 部会は、必要があるときは会長の了解を得て学識経験者等に出席を依頼し、その意見を聴くことができる。

(報 告)

第 7条 部会は、その所掌事務に関する審議の結果について、必要に応じ会長に報告するものとする。

(服 務)

第 8条 委員は、業務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。

(専門分科会)

第 9条 部会には専門の事項を調査検討するため、専門分科会を置くことができる。

2 専門分科会委員は、部会長の推薦を受けて会長が委嘱する。

(庶 務)

第10条 部会の庶務は、指定された事務局において処理する。

(雑 則)

第11条 この規程に定めるもののほか、部会の運営について必要な事項は、部会長が部会に諮って定める。

附     則

(施行期日)

1  この規程は、平成26年 6 月 3 日から施行する。

2 この規程の施行時に既に設立されている部会は、別表により第 2条の規定に基づく理事会の承認があったものとみなす。

3 この規程の施行に伴い、次の規約、規定及び規則は廃止する。

( 1)広島県医師会勤務医部会規約

( 2)広島県医師会女性医師部会規約

( 3)広島県医師会学校医部会規定

( 4)広島県医師会有床診部会規約

平成26.  6.  3 制定

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( 5 )広島県医師会災害部会規則

( 6)広島県医師会スポーツ医部会規約

( 7)広島県医師会病院部会規則

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別表

部会の名称

部 会 の 所 掌 事 務

部 会 の 組 織

1勤務医部会

 勤務医の連携をはかり学術振興を推進するとともに、医療環境の整備に努めることを目的とし、次の事業を行う。

(1

)生涯教育の充実及び学術研究の推進

(2

)勤務医相互の親睦及び福祉の増進

(3

)勤務医と開業医の連繋の強化及び地域医療の確立

(4

)市郡地区医師会勤務医部会の連絡調整

(5

)広島県医師会長の諮問に基づき、意見の具申及び建議

(6

)勤務医の勤務医環境の向上に関する事項

(7

)適正な保険診療の推進に関する事項

(8

)その他必要とする事業

(1)役員

 部会長 

1名

 副部会長、

委員、

担当理事及び副担当理事

は必要に応じておく。

(2)構成員

 各地区医師会の勤務医

 広島県医師会役員

2女性医師部会

 職

業人

とし

て女

性医

師の

役割

を最

大限

に果

たし、

医師

会活

動へ

の参

画な

ど、

名実

共に

男女

共同

参画

社会

の実

現を

図る

こと

を目

的と

し、次の事業を行う。

(1

)女性医師の医療現場での環境整備に関すること

(2

)男女共同参画の医療政策や医療行政及び医師会活動に関すること

(3

)女性医師相互の親睦及び福祉の増進に関すること

(4

)その他本部会の目的達成のために必要な事業

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 各

地区

医師

会の

女性

医師

及び

本部

会に

賛同

する男性会員

 広島県医師会役員

3次世代育成推進部会

 近年、家庭や地域社会の養育機能の低下が指摘される中、虐待対策等を中心とした下記の諸問題に取り組むため次の事業を行う。

(1

)少子化対策に関する事柄

(2

)乳幼児を持つ家庭の環境問題に関する事柄

(3

)思春期問題に関する事柄

(4

)子ども虐待防止に関する事柄

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 各地区医師会推薦の役員

 広島県産婦人科医会

 広島県歯科医師会

 広島県保育連盟連合会

 広島県警察本部生活安全部少年対策課

 広島県・広島市行政  等

4学校医部会

 学校保健・健康教育の推進、市郡地区学校医会との連絡ならびにその向上発展および融和のための援助、関係官庁ならびに諸団体と

の連絡をとり、次の事業を行う。

(1

)学校保健の推進

(2

)郡市地区学校医会との連絡並びにその向上発展及び融和の為の援助

(3

)関係官庁並びに諸団体との連絡

(4

)その他本部会の目的達成に必要なる事項

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 広島県小児科医会

 広島市整形外科医会

 広島皮膚科医会

 広島県精神神経科診療所協会

 広島県耳鼻咽喉科医会

 各地区医師会担当役員  等

5産業医部会

 広島県における産業保健活動の一層の活性化と働く人の健康の確保に向け、積極的に産業医の資質向上を目指し、また広島労働局や

広島産業保健総合支援センターなどと連携し、県内における産業保健活動を推進することを目的とし、次の事業を行う。

(1

)広島県医師会からの諮問事項の検討

(2

)産業医学の研究および研修に関する事業

(3

)日本医師会認定産業医の認定に協力する事業

(4

)産業医学に関する情報収集と伝達

(5

)県民の産業医学の教育および普及に関する事業

(6

)産業医事に関する事業

(7

)その他当部会の目的を達成するため必要な事業

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 各地区医師会より推薦

 広島県医師会役員

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部会の名称

部 会 の 所 掌 事 務

部 会 の 組 織

6有床診療所部会

 日本医師会、広島県医師会のもとに、時代に即応した医療機関としてのあり方を研究するとともに、地域に密着した有床診療所の有

用性を充分に評価した医療単位として位置づけなどについて協議し、健全な医療制度の発展と育成を図ることを目的とし、次の事業を

行う。

(1

)有床診療所のあり方に関する事項

(2

)有床診療所の管理運営及び施設の改善向上に関する事項

(3

)地域医療、救急医療活動の向上に関する事項

(4

)医療・介護・福祉の連携に関する事項

(5

)研修会・講演会等に関する事項

(6

)他地域有床診療所協議会との交流・情報交換に関する事項

(7

)その他目的達成に必要な事項

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 広島市外科会

 広島県産婦人科医会

 各地区医師会担当役員

7救急・災害部会

 救急医療の充実、災害医療に対する体制強化等を図ることを目的にし、次の専門分科会をおき、下記の事業を行う。

(1

)救急専門分科会

 AEDや救急蘇生法の普及啓発、県メディカルコントロールへの協力、広島県救急医療情報ネットワークシステムの運用・推進など。

(2

)災害専門分科会

 災害医療に対する体制を強化するとともに、医療救護活動を円滑かつ効果的に実施することを目的に設置。

 医療救護計画の策定と計画を実施するにあたっての企画調整、災害医療に関する普及・啓発、災害医療に関する訓練の実施など。

(3

)実施する事業

 ア 医療救護計画を策定すること

 イ 医療救護計画を実施するに当たって企画・調整に関すること

 ウ 災害医療に関する普及・啓発に関すること

 エ 災害医療に関する訓練を実施すること

 オ 災害時における医療救護活動の連絡・調整役としてのコーディネータに関すること

 カ 行政及び消防等関係諸機関との連携推進に関すること

 キ その他目的達成のため必要な事項

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 広島大学 救急医学教授

 各地域災害拠点病院医師

 各地区医師会担当役員

8スポーツ医部会

 広島県内のスポーツ医学の研鑽およびスポーツ医学的実践活動をめざして諸事業を施行し、県民の健康づくりに貢献するとともに、

会員相互のスポーツを通じての融和親睦を図ることを目的とし、次の事業を行う。

 (

1)広島県医師会からの諮問事項の検討

 (

2)スポーツ医学の研究および研修に関する事業

 (

3)日本医師会健康スポーツ医の認定に協力する事業

 (

4)スポーツ医学に関する情報収集と伝達

 (

5)県民の健康スポーツ医学の教育および普及に関する事業

 (

6)健康スポーツ医事に関する事業

 (

7)その他当部会の目的を達成するため必要な事業

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 広

島県

医師

会員

で、

日本

体育

協会

公認

スポーツドクター、

日本整形外科学会スポーツ

医、

日本医師会認定健康スポーツ医および本

部会の目的に賛同する医師

 広島県医師会役員

9病院部会

 会

員が

開設

・管

理す

る病

院の

健全

な管

理運

営を

推進

し、

他の

医療

施設

等と

の連

携体

制の

構築

のた

めの

協議

、調

査及

び情

報交

換を

行い、もってより良い医療制度の発展と育成を図り、地域医療に貢献することを目的とし、次の事業を行う。

 (

1)病院の管理運営及び施設の改善向上に関する事項

 (

2)地域医療、救急医療活動に関する事項

 (

3)医療機関相互、及び介護、福祉の連携に関する事項

 (

4)医療従事者の確保並びに質向上に関する事項

 (

5)医療の質向上、医療情報の提供および医療安全確保推進に関する事項

 (

6)広島県病院協会等他の団体との交流、情報交換に関する事項

 (

7)その他目的達成のため必要な事項

(1)役員

 部会長 

1名

 委員、

担当理事及び副担当理事は必要に応

じておく。

(2)構成員

 広島県病院協会推薦の委員

 広島県医師会役員

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広島県医師会役員等の報酬及び 退職慰労金に関する規則

第  1 章  総     則

(目 的)

第 1条 本規則は、定款第38条の規則に基づく広島県医師会役員への報酬及び退職慰労金の支給基準、並びに代議員会の議長及

び副議長への報酬及び退職慰労金の支給基準に関し必要な事項を定め、その適切なる運用を図ることを目的とする。

(定 義)

第 2条 本規則において、用語の定義は次のとおりとする。

( 1)役員とは、定款第30条 1 項に規定する理事及び監事を言う。

( 2)報酬とは、役員が、報酬、賞与その他の職務遂行の対価として受ける財産上の利益をいう。

第  2 章  報     酬

(報酬の区分)

第 3条 役員及び代議員会の議長、副議長等の報酬は会議手当、執務手当及び賞与とする。

(手 当)

第 4条 役員等の会議手当及び執務手当は月額にまとめ振り込み支給する。

第 5条 役員等の手当の支給日は毎月20日(その日が休日に当たるときは、休日でないその前日)とする。ただし、第 6条に規

定する賞与を支給する月にあっては、その都度別に定める日とすることが出来る。

(賞 与)

第 6条 役員及び代議員会の議長、副議長の賞与の額は、別表 1に定める額を上限として、理事会の決議により定める。

2 賞与の支給日は 6月、12月の原則として14日とする

3 第 1項及び第 2項の賞与は、それぞれ支給日の属する月の前月末日(以下「基準日」という。)に在職する者及び支給日の

属する月の前月 1日から基準日の前日までに退職した者に支給する。

第  3 章  退 職 慰 労 金

(支給の範囲)

第 7条 本規則により退職慰労金の支給を受ける者は、役員及び代議員会の議長、副議長とする。

(退職慰労金)

第 8条 退職慰労金は、次の各号に該当する者に対して支給する。

( 1)任期を満了した者

( 2)在任中死亡した者

( 3)辞任届を提出し受理された者

(退職慰労金支給額)

第 9条 支給額は、代議員会で承認された、別表 2に定める定額に在任年数(原則 2年)を乗じて計算する。ただし、在任年数

の計算にあたって月数に増減が生じたときは、月額計算にて処理し、日数に端数を生じた場合には、これを 1ヶ月として算入

する。

平成26.  4 施行

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第  4 章  雑     則

(報酬等の支給方法)

第10条 報酬等は通貨をもって本人の指定する本人名義の金融機関口座に振り込む。

2 報酬等は法令の定めるところにより控除すべき金額及び本人から申し出のあった立替金、積立金等を控除して支給する。

(改 廃)

第11条 本規則の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

附     則

(施行期日)

 この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施行する。

 (別表 1)

会  長 半年額  70万円

副 会 長 半年額  45万円

常任理事 半年額  40万 5 千円

理  事 半年額   9万円

監  事 半年額   9万円

代議員会議長 半年額   9万円

代議員会副議長 半年額   9万円

 (別表 2)

会  長 90万円

副 会 長 54万円

常任理事 36万円

理  事 9万円

監  事 18万円

代議員会議長 18万円

代議員会副議長 9万円

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広島県医師会会費賦課徴収規則

(目 的)

第 1条 本規則は、広島県医師会定款第 8条の規定によりこれを設ける。

(会 費)

第 2条 本会会員は別表により会費を納入するものとする。

(購読料)

第 3条 会費額には「広島医学」及び「広島県医師会速報」の購読料を含むものとする。

(減 免)

第 4条 本会会員にして満年齢80歳に達している者は、本人の申請により、市郡地区医師会長の承認を得たうえで、理事会の決

議を経て、80歳になる誕生月から、会費の減免を受けることができる。

2 前項の場合の外、疾病、出産育児、その他特別の事由により会費の減免を適当と認められた者についても、会費の減免を

受けることができる。

3 減免の申請は、原則として当該年度の前年度の 2月末日までにしなければならない。ただし、高齢を事由とする会費減免

申請の手続きは次年度以降省略することができる。

(納 入)

第 5条 会費の納入については、次により徴収する。

( 1)A会員は、本人或いは所属する病院、診療所、介護サービス提供機関等が指定する診療報酬振込口座等より。

( 2)B及び C会員は、所属する病院、診療所、介護サービス提供機関等の A会員或いは所属する病院、診療所、介護サービ

ス提供機関等が指定する診療報酬振込口座等より。

2 削除

3 年度中途において新たに入会したものは、入会した月以後より年額の月割り計算として納入し、年度中途に於いて退会す

るものについては、退会した月まで年額の月割り計算として納入するものとする。

4 本会を退会した者が退会した同一期に再入会する場合は、その期の会費については重複して納付することを要しないもの

とすることができる。この場合において、退会時における会費額と入会時における会費額が異なるときはいずれか高い方の

会費を納付することとし、未納部分を納付するものとする。

(改 廃)

第 6条 本規則の改廃は、代議員会の決議を経て行う。

附     則

(施行期日)

 この規則は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の施行に

伴う関係法律の整備等に関する法律第106条第 1項に定める一般社団法人の設立の登記の日から施行する。

(施行期日)

 この規則は、平成27年 3 月 8 日より施行する。

社団法人 昭和54.  3 改正 〃  59.  3 改正 〃  61.  3 改正平成  6.  3 改正 〃  12.  3 改正 〃  18.  3 改正

一般社団法人 平成26.  4 制定 〃  27.  3 改正 〃  28.  3 改正

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―  ―46

(別表)広島県医師会・日本医師会会費等賦課額一覧表

広島県医師会費・広島県医師会医師賠償責任保険(100万円保険)保険料

平成18年

4月

1日改定

会 員 種 別

会費等種別

年額合計

年額

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

A

開 業 医

広島県医師会費

234,010

228,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

19,000

医賠責保険料※

6,010

500

510

500

500

500

500

500

500

500

500

500

500

介護

老人

保健

施設

や介

護老

人福

祉施

設の管理者

広島県医師会費

31,510

25,500

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

医賠責保険料

6,010

500

510

500

500

500

500

500

500

500

500

500

500

B

勤 務 医

病院

・診

療所

の長(施設長)

広島県医師会費

31,510

25,500

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

2,125

医賠責保険料

6,010

500

510

500

500

500

500

500

500

500

500

500

500

上記

以外

の勤

務医

広島県医師会費

25,510

19,500

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

1,625

医賠責保険料

6,010

500

510

500

500

500

500

500

500

500

500

500

500

C研 修 医

広島県医師会費

10,010

4,000

250

350

350

350

350

350

350

350

350

350

350

250

医賠責保険料

6,010

500

510

500

500

500

500

500

500

500

500

500

500

(単位:円)

※医賠責保険料(広島県医師会医師賠償責任保険(100万円保険))の年間保険料は年度毎に変動する可能性があります。原則全員加入としますが、保険加入が不要の場合はお申し出ください。

 (平成26年

6月

8日開催の第113回代議員会にて、医療事故特別会費の徴収を止め、以後は保険料として徴収することとなりました。)

※広島県医師会研修医会費減免(無料化) 臨床研修(前期研修)のみで、大学院生、後期研修は対象外。(

平成27年

6月14日

(日)開催の第116回

定例代議員会の前に開催された「第

4回理事会」で承認、

代議員会で報告。)

日本医師会費�

平成30年

4月

1日改定

会 員 種 別

会 費 年 額

Ⅰ  期

Ⅱ  期

Ⅲ  期

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

A①

開設者及び管理者

126,000(66,000)

42,000(22,000)

42,000(22,000)

42,000(22,000)

A②(B)

医賠責保険加入の勤務医

31歳

以上

 68,000(40,000)

22,000(13,000)

24,000(14,000)

22,000(13,000)

30歳

以下

 39,000(11,000)

13,000( 4,000)

13,000( 3,000)

13,000( 4,000)

A②(C)

医賠責保険加入の研修医

 21,000(15,000)

 7,000( 5,000)

 7,000( 5,000)

 7,000( 5,000)

B医賠責保険非加入の勤務医/廃業

B※

28,000

9,000

10,000

9,000

C医賠責保険非加入の研修医

 6,000

2,000

 2,000

2,000

高 齢

( 4 条 1 項

適 用 )

A①

医賠責保険加入の開設者・管理者

 78,000(66,000)

26,000(22,000)

26,000(22,000)

26,000(22,000)

A②(B)

医賠責保険加入の勤務医

 52,000(40,000)

17,000(13,000)

18,000(14,000)

17,000(13,000)

疾 病 ・ 出 産

育 児 他

( 4 条 2 項

適 用 )

A①

医賠責保険加入の開設者・管理者

 66,000(66,000)

22,000(22,000)

22,000(22,000)

22,000(22,000)

A②(B)

医賠責保険加入の勤務医

31歳

以上

 40,000(40,000)

13,000(13,000)

14,000(14,000)

13,000(13,000)

30歳

以下

 15,000(11,000)

 5,000( 4,000)

 5,000( 3,000)

 5,000( 4,000)

A②(C)

医賠責保険加入の研修医

 15,000(15,000)

 5,000( 5,000)

 5,000( 5,000)

 5,000( 5,000)

※( )内は日医医賠責保険料等 

(単位:円)

※廃業

B(H26/7/1改定)…A会員

(A①

・A②

B、

A②

C)

が閉院や退職等により、

将来に亘り日常的な医療行為を行わず、

A会員から

B会員に会員区分変更を行った場合

(以下

「廃業」

という)

で、

廃業

前の

医療

行為

に起

因し

て損

害賠

償の

請求

がな

され

た場

合、

廃業

後10年

間保

険が

適用

され

ます

(死

亡退

会以

外で

退会

した

場合

は適

用さ

れま

せん)。

手続

きに

つい

ては、

異動

報告

書(会

員区

分:B、

異動

事由:廃業

Bを選択)を市郡地区医師会へご提出ください。

※日本医師会医師賠償責任保険料引き下げに伴う日本医師会会費の改定(H29.6.25 第140回日本医師会定例代議員会で承認)

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―  ―47

広島県医師連盟規約

第 1条 本連盟は、広島県医師連盟と称し、広島県医師会の会員をもって組織する。

第 2条 本連盟は、会員相互の連絡協調の下に医師会の目的を達成するため必要な政治活動を行うことを目的とする。

第 3条 本連盟の事務所は、広島市東区二葉の里 3丁目 2番 3号広島県医師会内に置く。

第 4条 本連盟は、市郡地区に支部を置くことができる。

第 5条 本連盟は、次の事業を行う。

( 1)第 2条の目的を達成するため、国会その他に代表の進出を推進すること。

( 2)その他本連盟の目的を達成するため、必要な政治活動を常時行うこと。

第 6条 本連盟に、次の役員を置く。

( 1)委員長  1 人

( 2)副委員長  若干人

( 3)常任執行委員  若干人

( 4)執行委員  若干人

( 5)総括責任者  1 人

( 6)会計責任者職務代行者  1 人

( 7)会計監督者  3 人

第 7条 委員長は、広島県医師会長をもってこれにあてる。ただし、会長がこれにあたることができない場合には、副会長の中

からこれにあてる。委員長は、本連盟を代表し、会務を総理する。

第 8条 副委員長は、県医師会副会長及び会員の中から若干人委員長が委嘱する。

2 副委員長は、委員長を補佐するほか本連盟と各地区相互間の連絡にあたり、委員長に事故があるときは、委員長があらか

じめ定めた順位によりその職務を代理する。

第 9条 常任執行委員は、執行委員の中から委員長が指名する。

2 常任執行委員は、会務を執行する。

3 常任執行委員会は、委員長・副委員長及び常任執行委員をもって構成する。

4 常任執行委員会は、委員長が招集し、その議長となる。

第10条 執行委員は、県医師会役員及び市郡地区医師会長の中からこれにあてるほか、会員の中から委員長が委嘱する。

2 執行委員は、執行委員会を組織し、本連盟の重要事項について議決する。

3 執行委員会には、議長を置き、議長は執行委員の中から互選する。

4 執行委員会は、委員長が招集する。

第11条 会計責任者及び会計責任者職務代行者は、委員長が常任執行委員の中から委嘱する。

第12条 会計監督者は、委員長が執行委員会の承認を経て委嘱する。

2 会計監督者は、本連盟の経理を監査する。

第13条 役員の任期は、県医師会役員並びに市郡地区医師会役員の任期に関する規定の例による。

第14条 委員長は、第 5条の事業の特段の強化推進を計るため、執行委員会の議を経て特別委員会を設置および解散することが

できる。

2 特別委員会委員は、会員の中から委員長が委嘱する。

第15条 連盟の経費は、連盟会費及び寄付金その他の収入をもってこれにあてる。

2 会費の賦課については、別に定める。

第16条 本規約の変更は、執行委員会の議決を経なければならない。

昭和39.  6       制定昭和51.  4       改正平成  7.  7         〃平成15.  8.21   〃平成28.  5.25   〃

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―  ―48

附     則

1  本規約は、平成 7年 7月 1日から施行する。

2 広島県医師連盟規約(昭和51年 4 月 1 日)は廃止する。

3 本規約は、平成15年 8 月21日から施行する。

4 本規約は、平成28年 5 月25日から施行する。

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―  ―49

広島県医師連盟会費徴収規程

第 1条 本規程は、広島県医師連盟規約第15条により、これを設ける。

第 2条 広島県医師連盟会員(以下会員)にして開業している会員は、別表に定めるところにより会費を負担するものとする。

第 3条 満80歳に達した会員は、準会員とし、会費を徴収しない。

第 4条 会費の徴収方法は、広島県医師会会費の徴収方法に準ずる。

第 5条 本規程は、執行委員会の議決を経なければ改廃できない。

 なお、本規定の施行の日において、満年齢77歳以上のものにあっては、従前の例によるものとする。

(別 表)

1  会費 年額21,000円

昭和39.  6 制定昭和51.  4 改正昭和55.  4   〃昭和57.  4   〃平成  6.  3   〃

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経理規程

クレジットカード及びタクシーチケット規定

稟 議 規 程

広島県医師会公印規程

広島県医師会役員・職員旅費規程

広島県医師会旅費規程附則役員旅費及び執務手当規定

広島県医師会旅費規程附則職員旅費規定

広島県医師会旅費規程附則役職員海外旅費規定

広島県医師会会員表彰弔慰規程

一般社団法人広島県医師会経理規程及び諸規程

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1

広島県医師会経理規程及び諸規程

経理規程 ・・・ P5

定款第67条、第68条により、経理規程を次のように定める。

目次

第1章 総 則

(目 的) 第1条

(適用範囲) 第2条

(準 拠) 第3条

(会計年度) 第4条

(会計担当副会長)第5条

(会計責任者)第6条

(常任理事の責務)第7条

(事務職員への委任)第8条

(雑 費) 第9条

(記録保存期間)第11条

第 2章 勘定科目及び帳簿組織

(勘定科目) 第12条

(会計処理の原則)第13条

(会計帳簿) 第14条

(会計伝票) 第15条

(証ひょう) 第16条、第17条

(残高照合) 第18条

(帳簿の更新)第19条

第 3章 収支予算

(予算の目的)第20条

(予算期間) 第21条

(予算の編成)第22条、第23条

(予算の決定・通達)第24条

(差異分析) 第25条

(予算の繰越)第26条

(補正予算) 第27条

第 4章 金 銭

(金銭の範囲)第28条

(出納責任者)第29条

(公 印) 第30条

(取引銀行) 第31条

(金銭の貸借)第32条

(手許現金) 第33条

第 5章 収 入

(金銭の収納)第34条、第35条、

第36条

第 6章 支 出

(支出の決済)第37条

(支払請求書)第38条

(支 払) 第39条、第40条、

第41条、第42条

(小口現金) 第43条

(概 算 払) 第44条

(現金預金残高の照合)第45条

第 7章 固定資産

(固定資産) 第46条

(取得価格) 第47条、第48条

(購入及び補修)第49条、第50条

(管 理) 第51条、第52条

(不動産登記と損害保険)第53条

(売却と担保)第 54条

(台帳との照合)第55条、第57条

(減価償却) 第56条

第 8章 備 品

(備 品) 第58条

(購 入) 第59条

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2

(管 理) 第60条、第61条

(台帳との照合)第62条

第 9章 決 算

(決算の目的)第63条

(会計記録) 第64条

(決算の区分)第65条

(年度決算報告)第66条、第67条、

第68条、第69条

第10章 契 約

(契約機関) 第70条

(一般競争契約)第71条

(指名競争契約)第72条

(随意契約) 第73条

(契約書の作成)第74条

(契約書の作成を省略することができる場

合) 第75条

(定期的な契約内容の見直し)第76条

第11章 監査

(財務委員会)第77条 削除

(監 査) 第78条

第12章 会計方針

第13章 資産運用方針

クレジットカード及びタクシーチケット要綱 ・・・ P26

法人クレジットカード使用規定

タクシーチケット使用規定

広島県医師会公印規程 ・・・ P27

目次

(目 的) 第1条

(公印の種類) 第2条

(公印の名称等)第3条

(電子計算機による印影の出力)第4条

(公印の管理者)第5条

(公印の保管) 第6条

(公印の新調等) 第7条

(公印台帳) 第8条

(公印の使用承認) 第9条

(公印の事故) 第10条

稟 議 規 程 ・・・ P29

第 1 章 総 則

(目 的) 第1条

(稟議の定義) 第2条

(稟議の原則) 第3条

(稟議事項) 第4条

第 2 章 稟議の起案、回付手続

(起 案) 第5条

(稟議書の作成)第6条

(稟議書の基本項目)第7条

(稟議書の回付)第8条

第 3 章 稟 議 の 進 達

(稟議書の受付)第9条

(常任理事会への付議)第10条

(回議の手続き)第11条

第 4 章 稟議の決裁

(決裁後の処理)第12条

(決裁後の修正)第13条

(中止、取消し)第14条

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3

広島県医師会役員・職員旅費規程 ・・・ P33

目次

(目 的) 第1条

(出 張) 第2条

(業務と研修)第3条

(出張の種類)第4条

(旅 費) 第5条

(業務出張期間中の休日)第6条

(旅行日数) 第7条

(日 当) 第8条

(航空傷害保険)第9条

(海外出張) 第10条

(連続滞在) 第11条

(金額等詳細)第12条

(雑 則) 第13条

広島県医師会旅費規程附則役員旅費及び執務手当要綱 ・・・ P36 1 出張旅費 2 夜間執務手当及び日中執務手当

広島県医師会旅費規程附則職員旅費要綱 ・・・ P37

1.出張の手続き 2.出張旅費

広島県医師会旅費規程附則役職員海外旅費要綱 ・・・ P38

(目 的)

(旅費の支給)

(出張命令等)

(旅費の計算)

(出張期間)

(旅費の請求手続き等)

(旅費の種類)

(鉄道賃、船賃、航空賃および車賃)

(日当および宿泊料)

(支 度 料)

(雑 費)

(役職員以外の者の旅費)

(傷害保険)

(旅費の調整)

(特別経費)

広島県医師会会員表彰弔慰規程 ・・・ P43

第1章 表 彰

(会員以外の功労者)第1条

(長期開業) 第2条

(功 労 者) 第3条

(役員・代議員)第4条

第2章 弔 慰

(会員及び家族の葬儀)第5条

(功労者の葬儀)第6条

第3章 祝品贈呈

(褒章叙勲受賞者)第7条

(米寿の祝い)第8条

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4 先頭へ

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5 先頭へ

広島県医師会経理規程

第1章 総 則

(目 的)

第1条 この規則は、定款第67条、第68条にもとづき経理について定めたものであり、

財政状態、正味財産増減、資金収支の状況について、それぞれの内容を正確かつ迅速に

把握し、本会の財務内容の透明化、事業の効率化を図ることを目的とする。

(適用範囲)

第2条 この規程は、次に掲げる会計に関する事項について適用する。

(1)現金、預金及び有価証券の出納・保管

(2)資金の調達運用

(3)債権・債務の保全管理

(4)棚卸資産の取得、償却、保管及び除却

(5)固定資産の取得、償却、保管及び除却

(6)会計伝票、帳簿の記録、整理並びに財務諸表の作成報告

(7)予算業務

(8)決算業務

(9)その他会計に関する事項

(準 拠)

第3条 本会における会計処理は、法令及び定款並びに本規程に定めるもののほか、「公益

法人会計基準」に従って行う。

(会計年度)

第4条 本会の会計年度は一般社団法人 広島県医師会定款の定める事業年度に従い毎年

4月1日より翌年3月31日までとする。また、5月31日をもって出納閉鎖とする。

(会計担当副会長)

第5条 会長は、各常任理事と事務局との業務執行を全般的に管理・調整するため、副会

長をしてその任にあたらせることができる。

(会計責任者)

第6条 本会の会計責任者は経理担当理事とする。

2 経理担当理事は、予算の執行にあたり、全般を管理(予算統制)する直接的責任を会

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6 先頭へ

長に対して負うものとする。

(常任理事の責務)

第7条 各事業担当の常任理事は、会長を補佐し予算の編成とその執行に関し、適時適切

な資料を作成し、会長に意見を具申するとともに、所管事項に関する予算の執行につい

て、これを管理する監督責任を負うものとする。

(事務職員への委任)

第8条 会長は、実情に応じて次の事項を事務局職員に委任することができる。

(1)予算にもとづく経常的な収入および支出

(2)予算にもとづく物品の購入およびその管理

(雑費)

第9条 予測しがたい支出予算の不足を補うため、支出予算に相当額の雑費を計上するこ

とができる。

第10条 雑費を使用する場合は、経理担当理事は、使用の理由、金額及びその積算の基

礎を明らかにして、会長の承認を得なければならない。

(記録保存期間)

第11条 会計書類の保存は次の各号による。

(1)財務諸表、附属明細書及び監査報告書 永 久

(2)会計帳簿及び会計伝票締切後 10年

(3)収支予算書および収支計算書 永 久

(4)会計伝票にかかわる証ひょう 10年

(5)予算編成書、原価計算書、その他の帳簿および書類 10年

2 保存期間を経過した書類の廃棄は、焼却または裁断処分によらなければならない。

3 前項の保存期間は、財務諸表を作成した時から起算するものとする。

4 第1項第2号、第4号及び第5号の書類を処分する場合には、事前に経理担当理事の

承認を得ることとする。

第 2章 勘定科目及び帳簿組織

(勘定科目)

第12条 各会計区分においては、財政状態、正味財産増減及び資金収支の状況等を的確

に把握するために必要な勘定科目を設ける。

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7 先頭へ

2 各勘定科目の名称、性質及び処理基準は、別紙1に示す様式によるものとする。

(会計処理の原則)

第13条 勘定処理を行うに当たっては、特に次の原則に留意しなければならない。

(1)すべての収入および支出は予算に基づいて処理しなければならない。

(2)費用及び収益は、その発生した期間に正確に割り当てる。

(3)収入及び費用は総額によって記載し、費用、収入項目を直接相殺してはならない。

(4)会計処理は、統一的に定められた勘定科目、コード等によって適切に行うものとする。

(5)その他一般に公正妥当と認められた会計処理の基準に準拠して行う。

(会計帳簿)

第14条 会計帳簿は次のとおりとする。

(1)主要簿

①仕訳帳

②総勘定元帳

(2)補助簿

①小口現金出納帳

②預金出納帳

③収支予算の管理に必要な帳簿

④固定資産台帳

⑤基本財産台帳

⑥特定資産台帳

⑦会費台帳

⑧指定正味財産台帳

⑨その他

2 仕訳帳は、会計伝票をもってこれに代える。

3 補助簿はこれを必要とする勘定科目について備え、会計伝票並びに総勘定元帳と有機

的関連のもとに作成しなければならない。

(会計伝票)

第15条 いっさいの取引に関する記帳整理は、会計伝票によりこれを行わなければなら

ない。

2 会計伝票は、支払請求書または取引を証明する証ひょうに基づいて作成しなければな

らない。

3 会計伝票には、経理担当理事名での承認印を受けるものとする。

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(証ひょう)

第16条 証ひょうとは、会計伝票の正当性を立証する書類をいい、次のものをいう。

(1)請求書

(2)領収書

(3)証明書

(4)発注書・支出伺および起案書

(5)納品書および送り状

(6)各種計算書

(7)契約書、見積書、覚書その他の証書

(8)その他取引を裏付ける参考書類

第17条 支出に関する請求書、領収書等の証ひょう書類は、支払請求書とともに一連番

号に従って整理し、月次に保管しなければならない。

(残高照合)

第18条 経理課長は、少なくとも四半期ごとに、補助簿残高と総勘定元帳の当該口座の

残高を照合して、その合致することを確認しなければならない。

2 前項の残高照合は毎月末ごとに行うことを努力目標とする。

3 総勘定元帳には、経理担当理事までの検印を受けなければならない。

(帳簿の更新)

第19条 帳簿は、原則として会計年度ごとに更新するものとする。ただし、連続記帳の

方が合理的な補助簿については、この限りではない。

第 3章 収支予算

(予算の目的)

第20条 経営計画を実現するために、一定期間の運営方針を計数的に目標として表示す

るとともに、各課の連絡・調整を図り、運営能率の増進に資することを目的として予算

管理を行う。

(予算期間)

第21条 予算期間は会計年度に従い毎年4月1日より翌年3月31日までの1年間とす

る。

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(予算の編成)

第22条 予算は、担当理事の事業計画案に従い、経理担当理事が会計区分ごとに立案す

る。

2 会長は毎会計年度開始の日の前日までに総予算の調整および編成を行い理事会の決議

により予算を確定する。

3 予算編成にあたっては、会計区分ごとに財政状態及び正味財産の状況を的確に把握す

るため必要な勘定科目を設け、事業計画の内容を明確な計数をもって表示する。

4 予算は、公益目的事業に関する収支相償、公益目的事業比率、遊休財産額の計算の基

礎となる。

第23条 予算は、次の手続きにより作成するものとする。

(1)担当理事の事業計画案に従って各課長は適切な予算案を起案し、担当理事の承認を得

た後、これを経理課長に回付する。

(2)経理課長は、各課から提出された予算案を取りまとめて、事務局長と打ち合せの上、

要求予算合計表を作成する。経理担当理事は、これを各事業担当理事と調整の上、会計

区分毎に立案する。

(予算の決定・通達)

第24条 会長は原案を財務委員会の審議を経て、理事会の承認により決定する。

2 事務局長は決定予算を各課長に通達するものとし、各課長はこれに基づいて所管の業

務を遂行するものとする。

(差異分析)

第25条 各課長は予算に対する実績を把握し、差異を生じた場合はその理由を明らかに

しなければならない。

2 各課長は各月ごとの予算実績対比表を作成し、経理課へ提出するものとする。

3 経理課は総括予算実績対比表を作成し、会長及び関係者へ報告するものとする。

(予算の繰越)

第26条 予算残高の翌期への繰越しは行わないものとする。

(補正予算)

第27条 会長は、予算に重要な修正を加える必要が生じ、予算の補正を必要とするとき

は、補正予算を編成して理事会に提出し、承認を得なければならない。

2 予算の修正は、次の手続きにより、これを行う。

(1)予算修正の必要を認めた担当理事の指示に従って、当該担当課長は適切な補正予算

案を作成し、これを経理課長へ回付する。

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(2)経理課長は、回付された補正予算案を事務局長と打ち合せの上、経理担当理事に提

出する。

(3)経理担当理事は、提出された補正予算案を関連資料とともに財務委員会で審議し、

会長に提出する。会長は、これを理事会に諮るものとする。

第 4章 金 銭

(金銭の範囲)

第28条 金銭とは、現金、預金(信託を含む)および振替貯金をいう。

2 現金とは、通貨、小切手、郵便為替証書、振替貯金証書および官公署の支払通知等直

ちに現金化できるものをいう。

3 手形及びその他の有価証券は、金銭に準じて取扱うものとする。

(出納責任者)

第29条 出納責任者は、経理課長とする。

2 経理課長は、金銭の保管および出納事務を行わせるため、経理担当理事の承認を得て、

出納事務担当者若干名を置くことができる。

3 領収書の用紙の保管は出納事務担当者が行う。

(公印)

第30条 経理関係の公印は、銀行印、経理担当理事署名判および必要に応じて会長の定

める会印とする。

2 経理担当理事は、銀行印・会印を保管し、経理課長は、経理担当理事署名判を保管す

る。

3 経理担当理事および経理課長は、本会または他の法人等のために本会の公印以外の印

鑑を使用してはならない。ただし、特に会長の認可のあった場合を除く。

(取引銀行)

第31条 取引銀行の新設および変更については、会長の承認を得て経理担当理事が行う。

2 金融機関との取引は経理担当理事名義で行う。

(金銭の貸借)

第32条 金銭の貸借については、経理担当理事が計画等を作成し、理事会の承認を得な

ければならない。

2 会長は、返済計画等を理事会に提出し、その承認を受けなければならない。

3 資金の借入について借入限度額等が理事会で事前に承認されている場合は、その範囲

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内で経理担当理事が会長の承認を得て行う。

4 借入が行われたときは、直近の財務委員会で報告しなければならない。

(手許現金)

第33条 手許現金は、原則として小口現金のみとする。

第 5章 収 入

(金銭の収納)

第34条 金銭を収納した時は、原則として領収書を発行するものとする。ただし、金融

機関への振込による収納は、領収書の発行を省略することができる。

2 領収書は経理課長が発行する。ただし、やむを得ない場合は、経理課長以外のものが

経理担当理事の承認を得て領収書を発行することが出来る。

第35条 金銭が郵送されてきた場合には、経理課において開封し、出納事務担当者は、

内容・金額を確認の上、金銭受入簿に受領印を捺印しなければならない。

(1)受領月日

(2)相手先

(3)金銭の種別

(4)金額

2 郵送以外の方法により、出納事務担当者以外のものが金銭を受領した場合には、ただ

ちに、その内容・金額等を示す書面を作成して金銭とともに出納事務担当者に引渡さな

ければならない。この場合、必要があれば、受領者は仮領収書を支払先に交付すること

が出来る。

第36条 収納した金銭は、取引金融機関に預け入れるものとし、直接支出に充ててはな

らない。

第 6章 支 出

(支出の決済)

第37条 主管課は支出を行うに当たり、その金額が別表に定める金額以上の場合には、

原則として、発注書・支出伺または起案書等により、予め決裁を受けるものとする。た

だし、月次経常的なものはこの限りではない。

2 前項に関しては、経理課長・事務局長を経て、担当理事・経理担当理事・会長の決裁

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を受けるものとする。

3 第1項の発注書等には、原則として見積書を添付するものとし、かつ、その金額が第

73条第3項に定める金額以上のものについては、原則として二者以上の見積り合わせ

によるものとする。

4 主管課は支出を行うに当たり、その金額が別表に定める金額以上の場合には、原則と

して、第1項に定める決裁に加えて常任理事会の協議を経るものとする。ただし、月次

経常的なものはこの限りではない。

5 行事を企画、実行する場合あらかじめ概算企画書を常任理事会に上程し承認を受ける

こと。行事終了後は決算書を常任理事会に報告、承認を受けなければならない。

(支払請求書)

第38条 支払をしようとするときは、支払請求書により支払を請求するものとする。

2 支払請求書は主管課が起票し、別表に定める決裁手続きを経た上、証拠書類を添付し

て経理課長に回付する。

3 経理課長は、前項所定の決裁を受けていることを確認した上、支払請求書を出納事務

担当者に回付する。

4 支払金額が会長の決裁を要する金額以上のものであっても、月次経常的に発生する支

払については、前項の規定に拘らず経理担当理事の決裁により、これを行うことができ

る。

5 支払請求書は、別紙2の様式によるものとする。

(支払)

第39条 出納事務担当者は、前条に定めた所定の決裁済みの支払請求書にもとづいて、

会計伝票を起票し、支払に関する証拠書類を添付の上、経理課長の捺印を受けるものと

する。

2 出納事務担当者は、支払の重複を防止するため、「支払済」のゴム印を関連証拠書類に

押しておかなければならない。

第40条 金銭の支払いについては、最終受取人より適正な領収書を受取らなければなら

ない。ただし、銀行振込による支払方法については、振込金受取書をもって領収書にか

えることができる。

2 最終受取人の領収書を受領することが困難なものについては、担当理事の認印または

署名のある内部領収書をもって、これにかえることができる。

第41条 金銭の支払の対象となる物品、用役などの納入期間を原則として毎月1日より

月末までとし、その支払日を翌月末日とする。ただし、納入各社の請求書の締切日の指

定のあるものに関しては協議し、随時払の必要なもの、または契約によるものなどやむ

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を得ないものについてはこの限りではない。

第42条 金銭の支払方法は、原則として銀行振込によるものとする。ただし、従業員に

対する支払、小口現金払いその他これによりがたい場合はこの限りではない。

2 仮払金は予め精算予定日を明示し、処理完了後速やかに精算を行うこと。

(小口現金)

第43条 小口現金は、定額資金前渡制度による資金(以下「小口現金」という。)をも

って行う。支払金額の小額(金額は別表に定める)なもの、郵便切手など経常的なもの、

および緊急やむを得ないものの現金支払資金にあてる、小口現金の取扱いは、次による。

(1)小口現金を設ける場合には、経理課長が、その必要性を文書により説明したうえで、

経理担当理事の承認を得なければならない。

(2)小口現金の限度額は、区分ごとに15万円とする。保有限度総額は200万円以内

とする。

(3)小口現金の受払および保管は、出納事務担当者がこれにあたる。

(4)小口現金による支払は、適正な支払証拠を徴し、経理課長の承認を得た上、これを

行う。

(5)小口現金は、毎月末日及び不足の都度精算を行い、精算時に主要簿への記帳を行う。

(6)小口現金に過不足が生じた場合には、その原因を調査の上、経理課長の指示により、

これを処理する。ただし、経理課長が措置し得ない事情(多額な場合など)があるとき

は、事務局長の指示に従う。重要な措置については、事務局長もしくは経理課長は、こ

れを経理担当理事に遅滞なく報告しなければならない。

(概算払)

第44条 性質上、概算をもって支払いの必要がある経費については、概算払いを行うこ

とができる。

2 概算払いをすることができる経費は、次に掲げるものとする。

(1)旅費

(2)行事等の概算企画書が常任理事会で承認されたもの

(3)その他経理課長が特に必要と認めた経費

(現金預金残高の照合)

第45条 出納職員は、現金について、毎日の現金出納終了後、その残高と帳簿残高を照

合し、経理課長に報告しなければならない。

2 預貯金については、四半期に残高を銀行残高と照合し、差額がある場合は残高調整表

を作成して、経理担当理事に報告しなければならない。

3 前2項の残高照合は毎月末に行うことを努力目標とする。

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4 前2項の規定により報告を受けた経理課長はその事実の内容を確認しなければならな

い。

5 決算期には、銀行残高証明書を入手して、帳簿残高の正確なことを確認しなければな

らない。

第 7章 固定資産

(固定資産)

第46条 固定資産とは次の各号をいう。

(1)特定資産

役員退職慰労金引当資産、職員退職給与引当資産、医療事故特別会計資産、未回収債

権引当資産、建物改修積立資産、運転資金積立資産、その他の積立資産。

(2)その他固定資産

土地、建物(建物付属施設を含む)、構築物、機械装置、車輌運搬具、什器備品、リー

ス資産、建設仮勘定(建設中又は製作中の有形固定資産で工事前払金、手付金等を含む)、

借地権利金、電話加入権、敷金・保証金(事務所等を貸借する場合の敷金・保証金)、有価証

券(満期所有を目的とする公社債等)、著作権、ソフトウエア等。

2 固定資産は、耐用年数が1年以上で、かつ取得価額が20万円以上の使用目的の資産

をいう。

(取得価格)

第47条 固定資産の取得価額は次の各号をいう。

(1)購入により取得した資産は、公正な取り引きにもとづく購入価額にその付帯費用を加

えた額。

(2)自己建設または製作により取得した資産は、建設および製作に要した費用の額。

(3)交換により取得した資産は、交換に対して提供した資産の帳簿価額。

(4)贈与により取得した資産は、その資産の取得時の公正な評価額。

第48条 建設、改造、製作等の途中のため、取得価額が確定しないものについては、建

設仮勘定またはソフトウエア仮勘定で処理し、その金額が確定したつど当該固定資産の

科目に振替処理を行うものとする。

(購入及び補修)

第49条 固定資産の購入、補修等を行おうとする時は、所管課が発注書を作成し、これ

を事務局長に提出しなければならない。

2 前項の発注書については、事務局長、関連事項所管の理事、経理担当理事および会長

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の決裁を受けなければならない。ただし、経常的かつ小額のものについては、総務担当

理事・経理担当理事が、これを決裁することができる。

第50条 有形固定資産の性能を向上し、または耐用年数を延長するために要した金額は、

これをその資産の価額に加算するものとする。

2 有形固定資産の原状に回復するに要した金額は修繕費とする。

(管理)

第51条 固定資産の直接的管理は、所管課がこれを行い、課の不明な物件については、

経理課がこれを所管する。

2 固定資産の管理のため、経理課は固定資産管理台帳を備付け、所要の記帳を行い、か

つ全般的管理の任に当たるものとする。

3 固定資産管理責任者は経理課長とする。

4 経理課長は、固定資産の全般的管理のため総務担当理事の承認を得て、固定資産管理

担当者を置く。

第52条 前条に定める所管課の課長は、その直接的管理の責任を経理課長に対して負う

ものとする。

2 有形固定資産に移動および毀損、滅失があった場合は、所管課の課長は、速やかに経

理課長に通知しなければならない。

(不動産登記と損害保険)

第53条 不動産登記を必要とする固定資産は、取得後遅滞なく登記しなければならない。

また、火災等により損害を受けるおそれのある固定資産については、適正な価額の損害

保険を付さなければならない。

(売却と担保)

第54条 固定資産を売却するときは、経理課長は、起案書に売却先、売却見込代金、そ

の他必要事項を記載の上、会長の決裁を受けなければならない。

2 固定資産を借入金等の担保に供する場合は、前項の定めに準ずるものとする。

(台帳との照合)

第55条 固定資産管理担当者である経理課長は、毎決算期において現品を固定資産管理

台帳と照合しなければならない。

2 固定資産の廃棄および紛失に関する処理は前条第1項に準じてこれを行う。

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(減価償却)

第56条 固定資産の減価償却については、毎会計年度末に定額法によりこれを行う。

2 減価償却資産の耐用年数は、原則として「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」(昭

和40年大蔵省令第15号、最終改正平成22年3月財務省令第20号)に定めるとこ

ろによる。

第57条 固定資産の時価が著しく下落した時は、回復の見込みがあると認められる場合

を除き、時価をもって貸借対照表価額としなければならない。ただし、対価をともなう

事業に供している固定資産については、帳簿価額を超えない限り、使用価値により評価

することができる。

第 8章 備 品

(備品)

第58条 備品とは、耐用年数が1年以上で、かつ取得価額が20万円未満5万円以上の

使用目的の資産をいう。

(購入)

第59条 備品を購入しようとするときは、所管課が発注書を作成し、固定資産購入の手

続きに準じて決裁を受けるものとする。

(管理)

第60条 備品の管理は所管課がこれを行い、管理責任者は所管課長とする。

2 備品のうち取得価額が10万円以上のもの、および10万円未満のもののうち経理課

長が指定するものについては、備品台帳によりその管理を行わなければならない。

第61条 前条第2項に定める備品の廃棄および紛失に関する処理は固定資産に準じてこ

れを行う。

(台帳との照合)

第62条 備品のうち第60条第2項に定めるものについては、各会計年度において 1 回

以上備品台帳と現物の照合をしなければならない。

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第 9章 決 算

(決算の目的)

第63条 決算は各事業年度のおける会計記録を整理し、その期間の損益及び期末の財政

状態を明らかにするために行うものとする。

(会計記録)

第64条 経理担当理事は、経理課長に指示して、四半期ごとに会計記録を整理し次の計

算書類を作成し、翌月の監事会に提出しなければならない。

(1)月次貸借対照表

(2)予算対比収支計算表

(決算の区分)

第65条 決算は四半期決算と半期決算、期末決算に分けるものとする。

(年度決算報告)

第66条 経理担当理事は、適時前年度に係る決算報告書案を作成し、会長に報告しなけ

ればならない。

2 決算は予算科目に従って行い、財政状態、正味財産増減及び資金収支の状況等を明確

に表示しなければならない。

第67条 年度決算においては、通常の整理業務の他、少なくとも、次の事項について計

算を行うものとする。

(1)減価償却額の計上

(2)未収金、未払金、前払金、前受金の計上

(3)役員退職慰労金引当金、職員退職給与引当金等の計上

(4)流動資産、固定資産の実在性の確認、評価の適否

(5)負債の実在性と簿外負債及び簿外金のないことの確認

(6)正味財産増減計算書に計上された項目のうち、資産、負債とされるものが正しく貸

借対照表に計上されているか否かの確認

(7)その他必要とされる事項の確認

第68条 決算報告書は、公益法人会計基準の定めるところに準拠して作成しなければな

らない。

2 経理担当理事は、年度決算に必要な手続きを行い、財務諸表(下記(1)から(3)の書

類)及び附属明細書並びに財産目録(以下、「財務諸表等」という)を作成し、会長に報

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告しなければならない。

(1)貸借対照表

(2)正味財産増減計算書

(3)キャッシュ・フロー計算書

(4)附属明細書

(5)財産目録

3 会長は、財務諸表等について監事の監査を受けた後、監事の意見を添えて理事会に提

出し、その承認を受けなければならない。

第69条 経理担当理事は、財務諸表の他、次に掲げる書類を作成し、会長に報告しなけ

ればならない。

(1)収支相償の計算書

(2)公益目的事業比率の計算書

(3)遊休財産額の計算書

(4)公益目的取得財産額の計算書

2 会長は、前項の書類を理事会に提出し、その承認を受けなければならない

第10章 契 約

(契約機関)

第70条 契約は、代表理事又はその委任を受けた者(以下「契約担当者」という。)で

なければこれをすることができない。

(一般競争契約)

第71条 契約担当者は、売買、賃貸借、請負その他の契約をする場合には、あらかじめ、

契約しようとする事項の予定価格を定め、競争入札に付する事項、競争執行の場所及び

日時、入札保証金に関する事項、競争に参加する者に必要な資格に関する事項並びに、

契約事項を示す場所等を公告して申込みをさせることにより一般競争に付さなければな

らない。

(指名競争契約)

第72条 合理的な理由から前条の一般競争に付する必要がない場合及び適当でないと認

められる場合においては、指名競争に付することができる。

なお、指名競争入札によることができる合理的な理由とは、次の各号に掲げる場合と

する。

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(1)契約の性質又は目的が一般競争に適さない場合

(2)契約の性質又は目的により競争に加わるべき者の数が一般競争入札に付する必要が

ないと認められる程度に少数である場合

(3)一般競争入札に付することが不利と認められる場合

(随意契約)

第73条 合理的な理由により、競争入札に付することが適当でないと認められる場合に

おいては、随意契約によるものとする。

なお、随意契約によることができる合理的な理由とは、次の各号に掲げる場合とする。

(1)売買、賃貸借、請負その他の契約でその予定価格が下表に掲げられた契約の種類に

応じ定められた額を超えない場合

(2)契約の性質又は目的が競争入札に適さない場合

(3)緊急の必要により競争入札に付することができない場合

(4)競争入札に付することが不利と認められる場合

(5)時価に比して有利な価格等で契約を締結することができる見込みのある場合

(6)競争入札に付し入札者がないとき、又は再度の入札に付し落札者がない場合

(7)落札者が契約を締結しない場合

2 前項(6)の規定により随意契約による場合は、履行期限を除くほか、最初競争入札に

付するときに定めた予定価格その他の条件を変更することはできない。

3 第1項(7)の規定により随意契約による場合は、落札金額の制限内でこれを行うもの

とし、かつ、履行期限を除くほか、最初競争入札に付すときに定めた条件を変更するこ

とはできない。

契約の種類 金額

1 工事又は製造の請負 250万円

2 食料品・物品等の買入れ 160万円

3 前各号に掲げるもの以外 100万円

(契約書の作成)

第74条 契約担当者は、競争により落札者を決定したとき、又は随意契約の相手方を決

定したときは、契約書を作成するものとし、その契約書には契約の目的、契約金額、履

行期限及び契約保証金に関する事項のほか、次に掲げる事項を記載しなければならない。

ただし、契約の性質又は目的により該当のない事項については、この限りでない。

(1)契約履行の場所

(2)契約代金の支払い又は受領の時期及び方法

(3)監査及び検査

(4)履行の遅滞その他債務の不履行の場合における遅延利息、違約金その他の損害金

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(5)危険負担

(6)かし担保責任

(7)契約に関する紛争の解決方法

(8)その他必要な事項

2 前項の規定により契約書を作成する場合においては、契約担当者は契約の相手方とと

もに契約書に記名押印しなければならない。

3 契約書に会長の実印を押す場合はそれまでに担当理事、関係副会長等の稟議決済を受

け、会長の直筆による稟議決裁書を整えておかなければならない。

(契約書の作成を省略することができる場合)

第75条 前条の規定にかかわらず、次に掲げる場合には、契約書の作成を省略すること

ができる。

(1)指名競争又は随意契約で契約金額が100万円を超えない契約をするとき

(2)せり売りに付するとき

(3)物品を売り払う場合において、買受人が代金を即納してその物品を引き取るとき

(4)前第1号から第3号に規定する場合のほか、随意契約による場合において会長が契

約書を作成する必要がないと認めるとき

2 第 1項の規定により契約書の作成を省略する場合においても、特に軽微な契約を除き、

契約の適正な履行を確保するため、請書その他これに準ずる書面を徴するものとする。

(定期的な契約内容の見直し)

第76条 物品等の購入について取引基本契約に基づき継続的な取引を行っている場合、

定期的に契約内容の見直しを行うものとする。

第11章 監査

(財務委員会)

第77条 削除

(監査)

第78条 監事は本会の財産の状況及び理事の業務執行の状況を監査する。

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第12章 会計方針

本会の重要な会計方針等は、次のとおりとする。

(1)有価証券の評価基準及び評価方法

満期保有目的の債券・・・償却原価法(定額)

満期保有目的の債券以外の有価証券

時価のあるもの・・・期末日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は移動平

均法により算定)

時価のないもの・・・移動平均法による原価法

(2)棚卸資産の評価方法

総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方

法により算定)

(3)固定資産の減価償却の方法

有形固定資産・・・定額法

無形固定資産・・・定額法

リース資産

所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産

自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法

(4)引当金の計上基準

貸倒引当金・・・一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の

債権については個別に回収可能性を勘案し、回収見込額を必要に

応じて計上する。

賞与引当金・・・支給見込額のうち、当期に帰属する額を計上する。

退職給付引当金・・・期末自己都合退職要支給額に相当する金額を計上する。

役員退職慰労金引当金・・・規程に基づく期末支給額を計上する。

(5)キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

現金及び現金同等物とする。

(6)消費税等の会計処理

消費税等の会計処理は、税込処理による。

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第13章 資産運用方針

(目的)

(1)この運用方針は、資産の運用方針並びに運用基準・運用手続等について具体的に定

め、もって資産の安全な管理運用に資することを目的とする。

2 元本保証または元本償還が確実な運用を行うことを基本方針として、財務委員会で検

討を行い理事会の議を経て会長がこれを行う。

(運用対象資産の区分)

(2)運用対象資産(以下「対象資産」という。)を次のとおり区分する。

① 一般会計流動資産および固定資産

② 医療事故事業会計流動資産および固定資産

③ 会館事業会計流動資産および固定資産

(対象資産の運用期間と管理運用)

(3)対象資産は、その運用期間を下記の通り区分して、管理運用する。

① 短期性資金(決済性資金を含む)

短期性資金は、原則として1年以内に支払いに充てる予定の資金で、運用期間が1

年以下のものをいう。短期性資金は、流動性を重視しながら、元本保証または元本償

還が確実な運用を行う。

② 中長期性資金

中長期性資金は、1年以上の保有を前提とする資金で、運用期間が1年を超えるも

のをいう。中長期性資金は、元本保証商品または元本償還が確実な運用を行う。

(運用の基本方針)

(4)対象資産の運用に関する基本方針は対象資産の区分に応じて次の通りとする。

① 流動資産(一般会計資産、医療事故事業会計資産および会館事業会計資産)

流動資産は短期性資金として運用するものとする。

② 固定資産(一般会計資産、医療事故事業会計資産および会館事業会計資産)

固定資産は原則として中長期性資金として運用するものとする。

(運用方法)

(5)対象の運用方法は次の通りとする。

① 短期性資金

イ 円建預金(郵便貯金・決済性預金・定期預金・譲渡性預金を含む)

ロ 短期性の日本国債(割引短期国債、短期政府保証債権、既発国債等を含む)

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ハ 元本保証の金銭信託(金銭信託、貸付信託を含む)

ニ 公社債で運用される元本償還が確実な投資信託(MRF等)

② 中長期性資金

イ 円建預金(郵便貯金・定期性預金を含む)

ロ 日本国債(政府保証債、既発国債等を含む)

ハ 元本保証の金銭信託(金銭信託、貸付信託を含む)

ニ 地方債

(運用の基準)

(6)運用を行うときは金融商品の性格を勘案した上で、下記の基準に基づき取引金融機

関の選定ならびに資産の運用を行う。

① 預金等

銀行(信託銀行を含む)との預金取引は次の基準に基づき、総合的に判断して金融機

関の選定および運用を行う。

イ 格付機関(金融庁が定める指定格付機関等)による長期債の格付けが、投資適格以

上であること

ロ 仕組預金等のデリバティブを組み合わせた金融商品は、購入禁止とする。

ハ 銀行預金による資金運用の期間は5年を超えないこと。

② 債券等

債券等とは、国債等、政府短期証券(FB)、地方債とし次の基準に基づき運用を行

う。

イ 格付機関(金融庁が定める指定格付機関等)による債券の発行体格付が投資適格以

上であること

ロ 債券は、価格変動リスクを避けるために償還期限(満期)まで保有することを原則

とする。

ハ 仕組債等のデリバティブを組み合わせた債券は、購入禁止とする。

ニ 購入する債券の運用期間は、償還期間または残存期間が10年を超えないものを目

安とする。

(資金の分散)

(7)金融商品の選別及び運用に係る資金量の配分に当たっては、リスク分散の観点から

特定の金融商品に集中して資金を配分することは避ける。

(取引の中止)

(8)取引中の金融機関及び運用中の金融商品等において、この取扱基準の規定に反する

ことが判明し、継続することに重大な支障があると判断される場合は、速やかに取引

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の中止また解約等の措置を講ずるものとする。

(報告)

(9)経理課長は四半期ごとに資産運用の状況について理事会及び財務委員会に報告する。

2 定例代議員会における決算報告に時価表記にて資産運用の状況について報告する。

附 則

1 この規程の改廃は、理事会の決議を経て、会長がこれを行うものとする。

2 本規程に定めない事項及び疑義が生じた場合、重要なものは理事会の決裁を得なければなら

ない。

3 この規程は平成25年8月10日より施行する

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(別表)決裁権限等一覧表

関係条文 項      目 金 額

第37条第1項 発注書等により予め決裁を要する金額 10万円以上

担当理事、経理担当理事の決裁を要する金額 50万円未満

上記に加えて、会長の決裁を要する金額 50万円以上

第73条第3項 原則として二者以上の見積を要する金額 100万円以上

第37条第4項 原則として常任理事会の協議を要する金額 50万円以上

第38条第2項 支出に関する決裁手続き

事務局長までの決裁を要する支出額 5万円未満

上記に加えて,担当理事の決裁を要する支出額 10万円未満

上記に加えて,経理担当理事の決裁を要する支出額 50万円未満

上記に加えて,会長の決裁を要する支出額 50万円以上

第43条 小口現金による一件当たりの支払限度 15万円未満

小口現金の保有限度 200万円

1.第43条小口現金に関しては現在の委託業務が解消しすれば、支払い限度5万円、保有限度

50万円に変更する。

2.委員会等の後、懇親会を開催した時、又は、祭事を行った時等、費用が50万円を越えた場

合、収支報告書を常任理事会に提出のこと。

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広島県医師会経理規程附則

クレジットカード及びタクシーチケット要綱

法人クレジットカード使用要綱

1 暗証番号をカードに記載しないこと。

2 カード使用時、サインは自筆で行うこと。

3 カード使用時、クレジットカード売上票は必ず保管し使用目的、参加者を記載し経理

課に提出のこと。

4 私用で使用した時は、経理課に申し出て精算すること。

5 使用不明の請求に対しては、経理課がカード会社に支払いを拒否すること。

タクシーチケット使用要綱

1 チケットの金額記載欄は必ず自筆でその場にて署名すること。

2 接待で渡すときは、日付と自筆の署名を行い渡すこと。

3 出来るだけ乗車場所と到着場所も記載すること。

4 署名のないチケットを落とした場合、速やかに経理課に届けること。

附則

1 この規程は、平成25年8月10日より施行する。

2 この規定の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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広島県医師会公印規程

(目的)

第1条 この規程は、本会の公印に関し必要な事項を定めることを目的とする。

(公印の種類)

第2条 この規程において「公印」とは、公文書に使用する医師会印及び職印等をいう。

(公印の名称等)

第3条 公印の名称、寸法、使用区分及び個数は、次のとおりとする。

(1)「広島県医師会会長之印」 直径1.8cm 円形型 1個 実印

(2)「広島県医師会会長印」 2.7cm 正方形型 1個

(3)「広島県医師会会長印」 2.1cm 正方形型 1個

(電子計算機による印影の出力)

第4条 前条の(2)及び(3)に掲げる公印については、押印に代えてパソコンに記録した当

該公印の印影を出力したもの(以下「電子公印」という。)を使用することができる。

2 第1項に規定する電子公印の寸法は、特別の場合を除いてそれぞれの原寸とする。

(公印の管理者)

第5条 公印の管理者は、事務局長またはこれに準ずる者を会長が任命する。

2 公印の管理者は、責任をもって公印(第4条に規定する電子公印として使用する場合を

含む。)を管理しなければならない。

3 公印の管理者は、電子公印の使用に当たっては、電子公印の不当な使用、破壊等を防

止するためのパソコンの機能上の措置を講じなければならない。

4 公印の管理者は、電子公印を使用して作成する文書の用紙に必要に応じて偽造及び不

正使用を防止するための措置を講ずるとともに、当該措置を講じた用紙を適正に管理し

なければならない。

5 公印の管理者は、電子公印を使用しなくなったときは、速やかにパソコンに記録した

当該公印の印影を消去しなければならない。

(公印の保管)

第6条 公印は、常に堅牢な容器に収め厳重に保管しなければならない。

(公印の新調等)

第7条 公印の新調、改刻又は廃止は、会長の決裁を受けなければならない。

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(公印台帳)

第8条 公印の管理者は、公印を登録し、これを整理するため公印台帳を備え付けなけれ

ばならない。

(公印の使用承認)

第9条 公印を使用しようとするときは、決裁済起案文書を公印の管理者に提示し、その

承認を受けなければならない。

2 契約書に実印を使用する場合は、経理規程第74条第3項の規定による会長の直筆に

よる稟議決裁書がなければならない。

(公印の事故)

第10条 事務局長又は公印管理者は、その管守する公印について盗難その他の事故が生

じたときは、速やかに公印事故報告書を作成し、会長に提出しなければならない。

附則

1 この規程は、平成25年8月10日より施行する。

2 この規定の改廃は、理事会の決議を経て行う。

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稟 議 規 程

第 1 章 総 則

(目 的)

第1条 この規程は、医師会活動を組織的かつ効率的に遂行するに当って当該所属長が稟議

により常任理事会及び理事会の承認を受ける場合の取扱い基準及びその手続について定

める。

(稟議の定義)

第2条 稟議とは起案事項の処理につきこの規程の定める手続により決裁者の決裁を求め

ることをいう。

(稟議の原則)

第3条 稟議事項については、緊急止むを得ない場合を除き、決裁された後でなければ実施

してはならない。

2.緊急止むを得ない事由により、概算による企画で承認を受け稟議事項を実施した場合

には、事後にこの規程に従って決裁を受けなければならない。

3.稟議手続は、迅速かつ正確に行い、機密事項については特に機密保持に留意しなけれ

ばならない。

(稟議事項)

第4条 金額基準による稟議事項は次のとおりとする。

(1)固定資産及び備品等の取得

(2)その他上記の項目に属さない事項で稟議するのが相当と認められる事項

2.前項各号の金額基準は経理規程第73条及び別表の決裁権限等一覧表に従う。

3.金額基準によらない稟議事項は次のとおりとする。

(1)経理規程第37条第5項の行事の企画

(2)重要な会計方針の基準及び手続の制定、改廃

(3)重要な外部団体等への加入、退会

(4)寄附・賛助(経常的なものは除く)

(5)不動産の購入及び売却

(6)重要な不動産の賃貸借

(7)長期借入金及び貸付金

(8)顧問弁護士の選任及び解任

(9)固定資産の廃棄・売却(少額固定資産を除く)

(10)重要な諸契約の締結

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(11)その他いずれの項目にも属さない事項で稟議するのが相当と認められる事項

第 2 章 稟議の起案、回付手続

(起 案)

第5条 稟議は各課において起案する。

2.稟議事項が2つ以上の課にかかわるときは、双方協議の上起案課を決定する。

3.稟議事項については、あらかじめ起案の所属長は担当理事に報告しその審査を経なけ

ればならない。

(稟議書の作成)

第6条 稟議書の作成にあたって、起案部署は案件内容について十分な調査、研究を行い、

また、他の課と関係がある場合は、あらかじめ合議しなければならない。なお、合議は

関係の多い課より順次行う。

2.稟議書は、正本、副本の2通を作成する。

(稟議書の基本項目)

第7条 稟議書の基本項目は次のとおりとする。

件名

稟議事項の趣旨、目的、理由、及び効果

実施日、期間

支払いを伴うものは、支払先、金額、支払条件

参考書類、図面、資料、

2.稟議書は、別紙3の様式によるものとする。

(稟議書の回付)

第8条 起案所属長は担当理事の決裁を受けたのち、稟議書の正本及び副本の2通を常任

理事会開催日の3日前までに総務課に回付する。

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第 3 章 稟 議 の 進 達

(稟議書の受付)

第9条 稟議書の受付は総務課があたる。

(常任理事会への付議)

第10条 総務課長は稟議書の形式、成案等を審査し、これを常任理事会に付議しなければ

ならない。

(回議の手続き)

第11条 総務課長は常任理事会において審議・承認された稟議書のうち重要なものに関し

ては理事会に回議する。

第 4 章 稟議の決裁

(決裁後の処理)

第12条 起案部署は稟議書の決裁後、成案に従って遅滞なくこれを実施しなければならな

い。もし実施遅延のおそれのあるときは、その旨を総務課長に連絡し、その了解を求め

なければならない。

(決裁後の修正)

第13条 止むを得ない事由により、決裁された事項を修正しなければならないときは、改

めて修正稟議を作成し、本規程に定める手続きを経なければならない。

(中止、取消し)

第14条 常任理事会及び理事会は、業務上重要な事態が生じた時は、一旦決裁を与えた場

合といえどもこれを中止または取消しを命ずることが出来る。

附 則

1 この規程は、平成25年8月10日より施行する。

2 この規定の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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広島県医師会役員・職員旅費規程

(目的)

第 1条 この規定は、役員及び職員(以後「役職員」という)が出張を行い、

職務を指示どおり遂行または研修に参加した場合の出張旅費などについて定

める。

2 前項の役職員とは、役員、常勤者、嘱託、臨時、パートタイマー、アルバ

イト職員をいう。

(出張)

第2条 出張とは、通常業務以外で、業務命令又は研修許可を得て県外で業務

または研修(以下「業務等」という。)を行う場合をいう。

(業務と研修)

第3条 業務と研修の別は次のとおりとする。

(1)業務とは、業務上必要な説明会、所定労働時間外の協議会への出席、そ

の他会長の命を受けたものをいう。

(2)研修とは、研修会への参加など前号以外のものをいう。

(出張の種類)

第4条 出張は県外日帰り出張と宿泊出張の2種類とする。

(1)県内及び岩国空港への送迎は通常業務とする。

(2)県外日帰り出張とは、広島駅又は最寄りの駅において午前7時以降の出

発から、午後10時以前の到着(以下「当日中」という。)が可能な出張

をいう。

(3)宿泊出張とは、業務等が翌日に及び、業務等の理由で当日中に帰来でき

ない場合に認める。

(旅費)

第5条 本規程でいう旅費とは次のものをいう。

但し、県内業務及び出張に本会の車またはタクシーチケットを使用した場合は

交通費を支給しない。

(1)交通費

(2)出張執務手当(役員等)・出張手当(職員)。但し職員等の被用者として

給与の支給を受ける者に係る研修出張は対象としない。

(3)宿泊費

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(4)業務命令による参加料、受講料等。

(5)学術講演会等への招聘の場合、謝礼金を支給したときは前2号の手当は

支給しない。

2 前項に規定する交通費とは、出張当日に適用される合理的で最も経済的な

交通機関を利用した場合の運賃とする。交通費の支給については次に掲げる

ところによる。

(1)役員又は本会より出張を依頼した会員及び弁護士、税理士、非会員医師

等は、役員と待遇を同じくし、原則列車はグリーンとする。

(2)航空機(通常料金)、船舶等は前号に準じて算出する。タクシー等の車代

金は実費とする。

(3)職員は普通料金とする。但し、会長が特に認める場合は役員に準ずるこ

とができる。

3 宿泊費は甲地、乙地及び県内に分類する。

甲地は12大都市(東京、大阪、京都、名古屋、横浜、神戸、仙台、千葉、札

幌、川崎、福岡、北九州)、乙地はその他の都市とする。広島市内は甲地とす

る。

4 第 1 項(4)に規定するその他(参加料、受講料等)は原則として全額を

支給する。

但し、支給額が適当でない場合は、その都度常任理事会で協議決定する。

(業務出張期間中の休日)

第6条 業務出張期間中に休日がある場合は次のとおり扱う。但し、研修出張

は対象としない。

(1)業務活動を行った場合は出張執務手当・出張手当、宿泊費等通常のとお

り支給する。

また、休日勤務とみなして振替休日又は休日勤務手当を認める。但し、

休日を移動のみに使用した場合は休日勤務としない。

(2)業務活動を行わなかった場合は、宿泊費のみを支給する。

(旅行日数)

第7条 旅費の支給について、旅行日数は出張地に於ける滞在日数及び途中や

むを得ざる事由により要した日数を除く、実泊日数により計算する。通算し

た日数を超過することはできない。

(出張執務手当・出張手当)

第8条 出張執務手当・出張手当の支給に関しては次に掲げるところによる。

(1)出張期間1日につき定額。

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(2)半日未満は定額の半額。(業務に関連する時間が4時間以内)

但し、宿泊を要した場合は1日未満といえども定額を支給する。

出張目的のために要する出費に充てるため費用弁償として旅行日数1日

につき定額を支給する。

2 出張目的の時間的制約のため前泊又は後泊は認めるが、前日及び後日の出

張執務手当・出張手当は支給しない。

3 本来、宿泊出張となる出張で多忙のため日帰りする場合は、半日分の出張

執務手当・出張手当を加算する。

4 定額を以て支弁することができない場合は、会計書類を提出して支給を受

けることができる。

5 出張目的のために特に出費を要して場合は会計書類を提出して支給を受け

ることができる。

(出張申請)

第9条 出張予定が決まり次第、出張申請書を作成、別に定める決裁の手順に

従い、常任理事会にて承認を得ること。

2 出張終了後直ちに出張報告書を作成、出張の過程で変更があった場合は精

算を受けるよう書類を作成、常任理事会の承認を受けること。

3 日医等他の組織が出張旅費等を支給する場合も常任理事会の承認を受けな

ければならない。旅費が遅れて支給される場合は本会にて立て替えることが

出来る。

4 出張旅費申請書は別紙4、出張報告書は別紙5の様式によるものとする。

(航空傷害保険)

第10条 航空機利用の場合、航空傷害保険料は本会に於いて負担することが

できる。

(海外出張)

第11条 海外出張については別に「役職員海外旅費要綱」に定める。

(連続滞在)

第12条 役職員にして同一地に連続滞在10日以上に渉る場合は10日を超

える日数に対しては定額の2割、15日を超える日数に対しては定額の3割

を減額支給する。

(金額等詳細)

第13条 金額等詳細は「役員旅費及び執務手当要綱」、「職員旅費要領」及び

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「役職員海外旅費要綱」に定める。

(雑則)

第14条 出張執務手当・出張手当は源泉しない。

2 東は京都、西は福岡までは、日帰りを原則とする。但しやむをえず宿泊す

る場合及び両都市より遠方の出張は宿泊費用を支給する。

3 委員会、部会の全国大会等に出席する場合は、担当理事、担当職員を除き、

医師会が旅費を負担する人数は原則として3名以内とする。また出席者の懇

親会費は支給するが、観光旅行等は個人負担とする。

4 理事が希望する場合は、職員の随行出張を原則として1名認める。但し会

場が複数に分かれ各会場数に見合う人数を必要とする場合は、事務局長を通

し総務担当理事の許可を得ること。

5 会長は、当該出張の性質上または当該出張における特別の事情(他団体の用

務を兼ねて出張する場合を含む)により、この規程による旅費を支給するこ

とが適当でないと認める場合には、これを一部増額または減額して支給する

ことができる。

6 この規程により難いものについては理事会において決定する。

附則

・この規程の改廃は、理事会の決議を受けなければならない。

・この規程は平成25年5月15日より実施する。

・この規程は平成25年10月1日に改定、即日実施する。

・この規程は平成28年11月8日に回定、即日実施する。

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広島県医師会旅費規程附則 役員旅費及び執務手当要綱

1 出張旅費

(1)乙地に出張する場合でも甲地に宿を取った時は甲地扱いとする。

(2)県外出張はグリーン料金を支給するが、県内の出張には支給しない。

新幹線も普通とする。

(3)航空機利用の場合は最寄りのターミナルから空港まで、原則リムジンバ

スを利用すること。

(4)担当業務関連学会へ出席を希望する場合、総務担当理事に申し出て許可

を得ること。

宿 泊 料 ( X 泊 ) 執務手当 出張執務手当(X日)

甲 地 乙 地 県 内 県 内 県 外

30,000円 25,000円 20,000円 17,000円 30,000円

※1 宿泊料・交通費

団体で行動する場合など本会が確保する場合はその実費とする。

※2 金曜日、土曜日及び祝祭日前日の宿泊は、5,000円を加算する。

2 夜間執務手当及び日中執務手当

(1)所得税は月額表、乙欄を使用する。夜間執務手当は 8,500 円(半日分)

日中出務手当は 17,000円とする。

但し、4時間以内は半日 8,500円とする。

(2)役員が慰労として行う会は、執務手当は支給しない。

(3)予め各役員は交通手段を報告し(複数ある場合はすべて)その都度どの方

法を利用したか報告のこと、タクシーを利用した場合、交通費は支給し

ない。

附則 ・この要綱を改正しようとするときは、理事会の決議を経なければならない。 ・この要綱は平成25年5月15日より施行する。

・この要綱は平成25年10月1日に改定、即日実施する。

・この要綱は平成28年11月8日に改定、即日実施する。

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38 先頭へ

広島県医師会旅費規程附則 職員旅費要綱

1 出張旅費

(1)東京までは原則として新幹線を利用すること。但しやむをえない理由が

ある場合は航空機等の利用を認める。

(2)航空機利用の場合は最寄りのターミナルから空港までのリムジンバス又

は一般の交通機関を利用し、往復料金を支給する。

(3)県外出張には残業手当は支給しない。

県内業務で直帰する場合、残業時間はその地で業務終了時とする。

宿 泊 料(X 泊) 出張手当(X 日)

甲 地 乙 地 県 内 県 外

管 理 職 25,000円 20,000円 15,000円 15,000円

そ の 他 25,000円 20,000円 15,000円 8,000円

※1 宿泊料・交通費

団体で行動する場合など本会が確保する場合はその実費とする。

※2 金曜日、土曜日及び祝祭日前日の宿泊は、3,000円を加算する。

附則

・この要綱を改正しようとするときは、理事会の決議を経なければならない。

・この要綱は平成25年5月15日より施行する。

・この要綱は平成25年10月1日に改定、即日実施する。

・この要綱は平成28年11月8日に改定、即日実施する。

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39 先頭へ

広島県医師会旅費規程附則

役職員海外旅費要綱

(目的)

1 この要綱は、本会の役職員ならびにそれ以外の者が、業務のため海外に出

張する場合に支給する旅費に関してその基準を定めたものである。

(旅費の支給)

2 役職員が海外に出張した場合には、当該役職員に対して旅費を支給する。

3 役職員以外の者が本会の依頼に応じて海外に出張した場合は、その者に対

して旅費を支給する。

(出張命令等)

4 2項および3項の海外出張(以下「出張」という。)は、それぞれ会長の命

令または依頼によって行うものとする。

5 出張を命ぜられた役職員は、出張計画を作成して会長の承認を受けなけれ

ばならない。

6 出張者は、業務上の必要または天災その他やむをえない事情により、前項

の出張計画または依頼に従って旅行することができないこととなった場合に

は、あらかじめ会長にその変更を申請しなければならない。

(旅費の計算)

7 旅費は、最も経済的な通常の経路および方法により旅行した場合の旅費に

より計算する。ただし、業務上の必要または天災その他やむをえない事情に

より最も経済的な通常の経路または方法によって旅行しがたい場合には、実

際に利用した経路および方法により計算する。

(出張期間)

8 出張期間は、出発の日から帰着の日までとする。

(旅費の請求手続き等)

9 出張者は、所定の請求書に必要な書類を添えてこれを経理課に提出し、旅

費の仮払いを受けるものとする。

10 出張者は、当該出張完了後2週間以内に必要な書類を添えて旅費の精算

をしなければならない。

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(旅費の種類)

11 旅費の種類は、鉄道賃、船賃、航空賃、車賃、出張手当、宿泊料、支度

料および雑費とする。

12 出張に伴う国内旅行に必要な旅費については、旅費規程による。

(鉄道賃、船賃、航空賃および車代)

13 鉄道賃、船賃および航空賃は、運賃ならびに業務上必要な急行料金、寝

台料金、特別座席料金、船室使用料金等とする。

14 運賃の等級が、2以上の階級に区分されている場合には、別表1の区分

による運賃とする。

15 車代は、実費を支給する。

(出張手当および宿泊料)

16 出張手当および宿泊料は、出張中の日数または夜数に応じて別表2の1

日または1夜当たりの定額による。

17 宿泊料は、航空機内,船舶内の宿泊及び鉄道の寝台料金を支給する場合に

は、支給しない。

(支度料)

18 支度料は、出張者にとりその年度の初回となる出張のみ支給し、2回目

以降は支給しない。(1年度1回のみ)

(雑費)

19 雑費は、出張者の予防注射料、旅券の交付手数料および査証手数料、外

貨交換手数料、入出国税ならびに会議登録費等の実費を支給する。

(役職員以外の者の旅費)

20 役職員以外の者に支給する旅費は、別表1および2に定める者のほか、

当該出張に係る用務の内容、その者の学識、経験、年齢、社会的地位等を

考慮して、これと同等と認められる役職員に準じて支給する。

(傷害保険)

21 出張者には、別表3の定額により、海外旅行傷害保険を本会の負担にお

いて付する。

22 前項の保険における保険金の受取人は、本人または本人の指定する者と

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41 先頭へ

する。

23 障害または疾病の治療費用であって25項の保険給付が及ばないものに

ついては、本会の負担とする。ただし、一般に治療費とされないものなら

びに故意、第3者の行為および犯罪行為によって発生したもの等はこの限

りでない。

24 23項の規程は、22項の場合に準用する。

(特別経費)

25 出張先において業務上特別の経費を必要とする場合には、出張者に所要

の額を携行させることができる。

26 前項の経費を携行した出張者は、領収書等を添え、旅費とともに清算し

なければならない。

附則

・この要綱を改正しようとするときは、理事会の決議を経なければならない。

・この要綱は平成25年5月15日より施行する。

・この要綱は平成25年10月1日に改定、即日実施する。

・この要綱は平成28年11月8日に改定、即日実施する。

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42 先頭へ

別表1

運賃の等級 支度料

区分 等 級 全ての地域

会長 ビジネスクラス 100,000円

副会長 ビジネスクラス 80,000円

役員 エコノミークラス 80,000円

局長 エコノミークラス 70,000円

課長以上 エコノミークラス 60,000円

職員 エコノミークラス 50,000円

役職員以外の者・委員 エコノミークラス 80,000円

*1.運賃等級は上級者に随行する役員、委員は会長が認めたときアップグレイドは可能。

2.委託事業の場合、委託者の判断に従う。

3.本人が追加料金を支払いアップグレイドは可能

4.支度料 1年に1回のみ支給

別表2

宿泊料 出張手当

区分 全ての地域 欧米・オセアニア アジア

会長 80,000円 50,000円 40,000円

副会長 50,000円 35,000円 32,000円

その他の役員 50,000円 30,000円 30,000円

職員 35,000円 20,000円 15,000円

役職員以外の者・委員 50,000円 30,000円 30,000円

*宿泊料 団体で行動する場合など本会が宿を確保する場合その実費とする。

別表3

保険金額

区分 全ての地域

会長 1億円

その他の役員 7,000万円

職員 5,000万円

役職員以外の者・委員 7,000万円

※該当する保険金額の契約タイプがない場合は、最も保険金額の近い上位のタイプとする。

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43 先頭へ

広島県医師会会員表彰弔慰規程

本会会員の定款第12条による表彰、並びに弔慰は本規程の定めるところによる。

第1章 表 彰

(役員・代議員)

第1条 本会役員、又は代議員を10年又は20年以上勤務したものには記念品を贈って

表彰する。

2 記念品の額は常任理事会において決定する。

(長期開業)

第2条 本会に50年以上に渉り開業し地域医療の向上に貢献した者は、理事会の決議を

経て記念品を贈って表彰する。

(功労者)

第3条 本会会員にして特に本会に功労のあったものは理事会の議を経て表彰する。但し、

地域社会功労者の表彰については市郡地区医師会と協議する。

2 表彰の方法は次のやり方で行う。

(1)県医師会長表彰

(2)県知事表彰推薦

(3)大臣表彰推薦

(4)褒章叙勲推薦

(5)その他の推薦

(会員以外の功労者)

第4条 本会会員でなくとも本会及び地域医療に功労顕著な者は表彰することがある。

2 表彰の方法等に関しては常任理事会で定める。

第2章 弔 慰

(会員及び家族の葬儀)

第5条 本会会員が死亡した場合、所属市郡地区医師会長に委託して、県医師会長名を以

て弔電、生花一対並びに金弐万円を贈って弔慰を表す。

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2 会員の父母又は配偶者死亡の場合は弔電並びに金壱万円を贈って弔慰を表す。

3 その他同居の家族死亡の場合は弔電並びに金五千円を贈って弔慰を表す。

(功労者の葬儀)

第6条 本会に功労のあった会員に対しては前条の規定にかかわらず会長の専決により別

の方法をとり理事会の事後承認を得る。

2 本会役員又はその家族死亡に対しても、会長の専決により別の方法をとり理事会の事

後承認を得る。

第3章 祝品贈呈

(褒章叙勲受賞者)

第7条 褒章叙勲を受けた会員に対しては、代議員会に於いて祝品を贈り祝意を表する。

(米寿の祝い)

第8条 年内に数え88歳(米寿)に達する会員に対して県医師会より敬老の日に祝品を

贈り祝意を表す。但し、本会に10年以上在籍する会員を対象とする。

附則

1 この規程の改廃は、理事会の決議を経ておこなう。

2 この規程は平成25年9月1日より施行する。

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45 先頭へ

別 紙

別紙1 経理規程(第12条) 各勘定科目の名称、性質及び処理基準

科目 CODE表 経理課にあり

別紙2 経理規程(第38条2) 支払請求書(支出願)

別紙3 稟議規程(第7条2) 稟議書

別紙4 旅費規程(第9条4) 出張旅費申請書

別紙5 旅費規程(第9条4) 出張(研修)報告書

別に定める決裁の手順(第9条)

→ 出張旅費申請決裁の流れ H28.11.08

職員派遣依頼書(部会長、委員長、委員が勤務医の場合)

会議録(様式)

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広島県医師会

会長 平松恵一

下記の支出を申請いたします。

50万

10万

5万

現金

銀行

支店

振込

上記

金額

にH

28.4

源泉

徴収

口座

番号

現金書留

口座フリガナ名

方法

金額

支出

日:

支出

先合

支出

振 込 先

担当

者経

理課

(決裁

)

担当

課長

部門

科目コード

セグメント

科目

摘要

セグメントコード

平成

年月

(提出

)

会長

経理

理事

担当

理事

事務

局長

―  ―46

別紙2

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稟 議 書

広島県医師会 稟議書(ver1.1) 2014/05

起 案:平成 年 月 日 決 裁:平成 年 月 日起

所属・職名

氏名

施 行

文書件名簿

などの記入 浄 書 照 合

公 印

押印の承認

施行方法

□ 親 展 □ 速 達

□ 書 留 □ 簡易書留

□ 速達証明 □ 内容証明

□ 小 包 □ 逓送特殊

□ F A X □ 手 交

第 案 平成

第 案 平成

第 案 平成 施行注意

会長 副会長 副会長 副会長

総務理事 経理理事 担当理事 事務局長 次長 課長 係長 係員

○○○○について (伺い)

1 案の趣旨

このことについて、次のとおり、広島県医師会長名にて○○を実施する。

2 目的・理由

3 効果・対応

4 実施日・期間

(留意事項) ・正本、副本の 2 通作成し、担当理事の決裁を受けたのち、常任理事会開催の

3日前までに総務課へ提出

・基本項目は [稟議事項の趣旨、目的、理由及び効果、実施日、期間など]

・支払を伴うものは [支払先、金額、支払条件、参考書類(図面、資料)]

常任理事会

協議事項

―  ―47

別紙 3

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申請

書(H

28年

10月

版)(承

認)

 広

 島

 県

 医

 師

 会

(提出

)平

成年

月日

  

会長

 平

  

松 

 恵

  

一 

 様

(決裁

)平

成年

月日

 下

記、

出張

をご

許可

頂き

たく申

請い

たし

ます

期自

間至

 交

通手

段 

(航

空機

・新

幹線

(JR

)・タ

クシ

ー) 

・ 

備考

など

 参

加費

など

(※

別途

、支

出願

要)

整理

No

チケ

ット

手配

前泊

後泊

日医

旅費

宿 

泊 

料交

 通

 費

合 

 計

※出

張理

由、

目的

のわ

かる

「開

催案

内」な

どを

添付

して

、「出

張旅

費申

請の

決裁

の流

れ」に

沿っ

て決

裁を

受け

てくだ

さい

。H

28年

10

※太

線 の

内側

へ記

載し

てくだ

さい

。 

交通

手段

、備

考に

は、

旅費

計算

にあ

たっ

て必

要な

事項

の記

入を

お願

いし

ます

。参

加費

など

必要

経費

があ

れば

記入

願い

ます

。(支

出願

は別

途提

出し

てくだ

さい

※出

張者

が役

職員

以外

の場

合は

、医

療機

関等

の「所

属」を

記載

して

くだ

さい

※医

師会

がJR

等の

チケ

ットを

手配

する

場合

は[手

]と

記入

。前

泊・後

泊予

定の

場合

「○

」を

記入

。医

師会

が手

配す

る場

合は

[手

]と

記入

。日

医等

から

旅費

が支

給さ

れる

場合

は「○

」を

記入

して

くだ

さい

※決

裁後

、C

OP

Yを

総務

へ、

原本

は決

議書

、出

張報

告書

等と

とも

に経

理保

平成

年月

日(

)時

出 張

旅 費

申 請

担当

副会

長総

務理

事担

当理

事事

務局

長総

務課

長経

理課

長担

当課

長担

当者

用 務

平成

年月

日(

)時

分訪 問 先

氏 

名所

属な

ど(役

職員

以外

の場

合)

出張

執務

手当

出張

手当

※経

理課

使用

1 32

合計4 5

チケ

ット手

配医

師会

がJR

、航

空券

を手

配し

た場

合は

、「手

」と

記入

して

下さ

い。

前泊

・後

泊 

医師

会が

手配

した

場合

は「手

」と

記入

。そ

れぞ

れが

手配

する

場合

は従

来通

り「○

」を

記入前

泊・後

泊 

医師

会が

手配

した

場合

は「手

」と

記入

。そ

れぞ

れが

手配

する

場合

は従

来通

り「○

」を

記入入

チケ

ット手

配医

師会

がJR

、航

空券

を手

配し

た場

合は

、「手

」と

記入

して

下さ

い。

―  ―48

別紙₄

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広島県医師会

出張(研修)報告書

下記の通りご報告いたします。

用 務 名

日 時 平成 年 月 日( ) : ~ :

平成 年 月 日( ) : ~ :

場 所

出 張 者

(参 加 者)

報告書

作成者

【目的】

添付資料

報告事項

担当副会長 総務担当理事 経理担当理事 担当理事 事務局長 次長 総務課長 経理課長 課長

課長代理 課長補佐・係長・主任

※原本は担当理事のほか必要な確認を受けて、経理課へ提出して下さい。出張旅費申請書とともに経理で

保管します。

―  ―49

別紙 5

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H28.11.8 第11回理事会承認

(A)担当理事以外の役員を含む場合

(B)計算で20万円超える場合

出張後の報告など

役員 常任理事会等で報告。報告書は様式を問わず。参考:会議録(※3) 役・職員 職員が、報告用の会議録(※3)を作成。役員の決裁を受ける。 役・職員、部会長・委員長 (C) 職員が、報告用の会議録(※3)を作成。役員の決裁を受ける。 部会長・委員長(C)

職員 担当課長に出張報告書(※4)を提出。担当理事他、必要な決裁を受ける。

様式等※1 出張旅費申請書  申請書(H28年10月版)改4※2 職員派遣依頼書※3 会議録(様式)※4 出張報告書

注 ※ 会議録、出張報告書は、出張旅費申請書の原本とともに経理課で保管。(出張の確認のため)

経理課長(旅費計算)

担当者(担当課長)は、経理課長に提出。資料などを確認後、経理担当者は旅費を計算する。

出張旅費申請の決裁の流れ

担 当 者担当者は出張旅費申請書(※1)を作成。資料とともに担当課長、担当理事の決裁を受けること。担 当 課 長

担 当 理 事

通  常(C)部会長・委員長・

委員等の場合

[通常]以外の(A)~(C)の場合は、経理課長が申請書等のPDFを6役、担当理事、局長、次長、担当課長へ送付。担当副会長(6役)の決裁を受ける。

申請書等のPDFを6役・担当理事へ送付 (C)が勤務医

の場合、所属長へ「職員派遣依頼」

送付

※勤務医の場合、担当副会長の決裁を受けたのち、担当課が職員派遣依頼書(※2)を作成、所属長へ送付

担当副会長(6役)の決裁

経理課にて役職員出張申請の取り纏め資料を作成

担当課に出張報告書(※4)を提出。担当課は担当理事の他、必要な決裁を受ける。 ※部会、委員会で報告(伝達)

総 務 課 長総務課長、事務局長、総務理事の決裁を受けながら、同時平行で常任理事会、理事会協議用の取り纏め資料を作成。

事 務 局 長

総 務 理 事

常任理事会・理事会

出張者 報告など

―  ―50

別に定める決裁の手順

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2016/09/05

平成○○年○○月○○日 ○○○○病院 院長 ○○ ○○ 様 一般社団法人広島県医師会 会長 平 松 恵 一

____(件名)_________への出席(派遣)について(依頼) 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素より、本会会務及び諸事業の推進につきましては、格別のご支援・ご協力を賜り

厚く御礼申し上げます。 さて、貴院の○○○○先生には、○○○委員会(部会)で委員長(部会長)を引き受

けていただいており、○○○について協議・検討をいただき、大変感謝しております。 このたび本会では下記の、○○○○に参加(出席)を予定しております(別添資料の

通り)。つきましては、職務ご多端の折、誠に恐縮でございますが、貴院職員の○○○○

先生の派遣方についてご高配下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

記 1 名 称 平成28年度全国○○○○大会 2 日 時 平成○○年○○月○○日(○○:○○) ~ 平成○○年○○月○○日(○○:○○) 3 場 所 ○○○○(開催場所) 4 経 費 派遣にかかる旅費等については、広島県医師会で負担します。 5 同行者 当会役員・職員・なし 6 その他

以上

担 当 広島県医師会事務局○○課 (担当:○○) 電 話 082-568-1511 F A X 082-568-2112 E-mail ○○○○@hiroshima.med.or.jp

(案)

―  ―51

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広島県医師会 1

会 議 録(会議概要)

会議名称

開催日時 平成 年 月 日( ) : ~ :

開催場所

出 席 者 作成者

【要旨】

―  ―52

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個人情報保護方針

平成28年1月5日 一般社団法人広島県医師会

一般社団法人 広島県医師会(以下「当会」)は、個人情報を保護することが広

島県医師会定款第4条に定める事業活動の基本であるとともに、当会の社会的

責任、責務であると考え、以下の個人情報保護方針を制定し、確実な履行に努め

ます。 1. 個人情報の収集・利用及び提供について (1)収集の原則 個人情報の収集は、目的を明確にし、事前に本人の同意を確認できる適切

な方法で行います。 (2)利用・提供の原則 個人情報の利用、提供は、法令の定めに基づき事前に明確にした目的の範

囲内でのみ行います。 2. 開示、訂正請求等への対応 当会は、個人情報について本人からの開示の要求があった場合は、合理的な期

間、妥当な範囲内で対応致します。 また、個人情報に誤り、変更があって、本人から訂正等の要求があった場合は、

合理的な期間、必要な範囲内で対応致します。 3. 個人情報の適正管理について 当会は、収集した個人情報について、適切な安全対策を実施し、不正アクセス、

改ざん、破壊、漏洩、紛失などを防止するために合理的な措置を講じます。 4. 法令及びその他の規範の遵守について 当会は、個人情報保護責任者を設置し、個人情報に関して適用される法令及び

その他の規範を遵守します。 5. 個人情報保護・管理の継続的改善 当会は、監査責任者を設置して、定期的に監査を実施し、個人情報の保護・管

理の見直し、改善に努めます。

個人情報に関する問い合わせ 広島県医師会 総務課

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個人情報保護規程

平成28年1月5日 一般社団法人広島県医師会

第1 総則

1 目的

この規程は、一般社団法人広島県医師会(以下「本会」という)の事業遂行上取り扱

う個人情報を適切に保護するために必要な基本的事項を定めものである。

2 適用範囲

この規程は、本会の役員及び職員に対して適用する。 また、個人情報を取り扱う業

務を外部に委託する場合の委託先及び労働者派遣法に基づく派遣労働者に対して

も適用する。

3 用語の定義

(1)個人情報

会員等の個人を特定することができる情報のすべて。

(2)役員

本会定款第 30 条第 1 項で規定する役員を指し、会長、副会長、理事(含む常任理

事)、監事を含む。

(3)職員

本会の業務に従事する者で、正職員のほか、嘱託職員、派遣職員、臨時職員等を

含む。

(4)開示

会員等の本人または別に定める関係者に対して、これらの者が本会の保有する本

人に関する情報を自ら確認するために、本人等からの請求に応じて、情報の内容を書

面等で示すこと。

(5)情報主体

一定の情報により特定される個人のこと。

第2 個人情報保護方針の策定等

1 個人情報保護方針の策定

本会の会長(以下「会長」)は、個人情報の保護・管理に対する姿勢を示し、役員及

び職員に周知させるとともに、一般に公開するために個人情報保護方針を策定しなけ

ればならない。

方針に含む基本事項は以下の内容とする。

(1)個人情報の収集、利用及び提供に関する事項

(2)開示、訂正請求等に関する事項

(3)個人情報への不正アクセス、改ざん、破壊、漏洩及び個人情報

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の紛失等の防止に関する事項

(4)個人情報に関する法令及びその他の規範を遵守する事項

(5)個人情報の保護・管理に係る措置の継続的改善に関する事項

2 個人情報保護方針の周知

会長は、本会の策定した「個人情報保護方針」を役員及び職員へ周知し、理解させ

る。

3 個人情報保護方針の公開

「個人情報保護方針」の一般への公開は、広島県医師会速報、広島県医師会ホー

ムページ等による。

4 個人情報保護方針の見直し

会長は「個人情報保護方針」を必要に応じ適宜見直さなければならない。

第3 個人情報保護管理体制

会長は個人情報の保護・管理を適切に実施するために、個人情報保護管理体制を

定め、役割、責任及び権限を明確にしなければならない。

第4 個人情報保護の措置

1 個人情報の収集

(1)収集の原則

個人情報の収集は、本会が行う事業の範囲内で利用目的を明確に定め、その目的

達成に必要な限度においてのみ行わなければならない。

(2)収集方法の制限

個人情報の収集は、適法かつ公正な手段で行わなければならない。

2 個人情報の利用

(1)利用及び提供の原則

個人情報の利用及び提供は、情報主体が同意を与えた利用目的の範囲内で行うも

のとする。 ただし、生命、身体、財産の保護のために必要な場合、情報主体の同意を

得ることが困難であるとき等法令の定めによる場合は、情報主体の同意なく利用及び

提供することが出来る。

(2)目的の範囲外の利用及び提供

個人情報の利用及び提供を行う場合は、前項但書による場合を除き、事前に情報

主体の同意確認を確実に実施しなければならない。

3 個人情報の適正管理

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(1)正確性の確保

個人情報は利用目的に応じ必要な範囲内において、正確かつ最新の内容に保つよ

う努めなければならない。

(2)安全性の確保

取得した個人情報に関するリスク(個人情報への不正アクセス、改ざん、破壊、漏洩

及び個人情報の紛失等)に対して、合理的な安全対策が講じられなければならない。

(3)委託先管理

本会が業務を委託するために個人情報を外部へ預託する場合、個人情報保護が損

なわれることのないよう、適切な措置がとられなければならない。

4 個人情報に関する情報主体の開示、訂正請求等に関する権利

情報主体から自己の情報について開示を求められた場合は、合理的な期間内に速

やかに対応しなければならない。

開示の結果、誤った情報があり、訂正又は削除を求められた場合は、原則として合

理的な期間内に速やかに対応し、訂正又は削除を行った場合は可能な範囲内で当

該個人情報の受領者に対して通知を行わなければならない。

5 教育・訓練の実施

個人情報保護管理責任者は、役員及び職員に教育資料に基づき継続的かつ定期

的に教育・訓練を行う。

6 苦情及び相談

本会は、個人情報の取扱に関する苦情及び相談窓口を設置し、苦情等の適正かつ

迅速な処理に努める。

第5 内部監査

本会に監査体制を整備して個人情報保護の運用について監査し、法令等の遵守を

最良の状態に維持するよう努める。

第6 規程の見直し等

社会情勢や情報主体の意識の変化、施行状況、監査の結果等を考慮し、本規程等

を見直すものとする。

第7 各部署の細則等への委任

本会内の各部署における個人情報の取扱については、それぞれの取扱細則等で定

める。

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附 則

(施行期日)

1 この規程は、平成 28 年 1月 5 日から施行する。

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特定個人情報等の適正な取扱いに関する基本方針

平成28年1月5日 一般社団法人広島県医師会

一般社団法人 広島県医師会(以下、「本会」といいます。)は、個人番号及び

特定個人情報(以下、「特定個人情報等」といいます。)の適正な取扱いの確保に

ついて組織として取り組むため、本基本方針を定めます。 1 関係法令・ガイドライン等の遵守 本会は、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する

法律」、「個人情報の保護に関する法律」、これらの法律に関する政省令及びこれ

らの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守して、特定個人情

報等の適正な取扱いを行います。 2 利用目的 本会は、特定個人情報等を税務手続・社会保障手続のためだけに取扱います。本

会が患者さんの特定個人情報等を取り扱うことはありません。 3 安全管理措置に関する事項 本会は、「特定個人情報等取扱規程」を別に定め、以下をはじめとする特定個

人情報等の安全管理措置を講じます。 (1)本会は、特定個人情報等保護管理体制として、会長の責任の下、総務担当

常任理事を保護責任者、事務局長を管理者、各課長を取扱責任者として、特定個

人情報等を取り扱う各担当者や委託先(再委託先を含みます。以下、同じです。)

の監督を行います。 (2)本会は、特定個人情報等が適切に取り扱われるよう、特定個人情報等を取

り扱う各担当者や委託先に対して、定期的な点検を行います。 (3)本会は、本基本方針及び内部規程に違反する兆候があれば迅速に確認を行

うとともに、違反行為が判明したときは会長に報告し、調査、原因究明、情報主

体等への報告及び再発防止策の公表等の必要な対応を迅速に行います。 (4)本会は、特定個人情報等の重要性に鑑み、漏えい、滅失又は毀損の防止の

ために、厳格な物理的・技術的安全管理措置を講じます。 4 継続的改善 本会は、特定個人情報等の保護が適正に実施されるよう、本基本方針及び内部

規程を継続して見直します。

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5 質問等の窓口 本会における特定個人情報等の取扱いに関する質問等への問合せ先として、

下記の窓口を設けます。 広島県医師会 (代表) 082-568-1511 総務課 soumu@hiroshima.med.or.jp 経理課 keiri@hiroshima.med.or.jp 広報保険課 kouhou@hiroshima.med.or.jp

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特定個人情等取扱規程

平成28年1月5日 一般社団法人広島県医師会

第1章 総 則

(目 的)

第1条 この規程は、一般社団法人 広島県医師会(以下「本会」という。)の 事業遂

行上取り扱う個人番号及び特定個人情報(以下「特定個人情報等」という。)を適切

に保護するために必要な基本的事項を定めたものである。

(適用範囲)

第2条 この規程は、本会の役員及び職員に対して適用する。また、特定個人情報等

を取り扱う業務を外部に委託する場合の委託先(再委託以降を含む。)及び労働者

派遣法に基づく派遣労働者に対しても適用する。

2 この規程は、特定個人情報等の取扱いに関し、本会個人情報保護規程、その他の

内部規程に優先して適用される。

(定 義)

第3条 この規程において、各用語の定義は、「行政手続における特定の個人を識別

するための番号の利用等に関する法律(以下「番号法」という。)」、「個人情報の保

護に関する法律(以下「個人情報保護法」という。)」及び本会個人情報保護規程第

1の3に従うものとする。

第2章 基本方針の策定等

(基本方針)

第4条 本会の会長(以下「会長」という。)は、特定個人情報等の保護・管理に対する

姿勢を示し、役員及び職員に周知させるとともに、一般に公開するために、「特定個

人情報等の適正な取扱いに関する基本方針」を策定するものとする。

2 会長は、本会の策定した「特定個人情報等の適正な取扱いに関する基本方針」を

役員及び職員に周知し、理解させるものとする。

3 「特定個人情報等の適正な取扱いに関する基本方針」の一般への公開は、本会ホ

ームページ等によるものとする。

4 会長は、「特定個人情報等の適正な取扱いに関する基本方針」を必要に応じ、適

宜、見直すものとする。

(内部規程)

第5条 本会は、番号法、個人情報保護法、これらの法律に関する政省令及びこれら

の法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し、特定個人情報等を適

正に取り扱うため、この規程を定める。

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2 本会は、特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等

を明確にするため、「特定個人情報等取扱マニュアル」その他の内部規程を別に定

めるものとする。

3 本会は、社会情勢や情報主体の意識の変化、施行状況、監査の結果等を考慮し、

この規程その他の内部規程を必要に応じ、適宜、見直すものとする。

(法令等の遵守)

第6条 すべての役員及び職員は、特定個人情報等の取扱いに当たって、番号法、

個人情報保護法、これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官

庁が策定するガイドライン等並びに第4条第1項に規定する「特定個人情報等の適

正な取扱いに関する基本方針」その他前条第1項及び第2項に規定する内部規程

を遵守しなければならない。

第3章 特定個人情報等保護管理体制

(組織体制)

第7条 会長は、特定個人情報等の保護・管理を適切に実施するために、第8条から

第 12 条に規定する通り、特定個人情報等保護管理体制を定め、役割、責任及び

権限を明確にするものとする。

(特定個人情報等保護責任者) 総務担当理事

第8条 本会に、特定個人情報等保護責任者を置き、本会個人情報保護管理体制に

おける個人情報保護責任者をもって、その任に充てる。

2 特定個人情報等保護責任者は、本会が保有する特定個人情報等の取扱いを総括

し、以下の事項を定める。

(1) 特定個人情報等の適正な取扱いを維持・推進するための施策

(2) 役員及び職員に対する特定個人情報等の適切な取扱いに関する継続的かつ

定期的な教育・訓練

(3) 役員及び職員へのこの規程の周知、一般への公表

(4) 第 14 条第1項に規定する違反行為又は漏えい事案等発生時の対応策

(5) その他この規程に基づき特定個人情報等の取扱いを管理する上で必要とされる

事項

(総括特定個人情報等管理者) 事務局長

第9条 本会に、総括特定個人情報等管理者を置き、本会個人情報保護管理体制に

おける総括個人情報管理者をもって、その任に充てる。

2 総括特定個人情報等管理者は、本会が保有する特定個人情報等の取扱いに関

する事務を総括し、特定個人情報等を複数の部署で取り扱う場合の各部署の任務

分担及び責任の明確化等を行う。

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(特定個人情報等取扱責任者) 各課長

第 10 条 本会に、特定個人情報等取扱責任者を置き、本会個人情報保護管理体制

における個人情報取扱責任者をもって、その任に充てる。

2 特定個人情報等取扱責任者は、特定個人情報等を取り扱う範囲を定めた上で、事

務取扱担当者を選任し、当該課等で保有する特定個人情報等を適切に管理する。

(事務取扱担当者) 各担当者

第 11 条 本会に、特定個人情報等を取り扱う者として、事務取扱担当者を置く。

2 事務取扱担当者は、特定個人情報等を適切に管理し、利用権限のない者に使用

させてはならない。

(監査責任者) 総務担当副会長

第 12 条 本会に、監査責任者を置き、本会個人情報保護管理体制における監査責

任者をもって、その任に充てる。

2 監査責任者は、本会が保有する特定個人情報等の運用について監査し、法令等

の遵守を最良の状態に維持するよう努める。

3 監査責任者は、前項の監査結果を、会長及び特定個人情報等保護責任者に報告

するものとする。

(教育・監督)

第 13 条 本会は、事務取扱担当者に対して定期的な研修の実施又は情報提供等を

行い、特定個人情報等の適正な取扱いを図る。

2 本会は、事務取扱担当者が特定個人情報等を取り扱うに当たり、必要かつ適切な

監督を行う。

(情報漏えい事案等への対応)

第 14 条 すべての役員及び職員は、番号法、個人情報保護法、これらの法律に関す

る政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等並びに第5

条第1項及び第2項に規定する内部規程への違反(以下「違反行為」という。)若しく

はその兆候、又は特定個人情報等の漏えい、滅失若しくは毀損による事故(以下

「漏えい事案等」という。)の発生若しくは兆候を把握した場合は、速やかに特定個

人情報等保護責任者に報告するものとする。

2 特定個人情報等保護責任者は、違反行為若しくは漏えい事案等が発生したことを

知った場合又はその可能性が高いと判断した場合は、次の各号に定める事項等を

行い、適切に対応するものとする。

(1) 事実関係の調査及び原因の究明

(2) 会長への報告及び対象となった情報主体への連絡

(3) 個人情報保護委員会(平成 27 年までは特定個人情報保護委員会、平成 28 年

1月1日からは個人情報保護委員会をいう。)及び主務大臣等への報告

(4) 再発防止策の検討及び決定

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(5) 必要に応じた事実関係及び再発防止策等の公表

第4章 特定個人情報等保護の措置

第1節 特定個人情報等の取得

(特定個人情報等の適正な取得)

第 15 条 特定個人情報等の取得は、番号法第9条に規定された範囲内で利用目的

を明確に定め、その目的達成に必要な限度においてのみ行わなければならない。

2 本会が特定個人情報等を取得するにあたっては、適法かつ公正な手段で行う。

(個人番号の提供の要求)

第 16 条 本会は、第5条第2項に規定する「特定個人情報等取扱マニュアル」に定め

る個人番号を取り扱う事務(以下「個人番号取扱事務」という。)を処理するために必

要がある場合に限り、役員、職員その他の者に対し個人番号の提供を求める。

2 役員、職員その他の者が、本会からの個人番号の提供の要求又は第 17 条に基づ

く本人確認に応じない場合には、番号法に基づく制度の意義について説明をし、個

人番号の提供及び本人確認に応ずるように求めるものとする。

(本人確認)

第 17 条 本会は、本人又は代理人から個人番号の提供を受けたときは、番号法第

16 条に基づき本人確認を行う。

2 役員及び職員は、本会に個人番号を提供する際には、本会が行う本人確認の措

置に協力しなければならない。

第2節 特定個人情報等の利用

(特定個人情報等の利用範囲等)

第 18 条 本会が役員、職員その他の者から取得する特定個人情報等は、個人番号

取扱事務を行うために利用する。ただし、生命、身体、財産の保護のために必要な

場合であって、情報主体の同意があり、又は情報主体の同意を得ることが困難であ

るときは、この限りではない。

(特定個人情報ファイルの作成の制限)

第 19 条 本会が特定個人情報ファイルを作成するのは、個人番号取扱事務を行うた

めに必要な範囲に限り、この場合を除き特定個人情報ファイルを作成しない。

第3節 特定個人情報等の適正管理

(特定個人情報等の正確性の確保)

第 20 条 事務取扱担当者は、利用目的に応じ必要な範囲内において、特定個人情

報等を正確かつ最新の内容に保つよう努める。

(特定個人情報等の保管制限)

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第 21 条 本会は、個人番号取扱事務を行うために必要な範囲を超えて、特定個人情

報等を保管しない。

(安全管理措置)

第 22 条 本会は、特定個人情報等の重要性に鑑み、特定個人情報等の漏えい、滅

失又は毀損の防止その他の適切な管理のために、第5条第2項に規定する「特定個

人情報等取扱マニュアル」に定める通り、厳格な組織的安全管理措置、人的安全管

理措置、物理的安全管理措置、技術的安全管理措置を講じる。

(委託の取扱い)

第 23 条 本会が業務を委託して特定個人情報等を委託先に取り扱わせる場合には、

番号法に基づき本会自らが果たすべき安全管理措置と同等以上の措置が当該委

託先において講じられ、かつ委託先が特定個人情報等を適切に取り扱うよう、必要

かつ適切な監督を行う。

2 本会は、前項の監督を行うため、次の各号の措置を講じる。

(1) 委託先の適切な選定

(2) 委託先における特定個人情報等の適切な取扱いを確保するために必要な契約

の締結

(3) 委託先における特定個人情報等の取扱状況の把握

(再委託の取扱い)

第 24 条 委託先は、あらかじめ本会の書面による許諾を得た場合に限り、委託を受け

た特定個人情報等の取扱いを再委託することができるものとする。再委託先が更に

委託する場合も同様とする。

2 本会は、再委託先の適否の判断のみならず、委託先が再委託先に対しても必要か

つ適切な監督を行っているかについても、監督するものとする。

第4節 特定個人情報の提供

(特定個人情報の提供)

第 25 条 本会は、番号法第 19 条各号に掲げる場合を除き、特定個人情報を第三者

に提供しない。

第5節 特定個人情報等の削除・廃棄

(個人番号の削除・廃棄)

第 26 条 本会は、個人番号取扱事務を行うために必要がなくなった場合であって、

所管法令において定められている保存期間を経過した特定個人情報等について

は、その内容に含まれる個人番号を速やかに削除又は廃棄するものとする。

第5章 特定個人情報の開示等

(情報主体の開示、訂正請求等に関する権利)

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第 27 条 情報主体から自己の特定個人情報について開示を求められた場合、本会

は、合理的な期間内に速やかに対応するものとする。

2 情報主体から自己の特定個人情報について訂正又は削除を求められた場合、本

会は、合理的な期間内に速やかに対応し、訂正又は削除を行った場合は、当該特

定個人情報の受領者に対して通知を行うものとする。

3 情報主体から自己の特定個人情報について利用停止等を求められた場合であっ

て、その理由があることが判明したとき、本会は、違反を是正するために必要な限度

で、合理的な期間内に速やかに対応するものとする。

第6章 その他

(苦情及び相談)

第 28 条 本会は、本会における特定個人情報等の取扱いに関する苦情及び相談窓

口を設置し、苦情等の適正かつ迅速な処理に努める。

2 特定個人情報等保護責任者は、前項の目的を達成するために必要な体制の整備

を行う。

(制 裁)

第 29 条 本会は、番号法、個人情報保護法、これらの法律に関する政省令及びこれ

らの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等並びに第4条第1項に規定す

る「特定個人情報等の適正な取扱いに関する基本方針」その他第5条第1項及び第

2項に規定する内部規程に違反した職員に対して就業規則に基づき処分を行い、

その他の者に対しては、契約又は法令に照らして処分を決定する。

(改 廃)

第 30 条 この規程の改廃は、理事会の決議により行う。

附 則

(施行期日)

1 この規程は、平成 28 年 1月 5日から施行する。

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広島県医師会特定個人情報等取扱マニュアル

平成28年1月5日 一般社団法人広島県医師会

1 マニュアルの目的

個人番号及び特定個人情報(以下「特定個人情報等」という。)は、法令によ

り、とりわけ厳重な安全管理措置が求められている。

取り扱いが不適切なため、機微に触れる情報の漏えい、完全性が求められる特

定個人情報等の改ざん等が生じた場合には、業務への影響だけではなく、個人の

権利の侵害や社会的信用の失墜の要因となる可能性もある。

一般社団法人広島県医師会(以下「本会」という。)は、このようなリスクを

軽減するため、本会特定個人情報取扱規程(以下「取扱規程」という。)第 5 条

第 2 項の規定に基づき、事務取扱担当者が特定個人情報等を適切に取り扱うた

めに必要な事項を定めることを目的として、このマニュアルを定める。

2 マニュアルの遵守

(1) 本会の役員及び職員は、事務の執行に当たり、このマニュアルに定める事項

を遵守する義務を負う。

(2) このマニュアルに従わないことは、就業規則に定める懲戒処分の対象とな

ることがある。

3 取扱事務の範囲

(1) 本会は、本会が特定個人情報等を取り扱う範囲を明確にしておくものとす

る。その範囲は次のとおりである。

① 給与所得の源泉徴収票等法定調書関連事務

② 個人住民税関連事務

③ 雇用保険関連事務

④ 健康保険・厚生年金保険関連事務

⑤ 国民年金届出関連事務

⑥ 報酬、料金等の支払調書の作成事務

⑦ 労働者災害補償保険法に基づく各種請求事務

⑧ 不動産の使用料等の支払調書の作成事務

⑨ 不動産等の譲受けの対価の支払調書の作成事務

⑩ 上記以外の支払調書の作成事務

⑪ 財産形成住宅貯蓄・財産形成年金貯蓄に関する申告書、届出書及び申

込書作成事務

⑫ その他法令に基づく事務

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(2) 本会は、本会のどの職員が何の目的のためにどのような特定個人情報等を

取り扱っているかを明確化するため、別紙3に基づき、特定個人情報ファイル

ごとに、種類、名称、責任者、取扱部署、利用目的等を整理する。但し、安全

管理に配慮し、これには個人番号自体は記載しない。

4 組織管理体制

4.1 特定個人情報保護管理体制

本会における特定個人情報保護管理体制は、取扱規程第7条から第12条

までに定める通りとする。

4.2 事務取扱担当者

(1) 下記表の者を、本会における事務取扱担当者とし、それ以外の者は緊急の必

要がある場合を除き、特定個人情報等を取り扱わない。事務取扱担当者は、

それぞれ、特定個人情報等取扱責任者が事前に任命する。

(2) 下記表以外の者が緊急の必要のために特定個人情報等を取り扱う場合は、

必ず事前に特定個人情報等取扱責任者の許可を得る。

部署名 担当名 主な役割

総務課 マイナン

バー担当

社会保険関係事務(職員関係)

経理課 マイナン

バー担当

法定調書作成事務、給与・年末調整関係事務に

おける特定個人情報等の取り扱い、取得に関連

する事務

各担当

マイナン

バー担当

委員会委員等の謝金、旅費等の取扱いにおける

特定個人情報等の取得に関連する事務

5 特定個人情報等の取扱いの流れ

特定個人情報等は、5.6「特定個人情報収集事務の流れ」に記載の業務フロー

及び別紙「マイナンバー制度業務フロー(概要版)」に従い以下の手続きにより取

り扱うこと。なお、特定個人情報等を実際に取り扱う際は、特定個人情報等を取

り扱う都度、特定個人情報等の取得・入力・利用・出力・廃棄状況は基幹システ

ムのログに自動的に記録されるが、必要な場合には、記録表(以下、「記録表」

という。)に必要事項を記録すること。

5.1 役員・委員会委員等(以下、「役・委員」という。)の個人番号

a.取得時期

(1) 役・委員が通知カードを受領するであろう、平成 27 年(2015 年)11 月頃以

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降、順次行う。

(2) 新たに役・委員に就任する者に対しては、就任後に順次行う。

b.個人番号の収集方法・本人確認方法

(1)経理課及び各課の事務取扱担当者が、役・委員に対して、別紙 1-1の「マイ

ナンバー制度に基づく個人番号の提供のお願い」を事前に配布し、原則、指定

した日に、番号確認書類および身元確認書類を持参することを求めることに

より本人確認をする。持参が適わない役・委員に対しては 6.2.3 に記載の郵送

方法で確認を行う。本人確認の詳細については、6.2 を参照する。

(2)役・委員が、本会の個人番号の提供の要求又は本人確認に応じない場合には、

番号法に基づくマイナンバー制度の意義について説明をし、個人番号の提供

及び本人確認に応ずるように求める。それにもかかわらず、役員が個人番号の

提供に応じない場合は、提供を求めた経緯等を記録する。

c.経理課への移動方法

経理課及び各課の事務取扱担当者は、役・委員から直接受領した番号確認書類

および身元確認書類を封筒に入れ、経理課まで持ち帰る。経理課職員が不在の場

合は「回収ボックス」に書類等を投入する。

d.基幹システムへの入力

(1) 経理課の事務取扱担当者は、基幹システムにおいて、役・委員から受領し

た個人番号の情報を入力する。

e.番号確認書類の削除・廃棄

(1) 個人番号が記された番号確認書類は、入力後、保存期間を経過した場合に

は速やかにこのマニュアルに示す方法により削除・廃棄する。

f.源泉徴収票の提供

(1) 経理課の事務取扱担当者は、個人番号の記載のある源泉徴収票を提出先

の税務署に提出する。

(2) その際には、記録表に提出したことを記録する。但し、記録表には個人番

号自体は記録しない。

(3) 税務署に提出する際には、当該書類について記載内容が外から見えない

よう配慮した上で、必ず封緘をする。

(4) 本人に源泉徴収票を交付する際は、個人番号は記載しない。但し、本人か

ら特定個人情報の開示請求を受けた場合は、個人番号の記載のある源泉徴

収票を交付する。

g.基幹システムでの保管方法

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役・委員の個人番号は、基幹システムにおいて、経理課の事務取扱担当者及び

最小限の担当者のみがアクセスできるようID・パスワード設定を行い、法令に

定める法定保存期間保管する。

h.法定保存期間を経過した個人番号の廃棄・削除方法

(1) 法令に定める法定保存期間が経過した個人番号は、このマニュアルに示

す方法により毎年度末にまとめて廃棄又は削除する。

(2) その際には、記録表に廃棄・削除したことを記録する。但し、記録表には

個人番号自体は記録しない。

5.2 職員・扶養家族の個人番号

a.取得時期

平成 28 年(2016 年)の「給与所得者の扶養控除申告書」の提出以降、順次行

う。

b.職員の個人番号の収集方法・本人確認方法

(1) 経理課の事務取扱担当者が、職員に対して、別紙2の「個人番号届出書」

を事前に配布し、指定した日迄に、記入済みの「個人番号届出書」及び「番

号確認書類」を持参することを求める。

(2) 本人確認に際しては、番号確認と身元確認が必要であるが、職員について

は、採用時または既に本人確認を行っている職員に関しては、職員の「身元

確認書類」は不要であり(番号法16条・番号法施行令12条1項2号・番

号法施行規則3条5項)、「番号確認書類」を確認することで足りる。

(3) 所得税法上の扶養家族には該当しないが、健康保険上の扶養家族には該

当するという被扶養者についても「個人番号届出書」及び「番号確認書類」

を経理課へ提出する。

(4)「国民年金第3号被保険者」については、本会が本人確認をすることが求

められているため、「本人・扶養家族個人番号一覧表」(※「扶養控除申告書」

に名前がない場合のみ)、扶養家族の「番号確認書類」及び「委任状」の提

出が必要となる。代理人たる職員については、採用時または既に本人確認を

行っている職員に関しては、職員の「身元確認書類」は不要とする(番号法

16条・番号法施行令12条2項2号・番号法施行規則9条4項)。

(5) 職員が、本会の個人番号の提供の要求又は本人確認に応じない場合には、

番号法に基づくマイナンバー制度の意義について説明をし、個人番号の提供

及び本人確認に応ずるように求める。それにもかかわらず、職員が個人番号

の提供に応じない場合は、その旨を記した文書の提出を求めるとともに、提

供を求めた経緯等を記録する。

c.新入職員・中途採用職員からの個人番号の取得

内定が確実になった後に上記b.の「個人番号届出書」等の書類を持参するよ

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うに求める。

d.新たな扶養家族の個人番号の取得

(1) 職員に新たな扶養家族が生じた場合には、職員に対し遅滞なく、その者の

個人番号を届け出るよう求める。

(2) b (2)から(5)を参照する。

e.基幹システムへの入力

(1) 経理課の事務取扱担当者は、本会内の基幹システムに職員から受領した

個人番号の情報を、経理課内の端末より入力する。

(2) 入力済みの個人番号は速やかに、記録表に取得・入力の記録をするととも

に鍵のかかる場所での厳重な管理、保管を行う。但し、記録表には個人番号

自体は記録せず、「〇年〇月〇日時点の全職員・扶養家族の特定個人情報等」

等と記録する。

f.法定調書・申請書・届出書等の作成方法

(1) 総務課・経理課の事務取扱担当者は、職員及びその扶養家族に係る各種法

定調書や申請書・届出書等を作成するため「職員・扶養家族個人番号ファイ

ル」を参照して、これらの書類に個人番号を記載する。

(2) その際には、記録表に記載したことを記録する。但し、記録表には個人番

号自体は記録しない。

g.外部提供

(1) 総務課・経理課の事務取扱担当者は、職員及びその扶養家族に係る各種法

定調書や申請書・届出書等を提出先の担当官庁(税務署、ハローワーク、地

方公共団体等)又は社会保険労務士事務所に提出する。

(2) その際には、記録表に提出したことを記録する。但し、記録表には個人番

号自体は記録しない。

(3) 外部提出する際には、当該書類について記載内容が外から見えないよう

配慮した上で、必ず封緘をする。

h.保管方法

(1) 職員及び扶養家族の個人番号は、基幹システムにおいて、総務課・経理課

の事務取扱担当者及び最小限の担当者のみがアクセスできるようID・パス

ワード設定を行って保管する。

(2) 法定調書・申請書・届出書等の控えは、法定保存期間が経過するまでの

間、総務課・経理課内の鍵のかかる書庫等において厳重に保管する。

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i.役員に係る規定の準用

5.1h(法定保存期間を経過した個人番号の廃棄・削除方法)の規定については、

職員・扶養家族に対し、これを準用する。

5.3 報酬等の支払先(個人)の特定個人情報等

a.取得方法

同一年に合計5万円超の報酬の支払先(個人)に対して、別紙 1-1 の「マイナ

ンバー制度に基づく個人番号の提供のお願い」を事前に配布するか、別紙 1-2 の

「マイナンバー制度に基づく個人番号の提供のお願い」を手交または送付(本会

の経理課宛の返信用封筒(簡易書留等)付)する。

b.本人確認方法

(1) 経理課の事務取扱担当者が、報酬の支払先(個人)から送付されてきた返

信用封筒に封緘された番号確認書類及び身元確認書類を受領する。本人確認

の詳細については、6.2 を参照する。

(2) 報酬の支払先(個人)が、本会の個人番号の提供の要求又は本人確認に応

じない場合には、番号法に基づくマイナンバー制度の意義について説明をし、

個人番号の提供及び本人確認に応ずるように求める。それにもかかわらず、

報酬の支払先(個人)が個人番号の提供に応じない場合は、提供を求めた経

緯等を記録する。

c.支払調書の作成方法

(1) 経理課の事務取扱担当者は、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」

を基幹システムで作成する。

d.外部提供

(1) 経理課の事務取扱担当者は、「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」

を提出先の税務署に提出する。

(2) その際には、記録表に提出したことを記録する。但し、記録表には個人番

号自体は記録しない。

(3) 税務署に提出する際には、当該書類について必ず封緘をするものとする。

(4) 本人に法定調書を交付する際は、個人番号は記載しない。但し、本人から

特定個人情報の開示請求を受けた場合は、個人番号の記載のある法定調書を

交付する。

e.基幹システムでの保管方法

報酬の支払先(個人)の個人番号は、基幹システムにおいて、経理課の事務取

扱担当者のみがアクセスできるようID・パスワード設定を行い、法令で定める

法定保存期間保管する。

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f.役・委員に係る規定の準用

5.1d(基幹システムへの入力)から e(番号確認書類の削除・廃棄)、並びに

5.1h(法定保存期間を経過した個人番号の廃棄・削除方法)の規定については、

報酬等の支払先(個人)に対し、これを準用する。

5.5 代議員、予備代議員及び補充代議員の個人番号

a.取得時期

(1) 代議員、予備代議員及び補充代議員が通知カードを受領するであろう、平

成 27 年(2015 年)11 月以降、順次行う。

(2) 新たに代議員、予備代議員及び補充代議員に就任する者に対しては、市郡

地区医師会代議員会において選任された後に順次、取得済か否か確認を行う。

b.個人番号の収集方法

5.1 役員・委員会委員等(以下、「役・委員」という。)の個人番号の収集方法

に準ずる

c.役員に係る規定の準用

5.1c(経理課への移動)から h(法定保存期間を経過した個人番号の廃棄・削

除方法)の規定については、代議員及び予備代議員に対し、これを準用する。

5.6 特定個人情報等の取扱事務の流れ

6 特定個人情報等の取扱いの留意点

特定個人情報等は、まず対象者から取得し、本会内部で利用・管理し、必要に

応じ本会外部に提供し、必要がなくなれば廃棄する。取得、利用、提供、管理、

廃棄、委託それぞれのフェーズごとに、適切な取扱いとするために、以下の点に

留意する。

職員

総務課

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6.1 取得の際の留意点

(1) 特定個人情報は、提供を求めることのできる場合、収集できる場合が法律

上限定されている。事務取扱担当者は、3(1)に掲げた目的のためだけに必要

な範囲でのみ、特定個人情報等を取得する。

(2) 事務取扱担当者は、本人又は代理人から個人番号の提供を受けるときは、

6.2 を参照し、本人確認を厳格に行う。

(3) 特定個人情報等の利用目的を特定し、利用目的を公表・通知・明示する。

(4) 事務取扱担当者は、特定個人情報等の取得に当たっては、第三者からの閲

覧を防止する措置をとる。

(5) 特定個人情報等の取得は、原則として、個人番号を含む書類を直接受領す

る方法で取得する。但し、直接受領することが適わない場合においては、郵

送等での受領も可とする。

(6) 電磁的記録の送受信により取得するときは、提供する役員、職員は、当該

電磁的記録の暗号化を行わなければならない。当該暗号化の手順の指示は事

務取扱担当者が行う。

(7) 事務取扱担当者は、特定個人情報の取得を偽りその他不正の手段により

行ってはならない。

6.2 本人確認の際の留意点

6.2.1 本人から個人番号を取得する場合

a.個人番号の確認

本人から次のいずれかの資料の提示を受け、個人番号を確認する。

① 個人番号カード

② 通知カード

③ 個人番号が記載された住民票の写し(※)又は住民票記載事項証明書

※ 住民票の写しとは、住民票のコピーのことではなく、市区町村から交付

される原本をいう。

b.身元の確認

(1) 原則として、本人から次のいずれかの資料の提示を受け、身元を確認す

る。ただし、職員については、採用時に本人確認を行っているため、職員の

身元の確認は不要であり(番号法16条・番号法施行令12条1項2号・番

号法施行規則3条5項)、a.個人番号の確認だけで足りる。

① 個人番号カード

② 運転免許証、運転経歴証明書

③ パスポート

④ 身体障害者手帳

⑤ 精神障害者保健福祉手帳

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⑥ 療育手帳

⑦ 在留カード

⑧ 特別永住者証明書

⑨ その他個人番号利用事務実施者が認める方法

(2) (1)による確認が困難であると認められる場合は、次のいずれかの資料の

うち 2つ以上の提示を受け、身元を確認する。

① 健康保険の被保険者証

② 国民年金手帳

③ 児童扶養手当証書

④ 特別児童扶養手当証書

⑤ その他個人番号利用事務実施者が認める方法

6.2.2 代理人から個人番号を取得する場合

a.代理権の確認

次の資料の提示を受け、代理権を確認する。

① 法定代理人の場合(未成年・成年被後見人等):戸籍謄本等

② 任意代理人の場合(夫婦等):委任状

b.本人の個人番号の確認

6.2.1 a に準じて本人の個人番号を確認する。

c.代理人の身元の確認

6.2.1 b に準じて代理人の身元を確認する。

6.2.3 郵送による確認

対面での本人確認が適わない場合、別紙 1-2 の用紙とともに返信用封筒(本

会経理課宛の返信用封筒(簡易書留等)付)を渡すか、送付して提出を求めたう

えで、本人確認を行う。

6.3 利用の際の留意点

(1) 個人番号は、利用範囲、利用目的が法律上限定されている。事務取扱担当

者は、3(1)に掲げた目的のためだけに必要な範囲でのみ、特定個人情報等を

利用する。

(2) 事務取扱担当者は、3(1)に掲げた目的のためだけに必要な範囲でのみ、か

つ目的達成のために必要最小限の範囲で、個人番号を複製する。個人番号を

複製する際は、必ず特定個人情報等取扱責任者の事前の許可を取る。

(3) 緊急の必要がある場合を除き、特定個人情報等を取り扱うのは、4に掲げ

た者だけとする。

(4) 特定個人情報ファイルを取り扱う基幹システムを管理する区域(以下「管

理区域」という。)には、施錠可能な扉を設置し、原則として、事務取扱担

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当者以外の職員の管理区域への立ち入りを禁止する。

(5) 特定個人情報等を取り扱う事務を実施する区域(以下「取扱区域」とい

う。)では、席を離れる際には画面をロックするなど、事務取扱担当者以外

によるのぞき見防止の措置を講ずる。

6.4 提供の際の留意点

(1) 特定個人情報は、本会以外の者に提供できる場合が法律上限定されてい

る。事務取扱担当者は、委託契約にある税理士及び社会保険労務士、税務署、

地方公共団体、ハローワーク、健康保険組合、日本年金機構以外に提供する

場合には、必ず特定個人情報等取扱責任者の事前の許可を取るものとする。

(2) 特定個人情報は、本人への提供も限定されている。例えば、本人に交付す

る給与所得の源泉徴収票、支払調書には、個人番号は記載しない。もっとも、

本人から特定個人情報の開示請求があった場合には、特定個人情報を本人に

開示することはできる。本人に提供する場合であっても、事務取扱担当者は、

必ず特定個人情報等取扱責任者の事前の許可を取るものとする。

(3) 事務取扱担当者は、特定個人情報を提供する場合は、提供先、提供情報の

対象者、提供情報の内容に誤りがないことを確認する。

(4) 事務取扱担当者は、特定個人情報の提供に当たっては、漏えい、紛失等に

注意する。

6.5 管理・持出しの際の留意点

6.5.1 保管の際の留意点

(1) 特定個人情報等は、安全に管理しなければならない。事務取扱担当者は、

特定個人情報等が記録された電磁的記録媒体(USB メモリ等)又は特定個人

情報等が記載された書類等を、キャビネット等に施錠保管する。特定個人情

報等が記録された PC 等は、セキュリティワイヤ等により固定する。

(2) 特定個人情報は、保管できる場合が法律上限定されている。事務取扱担当

者は、3(1)に掲げた目的のためだけに必要な範囲でのみ、特定個人情報等を

保管する。

(3) 事務取扱担当者は、3(1)に掲げた目的以外の目的で、特定個人情報等を複

製しない。3(1)に掲げた目的で特定個人情報等を複製する場合も、複製の範

囲・数等を必要最小限とする。

(4) 事務取扱担当者は、特定個人情報の正確性を確保するよう努める。個人番

号や住所、氏名、扶養等に変更があれば、速やかに本会に届け出るよう、事

務取扱担当者は対象者に通知する。

(5) 事務取扱担当者は、特定個人情報等を電磁的記録媒体に保存する場合に

は、必要のない者が当該情報を参照、変更、削除等できないようにID・パ

スワードを用いる等アクセス制御する。

(6) 事務取扱担当者は、特定個人情報等を電磁的記録媒体に保存する場合に

は、ID・パスワードを用いた保護を行う。

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6.5.2 持出しの際の留意点

(1) 事務取扱担当者は、3(1)に掲げた目的以外の目的で、特定個人情報等を本

会外に持ち出さない。

(2) 事務取扱担当者は、3(1)に掲げた目的で、特定個人情報等を本会外に持ち

出す場合には、あらかじめ特定個人情報等取扱責任者の許可を受け、持ち出

す情報及び持出先を必要最小限にとどめる。

(3) 事務取扱担当者は、特定個人情報等の持出しのため、当該情報を移送する

場合には、あらかじめ特定個人情報等取扱責任者の許可を受け、次の措置を

講じた上で移送する。

① 外見から機密性の高い情報であることが分からないようにする。

② 封緘、目隠しシールの貼付などにより、特定個人情報等が見えないよ

うにする。

③ 郵便等の場合には、親展で送付する。

④ 携行の場合には、封筒、書類鞄等に収め、当該封筒、書類鞄等の盗難、

置き忘れ等に注意する。

(4) 事務取扱担当者は、持出先においても本会内と同様に情報を取り扱う。

6.5.3 技術的安全管理措置

(1) 特定個人情報ファイルの作成は、法律上限定されているため、個人番号

を保存する場所、個人番号と紐づける情報に十分注意する。事務取扱担当者

は、3(1)に掲げた目的のためだけに必

要な範囲でのみ、基幹システム上、個人番号と他の情報を紐づけ、また書面上も

3(1)に掲げた目的のためだけに必要な範囲でのみ、個人番号と他の情報を紐

づけ又は管理する。

(2) 特定個人情報等を取り扱う基幹システム・PCにアクセスする事務取扱

担当者は、ユーザID、パスワード、磁気・ICカード等を用いてアクセス

するものとし、ユーザIDやカードを他の者と共用したり、パスワードを他

の者に知られることのないようにする。第三者による操作・閲覧の起こらな

いように注意を払わなければならない。

(3) パスワードは、適宜変更する。

(4) 特定個人情報等を含むデータを電子メールに添付しようとするときは、

当該データは適切な方法で暗号化が行われなければならない。暗号化に係る

パスワードは、8桁以上のアルファベットと数字が混在するランダムな組合

せとする。受信者へのパスワードの通知は、データを添付したメール以外の

メールで行わなければならない。

(5) 特定個人情報等を格納するサーバ等は、必要に応じてネットワークから

隔離された環境を準備する。

(6) 基幹システムと外部ネットワークとの接続箇所にファイアウォール等を

設置し、不正アクセスを遮断する。

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(7) 基幹 システム及び機器にセキュリティ対策ソフトウェア等を導入し、導

入したセキュリティ対策ソフトウェア等により不正ソフトウェアの有無を

確認する。ソフトウェア等を最新状態とする。また、ログ等の分析を定期的

に行い、不正アクセス等を検知する。

6.6 マニュアルに基づく運用

(1) 基幹システムのログに自動的に記録されるが、事務取扱担当者は、このマ

ニュアルに基づく運用状況を確認するため、必要ある場合、記録表に記録する。

(2) 記録票は、「本会文書保存期間基準表」に準じ 10 年間保存する。

(3) 記録票に記録する項目としては、次に掲げるものとする。

① 個人番号の取得・入力の記録

② 個人番号の提供・受領の記録

③ 個人番号の利用・出力状況の記録

④ 個人番号が記載・記録された書類・媒体等の持出しの記録

⑤ 個人番号の削除・廃棄の記録

⑥ 個人番号の削除・廃棄を委託した場合、これを証明する記録

⑦ 特定個人情報ファイルを基幹システムで取り扱う場合、事務取扱担

当者の基幹システムの利用状況(ログイン実績、アクセスログ等)の記

6.7 削除・廃棄の際の留意点

6.7.1 保管・消去の際の留意点

(1) 事務取扱担当者は、電磁的記録媒体等に保存された特定個人情報等が記

載された書類等の保存期間及び廃棄期日が定められている場合には、当該特

定個人情報等は、廃棄期日まで保存する。

(2) 事務取扱担当者は、廃棄期日を経過した特定個人情報等に関して、保存期

間を延長する必要がない場合は、このマニュアルに従い、速やかに当該情報

(バックアップを含む)を消去又は廃棄する。

6.7.2 削除又は廃棄を外部委託する場合

(1) 事務取扱担当者は、特定個人情報等を保存した電磁的記録媒体を廃棄す

る場合には、本会が委託契約を締結した外部委託業者の指定する専用の回収

ボックスに投入する。

(2) 事務取扱担当者は、特定個人情報等を記載した書面を廃棄する場合には、

本会が委託契約を締結した外部委託業者の指定する専用の回収ボックスに

投入する。

(3) 事務取扱担当者は、外部委託業者が確実に削除又は廃棄したことについ

て、証明書等により確認する。

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6.7.3 事務取扱担当者が自身で処理する場合

(1) 事務取扱担当者は、特定個人情報等を記載した書面を廃棄する場合には、

シュレッダーを利用して細断する。

(2) 事務取扱担当者は、特定個人情報等を保存した電磁的記録媒体を廃棄す

る場合には、電磁的記録媒体を物理的に破壊する等し、読取装置を利用して

当該電磁的記録媒体から情報が読み出せないことを確認する。また、経理課

にある基幹システムに格納されているデータの削除について、個人番号関係

事務の必要がなくなったとき又は法令で定める期間を経過したときには、デ

ータを復元不可能な形で確実に削除する。

(3) 特定個人情報等を確実に削除又は廃棄したことを特定個人情報等取扱責

任者が確認する。

6.8 開示・訂正・利用停止

特定個人情報についても、それ以外の個人情報と同様、開示・訂正・利用停止

請求があれば、その対応を行わなければならない。事務取扱担当者は、特定個人

情報等取扱責任者の事前の許可を得て、特定個人情報の開示・訂正・利用停止請

求への対応を行う。

7 人的管理

7.1 職員の監督

(1) 本会は、職員が特定個人情報等を正しく取り扱うよう、職員の監督を行

う。

(2) 職員は、特定個人情報等の取扱い方法がわからなかったり、他の職員によ

る特定個人情報等の取扱いに疑義があるなどの場合には、特定個人情報等取

扱責任者に都度相談する。特定個人情報等取扱責任者は都度職員の相談に応

じ、適切な対応を行う。

(3) 特定個人情報等取扱責任者は、基幹システムのログ及び記録表を元に、職

員による特定個人情報等の取扱い実態を随時又は定期的に確認する。また職

員に対し特定個人情報等の取扱い状況について随時又は定期的に報告を求

める。これらなどを通して、特定個人情報等取扱責任者は、職員による特定

個人情報等の取扱いが、関連法令、ガイドライン、基本方針、取扱規程及び

本マニュアルに合致していることを確認する。特定個人情報等の取扱いに関

して問題が発見された場合には、特定個人情報等取扱責任者は、職員に対し

速やかに改善指導を行う。

7.2 職員に対する教育の実施

(1) 本会は、職員に対し定期的な教育を実施し、本会の基本方針、取扱規程及

び特定個人情報等の取り扱いの重要性を周知徹底させなければならない。

(2) 本会は、職員に対する教育内容を適宜見直して更新し、更新内容を周知徹

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底する。

(3) 教育内容は、職位(管理職、非管理職)及び契約形態(職員、派遣社員等)

等の権限や職務に応じて適切なレベルや内容を実施する。

8 漏えい等への対応

違反行為や情報漏えい等については、事案の発生又はその兆候を迅速に把握

することが最も重要である。事務取扱担当者は違反行為や漏えい等を発生させ

た場合、又はこれらの兆候を検知した場合には、速やかに、特定個人情報等保護

責任者に報告する。本会は、これらに適切かつ迅速に対応するための体制を整備

するとともに、二次被害の防止、類似事案の発生防止等の観点から、事案に応じ

て、事実関係及び再発防止策等を早急に公表する。

8.1 違反があったときの対応方法

8.1.1 違反の兆候があるとき

(1) 関連法令、ガイドライン、基本方針、取扱規程又は本マニュアルに対する

違反行為の兆候を発見した者は、速やかに特定個人情報保護責任者へ報告す

る。

(2) 特定個人情報保護責任者は、本マニュアルに従った運用がされているか

どうかをチェックリスト及び記録票により確認する。

8.1.2 違反行為が判明したとき

(1) 違反行為を発見した者は、速やかに特定個人情報保護責任者へ報告する。

(2) 報告を受けた特定個人情報保護責任者は、会長に報告する。

(3) 特定個人情報保護責任者の指示の下、総括特定個人情報管理者は、当該特

定個人情報等取扱責任者とともに調査担当者を指名する。

(4) 調査担当者は、原因調査を行い、調査結果を記録し、特定個人情報等取扱

責任者を通じ、調査結果について特定個人情報保護責任者の承認を得る。

(5) 特定個人情報保護責任者は、特定個人情報等取扱責任者とともに、調査結

果を会長に報告する。

(6) 会長は、必要に応じ、是正処置の立案と実施を特定個人情報保護責任者に

指示する。

(7) 特定個人情報保護責任者は、事案に応じて、事実関係及び再発防止策等を

公表する。

8.1.3 漏えい事故等の事案が発生したとき

8.1.2 の手順のほか、次の対応をとる。

(1) 影響を受ける可能性のある本人への連絡

(2) 個人情報保護委員会への報告

(3) 関連法令、ガイドラインに従い、必要があれば主務大臣等への報告

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※ H27 年度第 12 回理事会で、マイナンバー制度に係る関係規程が制定された

ことから、規程に合わせてマニュアルを作成。

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個人情報保護方針

平成28年1月5日 一般社団法人広島県医師会

一般社団法人 広島県医師会(以下「当会」)は、個人情報を保護することが広

島県医師会定款第4条に定める事業活動の基本であるとともに、当会の社会的

責任、責務であると考え、以下の個人情報保護方針を制定し、確実な履行に努め

ます。 1. 個人情報の収集・利用及び提供について (1)収集の原則 個人情報の収集は、目的を明確にし、事前に本人の同意を確認できる適切

な方法で行います。 (2)利用・提供の原則 個人情報の利用、提供は、法令の定めに基づき事前に明確にした目的の範

囲内でのみ行います。 2. 開示、訂正請求等への対応 当会は、個人情報について本人からの開示の要求があった場合は、合理的な期

間、妥当な範囲内で対応致します。 また、個人情報に誤り、変更があって、本人から訂正等の要求があった場合は、

合理的な期間、必要な範囲内で対応致します。 3. 個人情報の適正管理について 当会は、収集した個人情報について、適切な安全対策を実施し、不正アクセス、

改ざん、破壊、漏洩、紛失などを防止するために合理的な措置を講じます。 4. 法令及びその他の規範の遵守について 当会は、個人情報保護責任者を設置し、個人情報に関して適用される法令及び

その他の規範を遵守します。 5. 個人情報保護・管理の継続的改善 当会は、監査責任者を設置して、定期的に監査を実施し、個人情報の保護・管

理の見直し、改善に努めます。

個人情報に関する問い合わせ 広島県医師会 総務課

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職員就業規則

給与及び退職金規程

職制・職能資格規程

人事考課規程

嘱託の就業規程

パートの就業規程

育児休業および育児短時間勤務に関する規程

介護休業および介護短時間勤務に関する規程

公益通報者保護規程

職員慶弔規程

パソコン使用規程

一般社団法人広島県医師会職員就業規則及び諸規程

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1

一般社団法人広島県医師会職員就業規則及び諸規程

就業規則

労働基準法第 89 条の規定により、就業規則を次のように定める。

目次

第 1 章 総則(第 1 条-第 3 条)

(目 的)第 1条

(規則遵守の義務)第 2条

(適用範囲)第 3条

第 2 章 人事(第 4 条-第 25 条)

第 1 節 職制と採用

(職 制)第 4条

(採用手続)第 5条

(勤務条件の明示)第 6条

(採用者提出書類)第 7条

(異動届)第 8条

(試用期間)第 9条

(試用期間の特例)第 10 条

第 2 節 異動

(配置および異動等)第 11 条

第 3 節 休職および復職

(休 職)第 12 条

(休職期間)第 13 条

(休職期間中の勤続年数)第 14 条

(休職期間中の給与)第 15 条

(復 職)第 16 条

第 4 節 定年・退職および解雇

(定年・再雇用)第 17 条

(退 職)第 18 条

(自己都合退職手続)第 19 条

(解 雇)第 20 条

(解雇予告及び解雇予告手当)第 21 条

(解雇の制限)第 22 条

(物品の返納)第 23 条

(使用証明書、離職証明書の交付)第 24

(退職後の遵守義務)第 25 条

第 3 章 勤務(第 26 条-第 59 条)

第 1 節 就業時間及び休憩時間

(就業時間および休憩時間)第 26 条

(哺育時間)第 27 条

(育児短時間勤務)第 28 条

(介護短時間勤務)第 29 条

(始業・終業・休憩時間の変更)第 30 条

(休憩時間)第 31 条

(出張等の勤務時間)第 32 条

(無関係業務の禁止)第 33 条

第 2 節 休日

(休 日)第 34 条

(休日の振替)第 35 条

第 3 節 超過勤務

(時間外勤務・休日勤務)第 36 条

(深夜勤務)第 37 条

(妊産婦の時間外、休日、深夜勤務の制限)第 38 条

(時間外勤務および深夜勤務の免除)第 39

第 4 節 休 暇

(年次有給休暇)第 40 条

(出勤率の計算)第 41 条

(計画年休の付与)第 42 条

(特別休暇)第 43 条

(業務上傷病及び病気休暇)第 44 条

(育児休業)第 45 条

(介護休業)第 46 条

(子の看護休暇)第 47 条

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2

(介護休暇)第 47 条の 2

(母性健康管理のための休暇等)第 48 条

(裁判員等のための休暇)第 49 条

第 5 節 出 退 勤

(出退勤)第 50 条

(遅刻、早退、私用外出)第 51 条

(欠 勤)第 52 条

(業務外の入局及び残留)第 53 条

(入局禁止及び退局)第 54 条

(持込持出)第 55 条

(直行・直帰)第 56 条

第 6 節 出張

(出 張)第 57 条

(業務出張)第 58 条

(研修出張)第 59 条

第 4 章 人事考課(第 60 条)

(人事考課)第 60 条

第 5 章 給与及び退職金

(第 61 条-第 62 条)

(給 与)第 61 条

(退職金)第 62 条

第 6 章 服務規律(第 63 条-第 66 条)

(服 務)第 63 条

(遵守事項)第 64 条

(職務態度の在り方)第 65 条

(業務命令)第 66 条

第 7 章 表彰(第 67 条-第 68 条)

(表 彰)第 67 条

(表彰の方法)第 68 条

第 8 章 懲戒(第 69 条-第 76 条)

(懲戒の原則)第 69 条

(懲戒の種類及び程度)第 70 条

(懲戒の事由)第 71 条

(管理監督責任)第 72 条

(加重)第 73 条

(懲戒解雇の通知)第 74 条

(懲戒の手続)第 75 条

(損害賠償)第 76 条

第 9 章 安全衛生及び災害補償

(第 77 条-第 83 条)

(安全及び衛生)第 77 条

(災害措置)第 78 条

(健康診断)第 79 条

(要注意者の措置)第 80 条

(健康管理上の個人情報の取り扱い)第 81

(災害補償)第 82 条

(通勤災害)第 83 条

第 10 章 職員教育訓練(第 84 条)

(教育訓練)第 84 条

第 11 章 無期労働契約への転換(第 85 条)

(削除)

第 12 章 公益通報者保護(第 86 条)

(公益通報者の保護)第 86 条

第 13 章 雑則(第 87 条―第 90 条)

(公印の取り扱い)第 87 条

(辞令等の交付)第 88 条

(慶弔見舞金)第 89 条

(パソコンの取り扱い)第 90 条

附則

給与及び退職金規程

就業規則第 61 条、第 62 条の規定に基づき、給与及び退職金規程を次のように定める。

目次

第 1 章 総則(第 1 条-第 2 条)

(目的及び適用範囲)第 1条

(給与の構成)第 2条

第 2 章 給与の計算及び支払い

(第 3 条-第 22 条)

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3

(給与・賞与の計算期間)第 3条

(給与の計算方法)第 4条

(給与支払日及び支払方法)第 5条

(基本給)第 6条

(管理職手当)第 7条

(調整手当)第 8条

(特殊技能手当)第 9条

(扶養手当)第 10 条

(住宅手当)第 11 条

(通勤手当)第 12 条

(夜間会議手当)第 13 条

(時間外・深夜勤務割増賃金)第 14 条

(年次有給手当)第 15 条

(特別休暇手当)第 16 条

(命令休業手当)第 17 条

(賞与)第 18 条

(給与計算の特例)第 19 条

(平均賃金)第 20 条

(昇 格)第 21 条

(ベースアップ)第 22 条

第 3 章 退職金(第 23 条-第 29 条)

(退職金の計算)第 23 条

(自己都合退職による減額)第 24 条

(退職金の加算)第 25 条、第 26 条

(在職年数の算定)第 27 条

(退職金支給までの日数)第 28 条

(受給権者)第 28 条の 2

(退職給与引当金よりの拠出)第 29 条

第 4 章 嘱託料(第 30 条-第 33 条)

(嘱託料) 第 30 条

(諸手当)第 31 条

(賞 与)第 32 条

(退職金)第 33 条

第 5 章 補則(第 34 条-第 35 条)

(適正運用の検討)第 34 条

(規程外問題の処理)第 35 条

附則

職制・職能資格規程

就業規則第 4条の規定により職制・職能資格規程を次のように定める

目次

第 1 章 総則(第 1 条―第 5 条)

(目 的)第 1条

(適用の範囲)第 2条

(職 制)第 3条

(用語の定義)第 4条

(職能資格等級の区分)第 5条

第 2 章 新規採用者の等級格付け

(第 6 条―第 12 条)

(採用者の種類)第 6条

(定期学卒採用者の初任等級)第 7条

(特別中途採用者の初任等級)第 8条

(初任格付けの時期)第 9条

(試用期間中の初任格付け)第 10 条

(初任格付けの方法)第 11 条

(中途採用者の初任等級の修正格付け)第 12 条

第 3 章 昇格及び降格(第 13 条―第 20

条)

(昇格の原則) 第 13 条

(昇格の基準)第 14 条

(昇格判別の項目) 第 15 条

(定期昇格)第 16 条

(特別昇格)第 17 条

(昇格の時期)第 18 条

(昇 任)第 19 条

(降 格)第 20 条

第 4 章 職能資格等級と処遇

(第 21 条―第 24 条)

(職能資格呼称の使用)第 21 条

(異動、配置の要件)第 22 条

(臨時に異なる業務に従事する場合) 第 23 条

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4

(給与の決定)第 24 条 附則

人事考課規程

就業規則第 60 条の規定により職能資格制度に基づき人事考課規程を次のように定める

目次

第 1 章 総則(第 1 条-第 6 条)

(目 的)第 1条

(適用範囲)第 2条

(考課者)第 3条

(被考課者)第 4条

(考課対象期間)第 5条

(調整及び審査委員会)第 6条

第 2 章 考課の構成(第 7 条-第 13 条)

(考課の構成)第 7条

(成績考課)第 8条

(能力考課) 第 9条

(情意考課)第 10 条

(考課の方式)第 11 条

(考課の手順)第 12 条

(考課表の分類)第 13 条

第 3 章 考課者(第 14 条-第 15 条)

(考課者の心得)第 14 条

(目標面接)第 15 条

第 4 章 考課の活用(第 16 条-第 18 条)

(考課の適用)第 16 条

(考課の活用)第 17 条

(考課表の取扱)第 18 条

附則

嘱託の就業規程

就業規則第 3条第 2項により定める。

目次

(定 義)第 1条

(雇用契約)第 2条

(再雇用)第 3条

(解 嘱)第 4条

(定 年)第 5条

(年次有給休暇)第 6条

(給 与)第 7条

(賞 与)第 8条

(退職金)第 9条

(規程外問題の処理)第 10 条

パートの就業規程

就業規則第 3条第 3項により定める。

目次

第 1 章 総 則(第 1条-第 2 条)

(目 的)第 1条

(定 義)第 2条

第 2 章 雇 用(第 3 条-第 7 条)

(採 用)第 3条

(提出書類)第 4条

(労働契約期間)第 5条

(試用期間)第 6条

(異 動)第 7条

第 3 章 勤 務(第 8 条-第 16 条)

(就業時間及び休憩)第 8条

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5

(休 日)第 9条

(時間外,休日及び深夜勤務)第 10 条

(出退勤手続)第 11 条

(遅刻又は早退)第 12 条

(外 出)第 13 条

(欠 勤)第 14 条

(年次有給休暇)第 15 条

(特別休暇)第 16 条

第 4 章 賃 金(第 17 条-第 24 条)

(賃 金)第 17 条

(休暇等の賃金)第 18 条

(欠勤等の扱い)第 19 条

(賃金の支払い)第 20 条

(基準外賃金)第 21 条

(昇 給)第 22 条

(賞 与)第 23 条

(退職金)第 24 条

第 5 章 退職及び解雇(第 25 条-第 27

条)

(退 職)第 25 条

(退職手続)第 26 条

(解 雇)第 27 条

第 6 章 服務規律(第 28 条)

(服 務)第 28 条

第 7 章 福利厚生等(第 29 条-第 31 条)

(福利厚生)第 29 条

(雇用保険等)第 30 条

(教育訓練の実施)第 31 条

第 8 章 安全衛生及び災害補償

(第 32 条-第 34 条)

(安全衛生)第 32 条

(健康診断)第 33 条

(災害補償)第 34 条

附則

育児休業および育児短時間勤務に関する規程

就業規則第 28 条により定める。

目次

(目 的)第 1条

(育児休業の対象者)第 2条

(育児休業の申出手続)第 3条

(育児休業の期間等)第 4条

(給与等の取扱い)第 5条

(社会保険料等の取扱い)第 6条

(復職後の取扱い)第 7条

(年次有給休暇)第 8条

(育児短時間勤務の制度)第 9条

(育児のための時間外労働の制限)第 10

(育児のための深夜業の制限)第 11 条

(育児のための所定外労働の免除)第 12

(法令との関係)第 13 条

附則

介護休業および介護短時間勤務に関する規程

就業規則第 29 条により定める。

目次

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(目 的)第 1条

(介護休業の対象者)第 2条

(介護休業の申出手続)第 3条

(介護休業の期間)第 4条

(給与等の取扱い)第 5条

(介護休業中の社会保険料の取扱い)第 6条

(復職後の取扱い)第 7条

(年次有給休暇)第 8条

(介護短時間勤務)第 9条

(介護のための時間外労働の制限)第 10 条

(介護のための深夜業の制限)第 11 条

(法令との関係)第 12 条

附則

公益通報者保護規程

就業規則第 86 条により定める。

第 1 章 総 則(第 1条-第 2 条)

(目 的)第 1条

(通報対象)第 2条

第 2 章 通報対応体制(第 3 条-第 11

条)

(通報対応責任者)第 3条

(通報及び相談窓口)第 4条

(通報の方法)第 5条

(通報者及び相談者)第 6条

(事実関係の調査)第 7条

(協力事務)第 8条

(是正措置)第 9条

(法人内処分)第 10 条

(記録及び事務体制)第 11 条

第 3 章 当事者の債務(第 12 条-第 17

条)

(通報者の保護)第 12 条

(秘密保持の徹底)第 13 条

(通 知) 第 14 条

(不正目的の通報) 第 15 条

(通報または相談を受けた者の債務)第 16

(利益相反者の排除)第 17 条

第 4 章 その他(第 18 条-第 20 条)

(記 録)第 18 条

(結果の公表)第 19 条

(所 管)第 20 条

附則

職員慶弔規程

目次

就業規則第 89 条により定める。

(目 的)第 1条

(弔 事)第 2条

(生 花)第 3条

(弔 意)第 4条

(慶 事)第 5条

(病気見舞い)第 6条

(パート職員・契約職員)第 7条

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7

パソコン使用規程

就業規則第 90 条により定める。

目次

(目 的)第 1条

(遵守事項)第 2条

(ソフトウェアの追加等)第 3条

(禁止事項)第 4条

(報告義務等)第 5条

(処分等)第 6条

(パソコンの監査)第 7条

附則

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広島県医師会職員就業規則

第1章 総 則

(目 的)

第 1条 この就業規則(以下規則という)は一般社団法人広島県医師会(以下「本会」とい

う)定款第 69 条第3項及び労働基準法第 89 条の規定により、本会の職員の就業につい

て必要な事項を定め、適正な勤務の確保及び職員の身分の安定を図ることを目的とする。

2 この規則及びこれに附属する諸規程等に定めのない事項については、労働基準法およ

びその他の法令の定めるところによる。

(規則遵守の義務)

第2条 本会及び職員はこの規則、法令並びに本会の定款及びこれに基づく諸規則,諸規程

等を遵守して誠実にその義務を履行し、相共に協力し本会の発展に努めなければならな

い。

(適用範囲)

第3条 この規則は本会に継続して雇用され、常時本会の業務に従事する者であって会長

が職員として任命した者に適用する。

2 嘱託については嘱託の就業規程及び雇用契約による勤務条件以外はこの規則を適用す

る。

3 臨時、パートタイマー、アルバイトその他就業形態が特殊の勤務に従事する者について

は、「パートの就業規程」及びその者に適用する特別の定めをした場合はその定めによる。

第2章 人 事

第1節 職制と採用

(職 制)

第4条 本会は事務局の組織命令系統を明確にするために職制を設ける。

2 前項の職制は職層を管理・監督職、指導職、書記職に区分し、職位を事務局長、次長、

課長、課長代理(課長補佐・室長級)、課長補佐・室長、課長代理(係長級)、係長、主任、

上級書記、中級書記、初級書記に区分する。

3 課長職以上の者を労働基準法第 41 条第2号に定める「監督又は管理の地位にある者」

いわゆる「管理監督者」(以下管理職員という)とする。

4 職層を明確にするために、職能資格等級制度を設け、運用は別に定める「職制・職能資

格規程」による。

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(採用手続)

第5条 本会に採用を希望する者は、速やかに次の書類を提出しなければならない。

(1)自筆の履歴書(写真添付)

(2)健康診断書(3ヶ月以内のもの)

(3) 終学校の卒業証明書または卒業見込証明書

(4)学校成績証明書(新規学卒者)

(5)各種技能資格証明書、運転免許証等の写し

2 前項の提出書類は都合によって一部免除することがある。

3 採用は事務局長と総務及び関係担当理事が採用試験を行い、会長に上申し常任理事会

の決議を経て行う。

(勤務条件の明示)

第6条 本会は職員採用に際しては、この規則を提示し、勤務条件を明示のうえ、雇用契約

を締結するものとする。

2 臨時、パートタイマー、アルバイトその他就業形態が特殊の勤務に従事する者について、

「パートの就業規程」及びその者に適用する特別の定めを提示し、勤務条件を明示のうえ、

雇用契約を締結するものとする。

(採用者提出書類)

第7条 第5条の採用試験に合格し、新たに職員として採用された者は採用後 10日以内に、

次の書類を提出しなければならない。ただし、会長が特に指示したときは、その一部を省

略することができる。

(1)身分保証書(保証人は保証能力を具備した者で現に独立生計を営む成年世帯主2名と

する。)

(2)誓約書

(3)通勤届及び扶養親族届(住民票記載事項証明書添付)

(4)雇用契約書(本会指定のもの)

(5)その他、本会が労務管理上必要とする書類

2 前項の手続きを怠ったときは、採用を取り消すことがある。

(異動届)

第8条 職員は前条に定める提出書類の記載事項に異動が生じたとき並びに技能資格等に

得喪があったときは、その都度速やかに届けなければならない。

(試用期間)

第9条 雇用後6ヶ月間は試用期間とし、その間、人物、成績、身体、技能、適性等を審査

する。

2 試用期間中または試用期間終了時、引続き勤務させることが不適当と認めたときは、解

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雇する。

入社後 14 日を経過した者については、第 21 条第1項に定める手続きによって行う。

3 試用期間を終えて本採用された者は試用開始の日をもって勤続年数に通算する。

(試用期間の特例)

第 10 条 本会は業務の都合により、他事業所に勤務中の者を要請採用する場合、あるいは

関連事業所より採用の場合、並びにこれに準ずる場合は、試用期間を短縮又は設けず採用

することがある。

2 試用期間中長期欠勤等やむを得ない事由により勤務成績もしくは適格性を十分判断で

きないときは、期間を延長することがある。

第2節 異 動

(配置および異動等)

第11条 第5条第3項により採用され本会の職員となった者は会長の命により部署に配置

する。

2 業務上必要があるときは、配置転換、職種変更または在籍のまま関係機関へ出向を命ず

ることがある。

3 前2項の場合正当な理由がなければこれを拒むことができない。ただし、実施に当たっ

ては事前に本人に予告する。

4 職員の昇任は理事会の決議を経て会長が任命する。

第3節 休職および復職

(休 職)

第 12 条 職員が次の各号の 1に該当するときは休職を命ずる。

(1)業務外の傷病により連続3ヶ月以上休業したとき。

(2)公職に就任し、本会の正常な業務に従事できないとき。

(3)刑事事件に関して起訴されたとき。

(4)その他休職の必要があると会長が認めたとき。

(休職期間)

第 13 条 前条による休職期間は次の通りとする。

(1)前条第1号傷病休職の場合

(休職の始期は、欠勤3ヶ月に達したとき)

勤続年数1年未満の者 3ヶ月

1年以上5年未満の者 6ヶ月

5年以上の者 10 年未満の者 9ヶ月

10 年以上の者 12 ヶ月

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休職期間が満了してもなお傷病が治癒せず就業が困難な場合は期間の満了をもって退職

とする。

(2)前条第2号~第4号の場合、会長が必要と認めた期間、ただし 12 ヶ月を限度とす

る。

(休職期間中の勤続年数)

第 14 条 休職期間中は原則として勤続年数に通算しない。

ただし、第 12 条第2号~第4号については、その都度会長が決める。

2 前項の場合、年次有給休暇の勤続年数の算定に当たっては算入するものとする。

(休職期間中の給与)

第 15 条 休職期間中の給与は支給しない。ただし、第 12 条第3号~第4号については、そ

の都度会長が決める。

2 前項により第 12 条第1号について給与が支給されない期間は、健康保険法第 99 条に

より扶助を受けるものとする。

(復 職)

第 16 条 休職期間中に休職事由が消滅したときは、本人の申し出により現職務に復帰させ

る。ただし、実出勤が引き続き 15 日を満たさず同一事由により欠勤したときは、復職を

取り消し休職期間は出勤前の残期間とする。

2 休職が傷病による場合は、本会の指定する医師の健康診断を受けさせることがある。

3 現職務に復帰させることが困難であるか、または不適当な場合は異なる職務に就かせ

ることがある。

第4節 定年・退職および解雇

(定年・再雇用)

第 17 条 職員の定年は満 62 歳とし定年に達した月の末日をもって自然退職とする。

2 前項の規定にかかわらず、定年後も引き続き雇用されることを希望し、就業規則

第 20 条(解雇)の各号に該当する事由のない従業員については、1 年間の契約

期間の更新により満 65 歳までこれを雇用する。

3 但し、次項に定める基準適用可能年齢時の更新(満 62 歳時は再雇用)については、

労使協定の定めるところにより、次のいずれにも該当する者を対象とする。

(1)引き続き勤務することを希望する者

(2)過去2年間の出勤率が 80%以上の者

(3)直近の健康診断の結果、業務に支障のない健康状態である者

(4)直近3年の人事考課制度の総合考課結果においてC以下が2回以上ない者

ただし、本会の常任理事会において推薦を受けた者については、上記基準にかかわ

らず再雇用する場合がある。

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4 前項の基準を適用することが可能な年齢は、生年月日に応じて定める次表右欄の

年齢とする。

生年月日による区分 基準適用可能年齢

昭和 30 年 4 月 2日~昭和 32 年 4 月 1日までに生まれた者 62歳

昭和 32 年 4 月 2日~昭和 34 年 4 月 1日までに生まれた者 63歳

昭和 34 年 4 月 2日~昭和 36 年 4 月 1日までに生まれた者 64歳

5 前項に定める基準適用可能年齢後の更新については、別途労使協定に定める更新

基準により更新するものとする。但し、契約期間の上限は、満 65 歳に達する日まで

とする。

6 再雇用する場合の職員の処遇その他については、本人の職務・経験・能力等を総合的に

判断し、個別の雇用契約により定めるものとする。

(退 職)

第 18 条 職員が次の各号の1に該当したときは、退職したとして職員としての資格を失う。

(1)本人から退職の申し出があり、所定の手続を完了したとき

(2)死亡したとき

(3)定年に達したとき

(4)期間の定める雇用が満了したとき

(5)第 13 条に定める休職期間が満了して職務に復帰できないとき

(6)第 20 条により解雇されたとき

(7)無断欠勤が2週間以上続き出勤の意思がないと判断されるとき

(8)第 70 条により懲戒解雇されたとき

(自己都合退職手続)

第 19 条 職員が自己都合で退職しようとするときは、少なくとも 30 日前までに退職願を

事務局長より担当理事を経由して会長に提出しなければならない。退職願受理日は、会長

が退職願を受理した日とする。

2 前項により退職願を提出した者は、本会の承認があるまでは従前の業務に服さなけれ

ばならない。ただし、退職願提出後 14 日を経過した場合はこの限りではない。

(解 雇)

第 20 条 本会は職員が次の各号の1に該当するときは解雇する。

(1)身体または精神に障害があるか、または虚弱、老衰、疾病のため業務に堪えられな

いと認められたとき

(2)勤務成績又は能率が著しく不良で就業に適しないと認められるとき

(3)第9条の試用期間中の者について、職員として不適格と認められるとき

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(4)禁固以上の刑に処せられたとき

(5)本会の組織の改廃、定員の変更により、廃職または過員を生じたとき

(6)業務上災害により、職場復帰ができず3ヶ年を経過し、打切補償を支払ったとき(法

律上打切補償を支払ったとみなされる場合を含む)

(7)服務規律を乱し、または会の業務運営の妨げもしくは会に協力しないとき

(8)重要な経歴を偽って採用されたとき

(9)その他前各号の準ずるやむを得ない事由があるとき

(解雇予告及び解雇予告手当)

第 21 条 前条の場合、本会は 30 日前に予告するか、もしくは 30 日分の平均賃金を支給し

て解雇する。ただし、予告日数は平均給与を支払った日数だけ短縮することができる。

2 前項の場合、次の各号の1に該当する者は除く。

(1)日々雇用する者(引き続き1ヶ月を超えて使用した者を除く)

(2)2ヶ月以内の期間を定めて雇用するもの(所定の期間を超えて引き続き使用される

に至った者を除く)

(3)試用期間中の者(採用後 14 日を超えた者を除く)

(解雇の制限)

第 22 条 職員が業務上の傷病による療養のため休業する期間及びその後 30 日間、並びに

第 43 条第7号の女性職員の産前産後の休暇及びその後 30 日間は解雇しない。ただし、

業務上の傷病による療養の開始後3年を経過した日において、労働者災害補償保険に基

づく傷病補償年金を受けている場合、もしくは同日後における傷病補償年金を受けるこ

とになった場合、または天災事変等の事由のため事業の継続が不可能となった場合は除

くものとする。

2 ただし書き後段の場合は、その事由について所轄労働基準監督署長の認定を経て行う。

(物品の返納)

第 23 条 退職または解雇された者は、本会からの貸付金、借入金、バッジ、身分証明書及

び健康保険証等を取り揃えて返納しなければならない。

(使用証明書、離職証明書の交付)

第 24 条 本会は、退職または解雇された者より、使用証明書あるいは離職証明書の交付を

願い出された場合は、遅滞なくこれを交付する。

(退職後の遵守義務)

第 25 条 職員は退職または解雇された後も、在職中に生じた損害及び守秘義務は免れない

ものとする。

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第3章 勤 務

第1節 就業時間および休憩時間

(就業時間および休憩時間)

第 26 条 就業時間は休憩時間を除き原則として1日8時間,月曜日より金曜日までの5日

間、1週 40 時間とする。毎月 1 日を起算日とした1ヶ月単位の変形労働時間制をとる。

2 始業、終業および休憩時間は次の通りとする。

始業時間 休 息 終業時間 実働時間

月~金 午前9時 00 分 原則 12時 15分より 45分 午後5時 45 分 8時間

3 土曜日は午前9時より午後1時まで4時間、輪番制で当直勤務を行う。この勤務時間

については2回で1日の振替または1回で半日の振替とする。(半日の場合、午後1時ま

で勤務)

4 職員は所属長が認めた場合に限り、時差出勤を認める。ただし、1日の勤務時間数は前

項の時間数に準ずる。

5 時差出勤する職員がある場合、所属長は事務局長へ届け出て承認を得るとともに、月毎

に報告書を提出しなければならない。ただし、時差出勤により第2項に規定する終業時間

を超過した場合でも、勤務時間数が前項に規定する1日8時間、1週 40 時間以内であれ

ば、時間外手当等は支給しない。

(哺育時間)

第 27 条 生後 1ヶ年に達しない乳児を育てる女子職員があらかじめ哺育のための必要時間

を申し出た場合は毎日午前・午後に各々30 分就業時間中に所定の場所で哺育時間を与え

る。

2 この場合、減給はしない。

(育児短時間勤務)

第 28 条 別に「育児休業及び育児短時間勤務に関する規程」に定める。

(介護短時間勤務)

第 29 条 別に「介護休業及び介護短時間勤務に関する規程」に定める。

(始業・終業・休憩時間の変更)

第 30 条 業務上その他必要がある場合は、全部または一部の職員について、第 26 条の定

める始業、終業及び休憩の時間を変更することがある。この場合においても1日の勤務時

間が第 26 条の勤務時間を超えないこととする。

2 職員は超過勤務が続く場合には健康に配慮し裁量労働制度に準じて本人の判断により、

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数時間の早退等を事務局長に申告し許可を受ける事が出来る。

3 管理職員は理事会、常任理事会が開催される日については、半数が当日、午後1時より

の出勤とし、残りの半数は、当日、正規の出勤とするも翌日については午後1時よりの出

勤とすることが出来る。

なお、業務の都合上、当日または翌日の午後1時からの出勤が困難な場合には、同一週

に限り、当該勤務を免れた時間数の範囲内で時差または早退を認める。

4 職員は夜間の会議開催時間にあわせ時差出勤をとることが出来る。また、業務の都合

上、会議当日に時差出勤が出来ない場合は、その同一週に限り時差出勤または、当該時

差出勤に相当する時間数の範囲内で早退を認める。

(休憩時間)

第 31 条 職員は休憩時間を自由に利用する事ができる。ただし、外出する場合は所属長の

許可を受けるものとする。

2 職員は他の職員の休憩を妨げてはならない。

(出張等の勤務時間)

第 32 条 職員が出張その他本会の用務を帯びて県外勤務する場合、勤務時間を算定し難い

ときは、第 26 条の通常の時間を勤務したものとみなす。ただし、所属長があらかじめ別

段の指示をしたときはこの限りでない。

(無関係業務の禁止)

第 33 条 職員は就業時間中本会に関係のない用務を行ってはならない。ただし特に会長の

許可を得た場合はこの限りではない。

第2節 休 日

(休 日)

第 34 条 職員の休日は原則として次の通りとする。ただし、第 4号は、会館移転後は廃止

し、失効する。

(1)週休 日曜日(法定休日)土曜日(法定外休日)

(2)国民の祝日に関する法律《昭和 23 年法律第 178 号》第3条に規定する休日

(3)年末年始休 12 月 28 日午後1時より1月3日までの6日間半

(4)終戦記念日 8月 15 日

(5)休日夏期 3日(毎年7月1日より9月 30 日までの間で本人が申告し認

定された日)

(休日の振替)

第 35 条 業務の都合上やむを得ない場合は、あらかじめ前条の休日を全部または一部のも

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のについて他の日と振り替えることがある。

第3節 超過勤務

(時間外勤務・休日勤務)

第 36 条 本会は職員に対して、次の各号の1に該当する場合は、第 26 条及び第 34 条にか

かわらず、時間外(早出・残業)または休日に勤務させることがある。この場合、それぞ

れの所属長が超過勤務命令簿に所定事項を記入するものとする。

(1)必要やむを得ない業務上の事由があるとき

(2)災害その他避けることのできない事由で、臨時に必要が生じたとき

(3)その他、時間外及び休日勤務を要するとき

2 前項の時間外勤務並びに休日勤務のうち1日8時間・1週 40 時間を超えて勤務させる

場合や法定休日、法定外休日に勤務させる場合は、所轄労働基準監督署長に届け出た時間

外勤務及び休日勤務協定いわゆる 36 協定の範囲内とする。協定内容は厚生労働大臣が定

める限度時間内とし、ここに記載して承認とし届け出とする。

期間 1週間 2週間 4週間 1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 1年間

職員 15 時間 27 時間 43 時間 45 時間 81 時間 120 時間 360 時間

3 前項において、法定時間外勤務、法定休日、法定外休日勤務に対しては「給与及び退

職金規程」の定めるところにより、割増賃金を支払う。ただし、管理職員の地位にある者

については労働基準法第 41 条により支給しない。管理職員は法定休日、法定外休日勤務

に対して、平日に振替休日を取り、 低限4週4日の休日を確保しなければならない。

4 時間外勤務及び休日勤務を命ぜられた者は、正当な理由なくこれを拒むことができな

い。

(深夜勤務)

第 37 条 本会は業務上必要ある場合は、第 36 条の勤務を深夜(午後 10 時~翌日午前 5時)

に行わせることがある。

(妊産婦の時間外、休日、深夜勤務の制限)

第 38 条 妊産婦の職員が請求した場合は、前2条の規定にかかわらず時間外勤務及び休日

勤務並びに深夜勤務はさせない。

(時間外勤務および深夜勤務の免除)

第 39 条 「育児休業及び育児短時間勤務に関する規程」及び「介護休業及び介護短時間勤

務に関する規程」に定める。

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第4節 休 暇

(年次有給休暇)

第 40 条 本会は職員に対し次の各号に掲げる表の上欄の勤続年数に応じ、それぞれ下欄に

掲げる日数(20 日を限度)の年次有給休暇を与える。この場合に、年次有給休暇は、4月

1日を基準日とし、計算期間の1年単位は当年4月1日より翌年3月 31 日までとし、入

社した職員については、入社時に勤続6ヶ月とみなし、次年度の4月1日に勤続1年6ヶ

月とみなす。以後、同様とする。

ただし、年次有給休暇を付与される者は、前年度(初年度を除く)の全労働日の 8割以

上出勤した者に限る。また、年次有給休暇を請求するときは、遅くとも前日までに所定の

文書をもって事務局長に届け出なければならない。

勤 続 年 数 6 ヶ月 1.5 年 2.5 年 3.5 年 4.5 年 5.5 年 6.5 年以降

有給休暇日数 10 日 11 日 12 日 14 日 16 日 18 日 20 日(限

度)

2 年次有給休暇は職員が請求した時季に与える。ただし、業務の正常な運営を妨げる場合

は、会長はこれを他の時季に変更することがある。

3 年次有給休暇の更新に際し残日数がある場合は 高 20 日を限度に 1年間に限り、これ

を繰り越すことができる。ただし、次年度においては繰り越した年次有給休暇を先行使用

したものとして取り扱う。

4 本人の申し出があった場合は欠勤(無断欠勤を除く)を休暇に振り替えることができる。

この場合、欠勤後 1週間以内に申し出なければならない。

5 年次有給休暇は原則として 1日または半日を単位とする。ただし、1日の所定労働時間

が4時間以下の者を除く全職員は、前年度からの繰越分を含めて1年度に5日以内の限度

において、時間単位で年次有給休暇の取得を本会に対し請求することができる。なお、時間

単位年休の取得は、1日につき1回までとし、1日の年次有給休暇に相当する時間数は以下

のとおりとする。

(1)所定労働時間が4時間を越え5時間以下・・5時間

(2)所定労働時間が5時間を越え6時間以下・・6時間

(3)所定労働時間が6時間を越え7時間以下・・7時間

(4)所定労働時間が7時間を越え8時間以下・・8時間

(出勤率の計算)

第 41 条 前条の年次有給休暇の基礎となる各勤続期間における出勤率が8割に満たない職

員に対しては当期間に対する年次有給休暇を付与しない。

2 前項の出勤率の算定にあたり次の各号に掲げる期間はこれを出勤とみなす。

(1)業務上の傷病による休業期間

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(2)育児・介護休業法に基づく育児・介護休業期間

(3)産前産後の休業期間

(4)年次有給休暇の期間

(5)特別休暇の期間

(計画年休の付与)

第 42 条 職員の代表との協定により、年次有給休暇を計画的に付与することとした場合に

は、前条の規定にかかわらず当該協定の定めるところにより年次有給休暇を付与するも

のとする。ただし、 低5日間は職員が自由に取得できる日数として残し、職員取得の有

給休暇のうち 5日を越える日数について適用する。

2 職員は本会が特に認めた場合を除き、前項の協定に基づく年次有給休暇を取得しなけ

ればならない。

(特別休暇)

第 43 条 職員が次の各号の1に該当する事由により、休暇を申請した場合は特別休暇を与

える。

(1)本人が結婚する場合・・・・・・5日

(2)父母、配偶者、子女が死亡した場合

イ.葬祭を主催する者にあっては6日以内

ロ.その他の者にあっては4日以内

(3)祖父母、兄弟姉妹及び配偶者の父母が死亡した場合

イ.葬祭を主催する者にあっては4日以内

ロ.その他の者にあっては3日以内

(4)出産の場合(配偶者)・・・・・・1日

(5)災害、その他の特別の事由により特に本会が認めた場合・・・・・・・ 必要日数

(6)女子職員の生理休暇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 必要日数

(7)女子職員の産前産後休暇

イ.産前6週間。ただし、多胎のときは 14 週間

ロ.産後8週間。ただし、6週間を経過し、医師が支障ないと認めたときは、本人の

希望により就業させる。

(8)選挙権その他公民としての権利を行使するとき…必要期間

(9)証人、鑑定人、参考人として裁判所、警察署に出頭するとき・・・・必要日数また

は時間

(10)その他前各号に準じ本会が必要と認めたとき…その都度決定

2 職員は前項の特別休暇を受けようとする場合は、その事由及び期間並びに居住地を離

れる場合は、その行く先を明示し、前日までに会長に届け出なければならない。

3 前項に規定する手続をする余裕のない場合は、休暇の該当日に遅滞なく口頭をもって

承諾を得なければならない。

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4 各号の特別休暇は第6号~第9号までを無給とし、それ以外は有給とする。

(業務上傷病及び病気休暇)

第 44 条 職員が業務上の負傷、または疾病にかかった場合は、医師の認める期間中休暇を

与える。

2 前項の休暇中における休業補償は、第 82 条第1項第1号及び第2号の定めるところに

よる。

(育児休業)

第 45 条 別に「育児休業及び育児短時間勤務に関する規程」に定める。

(介護休業)

第 46 条 別に「介護休業及び介護短時間勤務に関する規程」に定める。

(子の看護休暇)

第 47 条 小学校就学の始期に達するまでの子を養育する職員(日雇従業員を除く)は、負

傷しまたは疾病にかかった当該子の世話をするために、又は当該子に予防接種や健康診

断を受けさせるために、本規則第 40 条に規定する年次有給休暇とは別に、当該子が 1人

の場合は1年間につき5日、その養育する小学校就学の始期に達するまでの子が 2 人以

上の場合は、10 日を限度として、子の看護休暇を取得することができる。この場合の1

年間は、4月1日から翌年3月 31 日までの期間とする。

2 休暇期間中の給与は支給しない。

3 子の看護休暇は、半日単位(1日の所定労働時間の2分の1)で始業時刻から連続又は

終業時刻まで連続して取得することができる。

(介護休暇)

第 47 条の2 要介護状態にある家族の介護その他の世話をする職員(日雇従業員を除

く)は、就業規則第 40 条に規定する年次有給休暇とは別に、当該家族が 1 人の場合

は 1 年間につき 5 日、2 人以上の場合は 1 年間につき 10 日を限度として、介護休暇

を取得することができる。この場合の 1 年間とは、4 月 1 日から翌年 3 月 31 日まで

の期間とする。ただし、労使協定により除外された次の職員からの申出は拒むことが

できる。

(1)入職 6ヶ月未満の職員

(2)1週間の所定労働日数が 2 日以下の職員

2 休暇期間中の給与は支給しない。

3 介護休暇は、半日単位(1日の所定労働時間の2分の1)で始業時刻から連続又は

終業時刻まで連続して取得することができる。

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(母性健康管理のための休暇等)

第 48 条 妊娠中または出産後1年を経過しない女性職員から、所定労働時間内に、母子保

健法に定める保健指導または健康診査を受けるために、通院休暇の請求があったときは、

次の範囲で休暇を与える。

(1)産前の場合

妊娠 23 週まで=4週間に1回

妊娠 24 週から 35 週まで=2週に1回

妊娠 36 週から出産まで=1週に1回

ただし、医師または助産婦(以下「医師等」という)がこれと異なる指示をしたとき

には、その指示により必要な時間。

(2)産後1年以内の場合

医師等の指示により必要な時間

2 妊娠中または出産後1年を経過しない女性職員から、保健指導または健康診査に基づ

き勤務時間等について医師等の指導を受けた旨申し出があった場合、次の措置を講ずる

こととする。

(1)妊娠中の通勤緩和

通勤時の混雑を避けるよう指導された場合は、原則として1時間の勤務時間の短

縮または1時間以内の時差出勤

(2)妊娠中の休憩の特例

休憩時間について指導された場合は、適宜休憩時間の延長、休憩の回数の増加

(3)妊娠中または出産後の諸症状に対応する措置妊娠または出産に関する諸症状の発

生または発生のおそれがあるとして指導された場合は、その指導事項を守ることが

できるようにするため作業の軽減、勤務時間の短縮、休業等

3 前2項における休暇期間中の給与は支給しない。

(裁判員等のための休暇)

第 49 条 職員が裁判員若しくは補充裁判員となった場合または裁判員候補者となった場合

には、次のとおり休暇を与える。

(1)裁判員または補充裁判員となった場合 ・・・・ 必要な日数

(2)裁判員候補者となった場合 ・・・・ 必要な時間

2 前項における休暇期間中の給与は支給しない。

3 裁判員候補者に対する選任手続きで、不選任の決定がなされた場合には、裁判員休暇は

終了し、職員は出勤しなければならない。ただし、不選任決定がなされた当日はこの限り

でない

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第5節 出退勤

(出退勤)

第 50 条 職員は始業及び終業の時刻を厳守するとともに、次の事項を守らなければならな

い。

(1)職員は始業時間前に出勤し、服装を整えるなど勤務の準備をすること。

(2)始業および終業時にタイムカードを自ら打刻し、始業及び終業の時刻を記録しなけ

ればならない。代打はこれを厳しく禁ずる。

(3)退局は終業合図と共に、書類、機械器具等を整理格納し、退勤記録をした後行うこ

(4)出張勤務または局外勤務においては、日報等により出退勤の事実を明示し、所属長

の承認を受けること。

(遅刻、早退、私用外出)

第 51 条 職員がやむを得ない事由で、遅刻、早退並びに私用外出するときは、速やかに電

話等で連絡すること。事前承認を受けることができない場合は、事後速やかに届け出なけ

ればならない。

(欠 勤)

第 52 条 職員が病気その他やむを得ない事由により欠勤する場合は、事前にその事由と予

定日数を所定の様式により所属長を経て事務局長に届け出なければならない。ただし、事

前に届け出る余裕のない緊急の場合には電話その他で事前に連絡し、その後速やかに届

け出なければならない。

2 前項の場合はその期間を第 12 条の休職扱いとし、第 15 条により原則として不就労分

に対応する賃金を控除する。

3 傷病のため欠勤が通算して7日以上におよぶ場合は、前項の届出のほか医師の診断書

(原本)を提出しなければならない。

4 第1項の手続きが、正当な理由なく行われない者については無断欠勤として取り扱う。

5 欠勤及び前条の遅刻、早退及び私用外出については、基本給から当該日数または時間分

の賃金を控除する。

(業務外の入局及び残留)

第 53 条 職員は就業時間以外に仕事に関係する要件以外で入局する場合は、本会の許可を

必要とする。

2 終業時間後仕事以外の要件で本会内に残留する場合は、本会に届け出なければならな

い。

(入局禁止及び退局)

第 54 条 職員が次の各号の1に該当する場合は、入局を禁止し、あるいは退局を命ずるこ

とがある。

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(1)職場内の風紀秩序を乱しまたは衛生上有害と認められるとき

(2)火器、凶器その他業務に必要のない危険物を携帯しているとき

(3)業務を妨害しまたはそのおそれのあるとき

(4)酒気を帯びているとき

(5)その他本会が必要ありと認めたとき

(持込持出)

第 55 条 職員は出勤及び退勤の場合において日常携帯品以外の品物を持ち込みまたは持ち

出そうとするときは、事務局長の許可を受けなければならない

(直行・直帰)

第 56 条 職員が業務上の都合で県内外の局外勤務のため、直行または直帰する場合は事前

に所属長の承認を受けなければならない。ただし、緊急の場合で、事前に承認を受けられ

ない場合は、電話等で連絡し、事後速やかに所属長に報告しなければならない。

第6節 出 張

(出 張)

第 57 条 会長は業務の都合により出張を命ずることがある。

2 出張の種類は次の通りとする。

(1)業務出張

(2)研修出張

3 職員は出張において、命令の内容により行動できない事由が生じたときは、遅滞なくそ

の旨所属長に報告し、その指示を仰がなければならない

4 出張を命ぜられた者はあらかじめ定められた様式により、日時、場所、目的を申請し、

出張終了後速やかに出張報告をせねばならない。

5 出張に関する手続き及び出張旅費については「広島県医師会役員・職員旅費規程」及び

附則諸規定を別に定める。

(業務出張)

第 58 条 業務出張とは業務遂行上必要とする打合せ、調査またはこれに準ずるもので会長

の命を受けたものをいう。

(研修出張)

第 59 条 研修出張とは主として現在自己の業務に関しての研修、講習、研究、講演会等に

出席して自己の啓発に資する目的を兼ねて出席するもので、会長の認めたものをいう。

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第4章 人事考課

(人事考課)

第 60 条 本会は職員の能力開発、昇任、昇格、賞与等の判断材料として、毎年3回人事考

課を行う。

2 前項に規定する人事考課の運用については、別に定める「人事考課規程」による。

第5章 給与及び退職金

(給 与)

第 61 条 職員に対する給与の決定、計算及び支払方法、締切り及び支払時期並に昇格に関

する事項及び賞与の支給に関する事項は、別に定める「給与及び退職金規程」による。

(退職金)

第 62 条 職員が退職し、または死亡した場合は、別に定める「給与及び退職金規程」によ

り、退職金を支給する。ただし、次の各号の1つに該当する場合、退職金の一部を減額する

かないしは退職金の支給をしない。なお、すでに退職金が支給されている場合は、その全額

又は一部の返還を求める。

①諭旨退職されたとき

②懲戒解雇されたとき

③在職中の行為に諭旨退職ないし懲戒解雇に相当する行為が発見されたとき

④退職後に守秘義務ないし競業避止義務に違反したとき

第6章 服務規律

(服 務)

第 63 条 職員はこの規則に定めた事項のほか、職務上の責任を自覚し、所属長の指示命令

に従い、自己の業務に専念し、創意を発揮して能力向上に努力するとともに、互いに努力

して職場の秩序を維持しなければならない。

2 所属長はその所属職員の人格を尊重し、誠意をもってこれを指導し、率先してその職責

を遂行しなければならない。

(遵守事項)

第 64 条 職員は職場の秩序を保持し、業務の正常な運営を図るため、次の事項を守らなけ

ればならない。

(1)常に健康に留意し、元気溌剌とした態度で就業すること

(2)職務の権限を超えて、専断的なことを行わないこと

(3)常に品位を保ち、本会の名誉を傷つけるようなことをしないこと

(4)職場の整理整頓に務め、常に清潔を保つようにすること

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(5)本会の業務上の機密事項及び会員の不利益となるような事項等の特に個人情報に

関する管理に十分注意を払うとともに、自らの業務に関係のない情報を不当に取得

してはならない。職場または職種を異動あるいは退職するに際して、自らが管理し

ていたデータ・情報書類等を速やかに返却しなければならない。

(6)本会の機械器具その他備品を大切にし、消耗品を節約し、書類その他本会の物品

を丁寧に取り扱い、その整理保管を厳重にすること

(7)勤務時間を励行し、職場を離れる場合は、所在を明らかにしておくこと

(8)他人の職務を妨害し、または職場の秩序を乱さないこと

(9)職務に関し、不当な金品の借用または贈与もしくは供応の利益を受けないこと

(10)酒気を帯びて就業しないこと

(11)本会内において許可なく業務に関係のない集会をし、印刷物を配布し、または掲示

しないこと

(12)本会内において、政治活動、宗教活動をしないこと

(13)許可なく職務以外の目的で、本会の書類、機械器具、備品その他の物品を使用し、

または持ち出さないこと

(14)許可なく、その身分、報酬の有無にかかわらず、本会以外の業務に従事し、または

自ら事業を営まないこと

(15)本会内において賭事をしないこと

(16)就業中であるか否かにかかわらず、本会所有の機器を使い、私的な目的で電子メー

ルなどの通信またはホームページなどの閲覧をしないこと。パソコンに関しては、別

に「パソコン使用規程」を定める。

(17)性的な言動及びパワーハラスメント等によって、他の職員に不利益を与えないこと。

また、就業環境を害さないこと。

(18)他の職員の妊娠、出産、育児又は介護に関する言動並びにこれらを理由にとする休

業又は措置の利用等の妨げとなるような言動によって他の職員に不利益を与えない

こと。また、当該職員の就業環境を害さないこと。

(19)前各号のほか、これに準ずるような職員としてふさわしくない行為をしないこと。

(職務態度の在り方)

第 65 条 職員の日常における職務態度は、常に服装及び言語に気を付けなければならない。

2 上司に対し反抗的態度をとらないこと。

3 電話その他の接遇においても、本会の職員であることに意を配り、必要以上の冗長に流

れ、雑談に陥ることのないよう、謙虚な心掛けを忘れてはならない。

(業務命令)

第 66 条 職員はこの規則に基づいて、本会の発する業務上の指示命令に従わなければなら

ない。

2 前項の指示命令は、正当な理由なく拒むことはできない。

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第7章 表 彰

(表 彰)

第 67 条 本会は職員が次の各号の1に該当するときは、審査のうえ表彰する

(1)品行方正、技能優秀、業務に精励し、業績が顕著で本会の発展に貢献したとき

(2)業務上有益な企画、改良、考案、改善を行い業務能率向上に貢献しとき

(3)災害を未然に防止し、または非常の際に特に功労のあったとき

(4)社会的に貢献し、本会の名誉になるような行為のあったとき

(5)永年勤続し、功労顕著なとき

(6)その他、特に表彰することを適当と認めた者

(表彰の方法)

第 68 条 前条の表彰は次の(1)または(2)以上を併せて行う。

(1) 賞状授与

(2) 賞品授与

(3) 賞金授与

(4) 褒賞休暇

(5) 特別昇給

第8章 懲 戒

(懲戒の原則)

第 69 条 本会は第6章の服務規律に従わず、是正が必要な職員に対して注意を行い、適切

な指導及び口頭注意を行うものとする。注意は当該職員に非違行為の内容を口頭で指摘

し、必要な助言を行い、改善策を求めることにより行う。

2 前項に関わらず、なお改善が行われず本会秩序を維持するために必要があると認め

るときは、本章に定める懲戒処分を行うことがある。

3 懲戒処分を行うときは、懲戒委員会で審議し、会長に答申を行う。

4 懲戒委員会は副会長、総務担当、経理担当常任理事で構成する。

(懲戒の種類及び程度)

第 70 条 懲戒はその情状により、次の7区分に従って行う。

(1)戒告 始末書をとり、将来を戒める

(2)減給 始末書をとり、給与を減じて将来を戒める。ただし、減給1回の額が平

均給与の半日分以内とする。2回以上にわたる場合においても、当該給

与支払期間内の 10 分の 1を超えない範囲内とする。

(3)出勤停止 始末書をとり、14 日以内出勤を停止し、その期間中の給与は支給しな

い。

(4)停職 始末書をとり、3ヶ月以内の出勤を停止する。その期間の賃金は支払

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わない。

(5)降格 始末書をとり、役職を免じもしくは引き下げる。

(6)諭旨退職 懲戒解雇相当の事由がある場合で、本人に反省が認められる時は退職届

を提出するよう勧告する。ただし、勧告に従わない場合は、懲戒解雇と

する。

(7)懲戒解雇 予告期間を設けることなく即時解雇する。この場合において所轄労働基

準監督署長の認定を受けた場合は、第 21 条の解雇予告手当を支給しな

い。なお退職金も同様とする。

2 本会が制裁を行うときは、処分の内容、非違行為、制裁の事由等を書面で職員に通知

する。

3 第1項第4号、第5号、第6号及び第7号に該当するおそれのあるときは、当該職員

に対し、弁明の機会を付与する。

(懲戒の事由)

第 71 条 職員が次の各号のいずれかに該当する場合は、情状に応じ、戒告、減給または出

勤停止とする。

(1)重要な経歴を詐り雇用されたとき

(2)正当な理由なく欠勤をしたとき

(3)正当な理由なく、しばしば遅刻、早退し、またはみだりに任務を離れる等誠実に勤

務しないとき

(4)故意に業務の能率を阻害し、または業務の遂行を妨げたとき

(5)虚偽の申告、届け出を行ったとき

(6)重大な報告を疎かにした、または虚偽の報告を行ったとき

(7)業務上の指示命令、または本会の諸規程通達にしばしば従わないとき

(8)素行不良で、本会内の風紀、秩序を乱したとき(セクシュアルハラスメントによる

ものを含む。)

(9)職務の怠慢または監督不行届きのため、災害、傷病またはその他の事故を発生させ

たとき

(10)業務上の怠慢または監督不行届により、本会に損害を与えたとき

(11)許可なく、本会の物品を持ち出し、または持ち出そうとしたとき

(12)本会の名誉、信用を傷つけたとき

(13)本会及び関係先の秘密及びその他の情報を漏らし、または漏らそうとしたとき

(14)許可なく在籍のまま他に雇用されたとき

(15)金銭の横領、汚職その他刑法に触れるような行為をしたとき

(16)本会内で暴行、脅迫、傷害、暴言またはこれに類する行為をしたとき

(17)本会に属するコンピュータ、電話(携帯電話を含む)、ファクシミリ、インターネ

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ット、電子メールその他の備品を無断で私的に使用したとき

(18)過失により本会の建物、施設、備品等を汚損、破壊、使用不能の状態等にしたとき、

又はフロッピーディスク等に保管された情報を消去又は使用不能の状態にしたとき

(19)本会及び本会の職員または関係先を誹謗若しくは中傷し、または虚偽の風説を流布

若しくは宣伝し、本会業務に支障をあたえたとき

(20)職務に対する熱意または誠意がなく、怠慢で業務に支障が及ぶと認められるとき

(21)職務権限を越えて契約等を行ったとき

(22)偽装、架空、未記帳の行為を行ったとき

(23)部下に対して、必要な指示、注意、指導をおこたったとき

(24)第6章(服務規律)に違反したとき

(25)定款またはこれに基づく諸規程に違反し、または非違行為若しくは前各号に準ずる

不都合な行為があったとき

2 職員が次の各号のいずれかに該当するときは、停職、論旨解雇または懲戒解雇に処する。

(1)正当な理由なく、欠勤が 14 日以上に及び、出勤の督促に応じない、または連絡が

取れないとき

(2)正当な理由なく頻回に遅刻、早退、または欠勤を繰り返し、再三の注意を受けても

改めないとき

(3)正当な理由なく頻回に業務上の指示または命令に従わないとき

(4)故意または重大な過失により、本会に重大な損害を与えたとき

(5)重要な経歴を偽り採用されたとき、及び重大な虚偽の届け出または申告を行ったと

(6)重大な報告を疎かにした、または虚偽報告を行った場合で、本会に損害を与えたと

き、または本会の信用を害したとき

(7)正当な理由なく配転・出向命令等の重要な職務命令に従わず、職場秩序を乱したと

(8)素行不良で、著しく本会内の秩序または風紀を乱したとき(セクシュアルハラスメ

ントによるものを含む。)

(9)本会内で暴行、脅迫、傷害、暴言またはこれに類する重大な行為をしたとき

(10)本会に属するコンピュータによりインターネット、電子メール等を無断で私的に使

用して猥褻物等を送受信し、または他人に対する嫌がらせ、セクシュアルハラスメン

ト等反社会的行為に及んだ場合

(11)故意または重大な過失によって本会の建物、施設、備品等を汚損、破壊、使用不能

の状態等にしたとき、又はフロッピーディスク、ハードディスク等の本会の重要な情

報を消去若しくは使用不能の状態にしたとき

(12)本会及び本会の職員または関係先を誹謗若しくは中傷し、または虚偽の風説を流布

若しくは宣伝し、本会業務に重大な支障をあたえたとき

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(13)本会及び関係先の重大な秘密及びその他の情報を漏らし、または漏らそうとしたと

(14)再三の注意及び指導にもかかわらず、職務に対する熱意または誠意がなく、怠慢で

業務に支障が及ぶと認められるとき

(15)職務の怠慢または不注意のため、重大な災害、傷病またはその他事故を発生させた

とき

(16)職務権限を越えて重要な契約等を行い、本会に損害を与えたとき

(17)偽装、架空、未記帳の行為を行い、本会に損害を与えまたは本会の信用を害したと

(18)本会内における窃盗、横領、背任または傷害等刑法等犯罪に該当する行為があった

とき

(19)刑罰法規の適用を受け、または刑罰法規の適用を受けることが明らかとなり、本会

の信用を害したとき

(20)会計、経理、決算、契約にかかわる不正行為または不正と認められる行為等、金銭、

会計、契約等の管理上ふさわしくない行為を行い、本会の信用を害すると認められる

とき

(21)前項の懲戒を受けたにもかかわらず、または再三の注意、指導にもかかわらず改悛

または向上の見込みがないとき

(22)第6章(服務規律)に違反する重大な行為があったとき

(23)その他この規則及び諸規程に違反し、または非違行為をくり返し、あるいは前各号

に準ずる重大な行為があったとき

(管理監督責任)

第 72 条 所属職員が懲戒に該当する行為があった場合は、当該管理監督者は、監督責任に

ついて懲戒を受けることがある。ただし、管理監督者が、これを防止する方法を講じてい

た場合においては、情状により懲戒を免ずることがある。

(加重)

第 73 条 第 71 条(懲戒の事由)各号の1つの懲戒処分を受けた者が、その後1年以内にさ

らに懲戒に該当する行為をしたとき、または同時に2つ以上の懲戒該当行為をしたとき

は、その懲戒を加重する。

(懲戒解雇の通知)

第 74 条 第 71 条第2項第1号に該当するときであって、行方が知れず懲戒解雇処分の通

知が本人に対しできない場合は、届出住所または家族の住所への郵送により懲戒解雇の

通知が到着したものとみなす。

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(懲戒の手続)

第 75 条 本会が懲戒を行うときは、処分の内容、非違行為、懲戒の事由等を懲戒処分通知

書で職員に通知する

2 停職、論旨戒告及び懲戒解雇に該当するおそれのあるときは、当該職員に対し、弁明の

機会を付与する。

(損害賠償)

第 76 条 職員及び職員であった者が故意または重大な過失によって本会に損害を与えたと

きは、損害の全部または一部を賠償させることがある。ただし、損害賠償を行ったことに

よって懲戒を免れることはできない。また、懲戒処分を受けたことによって損害賠償の責

めを免れることはできない。

第9章 安全衛生及び災害補償

(安全及びに衛生)

第 77 条 本会は職員の安全及び衛生について、積極的な措置を講ずるものとする。

2 職員は常に安全及び衛生に関する規程及び通達、指示を厳守し、その予防に留意しなけ

ればならない。

3 本会は安全及び衛生に関して必要な事項を定める。

(1)常に整理整頓に努め、通路、避難口または消火設備のある所に物品を置かないこと。

(2)火災等非常災害の発生を発見した時は、直ちに臨機の措置をとり、防災センターに

報告し、その指示に従うこと。

(災害措置)

第 78 条 職員は本会内に火災その他非常災害が発生し、またはその危険があることを知り、

その他異状を認めた場合は、直ちに臨機の措置を取ると共に会長に連絡をしなければな

らない。

(健康診断)

第 79 条 本会は職員に対し、採用の際及び毎年1回定期に健康診断を行う。ただし、必要

がある場合は、全部または一部の者に対して臨時に行うことがある。

2 職員は正当な理由なくして、前項の健康診断を拒んではならない。

3 長時間の労働により疲労の蓄積が認められる職員に対し、その者の申し出により医師

による面接指導を行う。

4 精神の問題が生じたときは、本人もしくは周囲が速やかに総務担当理事に申し出て、適

切な対応を受けること。

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(要注意者の措置)

第 80 条 前条の健康診断の結果、要注意者として診断された者については、時間外勤務禁

止、遅刻、早退の是認、職種転換もしくは就業禁止の措置を講ずることがある。

2 職員が法定伝染病、その他行政官庁の指定伝染病、もしくは就業することが不適当な疾

病、または他に影響を及ぼすおそれのある疾病にかかった場合は、就業を禁止する。

(健康管理上の個人情報の取り扱い)

第 81 条 本会への提出書類及び身上その他の個人情報(家族状況も含む)並びに健康診断

書その他の健康情報は、次の目的のために利用する。

(1)本会の労務管理、賃金管理、健康管理

(2)出向、転籍等のための人事管理

2 職員の定期健康診断の結果、職員から提出された診断書、産業医等からの意見書、過重

労働対策による面接指導結果その他、職員の健康管理に関する情報は、職員の健康管理の

ために利用するとともに、必要な場合には産業医等に診断、意見聴取のために提出するも

のとする。

(災害補償)

第 82 条 職員が業務上負傷し、または疾病にかかり、障害または死亡した場合は、次の補

償給付を行う。

(1)療養補償給付 業務上の傷病により必要な治療を受けるときは、療養補償給付を

受ける。

(2)休業補償給付 業務上の傷病により療養のため休業するときは、休業補償給付を

受ける。

(3)障害補償給付 業務上の傷病が治癒しても、なお身体に障害が残るときは、障害

補償給付を受ける。

(4)遺族補償給付 業務上の事由により死亡したときは、その遺族は遺族補償給付を

受ける。

(5)葬祭料 業務上の事由により死亡した場合は、その遺族は葬祭料を受ける。

(6)傷病補償年金 業務上の傷病が療養 1 年6ヶ月またはそれ以後経過したときは傷

病補償年金を受ける。

2 職員が前項第1号、第2号及び第3号の給付を受けている場合は療養に努めなければ

ならない。

3 第 1項各号の補償給付は、労働者災害補償保険法の定めるところによる。

4 第 1項の補償給付が行われる場合は、本会は労働基準法上の義務を免れるものとす

る。

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(通勤災害)

第 83 条 職員が通勤途上において負傷し、または疾病にかかり、障害または死亡したとき

は前条に準じ労働者災害補償保険法の定めるところによる。

第 10 章 職員教育訓練

(教育訓練)

第 84 条 本会は業務に必要な知識、技能を高め、資質の向上を図るため、職員に対し必要

な教育訓練を行う。

2 職員は本会から教育訓練を受講するよう指示された場合には、特段の事由がない限り

教育訓練を受けなければならない。

3 採用時、安全及び衛生に関する教育を行う。職員は安全衛生教育で受けた事項を遵守し

なければならない。

4 前項の指示は教育訓練開始日の少なくとも1週間前までに該当職員に対し文書で通知

する。

第 11 章 無期労働契約への転換

(削除)

第 12 章 公益通報者保護

(公益通報者の保護)

第 86 条 本会は職員から組織的または個人的な法令違反行為等に関する相談または通報が

あった場合には、別に定める公益通報者保護規程により処理を行う。

第 13 章 雑 則

(公印の取り扱い)

第 87 条 公印の取り扱いは、別に定める「公印規程」を遵守すること。

(辞令等の交付)

第 88 条 会長は、次の各号の1に該当する事由が生じたときは、辞令または通知書を交付

して行うものとする。

(1)職員の採用

(2)業務内容の変更

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(3)職員の任免

(4)懲戒

(5)その他必要と認めるとき

(慶弔見舞金)

第 89 条 職員の慶弔、罹病、罹災の際は、別に定める「職員慶弔規程」によりそれぞれ祝

金、見舞金または香料を支給する。

(パソコンの取り扱い)

第 90 条 職員がパソコンを効率的かつ適正に使用するため、別に定める「パソコン使用規

程」を遵守すること。

附 則

1.この規則は,平成 26 年1月1日から施行する。

この規則は、平成 26 年 5 月 17 日に改訂する。

この規則は、平成 30 年 4 月 1日に改訂する。

この規則改正は理事会の決議の日(平成 30 年 8 月 7 日)から施行し、平成 30 年 7 月 1

日から適用する。

2.この規則の改廃は、職員の過半数を代表する者(管理職員でない)の意見を聞いて定款

第 69 条第3項に従い理事会の決議を経て行う。

3.従前の規則は廃止する。

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職員就業規則附則規程

給与及び退職金規程

第1章 総 則

(目的及び適用範囲)

第1条 この規程は職員の給与及び退職金に関する事項を定めるものである。ただし、臨時

職員、契約職員、パートタイマー等就業形態が特殊な勤務に従事する者について別の定め

をした場合はその定めによる。

(給与の構成)

第2条 給与の構成は次の通りとする。

基 本 給 等級号俸給

管理職手当

調整手当

扶養手当

特殊技能手当

住宅手当

給 与 諸 手 当 通勤手当

超過勤務・深夜残業・夜間会議手当

法定休日勤務手当

休日勤務手当

法定外休日勤務手当

命令休業手当

年次有給休暇手当

特別休暇手当

夏期賞与

賞 与

年末賞与

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第2章 給与の計算及び支払い

(給与・賞与の計算期間)

第3条 給与の計算期間は毎月1日から月末までとする。ただし、時間外勤務手当、休日勤

務手当については、前月1日より、前月末日までを計算期間とする。

2 賞与の計算期間は6月に支給する賞与を夏期賞与、12 月に支給する賞与を年末賞与と

し、次の通り計算期間を定める。

(1)夏期賞与 前年 10 月 1 日から当年3月 31 日まで

(2)年末賞与 当年4月1日から当年 9月 30 日まで

(給与の計算方法)

第4条 就業規則第 51 条、第 52 条の傷病その他の都合による欠勤、遅刻、早退、外出また

は争議行為により欠務した場合、若しくは無給休暇により勤務しない場合及び給与計算

期間の中途に採用され若しくは退職したときの給与は、その勤務しない時間及び日数に

つき、その間の給与を減額して支給する。

2 前項の計算は基本給及び諸手当について行い次の計算による。(小数点以下切り上げ)

(1)月額給の日割額

月 額 給

日 割 額 = 1ヶ月平均所定勤務日数(21 日)

(2)月額給の時間割額

月 額 給

時間割額 = 1ヶ月平均所定勤務時間数(168 時間)

3 第1項の欠務した時間の計算は、当該給与計算期間の末日において 15 分未満は切り捨

てるものとする。

(給与支払日及び支払方法)

第5条 給与は毎月 20 日(休日又は土曜に当たるときはその前日)に現金を本人名義の口

座に振り込みで支給する。ただし、次に掲げるものは、給与から控除するものとする。

(1) 所得税 (2) 住民税 (3) 健康保険料 (4) 厚生年金保険料

(5) 雇用保険料 (6) 介護保険料 (7)職員代表と書面協力したもの

2 前項の規程に拘らず、次の各号に該当する場合は、本項の定める日に支払う。

(1)賞与は原則毎年6月及び 12 月の 10 日に支給する。

(2)職員またはその収入により生計を維持する者の出産、傷病、災害、結婚、死亡ある

いはやむなく1週間以上にわたる帰郷等非常の費用を要する場合、既往労働に対す

る給与を申告されたときは、その都度支給する。

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(基本給)

第6条 基本給は、月額で別表1の等級号俸給により定める。

(1)年齢帯による生計費の動向及び勤務貢献度または年数等により決定

(2)本会が職員に期待し要求する職務及び能力を基準に職能資格等級に格付けして決

2 金額は採用時または試用期間満了時、あるいは昇格、昇任時各人毎に会長が決定する。。

3 欠勤または欠務時間があったときはその休業した日、または時間に対する基本給は支

給しない。

(管理職手当)

第7条 課長(課長代理を含む)以上の管理職員に任命された者に対し支給する。その職責

度、超過勤務、交際費等に相当する部分を包括して支給する。

(1)事務局長 原則年俸制に移行し包括するものとする

(2)次長 10 万円

(3)課長 8万円

(4)課長代理 6万円

2 前項に規定する課長代理については、1年以上経過し、かつ会長が特に認める場合には、

課長に対する手当額(8万円)を支給することができる。

3 欠勤4日以上の場合日割り支給する

(管理職員特別勤務手当)

第7条の2 前条に規定する管理職員が、臨時又は緊急の必要その他の会務の運営の必要

により、週休日、祝日法による休日等又は年末年始の休日等に勤務した場合(就業規則第 26

条第 3項に基づく当直勤務は除く)は、当該職員に管理職員特別勤務手当として1日につき

5千円を支給する。ただし、振替休日を設けた場合は、支給しない。

(調整手当)

第8条 給与体系の移行時、差額が生じたときまたは中途入職等により暫定給与を定める

必要がある場合等に支給する。

2 会長が必要と認める額

3 欠勤4日以上の場合日割り支給する

(特殊技能手当)

第9条 業務上必要とする特殊技能・特殊資格等を有する者で会長の認めた職種を対象と

して支給する。

2 月額 5,000 円以上

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3 欠勤4日以上の場合日割り支給する

(扶養手当)

第 10 条 扶養親族のある職員に対し広島県職員の支給条件を参考に別に「扶養手当規程」

を定める。

2 欠勤 10 日以上の場合日割り支給する

(住宅手当)

第 11 条 借家・借間に居住し家賃・間代を負担している者または本人名義の自宅に居住し

ている職員に対して支給する。

(1)借家等 家賃 23,000 円以下は家賃の月額-12,000 円

家賃 23,000 円を越えるとき

(家賃-23,000 円)×1/2+11,000 円 ただし 高 27,000 円

(2)所有(世帯主) 3,300 円

現在支給している職員には 2024 年 3 月までは支給する。ただし、今後、住宅を購

入しても支給しない。新規職員には支給しない。

(3)単身赴任の場合(1)の 1/2 の額

2 欠勤 10 日以上の場合日割支給する

(通勤手当)

第 12 条 通勤のために要する費用を負担している職員に対し、広島県職員の支給条件を参

考にし、交通機関使用費の上限 78,000 円、四輪車使用の上限 30,000 円、二輪車の上限

13,000 円として別に「通勤手当規程」を定める。

2 欠勤 10 日以上の場合日割り支給する

(夜間会議手当)

第 13 条 夕方の会議に出席する職員には手当として 1,650 円を支給する。夕食は本人負担

とする。

(時間外・深夜勤務割増賃金)

第 14 条 時間外勤務に対する割増賃金は、次の計算方法により支給する。この場合の1ヶ

月は毎月1日を起算日とする。

2 割増賃金は、次の算式により計算して支給する。

(1)時間外勤務の割増賃金 ただし、管理職員には支給しない

(時間外勤務が 1ヶ月 45 時間以下の部分)

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基本給+役付手当+調整手当+特殊技能手当 ×1.25×時間外勤務の時間数 1ヶ月の平均所定労働時間数(168 時間)

(時間外勤務が 1ヶ月 45 時間を超える部分)

基本給+役付手当+調整手当+特殊技能手当 ×1.40×時間外勤務の時間数 1ヶ月の平均所定労働時間数(168 時間)

(2)法定外休日の割増賃金は前号の時間外勤務割増を適用する。ただし、同一週に振替休

日を設けた場合は、支給しない。

(3)法定休日勤務の割増賃金

ただし、同一週に振替休日を設けた場合は、支給しない。

基本給+役付手当+調整手当+特殊技能手当 ×1.35×休日勤務の時間数 1ヶ月の平均所定勤務時間数(168 時間)

(4)深夜勤務の割増賃金(午後 10 時から午前5時までの間に勤務させた場合)

ただし、管理職員には割増分のみを支給する。また、法定休日の日は 1.6 倍とする。

基本給+役付手当+調整手当+特殊技能手当

×1.5×深夜勤務の時間数 1ヶ月の平均所定勤務時間数(168 時間)

(年次有給手当)

第 15 条 就業規則第 40 条の休暇取得者は月給の場合は通常の給与より控除しないことと

し、パート職員等は通常の給与を支給する。

(特別休暇手当)

第 16 条 就業規則第 43 条の特別休暇取得者は月給の場合は通常の給与より控除しないこ

ととし、パート職員等は通常の給与を支給する。時間の場合は時間換算して支給する。

(命令休業手当)

第 17 条 本会の都合により、所定勤務日に職員を休業させた場合は、休業1日につき労働

基準法第 12 条に規定する平均賃金(第 19 条)の6割を支給する。ただし、1日のうちの

一部を休業させた場合にあっては、その日の賃金については労働基準法第 26 条に定める

ところにより、平均賃金の6割に相当する賃金を保障する。

(賞 与)

第 18 条 毎年6月及び 12 月の支給日現在の在職者に対し支給する。ただし、本会の予算

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と本人の成績及び情意考課等により増減しまたは支給しないこともある。

2 予算の範囲内で考課結果を基に会長が決定する。

3 在職6ヶ月未満の者または休職中の者には支給しない事がある。

(給与計算の特例)

第 19 条 給与はすべて新任、昇格昇任、減給ともに発令の日から日割計算とし支給条件を

具備した翌月より支給を開始し、支給条件を欠いた翌月より支給を停止する。

(平均賃金)

第 20 条 前 17 条の命令休業手当、就業規則第 21 条の解雇予告手当並びに第 82 条の災害

補償に定める平均賃金は次の算式による。ただし、労働基準法第 12 条但し書きに定める

計算額を下回ることはない。

直前の賃金締切日前3ヶ月の総支給額(賞与を除く) 平均賃金 = 同 上 期 間 の 暦 日 数

2 本条により算定できない場合は、前掲法令による。

(昇 格)

第 21 条 昇格は定期昇格と臨時昇格に分けて次の通りとする。

(1)定期昇格は、毎年4月1日をもって実施する。ただし、次に掲げる者については行

わないことがある。また、会の運営上やむを得ない事由があるとき、または経済動

向によっては、昇格の時期を延期または行わないことがある。

①採用後6ヶ月に満たない者

②成績及び技能等が不良な者

③業務外の理由により実就業日数が、所定の就業日数の3分の2に達しない者

④休職中の者(本会の都合による場合を除く)

⑤退職手続中の者

⑥嘱託員及び臨時職員、パート職員

⑦制裁処分を受け昇格が適当でないと認められる者

(2)臨時昇格は役職登用、著しく勤務成績が良好で技能の進歩した者、特殊な職務に就

いた者、特に功績のあった者、また同種の者との均衡を欠くと認めた場合臨時に行う

ことがある。

(ベースアップ)

第 22 条 ベースアップとは別に定めた給与等級号俸表の各等級、各号の金額を上昇させる

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ことをいう。または号俸給を一律に上昇させることをいう。この場合は金額表示とする。

2 ベースアップは会の収支状況が順調で予算計画の中に組み込まれているとき、または

物価の上昇が著しいときに、昇格時期に合わせて実施する。

第3章 退職金

(退職金の計算)

第 23 条 職員が退職または死亡したときは、次の各号により退職または死亡給与金を算出

しそれぞれを加算し支給する。

ただし、懲戒により退職を命ぜられたものはこの限りではない。

(1)在職 10 年未満の期間については、退職当時の号俸月額に 125/100 を乗じ、その在

職年を乗じた額

(2)在職 10 年以上 20 年未満の期間については、退職当時の号俸月額に 137.5/100 を

乗じ、その在職年数を乗じた額

(3)在職 20 年以上 30 年未満の期間については、退職当時の号俸月額に 150/100 を乗

じ、その在職年数を乗じた額

(4)在職 30 年以上の期間については、退職当時の俸給月額に 137.5/100 を乗じその在

職年数を乗じた額

(自己都合退職による減額)

第 24 条 職員が自己の都合により退職した場合は、前条により算出した金額の8割とする。

(退職金の加算)

第 25 条 職員が次の各号の 1に該当する理由によって退職した場合は、そのものの勤続期

間に応じ、第 23 条により算出した金額にその 10 割に相当する金額以内を加算し、支給

することができる。

(1)傷病、疾病によりその職にたえず退職したとき

(2)死亡したとき

(3)整理により退職したとき

第 26 条 会長は職員在職中功労のあったもの及び、勤務成績特に優秀であったものに対し

ては、退職手当金の3割以内の額を加算して支給することができる。

(在職年数の算定)

第 27 条 在職年数の算定は就職の月より起算し、退職または死亡した月までとし 1年未満

は切り捨てる。

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(退職金支給までの日数)

第 28 条 退職手当金は退職または死亡した日より、30 日以内に支給しなければならない。

(受給権者)

第 28 条の 2 職員が死亡した場合の退職金は、労働基準法施行規則第 42 条から第 45 条の

定めるところによる。

(退職給与引当金よりの拠出)

第 29 条 退職金は、退職給与引当金よりこれを支給する。

第4章 嘱託料

(嘱託料)

第 30 条 嘱託者には嘱託料を支給する。

2 嘱託料は本人の職歴、業務内容、その他を考慮し会長が決める。

(諸手当)

第 31 条 嘱託者に対する諸手当は嘱託の就業規則第 10 条に定めるところにより支給す

る。ただし、扶養手当、特殊技能手当、住宅手当は支給しない。

(賞 与)

第 32 条 嘱託者に対する賞与は原則として支給しない。

(退職金)

第 33 条 嘱託者に対する退職金は第 23 条の規定により算出した金額の 1/2 以内とする。

第5章 補 則

(適正運用の検討)

第 34 条 この給与規程の適正な運用を期するため、常任理事会に給与検討委員会を設ける

ことが出来る。また財務委員会に定期的に昇格、昇任及び賞与の報告を行う。

(規程外問題の処理)

第 35 条 この給与規程に定めるものの外、必要な問題が生じたときは常任理事会の決議を

経て会長が定める。

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附 則

1.この規程は、平成 26 年1月1日より施行する。

この規程は、平成 26 年 5 月 13 日に改訂する。

この規程は、平成 29 年 2 月 28 日より改訂する。

この規程は平成 30 年1月9日より施行し、平成 30 年1月1日より適用する。

2. この規程の改廃は会長が職員の過半数を代表する者(管理職員をのぞく)の意見を聞

いて、常任理事会の決議を経てこれを行う。

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「別表1」

等級 1級 2級 3級 3級 3級

号 給与月額 給与月額 給与月額 号 給与月額 号 給与月額

1 140,100 161,600 192,800 25 236,100 49 270,100

2 141,200 164,300 194,600 26 237,600 50 271,400

3 142,300 166,900 196,400 27 239,100 51 272,700

4 143,400 169,500 198,200 28 240,600 52 274,000

5 144,500 172,200 200,000 29 242,100 53 275,200

6 145,900 173,900 201,800 30 243,600 54 276,300

7 147,200 175,600 203,600 31 245,100 55 277,400

8 148,500 177,300 205,400 32 246,700 56 278,500

9 149,800 178,800 207,000 33 248,000 57 279,700

10 151,300 180,600 208,900 34 249,600 58 280,700

11 152,800 182,400 210,800 35 251,200 59 281,700

12 154,400 184,200 212,700 36 252,800 60 282,700

13 155,700 185,800 214,600 37 254,200 61 283,500

14 157,200 187,300 216,500 38 255,600 62 284,400

15 158,700 188,800 218,400 39 257,000 63 285,300

16 160,200 190,300 220,300 40 258,400 64 286,200

6年以内2級及び3級へ

17 222,000 41 259,700 65 287,200

18 223,900 42 261,100 66 288,000

19 225,800 43 262,500 67 288,800

20 227,700 44 263,900 68 289,600

21 229,300 45 265,200 69 290,400

22 231,100 46 266,400 70 290,900

23 232,800 47 267,700 71 291,400

24 234,600 48 269,000 72 291,900

書記職 1~3級給与等級号俸表

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等級 4級 5級 6級 4級 5級 6級

号 給与月額 給与月額 給与月額 号 給与月額 給与月額 給与月額

1 222,900 261,900 289,200 25 267,700 312,100 341,500

2 224,800 264,000 291,500 26 269,600 314,200 343,500

3 226,700 266,000 293,800 27 271,500 316,300 345,500

4 228,500 268,100 296,100 28 273,400 318,400 347,500

5 230,200 270,200 298,200 29 275,300 320,400 349,400

6 232,100 272,300 300,500 30 277,200 322,500 351,300

7 234,000 274,400 302,800 31 279,100 324,600 353,200

8 235,800 276,500 305,100 32 281,000 326,700 355,100

9 237,500 278,600 307,300 33 282,700 328,400 357,000

10 239,400 280,700 309,600 34 284,600 330,400 358,800

11 241,200 282,800 311,900 35 286,500 332,500 360,600

12 243,100 284,900 314,200 36 288,400 334,600 362,300

13 244,900 287,000 316,400 37 290,100 336,500 363,800

14 246,800 289,100 318,600 38 291,900 338,500 365,100

15 248,600 291,200 320,800 39 293,700 340,500 366,500

16 250,400 293,300 323,000 40 295,500 342,500 367,900

17 252,200 295,400 325,200 41 297,400 344,400 369,400

18 254,200 297,500 327,300 42 299,100 346,300 370,300

19 256,200 299,600 329,400 43 300,800 348,200 371,400

20 258,200 301,700 331,400 44 302,500 350,100 372,500

21 260,100 303,800 333,500 45 304,200 351,600 373,400

22 262,000 305,900 335,600 46 305,900 353,100 374,300

23 263,900 308,000 337,700 47 307,600 354,600 375,200

24 265,700 310,100 339,800 48 309,300 356,100 376,100

指導職 4~6級給与等級号俸表

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等級 7級 8級 9級 7級 8級 9級

号 給与月額 給与月額 給与月額 号 給与月額 給与月額 給与月額

1 320,600 366,200 413,000 25 371,500 421,300 460,500

2 322,900 368,800 415,500 26 373,500 422,800 461,900

3 325,200 371,400 418,000 27 375,500 424,400 463,300

4 327,500 374,000 420,500 28 377,500 426,000 464,600

5 329,800 376,300 422,400 29 379,100 427,600 465,600

6 331,900 378,800 424,700 30 380,900 428,900 466,400

7 334,100 381,300 426,900 31 382,700 430,200 467,200

8 336,300 383,800 429,100 32 384,400 431,500 468,000

9 338,600 386,400 431,200 33 386,200 432,700 468,700

10 340,800 389,100 433,300 34 387,600 434,000 469,500

11 343,000 391,800 435,400 35 389,200 435,300 470,300

12 345,200 394,500 437,600 36 390,800 436,500 471,100

13 347,200 397,100 439,500 37 392,400 437,800 471,900

14 349,300 399,400 441,400 38 393,600 438,700 472,700

15 351,400 401,700 443,400 39 394,800 439,600 473,500

16 353,500 404,100 445,400 40 396,000 440,500 474,300

17 355,500 406,000 447,300 41 397,100 441,100 475,100

18 357,500 408,000 449,100 42 398,300 441,900 475,800

19 359,500 409,900 450,900 43 399,500 442,600 476,600

20 361,400 411,800 452,700 44 400,700 443,400 477,400

21 363,500 413,700 454,500 45 401,400 444,200 478,200

22 365,400 415,500 456,000 46 402,100 445,000

23 367,400 417,400 457,500 47 402,800 445,800

24 369,400 419,400 459,000 48 403,500 446,600

管理・監督職 7~9級給与等級号俸表

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職員就業規則附則規程

給与及び退職金規程附則

扶養手当規程

参考資料 広島県庁 平成 24 年 12 月 25 日条例第 79 号

(支給条件)

第1条 扶養手当は扶養親族のある職員に対して支給する。

2 前項の扶養親族とは次に掲げる者で他に生計の途がなく主としてその職員の扶養を受けてい

るものをいう。

(1)配偶者(届出をしないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。以下同じ。)

(2)22 歳に達する日以後の 初の3月 31 日までの間にある子及び孫

(3)60 歳以上の父母及び祖父母

(4)22 歳に達する日以後の 初の3月 31 日までの間にある弟妹

(5)心身に著しい障害がある者

3 扶養手当の月額は、前項第1号に掲げる扶養親族については 13,000 円、同項第2号~第5

号までに掲げる扶養親族(次条において「扶養親族たる子、父母等」という。)については1

人につき 6,500 円(職員に配偶者がない場合は、そのうち1人については 11,000 円)とす

る。

4 扶養親族たる子のうちに満 15 歳に達する日以後の 初の4月1日から満 22 歳に達する日以

後の 初の3月 31 日までの間(以下「特定期間」という。)にある子がいる場合における扶

養手当の月額は、前項の規定にかかわらず、5,000 円に特定期間にある当該扶養親族たる子の

数を乗じて得た額を同項の規定による額に加算した額とする。

(届出)

第2条 新たに職員となった者に扶養親族がある場合または職員に次の各号の1に該当する事実

が生じた場合においては、その職員は、直ちにその旨を会長に届け出なければならない。

(1)新たに扶養親族としての要件を具備するに至った者がある場合

(2)扶養親族としての要件を欠くに至った者がある場合(前条第2項第2号または第4号に

該当する扶養親族が、満 22 歳に達した日以後の 初の3月 31 日の経過により、扶養親族た

る要件を欠くに至った場合を除く。)

(3)扶養親族たる子、父母等がある職員が配偶者のない職員となった場合(前号に該当する

場合を除く。)

(4)扶養親族たる子、父母等がある職員が配偶者を有するに至った場合(第1号に該当する

場合を除く。)

2 扶養手当の支給は新たに職員となった者に扶養親族がある場合においては、その者が職員と

なった日、扶養親族がない職員に前項第1号に掲げる事実が生じた場合においてはその事実が

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生じた日の属する月の翌月(これらの日が月の初日であるときは、その日の属する月)から開

始し、扶養手当を受けている職員が退職し、または死亡した場合においてはそれぞれその者が

退職し、または死亡した日、扶養手当を受けている職員の扶養親族で同項の規程による届出に

係るもののすべてが扶養親族たる要件を欠くに至った場合においてはその事実が生じた日の属

する月(これらの日が月の初日であるときは、その日の属する月の前月)をもって終わる。た

だし、扶養手当の支給の開始については、同項の規程による届出が、これに係る事実の生じた

日から 15 日を経過した後にされたときは、その届出を受理した日の属する月の翌月(その日

が月の初日であるときは、その日の属する月)から行うものとする。

3 扶養手当はこれを受けている職員に更に第1項第1号に掲げる事実が生じた場合、扶養手当

を受けている職員の扶養親族で同項の規程による届出に係るものの一部が扶養親族たる要件を

欠くに至った場合、扶養手当を受けている職員について同項第3号若しくは第4号に掲げる事

実が生じた場合又は職員の扶養親族たる子で同項の規程による届出に係るもののうち特定期間

にある子でなかった者が特定期間にある子となった場合においては、これらの事実が生じた日

の属する月の翌月(これらの日が月の初日であるときは、その日の属する月)からその支給額

を改定する。前項ただし書の規程は、扶養手当を受けている職員に更に第1項第1号に掲げる

事実が生じた場合における扶養手当の支給額の改定(扶養親族たる子、父母等で同項の規程に

よる届出に係るものがある職員で配偶者のないものが扶養親族たる配偶者を有するに至った場

合における当該扶養親族たる子、父母等に係る扶養手当の支給額の改定を除く。)及び扶養手

当を受けている職員のうち扶養親族たる子、父母等で同項の規程による届出に係るものがある

職員が配偶者のない職員となった場合における当該扶養親族たる子、父母等に係る扶養手当の

支給額の改定について準用する。

(扶養者の認定)

第3条 前条第1項の規程による届出は、扶養親族届により行うものとする。

2 会長が職員から前項の届出を受けたときは、その届出に係る事実及び扶養手当の月額を認定

し、その認定に係る事項を扶養手当認定簿に記載するものとする。

3 会長は次に掲げる者を扶養親族とすることはできない。

(1)職員の配偶者、兄弟姉妹等が受ける扶養手当または民間事業所その他のこれに相当する

手当の支給の基礎となっている者

(2)年額 130 万円程度以上の恒常的な所得があると見込まれる者

4 職員が他の者と共同して同1人を扶養する場合には、その職員が主たる扶養者である場合に

限り、その者の扶養親族として認定することができる。

5 会長は前3項の認定を行うときその他必要と認めるときは扶養事実等を証明するに足る証拠

書類の提出を求めることができる。

第4条 扶養手当は給料の支給方法に準じて支給する。

附 則

1.この規程は、平成 26 年1月1日から実施する。

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2.この規程の改廃は、理事会の決議を経て行う。

支給額表

区 分 支 給 額

配 偶 者 13,000 円

配偶者以外の

扶養家族

配偶者がいる場合 各 6,500 円

扶養家族でない配偶者がある場合 各 6,500 円

配偶者が

いない場合

1人 11,000 円

他の1人 6,500 円

*満 15 歳に達する日以後の 初の4月1日から満 22 歳に達する日以後の 初の3月 31 日

までの子について1人につき 5,000 円を加算

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職員就業規則附則規程

給与及び退職金規程附則

通勤手当規程

参考資料 広島県庁 平成 24 年 12 月 25 日条例第 79 号

平成 22 年3月 31 日人事委員会規則第 10 号

(支給)

第1条 通勤手当は次に掲げる職員に対して支給する。

(1)通勤のため交通機関または有料の道路(以下「交通機関等」という。)を利用して交通

機関の運賃若しくは料金または有料の道路の料金(以下「運賃等」という。)を負担する

ことを常例とする職員(交通機関等を利用しなければ通勤することが著しく困難である職

員以外の職員であって交通機関等を利用しないで徒歩により通勤するものとした場合の通

勤距離が片道2Km未満であるもの及び第3号に掲げる職員を除く。)

(2)通勤のため自動車(道路交通法の普通自動車をいう。以下同じ。)または自転車その他

の交通の用具(以下「自転車等」という。)を使用することを常例とする職員(自動車又

は自転車等を使用しなければ通勤することが著しく困難である職員以外の職員であって自

動車及び自転車等を使用しないで徒歩により通勤するものとした場合の通勤距離が片道2

Km未満であるもの及び次号に掲げる職員を除く。)

(3)通勤のため交通機関等を利用してその運賃等を負担し、かつ、自動車または自転車等を

使用することを常例とする職員(交通機関等を利用し、または自動車若しくは自転車等を

使用しなければ通勤することが著しく困難である職員以外の職員であって、交通機関等を

利用せず、かつ、自動車及び自転車等を使用しないで徒歩により通勤するものとした場合

の通勤距離が片道2Km未満であるものを除く。)

2 通勤手当の額は、次の各号に掲げる職員の区分に応じ、当該各号に定める額とする。

(1)前項第1号に掲げる職員は支給単位期間につき、その者の支給単位期間の通勤に要する運

賃等の額に相当する額(以下「運賃等相当額」という。)。ただし、運賃等相当額を支給単

位期間の月数で除して得た額(以下「1ヶ月当たりの運賃等相当額」という。)が7万8千

円を超えるときは、78,000 円を上限とする。(その者が2以上の交通機関等を利用するも

のとして当該運賃等の額を算出する場合において、1ヶ月当たりの運賃等相当額の合計額が

78,000 円を超えるときは、78,000 円を上限とする。

(2)自動車または自転車等のいずれか一方を使用する場合は、次表の上欄に掲げる自動車又

は自転車等の片道の使用距離の区分に応じ、支給単位期間につき、それぞれ同表の下欄に

掲げる額

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細 則

(交通用具の利用距離)

第2条 自動車または自転車等の通勤使用距離は、一般に利用し得る 短の経路の長さによるも

のとする。

(届出)

第3条 職員は新たに職員たる要件を具備するに至った場合には、通勤届により、その通勤の実

情をすみやかに会長に届け出なければならない。同項の職員が次の号の1に該当する場合につ

いても同様とする。

(1) 住居、通勤経路若しくは通勤方法を変更し、または通勤のため負担する運賃等の額に

更があった場合

2 職員は職員たる要件を欠くに至った場合には、前項の例により届け出なければならない。

(確認及び決定)

第4条 会長は職員から前条の規程による届出があったときは、その届出にかかる事実を通勤用

定期乗車券(これに準ずるものを含む。以下「定期券」という。)の提示を求める等の方法に

より確認し、その者が職員たる要件を具備するときは、その者に支給すべき通勤手当の額を決

定し、または改定しなければならない。

2 会長は、前項の規程により通勤手当の額を決定し、または改定したときは、その決定または

改定に係る事項を通勤手当認定簿に記載するものとする。

(支給範囲の特例)

第5条 通勤することが著しく困難である職員は、次の各号の1に該当する職員で、交通機関等

を利用し、または自動車若しくは自転車等を使用しなければ通勤することが著しく困難である

と会長が認めるものとする。

(1)住居又は勤務箇所のいずれかの位置が離島等にある職員

(2)身体障害のため歩行することが著しく困難な職員

(交通機関等に係る通勤手当の額の算出の基準)

第6条 交通機関等に係る通勤手当の額は、運賃、時間、距離等の事情に照らし も経済的かつ

合理的と認められる通常の通勤の経路及び方法により算出するものとする。

第7条 前条の通勤の経路または方法は、往路と帰路とを異にし、または往路と帰路とにおける

それぞれの通勤の方法を異にするものであってはならない。ただし、正規の勤務時間が深夜に

及ぶためこれにより難い場合等正当な事由がある場合は、この限りでない。

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第8条 運賃等相当額(次項において「運賃等相当額」という。)は次項に該当する場合を除く

ほか、次の各号に掲げる交通機関等の区分に応じ、当該各号に定める額(その額に一円未満の

端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。

(1)定期券を使用することが も経済的かつ合理的であると認められる交通機関等、通用期

間が支給単位期間である定期券の価額

(2)回数乗車券等を使用することが も経済的かつ合理的であると認められる交通機関等、

当該回数乗車券等の通勤 21 回分(交替制勤務に従事する職員等にあっては、平均1ヶ月

当たりの通勤所要回数分)の運賃等の額

2 前条ただし書に該当する場合の運賃等相当額は、往路及び帰路において利用するそれぞれの

交通機関等について、前項各号に定める額との均衡を考慮し、それらの算出方法に準じて算出

した額(その額に1円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てた額)とする。

(育児短時間勤務職員等に係る通勤手当の減額)

第9条 職員は平均1ヶ月当たりの通勤所要回数が 10 回に満たない職員とし、割合は、100 分

の 50 とする。

(併用者の区分及び支給額)

第 10 条 併用者の通勤手当の額は次の各号に掲げるとおりとする。

(1) 職員(交通機関等を利用しなければ通勤することが著しく困難である職員以外の職員

であって、その利用する交通機関等が通常徒歩によることを例とする距離内においての

み利用しているものであるものを除く。)のうち、自動車または自転車等の使用距離が

片道2Km 以上である職員及び自動車または自転車等の使用距離が片道2Km 未満であるが

自動車または自転車等を使用しなければ通勤することが著しく困難である職員は運賃等

相当額及び合計額が 78,000 円を超えるときは、78,000 円を上限とする。

(2)職員のうち、1ヶ月当たりの運賃等相当額(2以上の交通機関等を利用するものとして

通勤手当を支給される場合にあっては、その合計額。ただし、上限は 78,000 円とする。

(交通の用具)

第 11 条 交通の用具は次の各号に掲げるものとする。

(1)自転車

(2)自動車以外の原動機付の交通用具

(支給)

第 12 条 支給単位期間等に係る通勤手当の支給日前において離職し、または死亡した職員に

は、当該通勤手当をその際支給する。

(支給の始期及び終期)

第 13 条 通勤手当の支給は職員に新たに職員たる要件が具備されるに至った場合においてはそ

の日の属する月の翌月(その日が月の初日であるときは、その日の属する月)から開始し、通

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勤手当を支給されている職員が離職し、または死亡した場合においてはそれぞれその者が離職

し、または死亡した日、通勤手当を支給されている職員が同項の職員たる要件を欠くに至った

場合においてはその事実の生じた日の属する月(これらの日が月の初日であるときは、その日

の属する月の前月)をもって終わる。ただし、通勤手当の支給の開始については、第3条の規

程による届出が、これに係る事実の生じた日から 15 日を経過した後にされたときは、その届

出を受理した日の属する月の翌月(その日が月の初日であるときは、その日の属する月)から

行うものとする。

2 通勤手当は、これを受けている職員にその額を変更すべき事実が生ずるに至った場合におい

ては、その事実の生じた日の属する月の翌月(その日が月の初日であるときは、その日の属す

る月)から支給額を改定する。前項ただし書の規程は、通勤手当の額を増額して改定する場合

における支給額の改定について準用する。

(返納の事由及び額等)

第 14 条 返納の事由は通勤手当(1ヶ月の支給単位期間に係るものを除く。)を支給される職

員について生じた次の各号のいずれかに掲げる事由とする。

(1)離職し、若しくは死亡した場合または職員たる要件を欠くに至った場合

(2)通勤経路若しくは通勤方法を変更し、または通勤のため負担する運賃等の額に変更があ

ったことにより、通勤手当の額が改定される場合

(3)月の中途において休職にされ、育児休業をし、派遣され、または停職にされた場合であ

って、これらの期間が2以上の月にわたることとなるとき。

(4)出張、休暇、欠勤その他の事由により、月の初日から末日までの期間の全日数にわたっ

て通勤しないこととなる場合

2 交通機関等に係る通勤手当に係る額は、1ヶ月当たりの運賃等相当額、同項第1号、第2

号、第3号又は第4号に掲げる事由が生じた場合にあってはその者の利用するすべての交通機

関等につき、使用されるべき通用期間の定期券の運賃等の払戻しを、月(以下この条において

「事由発生月」という。)の末日にしたものとして得られる額(次号において「払戻金相当

額」という。)

(支給単位期間)

第 15 条 期間は次の各号に掲げる交通機関等の区分に応じ、当該各号に定める期間とする。

(1)定期券を使用することが も経済的かつ合理的であると認められる交通機関等、当該交

通機関等において発行されている定期券の通用期間のうちそれぞれ6ヶ月を超えない範囲内

で も長いものに相当する期間

(2) 回数乗車券等を使用することが も経済的かつ合理的であると認められる交通機関

等 1ヶ月

2 前項第1号に掲げる交通機関等について、同号に定める期間に係る 後の月の前月以前に、

前条第1項各号に掲げる事由(同項第2号に掲げる事由にあっては、住居の変更等やむを得な

い事情によるものに限る。)が生ずることが前項第1号に定める期間に係る 初の月の初日に

おいて明らかである場合には、当該事由が生ずることとなる日の属する月(その日が月の初日

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である場合にあっては、その日の属する月の前月)までの期間について、前項の規程にかかわ

らず、同項の規程に準じて支給単位期間を定めることができる。

3 前2項の規程により難しい特別の事情がある場合は、あらかじめ会長の承認を得て別に支給

単位期間を定めることができる。

(支給できない場合)

第 16 条 職員が出張、休暇、欠勤その他の事由により、支給単位期間等に係る 初の月の初日

から末日までの期間の全日数にわたって通勤しないこととなるときは、当該支給単位期間等に

係る通勤手当は支給することができない。

(事後の確認)

第 17 条 会長は現に通勤手当の支給を受けている職員について、その者が職員たる要件を具備

するかどうか及び通勤手当の額が適正であるかどうかを当該職員に定期券等の提示を求め、ま

たは通勤の実情を実地に調査する等の方法により、随時、確認するものとする。

(交通用具の支給額)

第 18 条 交通用具を通勤手段として利用する職員には距離に応じ下記の金額を支給する。

距 離 2~4Km 未満 4~6Km 6~10Km 10~14Km

4 輪 2,000 円 3,500 円 5,000 円 7,200 円

2 輪 2,000 円 2,000 円 2,200 円 3,400 円

14~18Km 18~22 ㎞ 22~26Km 26~30Km 30~34Km

9,400 円 11,600 円 13,800 円 16,000 円 18,200 円

4,600 円 5,800 円 7,000 円 8,200 円 9,400 円

34~38Km 38~42Km 42~46Km 46~50Km 50Km 以上

20,400 円 22,600 円 24,800 円 27,000 円 30,000 円

10,600 円 11,800 円 13,000 円 13,000 円 13,000 円

(災害等の場合の特別措置)

第 19 条 災害、その他の特別の事由により第 3条に基づき届け出た通勤経路もしくは通勤方法を

変更し、または通勤のための運賃等に変更があった場合で、かつ本会が認めた場合には、第 13 条

第 2 項の規定にかかわらず、変更すべき事実が発生した月については日割りで、運賃等の増加相

当額を支給することができる。

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附 則

1.この規程は、平成 26 年 1 月1日から実施する。

2.この規程の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

1 この規則改正は理事会の決議の日(平成 30 年 8 月 7 日)から施行し、平成 30 年 7 月 1 日から

適用する。

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職員就業規則附則規程

職制・職能資格規程

第1章 総 則

(目 的)

第 1 条 就業規則第4条の規定により「職制・職能資格規程」を定める。職制及び職能資格制度

は、本会における人事管理上の基盤となる制度であり、職制は事務局の組織命令系統を明確に

し、職能資格制度は公平に評価された職務遂行能力に見合う職能等級への格付けをもって職員

に適正な処遇を行うと共に、職員自らのキャリア開発と人材育成を促進することを目的とする。

(適用の範囲)

第2条 この制度は就業規則第3条に定める職員に適用する。

(職 制)

第3条 職制は職層を管理・監督職、指導職、書記職に区分し、職位を事務局長、次長、課長、課

長代理(課長補佐・室長級)、課長補佐・室長、課長代理(係長級)、係長、主任、上級書記、中級

書記、初級書記に区分する。

職 層 職能資格等級 職 位

管理・監督職

9等級 事務局長

8等級 次長

7等級 課長

指導職

6等級 課長代理(課長補佐・室長級)、課長補佐・室長

5等級 課長代理(係長級)、係長

4等級 主任

3等級 上級書記

書記職 2等級 中級書記

1等級 初級書記

注 指導職のうち、「課長代理」については、1年以上経過し、かつ会長が特に認める場合には、

「課長」と称することができる。

(用語の定義)

第4条 職能資格制度における用語の定義を次のとおり定める。

(1)職 能 職務を遂行するために必要な知識・技術をもってそれを業務

に発揮できる能力をいう。

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(2)職能等級 職務遂行能力と役割責任及び職務内容により段階を設けた職

員の処遇上の区分をいう。

(3)職 務 各人に課される仕事の集まりをいう。

(4)在級年数 同一等級に滞留する年数をいう。

(5) 昇 格 職員を現有能力等級より上位の等級に格付けすることをいう。

(6)昇 任 分限の一つ。より上位の職制上の段階に任命されること

(7) 降 格 職員を現有職能等級より下位の等級に格付けすることをいう。

(8)資格呼称 各職能等級に対応する呼称をいう。

(職能資格等級の区分)

第5条 職能等級は、職能段階に応じて次の9等級に区分する。また職能等級と職層の関係は下

図のとおりである。

職 層 等 級

管理・監督職

指導職

書記職

第2章 新規採用者の等級格付け

(採用者の種類)

第6条 採用者の種類は次のとおりとする。

(1)定期学卒者 毎年定期に行う定期採用試験に合格して採用し入職した者を

いう。

(2)中途採用者 前号以外の採用者をいい、その採用目的により次のとおり区

分する。

イ、特別中途採用者 高度な専門知識、資格、技術、経験等を有するため

本会の積極的要請に基づき採用された者

ロ、一般中途採用者 特別中途採用者以外の中途採用

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(定期学卒採用者の初任等級)

第7条 定期学卒採用者の初任等級及び初任号俸給号俸は、次のとおりとする。

2 書記1~2級の職員は原則、在級年数内に昇級するものとする。

終 了 学 校 格 付 号俸給

等 級 在級年数 号俸

・高校卒業者 1 2~6 1号俸

・高専、短大、専門学校の卒業者 2 2~6 1号俸

・大学卒業者 3 2以上 1号俸

・大学院卒業者 3 1以上 5号俸

(特別中途採用者の初任等級)

第8条 特別中途採用者の初任等級は、採用試験の結果及びその職務に対応する本人の職務遂行

能力を総合的に認定したうえ、在職者との均衡を考慮して会長が決定する。この号俸、等級の

算出は、当該者の局外職歴年数を下表により本会に勤続したものとみなし、別表1「職制・職

能資格等級表」の「標準昇格年数」を基準として行う。

[職歴換算表]

経 歴 換 算 率

医師会の職務の経験年数 100%以下

類似した職務の経験年数 80% 〃

事務職の経験年数 50% 〃

その他特に認められる職務の経験数 50% 〃

[別表1]職制・職能資格等級表

職 層 資格等級 職 位 資格呼称 短昇格年数 標準昇格年数

管理・監督職 9等級 事務局長

管理・監督職 8等級 次長 参事 5年(43 歳)

管理・監督職 7等級 課長 副参事 5年(38 歳) 8年(48 歳)

指導職 6等級 課長代理(課長

補佐・室長級)、

課長補佐・室長

主事 4年(34 歳) 8年(40 歳)

指導職 5等級 課長代理(係長

級)、係長

主査 4年(30 歳) 7年(33 歳)

指導職 4等級 主任 副主査 3年(27 歳) 5年(28 歳)

書記職 3等級 上級書記 1年(22 歳) 6年(22 歳)

書記職 2等級 中級書記 2年(20 歳) 2年(20 歳)

書記職 1等級 初級書記 1年(19 歳) 2年(18 歳)

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(初任格付けの時期)

第9条 初任格付けは本採用の日をもって行う。

(試用期間中の初任格付け)

第 10 条 入職後本採用までの試用期間中の号俸、職能等級は、格付け予定の職能等級で処遇す

る。

(初任格付けの方法)

第 11 条 初任格付けは事務局長が総務担当理事と第7条、第8条を勘案し、会長に上申、常任

理事会の決議を経て行う。

(中途採用者の初任等級の修正格付け)

第 12 条 中途採用者の初任等級は、入職6ヶ月以上を経過した後に、職務遂行能力の発揮度に

基づき適正な号俸、等級に修正格付けすることがある。

第3章 昇格及び降格

(昇格の原則)

第 13 条 昇格は現に在級している等級が必要とする職務遂行能力を十分に満たしたと認められ

る場合に行う。

(昇格の基準)

第 14 条 昇格の基準となる職務遂行能力の判定は、在級年数、職能基準、人事考課及び昇格認定

試験等をそれぞれ勘案して行う。

(昇格判別の項目)

第 15 条 昇格は、以下の項目によって判別する。

(1) 短昇格年数 職能資格1~8等級までの者について、同一等級に一定の年

数在級することを必要とする。(別表1参照)

(2)人事考課 同一等級における在級期間内において下表の点数を目安に人

事考課結果が常に良好であったことを必要とする。

年間の総合人事考課結果(昇格用人事考課)を以下のように点数化し

S A B C D

3点 2点 1点 0点 -1点

各等級において以下の点数を獲得していること。

1等級 2等級 3等級 4等級 5等級 6等級 7等級 8等級

2点 2点 4点 5点 7点 8点 8点 8点

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(3)昇格認定試験 指導職及び管理・監督職への昇格候補者については、職務

遂行能力を判定するための面接等の考選試験に合格するこ

とを必要とする。(別表1参照)

昇格試験実施要領は別途定める。

(4)上司の推薦 所属課の責任者の推薦を得ることを必要とする。

(定期昇格)

第 16 条 号俸は原則毎年定期昇格するが産休及び休職等により6ヶ月以上休職した場合、及び昇

級考課で D判定の者は据え置きとする

2 定期昇格は 55 歳より中止し、給与は据え置きとする。

3 昇級、昇進は原則昇格考課の総合評価S~Dとその年度の社会情勢を勘案し、号俸昇進A~

Eの採用を判定会議で審議し会長に答申、会長が決定する

総合評価 S判定 A判定 B判定 B’判定 C判定 D判定

号俸昇進 A 4号俸 3号俸 2号俸 1号俸 据え置き 据え置き

号俸昇進 B 5号俸 4号俸 3号俸 2号俸 1号俸 据え置き

号俸昇進 C 6号俸 5号俸 4号俸 3号俸 2号俸 据え置き

号俸昇進 D 7号俸 6号俸 5号俸 4号俸 3号俸 据え置き

号俸昇進 E 8号俸 7号俸 6号俸 5号俸 4号俸 据え置き

(特別昇格)

第 17 条 成績、能力、情意とも非常に優秀であり、本会に多大な貢献をしていると認められる場

合は、第 14 条の昇格判定の項目によらず特別に昇格させることがある。

(昇格の時期)

第 18 条 昇格は毎年3月1日を定期昇格とし、定期昇格に伴う適用は、毎年4月1日から行う。

(昇 任)

第 19 条 昇任は事務局長が総務担当理事と相談し昇任候補者を選定し、その中から昇任昇級選考

を行った者を会長に上申し、理事会の決議を経て行う。

(降 格)

第 20 条 降格は原則として行わないが、次の各号の1に該当する場合は、下位等級に降格させる

ことがある。

(1)人事考課結果が、継続して著しく劣悪な場合

(2)懲戒処分を受け、現等級に在級することが不適当と認められる場合

(3)本人の格付けされている等級に比べて職務遂行能力が著しく低下し、将来も向上の余

地がないと認められた場合

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(4)本人の希望により低位の等級に該当する職務に移動する場合

(降 級)

第 20 条の2 前条に基づき降格させる場合に、給与の減額が大きくなるときは、同一等級におけ

る減給(降級)とすることがある。

第4章 職能資格等級と処遇

(職能資格呼称の使用)

第 21 条 資格呼称が付されている場合は、局内における職員処遇上の呼称として用いる。(別表

1参照)

(異動、配置の要件)

第 22 条 職員の異動、配置に際しては等級と配置しようとする職務の内容とを比較検討し、適正

な対応関係を維持するよう配置するものとする。

(臨時に異なる業務に従事する場合)

第 23 条 応援など臨時に特殊な業務に従事する場合には、職掌等級の変更はしない。

(給与の決定)

第 24 条 基本給与は給与・等級号俸に基づいて決定する。

附 則

1.この規程は平成 26 年1月1日より実施する。

この規定は平成 29 年 3 月 7日より改訂する。

2.この規程の改廃は定款 69 条 3 項により理事会の決議を経て行う。

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職員就業規則附則規程

人事考課規程

第1章 総 則

(目 的)

第1条 職員の能力、成績、情意を正しく評価することにより昇任、昇格、賞与等の処遇を公正

なものとし、また異動、配置、能力開発、教育訓練等に積極的に活用することによって各人の

能力及び資質と士気の向上を図ることを目的とする。

(適用範囲)

第2条 この制度は職制・職能資格規程に定める職員に適用する。

(考課者)

第3条 考課者は原則として被考課者の直属の上司とし、一次考課者及び二次考課者によって評

価を行うものとする。詳細は別表 1のとおりとする。

2 考課者が異動したことによって被考課者と接した期間が短い場合は、前任者の意見を聴取し

て行うものとする。

3 目標面接を行う場合は、成果について自己評価を加えるものとする。

(被考課者)

第4条 被考課者は次の各号に該当する者を除く職能資格等級に格付けされる全ての職員とし、

別表 1のとおりとする。

(1)賞与考課 考課対象期間途中で入職した者、休職によって考課対象期間が3ヶ

月に満たない者

(2)昇格、昇任考課 考課対象期間途中で入職した者、休職によって考課対象期間が6ヶ月

に満たない者

2 被考課者が異動した場合は、原則として異動後の担当業務について考課されるものとする。

(考課対象期間)

第5条 考課対象期間と実施時期は下表のとおりとする。

目 的 考 課 対 象 期 間 考課開始 考課提出

昇 任 随 時 ― ―

昇 格 1月 1日~12 月 31 日 1 年間 12 月 15 日 1月 15 日

賞与 夏 10 月1日~3月 31 日 6ヶ月間 4月1日 4月 20 日

冬 4月1日~9月 30 日 6ヶ月間 10 月1日 10 月 20 日

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(調整及び審査委員会)

第6条 考課結果についての調整は、全体的均衡を考慮して必要と認めたときは会長、副会長、

総務担当、経理担当常任理事による審査委員会を設け審査及び調整を行う。

第2章 考課の構成

(考課の構成)

第7条 考課は成績考課、能力考課、情意考課の三つで構成する。

(成績考課)

第8条 成績考課とは職員各人の担当する職務に対して期待したレベルで成果が出せたかあるい

は目標が達成できたかを考課するものである。

2 前項による考課は目標面接制度を実施する場合は、目標管理シートを使ってその成果につい

て考課するものとする。

3 成績考課は半期に一度(年に二度)行うものとする。

(能力考課)

第9条 能力考課とは具体的職務を通して発揮された成績から、それを遂行するための基本的能

力及び習熟能力を保有しそれらが有効に行動として現れているかその発揮度を考課するもので

ある。

2 能力考課は年に一度行い、能力開発、昇任・昇格判定等に反映させるものとする。

(情意考課)

第 10 条 情意考課とは成績考課と能力考課の橋渡しの役割を担い、仕事への取り組み姿勢(プ

ロセス)を捉えて執務の態度、意欲、貢献意識等を考課するものである。

(考課の方式)

第 11 条 考課は絶対評価で行うものとし、成績考課、能力考課、情意考課とも成績の良い順に、

職制・職能資格規程第 15 条のS、A、B、B´、C、Dの五段階評価で行うものとする。

2 総合考課結果(全ての人事考課の考課項目の合計)の求め方は別表4のとおりとする。

(考課の手順)

第 12 条 考課は、次の三つの判断行動に基づいて行うものとする。

(1)「行動の選択」 その行動は人事考課の対象となるか

(2)「要素の選択」 その行動をどの項目(例:積極性、責任性等)において考

すべきか

(3)「段階の選択」 その行動はS~Dのどの評価となるのか

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(考課表の分類)

第 13 条 考課はこれを書記職、指導職、管理・監督職の3階級に区分し、それぞれの考課表を

用意する。(別表2及び3参照)

2 各階級における成績考課、能力考課、情意考課のウェイト付けは、次のとおりとする。

職能資格等級 1~3 4~6 7~9

職 層 書記職 指導職 管理・監督職

使用目的 賞与 昇給 賞与 昇給 賞与 昇給

考課項目

成績考課 50 30 60 30 80 20

能力

考課

基本的能力 ― 20 ― 20 ― 20

習熟的能力 ― 30 ― 40 ― 50

情意考課 50 20 40 10 20 10

合 計 点 100 100 100 100 100 100

挑戦加点 10 ― 10 ― ― ―

第3章 考課者

(考課者の心得)

第 14 条 考課者は職員の考課が自己にとって重要な職務であることを認識し、常に人格の資質の

向上に努めるとともに、日常の職務行動を通じて部下の能力を十分に発揮させるよう万全の措

置とサポートを講じなければならない。

2 考課を公平・公正かつ厳格に行うために、考課者は次の点に特に留意しなければならない。

(1)私情を払い去り、厳格公正な観点から評価すること

(2)被考課者の日常の仕事を通しての職務行動を観察・指導する中で記録をとりコミュニケ

ーションを計りながら的確に判断し評価すること

(3)考課対象期間外及び勤務時間外における被考課者の「成果」、「能力」、「情意」について

は、原則として評価しないこと

(4)属人的要因(学歴、勤続、年齢、性別等)に左右されることなく、仕事に係わる具体的事

実または行動に基づいて評価すること

(5)考課結果を全体的にみて、寛大化傾向、集中化傾向、極端化傾向及び期末考課や論理的

誤差、対比誤差、推測による評価等のように評価の偏りやエラーを犯すことのないように

心がけること

(6)全体的な印象により、被考課者の成果、態度、仕事遂行上の能力を過大、もしくは過小

に評価(ハロー効果)することのないように注意すること

(目標面接)

第 15 条 考課者は期首面接において被考課者と意見を交換し、各人に合った今期の目標を設定し

なければならない。

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2 考課者は期末面接において被考課者と考課対象期間における仕事の成果(発揮の度合)、及び

仕事への取り組み姿勢(意欲・態度の度合)について意見を交換し、確認、納得し合うよう努

めなければならない。

3 考課者は中間面接として被考課者と随時面接を行い、目標の変更、援助、助言等を与え、被

考課者の目標達成、また能力の向上に努めなければならない。

第4章 考課の活用

(考課の適用)

第 16 条 考課は年3回行い、賞与は年2回S~Dの評価にて賞与金額に加算、減算が行われる。

昇格は年1回S~Dの評価による点数の累積が、各等級に昇給するとき職制・職能資格規程の

第 15 条の昇格条件を満たしていなければならない。

昇格用人事考課 S A B B´ C D

昇格用点数 3点 2点 1点 0点 -1点

採 点 100~90 89~80 79~70 69~60 59~50 49 以下

賞与(円)

1~3級 15,000

~60,000

10,000

~50,000

5,000

~25,000

0 -5,000

~-25,000

-10,000

~-50,000

4~6級 30,000

~70,000

20,000

~50,000

10,000

~25,000

0 -10,000

~-25,000

-20,000

~-50,000

7~9級 50,000

~80,000

30,000

~50,000

20,000

~25,000

0 -20,000

~-25,000

-30,000

~-50,000

注 上記の加算額・減算額の範囲内で会長が定める。

(考課の活用)

第 17 条 考課の結果は事務局長より総務担当理事に報告し、会長に上申する。この資料は教育訓

練、異動・適正配置及び人事処遇の適正化に活用する。

(考課表の取扱)

第 18 条 考課の結果は「局内経歴表」に記載すると共に、考課表の原本は事務局長が、写しは各

所属部署の責任者が保管する。

附 則

1.この規程は、平成 26 年1月1日から実施する。

2.この規程の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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[別表1]

考課者及び被考課者

被 考 課 者

職 層 書記職 指導職 管理・監督職

職能資格等級 1~3級 4~6級 7~9級

第一次

被考課者にとっての直属の上司

直属の課長 直属の課長 事務局長、 9等級者は総務担当理事

第二次

一次考課者の直属の上司

事務局長 事務局長 総務担当理事

担当副会長

調 整 者

( 終決定者)

第一次、第二次考課者の評価を、 終的に判定する者

会長・副会長・総務,経理担当常任理事

* 終決定後の流れ

賞与 常任理事会で承認→理事会、財務委員会へ報告

昇格 常任理事会で承認→理事会、財務委員会へ報告

昇任 常任理事会で承認→理事会で承認→財務委員会へ報告

(就業規則第 11 条第4項)

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[別表2]

各職層の考課要素

職層

考課要素

1~3級

書記職

4~6級

指導職

7~9級

管理・監督職

成績考課

仕事の質 ○ ○ ○

仕事の量 ○ ○ ○

創意・工夫・改善 ― ○ ○

指導・育成・監督 ― ○ ○

管理・統率・調整 ― ― ○

基本的能力

業務知識 ○ ○ ○

事務処理能力 ○ ○ ―

専門技能知識 ― ― ○

理 解 力 ○ ― ―

判 断 力 ― ○ ○

決 断 力 ― ― ○

創 造 力 ○ ― ―

企 画 力 ― ○ ○

応用展開力 ― ― ○

表 現 力 ○ ― ―

折 衝 力 ― ○ ○

渉 外 力 ― ― ○

補佐・援助 ― ○ ○

指導・監督力 ― ○ ○

管理・統率力 ― ― ○

情意考課

規律性・態度 ○ ○ ―

責 任 感 ― ― ○

協 調 性 ○ ○ ―

積極性・意欲 ○ ○ ○

貢献意識 ― ― ○

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[別表 3] 考課要素の細目による賞与・昇格、昇任考課表

1~3級 書記職 賞与考課

採点対象期間 考課開始 4月1日 考課提出

採点対象期間 考課開始 10月1日 考課提出

所 属 課

被考課者 年齢 書記職

生年月日

賞与25年 前期 B評価 後期     評価 前年昇給 C評価

基 本 給 279,360  円 前回賞与 453,293  円

調  整

成績考課(50点 各5点)  /50点

仕事の質

仕事の量

情意考課(50点 各5点) /50点

規律性・態度

協調性

積極性・意欲

7.自分の立場、相手の立場を考えて行動したか

8.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

9.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

10.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

5.情報の一人占めをするようなことはしなかったか

6.会議などでは、他人の意見を受け入れるようにしていたか

2.挨拶、マナー、応対など、社会人として取るべき行動はキチンとして人間関係を良好に保ったか

3.遅刻、早退、無断欠勤はなかったか

4.自分の業務以外のことで、上司や同僚あるいは他部門の人に対し自らの意志で仕事本位に協力していたかどうか

1.諸規則や指示命令を守り、職場の秩序維持向上に努めていたか

1.仕事を遂行する過程は手際よく、仕事の結果は正確で緻密であったか

2.知識のうえに実務経験を積むことによって、体得される仕事の合理化と改善の実績はどうであったか

3.仕事に用いた書類、器具、備品などの整理整頓、手入れはどうだったか

4.仕事を遂行する手段がその目的に適合していたか

5.期首面接時の目標に対する仕事の充実度、達成度合いはどの程度であったか

6.仕事に対するクレームはなかったか

7.今期の目標に対する処理量(こなした数)はどうであったか

8.与えられた個々の仕事を行う速さはどうだったか

9.所定のスケジュール通り仕事をこなしていたか

10.異なる仕事への切り替えは早かったか

一次

考 課 者

 在 職 

 採用年月日  

平成  年 前期・後期 書記職 1~3級  賞与考課

□夏 10月1日~3月31日 6ヶ月間 4月20日

□冬  4月1日~9月30日 6ヶ月間 10月20日

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挑戦加点(10点 各2点)  /10点

合計得点 点

考察者のコメント

職能等級

合計得点  総合評価

二次総合評価 S    A    B   B´    C    D 加算・減算

三次総合評価 S    A    B   B´    C    D 加算・減算

-10,000

 S   A   B   B´   C   D 

一次総合評価 S    A    B   B´    C    D 加算・減算

15,000 10,000 5,000     0(円) -5,000

S (100~90/100) A (89~80) B(79~70)  B´ (69~60) C(59~50) D(49~0)

  □ 1  □ 2  □ 3  □ 4  □ 5  □ 6  □ 7  □ 8  □ 9

平成  年 前期・後期  賞 与 考 課 採 点 表

2.自己啓発に果敢に挑んでいたか

3.失敗に屈せず新しい課題に取り組み続けたか

4.本会の運営方針を理解し、その方針に添った意識で行動してきたか

5.会員の公益のため、公務的視野に立って行動していたか

一次

1.自分の目標に向かって 後までチャレンジし、成果を上げたか

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68

4~6級 指導職 賞与考課

採点対象期間 考課開始 4月1日 考課提出

採点対象期間 考課開始 10月1日 考課提出

所 属 課 役 職 考課者

被考課者 年 齢 指導職 7級20 在職

生年月日

賞与25年 前期 B評価  後期  評価  前年昇給 B評価 

基 本 給 348,840  円 前回賞与 608,493  円

調  整

成績考課(60点 各4点)  /60点

仕事の質

仕事の量

情意考課(40点) /40点

規律性・態度(各3点)

協調性(各3点)

積極性・意欲(各3点)

6.会議などでは、他人の意見を受け入れるようにしていたか

7.自分の立場、相手の立場を考えて行動したか

8.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

9.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

10.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

5.情報の一人占めをするようなことはしなかったか

1.諸規則や指示命令を守り、職場の秩序維持向上に努めていたか

2.挨拶、マナー、応対など、社会人として取るべき行動はキチンとして人間関係を良好に保ったか

3.遅刻、早退、無断欠勤はなかったか

4.自分の業務以外のことで、上司や同僚あるいは他部門の人に対し自らの意志で仕事本位に協力していたかどうか

8.与えられた個々の仕事を行う速さはどうだったか

9.所定のスケジュール通り仕事をこなしていたか

10.異なる仕事への切り替えは早かったか

創意・工夫・改善

11.仕事の方法や手順などについて創意工夫し、改善のため積極的に取り組んでいたか

指導・育成

12.部下又は後輩に対し的確な指示もしくは研究テーマや課題を与え、意欲向上につながる動機付けをしたか

13.部下又は後輩に対し仕事を通じて訓練(O・J・T)を行い能力の向上が図れるよう指導したか

14.自ら習得したものを下位者によく教えていたか

15.部下又は後輩の行動の観察、分析、記録をしていたか

7.今期の目標に対する処理量(こなした数)はどうであったか

一次

1.仕事を遂行する過程は手際よく、仕事の結果は正確で緻密であったか

2.知識のうえに実務経験を積むことによって、体得される仕事の合理化と改善の実績はどうであったか

3.仕事に用いた書類、器具、備品などの整理整頓、手入れはどうだったか

4.仕事を遂行する手段がその目的に適合していたか

5.期首面接時の目標に対する仕事の充実度、達成度合いはどの程度であったか

6.仕事に対するクレームはなかったか

 採用年月日  

□冬  4月1日~9月30日 6ヶ月間 10月20日

平成  年 前期・後期 指導職 4~6級  賞与考課

□夏 10月1日~3月31日 6ヶ月間 4月20日

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69

挑戦加点(10点 各2点)  /10点

合計得点 点

考察者のコメント

職能等級

合計得点  総合評価

円三次総合評価    S    A    B    B´    C    D     加算・減算

 S   A   B   B´   C   D 

一次総合評価    S    A    B    B´    C    D     加算・減算

二次総合評価    S    A    B    B´    C    D     加算・減算

S (100~90/100) A (89~80) B(79~70)  B´ (69~60) C(59~50) D(49~0)

30,000 20,000 10,000     0(円) -10,000 -20,000

   □ 1   □ 2   □ 3   □ 4   □ 5   □ 6   □ 7   □ 8   □ 9   

平成  年 前期・後期  賞 与 考 課 採 点 表

1.自分の目標に向かって 後までチャレンジし、成果を上げたか

2.自己啓発に果敢に挑んでいたか

3.失敗に屈せず新しい課題に取り組み続けたか

4.本会の運営方針を理解し、その方針に添った意識で行動してきたか

5.会員の公益のため、公務的視野に立って行動していたか

14.部下の失敗に対して、自分の責任として解決に当たったか

15.財源を無駄にしないよう常に配慮したか

12.自分の失敗を他人に転嫁し、または責任を回避したりすることはなかったか

13.自分の役割、立場を十分理解し、期待に答えようと努力したか

責任感・貢献意識(各2点) 一次

11.自分の職務において責任をもって 後までやり遂げようとしたか

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70

7~9級 管理・監督職 賞与考課

採点対象期間 考課開始 4月1日 考課提出

採点対象期間 考課開始 10月1日 考課提出

所 属 課 役 職 考課者

被考課者 年齢 管理・監督職 在職

生年月日

賞与25年 前期 B評価  後期  評価  前年昇給 B評価 

基 本 給 393,960  円 前回賞与 736,551  円

調整増額

成績考課(80点 各4点)  /80点

仕事の質

仕事の量

創意・工夫・改善

指導・育成・監督

管理・統率・調整

16.担当部門及び他部門との意見調整を計り、組織の効果的運営に貢献していたか

17.部下を掌握し、組織的効果的な部門運営にあたったか

18.他部門に対する協力や援助を惜しまなかったか

19.役員に対し、適切な助言、援助、意見の具甲をしていたか

20.担当理事と連絡を密にし、業務の効率化を図ったか

15.部下又は後輩の行動の観察、分析、記録をしていたか

12.部下又は後輩に対し的確な指示もしくは研究テーマや課題を与え、意欲向上につながる動機付けをしたか

13.部下又は後輩に対し仕事を通じて訓練(O・J・T)を行い能力の向上が図れるよう指導したか

14.自ら習得したものを下位者によく教えていたか

11.仕事の方法や手順などについて創意工夫し、改善のため積極的に取り組んでいたか

10.異なる仕事への切り替えは早かったか

2.知識のうえに実務経験を積むことによって、体得される仕事の合理化と改善の実績はどうであったか

3.仕事に用いた書類、器具、備品などの整理整頓、手入れはどうだったか

4.仕事を遂行する手段がその目的に適合していたか

5.今期の目標に対する仕事の充実度、達成度合いはどの程度であったか

6.仕事に対するクレームはなかったか

7.今期の目標に対する処理量(こなした数)はどうであったか

8.与えられた個々の仕事を行う速さはどうだったか

9.所定のスケジュール通り仕事をこなしていたか

一次

1.仕事を遂行する過程は手際よく、仕事の結果は正確で緻密であったか

 採用年月日  

平成  年 前期・後期 管理・監督職 7~9級  賞与考課

□夏 10月1日~3月31日 6ヶ月間 4月20日

□冬  4月1日~9月30日 6ヶ月間 10月20日

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 /20点

貢献意識

合計得点 点

職能等級

合計得点  総合評価

二次総合評価   S    A    B   B´    C    D   加算・減算

三次総合評価   S    A    B   B´    C    D   加算・減算

-30,000

加算・減算

 S   A   B   B´   C   D 

一次総合評価   S    A    B   B´    C    D  

S (100~90/100) A (89~80) B(79~70)  B´ (69~60) C(59~50) D(49~0)

50,000 30,000 20,000     0(円) -20,000

  □ 1  □ 2  □ 3  □ 4  □ 5  □ 6  □ 7  □ 8  □ 9

9.会員の公益のため、公務的視野に立って行動していたか

10.財源を無駄にしないよう常に配慮したか

平成  年 前期・後期  賞 与 考 課 採 点 表

5.自分の失敗を他人に転嫁し、または責任を回避したりすることはなかったか

6.自分の役割、立場を十分理解し、期待に答えようと努力したか

7.部下の失敗に対して、自分の責任として解決に当たったか

8.本会の運営方針を理解し、その方針に添った意識で行動してきたか

4.自分の職務において責任をもって 後までやり遂げようとしたか

一次

1.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

2.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

3.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

責任感

情意考課(20点 各2点)

積極性・意欲

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72

[別表 4] 考課結果の点数化の方法

第5条による賞与の対象期間

夏 10 月1日~3月 31 日 6ヶ月間

考課開始 4月1日 考課提出 4月 20 日

冬 4月1日~9月 30 日 6ヶ月間

考課開始 10 月1日 考課提出 10 月 20 日

※賞与用ウェイト配分(第 13 条第 2項)

等級 1~3 4~6 7~9

考課項目クラス 書記職 指導職 管理監督職

成績考課 50 60 80

情意考課 50 40 20

合 計 100 100 100

挑 戦 加 点 10 10 -

第5条による昇格の対象期間

1月1日~12 月 31 日 1年間

考課開始 12 月 15 日 考課提出1月 25 日

※ 昇給用ウェイト配分(第 13 条第 2項)

等級 1~3 4~6 7~9

考課項目クラス 書記職 指導職 管理監督職

成績考課 30 30 20

能力

考課

基本的能力 20 20 20

習熟的能力 30 40 50

情意考課 20 10 10

合 計 100 100 100

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[別表5]各職層の考課要素の細則による昇格、昇任考課表

1~3級 書記職 昇格、昇任考課

対象期間  平成  年1月1日~平成  年12月31日  考課開始 1月10日

所 属 課 考課者

被考課者 年 齢 書記職 在 職

生年月日

■成績考課(30点 各3点) 0  /30点

仕事の質

仕事の量

■能力考課

基本的能力(20点 各4点) 0 /20点

業務知識

事務処理能力

4.担当する仕事を行っていくうえで、基礎的知識を踏まえて事務処理していく技能を持っているか

5.一つのことから派生する事務処理の内容を分析し、順序立て即座に対応することができるか

3.局内外の関連する仕事への一般知識及び特に関連する部門については、やや高度の専門的知識を持っているか

2.知識のうえに実務経験を積むことによって、体得される仕事の合理化と改善の実績はどうであったか

3.仕事に用いた書類、器具、備品などの整理整頓、手入れはどうだったか

4.仕事を遂行する手段がその目的に適合していたか

5.今期の目標に対する仕事の充実度、達成度合いはどの程度であったか

6.仕事に対するクレームはなかったか

7.今期の目標に対する処理量(こなした数)はどうであったか

8.与えられた個々の仕事を行う速さはどうだったか

9.所定のスケジュール通り仕事をこなしていたか

10.異なる仕事への切り替えは早かったか

1.担当する仕事に関連した知識、セオリー、原理原則は十分身につけているか

2.一般職としての世間一般的な常識、見識は十分に備わり、業務に関連して効果を上げているか

1.仕事を遂行する過程は手際よく、仕事の結果は正確で緻密であったか

 採用年月日

平成  年度 1~3級 書記職 昇格考課

考課提出日 1月30日

昇格必要点数  点以上を獲得済み

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74

■習熟的能力(30点 各6点) 0 /30点

理解力

創造力

表現力

■情意考課(20点 各2点) 0 /20点

規律性・態度

協調性

積極性・意欲

合計得点 0 点

考察者のコメント

総合評価 S   A   B   C   D

獲得昇格点数 点    S 3点   A 2点   B 1点   C 0点   D -1点

点 獲得必要点数 1等級 2点 ・ 2等級 2点 ・ 3等級 4点累積獲得評価 獲得済

6.会議などでは、他人の意見を受け入れるようにしていたか

7.自分の立場、相手の立場を考えて行動したか

8.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

9.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

10.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

■書記職採点 S(100~90/100)   A(89~80)    (79~70) B(69~60)   C(59~50)   D(49~0)

5.情報の一人占めをするようなことはしなかったか

1.仕事の状況や状態を正確に捉える能力、また経過、結果を確認し、適宜報告しているか

2.上司の指示、命令を的確に理解できるか

3.自分の役割や仕事の内容を正しく理解しているかどうか

4.自分の仕事を効率的に改善していこうとする創造性と工夫を発揮し又はアイデアを出して仕事を進めているか

5.自分の意思によって、自分の考えや物事の内容を正しく、分かりやすく言葉か文字で表現できるか

1.諸規則や指示命令を守り、勤務時間中まじめに働き、職場の秩序維持向上に努めていたか

2.挨拶、マナー、応対など、社会人として取るべき行動はキチンとして人間関係を良好に保ったか

3.遅刻、早退、無断欠勤はなかったか

4.自分の業務以外のことで、上司や同僚あるいは他部門の人に対し自らの意志で仕事本位に協力していたかどうか

Page 268: 定款及び収束集 - Medさて、医師の倫理に関しては古代ギリシアのヒポクラテス(BC460-375)の誓いが有名で あるが、1947年に設立された世界医師会第1回総会(パリ)はその目的を「医学教育・医学・

75

4~6級 指導職 昇格、昇任考課

対象期間  平成  年1月1日~平成  年12月31日  考課開始 1月10日

所 属 課 考課者

被考課者 年 齢 職 位 副参事 指導職 在 職

生年月日

賞与  年 前 期   評価 後 期 評価 前年昇格

号 俸 給  円

平成  年度基本

等級号俸  級  号  円 → 号給 円

■成績考課(30点) 0  /30点

仕事の質 (各3点)

仕事の量 (各3点)

(各3点)

(各2点)

9.部下又は後輩に対し仕事を通じて訓練(O・J・T)を行い能力の向上が図れるよう指導したか

10.自ら習得したものを下位者によく教えていたか

11.部下又は後輩の行動の観察、分析、記録をしていたか

6.与えられた個々の仕事を行う速さはどうだったか

7.所定のスケジュール通り仕事をこなしていたか

創意・工夫・改善

8.仕事の方法や手順などについて創意工夫し、改善のため積極的に取り組んでいたか

指導・育成

2.知識のうえに実務経験を積むことによって、体得される仕事の合理化と改善の実績はどうであったか

3.仕事に用いた書類、器具、備品などの生理整頓、手入れはどうだったか

4.期首面接時の目標に対する仕事の充実度、達成度合いはどの程度であったか

5.仕事に対するクレームはなかったか

1.仕事を遂行する過程は手際よく、仕事の結果は正確で緻密であったか

平成  年度 

評価

 55歳で定期昇格中止

平成  年度 4~6級 指導職 昇格考課

考課提出日 1月30日

 採用年月日

昇格必要点数  点以上を獲得済み

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76

0 /22点

業務知識 (各4点)

(各5点)

0  /38点

判断カ

企画力

折衝力

補佐・援助

指導力

13.直接、間接的なやりとりから相手の意向を推測し、こちらの意向との差の大きさが分かっているか

14.本会役員、上司、部下又は後輩に対し、仕事に関連してでき得る限りの補佐、援助を積極的に行うことができるか

15.仕事を遂行するために必要な知識、技能.能力レベルを把握しているか

16.部下の修得している知識、技能、レベルを把握しているか

17.部下の能力レベルに応じて計画的に指導、育成しているか

18.部下に命じた業務について常に進行具合を把握し、適宜適切に助言指導しているか

7.必要とされる情報を収集し、現状認識を十分行っているか

8.知識、情報等を基にして、分析が適切にできるか

9.目的、指示にあった現実的プランを立てることができるか

10.新しい方法、進歩した方法や改善合理化方法を工夫し、効果的な手段、方法が立案されているか

11.自分の意思や仕事の目的を相手の程度に応じて適切に伝え理解納得させる能力はどうか

12.相手の立場になって考え、こちらの意思がどの程度理解されたか分かっているか

1.概括的指示や問題の状況などから、その解決方法や対応策について、複数の手段、方法が考えられているか

2.重要性や緊急性が考慮されているか

3.その方法、手段を実行した場合、どのような結果になるかについて、ある程度予測できているか

4. も要求にあったものを選択し実行しているか

5.自分の担当領域を超える場合、上司又は担当者に問題の状況を的確に報告しているか

6.常に問題意識を持っているか

2.指導職としての世間一般的な常識、見識は十分に備わり、業務に関連して効果を上げているか

3.局内外の関連する仕事への一般知識及び特に関連する部門については、やや高度の専門的知識を持っているか

事務処理能力

4.担当する仕事を行っていくうえで、基礎的知識を踏まえて事務処理していく技能を持っているか

5.一つのことから派生する事務処理の内容を分析し、順序立て即座に対応することができるか

習熟的能力(38点 各2点)

■能力考課

基本的能力(22点)

1.担当する仕事に関連した知識、セオリー、原理原則は十分身につけているか

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77

指導力

0  /10点

協調性

0 点

                   

9.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

10.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

合計得点

考察者のコメント

4.自分の業務以外のことで、上司や同僚あるいは他部門の人に対し自らの意志で仕事本位に協力していたかどうか

5.情報の一人占めをするようなことはしなかったか

6.会議などでは、他人の意見を受け入れるようにしていたか

7.自分の立場、相手の立場を考えて行動したか

積極性・意欲

8.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

19.部下に適切な研究テーマや課題を与えることができるか

■情意考課(10点 各1点)

規律性・態度

1.諸規則や指示命令を守り、職場の秩序維持向上に努めていたか

2.挨拶、マナー、応対など、社会人として取るべき行動はキチンとして人間関係を良好に保ったか

3.遅刻、早退、無断欠勤はなかったか

Page 271: 定款及び収束集 - Medさて、医師の倫理に関しては古代ギリシアのヒポクラテス(BC460-375)の誓いが有名で あるが、1947年に設立された世界医師会第1回総会(パリ)はその目的を「医学教育・医学・

78

採点日

対象期間 考課開始 考課提出

被考課者 年 齢 職 位 指導職 在 職

職能等級

昇格年限

在 級 1 年

□ 夏 考課提出

 賞与考課結果 □ 冬 考課提出

点 総合評価

■ 指導職採点

総合評価

獲得昇格点数 点

累積獲得評価 点 獲得必要点数 4等級 5点 ・ 5等級 7点 ・ 6等級 8点

   S 3点   A 2点   B 1点   C 0点   D -1点

S(100~90/100)   A(89~80)    (79~70) B(69~60)   C(59~50)   D(49~0)

S   A   B   C   D

 合計点数 総合評価 S   A   B   B´   C   D

4月1日~9月30日 6ヶ月間 10月20日

 合計点数 S   A   B   B´   C   D

 2年前の評価 S   A   B   C   D 1年前の評価 S   A   B   C   D

 賞与考課結果 10月1日~3月31日  6ヶ月間 4月20日

 昨年までの累積昇進点数  点以上獲得済み 3年前の評価 S   A   B   C   D

   4級  短 3年(24歳) 標準 5年(26歳)   6級  短 4年(31歳) 標準 8年(38歳)   

 現等級の任命年月日 平成  年4月1日

指導職 昇格昇任 考課採点表

指導職用 平成  年 1月30日

□ 4 □ 5 □ 6                   5級  短 4年(27歳) 標準 7年(31歳) 

1月1日~12月31日 1月10日 1月30日

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79

7~9級 管理・監督職 昇格、昇任考課

対象期間  平成 年1月1日~平成 年12月31日 考課開始 1月10日

所 属 課 考課者

被考課者 年 齢 職 位 管理・監督職 在 職

生年月日

賞与  年 前 期   評価 後 期 評価 前年昇格

号 俸 給  円 →  円 円

平成 年度基本

等級号俸  級  号  円 → 号給 円

円 円

■成績考課(20点 各1点) 0  /20点

仕事の質

仕事の量

11.仕事の方法や手順などについて創意工夫し、改善のため積極的に取り組んでいたか

指導・育成・監督

12.常に部下に対し、課題を与え努力させているか。

13.部下又は後輩に対し仕事を通じて訓練(O・J・T)を行い能力の向上が図れるよう指導したか

14.自ら習得したものを下位者によく教えていたか

15.部下又は後輩の行動の観察、分析をしていたか

8.与えられた個々の仕事を行う速さはどうだったか

9.所定のスケジュール通り仕事をこなしていたか

10.仕事の優先順位を決め、効率よく仕事をしているか。

創意・工夫・改善

4.常々仕事を遂行するための方法を考えているか

5.期首面接時の目標に対する仕事の充実度、達成度合いはどの程度であったか

6.仕事に対するクレームはなかったか

7.仕事の量と処理時間を考えているか

2.知識のうえに実務経験を積むことによって、体得される仕事の合理化と改善の実績はどうであったか

3.仕事に用いた書類、器具、備品などの生理整頓、手入れはどうだったか

1.仕事を遂行する過程は手際よく、仕事の結果は正確で緻密であったか

平成  年度 

管理職手当  平成  年度総支給額

評価

平成 年度 7~9級 管理・監督職 昇給考課

考課提出日 1月30日

 採用年月日

昇格必要点数  現在  点の可能性

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80

0 /20点

業務知識

0 /50点

判断カ

決断力

企画力

応用展開力

10.目的、指示にあった現実的プランを立てることができるか

11.新しい方法、進歩した方法や改善合理化方法を工夫し、効果的な手段、方法が立案されているか

12.与えられた目標を達成するために、その方法及び手順を効果的に計画し、行動を伴って応用展開できる能力はどうか

13.知識と経験を活かして臨機応変の対応、対処ができているか

14.収集した情報、資料を仕事の工夫、改善に活用することができているか

4. も要求にあったものを選択し実行しているか

5.自分の担当領域を超える場合、上司又は担当役員に問題の状況を的確に報告しているか

6.困難な事態に出会っても、広い視野に立って、勇気と自信をもって、決断し、実行しているか

7.常に問題意識を持っているか

8.必要とされる情報を収集し、現状認識を十分行っているか

9.知識、情報等を基にして、分析が適切にできるか

4.管理・監督職に必要な高度の知識、技能を備え業務に関連して効果を上げているか

5.上司を補佐し、あるいは部下を指導援助するために十分な専門知識、技能を備えているか

■習熟的能力(50点 各2点)

1.概括的指示や問題の状況などから、その解決方法や対応策について、複数の手段、方法が考えられているか

2.重要性や緊急性が考慮されているか

3.その方法、手段を実行した場合、どのような結果になるかについて、ある程度予測できているか

■能力考課

基本的能力(20点 各4点)

1.担当する仕事に関連した知識、セオリー、原理原則は十分身につけているか

2.管理・監督職としての世間一般的な常識、見識は十分に備わり、業務に関連して効果を上げているか

3.局内外の関連する仕事への一般知識及び特に関連する部門については、やや高度の専門的知識を持っているか

専門技能知識

管理・統率・調整

16.担当部門及び他部門との意見調整を計り、組織の効果的運営に貢献していたか

17.部下を掌握し、組織的効果的な部門運営にあたったか

18.他部門に対する協力や援助を惜しまなかったか

19.役員に対し、適切な助言、援助、意見の具甲をしていたか

20.無駄を極力排除するよう努力しているか。

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折衝力

渉外力

補佐・援助

0  /10点

責任感

貢献意識

0 点合計得点

考察者のコメント

5.自分の失敗を他人に転嫁し、または責任を回避したりすることはなかったか

6.自分の役割、立場を十分理解し、期待に答えようと努力したか

7.部下の失敗に対して、自分の責任として解決に当たったか

8.本会の運営方針を理解し、その方針に添った意識で行動してきたか

9.会員の公益のため、公務的視野に立って行動していたか

10.無駄を極力排除するよう努力したか。

■情意考課(10点 各1点)

積極性・意欲

1.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

2.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

3.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

4.自分の職務において責任をもって 後までやり遂げようとしたか

21.部下の能力レベルに応じて計画的に指導、育成しているか

22.部下に命じた業務について常に進行具合を把握し、適宜適切に助言指導しているか

管理・統率力

23.担当する部門(局、課)の長として、組織の目標にそって部下の信頼を得て、職場全体を協力的な形にまとめ部下の力を 大限に発揮させているか

24.会の運営方針に添った管理ができているか

25.他部門、自部門を含め、広い視野に立って業務の指示を行っているか

16.相手の立場になって考え、こちらの意思がどの程度理解されたか分かっているか

17.直接、間接的なやりとりから相手の意向を推測し、こちらの意向との差の大きさが分かっているか

18.局内外の人と接触し、決断力をもって、自己の目的や意思を相手方に了承させることができるか

19.本会役員、上司、部下又は後輩に対し、仕事に関連してでき得る限りの補佐、援助を積極的に行うことができるか

指導・監督力

20.仕事を遂行するために必要な知識、技能、能力レベルを把握しているか

15.自分の意思や仕事の目的を相手の程度に応じて適切に伝え理解納得させる能力はどうか

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折衝力

渉外力

補佐・援助

 /10点

責任感

貢献意識

5.自分の失敗を他人に転嫁し、または責任を回避したりすることはなかったか

4.自分の職務において責任をもって 後までやり遂げようとしたか

6.自分の役割、立場を十分理解し、期待に答えようと努力したか

22.部下に命じた業務について常に進行具合を把握し、適宜適切に助言指導しているか

23.担当する部門(局、課)の長として、組織の目標にそって部下の信頼を得て、職場全体を協力的な形にまとめ部下の力を 大限に発揮させているか

24.会の運営方針に添った管理ができているか

■情意考課(10点 各1点)

15.自分の意思や仕事の目的を相手の程度に応じて適切に伝え理解納得させる能力はどうか

16.相手の立場になって考え、こちらの意思がどの程度理解されたか分かっているか

17.直接、間接的なやりとりから相手の意向を推測し、こちらの意向との差の大きさが分かっているか

考察者のコメント

合計得点

19.本会役員、上司、部下又は後輩に対し、仕事に関連してでき得る限りの補佐、援助を積極的に行うことができるか

20.仕事を遂行するために必要な知識、技能、能力レベルを把握しているか

18.局内外の人と接触し、決断力をもって、自己の目的や意思を相手方に了承させることができるか

21..部下の能力レベルに応じて計画的に指導、育成しているか

25.他部門、自部門を含め、広い視野に立って業務の指示を行っているか

8.本会の運営方針を理解し、その方針に添った意識で行動してきたか

9.会員の公益のため、公務的視野に立って行動していたか

10.原価意識をもって行動していたか

7.部下の失敗に対して、自分の責任として解決に当たったか

指導・監督力

管理・統率力

積極性・意欲

1.仕事への量的なチャレンジ、改善提案、自己啓発など「現状以上に」という意欲とその姿勢はどうであったか

2.事務改善、作業手順、方法などの改善、企画、提案などに自ら進んで取り組んだか

3.難しい仕事にも進んで取り組んでいたか

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採点日

対象期間 考課開始 考課提出

被考課者 年 齢 職 位 管理・監督職 在 職

職能等級

昇格年限

在 級 1 年

□ 夏 考課提出

点 点

 賞与考課結果 □ 冬 考課提出

点 点

点 総合評価

■ 管理・監督職採点

総合評価

獲得昇格点数 点

累積獲得評価 点

    S 3点   A 2点   B 1点   C 0点   D -1点

   獲得必要点数 7等級 8点 ・ 8等級 8点

S(100~90/100)   A(89~80)    (79~70) B(69~60)   C(59~50)   D(49~0)

S   A   B   C   D

 成績考課点(50点)      情意考課点(50点)

 合計点数 S   A   B   B´   C   D

 合計点数 総合評価 S   A   B   B´   C   D

4月1日~9月30日 6ヶ月間 10月20日

 賞与考課結果 10月1日~3月31日  6ヶ月間 4月20日

 成績考課点(50点)      情意考課点(50点)

 昨年までの累積昇進点数 3年前の評価 S   A   B   C   D

 2年前の評価 S   A   B   C   D

   7級  短 5年(35歳) 標準 8年(46歳)  8級  短 5年(40歳) 標準  年(  歳) 

 現等級の任命年月日 平成  年4月1日

1年前の評価 S   A   B   C   D

管理・監督職 昇格昇任 考課採点表

管理・監督職用 平成  年1月30日

□ 7 □ 8 □ 9                          

1月1日~12月31日 1月10日 1月30日

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職員就業規則附則規程

嘱託の就業規程

(定 義)

第1条 この規程は就業規則第3条第2項により本会職員で定年退職後も引続き一定期間雇用の

必要ありと会長の認めた者、及び技能を特に必要とする者で一定の期間を定め雇用する者につ

いて定める。

(雇用契約)

第2条 嘱託の雇用は次により雇用契約を結ぶ。

(1)期間を定めて雇用の場合はその期間。

(2)あらかじめ期間の定めなき場合にはその年の3月 31 日までを第 1期とし、次期からは4

月1日から翌年3月 31 日までとする。

(再雇用)

第3条 前条の期間終了後も引続き雇用の必要ありと会長の認めた場合は本人に対して 1 ヶ月前

に再雇用の意志表示を行い本人の同意を得て再契約を結ぶ。

(無期労働契約への転換)

第3条 2 期間の定めのある労働契約で雇用する嘱託職員のうち、通算契約期間が5年を超える

嘱託職員は、別に定める様式で申込むことにより、現在締結している有期労働契約の契約期間

の末日の翌日から、期間の定めのない労働契約での雇用に転換することができる。

2 前項の通算契約期間は、平成 25 年4月1日以降に開始する有期労働契約の契約期間を通算す

るものとし、現在締結している有期労働契約については、その末日までの期間とする。ただし、

労働契約が締結されていない期間が連続して6ヶ月以上ある嘱託職員については、それ以前の

契約期間は通算契約期間に含めない。

3 この規則に定める労働条件は、第1項の規定により期間の定めのない労働契約での雇用に転

換した後も引き続き適用する。

(解 嘱)

第4条 会長が引続き雇用の必要を認めない時、または本人に引続き勤務の意志なき時、期間終

了と共に自然解嘱となる。

(定 年)

第5条 嘱託の定年は原則満 70 歳までとし、この年齢に達した日に属する月の末日をもって退職

とする。

ただし、常任理事会で認めた時はこの限りでない。

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(年次有給休暇)

第6条 本会職員で定年退職後も引続き雇用する場合の年次有給休暇は「広島県医師会職員就業

規則」第 40 条を準用する。

(給 与)

第7条 本会職員で定年退職後引続き雇用される場合及び再雇用の場合または一定の期間を定め

て雇用する場合の給与は「給与及び退職金規程」第 30 条第2項により本人の過去の実績、能力、

経験、技能、作業内容などを勘案して各人毎に会長が決定し雇用契約時明示する。

(賞 与)

第8条 「給与及び退職金規程」第 32 条により、賞与は原則として支給しない。

(退職金)

第9条 「給与及び退職金規程」第 33 条 嘱託者に対する退職金は、同規程第 23 条の規程によ

り算出した金額の 1/2 以内とするも、原則として支給しない。

(規程外問題の処理)

第 10 条 この規則以外の条件については「広島県医師会職員就業規則」の条項を参考にしてその

都度定める。

附 則

1.この規程は、平成 26 年1月1日より実施する。

この規程は、平成 26 年 5 月 13 日に改訂する。

この規程は、平成 30 年 4 月 1日に改訂する。

2.この規程の改廃は、職員代表者の意見を聞いて常任理事会の決議を経て行う

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職員就業規則附則規程

パートの就業規程

第 1 章 総 則

(目 的)

第1条 この規程は就業規則第3条第3項により、本会のパートの服務規律,労働条件その他の

就業に関することを定めるものである。

2 この規程に定めのないことについては,労働基準法その他の関係法令の定めるところによ

る。

(定 義)

第2条 この規程でパートとは第2章の定めにより雇い入れた者で、1 日または 1 週間の所定勤

務時間が職員より短い者、または職務内容及び職責が職員よりも軽易な業務に従事する者をい

う。

第2章 雇 用

(採 用)

第3条 パートの採用にあたっては就職希望者のうちから選考し、事務局長が面接の上、適当と

認められた者を選考し、任免については会長がこれを行う。

(提出書類)

第4条 パートは採用の際次の書類を提出しなければならない。

(1)履歴書

(2)その他本会が必要とする書類

2 本会に採用されたパートで、前項の規程により提出した書類の内容に変更があった場合には、

速やかにその旨を届けなければならない。

(労働契約期間)

第5条 本会は労働契約の締結にあたっては 1 年を超えない範囲内で契約時に本人の希望を考慮

の上各人に契約期間を決定し、雇用契約書で示すものとする。ただし,必要に応じて労働契約

を更新することができるものとする。

(無期労働契約への転換)

第 5 条の 2 期間の定めのある労働契約で雇用するパート職員のうち、通算契約期間が5年を超

えるパート職員は、別に定める様式で申込むことにより、現在締結している有期労働契約の契

約期間の末日の翌日から、期間の定めのない労働契約での雇用に転換することができる。

2 前項の通算契約期間は、平成 25 年4月1日以降に開始する有期労働契約の契約期間を通算す

るものとし、現在締結している有期労働契約については、その末日までの期間とする。ただし、

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労働契約が締結されていない期間が連続して6ヶ月以上あるパート職員については、それ以前

の契約期間は通算契約期間に含めない。

3 この規則に定める労働条件は、第1項の規定により期間の定めのない労働契約での雇用に転

換した後も引き続き適用する。ただし、無期労働契約へ転換したパート職員に係る定年は、満

70 歳とし、定年に達した日の属する月の末日をもって退職とする。

(試用期間)

第6条 パートの試用期間は 14 日とする。本会は試用期間中または終了の際、パートとして不適

格と認めたときは解雇する。

(異 動)

第7条 本会は業務の都合によりパートの職種若しくは職場を変更することがある。この場合に

おいて、パートは正当な理由のない限り拒むことはできない。

第3章 勤 務

(就業時間及び休憩)

第8条 就業時間、始業及び終業時刻並びに休憩時間は,雇用契約書により個別に定める。

2 雇用契約書の定めに関わらず、業務の都合その他やむを得ない事情により始業及び終業の時

刻並びに休憩時間を繰り上げまたは繰り下げることがある。

(休 日)

第9条 休日は雇用契約書により個別に定める。

2 業務上必要がある場合には、前項で定める休日を他の日と振り替えることがある。

(時間外、休日及び深夜勤務)

第 10 条 業務の都合により時間外、深夜(午後 10 時から午前5時)及び休日に勤務させること

がある。

(出退勤手続)

第 11 条 パートは出退勤に当たって、各自のタイムカードにより出退勤の時刻を記録しなければ

ならない。

2 タイムカードは自ら打刻し、他人にこれを依頼してはならない。

(遅刻又は早退)

第 12 条 遅刻または早退をしようとするときは、事前に所属長に届け出て許可を受けなければな

らない。ただし,やむを得ない事由により事前に届け出ることができないときは、事後速やか

に届け出なければならない。

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(外 出)

第 13 条 就業時間中に業務または私用の如何を問わず外出するときは、所属長の許可を受けなけ

ればならない。

(欠 勤)

第 14 条 傷病その他やむを得ない事由により欠勤しようとするときは,前日の正午までに所属長

の許可を受けたその事由を明記して届けなければならない。ただし、事前に届け出る余裕のな

いときは,電話等で連絡しておき、事後速やかに届け出ること。

2 業務外傷病のために欠勤連続5日以上、同一傷病で延べ欠勤が7日以上に亘るとき、または

業務上傷病で欠勤する場合は医師の診断書を添えて届け出なければならない。

(年次有給休暇)

第 15 条 6ヶ月以上継続して勤務し、本会の定める所定労働日数の8割以上を出勤したときは、

次表のとおり年次有給休暇を与える。

表 1 1週間の所定労働時間が 30 時間以上の者に対する年次有給休暇付与日数

勤務年数 0.5 年 1.5 年 2.5 年 3.5 年 4.5 年 5.5 年 6.5 年 6.5 年以上

休暇付与日数 10 日 11 日 12 日 14 日 16 日 18 日 20 日 20 日

表2 1 週間の所定労働時間が 30 時間未満の者に対する年次有給休暇比例付与日数

週所定

労働

日数

1 年間

所定労

働日数

勤 続 年 数

6 ヶ月1年

6 ヶ月

2年

6 ヶ月

3年

6 ヶ月

4年

6 ヶ月

5年

6 ヶ月

6年

6 ヶ月

以上

4日 169 日~

216 日 7日 8日 9日 10 日 12 日 13 日 15 日

3日 121 日~

168 日 5日 6日 6日 8日 9日 10 日 11 日

2日 73 日~

120 日 3日 4日 4日 5日 6日 6日 7日

1日 48 日~

72 日 1日 2日 2日 2日 3日 3日 3日

2 年次有給休暇を取得しようとするときは,原則として 1 週間前、遅くとも前日の正午までに

所定の用紙によりその期日を指定して事前に届け出るものとする。

3 パートが指定した期日に年次有給休暇を与えると業務の正常な運営に著しく支障があると認

められたときは、他の日に変更することがある。

4 当該年度の年次有給休暇で取得しなかった残日数については、翌年度にのみ繰り越すことが

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できる。

(特別休暇)

第 16 条 慶弔休暇及び災害休暇を申請したときはパートも職員就業規則第 43 条を準用する。

第4章 賃 金

(賃 金)

第 17 条 賃金は次のとおりとする。

(1)基本給

時間給(または日給)とし別に定めるパートの基本給表により決定する。なお、技能、

経験等により各人別に加減する場合がある。但し、会長が特に認めた場合は、月給とし

て別に定めることができる。

(2)諸手当

① 通勤手当

通勤距離が片道2㎞以上でパートが通勤するために交通機関を利用した場合には通勤

手当として実費を支給する。ただし、日額 1,000 円を超える部分は本人負担とする。

また、自転車や原動機付自転車、自動車の交通用具を使用した場合には通勤手当として

交通機関を利用した場合の運賃相当額の7割を支給する。ただし、日額 700 円を限度とす

る。

② その他

職務内容、技能、経験等により諸手当を支給する。なお、パートの諸手当表について

は、別に定める。

(休暇等の賃金)

第 18 条 第 15 条で定める年次有給休暇については、所定労働時間就業したときに支払われる通

常の賃金を支給する。

2 第 16 条で定める慶弔休暇については、無給とする。ただし,欠勤扱いはしない。

(欠勤等の扱い)

第 19 条 欠勤、遅刻、早退及び私用外出の時間については、1時間あたりの賃金額に欠勤、遅刻、

早退及び私用外出の合計時間数を乗じた額を差し引くものとする。

(賃金の支払い)

第 20 条 賃金は前月 1 日から前月末日までの期間について計算し、翌月 20 日(その日が土曜ま

たは休日の場合はその前日。)に支払う。

2 次に掲げるものは賃金から控除するものとする。

(1)給与所得税

(2)住民税

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(3)雇用保険及び社会保険の被保険者については、その保険料の被保険者の負担分

(4)その他

(基準外賃金)

第 21 条 パートが実働時間8時間を超えて就業した場合には時間外労働割増賃金(通常の賃金の

25%増し)を、法定休日に就業した場合は休日労働割増賃金(通常の賃金の 35%増し)を、深

夜(午後 10 時から午前5時)に就業した場合には深夜労働割増賃金(通常の賃金の 50%増し、

法定休日は 60%増し)を支給する。

(昇 給)

第 22 条 1年以上勤続し成績の優秀な者は、その勤務成績、職務遂行能力などを考慮し昇給を行

うことがある。

2 昇給は原則として年 1回、4月とする。

(賞 与)

第 23 条 パートへの賞与は支給しない。

(退職金)

第 24 条 パートには勤続年数の長短によらず退職金は支給しない。

第5章 退職及び解雇

(退 職)

第 25 条 パートが次のいずれかに該当するときは退職とする。

(1)雇用契約に期間の定めのある場合はその期間が満了したとき。

(2)本人の都合により退職を申し出て会長が認めたとき。

(3)本人が死亡したとき。

(4)解雇されたとき。

(退職手続)

第 26 条 パートが自己の都合により退職しようとするときは、少なくとも 1ヶ月前までに文書で

退職の申し出をしなければならない。

(解 雇)

第 27 条 パートが次のいずれかに該当するときは解雇する。この場合においては、30 日前に予

告をするか、または平均賃金の 30 日分の手当を支払う。

(1)事業の休廃止または縮小その他事業の運営上やむを得ないとき。

(2)本人の身体または精神に障害があり、医師の診断に基づき業務に耐えられない

と認めたとき。

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(3)勤務成績が不良で就業に適しないと認めたとき。

(4)就業秩序、規律に違反しこれを乱したとき。

(5)前各号に準ずるやむを得ない事由があるとき。

2 前項の予告の日数は、平均賃金を支払った日数だけ短縮する。

第6章 服務規律

(服 務)

第 28 条 パートはこの規程に定めるものの他、業務上の指示命令に従い、自己の業務に専念し、

作業能率の向上に努めるとともに互いに協力して職場の秩序を維持しなければならない。

2 就業規則第 63 条、第 64 条、第 65 条、第 66 条の規定を遵守しなければならない。

第7章 福利厚生等

(福利厚生)

第 29 条 本会はパートの福利厚生行事への参加については、職員と同様の取り扱いをするように

配慮する。

(雇用保険等)

第 30 条 本会はパートについて雇用保険、健康保険及び厚生年金保険の被保険者に該当する場

合、必要な手続きをとる。

(教育訓練の実施)

第 31 条 本会はパートに対して必要がある場合には、教育研修を実施する。

第8章 安全衛生及び災害補償

(安全衛生)

第 32 条 パートは就業にあたり、安全及び衛生に関する諸規則及び作業心得を守るとともに、衛

生推進者の指示に従わなければならない。

(健康診断)

第 33 条 パートに対し、必要に応じ健康診断、予防注射を行う。

(災害補償)

第 34 条 パートが業務上負傷し、疾病にかかった場合は、労働基準法によるほか労働者災害補償

保険法の定める所により保障する。

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附 則

1. この規程は、平成 26 年 1 月1日より実施する。

この規程は、平成 26 年 5 月 13 日に改訂する。

この規程は、平成 30 年 4 月1日に改訂する。

この規程は、平成 30 年 5 月 29 日に改訂する。

この規則改正は理事会の決議の日(平成 30 年 8 月 7 日)から施行し、平成 30 年 7 月 1 日から

適用する。

2. この規程の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

別表 パート職員 基本給表

時 間 金額(円) 1時間 1,000

平成 30 年 5 月 29 日より

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職員就業規則附則規程

育児休業および育児短時間勤務に関する規程

(目 的)

第1条 この規程は就業規則第 28 条、第 38 条、第 39 条、第 45 条に基づき、職員の育児休業お

よび育児短時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである。

(育児休業の対象者)

第2条 育児のために休業することを希望する職員(日雇従業員を除く)であって、1歳に満たな

い子と同居し、養育する者は、申出により、育児休業をすることができる。ただし、期間契約職

員にあっては、申出時点において、次のいずれにも該当する者に限り、育児休業をすることがで

きる。

(1)入社 1年以上であること。

(2)子が1歳6ヶ月(4に基づく休業の申出にあっては2歳)に達する日までに労働契約期

間が満了し、更新されないことが明らかでないこと。

2 配偶者が職員と同じ日から又は職員より先に育児休業をしている場合、職員は、子が

1 歳 2 ヶ月に達するまでの間で、出生日以後の産前・産後休業期間と育児休業期間との

合計が 1 年を限度として、育児休業をすることができる。

3 育児休業中の職員または配偶者が育児休業中の職員は、次の事情がある場合に限り、子の 1

歳の誕生日から1歳6ヶ月に達するまでの間で必要な日数について育児休業をすることができ

る。なお、育児休業を開始しようとする日は,子の1歳の誕生日に限るものとする。

(1)保育所に入所を希望しているが,入所できない場合

(2)職員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であって、1歳以降育児に当たる予定

であった者が、死亡,負傷,疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合。

4 次のいずれにも該当する職員は、子が2歳に達するまでの間で必要な日数について、育児

休業をすることができる。なお、育児休業を開始しようとする日は、子の 1歳6ヶ月誕生日

応当日とする。

(1)職員又は配偶者が子の 1歳 6ヶ月の誕生日応当日の前日に育児休業をしていること

(2)次のいずれかの事情があること

(ア)保育所等に入所を希望しているが、入所できない場合

(イ)職員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり、1歳 6か月以降育児に当たる

予定であった者が死亡、負傷、疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合

5 前4項にかかわらず労使協定により除外された次の職員からの休業の申出は拒むことができ

る。

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(1)採用後 1年未満の職員

(2)申出の日から 1年以内(3及び4に基づく休業の申出をする場合は、6ヶ月以内)に雇用

関係が終了する

ことが明らかな職員

(3)1週間の所定労働日数が 2日以下の職員

(育児休業の申出手続)

第3条 育児休業を申し出る者は原則として育児休業を開始しようとする日(以下「休業開始予

定日」という。)の 1ヶ月前(第2条第3項に基づく1歳を超える休業の場合及び同条第 4項に

基づく 1 歳 6 ヶ月を超える休業の場合は、2週間前)までに、育児休業申出書を本会に提出し

なければならない。

2 申出は、次のいずれかに該当する場合を除き、一子につき 1回限りとする。ただし、産後

休業をしていない職員が、子の出生日又は出産予定日のいずれか遅い方から 8週間以内にした

初の育児休業については、1回の申出にカウントしない。

(1)第2条第 1項に基づく休業をした者が同条第3項に基づく休業の申出をしようとする

場合又は同条第 3項に基づく休業をした者が同条第 4項に基づく休業の申出をしようと

する場合

(2)配偶者の死亡等特別の事情がある場合

3 申出の日以後に申出に係る子が出生したときは、申出者は出生後2週間以内に本会に必要事

項を届けなければならない。

(育児休業の期間等)

第4条 育児休業の期間は原則として子が 1 歳に達するまでを限度として育児休業申出書に記載

された期間とする。

2 第 1 項の規程にかかわらず、本会は育児休業・介護休業等育児または家族介護を行う労働者

の福祉に関する法律(以下「育児・介護休業法」という。)の定めるところにより休業開始予定

日の指定を行うことができる。

3 職員は育児・介護休業法の定めるところにより休業開始予定日の繰上げ変更および育児休業

を終了しようとする日(以下「休業終了予定日」という。)の繰下げ変更を行うことができる。

4 職員が休業終了予定日の繰上げ変更を希望する場合には、理由を付して書面で本会に申し出

るものとし、本会がこれを適当と認めた場合には、原則として、繰り上げた休業終了予定日の

1週間前までに本人に通知する。

5 次のいずれかの事由が生じた場合には、それぞれ各号に掲げる日に育児休業は終了する。

(1)育児休業に係る子が1歳に達した場合その子が1歳に達した日(第2条第3項の基づく

休業の場合は、子が1歳6ヶ月に達した日)

(2)産前産後休業、介護休業または新たな育児休業期間が始まった場合、産前産後休業、介

護休業または新たな育児休業の開始日の前日

(3)育児休業を開始した後に育児休業協定により育児休業をすることができないこととされ

た職員に該当した場合、該当することとなった日から原則として2週間以内であって本会

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が指定した日

(4)子の死亡などにより育児休業に係る子を養育しなくなった場合、その事由が発生した日

(給与等の取扱い)

第5条 育児休業の期間については、基本給その他の毎月支払われる給与は支給しない。

2 賞与については、その算定対象期間に育児休業をした期間が含まれる場合には、出勤日数に

より日割りで計算した額を支給する。

3 育児休業後の給与は、育児休業前の給与を下まわらないものとする。

4 退職金の算定に当たっては、育児休業期間を勤務しなかったものとして勤続年数を計算する

ものとする。

(社会保険料等の取扱い)

第6条 育児休業により給与が支払われない月における社会保険料は関係法令により被保険者負

担分も免除される。

(復職後の取扱い)

第7条 育児休業後の勤務は、原則として休業直前の就業部署および職務で行うものとする。

2 第 1 項の規程にかかわらず、本人の希望がある場合および組織の変更等やむを得ない事情が

ある場合には、就業部署および職務の変更を行うことがある。

(年次有給休暇)

第8条 年次有給休暇の権利発生のための出勤率の算定に当たっては、育児休業をした日は出勤

したものとみなす。

(育児短時間勤務の制度)

第9条 3歳に満たない子を養育する職員は、申し出ることにより、就業規則第 26 条の所定労働

時間について以下のように変更することができる。

所定労働時間を午前9時から午後3時 45 分まで、午前 10 時から午後 4 時 45 分まで又は午前

11 時から午後 5 時 45 分まで(うち休憩時間は、午後 0 時から午後 0 時 45 分までの 45 分とす

る)のいずれかの 6時間とする(生後 1年未満の生児を育てる女子職員は、このほか 30 分ずつ

2回の育児時間を請求することができる。)。

2 前項にかかわらず、次のいずれかに該当する職員からの育児短時間勤務の申出は拒むこと

ができる。

(1)日雇従業員

(2)1日の所定労働時間が 6時間以下である職員

(3)労使協定により除外された次の職員

ア 入社 1年未満の職員

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イ 1 週間の所定労働日数が 2 日以下の職員

3 この制度の適用をうけるための手続については、第3条および第4条の規定を準用する。

4 この制度が適用される間の給与については、実働時間に応じて時間給換算した額の基本給

および別に定める給与規程に基づく諸手当を支給する。

5 賞与はその算定対象期間にこの制度の適用を受ける期間がある場合には、その期間に応じて、

日割り計算を行うものとする。

6 定期昇給および退職金の算定に当たっては、この制度が適用される期間は通常の勤務をした

ものとみなす。

(育児のための時間外労働の制限)

第 10 条 小学校就学の始期に達するまでの子を養育する従業員が当該子を養育するために請求

した場合には、就業規則第 37 条の規定および時間外労働に関する協定にかかわらず、事業の正

常な運営に支障がある場合を除き、1 ヶ月について 24 時間、1 年について 150 時間を越えて時

間外労働をさせることはない。

2 前項にかかわらず、次の(1)から(3)のいずれかに該当する職員は育児のための時間外

労働の制限を請求することができない。

(1)日雇従業員

(2) 入職1年未満の職員

(3) 1 週間の所定労働日数が2日以下の職員

3 請求しようとする者は、1回につき、1ヶ月以上1年以内の期間(以下「制限期間」という。)

について、制限を開始しようとする日(以下「制限開始予定日」という。)および制限を終了し

ようとする日を明らかにすること。原則として制限開始予定日の1ヶ月前までに、育児のため

時間外労働制限請求書を作成し所属長をとおして提出すること。

(育児のための深夜業の制限)

第 11 条 小学校就学の始期に達するまでの子を養育する職員が当該子を養育するために請求し

た場合には、就業規則第 37 条の規定にかかわらず,事業の正常な運営に支障がある場合を除き、

午後 10 時から午前5時までの間(以下「深夜」という。)に労働をさせることはない。

2 前項にかかわらず、次の(1)から(5)のいずれかに該当する職員は深夜業の制限を申し出

ることができない。

(1)日雇従業員

(2)入職1年未満の職員

(3)請求に係る家族の 16 歳以上の同居の家族が次のいずれにも該当する職員

ア 深夜において就業していない者(1ヶ月について深夜における就業が 3 日以下の

者を含む)であること

イ 心身の状況が請求に係る子の保育をすることができる者であること

ウ 6 週間(多胎妊娠の場合にあっては、14 週間)以内に出産予定でないか、又は

産後 8週間以内でない者であること

(4)1週間の所定労働日数が2日以下の職員

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(5)所定労働時間の全部が深夜にある職員

3 請求しようとする者は、1回につき、1ヶ月以上6ヶ月以内の期間(以下「制限期間」とい

う。)について、制限を開始しようとする日(以下「制限開始予定日」という。)および制限を終

了しようとする日を明らかにして、原則として制限開始予定日の1ヶ月前までに、育児のため

の深夜業制限請求書を作成し所属長をとおして提出しなければならない。

4 制限期間中の給与については、別途定める給与規程に基づき、時間給換算した額を基礎とし

た実労働時間分の基本給と諸手当を支給する。

(育児のための所定外労働の免除)

第 12 条 3 歳に満たない子を養育する職員(日雇従業員を除く)が当該子を養育するために申し

出た場合には、事業の正常な運営に支障がある場合を除き、所定労働時間を超えて労働をさせ

ることはない。

2 前項にかかわらず、労使協定によって除外された次の職員からの所定外労働の免除の申出は

拒むことができる。

(1)入職 1年未満の職員

(2)1週間の所定労働日数が 2日以下の職員

3 申出をしようとする者は、1回につき、1ヶ月以上 1年以内の期間について、免除を開始

しようとする日及び免除を終了しようとする日を明らかにして、原則として、免除開始予定日

の 1 ヶ月前までに、育児のための所定外労働免除申出書を総務担当者に提出するものとする。

(法令との関係)

第 13 条 育児休業および育児短期間勤務に関して、この規則に定めのないことについては、育

児・介護休業法その他の法令の定めるところによる。

附 則

1.本規程は、平成 26 年1月1日から適用する。

本規程は、平成 26 年 5 月 13 日に改訂する。

本規程は、平成 29 年 10 月 1 日に改訂する。

本規程は、平成 30 年 1 月 9日より施行し、平成 30 年 1 月 1日より適用する。

2.本規程の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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職員就業規則附則規程

介護休業および介護短時間勤務に関する規程

(目 的)

第1条 この規程は就業規則第 29 条、第 39 条、第 46 条の職員の介護休業制度および介護短時間

勤務等に関する取り扱いについて定めるものである。

(介護休業の対象者)

第2条 要介護状態にある家族を介護する職員(日雇従業員を除く)は、この規則に定めるとこ

ろにより、介護を必要とする家族 1人につき,通算 93 日まで、3回を上限として介護休業を分

割して取得することができる。ただし、期間契約職員にあっては、申出時点において、次のい

ずれにも該当する者に限り、介護休業をすることができる。

(1)入社 1年以上であること。

(2)介護休業を開始しようとする日から 93 日を経過する日(93 日経過日)を超えて

雇用関係が継続することが見込まれること。

(3)93 日経過日から 1年を経過する日までに労働契約期間が満了し、更新されない

ことが明らかでないこと。

2 前項に関わらず労使協定により除外された次の職員からの休業の申出は拒むことができる。

(1)採用後 1年未満の者

(2)申出の日から 93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな職員

(3)1週間の所定労働日数が2日以下の職員

3 この要介護状態にある家族とは、負傷、疾病または身体上若しくは精神上の障害により2週

間以上の期間にわたり常時介護を必要とする状態にある次の者をいう。

(1)配偶者

(2)父母

(3)子

(4)配偶者の父母

(5)祖父母、兄弟姉妹又は孫

(6)上記以外の家族で会長の認めた者

(介護休業の申出手続)

第3条 介護休業をすることを希望する者は、原則として介護休業を開始しようとする日(以下

「介護休業開始予定日」という。)の2週間前までに、介護休業申出書を作成し所属長をとおし

て申し出るものとする。

2 申出は、対象家族1人につき3回までとする。

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3 介護休業申出書を受け取るに当たり、必要な各種証明書の提出を求めることがある。

4 介護休業申出書が提出されたときは、速やかに当該介護休業申出書を提出した者(以下「申

出者」という。)に対し、介護休業取扱通知書を交付する。

(介護休業の期間)

第4条 介護休業の期間は対象家族1人につき原則として、通算 93 日間の範囲(介護休業開始予

定日から起算して 93 日を経過する日までをいう。)内で、介護休業申出書に記載された期間と

する。

2 介護休業申出書の提出が遅れた場合は、前項の定めに関わらず育児・介護休業法の定めると

ころにより休業開始日の指定を行うことができる。

3 次の各号のひとつに該当する事由が生じた場合には、介護休業は終了するものとし、終了日

は当該各号に掲げる日とする。

(1)家族の死亡等介護休業に係る家族を介護しないこととなった場合、該当事由が発生した

(2)申出者について産前産後休業、育児休業または新たな介護休業期間が始まった場合、産

前産後休業、育児休業または新たな介護休業の開始日の前日

(給与等の取扱い)

第5条 介護休業の期間については無給とする。

2 賞与についてはその算定対象期間に介護休業をした期間が含まれる場合には出勤日数により

日割りで計算した額を支給する。

3 定期昇給は介護休業の期間中は行わないものとするが、復職後の給与は、介護休業前の給与

を下回らないものとする。

(介護休業中の社会保険料の取扱い)

第6条 介護休業により給与が支払われない月における社会保険料の被保険者負担分は各月に職

員に請求するものとし、職員は指定された日までに支払うものとする。

(復職後の取扱い)

第7条 介護休業後の勤務は原則として、休業直前の部署および職務とする。

(年次有給休暇)

第8条 年次有給休暇の権利発生のための出勤率の算定に当たっては、介護休業をした日は、出

勤したものとみなす。

(介護短時間勤務)

第9条 要介護状態にある家族を介護する職員は申し出ることによって,対象家族1人あたり利

用開始の日から3年の間で2回までの範囲内で,就業規則に定める所定労働時間が8時間の者

は2時間、8時間未満の者は 1 時間、労働時間を短縮することができる。ただし、同一家族に

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ついて既に介護休業をした場合または異なる要介護状態について介護短時間労働者の適用を受

けた場合は、その日数も通算して 93 日間までを原則とする。

2 前項にかかわらず、次のいずれかに該当する職員からの介護短時間勤務の申出は拒むこと

ができる。

(1)日雇従業員

(2)1日の所定労働時間が 6時間以下である職員

(3)労使協定により除外された次の職員

ア 入職 1年未満の職員

イ 1 週間の所定労働日数が 2 日以下の職員

3 適用のための手続き等については、第3条および第4条の規程を準用する。

4 本制度の適用を受ける間の給与については、別途定める給与規程に基づき、時間給換算した

額を基礎とした実労働時間分の基本給と諸手当を支給する。

5 賞与はその算定対象期間にこの制度の適用を受ける期間がある場合には、その期間に応じて、

日割り計算を行うものとする。

(介護のための時間外労働の制限)

第 10 条 要介護状態にある家族を介護する職員が当該家族を介護するために請求した場合には、

就業規則および時間外労働に関する協定にかかわらず、事業の正常な運営に支障がある場合を

除き、1 ヶ月について 24 時間、1 年について 150 時間を超えて時間外労働をさせることはでき

ない。

2 前項にかかわらず次のいずれかに該当する職員は、介護のための時間外労働の制限を請求す

ることができない。

(1)日雇従業員

(2)採用後 1年未満の職員

(3)1週間の所定労働日数が2日以下の職員

3 請求しようとする者は 1 回につき、1ヶ月以上1年以内の期間(以下「制限期間」という。)

について、制限を開始しようとする日(以下「制限開始予定日」という。)および制限を終了し

ようとする日を明らかにして、原則として制限開始予定日の 1 ヶ月前までに、介護のための時

間外労働制限請求書を作成し所属長をとおして提出しなければならない。

(介護のための深夜業の制限)

第 11 条 要介護状態にある家族を介護する職員が当該家族を介護するために請求した場合には、

就業規則の規定にかかわらず、事業の正常な運営に支障がある場合を除き、午後 10 時から午前

5時までの間(以下「深夜」という。)に労働させることはない。

2 前項にかかわらず、次の(1)から(5)のいずれかに該当する職員は深夜業の制限

を申し出ることができない。

(1)日雇従業員

(2)入社1年未満の職員

(3)請求に係る家族の 16 歳以上の同居の家族が次のいずれにも該当する職員

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ア 深夜において就業していない者(1ヶ月について深夜における就業が 3 日以下の

者を含む)であること

イ 心身の状況が請求に係る子の保育をすることができる者であること

ウ 6 週間(多胎妊娠の場合にあっては、14 週間)以内に出産予定でないか、又は

産後 8週間以内でない者であること

(4)1週間の所定労働日数が2日以下の職員

(5)所定労働時間の全部が深夜にある職員

3 請求しようとする者は 1 回につき、1 ヶ月以上6ヶ月以内の期間(以下「制限期間という。)

について、制限を開始しようとする日(以下「制限開始予定日」という。)および制限を終了し

ようとする日を明らかにして、原則として制限開始予定日の 1 ヶ月前までに、介護のための深

夜業制限請求書を作成し所属長をとおして提出しなければならない。

(介護のための所定外労働の制限)

第 12 条 要介護状態にある家族を介護する職員(日雇い従業員を除く)が当該家族を介護するた

めに申し出た場合には、事業の正常な運営に支障がある場合を除き、所定労働時間を越えて労

働させることはない。

2 前項にかかわらず、労使協定によって除外された次の職員からの所定外労働の制限の申し

出は拒むことができる。

(1)入職 1年未満の者

(2)1週間の所定労働日数が2日以下の職員

3 申出をしようとする者は、1回につき、1ヶ月以上1年以内の期間について、制限を開始

しようとする日及び制限を終了しようとする日を明らかにして、原則として、制限開始予定

日の1ヶ月前までに、介護のための所定外労働制限申出書を総務課に提出するものとする。

この場合において、制限期間は、第 10 条3項に規定する制限期間と重複しないようにしなけ

ればならない。

(法令との関係)

第 13 条 介護休業、介護短時間勤務および介護のための時間外労働並びに深夜業の制限に関し

て、この規則に定めのないことについては、育児・介護休業法その他の法令の定めるところに

よる。

附 則

1.本規程は、平成 26 年1月1日から適用する。

本規程は、平成 26 年 5 月 13 日に改訂する。

2.本規程の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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業規則附則規程

公益通報者保護規程

第1章 総 則

(目 的)

第1条 本規程は公益通報者保護法(以下、「法」という)に基づき就業規則第 86 条に規定する

職員等からの組織的または個人的な法令違反行為等に関する相談または通報の適正な処理の仕

組みを定めることにより、不法行為等の早期発見と是正を図り、もって法令遵守を旨とする本

会の健全な運営に資することを目的とする。

(通報対象)

第2条 本規程に定める通報とは、法が規定する国民の生命、身体、財産その他の利益の保護に

かかわる法律に規定する犯罪行為の事実が生じ、または正に生じようとしているものを対象と

する。

2 前項のほか法令違反一般及び倫理違反行為についても、法の趣旨をふまえて通報対象とする。

第2章 通報対応体制

(通報対応責任者)

第3条 本規程による通報対応の責任主体を明確にするため、本会に通報対応責任者を置く。

2 通報対応責任者は事務局長があたるものとする。

(通報及び相談窓口)

第4条 役職員等からの公益通報に関する相談及び通報の窓口は、本会総務課長及び本会の電話

苦情相談担当、並びにひまわり法律事務所(以後「法律事務所」という)とする。

(通報の方法)

第5条 通報及び相談の窓口へは電話・FAX・書面・面会とする。なお、電子メールは通報者の特

定及び保護を行う上で困難であることを理由として、当面、通報方法とはしないものとする。

2 匿名通報に対しては、原則としてこれを受け付けないものとする。ただし、身元を開示して

通報を行うよう通報者に継続して説得するものとする。

(通報者及び相談者)

第6条 通報及び相談の窓口への通報者及び相談者は、就業規則に定める本会の役員、常勤職員、

嘱託職員、臨時職員、本会退職者、及び本会事業に係る利用者、家族、並びにボランティア、取

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引事業者の職員等とする。

(事実関係の調査)

第7条 通報された事項に関する事実関係の調査は法律事務所が行う。

2 前項の法律事務所所属の弁護士は、事実関係の調査にあたり、本会関連部署職員に協力を求

めることができる。

3 通報責任者は調査する内容によって、関連する部署の構成員からなる調査チームを設置する

ことができる。

4 書面等での通知があった後、事実関係の調査を行う場合は、その旨を通報者に対し2日以内

に通知するものとする。

(協力事務)

第8条 法人の役員、就業規則に定める常勤職員、嘱託職員、臨時職員は、通報された内容の事

実関係の調査に対して協力を求められた場合には協力しなければならない。

(是正措置)

第9条 調査の結果不正行為が明らかになった場合には、本会は速やかに是正措置を講じるもの

とする。

2 本会は必要に応じ関係行政機関にその概要を報告する等所要の措置を講ずるものとする。

(法人内処分)

第 10 条 調査の結果不正行為が明らかになった場合には、当該行為に関与した者に対し、就業規

則にしたがって処分を課すことができる。

(記録及び事務体制)

第 11 条 通報受理に基づく各種対応事務等を執り行うための通報対応担当者を置く。

2 通報対応担当者を苦情相談担当者とする。

3 通報対応担当者は通報受理者に協力し、通報内容を通報受付票により記録する。

4 通報受理者は総務課長とする。

第3章 当事者の債務

(通報者の保護)

第 12 条 本会は通報者が相談または通報したことを理由として通報者に対して解雇その他いか

なる不利益な取り扱いも行わない。

2 本会は通報者が相談または通報したことを理由として職場環境が悪化することのないように

適切な措置を講ずる。また、通報者に対して不利益な扱いや嫌がらせ等を行った者がいた場合

には、就業規則に従って懲戒処分を課すことができる。

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(秘密保持の徹底)

第 13 条 本会及び本規程に定める業務に携わる者は、通報された内容及び調査で得られた個人情

報を漏洩してはならない。また退職後あるいは退任後においても同様とする。

2 本会は正当な理由なく個人情報を漏洩した者に対し、就業規則に従って懲戒処分を課すこと

ができる。

(通 知)

第 14 条 通報対応責任者は通報者に対して調査及び是正の結果について、被通報者(その者が不

正を行った、行っている、または行おうとしているとして通報された者をいう。)のプライバシ

ーに配慮しつつ遅滞なく通知する。

(不正目的の通報)

第 15 条 通報者は虚偽の通報や他人を誹謗中傷する通報その他の不正の目的の通報を行っては

ならない。本会は、そのような通報を行った者に対し、就業規則に従って懲戒処分を課すこと

ができる。

(通報または相談を受けた者の債務)

第 16 条 通報または相談を受けた者は、本規程に準じて誠実に対応するよう努めなければならな

い。

2 通報または相談を受けた者は通報内容が本会と直接関わりのない事項である場合においては、

処分権限等を有する行政機関を紹介する等適切に対応するものとする。

(利益相反者の排除)

第 17 条 通報対応担当者等通報処理に従事する者あるいは通報または相談を受けた者は、通報内

容が自ら関係する事案の場合、当該通報対応に従事してはならない。

2 前項による利益相反者がある場合、会長が代替担当者を指名する。

第4章 その他

(記 録)

第 18 条 通報対応責任者は通報から調査、改善までの経緯と結果について通報案件管理表により

記録する。

(結果の公表)

第 19 条 本会事業の法令遵守の徹底を図るため本規程に基づく通報対応状況について、個人情報

に留意の上、理事会に報告する。

(所 管)

第 20 条 本規程の所管は、総務課とする。

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附 則

1.この規程は、平成 26 年1月1日より施行する。

この規程は、平成 26 年 5 月 17 日に改訂する。

2.この規程の改廃は、理事会の決議を経て行う。

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就業規則附則規程

職員慶弔規程

(目的)

第1条 職員の慶弔に関しては、この規程の定める祝金及び弔慰金を支給する。

(弔事)

第2条 職員及び職員の配偶者、父母(姻族を含む)、子が死亡の際は、会長・事務局長名による

弔電を送り、下記の表に掲げる区分により、弔意を表するものとする。

(生花)

第3条 生花を供えることの困難なときは、生花代を供える。

(弔意)

第4条 本会代表として管理職(又は代理者)を派遣する。

(慶事)

第5条 職員の結婚・出産に対して、下記の表に掲げる区分により、祝意(祝電)を表すものと

する。

(病気見舞い)

第6条 職員の病気見舞は同一傷病1回に限り 10,000 円、ただし病臥(入院)が 10 日以上に

わたる場合とする。

(パート職員・契約職員)

第7条 パート・契約職員には弔電・祝電のみ送る。

香 典 弔電 生花

職 員 本 人 20,000 円 有 1 対

職員の父母

妻(夫)子 10,000 円 有 1 対

お祝い金 祝電

職 員 結 婚 30,000 円 有

職 員 出 産 10,000 円 無

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勤務時間内の弔問・会葬規定

1 この規定の対象者は職員本人、職員の配偶者、職員の父母(姻族も含む)、子供とする。

2 弔問・会葬に次の者は参列すること。

(1)該当職員の所属する職場の直接の上司、または代理を命じられた者。

(2)該当職員の所属する職場の同僚代表。

3 職員本人の死去に際しては,勤務の許す限り多数参列する。

4 2及び3の各号の参列者は届け出を要しない。

5 葬儀・その他で手伝いを命じられた職員、または広島市以外の地で葬儀への参列を命じられ

た職員に、交通費実費(公共の交通機関利用)を支給する(ただし、手当は支給しない。)この

項については、勤務時間外も適用する。

6 この規程により弔問・会葬に参列する者は、総務課に連絡すること。

7 非常勤・契約・嘱託職員のうち事務局長の認めた者については、この規程を適用する。

附 則

1.この規定は、平成 26 年1月1日より施行する。

この規定は、平成 26 年 5 月 13 日に改訂する。

2.この規定の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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就業規則附則規程

パソコン使用規程

(目的)

第1条 この規程は就業規則第 90 条により、本会のパソコンを職員が効率的かつ適正に本会の業

務のために使用できるようにすることを目的とする。

(遵守事項)

第2条 職員は本会のパソコンを利用するにあたって、以下の事項を遵守しなければならない。

(1) 所定の手続により、自己の使用するパソコンについて必要事項をパソコン台帳に登録

すること

(2) パソコンを破損することのないよう、適切に使用すること

(3) 電子メール等を介してパソコンがコンピュータウイルスに感染することのないよう、

適切な予防措置をとること

(4) 業務上の必要からパソコンを事務局外に持ち出す場合には、所定の手続により事前に

書面による許可を得ること

(5) 自己が送受信した電子メールは、 低6ヶ月間保存しておくこと

(ソフトウェアの追加等)

第3条 職員は業務の必要上、次に掲げる事項を使用とするときは、事務局長と事前に協議しな

ければならない。

(1)周辺機器の接続

(2)ソフトウェアの追加、消去、変更又は複写

(3)機器の環境設定の変更

(4)その他事務局長が必要と認める事項

2 事務局長は前項の規程により総務担当理事及び関係担当理事等とその適否を協議し、処理す

るものとする。

(禁止事項)

第4条 職員は会社のパソコンを利用するにあたって、以下の行為をしてはならない。

(1) 本会の業務に関係のない文書を作成すること

(2) 本会の業務に関係のないホームページを閲覧すること

(3) 私用の電子メールを送受信すること

(4) 職員以外の者に会社のパソコンを使用させること

(5) パソコンを許可なく事務局外へ持ち出すこと

(6) 本会の秘密情報を業務以外の目的に使用し、または本会外に漏らすこと

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(7) その他、前各号に準ずる行為

(報告義務等)

第5条 職員は以下の場合には、直ちに本会に連絡し、本会の指示に従って適切な措置を講じな

ければならない。

(1) パソコンが故障・破損した場合

(2) パソコンが紛失・盗難にあった場合

(3) パソコンがコンピュータウイルスに感染した場合

(4) パソコンに対して本会外から不正なアクセスがなされた場合

2 職員は本会から、自己の送受信した電子メールの内容の開示を求められた場合には、直ちに

これに応じなければならない。

(処分等)

第6条 本会はこの規程に違反する行為を行った職員に対して、就業規則の定めるところにより

懲戒処分を行うことができる。

2 本会はこの規程に違反する行為を行った職員の上司について監督が不十分であった場合に

は、

その上司についても責任を問うことがある。

(パソコンの監査)

第7条 パソコンの不正使用防止のため、会長は職員が使用する本会のパソコンを定期的に監査

することが出来る。

附 則

1.この規程は、平成 26 年1月1日より施行する。

2.この規程の改廃は、常任理事会の決議を経て行う。

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編 纂 後 記

 平成24年 7 月、平松執行部が発足してすぐに取り組まなければならない大きな課題の一つが公益法人法の施行に伴う、新しい定款の編纂作業でした。まず定款改定委員会を立ち上げ、一般社団法人に移行した後、公益法人に移行する方針を決定しました。 日医の定款案を参考に日医と内閣府のやりとりの経過を担当者や日医顧問弁護士に尋ねながら、県医師会顧問弁護士の舩木孝和先生と新しい法人法の規定に沿って旧定款をどのように改めてゆくか検討を重ね現在の形となりました。 作業を進めて行く過程で経理規程の不備や、稟議書は存在するのに全く使用されていないこと、法人の実印が放置され職員が自由に押印していること等、組織運営上の諸規則、諸規程の不備が判明しました。 平松会長の指導の下、経理規程、稟議規程、公印規程、役員・職員旅費規程、会員表彰弔慰規程、就業規則、給与及び退職金規程、職制・職能資格規程、人事考課規程、嘱託の就業規程、パートの就業規程、育児休業および育児短時間勤務に関する規程、介護休業および介護短時間勤務に関する規程、公益通報者保護規程、職員慶弔規程、パソコン使用規程等を順次整備しました。

 「収束」とは分裂・混乱していたものをまとめ収まりをつけることであり、平松会長の提案で収束集としました。

 最後にこの収束作業を監修して下さった舩木孝和弁護士、飯岡久美弁護士、大谷博昭税理士、江口隆特定社会保険労務士の先生方に感謝致します。この収束集が市郡地区医師会の先生方の参考になれば幸いです。

  平成26年 6 月 一般社団法人 広島県医師会 副会長  豊 田 秀 三