芝中学校1年 学習の概要国語一 [週時間数3]...

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芝中学校1年 学習の概要 2008年度版

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芝中学校1年

学習の概要

2008年度版

国語一 [週時間数3] 中学校の国語の授業は、国語一と国語二に分かれます。国語一は現代国語と言われるも

ので、現在、私たちが使っている国語(日本語)について勉強します。そもそも言葉とい

うものは、思考の道具、コミュニケーションの道具であり、言葉がなければ私たちは日常

生活を営む事はできません。その言葉について学習するのが「国語」の授業であり、「読

む、書く、聞く、話す」というすべての技能をより高度にして行きます。1週間に国語の

授業は3時間ありますが、そのうち2時間は教科書を使った読みを中心とした授業で、も

う1時間は教科書を使わずに独自の教材を使って、書くこと、聞くこと、話すことを中心

に学習します。 ◇授業、教材、その他 ・教科書 『中学校国語 1』(光村図書)を使います。 ・授業ノート B5判の縦書きの大学ノートを用意して下さい。ルーズリーフは使用しな

いこと。 ・辞書 国語辞典を使い、電子辞書は使用しない。 ・漢字テキスト 『常用漢字オール』(尚文出版)を使い、漢字テストを行います。 ・課題図書 推薦図書リストを配布し、その中から指定した図書を課題図書とし、定期

考査の出題範囲とする。 ・10分間読書 50分の授業時間の中で10分間、読書の時間を取ります。推薦図書を

中心に指示のあった本を読書して下さい。 ◇予習・復習 教科書で扱う教材は授業が始まる前に読んでおくこと。また、その中で自分の知らない

言葉については意味を調べておくこと。授業中先生から紹介のあった本はできるだけ読ん

でおくようにする。また、授業で興味関心を持った事柄についてはノートに書き留めてお

き、自分の意見、考えを書くようにする。 ◇評価 定期考査80点(漢字10点、課題図書10点分を含む)

平常点 20点(漢字テスト10点、提出物10点、他) 合計 100点 中間考査と期末考査の平均が各学期の評価となります。 ◇授業内容 1学期中間考査まで(約10時間) ・ガイダンス(1時間) ・「にじの見える橋」(3時間) ・「ちょっと立ち止まって」(3時間) ・「坊っちゃん」春期課題解説(1時間) ・基本的な文章の書き方(2時間) 1学期期末考査まで(約15時間)

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・漢字に関する理解を深めるために(4時間) ・「さつき」(4時間) ・「大人になれなかった弟たちに…」(4時間) ・作文授業(3時間) ◎夏期課題(読書感想文) 2学期中間考査まで(約15時間) ・「麦わら帽子」(4時間) ・「今に生きる言葉」(4時間) ・夏期課題図書を使った授業(2時間) ・作文授業(5時間) 2学期期末考査まで(約15時間) ・「未来をひらく微生物」(4時間) ・「少年の日の思い出」(6時間) ・作文授業(5時間) 冬期課題(読書感想文) 3学期学年末考査まで(15時間) ・書写の授業 ・「江戸からのメッセージ」(4時間) ・「言葉を探険する」(4時間) ・冬期課題図書を使った授業(2時間) ・作文授業(5時間)

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国語二

[週時間数2] ◇国語二とは

中学 1~3 年は、主に現代文を扱う「国語一」と、古文を扱う「国語二」の二つの「国

語」授業がある。「古文」とは、一般的に明治時代より以前の文章をいう。

「国語二」は、高校に入ると「古文」と名称が変わり、高校 2 年まで文系・理系の区別

なく全員が授業を受ける。

◇授業内容

一学期・二学期は、主に現代日本語の文法(口語文法という)を学習する。三学期から

比較的読みやすい古文を素材に学習を進めていく。ただし、授業進度によっては二学期後

半や終わりぐらいから古文を学ぶ可能性もありうる。

三学期は古文の書かれた時代の日本語の文法事項(古典文法という)を用いながら古文

の学習を進めるのだが、口語文法は古典文法の用語を用いていることが多いため古典文法

学習で学ぶ文法用語になじむことができる。また、文法的な考え方を現代日本語を使って

学んでおくことは古典文法を学ぶときに大変役立つので、口語文法を古文学習に入る前に

学ぶのである。

◇教科書・教材

①『新訂 国文法の基礎』(学宝社) ※口語文法学習用教科書。一学期に配布。

②『やさしい古典』(本学独自教科書) ※古文学習用教科書。三学期に配布。

①は一学期・二学期に使用し、②は三学期(場合によっては二学期後半以降から)に使用する。

また、古代日本語の文法(古典文法ともいう)教科書も配布する可能性がある。古文について

は二学期後半以降に各自で『古語辞典』を購入などしてもらうことになる。辞書のことを含め

古文については適切な時期に授業で指示することとする。

◇ノート

市販のノートでよい。ただし縦書きとなるので、縦書き用ノートが好ましい。

◇宿題(口語文法授業の場合)

適宜指示をするが、主に教科書①にある練習問題を解いてくることになる。

◇考査

中間考査・期末考査(3 学期は学年末考査という)ともそれぞれ 100 点満点。この満点

の中には、提出物などを点数化する「平常点」が入ることがありうる。ただし、点数化さ

れるから提出し、点数化されないから提出しないという「癖」はつけて欲しくないと考え

るので、「平常点」はありえたとしても 1 点~ 10 点くらいを考えている。 以上

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数量

[週時間数 3] 小学校では算数を学んできましたが、これからは数学という科目を学んでいきます。算

数と数学の違いは簡単に言うと、数を文字に置き換えて数量の関係や法則を簡潔にかつ一

般的に表したりして問題を解いていくことです。中学1年の数量では、その基礎となるこ

とを学んでいきます。まずは、これまでの数に負の数を付け加えて、新しい数の世界を学

んでいきます(正負の数)。つぎに文字を使っていろいろな数量の関係を式で表現してい

きます(文字式と方程式)。最後に2つの数量の関係をグラフを用いて考えていきます(関

数)。1年を通して以上のことを学びますが、特に最初は計算問題が多いので自分でたく

さんの問題を解くようにしましょう。 小学校のとき算数があまり好きでなかった人も、あまり構えず積極的に授業に参加して

下さい。きっと数学が楽しくなります。 ◇教材・ノート *教科書 新しい数学1・新しい数学2(東京書籍) *問題集 発展編新中学問題集数学1年・発展編新中学問題集数学2年 *ノートは授業用と問題集用の2冊用意する。 ◇予習・復習 *予習 授業でやるところに目を通しておく。 *復習 ほぼ毎時間宿題が出ます。問題集を自分でどんどん解いておくこと。 *小テストも行ないます。 ◇評価 *平常点10点(小テスト+提出物+授業態度等)定期考査90点の100点満点で評価

します。 *テストにより定期考査と平常点の割合が多少変わることがあります。

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◇授業内容 1学期前半(約13時間) 数学課題の解説 第1章 正負の数………………(中1) ・正負の数 ・加法と減法 ・乗法と除法 ・四則演算

1学期後半(約15時間) 第2章 文字と式………………(中1) ・文字の使用 ・文字式の計算 ・文字を使った公式

第1章 式の計算………………(中2) ・単項式と多項式 ・多項式の計算 ・単項式の乗法と除法 ・式の値

2学期前半(約13時間) 第3章方程式……………………(中1) ・等式 ・等式の性質 ・1次方程式の解き方 ・1次方程式の利用 ・文字式の利用………………(中2)

2学期後半(約18時間) 不等式(旧課程の内容)………(数Ⅰ) ・不等式とその解 ・不等式の性質 ・不等式の解き方 ・不等式の利用

第2章 連立方程式……………(中2)

・連立方程式とその解 ・連立方程式の解き方 ・いろいろな連立方程式 ・連立方程式の利用

連立不等式………………………(数Ⅰ) ・連立不等式とその解 ・連立不等式の解き方 ・いろいろな連立不等式 ・連立不等式の利用

3学期(約18時間) 第4章 比例と反比例…………(中1)

・比例する量 ・座標 ・比例のグラフ ・反比例する量 ・反比例のグラフ ・比例と反比例の利用

第3章 1次関数………………(中2) ・関数

・1次関数の値の変化 ・変化の割合 ・傾きと切片 ・1次関数のグラフ ・1次関数を求めること

※上の表の中で(中1)と書いてある項目では、「新しい数学1」を使って授業が行われ

ることを、(中2)と書いてある項目では、「新しい数学2」を使って授業が行われること

を示す。また、表中の(数Ⅰ)は高校数学Ⅰを意味する。

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図形 [週時間数2] 数学を数量(週3時間)と図形(週2時間)に分けています。 いままでは、図をかいて『多分こうなるだろう』と考えてきたことを本当にそうなるの

か、きちんと順序だてて証明することを学習します。証明は2学期以降に勉強します。1

学期はその下地づくりにあてます。 図形は図が命です。今後、『図を描く』ということは、定規とコンパスのみを使って描

くことを意味します。『分度器』や『定規の目盛り』はあくまでも目安です。作図する(図

を描く)ことが多くなりますが、用語の意味(直線,線分,半直線,など)もきちんと理解し

て下さい。 ◇教材・ノート・持ち物(持ち物には組番氏名を必ず書く。) ●教科書 新しい数学1・新しい数学2(東京書籍) ●問題集 新中学問題集(発展編)1年・2年 ●ノート 授業用と問題集用のノートを 1 冊ずつ用意して下さい。方眼のものは避けて、 普通のノートにして下さい。(数量のノートとも分けてください。)

●その他 授業の時、三角定規1組とコンパスを必ずもってくる。 (コンパスは高価なものでなくて良い。シャープペン付のものなどもある。) ◇予習・授業・復習 ●予習 教科書を読んで、次回授業で何を勉強するかを頭に入れておく。問題を解いて

くるなどの指示があった場合は、その指示に従う。 ●授業 板書は必ずノートに写す。写すとき、説明を聞くときを区別する。図はフリー

ハンドではなく、きちんと描く。 ●復習 復習に重点を置く。ノートのまとめ、もう一度図をかく、問題集を解くなどで

授業内容の確認をする。 ◇評価 ●定期考査90点、平常点10点。平常点は、定期試験前のノート提出、小テストなど

で評価します。 *テストにより定期考査と平常点の割合が多少変わることがあります。

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◇授業内容 ☆1学期前半(約 8 時間) 第5章 平面図形 ……… (中1) ・対称な図形 線分 直線 半直線 線対称 点対称 ・基本の作図 コンパスの使い方 垂線 垂直二等分線 角の二等分線 点と直線の距離

☆2学期後半(約14時間) 第4章 平行と合同 ……… (中2) ・合同な図形 三角形の合同条件 仮定 結論 証明 第5章 図形の性質 ……… (中2) ・三角形 定義 定理 二等辺三角形の性質 二等辺三角形になるための条件 直角三角形の合同条件

☆1学期後半(約10時間) 第5章 平面図形 ……… (中1) ・作図の利用 接線 三角形の五心 第6章 空間図形 ……… (中1) ・多面体 正多面体 角柱 円柱 角錐 円錐 ・2直線、直線と平面、2平面の位置関係 平行 垂直 ねじれの位置

☆3学期(約15時間) 第5章 図形の性質 ……… (中2) ・平行四辺形 平行四辺形の性質 平行四辺形になるための条件 特別な平行四辺形 平行線と面積

☆2学期前半(約12時間) 第6章 空間図形 ……… (中1) ・立体のいろいろな見方 回転体 展開図 立体の切り口 ・立体の体積・表面積 第4章 平行と合同 ……… (中2) ・平行線と角 内角 外角 対頂角 同位角 錯角

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英語

[週時間数5]

~骨太な英語学習者・自立した英語学習者を目指して~ 小学校にはない新しい教科である英語に、皆さんは不安と期待を抱いていることでしょ

う。英語は今や世界中で話されている言語であり、21世紀を生きるこれからの人達には、

避けては通れないものだと思います。またその必要性はこれからますます高まるものと思

われます。 英語の学習は、読むこと、書くこと、聞くこと、話すことの4つからなります。どれ一

つも疎かにすることはできません。新しい外国語を習得する上で、大事なことがあります。

それは何度も繰り返し反復すること、しかも毎日反復練習することです。楽器を練習した

ことのある人には経験があると思いますが、休むと実力は後戻りしてしまいます。それこ

そが語学の練習に根気が必要と言われる理由です。もう一つ大事なことは、勇気と度胸で

しょう。恥ずかしがっていては言葉は上達しません。間違って当たり前の気持ちを持って、

堂々と英語を話してみて下さい。きっといつか自信を持って話せる自分がそこにいるはず

です。君たちには 6 年間を通して、骨太な英語学習者・自立した英語学習者になってもら

いたいです。 ◇教材・ノート *教科書 『Birdland Junior English – 1』 (授業用) 『文法パターン練成 必修編1』(授業用) 『標準新演習英語中学1年』(自宅学習用)

*ノートは3冊使用します。 遵法ノート:授業中の板書用として使用します。 自治ノート:『Birdland Junior English – 1』と『文法パターン練成』の問題演習に

使用します。 単語ノート:単語の意味を書き、単語練習に使用します。

◇予習・復習 *予習は指示に従って Focus の英語を写してくる。 *練習問題などが宿題とされるので、自治ノートにやってくる。 *毎日単語テストがあります。

◇評価 *平常点20点(レッスンテスト+単語テスト+提出物、授業態度等) 定期考査点80点(リスニング10点を含む)の100点満点で評価します。

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◇授業内容 1学期前半(19時間) On Your Mark Lesson 1 I’m David. be 動詞を用いた文(1)(主語が単数) Lesson 2 We’re good friends. be 動詞を用いた文(2)(主語が複数) 1学期後半(27時間) Lesson 3 I like comic books. 一般動詞の使い方(1)(主語が 1,2 人称) Lesson 4 Bill walks to school. 一般動詞の使い方(2)(主語が 3 人称) Lesson 5 What is this in English? 疑問詞の使い方(what, who) 2学期前半(24時間) Lesson 6 Where do you live? 疑問詞の使い方(when, where, whose, which) Lesson 7 It’s raining now. 現在進行形 Lesson 8 Don’t worry, boys. 命令文、Let’s~、be going to

2学期後半(33時間) Lesson 9 Can you ride a unicycle? 助動詞 can / may / must Lesson 10 I was very tired last night. 過去形(1) (be 動詞、一般動詞(不規則変

化)) Lesson 11 We watched a video in class

today. 過去形(2) (一般動詞(規則変化)) 3学期(33時間) Lesson 12 There is a man at the door. There is / are、how much / long Lesson 13 Which do you like better,

coffee or tea? 比較表現(1) 原級 / 比較級 Lesson 14 Brian is the tallest in his class. 比較表現(2) 最上級

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歴史 [週時間数3] 私たちは今、21 世紀という時代に生きています。現代の私たちは、複雑な社会や経済

のしくみの中で、多くの他国の人々と交流しながら生活しています。しかし、そのような

社会や経済、文化が生み出されるまでには、数百万年前からの、地球上における人類の長

い歩みがあったことを忘れてはなりません。その歩みを知ろうとするのが歴史という学問

なのです。ではなぜ歴史を学ばなければならないのでしょうか。その答えは、人類の長年

にわたる歩みを知ることで、私たちはこれからの時代をどう生きたらよいのか、またどの

ような世の中にしたいのかを考える力をつけることが必要だからです。 本校の歴史の授業は、中1で週3時間(日本史分野)、中2で週3時間(日本史分野1

時間・世界史分野2時間)で行われます。内容は、中1では江戸幕府の成立から明治時代

の文化までを、中2の日本史分野で、引きつづき第2次世界大戦までを学習します。そし

て中3の公民の授業では戦後から現代までの歩みを学びます。要するに中1の歴史から中

3の公民までの3年間で、今の世の中がどのように形づくられてきたかを学ぶのです。そ

してこれらの学習を通して、時代を客観的に見る眼を養うことが、歴史の授業の目的なの

です。 ◇ 教材・ノート *教科書(「わたしたちの中学社会 歴史的分野」 日本書籍新社) *資料集(「資料カラー歴史 東京都版」 浜島書店) *用語集(「歴史 基本用語集」 吉野教育図書) *ノート(表紙に、学年・クラス・出席番号・氏名を明記) ◇ 予習・復習 *予習 授業の前に教科書の本文をよく読み、その日の内容を確認すること。 *復習 細かい事柄にとらわれず、大きな歴史の流れを理解すること。(例えば、ある

事件を理解するには、なぜそのようなことが起こったのか、その結果どうなった

のかというように、原因と結果を考えることが大切。) また必要に応じて、資料集・用語集を活用したり担当の先生に質問するなりし

て、疑問点をあとに残さないこと。 ◇ 評価 *定期考査ごとに、試験と平常点(10 点)の合計で評価を出す。 *平常点は、ノート・夏休みの宿題・その他のレポート・授業態度等で決める。 注意点

① 提出物は、決められた期限を守ること。 ② ノートには、黒板に書かれたことはもちろん、そのほか自分で調べたことや考

えたことなども書くこと。

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◇授業内容 1学期前半(約14時間)

第3章 近世社会の成立と発展 第3節 江戸幕府の成立と政治

(1)江戸幕府が成立する (2)幕府が鎖国をおこなう (3)幕府・藩の民衆支配が進む

第4節 新しい時代への動き (1)農業が発達し,都市が繁栄する 1学期後半(約12時間)

(2)民衆の抵抗が高まる (3)政治がゆれ動く (4)町人文化が花開く (5)新しい学問がおこる 2学期前半(約13時間)

(6)幕府政治がゆきづまる 第4章 近代国家の成立とアジア

第2節 開国 (1)日本が世界のうねりに組みこまれる (2)幕府を批判する動きが高まる (3)幕府がたおされる 2学期後半(約16時間)

第3節 明治維新と自由民権運動 (1)新政府が生まれる (2)政府は富国強兵をめざす (3)国会開設をめざす運動がおこる (4)自由と権利を求める運動が高まる (5)政府が帝国憲法を制定する 3学期(約22時間)

第4節 朝鮮侵略と産業革命 (1)日本と清が戦争をする (2)日本とロシアが戦争をする (3)日本が大陸侵略を進める (4)産業革命が進む (5)社会生活が変わる (6)近代文化が広がる

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地理

[週時間数2] 1 学期は、「身近な地域調査」とよばれる分野を学びます。身近な地域調査は、まず芝

周辺の地形的・歴史的な特色を学びます。芝学園に早く慣れるためにも学校周辺について

積極的に調べてください。また、次に生物の校外学習で訪れる真鶴岬のことについて地形

図を用いて学びます。 2 学期以降は、日本だけでなく世界に目を向け、アジア地域を中心に学習を進めていきま

す。 ◇教材・ノート 授業には、教科書・地図帳・ノート・資料集(2 学期に配布)を持ってきてください。

また、授業中に配るプリントはちゃんとファイル(最初の授業時に配布します)に挟み、

大切に保管しましょう。ノートやファイルは提出することを考え、きれいに書き込み、扱

うことを心がけましょう。 ◇予習・復習 授業をちゃんと聞いていれば、予習・復習する必要はありません。 ◇評価について 各試験ごとにノート、プリント類を提出し、平常点として 10 点満点で計算します。残

り 90 点は筆記試験にて算出し、合計 100 点満点で評価します。 ◇内容 (1)1 学期前半

①身近な地域調査 ・芝周辺を調べよう ~フィールドワーク~ ・真鶴岬について ~地形図から等高線を読み取ろう~

(2)1 学期後半 ・日本の風土について学ぼう (3)2 学期前半

・東アジアについて学ぼう (4)2 学期後半

・東南アジアについて学ぼう (5)3 学期

・南アジア・中央アジア・西アジアについて学ぼう

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◇年間授業計画 授業概要 1 学期前半 ・オリエンテーション

・地域調査 (1)芝周辺を調べよう 事前学習 フィールドワーク 調べた結果報告 調査を振りかえって…歴史的背景 地形的特徴 (2)真鶴岬について調べよう~地域的特色を調べよう

1学期後半 (3)日本の風土~気候・地形について (4)日本の生活・文化~都市に集中する人々 ~世界一の長寿国日本 ~日本の伝統文化

2 学期前半 (5)東アジア地誌 中国~風土(自然・気候) ~生活・文化(人口・都市と農村) ~経済(市場経済・所得格差) ~農業(日本への輸出・環境問題) ~工業(鉱工業生産の伸展・中国市場向けの外国企業) 大韓民国~風土(自然・気候) ~生活・文化(ハングル文字・食文化) ~農業(変化する韓国の農業) ~工業(急速な発展をとげる韓国) ~深まる日韓交流

2学期後半 (6)東南アジア地誌 ~風土(自然・気候) ~生活・文化(宗教・言語) ~経済(ASEAN) ~農業(自給のための農業) ~工業(外国資本導入による工業化)

3学期 (7)南アジア地誌 ~風土(自然・気候) ~生活・文化(宗教・言語) ~農業(各地の農業) ~工業(伝統工業と IT 産業) (8)中央アジア地誌 ~風土(乾燥気候と地形) (9)西アジア地誌 ~生活・文化(イスラム教と言語) ~鉱工業(石油など)

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理科1(物理)

[週時間数2]

理科は、自然科学の基礎を学ぶ教科である。その内容は通常、物理・化学・生物・地学

という4つの分野に分けられる。この時間はこの中の「物理」とよばれる分野を学ぶ。

中学受験のときの経験から、「理科は暗記科目だ」と思っているかも知れない。しかし

物理という学問の基本的な姿勢は、数少ない基本法則でなるべく多くのことを説明する、

という点にある。したがって(覚えなければならないことももちろんあるが)、学習の中

心は"考えること"に移る。

難しそうに聞こえるかも知れないが、心配はいらない。授業では「予想をたてて、実験

で確かめる」「実験結果を見て、なぜかを考える」という機会が数多くある。これに積極

的に参加してほしい。くれぐれも「間違うと恥ずかしい」と思って黙っていることのない

ように。科学は、たくさんの科学者がたくさんの間違いを犯しながらつくられてきたもの

なのだから。

◇ 教材・ノート

○教科書(理科1分野・上)

※授業は教科書にそっては行わない。復習のとき、必要に応じて自分で読むこと。

○プリント 必要に応じてプリントを配布する(年間約 40 枚)

※プリントはファイルにとじて保管すること。

○ノート 普通の大学ノートを用意すること。

表紙に 学年・クラス・番号・氏名を明記する。

◇ 予習・復習

○予習 教科書にそって行わないので、予習は不要。

○復習 しっかりすること。次のようなことをすればよい。

・授業で書いたノートを読みなおし、不完全な部分があれば書き足しておく。

・配布されたプリント、および教科書の関連部分の説明を読む。練習問題があればそれ

を解く。

※復習をしてわからないことがあったら、まず友だちと話し合ってみよう。(議論するこ

とは物理を学ぶ上でとても有効な方法です)それでもわからないときは、遠慮なく質問に

くること。

◇ 評価について

○定期試験ごとに、試験と平常点(10~20 点)の合計で評価を出す。

○平常点はノート点検の他、実験のレポートなどの提出物によって決める。

※提出物は決められた提出期限を守ること。

※ノートには、黒板に書かれたことの他、説明を聞いてわかったこと、自分の考えたこ

と、実験を見てわかったこと等々、自分の言葉で書くこと。

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◇ 授業内容

・・・・・3学期(約12時間)・・・・・

Ⅳ.熱 1.熱平衡

2.熱量とその保存

3.物質の比熱

-水は熱しにくく冷めにくい。鉄は?

4.状態変化と熱の出入り

-打ち水をするとなぜ涼しくなるのか

5.熱の伝わりかた

-冬の晴れた日が寒いのは?-

6.熱現象と分子運動

Ⅴ.力と圧力

1.力とは何か

2.水圧

3.大気圧-空気は力持ち-

4.大気圧発見の歴史

・・・・・1学期前半(約10時間)・・・・・

Ⅰ.物質の基本的性質

1.物体と物質

2.重さ-どんなものにも重さがある-

3.物質をつくる粒子

4.体積

5.密度-鉄の浮く液体-

・・・・・1学期後半(約10時間)・・・・・

6.温度と物体

7.状態変化-鉄もとけるし空気もこおる

・・・・・2学期前半(約10時間)・・・・・

Ⅱ.光

1.物体が見えるとは

2.光の直進と物の見え方

3.光の反射

4.光の屈折-しんきろうはなぜ見える-

5.凸レンズ-虫眼鏡はなぜ大きく見える-

6.カメラ-手作りカメラで写真を撮ろう-

・・・・・2学期後半(約10時間)・・・・・ 7.光と物体の色-虹に隠された秘密-

Ⅲ.音 1.物体の振動 2.物体の振動と音 -音の出るものは振動している- 3.振動の伝播-音が耳に聞こえるまで-

4.その他の話題

(1)固有振動

-楽器の音階はどうしてできる?-

(2)音速-水中の音速は空気中より速い?-

-自然は真空を嫌うのか?- 5.パスカルの原理

-ジャッキが大きな力を出すしくみ-

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理科 2(生物)

[週時間数2] 一年間を通して、身近な生き物の実験・観察に主体を置き、生命現象に対する科学的な

見方や考え方を養う。植物や動物の体と生活と種類などを理解し、生命の多様性を学ぶ。 授業は2時間連続で実験室で行う。年間二回の校外学習として、真鶴での海の生物を中

心とした無脊椎動物の学習と、多摩動物公園での哺乳類の分類・生態・分布の学習を行う。 ◇ 教科書・ノート ・教科書は使わずに独自教材の「中学生物実験観察ハンドブック」を使う。 ・ノートは大学ノートを用意する。実験・観察の際にスケッチ等をノートにする。 ・校外学習(真鶴・多摩動物公園)ではレポート提出。 ◇ 予習・復習 特に予習は必要ない。授業の内容・ハンドブックをしっかり理解すること。授業中に終

わらなかった観察・課題については、各自でインターネットや図書等で調べてノートにや

っておくこと。 ◇ 評価 定期考査の点数と平常点(5~10 点)で評価する。平常点には、授業での観察や実験

結果を記したノートの内容と校外学習のレポートを含む。また、夏休みの自由研究や冬休

みの読書感想文も加味する。 ◇ 授業内容 1学期 ①生物授業オリエンテーション(中学の生物の授業について、生物実験室利用の注意)

②野外授業(春の草花)

(学校周辺の地図を書き、芝公園で観察される春の代表的な草花をスケッチと分類)

③顕微鏡の使い方

(顕微鏡各部の名称と取り扱い 検鏡の方法 ショウジョウバエのハネの観察)

④オオカナダモの観察

(プレパラートの作り方 植物細胞の構造 原形質流動の観察)

⑤双眼実体顕微鏡の使い方

(双眼顕微鏡各部の名称と取り扱い 検鏡の方法

⑥タンポポの花の観察

(セイヨウタンポポとカントウタンポポの違い 被子植物の花の基本構造 タンポポの花の構造)

⑦校外学習 真鶴「磯の生き物の観察」

⑧生物の分類と学名

⑨アメリカザリガニの外部形態の観察

(節足動物の昆虫・甲殻・クモ・多足の体の特徴 ザリガニの分類と学名・♂♀の違い)

⑩カイコの外部形態の観察

(分類と学名 体の特徴 ♂♀の違い 飼育 成長)

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⑪ユスリカの外部形態の観察

(分類と学名 体の特徴)

⑫ダンゴムシの迷路実験

(分類と学名 4 種類の迷路の実験 実験のまとめ方 考察について)

⑬ゾウリムシの観察

(分類と学名 各部の名称とはたらき 培養法 収縮胞の収縮回数の計測)

2学期

①野外授業(秋の草花)

(学校周辺の地図を書き、芝公園で観察される秋の代表的な草花をスケッチと分類)

②カイコの内部形態の観察

(分類と学名の確認 消化器官 排出器官(マルピーギ管)絹糸腺の観察とスケッチ)

③ミミズの観察

(環形動物の体の特徴 分類と学名 外部形態の観察 動きの観察 解剖)

④ミジンコの観察

(分類と学名 ミジンコの採集法 観察とスケッチ 心臓の拍動の計測)

⑤脊椎動物門について

(脊椎動物の6門の特徴 )

⑥ヒトの各骨の名称とはたらき

⑦草食動物と肉食動物の頭骨の観察

(頭骨の観察 歯式について 各歯の特徴とはたらき)

⑧野外授業(秋の樹木)

(芝公園で観察される樹木の葉の特徴 葉の形とつき方 葉の基本形 葉のつき方)

⑨フナの解剖

(分類と学名 各部の測定 外部形態の観察とスケッチ 解剖と内部構造のスケッチ)

⑩校外学習 多摩動物公園「哺乳類の分類」

⑪ハマグリの解剖

(軟体動物の特徴 学名と分類 外形の観察とスケッチ 各部の測定 解剖と内部の構

造)

⑫生物の進化

(絶対年代 地質年代 動植物の進化 示準化石と示相化石 人類の進化)

⑬果実の観察

(真果と偽果の違い 果実の構造 ミカン リンゴ カキの断面の観察 カキの種子の観

察)

3学期

①野外授業(冬の樹木)

(芝公園の常緑針葉樹 落葉針葉樹 常緑広葉樹 落葉広葉樹の観察 冬芽と葉痕の観察)

②光合成とそのしくみ

(光合成の反応 光合成と環境条件 光合成と呼吸 実験 1,2,3 演習問題)

③イカの解剖

(軟体動物門頭足綱の確認 外形のスケッチ 解剖と内部構造のスケッチ ♂♀の違い)

④生態学

(環境要因 生物と環境の関係 作用と反作用 適応 生物どうしの関係 生態系)

⑤魚のウロコ

(いろいろな魚のウロコ メダカのウロコの観察)

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体育 [週時間数3] 実技では特に基礎的運動能力である走・跳・投の能力を身につけることが大切である。

それに自己の能力を知り、自己の技能を高めるには、身につけようとする技能と、その

練習方法などを良く研究し、自分の体力や技能などの長所・短所をよく調べ、合理的な

練習の仕方を工夫するとよい。例えば①初歩的段階 ②進んだ段階 ③さらに進んだ段

階 と区分してみるのも一つの方法である。 授業の中では集団として行動する場面が多くなるので、仲間と協力し、練習上の決ま

りを守ることが大切である。また集団的ゲームでは競技ルールを守り、相手や審判を尊

重し、自分の責任を果たし、公正な態度で競技することが要求される。運動学習を通じ

て社会行動を身につけて欲しい。 ◇ 服装 学校指定の体育着を着用する。体育館を使用するときも指定のシューズを履く。校庭

では運動靴を履く。 ◇ 評価 他の教科と異なり、実技テスト(種目別)の他に授業態度(欠席・見学を含む)・服

装等全般にわたって評価する。 ◇ 授業内容 1学期前半 ・集団行動(8 時間) 集団行動の主な行動を身につける。 ・短距離走(5 時間) 50m 走、リレー種目などを行なう。

1学期後半 ・サッカー(12 時間) インサイドキック,アウトサイドキック。リフティング。ドリブル練習。(4時間) 試験はインサイド,アウトサイドキックをみる。(4時間) ミニゲーム形式の練習。(4時間)

2学期前半 ・バレーボール(12 時間) オーバーハンド,アンダーハンドのパス。(7時間) オーバー,アンダーのパスのみでのゲーム。(2時間) サーブの練習。(3時間) 最後にオーバーハンド,アンダーハンドパスの試験を行う。

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2学期後半 ・マット運動(8 時間) 前転・後転 様々な種類の前転・後転 三点倒立 後転倒立 ・バスケットボール(12時間)

各種パス・ドリブルの練習及び習得。(4 時間) レイアップシュートの練習及び習得。その後ゲームに移る。(8時間)

3学期 ・バスケットボール(8~10 時間) 主にゲームを中心に行ない、ルールの確認をする。 ・長距離走(6~8時間) この種目は六カ年通してあるものだが,君達の心肺機能を高める種目であるので,

バレー,バスケ,サッカー等と違い技術の習得にはなりにくい。よって,各学年ごと

に同じような授業になる。 最初の授業で 1500mタイムトライアルを行ない、現在の自分の全身持久力を知る。

その後の授業から 2000,2500,3000 メートル徐々に距離を伸ばしていく。(50分授

業では 3500 メートルが限界) 各授業ごとに必ずタイムを記録する。授業を行なう毎に君達の心肺機能は確実に上

がってくる。最後の授業で再度 1500mタイムトライアルを行なう。最初の授業に計

った 1500mのタイムと比較して各生徒の記録の向上をみる。試験は毎時間計測して

いるタイムによっておこなう。しかし、最初から能力がある者、能力はないが一生懸

命やっている者の違いは教員がしっかり見ている。

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音楽

[週時間数2] 音楽とは、字のごとく音を使って楽しむことです。音楽的な難しい理屈を知らなくても

楽しむことはできます。しかし、昔の有名な作曲家や歴史的な背景など少しずつ音楽的な

知識、理論、技術などをマスターしていくことによってもっと奥深く音楽に感動できたり、

表現豊かな音楽が演奏できることに違いありません。

一年生では、音楽活動の楽しさを体験することを通して、音や音楽に興味や関心を持ち、

音楽の美しさを感じ取り、基礎的な知識や演奏技術を身に付けて貰いたいと思います。

実技では、合唱コンクールに向けての歌の練習、ソプラノリコーダの合奏や和太鼓の打

ち方の基礎を学びます。

音楽理論では、楽譜を本当に理解して読むために音符や休符、各記号の名前や書き方、

意味など、基礎から少しずつ勉強していきます。

鑑賞では、CDだけではなく、ビデオ、レーザーディスク、DVDなどを使い耳と目か

ら情報を取り込み鑑賞致します。また、11~12月頃、生のコンサートを鑑賞し、本物

の楽器の音色や迫力、臨場感などを体験します。

以上、盛りだくさんの内容ですので、楽しく音楽の授業に参加して下さい。

◇教材・ノート

◇ 教科書:「中学生の音楽1」、「中学生の器楽」

◇ ノート:「音楽のキャンパス1」

◇ プリント:年に10枚程度、授業時必要に応じて配布

◇ ソプラノリコーダー:小学校で使っていたもので良い

※ 本校の文房具売店でも購入可

◇予習・復習

◇ 予習は特に必要ありません。

◇ 復習は定期考査前に、実技練習は実技試験前に行った方が良い。

◇評価について

◇ 筆記試験 中間考査は、全学期実施しない。

期末考査は、40~60点(1学期は実施しない。)

◇ 実 技 20~60点

◇ ノート・感想文 10~30点(提出物)

◇ 平常点 10~20点(授業態度・忘れ物等)

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◇授業内容

◇ 1学期 (16時間)

・ 校歌 : 歌詞の意味・メロディー・暗譜で歌う

・ 鑑賞 : ビバルディ「春」 一楽章、二楽章、三楽章 〈ノート提出〉

映画鑑賞「青きドナウ」 〈感想文提出〉

・ ソプラノリコーダー : 「春」(二重奏) 〈実技テスト〉

・ 合唱コンクール練習(二部合唱)

課題曲 : 「Let's search for Tomorrow」 〈実技テスト〉

自由曲 : 各クラスで選んだ二部合唱曲

◇ 2学期 (21時間)

・ 合唱コンクール講堂練習 / リハーサル / 本番(学園祭にて)

・ 合唱コンクールの反省 〈感想文提出〉

・ 音楽通論 : 音楽の基礎知識 〈ノート提出〉

(1)譜表

(2)音符と休符・(音符休符のビンゴゲーム)

(3)変化記号

・ 鑑賞 : シューベルト「魔王」 〈ノート提出〉

日本の楽器の響き 箏曲「六段の調」 〈ノート提出〉

箏曲「さくら変奏曲」 〈ノート提出〉

尺八二重奏曲「鹿の遠音」

・ 和太鼓入門 : 基礎知識(ビデオ学習) 〈実技テスト〉

基礎実技 正しい構え方と、打ち方の練習

器楽:練習①②③ 「太鼓で祭り」 〈実技テスト〉

◇ 3学期 (12時間)

・ 西洋音楽史 : 音楽の起源からバロック音楽まで 〈プリント提出〉

・ 鑑賞 : 中世の音楽「グレゴリオ聖歌」 〈プリント提出〉

バッハ「小フーガ ト短調」 〈プリント提出〉

ヘンデル オラトリオ「救世主」より

『ハレルヤ・コーラス』 〈プリント提出〉

・ 音楽通論 : 音楽の基礎知識 〈ノート提出〉

(4)拍子・(リズムゲーム)

(5)強弱記号・反復記号・速度標語と記号

その他の記号 ・ 一年生のまとめ

・ 器楽合奏 : ラテン音楽「テキーラ」

リコーダー合奏 〈実技テスト〉

ラテン楽器のリズム合奏 〈実技テスト〉

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美術 [週時間数2] 中学の3年間では『描く。デザインする。創り出す。』制作を3本柱に作品制作が進め

られる。(ものの見方やとらえ方。)(正しい道具の使い方。)(材料を大切にする心。)(制

作に取り組む態度。)が作品制作の基本であり、決して“ 上手い下手 ”では評価され

ないことに留意し完成を目差して努力してほしい。 各学年共に授業時数が少なく制作時間は多くないので、毎回の授業を効率よく進め、次週

の授業まで前向きの意識を持続させること。 中学1年では週2時間の連続授業を有効に生かして、必ず学校で完成させる姿勢を身に

着けること。また今後の授業に対する心構えを充分に体得してほしい。

◇評価 基本的に完成した作品によって評価する。考査は行わないので毎学期末の作品提出がす

べてである。未提出は0点とし、100点満点で評価する。 ◇授業内容 1 学 期 2 学 期 3 学 期

鉛筆デッサン

鉛筆5種類、スケッチブ

ック、練りゴム、カッター

を使用。鉛筆はカッターで

削り、研ぐ。鉛筆のみでも

考え方と扱い方によって

無限の表現方法があるこ

とを理解する。

野外風景スケッチ木版

芝学園でのスケッチを

もとに木版画をおこし刷

り上げる。彫刻等使用の基

礎をつかみ、一版多色刷り

や裏彩色等、多様な版画表

現を試みる。

デザイン

正方形とその対角線によ

る平面構成。色彩世界の知識

を深め着彩画の基礎をつか

む。丁寧な作業と美しい仕上

がりが要求される。 ポスターカラー使用。

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技術 [週時間数1] 中学1年生で1年間、木材加工に取り組みます。 僕は、不器用だから技術科大丈夫かな?と心配する生徒もいるかもしれません。しかし、

中学1年生の木材加工は、器用・不器用によって作品の出来がきまるわけではありません。

失敗するとすれば、道具を使う感覚によって失敗するのではなく、準備が悪かったり(刃

物が切れない、ケガキが正しくない)、手順(加工手順)が違っていることが多いからで

す。上手く作業を進めることができない時、なぜ上手くいかないかを検証することが、技

術科で作品を製作する上で最も大切なことです。 ◇ 教材・ノート(道具) しらがき 罫引き のみ かんな げんのう さしがね 鉛筆 (しらがき 罫引きについては、配布、それ以外のものは、5月中旬各自持参)

http://www2.shiba.ac.jp/~gijyutu/dougu/dougu.htm ◇ 予習・復習 毎回の授業中で終わらなかった作業がある場合、次の授業までに放課後など技術室を利

用し作業を終わらせること。 忘れてしまった授業内容は http://www2.shiba.ac.jp/~gijyutu/で確認すること。

◇ 評価 毎学期末の課題提出によって評価します。 課題の未提出、未完成は0点とし 100 点満点で評価します。 (中間考査、期末考査、学年末考査は行わない)

◇ 授業内容 1学期 刃物の手入れ 詳しくは下記ページ参照 http://www2.shiba.ac.jp/~gijyutu/uraosi/uraosi.html http://www2.shiba.ac.jp/~gijyutu/togi/togi-2.htm 2学期 かんなの仕込み 詳しくは下記ページ参照 http://www2.shiba.ac.jp/~gijyutu/osaemizo/osaemizo.htm 木材の加工練習 3学期 木材加工 組み接ぎによる木箱製作 詳しくは下記ページ参照 http://www2.shiba.ac.jp/~gijyutu/hako-1/hako.htm