資料3-2...2 (3)海外進出支援(16機関)...

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1 各支援機関における平成28年度活動計画について 平成28年5月 活動計画の概要 (1)情報提供(全20機関) ・業界団体等のニーズに応じた海外展開セミナーや説明会を全機関合計で480回以上 開催・ホームページ、メールマガジン、広報誌等を通じたタイムリーな情報発信を実施(15機関) ・海外展開を目指す企業からの各種相談に対応するための相談窓口を設置。(14機関) (2)海外展開に向けた事前準備支援(7機関) ・専門家による指導・助言等を通じて事業計画の策定、F/Sを実施。(5機関) ・国内での支援機関によるアドバイスや海外での普及・実証活動を通じて、商品・サー ビス開発を支援。(3機関) <実施機関> HIDA、クールジャパン機構、工業所有権情報・研修館、JICA、商工中金、NEDO、 全国商工会連合会、全国中央会、中小機構、診断協会、日本規格協会、日本商工会議所、 政策公庫、税理士会、弁理士会、日本ニュービジネス協議会、日本品質保証機構、 日弁連、ジェトロ、日本貿易保険 <実施機関> 工業所有権情報・研修館、JICA、NEDO、全国商工会連合会、全国中央会、中小機構、 ジェトロ 資料3-2

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Page 1: 資料3-2...2 (3)海外進出支援(16機関) ・国内外での展示会出展等の支援を通じた現地進出支援を15機関合計で160回以上 実施。 ・企業内研修やインターンシップ等によりグローバル人材の育成を支援。支援機関の資

1

各支援機関における平成28年度活動計画について

平成28年5月

中 小 企 業 庁

活動計画の概要

(1)情報提供(全20機関)

・業界団体等のニーズに応じた海外展開セミナーや説明会を全機関合計で480回以上

開催。

・ホームページ、メールマガジン、広報誌等を通じたタイムリーな情報発信を実施。

(15機関)

・海外展開を目指す企業からの各種相談に対応するための相談窓口を設置。(14機関)

(2)海外展開に向けた事前準備支援(7機関)

・専門家による指導・助言等を通じて事業計画の策定、F/Sを実施。(5機関)

・国内での支援機関によるアドバイスや海外での普及・実証活動を通じて、商品・サー

ビス開発を支援。(3機関)

<実施機関>

HIDA、クールジャパン機構、工業所有権情報・研修館、JICA、商工中金、NEDO、

全国商工会連合会、全国中央会、中小機構、診断協会、日本規格協会、日本商工会議所、

政策公庫、税理士会、弁理士会、日本ニュービジネス協議会、日本品質保証機構、

日弁連、ジェトロ、日本貿易保険

<実施機関>

工業所有権情報・研修館、JICA、NEDO、全国商工会連合会、全国中央会、中小機構、

ジェトロ

資料3-2

Page 2: 資料3-2...2 (3)海外進出支援(16機関) ・国内外での展示会出展等の支援を通じた現地進出支援を15機関合計で160回以上 実施。 ・企業内研修やインターンシップ等によりグローバル人材の育成を支援。支援機関の資

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(3)海外進出支援(16機関)

・国内外での展示会出展等の支援を通じた現地進出支援を15機関合計で160回以上

実施。

・企業内研修やインターンシップ等によりグローバル人材の育成を支援。支援機関の資

質向上に向けた研修も開催。(5機関)

・資金調達支援、専門家からの助言や保険の活用も含めたリスクマネジメント手法の普

及等を通じて、円滑な海外展開を後押し。(10機関)

(4)支援体制の強化、支援機関の相互連携(15機関)

・支援人員の増強、窓口機能の拡充、システム整備等により支援体制を強化。(10機

関)

・国内での実現可能性調査支援、展示会出展支援等から海外現地の情報を有する支援機

関の持つメニューへ橋渡しを行い、シームレスな支援を実現。(6機関)

・セミナー・商談会等の共催、企業が持つ課題の共有化等を通じて、地域金融機関や地

方自治体等との連携を強化し、課題解決に向けた効果的な支援を実現。(5機関)

<実施機関>

HIDA、クールジャパン機構、工業所有権情報・研修館、JICA、商工中金、

全国商工会連合会、全国中央会、中小機構、診断協会、日本商工会議所、政策公庫、

日本品質保証機構、日弁連、ジェトロ、日本貿易保険

<実施機関>

HIDA、クールジャパン機構、工業所有権情報・研修館、JICA、中小機構、診断協会、

日本規格協会、日本商工会議所、政策公庫、弁理士会、日本ニュービジネス協議会、

日本品質保証機構、日弁連、ジェトロ、日本貿易保険

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各支援機関の活動計画

一般財団法人海外産業人材育成協会 .....................................4

株式会社海外需要開拓支援機構 .........................................5

独立行政法人工業所有権情報・研修館 ...................................6

独立行政法人国際協力機構 .............................................7

株式会社商工組合中央金庫 .............................................9

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 ..................10

全国商工会連合会 ....................................................11

全国中小企業団体中央会 ..............................................12

独立行政法人中小企業基盤整備機構 ....................................13

一般社団法人中小企業診断協会 ........................................16

一般財団法人日本規格協会 ............................................17

日本商工会議所 ......................................................18

日本政策金融公庫 ....................................................19

日本税理士会連合会 ..................................................21

日本弁理士会 ........................................................22

公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会 ..........................23

一般財団法人日本品質保証機構 ........................................24

日本弁護士連合会 ....................................................25

独立行政法人日本貿易振興機構 ........................................26

独立行政法人日本貿易保険 ............................................31

(五十音順)

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一般財団法人海外産業人材育成協会 (1) 情報提供

① 情報発信 ・ HIDAホームページおよびHIDA総合研究所ホームページ(Global Interface Japan)

において海外展開サポートメニュー情報や海外展開企業に役立つ情報等を掲載する。

・ 月1~2回発行のメールマガジンで新輸出大国コンソーシアムおよび海外展開サポートメニュー等の情報発信。

・ 地方自治体、産業団体、金融機関等が行うセミナー等でのサポートメニューの説明20回以上。

・ 企業の海外展開を支援する制度の説明会を月に2回開催する。また、個別企業からの相談に応じる場を提供する。

② 相談窓口設置 海外展開支援を専門に行う部署として HIDA 北千住事務所に「海外展開サポートセ

ンター」、東銀座事務所に「海外展開サポートデスク」を新たに設置。 (2) 海外展開に向けた事前準備支援

① 販路開拓支援(市場調査等) コンソーシアムのコンシェルジュ等から紹介された案件に対して、HIDA 総合研究

所が行う海外展開サポートメニューを活用した販路開拓支援を行う。特に TPP 対象国のベトナムにおいては、AOTS ベトナム同窓会の持つネットワークを活用し、ベトナムの地元企業ならではの情報と人脈の強みを活かした支援を行う。

② 人材育成支援 コンソーシアムのコンシェルジュ等から紹介された案件に対して、HIDA が行う研

修事業、専門家派遣事業、インターンシップ事業等を活用し、日本および海外の産業人材の育成を行う。

(3) 各支援機関の支援体制強化 HIDA 総合研究所 グローバル事業部内の海外展開サポートセンターおよび海外展開サポートデスクに常勤職員2名を新たに配置し、その他 HIDA 総合研究所の職員14名と共に企業の海外展開支援を行う。

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株式会社海外需要開拓支援機構 (1) 情報提供

① 情報発信 機構の事業活動について、政府(在外公館も含む)、政府関係機関、関係業界団体・

関係企業、地方公共団体などとのネットワークも活用し、情報発信を実施。 新輸出大国コンソーシアムの対応窓口チームに、地域毎の担当を設定し、定期的

に担当地域を訪問し情報発信するとともに、地域でのネットワークを構築し、支援対象となる可能性のある事業の発掘に務める。 社長クラスによる情報発信については、月1回以上実施。

② 相談窓口設置 新輸出大国コンソーシアムにおける相談対応のため、社内(投資連携・促進グル

ープ)に専門の相談対応ラインを構築し、外部からの問合せに迅速に対応できる体制を強化し、相談者への対応を充実

(2) 海外展開に向けた事前準備支援 ① 相談対応の過程において、案件同士の連携や販路開拓のサポートになるようなアド

バイスを実施する。 (3) 海外現地進出支援

① 資金調達支援 28年度予算170億円(財投)、政府保証借入枠330億円等を活用し、日本経

済の活性化に向け、「我が国の生活文化の特色を生かした魅力ある商品やサービス」をビジネスに活用し「海外需要の開拓」を狙う事業者に対し、「民業補完」の徹底の下、民間投資の「呼び水」としてリスクマネーを供給。

(4) 各支援機関の支援体制強化 新輸出大国コンソーシアムにおける相談対応のため、社内(投資連携・促進グループ)に専門の相談対応ラインを構築し、外部からの問合せに迅速に対応できる体制を強化し、相談者への対応を充実。

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独立行政法人工業所有権情報・研修館 (1) 情報提供

① 情報発信 海外知的財産活用講座を全国各地でH28年度30回以上実施(TPP活用も含む)。 経済産業局、自治体等の要請に基づく「海外展開における知財面のポイント等

の講演」への講師派遣、及び個別企業からの要請に基づく企業内研修への講師派遣等。H28 年度は約 60 回の講師派遣を予定。

新興国等知財情報データバンクにおいてTPP対象国を含む各国の知財情報を提供。

② 相談窓口の設置 既設の海外展開知財支援窓口にてTPP活用も含めて対応。(支援依頼を受けて

海外知的財産プロデューサー等が企業へ無料訪問。電話・メールでの支援も実施。)H28 年度は 400 件の支援が行える体制を用意。

既設の知財総合支援窓口(全国47都道府県に設置)にて海外展開に関する相談の掘り起こし及び海外知的財産プロデューサー等との連携による支援を実施。

(2) 海外展開に向けた事前準備支援 ① 事業計画策定支援 海外展開における知財リスク対策、TPP活用も含めた知財戦略の策定を海外

知的財産プロデューサー等がアドバイス。 海外展開時の契約に関するアドバイス。 ビジネス展開に応じた出願国の選定等に関するアドバイス。

② 人材育成支援 企業依頼による企業内研修の講師派遣(再掲)。

(3) 海外現地進出支援 ① 現地進出支援(展示会出展等) 展示会において開示すべき情報と秘匿化すべき情報の仕分け等に関する海外知

的財産プロデューサー等による支援。 ② リスクマネジメント支援 海外展開における知財リスク対策、TPP活用も含めた知財戦略の策定を海外

知的財産プロデューサー等がアドバイス(再掲)。 海外展開時の契約に関するアドバイス(再掲)。 ビジネス展開に応じた出願国の選定等に関するアドバイス(再掲)。

(アドバイス例)

海外進出時の進出予定国における権利化及び関連知財の事前調査の推奨。 現地企業との共同開発等における文書、図面、設備等の管理、契約の帰属関係

等に関する留意点。 技術流出のリスクを軽減するための社内知財管理体制の構築に関する提案。

(4) 各支援機関の支援体制強化

・ 海外知的財産プロデューサー等の増員。 ・ 知財総合支援窓口における専門家(弁理士、弁護士、中小企業診断士等)派遣

による、高度な相談や支援要請に対する対応力の強化。

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独立行政法人国際協力機構 (1) 情報提供

① 情報発信 中小企業等の製品・技術を用いた途上国の開発課題解決に資する、中小企業等

の海外展開を支援するセミナー等を 80 回以上実施。 中小企業等の製品・技術の活用が期待される開発途上国の課題を Web サイト上

に提示し、これらの課題に係る企業の理解促進を促す。 広報ツールのアップデート及び改善を行い、途上国の開発課題解決に資する中

小企業等の海外展開事例に係る広報を積極的に展開する。 ② 相談窓口設置

地方機関、本部を通じて、中小企業等に対し、当機構の事業に関する個別相談及びコンサルテーションを積極的に実施。その際、コンソーシアム利用が望ましいと考えられる中小企業等に対して、コンソーシアムの内容を紹介する。

③ その他 中小企業等の途上国における開発課題に係る理解促進のため、現地調査プログ

ラムを 6件程度実施 (2) 海外展開に向けた事前準備支援

① 事業計画策定支援 中小企業等の途上国における開発課題解決に資する海外事業に必要な基礎情報

収集・事業計画策定を支援するべく、基礎調査を 23 件程度採択。 中小企業等の製品・技術等を途上国の開発課題解決へ活用する可能性検討を支

援するべく、案件化調査を 70 件程度採択。 協力準備調査(BOP ビジネス連携促進)を通じて、BOP 層を主たる対象とし、途

上国の開発課題解決に資する BOP ビジネスについて、提案されたビジネス計画の作成を支援する。

② 商品・サービス開発支援 中小企業等の製品・技術等に関する途上国の開発課題解決への現地適合性を高

めるための実証活動を支援するべく、普及・実証事業を 37 件程度採択。 ③ 販路開拓支援(市場調査等) 途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業を通じて、途上国の政

府関係者を主な対象とする本邦での研修や現地でのセミナー等により、日本企業が持つ優れた製品、技術、システム等への理解を促し、販路開拓を支援する。

④ 人材育成支援 中小企業等のニーズにもとづき社員を青年海外協力隊やシニア海外ボランティ

アとして派遣する「民間連携ボランティア制度」により、グローバルな人材の育成を支援する。

国際協力人材を求める組織や団体に様々な情報を提供する「国際協力キャリア総合情報サイト(PARTNER)」等を通じて、青年海外協力隊や日系社会青年ボランティア経験者を含む、途上国等で活躍する人材と中小企業等のマッチングの場を提供し、企業の人材育成支援に積極的に貢献する。

(3) 海外現地進出支援

① 現地進出支援 当機構の海外拠点を通じた現地情報の提供を行うとともに、JETRO が実施する

「中小企業海外展開現地支援プラットフォーム事業」に参画し、積極的に貢献する。

② リスクマネジメント支援

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当機構の海外拠点を通じた途上国の安全管理情報提供を通じて、中小企業等の安全管理に係るリスクマネジメント支援を実施する。

③ その他 アジア地域(ベトナム、ミャンマー、カンボジア、ラオス、モンゴル、キルギ

ス、ウズベキスタン)に所在する日本センターを通じて、ビジネス研修修了生とのネットワークを活用し、現地ビジネス関連情報の提供や、受講生に対する求人情報の紹介、現地企業との交流会を実施する。

(4) 各支援機関の支援体制強化

・ 当機構の海外拠点、地方機関において、中小企業等の製品・技術を用いた途上国の開発課題解決促進に資する人材の配置を強化する。

・ 他の支援機関、金融機関、自治体等との連携強化に向けて、セミナー等のイベントでの後援や共催、採択案件等に係る情報の共有を積極的に推進する。

・ 中小企業等の製品・技術を用いた途上国の開発課題解決を各種コンサルタントの持つ専門性を活かして支援するべく、中小企業等とコンサルタントとのマッチングを促進する。

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株式会社商工組合中央金庫 (1) 資金調達支援

① 貿易決済支援、海外現地法人貸出、スタンドバイ・クレジット等の従来の支援策を引続き行うとともに、2行の海外金融機関(オーバーシー・チャイニーズ銀行、メトロポリタン銀行)と新たに提携(従来16行)、また海外拠点の人員体制の拡充により、一層の活動を強化する。

② 特定分野に優れた技術や商品を有する中小・中堅企業が、グローバルニッチトップ(GNT)を目指すために必要な海外展開に係る融資を行う(平成 28 年度:予算130 億円 平成 27 年度実績 143 件 154 億円)。 <参考:実績> 平成 28 年 2 月 22 日

~4月 30 日 平成 27 年 2 月 22 日~4月 30 日

海外現地法人貸出 (うち TPP 対象国)

216 件 540 億円(174 件 505 億円)

176 件 474 億円 (125 件 423 億円)

スタンドバイ・クレジット (うち TPP 対象国)

24 件 31 億円(3 件 5 億円)

19 件 13 億円 (0 件 0 億円)

貿易決済支援 951 百万ドル 887 百万ドル 外貨貸付 72 件 72 億円 51 件 58 億円 GNT支援貸付 (うち TPP 対象国)

27 件 23 億円(8 件 7 億円)

15 件 13 億円 (0 件 0 億円)

(2) 情報提供支援

① 取引先向けに「新輸出大国コンソーシアム」の案内チラシを配布。商工中金独自の同コンソーシアムの案内資料を作成、全営業店で周知活動を行い、4月に5先の中小企業を新輸出大国コンソーシアムへ紹介。 更にジェトロ等の各機関との連携を強化し、中小企業向け説明会を実施する等、営業担当者によるTPPの周知活動を拡充する。

② 海外展開に関する取引先の相談ニーズに応え、「海外展開サポートデスク」の相談件数を年間 3,000 件以上とする。 <参考:4月実績> 平成 28 年 2 月 26 日

~4月 30 日 平成 27 年 2 月 26 日~4月 30 日

相談件数 (うち TPP 対象国)

544 件(104 件)

459 件 (93 件)

(3) 海外ビジネスマッチング

① 商工中金の国内・海外のネットワークをフルに活用し、海外現地法人間のビジネスマッチングを推進する。

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国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (1)情報発信

平成 28 年度「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」にかかる説明会を9回以上開催し、新輸出大国コンソーシアムにかかる支援の周知を図る。 また、イノベーション・ジャパン等のビジネスマッチングの機会において、新輸出大国コンソーシアムの案内チラシの配布と担当者の説明により、全国で周知活動を展開する。

(2)事業支援 平成 28 年度「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」において、海外展開が期待される事業計画については、新輸出大国コンソーシアムが設置するコンシエルジュからの推薦を受付け、採択された企業の事業化に向けての研究開発支援を行う。 上記(1)の説明会にかかる情報発信により、当該事業申請にかかる推薦を 10 件以上受け付ける。

(3)新輸出大国コンソーシアムへのフィードバック 上記推薦を受けた申請事業にかかる分析を行い、海外展開支援事業を推進すべくコンシエルジュと分析結果の共有を図ることにより、新輸出大国コンソーシアムへのフィードバックを行う。

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全国商工会連合会 (1) 情報提供

① 情報発信 イントラネット等を活用し、47都道府県商工会連合会を通じて、全国の商工

会へ適宜関連情報の発信を行う。【通年】 月刊商工会(発行部数:約 5 万部)にて、関連記事を掲載する。【通年・適宜】

② 相談窓口設置 47都道府県商工会連合会へ相談窓口を設置し、管轄商工会とともに会員事業

者を中心とした中小・小規模事業者の相談対応を行う。【開設:H28 年 3 月末、相談対応:通年】

(2) 海外現地進出支援 ① 現地進出支援(展示会出展等) 地方公共団体連携型広域展示販売・商談会事業において、海外開催型 2 件(台

湾、香港にて商談・販売イベントを実施予定)を採択予定(5月 11 日公表)。これら 2件の実施にあたり、補助事業者に対し指導を行う。【通年】

小規模事業者持続化補助金を活用して海外販路開拓を目指す小規模事業者に対して(公募期間中・件数未定)、各地の商工会による伴走型支援を実施する。【通年】

JETRO 等の海外支援機関との連携を強化し、海外進出支援を実施する。【通年】 過年度実施した展示商談・販売会(EU 圏・アジア圏にて開催実績あり)参加事

業者への継続した販路開拓支援を実施する。【通年】 海外 PL 保険・海外知財訴訟保険の普及・加入促進を実施する。【通年】

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全国中小企業団体中央会 (1) 情報提供

① 情報発信 TPPの具体的な問題点を検討し意見集約を行うため、新たに設置した「海外

展開研究会」を年3回以上開催 海外展開関連セミナーを年3回以上開催 月刊機関誌(中小企業と組合)への関連記事(インバウンド含む)掲載(随時) メールマガジンを通じての情報提供(随時) 海外知財訴訟保険制度・海外PL保険制度の普及推進

② 巡回・窓口相談の実施 本会・47都道府県中央会に巡回・窓口相談、移動中央会を実施(随時)

(2) 海外展開に向けた事前準備支援 「中小企業活路開拓調査・実現化事業」を通じた海外展開ビジョン等の作成を支援。

(3) 海外現地進出支援 ① 現地進出支援(展示会出展等) 本会が実施している「中小企業活路開拓調査・実現化事業」において、中小企

業組合の海外での展示会開催を支援。

(4) 各支援機関の支援体制強化 韓国中小企業中央会との情報交換(随時) JETRO、HIDA等海外展開支援機関との連携強化(通年) JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)、一般社団法人産業環境管理協会

との連携強化(海外製品販売における製品含有化学物質情報システムの導入支援等)(通年)

上記以外の中小企業海外展開を支援する団体・組織との連携強化(団体・組織の持つリソースを必要とする会員組合等への提供)(適宜)

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独立行政法人中小企業基盤整備機構 平成28年度においては、セミナー等による情報発信、個別相談に対するアドバイス、ハ

ンズオンでの事業計画策定・現地調査等支援、国際展示会出展支援、研修事業等、中小企業・小規模事業者が抱えている海外展開に関する課題に対応したきめ細やかな支援を拡充し実施していくとともに、より多くの中小企業に海外展開にチャレンジしていただき支援成果の大化が図られるよう、ICTを活用した海外販路開拓支援や国内外の関係支援機関や民間

の海外展開をサポートする事業者とも連携した支援を強化していく。 1.平成28年度の重点取り組み ~TPPを契機として~ <ICTを活用した海外販路開拓支援の強化> (1)越境ECを活用した海外販路開拓支援 ①セミナー、オンライン講座の開催。 ②海外向けEC関連サービスを提供する民間事業者とのマッチング会「越境ECフェス」

の開催。 ③越境ECマーケティング支援(H27 年度補正予算)【150 社程度】

ECを活用した海外販路開拓を目指す中小企業に対して、海外市場向けのECサイト出店のための勉強会、出店初期費用の一部補助、海外現地でのプロモーションイベント開催等の支援を実施。

(2)「J-GoodTech(ジェグテック)」によるマッチング支援

【海外登録企業数累計 1,000 社以上】 日本の優れた技術・製品を有する中小企業と国内大企業や海外企業とのマッチングを強化するために、Webマッチングシステム「ジェグテック」について、TPP参加国を含めた海外企業の登録を促進。

海外企業の登録においては、MOUを締結している海外政府機関等から各国の優良 企業の推薦を受けており、今後、MOU締結機関について、他のTPP参加国にも拡大していく方針。

<MOU締結済みの国・地域(10)>(下線はTPP参加国) 韓国、香港、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、

インド、サウジアラビア、UAE <国内外の関係支援機関や民間のサポート事業者と連携した支援> (3)海外展開を支援する民間企業を活用した支援(中小企業ワールドビジネスサポート(S

WBS))【マッチングイベントを 5回程度開催】 海外進出に意欲的な中小企業と海外展開をサポートする民間事業者等(専門商社、物流業者、翻訳会社、コンサルタント等)とのマッチングの機会を提供。

(4)海外企業経営者を日本に招聘しての商談会開催(CEO商談会)

【参加日本企業 600 社程度】 MOUを締結している海外政府機関等が推薦する海外企業の経営者等を日本に招聘し、

日本の中小企業との商談会、交流会を開催。 (5)中小企業の海外展開を支援するファンドの活用

機構が出資するファンドを通じて、海外展開を行う中小企業への投資を行うとともに、 成長発展に必要な販路開拓等の各種支援を実施。

(6)よろず支援拠点への支援

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全国のよろず支援拠点に対してTPPに関連する施策等の情報を研修等で提供し、よろず支援拠点による中小企業への海外展開支援を促進。

2.従来型支援策の拡充 <中小企業・小規模事業者の課題に応じたきめ細やかな支援> (1)情報発信

①海外展開セミナーの開催【100 回程度開催】 地域本部等(10 ヵ所)において関係機関のニーズも確認のうえ、金融機関等地域支

援機関と連携したセミナーや、業界団体等と連携した業種別でのセミナーを開催。また、海外展開支援先の事例を発掘し、今後のセミナー等で活用予定。

②中小企業向け情報提供サイト「J-Net21」による情報提供 J-Net21に開設しているTPP協定に関する特設コーナー「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定について」において、TPP関連イベント、支援施策、海外展開事例等の情報提供を実施。

③他機関開催イベントへの講師及び事例企業の候補者紹介 他機関が開催するTPP関連のシンポジウム、セミナー等に関して、他機関からの依

頼に応じて、講師や事例企業の候補者を紹介。 (2)相談窓口設置

①TPP相談窓口 地域本部等(10 ヵ所)に設置したTPP相談窓口において、引き続き中小企業者からのTPP関連の相談に対応。 <相談事例>

・日本産生地のベトナム経由(縫製)での米国への輸出 ・自動車部品の米国や豪州への輸出におけるTPP特恵関税適用 ・TPPを活用したベトナムでの水産加工業展開 ・シンガポール、マレーシアでの販路拡大

②相談・助言事業【件数 3,600 件以上】

地域本部等(10 ヵ所)において、中小企業の海外展開、国際取引等に関する様々な相談に対してアドバイスを実施。

(3)事業計画策定支援(海外ビジネス戦略推進支援)(27 年度補正予算)

【160 社程度】 TPP参加国等への販路開拓を目指す中小企業に対して、事業計画の策定、海外市場獲得に向けた市場調査(F/S 調査)等の支援を実施。

(4)国際展示会出展サポート支援(H27 年度補正予算)【160 社程度】

国内外で開催される国際展示会に出展する中小企業に対して、出展準備段階でのアドバイスから、商談ツールの翻訳・作成、出展後の商談フォローまで一貫した支援を実施。

(5)中小企業大学校による人材育成支援【12 回程度研修開催】 中小企業大学校等において、海外取引の契約実務、海外販路開拓等海外展開関連分野に

ついて、事例紹介や演習などを交えた研修やセミナーを実施。さらに、中小企業大学校のeラーニング講座「ちょこっとゼミナール」において、海外展開等に関連した講座も配信。

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(6)海外専門家を招聘した商品開発支援(H27 年度補正予算)【50 社程度】

TPP交渉参加国等の市場ニーズに精通する海外の専門家を支援企業に派遣し海外向け商品開発の支援を実施。

(7)農商工連携・地域資源活用等支援事業での海外展開支援 機構で実施している農商工連携・地域資源活用等の支援において、海外市場を視野に入

れた商品開発や海外販路開拓等を目指す中小企業者に対して事業計画のブラッシュアップ支援や販路開拓支援等を実施。

(8)海外リスクマネジメント支援

海外進出に係る各段階のリスクマネジメントの具体的取り組み方法を解説した「海外リスクマネジメントマニュアル」(平成 28 年 2 月公表)について、中小企業への周知を図る。

3.支援体制の強化 (1)TPPに対応する専門家の拡充

TPPに関する中小企業の相談に対応できるよう、TPP参加予定国のビジネス等に精通した海外展開支援の専門家を拡充。

(2)ジェトロとの連携強化 より多くの中小企業の海外展開を実現するため、ジェトロとの連携を強化し、以下の取

り組みを実施。 ①国際展示会出展サポート事業において、ジェトロが確保する海外展示会出展ブースの

出展企業に対して、機構が出展に係るアドバイス支援等を実施。

②海外ビジネス戦略推進支援(F/S支援)の支援終了企業について、具体に海外展開の取り組みを行う企業についてジェトロの海外現地支援メニュー等に繋げ、計画策定から海外展開の実現までシームレスな支援を実施。

③各地域において機構地域本部等とジェトロ貿情センター等とが連携した共催セミナ

ーを開催。

④中小企業ワールドビジネスサポート(SWBS)のマッチングイベントにおいて、ジェトロから参加中小企業に対して支援メニューの紹介を行い、ジェトロ支援メニューの活用に繋げる。

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一般社団法人中小企業診断協会 (1) 情報提供

① 情報発信 当協会が、月 2 回配信しているメールマガジン(購読者数:中小企業診断士な

ど約 11,000 名)において、2016 年 3 月 14 日(月)より『新輸出大国コンソーシアム』にて、TPP 対象国への事業展開支援の相談受付が開始された旨の告知を行った。

当協会の会員組織である 47 都道府県の中小企業診断(士)協会を通じ、都道府県の協会に所属する中小企業診断士(約 9,800 名)を対象として、TPP 対象国への事業展開を計画している支援先や顧問先の中小企業者等に、コンソーシアム支援窓口を積極的に活用するよう、協力依頼を行った。

国際化支援をテーマとした以下の 2 テーマの「調査・研究」報告書を、平成 28年 4 月より当協会ホームページにおいて公開し、海外展開を計画する中小企業者等や、支援を行う中小企業診断士が自由に閲覧できるようにした。 a. 中小企業(非製造業)の海外展開一次支援マニュアルの研究開発 b. 海外展開を行う中小企業のための実践的マニュアルの研究・開発

② 相談窓口設置 当協会の会員である 47 都道府県の中小企業診断(士)協会が、コンソーシアム支援窓口として、地域の中小企業者等からの TPP 対象国への進出に向けた活動の相談対応にあたっている。

(2) 海外展開に向けた事前準備支援 ① 人材育成支援

・ 中小企業診断士が、登録更新のために受講が義務付けられている理論政策更新研修において、その研修カリキュラムの 1 つに「海外展開支援(アジア諸国等)」を導入し、海外展開を目指す中小企業者等の支援に取り組む中小企業診断士の資質の向上に努めることとしている(研修開催予定:5回程度、研修受講者予定:500 名程度)。

・ 中小企業診断士が、より高度で専門性の高い診断・支援に取り組んで行くために、専門分野別に業務と当該業務に必要とされる知識を細分化し、体系的に整理を行うこととしているが、今年度は TPP に関連して活躍が期待される分野である海外展開支援について、その体系化を行う。

(3) 各支援機関の支援体制強化 当協会の東京・大阪・愛知などの 8都府県協会を中心に設置をしている国際関係窓口

の拡充に務めるとともに、窓口担当者間の連携強化を目指す。

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一般財団法人日本規格協会 (1) 情報提供

標準化活用支援パートナーシップ制度※に基づき、標準化アドバイザーによる専門的支援として、セミナー80件、面談100件の実施を予定。 ① 情報発信

上記セミナーや日本規格協会/経済産業省のホームページにおける情報発信に加え、10月に実施の日本規格協会のイベントである「標準化と品質管理全国大会2016」において新市場創造型標準化制度による支援を受けた企業による講演を予定している。

② 相談窓口設置 相談窓口としては、日本規格協会設置の「総合標準化相談室」、「標準化アドバイ

ザー」及び全国各地の「パートナー機関」を活用する。 ③ その他

平成28年度中に20件のテーマについて日本工業標準調査会からの承認を目指す。

※標準化活用支援パートナーシップ制度:中堅・中小企業における標準化の戦略的活用に向けて、日本規格協会と各地のパートナー機関が連携し、一体化した支援を行うもの。パートナー機関には自治体・産業振興機関・地域金融機関等 80 機関が登録されている。(平成 26 年 4 月 22 日現在) 標準化活用パートナーシップ制度のスキーム(経済産業省資料より)

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日本商工会議所 (1) 情報提供

TPPの利用促進・普及啓発のための説明会【5回以上】 経済連携協定の交渉状況等に関する迅速な情報発信【通年】 新興国への会頭ミッション、実務型ミッション派遣【5回程度】 海外展開セミナー、貿易・投資セミナー、商談会【通年】 諸外国からの経済ミッション受け入れ【通年】 商工会議所「海外展開支援室」のPR・活用の促進【通年】 海外からの引き合い情報等掲載サイト「CCI-IBO」(CCI International Business

Opportunity)の運営強化【アクセス6万件以上:通年】 中小企業の原産地証明書の取得促進説明会【10回以上:通年】 貿易関係証明担当者向け研修会の開催【2回以上:通年】

(2) 海外現地進出支援

日豪・日ASEAN等の二国間・多国間経済委員会活動を通じたビジネス環境の整備【10回以上開催:通年】

在外日本人商工会議所と各国政府との経済対話の推進によるビジネス環境の整備【通年】

EABC(東アジアビジネス協議会)2016年議長国として、RCEP(東アジア地域包括的経済連携)への産業界の意見反映に向けた政策要望【通年】

締結済みのEPA・FTAの見直しに関する意見活動【通年】

(3) 各支援機関の支援体制強化 ・ ジェトロ等海外展開支援機関との連携強化【通年】 ・ 特定原産地証明書利用者のニーズを踏まえたシステム・サーバの改修による利

便性向上と発給業務の効率化の推進【対前年度比発給件数5%増(27年度見込み約22万件):通年】

・ 経済連携協定の締約国増加を見据えた発給事務所の整備・拡充【通年】 ・ 海外知財訴訟費用保険制度等「海外展開サポートプラン」の普及・加入促進(海

外における訴訟リスクや海外取引先に対する信用リスクをサポート)

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日本政策金融公庫 (1) 平成28年度の海外展開支援にかかる活動計画

① TPP 対象国を含む海外への展開を図る中小企業・小規模事業者及び農林漁業者の資金調達の円滑化支援(円貨貸付、外貨貸付及びスタンドバイ・クレジット発行)

② 海外展開を図るお客さまへの情報提供 ・ TPP 活用促進等をテーマとする国内における海外展開セミナーの開催 ・ TPP 対象国を含む海外における現地法人交流会の開催 ・ 海外展開する企業への支援事例の発信(コンソーシアムの活用事例等)

③ 海外展開支援機関(ジェトロなどコンソーシアム参加機関を含む)との連携 ・ 顧客からの相談にかかる連携 ・ 海外展開セミナーや現地法人交流会の開催における連携 ・ クールジャパンやインバウンドに対応する企業等への支援にかかる連携

(2) 相談窓口

日本公庫は、全国 46 都道府県に 152 支店、海外に 2ヵ所の海外駐在員事務所を有し、各窓口で TPP 活用方策を含め海外展開に関する相談を受ける態勢を構築している。

<参考> 【平成 27 年度の活動実績・成果】 (資金調達支援) 1.海外展開支援を行うための貸付(円貨・外貨) (1) 日本公庫全体

平成 27 年度は 1,541 社、265 億円相当の円貨ないし外貨による融資を実施。 社数(前期比 138%)、金額(前期比 111%)とも増加。 なお、このうち TPP 参加国での海外展開に係る貸付は 384 社、約 25%。

(単位:社、億円)

(2) 中小企業事業

円貨貸付は、製造業を中心に海外との輸出入取引に伴う増加運転資金等の利用が増加。平成 27 年度の社数実績は 360 社(前年同期比 99%)。

外貨(米ドル)貸付は、平成 27 年 4 月から制度の取扱いを開始。米ドルの資金ニーズは高く、平成 27 年度は 81 社が本制度を利用。

(3) 国民生活事業

卸売・小売業を中心に海外への輸出に取組む小規模事業者の利用が増加。平成 27年度の社数実績は 1,100 社(前年同期比 146%)。

海外における販路開拓等のための展示会出展、市場調査等に関する資金や、輸出に係る商品仕入れ資金等を対象とする「海外販売強化資金」が全体の約 8割。

26 年度 27 年度

社数 金額 社数 (前期比) 金額 (前期比)

中小企業事業 計 364 202 441 (121%) 213 (105%)

円 貨 364 202 360 (99%) 168 (83%)

外 貨 - - 81 - 45 -

国民生活事業 計 752 37 1,100 (146%) 51 (138%)

円 貨 752 37 1,100 (146%) 51 (138%)

合 計 1,116 239 1,541 (138%) 265 (111%)

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2.スタンドバイ・クレジット制度(SBLC) (1)平成 24 年 8 月から制度の取扱いを開始。

日本公庫が海外金融機関に債務保証を行うことで、中小企業の海外現地法人等の海外での円滑な資金調達を支援。

(2)アジア中心に 9つの国・地域の 9行の海外金融機関と業務提携。 (直近では平成 27 年 1 月にメキシコのバノルテ銀行、同年 5月に台湾の合作金庫銀行と業務提携。)

(3)制度開始以降、平成 28 年 3 月までの信用状発行は、延べ 214 社。

提携金融機関 対象国

・地域

信用状発行社数

24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 計

バンコック銀行 タイ 11 29 47 61 148

KB 國民銀行 韓国 0 3 4 9 16

メトロポリタン銀行 フィリピン 0 2 3 4 9

バンクネガラインドネシア インドネシア - 1 6 5 12

ベト・イン・バンク ベトナム - 0 10 7 17

CIMB 銀行 マレーシア - 0 1 0 1

ユナイテッド・オーバーシー

ズ銀行

シンガポール - 0 1 1 2

タイ - 0 2 2 4

マレーシア - 0 2 0 2

香港 - - - 1 1

バノルテ銀行 メキシコ - - 0 1 1

合作金庫銀行 台湾 - - - 1 1

合 計 11 35 76 92 214

(注)網掛は TPP 参加国。信用状発行社数合計に占める TPP 参加国比率は 11%。

(4)平成 25 年 10 月から地域金融機関(地銀・信金等)と連携したスキームの取扱いを開始。

これまでに、全国 59の地域金融機関と連携を開始。平成 28年 3月までの信用状発行は、延べ 13 社(上記 214 社の内数)。

(親会社)

お客さま

信用状の

発行依頼

地域金融機関

債務保証

融資申込

(中小企業事業)

日本公庫

海外金融機関

(子会社)

海外現地法人等

現地流通通貨

建て融資

信用状の

発行依頼

信用状の発行

地域金融機関と連携したスキーム

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日本税理士会連合会 (1) 情報提供

① 情報発信 日税連HPへの「新輸出大国コンソーシアム」のリンク掲載。

② その他 会員へのコンソーシアムの概要周知(会報掲載、役員会報告)。

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日本弁理士会 (1) 情報提供

地域知財フォーラム 「海外進出する際の知的財産戦略」をテーマとしたセミナーを実施する。

(2) 海外展開に向けた事前準備支援

① 海外展開に向けた知財経営コンサルティング 弁理士知財キャラバン事業を活用した、海外展開に向けた知財経営コンサルティングを実施する。 ※弁理士知財キャラバン事業とは、知財経営コンサルティングスキルを持った弁理士が企業を訪問し、知財経営の観点から現状分析や戦略提案等を行う事業。訪問回数は 大3回で、費用は日本弁理士会が負担する。

② 出願費用の援助 特許出願等援助制度を利用した出願費用の全部または一部の補助を行う。

※特許出願等援助制度とは、特許出願等の手続費用を支払うと会社の経営が困難になる企業を主な対象として、特許、実用新案、意匠の出願にかかる費用の全部または一部を当会が負担する制度。 ※海外出願の基礎となりうる国内出願が対象。

③ 無料相談 「海外進出する際の知的財産戦略」を含む知的財産権に関する無料相談会を継続的

に実施する。

(3) 海外現地進出支援 ① 海外展開に向けた知財経営コンサルティング

弁理士知財キャラバン事業を活用した、海外展開に向けた知財経営コンサルティングを実施する。 ※弁理士知財キャラバン事業とは、知財経営コンサルティングスキルを持った弁理士が企業を訪問し、知財経営の観点から現状分析や戦略提案等を行う事業。訪問回数は 大3回で、費用は日本弁理士会が負担する。

② 特許出願等援助制度を利用した出願費用の全部または一部の補助を行う。 ※特許出願等援助制度とは、特許出願等の手続費用を支払うと会社の経営が困難になる企業を主な対象として、特許、実用新案、意匠の出願にかかる費用の全部または一部を当会が負担する制度。

※海外出願の基礎となりうる国内出願が対象。 ③ 無料相談 「海外進出する際の知的財産戦略」を含む知的財産権に関する無料相談

会を継続的に実施する。

(4) 各支援機関の支援体制強化 知財経営コンサルティングをできる弁理士を養成するための研修を実施する。

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公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会 (1) 情報提供

① 情報発信 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)ホームページに「新

輸出大国コンソーシアム」ホームページへのリンクを設置 本年度は 11 月の全国会員大会、年 4回開催予定の「JNBセミナー」などにお

いて、本コンソーシアムの情報を告知するとともに、会員企業からの要望などがあれば少なくとも 1 回は「新輸出大国コンソーシアム」事務局、JETROへ仕組みや支援などの講演を依頼

② 相談窓口設置 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)事務局に「新輸出大

国コンソーシアム」相談窓口を設置 「新輸出大国コンソーシアム」担当を 1名配置

③ 告知方法 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)が「新輸出大国コンソー

シアム」の支援機関であることを会員企業に周知させるため、全国 48 の協議会・支部(NBC)にパンフ・ポスターなどを配布

(2) 海外展開に向けた事前準備支援 公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会(JNB)が主催者の一つとなって

いる海外経済視察団派遣の際、派遣先の政治・経済・社会情勢やビジネス環境などの情報を収集するため、現地で少なくとも 1 回はJETROの現地事務所への訪問または講演を依頼し、視察団派遣企業の海外展開への支援を行う

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一般財団法人日本品質保証機構 (1) 情報提供

① 情報発信 ホームページにおいて、当機構が支援機関である旨のご案内とコンソーシアム

の概要、利用のメリットおよび相談連絡先を記載 ホームページ経由相談対応の実施 全事業所の受付窓口にコンソーシアムのポスターを掲示し、来訪顧客に JQA が

支援機関である旨の告知徹底 ② 相談窓口設置 本部企画部国際課に相談担当窓口を設置し、相談対応の実施

③ その他 医療機器輸出事業者支援のためのセミナーの開催 医療機器輸出事業者支援のための展示会の出展

(2) 各支援機関の支援体制強化

基準・認証分野におけるエキスパート業務に関し JETRO と委託契約を締結の上、エキスパートを派遣。

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日本弁護士連合会 (1) 情報提供

① 情報発信 中小企業及び支援団体に対する法的リスクへの対応意識の醸成,知識向上のため

のセミナーや説明会を開催する。 中小企業海外展開支援弁護士紹介制度についての一般的理解促進を図る(制度利

用のイメージ,具体的な活用方法の説明資料作成等)。 2016 年 6 月 8 日に,中小企業支援機関や弁護士を対象とした「中小企業海外展開

支援弁護士紹介制度正規事業化に関する記念シンポジウム」(仮称)を開催する予定で検討を行っている。

(2) 海外現地進出支援

① リスクマネジメント支援 中小企業海外展開支援弁護士紹介制度の運営を通じて,海外事業展開を行う中小

企業に対して,引き続き法務面からのリスクマネジメント支援を行う。 (3) 各支援機関の支援体制強化

紹介可能な弁護士の事務所所在地域の拡大を目指す。 中小企業海外展開支援法務に対応しうる弁護士人材を拡充するための 研修会や講座を開催・運営する。

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独立行政法人日本貿易振興機構 ジェトロは、「日本再興戦略」に掲げられた目標を達成すべく、対日直接投資の促進、農

林水産物・食品の輸出促進、中堅・中小企業の海外展開支援、我が国企業活動や通商政策への貢献を活動の 4 本柱とする。とりわけ、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の成果を

大限に活用するため、「新輸出大国コンソーシアム」事業の事務局として、官民の支援機関の連携と外部専門家の活用等を通じて、我が国中堅・中小企業の海外展開支援を促進する。また、5 月 19 日農林水産業・地域の活力創造本部で取りまとめられた「農林水産業の輸出力強化戦略」に沿って、TPP を契機とした日本の農林水産物・食品を世界に売り込む大きなチャンスとして捉え、関係省庁・団体と連携して、農林水産物・食品事業者の輸出拡大に向けて支援を強化する。

(1) 対日直接投資の促進

政府目標である「2020 年における対内直接投資残高の 35 兆円への倍増(2012 年比)」に向けて、2016 年度は、我が国のグローバル・ハブ(貿易・投資の国際中核拠点)実現に資するべく、高付加価値拠点の誘致拡大、地域への外国企業誘致の強化、アジア・新興国等での誘致活動の拡充、外国企業の誘致機能・日本企業との協業マッチング支援、海外での対日投資促進に資する情報発信の強化を進める。

上記の取組を通じ、2016 年度は投資プロジェクト管理件数 1,200 件、誘致成功件数

115 件(うち、大型等特定誘致案件 15 件以上)の達成を目指す。 (2)農林水産物・食品の輸出促進

政府目標である「2020 年に農林水産物・食品の輸出額 1 兆円の前倒し」の実現と、地方創生に貢献すべく、2016 年度においては、関係省庁と品目別輸出団体等一体となってオール・ジャパンで農林水産物・食品の輸出が促進できるよう効果的に事業に取り組む。特に、品目別輸出団体が行う各種調査・PR 事業等との連携、専門家による継続的かつ一貫した支援、海外見本市等の充実を図る。

① 国別・品目別輸出戦略に沿ったオール・ジャパンでの事業展開 品目別輸出団体が行う各種調査・PR 事業等との連携を深化させ、各国市場情報の

提供、海外見本市や国内外での商談会の活用等による商流構築の取組支援を行い、各品目での戦略的な輸出促進、オール・ジャパン体制での事業展開に貢献する。

② 輸出相談窓口としてのワンストップ・サービスの提供

関係省庁・団体が収集した海外の市場動向や輸出入規制・検疫等の制度情報も含め、ジェトロに一元的に集約し、ウェブサイトの充実や情報提供の多チャンネル化を図り、事業者に迅速かつ容易に輸出先国の市場・規制情報を提供する。

③ 海外マーケティング活動の強化 海外有望市場での日本産品の PR、販路の拡大、海外消費者ニーズの把握など、マ

ーケティング活動を強化する。また、代表的な海外見本市において規模拡大を図り、農林水産事業者、全国農業協同組合連合会(JA)等関係団体、食品企業等による効果的な事業展開を図る。これらにより、事業者のより円滑な商流構築や、現地系の商流・流通の新たな開拓を図る。

④ 輸出事業者に対する一貫支援 輸出に取り組む事業者を継続的かつ一貫して支援するため、輸出プロモーター、

海外プロモーター、課題別専門家等を配置し、商談後の事業者フォローアップを強化する。

⑤ 「一県一支援プログラム」の推進と先行事例の取組の共有化

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「一県一支援プログラム」のこれまでの成果を踏まえ、さらなる一次産品輸出の成功事例や、品目間連携・広域連携による共同輸出などの具体的な成功事例の創出を図る。

⑥ 食と関連製品・サービス産業との連携 機構内の関係部署と連携して、「食」と関連製品を組み合わせた展示やセミナー

等プロモーション活動を行うほか、観光等周辺ビジネス、クールジャパンとの連携を通じて、外食産業の海外展開支援や日本産品の輸出に繋がる活動を展開する。

上記の取組を通じ、2016 年度は輸出支援件数(延べ社数)3,200 件、輸出成約金額(見

込み含む)125 億円の達成を目指す。

(3)中堅・中小企業など我が国企業の海外展開支援 我が国企業の海外展開を推進するため、自治体、関係機関等とも連携しつつ、日本か

らの輸出や海外進出、進出後の現地展開や事業見直し、さらには第三国展開まで一貫して支援を行なう。また、海外進出した日系企業に対しては、ニーズや進出段階に応じた継続的な支援を実施する。特に本年度は、「新輸出大国コンソーシアム」の事務局として、官民の支援機関の連携と外部専門家の活用等を通じて、我が国中堅・中小企業の海外展開支援を強化する。

①新輸出大国コンソーシアム事業(後掲)

②海外展開セミナーの開催

国内事務所等において地域の企業・業界団体のニーズに応じ、海外展開に向けたセミナーを開催。とりわけ TPP 関連においては分野別に深堀したセミナーに加え、経済産業省委託事業「TPP 原産地証明制度普及・啓発事業」の一環として、全国で 150回以上の原産地証明のセミナーを開催予定。

③海外見本市・展示会のジャパンパビリオンにおける出展 デザイン製品・日用品、機械・環境、ファッション、インフラ・プラント、ヘルス

ケア、コンテンツ、農林水産・食品など各産業分野における有力な見本市・展示会(60件程度)にジャパンパビリオンを設け、企業の出展および来場バイヤーとの商談を支援。

④国内商談会 海外の有力なバイヤーを招聘し、国内の産地等で国内企業との商談会(70 件程度)

を開催。 ⑤海外ミッション派遣

海外ミッション(30 件程度)に参加する日本企業に対し、現地商業施設、工業団地、生産現場等の視察、現地政府や企業との意見交換、パートナー候補との商談会など多彩なプログラムを提供。

⑥海外展開現地支援(経営・法務・労務・税務相談等) 日系企業が抱える数々の操業上の課題解決を支援するため、「海外投資アドバイザ

ー」等 18 名(2016 年 4 月時点)による相談対応に加え、法務・労務・税務の外部専門家を活用した支援を提供。

⑦海外展開現地支援プラットフォーム 「中小企業海外展開現地支援プラットフォーム」を通じて、現地の関係機関との連携して、第三国での市場拡大や調達支援、および進出国での販路開拓等にかかる支援を行う。2016 年度は、マレーシア(クアラルンプール)、ベトナム(ハノイ・ホーチミン)、米国(サンフランシスコ)等に加え、メキシコに設置予定(15 ヵ国・地域、21 ヵ所に設置)。

⑧中小機構との連携強化

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• 海外見本市・展示会の一部で、出展者へのアドバイス支援等を行う中小機構の国際展示会出展サポート事業と連携して出展効果を高める。

• 中小機構の海外ビジネス戦略推進支援(F/S支援)とジェトロ支援メニューとを連携させ、シームレスな支援を実現する。

• 国内各地域において共催セミナーを開催し効果的に情報提供を行う等により、より多くの中小企業の海外展開を実現する。

これら②~⑧の取り組みを通じ、2016 年度は、新たな輸出・投資等の海外展開成功社

数 400 社、輸出・投資等の海外展開支援件数(延べ社数)3,600 件、貿易投資相談件数61,800 件、知的財産権等に関わる相談件数 1,500 件の達成を目指す。

【新輸出大国コンソーシアムの進捗状況および活動計画について】 1.進捗状況

(1)企業からの受付状況 ※5 月 17 日時点 ①企業 ID 発行企業数:636 社 ②問合わせ件数:1,444 社

(2)支援機関の参加状況 ①参画機関数:703 機関 ※5 月 19 日時点

3)専門家の支援内容と配置人数 ※5 月末時点

①新輸出大国コンシェルジュ 1) 支援内容:

各都道府県に配置し、企業からの相談対応を行うほか、企業の要望や活動状況に合わせて、水先案内人としてコンソーシアム内の 適な支援サービスを紹介する。

2) 配置人数:75 名 ②新輸出大国エキスパート

1) 支援内容: デザイン製品・日用品、機械・環境、ファッション、インフラ・プラント、

ヘルスケア、コンテンツ、農林水産・食品の各分野の専門家として、それぞれの専門的な知見を活かして個別企業のニーズに応じた支援を行う。

2) 配置人数:106 名

Page 29: 資料3-2...2 (3)海外進出支援(16機関) ・国内外での展示会出展等の支援を通じた現地進出支援を15機関合計で160回以上 実施。 ・企業内研修やインターンシップ等によりグローバル人材の育成を支援。支援機関の資

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③新輸出大国パートナー

1) 支援内容: 海外ビジネス経験に精通した専門家として、継続的な企業訪問を通じて、海外展開計画の作成支援から海外販路開拓、立ち上げ、操業支援まで一貫して支援する。

2) 配置人数:100 名

2.活動計画 (1)専門家による支援

今後、企業ニーズに応じて専門家を 400 名まで採用し、TPP 協定の発 効までに述べ 4,000 社への支援を達成することを目標に、平成 28 年度中に 2,000 社の支援の実施を目指す。

(2)支援機関との連携強化

新輸出大国コンソーシアムを構成する全国の自治体、商工会議所・商工会、地銀・信金等の支援機関と連携することで、我が国企業を適切な支援事業に誘導し、海外展開までの一貫した支援を図る。今後、これら支援機関との連携を強化すべく、支援機関担当者向け説明会を全国で実施する。

(3)成功事例の創出と横展開

成功事例を迅速に創出して支援機関間で共有するとともに、全国で広報セミナーを開催して、これら成功事例を中堅・中小企業に横展開していく。

(4)我が国企業活動や通商政策への貢献

我が国企業の国際ビジネスの具体的な進展に貢献するとともに、我が国の通商政策に資する情報収集・分析・提供を行う。また、ビジネス環境整備に関する調査業務の充実、国内外政府への政策提言の促進を通じて、日本企業の円滑な海外展開を支援する。特に、TPP 協定等の経済連携(FTA、EPA)や各国の産業・企業に関する調査業務に重点を置き、我が国企業の EPA 活用の促進、新たな海外展開や海外展開の拡大に貢献する。 ①我が国企業のビジネスの進展につながる調査・情報提供

大筋合意に至った TPP 協定については、各国産業・企業に及ぼし得る影響に関する情報収集を行い、国内外でのセミナー等を通じて、普及・啓発を図るほか、世界の FTA、EPA 等の動向情報も収集する。また、新興国における他国企業の動向を調査する。加えて、世界各国・地域の政治・経済・産業等の動向、貿易・投資関連制度などの国・地域別の基礎情報を的確、迅速に収集し、ウェブサイト、出版物、セミナー、企業ブリーフィング等を通じて調査結果の成果普及を図る。

②国内外政府に対するビジネス環境整備に向けた政策提言 海外主要都市における基礎的な情報や進出日系企業の実態に関する調査を実施

し、ビジネス環境上の課題を明らかにするとともに、関係省庁に情報提供を行うほか、進出日系企業で組織する機関等と連携して、各国政府に対する改善要望を行う。

③通商政策への貢献 我が国企業の TPP 協定の活用促進による新たな市場開拓に資するよう、関係省庁

と連携して、企業向け説明会を開催する。また、我が国が交渉中の EPA 等について、情報収集面で政府における政策の企画・実施に貢献するほか、日 EU・EPA、RCEP 等の交渉に貢献すべく、情報提供や現地政府への働きかけを行う。

④アジア経済研究所における研究成果の 大化に向けた取組

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アジア経済研究所は、政策当局の要請に基づく即応性の高い研究課題に取り組み、政策担当者等に対する研究成果のブリーフィング等を通じて、我が国の通商政策・経済協力政策に寄与するとともに、産業界、相手国政府に対する経済・社会発展、ビジネス機会の創出等に関する政策提言を行う。また、国際機関や国内外の大学・研究機関等との共同研究を推進する。これらの研究成果を出版・講演会・セミナー・ウェブサイト等により、政策担当者、ビジネス界、学界・有識者等、国民各層を対象に発信して研究成果の 大化を目指す。

上記の取組を通じ、2016 年度は調査関連ウェブサイトの閲覧件数 183 万件、政策

担当者及び企業関係者等へのブリーフィング件数 5,100 件の達成を目指す。

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独立行政法人日本貿易保険 (1) 情報提供

① 情報発信 貿易保険初心者向けも含めた分かりやすい広報・説明資料の作成やHPの充実。

特に、農林水産業者向けの保険種の創設も含めた、農林水産品・食品関連事業者向けに特化した広報資料やHPの整備。

広報・説明資料の提供やセミナーの開催、イベント(地方の展示会・交易会等)でブースを設置し、全国各地の中小企業に貿易保険の商品内容や活用方法に関する情報をきめ細かく提供。

(2) 海外展開に向けた事前準備支援 ① 販路開拓支援(市場調査等) 海外バイヤーの NEXI 海外商社登録(格付け付与)に関する信用調査実施(※中

小企業、農林水産事業者は 8件まで信用調査無料)

(3) 海外現地進出支援 ① リスクヘッジ支援:貿易保険は、輸出入、投資、融資等の対外取引に伴って民間の

保険では救済することができない下記のリスクをカバーするもの。 非常危険:戦争・テロ、為替・輸入制限、自然災害、経済制裁、収用等 信用危険:契約相手方の破産、支払遅延等

(4) 各支援機関の支援体制強化

・ NEXI 主催、JETRO 共催の海外展開セミナー実施:2016 年 5 月 24 日予定 ・ 新輸出大国コンソーシアムの枠組を活用し関係機関との連携を図りつつ貿易保険

の利用拡大を図る。 ・ 農水食品分野では農水産品関係団体等と連携し、上記内容の情報提供に取組むこと

で利用社数を3年間で現在の3倍以上の150社以上とする。