大阪市立大学の分析 - city.osaka.lg.jp · 学部入学者に占める成人の割合...

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<全体編> (1)大学をめぐる状況・・・・・・・・・・・14 (2)高校・予備校アンケートから・・・511 (3)入試の状況・・・・・・・・・・・・・・・1222 (4)市大のイメージ・・・・・・・・・・・・ 2326 (5)就職状況・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2737 (6)財務分析・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3842 (7)産学連携・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4347 (8)第二期中期目標へ・・・・・・・・・ 4849 <学部・研究科編> (1)商学部・経営学研究科・・・・・・・・・・・5155 (2)経済学部・経済学研究科・・・・・・・・・5660 (3)法学部・法学研究科・・・・・・・・・・・・・6165 (4)文学部・文学研究科・・・・・・・・・・・・・6670 (5)理学部・理学研究科・・・・・・・・・・・・・7175 (6)工学部・工学研究科・・・・・・・・・・・・・7680 (7)医学部医学科・医学研究科・・・・・・・8184 (8)医学部看護学科・看護学研究科・・・8588 (9)生活科学部・生活科学研究科・・・・・8993 10)創造都市研究科・・・・・・・・・・・・・・・・9496 11)全学部・全研究科・・・・・・・・・・・・・・・9799 大阪市立大学の分析 (大学イメージ・人材育成・学部等の特徴) 平成231公立大学法人大阪市立大学 資料1-1 (別冊)

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目 次

<全体編>(1)大学をめぐる状況・・・・・・・・・・・1~4(2)高校・予備校アンケートから・・・5~11(3)入試の状況・・・・・・・・・・・・・・・12~22(4)市大のイメージ・・・・・・・・・・・・ 23~26(5)就職状況・・・・・・・・・・・・・・・・・ 27~37(6)財務分析・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38~42(7)産学連携・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43~47(8)第二期中期目標へ・・・・・・・・・ 48~49

<学部・研究科編>(1)商学部・経営学研究科・・・・・・・・・・・51~55(2)経済学部・経済学研究科・・・・・・・・・56~60(3)法学部・法学研究科・・・・・・・・・・・・・61~65(4)文学部・文学研究科・・・・・・・・・・・・・66~70(5)理学部・理学研究科・・・・・・・・・・・・・71~75(6)工学部・工学研究科・・・・・・・・・・・・・76~80(7)医学部医学科・医学研究科・・・・・・・81~84(8)医学部看護学科・看護学研究科・・・85~88(9)生活科学部・生活科学研究科・・・・・89~93(10)創造都市研究科・・・・・・・・・・・・・・・・94~96(11)全学部・全研究科・・・・・・・・・・・・・・・97~99

大阪市立大学の分析(大学イメージ・人材育成・学部等の特徴)

平成23年1月

公立大学法人大阪市立大学

資料1-1(別冊)

大阪市立大学の分析<全体編>

高等学校と大学の接続と入試

(1)大学をめぐる状況

高等教育

中等教育

(荒井,2000より引用)

エリート段階~15%

マス段階15~50%

ユニバーサル段階50%~

類型1 階層、家柄、特別な才能

類型3 能力主義選抜

類型4 能力主義選抜

適正な教育配置

教育機会の均等化

類型5 能力主義選抜

適正な教育配置

教育機会の平等化

エリート段階~15%

マス段階15~50%

ユニバーサル段階50%~

類型2 能力主義選抜

1963 2004

第1期 第2期 第3期 第4期

能研テスト 共通一次テスト センター試験

推薦入学 AO入試

1979 199019551947

進学適性検査

大学受験激化→

一期・二期の廃止

第5期?

高大接続テスト?

全入・多様化→マス・エリート ユニバーサル

・エリート

ユニバーサル

・ユニバーサル

ユニバーサル・マス

多様化→

1

進学構造の変化(1)

0

500

1000

1500

20001960

1970

1980

1990

1992

1994

1996

1998

2000

2002

2004

2006

2008

(単

位千

人)

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

60.0%

高校新卒者数 大学短大進学者数 大学短大進学率

15%

50%

2

進学構造の変化(2)

大学短大55.4%

高校97.8%

中学校

小学校

大学短大10.3%

高校57.7%

中学校

小学校

・高校・大学進学とも競争激烈

・周到な受験準備が必要

・多くの志願者から選抜

・勤勉な学習を強制

・受験競争の弊害

・中卒者のほとんど高校進学

・ほぼ高校全入(一部に競争的)

・高卒の半数が大学進学

・選ばなければ希望者は大学入学可

・大学の普遍化、学生の多様化

1960年度(200万人) 2008年度(124万人)

3

学部入学者に占める成人の割合 国際比較

※成人学生:25歳以上

OECD平均21%に対して日本は2%と低い

尐子化によるマーケットの縮小⇒新たなマーケットの開発

・社会人・留学生

外国では大学が市民に開かれ財産となっている

出典:「OECD教育データベース2008年」

(日本の数値は「学校基本調査」と文部科学省調べによる社会人入学生数)

4

高校・予備校アンケート調査結果(1)

【高校・予備校アンケート調査の概要】

○目的 次期中期目標・計画の策定に向けて、大阪市立大学にとって重要なステークホルダーである高校(平成22年度合格者ベスト50)、予備校(大手予備校及び関西の有力予備校21校舎)から本学の現状に関する意見・要望を聞くことにより、これからの「市大のあり方」を模索するため。

○時期 2010年11月下旬にアンケート送付

○回答数 高 校: 50校/50校中(回収率100%)予備校: 12校/21校中(回収率57.1%)

○ヒアリング アンケートを送付した高校・予備校の中から、特徴のあるところを直接訪問し、ヒアリングを実施。<ヒアリング実施校>

◇高 校(9校)大阪府立三国丘高等学校、奈良県立畝傍高等学校、四天王寺高等学校、大阪府立天王寺高等学校、大阪府立岸和田高等学校、清風高等学校、大阪府立高津高等学校、大阪府立寝屋川高等学校、和歌山県立桐蔭高等学校

◇予備校(6校)河合塾天王寺校、駿台予備校大阪南校、代々木ゼミナール大阪南校、夕陽丘予備校、天王寺予備校、高等進学塾

大阪市立大学に関するアンケート 集計結果

1.大阪市立大学を第一志望にしている生徒の人数は、学年(国公立志望全クラス)でどれくらいですか。

高校 予備校

(1)50%以上 0.0% 0.0%

(2)30%以上50%未満 0.0% 33.3%

(3)10%以上30%未満 48.0% 41.7%

(4)10%未満 52.0% 25.0%

2.大阪市立大学を第一志望にしている生徒の学力は、平均すると貴校内でどれくらいですか。

高校 予備校

(1)成績上位 40.0% 25.0%

(2)成績中位 64.0% 75.0%

(3)成績下位 8.0% 0.0%

3.大阪市立大学を第一志望にしている生徒は、なぜ大阪市立大学を選んだと思われますか。(複数回答可)

高校 予備校

(1)自分の学力に合っているから 78.0% 75.0%

(2)(国立・私立ではなく)公立大学だから 24.0% 0.0%

(3)興味のある学部・学科があるから 78.0% 83.3%

(4)師事したい教員がいるから 4.0% 0.0%

(5)伝統があるから 28.0% 16.7%

(6)総合大学だから 42.0% 58.3%

(7)家族・親戚にすすめられたから 4.0% 25.0%

(8)就職に有利だから 14.0% 8.3%

(9)交通の便がよいから 50.0% 83.3%

(10)学費が安いから 38.0% 33.3%

(11)興味のある資格・免許がとれるから 10.0% 25.0%

(12)その他 (高校)

・医学部医学科の理科の科目が2科目でよくなったから。

・進学した先輩が多いから。先輩から大学の紹介があったから。

・推薦入試により、受験の機会、得意科目での受験ができるから。

・(地方に行きたくないという意味で)大阪にあるから。

(2)高校・予備校アンケートから

5

高校・予備校アンケート調査結果(2)

6.高等学校・予備校から見た大阪市立大学のイメージをお聞かせください。(複数回答可)

高校 予備校

(1)全国で最大規模の公立大学 46.0% 33.3%

(2)総合大学として教育・研究が充実している 66.0% 50.0%

(3)伝統がある 66.0% 58.3%

(4)学生の質が高い 26.0% 41.7%

(5)優秀な教員がいる 10.0% 0.0%

(6)就職に強い 26.0% 25.0%

(7)知名度が低い 8.0% 0.0%

(8)特色があまりない 12.0% 8.3%

(9)施設・設備が古い 12.0% 8.3%

(10)交通の便が悪い 8.0% 8.3%

(11)キャンパスが狭い 16.0% 0.0%

(12)その他 (高校)

・庶民の大学

・医学部のイメージが強い

・「おしゃれ」や(いい意味での)「派手さ」といったイメージが無い

・生徒を大切にしてくれる

7.進路指導に際して、大阪市立大学を生徒に選択肢として提示するのは、どんな場合ですか。(複数回答可)

高校 予備校

(1)生徒の学力に合っている 76.0% 91.7%

(2)(国立志望の代替としての)公立大学である 32.0% 33.3%

(3)生徒の希望する学部・学科がある 90.0% 83.3%

(4)優秀な教員がいる 8.0% 0.0%

(5)伝統がある 30.0% 25.0%

(6)総合大学である 32.0% 41.7%

(7)就職に有利 24.0% 16.7%

(8)交通の便がよい 26.0% 50.0%

(9)学費が安い 26.0% 16.7%

(10)資格・免許がとれる 8.0% 16.7%

(11)その他 (高校)

・教員側から特定の大学を勧めることはしない。

・学力が足りなくても、本人が行きたいと思っている場合には、めざすように勧める。

4.大阪市立大学を志望している生徒は、他にどんな大学を志望していますか。(複数回答可)

高校 予備校

(1)京都大学 8.0% 8.3%

(2)大阪大学 48.0% 16.7%

(3)神戸大学 84.0% 58.3%

(4)大阪府立大学 58.0% 58.3%

(5)関西大学 44.0% 58.3%

(6)関西学院大学 56.0% 41.7%

(7)同志社大学 60.0% 75.0%

(8)立命館大学 46.0% 50.0%

(9)関西地方の他の国公立大学 28.0% 25.0%

(10)関西地方以外の国公立大学 14.0% 16.7%

(11)関西地方の他の私立大学 8.0% 0.0%

(12)関西地方以外の私立大学 2.0% 0.0%

5.これまで大阪市立大学に入学した生徒の、多くに当てはまるイメージをお聞かせください。

・まじめでコツコツと努力するタイプ。 ・物事を計画的にまじめに取り組むタイプ。

・まじめで努力家。天才肌ではない。 ・決して派手ではないが、まじめにコツコツ

・クラブと勉強を両立している生徒。 努力するタイプ。

・まじめで素直。 ・まじめなタイプか、要領のいいタイプの

・勉学以外の面でも好奇心の強いタイプ。 どちらか両極端に分かれる。

・器用だが持続力が不足がちな生徒。 ・勉強熱心で、人付き合いのいいタイプ。

・バランスの取れた生徒。 課外活動にも熱心。

・頭でっかちでなく、考えあぐねる前に ・まじめで最後まで粘り強く頑張るタイプ。

まず行動に移るタイプ。 ・クラブ活動で培ったものを勉学に活かす。

・伸びしろの大きい生徒。

・言われたことは着実にこなすタイプ。

(それ以上の工夫はあまりない。)

高 校 予 備 校

6

高校・予備校アンケート調査結果(3)

8.一般的に、大学に関する情報をどのように入手されていますか。(複数回答可)

高校 予備校

(1)大学のホームページ 88.0% 100.0%

(2)大学の広報誌 52.0% 41.7%

(3)オープンキャンパス等大学の説明会 42.0% 8.3%

(4)予備校等の説明会・資料 78.0% 16.7%

(5)新聞・雑誌等 2.0% 16.7%

(6)その他

(高校) ・大学見学 (予備校) ・市大生

・卒業生から直接入手 ・OB、OG

・募集要項

・高校主催の説明会で、直接話を伺う機会がある。

9.高等学校・予備校から見て、大阪市立大学と大阪府立大学の違いはありますか。

高校 予備校

「ない」 10.0% 0.0%

「ある」 90.0% 100.0%

「ある」を選択された場合、それはどのようなところですか。

(高校)

・学部の違いから、市大は総合大学、府大は実学系大学。

・市大は文系に強く、府大は理系に強い印象。

・医学部(あるいは法学部)のある市大、獣医(農学部)航空(工学部)の府大。

・学科レベルで見ると、重ならない学科が多く、難易度も違う。

・府大と比べて市大のほうが受験時の人気が高い。

・府大はこれまで学部等の変更があった。市大はしっかり伝統を守っているように思える。

・歴史と伝統が違う。

(予備校)

・文理のバランスがよく、まじめでコツコツ努力してきた生徒が多いイメージ。府大は理系に特色があるため、

強い志望を抱いている生徒が多い。

・府大は単科大学の色彩が強いが、市大は総合大学として充実している。

・入試難易度、施設や設備、規模、学部学科など。

・府大は獣医学以外はあまり積極的に検討しない。府在住の生徒は市大志望のほうが多い。

・府大は学生の帰属意識が低いように感じる。

・医学部のあるのが大きい。

・市大には阪大と志望校を迷う生徒が志望しており、大学の立ち位置が違う。

10.その他、大阪市立大学に対するご意見・ご要望について、ございましたら記述をお願いします。

(高校)

・大阪府立大学との違いの明確化。

・医学部入試で理科三科目をやめられたのが少し残念。

・もう少しマスメディア等をうまく利用して、知名度等を上げることが大切。

・校内での説明会(業者仲介で複数大学に来校して頂く形式)に参加していただきたい。

・行政の意向によってイメージの変化を余儀なくされるような事態に陥らぬよう、これまで培ってこられた

学究的公立大学、総合大学であり続けて欲しい。

・大学広報に「市大卒業生教員」の活用を検討してはどうか。

・推薦について、広報を拡充すれば、もっと学生を集められるのではないか。

・高校で市大教員に模擬授業を開いてほしい。

・府大と合併しないほうが良い。イメージダウンに繋がる。

・総合大学のひとつとして、府大と合併することなく存続して欲しい。府内にある貴重な国公立大学のひとつ。

(予備校)

・市大、府大を合併して、北の大阪大学に対抗して南の大阪公立大学として発展できないか。

・予備校のイベントで(医学部の)教授講演をお願いしたい。

・2部の廃止は誠に残念です。

7

高校アンケートから(1)

市大志望者の状況

・学力相応(78%)、学部・学科(78%)、立地(50%)、総合大学(42%)、学費(38%)・(市大志望者の併願希望状況) 神大>府大>阪大 同志社>関学>立命館・現役志向、地元志向⇒ワンランク上の大学への挑戦を避け通学圏の国公立として

存在感は大きい・医学部、生活科学部など、特徴があり資格取得につながる学部は人気・総合大学ということ⇒生徒の選択肢が広いだけでなく、多様な学生と交流できると

いう人材育成上のメリット

市大希望生徒のイメージ

・努力型、バランス型、まじめでコツコツ、リーダーのサポート的役割、チャレンジしない、おとなしい

・特に和歌山等からは通学圏の公立大学として存在感大きい

市大のイメージ

・総合大学(66%)、伝統(66%)、最大の公立(46%)・商学部などの伝統と地元大学のイメージ強い⇒OB組織が確立、地元就職に有利・国際性のイメージは薄い・明確な特徴がない⇒アピール力が弱い

8

高校アンケートから(2)

大学情報

・ホームページと予備校等の資料が2大要素・生徒は様々な情報源から情報を得ている。特に実際に雰囲気を感じることが

できるオープンキャンパス、先輩の話、出張講義の教員の印象は大きく影響⇒内容やアピール姿勢によって印象イメージが大きく異なる

府大との差別化

・両大学のイメージの違いある 90%・府大のような早急な改編はデメリット、中身が見えなくなる・市大は総合大学であるメリットをもっと出していくべき。府大に対抗した文系化は

マイナス

市大への要望等

・総合大学としての多様性を大事に。高大連携の拡大。情報発信の早期化、内容充実。積極的に希望される大学に。欲しい学生イメージを主張すべき。国際力を高めてほしい。

9

予備校アンケートから(1)

市大志望者の状況

・文系では数学がないという理由で、市大法学部・市大文学部を志望する生徒が多い。入試科目で受ける大学を選ぶ生徒は多い。

・関西の国公立(京大、阪大、神大、市大)を志望する生徒でも、確実に受かりたいと思う生徒は市大を志望する。

市大のイメージ

・元気のある公立大学。市立大学の「市立」は「公立」ということではなく、固有名詞にまでなっているイメージ。

・学部毎の特徴があまり見えない。(医学部を除く)・一橋大、神大は旧三商大のイメージがあるが、市大にはない。・総合大学というのは生徒から見ても魅力的。異なる専攻の人との交流がある。

大学情報

・「大学広報」とは別に「受験生広報」を意識すべき。受験生の目線での情報提供を。・会員制サイトを作って、メルマガ配信等による身近な情報を受験生や保護者に。・保護者は紙ベースの資料を要望するので、紙媒体での情報提供を。・オープンキャンパスでの印象は重要。保護者向け説明会開催の検討も。

10

予備校アンケートから(2)

府大との差別化

・獣医、航空といった特定の学部・学科を除くと、市大の方が圧倒的にレベルも人気も高い。

・府大との統合には反対。府大は女子大と看護大との統合後はキャンパスもそのままで大学としてまとまったイメージがなく、その悪いイメージの影響を受ける。

・府大と統合しても、良いところを併せ持った大学になるとは考えにくい。行政面だけ見れば統合もよいが、大学のレベルや質という面では統合は良い話ではない。

・合併するのであれば、市大の文系、府大の理系と互いの強いところを生かすような合併にすれば、良い印象を受ける。

市大への要望等

・市大のポジションは良い位置(学費・難易度・立地等)にあるが、地元へプレゼンスを示すことが重要。

・産学連携で関係のある企業のブランド力を活用すべき。府大のシャープとのヘルシオの共同開発は良い例。

・市大志望者は関西への就職希望者が多い。具体的な就職先(規模や業種等も含め)をもっとわかりやすく情報提供してほしい。

・大学は良い中身があるだけではなく、良い中身の出し方が重要。11

市大・府大一般入試出願者推移比較

4000

5000

6000

7000

8000

9000

10000

11000

H17 H18 H19 H20 H21 H22

市大

府大

市大:継続的減尐傾向 府大:現状維持

府大のグラフは府大HPに公表された値を参考に作成

(3)入試の状況

12

一般入試選抜方法別出願者の動向

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

9000

10000

H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22

1部前期

1部後期

2部前期

2部後期

全体

生科後期(233人)

看護後期(38人)

医学後期(172人)

二部(638人)

・募集停止による出願者の減尐

・ただし、減尐は募集停止だけでは説明できない

13

出願者の出身高校地域別割合

A:全国:関西以外の縮小(20%→10%)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H9

H10

H11

H12

H13

H14

H15

H16

H17

H18

H19

H20

H21

H22

大阪市内 大阪府(除市内) 関西(除大阪) 北海道東北 関東甲信越

北陸東海 中国 四国 九州沖縄 大学資格等

0% 20% 40% 60% 80% 100%

H9

H10

H11

H12

H13

H14

H15

H16

H17

H18

H19

H20

H21

H22

大阪市内 大阪府(除市内) 兵庫県 奈良県 京都府 和歌山県 滋賀県 三重県

全国地域比較 関西地域比較

B:関西:大阪市の縮小(20%→15%)

B’AB

14

入学者の出身高校地域別割合

府内 市大:43.7%, 府大:39.4%, 阪大:24.7%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

H9

H10

H11

H12

H13

H14

H15

H16

H17

H18

H19

H20

大阪市内 大阪府(除市内) 関西(除大阪) 北海道東北 関東甲信越

北陸東海 中国 四国 九州沖縄 大学資格等

関西(除大阪) 市大:39.6%, 府大:36.3%, 阪大:33.1%

関西外 市大:16.7%, 府大:24.3%, 阪大:42.2%

地元率の高い市大(H20年度での比較)

15

都道府県 合格者数 志願者数 合格率

北海道地方 3 10 30.0%

東北地方 2 32 6.3%

関東地方 9 41 22.0%

中部地方 70 200 35.0%

大阪 686 2989 23.0%

(市内) 282 1235 22.8%

(市外) 404 1754 23.0%

近畿地方 1316 5178 25.4%

中国地方 57 182 31.3%

四国地方 33 122 27.0%

九州地方 27 100 27.0%

大検 2 18 11.1%

全国 1519 5869 25.9% 16

18年度本学受験者のセンター試験素点平均比較

大阪市・大阪府の低迷

受験者の府県別センター試験素点比較

17

奈良県 82.5 和歌山県 78.2 滋賀県 210.9兵庫県 80.8 奈良県 75.7 奈良県 210.8和歌山県 80.4 三重県 74.9 兵庫県 210.2滋賀県 80.0 兵庫県 74.8 和歌山県 208.9京都府 79.5 京都府 74.5 三重県 207.8大阪府 79.5 大阪府 74.3 京都府 207.8大阪市 79.2 滋賀県 74.1 大阪市 206.4

三重県 76.4 大阪市 73.0 大阪府 205.0

センター数学1 センター数学2 センター英語

入試難易度(偏差値) 比較

出典:大学ランキング2011(朝日新聞出版)

18

72 阪大・医

71 神大・医

68 阪大・法 68 阪大・人間科学 70 横浜市大・医

68 阪大・経済 67 阪大・文 68 阪大・薬

66 神大・法 66 神大・文 68 名市大・医

68 大阪市大・医

67 名市大・薬

64 神大・経済 65 神大・国際文化 65 阪大・理 65 阪大・歯 64 お茶女大・生活科学

64 神大・経営 64 阪大・外国語 65 阪大・工 64 阪大・保健 62 奈良女大・生活科学

64 大阪市大・法 63 神大・発達科学 65 阪大・基礎工 63 神大・保健

62 大阪市大・商 62 大阪市大・文 64 神大・理

61 大阪市大・経済 64 大阪府大・工

62 神大・工

61 大阪市大・工

60横浜市大・国際総合科学[経営科学系]

59 神大・海事科学 59 大阪府大・看護 60 大阪市大・生活科学

60 名市大・経済 59 大阪府大・理 58 大阪市大・看護 59 京都府立大・生活環境

60 大阪府大・経済 58 大阪市大・理 57 名市大・看護

56横浜市大・国際総合科学[理学系]

56 大阪府大・総合リハ

51 名市大・芸術工 54 横浜市大・看護

60 関西大・法 60 関西大・外国語 58 関西大・化学生命工 59 日本女子大・家政

58 関西大・経済 59 関西大・文 57 関西大・システム理工 57 同志社女大・生活科学

58 関西大・商 57 関西大・環境都市工

生活科学理・工・理工 医・歯・薬・看・保健

66~70

私大

61~65

71以上

法・経済・経営・商 人文・外国語

60以下

※平成22年度一般入試(学部)における比較

※入学辞退率=(合学者数-入学者数)÷合格者数

入学辞退率・退学率 比較

※大学ランキング2011(朝日新聞出版)より

※分母は原則として2008年5月1日現在のもの

19

教員一人当たり学生数比較(平成22年5月現在)

20

(単位:人)

学生数 教員数教員一人

当り学生数大阪市立大学 9,042 718 12.6大阪府立大学 8,000 707 11.3大阪大学 23,789 2,978 8.0神戸大学 16,746 1,309 12.8関西大学 30,172 679 44.4名古屋市立大学 4,137 498 8.3横浜市立大学 4,826 375 12.9首都大学東京 9,216 708 13.0

他大学併願の状況

◆他に受験した大学、受験を検討した大学 上位10大学(2010年度新入生アンケートより)

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商学部 経済学部 法学部 文学部 【全学】男 女 合計 男 女 合計 男 女 合計 男 女 合計 男 女 合計

神戸 42 22 64 神戸 46 10 56 同志社 31 19 50 関大 9 40 49 同志社 195 103 298

同志社 23 23 46 同志社 33 10 43 神戸 27 19 46 神戸 17 29 46 神戸 189 99 288

関学 15 19 34 関学 22 7 29 関学 18 20 38 同志社 14 32 46 関大 114 93 207

関大 12 12 24 立命 17 7 24 立命 22 14 36 関学 12 27 39 関学 87 97 184

立命 12 9 21 大阪 10 7 17 関大 19 15 34 立命 11 24 35 立命 108 66 174

大阪 11 7 18 関大 11 4 15 大阪 10 7 17 大阪 11 19 30 大阪 104 62 166

近畿 1 4 5 早稲田 4 2 6 中央 3 2 5 大阪府大 2 7 9 大阪府大 93 29 122

京都 2 2 4 京都 3 0 3 京都 1 3 4 奈良女子 0 7 7 奈良県立医科 20 12 32

兵庫県立 3 1 4 大阪府大 3 0 3 近畿 0 4 4 岡山 1 3 4 近畿 10 21 31

明治 3 0 3 慶応 2 0 2 広島 3 1 4 京都女子 0 4 4 京都 17 13 30

理学部 工学部 医学部医学科 医学部看護学科 生活科学部男 女 合計 男 女 合計 男 女 合計 男 女 合計 男 女 合計

大阪府大 14 0 14 同志社 80 8 88 奈良県立医科 19 10 29 神戸市看護 0 7 7 関学 3 18 21同志社 11 0 11 大阪府大 70 9 79 大阪 7 8 15 大阪府大 0 7 7 関大 5 12 17

関大 8 0 8 関大 49 9 58 大阪医科 7 5 12 神戸 0 6 6 奈良女子 0 17 17

大阪 7 0 7 大阪 47 5 52 防衛医科 6 2 8 大阪 0 4 4 京都女子 0 13 13

神戸 5 1 6 神戸 48 2 50 神戸 1 6 7 大阪医科 1 3 4 同志社女子 0 13 13

立命 3 1 4 立命 38 1 39 京都府立医科 4 2 6 関学 1 3 4 立命 5 8 13

関学 1 2 3 関学 15 1 16 京都 4 0 4 同志社 1 2 3 同志社 1 9 10

京都 2 1 3 京都工繊 8 1 9 関西医科 1 2 3 兵庫県立 0 3 3 武庫川女子 0 9 9名古屋 1 2 3 近畿 7 2 9 自治医科 3 0 3 関大 1 1 2 神戸 3 4 7

東工大 2 0 2 京都 5 3 8 岡山 0 2 2 近畿 0 2 2 大阪 1 5 6

市大受験の傾向

◆出願者数の減尐 ⇒ 学生の質確保、大学ブランドにとって大きな問題◆大阪市内の減尐 ⇒ 学力問題?◆関西以外の減尐

・確実志向(浪人は避ける)、地元志向⇒ 経済的要因も大きい

受験者の傾向

・高い地元率 = 伝統によるブランド・奈良・和歌山方面からは地理的優位性・低い辞退率 = 第一志望?

市大受験の特徴

●本来京・阪・神大志望から妥協組●国公立大志望者の狙いやすい位置(有力私学との併願)

2つの意味

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