ec2とlinuxディストロ事情

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EC2 と Linux ととととととと Haruka Iwao (@Yuryu)

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EC2で仕える各種ディストロ解説と、EC2のインスタンスを丸ごとDockerで持ってくる方法について説明しています。

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Page 1: EC2とLinuxディストロ事情

EC2 と Linux ディストロ事情Haruka Iwao (@Yuryu)

Page 2: EC2とLinuxディストロ事情

わたしはだれ?

岩尾 はるか (@Yuryu)

Red Hat で働いています– GlusterFS / Ceph が専門です– この発表は個人の見解です ( お約束 )

大阪生まれ→つくば→横浜→東京

FF14 プレイヤーです (Carbuncle 鯖 )

コミケ &Kindle で本書いてます

好きな AWS サービス : S3

Page 3: EC2とLinuxディストロ事情

Linux のディストリビューション

Linux と一口に言ってもいろいろある

結構個性豊か

無償 or 有償

EC2 で使えるものを一部紹介

Page 4: EC2とLinuxディストロ事情

AWS EC2 で使える Linux

Page 5: EC2とLinuxディストロ事情

Amazon Linux

半年に 1 回のペースでリリース

AWS 関係のツールがプリインストール済

サポート期間は不定

パッケージ管理は yum

Amazon がメンテナンス&サポート

Page 6: EC2とLinuxディストロ事情

Red Hat Enterprise Linux

広く使われている商用 Linux

Red Hat がメンテナンス&サポート

サポート期間 10 年 (+ 拡張サポート 3 年 )

2 ~ 3 年に 1 回のメジャーリリース ( アップデートが年に 1,2回 )

パッケージ管理は yum

Page 7: EC2とLinuxディストロ事情

SUSE Enterprise Linux Server

ヨーロッパで強い商用 Linux

SUSE がメンテナンス&サポート

3 年~ 4 年に 1 回のメジャーリリース (sp が年に 1 回ぐらい )

サポート期間 10 年 (+ 拡張サポート 3 年 )

パッケージ管理は Zypper(rpm ベース )

Page 8: EC2とLinuxディストロ事情

Ubuntu Server

Debian ベース

Canonical がメンテナンス&サポート

最も広く使われているディストリビューションうちの1つ

2 年に 1 回リリース (LTS, ポイントリリースが年 2 回 )

5 年サポート (LTS)

パッケージ管理は apt

Page 9: EC2とLinuxディストロ事情

Quick Start で出てくる 4 種類の比較

Amazon Linux

RHEL SELS Ubuntu

パッケージ RPM RPM RPM DEB

パッケージ管理 yum yum zypper apt

サポート期間 不定 10年 +3年 10年 +3年 5年

AWS外での利用

No Yes Yes Yes

有償 No Yes Yes No

姉妹ディストロ FedoraCentOS

openSUSE Debian

Page 10: EC2とLinuxディストロ事情

それ以外のディストロも使えます

AWS Marketplace と Community AMI を使います

Page 11: EC2とLinuxディストロ事情

Quickstart に無い AMI の選び方

Marketplace にあるもの– CentOS → Sold by CentOS.org とあるもの– Debian → Sold by Debian とあるもの

Community AMIs にあるもの– Fedora → Official Fedora AMI とあるもの– Gentoo → オフィシャルは無いので適当に

HVM と paravirt があるので、好きな方を– インスタンスによって使えるものがことなる– 両方使えるなら paravirt の方が早いことが多い

Page 12: EC2とLinuxディストロ事情

最近 RHEL7 が出ましたね

Page 13: EC2とLinuxディストロ事情

RHEL 7 が EC2 で使えます、試せます

Quick Start にあります

CentOS 7 のベースになります

HVM のみ (micro インスタンスは使えない )

Page 14: EC2とLinuxディストロ事情

RHEL 7 だと何がうれしいのか

systemd による堅牢なサービス管理

新しくなったので Docker がフル機能で動きます

xfs がデフォルトなので 100TB までディスクが使えます

ファイアウォール機能が強化されてます (firewalld)

10 年使えます

くわしくは http://www.slideshare.net/moriwaka/red-hat-enterprise-linux-7

Page 15: EC2とLinuxディストロ事情

サポートについて

AWS のプレミアムサポートを買うと、サポートがついてきます– ただしビジネス以上。開発者はだめ。

利用料金の 3% ~ 10% 、最低月 1 万円~– 月 1 万円だとサポートも 1 万円– 月 100 万円だとサポートは 10 万円

サポート対象の例 : Ubuntu, RHEL, SLES, openSUSE, CentOS

Page 16: EC2とLinuxディストロ事情

Amazon Linux 使ってますか?

Amazon Linux 使ってますか?

EC2 でしか使えない = 手元で実験ができない

ぐぐっても資料が見つからないことが多い– みんな Ubuntu とか CentOS 対象に書かれている

実験でちょっと立ち上げて試す、みたいなときには使ってます

Page 17: EC2とLinuxディストロ事情

Amazon Linux 使ってますか?

EC2 でしか使えない = 手元で実験ができない

Page 18: EC2とLinuxディストロ事情

Amazon Linux 使ってますか?

EC2 でしか使えない = 手元で実験ができない

→ Docker 使うと簡単に持ち出せます

Page 19: EC2とLinuxディストロ事情

Docker を使って EC2 を持ち出す方法

EC2 を止めます

別の EC2 で mount します

tar --numeric-owner -cJpf image.tar.xz .

持ち出します (scp とか )

import します (cat image.tar.xz | docker import - amazon)

docker run

Page 20: EC2とLinuxディストロ事情

デモ

Page 21: EC2とLinuxディストロ事情

まとめ

EC2 上では様々なディストロが使える

商用ディストロも時間料金で使える

お金を払うとサポートが付く

Docker を使うと root ボリュームを持ち出せる

RHEL7 出ました。 CentOS7 はそのうち…

Page 22: EC2とLinuxディストロ事情

Thank you!