認知症にやさしいまちづくり あいちオレンジタウン構想策定支援 · 2020....
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認知症にやさしいまちづくりあいちオレンジタウン構想策定支援地域の資源の有機的な連携と事業の永続的な運営を目指した自走化
を内包した好循環モデルの構築支援
好循環モデルのご提案
本事業では、愛知県の認知症に関するナレッジを集約するとともに、既存の設備・施設を有効活用する「オレンジタウ
ンの将来像」を設定しました。設定した「オレンジタウンの将来像」の実現に向けて、具体的な取組主体のアクションプ
ランや、オレンジタウンのブランディングも含めた「オレンジタウン構想」を策定することが本事業のゴールです。
事業の背景
急速な高齢化の進行に伴い、認知症の大幅な増加が見込まれており、自治体にとって、その対策は喫緊の課題と
なっています。
また、あいち健康の森近隣には、国立長寿医療研究センターや認知症や介護の研究・研修拠点である認知症介護
研究・研修大府センターなど、保健・医療・福祉の専門機関が集積しています。
本事業ではあいち健康の森とその周辺地域を対象として、認知症患者の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地
域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる認知症に理解の深いまちづくりのモデル「オレンジタウン」を実現
するためのオレンジタウン構想を作成するにあたり、支援と調査を行いました。
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現状を踏まえたゴール設定
本事業では、事前調査結果から、認知症に関するナレッジを集約するとともに、既存の設備・施設を有効活用する「オ
レンジタウンの将来像」の提案を行いました。設定した「オレンジタウンの将来像」の実現に向けて、具体的な取組主
体のアクションプランや、オレンジタウンのブランディングも含めた「オレンジタウン構想」を策定することが本調査の
ゴールとなりました。
オレンジタウン構想には、オレンジタウンのビジョン、地域における現状と課題、オレンジタウンの方針、オレンジタウ
ンの将来像、各取組主体の役割と施策、スケジュールが含まれ、関係者一人ひとりが活用できるものとなりました。
成功のポイント
ポイント1: 地域連携による既存資源の有効活用
地域には、認知症サポーターや認知症サポート医などの「ヒト」、施設設備を中心とした既存インフラなどの「モノ」、自
治体予算による支援などの「カネ」、多様なネットワークから得られる先進事例などの「情報」と多くの資源があります。
しかし、主管部署の関係や事業趣旨の相違により、十二分な連携が行われていない状況もあり、既存の資源を有効
活用することで、新しいニーズに応えることをご提案しました。
ポイント2: 民間連携による民間活力の活用
従来の医療・介護・福祉領域においては、行政主導の施策がメインでした。しかし、人口構造の変革などにより、人材、
施設、財源などは限界となり、地域企業を含めた民間との連携を余儀なくされています。従来の行政施策と同じ方針
や運用では、事業として成立しないことも多く、行政、民間(企業)、利用者がWin-Winの関係を構築する必要があり
ます。そこで、構想段階から民間(企業)との連携を図ることをご提案しました。
ポイント3: 検討メンバー
オレンジタウン実現のキーとなるオレンジタウン構想の検討に際して、構想初期段階からの検討メンバーが原動力に
なることは、他の構想や協議会メンバー活動からも分かります。まちづくりにおいては、バックグラウンドの異なる方が
一同に介して議論の場を作ることがポイントとなります。参画するメンバーの知恵を活かすことで、特定領域に優位な
施策などにならず、公平かつ多くの方が利用できるオレンジタウンになると考えました。
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出所:あいちオレンジタウン構想(愛知県 平成29年9月)
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アプローチ
構想策定までのアプローチ
オレンジタウン構想の策定まで、5ステップを想定しており、「現状と議題整理」、「コンセプト・将来像の策定」、「取組
主体の役割・機能」、「具体的な取組検討」、「構想策定」を行います。
施策の可視化
現状の課題認識を踏まえ、新オレンジプランの7つの柱に沿って、対象地域で行われている既存施策を「地域資源」、
「民間資源」との連携の観点から整理することで、取組が必要な領域を見える化します。
愛知らしさ発揮の視点
対象地域と愛知県の強みを活かした、愛知らしさを発揮した取組を仕組みに加えます。
国立長寿医療研究センター、認知症介護研究・研修大府センター、あいち健康の森健康科学総合セン
ターの新たな連携体制を構築するなど、専門機関集積の立地を活かします。
愛知の活力ある「民間企業」や「大学」との連携といった、これまでにないアプローチにより、発信力を高め
ます。
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出所:あいちオレンジタウン構想(愛知県 平成29年9月)
対象地域の強み:あいち健康の森内の3つの専門機関
愛知の強み:活力ある企業や大学の集積
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あいちオレンジタウン構想がめざす将来像
あいちオレンジタウン構想は、様々な検討を経て、
基本的な考え方を基に、短期的なアクションプラ
ンとアクションプランの進捗状況を踏まえ2025年
を見据えた中長期的な取り組みを実施することで、
右図のような将来像イメージを目指すこととなりま
した。
将来像
まちづくりの要素を「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」と
捉えると、アクションプランを着実に実施した結
果、まずは、認知症に係る既存社会資源(「ヒ
ト」と「モノ」)がほぼもれなく有機的に連携する
とともに、多様な企業や大学が企業サポーター
や認知症パートナー宣言を通じ、まちづくりに
参画します。
さらに、中長期的な取組により、継続的に財源
が確保されるとともに、「情報」の一元化・共有
が図られ、「ヒト」、「モノ」、「カネ」、「情報」の4
要素が揃います。
そして、4つの要素が、綿密に連携し合うことに
より、オレンジタウンが自走化します。
そして、最終的には、全県へ、国内外へ取組が
波及し、研究成果が還元されます。
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出所:あいちオレンジタウン構想(愛知県 平成29年9月)
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