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防災拠点となる公共施設等の耐震化推進状況 調査報告書 平成 28 12 消防庁国民保護・防災部防災課

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  • 防災拠点となる公共施設等の耐震化推進状況

    調査報告書

    平成 28 年 12 月

    消防庁国民保護・防災部防災課

  • はじめに

    我が国においては、南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの大規模災害が発生するおそれが

    指摘されています。これらの災害が、最大クラスの規模で発生した場合に、東日本大震災を超え

    る甚大な被害が発生することが予測されます。

    過去を振り返ると、阪神・淡路大震災(平成7年1月)では、死者 6,400 余名、全半壊した建

    築物は約 25 万棟にも及び、震災による死者の約8割が建築物の倒壊によるものでした。さらに、

    東日本大震災(平成 23 年3月)では、津波による甚大な建物被害のほか、地震動による建物被

    害も生じましたが、昭和 56 年以前の旧耐震基準で設計された建物に被害が多く、適切な耐震補

    強・改修が施された建物の多くは被害を免れており、耐震補強・耐震改修の有効性が確認されま

    した。

    一方、平成 28年4月に発生した熊本地震では、耐震化されていなかった自治体庁舎が損壊し、

    災害対応や必要な行政サービスが行えなくなった事例が複数発生しました。

    国や地方公共団体が所有する公用・公共用施設の多くは、不特定多数の利用者が見込まれるほ

    か、地震災害の発生時には防災拠点としての機能を発揮することが求められる施設です。

    こうした施設が地震により被害を受けた場合、多くの犠牲者を生じさせるばかりでなく、災害

    応急対策等の実施に支障をきたし、その結果として防ぐことができたであろう被害の発生や拡大

    を招くおそれがあります。

    災害応急対策を円滑に実施するためには、防災拠点となる庁舎、消防署、避難所となる文教施

    設などの公共施設等の耐震化が非常に重要です。

    消防庁では、平成 13年度に「防災拠点となる公共施設等の耐震化推進検討委員会」を開催し、

    地方公共団体(都道府県及び市町村)が所有又は管理する公共施設等について、耐震診断及び改

    修実施状況等について調査を実施し、「防災拠点となる公共施設等の耐震化推進検討報告書」と

    して取りまとめ、平成 17 年度からは毎年度、その進捗状況を確認するため、調査を実施してき

    たところです。建築物の耐震化対策の重要性については引き続き認識されており、全国の公共施

    設等の耐震化の進捗状況を把握するため、今年度も調査を実施したものです。

  • 目 次

    第1.防災拠点となる公共施設等

    1 公共施設等の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

    2 耐震診断の実施状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

    3 耐震診断に基づく措置状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

    4 耐震性を有する棟数と耐震率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

    5 まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

    第2.全体の公共施設等(参考)

    1 公共施設等の現状・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

    2 耐震診断の実施状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

    3 耐震診断に基づく措置状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30

    4 耐震性を有する棟数と耐震率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

    5 まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

    第3.都道府県別集計資料

    1 施設区分別 都道府県一覧(都道府県施設+市町村施設)・・・・・・・・・・・・・45

    2 施設区分別 都道府県一覧(都道府県施設)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64

    3 施設区分別 都道府県一覧(市町村施設)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83

    第4.市町村別集計資料

    1 施設区分別 市町村一覧(市町村施設)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 101

    2 防災拠点となる庁舎の耐震化状況 市町村一覧(市町村施設)・・・・・・・・・・ 177

  • 第1.防災拠点となる公共施設等

    地方公共団体が所有又は管理している公共施設等(公共用及び公用の建物:非木造のうち、2 階

    以上又は延床面積 200 ㎡超の建築物)全体のうち、災害応急対策を実施するに当たり拠点(防災拠

    点)となる施設を下記の基準に基づき抽出し、集計・分析を行った。

    表 1-1-1 防災拠点となる公共施設等の分類基準

    区 分 防災拠点と位置づける施設 ① 社会福祉施設 全ての施設 ② 文教施設(校舎、体育館) 指定緊急避難場所又は指定避難所等に指定している施設 ③ 庁舎 災害応急対策の実施拠点となる施設 ④ 県民会館・公民館等 指定緊急避難場所又は指定避難所等に指定している施設 ⑤ 体育館 指定緊急避難場所又は指定避難所等に指定している施設 ⑥ 診療施設 地域防災計画に医療救護施設として位置づけられている施設 ⑦ 警察本部、警察署等 全ての施設 ⑧ 消防本部、消防署所 全ての施設 ⑨ 公営住宅等 無 ⑩ 職員公舎 無 ⑪ その他 指定緊急避難場所又は指定避難所等に指定している施設

    1 公共施設等の現状

    (1)全棟数と施設別内訳

    地方公共団体が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等は、都道府県が 21,343 棟、

    市町村が 160,946 棟、合計 182,289 棟となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    地方公共団体(都道府県及び市町村)が所有又は管理する公共施設等について、耐震診断の

    基準及び耐震診断・改修実施状況について現状調査を行った結果は以下のとおりである。

    なお本調査は、都道府県に、平成 27 年度末の状況について調査を行い、集計・分析したも

    のである。

    1

  • 表1-1-2 防災拠点となる公共施設等の棟数〈平成27年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    全棟数うち防災拠点

    全棟数うち防災拠点

    全棟数うち防災拠点

    1社会福祉施設 1,513 1,513 19,175 19,175 20,688 20,688 2文教施設(校舎、体育館) 27,746 10,190 123,062 96,136 150,808 106,326 3庁舎 4,476 2,078 9,105 6,421 13,581 8,499 4県民会館・公民館等 960 89 26,410 16,094 27,370 16,183 5体育館 236 84 6,738 4,634 6,974 4,718 6診療施設 557 388 3,946 2,376 4,503 2,764 7警察本部・警察署等 5,245 5,245 - - 5,245 5,245 8消防本部・消防署所 555 555 5,427 5,427 5,982 5,982 9公営住宅等 33,401 - 88,838 - 122,239 - 10職員公舎 10,972 - 1,687 - 12,659 - 11その他 13,055 1,201 42,337 10,683 55,392 11,884

    計 98,716 21,343 326,725 160,946 425,441 182,289

    〈平成26年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    全棟数うち防災拠点

    全棟数うち防災拠点

    全棟数うち防災拠点

    1社会福祉施設 1,489 1,489 19,488 19,488 20,977 20,977 2文教施設(校舎、体育館) 28,294 11,838 124,850 98,637 153,144 110,475 3庁舎 4,562 2,204 9,159 6,503 13,721 8,707 4県民会館・公民館等 944 69 26,894 16,104 27,838 16,173 5体育館 235 86 6,860 4,847 7,095 4,933 6診療施設 604 422 4,054 2,454 4,658 2,876 7警察本部、警察署等 5,294 5,294 - - 5,294 5,294 8消防本部、消防署所 559 559 5,581 5,581 6,140 6,140 9公営住宅等 34,172 - 89,645 - 123,817 - 10職員公舎 11,155 - 2,649 - 13,804 - 11その他 13,055 1,449 44,375 13,188 57,430 14,637

    計 100,363 23,410 333,555 166,802 433,918 190,212

    区分

    区分

    2

  • 図1-1-1 防災拠点となる公共施設等の施設別割合

    6.4%

    7.1%

    50.6%

    47.7%

    9.4%

    9.7%

    0.3%

    0.4%

    0.4%

    0.4%

    1.8%

    1.8%

    22.6%

    24.6%

    2.4%

    2.6%

    6.2%

    5.6%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈都道府県〉 (n)

    11.7%

    11.9%

    59.1%

    59.7%

    3.9%

    4.0%

    9.7%

    10.0%

    2.9%

    2.9%

    1.5%

    1.5%

    -

    -

    3.3%

    3.4%

    -

    -

    -

    -

    7.9%

    6.6%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈市町村〉

    11.0%

    11.3%

    58.1%

    58.3%

    4.6%

    4.7%

    8.5%

    8.9%

    2.6%

    2.6%

    1.5%

    1.5%2.8%

    2.9%

    3.2%

    3.3%

    -

    -

    -

    -

    7.7%

    6.5%

    平成26年度末

    平成27年度末

    1社会福祉施設 2文教施設(校舎、体育館)3庁舎 4県民会館・公民館等5体育館 6診療施設7警察本部・警察署等 8消防本部・消防署所9公営住宅等 10職員公舎11その他

    〈全体〉

    (21,343棟)

    (23,410棟)

    (160,946棟)

    (166,802棟)

    (182,289棟)

    (190,212棟)

    3

  • (2)建築年次

    地方公共団体が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等のうち、昭和 56 年 5 月 31

    日以前の建築確認を得て建築された建築物棟数は、都道府県が 9,669 棟(45.3%)、市町村が

    78,114 棟(48.5%)、合計 87,783 棟(48.2%)となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-1-3 防災拠点の施設別の昭和56年以前に建築された棟数の割合〈平成27年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    防災拠点施設等の全体棟数 21,343 160,946 182,289 うち56年以前建築棟数計 9,669 45.3% 78,114 48.5% 87,783 48.2% 1社会福祉施設 615 40.6% 8,063 42.0% 8,678 41.9% 2文教施設(校舎、体育館) 5,381 52.8% 53,622 55.8% 59,003 55.5%

    施 3庁舎 1,097 52.8% 3,047 47.5% 4,144 48.8% 設 4県民会館・公民館等 30 33.7% 6,002 37.3% 6,032 37.3% 別 5体育館 38 45.2% 1,781 38.4% 1,819 38.6% 内 6診療施設 119 30.7% 548 23.1% 667 24.1% 訳 7警察本部、警察署等 1,704 32.5% - - 1,704 32.5%

    8消防本部、消防署所 210 37.8% 1,696 31.3% 1,906 31.9% 9その他 475 39.6% 3,355 31.4% 3,830 32.2%

    〈平成26年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    防災拠点施設等の全体棟数 23,410 166,802 190,212 うち56年以前建築棟数計 10,953 46.8% 81,794 49.0% 92,747 48.8% 1社会福祉施設 668 44.9% 8,380 43.0% 9,048 43.1% 2文教施設(校舎、体育館) 6,270 53.0% 55,549 56.3% 61,819 56.0%

    施 3庁舎 1,198 54.4% 3,192 49.1% 4,390 50.4% 設 4県民会館・公民館等 23 33.3% 6,172 38.3% 6,195 38.3% 別 5体育館 40 46.5% 1,840 38.0% 1,880 38.1% 内 6診療施設 147 34.8% 632 25.8% 779 27.1% 訳 7警察本部、警察署等 1,777 33.6% - - 1,777 33.6%

    8消防本部、消防署所 213 38.1% 1,827 32.7% 2,040 33.2% 9その他 617 42.6% 4,202 31.9% 4,819 32.9%

    区分

    区分

    昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物の割合が高いのは、都道府県、市町

    村ともに「文教施設(校舎、体育館)」、「庁舎」となっている。

    4

  • 図1-1-2 防災拠点の施設別の昭和56年以前建築棟数の割合

    42.0%

    55.8%

    47.5%

    37.3%

    38.4%

    23.1%

    -

    31.3%

    31.4%

    43.0%

    56.3%

    49.1%

    38.3%

    38.0%

    25.8%

    -

    32.7%

    31.9%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    〈市町村〉

    41.9%

    55.5%

    48.8%

    37.3%

    38.6%

    24.1%

    32.5%

    31.9%

    32.2%

    43.1%

    56.0%

    50.4%

    38.3%

    38.1%

    27.1%

    33.6%

    33.2%

    32.9%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    〈全体〉

    40.6%

    52.8%

    52.8%

    33.7%

    45.2%

    30.7%

    32.5%

    37.8%

    39.6%

    44.9%

    53.0%

    54.4%

    33.3%

    46.5%

    34.8%

    33.6%

    38.1%

    42.6%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    平成27年度末 平成26年度末〈都道府

    5

  • 2 耐震診断の実施状況

    昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物棟数のうち、耐震診断を実施した

    棟数は、都道府県が 8,722 棟(実施率:90.2%)、市町村が 69,640 棟(同:89.2%)、合計 78,362

    棟(同:89.3%)となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-1-4 防災拠点の耐震診断実施状況

    〈平成27年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    56年以前建築棟数計 9,669 78,114 87,783 うち耐震診断実施棟数計 8,722 90.2% 69,640 89.2% 78,362 89.3% 1社会福祉施設 532 86.5% 6,013 74.6% 6,545 75.4% 2文教施設(校舎、体育館) 5,362 99.6% 53,074 99.0% 58,436 99.0%

    施 3庁舎 1,018 92.8% 2,428 79.7% 3,446 83.2% 設 4県民会館・公民館等 28 93.3% 3,756 62.6% 3,784 62.7% 別 5体育館 32 84.2% 1,199 67.3% 1,231 67.7% 内 6診療施設 111 93.3% 359 65.5% 470 70.5% 訳 7警察本部、警察署等 1,021 59.9% - - 1,021 59.9%

    8消防本部、消防署所 201 95.7% 1,276 75.2% 1,477 77.5% 9その他 417 87.8% 1,535 45.8% 1,952 51.0%

    〈平成26年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    56年以前建築棟数計 10,953 81,794 92,747 うち耐震診断実施棟数計 9,873 90.1% 71,334 87.2% 81,207 87.6% 1社会福祉施設 578 86.5% 5,995 71.5% 6,573 72.6% 2文教施設(校舎、体育館) 6,232 99.4% 54,671 98.4% 60,903 98.5%

    施 3庁舎 1,071 89.4% 2,381 74.6% 3,452 78.6% 設 4県民会館・公民館等 21 91.3% 3,655 59.2% 3,676 59.3% 別 5体育館 34 85.0% 1,186 64.5% 1,220 64.9% 内 6診療施設 135 91.8% 387 61.2% 522 67.0% 訳 7警察本部、警察署等 1,034 58.2% - - 1,034 58.2%

    8消防本部、消防署所 204 95.8% 1,290 70.6% 1,494 73.2% 9その他 564 91.4% 1,769 42.1% 2,333 48.4%

    区分

    区分

    耐震診断実施率が最も高いのは、「文教施設(校舎、体育館)」であり都道府県が 99.6%、市町村

    99.0%となっている。耐震診断実施率が最も低いのは、都道府県では「警察本部、警察署等」の 59.9%、

    市町村では「県民会館・公民館等」の 62.6%となっている。

    6

  • 図1-1-3 防災拠点の耐震診断実施率

    86.5%

    99.6%

    92.8%

    93.3%

    84.2%

    93.3%

    59.9%

    95.7%

    87.8%

    86.5%

    99.4%

    89.4%

    91.3%

    85.0%

    91.8%

    58.2%

    95.8%

    91.4%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    平成27年度末 平成26年度末〈都道府県〉

    74.6%

    99.0%

    79.7%

    62.6%

    67.3%

    65.5%

    -

    75.2%

    45.8%

    71.5%

    98.4%

    74.6%

    59.2%

    64.5%

    61.2%

    -

    70.6%

    42.1%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    〈市町村〉

    75.4%

    99.0%

    83.2%

    62.7%

    67.7%

    70.5%

    59.9%

    77.5%

    51.0%

    72.6%

    98.5%

    78.6%

    59.3%

    64.9%

    67.0%

    58.2%

    73.2%

    48.4%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    〈全体〉

    7

  • 3 耐震診断に基づく措置状況

    耐震診断を実施した棟数のうち、「耐震性が有る」と診断された棟数及び耐震改修済み棟数は、

    都道府県が 8,029 棟(耐震措置率:92.1%)、市町村が 63,130 棟(同:90.7%)、合計 71,159 棟

    (同:90.8%)となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-1-5 防災拠点の耐震診断に基づく措置状況<都道府県>〈平成27年度末〉

    診断実施 ①耐震性 ②H26末 H26末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 E棟数 E/A率

    計 8,722 2,714 5,315 693 8,029 92.1% 1社会福祉施設 532 358 119 55 477 89.7% 2文教施設(校舎、体育館) 5,362 1,273 3,860 229 5,133 95.7%

    施 3庁舎 1,018 356 511 151 867 85.2% 設 4県民会館・公民館等 28 12 15 1 27 96.4% 別 5体育館 32 12 18 2 30 93.8% 内 6診療施設 111 65 27 19 92 82.9% 訳 7警察本部、警察署等 1,021 326 521 174 847 83.0%

    8消防本部、消防署所 201 127 66 8 193 96.0% 9その他 417 185 178 54 363 87.1%

    〈平成26年度末〉診断実施 ①耐震性 ②H25末 H25末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計

    A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 E棟数 E/A率計 9,873 2,851 5,844 1,178 8,695 88.1%

    1社会福祉施設 578 391 115 72 506 87.5% 2文教施設(校舎、体育館) 6,232 1,299 4,404 529 5,703 91.5%

    施 3庁舎 1,071 370 503 198 873 81.5% 設 4県民会館・公民館等 21 6 9 6 15 71.4% 別 5体育館 34 12 19 3 31 91.2% 内 6診療施設 135 74 29 32 103 76.3% 訳 7警察本部、警察署等 1,034 336 447 251 783 75.7%

    8消防本部、消防署所 204 132 60 12 192 94.1% 9その他 564 231 258 75 489 86.7%

    ③未定

    区分③未定

    区分

    8

  • 表1-1-6 防災拠点の耐震診断に基づく措置状況<市町村>〈平成27年度末〉

    診断実施 ①耐震性 ②H26末 H26末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率

    計 69,640 21,785 41,345 6,510 63,130 90.7% 1社会福祉施設 6,013 3,210 1,872 931 5,082 84.5% 2文教施設(校舎、体育館) 53,074 14,925 36,000 2,149 50,925 96.0%

    施 3庁舎 2,428 584 888 956 1,472 60.6% 設 4県民会館・公民館等 3,756 1,487 1,056 1,213 2,543 67.7% 別 5体育館 1,199 340 527 332 867 72.3% 内 6診療施設 359 140 104 115 244 68.0% 訳 7警察本部、警察署等 - - - - - -

    8消防本部、消防署所 1,276 565 448 263 1,013 79.4% 9その他 1,535 534 450 551 984 64.1%

    〈平成26年度末〉診断実施 ①耐震性 ②H25末 H25末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率

    計 71,334 20,895 40,897 9,542 61,792 86.6% 1社会福祉施設 5,995 3,186 1,715 1,094 4,901 81.8% 2文教施設(校舎、体育館) 54,671 14,214 35,886 4,571 50,100 91.6%

    施 3庁舎 2,381 549 773 1,059 1,322 55.5% 設 4県民会館・公民館等 3,655 1,408 959 1,288 2,367 64.8% 別 5体育館 1,186 307 470 409 777 65.5% 内 6診療施設 387 136 114 137 250 64.6% 訳 7警察本部、警察署等 - - - - - -

    8消防本部、消防署所 1,290 546 450 294 996 77.2% 9その他 1,769 549 530 690 1,079 61.0%

    ③未定

    ③未定区分

    区分

    9

  • 表1-1-7 防災拠点の耐震診断に基づく措置状況<都道府県+市町村>〈平成27年度末〉

    診断実施 ①耐震性 ②H26末 H26末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率

    計 78,362 24,499 46,660 7,203 71,159 90.8% 1社会福祉施設 6,545 3,568 1,991 986 5,559 84.9% 2文教施設(校舎、体育館) 58,436 16,198 39,860 2,378 56,058 95.9%

    施 3庁舎 3,446 940 1,399 1,107 2,339 67.9% 設 4県民会館・公民館等 3,784 1,499 1,071 1,214 2,570 67.9% 別 5体育館 1,231 352 545 334 897 72.9% 内 6診療施設 470 205 131 134 336 71.5% 訳 7警察本部、警察署等 1,021 326 521 174 847 83.0%

    8消防本部、消防署所 1,477 692 514 271 1,206 81.7% 9その他 1,952 719 628 605 1,347 69.0%

    〈平成26年度末〉診断実施 ①耐震性 ②H25末 H25末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率

    計 81,207 23,746 46,741 10,720 70,487 86.8% 1社会福祉施設 6,573 3,577 1,830 1,166 5,407 82.3% 2文教施設(校舎、体育館) 60,903 15,513 40,290 5,100 55,803 91.6%

    施 3庁舎 3,452 919 1,276 1,257 2,195 63.6% 設 4県民会館・公民館等 3,676 1,414 968 1,294 2,382 64.8% 別 5体育館 1,220 319 489 412 808 66.2% 内 6診療施設 522 210 143 169 353 67.6% 訳 7警察本部、警察署等 1,034 336 447 251 783 75.7%

    8消防本部、消防署所 1,494 678 510 306 1,188 79.5% 9その他 2,333 780 788 765 1,568 67.2%

    区分③未定

    区分③未定

    耐震措置率が最も高いのは、都道府県では「県民会館・公民館等」で 96.4%、市町村では「文

    教施設(校舎、体育館)」で 96.0%となっている。耐震措置率が最も低いのは、都道府県では「診

    療施設」の 82.9%、市町村では「庁舎」の 60.6%である。

    10

  • 耐震診断の実施済み棟数(合計)のうち、①耐震性有り、②耐震改修済み、③改修未定、の 3

    区分をグラフに表すと次のとおりである。

    図1-1-4 防災拠点の耐震診断の実施済み棟数の設置状況

    31.1%

    28.9%

    60.9%

    59.2%

    7.9%

    11.9%

    平成27年度末

    平成26年度末

    〈都道府 (n)

    31.3%

    29.3%

    59.4%

    57.3%

    9.3%

    13.4%

    平成27年度末

    平成26年度末

    〈市町村〉

    31.3%

    29.2%

    59.5%

    57.6%

    9.2%

    13.2%

    平成27年度末

    平成26年度末

    〈全体〉

    ①耐震性有 ③改修未定

    ①耐震性有

    ②H27末改修

    ①耐震性有

    ②H26末改修済

    ②H27末改修済

    ②H27末改修済

    ②H26末改修済

    ②H26末改修済

    ③改修未定

    ③改修未定

    (9,873棟)

    (71,334棟)

    (81,207棟)

    (8,722棟)

    (69,640棟)

    (78,362棟)

    11

  • 4 耐震性を有する棟数と耐震率

    下記の条件に該当し、平成 27 年度末で耐震性を有すると判断できる棟数は、都道府県が

    19,703 棟(耐震率:92.3%)、市町村が 145,962 棟(同:90.7%)、全体で 165,665 棟(同:90.9%)

    となっている。

    a 昭和 56 年 6 月 1 日以降の建築確認を得て建築された建築物

    b 昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物のうち、耐震診断の結果

    「耐震性を有する」と診断された建築物

    c 耐震改修整備を実施した建築物

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-1-8 防災拠点の耐震性を有する施設〈平成27年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    計 19,703 92.3% 145,962 90.7% 165,665 90.9% 1社会福祉施設 1,375 90.9% 16,194 84.5% 17,569 84.9% 2文教施設(校舎、体育館) 9,942 97.6% 93,439 97.2% 103,381 97.2%

    施 3庁舎 1,848 88.9% 4,846 75.5% 6,694 78.8% 設 4県民会館・公民館等 86 96.6% 12,635 78.5% 12,721 78.6% 別 5体育館 76 90.5% 3,720 80.3% 3,796 80.5% 内 6診療施設 361 93.0% 2,072 87.2% 2,433 88.0% 訳 7警察本部・警察署等 4,388 83.7% - - 4,388 83.7%

    8消防本部・消防署所 538 96.9% 4,744 87.4% 5,282 88.3% 9その他 1,089 90.7% 8,312 77.8% 9,401 79.1%

    〈平成26年度末〉都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    計 21,152 90.4% 146,800 88.0% 167,952 88.3% 1社会福祉施設 1,327 89.1% 16,009 82.1% 17,336 82.6% 2文教施設(校舎、体育館) 11,271 95.2% 93,188 94.5% 104,459 94.6%

    施 3庁舎 1,879 85.3% 4,633 71.2% 6,512 74.8% 設 4県民会館・公民館等 61 88.4% 12,299 76.4% 12,360 76.4% 別 5体育館 77 89.5% 3,784 78.1% 3,861 78.3% 内 6診療施設 378 89.6% 2,072 84.4% 2,450 85.2% 訳 7警察本部・警察署等 4,300 81.2% - - 4,300 81.2%

    8消防本部・消防署所 538 96.2% 4,750 85.1% 5,288 86.1% 9その他 1,321 91.2% 10,065 76.3% 11,386 77.8%

    区分

    区分

    耐震率が最も高いのは、「文教施設(校舎、体育館)」であり都道府県が 97.6%、市町村では

    97.2%となっている。耐震率が最も低いのは、都道府県では「警察本部、警察署等」の 83.7%、

    市町村では「庁舎」の 75.5%となっている。

    12

  • 図1-1-5 防災拠点の耐震性を有する(耐震率)の施設別比較(平成27(26)年度末)

    90.9%

    97.6%

    88.9%

    96.6%

    90.5%

    93.0%

    83.7%

    96.9%

    90.7%

    89.1%

    95.2%

    85.3%

    88.4%

    89.5%

    89.6%

    81.2%

    96.2%

    91.2%

    0% 20% 40% 60% 80% 100% 120%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    平成27年度末 平成26年度末

    <都道府県>

    84.5%

    97.2%

    75.5%

    78.5%

    80.3%

    87.2%

    -

    87.4%

    77.8%

    82.1%

    94.5%

    71.2%

    76.4%

    78.1%

    84.4%

    -

    85.1%

    76.3%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    <市町村>

    84.9%

    97.2%

    78.8%

    78.6%

    80.5%

    88.0%

    83.7%

    88.3%

    79.1%

    82.6%

    94.6%

    74.8%

    76.4%

    78.3%

    85.2%

    81.2%

    86.1%

    77.8%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9その他

    <全体>

    13

  • 5 まとめ

    (1)都道府県の防災拠点となる公共施設等

    都道府県が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等は 21,343 棟で、このうち 9,669

    棟(45.3%)が昭和 56 年以前の耐震基準で建築されたものである。

    昭和 56 年以前の耐震基準で建築された 9,669 棟のうち、耐震診断を実施した棟数は、8,722

    棟(実施率:90.2%)である。

    耐震診断を実施した 8,722 棟のうち、2,714 棟が「耐震性が有る」と診断され、5,315 棟が平

    成 27 年度末までに耐震改修されたため、8,029 棟(耐震措置率:92.1%)の耐震性が確保され

    る。

    下記の建築物について、耐震性が確保されているとすると、

    a 昭和 56 年 6 月 1 日以降の建築確認を得て建築された建築物

    11,674 棟

    b 昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物のうち、耐震診断の結果「耐

    震性を有する」と診断された建築物

    2,714 棟

    c 耐震改修整備を実施した建築物

    5,315 棟

    平成 27 年度末で、都道府県が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等 21,343 棟の

    うち、19,703 棟の耐震性が確保され、耐震率は 92.3%となる。

    14

  • 図1-1-6 都道府県の公共施設等の耐震化一覧

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈耐震率(平成27(26)年度末)〉

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    H26末改修済

    (n)

    (23,410棟)

    (10,953棟)1,080(9.9%)9,873(90.1%)

    耐震診断実施 耐震診断未実施

    耐震性有 平成27末改修済

    (9,873棟)

    (21,343棟)

    947(9.8%)

    8,722(90.2%) (9,669棟)

    (8,722棟)

    改修済耐震性有昭和57年以降建築

    (23,410棟)

    90.4%

    (21,343棟)

    92.3%

    10,953(46.8%) 12,457(53.2%)

    9,669(45.3%) 11,674(54.7%)

    昭和56年以前建築の棟数 昭和57年以降建築の棟数

    12,457(53.2%)2,851(12.2%)

    5,844(25.0%)

    2,258(9.6%)

    2,714(12.7%)

    5,315(24.9%)

    1,640(7.7%)

    11,674(54.7%)

    2,714(31.1%)

    2,851(28.9%) 5,844(59.2%) 1,178(11.9%)

    693(7.9%)5,315(60.9%)

    92.1%

    88.1%

    改修未定

    改修未定

    15

  • 表1-1-9 公共施設等の耐震改修進捗状況(防災拠点となる公共施設)<都道府県>〈平成27年度末〉

    昭和56年 H27年度 H27年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率

    以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 1,513 898 615 40.6% 532 358 174 119 1,375 90.9% 2文教施設(校舎、体育館) 10,190 4,809 5,381 52.8% 5,362 1,273 4,089 3,860 9,942 97.6% 3庁舎 2,078 981 1,097 52.8% 1,018 356 662 511 1,848 88.9% 4県民会館・公民館等 89 59 30 33.7% 28 12 16 15 86 96.6% 5体育館 84 46 38 45.2% 32 12 20 18 76 90.5% 6診療施設 388 269 119 30.7% 111 65 46 27 361 93.0% 7警察本部、警察署等 5,245 3,541 1,704 32.5% 1,021 326 695 521 4,388 83.7% 8消防本部、消防署所 555 345 210 37.8% 201 127 74 66 538 96.9% 9その他 1,201 726 475 39.6% 417 185 232 178 1,089 90.7%

    合    計 21,343 11,674 9,669 45.3% 8,722 2,714 6,008 5,315 19,703 92.3% 耐震率=(昭和57年以降建築棟数B + 耐震性有棟数E + 耐震改修済棟数G、H ) /全棟数A

    〈平成26年度末〉昭和56年 H26年度 H26年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率

    以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 1,489 821 668 44.9% 578 391 187 115 1,327 89.1% 2文教施設(校舎、体育館) 11,838 5,568 6,270 53.0% 6,232 1,299 4,933 4,404 11,271 95.2% 3庁舎 2,204 1,006 1,198 54.4% 1,071 370 701 503 1,879 85.3% 4県民会館・公民館等 69 46 23 33.3% 21 6 15 9 61 88.4% 5体育館 86 46 40 46.5% 34 12 22 19 77 89.5% 6診療施設 422 275 147 34.8% 135 74 61 29 378 89.6% 7警察本部、警察署等 5,294 3,517 1,777 33.6% 1,034 336 698 447 4,300 81.2% 8消防本部、消防署所 559 346 213 38.1% 204 132 72 60 538 96.2% 9その他 1,449 832 617 42.6% 564 231 333 258 1,321 91.2%

    合    計 23,410 12,457 10,953 46.8% 9,873 2,851 7,022 5,844 21,152 90.4% 耐震率=(昭和57年以降建築棟数B + 耐震性有棟数E + 耐震改修済棟数G、H ) /全棟数A

    16

  • (2)市町村の防災拠点となる公共施設等 市町村が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等は 160,946 棟で、このうち 78,114

    棟(48.5%)が昭和 56 年以前の耐震基準で建築されたものである。

    昭和 56 年以前の耐震基準で建築された 78,114 棟のうち、耐震診断を実施した棟数は 69,640

    棟(実施率:89.2%)である。

    耐震診断を実施した 69,640 棟のうち、21,785 棟が「耐震性が有る」と診断され、41,345 棟

    が平成 27 年度末までに耐震改修されたため、63,130 棟(耐震措置率:90.7%)の耐震性が確

    保される。

    下記の建築物について、耐震性が確保されているとすると、

    a 昭和 56 年 6 月 1 日以降の建築確認を得て建築された建築物

    82,832 棟

    b 昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物のうち、耐震診断の結果「耐

    震性を有する」と診断された建築物

    21,785 棟

    c 耐震改修整備を実施した建築物

    41,345 棟

    平成 27 年度末で、市町村が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等 160,946 棟の

    うち、145,962 棟の耐震性が確保され、耐震率は 90.7%となる。

    17

  • 図1-1-7 市町村の公共施設等の耐震化一覧

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈耐震率(平成27(26)年度末)〉

    H26末改修済

    (n)

    (166,802棟)

    昭和57年以降建築の棟数昭和56年以前建築の棟数

    85,008(51.0%)81,794(49.0%)

    (81,794棟)10,460(12.8%)71,334(87.2%)

    平成27末改修済

    (71,334棟)9,542(13.4%)40,897(57.3%)20,895(29.3%)

    改修済耐震性有昭和57年以降建築

    (166,802棟)20,002(12.0%)

    40,897(24.5%)

    20 895¶(12

    20,895(12.5%)85,008(51.0%)

    88.0%

    (160,946棟)82,832(51.5%)78,114(48.5%)

    耐震診断未実施耐震診断実施

    (78,114棟)8,474(10.8%)69,640(89.2%)

    耐震性有

    (69,640棟)6,510(9.3%)41,345(59.4%)21,785(31.3%)

    (160,946棟)14,984(9.3%)

    41,345(25.7%)

    21,785(13.5%)82,832(51.5%)

    90.7%

    90.7%

    86.6%

    改修未定

    改修未定

    18

  • 表1-1-10 公共施設等の耐震改修進捗状況(防災拠点となる公共施設)<市町村>〈平成27年度末〉

    昭和56年 H27年度 H27年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率

    以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 19,175 11,112 8,063 42.0% 6,013 3,210 2,803 1,872 16,194 84.5% 2文教施設(校舎、体育館) 96,136 42,514 53,622 55.8% 53,074 14,925 38,149 36,000 93,439 97.2% 3庁舎 6,421 3,374 3,047 47.5% 2,428 584 1,844 888 4,846 75.5% 4県民会館・公民館等 16,094 10,092 6,002 37.3% 3,756 1,487 2,269 1,056 12,635 78.5% 5体育館 4,634 2,853 1,781 38.4% 1,199 340 859 527 3,720 80.3% 6診療施設 2,376 1,828 548 23.1% 359 140 219 104 2,072 87.2% 7警察本部、警察署等 - - - - - - - - - - 8消防本部、消防署所 5,427 3,731 1,696 31.3% 1,276 565 711 448 4,744 87.4% 9その他 10,683 7,328 3,355 31.4% 1,535 534 1,001 450 8,312 77.8%

    合    計 160,946 82,832 78,114 48.5% 69,640 21,785 47,855 41,345 145,962 90.7% 耐震率=(昭和57年以降建築棟数B + 耐震性有棟数E + 耐震改修済棟数G、H ) /全棟数A

    〈平成26年度末〉昭和56年 H26年度 H26年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率

    以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 19,488 11,108 8,380 43.0% 5,995 3,186 2,809 1,715 16,009 82.1% 2文教施設(校舎、体育館) 98,637 43,088 55,549 56.3% 54,671 14,214 40,457 35,886 93,188 94.5% 3庁舎 6,503 3,311 3,192 49.1% 2,381 549 1,832 773 4,633 71.2% 4県民会館・公民館等 16,104 9,932 6,172 38.3% 3,655 1,408 2,247 959 12,299 76.4% 5体育館 4,847 3,007 1,840 38.0% 1,186 307 879 470 3,784 78.1% 6診療施設 2,454 1,822 632 25.8% 387 136 251 114 2,072 84.4% 7警察本部、警察署等 - - - - - - - - - - 8消防本部、消防署所 5,581 3,754 1,827 32.7% 1,290 546 744 450 4,750 85.1% 9その他 13,188 8,986 4,202 31.9% 1,769 549 1,220 530 10,065 76.3%

    合    計 166,802 85,008 81,794 49.0% 71,334 20,895 50,439 40,897 146,800 88.0% 耐震率=(昭和57年以降建築棟数B + 耐震性有棟数E + 耐震改修済棟数G、H ) /全棟数A

    19

  • (3)都道府県及び市町村の防災拠点となる公共施設等

    都道府県及び市町村が所有している防災拠点となる公共施設等は 182,289 棟で、このうち

    87,783 棟(48.2%)が昭和 56 年以前の耐震基準で建築されたものである。

    昭和 56 年以前の耐震基準で建築された 87,783 棟のうち、耐震診断を実施した棟数は、78,362

    棟(実施率:89.3%)である。

    耐震診断を実施した 78,362 棟のうち、24,499 棟が「耐震性が有る」と診断され、46,660 棟

    が平成 27 年度末までに耐震改修されたため、平成 27 年度末の合計では、71,159 棟(耐震措

    置率:90.8%)の耐震性が確保される。

    下記の建築物について、耐震性が確保されているとすると、

    a 昭和 56 年 6 月 1 日以降の建築確認を得て建築された建築物

    94,506 棟

    b 昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物のうち、耐震診断の結果「耐

    震性を有する」と診断された建築物

    24,499 棟

    c 耐震改修整備を実施した建築物

    46,660 棟

    平成 27 年度末で、都道府県及び市町村が所有又は管理している防災拠点となる公共施設等

    182,289 棟のうち、165,665 棟の耐震性が確保され、耐震率は 90.9%となる。

    20

  • 図1-1-8 都道府県及び市町村の公共施設等の耐震化一覧

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈耐震率(平成27(26)年度末)〉

    平成26年度末

    平成27年度末

    H26末改修済

    (n)

    (190,212棟)

    昭和57年以降建築の棟数昭和56年以前建築の棟数

    97,465(51.2%)92,747(48.8%)

    (92,747棟)11,540(12.4%)81,207(87.6%)

    改修済

    (81,207棟)

    改修済耐震性有昭和57年以降建築

    (190,212棟)

    耐震診断未実施耐震診断実施

    (182,289棟)94,506(51.8%)87,783(48.2%)

    (87,783棟)9,421(10.7%)78,362(89.3%)

    耐震性有

    (78,362棟)

    (182,289棟)

    22,260(11.7%)

    16,624(9.1%)

    90.9%

    88.3%

    24,499(31.3%) 46,660(59.5%) 7,203(9.2%)

    10,720(13.2%)46,741(57.6%)23,746(29.2%)

    94,506(51.8%)

    97,465(51.2%)

    24,499(13.4%)

    23,746(12.5%)

    46,741(24.6%)

    46,660(25.6%)

    86.8%

    90.8%

    改修未定

    改修未定

    21

  • 表1-1-11 公共施設等の耐震改修進捗状況(防災拠点となる公共施設)<都道府県+市町村>〈平成27年度末〉

    昭和56年 H27年度 H27年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率

    以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 20,688 12,010 8,678 41.9% 6,545 3,568 2,977 1,991 17,569 84.9% 2文教施設(校舎、体育館) 106,326 47,323 59,003 55.5% 58,436 16,198 42,238 39,860 103,381 97.2% 3庁舎 8,499 4,355 4,144 48.8% 3,446 940 2,506 1,399 6,694 78.8% 4県民会館・公民館等 16,183 10,151 6,032 37.3% 3,784 1,499 2,285 1,071 12,721 78.6% 5体育館 4,718 2,899 1,819 38.6% 1,231 352 879 545 3,796 80.5% 6診療施設 2,764 2,097 667 24.1% 470 205 265 131 2,433 88.0% 7警察本部、警察署等 5,245 3,541 1,704 32.5% 1,021 326 695 521 4,388 83.7% 8消防本部、消防署所 5,982 4,076 1,906 31.9% 1,477 692 785 514 5,282 88.3% 9その他 11,884 8,054 3,830 32.2% 1,952 719 1,233 628 9,401 79.1%

    合    計 182,289 94,506 87,783 48.2% 78,362 24,499 53,863 46,660 165,665 90.9% 耐震率=(昭和57年以降建築棟数B + 耐震性有棟数E + 耐震改修済棟数G、H ) /全棟数A

    〈平成26年度末〉昭和56年 H26年度 H26年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率

    以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 20,977 11,929 9,048 43.1% 6,573 3,577 2,996 1,830 17,336 82.6% 2文教施設(校舎、体育館) 110,475 48,656 61,819 56.0% 60,903 15,513 45,390 40,290 104,459 94.6% 3庁舎 8,707 4,317 4,390 50.4% 3,452 919 2,533 1,276 6,512 74.8% 4県民会館・公民館等 16,173 9,978 6,195 38.3% 3,676 1,414 2,262 968 12,360 76.4% 5体育館 4,933 3,053 1,880 38.1% 1,220 319 901 489 3,861 78.3% 6診療施設 2,876 2,097 779 27.1% 522 210 312 143 2,450 85.2% 7警察本部、警察署等 5,294 3,517 1,777 33.6% 1,034 336 698 447 4,300 81.2% 8消防本部、消防署所 6,140 4,100 2,040 33.2% 1,494 678 816 510 5,288 86.1% 9その他 14,637 9,818 4,819 32.9% 2,333 780 1,553 788 11,386 77.8%

    合    計 190,212 97,465 92,747 48.8% 81,207 23,746 57,461 46,741 167,952 88.3% 耐震率=(昭和57年以降建築棟数B + 耐震性有棟数E + 耐震改修済棟数G、H ) /全棟数A

    22

  • 総括

    調査の結果、耐震化の現状は次のように総括できます。

    平成26年度末(前回調査)

    前年度比(ポイント)

    合 計 89.3% 1.7 87.6%

    都 道 府 県 90.2% 0.1 90.1%

    市 町 村 89.2% 2.0 87.2%

    合 計 90.8% 4.0 86.8%

    都 道 府 県 92.1% 4.0 88.1%

    市 町 村 90.7% 4.1 86.6%

    合 計 90.9% 2.6 88.3%

    都 道 府 県 92.3% 1.9 90.4%

    市 町 村 90.7% 2.7 88.0%

    耐 震 率

    防災拠点となる公共施設等

    平成27年度末(今回調査)区 分項 目

    耐 震 診 断実 施 率

    耐震措置率

    ○ 耐震診断実施率、耐震措置率及び耐震率は、前回調査(平成 26 年度末)よりも

    全て増加している。

    ○ 都道府県と市町村を比較すると、耐震診断実施率、耐震措置率、耐震率とも

    都道府県が上回っている。 以上のことから、耐震診断の実施及びその結果に基づく耐震措置の実施が着実に進んでおり、結

    果として防災拠点となる公共施設の耐震化が進んでいることが伺えます。 しかしながら、市町村が所有又は管理している施設にあっては、都道府県が所有又は管理してい

    る施設と比べ耐震診断実施率、耐震措置率、耐震率ともに低く、市町村の耐震化に係る更なる取組

    の推進が望まれます。予算の制約など困難な状況も考えられますが、消防庁所管の公共施設等耐震

    化事業の積極的な活用や数値目標の設定、耐震診断結果の公表など、早急かつ計画的な耐震化に係

    る取組をより一層推進することが望まれます。

    23

  • 第2.全体の公共施設等(参考)

    地方公共団体が所有又は管理している全ての公共施設等(公共用及び公用の建物:非木造のうち、

    2 階以上又は延床面積 200 ㎡超の建築物)について、調査・分析を行った。

    1 公共施設等の現状

    (1)全棟数と施設別内訳

    地方公共団体が所有又は管理している公共施設等は、都道府県が 98,716 棟、市町村が

    326,725 棟、合計 425,441 棟となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-2-1 施設別棟数〈平成27年度末〉区分 都道府県 市町村 全体

    1社会福祉施設 1,513 19,175 20,688 2文教施設(校舎、体育館) 27,746 123,062 150,808 3庁舎 4,476 9,105 13,581 4県民会館・公民館等 960 26,410 27,370 5体育館 236 6,738 6,974 6診療施設 557 3,946 4,503 7警察本部、警察署等 5,245 - 5,245 8消防本部、消防署所 555 5,427 5,982 9公営住宅等 33,401 88,838 122,239 10職員公舎 10,972 1,687 12,659 11その他 13,055 42,337 55,392

    計 98,716 326,725 425,441

    〈平成26年度末〉区分 都道府県 市町村 全体

    1社会福祉施設 1,489 19,488 20,977 2文教施設(校舎、体育館) 28,294 124,850 153,144 3庁舎 4,562 9,159 13,721 4県民会館・公民館等 944 26,894 27,838 5体育館 235 6,860 7,095 6診療施設 604 4,054 4,658 7警察本部、警察署等 5,294 - 5,294 8消防本部、消防署所 559 5,581 6,140 9公営住宅等 34,172 89,645 123,817 10職員公舎 11,155 2,649 13,804 11その他 13,055 44,375 57,430

    計 100,363 333,555 433,918

    24

  • 図1-2-1 全体の公共施設等の施設別割合

    4.8%

    4.9%

    35.3%

    35.4%

    3.2%

    3.2%

    6.4%

    6.4%

    1.6%

    1.6%

    1.1%

    1.1%1.2%

    1.2%

    1.4%

    1.4%

    28.5%

    28.7%

    3.2%

    3.0%

    13.2%

    13.0%

    平成26年度末

    平成27年度末

    1社会福祉施設 2文教施設(校舎、体育館)3庁舎 4県民会館・公民館等5体育館 6診療施設7警察本部・警察署等 8消防本部・消防署所9公営住宅等 10職員公舎11その他

    〈全体〉

    5.8%

    5.9%

    37.4%

    37.7%

    2.7%

    2.8%

    8.1%

    8.1%

    2.1%

    2.1%

    1.2%

    1.2%

    -

    -

    1.7%

    1.7%

    26.9%

    27.2%

    0.8%

    0.5%

    13.3%

    13.0%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈市町村〉

    1.5%

    1.5%

    28.2%

    28.1%

    4.5%

    4.5%

    0.9%

    1.0%

    0.2%

    0.2%0.6%

    0.6%

    5.3%

    5.3%

    0.6%

    0.6%

    34.0%

    33.8%

    11.1%

    11.1%

    13.0%

    13.2%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈都道府県〉 (n)

    (100,363棟)

    (333,555棟)

    (433,918棟)

    (98,716棟)

    (326,725棟)

    (425,441棟)

    25

  • (2)建築年次

    地方公共団体が所有又は管理している公共施設等のうち、昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確

    認を得て建築された建築物棟数は、都道府県が 46,892 棟(47.5%)、市町村が 156,155 棟(47.8%)、

    合計 203,047 棟(47.7%)となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-2-2 施設別の昭和56年以前に建築された棟数の割合〈平成27年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    公共施設等の全体棟数 98,716 326,725 425,441 うち56年以前建築棟数計 46,892 47.5% 156,155 47.8% 203,047 47.7% 1社会福祉施設 615 40.6% 8,063 42.0% 8,678 41.9% 2文教施設(校舎、体育館) 15,183 54.7% 68,288 55.5% 83,471 55.3% 3庁舎 2,237 50.0% 4,217 46.3% 6,454 47.5%

    施 4県民会館・公民館等 303 31.6% 9,882 37.4% 10,185 37.2% 設 5体育館 108 45.8% 2,722 40.4% 2,830 40.6% 別 6診療施設 157 28.2% 929 23.5% 1,086 24.1% 内 7警察本部、警察署等 1,704 32.5% - - 1,704 32.5% 訳 8消防本部、消防署所 210 37.8% 1,696 31.3% 1,906 31.9%

    9公営住宅等 17,460 52.3% 46,444 52.3% 63,904 52.3% 10職員公舎 3,940 35.9% 766 45.4% 4,706 37.2% 11その他 4,975 38.1% 13,148 31.1% 18,123 32.7%

    〈平成26年度末〉都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    公共施設等の全体棟数 100,363 333,555 433,918 うち56年以前建築棟数計 47,837 47.7% 161,611 48.5% 209,448 48.3% 1社会福祉施設 668 44.9% 8,380 43.0% 9,048 43.1% 2文教施設(校舎、体育館) 15,601 55.1% 69,946 56.0% 85,547 55.9% 3庁舎 2,313 50.7% 4,355 47.5% 6,668 48.6%

    施 4県民会館・公民館等 294 31.1% 10,115 37.6% 10,409 37.4% 設 5体育館 108 46.0% 2,732 39.8% 2,840 40.0% 別 6診療施設 191 31.6% 1,052 25.9% 1,243 26.7% 内 7警察本部、警察署等 1,777 33.6% - - 1,777 33.6% 訳 8消防本部、消防署所 213 38.1% 1,827 32.7% 2,040 33.2%

    9公営住宅等 17,190 50.3% 47,923 53.5% 65,113 52.6% 10職員公舎 4,382 39.3% 1,240 46.8% 5,622 40.7% 11その他 5,100 39.1% 14,041 31.6% 19,141 33.3%

    区分

    区分

    昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物の割合が高いのは、都道府県、

    市町村ともに「文教施設(校舎、体育館)」「公営住宅等」となっている。

    26

  • 図1-2-2 施設別の昭和56年以前の建築棟数の割合

    40.6%

    54.7%

    50.0%

    31.6%

    45.8%

    28.2%

    32.5%

    37.8%

    52.3%

    35.9%

    38.1%

    44.9%

    55.1%

    50.7%

    31.1%

    46.0%

    31.6%

    33.6%

    38.1%

    50.3%

    39.3%

    39.1%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    平成27年度末 平成26年度末

    〈都道府県〉

    42.0%

    55.5%

    46.3%

    37.4%

    40.4%

    23.5%

    -

    31.3%

    52.3%

    45.4%

    31.1%

    43.0%

    56.0%

    47.5%

    37.6%

    39.8%

    25.9%

    -

    32.7%

    53.5%

    46.8%

    31.6%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    〈市町村〉

    41.9%

    55.3%

    47.5%

    37.2%

    40.6%

    24.1%

    32.5%

    31.9%

    52.3%

    37.2%

    32.7%

    43.1%

    55.9%

    48.6%

    37.4%

    40.0%

    26.7%

    33.6%

    33.2%

    52.6%

    40.7%

    33.3%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    〈全体〉

    27

  • 2 耐震診断の実施状況

    昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物棟数のうち、耐震診断を実施した

    棟数は、都道府県が 40,537 棟(実施率:86.4%)、市町村が 121,719 棟(同:77.9%)、合計 162,256

    棟(同:79.9%)となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-2-3 耐震診断実施状況〈平成27年度末〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    56年以前建築棟数計 46,892 156,155 203,047 うち耐震診断実施棟数計 40,537 86.4% 121,719 77.9% 162,256 79.9% 1社会福祉施設 532 86.5% 6,013 74.6% 6,545 75.4% 2文教施設(校舎、体育館) 15,021 98.9% 67,346 98.6% 82,367 98.7% 3庁舎 1,642 73.4% 3,165 75.1% 4,807 74.5%

    施 4県民会館・公民館等 266 87.8% 5,838 59.1% 6,104 59.9% 設 5体育館 83 76.9% 1,706 62.7% 1,789 63.2% 別 6診療施設 146 93.0% 580 62.4% 726 66.9% 内 7警察本部、警察署等 1,021 59.9% - - 1,021 59.9% 訳 8消防本部、消防署所 201 95.7% 1,276 75.2% 1,477 77.5%

    9公営住宅等 16,295 93.3% 29,579 63.7% 45,874 71.8% 10職員公舎 1,859 47.2% 191 24.9% 2,050 43.6% 11その他 3,471 69.8% 6,025 45.8% 9,496 52.4%

    〈平成26年度末〉都道府県 市町村 全体

    棟数 率 棟数 率 棟数 率

    56年以前建築棟数計 47,837 161,611 209,448 うち耐震診断実施棟数計 40,887 85.5% 123,110 76.2% 163,997 78.3% 1社会福祉施設 578 86.5% 5,995 71.5% 6,573 72.6% 2文教施設(校舎、体育館) 15,368 98.5% 68,559 98.0% 83,927 98.1% 3庁舎 1,696 73.3% 3,050 70.0% 4,746 71.2%

    施 4県民会館・公民館等 254 86.4% 5,733 56.7% 5,987 57.5% 設 5体育館 81 75.0% 1,623 59.4% 1,704 60.0% 別 6診療施設 172 90.1% 609 57.9% 781 62.8% 内 7警察本部、警察署等 1,034 58.2% - - 1,034 58.2% 訳 8消防本部、消防署所 204 95.8% 1,290 70.6% 1,494 73.2%

    9公営住宅等 15,933 92.7% 29,663 61.9% 45,596 70.0% 10職員公舎 2,115 48.3% 655 52.8% 2,770 49.3% 11その他 3,452 67.7% 5,933 42.3% 9,385 49.0%

    区分

    区分

    耐震診断実施率が最も高いのは、都道府県、市町村ともに「文教施設(校舎、体育館)」で、都道

    府県では 98.9%、市町村では 98.6%となっている。耐震診断実施率が最も低いのは、都道府県、市

    町村ともに「職員公舎」で、都道府県では 47.2%、市町村では 24.9%となっている。

    28

  • 図1-2-3 耐震診断実施率

    86.5%

    98.9%

    73.4%

    87.8%

    76.9%

    93.0%

    59.9%

    95.7%

    93.3%

    47.2%

    69.8%

    86.5%

    98.5%

    73.3%

    86.4%

    75.0%

    90.1%

    58.2%

    95.8%

    92.7%

    48.3%

    67.7%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    平成27年度末 平成26年度末

    〈都道府県〉

    74.6%

    98.6%

    75.1%

    59.1%

    62.7%

    62.4%

    -

    75.2%

    63.7%

    24.9%

    45.8%

    71.5%

    98.0%

    70.0%

    56.7%

    59.4%

    57.9%

    -

    70.6%

    61.9%

    52.8%

    42.3%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    〈市町村〉

    75.4%

    98.7%

    74.5%

    59.9%

    63.2%

    66.9%

    59.9%

    77.5%

    71.8%

    43.6%

    52.4%

    72.6%

    98.1%

    71.2%

    57.5%

    60.0%

    62.8%

    58.2%

    73.2%

    70.0%

    49.3%

    49.0%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    〈全体〉

    29

  • 3 耐震診断に基づく措置状況

    耐震診断を実施した棟数のうち、「耐震性が有る」と診断された棟数及び耐震改修済み棟数は、

    都道府県が 37,142 棟(耐震措置率:91.6%)、市町村が 106,429 棟(同:87.4%)、合計 143,571

    棟(同:88.5%)となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-2-4 耐震診断に基づく措置状況<都道府県>〈平成27年度末〉

    診断実施 ①耐震性 ②H27末 H27末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率

    計 40,537 22,938 14,204 3,395 37,142 91.6% 1社会福祉施設 532 358 119 55 477 89.7% 2文教施設(校舎、体育館) 15,021 4,167 10,073 781 14,240 94.8% 3庁舎 1,642 710 640 292 1,350 82.2%

    施 4県民会館・公民館等 266 103 118 45 221 83.1% 設 5体育館 83 30 37 16 67 80.7% 別 6診療施設 146 81 39 26 120 82.2% 内 7警察本部、警察署等 1,021 326 521 174 847 83.0% 訳 8消防本部、消防署所 201 127 66 8 193 96.0%

    9公営住宅等 16,295 13,802 1,273 1,220 15,075 92.5% 10職員公舎 1,859 1,484 111 264 1,595 85.8% 11その他 3,471 1,750 1,207 514 2,957 85.2%

    〈平成26年度末〉診断実施 ①耐震性 ②H26末 H26末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率

    計 40,887 22,988 13,505 4,394 36,493 89.3% 1社会福祉施設 578 391 115 72 506 87.5% 2文教施設(校舎、体育館) 15,368 4,074 9,809 1,485 13,883 90.3% 3庁舎 1,696 728 624 344 1,352 79.7%

    施 4県民会館・公民館等 254 96 78 80 174 68.5% 設 5体育館 81 28 39 14 67 82.7% 別 6診療施設 172 87 42 43 129 75.0% 内 7警察本部、警察署等 1,034 336 447 251 783 75.7% 訳 8消防本部、消防署所 204 132 60 12 192 94.1%

    9公営住宅等 15,933 13,790 1,043 1,100 14,833 93.1% 10職員公舎 2,115 1,669 81 365 1,750 82.7% 11その他 3,452 1,657 1,167 628 2,824 81.8%

    区分③未定

    ③未定区分

    30

  • 表1-2-5 耐震診断に基づく措置状況<市町村>〈平成27年度末〉

    診断実施①耐震性 ②H27末 H27末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計

    A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率計 121,719 52,078 54,351 15,290 106,429 87.4%

    1社会福祉施設 6,013 3,210 1,872 931 5,082 84.5% 2文教施設(校舎、体育館) 67,346 19,239 44,899 3,208 64,138 95.2% 3庁舎 3,165 847 1,087 1,231 1,934 61.1%

    施 4県民会館・公民館等 5,838 2,425 1,586 1,827 4,011 68.7% 設 5体育館 1,706 500 681 525 1,181 69.2% 別 6診療施設 580 258 155 167 413 71.2% 内 7警察本部、警察署等 - - - - - - 訳 8消防本部、消防署所 1,276 565 448 263 1,013 79.4%

    9公営住宅等 29,579 22,625 2,053 4,901 24,678 83.4% 10職員公舎 191 86 17 88 103 53.9% 11その他 6,025 2,323 1,553 2,149 3,876 64.3%

    〈平成26年度末〉診断実施 ①耐震性 ②H26末 H26末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計

    A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率計 123,110 51,280 52,626 19,204 103,906 84.4%

    1社会福祉施設 5,995 3,186 1,715 1,094 4,901 81.8% 2文教施設(校舎、体育館) 68,559 18,495 43,823 6,241 62,318 90.9% 3庁舎 3,050 754 958 1,338 1,712 56.1%

    施 4県民会館・公民館等 5,733 2,281 1,453 1,999 3,734 65.1% 設 5体育館 1,623 429 603 591 1,032 63.6% 別 6診療施設 609 244 158 207 402 66.0% 内 7警察本部、警察署等 - - - - - - 訳 8消防本部、消防署所 1,290 546 450 294 996 77.2%

    9公営住宅等 29,663 22,733 1,900 5,030 24,633 83.0% 10職員公舎 655 468 45 142 513 78.3% 11その他 5,933 2,144 1,521 2,268 3,665 61.8%

    区分

    区分

    ③未定

    ③未定

    31

  • 表1-2-6 耐震診断に基づく措置状況<都道府県+市町村>〈平成27年度末〉

    診断実施①耐震性 ②H27末 H27末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計

    A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率計 162,256 75,016 68,555 18,685 143,571 88.5%

    1社会福祉施設 6,545 3,568 1,991 986 5,559 84.9% 2文教施設(校舎、体育館) 82,367 23,406 54,972 3,989 78,378 95.2% 3庁舎 4,807 1,557 1,727 1,523 3,284 68.3%

    施 4県民会館・公民館等 6,104 2,528 1,704 1,872 4,232 69.3% 設 5体育館 1,789 530 718 541 1,248 69.8% 別 6診療施設 726 339 194 193 533 73.4% 内 7警察本部、警察署等 1,021 326 521 174 847 83.0% 訳 8消防本部、消防署所 1,477 692 514 271 1,206 81.7%

    9公営住宅等 45,874 36,427 3,326 6,121 39,753 86.7% 10職員公舎 2,050 1,570 128 352 1,698 82.8% 11その他 9,496 4,073 2,760 2,663 6,833 72.0%

    〈平成26年度末〉診断実施 ①耐震性 ②H26末 H26末耐震措置率棟数計 有り 改修済 ①②合計

    A棟数 B棟数 C棟数 D棟数 F棟数 F/A率計 163,997 74,268 66,131 23,598 140,399 85.6%

    1社会福祉施設 6,573 3,577 1,830 1,166 5,407 82.3% 2文教施設(校舎、体育館) 83,927 22,569 53,632 7,726 76,201 90.8% 3庁舎 4,746 1,482 1,582 1,682 3,064 64.6%

    施 4県民会館・公民館等 5,987 2,377 1,531 2,079 3,908 65.3% 設 5体育館 1,704 457 642 605 1,099 64.5% 別 6診療施設 781 331 200 250 531 68.0% 内 7警察本部、警察署等 1,034 336 447 251 783 75.7% 訳 8消防本部、消防署所 1,494 678 510 306 1,188 79.5%

    9公営住宅等 45,596 36,523 2,943 6,130 39,466 86.6% 10職員公舎 2,770 2,137 126 507 2,263 81.7% 11その他 9,385 3,801 2,688 2,896 6,489 69.1%

    ③未定

    区分③未定

    区分

    耐震措置率が最も高いのは、都道府県では「消防本部、消防署所」の 96.0%、市町村では「文

    教施設(校舎、体育館)」の 95.2%となっている。耐震措置率が最も低かったのは、都道府県では

    「体育館」の 80.7%、市町村では「職員公舎」の 53.9%となっている。

    32

  • 耐震診断の実施済み棟数(合計)のうち、①耐震性有り、②耐震改修済み、③改修未定、の 3

    区分をグラフに表すと次のとおりである。

    図1-2-4 耐震診断の実施済み棟数の措置状況

    56.2%

    56.6%

    33.0%

    35.0%

    10.7%

    8.4%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈都道府県〉 (n)

    41.7%

    42.8%

    42.7%

    44.7%

    15.6%

    12.6%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈市町村〉

    45.3%

    46.2%

    40.3%

    42.3%

    14.4%

    11.5%

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈全体〉

    ①耐震性有 ②H27末改修済 ③改修未定

    ②H26末改修済

    ①耐震性有 ②H27末改修済

    ②H26末改修済

    ②H27末改修済①耐震性有

    ②H26末改修済

    ③改修未定

    ③改修未定

    (40,887棟)

    (123,110棟)

    (163,997棟)

    (40,537棟)

    (121,719棟)

    (162,256棟)

    33

  • 4 耐震性を有する棟数と耐震率

    下記の条件に該当し、平成 27 年度末で耐震性を有すると判断できる棟数は、都道府県が

    88,966 棟(耐震率:90.1%)、市町村が 276,999 棟(同:84.8%)、全体で 365,965 棟(同:86.0%)

    となっている。

    その施設別内訳は、次のとおりである。

    表1-2-7 耐震性を有する施設〈平成27年度末予定〉

    都道府県 市町村 全体

    棟数 耐震率 棟数 耐震率 棟数 耐震率

    計 88,966 90.1% 276,999 84.8% 365,965 86.0% 1社会福祉施設 1,375 90.9% 16,194 84.5% 17,569 84.9% 2文教施設(校舎、体育館) 26,803 96.6% 118,912 96.6% 145,715 96.6% 3庁舎 3,589 80.2% 6,822 74.9% 10,411 76.7%

    施 4県民会館・公民館等 878 91.5% 20,539 77.8% 21,417 78.2% 設 5体育館 195 82.6% 5,197 77.1% 5,392 77.3% 別 6診療施設 520 93.4% 3,430 86.9% 3,950 87.7% 内 7警察本部、警察署等 4,388 83.7% - - 4,388 83.7% 訳 8消防本部、消防署所 538 96.9% 4,744 87.4% 5,282 88.3%

    9公営住宅等 31,016 92.9% 67,072 75.5% 98,088 80.2% 10職員公舎 8,627 78.6% 1,024 60.7% 9,651 76.2% 11その他 11,037 84.5% 33,065 78.1% 44,102 79.6%

    〈平成26年度末予定〉都道府県 市町村 全体

    棟数 耐震率 棟数 耐震率 棟数 耐震率

    計 89,019 88.7% 275,850 82.7% 364,869 84.1% 1社会福祉施設 1,327 89.1% 16,009 82.1% 17,336 82.6% 2文教施設(校舎、体育館) 26,576 93.9% 117,222 93.9% 143,798 93.9% 3庁舎 3,601 78.9% 6,516 71.1% 10,117 73.7%

    施 4県民会館・公民館等 824 87.3% 20,513 76.3% 21,337 76.6% 設 5体育館 194 82.6% 5,160 75.2% 5,354 75.5% 別 6診療施設 542 89.7% 3,404 84.0% 3,946 84.7% 内 7警察本部、警察署等 4,300 81.2% - - 4,300 81.2% 訳 8消防本部、消防署所 538 96.2% 4,750 85.1% 5,288 86.1%

    9公営住宅等 31,815 93.1% 66,355 74.0% 98,170 79.3% 10職員公舎 8,523 76.4% 1,922 72.6% 10,445 75.7% 11その他 10,779 82.6% 33,999 76.6% 44,778 78.0%

    区分

    区分

    耐震率が最も高いのは、都道府県では「消防本部、消防署所」の 96.9%、市町村では「文教

    施設(校舎、体育館)」の 96.6%となっている。耐震率が最も低いのは、都道府県、市町村とも

    に「職員公舎」で、都道府県では 78.6%、市町村では 60.7%となっている。

    34

  • 図1-2-5 耐震性を有する(耐震率)の施設別比較(平成27(26)年度末)

    90.9%

    96.6%

    80.2%

    91.5%

    82.6%

    93.4%

    83.7%

    96.9%

    92.9%

    78.6%

    84.5%

    89.1%

    93.9%

    78.9%

    87.3%

    82.6%

    89.7%

    81.2%

    96.2%

    93.1%

    76.4%

    82.6%

    0% 20% 40% 60% 80% 100% 120%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    平成27年度末 平成26年度末〈都道府県〉

    84.5%

    96.6%

    74.9%

    77.8%

    77.1%

    86.9%

    -

    87.4%

    75.5%

    60.7%

    78.1%

    82.1%

    93.9%

    71.1%

    76.3%

    75.2%

    84.0%

    -

    85.1%

    74.0%

    72.6%

    76.6%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    〈市町村〉

    84.9%

    96.6%

    76.7%

    78.2%

    77.3%

    87.7%

    83.7%

    88.3%

    80.2%

    76.2%

    79.6%

    82.6%

    93.9%

    73.7%

    76.6%

    75.5%

    84.7%

    81.2%

    86.1%

    79.3%

    75.7%

    78.0%

    0% 20% 40% 60% 80% 100%

    1社会福祉施設

    2文教施設(校舎、体育館)

    3庁舎

    4県民会館・公民館等

    5体育館

    6診療施設

    7警察本部・警察署等

    8消防本部・消防署所

    9公営住宅等

    10職員公舎

    11その他

    〈全体〉

    35

  • 5 まとめ

    (1)都道府県の公共施設等

    都道府県が所有又は管理している公共施設等は 98,716 棟で、このうち 46,892 棟(47.5%)

    が昭和 56 年以前の耐震基準で建築されたものである。

    昭和 56 年以前の耐震基準で建築された 46,892 棟のうち、耐震診断を実施した棟数は、40,537

    棟(実施率:86.4%)である。

    耐震診断を実施した 40,537 棟のうち、22,938 棟が「耐震性が有る」と診断され、14,204 棟

    が平成 27 年度末までに耐震改修されたため、37,142 棟(耐震措置率:91.6%)の耐震性が確

    保される。

    下記の建築物について、耐震性が確保されているとすると、

    a 昭和 56 年 6 月 1 日以降の建築確認を得て建築された建築物

    51,824 棟

    b 昭和 56 年 5 月 31 日以前の建築確認を得て建築された建築物のうち、耐震診断の結果「耐

    震性を有する」と診断された建築物

    22,938 棟

    c 耐震改修整備を実施した建築物

    14,204 棟

    平成 27 年度末で、都道府県が所有又は管理している公共施設等 98,716 棟のうち、88,966

    棟の耐震性が確保され、耐震率は 90.1%となる。

    36

  • 図1-2-6 都道府県の公共施設等の耐震化一覧

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈建築年次〉

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈耐震診断実施結果と耐震改修の現状(耐震診断実施)〉

    昭和56年以前建築の棟数 昭和57年以降建築の棟数

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈耐震診断実施率(56年以前建築)〉

    平成26年度末

    平成27年度末

    〈耐震率〉

    H26末改修済

    (n)

    91.6%

    89.3%

    (100,363棟)52,526(52.3%)

    耐震診断実施 耐震診断未実施

    40,887(85.5%)6,950(14.5%)

    (40,887棟)

    耐震性有 平成27末改修済

    22,988(56.2%) 13,505(33.0%)4,394(10.7%)

    (100,363棟)

    改修未定

    耐震性有 改修済

    (47,837棟)

    (98,716棟)51,824(52.5%)

    40,537(86.4%) 6,355(13.6%) (46,892棟)

    (40,537棟)22,938(56.6%) 14,204(35.0%)3,395(8.4%)

    (98,716棟)

    改修未定昭和57年以降建築の棟数

    46,892(47.5%)

    51,824(52.5%) 22,938(23.2%)

    14,204(14.4%)

    9,750(9.9%)

    13,505(13.5%)52,526(52.3%) 22,988(22.9%)

    47,837(47.7%)

    90.1%

    88.7%

    14,204(11.5%)

    37

  • 表1-2-8 公共施設等の耐震改修進捗状況<都道府県>〈平成27年度末〉

    昭和56年 H27年度 H27年度

    全棟数 昭和57年 昭和56年 以前建築の 耐震診断 改修の必要 改修の必要 改修済の 耐震済 耐震率以降建築の 以前建築の 全棟数に 実施棟数 がない棟数 がある棟数 棟数 の棟数

    棟 数 棟 数 占める割合 (耐震性有)

    A B C C/A D E F G B+E+G=H H/A

    1社会福祉施設 1,513 898 615 40.6% 532 358 174 119 1,375 90.9%

    2文教施設(校舎、体育館) 27,746 12,563 15,183 54.7% 15,021 4,167 10,854 10,073 26,803 96.6%

    3庁舎 4,476 2,239 2,237 50.0% 1,642 710 932 640 3,589 80.2%

    4県民会館・公民館等 960 657 303 31.6% 266 103 163 118 878 91.5%

    5体育館 236 128 108 45.8% 83 30 53 37 195 82.6%

    6診療施設 557 400 157 28.2% 146 81 65 39 520 93.4%

    7警察本部、警察署等 5,245 3,541 1,704 32.5% 1,021 326 695 521 4,388 83.7%

    8消防本部、消防署所 555 345 210 37.8% 201 127 74 66 538 96.9%

    9公営住宅等 33,401 15,941 17,460 52.3% 16,295 13,802 2,493 1,273 31,016 92.9%

    10職員公舎 10,972 7,032 3,940 35.9% 1,859 1,484 375 111 8,627 78.6%

    11その他 13,055 8,080