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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト 1 鳥害痕跡図鑑 2015 2 5 日版 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト(編) この図鑑は、現場で鳥獣被害対策を指導する方の参考となること を目的とし、鳥による農作物食害状況の写真を集め、加害種判定 のポイントを解説したものです。 利用にあたっては、このままの形で配布・掲示等を行うものとし、 編集・加工しないこと。一部または全部を他の資料等へ転載する ことを希望する場合は鳥獣害管理プロジェクトに連絡すること。 公刊資料ではないため、引用はできません。

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Page 1: 鳥害痕跡図鑑...鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター鳥獣害管理プロジェクト 2 温州ミカン

鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

1

鳥害痕跡図鑑

2015 年 2 月 5 日版

(独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター

鳥獣害管理プロジェクト(編)

この図鑑は、現場で鳥獣被害対策を指導する方の参考となること

を目的とし、鳥による農作物食害状況の写真を集め、加害種判定

のポイントを解説したものです。

利用にあたっては、このままの形で配布・掲示等を行うものとし、

編集・加工しないこと。一部または全部を他の資料等へ転載する

ことを希望する場合は鳥獣害管理プロジェクトに連絡すること。

公刊資料ではないため、引用はできません。

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

2

温州ミカン

加害種:ヒヨドリ?

判定理由:果皮についているV

字型の切り裂きが比較的細く、

カラスよりもヒヨドリの嘴の大きさ

に近く見える(カラスの嘴は長さ

5~7cm、ヒヨドリは約2.5cm)。ム

クドリは柑橘を加害しない。

2006 年 12 月 19 日

福岡県

山口撮影

温州ミカン

加害種:ヒヨドリまたはカラス

判定理由:食害痕からは嘴の大

きさが判断できない。ムクドリは

柑橘を加害しない。

2006 年 12 月 19 日

福岡県

百瀬撮影

温州ミカン

加害種:ヒヨドリまたはカラス

判定理由:果皮についているV

字型の切り裂きは比較的太い

が、種の判定は難しい。ムクドリ

は柑橘を加害しない。

2006 年 12 月 19 日

福岡県

山口撮影

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

3

日本ナシ

加害種:ハシブトガラス

判定理由:果皮および果肉についてい

るV字型の切り裂きが太く、ハシブトガ

ラスの嘴の大きさである。ハシボソガラ

スの食痕は、これほど明瞭な太いV字

型にはならない。ただし、ハシブトガラス

でも細い食痕になることは多いので、食

痕が細い場合は種の区別が困難。

2006 年 8 月 29 日

福岡県

百瀬撮影

日本ナシ

加害種:ハシブトガラス

判定理由:果皮についているV

字型の切り裂きが太くて明瞭。

鳥による食害は、枝等に止まっ

てつつける位置が食害される点

が特徴である。

2006 年 8 月 29 日

福岡県

百瀬撮影

温州ミカン

加害種:ヒヨドリ

判定理由:果皮についているV字

型の切り裂きが比較的細く、果肉

の食害部分の形状も、細い嘴を

差し込んでできたように見える。

ムクドリは柑橘を加害しない。

2006 年 12 月 19 日

福岡県

百瀬撮影

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

巨峰

加害種:カラス

判定理由:カラスは果実袋を嘴で

つまんで破くので、破き方が鋭角

になることが多い。ハクビシンやア

ライグマも果実袋を破いて食害す

るので、これらの獣類との識別に

は注意が必要。

2006 年 8 月 29 日

福岡県

百瀬撮影

巨峰

加害種:ハクビシン(中型獣)

判定理由:ハクビシンは果実袋

口でくわえて、上から下へ引き下

ろすように破くことが多い。ハクビ

シンやアライグマの食害では、果

肉を吸い出した後の果皮が下に

多数落ちる点も特徴である。

2006 年 8 月 29 日

福岡県(上の写真と同じ圃場)

4

巨峰

加害種:ムクドリ?

判定理由:果実袋にあいた穴が小

さく、カラスよりも小さい嘴で何回も

突いてあけたような形状である。ヒ

ヨドリの嘴はムクドリと同様だが、ム

クドリは物をこじ開けて中の餌を食

べる習性をもつため、ムクドリの可

能性が高い。(カラスの嘴は長さ 5

~7cm、ムクドリは約 2.5cm)

2006 年 8 月 29 日

福岡県

百瀬撮影

百瀬撮影

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

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カキ

加害種:カラス?

判定理由:食痕に嘴の形が分かる

跡がなく、形状から種類の判定は

できないが、撮影時は付近にカラス

が多数おり、カキを食べている個体

もいたことから、カラスの可能性が

高い。

2003 年 10 月 21 日

茨城県

吉田撮影

カキ

加害種:ムクドリ

判定理由:ムクドリが 50 羽ほど

集まって食べているところを確

認した。食痕の形状から種類の

判定は難しい。

2003 年 12 月 19 日

茨城県

吉田撮影(2 枚とも)

カキ

加害種:ハシブトガラス

判定理由:果皮についているV字型の

切り裂きが太く、ハシブトガラスの嘴の

大きさである。

2012 年 11 月 27 日

徳島県

吉田撮影

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リンゴ

加害種:ハシブトガラス(上、下)

ハシボソガラス(中)

※網室内での摂食実験時の写

真。上写真はハシブトガラスの特

徴、中写真はハシボソガラスの特

徴が見られる食痕。ただし下写真

のように種判別が難しい食痕も多

い。

2007 年 10~12 月

茨城県

吉田撮影(3 枚とも)

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

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ダイズ

加害種:キジバト

※網室内でのキジバト放飼実験

時の写真。出芽した苗の子葉をち

ぎり取って食べる。子葉を 2 枚とも

食べられた苗の生育は写真のよう

に著しく遅れる。出芽初期の苗で

は引き抜かれて周囲に落ちている

ことがある。初生葉が展開を始め

る頃には被害はなくなる。

2004 年 7 月 20 日

茨城県

百瀬撮影(3 枚とも)

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トウモロコシ

加害種:カラス

判定理由:カラスは、トウモロ

コシの包皮を嘴でつまみ、

細く引き裂いて先端部から

むいて食害することが多い。

食痕からハシボソとハシブト

の判別はできない。

2002 年 8 月 29 日

茨城県

吉田撮影(2 枚とも)

トウモロコシ

加害種:ハクビシン(左写真)、カラス(右写真)

判定理由: ハクビシン(中型獣)の食痕はカラスの食痕と似ている場合が多く注意が必要。ハク

ビシンは、トウモロコシの包皮を口でくわえてむこうとすることが多い。カラスの食害では、穂に

止まって食害しているうちにカラスの体重で穂が根元で折れることがある。なお、アライグマの

食害では株ごと倒されることがあるが、カラスやハクビシンの場合は株が倒れることは少ない。

2005 年 6 月 17 日 茨城県 百瀬撮影(2 枚とも)

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飼料用トウモロコシ(出芽期)

加害種:カラス

判定理由:カラスは出芽したトウモロコシを引き抜き、

種子部分を食べる(上の写真)。引き抜くために土を

掘った穴があり、抜かれた部分が欠株になっている

(中の写真)。食害された部分では引き抜かれた苗が

枯れて落ちている(下の写真)。

食痕からハシボソとハシブトの判別はできないが、こ

の写真を撮影した圃場での主要な加害種はハシボソ

ガラスであった。ハシブトガラスも出芽期のトウモロコ

シを食害したという北海道での報告がある。

2004 年 6 月 3 日(中)

2004 年 6 月 12 日(上・下)

茨城県 吉田撮影(3 枚とも)

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水稲(湛水直播)

加害種:カルガモ

※網室内でのカルガモ放飼実

験時の写真。芽と根は残し、

モミ部分を食べる。やわらか

い田面には水かきのある足跡

が残る(下の写真)。

カラスも芽と根を残してモミ部

分を食べるので区別に注意。

カラスは日中に、カルガモは

主に夜間に食害する。

2001 年 10 月 2 日

茨城県

吉田撮影(2 枚とも)

水稲(乾田直播)

加害種:キジバト

※網室内でのキジバト放飼実験時の写真。キジバトは種モミを掘り出し、芽と根も含めて丸ごと飲み込

む。生長して飲み込みにくい苗は、この写真のように掘り出して放置する。写真の左右両端には、未食害

の苗が見える。スズメはモミがらをむいて胚乳を食べるので、スズメの食害ではモミがらや芽が散らばる。

2001 年 5 月 11 日 茨城県 吉田撮影

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ヒマワリ(油用品種)

加害種:カワラヒワ、スズメ、キジバト

判定理由:収穫前のヒマワリを食害

する主な種は、日本では上記 3 種と

考えられる。この圃場では3種とも食

害しているのを確認した。

茨城県

吉田撮影(2 枚とも)

2006 年 9 月 10 日 →

2006 年 10 月 17 日 →

ヒマワリ(油用品種)

加害種:カワラヒワまたはスズメ

判定理由:キジバトはヒマワリの種子を

丸ごと食べるが、カワラヒワとスズメは

種皮をむいて食べるため、周囲に種皮

が散らばる。

2006 年 10 月 17 日

茨城県

吉田撮影

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メロン

加害種:カラス

判定理由:メロンの果皮は硬いため、力の

あるカラスの食痕と考えられる。獣類であ

れば齧ったような形状になると思われる。

なお、このメロンは収穫後に放置されてい

たくず果実が食べられた状況である。

2003 年 7 月 22 日

茨城県

吉田撮影

ニンジン

加害種:カラス

判定理由:ニンジンは比較的硬く、周囲には

カラスの足跡があったため、カラスの食痕と

考えられる。なお、このニンジンは収穫後に

放置されていたくずが食べられた状況であ

る。

2003 年 1 月 22 日 茨城県 吉田撮影

ニンジン

加害種:ハシブトガラス

判定理由:ハシブトガラスが多数集まって、

収穫後のくずニンジンを食べている状況を

現場で確認後に撮影した。

2013 年 2 月 12 日 茨城県 吉田撮影

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ラッカセイ

加害種:カラス

判定理由:地中のラッカセイを掘り出す鳥

はカラスと考えられる。カラスは殻を割っ

て中の豆を食べる。

2003 年 8 月 21 日(上の 2 枚)

2003 年 9 月 25 日(下の 2 枚)

茨城県

吉田撮影(4 枚とも)

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ハクサイ

加害種:ヒヨドリ

判定理由:食痕がギザギザであ

り、昆虫による食害ではない。

2004 年 1 月 25 日

茨城県

吉田撮影

チンゲンサイ

加害種:ヒヨドリ

判定理由:食痕がちぎり取ったよ

うな形状であり、昆虫による食害

ではない。

2004 年 2 月 20 日

茨城県

吉田撮影

ブロッコリー

加害種:ヒヨドリ

判定理由:食痕がちぎり取ったよ

うな形状であり、昆虫による食害

ではない。ヒヨドリは、花蕾は食べ

ずに葉を食べることが多い。

2004 年 2 月 26 日

茨城県

吉田撮影

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

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キャベツ

加害種:ヒヨドリ

判定理由:多数のヒヨドリが食

害しているのを確認した。外葉

と結球部が食害されている。3

枚目の写真は結球をえぐるよ

うに食害された例。濃緑色の

塊はキャベツを食べたヒヨドリ

の糞。

2007 年 1 月 25 日

茨城県

吉田撮影(3 枚とも)

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コマツナ

加害種:ヒヨドリ

判定理由:食痕がちぎり取った

ような形状であり、昆虫による

食害ではない。この圃場では、

多数のヒヨドリが食害している

のを確認した。

2005 年 3 月 3 日

茨城県

山口撮影(3 枚とも)

もみ殻を入れた袋

加害種:カラス

判定理由: 丈夫なビニール袋にこのような形状の穴をあけるのはカラスであろう。

2004 年 1 月 22 日 茨城県 吉田撮影(2 枚とも)

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鳥害痕跡図鑑 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 鳥獣害管理プロジェクト

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鳥害痕跡図鑑

2015 年 2 月 5 日版

著作権者:

〒305-8666 つくば市観音台 3-1-1

(独)農業・食品産業技術総合研究機構

中央農業総合研究センター

鳥獣害管理プロジェクト

Email: [email protected]

http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/chougai/

編集・著作: 吉田 保志子(鳥獣害管理プロジェクト)

企画・立案: 百瀬 浩(鳥獣害管理プロジェクト)

資料提供:吉田保志子、百瀬浩、山口恭弘(以上鳥獣害管理プロジェクト)

協力:川崎敦之(佐賀県農業技術防除センター)

堀江裕一郎(福岡県農政部農業技術課)

この図鑑は、現場で鳥獣被害対策を指導する方の参考となること

を目的とし、鳥による農作物食害状況の写真を集め、加害種判定

のポイントを解説したものです。

利用にあたっては、このままの形で配布・掲示等を行うものとし、

編集・加工しないこと。一部または全部を他の資料等へ転載する

ことを希望する場合は鳥獣害管理プロジェクトに連絡すること。

公刊資料ではないため、引用はできません。