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(東証1部 : コード2174)
2015年10月17日
GCAサヴィアン株式会社
個人投資家の皆様への説明資料
1
目次
1.会社概要・事業内容
2.業績について
3.株主還元
4.成長戦略
2
GCAサヴィアンの会社概要
設立
代表取締役
2004年4月設立、2008年3月に米国サヴィアン社と合併
2006年10月マザーズ上場、2012年9月東証1部指定
渡辺 章博
事業内容
M&Aアドバイザリー事業
日本 : 大企業同士 及び 海外企業対象
米国 : シリコンバレーのベンチャー企業 等
売上高
営業利益
ROE *
130億円
35億円
30%
* ) 売上高、営業利益、ROEは2014年12月期の値
3
M&Aアドバイザリーとは?
売り手/買い手のどちらかについてM&Aの案件をアドバイス (仲介・マッチングとは全く異なるビジネスモデル)
GCAサヴィアンは日興の取締役会のファイナンシャルアドバイザーとして交渉を担当し、買収価格を1,200円から1,700円に引き上げることに成功
(報酬総額は24億円)
(売り手側のFA) (買い手側のFA)
買収対価
日興の株式 株 主
売却価格
最大化
買収価格
最小化
シティ証券
4
アドバイザリーの収益構造
M&A案件の提案
クロージング
着手金
リテイナー
成功報酬 買収価格の1-3%
(報酬の最大部分)
プロジェクトマネジメント
価格・条件の交渉
フェアネス・オピニオン等
アドバイザリー
契約時に入金
プロジェクト進行に
伴い請求
成功報酬が収益の鍵を握る
5
GCAサヴィアンの特色
経営理念
存在意義
“Trusted Advisor For Client’s Best Interest”
(クライアント・株主の最善の利益を追求する)
日本で唯一、上場独立・専業でかつグローバル展開をしている
M&Aアドバイザリーファーム
特色 クロスボーダー案件、純粋MBO、買収防衛等、クライアント(株主)
の利益のために、難しい複雑な案件を積極的に手掛ける
GCAサヴィアン(日本)のクライアントは主に大手上場企業
6
M&Aの案件規模とプレーヤー
上場企業同士
買収価格
500億円以上
上場企業部門・子会社
20億円以上~500億円未満
オーナー系・非上場企業
20億円未満
仲介業
外資系投資銀行
国内系金融機関
クライアントに最善のM&Aソリューションを提供
7
独立専業(非金融機関)なので利益相反がない
GCAサヴィアンは金融機関系列の制約がない
利益相反がない
高い買収価格
買収資金を借りる
たくさんお金を貸して儲けたい!
安く買収 したい
のに。。。
銀行がアドバイザリーとなった場合
高い買収価格
増資(社債の発行)
たくさん増資をさせて儲けたい!
安く買収 したい
のに。。。
投資銀行がアドバイザリーとなった場合
||
投資銀行
8
GCAサヴィアンの沿革
2008年3月 経営統合
(シリコンバレー)
日本でも米国でもない 真のグローバルインベストメントバンク
2004
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
GCA設立 東証マザーズ上場 メザニン設立 DCo設立
米国サヴィアンと経営統合 ロンドン進出 インド進出 中国進出 東証一部指定 シンガポール進出
9
シリコンバレーがビジネスプラットフォーム
シリコンバレーのエコシステムにおいて、強力なネットワークを駆使し、資金調達からM&Aまでを手掛ける
テクノロジー
ベンチャー企業
VCによる
シーズ
ファンディング
シリーズB
ファイナンス
① シリーズC
ファイナンス
①
EXIT
M&Aによる
売却 ②
GCAサヴィアンのベンチャーサポートビジネス
① プライベートキャピタル(資金調達) 手数料は5-8%
② M&Aアドバイザリー(売り手側FA) 手数料は1-3%
大企業
10
目次
1.会社概要・事業内容
2.業績について
3.株主還元
4.成長戦略
11
2014年12月期の業績
2014年において、アドバイザリー事業は米国で大幅増収となった
更にメザニンファンドの成功報酬も加え、営業利益も大幅な増益となった
注(1) 2014年よりインドおよび中国の現地法人を連結の範囲(日本リージョン)に含めています 2014年実績の平均為替レート:¥105.86/US$および¥174.21/GBP 2013年実績の平均為替レート:¥97.65/US$および¥152.71/GBP 2012年実績の平均為替レート:¥79.83/US$および¥126.50/GBP 2014年より当社グループからファンドへの出資(比率1%)につきましては持分法を適用しております。
9,5559,572
13,019
1,588 1,737
3,592
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
11,000
12,000
13,000
14,000
2012 2013 2014
売上高 営業利益(百万円) (百万円)
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
10,000
11,000
FY2010 FY2011 FY2012 FY2013 FY2014
(百万円)売上高
日本ではクロスボーダー案件、米国ではシリコンバレーの
ベンチャー企業のM&Aで大きく成長してきた
12
アドバイザリー売上高の推移
13
主な実績
多くのメガディールを手掛けた実績
2006年
阪急ホールディングスと阪神電気鉄道との統合
2005年
ワールド経営陣による非公開化
(MBO)
2012年 2015年
ダイキン工業によるGoodman Globalの買収
2015年
日本たばこ産業の飲料自販機事
業の譲渡
阪神電気鉄道株式会社
東京電力と中部電力の火力発電
事業の統合
14
目次
1.会社概要・事業内容
2.業績について
3.株主還元
4.成長戦略
15
資本政策の基本ポリシー
総株主還元率 = 100%
自社株 買い 16億円
当社の成長のための主要な投資は人財であり、投資した年の期間 費用となる。従い、「成長投資後」の純利益は全て株主還元が可能
(配当と自社株買いで100%還元)
配当 6億円
2014年の純利益22億円を100%還元
16
自社株買いの実施
2015年の自社株買いの実施状況
期首の予算
18億円 (前期繰越 の2億円 を含む)
実施済み 8億円
10億円
残予算
未だ還元していない予算が10億円残っている
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高水準のROE
2014年の実績ROEは30%、東証1部で1,880社中 35位
注 ) 日本企業・欧米企業は2003-2013年の平均ROE (Wall Street Journal調べ) GCAサヴィアンは2014年のROE
日本・欧米企業の平均ROEとの比較
6%
15%
30%
0%
5%
10%
15%
20%
25%
30%
35%
Japan US-EU GCA Savvian欧米 日本 GCA Savvian
18
目次
1.会社概要・事業内容
2.業績について
3.株主還元
4.成長戦略
2006年のIPO時に株主の皆様へ約束した成長戦略
19
IPO時点の成長戦略(3本の矢)
① アドバイザー業務による収益
③ 周辺業務による収益
上場
収益
時間
① 国内市場の成長 △
市場規模 *
(リーマンショックで一時縮小)2,000億円→ 1,500億円
(2004) (2014)
② 海外展開 ○
米国サヴィアンとの統合、インド、
中国、欧州、アジアへの展開
③ 周辺事業への進出 ◎
メザニン、FAS、戦略・PMI、
アンプリア
② 海外展開
* 手数料
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14
日本のM&A市場は2000年以降、急激に増加した
リーマンショックで落ち込むものの、再び増加傾向にある
20
日本のM&A市場の推移
(件数)
日本におけるM&Aの件数推移
(年)
出所) レコフ
0
5
10
15
2009 10 11 12 13 14 15
21
日本企業による海外企業の買収は大幅に増加
出所: Thomson Reuters より当社作成。2015年は1-6月の数字を年換算(2倍)。
案件公表ベースでは、日本企業による海外企業の買収は2015年上期だけ で6兆円となり、既に2014年の1年分の規模となった。 成長の源泉を海外に求め、積極投資が本格化している。
(兆円)
(年)
22
米国では1990年代にガバナンス改革が起こり、その後独立系の
M&Aアドバイザリーファームが大きく成長した。
独立社外取締役が経営者を一層監視し企業価値向上を実現。
利益相反の観点から、大型のM&Aの際には独立系を活用するという潮流がはっきりしてきた。
日本でも独立系の時代がやってくる
コーポレートガバナンス改革
東洋経済2015年6月20日号に当社代表である渡辺章博の
インタビュー記事が掲載されました
23
世界のM&A市場規模・日本のM&A市場の拡大
当社の市場はグローバル(手数料総額は約3兆円)
2兆円
5,000億円
1,500億円
300 億円
日本の中小企業の仲介市場規模
EU
日本 3.7% 英国 13.4% 米国 10.3%
日本の「M&A市場/GDP」比率は、まだ1/3のレベル
M&A市場 / GDP, 出所= トムソンロイター
大いなる成長余地
24
GCAサヴィアンの今後の成長戦略(新3本の矢)
①日本での成長 コーポレートガバナンスコード導入により、日本で唯一の上場 独立系である当社の市場シェアの拡大 ②米国での成長 IoT等で更に成長するハイテク分野に加え、世界で最大の市 場規模である米国にてカバレッジ領域を増やすことによる市場 シェアの拡大 ③グローバルでの成長 欧州拠点を拡大し、日米クロスボーダーのみならず日欧、欧米 のクロスボーダーへの進出、インド・アジアにおけるM&A市場 シェアの拡大
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GCAサヴィアンのミッション
・ 独立・専業M&Aアドバイザリーファームとして「Trusted Advisor For Client’s Best Interest」の経営理念を堅持しブランドを確立
日本のクライアントのグローバル化をM&Aによって促進
米国チームの有するテクノロジーマーケットでのネットワークを活 かし、世界で成長するグローバル企業向けにイノベーションを取 り込むM&Aを強力にサポート
・
・
2020年までに日本一、2030年までに世界一の
M&A助言会社となる
Appendix
27
M&Aとは?
M&Aとは「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略語で、 「企業の合併・買収等」のことを言う
株主A 株主B
X社
(ハード事業)
Y社
(ソフト事業)
株式
交付
統合
株主A、B
X社
(ハード事業 / ソフト事業)
株主A 株主B
X社
(ハード事業)
Y社
(ソフト事業)
(合併の場合)
28
M&Aアドバイザリーとは?
■ M&A戦略の立案
■ 相手先の選定
■ 取引実行サポート
■ 買収価格の分析・交渉
■ フェアネス・オピニオン
■ デューデリジェンス
■ 資金調達・資本政策の助言
■ 交渉支援
■ 会計税務の助言
■ 買収後の統合に関する助言
PMI
統合助言
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
金額
件数
0
1,000
2,000
3,000
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
2004 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
金額
件数
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日米のM&A市場の推移(完了ベース)
出所: Thomson Reuters (案件完了ベース)、2015年は上期を年換算 (2倍)
(金額 : 十億円) (件数) (金額 : 十億ドル) (件数)
日本のM&A市場 米国のM&A市場
2015年の日本市場は案件完了ベースでは金額・件数共に前期と同程度 米国市場は件数ベースでは微減だが、金額ベースでは増加
30
日本企業の手元資金の使途
出所: 日経新聞
社長100人アンケートによる日本企業の手元資金の使途でM&Aが30%超 となっている。 円安下でも8割の経営者が海外のM&A計画を積極的に推進すると回答。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
GCAサヴィアン
みずほFG
野村証券
三菱UFJモルガンスタンレー
KPMG
大和証券
デロイト
ゴールドマンサックス
日本関連リーグテーブルで独立系として唯一毎年TOP10にランキング
31 出所) トムソンロイター、案件数ベース
国内市場での成長
(順位) (年)
32
M&A周辺事業を拡充
①戦略・PMIサービス M&Aの川上である戦略立案から、買収後の経営統合(PMI) まで一気通貫でサービスを提供 ②会計事務所型サービス 財務及び税務に関するデューデリジェンス、企業価値算定 及び国内外におけるスモールサイズ案件を中心 としてのM&Aアドバイザリーサービス ③メザニンファンド事業 メザニンファンドを運営し、MBO/LBOにおける メザニンファイナンスを提供
33
M&A周辺事業① : 戦略・PMIサービス
川上から川下までの一気通貫サービスを提供
(戦略・PMIチームによる差別化) ・ 案件ありきではなく、クライア ントと一緒に戦略から考える ・ クライアントの現場を熟知する 事により、的を得たM&A の提案実施 ・ PMIまでサポートすることによ り付加価値を高める
戦略 エグゼキューション PMI
クライアントにと
っての価値
M&Aのステージ
34
M&A周辺事業② : 会計事務所型サービス
GCA FAS(株)による会計事務所型サービスの提供
• 財務及び税務に関するデューデリジェンス • 企業価値算定及び無形資産等の評価 • 国内外におけるスモールサイズ案件を中心としての
M&Aアドバイザリーサービス
A社
銀行
A社社長
銀行ローン 70億円
優先株式 25億円
普通株式 (社長100%出資)
合併 ⇒ 新会社
資金調達の内訳
買収目的 会社 現株主
TOB
応募
35
M&A周辺事業③ : メザニンファンド事業
MBO/LBOにおけるメザニンファイナンスを提供
(事例) A社における株式非公開化(MBO) A社社長が資金調達を行い、A社を買収・非公開化する
5億円
100億円
36
米国資金調達ビジネスの拡張
Venture Investment (Transactions > $10M)
$5,545 $5,682 $6,102 $6,028
$4,542
$6,580 $6,379 $6,412
$8,849
$16,970
$16,323
$17,361
196 187 176
224
170
201 211 228
276
459
403 378
$0
$2,000
$4,000
$6,000
$8,000
$10,000
$12,000
$14,000
$16,000
$18,000
$20,000
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4
2012 2013 2014
Amount Raised Number of Deals
Am
ou
nt
Rais
ed
($M
M)
Nu
mb
er
of
Tra
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on
s
2014年は2001年以来、最も活発なベンチャー投資の年となった
当社の米国リージョンではシリコンバレーにて、M&Aのみならず、ベンチャー企業や投資ファンドへの資金調達アドバイザリーも手掛ける
(単位:百万円)
科目 2015/6 (1 ) 2014/12 (2 )
現預金等 7,237 9,412売掛金 1,226 918営業投資有価証券 128 598その他 831 516
流動資産 9,423 11,443有形固定資産 204 199投資有価証券 254 319その他 860 1,227
固定資産 1,317 1,744 資産合計 10,741 13,188未払法人税 433 879その他 1,563 3,597
負債合計 1,997 4,476株主資本 7,844 7,819自己株式 0 (241)為替換算評価額等 900 1,135
純資産合計 8,744 8,712 負債・純資産合計 10,741 13,188
自己資本比率→ 81%
37
バランスシート
注 (1)2015年6月30日の為替レート : ¥122.48/US$および¥192.75GBP (2)2014年12月31日の為替レート :¥120.53/US$および¥187.01GBP (3)当社の子会社が運営するメザニンファンドへ出資している1%の持ち分
自己資本比率は81%と高水準を維持
2014年のROEは30%
(3)
38
M&Aアドバイザリー事業の補足データ
大型案件比率 (金額ベース)
プロフェッショナルの推移
注(*) 大型は報酬金額1億円以上のもの、メガは報酬金額10億円以上のもの
2013 2014
その他 39%
大型 * 29%
その他 39%
大型 * 61%
メガ * 32%
その他 29%
大型 * 71%
2015 1H 2012
その他 35%
大型 * 65%
(単位:人)
四半期別平均 FY2014 FY2015 FY2015
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 期末アドバイザリー日本 78 81 84 84 90 101 101アドバイザリー米国 60 65 65 66 67 65 70アドバイザリー欧州 1 1 1 1 1 1 1デューデリジェンス 29 28 23 20 20 21 21アセットマネジメント 9 8 8 8 8 9 8
177 183 181 179 186 197 201
39
“ Trusted Advisor For Client’s Best Interest ”
当社はグローバルな「上場M&Aソリューショングループ」 = 「社会の公器」と して価値創出型のM&Aソリューションを提供することにより、クライアントの
成長と世界経済の発展に貢献してまいります。
本資料は、GCAサヴィアン株式会社の事業及び業界動向についてのGCAサヴィアン株式会社による現在の予定、推定、見込み又は予想に基づい
た将来の展望についても言及しています。これらの将来の展望に関する表明はさまざまなリスクや不確かさがつきまとっています。既に知られたもし
くはいまだ知られていないリスク、不確かさその他の要因が、将来の展望に対する表明に含まれる事柄と異なる結果を引き起こさないとも限りませ
ん。GCAサヴィアン株式会社は将来の展望に対する表明、予想が正しいと約束することはできず、結果は将来の展望と著しく異なることもありえま
す。本資料における将来の展望に関する表明は、本資料公表日現在において入手可能な情報に基づいて、GCAサヴィアン株式会社によりなされ
たものであり、将来の出来事や状況を反映して将来の展望に関するいかなる表明の記載を更新し変更するものではありません。また、掲載された
情報の内容の正確性、有用性、また適切性等について、当社は一切保証するものではなく、本資料に記載された内容は、事前の通知なくして変更
されることがあります。