農林業系放射能汚染廃棄物処理に伴う 焼却灰の埋立について ·...

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一関市・平泉町・一関地区広域行政組合 舞川地区説明会資料 説 明 会 日 程 場 所 対 象 区 平成 26 年 7 月 11 日 19:00~ 舞川 7 区公民館 舞川 7 区 7 月 17 日 舞川 9 区公民館 舞川 9 区 7 月 18 日 舞川 8 区公民館 舞川 8 区 7 月 22 日 舞川五区楽の里 コミュニティーセンター 舞川 5 区 農林業系放射能汚染廃棄物処理に伴う 焼却灰の埋立について 次 第 1 開 会 2 挨 拶 3 説 明 (1)農林業系放射能汚染廃棄物処理に伴う焼却灰の埋立について 4 質 疑 5 閉会

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一関市・平泉町・一関地区広域行政組合

舞川地区説明会資料

説 明 会 日 程

日 時 場 所 対 象 区

平成 26年 7月 11日 19:00~ 舞川 7区公民館 舞川 7区

7 月 17 日 〃 舞川 9区公民館 舞川 9区

7 月 18 日 〃 舞川 8区公民館 舞川 8区

7 月 22 日 〃 舞川五区楽の里

コミュニティーセンター

舞川 5区

農林業系放射能汚染廃棄物処理に伴う

焼却灰の埋立について

次 第

1 開 会

2 挨 拶

3 説 明

(1)農林業系放射能汚染廃棄物処理に伴う焼却灰の埋立について

4 質 疑

5 閉会

1

1-1 農林業系放射能汚染廃棄物の状況

○一関市及び平泉町には、稲わらやほだ木などの農林業系放射能汚染廃棄物が 19,608 トンあり、早期に処理する必要があります。

ベクレル(Bq):放射能の強さを表す単位です。

※この他、牧草 4,925 トンについては、大東清掃センターで焼却処理いたします。

1-2 農林業系放射能汚染廃棄物の焼却

○国は、仮設焼却施設を設置し 8,000Bq/㎏(ベクレル/キログラム)超の指定廃棄物を焼却する計画です。

また国は、県内他市町村の 8,000Bq/㎏超の稲わら等約 70 トンも焼却する計画です。県外の 8,000Bq/㎏超の廃棄物は、制度上持ち込

めないことになっており焼却しません。

○国の指定廃棄物焼却後、組合が仮設焼却施設を引き継ぎ、8,000Bq/㎏以下の汚染廃棄物を焼却します。

○仮設焼却施設による焼却期間は、概ね5年間であり、一般ごみとの混焼方式により、焼却灰の放射性物質濃度を抑制いたします。

県の調査結果(H23年 8月~H24年 9月)による区分

一関市 平泉町

汚染廃棄物セシウム 134,137

濃度(Bq/kg) 発生量(トン) 発生量(トン)

稲わら8,000 超 2588,000 以下 97

堆肥8,000 超 3828,000 以下 4,151

乾ししいたけ 8,000 以下 25ほだ木 8,000 以下 14,500 195計 19,413 195 ほだ木の

一時保管

稲わらの

一時保管

堆肥の

一時保管

2

収集地域

一関・花泉・平泉町

市内の農林業系の汚染廃棄物(19,608 トン) 県内他市町村の農林業系の指定廃棄物(70 トン)

収集地域

大東・千厩・東山・

室根・川崎・藤沢

一関市・平泉町

(4,925 トン)

一般ごみを焼却一般ごみと

汚染廃棄物を混焼

一般ごみと

汚染牧草を混焼

焼却灰のセシウム濃度 5,600Bq/kg 以下

焼却灰のセシウム濃度 5,600Bq/kg 以下

他市町村分の灰は他市町村が持ち帰り

○焼却灰の国の埋立基準は8,000 Bq/㎏以下(資料3、3頁6参照) となっておりますが、より安全性を考慮し、5,600 Bq/㎏以下とします。

実際の作業時には、4,000Bq/㎏以下を目安に汚染廃棄物の量を調整します。

大東清掃センターにおいて同様の方法により汚染牧草の焼却実績がありますが、発生した焼却灰の濃度は 4,000Bq/㎏以下となって

おります。(別添資料 2、6 牧草焼却モニタリング結果①) 東山清掃センターの空間線量は、焼却灰の埋立期間においても他地区と同様に漸減傾向にあります。

(別添資料 2、7 及び 8 牧草焼却モニタリング結果②③) ○仮設焼却施設では、一般ごみと汚染廃棄物を 1 日当たり 50 トン程度の廃棄物を焼却することを計画しています。

農林業系放射能汚染廃棄物処理の流れ

一般ごみ 稲わら・堆肥・乾ししいたけ・ほだ木等 一般ごみ 汚染牧草

一関清掃センター仮設焼却施設

大東清掃センター

狐禅寺地区

稲わら・

堆肥など

一般ごみ

一般ごみ

舞川清掃センター

焼却灰

焼却灰

焼却灰

東山清掃センター

焼却灰

3

○仮設焼却施設は、狐禅寺地区に設置したいと考えております。

○仮設焼却施設の建設には、生活環境影響調査、用地測量、土地造成、工事を発注し仕様に定める機器の製造にかかる期間等を含め、

約 3 年を要します。

○仮設焼却施設は、地区の生活環境の保全、安全を第一とした施設とすることで国と協議しております。

〇仮設焼却施設は、排ガス排出基準など国が定める基準を満たすことに加えて、さらに安全性を高めた施設といたします。

そのため

・排ガス中の放射性物質の除去に有効なバグフィルターの設置

・排出ガス濃度と空間放射線量の定期的な測定

・焼却灰の放射性物質濃度の定期的な測定

を行うこととしております。

〇仮設焼却施設は、汚染廃棄物を処理するため、混焼に必要な量の一般ごみを合せて焼却しますが、一般ごみのみ焼却することは制

度上できません。

そのため現焼却施設は、仮設焼却施設運転期間中も混焼分以外の一般ごみを焼却し続け、新焼却施設が完成するまで運転すること

になります。

○農林業系放射能汚染廃棄物処理の終了後は、仮設焼却施設を解体、撤去します。

4

5

1-3 焼却灰の管理

○仮設焼却施設から出る焼却灰は、飛散防止策を講じた専用運搬車で、最終処分場に運搬します。

〇専用運搬車は、事故等による焼却灰の散乱防止のため、荷台に天蓋を付ける構造の車両といたします。

なお、万が一事故により荷台から落下した場合は、土壌と一緒に回収します。

○仮設焼却施設から出る焼却灰は、舞川清掃センターで埋立処分をしたいと考えています。

○焼却灰は排出する日毎にすべて測定し、放射性物質濃度 5,600 Bq/㎏超の焼却灰は埋立いたしま

せん。

なお、県内で独自基準を設け埋立を行っている例としては、

奥州市 5,600Bq/kg 以下、遠野市 6,400Bq/kg 以下、八幡平市 8,000q/kg 以下、宮古市※1,000Bq/kg以下の基準と伺っております。※宮古市は、原発事故による放射線量の影響が少ない地域です。

〇埋立は、国の研究機関などの指導を受けながら実施するとともに、新たな処理方法が国から示された場合には、速やかに対応して

まいります。

○県内他市町村の稲わら等焼却分の焼却灰は、それぞれの市町村において持ち帰ることとなっております。

○埋立方法は

・国のガイドライン※による埋立方法に追加的措置を講じ、安全に対する最大限の対策を実施します。(P6 図) ・焼却灰は雨水浸入防止のため、埋立てた焼却灰の上面をベントナイトシートで覆い、50 ㎝の覆土を行います。

・さらに、安全対策としてゼオライトシートを下部土壌層の上に敷設、最終覆土までの間上部を遮水シートで覆います。

※廃棄物処理関係のガイドラインは、廃棄物の排出者及び廃棄物の処理を行う者等に、具体的に分かり易く説明するために国が策定したも

のであり、守るべき基準や取り組むことが効果的であると考えられる対策などが示されており、ガイドラインに準拠した対応を取るべき

もの。

〇埋立処分場の底や側面のシートは、十分に耐久性のある資材を使用しています。

また、ベントナイトは天然の粘土鉱物であり、遮水性・吸着性・粘結性に優れており、その耐久性は半永久的と言われております。ベントナイト

シートは、ピンホールや裂け目ができても、ベントナイト膨潤により速やかに自己修復する特性があります。

灰の散乱防止イメージ

6

※最終覆土は、雨水排水のため通常 2~3%の勾配を付けることが望ましいとされますが、国のガイ

ドラインに則り、より迅速な排水と万一沈下した場合でも 2%程度の勾配確保のため、5%程度の勾

配をつけて雨水を焼却灰の埋立区画外に流れる構造とし場内側溝により速やかに排水します。

この覆土工法は、東山清掃センターにおいて汚染牧草の焼却灰を埋立する工法と同じです。

7

〇震災後の焼却灰の埋立状況と今後の予測埋立量

舞川清掃センター 一関清掃センター保管分

埋立飛灰 埋立飛灰

(一時保管)

セメント固化分

(一時保管) 指定廃棄物

5,600~

8,000Bq/kg 以下5,600Bq/kg 以下

H23.3 月~H25.12 月 390t 29t 114t 79t 62t 29t

H26.1 月~H33.3 月 6,657t

計 7,047t 29t 114t 79t 62t 29t

1-4 空間線量、水質の管理

○周辺の生活環境に影響がないことを確認するため、処分場の敷地

境界での空間線量を埋立期間中は、1週間に1回、埋立終了後は

1月に1回測定します。

〇排水処理施設では、浸出水に放射性セシウムが検出された場合に

備え、ゼオライトを混合した活性炭吸着塔を通し放流することに

より、放射性セシウムの施設外

への流失を防いでおります。

空間線量測定箇所

ゼオライトを混合した

活性炭吸着塔

8

○埋立地の浸出水が処分場周縁の地下水の水質に影響がないことを確認するため、月に1回、埋立処分場の上流と下流の 2 カ所で地下水の

放射性セシウム濃度を測定します。この検査により処分場の底の 2重構造となっているシートに異常がないことも確認できます。

○放流水は、処分場内の雨水等の浸出水を全て集めて水質浄化を図ってから放流します。

放流水の放射性セシウム濃度は埋立期間中は1週間に1回、浸出水を毎日測定し、監視します。

・放流水は、セシウム 134 の濃度を 60 で割った数値と、セシウム 137 の濃

度を 90 で割った数値の合計が、1を超えないように管理します。

(算定式:セシウム 134(Bq/L)÷60+セシウム 137(Bq/L) ÷90≦1)

例えば、セシウム 134 が6Bq/L、セシウム 137 が 18Bq/L検出された場合

は、次のように計算します。

(6/60+18/90)=(0.1+0.2)=0.3<1

・この基準は、同じ人が0歳から 70 歳まで毎日その水を飲んでも、被

ばく量が許容値(年間1ミリシーベルト)以下になるように設定されたものです。

セメント安定処理

地 盤

2 重構造の遮水シート

廃棄物

遮水シート

9

〇埋立終了後の管理については、国のガイドラインに則り空間線量(1 月に 1 回以上)、処分場周縁の地下水の放射性セシウム(上下流 2 か所の観測井 1 月に 1 回)、放流水中の放射性セシウム濃度(1 月に 1 回以上)を測定し安全性を確認してまいります。

国から新たな知見や指針等が示された場合、国の指針等に則って必要な措置を講じます。

また、施設の維持管理については、定期的に点検を行い補修しており、適正に管理してまいります。

なお、平成 25 年度に精密機能検査を実施しております。

○埋立終了後も埋立地が廃止されるまで、組合が責任を持って管理し、放流水、地下水等の測定を継続して実施し、

記録を残します。

また、その管理期間については、地元と協議し、了解を戴くまで継続いたします。1-5仮設焼却施設での焼却中止基準〇汚染廃棄物の焼却を行っている期間中に以下の状況となった場合は、焼却を一時中止し、その原因を調査します。

調査の結果、汚染廃棄物の焼却が原因であり改善が見込めない場合は、仮設焼却施設での焼却を中止します。

(1) 焼却灰、放流水の濃度の濃度等

①焼却灰の放射性セシウム濃度が1キログラム当たり 5,600 ベクレルを超えた場合

②排ガス中の放射性セシウム濃度が次の値となったとき

・1 ㎥当たりのセシウム 134 の濃度を 20 で割った値と、1 ㎥当たりのセシウム 137 の濃度を 30 で割った値の合計が 1 を超えたとき

例えば、セシウム 134が 4Bq/㎥、セシウム 137 が 9Bq/㎥検出された場合の計算⇒ (4/20+9/30)=(0.2+0.3)=0.5<1

③舞川清掃センターの放流水の放射性セシウム濃度が次の値となったとき

・1リットル当たりのセシウム 134 の濃度を 60 で割った値と、1リットル当たりのセシウム 137 の濃度を 90 で割った値の合計が1を超えたとき

例えば、セシウム 134が6Bq/L、セシウム 137が 18Bq/L検出された場合の計算⇒ (6/60+18/90)=(0.1+0.2)=0.3<1

※②及び③はそれぞれ人が0歳から 70 歳まで摂取し続けても被ばく量が一般公衆の許容限度である年間 1 ミリシーベルトを超えることが無いように設定さ

れています。

(2) 空間線量率

①仮設焼却施設及び舞川清掃センターの敷地境界の空間線量率が次の値になったとき

・2ヶ所以上の測定場所における測定値が、 1時間当たり 0.23 マイクロシーベルトを超えた場合(資料 3、3 項 7 参照)

10

1-6 健康対策、情報提供等

○健康不安解消のため狐禅寺地区及び舞川 7 区、8 区、9 区並びに 5 区のうち舞川清掃センターに近接する地区を対象に健康調査を実

施して参ります。

○仮設焼却施設稼働期間中は、施設周辺地区の皆さんに、回覧や掲示板により焼却量、施設周辺の空間線量、焼却灰の放射性物質濃

度等の情報をお知らせいたします。

1-7事故等の対応

事故の形態や程度によって対応は異なりますが、施設異常により稼働停止基準を超えた場合や周辺住民に影響を及ぼすような事故が

発生した場合は、広報車などによって速やかに情報を周知するとともに応急措置及び早期復旧に向けて取り組みます。

○平成 25 年 11 月に策定した「県南地区ごみ処理広域化基本構想」では「一関清掃センターと大東清掃センターを統廃合し、平成 33 年度に新施設稼働を目指す。」こととしております。

○地区の生活環境の保全、安全を第一とした施設とします。

○国で定める排ガス等の基準値よりも厳しい独自基準を設け、環境負荷に配慮した最新の施設とします。

○施設運営に関する情報を公開し、地元の皆様に信頼いただけるよう努めてまいります。

特にも、環境測定に関する情報については定期的に提供してまいります。

○新焼却施設については、これまでのイメージを一新する最先端の技術を利用した最新の施設とします。

○建設場所は、狐禅寺地区に設置したいと考えております。

[施設の概要]

(1)対象区域

焼却施設の対象区域は、現在の

・一関清掃センター管内(一関地域、花泉地域、平泉町)と・大東清掃センター管内(千厩地域、大東地域、東山地域、室根地域、川崎地域、藤沢地域)

11

を統合し、一関市と平泉町の区域とします。

(2)規模

・現在の一関、大東の両清掃センターでの 1 日当たりの焼却量は、それぞれ 73.3 トン、49.5 トンで、合計 122.8 トン

となっていることから

新施設の焼却量は、1日当たり 110~130 トン程度(24 時間連続)を想定しております。

(3)主な施設

・工場棟(焼却炉、排ガス処理設備、可燃粗大ごみの破砕設備、発電設備、熱回収設備等) ・熱エネルギー利用施設(焼却施設から出る熱エネルギーを利用)

・管理棟(事務室他) ・車庫

○東山及び舞川の両清掃センター(最終処分場)の埋立終了時期は、それぞれ平成 35 年及び平成 32 年度と見込んでおり、新しいご

み焼却施設の建設とほぼ同時期になります。

○新たな埋立施設は、焼却施設と距離的に近い場所が望ましく、狐禅寺地区に設置したいと考えております。

○地区の生活環境の保全、安全を第一とした施設とします。

○新埋立施設は、40 年間程度の使用を考えております。

埋立施設のイメージ図

○埋立地の浸出水は、遮水シートにより地下水に影響しないよう周囲

と区分し保有水等集排水設備で調整池に集めます。

○集めた浸出水は、常時浸出水処理施設で国の排水基準を充たす水に

処理し放流いたします。

○放流水の検査を定期的に行い排水基準を充たしていることを確認い

遮水シート

12

たします。

○地下水の水質検査も定期的に行い埋立地の影響がないか監視いたします。

○水質検査等に関する情報は定期的に提供してまいります。

○浸出水は、埋立地の下部から調整池に集められた後、常時処理するため埋立地に溜まり堰堤から溢れることはありません。

〇埋立地周縁の雨水及び沢水は、側溝等により埋立地に影響が無いように排水します。

○埋立終了後も埋立地が廃止されるまで、放流水、地下水等の測定を継続して実施します。

埋立工法

○埋立完了後の跡地利用

現在、舞川清掃センターは、埋め立て完了区画の一部をゲートボール及びグランドゴルフ場として利用いただいておりますが、今

後埋立完了により利用できる区画の活用方法については、地域振興を図るため地区の皆さんと一緒に検討してまいります。(P17 図)

覆土

ごみ

13

質問・意見に対する市・町・組合の考え方

№ 質問・意見 市・町・組合の考え方

1放射能汚染廃棄物の焼却灰埋立を舞川清掃セ

ンター以外にできないか。

セシウム濃度 8,000Bq/㎏以下の焼却灰は、管理型の最終処分場に安全に埋立できる

とされております。

これまで、東山清掃センターでは、汚染牧草の焼却灰を埋め立てることを地元の皆さん

にお願いいたしました。花泉清掃センターでは、残容量が少ない状況です。牧草を除く農

林業系の焼却灰は、舞川清掃センターでの埋立をお願いするものです。

2新しい処分場を国へ要望し、そこで仮設焼却施

設の焼却灰の埋立をしてはどうか。

適正に埋立ができる処分場に埋立容量がある間は、これを使用することになっており、

舞川清掃センターは平成32年度までの使用を見込んでおります。

狐禅寺地区には、新最終処分場の設置をお願いしておりますが、その供用開始は平

成33年度と見込んでおりますことから、舞川清掃センターでの埋立をお願いするもので

す。

3処分場にある一時保管の指定廃棄物は、そのま

ま埋立となるのではないか。

指定廃棄物については、国が処分を行うこととされており、一時保管の状況が継続され

ています。これについては、機会を改め環境省が説明をいたします。

今回の説明は、仮設焼却施設から出る灰の埋立についてお願いするものであり、セシウ

ムの濃度は 5,600Bq/㎏以下となることから、埋立基準数値は現在と同じであります。

4最終処分場上流の沢が、大雨により氾濫して被

害がでないか不安だ。

沢水の排水については、定期的に点検及び処置を行っており、異常があれば、迅速に

対応いたします。埋立を終了したときの最終処分場の管理は、組合が責任を持って継続

します。

5舞川清掃センターは民家が近く、放射能の影響

が大きいと考えられ心配だ。

汚染牧草の焼却灰を埋立している東山清掃センターでは、埋立した所は周辺より低い

空間線量の数値となっております。

14

6

環境測定に地域住民も立会って実施する体制

を望む。

空間線量率測定箇所は、処分場の下流地点と

ごみ焼却施設煙突の下流域も測定されたい。

放射能の空間線量率については、国から認可を受けた専門の測定業者が国のガイドラ

インに従って測定しております。

また、測定にあたっては、一般廃棄物最終処分場地区協議会委員の方々のご協力を

頂き立会をお願いしております。

空間線量率測定箇所につきましては、下流域も実施しておりますのでお知らせに追加

いたします。

7放射能汚染廃棄物の焼却灰を受け入れることに

よる影響はないか。

健康不安、風評被害について心配されることと思いますが、健康不安については健康

調査の実施、風評被害については処分場の適正な管理のほか環境測定結果の公表によ

り払拭するよう対応してまいります。

また、最終処分場を設置している地区については、地域振興に特段の配慮が必要であ

ると認識しており、その対応については地区の皆さんと一緒に協議してまいります。

8隣接する道路が通学路なので空間線量のモニ

タリングポストを設置して欲しい。 今後、地区の皆さんと環境省とも協議をし、設置して参ります。

9 健康調査を実施するのか

放射能による安全対策等につきましては、定期の環境測定及び飛散、漏洩防止等の対

策措置を行い万全を期して参りますが、さらに健康調査を行い、近隣の皆様の不安解消

に資して参りたいと考えております。

また、実施期間及び検査項目等については今後協議いたします。

15

№ 質問・意見 市・町・組合の考え方

10 情報提供の方法について聞きたい。

環境測定に関する情報をはじめ、施設運営に関する情報については、組合のホーム

ページ、民区の回覧、掲示板により定期的に提供してまいります。また、地区の皆さんと

環境省とも協議をし、モニタリングポストを設置して参ります。

なお、周辺住民に影響を及ぼすような事故が発生した場合には、広報車、防災行政情

報システム等により速やかに情報を周知いたします。

11

説明会の開催は、狐禅寺地区は全区対象と聞

いたが、舞川は 3行政区だけであり、近燐の舞

川 5区も対象として欲しい。

一般廃棄物最終処分場地区協議会は、舞川 7区・8 区・9 区で構成されていることから

この 3行政区を対象として説明会を開催いたしました。

また、近隣行政区である舞川5区も対象として説明会を開催いたしました。

なお、狐禅寺地区については、生活環境対策協議会を構成している真滝2区から真滝

6区を対象に行政区毎に説明会を開催しております。

12説明会の対象を、舞川全域とする考えはない

か。

市・組合として、最終処分場地区協議会を構成する舞川 7区・8 区・9 区と処分場隣接

の舞川5区のみなさんに、内容を詳細に説明をし、信頼構築に努めることが必要と考えて

おります。

13 放射能についてわかりやすい説明をすべきだ。

わかりやすい説明に努めて参ります。

また、放射能についての勉強会等を開催して参ります。

資料 3 を参考に願います。

16

【仮設焼却施設】

建  設

焼却開始

一関清掃センター通常運転 (廃止)

経過年数

大東清掃センター

通常運転 (廃止)経過年数

新たな焼却施設

  計画策定・調査等

  生活環境影響調査

  設計・建設

【最終処分場】

舞川清掃センター (埋立終了)経過年数

東山清掃センター (埋立終了)経過年数

花泉清掃センター新最終処分場 計画策定・調査等 生活環境影響調査 設計・建設

【し尿処理施設】

廃止

経過年数

廃止

経過年数

  計画策定・調査等

  生活環境影響調査

  設計・建設

経過年数

【資源分別、粗大ごみ処理施設】

基幹整備

経過年数

(廃止)

経過年数

(廃止)

供用開始

28 29 30 31 32

53 54

39

30 31 32 33 34

17 18 19 20

47 48 49 50 51 52

21

35

38 40 41

38 39 40 41 42 43 44 45 46

35

24 25 26 27 29 30 31 32

29 30 31

28 29

28

23 24 25

32 33

一関清掃センターリサイクルプラザ

20

17

19

12

33 34

22 23 24 25 26 27

18 19 20

川崎清掃センター

新たなし尿処理施設

36 37

17 18 19 20 21 22

29

36年度

37

26 27

13 14 15 16

(H26埋立終了)

34

大東清掃センター粗大ごみ処理施設

37 3833

15

16

40年度 41年度 42年度 43年度27年度 28年度 29年度 30年度 31年度 32年度 33年度 37年度 38年度 39年度34年度 35年度

  主要施設の工程(イメージ)

35 36

【焼却施設】

21

28

16

26年度

第1し尿処理施設

第2し尿処理施設

15

28

39

35 36

36 37

供用開始

供用開始

4342

34

16 17 18

26 2721 22

19 20 21 22 23

17