建設工事等の平準化とは平準化に取組むための背景 はじめに...
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技術政策課
建設工事等の平準化とは
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平準化に取組むための背景
◎はじめに
建設業は、インフラや建築物の整備の担い手として我が国経済・社会の根幹を支える基幹産業であると同時に、災害時には社会の安全・安心の確保を担う我が国の国土保全上必要不可欠な地域の守り手です。しかし、公共工事の発注においては、『単年度会計の原則』により、年度当初の閑散期、年度末の繁忙期があり、企業は人材・資機材を効率的に配置できず、労働者も収入が不安定で繁忙期に休暇を取得することが難しい傾向にあります。
このような課題に対して、インフラの品質確保とその担い手の中長期的な育成確保を目的に、平成26年6月「公共工事の品質確保の促進に関する法律」が改正され、建設現場の生産性向上や働き方改革を進めるために、施工時期の平準化の推進が全国的に取組まれています。
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出典:国交省資料
【現 状】国の建設業就業者数の現状
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出典:国交省資料
【現 状】技能労働者の年齢構成推移
静岡市内の建設技能者(233名)年齢構成推定値
(H28労務費調査アンケート)
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【現 状】全国主要建設機械台数の減少
【現 状】近年,公共事業費の削減による土木建設業の縮小傾向により, 地域の建設業者における保有重機数やリース機械も減少の一途を辿っている。
国土交通省が2年おきに実施している全国建設機械動向調査(図-1)から推定したBH台数(表-2)
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【現 状】静岡市の建設業者数の減少
◆静岡市市内建設業者登録数の推移(財務会計システムより算出)
◆静岡市市内設計委託業者登録数の推移(財務会計システムより算出)
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①8~9月に工期の短い工事集中的に発注している
②年度当初の稼働件数が少ない
平準化グラフの山波形の原因(小規模工事の多い市や町の特徴)
平準化グラフの谷波形の原因
【現 状】平準化率の特徴
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【現 状】静岡市発注工事の工期分布
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平準化に取組むための目的
・人材や資機材の実働日数の向上等による建設業の企業経営の健全化
・労働者(技術者・技能者)の処遇改善(特に休日の確保等働き方改革)
・稼働率向上による建設業の機械保有等の促進(災害時の即応能力の向上)
を目指した建設工事等の平準化の推進に取組む。
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〇発注工事等の平準化に向けた取組み
<効果を出すための取組実績>①静岡市着手日選択制度の活用(H28試行開始)[実績⇒H28年度=41件、H29年度=45件]
<今後、効果を出すための取組>①工期末が3月の工事を前年度対比10%減らし、工事を前倒しすることで平準化率を向上させる(H30建設局工事で実施)
②工期延期の削減:・現状調査⇒工期延期が回避できそうな工事の分類
③建設工事(土木工事)における適切な工期の設定
(参考)建設局発注工事等の平準化取組状況
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(参考)国土交通省の平準化の促進に向けた取組
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(参考)働き方改革実行計画(抜粋)
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(参考)働き方改革実行計画(抜粋)