巻頭言1 平成26年度照明器具出荷数量の内、led照明...

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1 平成 26 年度照明器具出荷数量の内、LED 照明 器具が占める比率(LED 化比率)は、約 75%で あり、今年度は、80%を超えるものと予想され ています。このように世界にも例のないスピード で LED 照明製品が普及した背景には、平成 23 年 の大震災による国民的省エネ志向の高まりが大き く影響したと思われますが、早くから普及啓発活 動に尽力されてきた JLEDS をはじめとする照明 関連団体、メーカ及び関係省庁が互いに連携し、 新規技術・商品の開発や標準化、普及啓発活動な どに努力してきた結果でもあると思います。 さて、上述の如く LED 化は予想を遥かに超え るスピードで進んでいますが、その間に照明業界 の姿は、まさにパラダイムシフトというべき大き な変化が進んでいます。LED 光源と照明器具の一 体化や光源の長寿命化等によるランプ取り換え事 業の縮小、新規参入企業の増加、製品のボーダレ ス化など世界規模で大きく変化しています。LED 照明製品の目覚ましい伸長により、昨年の照明器 具出荷自主統計結果では、数量ベースでリーマン ショック以前のレベルまでに回復し、金額ベース でもバブル期の過去最高レベルに達しました。し かしながら、国内照明器具市場における LED 化 率は既に 80%に迫る勢いであり、単価の下落も 顕著になってきております。LED照明器具事業も、 既に成長期から成熟期にさしかかっています。 新興国での人口増加等により、世界の照明市 場は大きく拡大すると予想されていますが、国 内においては市場規模の大幅な増加は期待できな いと思われます。今後、照明業界が成長し続け ていくためには、更なる高付加価値化や、海外 市場進出など新たな市場開拓、拡大策が必須で あるとの認識から、昨年の 10 月に照明成長戦略 「Lighting Vision 2020」を発表しました。 (1) 「既存光源から半導体照明(SSL)」への パラダイムシフトに対応した新秩序の構築 (2)あかり文化の向上と地球環境への貢献 (3)海外事業の拡大 という3つの方針掲げ、平成 27 年度日本照明工 業会事業計画に、具体的実行項目を盛り込んで います。(1)については、公正で適切な競争が できる健全な市場構築のため、更なる標準化を 推進するとともに、工業会指定試験所制度の推 進・活用や、市場監視体制の強化についても注 力していきます。(2)のあかり文化の向上につ いては、「効率から質へ」、「個からシステムへ」 をキーワードとして、取り組んで参りたいと考 えています。スマートライティング、インテリ ジェントライティングなどライティングシステ ムに関する標準化の動き、国際的なコンソーシ アムの発足、セミナーなどの啓発活動が世界的 に活発化しています。このような動き、トレン ドに対して、世界に先駆けて、LED 照明を普及 させてきた日本から、「日本のあかりの質」「日 本のあかり文化」を世界に発信、リードしてい きたいと考えています。 (3)については、アジア等新興国での標準化支 援など、海外市場参入、拡大の為の環境整備や、 海外におけるイベント、商談会開催によるPR 活動など日本照明製品の認知度を高める活動を 推進して参ります。 このような活動を通じて、全照明器具出荷量 の内、LED 照明器具が占める比率を 2020 年に 100%、市場に設置されている LED 照明器具の 比率を 50%に引き上げるとともに、CO2 排出量 を 2006 年比 30%削減、水銀使用量を 2006 年 比 90%削減することを目標としています。 Lighting Vision 2020 を推進していくには、照 明メーカ、関連団体、及び関係省庁との連携が 必須です。今後とも皆様方のご支援、ご協力の程、 宜しくお願い申し上げます。 一般社団法人 日本照明工業会 専務理事 内橋 聖明 JLEDS NEWS / 第 27 号 巻頭言

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Page 1: 巻頭言1 平成26年度照明器具出荷数量の内、LED照明 器具が占める比率(LED化比率)は、約75%で あり、今年度は、80%を超えるものと予想され

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 平成 26 年度照明器具出荷数量の内、LED 照明器具が占める比率(LED 化比率)は、約 75%であり、今年度は、80%を超えるものと予想されています。このように世界にも例のないスピードで LED 照明製品が普及した背景には、平成 23 年の大震災による国民的省エネ志向の高まりが大きく影響したと思われますが、早くから普及啓発活動に尽力されてきた JLEDS をはじめとする照明関連団体、メーカ及び関係省庁が互いに連携し、新規技術・商品の開発や標準化、普及啓発活動などに努力してきた結果でもあると思います。 さて、上述の如く LED 化は予想を遥かに超えるスピードで進んでいますが、その間に照明業界の姿は、まさにパラダイムシフトというべき大きな変化が進んでいます。LED 光源と照明器具の一体化や光源の長寿命化等によるランプ取り換え事業の縮小、新規参入企業の増加、製品のボーダレス化など世界規模で大きく変化しています。LED照明製品の目覚ましい伸長により、昨年の照明器具出荷自主統計結果では、数量ベースでリーマンショック以前のレベルまでに回復し、金額ベースでもバブル期の過去最高レベルに達しました。しかしながら、国内照明器具市場における LED 化率は既に 80%に迫る勢いであり、単価の下落も顕著になってきております。LED 照明器具事業も、既に成長期から成熟期にさしかかっています。 新興国での人口増加等により、世界の照明市場は大きく拡大すると予想されていますが、国内においては市場規模の大幅な増加は期待できないと思われます。今後、照明業界が成長し続け

ていくためには、更なる高付加価値化や、海外市場進出など新たな市場開拓、拡大策が必須であるとの認識から、昨年の 10 月に照明成長戦略

「Lighting Vision 2020」を発表しました。(1) 「既存光源から半導体照明(SSL)」へのパラダイムシフトに対応した新秩序の構築

(2) あかり文化の向上と地球環境への貢献(3) 海外事業の拡大という3つの方針掲げ、平成 27 年度日本照明工業会事業計画に、具体的実行項目を盛り込んでいます。(1)については、公正で適切な競争ができる健全な市場構築のため、更なる標準化を推進するとともに、工業会指定試験所制度の推進・活用や、市場監視体制の強化についても注力していきます。(2)のあかり文化の向上については、「効率から質へ」、「個からシステムへ」をキーワードとして、取り組んで参りたいと考えています。スマートライティング、インテリジェントライティングなどライティングシステムに関する標準化の動き、国際的なコンソーシアムの発足、セミナーなどの啓発活動が世界的に活発化しています。このような動き、トレンドに対して、世界に先駆けて、LED 照明を普及させてきた日本から、「日本のあかりの質」「日本のあかり文化」を世界に発信、リードしていきたいと考えています。

(3)については、アジア等新興国での標準化支援など、海外市場参入、拡大の為の環境整備や、海外におけるイベント、商談会開催によるPR活動など日本照明製品の認知度を高める活動を推進して参ります。 このような活動を通じて、全照明器具出荷量の内、LED 照明器具が占める比率を 2020 年に100%、市場に設置されている LED 照明器具の比率を 50%に引き上げるとともに、CO2 排出量を 2006 年比 30%削減、水銀使用量を 2006 年比 90%削減することを目標としています。 Lighting Vision 2020 を推進していくには、照明メーカ、関連団体、及び関係省庁との連携が必須です。今後とも皆様方のご支援、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 日本照明工業会専務理事 内橋 聖明

JLEDS NEWS / 第 27 号

巻 頭 言

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2JLEDS NEWS / 第 27 号

企画運営委員会の主な活動【企画運営委員会報告】 平成 27 年 5 月 12 日に霞ヶ関ビル / 東海大学校友会館にて今年度の JLEDS 理事会と総会が実施され、企画運営委員会から 26 年度活動報告と 27 年度活動方針を報告し、承認を頂きました。26 年度活動の将来 LED 照明ビジョン分科会としては、全11 回の委員会を開催、活動の方向性をまとめたものを発表し、27 年度は具体的内容を発信することとなりましたので企画運営委員皆様全員にて英知を集めたく宜しくお願いします。 また、アジア情勢等調査分科会につきましては、台湾の照明展示会の調査実施報告 ( 詳細は、後述 )をしました。今年度も継続し台湾、広州の展示会の定点観測を行いますので出張調査員の御協力をお願いします。 新企画検討分科会につきましては、省エネ補助金証明書発行団体登録に関し事業概要の説明と実態報告をしました。27 年度は、将来ビジョン分科会から発信される具体的活動内容に即した内容の企画を推進します。

【「2015 台湾国際照明見本市 /TILS2015」及び台北市内施設調査報告】             出張者 : 技術委員会 / 西郷健彦(スタンレー電気㈱)出張者 : 企画運営委員会代行 / 野田高季(JLEDS 事務局)1.展示会 TILS2015 報告 会期(出張期間共) ・会期(出張期間): 2015.3.25 ~ 28・場所:台湾 台北 台湾世界貿易センター 南港展示ホール・出展者数:387社(898 ブース)・入場者数:16,655 人(開催期間中の述べ人数)内:台湾国内:15,633 人・海外:1,022 人 ・全体の印象としては、照明器具 / モジュールメーカー、モジュール / パッケージ用部材メーカー及び計測器 / 試験機関連メーカーの出展が多かった中 で、LED パ ッ ケ ー ジ メ ー カ ー の 出 展 は 無 く、

(EPISTAR Co.・EVERLIGHTING EQUIPMENT Co. がかなり大きなブースを出していましたが、いずれも器具モジュール中心の展示で有り、LED パッケー

ジ単体の展示はありませんでした)台湾の強みと言われているモジュール・パッケージ用部材メーカーの展示内容を含め、日本におけるライティングフェア、

LED ジャパン/ Strategies in Light 等の展示内容と大きく異なる内容は無いとの印象を受けました。・日本企業の出展は照明技術展・LED Taiwan 双方を合わせても、DISCO(現法名:DISCO HI-TEC TAIWAN、ダイシングマシン)HORIBA(現法名:HORIBA TAIWAN INC. ガスモニターシステム他)、ニイヌマ㈱(LED電球・高天井投光器他)、そして太陽日酸㈱(TAIYO NIPPON SANSO CO:MOCVD)の4社のみであり、

照明器具 / モジュールメーカーの出展はニイヌマ㈱1社でした。 また、新北市政府経濟発展局、財)工業技術研究院、及び、国立正修科技大学 / 明志科技大学と民間企業との産学媒合専区ブースと言った、行政機関や大学からの出展も見られ、行政・大学での注目度も継続されていること、更

に、インターテック・TUV・UL などの国際的な試験 / 認証機関が殆ど出展されていたことから、製品の信頼性評価や認証関連業務に対する、需要が伸びているとの印象を受けました。・器具・モジュールメーカーの展示におきましては、デザイン・点灯状態での見映えにおいてもかなり洗練されて来ているとの印象を受け、日本メーカーに引けを取らないレベルになっており、器具デザイン・LED 光源に対する光学設計においても、日本との差は小さくなっていると感じました。2.台湾区照明灯具輸出業同業公会(TLFEA)への表敬訪問とミーティング

 本展示会の主催者でもある、TLFEA のブースへ表敬訪問に伺った。その後、 陳(Brian Chen) とミ ー テ ィ ン グ を 行 っ た。ミーティングでは来年 3月日本で開催の LED Next Stage2016 への会員企業

の出展を要請した。3.台北市内施設調査報告 太平洋 SOGO 敦南店、忠孝店、故宮博物院、台北101、その他市内専門店、地下商店街の店舗、宿泊ホテル、地下鉄などの駅等で、LED 照明の採用状況を調査しました。 全体の印象は、既設の建物でも演出系のスポットライトや一部のダウンライトは LED 照明への交換<展示場入口>

<案内看板>

< TLFEA の陳 (Brian Chen) 氏との写真>

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【LED 照明シンポジウム 2015 参加募集のご案内】 7 月 30 日(木)東京・日経カンファレンスルームで「LED 照明シンポジウム 2015」を開催します。6月から JLEDS ホームページを通して Web による正式案内と参加募集を開始しています。今回も Web での事前登録者は「参加費無料」の特典を付けており多くの皆様の参加を期待しています。 今年度のシンポジウムのテーマは、『「ヒカリ+α」で拡がるLEDの新たな潮流を探る』と題し、LED 照明が飛躍的に普及していく中で、LED 照明が単なる設備機器の一つとして省エネや CO2 削減といったエネルギー的側面だけでなく、半導体照明としての IT との親和性を最大限に活かし、人間の感性や生活の豊かさ、更には快適さ、心地よさといった部分への貢献も視野に、各分野の専門家をお招きし LED が持つ機能・特色を「ヒカリ + α」の視点で語る場とします。 講演は、「スマートハウスがもたらす未来のくらし~ LED 照明への期待(仮題)」と題した基調講演や、

照 明 デ ザ イナ ー の 立 場 から LED の 特 徴を 最 大 に 活 かす 照 明 コ ン トロ ー ル の 未 来を テ ー マ と した 講 演、 パ ネル デ ィ ス カ ッシ ョ ン な ど を予 定 し て い ます。 ま た、 来年 度 に 予 定さ れ て い ます「LED NEXT STAGE 2016」

(3月8日(火)~ 11 日(金):

東京ビッグサイト西ホール)のプレイベントとして開催します。 皆様の会社内、お客様ほかに声をかけていただき、より多くの方々の参加申込をお願い致します。 (シンポジウム分科会リーダー 石上 太士/東芝ライテック)

【LED NEXT STAGE 2016 出展者募集のご案内】 2016 年 3 月 8 日(火)~ 11 日(金)東京ビッグサイト・西ホールにおいて進化するLEDと有機ELの総合展「LED NEXT STAGE 2016」を開催します。今回の開催テーマは、「ヒカリ+αで拡がる LED の可能性」』とし、快適な街づくりや店づくり、家づくりに役立つ LED と有機 EL 照明の最先端技術や技術、空間演出事例を紹介する事に加え、「殺菌作用」「植物育成」「水の浄化」といった光の波長を制御することで生み出される新たな付加価値(+α)についても深く追求し、照明と非照明の領域から「NEXT STAGE」が見えてくるような展示を目指しています。4日間の会期で、建築、住宅、設計、商社・問屋、小売・サービス業などに加え、医薬品、食品メーカー、健康・美容

関連サービス業など幅広い業種からの来場を予定しており、会員皆様のビジネスチャンスを多角的に拡大する機会を提供します。会員企業の皆様のより多くのご出展をお願い致します。

(委員長 松本 潤/東芝ライテック)

広報委員会の主な活動

【中国・広州国際照明展示会出張報告】 調査内容につきましては次号にて報告させて頂きますが、6/9 から 12 日にて世界最大級の出展者数、展示面積を誇る同展示会に出張しました ( 企画運営委員 : 久米、技術委員会 : 安田 )。今年の規模は、正式な発表が未だですが、展示面積 225,000㎡、出展者数約 2700 社、来場者 14 万人にて実施され引き続き大きく注目されていることが伺えました。JLEDS としてもジェトロ様と協力しジャパンパビリオンに出展をし JLEDS 協会の PR と LNS への出展勧誘を積極的に実施することができました。  (委員長 久米 任弘 / パナソニック(株))

や、LED 照明の採用が進んでいる様に見受けられた。なお、誘導灯はほぼ LED 照明が採用されていた。 しかし、基本照明に相当する照明は従来の蛍光灯や HID のままのケースが多い印象である。その中でも商業施設関係では LED 照明の採用がやや先行している様に思えた。 一方、通訳をお願いした現地の方や、ホテルの支

配人、タクシーの運転手に自宅で LED 照明を使っているか聞いてみたがほぼ全ての人が使用していないと答え、住宅ではまだ採用が進んでいないと感じられた。<太平洋 SOGO >

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Japan LED Association

JLEDS NEWS /第 27 号内容に関するご意見、ご質問は JLEDS 事務局までお寄せください。本書の内容を無断で複写・複製・転載することを禁じます。

発 行 2015 年 7 月 1 日発行人 小紫正樹発行所 特定非営利活動法人LED照明推進協議会    〒 105-0003 東京都港区西新橋一丁目 5 番 11 号 第 11 東洋海事ビル 6 階  TEL (03)3592-1382(代)/ FAX (03)3592-1285 URL http://www.led.or.jp/ E-mail [email protected]

【事業活動報告】1.理事会・総会関係 2015/5/12 H27FY 第1回理事会・総会 (東海大学校友会館)<お礼>理事会・総会へのご出席・実施ご協力ありがとうございました。理事会・総会では前年度実績及び今年度計画が承認され、現在順調に今年度事業を実施・推進しております。2.JLEDS 委員会関係 2015/4/16 第 1 回企画運営委員会 2015/5/14 第1回広報委員会 2015/5/22 第1技術委員会全体会議 2015/6/18 第2回企画運営委員会3.顧問団体連携会議 2015/5/8  第1回LED照明連絡会 2015/5/22 第1回顧問会議

【その他の活動報告】1.関係団体活動参加 2015/4/24 照明学会東京支部 幹事会

事務局からの報告 2015/5/13 照明学会九州支部大会 特別講演

(講師) 2015/5/15 日本照明工業会定時総会~懇親会 2015/5/27 日本照明委員会第33回セミナー 2015/6/3  日本照明工業会 照明用 LED 標準化 小委員会 2015/6/9  照明学会総会~懇親会 2015/6/15  日本照明委員会総会~情報交換会 2015/6/22  照明学会 学会技術及び照明関連 JIS 企画委員会2.展示会等 2015/6/9~12 中国・広州国際照明展調査出張 同 JLEDS ブース出展 2015/6/16~17 台湾 OPTO 展示会調査及び LED Nest Stage2016 出展募集プロモーション出張3.その他 H26 年度補正予算「省エネ設備導入補助金事業」の省エネ機器性能証明書発行団体の登録を行いましたが、登録直後に補助金が無くなり事業実施には至りませんでしたのでご報告申し上げます。

 LED 光源が人間に与える影響、安全性を情報収集、研究することは常に重要。国内外の生体安全性情報の共有化と、研究結果の対外発信を目指す。■27B② LED フロンティア調査・業界情報共有 従来より視点を拡大し、LED フロンティアの新分野・関連技術の調査研究を行う。他の業界団体の講師を迎えての勉強会、交流会を企画し、会員企業のレベルアップを図る。■27B③ 測光標準化情報 調査啓蒙 測光技術・標準化に関する国内外情報の共有化と、LED 標準ランプの提案。■27C①(新規) 教育セミナー運営 「LED 照明信頼性ハンドブック ( 第 2 版 )」を教科書にした公開講座、出張講義の運営企画と実施検討を行う。■27C②(継続) 会員企業 海外活動促進 海外市場の勉強会・海外団体との交流を企画し、会員企業に貢献。メールマガジン運営、ウェブ会議システムの検討も行う。

(委員長 安田剛規 / 昭和電工㈱)

【H27 年度 技術委員会 活動開始】 5 月 22 日に技術委員会 全体会議が開催され、新年度体制が承認されました。11 年目となり新たなビジョンを掲げる JLEDS として、新規 2 分科会を含む 6 分科会、総勢 47 名での技術委員会活動が始まりました。以下に、事業概要を示します。<重点項目>1.LED の新たな市場、用途展開の調査と、会員企業内 情報共有をよりいっそう強化する。2.会員企業内外の若手を教育する有償プログラムの事業化を検討・試験運用を始める。3.技術委員登録人数、分科会会議参加率の向上を目指し、ウェブ会議システムなど施策を講じる。<分科会活動>■27A①(新規) LED先端材料 講演会 樹脂材料、放熱材料、蛍光体など、LEDの用途展開を支える新製品情報を、会員企業、非会員企業を問わず、アピールしていただく場を設け、会員企業に貢献する。■27B① LED光生物的・心理的応答に関する調査研究

技術委員会の主な活動