農業農村整備事業等工事 施工計画書作成の手引き · 1...

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農業農村整備事業等工事 施工計画書作成の手引き 平成17年11月 宮城県 産業経済部 農村基盤計画課

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Page 1: 農業農村整備事業等工事 施工計画書作成の手引き · 1 本書利用上の留意事項 農業農村整備事業等工事を受注した請負者 施工者 は 工事の施工に先立ち

農業農村整備事業等工事

施工計画書作成の手引き

平成17年11月

宮城県 産業経済部 農村基盤計画課

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目 次

1 本書利用上の留意事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

2 施工計画書作成の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

3 施工計画書作成の留意点 ・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3-1 施工計画の基本事項 ・・・・・・・・・・・・・・・2

3-2 施工計画書作成の要点 ・・・・・・・・・・・・・・2

4 施工計画書記載要領 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4-1 表紙等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4-2 目次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3

4-3 工事概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

4-4 実施工程表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

4-5 現場組織表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

4-6 主要機械 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

4-7 主要資材 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

4-8 施工方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

4-9 施工管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

4-10 緊急時の体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

4-11 交通管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16

4-12 安全管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

4-13 仮設備計画 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

4-14 環境対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

4-15 再生資源の利用の促進 ・・・・・・・・・・・・・・23

4-16 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

5 参考資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

5-1 保安施設設置基準 ・・・・・・・・・・・・・・・・29

5-2 資格を必要とする主な作業内容 ・・・・・・・・・・43

5-3 施工計画書チェックリスト ・・・・・・・・・・・・45

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1 本書利用上の留意事項

農業農村整備事業等工事を受注した請負者 施工者 は 工事の施工に先立ち 施( ) 、 、「

工計画書」を作成することとなるが、本書は施工計画書を作成するにあたっての記載

すべき標準的な事項及びその解説等について述べたものである。

本書を利用するにあたっては、各工事の現場条件、工種、工事内容等について十分

検討を行ったうえで、適宜変更を加えるものとし、本書は、あくまでも施工計画書を

作成するうえでの参考図書とするものである。

2 施工計画書作成の目的

施工計画書は、契約図書等に定められた工事目的物を完成するための必要な手順、

工法及び施工管理方法等を示したものであり、施工の基本となるものである。

宮城県産業経済部監修の農業土木工事共通仕様書第1編1-1-5第1項に「請負者は、

工事着手前に工事目的物を完成するために必要な手順や工法等についての施工計画書

を監督職員に提出しなければならない 」と規定されている。また、下記の事項につ。

いて記載するよう規定されている。

(1)工事概要

(2)実施工程表

(3)現場組織表

(4)主要機械

(5)主要資材

(6)施工方法

(7)施工管理

(8)緊急時の体制

(9)交通管理

(10)安全管理

(11)仮設備計画

(12)環境対策

(13)再生資源の利用の促進

(14)その他

さらに 「監督職員がその他の項目について補足を求めた場合には、追記するもの、

とする。ただし、簡易な工事においては、監督職員の承諾を得て記載内容の一部を省

略することができる 」と示されている。。

この他、第2項には「請負者は、施工計画書の内容に重要な変更が生じた場合、そ

のつど当該工事に着手する前に変更に関する事項について、変更施工計画書を提出し

なければならない 、第3項には「請負者は監督職員が指示した事項について、さら。」

に詳細な施工計画書を提出しなければならない 」と規定されている。。

また、施工計画書の提出にあたっては、前述のとおり着工前迄に提出することはも

ちろんであるが、早期に施工計画を定めることは工事品質確保の観点からも有効であ

るため、契約締結後、速やかに提出するものとする。

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3 施工計画書作成の留意点

3-1 施工計画の基本事項

施工計画の作成時に検討する基本的項目は次のとおりである。

①工事の目的、内容、契約条件等の把握

②現場条件(地形、気象、道路状況、近接状況、環境、制約条件等)

③全体工程(基本工程)

④施工方法(施工順序、使用機械等)

⑤仮設備の選択及び配置

3-2 施工計画書作成の要点

施工計画書の作成にあたっては、上記基本事項を十分調査・検討・把握し、施工性

・経済性・安全性との関連を繰り返し検討しながら、最適となる施工計画を決定する

ことが重要である。

公共工事を施工するための施工計画書は、すでに受注を決定し、施工開始期日が定

まっていることを前提として作成される場合が一般的であることから、受注時の自社

の体制、実施能力との関連も検討し、確実に施工できるものでなければならない。だ

が確実性を追うあまりに、新技術・新工法等を検討しないようでは技術の進歩は望め

ない。たとえ小規模でも新技術・新工法の採用を含めた幅広い検討が必要である。

現在の土木建設産業には、生産性の向上・環境保全といった大きな社会的要求があ

り、これらの問題に対し積極的な社会参画という形で取り組み、計画段階から具体的

でかつ効果的な方法を施工計画書に反映させることも考慮しなければならない。

具体的検討項目は次のとおりである。

①生産性の向上に関する標準的な検討項目

(a)合理的な分割施工

(b)地域社会への貢献

(c)作業の規格化・標準化

(d)新技術・新工法の採用

(e)施工の機械化

②環境保全に関する標準的な検討項目

(a)環境の観点からの資材や機械の選別

(b)地域社会への貢献

(c)廃棄物の減量化・適正処理

(d)エネルギー利用の効率化

(e)社員の意識改革

このように、施工計画の作成にあたっては、基本事項を十分把握し、経済性・施工

性等を検討することはもちろん、現在の社会的要請も認識し、自主性・創意性を失わ

ないような形で幅広い検討を行うことが重要である。

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4 施工計画書記載要領

4-1 表紙等

施工計画書の用紙規格はA4縦とし、横書を原則とする。

【記載例】

①提出用鏡 ②表紙

工事に関する提出書H17○○地区(**)-○○号

○○○○工事平成○年○月○日

工事番号及び H17○○地区(**)-○○号

工 事 名 ○○○○工事

施 工 計 画 書工 事 場 所 ○○郡○○町○○地内

施工計画書について、農業土木工事共通仕様書

第1編1-1-5の規定に基づき、別添のとおり提出し

提 ます。

添付図面 -葉

平成○年○月上記事項について提 請負者名 現場代理人 主任技術者

出します。

発注者 宮城県○○地方振興事務所総括監督員 主任監督員 監督員

施工者 ○○建設株式会社平成 年 月 日

4-2 目次

宮城県産業経済部農業土木工事共通仕様書第1編1-1-5に規定されている記載事項

の他、工事の内容に応じて項目の追加、細分化をしてよい。

【記載例】

目 次

1.工事概要 ・・・・・・・○

2.実施工程表 ・・・・・・○

3.現場組織表 ・・・・・・○

12.環境対策 ・・・・・・・○

13.再生資源の利用の促進 ・○

14.その他 ・・・・・・・・○

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4-3 工事概要

・ 工事の概要及び内容を記載する。工事内容は工事数量一覧表の工種、種別、数量等

を記入する。

・ 施工箇所、現場事務所、資材置場等を示した位置図を添付する。

【記載例】

工事概要

工 事 番 号 H**○○地区(**)-○○号

工 事 名 ○○○○○○工事

工 事 場 所 ○○郡○○町○○地内

工 期 自 平成○○年○○月○○日

至 平成○○年○○月○○日

請負代金額 ○○○○○○円

発 注 者 宮城県○○地方振興事務所 TEL ○○-○○-○○○○

監 督 員 宮城県○○地方振興事務所 農業農村整備部 ○○班

○○○○

請 負 者 ○○建設株式会社

所在地 ○○県○○市**○-○

TEL ○○-○○-○○○○

○○作業所

所在地 ○○県○○市**○-○

TEL ○○-○○-○○○○

現場代理人 ○○○○

主任技術者 ○○○○

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工事内容

工種区分 工種 種別 細別 数量 単位 適用

ほ場整備工 整地工 ほ場整地工 20.21 ha

畦畔工 1000.0 m

整地付帯工 旧水路埋立工 300.0 m

道路工 支線道路工 ΣL= 700.0 m

支線道路1号 200.0 m

支線道路2号 500.0 m

道路付帯工 進入路工 20 箇所

用水路工 パイプライン工 ΣL= 400.0 m

PL-1号 400.0 m

パイプライン 制水弁工 5 箇所

付帯工

仮設工 旧構造物 1 式

撤去工

4-4 実施工程表

・ 実施工程表は、作成方法、特性を十分理解し、該当工事に適する形式(ネットワー

ク、バーチャート等)で作成する。

・ 実施工程表は、全工事が工期内に納まることを前提として、各工程、路線毎の施工

順序、施工期間が把握できるものであること。

・ 全工事期間を通じて、忙しさの程度の均等化に努める。

・ 気象、地質、地下水等による大きな影響が予想される工種については、過去のデー

タ等を十分調査し、工程計画に反映させることとする。

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4-5 現場組織表

・ 現場組織表は、工事現場における組織の編成及び業務分担、並びに下請業者の組織

編成・技術者配置が分かるように記載し 監理技術者・専門技術者を配置する工事 建、 (

設業法第26条2項、26条の2*)については、それらも記載する。

・ 施工体制台帳の作成を義務付けられた工事(建設業法第24条の7*)及び低入札価

格調査対象工事(共通仕様書第1編1-1-6)については、施工体系図もあわせて添付

する。

・ 建設発生土の搬出を行う工事で、特記仕様書に記載のある場合、建設発生土現場管

理者を定め記載する。

*参考

(建設業法第26条2項)

発注者から直接建設工事を請け負つた特定建設業者は、当該建設工事を施工するために締結し

た下請契約の請負代金の額(当該下請契約が二以上あるときは、それらの請負代金の額の総額)

が第三条第一項第二号の政令で定める金額以上になる場合においては、前項の規定にかかわらず

当該建設工事に関し第十五条第二号イ、ロ又はハに該当する者(当該建設工事に係る建設業が指

定建設業である場合にあつては、同号イに該当する者又は同号ハの規定により国土交通大臣が同

号イに掲げる者と同等以上の能力を有するものと認定した者)で当該工事現場における建設工事

の施工の技術上の管理をつかさどるもの(以下「監理技術者」という )を置かなければならな。

い。

(建設業法第26条の2)

土木工事業又は建築工事業を営む者は、土木一式工事又は建築一式工事を施工する場合におい

て、土木一式工事又は建築一式工事以外の建設工事(第三条第一項ただし書の政令で定める軽微

な建設工事を除く )を施工するときは、当該建設工事に関し第七条第二号イ、ロ又はハに該当。

する者で当該工事現場における当該建設工事の施工の技術上の管理をつかさどるものを置いて自

ら施工する場合のほか、当該建設工事に係る建設業の許可を受けた建設業者に当該建設工事を施

工させなければならない。

(建設業法第24条の7)

特定建設業者は、発注者から直接建設工事を請け負つた場合において、当該建設工事を施工す

るために締結した下請契約の請負代金の額(当該下請契約が二以上あるときは、それらの請負代

金の額の総額)が政令で定める金額以上になるときは、建設工事の適正な施工を確保するため、

国土交通省令で定めるところにより、当該建設工事について、下請負人の商号又は名称、当該下

請負人に係る建設工事の内容及び工期その他の国土交通省令で定める事項を記載した施工体制台

帳を作成し、工事現場ごとに備え置かなければならない。

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【記載例】

現場組織表

現場代理人 現場事務・労務管理 氏 名

氏 名

TEL

安全管理主任技術者

(監理技術者) 氏 名労務安全管理

氏 名 氏 名交通安全管理

TEL 氏 名安 全 巡 視 員

施工管理

氏 名工 程 管 理

(一次下請) 氏 名品 質 管 理

○○建設(株) 氏 名出 来 型 管 理

(二次下請) 氏 名現場責任者○○○○ 写 真 管 理

△△建設(株) □□建設(株)

氏 名現場責任者○○○○ 現場責任者○○○○ 資 材 管 理

氏 名測 量 管 理

建 設 発 生 土

氏 名現 場 管 理

機械管理

氏 名重 機 管 理

氏 名機械器具管理

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4-6 主要機械

工事に使用する主要な機械について、機械名、規格、台数、使用工種、使用時期、

保有区分(自社・下請・リース 、施工条件明示書に示される環境対策等を明記した)

主要機械使用計画表を作成する。

【記載例】

主要機械

使用時期 指定の有無

機械名 規格 台数 使用工種 保有区分 及び対応

○月 ○月 ○月

バックホウ 0.8m3 3 排水路工 自社 指定有り

排出ガス対策型

低騒音・低振動型

ブルドーサ 16t湿地 2 基盤整地 下請 指定有り

排出ガス対策型

4-7 主要資材

・ 工事に使用する指定材料及び主要資材、製造業者名、品質証明方法、搬入時期等に

ついて記載する。

・ 県外品を使用する場合は、摘要欄に「県外品」と記載し、理由を記載する。

【記載例】

主要資材

搬入時期

品名 規格 数量 製造業者 品質証明 摘要○月 ○月 ○月

生コンクリート 18-8-40 70m3 ○生コン 試験成績表

鉄筋 SD295A 1.25t ○製鉄 ミルシート

D13~19

排水 H800*B800 50本 ○コンクリート 試験成績表 県外品

フリューム M=1.76kNm (県産品非生

産のため)

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4-8 施工方法

施工計画書の中心となる事項であるので、十分な検討を加え、下記によりできるだ

け詳細に記載する。

(1 「主要な工種」ごとの作業フローの作成)

該当工種における作業フロー及び各作業段階における以下の事項について記載す

る。

(2)施工実施上の留意事項及び施工方法

① 工事箇所の作業環境(周辺の土地利用状況、自然環境、近接状況、埋設物、

障害物等)について調査した結果

② 主要な工種の施工時期と降雨・出水・渇水・台風時期等の関連

③ 上記①・②から判断される施工実施上の留意事項、施工方法の要点及び制約

条件(施工時期、作業期間、交通規制、自然保護等 、基準点・地下埋設物の)

防護方法

④ 制約条件及び埋設物・障害物防護の円滑な処理を行うための関係機関との協

議・調整事項

(3)使用予定機械

該当工種における使用予定機械を記述する。

また、記載対象工種は下記の①~⑤を標準とする。

① 主要な工種

② 設計図書で指定された工法

③ 農業土木工事共通仕様書に記載されていない特殊工法

④ 特記仕様書明示項目で、その対応が必要とされている事項

⑤ 特殊な立地条件での施工や、関係機関及び第三者対応が必要とされる施工等

施工方法についての留意点は次のとおり。

① 指定仮設又は重要な仮設工に関して、応力計算等によって安全を確認できる

ものは計算の記述がされているか。

② 工事測量、隣接工区との関連についての記述があるか。

③ 枠組足場を使用する場合、足場の種類・設置方法等が「手すり先行工法」を

原則としているか。

④ 工事規模、対象構造物・重量等から適正な機械が選択されているか。

⑤ 水道用石綿セメント管等、石綿を含む施設の解体・撤去を行う場合は、石綿

障害予防規則に基づき、作業計画を定めなければならない。

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【記載例】

施工方法

ほ場整備工施工フロー(全体)

準備工

旧道撤去・旧水路埋立・旧構造物撤去

整地工 道路工 用水路工 排水路工 付帯工

整地均平工

後片付け

完成

準備工フロー

現地踏査

現地測量 経始測量結果提出

工事着手

○現地測量・ 工事着手後、速やかに工事区域内の除草を行い、仮BM測量・経始測量を実施し、現況

地盤高及び表土厚も確認する。その結果を基に用排水路・道路と仕上がり田面との関連

を検討し、施工縦断図を作成する。また図面と現地が著しく異なる場合は監督員と協議

する。・ 経始測量は注文図に基づき実施し、その結果を監督員に提出する。

・ 重要構造物は丁張りの設置後、監督員の確認を経てから施工する。

○その他の準備・ ほ場整備地区境界の確認

、 、 。改良区及び関係者に立ち会いを依頼し 現地で杭・ポール等で表示し 承諾を得る

・ 電力柱、NTT柱の移設時期調整

県で申請している移転計画に基づき、移転場所に丁張りを設置し、監督員・移設機関の立ち会いの上、工事を進める。

・ 道路使用許可の申請

県道○○線における客土搬入箇所について、道路使用許可申請を行う。

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4-9 施工管理

施工管理については、宮城県産業経済部が定める「農業土木工事施工管理基準実施

要領」及び特記仕様書に基づき、下記の構成により行わなければならない。

工程管理(進度管理)

直接測定による出来型管理

施工管理 出来型管理

撮影記録による出来型管理

品質管理

(1)工程管理

・ 指定期日を考慮し、工事施工達成に必要な作業の手順及び日程計画表を作成

し、工事実施途中で計画と実績を比較検討し、必要な処置をとることをいう。

・ 管理手法(ネットワーク、バーチャート等)及びフォローアップを適正に実

施するための点検計画(管理頻度)等を記載する。

(2)直接測定による出来型管理

・ 工事の出来型を把握するため工作物の寸法、凹凸、勾配、基準高等を施工の

順序に従い直接測定し、その都度逐次その結果を管理図表又は結果一覧表に記

録し、常に的確な管理を行うことをいう。

・ その工事で行う出来型管理の「測定項目」について記載する。なお、該当工

種がないものについてはあらかじめ監督員と協議する。

・ 社内の管理目標値を定めている場合は、あわせて記入する。

(3)撮影記録による出来型管理

・ 出来型測定、品質管理を実施した場合において、又は施工段階(区切り目)

及び施工の進行過程を確認するため、必要に応じ撮影記録を行うことをいう。

・ その工事で行う写真管理項目について記載する。

(4)品質管理

・ 資材等の品質を把握するため、物理的、化学的試験を実施し、その都度その

結果を管理図表又は結果一覧表に記録し、常により的確な管理を行うことをい

う。

・ その工事で行う品質管理の試験項目について品質管理計画表を作成する。

(5)段階確認

・ 農業土木工事共通仕様書第1編1-1-25 表1-1 段階確認一覧表及び特記仕

様書に示された段階確認項目についての計画を記載する。

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【記載例】

施工管理

(1)工程管理

工程管理は、バーチャート方式で作成した実施工程表により管理する。

毎月○日までに工事進捗率を確認し、農業土木工事共通仕様書第1編1-1-31に

基づき履行報告書を提出する。

次に示す時点においてフォローアップを実施する。

、 。①予定工程に対して 進捗工程が遅れを生じて最終工程に影響を及ぼす場合

②契約変更を実施した場合。

③その他工程計画の見直しを必要とするような工法の変更等が生じた場合。

(2)直接測定による出来型管理

直接測定による出来型管理は、特記仕様書及び農業土木工事施工管理基準に定

める測定項目、測定基準により実施し、管理図表、結果一覧表を作成して管理す

る。

表.直接測定による出来型管理

工種 項目 管理基準値(mm) 規格値(mm) 測定基準 管理方式

130 コンクリート 10 ±30mm ±45mm 50mにつき 管理図表

8 二次製品 基準高(V) 1箇所

水 水路 40 ±35mm ±50mm No1,3,5,7,

路 中心線 9

工 のズレ(e)

事 50 -0.1%

施工延長

(3)撮影記録による出来型管理

撮影記録による出来型管理は、特記仕様書及び農業土木工事施工管理基準に定

める撮影基準、撮影箇所により管理し、特に工事完成後明視できない部分の重要

な箇所については、撮影箇所を増加し記録する。

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表.撮影記録による出来型管理

工種 撮影項目 撮影基準 撮影箇所 記事

排水路工 100mにつき

支排3号 1箇所 No.1 No.3

L=150m 溝畔集土転圧状況 ○ 作業中

機械掘削状況 ○ 作業中

二次製品据付状況 ○ 作業中

埋戻し状況 ○ 作業中各層

法面仕上げ状況 ○ 作業中

出来形測定 ○ ○

(4)品質管理

品質管理は、特記仕様書及び農業土木工事施工管理基準に定める試験項目、試

験方法及び試験基準により管理し、その管理内容に応じて工程能力図または結果

一覧表を作成する。

表.品質管理計画

工種 試験 品質管理 撮影記録による品質管理

区分 (測定)項目 試験方法 試験(測定)基準 管理方法 備考 撮影項目 撮影回数

10 塩化物イオン量 JISA5308 1日1回 結果一覧表 測定時 1回

コンクリート スランプ試験 JIS1101

空気量試験 JISA1128

圧縮強度試験 JISA1108

-排水 外観・形状 全数 結果一覧表

フリューム 寸法 1/100個 結果一覧表 測定時 1回

(5)段階確認

段階確認については以下のとおり実施する。

表.段階確認計画表

種別 細別 確認時期 予定時期 記事

整地工 表土扱い 基盤整地完了時 平成○年○月上旬

既製杭工 既製 打込時 平成○年○月上旬

(吸水槽) コンクリート杭 打込完了時 平成○年○月上旬

杭頭処理完了時 平成○年○月上旬

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4-10 緊急時の体制

事故あるいは災害等の緊急事態発生時に対応できるよう、関係機関及び発注者への

連絡体制及び災害対策組織を定めておかなければならない。連絡体制図には施工者の

夜間・休日の緊急時連絡先も記載する。

また、自然災害発生のおそれがある場合の防災計画等も定めておく必要がある。

【記載例】

(1)連絡体制図

警察 110 発注者 ○○市水道局○○警察署 ○○地方振興事務所 TEL

TEL 農業農村整備部○班総括監督員 ○○○○ ○○市下水道局

消防救急119 主任監督員 ○○○○ TEL監督員 ○○○○TEL

○○消防署TEL 東北電力○営業所

TEL○○労働基準監督署 現場事務所TEL 現場代理人 NTT○○支店

○○○○ TEL救急病院 TEL

TEL 携帯 ○○ガス自宅TEL TEL

○○市役所TEL JR○○保線区

本社 TEL○○土地改良区 ○○建設(株)TEL

TEL

夜間・休日の緊急時連絡先役職 氏名 携帯TEL 自宅TEL

現場代理人主任技術者安全管理者本社担当部長(下請業者)○○建設

(2)災害対策組織表

災害対策員

災害対策責任者 災害対策員

情報連絡員

車両・重機係

防護係

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(3)防災計画

① 気象条件による作業の中止基準

降 雨 1回の降雨量が50mm以上

積 雪 1回の積雪量が25cm以上

強 風 10分間の平均風速が10m/s以上

地 震 震度4以上

② 大雨・地震等により災害発生のおそれがある場合には、前記災害対策組織

表に記載している災害対策員が現場巡回点検を実施する。

巡回点検実施基準:大雨、洪水、強風注意報発令時

震度4以上の地震発生時

③ 災害発生に即応できるよう、次の資機材を備え常に整備しておく。

・ブルドーザー ○t ○台

・バックホウ ○m3 ○台

・土のう袋 ○袋

・土木シート ○枚

、 、④ 災害対策責任者は巡視員の報告をとりまとめ 発注者との連絡調整を行い

周辺状況の把握に努める。

⑤ 危険箇所を発見した場合は、直ちに立入禁止等の防護措置を実施する。

4-11 交通管理

工事実施にあたっては、道路交通の安全と円滑化を図るため、道路機能を十分発揮

させるよう配慮するとともに、交通事故の発生を未然に防止するよう考慮しなければ

ならない。

工事に伴う交通処理及び交通対策については、農業土木工事共通仕様書第1編1-1-

39(交通安全管理)に示されており、下記該当項目について十分な対策を検討する。ま

た、道路上で工事を実施する場合、安全施設・案内標識の配置並びに交通整理員等の

配置について、宮城県土木部保安施設設置基準により記載する。

①交通安全対策(交通安全一般事項、交通整理員等配置計画)

②工事用資・機材の搬入経路

③一般道路に係る工事の安全対策(保安施設設置計画)

④指定された工事用道路の新設・改良・維持管理・補修及び使用方法

⑤特殊車両の通行

⑥過積載防止対策

- 16 -

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【記載例】

交通管理

(1)交通安全対策

① 工事関係車両の運転手には、交通法規を遵守するよう安全会議等を通じて

指導徹底する。

② 危険区域には警戒標識、保安灯、バリケード等を設置して安全管理に努め

る。

③ 県道○○線における客土材の運搬時間はAM10:00~PM4:00までとし、通勤

・通学時間帯の運搬作業は行わない。

(2)主要資材搬入経路

別図のとおり

(3)保安施設設置計画

別図のとおり

(4)工事用道路の維持補修

① 未舗装部の防塵処理については1日2回、散水車により散水を行う。

② 補修は必要に応じ補修材(RC-40)により行うか、グレーダーにより不陸整

正を定期的に行う。

③ 運搬作業中は、1日2回車両運行管理者による巡視を実施する。

④ 現場出入口に清掃員を配置し清掃するとともに、運搬路に土砂が落下した

場合は速やかに取り除く。

(5)特殊車両の運行

道路法第47条第1項及び道路交通法等で制限された車両の使用にあたって

は、許可証の写しを事前に提出する。

(6)過積載防止対策

①運搬車両の登録ナンバー、積載重量、運転手名等については下表のとおり。

登録ナンバー メーカー 最大積載量 運転者名 所属会社名 備 考

○○ ○○○ ○○ 10t ○○○ ○○ ダンプトラック宮

○○ ○○○ ○○ 2.9t ○○○ ○○ クレーン付トラック宮

②積載量の確認については、下記の方法によって行う。

ⅰ.生コンクリート 納入伝票により確認する。

ⅱ.砕石・運土量 載荷量実測及び荷姿により確認する。

ⅲ.コンクリート二次製品 製品重量により積載可能数量内で運搬する。

- 17 -

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4-12 安全管理

工事中の安全管理については、農業土木工事共通仕様書第1編1-1-33に示されてい

るところであるが、安全管理計画を立案するための標準的な検討項目は下記の通りで

ある。

(1)安全衛生管理体制

安全な工事を進めるための、責任者・作業主任者等を選任し、労働者の安全と健

康を確保するための責任体制を明確にする。

(2)労働者の危険又は健康障害を防止するための対策

①機械器具、爆発物、掘削等から生ずる危険防止

②通路、階段等の保全

③労働者の作業行動から生ずる災害を防止するための対策

④災害等の緊急時における避難路確保対策

(3)労働者の就業にあたっての対策

①安全衛生教育の方法

②就業制限に関する処置

(4)第三者施設に対する安全対策

家屋、商店、鉄道、ガス、電気、電話、水道等の第三者施設に近接して工事を行

う場合の対策

(5)労働基準監督署への届出

労働安全衛生法、労働安全衛生規則に基づく工事計画届、クレーン等設置報告、

機械等設置届け等の該当有無

【記載例】

安全管理

(1)安全衛生管理体制

現場内での労働災害・交通災害等の発生を未然に防止するため、次の組織を

設ける。

(体制図は別添参照)

(2)安全巡視員

工事期間中は、安全巡視員を配置し安全に関する巡視点検等を行い、安全確

保に努める。

(3)目標点検

毎月の作業内容に応じた重点目標を定め、それを守るよう努める。なお、作

業員の保護帽着用は安全管理の基本であるため、毎日就業時に確認し励行させ

る。

(4)第三者の事故防止

工事区間の下流側は民家密集地のため、特に一般通行車両及び歩行者には十

分注意して作業を行う。

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(5)新規入場者教育の実施

当現場に労働者を新たに雇い入れた場合又は作業内容を変更した場合は、下

記項目について新規入場者教育を行う。教育終了後、作業に従事した者につい

て、安全行動が定着するまで巡視等でチェックし、危険な行動が見られた場合

はその場で指摘するとともに、安全訓練等でその評価を行う。

①ヘルメットの使用方法

②安全帯の装着及び使用方法

③作業手順

④現場の整理整頓の励行

⑤現場組織の説明、緊急時連絡方法

⑥安全作業に対する意識の定着

(6)安全管理活動計画

実施項目 参加予定者 内容 頻度

朝礼 現場作業従事者 当日の作業手順、体操 毎日

KY活動 現場作業従事者 毎日当日の危険予知及び安全作業に関する事項

安全会議 現場作業従事者 日々の安全活動に対する評価 毎週

安全訓練 別表(工事安全教育及び訓練についての活動計画)参照

安全巡視 ○○巡視員 毎日現場内及び周辺の監視・連絡による安全確保

(7)○○地区安全協議会の設置

本○○地区においては、本工事を含み5件の工事が発注されており、請負業者

間の安全施工を確保するため、安全協議会を設置する。

会則等詳細については別途提出する。

(8)地下埋設物への対応

① 町道○○線にNTT回線ケーブルが埋設されているので、NTT職員立会のうえ

試掘を行い、ケーブルの高さを確認したのちに床堀作業を実施する。

(9)労働基準監督署への届出

① 掘削高さが10mを超えるため、労働安全衛生法第88条及び労働安全衛生規

則第90条の4に基づき、別添の工事計画届を労働基準監督署あて提出する。

- 19 -

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62

(10)安全訓練等

本工事の施工に際して、現場に必要な安全訓練等を作業員全員の参加によって、月

当り半日以上の時間を割り当て、下記項目から選択して実施し、報告する.

ⅰ 安全活動ビデオ等の視覚資料による安全教育.

ⅱ 当該工事内容等の周知徹底

ⅲ 土木工事安全施工技術指針等の周知徹底

ⅳ 当該工事における災害対策訓練

ⅴ 当該工事現場で予想される事故対策

ⅵ その他、安全・訓練等として必要な事項

表.工事安全教育及び訓練についての活動計画 年 月 主な工種 安全教育・訓練内容 月間安全目標 ○年9月 準備工 作業環境の整備

10月

旧道・旧体撤去 整地 用水路工 排水路付帯工

安全管理の基本方針について 作業所規則について 現場へ持込む機械・機材の保守と管理 受益者に対する対応の仕方

重機災害の防止 土砂崩壊災害の防止

11月

整地工 道路工 排水路 排水路付帯工

安全活動のビデオによる安全教育 作業手順について 玉掛け作業について

重機災害の防止 吊荷の落下災害の防止 転落の防止

12月 整地工 排水路工 排水路付帯工

重機災害防止について 重機災害の防止 吊荷の落下災害の防止 転落の防止

○年1月

道路工 用水路工 排水路工 排水路付帯工

重大な災害・事故発生時の処置領域に

ついて 土砂崩壊災害の防止 重機災害の防止

2月

整地工 用水路工 道路工 用水路付帯工

安全活動のビデオによる安全教育 土砂崩壊災害の防止 重機災害の防止

3月 整地工 道路工 後片付け

安全活動のビデオによる安全教育 重機災害防止について 交通災害の防止

- 20 -

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19

現場安全衛生管理体制図

安全衛生委員会

衛生管理者

作業主任者

○○ ○○

地山掘削

○○ ○○○○ ○○

土留支保工

○○ ○○○○ ○○

総括安全衛生管理者

安全管理者

型枠支保工

○○ ○○○○ ○○

○○ ○○

○○ ○○

足場組立

○○ ○○○○ ○○

高圧室内作業○○ ○○○○ ○○

作業員

産業医

酸欠作業

○○ ○○○○ ○○

○○ ○○

ずい道等掘削○○ ○○○○ ○○

ずい道等覆工○○ ○○○○ ○○

コンクリート破砕器○○ ○○○○ ○○

○○ ○○

作業主任者

地山掘削

○○ ○○○○ ○○

土留支保工○○ ○○○○ ○○

作業員

統括安全衛生責任者

安全衛生責任者

  

 ○○ ○○

○○ ○○

下請業者名

安全担当者

現場責任者

○○○○

○○ ○○

○○ ○○

作業主任者

○○○○

○○ ○○

○○ ○○

足場組立

○○ ○○○○ ○○

○○○○

○○ ○○

○○ ○○

高圧室内作業○○ ○○○○ ○○

作業員

○○ ○○

型枠支保工○○ ○○○○ ○○

労働災害防止協議会

作業主任者

地山掘削

○○ ○○○○ ○○

土留支保工○○ ○○○○ ○○

作業員

型枠支保工○○ ○○○○ ○○

注)本体制図は、事業場の規模等に応じて適宜修正して作成すること。

安全衛生推

進者等

店社安全衛

生管理者

元方安全衛

生管理者

- 21 -

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64

4-13 仮設備計画

設計図書に定められた設備やその他主要な仮設備について、使用種類、規格、設置作

業方法等について記述する。一般的には次の事項について作成する。

(1)現場事務所、駐車場、倉庫、資材置場などの設置箇所図を作成する。

(2)仮締切、仮設道路、防護柵等の平面図、構造図を作成する。

(3)その他必要に応じて、構造物の足場等の構造図を作成する。

【留意点】

※労働安全衛生規則第 613 条(休憩施設)に基づき、現場作業員が有効に利用できる休憩

設備(作業員数を考慮した広さ、状態)を設けているか。

※現場事務所の執務環境が安全管理上配慮されているか。(固定電話、FAX、救急箱、消

化器の設置)

【記載例】

仮設備計画

1)一般交通

現場内は道路工事現場における保安施設設置基準に従い保安施設を施す。

2)現場事務所

4.50m×5.40mの仮設小屋1棟を設置する.

3)労務休憩所

4.50m×5.40mの仮設小屋1棟を設置する.

4)通信設備など

固定電話,FAX,コピー,パソコン各1機及び消化器・救急箱を現場事務所に設置する.

5)その他

倉庫,トイレ1棟,敷地外周には柵を設置,安全施設(看板)等は別紙図のように設置する. 外          柵

□□道路

トイレ

倉庫 休憩所 事務所

安 全 掲 示 板

入り口

社 名 看 板

○○方面

○○方面

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4-14 環境対策

工事現場周辺の生活環境の保全と、円滑な工事施工を計ることを目的として、環境

保全対策関係法令を遵守のうえ、下記項目について対策を検討する。

①騒音・振動対策

②水質汚濁対策

③ゴミ・ほこりの対策

④事業損失防止対策(家屋調査、地下水観測等)

⑤動植物への環境配慮対策

【記載例】

環境対策

(1)騒音

当該工事箇所周辺には人家があるために、建設機械類は低騒音・低振動型を

使用する。

コンクリート打設時において、工事現場付近におけるミキサー車の待機場所

については配慮し、空ぶかしを行わないよう注意する。

また、騒音測定を行い、基準(85ホーン)を超えた場合は、シート等で覆い騒

音対策を講じる。

(2)濁水

濁水を直接河川に流出させないため、沈殿池を設置し上水を流出させる。

4-15 再生資源の利用の促進

再生資源の利用の促進に関する法律及び農業土木工事共通仕様書第1編1-1-22(建

設副産物)に基づき、下記項目について作成・記載する。

①再生資源利用計画書

②再生資源利用促進計画書

なお、施工計画書の記載にあたっては、建設リサイクルガイドライン様式に換え、

建設副産物実態調査票様式を用いることができるものとする。

- 23 -

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67

様式1

再生資源利用計画書(実施書) -建設資材搬入工事用-

-「建設リサイクルガイドライン」様式-

(A3)

請負会社コード*2

大臣

発注機関コード*1

知事

()

()

千百十

千百十

※運搬及び処分に要した費用を記入してください。(実施書のみ)

工事種別コード*3

億億億億万万万万1万円未満四捨五入

千百十

百十

円(税込み)億万万万万

1万円未満四捨五入

万万万千百十一

住所コード*4

円(税込み)

1.鉄骨鉄筋コンクリート造

2.鉄筋コンクリート造

3.鉄骨造

(再生資源の利

(数字に○をつける)

4.コンクリートブロック造

5.木造

6.その他

用に関する特記

1.居住専用

2.居住産業併用

3.事務所

事項等)

(数字に○をつける)

4.店舗

5.工場、作業所

6.倉庫

7. 学校

8.病院診療所

9.その他

2.建設資材利用計画(実施)

(再生資材を利用した場合に記入してください)

再生資材利用量(B) (注1)

ト ン

ト ン

%ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

%ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

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ト ン

ト ン

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ト ン

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ト ン

ト ン

ト ン

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ト ン

ト ン

ト ン

%ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

締めm3

締めm3

締めm3

締めm3

締めm3

締めm3

締めm3

締めm3

m3

m3

m3

m3

m3

m3

m3

m3

%ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

%ト ン

ト ン

ト ン

ト ン

コード*5

コード*6

コード*7

コード*8

コード*9

コンクリートについて

アスファルト混合物について

再生資材の供給元について

施工条件について

コンクリートについて

1.生コン

2.無筋コンクリート二次製品

3.その他

1.表層

2.基層

1.現場内利用

1.再生材の利用の指示あり

1.再生生コン

2.再生無筋コンクリート二次製品

3.その他

コンクリート及び鉄から成る建設資材について

3.上層路盤

4.歩道

2.他の工事現場(陸上)

2.再生材の利用の指示なし

コンクリート及び鉄から成る建設資材について

1.有筋コンクリート二次製品

2.その他

5.その他(駐車場舗装、敷地内舗装等)

3.他の工事現場(海上)

1.再生有筋コンクリート二次製品

2.その他

木材について

土砂について

4.再資源化施設

木材について

アスファルト混合物等で、利用した

1.木材(ボード類を除く)

2.木質ボード

1.道路路体

2.路床

3.河川築堤

5.ストックヤード

1.再生木材(ボード類を除く)

2.再生木質ボード

再生材(製品)の中に、新材が混入し

アスファルト混合物について

4.構造物等の裏込材、埋戻し用

6.その他

アスファルト混合物について

ている場合であっても、新材混入分を

1.粗粒度アスコン

5.宅地造成用

6.水面埋立用

1.再生粗粒度アスコン

含んだ再生資材(製品)の利用量を

2.密粒度アスコン

(開粒度及び改質アスファルトコンクリートを含む)

7.ほ場整備(農地整備)

2.再生密粒度アスコン

(開粒度及び改質アスファルトコンクリートを含む)

記入してください。

3.細粒度アスコン

4.アスファルトモルタル

8.その他(具体的に記入)

3.再生細粒度アスコン

4.再生アスファルトモルタル

5.加熱アスファルト安定処理路盤材

砕石について

5.再生加熱アスファルト安定処理路盤材

土砂について

1.舗装の下層路盤材

土砂について

1.第一種建設発生土

2.第二種建設発生土

3.第三種建設発生土

2.舗装の上層路盤材

1.第一種建設発生土

2.第二種建設発生土

3.第三種建設発生土

4.第四種建設発生土

5.浚渫土

6.土質改良土

3.構造物の裏込材、基礎材

4.第四種建設発生土

5.浚渫土

6.土質改良土

7.建設汚泥改良土

8.再生コンクリート砂

4.その他(具体的に記入)

7.建設汚泥改良土

8.再生コンクリート砂

9.山砂、山土等の購入土、採取土

その他について(利用用途を具体的に記入)

9.山砂、山土等の購入土、採取土

砕石について

砕石について

1.クラッシャーラン

2.粒度調整砕石

3.鉱さい

4.単粒度砕石

1.再生クラッシャーラン

2.再生粒度調整砕石

3.鉱さい

5.ぐり石、割ぐり石

6.その他

4.その他

その他について(再生資材の名称を具体的に記入)

その他について(再生資材の名称を具体的に記入)

   建築・解体工事のみ

   右欄に記入して下さい

※再資源化施設に搬入した後、その施設で再資源化が終了

した日を記入して下さい。 また、その確認はマニフェストに

より行って下さい。

左記金額のうち建設廃棄物

の再資源化に要した費用※

年月

平成

1.工事概要

建 築 面 積

0,000

月日まで

再資源化等が完了した年月日

階㎡

日から

0,000

平成

合   計

構 造

工 事 名

月年

発注担当者チェック欄

請負金額

発 注 機 関 名

工事施工場所

再生資材の名称

住所コード

再生資材の供給元場所住所

表面

記入年月日

H.

使 途

再生資源

コード*9

階 数

平成

地上

㎡延 床 面 積

地下

担当者

工事責任者

TEL

()

会 社 所 在 地

TEL

FAX

調査票記入者

供給元

施工条件

再生資材の供給元施設、工事等の名称

種類

内容

コード*7コード*8

工 期

合   計

コード*5

小 分 類

分 類

コード*6

コンクリート

利 用 量(A)

主な利用用途

そ の 他 の 建 設 資 材その他

合   計

合   計

合   計

合   計

(再生資材

のみ記入)

土 砂

砕 石

アスファルト

建 設 資 材 (新材を含む)

再 生 資 材 の 供 給 元

工 事 概 要 等

施工条件の内容

注:コード*5~9は下記欄外のコード表より数字を選んでください。

特 定 建 設 資 材

合   計

混合物

木 材

コンクリート

及び鉄から

成る建設資

裏面にも御記入ください

注1:再生資材利用量について

※解体工事については、建築面積を御記入いただかなくても結構です。

利用率

*4

市 郡町

請 負 会 社 名

建設業許可 または

解体工事業登録

香 川 県

規 格

B/A×100

- 24 -

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68

様式2

再生資源利用促進計画書(実施書) -建設副産物搬出工事用-

(A3)

建築工事において、解体と新築工事を一体的に施工する場合は、解体分と

1.工事概要

表面(様式1)に必ずご記入下さい

新築分の数量を区分し、それぞれ別に様式を作成して下さい。

2.建設副産物搬出計画(実施)

現場内利用の欄には、発生量のうち、現場内で利用したものについて御記入ください。

コード*14(コード*13で「7.内陸処分場」を選択した場合のみ記入)

1. 山砂利等採取跡地

2.処分場の覆土

3.池沼等の水面埋立

4.谷地埋立5.農地受入6.その他

搬出先受入地

の種類の用途

コード

コード

(建設リサイクル法対象建設工事にあってはどちらかに○を

( 所 在 地 )

コード

コード

②+③+⑤

*10

*11

 再資源化等をした施設の名称)

付けて下さい

千百十一

*13

*14

(注2)

km

トン

トン

km

トン

トン

トン

トン

トン

km

トン

トン

トン

%km

トン

km

トン

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トン

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トン

%km

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トン

トン

km

トン

トン

%km

トン

km

トン

トン

km

トン

トン

%km

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

%km

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

%km

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

%km

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

%km

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

km

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

地山m3

コード*10

コード*11

コード*12

コード*13

1.路盤材

2.裏込材

1.焼却

2.脱水

施工条件について

3.埋戻し材

3.天日乾燥

1.A指定処分

4.その他(具体的に記入)

4.その他(具体的に記入)

(発注時に指定されたもの)

1.他の工事現場(内陸:公共、民間を含む)

6.最終処分場(海面処分場)

現場外搬出量④のうち、搬出先の種類

2.B指定処分(もしくは準指定処分)

2.再資源化施設(土質改良プラントを含む)

7.最終処分場(内陸処分場)

(コード*13)が1.~5.の合計

(発注時には指定されていないが、

3.有償売却(工事請負会社が建設副産物を売却し、

8.建設発生土ストックヤード(再利用工事未定)

発注後に設計変更し指定処分とされたもの)

代金を得た場合)

9.焼却施設・最終処分場へ持ち込むための中間

3. 自由処分

4.建設発生土ストックヤード(再利用工事が決まっている

処理施設

場合)

10.その他(具体的に記入)

5. 海面埋立事業(海岸、海浜事業含む)

0

=②+③+④

(%)

①利用促進量

③減量化量

区分

施工条件の

搬 出 先 場 所

住所コード

再生資源利用

裏面

公共 民間

建設発生木材

(木材が廃棄物

になったもの)

搬出先2

搬出先3

⑤再生資源

促 進 率

運搬距離

うち現場内

改良分

④現場外搬出量

搬出先3

うち現場内

内容

搬出先1

改良分

建設発生土

搬出先2

第 一 種

搬出先1

搬出先3

建第 二 種

搬出先1

建設発生土

搬出先2

設搬出先3

第 三 種

搬出先1

発建設発生土

搬出先2

生第 四 種

搬出先1

土公共 民間

公共 民間

建設発生土

搬出先2

搬出先3

合 計

搬出先1

搬出先2

浚 渫 土

注2:再生資源利用促進量について

再 生 資 源 利 用 促 進

(再生利用された場合)

最 終 処 分 場 ・ そ の 他

(処分された場合)

搬出先3

00

0

現 場 外 搬 出 に つ い て

公共 民間

搬出先2

コード*12

*4

減 量 化

搬 出 先 名 称

減量法

場外搬出時

建 設 副 産 物

現場内利用・減量

①発生量

(掘削等)

の 種 類

現 場 内 利 用

の性状

用途②利用量

特 定 建 設 資 材 廃 棄 物

コンクリート塊

アスファルト・

コンクリート塊

搬出先1

搬出先1

搬出先3

公共 民間

公共 民間

搬出先3

公共 民間

搬出先3

搬出先1

公共 民間

搬出先1

搬出先2

公共 民間

搬出先1

搬出先3

搬出先1

搬出先2

搬出先3

搬出先2

公共 民間

搬出先1

公共 民間

搬出先3

搬出先2

搬出先3

公共 民間

建 設 廃 棄 物

建設発生木材

(伐木材、除根材

など)

紙くず

建設混合廃棄物

建 設 汚 泥

廃プラスチック

金属くず

アスベスト

(飛散性)

その他の分別さ

れた廃棄物

搬出先3

公共 民間

搬出先1

公共 民間

搬出先2

搬出先3

搬出先1

搬出先2

公共 民間

公共 民間

搬出先3

搬出先2

搬出先1

搬出先2

公共 民間

搬出先2

公共 民間

公共 民間

公共 民間

公共 民間

公共 民間

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公共 民間

公共 民間

公共 民間

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公共 民間

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公共 民間

公共 民間

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4-16 その他

(1)現場代理人・主任技術者(監理技術者)資格者表及び有資格者一覧表を作成

し、あわせて資格証の写しを添付する。

*参考資料の「資格を必要とする主な作業内容」を参照のこと。

(2)その他、必要な事項について記載する。

・官公庁への手続き

・作業時間、休日

・地元住民へのPR方法等

【記載例】

その他

(1)現場代理人・主任技術者(監理技術者)資格者表

職名・資格 氏名 資格種別・番号 取得年月日経 歴

現場代理人 ○○○○ 1級土木施工管理技士 平成○年○月○日

( )号

主任技術者 ○○○○ 監理技術者資格 平成○年○月○日

( )号(監理技術者)

1級土木施工管理技士 平成○年○月○日

( )号

(2)有資格者一覧表

職名・資格 氏名 会社名 経験年数 資格種別・番号 取得年月日

地山掘削 ○○○○ ○○建設 5年 技能講習終了 平成○年○月○日

作業主任者 ( )号

土留支保工 ○○○○ △△建設 10年 技能講習終了 平成○年○月○日

作業主任者 ( )号

車両系 ○○○○ △△建設 10年 技能講習終了 平成○年○月○日

建設機械 ( )号

玉掛 ○○○○ △△建設 10年 技能講習終了 平成○年○月○日

( )号

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5.参考資料

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有資格作業主任者を必要とする主な作業内容

選任すべき作業内容 作業主任者名 選任を受ける資格を有する者

高圧室内作業 高圧室内作業主任者 高圧室内作業主任者免許取得者

アセチレン装置、ガス集合装

置によるガス圧接作業 ガス圧接作業主任者 ガス圧接作業主任者免許取得者

コンクリート破砕器作業 コンクリート破砕器作業主任者 コンクリート破砕器作業主任者

技能講習会修了者

地山掘削作業

(掘削面高2m以上)

地山の掘削作業主任者

地山の掘削作業主任者技能講習

修了者

土留支保工作業 土留支保工作業主任者 土留支保工作業主任者技能講習

修了者

ずい道等の掘削等の作業 ずい道等の掘削等作業主任者 ずい道等の掘削等作業主任者技

能講習修了者

ずい道等の覆工の作業 ずい道等の覆工作業主任者 ずい道等の覆工作業主任者技能

講習修了者

コンクリート造工作物の破壊

等の作業(5m以上工作物)

コンクリート造の工作物の解体

等作業主任者

コンクリート造の工作物の解体

等作業主任者技能講習終了者

型わく支保組立解体作業 型わく支保工の組立等作業主任

型わく支保工の組立等作業主任

者技能講習修了者

足場の組立解体作業 足場の組立等作業主任者 足場の組立等作業主任者技能講

習会終了者

酸素欠乏危険作業 酸素欠乏危険作業主任者 酸素欠乏危険作業主任者技能講

習会修了者

鉄骨の組立等作業 鉄骨の組立等作業主任者 鉄骨の組立等作業主任者技能講

習修了者

資格を要する主な作業

1.クレーン・デリック、移動式クレーン

2.玉掛

3.車両系建設機械

4.基礎工事用機械

5.車両系締め固め機械

6.車両系荷役運搬機械

7.建設用リフト巻上げ機

8.ゴンドラ

9.電気取扱い

10.軌道装置

11.火薬・発破

12.防火管理

13.アーク溶接

14.有機溶剤作業

15.粉じん作業

16.木造建築

17.はい作業

18.その他

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施工計画書チェックリスト

項 目 記 載 内 容 チェック

1)工事概要目 次2)実施工程表3)現場組織表4)主要機械5)主要資材6)施工方法7)施工管理8)緊急時の体制9)交通管理10)安全管理11)仮設備計画12)環境対策13)再生資源の利用促進14)その他

1)各項目ごとのページをいれる2)必要に応じてインデックスをいれる

1)工事番号1・工事概要2)工事名3)工事場所4)工期5)請負代金額6)発注者7)監督員名8)請負者(住所・代表者名・ )現場事務所住所 も記入するTEL TEL9)現場代理人10)主任技術者) ( )11 施工位置図の添付 広域図にプロットする五万分の一・二万分の一イ)現場事務所・資材置場等を記入

12)工事内容(工事数量一覧表をもとに作成)イ)工種別ロ)名称(種別)ハ)細別(規格・寸法)ニ)施工数量ホ)単位

) 、 、2・実施工程表 1 計画工程表は 各工種別について作業の始めと終わりがわかるネットワークバーチャート等で作成

2)表題(実施工程表等)3)工事番号4)工事名5)工事場所6)請負者名7)現場代理人名8)主任技術者名9)工種別にイ)工種(整地工等)ロ)種別(畦畔工等)ハ)細目( 種・ 種等)1 2ニ)単位(m等)ホ)数量ヘ)所要日数

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ト)月ごとの表示(4月・5月・6月等)10)工事日数11)工事進捗率がわかるように

1)現場組織表は、現場における組織の編成、命令系統、業務分担が分か3・現場組織表るように記載する。監理技術者・専門技術者・建設発生土現場管理者を置く工事については、それらを記載する。2)下請けがある場合は、下請分についても明記する。3)施工体系図の提出が必要な場合は添付する。

1)工事に使用する主要な機械について記入する。4・主要機械2)機械名3)規格・諸元4)台数5)使用工種7)使用時期(使用期間・月ごとに分かるように)6)保有区分(自社・下請・リース)8)指定機械(排対・低騒音・低振動)

1)工事に使用する指定材料及び主要資材について記載する。5・主要資材2)品名3)規格・寸法4)予定使用数量5)製造業者6)品質証明方法7)搬入時期8)県産品使用について

1)全体施工フローチャートの作成6・施工方法イ)各工種ごとの留意点・注意点を記入ロ)作業手順ハ)施工数量を記入ニ)簡単な作業手順を記入

2)次に各工種ごとの施工フローチャートの作成イ)施工方法の説明ロ)作業環境の記入ハ)作業条件等の記入ニ)制約条件等の記入ホ)関係機関との調整事項の記入へ)使用機械(規格)の記入ト)その他

3)分かり易く施工略図又は写真を用いて説明する。4)枠組足場を使用する場合の手すり先行工法の記入5)石綿製品の撤去を行う場合の作業計画の添付

1)施工管理計画については、設計図書(農業土木工事施工管理基準)等7・施工管理に基づき、その管理方法について記入する。

2)工程管理イ)管理手法

3)直接測定による出来型管理イ)工種ロ)項目(基準高v等)ハ)管理基準値(社内基準を定めている場合は社内基準も記入)ニ)規格値ホ)測定基準(測点)ヘ)管理方式(測定結果一覧表等)

4)撮影記録による出来型管理イ)工種

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ロ)撮影項目ハ)撮影基準ニ)撮影箇所・撮影数

5)品質管理イ)品質管理の「試験項目」について、品質管理計画表を作成する。a)工種区分(コンクリート、アスファルト等)b)試験(測定)項目c)試験方法( 等)JIS A 1210d)試験(測定)基準e)管理方法(結果一覧表等)f)撮影項目・回数

6)段階確認イ)段階確認の実施計画表を作成する。a)工種種別・細別b)確認時期(杭打込時等)c)予定時期

1)事故又は災害時の緊急事態発生時に対応できるよう、監督職員・関係8・緊急時の体制機関・請負者等への連絡体制図を作成する。イ)夜間・日祭日の連絡先を記入する

2)事故、災害発生時に即応できるように、災害対策組織を編成し記載する。

3)防災計画イ)作業の中止基準を定めるロ)災害発生のおそれがある場合の措置を講じるハ)緊急事態に即応できるよう、資材等を常に整備する

4)警戒体制イ)必要に応じて作業中における巡回体制の整備

1)工事に伴う交通処理及び交通対策について記載する9・交通管理2)工事用資材等の運搬路として、一般道路を使用するときの対策及び歩行者等第三者に対する対策イ)地域住民への工事の概要・安全対策の説明ロ)運搬時間の規定ハ)制限速度の規定ニ)保安施設設置計画

3)工事用資材・機械の輸送についてイ)輸送経路の明示ロ)輸送期間の明示ハ)輸送方法の明示

4)工事用道路の維持補修イ)運搬路の補修についてロ)清掃作業についてハ)防塵処理について

5)過積載防止対策イ)運搬業者に対する過積載防止の周知徹底ロ)使用する運搬車両の一覧ハ)積載量チェック方法

1)安全管理に必要なそれぞれの責任者や組織づくり、安全管理について10・安全管理の活動方針について記載するイ)安全管理組織表

a)責任者・管理者・作業主任者等の選任ロ)労働者の危険又は健康障害を防止するための対策

a)機械・器具等による危険防止b)掘削作業等から生ずる危険防止c)労働者の作業行動から生ずる災害を防止するための対策

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ハ)労働者の就業にあたっての対策a)安全衛生教育の方法b)就業制限に関する処置

ニ)第三者施設に対する安全対策a)家屋・道路・河川・鉄道・ガス・水道・電気・電話・地下埋設物・地下構造物等に近接して工事を行なう場合の処置

ホ)爆発及び火災防止対策a)爆発物等の危険物を備蓄し、使用する場合の処置b)使用人等の喫煙・火気使用の処置c)ガソリン・塗料等の可燃物を使用する場合の処置

へ)工事車両・重機類の事故防止対策ト)工事現場が隣接し又は同一場所において別途工事がある場合の対策

チ)労働基準監督署への届出リ)工事安全訓練の実施方法・頻度等ヌ)工事安全巡視の実施方法

1)設計図書に定められた設備やそのた主要な設備に関して、計画を記載11・仮設備計画するイ)仮設関係ロ)営繕関係

a)現場事務所(配置図)b)休憩所 (配置図)

ハ)その他

1)工事現場及び地域の生活環境の保全と、円滑な工事施工を計ることを12・環境対策目的とし、環境保全対策関係法令に準拠して、対策計画を記載する。イ)騒音振動対策

a)重機、車両の選択b)重機運転時の空ぶかし・車両の急発進・急停車による騒音c)重機・車両の待機時のエンジンの扱い

ロ)土壌・水質汚濁対策a)周辺環境対策b)油脂類の対策c)その他

ハ)ゴミ、ほこりの処理対策ニ)事業損失防止対策(家屋調査、地下水観測等)ホ)環境配慮対策

1)再生資源利用の促進に関する法律及び共通仕様書第1篇 (建設13・再生資源の利用 1-1-22副産物)等に基づき、記入するの促進イ)再生資源利用計画書ロ)再生資源利用促進計画書

1)その他重要な事項について、必要により記載する14・その他イ)有資格者一覧表(資格証写し、元請・下請)ロ)就業時間

a)作業時間b)休憩時間c)昼休み時間

ハ)休日についてa)週の休みについてb)月の休みc)休日のカレンダー(変則休日の場合)

ニ)官公庁への手続き(警察・市町村)ホ)地元住民へのPR方法

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