中小企業共通ediのエンジニアリング入門...2018/12/09  · 1. ediとは...

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中小企業共通EDIのエンジニアリング入門 v0.1 rev.3 ITカイゼン研究会D分科会 201711

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  • 中小企業共通EDIのエンジニアリング入門 v0.1 rev.3

    ITカイゼン研究会D分科会 2017年1月

    1

  • 1. EDIとは 1-1.EDIとは 1-2.EDIの定義 1-3.重要なポイント 1-4.EDIのメリット 1-5.EDIの変遷 1-6.データ交換の形態と通信プロトコル 1-7.EDI規約 1-8.日本のEDI発展の歴史

    2. 中小企業共通EDIとは

    2-1.中小企業共通EDIプラットフォームの普及エリア 2-2.社内業務システムと共通EDIプロバイダのプラットフォーム 2-3.社内業務システムと共通EDIプロバイダとのデータの流れ 2-4.社内業務システムと共通EDIプロバイダとの共通接続I/F仕様 2-5.共通EDIプロバイダの機能(必須機能、推奨機能) 2-6.中小企業共通EDIメッセージ仕様v3.1の業種別拡張版を実装準備 2-7.中小企業共通EDI規約 2-8.通信方式による分類 2-9.データ構造による分類

    目次

    2

  • 目次

    3

    3. 中小企業共通EDIの事例紹介 3-1.水インフラ業界の中小企業共通EDIのエンジニアリングフェーズ 3-2.水インフラ業界 試用実証実験フェーズの作業フロー 3-3.水インフラ業界 実用実証実験フェーズの作業フロー 3-4.水インフラ業界 初期実用導入フェーズ作業フロー(想定) 3-5.現状取引のヒアリング 3-6.紙帳票からのEDIデータ抽出とマッピング 3-7.層別化された企業のEDI支援

    参照資料

    水インフラ業界共通EDIの取り組み事例紹介(一枚資料) 中小企業共通EDIの普及施策(一枚資料) 中小企業共通EDIの紹介(一枚資料) 豊田商工会議所中小企業共通EDIの取り組み事例紹介(一枚資料) 中小企業共通EDIメッセージ仕様解説書(別冊) 中小企業共通EDIメッセージガイドライン(別冊) 中小企業共通EDI実装ガイドライン(別冊) 中小企業共通EDIメッセージ仕様v3.1 <中小企業共通EDIメッセージ辞書>(別冊) 企業間取引調査票<発注企業向け>(別冊) 企業間取引調査票<受注企業向け>(別冊)

  • 1.EDI とは

    1-3.重要なポイント 「コンピュータ間で直接接続」 「人手を介さず自動処理」 「標準化された方式を利用」

    1-1.EDIとは Electronic Data Interchange:電子データ交換 1-2.EDIの定義 平成元年通商産業省(現:経済産業省)電子機械相互運用環境整備委員会での定義

    異なる組織間で、取引きのためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約(可能な限り広く合意された各種規約)を用いて、コンピュータ(端末を含む)間で交換すること

    4

  • EDI とは

    1-4.EDIのメリット

    企業がやり取りする商取引情報を、人手を介さずに通信回線を経由して互いのコンピュータで直接処理できる

    ① 事務処理コストの低減 入力作業の工数削減 データ精度の向上 ペーパーレス化

    ② 顧客サービスの向上 リードタイムの短縮 データの信頼性向上 情報提供の改善(分析)

    納期回答 在庫情報 売れ筋情報

    ③ 企業ネットワークでの新規取引先の拡大

    5

  • ①レガシーEDI インターネットを利用したEDIが出現してからは、従来の専用線もしくは公衆回線を使ったEDIをレガシーEDIと称した。 高額の接続設備投資と煩雑な管理を必要とする多端末問題が発生した

    ②インターネットEDI

    通信回線に代わりインターネットを利用したEDI

    Web技術やEメールを活用したEDIの形態も出現した

    発注者ごとに異なるWEB画面へのログインに手間がかかる多画面問題が発生した。さらに発注者ごとのバラバラなフォーマットのEDIメッセージ提供であったためFAXより使いずらい

    EDI とは

    1-5.EDIの変遷

    6

  • EDI とは

    1-6.データ交換の形態と通信プロトコル 1980年初頭より利用されている「レガシーEDI]とインターネットの登場とともに生まれた「インターネットEDI]に大きく分けて考えるのが一般的

    レガシーEDI インターネットEDI

    全銀手順

    JCA手順

    全銀TCP/IP手順 [拡張Z手順]

    WebEDI 伝票入力型

    WebEDI ファイル転送型

    EmailEDI

    ファイル転送型 EDI

    RosettaNet

    ebXML MS

    EDIINT AS2

    JX手順

    ※レガシーEDIは全てファイル転送型

    HTTP(S)

    SFTP

    FTP

    OFTP2

    「DAL研修資料より」 7

  • EDI とは

    1-7.EDI規約

    業務連携

    業務情報

    情報表現

    電文搬送

    運用手順

    企業間の情報交換(EDI)は、企業間で合意した業務連携において、合意された業務情報

    を、合意された情報表現形式にて、合意された運用手順に従い、合意された電文搬送方式の上で行う。これを図で示すと下図の通りでEDIフレームワークと言う。

    実現

    文法化

    搬送

    関連付け

    関連付け

    実現

    実現

    レベル4 取引基本規約

    レベル3 業務運用規約

    レベル2 情報表現規約

    レベル1 情報伝達規約

    8

  • EDI とは

    ■各業界のEDI規約

    レベル 規約 内容 標準例

    第4レベル 取引基本規約 取引の法的有効性を確立するための契約書

    当事者間による個別契約 VAN業務一括契約

    第3レベル 業務運用規約 業務やシステムの運用に関する取り決め

    当事者間による取り決め JEITA/ECALG運用ルール 業界VAN統一運用規約

    第2レベル 情報表現規約 (ビジネスプロトコル)

    交換メッセージ(標準メッセージ)の内容や構成

    JEITA/ECALG,JPCA-BP 全銀協、UN/EDIFACT ANSI X.12 流通BMS,Rosettanet,CeS等

    標準メッセージの構文規則(シンタックスルール)

    CIIシンタックスルール UN/EDIFACT,ANSI X.12 XML等

    第1レベル 情報伝達規約 (通信プロトコル)

    通信回線の種類や通信プロトコルなどに関する取り決め

    JCA手順、全銀手順 FTP,全銀TCP/IP手順 JX手順、ebXML MS ,EDIINT AS2, SFTP等

    TCP/IP,BSC,HDLC 等

    電話網、ISDN、インターネット 9

  • EDI とは

    1-8.日本のEDI発展の歴史

    ■日本のEDI取り組み経過

    2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

    共通EDIシステム

    の原型を中企庁委託事業で作成

    ビジネスインフラ事業(情経課)で企業間取引問題

    を検討

    国の検討を基に、民間が国連CEFACT標準に準拠したシステムを限定的かつ試験的に運用

    共通EDIプロバイダの創出

    システム更新を機に

    共通EDIの導入を支援

    I

    S

    D

    N

    サービス終了

    国の施策

    10

  • EDI とは

    ■ITコーディネータ協会の取り組み経過

    「中小企業モノづくりの生産性向上に貢献する企業内・企業間データ連携手法」。 ITC協会内にデータ連携調査研究委員会を設置。(2009年度~)

    中小企業庁汎用EDI開発委託事業で採択された3社が委員会へ参加し、この3社で 中小企業共通EDI仕様策定に取り組み。

    中小製造業100社ヒアリング実施。(2009年度)

    紙注文書を入手して中小企業取引EDI化のための基礎データ分析

    国際標準に準拠した中小企業共通EDI実装仕様v1.0を策定(2012年度)

    調査研究、実証実験に参加し、中小企業共通EDI仕様拡張版の開発を継続。その結果を中小企業共通EDIメッセージ仕様v3.1へバージョンアップ。(2016年度)

    11

  • 2.中小企業共通EDI とは

    2-1.中小企業共通EDIプラットフォームの普及エリア EDI標準がない業界(水インフラ業界、製造業界、など) FAX取引している中小企業群 2020年廃止されるISDN利用のレガシーEDI企業

    12

    「中小企業共通EDIプラットフォーム」の定義 EDIソリューションが相互に連携してデータ交換を実現したときにはじめてユーザーへ適切なサービスが提供される。このような複数のEDIソリューションが相互に協力して中小企業共通EDIサービスを提供するITネットワーク基盤を呼ぶ。

  • 中小企業共通EDI とは

    ① 共通EDIプロバイダ間は接続共通通信と構造化された国際標準メッセージでデータをやり取りする (中小企業共通EDIプラットフォーム)

    ② 社内業務システムは共通EDIプロバイダとの共通接続I/Fをアプリケーション業

    務ソフトに実装しデータをやり取りする

    ① ①

    ② ②

    13

    2-2.社内業務システムと共通EDIプロバイダのプラットフォーム 「中小企業を支援する多様なサービスがつながることによって、中小企業であっても、ITを活用しデータを活用した経営を実施するための情報基盤」 FAXと同レベルの相互接続性を簡易に提供できる

    取引デジタルデータを自社業務システムへ、人手を介さずに簡易な取込み、取出しを可能とする

    中小企業の身の丈に合った費用負担で利用できる

  • 中小企業共通EDI とは

    2-3.社内業務システムと共通EDIプロバイダとのデータの流れ 既存の業界EDIと中小企業共通EDIはゲートウェイによる通信・EDIフォーマット変換でつながる

    受注企業がバラバラで受けていたEDIフォーマットを共通EDIプロバイダが受注企業が望むフォーマットに統一してデータを提供する

    (発注企業は現状のフォーマットのままでプロバイダへデータ提供する)

    14

  • 中小企業共通EDI とは

    2-4.社内業務システムと共通EDIプロバイダとの共通接続I/F仕様 (オンプレミス)

    ① 社内業務システムは「EDI送信ボタン」または「EDI受信ボタン」をクリックして連携I/FフォルダのCSVデータをエクスポートまたはインポートする。

    ② 共通EDIプロバイダは定期的に連携I/FフォルダのCSVデータを送信あるいは受信する

    ③ 共通EDIプロバイダは送信はCSV→XMLフォーマット変換、受信はXMLフォーマット→CSV変換する

    ① ①

    ② ②

    ③ ③

    15

  • 中小企業共通EDI とは

    2-5.共通EDIプロバイダの機能(必須機能、推奨機能)

    機能 内容

    中小企業共通EDIメッセージ仕様実装 中小企業共通EDIメッセージ仕様の実装

    シングルインターフェースによる ユーザー業務アプリとの接続機能

    ユーザー企業の業務アプリケーションとの間でシングルインターフェース接続によるEDIファイル交換サービス機能

    CSVファイルのEDIデータフォーマット 変換機能

    EDI送信者から受信したCSVファイルを国連CEFACT標準共通辞書準拠の中小企業共通EDIメッセージフォーマットに変換する。さらに中小企業共通EDIプロバイダは受信者が指定したフォーマットのCSVファイルに再変換して受信者の受信ボックスへ送信する。

    認証機能 ① ユーザーID、パスワードによる認証 ② 証明書を利用する認証

    振り分け機能 送信者の送信EDIデータファイルを送信者が指定した受信者へ振り分けて送信する機能

    送達確認 送信者が送信したEDIメッセージが受信者に到達したことを確認する次の送達確認機能

    EDIデータ保存機能 送信者から送信され受領確認されたEDIデータファイルを一定期間保存し、検索して確認できる機能

    添付ファイル機能 送信するEDIデータファイルに取引に付随する図面、仕様書などのファイルを添付して送達する機能

    EDIデータファイル新着連絡機能 送信者がEDIデータファイルを送信したことを受信者に連絡する機能

    発注者帳票の送達機能 発注者の帳票ファイルを受注者がダウンロードする機能。さらに汎用のプリンタで発注者帳票を自動印刷する機能

    EDIプロバイダ間接続機能 多プロバイダ問題の発生を防止するために中小企業共通EDIプロバイダは相互に接続してデータを転送するサービスを提供 16

  • 17

    中小企業共通EDIとは

    2-6.中小企業共通EDIメッセージ仕様v3.1の業種別拡張版を実装準備 ①中小企業基本仕様(コクヨ伝票程度) ②中小製造業拡張版仕様 ③中小商社購買拡張版仕様 ④プロジェクト取引拡張版仕様

  • 中小企業共通EDIとは

    中小企業共通EDIメッセージ情報モデル

    中小企業共通EDIメッセージ定義様式

    中小企業共通EDIメッセージ辞書 (エクセル)

    ■中小企業共通EDIメッセージ仕様V3.1の策定経緯(2009年~2016年)

    2009年全国ITC32名

    で95社製造業を中心にヒアリング調査を行った。

    売上3億円未満の会社が多い

    95社の発

    注先合計は12000社

    95社の毎

    月発注件数は30万件以上

    国連CEFACT標準とSIPS業界横断データ辞書フレームワーク

    18

  • 19

    中小企業共通EDIとは

    ■紙注文書の業務情報項目(BIE)とコア構成要素との関係 買い手・売り手から業務上のコンテキストを削除すると、属性が同じ取引当事者になる

  • 中小企業共通EDI とは

    2-7.中小企業共通EDI規約

    レベル 規約 内容 中小企業共通EDI プロバイダ

    標準例

    第4レベル 取引基本規約 取引の法的有効性を確立するための契約書

    当事者間による個別契約 当事者間による個別契約 VAN業務一括契約

    第3レベル 業務運用規約 業務やシステムの運用に関する取り決め

    当事者間による取り決め ITC協会認定ルール 中小企業共通EDIプラットフォーム実装ガイドライン

    当事者間による取り決め JEITA/ECALG運用ルール 業界VAN統一運用規約

    第2レベル 情報表現規約 (ビジネスプロトコル)

    交換メッセージ(標準メッセージ)の内容や構成

    国連/CEFACT標準 中小企業共通EDIメッセージ

    JEITA/ECALG,JPCA-BP 全銀協、UN/EDIFACT ANSI X.12 流通BMS,Rosettanet,CeS等

    標準メッセージの構文規則(シンタックスルール)

    国連/CEFACT XMLスキーマ CIIシンタックスルール UN/EDIFACT,ANSI X.12 XML等

    第1レベル 情報伝達規約 (通信プロトコル)

    通信回線の種類や通信プロトコルなどに関する取り決め

    ebXML MS2.0 ebXML MS3.0 AS2

    JCA手順、全銀手順 FTP,全銀TCP/IP手順 JX手順、ebXML MS ,EDIINT AS2, SFTP等

    TCP/IP TCP/IP,BSC,HDLC 等

    インターネット 電話網、ISDN、インターネット 20

  • 中小企業共通EDI とは

    2-8.通信方式による分類

    全銀・JCA 全銀TCP/IP RosettaNet ebXML MS EDIINT AS2 JX手順 OFTP2

    通信環境 BSC Point to Point

    TCP/IP Point to Point

    インターネット インターネット インターネット インターネット インターネット

    通信速度 公衆 2400BPS (INS9600~19200bps)

    9600bps~64bps

    制限なし 制限なし 制限なし 制限なし 制限なし

    伝送可能なデータ

    キャラクタ (JCA:漢字不可)

    主にキャラクタ(バイナリ可)

    すべてのデータ可

    すべてのデータ可

    すべてのデータ可

    すべてのデータ可

    すべてのデータ可

    Push/Pull Push/Pull Push/Pull Push Push Push Push/Pull Push/Pull

    レコード長 JCA:256B 全銀:2048B

    32KB 無制限 無制限 無制限 無制限 無制限

    添付データ 不可 不可 可 可 可 不可 不可

    セキュリティ(SSL)

    不可 原則不可 可 可 可 可 可

    業務規程 JCA:流通 全銀:金融

    全銀に準ずる 電子機器 半導体

    標準での取り決めは可

    無し 無し 無し

    「DAL研修資料より」

    21

  • 中小企業共通EDI とは

    2-9.データ構造による分類 一定のルール(シンタックスルール)のもとにデータを構造化して利用する

    構造化データ方式

    XML (電子部品業界、流通業界)

    CII標準 (石油化学業界、建設等)

    UN/EDIFACT (自動車業界)

    ANSI X.12 (米国)

    SGMLを起源としたHTMLに代表されるタグ付表現形式データであるXMLは、タグ

    でデータをコントロールできることから構造化データを容易に構築できるため、EDI

    への応用を大いに注目された。現在ebXMLとして国際標準が開発されており、すでに多方面で活用されている。

    XMLデータ例 01 04902106843603

    「DAL研修資料より」

    22

    国連/CEFACT XML (中小企業共通EDI)

  • 導入スタート時のユーザー数を絞った実用導入です。最初から一挙に 多数の企業へ同時に導入できませんので、まず少数企業で実導入の問題を洗い出し多数企業への導入手順を整備し、確立します。

    3.中小企業共通EDIの事例紹介

    試用実証実験 フェーズ

    実用実証実験 フェーズ

    初期実用導入 フェーズ

    本格実用導入 フェーズ

    ユーザーが中小企業共通EDIの利用が可能かをテストするフェーズです。 このテストにより、機能修正や情報項目追加の要否をチェックします。 修正の必要性が確認されたら、修正を加えて次のフェーズに進みます。

    実利用データを利用して実利用ユーザーへ共通EDIを導入し、 ユーザーが実利用して問題ないかの検証を行うフェーズです。

    多数の支援者が必要になりますので、事前に手順書を整備し、研修会などを実施して本番に備えなければなりません。

    23

    3-1.水インフラ業界の中小企業共通EDIのエンジニアリングフェーズ

  • 年度 フェーズ 実施内容 成果・期待効果

    2014 試用実証 実験

    中小製造業仕様メッセージを実装したEcoChange(グローバルワイズ社サービス)を使って発注企業4社と受注企業5社で、現状の紙取引データで注文・注文請けの不足項目の抽出と有効性の確認

    発注企業と受注企業のそれぞれの課題抽出とEDIの要求機能整理 1注文複数項番発注仕様を共通EDIのプロジェクト型取引として提案

    2015 実用実証 実験

    中小企業共通EDI実装仕様v2.0をWBCプラットフォームにプロトタイプを実装し、現場発注・購買発注・受注企業間で具体的な取引で実用の有効性を確認、受注企業のEDIデータを自社でつなぐIT支援を実施し、企業内連携の有効性を確認

    企業間での取引に有用であることの確認が出来た。企業内データ連携による効率化が図れることが確認出来た

    2016 開発 中小企業共通EDI実装仕様v3.0のEDIプロバイダ実装開発、EDI連携基盤開発及びスマホWEB開発等の実施

    普及を実施する為の準備 2社の導入実施

    2017 初期実用 導入

    中核企業を中心、発注企業・受注企業との取引について実用を展開する 企業内にIT担当が選任化されている企業を対象とする

    中核企業

    2018 本格実用 導入

    企業内にIT担当が選任化されていない企業を対象に普及展開を図る

    中小企業

    中小企業共通EDIの事例紹介

    ■水インフラ業界各フェーズの実施内容と成果

  • 試用実証実験のご提案

    紙帳票の入手

    現状取引のヒアリング

    中小企業共通E

    DI

    メッセージでの

    マッピング

    マッピング不可能な項目抽出

    国連辞書から新たに検索

    辞書になければS

    IPS

    へ提案

    紙帳票とメッセージの対応表を

    作成

    XSL

    帳票作成資料で参照

    試用実証実験アカウント取得

    試用実験企業のマッピング定義

    試用実証実験の手順書作成

    試用実証実験の事前打ち合わせ

    資料作成&打ち合わせ

    ツールの基本定義

    試用実証実験の報告書

    実用実証実験の企業選出

    実用実証実験のテーマ抽出

    SIP

    S

    の申請方法検討

    3-2.水インフラ業界 試用実証実験フェーズの作業フロー (発注企業4社:受注企業5社)

    試用実証実験の実施

    25

    中小企業共通EDIの事例紹介

    調査票

  • 実用実証実験のご提案

    受注企業の業務ヒアリング

    発注現場取引のヒアリング

    受注企業のE

    DI

    データ活用のR

    FP

    を作成

    受注企業のE

    DI

    受注模擬システム

    を開発

    WBC

    のフロント機能と

    Eco

    Change

    の役割分担を決定

    発注企業と受注企業の業務フ

    ロー作成

    受注企業のEDIデータの自動

    取り込みを検討

    実用実証実験の実施

    実用実証実験アカウント取得

    実用実験企業のマッピング定義

    実用実証実験の手順書作成

    実用実証実験の事前打ち合わせ

    資料作成&打ち合わせ

    ツールの基本定義

    実用実証実験の報告書

    初期導入E

    DI

    のテーマ抽出

    初期実用導入企業の選出

    3-3.水インフラ業界実用実証実験フェーズの作業フロー (現場仮発注1:発注企業1社:受注企業1社)

    26

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 3-4.水インフラ業界初期実用導入フェーズ作業フロー(想定) 作業フロー 発注・受注

    企業作業 支援GR 作業

    WBC開発 作業

    ITベンダ 作業

    ITC協会 作業

    1 プロジェクト管理企業の参加意思決定する

    2 発注企業の参加募集する

    募集要綱作成 募集内容説明

    調査票の提供

    3 受注企業の参加募集する

    募集要項作成 募集内容説明

    調査票の提供

    4 コンソーシアム参加企業の決定する

    発注企業5社

    受注企業15社

    5 参加企業へ1次ヒアリングする

    ヒアリング対応

    紙帳票提出

    取引状況ヒアリング ITインフラ状況ヒアリング

    紙帳票とメッセージのマッピング確認

    EDIデモシステムの提供

    6 参加企業のITインフラ状況から

    開発システムを決定する

    ITベンダ選定 EDI機能認定の業

    務アプリケーションン情報の提供

    7 プロジェクト

    システム仕様の作成

    仕様の確認 プロジェクトシステム仕様を作成

    システム仕様の確定内容を提示 27

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 作業フロー 発注・受注 企業作業

    支援GR 作業

    WBC開発 作業

    ITベンダ 作業

    ITC協会 作業

    8 参加企業へ2次ヒアリングする

    ヒアリング対応 取引状況ヒアリング ITインフラ状況ヒアリング

    紙帳票とメッセージのマッピング確認

    マッピングできない項目の検討とSIPSへの申請

    EDIデモシステム提供

    9 参加企業の業務フローを作成する

    業務紹介 発注企業と受注企業の取引業務フローを作成

    業務フロー作成ツールの提供

    10 WBCフロント機能検討&開発

    フロント機能検討 発注企業&受注企業のフロント機能開発

    11

    受注企業のEDI

    データ取り込み検討する

    各企業のEDIデータ取り込み手段を検討

    業務アプリケーション情報提供

    12 受注企業のEDI

    データ取り込みRFP作成する

    詳細業務紹介 20社RFP作成支援

    13 納品書・請求書の印刷機能の検討

    納品書・請求書の提供

    納品書・請求書の検討 印刷用PDFをツールで作成

    14 発注企業・受注企業のITシステム開発

    情報システム部門の開発

    20社全体進捗管理 WBCデー連携エンジンの開発

    業務アプリケーションのカスタマイズ

    データ連携エンジンパッケージの提供 28

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 作業フロー 発注・受注 企業作業

    支援GR 作業

    WBC開発 作業

    ITベンダ 作業

    ITC協会 作業

    15 初期実用導入企業のアカウントを取得する

    アカウント申請 企業コード発行

    アカウント発行

    16 EDIプロバイダの

    ツールで企業情報を定義する

    定義データ作成 各企業情報をツールで基本定義

    17 マッピングデータ作成 実用導入企業のマッピング定義

    18

    実用導入手順書を作成する

    実用導入手順書を各企業ごとに作成する

    19

    企業へ説明する 人員計画 各企業へ実用導入手順を説明

    20 数社ずつの実用導入試験を実施する

    人員配置 受注企業2社/週

    発注企業・受注企業20社の現場支援

    EDI解析のためのスタンバイ

    現場企業の試験 現場試験員の派遣

    21 初期実用導入の結果報告書をまとめる

    初期実用導入報告書の作成

    29

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 3-5.現状取引のヒアリング

    ① 取引に活用できるための調査のアイテム

    • 取引プロセスにどんな種類があるか?⇒取引プロセスのタイプの調査 • どんな紙帳票で取引を交換しているか?⇒帳票の種類と帳票フォーマットの調査 • 紙帳票に記載しているデータ項目は?⇒データ項目の種類の調査

    ② 普及するための条件を明確にするための調査アイテム

    • 企業規模/業種、業態 • 社内IT化レベル/IT人材のレベル • 現状の取引先数/取引データ量/データ交換手段 • 現状の企業間取引に関する問題意識の有無 • EDI利用料の許容範囲 • EDIメリットとして何を期待するか? • EDI普及に予測される阻害要因

    30

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 現状取引のヒアリング調査結果分析の在り方

    ① ヒアリング調査の内容について • 社内の情報システムの現状を調査 • バイヤーとして仕入先とデータ交換状況を調査 • サプライヤーとして販売先企業とのデータ交換の状況を調査 • 同一企業に対して1次ヒアリング、2次ヒアリングの直接訪問を実施

    ② 企業ヒアリング調査の狙い • 事前に「ヒアリング調査票」を書き込んでもらい、確認していくことによりあいまいな答えの

    選択を防ぐ • 実際に使用している帳票類をご提供いただき、本当に使っているデータから、取引におけ

    る業務フローの実態を明らかにする

    ③ 1次ヒアリング調査の着眼点 • 対象企業がどのような業界にいて、どのような立場(セットメーカーか?、1次・2次・3次~取引企業か?)を確認する

    • 企業内のシステム化の状況を業務プロセスごとに確認する

    ④ 2次ヒアリング調査の着眼点 • EDIに絞った質問を中心に調査票で確認する • EDIへなぜ移行できないかの阻害要因を探ること • 企業が期待する共通EDIとはどうあるべきかを論ずるためのデータを収集する

    31

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 包括委託 現場

    (複数社企業体)

    個別委託現場 (1社 企業)

    購買部門

    薬品商社

    発注書

    確定納入日

    自治体 顧客報告

    上司決裁 薬品 発注書

    月次 見積書

    薬品業者

    確定納入日

    発注書

    確定納期回答

    納品書

    年度 契約

    支払

    年度 契約

    薬品納入

    管理 台帳

    会計

    注文書

    請求書

    月次納入記録

    月次納入記録

    FAX FAX

    FAX FAX

    都度 月次

    月次

    EDI対象業務

    月締め請求書

    (現場事務所)

    月次納入記録

    月次納入記録

    32

    (O&M社) (薬品商社)

    物品 受領書

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 最終顧客 現場事務所 本社購買 薬品商社 薬品会社

    仮発注 仮受注

    発注 受注

    回答出 回答受

    回答出 回答受

    回答受 回答出

    注文

    出荷 受領

    検収受 検収出

    見積出 見積受

    検収 月次 検収

    発注 受注

    請求出 請求受 本社経理へ

    送り状

    月次、個別

    凡例

    製作 仕様書

    年次 契約 契約 契約

    手足委託 代行発注

    SPC 仮発注

    30件/月

    EDI W/F

    33

    受注情報

    購買情報

    購買回答

    受注回答

    月次見積

    月次受注

    月次請求

    検収

    出荷受 出荷

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 34

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 共通EDIプロバイダ

    発注企業 受注企業

    注文情報 アップロード マッピング

    注文請け情報 ダウンロード マッピング

    注文請け情報 アップロード マッピング

    注文情報 ダウンロード マッピング

    <注文情報、注文請け情報のマッピング定義>

    中小企業共通EDIの事例紹介

    A B C A B C

    A1 C1 B1 C B A CSV

    XML

    CSV

    XML

  • 36

    WBC情報項目マッピング表v2.1 2016-2-21

    WBC情報項目v2.0マッピング v3.0マッピング WBC情報項目 v2.0マッピング v3.0マッピング

    1 注文書no 注文書番号 → <同じ> 1 注文書no 注文書番号 → <同じ>

    2 発行日 注文書発行日 → <同じ> 2 発行日 注文書発行日 → <同じ>

    3 備考 注釈1 → (参照)注文書情報3 備考 注文回答注釈2 → (参照)注文書情報

    4 受注者コード<同じ> → <同じ> 4 受注者コード <同じ> → <同じ>

    5 受注者名称<同じ> → <同じ> 5 受注者名称 <同じ> → <同じ>

    6 受注者担当名<同じ> → <同じ> 6 受注者担当名 <同じ> → <同じ>

    7 TEL 受注者電話番号→ <同じ> 7 TEL 受注者電話番号 → <同じ>

    8 FAX 受注者FAX番号→ <同じ> 8 FAX 受注者FAX番号 → <同じ>

    9 発注者コード<同じ> → <同じ> 9 発注者コード <同じ> → <同じ>

    10 発注社名 <同じ> → <同じ> 10 発注社名 <同じ> → <同じ>

    11 発注部門名<同じ> → <同じ> 11 発注部門名 <同じ> → <同じ>

    12 発注担当者<同じ> → <同じ> 12 発注担当者 <同じ> → <同じ>

    13 発注者電話番号<同じ> → <同じ> 13 発注者電話番号 <同じ> → <同じ>

    14 発注者FAX番号<同じ> → <同じ> 14 発注者FAX番号 <同じ> → <同じ>

    15 行番号 <同じ> → <同じ> 15 行番号 <同じ> → <同じ>

    16 数量 <同じ> → <同じ> 16 数量 <同じ> → <同じ>

    17 単位 <同じ> → <同じ> 17 単位 <同じ> → <同じ>

    18 荷姿 <同じ> → <同じ> 18 荷姿 <同じ> → <同じ>

    19 要求納期 <同じ> → <同じ> 19 要求納期 <同じ> → <同じ>

    20 品名 <同じ> → <同じ> 20 品名 <同じ> → <同じ>

    21 特記事項 製品摘要 → <同じ> 21 特記事項 製品摘要 → <同じ>

    22 納入場所 明細納入先名称→ <同じ> 22 納入場所 明細納入先名称 → <同じ>

    23 注文書履歴番号<同じ> → <同じ> 23 注文書履歴番号 <同じ> → <同じ>

    24 注文明細番号明細注釈2 → (参照)注文明細番号24 注文明細番号 注文回答明細注釈2 → (参照)注文明細番号

    25 注文明細状態(新規・変更)明細注釈3 → (参照)注文明細状態区分コード25 注文明細状態(新規・変更)注文回答明細注釈3 → (参照)注文明細状態区分コード

    26 要求納期(時間)明細注釈4 → 納入時間 26 要求納期(時間) 注文回答明細注釈4 → 納入時間

    27 明細備考 明細注釈1 → <同じ> 27 明細備考 注文回答明細注釈6 → (参照)注文書明細情報

    28 回答日 <同じ> → <同じ>

    29 回答納入日 <同じ> → <同じ>

    30 注文回答履歴番号 <同じ> → <同じ>

    31 注文回答明細番号 注文明細番号 → 注文回答明細番号

    32 注文回答明細状態(新規・変更)注文明細状態区分コード→ 注文回答明細状態区分コード

    33 回答納入日(時間) 注文回答明細注釈5 → 回答納入時間

    34 回答欄(文字列) 注文明細回答理由区分コード→ <同じ>

    35 注文回答備考 注文回答注釈1 → <同じ>

    36 注文回答明細備考 注文回答明細注釈1 → <同じ>

    37 注文回答書No 注文回答書番号 → <同じ>

    注文情報ダウンロード 注文回答情報アップロード

  • 37

    3-6.紙帳票からのEDIデータ抽出とマッピング ■注文情報のケース

    中小企業共通EDIの事例紹介

    発注企業 社内業務システム

    注文CSVデータ

    注文CSVデータを注

    文送信マッピング定義項目により

    XMLデータへ変換

    構造化 ファイル

    受注企業 社内業務システム

    注文CSVデータ

    注文XMLデータを注

    文受注マッピング定義項目により

    CSVデータへ変換

    構造化 ファイル

    相手先認証 ファイル認証 送達確認

    CSVの順番

    マッピング 定義

    共通EDIプロバイダ

    共通EDIプロバイダ

  • 38

    中小企業共通EDIの事例紹介

    ■注文情報マッピング定義の手順概要

    紙注文書からEDI項目を 抽出しCSVデータ順番付け

    注文書のEDI項目を 中小企業共通EDI辞書項目に

    マッピング

    <中小企業共通EDIメッセージ辞書:メッセージBIE表>

  • ■注文情報マッピング定義の手順詳細

    発注企業 受注企業

    注文書

    注文書

    注文請け書

    <注文書・注文請け書の紙取引ケース>

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 手順1 <サンプル注文書でEDIデータを決定する>

    手順2 <共通EDIプロバイダに渡すCSVデータ順を決める>

    手順3 <注文情報の各CSVデータを中小企業共通EDIメッセージと注文情報マッピングする>

    手順4 <サンプル注文請け書でEDIデータを決定する>

    手順5 <同様にCSV順番と注文請け情報マッピングする>

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • ■注文書サンプル EDIデータの抽出とCSVデータ順の番号を記載する

    1 2

    CSV例 中小企業共通EDIの事例紹介

  • ■注文請け書 サンプル EDIデータの抽出とCSVデータ順の番号を記載する

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • <マッピングリストで注文情報マッピング定義(別冊)

    (注文情報アップロードメッセージ辞書)

    注文書No 1

    マッピング例

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • <マッピングリストで注文請情報マッピング定義(別冊)

    (注文請け情報アップロードメッセージ辞書)

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • 自社 システム

    WBCプラットフォーム (中小企業共通EDIプラットフォーム)

    発注企業

    発注企業

    発注企業

    発注企業

    EXCEL

    受注企業

    EXCEL

    会計PK

    受注企業

    EXCEL

    受注企業

    EXCEL パッケージ

    受注企業

    取引先企業 取引先企業

    自社 システム

    パッケージ

    45

    3-7.層別化された企業のEDI支援

    中小企業共通EDIの事例紹介

  • EXCEL

    受注企業

    EXCEL

    会計PK

    受注企業

    EXCEL

    取引先 取引先

    受注企業

    共通I/F

    会計PK

    受注企業

    共通I/F

    EDI付 簡易受注管理

    取引先 取引先

    EDI付 簡易受注管理

    EDI付 簡易購買管理

    46

    受注企業

    EDIプロバイダサービス 受注管理

    受注企業

    会計PK

    EDIプロバイダサービス 受注管理

    EDIプロバイダサービス 購買管理

    中小企業共通EDIの事例紹介

    ■EXCEL社内業務システムのEDI支援

  • 自社 システム

    受注企業

    受注企業

    EXCEL パッケージ 業務AP

    47

    自社 システム

    受注企業

    共通I/F

    受注企業

    パッケーシ 業務AP゙

    EDI機能

    共通I/F

    水インフラ業界共通EDIの取り組み事例紹介

    ■自社システム、市販パッケージ活用企業のEDI支援

  • 参照資料

    48

  • 水インフラ業界共通EDIの取り組み事例紹介

    維持管理アセットマネジメントサービス(WBC)に現場からの注文サービスを付加

    IoTプラットフォームにビジネスプラットフォーム(共通EDIプラットフォーム)を付加

    メタウォーター社の2014~2015年度経緯 ITコーディネータ協会

    http://tsunagu-it.com/trade/

    2014年度は中小企業製造仕様メッセージを使っての試用実証実験(発注企業4社、受注企業5社)で不足項目の抽出と有効性の確認

    2014年度は不足項目を抽出し中小プロジェクト取引メッセージを開発し国連CEFACTにSIPSから申請

    2015年度は中小企業共通EDI実装仕様v2.0をWBCに実装し具体的な取引でj実用実証実験で実用可能を確認し、受注企業のEDIデータを業務アプリケーションへの自動取り込みでEDI効果を確認

  • 水インフラ業界共通EDIの取り組み事例紹介

    2016年度以降は現場2か所の初期導入から始める

    WBCで企業間連携のEDI情報、計画情報、IoT情報を活用したデータ層の連携を具現化

    実用実証実験は発注企業の現場浄水場(事務所)から薬品商社がEDI仮注文を受け、薬品を供給する薬品会社に供給可能日を確認し、EDIで確定納期を現場事務所へ回答する。また本社購買から正式注文を薬品商社が受け受諾回答を薬品購買へEDIで回答する

    ⑤ ⑥

    受注企業の効果確認はEDIデータをWBCから自動で取り込み、受注管理・購買管理の業務アプリケーションと簡単に結びつけるインタフェースを開発(CSV)

    メタウォーター社の2014~2015年度経緯 ITコーディネータ協会

    http://tsunagu-it.com/trade/

  • 中小企業共通EDIの普及施策

    次世代EDI方式 中小企業共通EDはWEB-

    EDIの弱点を解消し、WEB-EDIやFAXの置き換えを可能とする次世代EDI方式

    中小企業共通EDI プラットフォーム 中小企業へEDIを普及するためには中小企業の紙取引を円滑に移行できる中小企業共通EDIサービスを利用できる中小企業共通EDIプラットフォームが必要

    FAXの方が使いやすい

    電話会社1社と契約すればどこへでもつながる

    低価格(中小企業の身の丈に合った価格で利用できる)

    FAXに勝てない理由

    業界固有/企業固有のEDI仕様がバラバラ

    現在のEDIは1:1の個別接続しかできない

    社内業務システムと簡単に接続できない

    FAXより高価格

    中小企業の層別化した 支援 受注企業がEDIデータを受け取っても自社内で活用できなければメリットが出ない。そのためには多様な中小企業を層別化した支援が必要になる

    ① ②

    ③ ④ ⑥ ⑧ FAXは次世代を担えない FAXは弱点がある 企業管理システムとつながらない

    紙帳票による証跡管理 中小企業取引に広がる

    FAX利用が中小企業業界全体の生産性低下の大きな要因

    FAXはインダストリー4.0/IoTや金流・商流連携の新しい流れに対応できない

    FAXに勝てるEDIを目指して

    中小企業共通EDI普及の課題 共通EDI接続業務アプリの提供

    アプリケーション業務ソフトと共通EDIプロバイダとの共通接続仕様を標準化し、アプリケーション業務ソフトに共通接続仕様を実装して実証実験

    成功事例の拡大 商工会議所における中小企業共通EDI導入事例の確立

    大企業の既存EDI更新時に中小企業共通EDI採用の働きかけ

    ⑤ ⑦ FAXに勝つためには 共通仕様・国際標準準拠が必要

    共通EDIプロバイダが必要。接続共通通信仕様が必要

    社内業務システムと共通EDIを間単に接続する連携共通仕様が必要

    利用者数の拡大が必要

    ITコーディネータ協会 http://tsunagu-it.com/trade/

  • 中小企業共通EDIの紹介

    中小企業共通EDIとは 中小企業共通EDIはWEB-

    EDIの弱点を解消し、WEB-EDIやFAXの置き換えを可能とする次世代EDI方式

    中小企業の商取引現状 ほとんどがFAX取引 受注企業は発注企業1社ごとにログインしなければならない。

    データをダウンロードしてもフォーマットはバラバラ

    中小企業共通EDIの狙い 国際標準に準拠したメッセージ(国連CEFACT)

    基本メッセージ辞書 中小企業共通EDI仕様メッセージ辞書

    自治体消耗品購買EDI仕様メッセージ辞書

    中小企業共通EDIの狙い 受注企業のシングルインタフェース

    共通EDIプロバイダがデータフォーマットを国際標準準に変換し受注企業が望むデータに並び替えて渡す

    社内業務システム(業務パッケージソフト)が共通EDIプロバイダからEDIデータを間単に取り込める共通接続I/Fを提供

    中小企業共通EDIの普及状況 導入事例 電機工事材料販売業界 食品工業 水インフラ業界 製造業

    実証実験事例 金融・商流EDI連携 航空機部品製造EDI 海外日系製造業EDI 商工会議所

    ① ②

    ③ ④ ⑥ ⑦ 発注企業のメリット 共通EDIプロバイダアウトソーシング

    安価な定額利用料 多様な受注者とシングル接続できる

    回答確認が可能 検収・支払へデータ連携できる

    バーコード付指定納品書の活用

    http://www.tsunagu-it.com/trade/

    受注企業のメリット PCブラウザ活用 定額利用料 プロバイダとソングル続で簡単

    自社形式で取り込み可 見積・受注から請求まで連携可

    ⑥ ⑦ 中小企業共通EDIでFAX取引が変わる 共通EDIプロバイダとの契約でどこでもつながる

    国際化が進む 中小企業のディジタル化が進む

    ITコーディネータ協会

  • 豊田商工会議所中小企業共通EDIの取り組み事例紹介

    豊田商工会議所は、会員中小企業に対して「中小企業スマート・ビジネス・プラットフォーム」を活用した「商工会議所モデル」の普及を実現する。更に、クラウドサービス推進機構及びITCA(ITコーディネータ協会)と連携して、日本商工会議所へも拡大する。

    ①豊田商工会議所プロジェクト

    小島プレス工業社の活動(抜粋) ITコーディネータ協会

    http://tsunagu-it.com/trade/

    ②現状の課題

    労働人口減対策をしないと、中小企業が大打撃を受ける。

    「IoT」は目的ではなく、手段となる。 「IoT」を実施する前に、やるべきことが山ほどある。

    大企業用の「IoT管理システム(MES:Manufacturing Execution System等)」はあるが、中小企業用の「IoT管理システム」が存在しない。

    受発注の電子化ができていないと、ものづくりのIoTが有効とならない。

    ③課題解決のための取り組み内容

    ④IVIの実証実験で分かったこと 豊田商工会議所の中小企業の受発注は、電話・FAX・メール等によるやり取り

    国内全体として人口減少に歯止めがかかっておらず、労働力不足となることは明確な見通し

    導入費用、導入のための知識、ITに関する知見を持つ

    社員がおらず、どこから手を付けていいのかわからない状態が続いている。

    異業種間連携による受発注による利便性等のメリットについて、理解する機会が非常に少ない。

    IoT活用の動きについていけていない。このまま従来のようにリアルに受注を待ち、個々に生産を行っているだけでは、どんなに技術力が高くても、市場競争から遅れていく恐れも高い。

    自動車製造業の生産性向上の基盤となっているEDIを自動車製造業以外の中小企業間でも導入するよう普及啓発を行う。

    EDIを導入し受発注に係る工数・人を大幅に削減し、その削減した工数・人を新たな製品・サービスの創出を目指すところに活用することで地域中核企業の創出を目指す。

    EDIを導入することのメリット、デメリットを学ぶ場をセミナー及び勉強会等で提供するとともに、豊田商工会議所内に相談窓口を設置し、ITコーディネーターを配置し、導入費用、導入後の活用方法含めて相談できる体制を整える。

    EDIが使える企業ネットワークを増加させることで中小企業間の連携や、他産業との受発注をスムーズにすることで新しいビジネスモデル構築のきっかけを作る。

    地域企業の間でも、IoTを活用した新たな企業間連携や、新たな製品・サービスの開発を急がせ、市場ニーズに応えた迅速な受発注をできるような、生産性の高い地域企業群を育てるため、場の提供を豊田商工会議所が担う。

  • 経済産業省2016年度「地域中核企業創出・支援事業」として、豊田商工会議所会員企業の調査・研究・EDI導入促進を行う。更には、自治体モデルとして豊田市へ拡大する

    ⑤今後の取り組み

    小島プレス工業社の活動(抜粋) ITコーディネータ協会

    http://tsunagu-it.com/trade/

    豊田商工会議所中小企業共通EDIの取り組み事例紹介