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調整池容量計算システム (Ver 2007A) マニュアル 平成 20 年 5 月

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調整池容量計算システム (Ver 2007A)

マニュアル

平成 20 年 5 月

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システムの更新・追加について

・平成 17 年 11 月 Ver2.0 リリース ・平成 18 年 3 月 小規模調整池の調節計算用パッチ追加 ・平成 19 年 3 月 Ver2007

改 良 項 目 内 容

① 対象行為面積の引き下げ 対象行為面積(開発面積)が 100m2までの小規模開発の

計算が可能となりました。

② 流入条件及び許容放流量の設定 これまで、対象降雨を設定し流出計算を実施することで

流入条件及び許容放流量を自動設定していましたが、直

接放流区や流域変更も対応できるよう流入条件及び許

容放流量をユーザー自ら設定することが可能となりま

した。

③ 浸透施設条件の追加 道路管理者への申請用に「道路路面雨水処理マニュアル

(案)独立行政法人土木研究所平成 17 年 6 月」に従っ

た浸透計算手法を追加しました。

※ただし、当マニュアルによる手法では、浸透トレン

チ・浸透マスについては 1つの施設にのみしか対応して

いないため、本システムにおいては「雨水浸透技術方針

(案)調査・計画編」P67 以降の浸透施設の統合化によ

る考え方を適用しております。

④ 浸透施設のみによる効果の算定 これまでは、浸透施設のみの効果を確認することができ

ませんでしたが、時系列の値およびグラフで確認するこ

とが可能となりました。

⑤ UI 及びマニュアルの修正 上記①~④の修正に伴い UI(ユーザーインタフェース)

及びマニュアルを修正しました。

・平成 20 年 5 月 Ver2007A

改 良 項 目 内 容

プログラムのバグの修正 プログラムのバグを修正し、浸透施設のみの調節計算が

できるようになりました。

(マニュアル P.67~P.70)

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目 次

1. 「調整池容量計算システム」の概要..........................1 1-1 システムの目的、利用用途 ........................................................................................2 1-2 本システムの適用範囲 ...............................................................................................3 1-3 関係法令.....................................................................................................................4 1-4 本マニュアルの構成...................................................................................................5

2. 「調整池容量計算システム」の準備........................6 2-1 インストール環境 ......................................................................................................7 2-2 インストール実行 ......................................................................................................8 2-3 確認事項(Microsoft Excelのセキュリティレベルの設定) .................................10

3. 「調整池容量計算システム」に必要なデータ ..................11 4. 「調整池容量計算システム」の基本操作...................18

4-1 初期画面...................................................................................................................19 4-2 新規にケースを設定する..........................................................................................21 4-3 行為前面積と行為後面積の入力(流出係数の設定)...............................................22 4-4 降雨データの入力(流出計算の実行) ....................................................................24 4-5 浸透能力の算出 ........................................................................................................27 4-6 調整池諸元データの入力・調節計算........................................................................32 4-7 システムの終了・自動保存機能 ...............................................................................37

5. 「調整池容量計算システム」 ユーザーズマニュアル ....38 5-1 初期画面...................................................................................................................39 5-2 ケースの設定、保存.................................................................................................41 5-3 メニューの説明 ........................................................................................................44 5-4 流出係数の算出 ........................................................................................................45 5-5 降雨データの入力(流出計算の実行) ....................................................................47 5-6 浸透能力の算出 ........................................................................................................53 5-7 調整池容量の概算 ....................................................................................................60 5-8 調節計算(自然調節方式) ......................................................................................61 5-9 調整池による調節計算(2段オリフィス) .............................................................71 5-10 調節計算(ポンプ) ...............................................................................................77 5-11 システムの終了・自動保存機能 .............................................................................84 5-12 システム画面遷移図 ...............................................................................................85 5-13 許可申請図書..........................................................................................................86

6. 用 語 集.............................................92 6-1 流出係数...................................................................................................................93 6-2 降雨強度の推移表 ....................................................................................................95 6-3 浸透施設計算時の影響係数 ......................................................................................96 6-4 道路管理者用の浸透計算........................................................................................101 6-5 矩形調整池 .............................................................................................................103 6-6 オリフィス .............................................................................................................104

7. Q&A / エラーメッセージ一覧............................105 7-1 Q&A .......................................................................................................................106 7-2 エラーメッセージ一覧 ...........................................................................................109

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1.「調整池容量計算システム」の概要

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2

1-1 システムの目的、利用用途 「調整池容量計算システム(以下、本システムと表記します)」は、特定都市河川浸水被害対策

法(平成 15 年法律第 77 号)の第 11 条に規定する技術的基準をふまえ、同法で指定する雨水浸

透阻害行為の許可に関する対策工事としての雨水貯留浸透施設が技術的基準を満足するか否かの

確認、またはどのような形状、性能の対策工事であれば技術的基準を満たすのかについての調整

池容量計算、を行うことが可能なシステムです。

本システムは、雨水貯留浸透施設としての調整池の規模容量、浸透施設の規模の算定に関して、

降雨、行為区域、土地利用等の諸要素を自在かつ容易に取り扱うことができ、パソコン(OS は

windows)で運用可能なものとしています。

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1-2 本システムの適用範囲 本システムは開発に伴う流出の増加分に対応する貯留浸透施設の必要対策量を算定し、申請者

により設定された貯留浸透施設容量が十分であるか否かを判断するものであり、エンドユーザは

開発許可者であるが、申請者も使用できるような簡易なシステムとなっています。そのため、複

雑な構造をした貯留浸透施設等の特異なケースには対応しておりません。 以下に本システムの適用範囲を示します。

項 目 適用範囲・条件

対象行為面積 100m2(0.01ha)~1,000,000m2(100ha)程度

対象降雨 想定最小降雨規模:0.5mm/hr 程度

対象エリア 開発エリアを複数のエリアに分割しての計算には対応してお

りません。

※開発エリアを複数のエリアに分割して計算を行いたい場合

は、分割エリアの個数分だけ調整容量計算を行い、個々の計算

結果を足し合わせてもらうことになります。

調整池の数及び構造 調整池の数:1 個

オリフィスの数:最大 2 個

ポンプの数:1 個

余水吐:非考慮

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1-3 関係法令 本システムに関係する法令等は以下の通りです。

○特定都市河川浸水被害対策法(平成 15 年法律第 77 号)

○特定都市河川浸水被害対策法施行令(平成 16 年政令第 168 号)

○特定都市河川浸水被害対策法施行規則(平成 16 年国土交通省令第 64 号)

○流出雨水量の最大値を算定する際に用いる土地利用形態ごとの流出係数を定める告示 (平成 16 年国土交通省告示第 521 号)

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1-4 本マニュアルの構成 このマニュアルは以下の内容で構成されています。

1.「調整池容量計算システム」の概要 1-1 システムの目的、利用用途 1-2 本システムの適用範囲 1-3 関係法令 1-4 本マニュアルの構成

2.「調整池容量計算システム」の準備 ~インストール方法~

2-1 インストール環境 2-2 インストール実行 2-3 確認事項(Microsoft Excel のセキュリティレベルの設定)

3.「調整池容量計算システム」に必要なデータ 4.「調整池容量計算システム」の基本操作

4-1 初期画面 4-2 新規ケースを設定する 4-3 行為前面積と行為後面積の入力(流出係数の算出) 4-4 降雨データの入力(流出計算の実行) 4-5 浸透施設能力の算出 4-6 調整値諸元データの入力・調節計算 4-7 システムの終了・自動保存機能

5.「調整池容量計算システム」ユーザーズマニュアル

5-1 初期画面 5-2 ケースの設定、保存 5-3 メニューの説明 5-4 流出係数の算出 5-5 降雨データの入力(流出計算の実行) 5-6 浸透施設能力の算出 5-7 調整池必要容量の概算 5-8 調整池による調節計算(自然調節方式) 5-9 調整池による調節計算(2 段オリフィス) 5-10 調整池による調節計算(ポンプ排水方式) 5-11 システムの終了・自動保存機能 5-12 システム画面遷移図 5-13 許可申請図書

6.用語集

6-1 流出係数 6-2 降雨強度の推移表 6-3 浸透施設計算時の影響係数 6-4 道路管理者用の浸透計算 6-5 矩形調整池 6-6 オリフィス

7.Q&A・エラーメッセージ一覧

7-1Q&A 7-2 エラーメッセージ一覧

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2.「調整池容量計算システム」の準備

~ インストール方法 ~

本システムを利用する為には、パソコンに本システムをインストール(システムが

作動するように、パソコンにプログラムファイルを保存・設定すること)をする必要

があります。

その方法・留意点について解説します。

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2-1 インストール環境

2.1.1 推奨利用環境

本システムの推奨利用環境は以下のとおりです。 【重要】 モニタ解像度が不足する場合は、画面の一部しか表示できないため「終了ボタン」が表示され

ず、システムが終了できなくなります。解像度を確保できないモニタでは本システムを使用しな

いでください。 また、使用 OS が Windows2000, XP などで、利用制限等がかけられているユーザの場合には、

本システムのインストールが実行できない場合があります。その場合は、Administrator(管理者)

権限でログインをした上でインストールを行なって下さい。一度インストールされれば、どのユ

ーザでも使用が可能となります。

2.1.2 必要なソフトウエア

本システムを動作させるには、以下のソフトウエアが必要になります。 あらかじめ確認の上、本システムのインストールを行ってください。

①OS ・・・・・・・・・・Windows98 Second Edition 以降

Windows2000 Service Pack4 以降

WindowsXP Service Pack1 以降

②CPU・・・・・・・・・・PentiumⅢ 450Mhz 以上

③モニタ解像度 ・・・・・800 × 600 以上

④ハードディスク ・・・・50MB 以上(インストール時の空き容量)

⑤メモリ ・・・・・・・・128MB 以上

Microsoft Excel 2000 以降・・・・・計算に用いる係数の入力および、グラフ表示・

許可申請図書の作成等に利用します。

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2-2 インストール実行 以下の手順で、本システムのインストールを実行してください。

■パソコンが立ち上がっている状態で他のアプリケーションを全て終了させます。 ■セットアップファイル「TYK2007ASetup.EXE」をダブルクリックします。又は、右クリック

で実行します。

インストーラが起動します。 ■左図の画面が表示されたら 「次へ」ボタンをクリックします。

本システムのプログラムを保存するインストールフォルダ

の選択画面が表示されます。 初期値は、「C:¥Program Files¥TYK2007A Sys」となって

います。 変更する場合は、「参照」ボタンをクリックし、インストー

ル先を指定してください。

インストールの確認画面が表示されます。 「次へ」ボタンをクリックすることで、インストールが開

始されます。

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ファイルのコピーが実行されます。 しばらくお待ちください。

左の画面が表示されればインストール完了です。 「完了」ボタンをクリックします。

デスクトップおよびスタートメニュ

ーにシステムのアイコンが自動的に

登録されます。スタートメニューには

本マニュアルも登録されます。 デスクトップ上のアイコン(左図A)

をダブルクリックすることにより「調

整池容量計算システム」が起動しま

す。

コンピュータの環境により、再起動が必要な場合が

あります。左図の画面が表示された場合は、再起動

をおこなってください。

A

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2-3 確認事項(Microsoft Excel のセキュリティレベルの設定) 2.1.2 で示したとおり、本システムはMicrosoft Excelを利用しています。 流入出量-時間関係グラフおよび、許可申請図書の作成に Excel マクロを利用していますので、

マクロのセキュリティを「中」に設定する必要があります。 ※セキュリティレベルを「高」に設定した場合は、マクロが実行できないため、それぞれの結果が作成されません。

セキュリティレベルの確認と設定方法を、以下に説明します。 ①Microsoft Excel を起動します。 ②マクロのセキュリティ設定画面を表示します。

③セキュリティレベルを確認・変更します。

メニューから「ツール(T)」 ↓

「マクロ(M)」 ↓

「セキュリティ(S)」

の順番で選択します。

セキュリティ画面が表示されます。 セキュリティを「中」に設定(左図 A)し、

「OK」ボタン(左図 B)をクリックしま

す。

A

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11

3. 「調整池容量計算システム」に必要なデータ

項 目 内容 対象行為 面積

土地利用形態ごとの行為前および行為後面積(参照○A)

対象降雨 対象地域の降雨強度(10 分間隔)(参照○B ) ※降雨については必ず”都道府県等により公示されている基準降雨”を使用し

てください。 行為後流入

量(必要に

応じて)

対象地域の行為後流入量(10 分間隔)(参照○C ) ※直接放流区や流域変更を行った場合に必要となります。

貯留浸透 施設諸元 (必要に応

じて)

<一般用>(参照○D ) 透水性舗装 :比浸透量、飽和透水係数、設置数量、体積、空隙率 浸透マス :比浸透量、飽和透水係数、設置数量、体積、空隙率 浸透トレンチ:比浸透量、飽和透水係数、設置数量、体積、空隙率 <道路管理者用>(参照○E ) 透水性舗装 :比浸透量算定定数、飽和透水係数、設置数量、体積、空隙率、

目係数、道路層厚、空気間隙率、水拘束率 浸透マス :比浸透量、飽和透水係数、設置数量、設計水頭、体積、空隙率

浸透トレンチ:比浸透量、飽和透水係数、設置数量、設計水頭、体積、空隙率

※「一般用」、「道路管理者用」のどちらか一方のみが必要となり、必要となる

データ形式も異なります。 調整池の 構造

調整池の水深/容量データ(H-V データ)(参照○F )

ポンプ規模 (必要に応

じて) 水深/ポンプ規模データ(H-Qデータ)(参照○G )

本システムを利用して調整池容量計算を行うためには、事前に以下のデータをそ

ろえておく必要があります。

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<行為面積>

土地利用の形態の細区分 流出係数行為前面積(ha)

行為後面積(ha)

- 0.0000 0.0000

宅地 0.90

池沼 1.00

水路 1.00

ため池 1.00

道路(法面を有しないもの) 0.90

道路(法面を有するもの)

鉄道線路(法面を有しないもの) 0.90

鉄道線路(法面を有するもの)

飛行場(法面を有しないもの) 0.90

飛行場(法面を有するもの)

不浸透性材料により舗装された土地(法面を除く)

0.95

不浸透性材料により覆われた法面 1.00

ゴルフ場(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る)

0.50

運動場その他これに類する施設(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る)

0.80

ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められた土地

0.50

山地 0.30

人工的に造成され植生に覆われた法面 0.40

林地、耕地、原野その他ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められていない土地

0.20

上記第1号から第3号に

掲げる土地以外の土地

宅地等以外の土地

宅地等に該当する土地

第2号

関 連

第1号関連

区分

第3号

関 連

A サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥Keisuu¥流出係数(サンプル).xls

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13

<対象降雨>

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

0 0-10 6 0-10 12 0-10 18 0-1010-20 10-20 10-20 10-2020-30 20-30 20-30 20-3030-40 30-40 30-40 30-4040-50 40-50 40-50 40-5050-60 50-60 50-60 50-60

1 0-10 7 0-10 13 0-10 19 0-1010-20 10-20 10-20 10-2020-30 20-30 20-30 20-3030-40 30-40 30-40 30-4040-50 40-50 40-50 40-5050-60 50-60 50-60 50-60

2 0-10 8 0-10 14 0-10 20 0-1010-20 10-20 10-20 10-2020-30 20-30 20-30 20-3030-40 30-40 30-40 30-4040-50 40-50 40-50 40-5050-60 50-60 50-60 50-60

3 0-10 9 0-10 15 0-10 21 0-1010-20 10-20 10-20 10-2020-30 20-30 20-30 20-3030-40 30-40 30-40 30-4040-50 40-50 40-50 40-5050-60 50-60 50-60 50-60

4 0-10 10 0-10 16 0-10 22 0-1010-20 10-20 10-20 10-2020-30 20-30 20-30 20-3030-40 30-40 30-40 30-4040-50 40-50 40-50 40-5050-60 50-60 50-60 50-60

5 0-10 11 0-10 17 0-10 23 0-1010-20 10-20 10-20 10-2020-30 20-30 20-30 20-3030-40 30-40 30-40 30-4040-50 40-50 40-50 40-5050-60 50-60 50-60 50-60

B サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥Kouu¥降雨強度(サンプル).xls

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14

<行為後流入量>

時刻 行為後流入量0:000:10 0.0000000:20 0.0007000:30 0.0007200:40 0.0007200:50 0.0007201:00 0.0007501:10 0.0007501:20 0.0007501:30 0.0007801:40 0.0007801:50 0.0007802:00 0.0008002:10 0.0008002:20 0.0008202:30 0.0008202:40 0.0008202:50 0.0008503:00 0.0008503:10 0.0008803:20 0.0008803:30 0.0009003:40 0.0009003:50 0.0009304:00 0.0009304:10 0.0009504:20 0.0009704:30 0.0009704:40 0.0010004:50 0.0010005:00 0.0010205:10 0.0010505:20 0.0010705:30 0.0010705:40 0.0011005:50 0.0011306:00 0.0011506:10 0.0011806:20 0.0012006:30 0.0012306:40 0.0012506:50 0.001280

・ ・ ・ ・ ・ ・

C サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥Ryunyu¥流入量定義ファイル(サンプル).Xls

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15

<浸透・貯留施設諸元(一般用)>

(1) (2) (3)内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 12 1.00 1.00 1.00 23 1.00 1.00 1.00 34 1.00 1.00 1.00 45 1.00 1.00 1.00 56 1.00 1.00 1.00 67 1.00 1.00 1.00 78 1.00 1.00 1.00 89 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

(1) (2) (3)内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 12 1.00 1.00 1.00 23 1.00 1.00 1.00 34 1.00 1.00 1.00 45 1.00 1.00 1.00 56 1.00 1.00 1.00 67 1.00 1.00 1.00 78 1.00 1.00 1.00 89 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

(1) (2) (3)内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 12 1.00 1.00 1.00 23 1.00 1.00 1.00 34 1.00 1.00 1.00 45 1.00 1.00 1.00 56 1.00 1.00 1.00 67 1.00 1.00 1.00 78 1.00 1.00 1.00 89 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

(1) (2) (3)内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 12 1.00 1.00 1.00 23 1.00 1.00 1.00 34 1.00 1.00 1.00 45 1.00 1.00 1.00 56 1.00 1.00 1.00 67 1.00 1.00 1.00 78 1.00 1.00 1.00 89 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

【その他】体積

(m3)

空隙率(%)

【浸透トレンチ】体積

(m3)

空隙率(%)

【透水性塗装】体積

(m3)

空隙率(%)

【浸透トレンチ】

体積

(m3)

空隙率(%)

【浸透マス】

影響係数単位設計浸透能(m3/hr/m)

設置数量(m)比浸透量(㎡)

飽和透水係数(m/hr)

【透水性舗装】影響係数

設置数量(㎡)

単位設計浸透能(m3/hr/㎡)

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

影響係数【浸透マス】

設置数量(個)

単位設計浸透能(m3/hr/個)

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

【その他】影響係数

設置数量(単位)

単位設計浸透能(m3/hr/単位)

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

D

(浸透施設諸元) (貯留施設諸元)

サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥Shinto¥浸透施設_一定量(サンプル).xls

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16

<浸透・貯留施設諸元(道路管理者用)>

透水性舗装

基本諸元

12.500

a 4.500

b 400.000

C1 18.000

C2 55.500

厚さ(mm)空気間隙率

(%)空気間隙率

との関係水拘束率

(%)水拘束量

(mm)貯留率

(%)

STEP2での貯留率

(%)

STEP2での貯留量(mm)

a b b' c a×c/100 d (=b+b') d-c a×(d-c)/100

50.0 20.0 -6.0 1.5 0.750 14.0 12.500 6.250

100.0 20.0 -6.0 1.5 1.500 14.0 12.500 12.500

150.0 20.0 -6.0 1.5 2.250 14.0 12.500 18.750

400.0 8.0 -3.0 0.5 2.000 5.0 4.500 18.000

700.0 - - - 6.500 - - 55.500

浸透マス・トレンチ

浸透能諸元 空隙貯留諸元

1.00 1.00 11.00 1.00 21.00 1.00 31.00 1.00 41.00 1.00 51.00 1.00 61.00 1.00 71.00 1.00 81.00 1.00 9

1.00 1.00 10

1.00 1.00 11.00 1.00 21.00 1.00 31.00 1.00 41.00 1.00 51.00 1.00 61.00 1.00 71.00 1.00 81.00 1.00 9

1.00 1.00 10

貯留量の合計(mm)

【浸透マス】

【浸透トレンチ】

貯留量(mm)

a×d/100

7.000

14.000

21.000

20.000

62.000

体積

(m3)空隙率(%)

体積

(m3)空隙率(%)

10

設計水頭(m)

影響係数

地下水位係数

目詰まり係数

6789

2345

単位設計浸透能(m3/hr/個)

単位設計浸透能(m3/hr/m)

【浸透マス】

1234567

影響係数

地下水位係数

目詰まり係数

設計水頭(m)

【浸透トレンチ】

8910

設置数量(個)

飽和透水係数(m/hr)

1

設置数量(m)比浸透量(㎡)

飽和透水係数(m/hr)

上層路盤での貯留率(%)

下層路盤での貯留率(%)

下層路盤厚(mm)

下層路盤での貯留量(mm)

比浸透量(㎡)

設置数量(舗装面積) (m2)

飽和透水係数 (m/hr)

比浸透量算定定数K=aH+b

目詰まり係数

下層路盤

合計

貯留率と水拘束率

関係式

表層

中間層・基層

上層路盤

E サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥Shinto¥浸透施設_貯留浸透(サンプル).xls

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17

<調整池の構造(水深/容量データ)>

No水深H(m)

容量

V(m3)

123456789

10

<ポンプの規模(水深/ポンプ規模データ)>

No水深H(m)

ポンプ規模

Q(m3/s)

123456789

10

F

G

サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥H-v¥水深-容量データ(サンプル).xls

サンプルデータ:(保存先フォルダ)¥TYK2007ASys¥Excel¥Pump¥水深-ポンプ規模データ(サンプル).xls

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18

4. 「調整池容量計算システム」の基本操作

・本章では対策工事のチェックを例として、調整池容量計算システムの基本的な使い方を説明します。

例として取り上げるケースは以下のような事例です。(この事例のデータはシステム内にケース名「サ

ンプルケース」として用意されています)

行為面積 0.1ha

行為前

土地利用

林地、耕地、原野その他ローラーその他これに類する建設機械を用

いて締め固められていない土地:0.1ha

行為後

土地利用 宅地:0.1ha

降雨強度 降雨強度表で与える (降雨強度(サンプル).xls)

浸透施設 なし/あり(一般用)

調整池 自然調節方式

調整池高 1m

池の

水深-容量

データ

底面積 50m2・計画高水位(HWL)1m の矩形池

(水深-容量データ(サンプル).xls)

・ プログラムを使用するにあたり、事前に以下のことを想定しておく必要があります。(詳細は 3 章に記

述してあります)

1) 行為前後の土地の集計

2) 想定している浸透施設の計算条件

・ 浸透機能:浸透マス(形状含む)、浸透トレンチ、浸透性舗装、空隙率

3) 想定している調整池の計算条件

・ 想定調整池の容量(H~V)

・ 調節形式:自然調整 or ポンプ調整(ポンプ規模)

・ オリフィス形式:円形、矩形、2 段

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19

4-1 初期画面

本システムでは、一連の計算処理を行う場合、検討ケース毎に条件ファイルや結果ファイルを管理す

るため、上記のような初期画面においてケース名を設定または選択した上でシステムが稼動することと

しています。本システムによる調整池の容量確認作業は以下の手順で行います。

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20

A

最初に本システムを起動した際には、「Excelパス設定」ボタンを押して、Excel.exe ファイルを指定してください。(1度この操作を行えば、Excel.exe のパスが自動保存されるため、2 回目以降に設定し直す必要はありません)(左図 A) Excel.exe ファイルが格納されているフォルダを移動し、Excel.exe ファイルを指定して下さい。(左図 B)

(Excel.exe ファイルは、一般的に「デスクトップ」-「マイコンピュータ」-「ローカルディスク(C:)」-「Program Files」フォルダ-「Microsoft Office」フォルダ-「OFFICE10 もしくはOFFICE11」フォルダ内にあります。)

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21

4-2 新規にケースを設定する

※検討ケース名に不適切な文字

No 文字 名称

1 [ 終わり大括弧,終わり角括弧

2 ] 始め大括弧,始め角括弧

3 / 斜線,スラッシュ

4 . 終止符,ピリオド

5 , コンマ

6 # 番号記号,井げた

7 ~ 波ダッシュ,チルダ

8 $ ドル記号

9 % パーセント

10 + 正符号,加算記号,プラス

11 & 論理和記号,アンパサンド

12 ! 感嘆符,エクスクラメーションマーク

13 ? 疑問符,クエスチョンマーク

14 > 不等号(より大),大なり記号

15 < 不等号(より小),小なり記号

16 = 等号,イコール

17 \ 円記号 (海外ではバックスラッシュ)

18 * 星印,アステリスク

19 : コロン

20 ; セミコロン

21 ^ キャレット,アクサンシルコンフレックス

22 | 縦線

23 ‘ 右一重引用符,アポストロフィー

24 “ 右二重引用符,ダブルクォーテーション

許認可対象の事例毎に、新たにケースを作成してください。 「新規追加」ボタンを押下します。 (左図 A) 「検討ケース名入力」画面が表示されます。 追加する検討ケース名を入力します。なお、検討ケース名に不適切な文字は、入力できません。(左図B) ここでは「サンプルケース」と入力してください。 検討ケース入力後、「登録」ボタン(左図 C)を押下することにより、検討ケースが登録され 、 検 討 画 面 ( ユ ー ザ ー ズ マ ニ ュ ア ル「5-3 メニューの説明」参照)が表示されます。

A

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22

4-3 行為前面積と行為後面積の入力(流出係数の設定)

「流出係数の設定」タブを選択します。 (左図 A) 左図の「エクセルファイルの選択」画面が表示されます。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下します。(左図 B) 該当する Excel ファイルを選択します。 ここでは、システム内に用意されている「流出係数(サンプル).xls」を選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 C) 「行為前面積(ha)」「行為後面積(ha)」をそれぞれ半角数字で入力します。(左図 D) 既に入力されている土地利用や値を変更しても構いません。ただし行為前後の面積が同じになるようにして下さい。 入力すると、行為前及び行為後の「流出計数算定結果」が自動計算されます。(左図 E)

E

C

A B

D

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23

ファイルを保存(左図 F)し Excel を閉じます。(左図 G) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 H)を押下し、該当するExcel ファイルを選択します。ここでは、先ほど編集した「流出係数(サンプル).xls」を選択してください。(左図 K) 行為前及び行為後の「流出係数」がシステムへ取り込まれます。(左図 I) ※流出係数設定結果を反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

Excel ファイルの設定が完了後、システム画面の「設定」ボタンを押下します。(左図 J) 左図のような確認メッセージが表示され、「はい」を選ぶと、「流出計算」画面に移動します。このとき、流出係数設定結果が自動的に反映されます。(左図 L)

H

I J

F

G

K

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24

4-4 降雨データの入力(流出計算の実行)

「流出計算」タブを選択します。(左図 A) 左図の「流出計算」画面が表示されます。 行為面積および行為前後の流出係数は、「流出係数の算出」結果が反映されていますが、申請図書記載値を直接入力することも可能です。 入力されている値が正しいかどうか確認してください。(左図 B) 降雨量の設定は、「降雨強度の推移表」を利用します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下します。(左図 C) 該当する Excel ファイルを選択します。 ここでは、システム内に用意されている「降雨強度(サンプル).xls」を選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 D) ※実際に申請内容の確認を行う場合は、対

象となる地域によって雨量表の値が異なります。都道府県知事等により公示されている「基準降雨」の値に変更してください。

降雨強度表が表示されます。(左図 E)

E

D

A

C

B

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25

ファイルを保存(左図 F)し Excel を閉じます。(左図 G) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 H)を押下し、該当するExcel ファイルを選択します。ここでは、先ほど編集した「降雨強度(サンプル).xls」を選択してください。(左図 I) ※降雨データ設定ファイルを変更、修正した

場合には、これを反映させるために必ず「参照」ボタン(左図 H)を押下して下さい。

F G

I

H

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26

K

J

「計算実行」ボタンを押下すると、流出計算が行われます。(左図 J) 計算結果として、行為前及び行為後の「ピーク流入量」が表示されます。(左図 K) 「流入量-時間関係結果表示」ボタン(左図L)を押下すると、流出計算結果が Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。(左図 M)

M

L

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27

4-5 浸透能力の算出

「浸透能力の算出」タブを選択します。 (左図A) 浸透施設条件を「浸透施設なし」、「浸透施設あり」、「浸透施設あり(貯留浸透モデル、道路管理者用)」より選択します。 (左図B、C、D) ※本システムでは、必ず B,C,D のいずれか

を選択して下さい。また、新規選択・選択変更した場合など、これらを次のステップに反映させるために、必ず「計算実行/再設定」ボタンを押下して下さい。

<浸透なしを選択した場合> 「浸透なし」を選択した場合(左図E)、「計算実行/再設定」ボタンを押下すると計算が実行されます。(左図F) ピーク流量の中の「浸透考慮後」、「浸透考慮前」に計算結果が表示されます。(左図G) 「浸透なし」を選択しているので、この場合は「浸透考慮前」と「浸透考慮後」で同じ値となります。

E F

A

D

C

B

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28

L

K

<浸透ありを選択した場合> 「浸透あり」を選択した場合(左図 H)、「エクセルファイル表示」ボタンを押下します。(左図 I) 該当する Excel ファイルを選択します。 ここでは、システム内に用意されている「浸透施_一定量(サンプル).xls」を選択してください。(左図 J) 浸透施設諸元として「浸透マス」「浸透トレンチ」「透水性舗装」「その他」について、「比浸透量、飽和透水係数」「設置数量」「影響係数」をそれぞれ入力します。(左図 K) また、空隙貯留がある場合は、空隙貯留量諸元として「体積」、「空隙率」をそれぞれ入力します。(ここに入力する体積は全数量に対する値です) 既に入力されている値を変更しても構いません。 入力した値に応じて「浸透施設能力算定結果」、「空隙貯留量算定結果」が自動計算されます。(左図 L)

J

I H

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29

ファイルを保存(左図 M)し、Excel を閉じます。(左図 N) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 O)を押下し、該当ファイルを選択します。(左図 P) ※浸透施設能力算定結果、空隙貯留量算

定結果を反映させるために、Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

Excel ファイルの設定後、システム画面の「計算実行/再設定」ボタンを押下します。(左図 Q)

O

M N

P

Q

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30

ピーク流量の中の「浸透考慮後」、「浸透考慮前」に計算結果が表示されます。(左図 R)※「浸透施設_一定量(サンプル)」には値が入っていないため「浸透考慮前」、「浸透考慮後」で同じ値が表示されます。 システム内に用意されている「浸透施設_一定量(サンプル値入り).xls」を選択すると(左図 S)、浸透を考慮した後の値が表示されます。(左図 T)

R

T

S

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31

「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、浸透能力の算出結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。(左図 U,V)

U

V

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32

4-6 調整池諸元データの入力・調節計算

「調節計算(自然調節方式)」タブを選択します。(左図 A) 「調節計算(自然調節方式)」画面が表示されます。 放流口形状(口径,管底位置)及び水深-容量データを設定します。(左図 B) まず水深-容量データを設定します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下します。(左図 C) 該当する Excel ファイルを選択します。 ここでは、システム内に用意されている「水深-容量データ(サンプル).xls」を選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 D) 水深-容量データを任意の値に修正できます。なお水深の最大値は、調整池の計画高水位(HWL)として下さい。(左図 E)

A

B

C

D

(=HWL)とする E

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33

ファイルを保存(左図 F)し、Excel を閉じます。(左図 G) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 H)を押下し、該当ファイルを選択します。「水深-容量データ」がシステムに取り込まれます。 ※水深-容量データを反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

次に放流口の形状を設定します。 口径と管底位置を入力してください。(左図I) 管底位置については、通常は池底に設けるので位置は 0 となります。 放流口の口径については、円管と矩形管から選択できます。円管の場合は直径を矩形管の場合は高さ、幅を入力してください。

H

I

F G

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34

「計算実行」ボタン(左図 J)を押下すると、調節計算が行われます。計算結果として、「最大放流量」「池内最大水深」「池内最大ボリューム」が表示されます。また、これらの結果に応じ、「総合評価」、「放流量評価」、「池の容量不足」も表示されます。(左図 K) 対策工事の申請確認を行う場合に、総合評価が「N.G」となった場合は、申請された対策では調節効果が不十分ということになります。「放流量評価」が許容放流量以下、「池の容量不足」が無となれば「総合評価」が「O.K」となり、申請内容通りで問題は無いことになります。 開発行為に対して必要な池の容量を調べる場合は、放流口形状や水深-容量関係を変化させて、総合評価が「O.K」となるまで繰り返してください。 「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、調節計算結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。 (左図 L,M)

J

K

L

M

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35

「許可申請図書の表示」ボタン(左図 N)を押下すると、許可申請図書用の参考資料画面が表示されます。(左図 P) 表示された参考資料は、このまま Excel のファイルとして保存可能です。保存された参考資料は Excel での編集・利用が可能です。 なお、この時、「マクロを有効にする」を選択してください。(左図 O)

N

O

P

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36

R

Q

「電子ファイルの保存」ボタンを押下すると、算出結果が任意の場所に保存されます。(左図 Q) 保存先のフォルダを指定します。(左図 R) ※フロッピーディスクでもかまいません。 保存したデータをエクスプローラで確認します。(左図 S) 選択したケース名のフォルダが作成されています。 ※保存したデータを他のコンピュータにコピ

ーすることで、再現計算を行うことができます。 コピーする際は、保存されたフォルダの中にある全てのファイルとフォルダを、システムがインストールされている\TYK2007A Sys フォルダ内の\Case フォルダにコピーしてください。

S

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37

4-7 システムの終了・自動保存機能

流出係数の算出や調整池による調節計算を行っている状態からシステムを終了させる場合は、画面右下の「戻る」ボタンを押下します。(左図 A) この操作により初期画面に戻ります。同時に計算中のデータがシステム内部に自動的に保存されます。流出係数の算出のみなど、途中までしか計算していなくてもその状態で保存されます。 従って、初期画面で同じケース(今回の場合は「サンプルケース」)を選択すると、続きの計算を行うことができます。 初期画面でシステムを終了させる場合は、画面右下の「システム終了」ボタン(左図 B)を押下してください。 システム終了確認メッセージが表示されます(左図 C)。ここで「はい」を選ぶとシステムが終了します。「いいえ」を選ぶと初期画面に戻ります。

A

B

C

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38

5. 「調整池容量計算システム」 ユーザーズマニュアル

・ プログラムを使用するにあたり、事前に以下のことを想定しておく必要があります。(詳細は 3 章に記

述してあります)

1) 行為前後の土地の集計

2) 想定している浸透施設の計算条件

・ 浸透機能:浸透マス(形状含む)、浸透トレンチ、浸透性舗装、空隙率

3) 想定している調整池の計算条件

・ 想定調整池の容量(H~V)

・ 調節形式:自然調節 or ポンプ調整(ポンプ規模)

・ オリフィス形式:円形、矩形、2 段

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5-1 初期画面

本システムでは、一連の計算処理を行う場合、検討ケース毎に条件ファイルや結果ファイルを管理するため、上記のような初期画面においてケース名を設定または選択した上でシステムが稼動することとしています。なお、本システムで具備する機能は以下のとおりです。

具備機能 概 要

①流出係数の算出 ・開発前後の土地利用別面積から(合成)流出係数を算出することができます。

②流出計算 ・合理式合成法により、行為前後のピーク流出量及び流入量-時間関係データを算出することができます。

③浸透能力の算出

・浸透能力は浸透トレンチ、浸透マス、透水性舗装を対象とし、概略諸元及び単位能力を入力することにより、浸透による流出抑制効果量を算出することができます。

・空隙貯留を考慮し、体積、空隙率を入力することで流出抑制効果量を算定することができます。

・なお、浸透能力の算出方法は「一定量を差し引く方法」と「貯留浸透モデルによる方法」の 2 種から選択できます。

④調整池容量の概算 ・矩形調整池を想定し、トライアル計算により概算の必要容量を算出することができます。

⑤調節計算 (自然調節方式)

・実際の調整池の水深-容量関係を入力することにより、設定調整池の効果量を算出することができます。

・浸透施設の浸透能力、空隙貯留量を入力することにより、浸透併用時の容量も算出できるようにすることができます。

⑥調節計算(2 段) ・2 段オリフィスによる調整池必要容量の概算を行うことができます。

⑦調節計算(ポンプ) ・ポンプ排水による調整池必要容量の概算を行うことができます。

⑧許可申請書の作成

・①~⑦の計算条件及び計算結果を、許可申請書の図書の一部用として一覧表示、印刷することができます。また、提示用の電子ファイル(Excel 形式)も保存作成することができます。

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40

A

最初に本システムを起動した際には、「Excelパス設定」ボタンを押して、Excel.exe ファイルを指定してください。(1度この操作を行えば、Excel.exe のパスが自動保存されるため、2 回目以降に設定し直す必要はありません)(左図 A) Excel.exe ファイルが格納されているフォルダを移動し、Excel.exe ファイルを指定して下さい。(左図 B)

(Excel.exe ファイルは、一般的に「デスクトップ」-「マイコンピュータ」-「ローカルディスク(C:)」-「Program Files」フォルダ-「Microsoft Office」フォルダ-「OFFICE10 もしくはOFFICE11」フォルダ内にあります。)

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41

5-2 ケースの設定、保存

5.2.1 ケースの新規追加

※検討ケース名に不適切な文字

A 「新規追加」ボタンを押下します。 (左図 A) 「検討ケース名入力」画面が表示されます。 追加する検討ケース名を入力します。なお、検討ケース名に不適切な文字は、入力できません。(左図B) 検討ケース入力後、「登録」ボタン(左図 C)を押下することにより、検討ケースが登録され、検討画面(「5-3 メニューの説明」を参照)が表示されます。

No 文字 名称

1 [ 終わり大括弧,終わり角括弧

2 ] 始め大括弧,始め角括弧

3 / 斜線,スラッシュ

4 . 終止符,ピリオド

5 , コンマ

6 # 番号記号,井げた

7 ~ 波ダッシュ,チルダ

8 $ ドル記号

9 % パーセント

10 + 正符号,加算記号,プラス

11 & 論理和記号,アンパサンド

12 ! 感嘆符,エクスクラメーションマーク

13 ? 疑問符,クエスチョンマーク

14 > 不等号(より大),大なり記号

15 < 不等号(より小),小なり記号

16 = 等号,イコール

17 \ 円記号 (海外ではバックスラッシュ)

18 * 星印,アステリスク

19 : コロン

20 ; セミコロン

21 ^ キャレット,アクサンシルコンフレックス

22 | 縦線

23 ‘ 右一重引用符,アポストロフィー

24 “ 右二重引用符,ダブルクォーテーション

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42

5.2.2 ケースの削除

削除するケースを選択し、「削除」ボタンを押下します。(左図 D) 確認メッセージが表示されるので、「はい」を押下することで、選択したケースが削除され、リストから消去されます。 ※「いいえ」ボタンをクリックすることで、削除処理が解除されます。

D

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43

5.2.3 電子ファイルの保存

「電子ファイルの保存」ボタンを押下すると、検討ケースにおけるデータを任意の場所に出力することができます。(左図 E) 保存先のフォルダを指定します。(左図 F) ※フロッピーディスクでもかまいません。 保存したデータをエクスプローラで確認します(左図 G)。選択したケース名のフォルダが作成されています。 ※保存したデータを他のコンピュータにコピ

ーすることで、再現計算を行うことができます。 コピーする際は、保存されたフォルダの中にある全てのファイルとフォルダを、システムがインストールされている\TYK2007A Sys フォルダ内の\Case フォルダにコピーしてください。

E

G

F

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44

5-3 メニューの説明

(1)流出係数の算出

流出係数の算出を行います。

「5-4流出係数の算出」を参照して下さい。

(2)流出計算

流出計算を行います。

「5-5降雨データの入力(流出計算の実行)」を参照して下さい。

(3)浸透能力の算出

浸透施設能力の算出を行います。

「5-6浸透能力の算出」を参照して下さい。

(4)調整池容量の概算

調整池必要ボリュームの概算を行います。

「5-7調整池容量の概算」を参照して下さい。

(5)調節計算(自然調節方式)

調整池による調節計算(自然調節方式)を行います。

「5-8調節計算(自然調節方式))」を参照して下さい。

(6)調節計算(2段オリフィス)

調整池による調節計算(自然調節方式、2段オリフィス)を行います。

「5-9調整池による調節計算(2段オリフィス)」を参照して下さい。

(7)調節計算(ポンプ)

調整池による調節計算(ポンプ排水方式)を行います。

「5-10調節計算(ポンプ)」を参照して下さい。

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)

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45

5-4 流出係数の算出

「流出係数の算出」タブを選択します。 (左図 A) 左図の「エクセルファイルの選択」画面が表示されます。 「エクセルファイル表示」ボタン(左図 B)を押下します。 ※「流出係数」の意味は用語集「6-1 流出係数」を参照してください 該当する Excel ファイルを選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 C) 「行為前面積(ha)」「行為後面積(ha)」をそれぞれ半角数字で入力します。(左図 D) 土地利用や面積を入力する場合は、行為前後の面積が同じになるようにして下さい。 告示外の流出係数を用いる場合は、表の際下段に追加してください(最大5種類まで)。※Q&A を参照してください 入力すると、行為前及び行為後の「流出計数算定結果」が自動計算されます。(左図 E)

A B

C

E

D

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46

ファイルを保存(左図 F)し Excel を閉じます(左図 G)。 このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 H)を押下し、該当するExcel ファイルを選択します。(左図 K) 行為前及び行為後の「流出係数」がシステムへ取り込まれます。(左図 I) ※流出係数設定結果を反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

Excel ファイルの設定が完了後、システム画面の「設定」ボタンを押下します。(左図J) 左図のような確認メッセージが表示され、「はい」を選ぶと、「流出計算」画面に移動します。このとき、流出係数設定結果が自動的に反映されます。(左図 L)

H

I J

K

F

G

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47

5-5 降雨データの入力(流出計算の実行)

「流出計算」タブを選択します。(左図 A) 左図の「流出計算」画面が表示されます。 <降雨強度の推移表を用いて流出計算を実施する場合> 行為面積および行為前後の流出係数は、「流出係数の算出」結果が反映されていますが、直接入力することも可能です。 入力されている値が正しいかどうか確認してください。(左図 B) 「エクセルファイル表示」ボタン(左図 C)を押下します。 該当する Excel ファイルを選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 D) ※実際に申請内容の確認を行う場合は、対

象となる地域によって雨量表の値が異なります。都道府県知事等により公示されている「基準降雨」の値に変更してください。

降雨強度表が表示されます。(左図 E)

E

A

C

B

D

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48

ファイルを保存(左図 F)し Excel を閉じます(左図 G)。 このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 H)を押下し、該当するExcel ファイルを選択します。(左図 I) ※降雨データ設定ファイルを変更、修正した

場合には、これを反映させるために必ず「参照」ボタン(左図 H)を押下して下さい。

F G

H

I

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49

「計算実行」ボタンを押下すると、流出計算が行われます。(左図 J) 計算結果として、行為前及び行為後の「ピーク流入量」が表示されます。(左図 K) 「流入量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、調節計算結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。 (左図 L,M)

M

J

K

L

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50

<既に計算された流出計算結果等を用いる場合> 本システムでは既に計算された流出計算結果等を用いて浸透施設計算、調整池計算を行うことも可能です。 既に計算された流出計算結果等を用いる場合は以下の手順に従ってください。 「流出計算結果の指定」を選択します。(左図 N) 「エクセルファイル表示」ボタン(左図 P)を押下します。 行為後流入量を入力する表が表示されます。(左図 Q) ※既に入力されている値を変更して使用してください。

N

O

P

Q

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51

ファイルを保存し(左図 R)Excel を閉じます。(左図 S) この時、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 T)を押下し、該当するExcel ファイルを選択します。(左図 U) ※流入量定義ファイルを変更、修正した場

合には、これを反映させるために必ず「参照」ボタン(左図 T)を押下して下さい。

R S

T

U

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52

許容放流量を入力します。(左図 V) 「ファイル選択」ボタン(左図 W)を押下すると計算結果として許容放流量、行為後のピーク流量が表示されます。(左図 X)

V

W

X

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53

5-6 浸透能力の算出

「浸透能力の算出」タブを選択します。 (左図A) 浸透施設条件を「浸透施設なし」、「浸透施設あり」、「浸透施設あり(貯留浸透モデル、道路管理者用)」より選択します。 (左図B、C、D) ※本システムでは、必ず B,C,D のいずれか

を選択して下さい。また、新規選択・選択変更した場合など、これらを次のステップに反映させるために、必ず「計算実行/再設定」ボタンを押下して下さい。

<浸透なしを選択した場合> 「浸透なし」を選択した場合(左図E)、「計算実行/再設定」ボタンを押下すると計算が実行されます。(左図F) ピーク流量の中の「浸透考慮後」、「浸透考慮前」に計算結果が表示されます。(左図G) 「浸透なし」を選択しているので、この場合は「浸透考慮前」と「浸透考慮後」で同じ値となります。

A

E F

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54

L

K

<浸透ありを選択した場合> 「浸透あり」を選択した場合(左図 H)、「エクセルファイル表示」ボタンを押下します。(左図 I) 該当する Excel ファイルを選択します。(左図J) 浸透施設諸元として「浸透マス」「浸透トレンチ」「透水性舗装」「その他」について、「比浸透量、飽和透水係数」「設置数量」「影響係数」をそれぞれ入力します。(左図 K) また、空隙貯留がある場合は、空隙貯留量諸元として「体積」、「空隙率」をそれぞれ入力します。(ここに入力する体積は全数量に対する値です) 既に入力されている値を変更しても構いません。 入力した値に応じて「浸透施設能力算定結果」、「空隙貯留量算定結果」が自動計算されます。(左図 L)

J

I H

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55

ファイルを保存(左図 M)し、Excel を閉じます。(左図 N) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 O)を押下し、該当ファイルを選択します。(左図 P) ※浸透施設能力算定結果、空隙貯留量算

定結果を反映させるために、Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

Excel ファイルの設定後、システム画面の「計算実行/再設定」ボタンを押下します。(左図 Q)

O

M N

P

Q

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56

ピーク流量の中の「浸透考慮後」、「浸透考慮前」に計算結果が表示されます。(左図 R) 浸透能を設定した Excel ファイルを選択すると浸透を考慮した後の値が表示されます。

R

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57

<浸透あり(貯留浸透モデル、道路管理者用)を選択した場合> 「浸透あり(貯留浸透モデル、道路管理者用)」を選択した場合(左図 U)、「エクセルファイル表示」ボタンを押下します。(左図 T) ※本メニューは道路管理者が浸水性舗装に

よる浸透計算を行うためのものです。一般向けの浸透施設設定 Excel ファイルとはファイル形式が異なるので注意して下さい。

該当する Excel ファイルを選択します。(左図U) 浸透施設諸元として「透水性舗装」については基本諸元「設置数量、飽和透水係数、比浸透量算定定数、目詰まり係数」、貯留率と水拘束率「道路の厚さ、空気間隙率、水拘束率」を入力します。(左図 V,W) 「浸透マス」「浸透トレンチ」について、「比浸透量、飽和透水係数」「設置数量」「設計水頭」「影響係数」をそれぞれ入力します。(左図 X) また、空隙貯留がある場合は、空隙貯留量諸元として「体積」、「空隙率」をそれぞれ入力します。(ここに入力する体積は全数量に対する値です)(左図 Y) 既に入力されている値を変更しても構いません。

T

S

U

V

W

X

Y

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58

ファイルを保存(左図 Z)し、Excel を閉じます。(左図 AA) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 AB)を押下し、該当ファイルを選択します。(左図 AC) ※浸透施設能力算定結果、空隙貯留量算

定結果を反映させるために、Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

Excel ファイルの設定後、システム画面の「計算実行/再設定」ボタンを押下します。(左図 AD)

Z AA

AB

AD

AC

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59

ピーク流量の中の「浸透考慮後」、「浸透考慮前」に計算結果が表示されます。(左図AE) 「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、浸透能力の算出結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。(左図 AF,AG)

AE

AF

AG

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60

5-7 調整池容量の概算

調整池容量の概算を行う場合は、以下の方法により計算して下さい。本タブで概算計算を行わずに 5-8 以降の調整池調節計算を行うことも可能です。 なお、ここでの調節方式は自然調節方式で放流口は円管となります。 「調整池容量の概算」タブを選択します。(左図 A) 「調整池容量の概算」画面が表示されます。 行為後ピーク流入量(浸透考慮後)および許容放流量(行為前ピーク流入量)は、「5-5 降雨データの入力(流出計算の実行)」で算出された値が表示されます。(左図 B,C) 浸透施設条件は、「5-6 浸透能力の算出」で設定した条件が選択されます。(左図 D) 調整池高を設定します。(左図 E) 実際に設置する池の構造を考慮して値を入力してください。入力された値は、本システムでは調整池の計画高水位(HWL)として扱われます。 「計算実行」ボタンを押下すると、調整池必要容量の概算が行われます。(左図F) 計算結果として、「必要容量」「オリフィス径」が表示されます。(左図 G)

C

A

B

D

F

E G

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61

5-8 調節計算(自然調節方式)

調整池構造を自然調節方式とする場合は、以下の方法により計算して下さい。 「調節計算(自然調節方式)」タブを選択します。(左図 A) 「調節計算(自然調節方式)」画面が表示されます。 行為後ピーク流入量および許容放流量(行為前ピーク流入量)は、「5-5 降雨データの入力(流出計算の実行)」で算出された値が表示されます。(左図 B,C) 浸透施設条件は、「5-6 浸透能力の算出」で設定した条件が表示されます。(左図 D) まず水深-容量データを設定します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下してください。(左図E) 該当する Excel ファイルを選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図F) 水深-容量データを任意の値に修正します。なお水深の最大値は、調整池の計画高水位(HWL)として下さい。(左図G) 「水深-容量データについて」ボタンを押下すると、作成方法(ガイダンス)画面が表示されます。(左図H)

A

B

C

D

G (=HWL)とする

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62

ファイルを保存し(左図I)、Excelを閉じます。(左図J) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図K)を押下し、該当ファイルを選択します。「水深-容量データ」がシステムに取り込まれます。 ※水深-容量データを反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

I J

K

L

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63

次に放流口の形状を設定します。 口径と管底位置を入力してください。 (左図 M) 管底位置については、通常は池底に設けるので位置は 0 となります。 放流口の口径については、円管と矩形管から選択できます。円管の場合は直径を矩形管の場合は高さ、幅を入力してください。 「計算実行」ボタンを押下すると、調節計算が行われます。(左図 N) 計算結果として、「最大放流量」「池内最大水深」「池内最大ボリューム」が表示されます。またこれらの結果に応じ、「総合評価」、「放流量評価」、「池の容量不足」も表示されます。(左図 O) 総合評価が「N.G」となった場合は、申請された対策では調節効果が不十分ということになります。 「放流量評価」が許容放流量以下、「池の容量不足」が無となれば総合評価が「O.K」となり、申請内容通りで問題は無いことになります。 開発行為に対して必要な池の容量を調べる場合は、放流口形状や水深-容量関係を変化させて、総合評価が「O.K」となるまで繰り返してください。 ※Q&A を参照してください

M

N

O

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64

「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、調節計算結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。 (左図 P,Q)

Q

P

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65

「許可申請図書」ボタン(左図 R)を押下すると、許可申請図書用の参考資料画面が表示されます。(左図 T) 表示された参考資料は、このまま Excel のファイルとして保存可能です。保存された参考資料は Excel での編集・利用が可能です。 なお、この時、「マクロを有効にする」を選択してください。(左図 S)

T

R

S

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66

「電子ファイルの保存」ボタンを押下すると、算出結果が任意の場所に保存されます。(左図 U) 保存先のフォルダを指定します。(左図 V) ※フロッピーディスクでもかまいません。 保存したデータをエクスプローラで確認します。(左図 W) 選択したケース名のフォルダが作成されています。 ※保存したデータを他のコンピュータにコピ

ーすることで、再現計算を行うことができます。 コピーする際は、保存されたフォルダの中にある全てのファイルとフォルダを、システムがインストールされている\TYK2007A Sys フォルダ内の\Case フォルダにコピーしてください。

W

U

V

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67

対策施設が浸透施設のみで調整池を設けない場合には、以下の手順で調節計算を実施して下さい。流入出量一時間関係結果表示、許可申請図書の表示等が行えます。 水深-容量データを設定します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下して下さい。(左図 X) 該当する Excel ファイルを選択します。ここでは、システム内に用意されている「水深-容量データ(サンプル_0m3).xls」を選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 Y) 水深 H=0.001(m)、容量 V=0.00(m3)が入力されていることを確認します。(左図 Z) ファイルを保存し(左図 AA)Excel を閉じます。(左図 AB)

X

Y

Z

AA AB

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68

「参照」ボタン(左図 AC)を押下し、該当ファイルを選択します。「水深-容量データ」がシステムに取り込まれます。 ※水深-容量データを反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下して下さい。

放流口の形状は変更の必要がありません。(「口径」、「管底位置」ともに 0 を入力して下さい。)(左図 AE) 「計算実行」ボタンを押下すると調節計算が行われ、計算結果の総合評価が「O.K」となります。 ※「最大放流量」、「池内最大水深」「池内最大ボリューム」は 0 と表示されます。

AC

AD

AE

AF

AG

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69

「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると調節計算結果が Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。(左図AH,AI)

AH

AI

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70

「許可申請図書」ボタン(左図AJ)を押下すると許可申請図書用の参考資料画面が表示されます。(左図 AL) 表示された参考資料はこのまま Excel ファイルとして保存可能です。保存された参考資料は Excel での編集・利用が可能です。 なおこの時「マクロを有効にする」を選択して下さい。(左図 AK)

AJ

AK

AL

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71

5-9 調整池による調節計算(2段オリフィス)

調整池構造を自然調節方式(2 段オリフィス)とする場合は、以下の方法により計算して下さい。 「調節計算(2 段)」タブを選択します。(左図A) 「調節計算(2 段オリフィス)」画面が表示されます。 行為後ピーク流入量(浸透考慮後)および許容放流量(計)(行為前ピーク流入量)は、「5-5 降雨データの入力(流出計算の実行)」で算出された値が表示されます。(左図 B,C)浸透施設条件は、「5-6 浸透能力の算出」のExcel で算出された値が表示されます。(左図 D) 許容放流量(上段)を設定すると、許容放流量(下段)が自動算定されます。(左図 C) 次に水深-容量データを設定します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下してください。(左図 E) 該当する Excel ファイルを選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 F) 水深-容量データを任意の値に修正します。なお水深の最大値は、調整池の計画高水位(HWL)として下さい。(左図 G) 「水深-容量データについて」ボタンを押下すると、作成方法(ガイダンス)画面が表示されます。(左図 H)

A

B

D

C

G (=HWL)とする

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72

ファイルを保存し(左図I)、Excelを閉じます。(左図 J) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 K)を押下し、該当ファイルを選択します(左図 L)。「水深-容量データ」がシステムに取り込まれます。 ※水深-容量データを反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

I J

K

L

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73

次に放流口の形状を設定します。 上下段オリフィスの放流口形状(口径,底高からの位置)を入力してください。(左図 M) 放流口の口径については、円管と矩形管から選択できます。円管の場合は直径を矩形管の場合は高さ、幅を入力してください。 管底位置については、下図の通り、池底からの距離を設定します。 「計算実行」ボタンを押下すると、調節計算が行われます。(左図 N) 計算結果として、「最大放流量(上段+下段)」「最大放流量(下段)」「池内最大水深」「池内最大ボリューム」が表示されます。またこれらの結果に応じ、「総合評価」、「放流量評価」、「池の容量不足」も表示されます。 (左図 O) 評価結果が「N.G」となった場合は、申請された対策では調節効果が不十分ということになります。 「放流量評価」が許容放流量以下、「池の容量不足」が無となれば総合評価が「O.K」となり、申請内容通りで問題は無いことになります。 開発行為に対して必要な池の容量を調べる場合は、放流口形状や水深-容量関係を変化させて、結果が O.K となるまで繰り返してください。

M

N

O

下段オリフィスの管底位置

上段オリフィスの管底位置

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74

「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、調節計算結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。 (左図 P,Q)

Q

P

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75

「許可申請図書」ボタン(左図 R)を押下すると、許可申請図書用の参考資料画面が表示されます。(左図 T) 表示された参考資料は、このまま Excel のファイルとして保存可能です。保存された参考資料は Excel での編集・利用が可能です。 なお、この時、「マクロを有効にする」を選択してください。(左図 S)

R

S

T

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76

「電子ファイルの保存」ボタンを押下すると、算出結果が任意の場所に保存されます。(左図 U) 保存先のフォルダを指定します。(左図 V) ※フロッピーディスクでもかまいません。 保存したデータをエクスプローラで確認します。(左図 W) 選択したケース名のフォルダが作成されています。 ※保存したデータを他のコンピュータにコピ

ーすることで、再現計算を行うことができます。 コピーする際は、保存されたフォルダの中にある全てのファイルとフォルダを、システムがインストールされている\TYK2007A Sys フォルダ内の\Case フォルダにコピーしてください。

U

V

W

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77

5-10 調節計算(ポンプ)

調整池構造をポンプとする場合は、以下の方法により計算して下さい。 「調節計算(ポンプ)」タブを選択します。 (左図 A) 「調節計算(ポンプ)」画面が表示されます。 行為後ピーク流入量(浸透考慮後)および許容放流量(行為前ピーク流入量)は、「5-5 降雨データの入力(流出計算の実行)」で算出された値が表示されます。(左図 B,C)浸透施設条件は、「5-6 浸透能力の算出」のExcel で算出された値が表示されます。 (左図 D) まず水深-容量データを設定します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下してください。(左図E) 該当する Excel ファイルを選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図F) 水深-容量データを任意の値に修正します。なお水深の最大値は、調整池の計画高水位(HWL)として下さい。(左図G) 「水深-容量データについて」ボタンを押下すると、作成方法(ガイダンス)画面が表示されます。(左図H)

A

D

B

E

C

G (=HWL)とする

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78

ファイルを保存し(左図I)、Excelを閉じます。(左図J) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図K)を押下し、該当ファイルを選択します。「水深-容量データ」がシステムに取り込まれます。(左図 L) ※水深-容量データを反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

I J

K

L

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79

次に水深-ポンプデータを設定します。 「エクセルファイル表示」ボタンを押下してください。(左図 M) 該当する Excel ファイルを選択し、「開く」ボタンを押下します。(左図 N) 水深-ポンプデータを任意の値に修正します。なお水深の最大値は、調整池の計画高水位(HWL)として下さい。(左図 O) 「水深-ポンプデータについて」ボタンを押下すると、作成方法(ガイダンス)画面が表示されます。(左図 P)

M

N

O (=HWL)とする

P

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80

ファイルを保存し(左図 Q)、Excel を閉じます。(左図 R) このとき、別のファイル名で保存しておけば変更したデータを別のケースの計算を行うときにも利用できます。 「参照」ボタン(左図 S)を押下し、該当ファイルを選択します。「水深-ポンプデータ」がシステムに取り込まれます。(左図 T) ※水深-ポンプデータを反映させるために、

Excel ファイルを修正した場合には必ず「参照」ボタンを押下してください。

Q R

S

T

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81

「計算実行」ボタンを押下すると、調節計算が行われます。(左図 U) 計算結果として、「最大放流量」「池内最大水深」「池内最大ボリューム」が表示されます。またこれらの結果に応じ、総合評価も表示されます。(左図 V) 総合評価が「N.G」となった場合は、申請された対策では調節効果が不十分ということになります。 「放流量評価」が許容放流量以下、「池の容量不足」が無となれば総合評価が「O.K」となり、申請内容通りで問題は無いことになります。 開発行為に対して必要な池の容量を調べる場合は、水深-容量関係や水深-容量関係を変化させて、総合評価が「O.K」となるまで繰り返してください。 「流入出量-時間関係結果表示」ボタンを押下すると、調節計算結果が、Excel ファイルとして一覧表及びグラフ表示されます。 (左図 W,X)

W

U

V

X

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82

「許可申請図書」ボタン(左図 Y)を押下すると、許可申請図書用の参考資料画面が表示されます。(左図 AA) 表示された参考資料は、このまま Excel のファイルとして保存可能です。保存された参考資料は Excel での編集・利用が可能です。 なお、この時、「マクロを有効にする」を選択してください。(左図 Z)

Z

Y

AA

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83

「電子ファイルの保存」ボタンを押下すると、算出結果が任意の場所に保存されます。(左図 AB) 保存先のフォルダを指定します。(左図 AC)※フロッピーディスクでもかまいません。 保存したデータをエクスプローラで確認します。(左図 AD) 選択したケース名のフォルダが作成されています。 ※保存したデータを他のコンピュータにコピ

ーすることで、再現計算を行うことができます。 コピーする際は、保存されたフォルダの中にある全てのファイルとフォルダを、システムがインストールされている\TYK2007A Sys フォルダ内の\Case フォルダにコピーしてください。

AD

AB

AC

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84

5-11 システムの終了・自動保存機能

流出係数の算出や調整池による調節計算を行っている状態からシステムを終了させる場合は、画面右下の「戻る」ボタンを押下します。(左図 A) この操作により初期画面に戻ります。同時に計算中のデータがシステム内部に自動的に保存されます。流出係数の算出のみなど、途中までしか計算していなくてもその状態で保存されます。 従って、初期画面で同じケースを選択すると、続きの計算を行うことができます。 初期画面でシステムを終了させる場合は、画面右下の「システム終了」ボタン(左図 B)を押下してください。 システム終了確認メッセージが表示されます(左図 C)。ここで「はい」を選ぶとシステムが終了します。「いいえ」を選ぶと初期画面に戻ります。

A

B

C

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85

5-12 システム画面遷移図

【水深-ポンプデータ Excel】

【流入量-時間関係結果表示】

ファイル保存

エクセル終了

【流出係数の算出】 【流出計算】 【浸透能力の算出】 【調整池容量の概算】 【調節計算(自然調節方式)】 【調節計算(2 段)】

【流出係数の算出 Excel】 【浸透施設能力の算出 Excel】【降雨強度の推移表 Excel】

① ③ ⑤

④ ⑥

【水深-容量データ Excel】 【水深-容量データ Excel】

エクセルファイル

表示

ファイル保存

エクセル終了

エクセルファイル

表示

エクセルファイル

表示 ファイル保存

エクセル終了

エクセルファイル

表示

ファイル保存

エクセル終了

【調節計算(ポンプ)】

エクセルファイル

表示

ファイル保存

エクセル終了

【水深-容量データ Excel】

エクセルファイル

表示

【流入出量-時間関係結果表示】 【流入出量-時間関係結果表示】 【許可申請図書】 【許可申請図書】

ファイル保存 エクセル終了

エクセルファイル

表示 エクセルファイル

表示 エクセル終了

エクセルファイル

表示 エクセル終了

ファイル保存 エクセル終了

エクセル終了

エクセルファイル

表示

エクセル終了

エクセル終了

エクセルファイル

表示

エクセル終了

【流入出量-時間関係結果表示】 【流入出量-時間関係結果表示】 【許可申請図書】

⑥エクセルファイル

表示

ファイル保存 エクセル終了

エクセルファイル

表示 エクセル終了

エクセルファイル

表示 ファイル保存

エクセル終了

【行為後流入量 Excel】

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86

5-13 許可申請図書 「許可申請表示」のボタンを押下すると「許可申請図書.xls」ファイルに計算条件、計算結果

に併せて許可申請図書のサンプルが作成されます。この資料をもとに、編集・貼り付け等を行う

ことにより許可申請を行うことが可能です。以下に許可申請資料のサンプルを示します。

1.行為区域の概要 

(※位置及び行為前後の土地利用区分のわかる平面図を添付すること)

行為区域位置 住所 : ○○市○○区○○町

行為面積 0.0000 (ha)

行為前後の土地利用区分

土地利用の形態の細区分 流出係数行為前面積(ha)

行為後面積(ha)

宅地 0.90 0.1000

池沼 1.00

水路 1.00

ため池 1.00

道路(法面を有しないもの) 0.90

道路(法面を有するもの)

鉄道線路(法面を有しないもの) 0.90

鉄道線路(法面を有するもの)

飛行場(法面を有しないもの) 0.90

飛行場(法面を有するもの)

不浸透性材料により舗装された土地(法面を除く)

0.95

不浸透性材料により覆われた法面 1.00

ゴルフ場(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る)

0.50

運動場その他これに類する施設(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る)

0.80

ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められた土地

0.50

山地 0.30

人工的に造成され植生に覆われた法面 0.40

林地、耕地、原野その他ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められていない土地

0.20 0.1000

0.1000 0.1000

0.200 0.900合成流出係数

宅地等以外の土地

第2号

関 連

第3号関連

上記第1号から

第3号に掲げる

土地以外の土地

そ  の  他

区分

宅地等に該当する土地

第1号関連

面積計

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87

2.使用降雨強度及びピーク流量

ピーク流入量(行為前) m3/sピーク流入量(行為後) m3/s

降雨強度の推移表  年  月  日

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

0 0-10 2.800 6 0-10 4.800 12 0-10 69.600 18 0-10 4.600

10-20 2.900 10-20 4.900 10-20 42.400 10-20 4.500

20-30 2.900 20-30 5.000 20-30 31.400 20-30 4.500

30-40 2.900 30-40 5.100 30-40 25.300 30-40 4.400

40-50 3.000 40-50 5.200 40-50 21.300 40-50 4.300

50-60 3.000 50-60 5.400 50-60 18.500 50-60 4.200

1 0-10 3.000 7 0-10 5.500 13 0-10 16.500 19 0-10 4.100

10-20 3.100 10-20 5.600 10-20 14.900 10-20 4.100

20-30 3.100 20-30 5.800 20-30 13.600 20-30 4.000

30-40 3.100 30-40 6.000 30-40 12.500 30-40 3.900

40-50 3.200 40-50 6.100 40-50 11.600 40-50 3.900

50-60 3.200 50-60 6.300 50-60 10.900 50-60 3.800

2 0-10 3.300 8 0-10 6.500 14 0-10 10.200 20 0-10 3.800

10-20 3.300 10-20 6.700 10-20 9.700 10-20 3.700

20-30 3.300 20-30 7.000 20-30 9.200 20-30 3.700

30-40 3.400 30-40 7.200 30-40 8.700 30-40 3.600

40-50 3.400 40-50 7.500 40-50 8.300 40-50 3.600

50-60 3.500 50-60 7.800 50-60 8.000 50-60 3.500

3 0-10 3.500 9 0-10 8.200 15 0-10 7.700 21 0-10 3.500

10-20 3.600 10-20 8.500 10-20 7.400 10-20 3.400

20-30 3.600 20-30 9.000 20-30 7.100 20-30 3.400

30-40 3.700 30-40 9.400 30-40 6.900 30-40 3.300

40-50 3.700 40-50 9.900 40-50 6.600 40-50 3.300

50-60 3.800 50-60 10.600 50-60 6.400 50-60 3.200

4 0-10 3.900 10 0-10 11.200 16 0-10 6.200 22 0-10 3.200

10-20 3.900 10-20 12.100 10-20 6.000 10-20 3.200

20-30 4.000 20-30 13.000 20-30 5.900 20-30 3.100

30-40 4.000 30-40 14.200 30-40 5.700 30-40 3.100

40-50 4.100 40-50 15.600 40-50 5.600 40-50 3.100

50-60 4.200 50-60 17.400 50-60 5.400 50-60 3.000

5 0-10 4.300 11 0-10 19.800 17 0-10 5.300 23 0-10 3.000

10-20 4.300 10-20 23.100 10-20 5.200 10-20 3.000

20-30 4.400 20-30 27.900 20-30 5.100 20-30 2.900

30-40 4.500 30-40 35.900 30-40 4.900 30-40 2.900

40-50 4.600 40-50 52.200 40-50 4.800 40-50 2.900

50-60 4.700 50-60 116.000 50-60 4.700 50-60 2.800

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88

3.流出抑制施設諸元(ポンプ排水) (※流出抑制施設の配置位置(平面図)、構造諸元のわかる図面を添付すること)

調整池諸元 ポンプ諸元H V H Q

0.000 0.00 0.000 0.000000.200 10.00 0.300 0.000000.400 20.00 0.400 0.006000.600 30.00 1.000 0.006000.800 40.001.000 50.00

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89

3.流出抑制施設諸元浸透施設諸元 空隙貯留量諸元

浸透能力 0.002594 m3/s 空隙貯留量 0.000 m3/s

(1) (2) (3)

内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 1

2 1.00 1.00 1.00 2

3 1.00 1.00 1.00 3

4 1.00 1.00 1.00 4

5 1.00 1.00 1.00 5

6 1.00 1.00 1.00 6

7 1.00 1.00 1.00 7

8 1.00 1.00 1.00 8

9 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

(1) (2) (3)

内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 1

2 1.00 1.00 1.00 2

3 1.00 1.00 1.00 3

4 1.00 1.00 1.00 4

5 1.00 1.00 1.00 5

6 1.00 1.00 1.00 6

7 1.00 1.00 1.00 7

8 1.00 1.00 1.00 8

9 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

(1) (2) (3)

内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.297 0.01 1000 1.00 1.00 1.00 1

2 1.00 1.00 1.00 2

3 1.00 1.00 1.00 3

4 1.00 1.00 1.00 4

5 1.00 1.00 1.00 5

6 1.00 1.00 1.00 6

7 1.00 1.00 1.00 7

8 1.00 1.00 1.00 8

9 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

(1) (2) (3)内容(1) 内容(2) 内容(3)

1 1.00 1.00 1.00 1

2 1.00 1.00 1.00 2

3 1.00 1.00 1.00 3

4 1.00 1.00 1.00 4

5 1.00 1.00 1.00 5

6 1.00 1.00 1.00 6

7 1.00 1.00 1.00 7

8 1.00 1.00 1.00 8

9 1.00 1.00 1.00 9

10 1.00 1.00 1.00 10

【透水性塗装】体積

(m3)

空隙率(%)

【その他】体積

(m3)空隙率(%)

【浸透マス】体積

(m3)

空隙率(%)

【浸透トレンチ】体積

(m3)

空隙率(%)

【その他】単位設計浸透能(m3/hr/単

設置数量(単位)

影響係数

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

【浸透マス】

単位設計浸透能(m3/hr/個)設置数量

(個)

影響係数

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

【浸透トレンチ】

単位設計浸透能(m3/hr/m)設置数量

(m)

影響係数

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

【透水性舗装】

単位設計浸透能(m3/hr/㎡)設置数量

(㎡)

影響係数

比浸透量(㎡)飽和透水係数

(m/hr)

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90

基本諸元

0.000

a 0.000

b 0.000

C1 0.000

C2 0.000

厚さ(mm)空気間隙率

(%)空気間隙率

との関係水拘束率

(%)水拘束量

(mm)貯留率

(%)

STEP2での貯留率

(%)

STEP2での貯留量(mm)

a b b' c a×c/100 d (=b+b') d-c a×(d-c)/100

0.000 0.0 0.000 0.000

0.000 0.0 0.000 0.000

0.000 0.0 0.000 0.000

0.000 0.0 0.000 0.000

0.0 - - - 0.000 - - 0.000

浸透マス・トレンチ

浸透能諸元 空隙貯留諸元

1.00 1.00 11.00 1.00 21.00 1.00 31.00 1.00 41.00 1.00 51.00 1.00 61.00 1.00 71.00 1.00 81.00 1.00 9

1.00 1.00 10

1.00 1.00 11.00 1.00 21.00 1.00 31.00 1.00 41.00 1.00 51.00 1.00 61.00 1.00 71.00 1.00 81.00 1.00 9

1.00 1.00 10

統合諸元0.00

0.000

0.000

貯留量の合計(mm)

【浸透マス】

【浸透トレンチ】

貯留量(mm)

a×d/100

0.000

0.000

0.000

0.000

0.000

体積

(m3)

空隙率(%)

平均設計水頭(m)

体積

(m3)

空隙率(%)

10

設計水頭(m)

影響係数

地下水位係数

目詰まり係数

6789

2345

単位設計浸透能(m3/hr/

単位設計浸透能(m3/hr

【浸透マス】

1234567

影響係数

地下水位係数

目詰まり係数

設計水頭(m)

【浸透トレンチ】

8910

設計空隙貯留量(m3)

設置数量(個)

飽和透水係数(m/hr)

1

設置数量(m)比浸透量(㎡)

飽和透水係数(m/hr)

設計浸透能(m3/hr)

上層路盤での貯留率(%)

下層路盤での貯留率(%)

下層路盤厚(mm)

下層路盤での貯留量(mm)

比浸透量(㎡)

設置数量(舗装面積) (m2)

飽和透水係数 (m/hr)

比浸透量算定定数K=aH+b

目詰まり係数

下層路盤

合計

貯留率と水拘束率

関係式

表層

中間層・基層

上層路盤

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91

3.流出抑制施設諸元調節計算結果

最大流入量(行為後)0.026406 m3/s

最大放流量 0.006000 m3/s < 許容放流量 0.006444 m3/s

水位・流量ハイドログラフ

0.000000

0.005000

0.010000

0.015000

0.020000

0.025000

0.030000

0.035000

0:1

00:4

01:1

01:4

02:1

02:4

03:1

03:4

04:1

04:4

05:1

05:4

06:1

06:4

07:1

07:4

08:1

08:4

09:1

09:4

010:1

010:4

011:1

011:4

012:1

012:4

013:1

013:4

014:1

014:4

015:1

015:4

016:1

016:4

017:1

017:4

018:1

018:4

019:1

019:4

020:1

020:4

021:1

021:4

022:1

022:4

023:1

023:4

0

時間

流量

(m3/s)

0.0

0.1

0.2

0.3

0.4

0.5

0.6

0.7

0.8

調整

池水

位(m

)

行為後流入量

浸透考慮後流入量

調節後放流量

許容放流量

調整池水位

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92

6. 用 語 集

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93

6-1 流出係数 合理式(主に小流域からのピーク流出量を求める際に用いられる式)の係数であり、一般的に f

で表します。特定都市河川浸水被害対策法では、同法施行規則第 10 条において、雨水浸透阻害行

為を行う前後の対象区域からの雨水流出量を、合理式を用いて算出することと定めています。同

法における合理式は次のように表されます。

:行為区域からの流出雨水量[m3/秒] :行為区域の平均流出係数 :基準降雨における洪水到達時間内の平均降雨強度[mm/時] :行為区域の面積[m2]

流出係数 f は、開発前には小さな値ですが、開発後は大きな値になるなど、対象区域の状況に

よって変化します。 特定都市河川浸水被害対策法施行規則第 10 条では、対象区域の流出係数を、「土地利用ごとの

流出係数」を「土地利用ごとの面積」により加重平均して求めるものとしています。 「土地利用ごとの流出係数」については、「流出雨水量の最大値を算定する際に用いる土地利用

形態ごとの流出係数を定める告示(平成 16 年国土交通省告示第 521 号)」に定められています。 告示に定められた「土地利用ごとの流出係数」を次ページに示します。

( ) )10000/(360/1 ArfQp ⋅⋅=

pQ

rA

f

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94

土地利用の形態

宅地

池沼

水路

ため池

道路(法面を有しないものに限る。)

道路(法面を有するものに限る。)

鉄道路線(法面を有しないものに限る。)

鉄道路線(法面を有するものに限る。)

飛行場(法面を有しないものに限る。)

飛行場(法面を有するものに限る。)

 表2 舗装された土地(法第9条第2号関係)

流出係数

0.95

1.00

 表3 その他土地からの流出雨水量を増加させるおそれのある行為に係る土地(法第9条第3号関係)

流出係数

0.50

0.80

0.50

 表4 表1から表3までに掲げる土地以外の土地

流出係数

0.30

0.40

0.20

土地利用の形態

土地利用の形態

コンクリート等の不浸透性の材料に覆われた法面

法面(コンクリート等の不浸透性の材料により覆われた法面の流出係数は1.00、人工的に造成され植生に覆われた法面の流出係数は0.40とする。)及び法面以外の土地(流出係数は0.90とする。)の面積により加重平均して算出される値

0.90

法面(コンクリート等の不浸透性の材料により覆われた法面の流出係数は1.00、人工的に造成され植生に覆われた法面の流出係数は0.40とする。)及び法面以外の土地(流出係数は0.90とする。)の面積により加重平均して算出される値

コンクリート等の不浸透性の材料に覆われた土地(法面を除く。)

土地利用の形態

運動場その他これに類する施設(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る。)

ゴルフ場(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る。)

0.90

1.00

0.90

法面(コンクリート等の不浸透性の材料により覆われた法面の流出係数は1.00、人工的に造成され植生に覆われた法面の流出係数は0.40とする。)及び法面以外の土地(流出係数は0.90とする)の面積により加重平均して算出される値

 表1 特定都市河川浸水被害対策法(平成15年法律第77号。以下「法」という。)第2条第9項に規定する 「宅地等」に該当する土地(法第9条第1号関係)

0.90

1.00

1.00

流出係数

林地、耕地、原野その他ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められていない土地

人工的に造成され植生に覆われた法面

山地

ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められた土地

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95

6-2 降雨強度の推移表 特定都市河川浸水被害対策法では、同法施行規則第 11 条において、雨水流出量の算定に用いる

洪水到達時間内平均降雨強度は都道府県知事が公示する降雨強度の推移表によって定められた値

を用いることとしています。 降雨強度の推移表は下に示すように、継続時間を 24 時間とする中央集中型波形の降雨の降雨強

度値の 10 分ごとの推移を表したものです。

表 降雨強度推移表の例

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

時 分降雨量(mm/h)

0 0-10 2.8000 6 0-10 4.8000 12 0-10 69.6000 18 0-10 4.600010-20 2.9000 10-20 4.9000 10-20 42.4000 10-20 4.500020-30 2.9000 20-30 5.0000 20-30 31.4000 20-30 4.500030-40 2.9000 30-40 5.1000 30-40 25.3000 30-40 4.400040-50 3.0000 40-50 5.2000 40-50 21.3000 40-50 4.300050-60 3.0000 50-60 5.4000 50-60 18.5000 50-60 4.2000

1 0-10 3.0000 7 0-10 5.5000 13 0-10 16.5000 19 0-10 4.100010-20 3.1000 10-20 5.6000 10-20 14.9000 10-20 4.100020-30 3.1000 20-30 5.8000 20-30 13.6000 20-30 4.000030-40 3.1000 30-40 6.0000 30-40 12.5000 30-40 3.900040-50 3.2000 40-50 6.1000 40-50 11.6000 40-50 3.900050-60 3.2000 50-60 6.3000 50-60 10.9000 50-60 3.8000

2 0-10 3.3000 8 0-10 6.5000 14 0-10 10.2000 20 0-10 3.800010-20 3.3000 10-20 6.7000 10-20 9.7000 10-20 3.700020-30 3.3000 20-30 7.0000 20-30 9.2000 20-30 3.700030-40 3.4000 30-40 7.2000 30-40 8.7000 30-40 3.600040-50 3.4000 40-50 7.5000 40-50 8.3000 40-50 3.600050-60 3.5000 50-60 7.8000 50-60 8.0000 50-60 3.5000

3 0-10 3.5000 9 0-10 8.2000 15 0-10 7.7000 21 0-10 3.500010-20 3.6000 10-20 8.5000 10-20 7.4000 10-20 3.400020-30 3.6000 20-30 9.0000 20-30 7.1000 20-30 3.400030-40 3.7000 30-40 9.4000 30-40 6.9000 30-40 3.300040-50 3.7000 40-50 9.9000 40-50 6.6000 40-50 3.300050-60 3.8000 50-60 10.6000 50-60 6.4000 50-60 3.2000

4 0-10 3.9000 10 0-10 11.2000 16 0-10 6.2000 22 0-10 3.200010-20 3.9000 10-20 12.1000 10-20 6.0000 10-20 3.200020-30 4.0000 20-30 13.0000 20-30 5.9000 20-30 3.100030-40 4.0000 30-40 14.2000 30-40 5.7000 30-40 3.100040-50 4.1000 40-50 15.6000 40-50 5.6000 40-50 3.100050-60 4.2000 50-60 17.4000 50-60 5.4000 50-60 3.0000

5 0-10 4.3000 11 0-10 19.8000 17 0-10 5.3000 23 0-10 3.000010-20 4.3000 10-20 23.1000 10-20 5.2000 10-20 3.000020-30 4.4000 20-30 27.9000 20-30 5.1000 20-30 2.900030-40 4.5000 30-40 35.9000 30-40 4.9000 30-40 2.900040-50 4.6000 40-50 52.2000 40-50 4.8000 40-50 2.900050-60 4.7000 50-60 116.0000 50-60 4.7000 50-60 2.8000

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6-3 浸透施設計算時の影響係数 本システムで浸透施設能力を設定する場合には、施設の浸透能力を低減させる様々な要因を影

響係数として 3 種類まで入力できます。影響係数は下式の形で使用されます。

各施設の浸透能=単位設計浸透能×設置数量×影響係数(1)×影響係数(2)×影響係数(3)

具体的にどんな要因を影響係数として扱うかについては、浸透施設に関する様々な基準毎に異

なるため、これらを参照して設置する施設の浸透能力を適正に評価する必要があります。 主な基準における影響係数の考え方について、次ページ以降に示します。 資料 1:雨水浸透施設技術指針[案] 調査・計画編

平成7年9月30日 第一刷発行 編集・発行 社団法人 雨水貯留浸透技術協会

資料2:下水道雨水浸透 技術マニュアル

平成 13 年6月 30 日 発行 編集 玉木 勉 発行 財団法人 下水道新技術推進機構

資料3:宅地開発に伴い設置される浸透施設等設置技術指針の解説

平成 10 年(1998 年)2 月 27 日初版発行 監修 建設省建設経済局民間宅地指導室 編集・発行 社団法人 日本宅地開発協会

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【資料 1】

浸透施設からの浸透量を規定する主要な因子には、土壌物性、施設の形状、設計水頭の他

に、地下水位、目づまり、前期降雨、注入水温などがある。土壌物性、施設の形状、設計水

頭は簡便式に取り込まれているが、他の 4 因子は基準浸透量への影響係数として取り扱うの

が一般的である。 (1) 地下水位

簡便式による計算では、式中に地下水位を考慮することはできない。理論的な解析で求

めた浸透量を地下水位で補正する考え方が一般的であるが、現地浸透試験を行った場合、

その浸透量は既に地下水位の影響を受けたものであることを考慮すれば、補正の必要は少

ないといえる。ただし、これは、試験施設が実施設に近い場合であり、施設規模の小さい

簡易試験(ボアホール法や土研法)によった場合、安全をみて補正係数 0.9 を乗じること

を標準とする。 (2) 目づまり

昭島つつじヶ丘ハイツ(東京都昭島市 住宅・都市整備公団)における浸透施設の浸透

能力経年調査の結果では、屋根や塗装部を集水域とする浸透ますは 11 年目においても浸

透能力はほとんど低下していない。また、浸透トレンチは泥だめ用のますを配置すること

により、土砂流入の多い公園を集水域とした施設でも浸透能力の低下が認められていな

い。よって、屋根雨水を対象とする場合や懸濁物質の流入を防止する泥だめますやフィル

ター等を設置し、適切な維持管理を行うことを前提とすれば、目づまりによる浸透量の低

下は考慮する必要は少ないと言える。しかし、本指針(案)では、長期間にわたる浸透施

設の実績が少ないことや、計画の安全を考慮して 10%の浸透量の低下を見込み、影響係数

を 0.9 とすることを標準とする。ただし、土地利用や土質の状況から多量の懸濁物質量の

流入が予測される地域では、流入する懸濁物質量を推定し、参考に示す目づまり低減係数

の算定式などを用いて影響係数を考慮するものとする。 (3) 注入水の水温

既往の浸透試験結果の実績に見るかぎり、水温との相関性は必ずしも明瞭ではない。ま

た、浸透施設の効果を期待する洪水期は、春から秋の間であり、この間、気温の大きな変

動は考えにくい。このような事情から本指針(案)では、水温による補正は行わないことと

する。 (4) 前期(先行)降雨

全国の多数の試験データを分析した結果からは、前期降雨と浸透量の間には明瞭な関係

を見いだすことはできない。したがって、終期浸透量を確認し、その数値を用いて基準浸

透量を求めるのであれば、前期降雨に関する補正は行わないこととする。

【参考 目づまり低減係数の算定式】 Y=e-0.0075X×100(%)

ここで、Y:浸透量変化率(%) X:SS 量 (kg/m2、浸透施設の単位底面積当たりの懸濁物質の堆積量)

なお、浸透施設に流入する濁質物質の量は、流入水質の現地観測によるほか、表に示す値

を参考に設定する。 住宅・都市整備公団

2)環境庁

3)

土地利用 道路、芝地、屋根からなる住宅団地における

北九州市、神戸市、山形市および千葉市

プレハブ屋根 52.0 予測値 での観測値として

コンクリート屋根 138.8

駐車場 218.0

主に芝地 187.9

主に裸地 2684.5

 1) 浸水型施設に流入する濁質調査(平成3年3月 建設省土木研究所総合治水研究室)

 2) 住宅団地土木施設設計要領(案)(昭和62年 住宅・都市整備公団)

 3) 非特定汚染源負荷調査マニュアル(1990年 環境庁水質保全局)

表 既往調査における濁質濃度

建設省土木研究所1)

74.8mg/l

濁質濃度(mg/l)

屋根排水21.5~62.5mg/l雨水排水52.0~222.6mg/l

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98

【資料 2】

下表

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【資料 3】

単位設計浸透量の設定に際しては、終期浸透量に対し、種々の要因による浸透能力への影響

が考えられる。これらの影響の把握は、実験規模で検討されているものの、具体の施設に関

して報告されたものは少なく、今後の研究結果に待つべき点が多いが、現段階では式(1)の

ように評価することとする。

C=K1×K2×K3×a ・・・・・・・・・・・・・(1)

ここに、C :影響係数

K1 :目づまりによる影響係数

K2 :地下水位による影響係数

K3 :降雨による影響係数

α :安全係数

1)目づまりによる影響係数 K1

昭島つつじヶ丘ハイツ(東京都昭島市、住宅・都市整備公団)における浸透施設の浸透能

力追跡調査の結果では、屋根や塗装部を集水域とする浸透ますと浸透トレンチの組み合わせ

による浸透施設は、供用開始後 10 年(昭和 56 年~平成 2年)を経過しても浸透能力の低下

は認められなかった。これは、浸透ますが浸透トレンチの前処理装置としての機能を有して

いることと、浸透ますの適正な維持管理が行われたことによるものである。

すなわち、適正な維持管理を行うことを前提とすれば目詰まりによる浸透機能の低下はほ

とんどないと考えることができる。しかし、長期間にわたる浸透施設設置の実績が少ないこ

とに配慮し、本指針では目詰まりによる影響係数を計画上 0.9 とすることを標準とする。

以下、参考として維持管理がなされない状態での目詰まりによる浸透能力の低下に関する

計算法について示す。

y=e-0.0075X ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)

ここに、y :浸透量低減率

x :浸透施設の単位面積当たりの目詰まり物質(SS)の重量(kg/m2)

Af

x=S0・(―――)・R0・T

Ll

S0 :年間平均 SS 濃度(kg/m2)

R0 :年間総降雨量(m/年)

A :集水面積(m2)

f :流出係数

L、l :浸水トレンチの敷設延長と幅(m)

A/L :浸透施設設置密度(m2/m)

T :供用年数

また、浸透施設に流入する目詰まり物質の濃度は、流入水質の現地観測による下表に示す値

が参考となる。

「浸透型流出抑制施設の現地浸透能力調査マニュアル試案」では、比較的目詰まり物質の発

生量の少ない屋根排水を浸透させる場合、年平均 SS 濃度の予測に用いる屋根面積 100 m2当

たりの目詰まり物質の量を 5kg/年としている。

住宅・都市整備公団

2)環境庁

3)

土地利用 道路、芝地、屋根からなる住宅団地における

北九州市、神戸市、山形市および千葉市

プレハブ屋根 52.0 予測値 での観測値として

コンクリート屋根 138.8

駐車場 218.0

主に芝地 187.9

主に裸地 2684.5

 1) 浸水型施設に流入する濁質調査(平成3年3月 建設省土木研究所総合治水研究室)

 2) 住宅団地土木施設設計要領(案)(昭和62年 住宅・都市整備公団)

 3) 非特定汚染源負荷調査マニュアル(1990年 環境庁水質保全局)

表 既往調査における目詰まり物質濃度

建設省土木研究所1)

74.8mg/l

濁質濃度(mg/l)

屋根排水21.5~62.5mg/l雨水排水52.0~222.6mg/l

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【資料 3】

2)地下水位による影響係数 K2

浸透量は地下水位による影響を受けるが、浸透面から地下水位までの差が 1m 未満の場合

は 0.9 を標準とする(1.0m 以上は、K2=1.0 としてよい。)。

地下水位の季節的変動により、浸透面と地下水位の差がなくなり大幅な影響が生ずること

が懸念される場合には、(3)式により地下水の浸透量への影響を考慮する。

K2=0.53+0.47X ・・・・・・・・・・・・・・・・(3)

ここに、K2:影響係数(ただし、0.79≦X<1.0m)

X :浸透底面と地下水位の離れ(m)(0<X<1.0m)

3)降雨による影響 K3

終期浸透量は、降雨時の浸透試験結果に対し、無降雨時の浸透試験に対して、5~10%低

下していることが報告されているものもあるが、必ずしも明瞭ではないので、ここでは降雨

による補正は行わないこととし、K3=1.0 とする。

4)安全率α

安全率は、浸透施設の構造形式、設置場所及び周辺の土地利用、地被の状況から目詰まり

物質の多少、維持管理の容易さ、施設の規模、重要度の等から総合的に判断し適切な値を設

定する。

先に述べたように、浸透ますと浸透トレンチを組み合わせた昭島つつじヶ丘ハイツでは、

浸透ますが浸透トレンチの前処理装置の機能を有しており、土砂等の目詰まり物質がトレン

チに流入しないこと、浸透ますの清掃、土砂搬出等の維持管理が適切に行われていることに

より、浸透機能は維持されている。

このように安全率αは、当該施設の位置づけにより設定される側面がある。本指針では、

目詰まり物質の流入が予測され、維持管理が必要となる施設はα=0.8 とし、前処理装置を

有する施設でメンテナンスフリー型の施設はα=1.0 とすることを標準とするが、状況に応

じてこの幅の中で適宜設定してよい。

ただし、地方公共団体の指導要綱等に安全率の規定のある場合は、これによることができる

ものとする。

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6-4 道路管理者用の浸透計算 (1) 透水性舗装

透水性舗装への雨水の浸透・貯留、透水性舗装からの流出の過程は 3 つの状態で表すことが

できます。以下の 3つの状態において、ある時間ごとに各状態における水収支計算を行い、STEP2

と STEP3 における管流出水量および表面流出量から単位面積あたりの雨水流出量を求めます。

<STEP1:雨水が路床面積まで達していない状態>

雨が降り始め、雨水が透水性舗装内に上面から浸透している状態で、路床上面まで達し

ておらず、水位が発生していない状態。よって路床への浸透、集水管への流入および放流

孔からの流出は発生しない。

<STEP2:舗装体内での溢水が生じるものの、舗装表面からの流出は生じていない状態>

STEP1 が路床上面まで達し、舗装内への湛水が始まり、水位が発生する。STEP2 から路

床浸透、集水管への流入および放流孔からの流出が発生する。

<STEP3:舗装表面から水が流出した状態>

湛水が舗装上面まで達し、表面流出水が発生する。

出典:道路路面雨水処理マニュアル(案)

Step1:水拘束率 Ri Step2:比浸透量 Kf 飽和透水係数 k0 舗装材料貯留率α 管流出水量 Qout

Step3:比浸透量 Kf 飽和透水係数 k0 管流出水量 Qout

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102

(2) 浸透トレンチ・浸透マス

「道路路面雨水処理マニュアル(案)」では、ひとつの浸透トレンチもしくは浸透マスを対象

として水頭を算出し、浸透量を経時的に算出する方法が記載されています。しかしながら、実

際の浸透施設では諸元の異なる複数の浸透トレンチ・浸透マスが設置されることとなります。

そこで本計算では「雨水浸透施設技術指針(案)調査・計画編」(P67~P72)に記載されてい

る浸透施設の統合化により浸透トレンチ・浸透マスの平均設計水頭を算出して浸透能を算出し

ています。

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103

6-5 矩形調整池

「調整池必要容量の概算」は、水深(ユーザーの入力値)のみを固定した矩形調整池を仮定し、

行為後の流出量を行為前の流出量に抑えるために必要な池の容量を、繰り返し計算によって求め

ています。 矩形調整池は、入力された水深を上回らないように、池の面積を可変として入力された水深を

下回るまで繰り返し計算を行って仮定しています。 (矩形調整池のイメージ)

流出量 Q - t 結果ブラフ

0.000

0.050

0.100

0.150

0.200

0.250

0.300

7:0

0

7:3

0

8:0

0

8:3

0

9:0

0

9:3

0

10:0

0

10:3

0

11:0

0

11:3

0

12:0

0

12:3

0

13:0

0

13:3

0

14:0

0

14:3

0

15:0

0

15:3

0

16:0

0

16:3

0

17:0

0

17:3

0

18:0

0時  間

流量

(m3/s)

行為前流出量

行為後流出量

池高:入力値で固定

行為前の流出量に抑えるために必要な容量を確保できるまで増加させる

抑えるために 必要な容量

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104

6-6 オリフィス

本システムでのオリフィスは以下の図のように定義されています。オリフィスの形状は円形及

び矩形を想定しています。放流口形状の口径は円形の場合は直径を、矩形の場合は高さと幅を入

力してください。

H :水深(時刻毎に変化) HL:底高からのオリフィス位置 DL:オリフィス口径

Hu

O

D.L.0

DL

HL

H

I

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105

7. Q&A / エラーメッセージ一覧

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106

7-1 Q&A

A1:それぞれ以下のようになります。原則として、推奨利用環境で使用するようにしてくだ

さい。 ①OS が windows3.1 または windows95 の場合 → 動作しません。

OS が windowsNT の場合 → 動作します。 パソコンが Macintosh シリーズまたは unix 系の場合 → 動作しません。

②CPU・メモリが不足する場合 → 動作しますが、処理速度が遅くなります。 ③モニタ解像度が不足する場合 → 画面の一部しか表示できないため「終了ボタン」

が表示されず、システムが終了できなくなります。

「2-1インストール環境」に書かれた解像度を確

保できないモニタでは使用しないでください。 ④ハードディスク容量が不足する場合 → システムをインストールできません。ディ

スクの空き容量を確保した上で、インスト

ールしてください。 ⑤Microsoft Excel 2000 以降がない場合 → 流出係数や浸透施設能力、水深-容量関

係等が入力できないため、本システムは

利用できません。 ⑥Adobe Acrobat Reader が無い場合 → マニュアル等を見ることができません。

Adobe 社のホームページから無償でダウ

ンロードできるので、入手の上、インス

トールしてください。

A2: Q2 の様な状況は、Excelのマクロ機能が使用できない状態になっているために発生し

ます。「2-3確認事項(Microsoft Excelのセキュリティレベルの設定)」を参照し、Excelの設定を変更してください。

Q1:システムをインストールしたいパソコンが推奨利用環境以外の環境である

場合はどうなりますか?

Q2:「流入出量-時間関係結果表示」「許可申請図書」ボタンを押しても、計算

結果が反映されていない Excel ファイルが表示されます。どうすれば計算

結果が反映されるようになりますか?

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107

A3:「流出係数の算出」→「エクセルファイル表示」の順に押下し、流出係数を設定するエク

セルファイルを開いてください。画面を下部にスクロールさせると、その他の流出係数

を設定できる欄があります(下図の赤枠部分)。ここで流出係数およびそれぞれの土地

面積を入力してください。 なお、追加入力できる流出係数は 5 種類までです。

Q3:告示外の流出係数を使う場合の入力方法は?

行為前Σan

行為前 行為後 0.100.31 0.89 行為前Σ(fn*a

0.03

土地利用の形態の細区分 流出係数行為前面積(ha)

行為後面積(ha)

宅地 0.90 0.08 0.00

池沼 1.00 0.00

水路 1.00 0.00

ため池 1.00 0.00

道路(法面を有しないもの) 0.90 0.01 0.00

道路(法面を有するもの) 0.00

鉄道線路(法面を有しないもの) 0.90 0.00

鉄道線路(法面を有するもの) 0.00

飛行場(法面を有しないもの) 0.90 0.00

飛行場(法面を有するもの) 0.00

不浸透性材料により舗装された土地(法面を除く)

0.95 0.00

不浸透性材料により覆われた法面 1.00 0.00

ゴルフ場(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る)

0.50 0.00

運動場その他これに類する施設(雨水を排除するための排水施設を伴うものに限る)

0.80 0.01 0.00

ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められた土地

0.50 0.02 0.01

山地 0.30 0.05 0.02

人工的に造成され植生に覆われた法面 0.40 0.00

林地、耕地、原野その他ローラーその他これに類する建設機械を用いて締め固められていない土地

0.20 0.03 0.01

0

0

0

0

0

流出係数算定結果

上記第1号から第3号に掲

げる土地以外の土地

宅地等以外の土地

宅地等に該当する土地

雨水浸透阻害行為の技術基準として設定する流出係数

第2号

関 連

第1号関連

区分

第3号

関 連

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108

A4:放流口は、通常は調整池の底に設けます。したがって放流口の位置は 0.000m を基本と

してください。 口径については、「調整池必要ボリュームの概算」機能を使っておおよその値を求めてく

ださい。なお、この時の調整計算は、高さのみを固定した矩形調整池(用語集「6-5矩形

調整池」を参照してください)を仮定した上でのものであるため、実際に設ける池の形

状(水深-容量関係)によっては最適な口径が変わります。 水深-容量関係については、実際に調整池を設置しようとする場所の地形的な条件に応じ

た制約が生じます。その範囲内で収まるように設定してください。

Q4:調整池による調節計算結果が「N.G」となります。どのパラメータを変化さ

せれば O.K になりますか?

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7-2 エラーメッセージ一覧 本システムでのメッセージの内容と対応方法を以下に示します。

番号 メッセージの内容 対応方法

1 エクセルプログラムのパスが無効です。 エクセルのパスが設定されていません。「Excel パス設

定」ボタンより正しいパスを設定してください。

2 選択されたケースは本バージョンのデータ

ではありません。

選択されたケースは本バージョンのものではありま

せん。他のケースを選択してください。

3 調整池容量計算システムを終了してよろし

いですか?

システム終了時の確認メッセージです。

4 選択されている検討ケース 「****」 を

削除します。よろしいですか?

選択ケース削除時の確認メッセージです。削除する場

合は「はい」、削除しない場合は「いいえ」を選択し

てください。

5 選択された検討ケースのデータ構成が不正

です。削除することが出来ませんでした。

ケースのファイル構成が不正になっているため、削除

できませでした。削除する場合はエクスプローラによ

り、対象の CAS ファイルおよびフォルダの削除を行っ

てください。

6 指定されたフォルダが不正です。指定した

フォルダが正しいかどうか確認してくださ

い。

電子ファイルの保存時に指定したフォルダが無効に

なっています。正常なフォルダを再度指定し直してく

ださい。

7 出力先フォルダに既に、「****」フォル

ダが存在します。上書きしてよろしいです

か?

電子ファイルの保存時に指定したフォルダが既に存

在します。上書きする場合は「はい」、キャンセルす

る場合は「いいえ」を選択してください。

8 選択された検討ケースのデータを出力しま

した。

正常に電子ファイルが出力された場合に表示される

メッセージです。

9 エクセルプログラムのパスが不正です。 エクセルパス設定時に無効なファイルを選択した時

に表示されるメッセージです。正しいファイルを選択

してください。

10 前回設定されていた水深-容量データが存

在しません。「****」データを確認して

ください。

既存ケースを選択した時に、前回設定していたエクセ

ルファイル(水位-容量データ)が存在していません。

前回利用していたエクセルファイルを準備し、設定し

てください。

11 シート「****」は指定された Excel フ

ァイル内にありません!

選択したエクセルファイルに対象シートが存在して

いません。正しいエクセルファイルを選択してくださ

い。

12 前回設定されていた水深-ポンプデータが

存在しません。「****」データを確認し

てください。

既存ケースを選択した時に、前回設定していたエクセ

ルファイル(水位-ポンプデータ)が存在していませ

ん。前回利用していたエクセルファイルを準備してく

ださい。

13 このアプリケーションは、既に起動されて

います。

既にシステムが起動されています。同時に起動するこ

とは出来ません。

14 電子ファイルの出力が完了しました。 正常に電子ファイルが出力された場合に表示される

メッセージです。

15 ディスクの準備ができていません。または、

容量が不足しています。

ディスクの容量不足、またはフロッピディスクがセッ

トされていない場合に表示されます。フロッピーの有

無または空き容量を確認してください。

16 指定された Excel ファイルが不正です。指

定したファイル名が正しいかどうか確認し

てください。

指定したファイルが無効です。ファイル名等を確認

し、再度設定を行ってください。

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番号 メッセージの内容 対応方法

17 行為前面積と行為後の面積が異なっていま

す。再度、エクセルファイルにて設定を行

ってください。

エクセルファイルにて、行為前面積と行為後面積が同

値になるように再度設定を行ってください。

18 行為後の流出係数が、行為前の流出係数よ

り小さい値になっています。"再度、エクセ

ルファイルにて設定を行ってください。

エクセルファイルにて、流出係数が正常になるよう設

定してください。

19 流出係数の値が1より大きい値になってい

ます。再度、エクセルファイルにて設定を

行ってください。

エクセルファイルにて、流出係数が1以下になるよう

に設定してください。

20 流出係数が算出されていません。対象のエ

クセルファイルを選択してください。

流出係数が設定されていない状態で「設定」ボタンが

クリックされました。先に流出係数を設定してくださ

い。

21 算出した流出係数を「流出計算画面」に反

映させます。よろしいですか?

設定した流出係数を以降の画面に反映させます。「は

い」ボタンをクリックします。

22 流域面積が設定されていません。 流域面積を設定してください。

23 行為前流出係数が設定されていません。 行為前流出係数を設定してください。

24 行為後流出係数が設定されていません。 行為後流出係数を設定してください。

25 行為前流出係数の値が1より大きくなって

います。

行為前係数は1以下の数値を設定してください。

26 行為後流出係数の値が1より大きくなって

います。

行為後係数は1以下の数値を設定してください。

27 行為後の流出係数が、行為前の流出係数よ

り小さい値になっています。再度、流出係

数の設定を行ってください。

行為後の流出係数は、行為前の流出係数よりも大きな

値になるように設定してください。

28 降雨強度の推移表(Excel ファイル)が指

定されていません。降雨強度の推移表を選

択してください。

エクセルファイル(降雨強度の推移表)を設定してく

ださい。

29 入力されたデータでは計算が行えませんで

した。入力データを確認してください。"

計算処理でエラーが発生しました。入力値の設定に誤

りがある可能性があります。入力値の確認をおこなっ

てください。

30 流出計算が完了しました。 正常に流出計算処理が完了した場合に表示されます。

31 許容放流量が入力されていません。 許可放流量を設定してください。

32 行為後流入量 Excel ファイルが無効です。 指定された行為後流入量エクセルファイルが無効で

す。再度設定してください。

33 ファイル選択処理が完了しました。 ファイル選択による流出計算が完了しました。

34 流出計算が実行されていません。流出計算

を実行してください

流出計算が実行さていない状態で「流入量-時間グラ

フ」を表示した場合に生じます。前画面にて流出計算

を実施してください。

35 指定された Excel ファイルが不正です。指

定したファイル名が正しいかどうか確認

してください。

不正なエクセルファイルが指定されました。正しいエ

クセルファイルを指定してください。

36 浸透能力ファイルが選択されていません。 エクセルファイル(浸透能力ファイル)を選択してく

ださい。

37 浸透能力の算出が完了しました。 正常に浸透能力計算が完了しました。

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番号 メッセージの内容 対応方法

38 浸透能力の算出が実行されていません。 浸透能力の算出が完了していない状態で、グラフを表

示しようとしたときに表示されます。先に浸透能力の

算出を行ってください。

39 調整池高が設定されていません。 調整池高を設定してください。

40 入力されたデータでは計算が行えません

でした。入力データを確認してください。

計算処理時にエラーが発生しました。入力データを確

認してください。

41 調整池必要容量概算算出が完了しました。 正常に調整池概算が算出されたときのメッセージで

す。

42 放流口形状(円-直径)が設定されていま

せん。

放流口形状(円-直径)を入力してください。

43 放流口形状(矩形-高さ)が設定されてい

ません。

放流口形状(矩形-高さ)を入力してください。

44 放流口形状(矩形-幅)が設定されていま

せん。

放流口形状(矩形-幅)を入力してください。

45 放流口形状(管底位置)が設定されていま

せん。

放流口形状(管底位置)を入力してください。

46 水深-容量データが設定されていません。 エクセルファイル(水位-容量)を設定してください。

47 放流口の径が、池の高さよりも大きく設定

されています。

放流口の径は、池の高さより小さい値で設定してくだ

さい。

48 放流口形状(矩形-高さ)が、池の高さよ

りも大きく設定されています。

放流口形状(矩形-高さ)は、池の高さより小さい値

で設定してください。

49 管底位置の値が、池の高さよりも大きく設

定されています。

管底位置の値は、池の高さよりも小さい値で設定して

ください。

50 調整池による調節計算が完了しました。 調節計算が正常に完了しました。

51 水深-容量データが昇順に入力されてい

ません。エクセルファイルを確認してくだ

さい。

選択されたエクセルファイル(水深-容量)の値が昇

順になっていません。昇順に並ぶように修正してくだ

さい。

52 調整池による調節計算が実行されていま

せん。調節計算を実行してください。

調節計算が完了していない状態で、グラフを表示しよ

うとしました。先に調節計算を行ってください。

53 放流口形状(上段オリフィス-円-直径)

が設定されていません。

放流口形状(上段オリフィス-円-直径)を入力して

ください。

54 放流口形状(上段オリフィス-矩形-高

さ)が設定されていません。

放流口形状(上段オリフィス-矩形-高さ)を入力し

てください。

55 放流口形状(上段オリフィス-矩形-幅)

が設定されていません。

放流口形状(上段オリフィス-矩形-幅)を入力して

ください。

56 放流口形状(上段オリフィス-管底位置)

が設定されていません。

放流口形状(上段オリフィス-管底位置)を入力して

ください。

57 放流口形状(下段オリフィス-円-直径)

が設定されていません。

放流口形状(下段オリフィス-円-直径)を入力して

ください。

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番号 メッセージの内容 対応方法

58 放流口形状(下段オリフィス-矩形-高

さ)が設定されていません。

放流口形状(下段オリフィス-矩形-高さ)を入力し

てください。

59 放流口形状(下段オリフィス-矩形-幅)

が設定されていません。

放流口形状(下段オリフィス-矩形-幅)を入力して

ください。

60 放流口形状(下段オリフィス-管底位置)

が設定されていません。

放流口形状(下段オリフィス-管底位置)を入力して

ください。

61 上段オリフィスの放流口の径が、池の高さ

よりも大きく設定されています。

放流口の径は、池の高さより小さい値を設定してくだ

さい。

62 下段オリフィスの放流口の径が、池の高さ

よりも大きく設定されています。

放流口の径は、池の高さより小さい値を設定してくだ

さい。

63 上段オリフィスの放流口形状(矩形-高

さ)の値が、池の高さよりも大きく設定さ

れています。

放流口形状(矩形-高さ)の値は、池の高さより小さ

い値を設定してください。

64 下段オリフィスの放流口形状(矩形-高

さ)の値が、池の高さよりも大きく設定さ

れています。

放流口形状(矩形-高さ)の値は、池の高さより小さ

い値を設定してください。

65 上段オリフィスの管底位置の値が、池の高

さよりも大きく設定されています。

管底位置の値は、池の高さより小さい値を設定してく

ださい。

66 下段オリフィスの管底位置の値が、池の高

さよりも大きく設定されています。

管底位置の値は、池の高さより小さい値を設定してく

ださい

67 下段オリフィスの管底位置の値が、上段オ

リフィスの管底位置の値を超えています。

再度、入力してください。

管底位置の値は、上段オリフィスよりも下段オリフィ

スの方が小さい値となるように設定してください。

68 ポンプ排水による調節計算が完了しまし

た。

正常に調節計算が完了した場合に表示されます。

69 水深-ポンプ規模データの水深Hが昇順

に設定されていません。エクセルファイル

を確認してください。

水深が昇順になっていません。昇順になるようにエク

セルファイルを修正してください。

70 水深-ポンプ規模データのポンプQが昇

順に設定されていません。

ポンプQの値が昇順になっていません。昇順になるよ

うにエクセルファイルを修正してください。

71 水深-ポンプ規模データの最大水深Hが、

水深-容量テーブルの最大水深Hと一致

していません。エクセルファイルを確認し

てください。

設定されている最大水位が同一になるようにエクセ

ルファイルを修正してください。

72 水深-ポンプ規模データの最大流量Qが、

許容放流量を上回っています。エクセルフ

ァイルを確認してください。

最大流量Qが許容放流量以下になるように、エクセル

ファイルを修正してください。

73 ポンプ排水による調節計算が実行されて

いません。調節計算を実行してください。

調節計算が完了していない状態で、グラフを表示しよ

うとした時に表示されます。先に調節計算を行ってく

ださい。