定例記者会見資料 - 日本取引所グループ...2020/01/30 · 2020年1月30日...
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2020 年 1 月 30 日
株式会社日本取引所グループ
定例記者会見資料
1. 2019 年度第3四半期決算について
2. 現物市場の機能強化に向けたアクションプログラムの公表について
以 上
© 2020 Japan Exchange Group, Inc.
Total smart exchange
2019年度 第3四半期決算の概要
株式会社日本取引所グループ 2020年1月30日
© 2020 Japan Exchange Group, Inc.
92,020
39,657
54,302
38,430
64,099
87,433
42,018 48,176 33,317
60,591
121,134
54,111
69,535
49,057
82,568
117,000
59,500 60,000
42,000
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
140,000
営業収益
FY2018 FY2019 FY2018 FY2019 3Q 3Q (予想*)
EBITDA
FY2018 FY2019 FY2018 3Q 3Q
当期利益 (親会社の所有者帰属分)
FY2018 FY2019 FY2018 FY2019 3Q 3Q (予想*)
営業利益
FY2018 FY2019 FY2018 FY2019 3Q 3Q (予想*)
営業費用
FY2018 FY2019 FY2018 FY2019 3Q 3Q (予想*)
2
現物・デリバティブ取引の減少による営業収益の減少に加え、システム関連費用を中心とする 営業費用の増加により、四半期利益は前年同期比13.3%減。
業績ハイライトと2019年度予想
(百万円)
*1 市場第一部・第二部 、マザーズ、JASDAQ、TOKYO PRO Marketにおける普通株式及びETF・ETN/REIT等の立会内及び立会外の一日平均売買代金。 *2 日経225mini (10分の1で計算)を含む。 *3 Weekly オプションを除く。
2018年度 第3四半期
2019年度 第3四半期 2018年度 2019年度(業績予想の前提) 前年同期比 (9月25日修正) 前年度比
株券等*1 (売買代金) 3兆3,770 億円 2兆8,316 億円 △ 16.2% 3兆3,068 億円 2兆8,000 億円 △ 15.3% TOPIX先物(取引高) 102,653 単位 109,773 単位 + 6.9% 103,896 単位 107,000 単位 + 3.0% 日経225先物*2 (取引高) 204,681 単位 187,564 単位 △ 8.4% 205,046 単位 201,000 単位 △ 2.0% 日経225オプション*3 (取引金額) 232 億円 190 億円 △ 18.2% 230 億円 230 億円 △ 0.2% 長期国債先物(取引高) 42,398 単位 39,499 単位 △ 6.8% 42,087 単位 40,000 単位 △ 5.0%
◇ 主な商品の一日平均売買代金・取引高等
* 2019年9月25日修正値。同日付で、1株当たり配当予想(年間合計)を52円から48円に修正。
△ 3.4% + 10.0% △ 13.7% △ 14.4% △ 5.0% + 6.0% △ 11.3% △ 13.3% △ 5.5%
進捗率 74.7%
進捗率 70.6%
進捗率 80.3% 進捗率
79.3%
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現物・デリバティブの取引が減少したことにより、取引関連収益が減少。 OTCの清算関連収益は増加したものの、取引所取引に関連する収益が減少したことにより、 清算関連収益が減少。
ETFの純資産額の増加による指数ライセンス収入の増加に伴い、情報関連収益が増加。
営業収益の状況
取引関連収益 △3,999
(百万円)
上場関連収益 △271
情報関連収益 +305
その他 △289
清算関連収益 △332
92,020
87,433
・新規・追加上場料 : △412 ・年間上場料 :+ 141
前年同期比 △4,586(△5.0%)
・株券等 : △3,550 ・金融デリバティブ : △925 ・東京商品取引所(TOCOM)連結化による影響:+476
2018年度 第3四半期
(4月-12月累計)
2019年度 第3四半期
(4月-12月累計)
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関西バックアップセンター整備に伴うネットワーク(arrownet)構築により、システム維持・運営費、 減価償却費及び償却費が増加。
TOCOMとの経営統合に伴う加速償却の開始や、FA費用の計上等により、減価償却費及び 償却費、その他の営業費用が増加。
営業費用の状況
(百万円)
その他 +826
不動産関係費※1
+260 人件費 +506
42,018 システム
維持・運営費※2 +329
減価償却費 及び償却費※2
+437
39,657
前年同期比 +2,360(+6.0%)
※1 当第1四半期から新リース会計基準がIFRSに適用。一部が減価償却費に変更となったが、比較を容易にするため不動産関係費に組み替えて表示。 ※2 2019年3月にOTC清算システムを東証システムサービスから東京証券取引所に移管したことに伴い、これまでシステム維持・運営費として計上していた 費用の一部を減価償却費及び償却費に計上。比較を容易にするため、前年度の同一部費用についても、減価償却費及び償却費に組み替えて表示。
・関西バックアップセンター整備に伴う arrownet構築による増加等
・関西バックアップセンター整備に伴うarrownet構築による増加 ・TOCOMとの経営統合に伴う加速償却の開始による増加 等
・TOCOMとの経営統合に伴うFA費の計上等
2018年度 第3四半期
(4月-12月累計)
2019年度 第3四半期
(4月-12月累計)
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3.0 3.2 3.2
3.0 2.8 3.2
3.6
4.3
3.3
4.0 4.3
3.7 3.3 3.4 3.2 3.1 2.9
3.6 3.9
3.5 3.5
3.0 3.1 3.1 2.9
3.2
2.5 2.5 2.7 3.1 2.9 3.1
2.6
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
5
市況動向(現物)
2017年
(兆円)
株券等一日平均売買代金の推移(2017年4月~2019年12月)
うち、市場第一部(内国株立会内) 株券等
2018年
2018年度 2019年度
2019年
立会内
市場第一部内国株
ETF・ETN等
新興市場(JQ+マザーズ )
立会外
株券等(立会内外)全体
2019年度
3Q実績 前年同期 前年同期比
2兆831 億円 2兆5,229 億円 △17.4 %
1,554 億円 2,050 億円 △24.2 %
1,335 億円 1,498 億円 △10.9 %
3,807 億円 4,282 億円 △11.1 %
2兆8,316 億円 3兆3,770 億円 △16.2%
2017年度 2018年度
年間平均 年間平均
2兆5,726 億円 2兆4,613 億円
1,847 億円 1,980 億円
1,944 億円 1,554 億円
4,091 億円 4,221 億円
3兆4,462 億円 3兆3,068 億円
市場区分別の一日平均売買代金
2017年度
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91 83 84 66 73
84 93
137
84
104
153 135
95
68
90 91 86
108
168
110
133
110 98 105
84
127
99
73
131
92 95 87 84
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
0
50
100
150
200
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
6
市況動向(デリバティブ)
(取引高:万単位)
日経225mini取引高の推移(2017年4月~2019年12月)
2017年 2018年
(日経平均VI)
2019年
(参考)日経平均VI(平均) 日経225mini
2017年度 2018年度 年間平均 年間平均
105,287 単位 103,896 単位 102,167 単位 99,939 単位 984,797 単位 1,051,071 単位
270 億円 230 億円 35,978 単位 42,087 単位
3.53億単位 3.64 億単位
2,537 万単位 2,107 万単位
TOPIX先物(取引高) 日経225先物ラージ(取引高) 日経225mini(取引高) 日経225オプション*(取引金額)
長期国債先物(取引高)
金融デリバティブ 合計取引高
商品デリバティブ 合計取引高
2019年度 3Q実績 前年同期 前年同期比
109,773 単位 102,653 単位 +6.9 % 90,810 単位 99,334 単位 △ 8.6 %
967,549 単位 1,053,468 単位 △ 8.2 % 190 億円 232 億円 △ 18.2 %
39,499 単位 42,398 単位 △ 6.8 %
2.55 億単位 2.78 億単位 △ 8.0 %
1,437 万単位 1,643 万単位 △12.5 %
主要商品の一日平均取引高等
* Weekly オプションを除く。
2018年度 2019年度 2017年度
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ディスクレーマー
本資料は、株式会社日本取引所グループ(以下「当社」という)に関する情報提供のみを目的とするものであり、国内外を問わず証券の募集や勧誘を目的とするものではありません。当社証券は1933年米国証券法に従って登録がなされたものでも、また今後登録がなされるものでもなく、1933年米国証券法に基づいて証券の登録を行うか又は登録の免除を受ける場合を除き、米国において証券の募集又は販売を行うことは許されません。 本資料には、将来に関する記述が含まれております。こうした記述は、本資料作成時点における入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る仮定を前提としており、かかる記述及び仮定は将来実現する保証はなく、実際の結果と大きく異なる可能性があります。また、事業戦略など、将来の見通しに関する事項はその時点での当社の認識を反映しており、一定のリスクや不確実性が含まれております。そのため、将来の見通しと実際の結果は必ずしも一致するものではありません。当社は、これらの将来の見通しに関する事項を常に改定する訳ではなく、またその責任も有しません。
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) 2020年1月30日
上場会社名 株式会社 日本取引所グループ 上場取引所 東 コード番号 8697 URL https://www.jpx.co.jp/ 代表者 (役職名) 取締役兼代表執行役グループCEO (氏名)清田 瞭 問合せ先責任者 (役職名) 広報・IR部長 (氏名)宮司 和幸 (TEL)03(3666)1361 四半期報告書提出予定日 2020年2月13日 配当支払開始予定日 ― 四半期決算補足説明資料作成の有無:有 四半期決算説明会開催の有無 :無 (百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日) (1)連結経営成績(累計) (%表示は対前年同四半期増減率) 営業収益 営業利益 税引前利益 四半期利益 親会社の
所有者に帰属する 四半期利益 四半期包括利益
合計額 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 2020年3月期第3四半期 87,433 △5.0 48,176 △11.3 48,586 △12.1 33,953 △12.6 33,317 △13.3 37,398 △4.4 2019年3月期第3四半期 92,020 4.7 54,302 2.3 55,285 2.3 38,845 3.8 38,430 3.3 39,131 3.5 基本的1株当たり
四半期利益 希薄化後1株当たり 四半期利益 円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 62.22 - 2019年3月期第3四半期 71.74 - (注)当社は、公開買付けにより株式会社東京商品取引所及び株式会社日本商品清算機構を連結子会社としたことから、当第3四半期連結会計期間より両社の損益を含んでおります(2019年10月1日から2019年12月31日までの3か月間)。 (2)連結財政状態 資産合計 資本合計 親会社の所有者に
帰属する持分 親会社所有者 帰属持分比率 百万円 百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 56,671,198 292,566 285,488 0.5 2019年3月期 54,069,405 291,450 285,009 0.5 (注)当社グループは連結子会社である株式会社日本証券クリアリング機構及び株式会社日本商品清算機構の清算業務に係る多額の「清算引受資産・負債」及び「清算参加者預託金」等を資産、負債両建てで計上しております。「清算引受資産・負債」及び「清算参加者預託金」等を除いた当社グループの財政状態につきましては、添付資料P.4「1.当四半期決算に関する定性的情報-(2)財政状態に関する説明」をご参照ください。 2.配当の状況 年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 2019年3月期 - 27.00 - 43.00 70.00 2020年3月期 - 24.00 - 2020年3月期(予想) 24.00 48.00 (注1)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無 (注2)2019年3月期期末配当金の内訳 普通配当28円、特別配当15円 3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日) (%表示は対前期増減率) 営業収益 営業利益 税引前利益 当期利益 親会社の所有者に
帰属する当期利益 基本的1株当たり 当期利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 117,000 △3.4 60,000 △13.7 60,500 △14.5 42,400 △14.4 42,000 △14.4 78.44 (注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 1社 (社名) 株式会社東京商品取引所、除外 -社 (社名) - (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有 ② ①以外の会計方針の変更 :無 ③ 会計上の見積りの変更 :有 (注)詳細は、添付資料P.11「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記-(5)要約四半期連結財務諸表に関
する注記事項-(会計方針の変更)及び(会計上の見積りの変更)」をご参照ください。 (3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 536,351,448 株 2019年3月期 536,351,448 株 ② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 911,324 株 2019年3月期 718,620 株 ③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 535,467,238 株 2019年3月期3Q 535,693,629 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。 ※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、現在入手している情報及び合理的であると判断する一
定の前提に基づいて記載したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因により大きく異なる結果となる可能性
があります。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 4
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 5
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 5
(2)要約四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 8
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 11
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 11
(会計上の見積りの変更) ………………………………………………………………………………………… 11
(営業収益) ………………………………………………………………………………………………………… 11
(営業費用) ………………………………………………………………………………………………………… 12
- 1 -
株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社グループの当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年12月31日)の連結業績は、営業収益は874億33百
万円(前年同期比5.0%減)、営業費用が420億18百万円(前年同期比6.0%増)となったため、営業利益は481億76百万円
(前年同期比11.3%減)、税引前四半期利益は485億86百万円(前年同期比12.1%減)となりました。
また、法人所得税費用を計上した後の最終的な親会社の所有者に帰属する四半期利益は333億17百万円(前年同期比
13.3%減)となりました。
なお、当社は、公開買付けにより株式会社東京商品取引所及び株式会社日本商品清算機構を連結子会社としたことか
ら、当第3四半期連結会計期間より両社の損益を含んでおります(2019年10月1日から2019年12月31日までの3か月
間)。
(営業収益の状況)
①取引関連収益
取引関連収益は、現物の売買代金並びに金融デリバティブ及び商品デリバティブの取引高等に応じた「取引料」、取
引参加者の取引資格に応じた「基本料」、注文件数に応じた「アクセス料」、利用する売買システム施設の種類に応じた
「売買システム施設利用料」等から構成されます。
当第3四半期連結累計期間の取引関連収益は、現物の売買代金及び金融デリバティブの取引高が前年同期を下回り、
取引料が減少したことなどから、前年同期比10.7%減の333億65百万円となりました。
・取引関連収益の内訳
(単位:百万円)
前第3四半期 連結累計期間
(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期 連結累計期間
(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
増減(%)
取引関連収益 37,364 33,365 △10.7
取引料 30,273 26,388 △12.8
現物 21,673 18,236 △15.9
金融デリバティブ 8,599 7,742 △10.0
TOPIX先物取引 1,542 1,558 1.0
日経平均株価先物取引(注1) 3,494 3,077 △11.9
日経平均株価指数オプション取引(注2) 1,998 1,608 △19.5
長期国債先物取引 1,494 1,370 △8.3
その他 70 127 81.0
商品デリバティブ - 410 -
基本料 765 759 △0.8
アクセス料 3,636 3,417 △6.0
売買システム施設利用料 2,615 2,728 4.3
その他 73 70 △4.3
(注1) 日経225mini先物取引を含めております。
(注2) Weeklyオプション取引を除きます。
②清算関連収益
清算関連収益は、株式会社日本証券クリアリング機構が行う金融商品債務引受業及び株式会社日本商品清算機構が行
う商品取引債務引受業に関する清算手数料等から構成されます。
当第3四半期連結累計期間の清算関連収益は、前年同期比1.7%減の187億86百万円となりました。
- 2 -
株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
③上場関連収益
上場関連収益は、新規上場や上場会社の新株券発行の際に発行額に応じて受領する料金等から構成される「新規・追
加上場料」及び時価総額に応じて上場会社から受領する料金等から構成される「年間上場料」に区分されます。
当第3四半期連結累計期間の上場関連収益は、新規・追加上場料が減少し、前年同期比2.6%減の101億53百万円とな
りました。
・上場関連収益の内訳
(単位:百万円)
前第3四半期 連結累計期間
(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期 連結累計期間
(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
増減(%)
上場関連収益 10,424 10,153 △2.6
新規・追加上場料 2,905 2,492 △14.2
年間上場料 7,519 7,660 1.9
④情報関連収益
情報関連収益は、情報ベンダー等への相場情報の提供に係る収益である相場情報料のほか、指数ビジネスに係る収益
及びコーポレートアクション情報等の各種情報の提供に係る収益から構成されます。
当第3四半期連結累計期間の情報関連収益は、指数ビジネスに係る収益が増加したことなどから、前年同期比1.9%増
の160億34百万円となりました。
⑤その他の営業収益
その他の営業収益は、売買・相場報道等の各種システムと取引参加者・ユーザをつなぐarrownetに係る利用料、注文
の送信時間等の短縮による売買執行の効率化を目的として、システムセンター内に取引参加者及び情報ベンダー等が機器
等を設置するコロケーションサービスに係る利用料、売買システム等のサービス提供料及び株式会社東証システムサービ
スが行うシステム開発・運用収益等から構成されます。
当第3四半期連結累計期間のその他の営業収益は、売買システム等のサービス提供料が減少したことなどから、前年
同期比3.1%減の90億93百万円となりました。
・その他の営業収益の内訳
(単位:百万円)
前第3四半期 連結累計期間
(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期 連結累計期間
(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
増減(%)
その他の営業収益 9,383 9,093 △3.1
arrownet利用料 2,428 2,495 2.8
コロケーションサービス利用料 2,894 2,955 2.1
その他 4,060 3,643 △10.3
(営業費用の状況)
当第3四半期連結累計期間の人件費は、前年同期比4.3%増の122億29百万円となりました。
システム維持・運営費は、現物及びデリバティブの売買システムをはじめとした各種システムの維持及び管理運用に係
る費用等から構成されます。システム維持・運営費は、前年同期比0.7%減の88億54百万円となりました。
減価償却費及び償却費は、前年同期比36.3%増の119億29百万円となりました。
その他の営業費用は、前年同期比12.3%減の90億5百万円となりました。
- 3 -
株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(資産、負債及び資本の状況)
当社グループの資産及び負債には、株式会社日本証券クリアリング機構及び株式会社日本商品清算機構が清算機関と
して引き受けた「清算引受資産・負債」及び清算参加者から担保として預託を受けた「清算参加者預託金」が両建てで計
上されております。「清算引受資産・負債」及び「清算参加者預託金」は、多額かつ清算参加者のポジションなどにより
日々変動することから、当社グループの資産及び負債の額は、これらの変動に大きな影響を受けます。その他、金融商品
取引及び商品先物取引の安全性を確保するための諸制度に基づく「信認金」、「取引参加者保証金」及び「違約損失積立
金」が資産及び負債または資本に両建てで計上されております。
当第3四半期連結会計期間末の資産は、「清算引受資産」が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ2兆6,017
億92百万円増加し、56兆6,711億98百万円となりました。また、「清算引受資産」、「清算参加者預託金」、「信認金」
及び「違約損失積立金」を控除した後の資産は、前連結会計年度末に比べ14億89百万円減少し、3,580億13百万円となり
ました。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、資産と同様に「清算引受負債」が増加したことなどから、前連結会計年度末に
比べ2兆6,006億76百万円増加し、56兆3,786億31百万円となりました。また、「清算引受負債」、「清算参加者預託
金」、「信認金」及び「取引参加者保証金」を控除した後の負債は、前連結会計年度末に比べ24億40百万円減少し、851
億75百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の資本は、配当金の支払により減少した一方、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計
上により増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ11億16百万円増加し、2,925億66百万円となりました。また、
違約損失積立金を控除した後の資本は、2,646億18百万円となりました。
<参考>
資産合計 資本合計
親会社の所有者に
帰属する持分
親会社所有者
帰属持分比率
2020年3月期第3四半期
2019年3月期
百万円
56,671,198 (358,013)
54,069,405 (359,502)
百万円
292,566 (264,618)
291,450 (263,502)
百万円
285,488 (257,540)
285,009 (257,060)
%
0.5 (71.9)
0.5 (71.5)
(注) 各指標における( )内は、資産合計は「清算引受資産」、「清算参加者預託金」、「信認金」及び「違約損失
積立金」、資本合計及び親会社の所有者に帰属する持分は、「違約損失積立金」をそれぞれ控除して算出した数値
です。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
①連結業績予想
2019年9月25日に開示しました「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」(以下、「前回開示資料」とい
います。)に記載した連結業績予想数値から、変更はありません。
なお、本業績予想数値は、通期の1日平均売買代金・取引高について、株券等(注1)が2兆8,000億円、長期国債
先物取引が40,000単位、TOPIX先物取引が107,000単位、日経平均株価先物取引(注2)が201,000単位、日経平均株価
指数オプション取引(注3)が230億円であることを前提に策定しております。
(注1) 東証市場第一部・第二部、マザーズ、JASDAQ及びTOKYO PRO Market並びにETF、ETN及びREIT等に係る売
買代金(立会内外含みます。)。
(注2) 日経225mini先物取引高は日経平均株価先物取引における取引高へ換算しております。
(注3) Weeklyオプション取引を除きます。
②配当予想
前回開示資料に記載の配当予想から、変更はありません。
当社は、金融商品取引所グループとしての財務の健全性、清算機関としてのリスクへの備え、当社市場の競争力強
化に向けた投資機会等を踏まえた内部留保の重要性に留意しつつ、業績に応じた配当を実施することを基本とし、具
体的には、配当性向を60%程度とすることを目標としております。
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株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
前連結会計年度
(2019年3月31日)
当第3四半期連結会計期間 (2019年12月31日)
百万円 百万円
資産
流動資産
現金及び現金同等物 63,891 51,678
営業債権及びその他の債権 11,402 15,607
清算引受資産 49,886,377 51,754,089
清算参加者預託金特定資産 3,795,086 4,530,433
信認金特定資産 490 714
未収法人所得税 6,311 7,702
その他の金融資産 113,100 111,899
その他の流動資産 1,979 2,717
流動資産合計 53,878,639 56,474,842
非流動資産
有形固定資産 7,293 14,162
のれん 67,374 67,374
無形資産 33,435 35,331
退職給付に係る資産 5,872 5,801
持分法で会計処理されている投資 12,474 14,124
違約損失積立金特定資産 27,948 27,948
その他の金融資産 26,634 21,768
その他の非流動資産 6,071 6,054
繰延税金資産 3,661 3,790
非流動資産合計 190,766 196,356
資産合計 54,069,405 56,671,198
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前連結会計年度
(2019年3月31日)
当第3四半期連結会計期間 (2019年12月31日)
百万円 百万円
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 4,421 4,030
社債及び借入金 32,500 32,500
清算引受負債 49,886,377 51,754,089
清算参加者預託金 3,795,086 4,530,433
信認金 490 714
取引参加者保証金 8,384 8,218
未払法人所得税等 9,676 4,398
その他の流動負債 7,136 8,940
流動負債合計 53,744,073 56,343,325
非流動負債
社債及び借入金 19,946 19,951
退職給付に係る負債 7,964 9,011
その他の非流動負債 2,914 2,949
繰延税金負債 3,055 3,393
非流動負債合計 33,882 35,305
負債合計 53,777,955 56,378,631
資本
資本金 11,500 11,500
資本剰余金 39,716 39,716
自己株式 △1,213 △1,560
その他の資本の構成要素 7,688 6,982
利益剰余金 227,317 228,849
親会社の所有者に帰属する持分合計 285,009 285,488
非支配持分 6,441 7,078
資本合計 291,450 292,566
負債及び資本合計 54,069,405 56,671,198
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(2)要約四半期連結損益計算書
前第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
収益
営業収益 92,020 87,433
その他の収益 193 902
収益計 92,214 88,335
費用
営業費用 39,657 42,018
その他の費用 17 10
費用計 39,674 42,028
持分法による投資利益 1,763 1,869
営業利益 54,302 48,176
金融収益 1,045 486
金融費用 62 75
税引前四半期利益 55,285 48,586
法人所得税費用 16,439 14,633
四半期利益 38,845 33,953
四半期利益の帰属
親会社の所有者 38,430 33,317
非支配持分 415 636
四半期利益 38,845 33,953
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 71.74 62.22
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - -
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(3)要約四半期連結包括利益計算書
前第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
四半期利益 38,845 33,953
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公
正価値の純変動 285 3,444
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対す
る持分 0 △0
その他の包括利益(税引後) 285 3,444
四半期包括利益 39,131 37,398
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 38,715 36,761
非支配持分 415 636
四半期包括利益 39,131 37,398
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(4)要約四半期連結持分変動計算書
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 資本剰余金 自己株式 その他の資本の
構成要素
百万円 百万円 百万円 百万円
2018年4月1日時点の残高 11,500 39,716 △953 10,816
四半期利益 - - - -
その他の包括利益(税引後) - - - 285
四半期包括利益合計 - - - 285
自己株式の取得 - - △264 -
配当金の支払 - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰余金
への振替 - - - △3,151
所有者との取引額合計 - - △264 △3,151
2018年12月31日時点の残高 11,500 39,716 △1,218 7,950
親会社の所有者に帰属する持分 非支配持分
資本合計
利益剰余金 合計
百万円 百万円 百万円 百万円
2018年4月1日時点の残高 212,691 273,771 5,965 279,736
四半期利益 38,430 38,430 415 38,845
その他の包括利益(税引後) - 285 - 285
四半期包括利益合計 38,430 38,715 415 39,131
自己株式の取得 - △264 - △264
配当金の支払 △37,544 △37,544 - △37,544
その他の資本の構成要素から利益剰余金
への振替 3,151 - - -
所有者との取引額合計 △34,393 △37,809 - △37,809
2018年12月31日時点の残高 216,729 274,678 6,380 281,059
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株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
親会社の所有者に帰属する持分
資本金 資本剰余金 自己株式 その他の資本の
構成要素
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年4月1日時点の残高 11,500 39,716 △1,213 7,688
四半期利益 - - - -
その他の包括利益(税引後) - - - 3,444
四半期包括利益合計 - - - 3,444
自己株式の取得 - - △350 -
配当金の支払 - - - -
その他の資本の構成要素から利益剰余金
への振替 - - - △4,150
その他 - - 3 -
所有者との取引額合計 - - △346 △4,150
2019年12月31日時点の残高 11,500 39,716 △1,560 6,982
親会社の所有者に帰属する持分 非支配持分
資本合計
利益剰余金 合計
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年4月1日時点の残高 227,317 285,009 6,441 291,450
四半期利益 33,317 33,317 636 33,953
その他の包括利益(税引後) - 3,444 - 3,444
四半期包括利益合計 33,317 36,761 636 37,398
自己株式の取得 - △350 - △350
配当金の支払 △35,935 △35,935 - △35,935
その他の資本の構成要素から利益剰余金
への振替 4,150 - - -
その他 - 3 - 3
所有者との取引額合計 △31,785 △36,281 - △36,281
2019年12月31日時点の残高 228,849 285,488 7,078 292,566
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(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号「リース」の適用)
当社グループは、第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」(2016年1月公表)(以下、「IFRS第16
号」)を適用しております。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用によ
る累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。
IFRS第16号の適用に際し、契約にリースが含まれているか否かについては、IFRS第16号C3項の実務上の便法を選
択し、IAS第17号「リース」(以下、「IAS第17号」)及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判
断」のもとでの判断を引き継いでおります。適用開始日以降は、IFRS第16号の規定に基づき判断しております。
過去にIAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類した借手としてのリースについては、適用開始日
に、使用権資産及びリース負債を認識しております。リース負債は、残存リース料を適用開始日における借手の追
加借入利子率を用いて割り引いた現在価値で測定しております。当該割引率は0.27%です。使用権資産は、リース
負債の当初測定額に基づいて測定しております。
前連結会計年度末においてIAS第17号を適用した解約不能のオペレーティング・リース契約と、適用開始日にお
いて要約四半期連結財政状態計算書に認識したリース負債の調整表は、以下のとおりです。
百万円
解約不能オペレーティング・リース契約(2019年3月31日) -
ファイナンス・リース債務(2019年3月31日) -
解約可能オペレーティング・リース契約等 6,082
2019年4月1日におけるリース負債 6,082
この結果、適用開始日において、要約四半期連結財政状態計算書の有形固定資産、その他の流動負債及びその他
の非流動負債がそれぞれ6,082百万円、3,090百万円、2,991百万円増加しています。
なお、当社グループは、IFRS第16号の適用に際し、以下の実務上の便法を使用しております。
・特性が合理的に類似したリースのポートフォリオに単一の割引率を適用
(会計上の見積りの変更)
株式会社東京証券取引所は、新システムの稼働に向けて、第2四半期連結会計期間において現行システムの耐用
年数の見直しを行っております。
これにより、従来の方法に比べて、当第3四半期連結累計期間の営業利益及び税引前四半期利益はそれぞれ129
百万円減少しております。
(営業収益)
「営業収益」の内訳は以下のとおりです。
前第3四半期連結累計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
取引関連収益 37,364 33,365
清算関連収益 19,118 18,786
上場関連収益 10,424 10,153
情報関連収益 15,729 16,034
その他 9,383 9,093
合計 92,020 87,433
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株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
(営業費用)
「営業費用」の内訳は以下のとおりです。
前第3四半期連結累計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
当第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
人件費 11,722 12,229
システム維持・運営費 8,917 8,854
減価償却費及び償却費 8,752 11,929
その他 10,265 9,005
合計 39,657 42,018
- 12 -
株式会社日本取引所グループ(8697)2020年3月期第3四半期決算短信
平成 29年 9月 27日
2020年 1月 30日
各 位
株式会社東京証券取引所
現物市場の機能強化に向けたアクションプログラムの公表について
当社は、我が国株式市場のより一層の機能強化のために取り組むべき施策について、市
場関係者の皆様と共有を図ることを目的に、「現物市場の機能強化に向けたアクションプロ
グラム」として、公表することといたしました。
昨今の株式市場では売買執行の自動化・高速化やパッシブ化の進展を含め目まぐるしい
環境変化が続いており、国内外の様々な投資家による執行ニーズの多様化及びそれらへの
サービスの高度化も進展している状況です。我が国の株式市場が、今後も魅力あるマーケ
ットであり続けるためには、こうした市場環境の変化に機動的かつ柔軟に対応することが
必要不可欠と考えられます。
そこで今般、我が国市場全体の公正性・信頼性の向上とともに、市場機能の強化に資す
ると考えられる施策を可能な限り早急に実施することとし、投資家の皆様にとって、より
一層利便性が高く、魅力的な市場を提供することを目指してまいります。
各施策につきましては、今後順次実施していく予定でございますが、個別施策のうち制
度改正を伴うものに関しましては、JPX ウェブサイトにてパブリック・コメントを実施い
たします。なお一部施策につきましては本日よりパブリック・コメントを実施しておりま
す。
今後も引き続き、投資者にとって利便性の高い市場の振興に努めてまいります。
以 上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社東京証券取引所 株式部
03-3666-0141(代表)
1
現物市場の機能強化に向けたアクションプログラムの公表について(全体像)
1.市場の信頼性・安全性向上
2.投資しやすい取引環境の整備
3.市場環境の変化を踏まえた売買制度の検討
自動取引や高速取引の進展等による市場の構造変化の中で、市場の信頼性・安全性の向上のため、新たな規制の導入や売買監理・審査の高度化等に取り組む
取引ニーズの多様化・高度化とともに、長期分散投資や新たな投資家層の裾野拡大が必要となっていることから、売買制度の改善、新たな受け皿や情報の提供等により、様々な投資家にとって利便性が高く、よりよい価格で取引可能な環境を整備する
投資家ニーズや取引執行の多様化に加え、市場環境や市場構造自体も大きく変化する中で、今後の売買制度の在り方等を検討する
(1)ETF市場の活性化 【2020年度中実施予定】 (2)個人投資家への個別銘柄投資の魅力訴求等 (3)新たな投資家層の受け皿となる環境整備 (4)呼値の単位の適正化 【2020年度中実施予定】 (5)投資家向け情報の拡充 (6)信用取引の利便性向上 (7)ToSTNeT市場における多様な取引ニーズへの対応 【2020年8月実施予定】
(1)マーケット・アクセス・ルールの導入等 【2021年初実施予定】 (2)自己対当防止機能の導入 【2021年度中実施予定】 (3)売買監理・審査の高度化 (4)ダークプール規制への対応 【2020年8月実施予定】
(1)パッシブ化の進展による売買制度の検証等 (2)次世代マーケットに係る検討