高齢者雇用 参考資料...高齢者雇用 参考資料 平成30年5月16日...

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高齢者雇用 参考資料 平成30年5月16日 内閣官房人生100年時代構想推進室 資料

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Page 1: 高齢者雇用 参考資料...高齢者雇用 参考資料 平成30年5月16日 内閣官房人生100年時代構想推進室 資料1 2017年時点の高齢化率(65歳以上人口割合)は27.7%、2065年には38.4%に達する。

高齢者雇用 参考資料

平成30年5月16日内閣官房人生100年時代構想推進室

資料1

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○ 2017年時点の高齢化率(65歳以上人口割合)は27.7%、2065年には38.4%に達する。○ 2022年から、団塊の世代(1947~1949年生まれ)が75歳に入り始める。

(注)1950年~2015年の高齢化率の算出には分母から年齢不詳を除いている。

高齢化の推移と将来推計人口

1

高齢化の推移と将来推計

(出典)2015年までは総務省「国勢調査」、2017年は総務省「人口推計」(2017年10月1日確定値)、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成2017年推計)」の出生中位・死亡中位仮定による推計結果。

8,411

12,806 12,671 12,532

9,744

8,808

4.9 5.3 5.7 6.3 7.1 7.9 9.1 10.312.1

14.617.4

20.223.0

26.6 27.7 28.9 30.0 31.232.8

35.336.8 37.7 38.0 38.1 38.4

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

40.0

45.0

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2017 2020 2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060 2065

総人口数

65歳以上人口割合

(万人) (%)実績値 推計値

高齢化率(65歳以上人口割合)

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高齢者の身体機能の変化

2(出典)鈴木隆雄他「日本人高齢者における身体機能の縦断的・横断的変化に関する研究」(第53巻第4号「厚生の指標」2006年4月図17より引用)

○ 高齢者の通常歩行速度は、10年で10歳程度速くなる(2002年の75~79歳は、1992年の65~69歳と同じ歩行速度)など、高齢者の身体機能は若くなっている。

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高齢者の読解力及び数的思考力に関する国際比較

3(出典)OECD「国際成人力調査(2011年実施)」より作成。

○ OECDの国際成人力調査(PIAAC)によると、日本の高年齢者(60-65歳層)の読解力、数的思考力はOECD平均を上回っている。ただし、ITを活用した問題解決能力は、中高年で低下し、60歳以上ではOECD平均を下回っている。

○我が国では、中高年の基礎的ITリテラシーの向上が課題である。

読解力と年齢の関係

数的思考力と年齢の関係

ITを活用した問題解決能力と年齢の関係295.3

302.6309.3 309.2 308.1 305.9

299.7294.1

283.6

266.9

275.0283.4 285.4 282.9 281.4

276.5270.9

264.7258.3

252.6240

260

280

300

320

16-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-65

日本

OECD平均

(歳)

(点)

275.3

289.3298.8 296.0 298.0 295.1 292.0 290.9

282.0

267.8

265.7275.8 280.0 278.7 277.3 273.6

268.1262.8

256.1249.7240

260

280

300

320

16-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-65

日本

OECD平均

(歳)

(点)

297.2302.0

310.1 309.3303.7

299.4

287.3

276.5273.2

251.6

291.3297.4 297.0

293.6288.5

281.7276.2

267.9262.4 255.3

240

260

280

300

320

16-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-65

日本

OECD平均

(歳)

(点)

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高齢者の就業率の国際比較

○ 日本の65~69歳層の就業率は、欧米諸国と比較すると、高水準。

(注)2016年の各国の就業率

65歳~69歳の就業率

(出典)労働政策研究・研修機構「データブック国際労働比較(2018)」より作成。

52.9

35.5

25.7

19.4

8.0

13.3

25.3

33.4

27.0

16.6 11.9

4.9 5.2

18.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

日本 アメリカ イギリス ドイツ フランス イタリア スウェーデン

男性

女性

(%)

4

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高齢者の就労希望年齢と希望する就労形態

(注1)60歳以上の男女を対象とした調査(n=1,999)(出典)内閣府 「平成25年度 高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(2013年)より作成。

(注2)35~64歳の男女を対象とした調査(n=2,214)。 【高齢者の希望する就労形態】の対象は35~64歳の男女のうち、60歳以降も収入を伴う就労の意向がある者。(出典)内閣府 「平成25年度 高齢期に向けた「備え」に関する意識調査」(2013年) より作成。 5

○ 現行の高年齢者雇用安定法が定める雇用確保措置年齢である65歳(2025年到達)を超えて働きたいと回答した人が、3人に2人(65.9%)、「働けるうちはいつまでも」と回答している人が3割(29.5%)となっている。

○ 高齢者の希望する就労形態は、男性はフルタイムとパートタイムの希望割合が4割(36-37%)で同程度であるのに対して、女性は7割(69.4%)がパートタイムを希望している。ニーズに応じた就労形態の多様化が課題。

11.8 21.4 23.6 10.12.7 29.5 1.0

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

60歳くらいまで 65歳くらいまで 70歳くらいまで75歳くらい

まで 働けるうちはいつまでも

無回答

(%)

76歳以上【高齢者の就労希望年齢】

65.9%

12.7

36.7

69.4

37.0

12.7

19.3

1.2

4.7

3.0

1.0

0.3

0.6

0.5

0.7

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

フルタイムの社員・職員 パートタイム(短時間勤務など)の社員・職員 自営業・個人事業主・フリーランス(家族従業者を含む)農林漁業(家族従事者を含む) 在宅就労 その他無回答

(%)

【高齢者の希望する就労形態】

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企業の中高年者の中途採用意向

中高年者の中途採用意向

(出典)人材サービス産業協議会「中高年ホワイトカラーの中途採用実態調査(2013年)」より作成。

○ 一度でも中高年者を採用したことのある企業の中高年者に対する採用意向は高い(66%)が、採用経験がない企業では採用意向が低い(35%)。

○ 高齢者のトライアル雇用を進めることが課題。

(注)「採用実績あり」とは、過去3年以内に40~55歳を中途採用した企業。

6

13.1

3.4

53.0

31.5

5.0

8.6

2.8

11.8

26.2

44.8

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

中高年者の

採用実績あり

中高年者の

採用実績なし

積極的に採用したい いい人がいれば採用したい できれば採用したくない

採用したくない わからない

(%)

66.1%

34.9%

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高齢者が就労にあたって重視すること

「あなたが働くとしたら、次にあげる理由はどのくらい重要か」

○ 柏市の就労セミナーに参加した高齢者が働く上で重視する理由をみると、「健康が維持できる」、「達成感が得られる」、「新しい人と知り合いになれる」の順に高くなっており、「収入を得ること」は必ずしも上位の理由ではない。

東京大学高齢社会総合研究機構「就労セミナー」に参加した柏市のシニアに対する就労意識調査結果(2012年)(n = 171)

(出典)檜山敦著『超高齢社会2.0:クラウド時代の働き方革命』より。 7

48.0

41.7

30.1

15.3

10.1

35.5

36.4

41.8

38.7

40.3

14.5

18.5

22.9

39.3

32.9

0.7

2.6

2.6

5.3

15.4

1.3

0.7

2.6

1.3

1.3

0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100

健康が維持できること

達成感が得られること

新しい人と知り合いになれること

働く仲間に貢献できること

収入が得られること

とても重要 やや重要 ふつう あまり重要でない 重要でない

(%)

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シニア人材の活用に関する労働者の意識(年齢別)

(出典)企業活力研究所「シニア人材の新たな活躍に関する調査研究報告書(2012年)」より作成。 8

○ 60~64歳の男性が、「元部下のもとで働くことに抵抗感がある」と答えた割合は3割(27%)に過ぎない。

○ 他方、40代の男性が、「元上司であるシニアを部下とすることに抵抗感がある」と答えた割合は5割(48%)である。

○ 我が国では戦後、自分より年長者が上司となる年功序列制度が一般的であったことも要因と考えられ、今後、シニアの活躍の場を作るためには、その意識改革が必要。

元部下の者の部下として働くことに抵抗はあるか 元上司であるシニアを部下とすることに抵抗はあるか

3.8

7.4

23.1

22.1

38.5

33.3

26.9

26.0

7.7

11.2

0 20 40 60 80 100

60-64歳

男性

全体

非常にある ややある どちらともいえない あまりない 全くない

(%)

26.9%

9.6

14.4

38.5

43.9

26.9

24.0

23.1

14.1

1.9

3.5

0 20 40 60 80 100

40代

男性

全体

非常にある ややある どちらともいえない あまりない 全くない

(%)

48.1%

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高齢社員の配置・活躍推進にあたっての問題(企業)

配置・活躍推進にあたって生じている問題(複数回答)

(出典)日本経済団体連合会「ホワイトカラー高齢社員の活躍をめぐる現状・課題と取組み(2016年)」より作成。 9

○ 産業界では、高齢者の再雇用について「働くモチベーションの低下」が最大の問題と認識(5割)。○ 年齢とは無関係の成果による職務・ポストの割当てが当たり前となる文化の形成が必要。

53.4

26.7

23.3

19.8

16.4

13.8

0.9

14.7

0 10 20 30 40 50 60

再雇用後の処遇の低下・役割の変化等により、

モチベーションが低下

自社において、活用する職務・ポストが不足

自社組織の新陳代謝が低下

定年を目前に控えたモチベーションの低下が、

定年後の再雇用時にも影響

経験・スキルが事業構造の変化等により陳腐化

出向・転籍先のポストが不足

その他

特に問題は生じていない・生じる可能性はない

(%)

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60歳以上の者で起業を希望する者

起業を希望する高齢者の推移

(出典)総務省統計局「就業構造基本調査」の調査票情報を厚生労働省労働政策担当参事官にて独自集計により作成。 10

10.7

14.5

17.3

0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

20

2002 2007 2012

(万人)

○ 今後起業したいと考えている60歳以上の高年齢者は増加。

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【専門人材の年代】【専門人材受入企業業種】

【専門人材のミッション】

製造業61%

卸売業・小売業9%

サービス業8%

建設業5%

情報通信業5%

運輸業2%

宿泊業・飲食業2%

不動産業2%

その他6%

生産性向上34%

販路拡大24%

経営管理20%

事業分野拡張12%

その他10%

20歳代12%

30歳代29%

40歳代30%

50歳代23%

60歳代以上6%

大都市圏の中核人材と地方企業とのマッチング

11

○ 地方の中小企業は、大都市圏の生産性向上等の専門人材に活躍してもらうことにより、新たな事業展開が可能。

○ 今後は、地方の中小企業に加え、実務家教員の受け入れを必要としている地方の大学への実務経験のある高齢者の再教育及びあっせんも重要である。

専門人材の成約件数と相談件数の推移

専門人材のマッチング事業各道府県は、潜在成長力ある地域企業に対し、生産性向上等の専門人材(以下「専門人材」)の採用支援活動を行う拠点を設置し、都市部の大企業と地域企業との人材交流等を支援している。

(出典)内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局資料より作成。

2 6 11 26 58 93 152 208 284 373 472 584

705 817

932 1,032 1,198

1,360

1,509

1,641

1,781

1,960

2,126

2,273

2,423

2,572

2,735

3 27303

7581,427

2,1863,020

3,8835,044

6,0586,972

8,0468,840

9,78010,564

11,24812,005

12,72613,441

14,30915,226

16,02916,925

17,91118,806

19,740 20,620

21,356 22,198

0

5000

10000

15000

20000

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

10月

11月

12月

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

成約件数(累計)

相談件数(累計)

(H27) (H28) (H29) (H30)

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公務部門における高齢期職員の活用

(注)再任用職員等を除く。12

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

6.0

7.0

8.0

9.0

19歳以下

22歳・

23歳

26歳・

27歳

30歳・

31歳

34歳・

35歳

38歳・

39歳

42歳・

43歳

46歳・

47歳

50歳・

51歳

54歳・

55歳

58歳・

59歳

平成29年 平成19年

(%)

○ 国家公務員(一般職)の年齢階層別の構成割合は、ここ10年間でピークが右側にシフトし、中高年層の割合が高くなっている。

○ 再任用職員数は一貫して増加しているが、公務部門においても、限られた人的資源の有効活用を図るため、知識・技術・経験等が豊富な職員の更なる活用方法の検討が課題。

(出典)人事院「国家公務員給与等実態調査」より作成。

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29

フルタイム勤務、短時間勤務計

短時間勤務

フルタイム勤務

(人)

12,634

8,160

4,474

(注)平成13年度~平成28年度は実績であり、平成29年度は実施予定である。

(出典)内閣人事局、人事院 「再任用実施状況調査」より作成。

国家公務員(一般職)の年齢階層別人員構成比 国家公務員(一般職)の再任用職員の推移