高速道路での逆走対策に関する 有識者委員会(第4 - mlit...ministry of land,...
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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
高速道路での逆走対策に関する有識者委員会(第4回)
Ⅰ.2017年逆走発生状況 資料1
Ⅱ.逆走対策実施状況 資料2
Ⅲ.逆走発生の詳細分析 資料3
Ⅳ.新技術を活用した更なる逆走対策 資料4
Ⅴ.今後の対策の進め方 資料5
Ⅰ.2017年逆走発生状況
資料1
1
用語の定義
2
事故ベース:逆走による死亡、負傷、物損事故
確保ベース:逆走事故+事故に至らないが警察等が逆走車を確保
通報ベース:道路利用者による通報+パトロール隊や監視カメラによる発見
Ⅰ-1.2017年逆走発生状況(事故)
3
死亡39
13%
負傷96
33%
物損16654%
5 4 5 5 8 7 5
615 11
1618 18
12
11
16
24
18
29 20
32
27
12
27
43
34
5046
57
44
23
0
20
40
60
80
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
逆走事故発生件数
物損
負傷
死亡
(件)
(19%) (9%) (15%) (10%)(17%) (12%) (11%)
(22%) (35%) (32%)(32%)
(39%) (32%)
(27%)
(48%)
(59%)
(56%)
(53%)
(58%) (44%)
(56%)
(62%)
(52%)
(年)
死亡5
11%
負傷12
27%物損27
62%
死亡128
0.2%
負傷4,795 9.1%
物損47,657 90.7%
1-①.2017年逆走発生状況(事故件数)[事故形態別]
4
○2017年の逆走事故は、前年に比べ、約2割減少。死亡約1割、負傷約3割、物損約6割の傾向に大きな変化は見られない。○高速道路での事故全体に比べ、逆走事故は死亡事故になる割合は約55倍、死傷事故になる割合は約4倍と、特に高いという傾向に
大きな変化はない。
〈逆走事故発生件数の推移と事故形態〉
事故形態
※ 高速道路会社が管理する高速道路の状況(高速道路会社調べ)
〈2017年の事故全体の状況〉
死傷事故9%
2017.1~2017.12 計(全52,580件の内訳)
死亡事故0.2%
※
死亡事故11%
死傷事故38%
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故に至った逆走事案 N=324
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
→ 事故全体と比べ、約55倍の割合
2017.1~2017.12 計(全44件の内訳)
〈2011~2017年の逆走事故の状況〉
2011.1~2017.12 計(全301件の内訳)
死亡事故13% 死傷事故
46%
死亡1,113 0.3%
負傷36,609 9.7%
物損339,155 90.0%
〈2011~2017年の事故全体の状況〉
2011.1~2017.12 計(全376,877件の内訳)
死傷事故10%
死亡事故0.3%
→ 事故全体と比べ、約40倍の割合
→ 事故全体と比べ、約5倍の割合
31(年換算) 〈2017年の逆走事故の状況〉
※※2018年11月 死亡事故が1件発生
4452,580
376,877 301
→ 事故全体と比べ、約4倍の割合
(9月現在)
約2割減
IC・JCT15652%
SAPA207%
本線65
21%
その他1
0%
不明59
20%
IC・JCT29
66%
SAPA4
9%
本線7
16%
その他1
2%不明
37%
10
20 1721 20
3829
10
3
42
6
1
4
2
79
16
16
8
7
9
1
12
12
6
13 4
10
3
4
27
43
34
5046
57
44
23
0
20
40
60
80
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
逆走事故発生件数
不明
その他
本線
SAPA
IC・JCT
(件)
(37%)(47%) (50%) (42%) (43%)
(67%)
(66%)
(44%)
(11%)
(9%)(6%)
(13%)
(2%)
(9%)
(7%)
(16%)
(26%)
(32%)
(35%)
(14%)
(16%)
(39%)
(2%)
(45%)
(28%)
(18%)
(26%)(9%)
(17%)
(7%)
(17%)
(年)
31(年換算)
1-②.2017年逆走発生状況(事故件数)[箇所別]
5
○2017年の逆走事故の発生箇所については、IC・JCTが約7割と例年より多いが、本線が約2割という傾向には大きな変化はない。
〈逆走事故発生件数の推移と発生箇所〉
2017.1~2017.12 計(全44件の内訳)
2011.1~2017.12 計(全301件の内訳)
〈2011~2017年の逆走事故発生箇所〉
〈2017年の逆走事故発生箇所〉
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故に至った逆走事案 N=324
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
44
301(9月現在)
約7割
約5割
※発生箇所は逆走開始地点で分類
約2割減
約2割
約2割
本線5
100%
IC・JCT2
5%
本線37
95%
IC・JCT2
40%
SA・PA1
20%
本線1
20%
不明1
20%
1-③.2017年逆走発生状況(死亡事故件数)[箇所別]
6
○2017年の死亡事故の逆走開始地点は、IC・JCTが約4割と最も多く、次いで本線が約2割となっている。○事故発生箇所については、すべてが本線となっている。
〈事故発生箇所ベース〉
2017.1~2017.12 計(全5件の内訳)
2011.1~2017.12 計(全39件の内訳)
〈2011~2017年の事故発生箇所〉 〈2017年の事故発生箇所〉
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における死亡事故 N=39
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
539
(9月現在)
約9割
2 21
4
2
1 3 1
1
3
2
3
1
12
3
3
1
2
1
0
2
4
6
8
10
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
〈逆走開始箇所ベース〉
逆走死亡事故発生件数
2 21
54
3
5
7 5
5
5
4
5 5
8
7
5
2
4
6
8
10
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
死亡事故発生件数
不明
その他
本線
SAPA
IC・JCT
(件)
54
5 5
8
7
5
(9月現在)
IC・JCT11
28%
SA・PA5
13%本線
1128%
その他0
0%
不明12
31%
2017.1~2017.12 計(全5件の内訳)
2011.1~2017.12 計(全39件の内訳)
〈2011~2017年の逆走発生箇所〉 〈2017年の逆走発生箇所〉
39 5
約3割
約3割
約4割
約2割
2
54
3
5
87
5
5
4
5 5
8
7
5
0
2
4
6
8
10
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
(件)
約10割
(件)
2 21
54
3
5
7 5
5
5
4
5 5
8
7
5
2
4
6
8
10
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
死亡事故発生件数
不明
その他
本線
SAPA
IC・JCT
(件)
逆走開始地点
一般道
高速道路出口事故発生地点
※11月死亡事故が1件発生
※11月死亡事故が1件発生
開始箇所ベース事故箇所ベース
逆走死亡事故発生件数
66478
342
618221813
12137
8
5108
8
912
5
3
12
18
1320
8
13
13
3
3
1
2
1
23
44
57
4650
34
43
27
0
20
40
60
80
20182017201620152014201320122011
逆走事故発生件数
不明
75歳以上
65~75歳未満
30~65歳未満
30歳未満
(件)
(26%)(14%)(7%)(15%)(16%)(9%)(10%)(7%)
(26%)
(41%)(38%)(39%)(26%)
(35%)(30%)
(26%)
(35%)
(11%)(18%)
(18%)(16%)
(26%)(28%)
(19%)
(13%)
(27%)
(32%)
(28%)(40%)
(24%)
(30%)
(48%)
(7%)
(5%)
(2%)
(6%)
(2%)
(年)
30歳未満6
14%
30~65歳未満18
41%
65~75歳未満5
11%
75歳以上12
27%
不明3
7%
30歳未満34
11%
30~65歳未満10334%
65~75歳未満57
19%
75歳以上97
32%
不明104%
31(年換算)
○2017年の逆走事故の年齢構成は、65歳以上が前年度比約4割減となり、全体に占める割合も約4割と例年より低かった。
1-④.2017年逆走発生状況(事故件数)[年齢別]
7
〈逆走事故発生件数の推移と運転者の年齢〉
〈2011~2017年の逆走事故 運転者の年齢〉
〈2017年の逆走事故 運転者の年齢〉
2017.1~2017.12 計(全44件の内訳)
2011.1~2017.12 計(全301件の内訳)
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故に至った逆走事案 N=324
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
44
301
(9月現在)
約4割
約5割
約4割減
1111
12
3
2
2
21
1
1
1
1
2
1
2
3
3
21
4
5
7
8
55
4
5
0
2
4
6
8
10
20182017201620152014201320122011
逆走死亡事故発生件数
不明
75歳以上
65~75歳未満
30~65歳未満
30歳未満
(件)
(20%)(14%)(13%)(20%)
(20%)(29%)
(37%)
(40%)
(40%)
(50%)
(20%)
(20%)
(14%)
(13%)
(20%)
(40%)
(25%)
(40%)
(43%)
(37%)
(40%)(25%)
(80%)
30歳未満4
10%
30~65歳未満13
33%
65~75歳未満7
18%
75歳以上15
39%
30歳未満1
20%
30~65歳未満1
20%65~75歳未満
120%
75歳以上2
40%
○2017年の逆走死亡事故の年齢構成は、65歳以上が全体の約6割となり、例年と同様で傾向に大きな変化は見られない。
1-⑤.2017年逆走発生状況(死亡事故件数)[年齢別]
8
〈逆走死亡事故発生件数の推移と運転者の年齢〉
〈2011~2017年の逆走死亡事故運転者の年齢〉
〈2017年の逆走死亡事故運転者の年齢〉
2017.1~2017.12 計(全5件の内訳)
2011.1~2017.12 計(全39件の内訳)
5
39
約6割
約6割
(9月現在)※11月死亡事故
が1件発生
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における死亡事故 N=39
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
Ⅰ-2.2017年逆走発生状況(確保)
9
IC・JCT83356%
SAPA987%
本線29920%
その他6
0%
不明25417%
IC・JCT12560%SAPA
126%
本線45
22%
その他1
0%
不明24
12%
96113
84106
158151
125
89
1914
10
15
1513
12
9
3433
26
56
67
38
45
23
2
2
1
1
1
62 47
23
33
18
47
24
31
211 209
143
212
259249
207
153
50
100
150
200
250
300
2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
逆走発生件数
不明
その他
本線
SAPA
IC・JCT
(件)
(46%)(54%)
(59%)
(50%)
(61%)(61%) (60%)
(58%)
(9%)
(7%)
(7%)
(7%)
(6%)(5%)
(6%)
(6%)
(16%)(16%)
(18%)
(26%)
(26%)
(15%)
(22%)
(15%)
(1%)
(1%)
(0%)
(0%)
(1%)
(29%) (22%)
(16%)
(16%)
(7%)
(19%)
(12%)
(20%)
(年)
2-①.2017年逆走発生状況(確保件数)[箇所別] ※確保は事故発生後も含む
〈逆走事案発生件数の推移と発生箇所〉
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故または確保に至った逆走事案 N=1,643
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
2017.1~2017.12 計(全207件の内訳)
204(年換算)
2011.1~2017.12 計(全1,490件の内訳)
〈2011~2017年の逆走事案発生箇所〉
〈2017年の逆走事案発生箇所〉約2割減
207
1,490(9月現在)
10
※発生箇所は逆走開始地点で分類
約6割
約6割
○2017年の逆走発生件数については、前年に比べ約2割減少。○発生箇所別では、IC・JCTが前年に比べ約2割減少しているものの、全体に対しては約6割と最も多く、次いで本線が約2割という傾向に
大きな変化はない。
約2割減
約2割
約2割
1521252417101216
3249
716746
305551
3335
5352
47
30
5244
73
99
97116
101
71
88100
3
3
1
2
2
153
207
249259
212
143
209211
50
100
150
200
250
300
20182017201620152014201320122011
逆走事案発生件数
不明
75歳以上
65~75歳未満
30~65歳未満
30歳未満
(件)
(10%)(10%)(10%)(9%)(8%)(7%)(6%)(8%)
(21%)(24%)
(29%)(26%)
(22%)(21%)
(26%)(24%)
(21%)
(17%)
(21%)(20%)
(22%)
(21%)
(25%)(21%)
(48%)
(48%)
(39%)(45%)
(48%)
(50%)
(42%)(47%)
(1%)
(1%)
(0%)
(1%)
(1%)
(年)
30歳未満1258%
30~65歳未満36925%
65~75歳未満31321%
75歳以上67245%
不明111%
30歳未満21
10%
30~65歳未満49
24%
65~75歳未満35
17%
75歳以上99
48%
不明3
1%
2-②.2017年逆走発生状況(確保件数)[年齢別] ※確保は事故発生後も含む
○2017年の逆走発生件数の年齢構成については、65歳以上が約6割と最も多いという傾向に大きな変化はない。○30歳以上75歳未満は、前年に比べ約3割減少している。○75歳以上は、2014年以降100件前後で推移しており、減少が見られない。
データ: 2011年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故または確保に至った逆走事案 N=1,643
出典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
〈逆走事案発生件数の推移と運転者の年齢〉
2017.1~2017.12 計(全207件の内訳)
204(年換算)
2011.1~2017.12 計(全1,490件の内訳)
〈2011~2017年の逆走した運転者の年齢〉
〈2017年の逆走した運転者の年齢〉
変わらず
約3割減
207
(9月現在)
11
1,490
約7割
約6割
〈参考〉 2017年逆走発生状況(通報)
12
783
611
259 249207
153
46 57 44 23
0
200
400
600
800
1000
1200
2015 2016 2017 2018
逆走通報回数 逆走事案(確保) 逆走事案(事故)
(年)
13
〈参考〉2017年逆走発生状況(通報件数)
○逆走通報件数に対して、確保件数は約3割。確保件数に対して、事故件数は約2割。
逆走事案データ: 2015年~2018年9月の高速道路(国土交通省及び高速道路会社管理)における事故または確保に至った逆走事案 N=868
出 典: 警察の協力を得て国土交通省・高速道路会社が作成
逆走通報回数データ: 2017年~2018年9月の高速道路(NEXCO東日本,NEXCO中日本,NEXCO西日本,本四高速)で逆走の通報やパトロールでの発見があった回数 N=1,394
出 典: 高速道路会社が作成
〈逆走通報回数と逆走発生事案〉
(件)
(9月現在)
約3割
約2割
約3割
約2割
※※
※は「誤報」もしくは、「自ら気づき順走に戻った」か、「逆走をしつづけて出口等から退出」した件数と思料
2017年 逆走発生状況のまとめ
事故(N=44)
確保(N=207)※事故を含む
通報(参考)(N=783)
件数・2016年(57件)をピークに減少・2016年(57件)に対し、2017年(44件) 約2割減
・2015年(259件)をピークに減少・2016年(249件)に対し、2017年(207件) 約2割減
・通報回数 2017年 783件
事故形態
<2017年>・死亡約1割、負傷約3割、物損約6割・2011年~2017年と比較すると傾向に大きな変化はない
- -
箇所別
<2017年>・IC・JCT約7割、SA・PA約1割、本線約2割・2011年~2017年の傾向と比較するとIC・JCTでの発生割合が約2割増
<2017年>・IC・JCT約6割、SA・PA約1割、本線約2割
・2011年~2017年と比較すると傾向に大きな変化はない
-
年齢別
<2017年>・65歳以上が約4割・2011年~2017年と比較すると65歳以上の割合が約1割減少
<2017年>・65歳以上約6割・2011年~2017年と比較すると傾向に大きな変化はない
-
N:2017年の逆走発生事案、事故、通報回数の件数
14